2001年2月のお便り      TOP PAGEに戻る

(2月28日 やまちゃんから、岐阜の山ちゃんへ「クズ大豆について」
クズ大豆、1トンから2トンやて、おいしい話やなあ。
つい一昨年まで、近くの雑穀商に出向き、オハイオ産の大豆を、60キロ4000円で,肥料用として購入しとった僕には、よだれの出そうな話や。
遺伝子組換えたらなんたらで、世情がうるさくなってきたので、
あんまり無節操なこともできひんなと思い、使うのやめたけど。
仙台のJA(?)あたりでも、クズ大豆をだいぶ抱え持っているらしいなあ。
潮かぶりの「廃棄処分品」でもええ、納豆組合の「選別石混じりのクズ」でもええ、とアンテナはっとるけど、僕のところには、そういうおいしい話は、とんとまわってきません。

さて、そのクズ大豆の使い方、何ぞええ情報が入ってきましたか?
僕なら、ミスト機で畦からバラバラと、これがうまいぐあいに、飛んでくれます。
稲葉さんの話では、「大豆には、サポニンと言う、ツバキやアルファルファと言う牧草にも含まれているサポニンと言う成分が含まれているので、抑草になかなかいいらしい」
「反当80キロ散布することで、雑草が抑えられました」と言う。
「え、ホンマかいな」と、眉につばして聞いてしまったのだが、もうちょっと、ちゃんと聞いとくんやった。

そういうたら、山ちゃんが関心持っている「天祥米」の米ぬかペレットの主な材料は、大豆の搾りかすを粉状にしたもののはずや。
西藤さんの話では、チッ素成分5パーセント保証と言うことやけど、
米ぬかと大豆かすで、どうやって5パーセント?
「そこが企業秘密いうものです」みたいな顔しとったので、聞くのやめました。
大豆は、ええよ。
出穂50日前頃に、反当60キロ散布するだけで、8俵とれたことがある。
栃木の上野長一さんと、井原豊さんが
「いいですよ」「そや、ええやろ」
と話しているのを聞いたことがあります。
井原さんは、クズ大豆をまいて緑肥にしてました。
上野さんに、「大豆60キロで、チッ素成分3キロぐらいなものでしょう、それがどうしてあんなに効くのでしょうか」と聞いたところ、
「腐りながら効いていくので、数字以上に効くのではないでしょうか。田んぼの表面に油膜が張ったようになり、紋枯れにもいいように思います。
お米もおいしくなるし、気に入ってます」とのこと。

抑草用に米ぬか代わり使うには、
粒のままの大豆では、田植え直後の水温では、腐り始めるのにちょっとひまがかかるので、他の方法と組み合わせが必要になるのではないか、というのが僕の考えです。
しかし、それにしても、クズ大豆は、そのままで、ばっちり、「ペレット」肥料です。

この場を借りて、僕の今年の方針を、お話させてもらうことにしてみます。
去年は、米ぬかと油粕を湿らせて(発酵させて)団子にして、畦から投げ込みました。
悪くないアイデアだったけど、反当120キロに水分が加わってどっさり重いのを、力わざに頼るのは、無謀だった。ひじを痛めてしまった。
失敗の末の収穫は、油粕は動散で飛ぶよと、塚本道夫さんに教えてもらったことだ。
2回代かきした後に田植えして、油粕60キロは動散で、米ぬか60キロは、どうしよう?
畦廻りから半分、後は田んぼに入って振りまくか?
まだまだ先のことだ、そのうち知恵が出てくるかもしれない。

2回代かきのこと、この間赤木さんが書いていた「トロトロ土」のこと、それから、西藤さんの「天祥米」について思うことなど、それはまた今度にします。
では

(2月28日 やまちゃんから、岡山の赤木さんへ)
赤木さんが拾い集めたせんだんの実、熟してぐじゅぐじゅになっているのもあると言われていましたね。藤本さんに聞いてみたところ、エキスが逃げ出しているわけではないので、煎じて、その液を使うことができるだろうとのことです。
藤本さんのやり方は、葉1キロ、実1キロに対し10リットルの水で煎じて、それを2000倍に希釈して散布するのだそうです。
河川工事で、何本か、この冬切り倒されてしまうそうですね。葉や実に比べ、木部のほうは、使えないことはないけれど、「成分」が少ないだろうと、藤本さんは言われています。
藤本さんは、今のところ、輸入物(葉も実も、キロ2000円)を使っているが、ゆくゆくは庭木や街路樹として育ったせんだんを、花や樹木も楽しみながら、その剪定枝や実を、自然保護液として活用できれば、街づくり、地域作りになるのでは、ということです。
もしかしたら、花が咲いて実のなるころ、赤木さんのところに遊びにいって、せんだんの枝や実をいただきにいくかもしれません。
その折は、どうぞよろしく。

(2月27日 やまちゃんから)
西藤秀夫さんの「天祥米の栽培技術」、資料室のページに掲載しました。
スキャナ読み込み、PCに付属の「翻訳ソフト」を使ったのですが、印刷の場合、ばっちり、識字率99パーセント以上でした。

(2月26日 山形の阿部さんから)

天祥米についてインターネットで検索してみました。

その中に(有)江原農産さんがヒットしまして読んでみました。
面白い農法であることがわかりました。
また山形県の新庄市(私の町のとなりのとなり)
でも実践している方がいました。
興味があるのでいつか、新庄市の方に伺う予定です。
 
栽培方法に特許があること初めて知りました。
ますます、まめ知識が増えていきます。
 
資料のほうは、コピーで送っていただけたら
うれしいのですが。
ご面倒おかけしますが、よろしくお願いします。
 
┏┏┏
┏┏    阿部金一郎 Kinichiro Abe
┏       kinabe(アットマ)tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
      yamanogomi(アットマ)hotmail.com

(2月25日 岡山の赤木さんから「せんだんの実、あげます」)

せんだんの実を拾いに行ってきました。あるわあるわ、バケツでふりまいたほど落ちています。
硬い実がべとべとした臭い果肉に包まれています。銀杏と同じです。早く落下してすでに果肉がとれたものを拾い集めました。発芽するか否かはわかりませんが、ご希望の方にはお送りします。
宛名を記入の上80円切手を貼った封筒をお送りください。
とても硬い実なので1ヶ月で芽が出るかどうか、気長に待ってください。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp 
                                                     〒704−8163 岡山市升田131  FAX兼用086(948)2622

(2月25日 岡山の赤木さんから「せんだんの木ならあるよ」)

春の陽気がそこまで来ていますね。このところニームとかいう木が話題になってますが、せんだんの木のことを、当地方ではせんだの木といいます。
おそらく同じものと思われます。川岸や土手に生えている高くそびえた木のことでしょう。
夏にはくまぜみが賑やかにやっています。
秋に落葉して、今は実が木の先端にいっぱいなっています。
不思議なことに、どの鳥もこの実を敬遠します。毛虫もつきません。
このあたりから推察するに、動物の嫌う何かが備わっているのでしょうね。
昔の人はこの木の不思議な力を何かの形で利用したと考えます。
ニームとせんだの木が同じものなら、種子は拾えばいくらでもあります。お知らせまで
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp

(やまちゃんから)
わお!あるところにはあるんだ!
自生地は、日本では伊豆半島、四国、九州って、ものの本には書いてたけど。
種、ほしいなあ。
お遊びで、うまく芽が出れば、育ててみたいなあ。
若林さんの言う「化学的に抽出したものは農薬登録法違反で、煎じたものは大丈夫」と言うのは、まだ、頭の片すみに「?」が残っているけど、
僕は、基本的にええかげんなやつなのだ、今風に言うと「アバウト」な人間なのだ
木酢液だって、「天然のものだからいい」と言う信仰は持ってないけど、昔の人の「知恵」が生み出したものは、それなりに、大事にしていいんじゃないかな。JASたらなんたらに振り回されないで。
ダライラマこと、岐阜のやまちゃん、ちょっとアバウトすぎるかい?

(折り返し、岐阜のやまちゃんから)
御指名ありがとうございます。
そうですねえ〜。除草剤にもダイオキシン入っているこ
とだし。何を隠そう僕は6町歩のうち
無農薬は2反のみで、しかもまだまだ実験段階です。あ
との田んぼには一回除草剤を使っています。
1反の無農薬田より10町の田んぼ一回のみ農薬使用の方
が村の環境にも周囲の人に与える理解度とかも
現実的で、これもまずはよしかなといつも自分を納得さ
せています。アバウトすぎます?
厳密な自給自足でない以上、必要悪と言うのは何事もあ
りますよね。
でも僕は木酢は強烈な発ガン性物質と毎度脅されていま
すし(笑)、なんか直感的にこんなの稲にかけていいのか
と・・
だから使いません。でも天祥米は魚毒性があると聞いて
も本音を言うと一度はやってみたいですね。

JASに関しては全く無視しています。勿論元警官たるた
るもの「有機」の違法表示はしませんが、かといって僕
の中では問題が見当たりません。
お客さんに送るお米の袋には「肥料は有機肥料のみを
使って化学肥料、土壌改良剤は一切使っていません。
農薬は除草剤を一回だけ使いました」とか「肥料は有機
肥料のみを使って農薬、化学肥料、土壌改良剤は一切
使っていません。」
と明記(山ちゃんの言う情報公開)すればなんの問題も
ないのかな〜と考えています。それもまずいんですかね

「有機米」なんて表示にこだわって登録料払うなんて
もったいない、もったいない!そんなんでしたら草刈機
の一台でも買います(笑)。
日本しか有機米は作れないと思ってたらそんなことない
んですね。どうせ海外から有機の認証を取った外米がた
くさん入って来ます。
有機の認証なんて元々輸出国さんのお家芸ですから僕は
乗っかりませんよ〜。
山下さんいつも気に掛けていたただきありがとうござい
ます。

岐阜の山ちゃんダライヤマより
PS/非常に重要なことなので・・「ダライラマ」ではい
かにもどこかの国に拘束されそうで安眠できません。
ペンネームは「ダライヤマ」(正確にはダライ山田一
世)にて当局には届出しております。


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 山田正隆   農事組合法人福地ハイランズ 
 URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
  e-mail       highlands(アットマ)nifty.com
  i-mode      09021388051(アットマ)docomo.ne.jp
  tel&fax      0574-49-1761     
  505-0421  岐阜県加茂郡八百津町福地751-11 
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)


(2月24日 鹿児島の畑さんから「初メールです」)

山下さん、はじめまして。IPMの会員の畑 琢三と申します。43歳です。奄美大島で学習塾と兼業農家をやっています。たんかんというみかんや、ばなな、パイナップルなどを自給できる程度、無農薬、無化学肥料で栽培しています。
 農家の皆さんが集う場所はないものか と思っていました。参加させていただければ、大変ありがたいです。
 ニームについてはかなり関心を持っています。苗が手に入れば、こちらで作りたいと思っています。今年、台湾へ視察旅行に行けるので、手に入らないものかな と思っているところです。
 皆さんと情報交換や、楽しいさまざまな交流ができましたら、幸いです。
 よろしくお願い申し上げます。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(折り返し、やまちゃんから畑さんへ)
僕も、この間、IPMのMLに入れてもらったばかりですが、どうぞよろしく。
活発な意見交換が出来るといいですね。 

PS せんだんの苗木、出会えるといいですね。
あったら、僕も、1本ほしいなあ。もし可能なら。
僕の家内のお父さんが、きこりや彫刻(趣味)やってまして、お姉さんにせんだんのテーブルを作ってまいた。聞いてみたら、篠山市(兵庫県の山の中)のある家の庭木だったそうです。自生しているのは、みたことないなあといってました。

(2月25日 折り返し畑さんから)
山下さん。メールありがとうございました。
ニームについては、IPM会員の鳥居様(年輩の女性です。)がかなり詳しいです。世界中の有機農業を見てこられたすごい方です。日本のせんだんと、ニームの毒の成分は違うそうです。下記は鳥居様からおくってもらったメールの一部です。
 
 以前に石垣島で自然農法の研究をしていた方にニームの話をしたところ、石垣にはその木
があると言われました。日本のセンダンか、タイワンセンダン(chinaberry 
tree)か、インドセンダンかわかりませんが。また沖縄に住んでいた方は女の子が生まれ
るとセンダンを植え、嫁入りのときに箪笥を作る習慣があると言われました。昔の人は虫
除けの効果を知っていたのでしょうね。中国でも同じ習慣があるといわれますが、日本内
地ではセンダンは凶木とされ、娘の嫁入りのためには桐を植える習慣があったそうです。
亜熱帯にもニームはありますから(南アフリカでも見ました)奄美でも栽培は可能だと思
います。
    という内容でした。また、鳥居様の著書に「有機派生活たのしみ術」世界編。ほたる出版。
があり、すばらしい内容でした。ニームや、いろんな」興味深い話しが出てきます。
 また、メールします。
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鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
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(2月23日 岐阜の山ちゃんから 「今日も元気でタバコがうまい」)
今年米糠の他に屑大豆を肥料に使えないか考えています。
普及所の計らいで1〜2トン程入手可能になりました。
東京の会の帰りの新幹線の中で岡山方面でクズ大豆だけを使って
お米を作っていらっしゃる方のお話しをお伺いしたのがきっかけです。
山ちゃん、みなさん、クズ大豆に関してご存知のことがありましたら
なんでも結構ですのでご存知の方是非教えてください。
(相場、肥効、ご経験、聞きかじり・・など何でも結構です)
あと、うちの村は毎年イノシシとカメムシがどんどん増えて困っています。
カメムシには窒素を限界まで減らしアミドを貯めないようにしてみましたが
ほとんど効果なし。やむなく安西の最新の色彩選別機を導入しました。
以前使っていた東洋の色選に比べ完璧なまでの性能ですが
逆に言うと歩留まりが心配になるほどちょっとした斑点米も
しっかり弾いてくれ大量の斑点米が出ます。
くず米や色彩選別機で弾いた斑点米は除草や肥料に使えないもんでしょうか?
あれだったらミストで綺麗に撒けそうなんですが。。
みなさんどうかお教えください。
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
 山田正隆   農事組合法人福地ハイランズ 
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(2月22日 山形の阿部さんから)

山下様
いつもお世話になってます。
山下さんからのメールは大変勉強になっています。
全国マップ大変面白くなりそうですね。
 
さて、「私にも教えてほしい」と言うことで
天祥米について教えていただけませんか?
岐阜の山田さんの返事の中にあったものですから
ちょっと興味持ちました。
 
天経さんの掲示板で直売所の話しありましたけど
私の町にもできました。
「風車市場」と言う名前がつけられました。
我が町山形県立川町には風力発電のための風車が設置されており
これが町のシンボルとして今も活躍しています。
直売所はその風車を見に来てくれる方達の休憩場所として位置付けています。
4月〜の営業ですが、楽しみな反面、不安です。
 
┏┏┏
┏┏    阿部金一郎 Kinichiro Abe
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(折り返し、やまちゃんから阿部さんへ)
阿部さん,この春から(?)アメリカに農業留学されみたいですね。
向こうからのお便り,楽しみにしています。
「From California With Love]
なんておたより、一度はもらってみたいものです。
 
さて,西藤さんの「天祥米」の件,
僕のとこにも,パンフがきてましたので,それを差し上げましょうか?
そのやり方(仕組み)について,一番きちんと書かれているのは,
「除草剤を使わない雑草防除法」(民間稲作研究所刊)で、
これは,1998年に、福井県鯖江市の藤本さんところで行われたシンポジウムの記録集なんですが,残念ながら,売り切れです。
その巻末に資料として,西藤さんの文章が載っているのですが,コピーしましょうか?
それとも,往復送料阿部さん負担で,1月くらいで返してもらえるのでしたら,貸すこともできます。
ご連絡ください。

(2月23日 折り返し阿部さんから)
山下様
返事ありがとうございます。
 
天祥米について
「除草剤を使わない雑草防除法」の本探してみます.
本屋さんにあったようでした.
来週月曜日には郵送の方についてメールにて
連絡させていただきます.
 
アメリカ留学について
農業研修生としてアメリカに6月に渡ります.
期間は2年間です.アメリカの農業を肌で感じ、
勉強してきたいと思います。
アメリカは日本よりもインターネット普及しているので
メールもじゃんじゃん送れると思います.
楽しみにして待っていてください.
 
また月曜日にメールさせていただきます.
 
┏┏┏
┏┏    阿部金一郎 Kinichiro Abe
┏       kinabe(アットマ)tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
      kinabe(アットマ)catnip.freemail.ne.jp
  
 

(2月21日 日本自然農業協会の姫野さんから)
 会員の方のプライバシーに関わる問題ですので事務局の判断で
勝手に公開するわけにはいきません。
山下さんからの呼びかけをうちの会報の「プリ」に載せて、事務局
あてに知らせてもらい、とりまとめてそちらに送るという手順を
ふめば大丈夫と思います。やってみましょう。
 ただし、全面積はやっていない、とか、今年は頑張るつもりだった
けど、突発事件が発生してやむなく除草剤散布したなどという事も
あるので、結果をみないと自信をもって「やってます」とは言えない
人もいます。
 そういう諸々の事を考慮して、なおかつマップの意味を理解して
もらって、情報交換に役立てて下さいという方をひろいあげるしか
ないでしょうね。
 必要事項を書いたひな形(フォーマット)を作製してください。
そこに本人が公開していい事だけ記入するという事で。
住所、氏名、電話以外に、農業経営内容、稲の栽培面積、取り組み
内容(ここは具体的に細かく欄をつくる)、研究課題など、

              姫野祐子

(折り返し、やまちゃんから姫野さんへ)

そうなんですよね,そこが難しいところなんですね。
つい先ほど,「液体マルチ」の大日精化の中村忠光さんが電話くれて,
「利用者にアンケートを送るところなので,皆さんに「マップ」に掲載可かどうか,聞いてみます」
と,おっしゃってました。
小長谷さんが,アイガモ水稲会の件で,メールくれた時に,
「山下さんが,個人的に,自分の責任範囲内でやる分にはかまわないでしょうが,,,」の趣旨のことを,言われていました。
 
うーん
 
先日,兵庫県の,僕が知ってる分について,「マップ」に書き出してみたんです。
その時,思ったのが,
「おい,おい,いつのまにかおれの名前が出てるじゃないか」
と言われても,
「ごめんね,岡田さんなら,ま,いいか,と言ってくれそうに思って」
で、すむんですよね。
公的に、依頼すると、なかなかそういうわけにはいかないものね。
 
まあ、1年か2年の幅で考えれば、だんだん、おいおいに埋まっていってくれそうな気がしているんですよ。
だから,姫野さんのおっしゃる方法で、無理のないように、お願いできればありがたいです。
 
でね、フォーマットの件ですが、僕は、今のところ、市町村までの住所と名前を掲載する、と言うことにしようと思っているのですが。
「マップ」の兵庫県の欄を、見てみてください。
あとは、URLとかE-Mail、それと、自分の属している研究会名が、掲載してもよければ、それも。
 
わかる人、もっと詳しく紹介できる人は、もっと詳しく書いたほうがいいのかな?
そんな気もしてきたなあ。
なんか、いいかげんだね。

勝手連方式がいいのかもね。
 
ご意見聞かせてください。

(2月20日 岐阜の山ちゃんから「このホームページ,えらい役に立ちますねえ」)
本物のやまちゃん天祥米肥料について教えていただきあ
りがとうございました。
椿油も木酢液もやっぱりあんまりよくないんですね。
私は冬の間、竹炭焼をするので竹酢液が取れるんですが
今まで一度も稲に使ったことはありません。
以前からタール、フェノールが発ガン性物質と聞いてい
たからということもありますが、
それより炭焼きをすると分かるのですが、焼の始めと最
後に精錬をかけた時の木酢液なんて
まるでタールのかたまりで使えません。
厳に精製するならタールは除去できるかもしれないで
しょうがそれなら食酢でいいのかなと。

岐阜県の病害虫技官ははっきり「有機農業は正義面した
悪魔の農業だっ」なんて言って僕を怒らせます(笑)
木酢は発ガン性を有機質肥料は田んぼから流亡し,河川
を富栄養化するからだと。
大量にいる有機肥料よりも少量で済む化成肥料の方が環
境に負荷が少ないという意見です。
確かにその意見は一理あると思います。
去年の東京芝浦の大会でパネラーにこの件を質問したと
ころ、自然物だから木酢は危険がないという
お話しで僕にはとても納得がいかなかったのですが、田
中さん達のメールのやり取りでホッとしたというか
自分にはとてもすんなり納得できました。ありがとうご
ざいました。
正直これまでは有機の仲間に会っても木酢液の危険性の
話しを出すのが怖かった〜。非国民と呼ばれそうで。
それほど木酢液は普及してますもんね。
「有機農業」や「自然」という言葉の幻想にまつわる危
険性は、有機をやる者だからこそ押さえておきたいと思
います。
以前「正義の味方」の「警察」にいまして正義ほど怪し
いものはないと・・(笑)

うちもお米は産直販売なんですが、発送する時ダンボー
ル組み立てるじゃないですか
それでダンボールは着いたらすぐ資源ゴミになっちゃう
し、あれって再生するときに何倍ものダイオキシンが出
るそうで
ああ〜有機農業だなんて言っているのに全然僕のやって
ることは身土不二じゃないなって悲しくなる。
でも今のダンボールに使われている接着材は原料がトウ
モロコシか何かで(少なくともうちのはそうらしい)
畑に置いておくとミミズが増殖するって、ミミズ業者が
ダンボール屋さんに切れ端をたくさん買い付けに来るそ
うなんです。
なんかちょっとホッとしたり。しかしトウモロコシって
遺伝子組み替えだろうに、環境に敏感なミミズが死なな
いってことは
人間も大丈夫ということだろうか・・などとダンボール
についての必要悪をかみしめながら
お米の発送作業をしつつ、「ダンボールをもっと安くし
てくれろ〜」と会う度に業者を値切る僕。
おお有機農業の道は奥の深いのぉ〜。
〜岐阜の山ちゃんでした〜
PS*てんけいさんのHPは本当に凄い!いつの間にあんな
に思慮深い人物になっていたのか?!
    見習うことばかりです。長野であった時はお互
いハナタレ小僧だったのに・・
    やまちゃん早速リンクしていただいたようで山
ちゃん感激!
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
 山田正隆   農事組合法人福地ハイランズ 
 URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
  e-mail       highlands(アットマ)nifty.com
  i-mode      09021388051(アットマ)docomo.ne.jp
  tel&fax      0574-49-1761     
  505-0421  岐阜県加茂郡八百津町福地751-11 
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(折り返し,やまちゃんから山ちゃんへ
「ハナタレ小僧か,かっかっかっかっか(笑い)」
でも本と,彼のHPすごくにぎわっている,掲示板など,僕が見た中で一番おもしろいね。
にぎわっているわけがわかるような気がするねえ。
彼は,もと家出少年,方やもと警察官(失礼!)

(2月19日 長野のてんけいさんから)
山さん、こんにちは。
メールありがとうございました。
いつも斬新なアイデア・電光石火の行動力にいつも励まされます。
「無農薬有機栽培の稲作りマップ」には、是非のせて下さい。
無農薬・有機栽培の稲つくり、24アールの田ですら
私にとってはまだまだ地獄のような草取りから開放されず、あーもう草とりは嫌だと泣きたくなって
きます。でも、山さんのところへ寄れば、失敗や成功
も含めて、いろいろな人がやってくるので、
あーそうそう同じ苦労だとか、えーすげー高度な技すぎて
できねーとか、思いながらも、また今年も頑張りたいと思います。
よろしくお願いいたします。

追伸:本物山さん?と岐阜の山さん、同じ山さん同士で
久しぶりの再会、何か広いようで狭い世界ですね。
いつもお二人のパワーには刺激をうけています。

てんけい農園 小宮山 天経・奈穂
tenkei.nouen(アットマ)nifty.com
http://homepage1.nifty.com/tenkeinouen

(2月19日 ピュアネットの関根さんから)
早速ご連絡致します。
当社でお付き合いしている生産者は
約50人ほどですが、大半は初期に1〜2回
程度の除草剤を使用していると聞いています。
当社では減農薬減化学肥料栽培米として
販売しているものにあたるのですが、
その中で、作付けの一部、または全部を
除草剤も使用しない無農薬で栽培している人
となるとたったの1割ほどになってしまいます。
またパソコンを利用している生産者となると
また少なくなってしまいます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
ちなみに…
●無農薬で栽培をしている人
(中略)
もし連絡を取りたい生産者がいらっしゃれば
ご連絡ください。
**********************************
関根弘幸 【ピュアネットジャパン株式会社】
office(アットマ)pnj.co.jp
TEL 0489-79-0020
FAX 0489-76-5010
〒343-0025
埼玉県越谷市大沢3-13-22黒田ビル101
**********************************

(2月19日)
石川の若林さんと「天敵カルテ」の田中さんとの間で,
「ニーム」をめぐって、メールで,おもしろい対話がかわされています。
それを紹介させてください。
IPM297,IPM333,IPM448は,二人の対話に先立つメーリングリストの記事です。)
IPMは Integrated Pest Management (有害動植物総合管理)の略です。有害植物(というのもヘンな気がしますが)に雑草が含まれます(田中さんに教えてもらいました)

[IPM:297] おたずね。
インドせんだん(ニーム)の木からつくられた、ニーモイル(Neemoil)という、殺虫
剤の情報を知りたいのです。農業新聞紙上で度々目にして、サンプルをとりよせたの
ですが、有機農業で使える商品であるのか、また、その効果はどれくらいなのか、天
敵への影響などを、使用された方や、これに精通されてる方は、ぜひ、教えていただ
けませんでしょうか。
 また、この商品を販売している業者さんは、個人輸入代行という形をとっていて、
価格は1リットル8000円(運賃税込み)です。」使用量は、10aあたり、原液125〜
250mlを水に溶かして使うとなっています。この、商品の外国での価格も興味が
あるところです。
 このような、資材を他にもご存知の方はぜひ教えてください。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

[IPM:333] この、ニーム製品強烈すぎて?です。

> 羽曳野田中寛様。IPMMLのみなさん。畑 琢三です。
田中さんの話しはわかりやすく、合理的で助かります。
 今試しているニームオイルの500倍液を毛虫(体長5センチ位)に噴霧しましたとこ
ろ、驚いたことに、数秒で悶絶して死にました。この製品の中に農薬が混入されてい
るのではと不安になっているところです。日本のメーカーが成分を保証して販売して
くれるのを待ちたいと思います。
 害虫専用ではありませんが、最近試したものでよかったのは、漢方薬系の商品で
す。これを土に混入すると、植物の成長がよいです。がっしりと育ち、病気にかかり
にくく見た目にもしっかりとしたものができます。使用しなかったもの(対象区)と
の差は歴然としていました。
私は、この、メーカーの回し者ではありませんが、絶賛したいと思います。
 今後、このような製品が、できればもっと安価に出回ってくれることを期待しま
す。 
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173

IPM448 ニームの記事,再録します。

At 06:35 00/10/25 +0900, 畑297 wrote:
インドせんだん(ニーム)の木からつくられた、ニーモイル(Neemoil)という、
殺虫剤の情報を知りたいのです。
$$$ ニームオイルの殺虫主成分はアザディラクチンという物質です。農薬登録の
問題から,現時点では作物で使用できません。現在,アザディラクチンを精製した
アザチン水和剤を丸紅が日本植物防疫協会委託試験にかけています。毒性,
発癌性,作物残留,防除効果試験等をクリアーし,農薬登録をした時点で,
農薬として使用できるようになります。

$$$ いま,「人工物は危険,自然物は安全」という神話,というか,思いこみが
日本中に流布しています。木酢液にはホルマリン,各種フェノール類,(精製の
悪いものには)タール,その他の物質が含まれています。ホルマリンもタールも
有名な発癌性物質です。一方,農薬の場合,発癌性の疑いが少しでもあれば
登録されません。・・・こういう話を去年,主婦の友園芸ガイドに書いたら,編集部に
問い合わせが殺到しました。知らなかった,納得,という意見と,木酢を悪く言う
のはけしからん(笑),というのと・・・。ついでながら,私はこれまで木酢液の
テストをコナガ,オンシツコナジラミなどを使って何度もやっています。いずれも
水とあまり変わらない,という結果でした。病害には効く場合はあるようですが,
実はホルマリンによる効果です。

$$$ 合成ピレスロイド剤(アディオン,トレボン,ロディーなど)は知っておられると
思います。除虫菊の殺虫主成分であるピレトリンの類縁化合物を研究・精製して,
虫に対する効果が高く,毒性が低く,発癌性のない(もっと深い議論はありますが,
ここでは省略)ものが殺虫剤として農薬登録されたのです。昔の農薬取締法は
「効かない悪質な農薬を販売させない」ために作られたものであり,当時の分析
レベルから,登録にあたって毒性の審査が現在ほど厳しくありませんでした。
ですから,現在,除虫菊乳剤の登録を試みたら,さまざまな不純物の毒性チェック
などで費用がかかり過ぎ(あるいは不純物の発癌性などでひっかかり),市場に
出てこないだろうと予想されます。ニームオイルも(詳しい事情までは知りませんが)
同じ経緯をたどって,現在殺虫主成分の精製物が農薬登録試験にかけられて
いると推察されます。除虫菊とニームの運命の違いは,ただただ,時代が違った
から・・・,です。

$$$ その意味で,デリス(強烈な魚毒性があり,不純物に何が入っているか
わからない)などが大手を振って有機栽培用に使用可,というのは,害虫担当者
なら誰しも痛感している矛盾です。昔に農薬登録を取ってしまったから,
そのまま・・・(嘆)。有機農産物ガイドラインにはこのようなウラがあることを
有機栽培農家のみなさんに知っておいてほしいと思います。

$$$ なお,農薬取締法では,「農作物病害虫防除」のために使用する資材は
全て農薬であり,農薬登録が必要です。天敵さえも例外でなく,そのために
天敵の登録のために大きな費用がかかっています(矛盾きわまりない!)。
木酢液も個人輸入のニームオイルも椿油粕(スクミリンゴガイに効果があるが,
魚毒性が非常に高く,ヘタすると下流でサカナが浮く)も海藻エキスも,効果や
安全性等が確認されていない無登録農薬なのです。これでも,「人工物は
危険,自然物は安全」という神話をそのまま鵜呑みにされますか・・・。

$$$ ・・・とまあ,久しぶりに血が上った(笑)書き方をしてしまいました。ご容赦。

-------------------------------------------
田中 寛 (たなか ひろし)
大阪府立農林技術センター病虫室
(兼)大阪府立大学連携大学院
〒583-0862 羽曳野市尺度442
Phone: 0729-58-6551(内232)
Fax: 0729-56-9691
E-mail: hiroshi-habikino.tanaka(アットマ)nifty.ne.jp
Business page: http://homepage2.nifty.com/hiroshi-habikino/
-------------------------------------------

さてここからが,若林さんと田中さんの,メールを通しての「対話」です。若林さんのメールから転載しています。
読みやすくするために,田中さんのメールを,色を変えて表示します。

田中さん。

有り難うございます。ニームが使えない理由
やっとわかりました。ご迷惑をおかけしました。

田中さんふつつかながら書き込みにコメントします。

> /柴尾さんのメール(柴尾さん,多謝)に追加。ニームの件です。
> 「天敵カルテ(天敵を利用したIPMのための統合支援システム)」の
> メーリングリスト中にニームの質問が出て,私が回答しています。
> 下記のHPの指定箇所を見てください。ニーム使用ははっきり言って
> 農薬登録違反です。

そうですね。
関連ページ全部みました。付け加えるならばIPM455に井口さんが具体的に対応について
個人輸入という形しか出来ない。強力な殺虫効果があるが、農薬の登録のない物を販売している。

農家に農薬の登録があるような錯覚を与える。
普及上はこまります。元普及員。

そういえば、石川県のJAS関連資材からニームオイルが落とされています。
担当に聞いても分からなかったことでしたので、今理解できました。
>
> http://tenteki.cgk2.affrc.go.jp/ml/ipm/maillist.html
> 4ページ目 IPM:309(本メール末尾にも添付しました)
> 関連ページは297,306,308,333,335,448
>
> 天敵カルテのHP入口は下記アドレス
> http://tenteki.cgk2.affrc.go.jp/
>
>

これは強力ですね。すごい。
面白いデーターベースなのでぜひ加入したいのですが
加入できますか。かってに入ってもよろしいのでしょうか。?

> $$$ 公開なので,HPを見るのは自由です。メーリングリストに
> 加入するには,管理者三浦一芸さん miurak(アットマ)cgk.affrc.go.jp
> 「IPMML参加希望」とメールを出してください。どんどん発言して
> いただくと結構かと・・・。
>


そして、さらに無理を承知でJAS法に関する自分の意見をコメントします。
感情論になるならコメントをひかえますが、
出来るだけ法律の解釈といった憲法第9条の解釈みたいですが、つづけます。
気分を害されたらごめんなさい。
理科系と文化系みたいな話しですが、ちなみに私は熱気とした理科系です。

> $$$ ニームオイルの殺虫主成分はアザディラクチンという物質です。農薬登録の
>問題から,現時点では作物で使用できません。現在,アザディラクチンを精製した
> アザチン水和剤を丸紅が日本植物防疫協会委託試験にかけています。毒性,
> 発癌性,作物残留,防除効果試験等をクリアーし,農薬登録をした時点で,
> 農薬として使用できるようになります。
>

純粋に精製した物は登録が必要ですね。ニームオイルもこの部類に相当すると思います。
JASには入れるのでしょうか。天然物から抽出したものならばと言う期待もあります。
が、精製したものは、アディオンと同じ扱いになると想像します。

> $$$ いま,「人工物は危険,自然物は安全」という神話,というか,思いこみが
> 日本中に流布しています。木酢液にはホルマリン,各種フェノール類,(精製の
> 悪いものには)タール,その他の物質が含まれています。ホルマリンもタールも
> 有名な発癌性物質です。一方,農薬の場合,発癌性の疑いが少しでもあれば
> 登録されません。・・・ 
  こういう話を去年,主婦の友園芸ガイドに書いたら,編集部に
> 問い合わせが殺到しました。

知らなかった,納得,という意見と,
木酢を悪く言う のはけしからん(笑),というのと・・・。

そのとうりです。
きびしいですね。あたりまえですが。
農薬のかわりに木酢液を使用すると発ガン物質の関係で違反しますが、

現在のJAS法では
土壌改良資材として考えた時、屁理屈ですが、
別表1の最後の段に
その他の肥料及び土壌改良資材として

全文掲載
植物の栄養に供すること又は植物の栽培に資するため土壌の性質変化をもたらすことを目的として土地に施される物(生物を含む。)及び植物の栄養に供することを目的として植物に施されるもの(生物を含む。)であって、天然物質又は天然物質に由来するもの(天然物質を燃焼、焼成、溶融、乾留又はケン化することにより、製造されたもの並びに天然物質から化学的な方法によらず製造されたものに限る。)で化学的に合成された物質を添加していないものであること。

以上  (笑)

法律の抜け穴みたいですが、植物にかけるのは良くないが、
植物の生育を活性化するために土壌改良材的に土壌にやるのは良い。
うんん。。。 なに! 自分でも苦しい。。。。
しかし、土壌微生物のなかには 発ガン物質を分解して。。。
いや考えが甘い。

たけしさん説明して。みのもんたさんでもいいよ。
いったいJAS法はどうなっているんだ。

これを見たとき焼き魚のお焦げの問題を思い起こしてしまいました。
ただし ダイコンおろしは 必要十分 いや必要条件デス。
だから、活性酸素を消去するものを食べ合わすのですね。

現在の私は現地点でのJAS法は理科系の人を押し倒す多数決のような気がします。
だから、厳密な事をいったら土壌に木酢液をやってはいけない。
しかし、それなら本物の化学的な除草剤は良いのかと。これは本当に危ない。
木酢液を土壌にやるのはあぶないけれど、直接植物にかけるわけではないのでまあ
いいんじゃない。
(まあ多少雑草の発芽抑制効果はあるが、)意味が深い。
それより隣の田んぼから流れてきている本物の除草剤の水の方がもっと危ない。
そもそも、上の田んぼの水をどうするんだ。煮るのか、焼くのか、濾過するのか。
これは私のアドリブですが。エントロピーの法則に違反する。経済的に動かなくなる。

> ついでながら,私はこれまで木酢液のテストをコナガ,オンシツコナジラミなどを使って何度もやっています。いずれも水とあまり変わらない,という結果でした。病害には効く場合はあるようですが,> 実はホルマリンによる効果です。

そうですか初めてききました。

> $$$合成ピレスロイド剤(アディオン,トレボン,ロディーなど)は知っておられると思います。除虫菊の殺虫主成分であるピレトリンの類縁化合物を研究・精製して,虫に対する効果が高く,毒性が低く,発癌性のない(もっと深い議論はありますが、 ここでは省略)ものが殺虫剤として農薬登録されたのです。

そうです。

> 昔の農薬取締法は 「効かない悪質な農薬を販売させない」ために作られたものであり,当時の分析
> レベルから,登録にあたって毒性の審査が現在ほど厳しくありませんでした。


そうでしょう。

>
ですから,現在,除虫菊乳剤の登録を試みたら,さまざまな不純物の毒性チェック
> などで費用がかかり過ぎ(あるいは不純物の発癌性などでひっかかり),市場に
> 出てこないだろうと予想されます。

現在のJAS法の中では除虫菊から抽出した除虫菊乳剤は許可されています。別表2第1段
私も不思議なのですが、硫酸銅は許可されています。(劇物)

結局、JAS法でも現地点では、全くの防除なしでは生産がなりゆかないので、小
さな比較的過去から使っていた物とか、
(ボルドーなどは許した。)比較的低濃度のもの(除虫菊の抽出物)は許可したの
ではないでしょうか。

>  ニームオイルも(詳しい事情までは知りませんが)
> 同じ経緯をたどって,現在殺虫主成分の精製物が農薬登録試験にかけられて
> いると推察されます。除虫菊とニームの運命の違いは,ただただ,時代が違った
> から・・・,です。

精製したものは、強力ですから問題が生じます。

しかし、ここで反論したら怒られるかな。
別表2の20段天敵等生物農薬及び生物農薬製材のなかに
センダンも自分で葉や種子から抽出した場合はJAS法に入るとおもいます。
特別化学的に濃縮しなければいい。

>
> $$$ その意味で,デリス(強烈な魚毒性があり,不純物に何が入っているか
> わからない)などが大手を振って有機栽培用に使用可,というのは,害虫担当者
> なら誰しも痛感している矛盾です。

現在のJASにも許可になっています。本当はあぶない。消費者の声。自分の声

> 昔に農薬登録を取ってしまったから,
>
そのまま・・・(嘆)。有機農産物ガイドラインにはこのようなウラがあることを
> 有機栽培農家のみなさんに知っておいてほしいと思います。

わかりました。私は理科系ですので理解できます。
しかし、過去の人間は何を食べて大きくなったのか。
私も人の親になって考えこんでいます。
親の恩とは何か。何が親に求められているのか。
>
> $$$ なお,農薬取締法では,「農作物病害虫防除」のために使用する資材は
> 全て農薬であり,農薬登録が必要です。

そうです。木酢液は農薬登録は取れないでしょう。

> 天敵さえも例外でなく,そのために
> 天敵の登録のために大きな費用がかかっています

(矛盾きわまりない!)。私もそう思います。賛成。


> 木酢液も個人輸入のニームオイルも
>椿油粕(スクミリンゴガイに効果があるが,魚毒性が非常に高く,ヘタすると下流でサカナが浮く)も
>海藻エキスも,効果や 安全性等が確認されていない無登録農薬なのです。
>これでも,「人工物は危険,自然物は安全」という神話をそのまま鵜呑みにされますか・・・。

・・・とまあ,久しぶりに血が上った(笑)書き方をしてしまいました。ご容赦。


危ないです。はっきり言って。僕も異論があります。特に椿は。
しかし、現地点での現場対応技術が必要なのです。
我々からいってJASの法律そのものがナンセンスです。
顔と生き様で流通する人はJASマークなんていらない。
しかし、コシヒカリを何倍にもうすめてコシヒカリとした流通や、味噌も糞同じ有

葉っぱ1枚で農薬をかけても有機というのはたしかにこまります。
いずれ人類の進化はもっと良い防除方法を開発するでしょう。期待しています。
しかし、現地点の我々は戦国時代のドラマを見るのとにています。
まあ、発展途上国の内政干渉か。選挙ドラマか。
はたまた、ブラストサイジンが出来なかったときのウスプルンか。

大事な休日が。・・・長くなってしまったですが。46年いきると角が取れてくる

もう少しとれるといい加減になっちゃう。
まだJASにこだわるところがいくぶん若いか。
                        by 未熟な人

そうそう、海草エキスじゃありませんが、ミネラルがスリップスの発生に幾分忌避
効果を示すそうです。
試験をしていない未確認の話しですが、ぶどう農家でやっている人がいます。
これは、食品なので許可されると思います。
これも、精製して塩漬けしたら人体には危険物になりますが。

h-waka(アットマ)pref.ishikawa.jp
若林 平慈

今年はJASで70a水田と80aの大豆を作る予定。
子供達の未来のために。

(続いて2月18日のメールのやりとり 今度も,若林さんのメールから転載)
> >そして、さらに無理を承知でJAS法に関する自分の意見をコメントします。
> >感情論になるならコメントをひかえますが、
> $$$ 私も役人ですから,全て理解できます。それに・・・,発癌性
> 物質ダメ,毒ダメ,なんて言えば,食うモノがなくなります(爆)。

よかった。理解者がおいでると言うことが役人のエネルギーです。
孤立すると全体の奉仕者でなくなってしまって、自分を苦しめることになります。


> ちなみに,私はタバコを吸います(笑)。それに,毒物学の初歩で,
> 全ての物質が薬であるか,食物であるか,毒であるか,はひたすら
> 摂取量に依存します。自然物と人工物に区別はありません。

そうですね。私はたばこは吸わないけれど、
自主的に残業してて
お腹が空いた時は、コンビニでもファーストフードでも入ってしまいます。
自分で無農薬のお米を作っているのに。
かみさんが食事を作ってくれてても(笑hihi!!)
これでガンで死んだら、もちろん自分が悪い!!。
お笑いONステージでマスコミに取材されるかも。

>
> $$$ JAS法は役人的だけど,「法律というのはどこかで線を引く」
> ものだから,それなりにうまくできています。ニームでも木酢でも
> JAS法で認めるなら,それはそれ,使ったらいいのです。

そう思います。しかし、ここで止まってはいけません。さらに前へ進みます。
我々は、さらに安全なものを見つけたら公開してゆくのが仕事です。

> ただ,
> 法律の場合は拙いことがおこったら修正できるのがいいのです。

そうですね。このあたりになると
理科系より文化系の方が変わり身が早かったりして。(笑)
>
> $$$ 文献は添付ファイルで送付します。

有り難う御座いました。感激しました。
すぐ、ハウス当番に来ていた技能員さんにも見てもらいました。
これも自分一人では孤立してしまいます。
ブドウの栽培技術では彼の方が私より上です。
いわば先生に自分の思いを添削してもらうようなものです。
こうして、試験場の慣行栽培が変化して行くものと思います。

ps.
きのう夜Ccしました藤本さんから電話をうけとりました。
議論の成り行きを心配して下さいました。

JAS法は考え方なのだと。
21世紀 前に進むための国が提案した支援策である。
義務ではなく、社会のシステムを構築するための法律。
自主的な活動を後押しするための法律。
これは食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律
(食品リサイクル法)の主旨にも準ずる。
この法律には副題があって、
21世紀に向けた循環型社会の構築をめざして
とあります。
全部つながっています。目指すところは同じなのです。

山下さんからはメールを頂きました。
IPM 総合的有害生物管理に興味をもたれたようです。
また、このメール、これまでの物も含む。
ニーム関係のデーターベースに掲載してもいいです。
副題
コラム、「現代版 真の滅私奉公とは何か。」(笑)

h-waka(アットマ)pref.ishikawa.jp
石川県農業総合研究センター
砂丘地農業試験場
砂丘果樹科
若林 平慈
076−283−0073

(2月18日 田中さんから若林さんへ)
> 若林さん
> 羽曳野田中寛です。
>
> At 12:17 01/02/18 +0900, you wrote:
> >私の仲間にも伝えていいですか。
> $$$ もちろん! IPMMLは農家も普及員も企業も栽培専門家も
> 参加しています。異なる分野の接触が新しいモノを産みます。
> 今回の議論もIPMMLで行っていれば,一度に100人以上に
> 伝わるので,違った展開になったかもしれません。

>
> >よかった。理解者がおいでると言うことが役人のエネルギーです。
> >孤立すると全体の奉仕者でなくなってしまって、自分を苦しめる
> >ことになります。
> (^o^)
>
> > > 摂取量に依存します。自然物と人工物に区別はありません。
> $$$ ついでに言うと,環境への影響は総量に依存します。同じく
> 自然物と人工物に区別はありません。
>

> >JAS法は考え方なのだと。・・・
> $$$ 法律とはそういうものだと思います。
>
> >また、このメール、これまでの物も含む。
> >ニーム関係のデーターベースに掲載してもいいです。
> $$$ いいですか? という意味なら,もちろん結構です。
> それに,私の意見は私の現時点での限界でもあります。
> 他の人の意見ももっと聞かれるほうがいいと思います。

>
(2月19日 若林さんから,「田中さんとの意見交換を,ひとまず終えて」)
オープンなことはいいです。
田中さんもJAS関係については納得してくれたみたいです。
後の仲間にはどう伝わるか。

田中さんを説得したことで個人の権利で今度は始めから
ML(メーリングリスト)で書き込みます。
また違う見解になるかも。
ちょっとエネルギーをつかったから貯まったらやろう。


たくさんのことを学びました。
やはり、天然と人工はちがう。
この差はエントロピーだと考えます。
高きところから低きところへ流れる。
逆らってはいけない。
人工のエネルギーを使って強力なものを抽出してはいけないのです。
あくまで全体としてとらえる。
自人一体化
(自然と人の一体化)

これが自然なのです。人為でない。自然なことです。
商店が街路樹で、学校でセンダンを植えても自然なのです。
この葉っぱは堆肥です。

この葉っぱから煎じてエキスをとってもいいんです。
藤本さんがやろうとしているのは葉っぱや実から煮出してエキスを採る方法です。
JASに関しても問題ありません。
私はニームと書くと誤解が生じるから植物(センダン)エキスでいかがでしょう。

しかし、人間がセンダンのエキスが効くからこの成分を合成し、
高い濃度のものを植物にかけたら
自然の分解出きる範囲を越えていると思うのです。
前日までやっていいとか書くから。そんなに簡単に分解するのかといわれる。
これは田中さんのいう自然物天然物でも人体に影響する。
環境を汚染する。総量を規制しなくてはなりません。
農薬登録が必要です。となる。

椿も同じです。
自然の分解出きる範囲を越えて利用したら
総量でその田んぼは汚染されるとおもいます。
その成分が食べ物に残っていれば食べた人間にも汚染されます。
自然物も、人工物も同じです。

ニームも種から抽出したニームオイルは殺虫力が強力なのだと思います。
椿ほどの力があるのかもしれません。
ニームもオイルとなった場合、作用が強力なゆえ
前日散布でも大丈夫と書くから
天然物だからなんでも安全というわけにはいかない。
農薬として登録してくれとさけぶ人が出るのでしょう。
登録のないものを使うのか。といわれてしまうゆえんです。
(たとえ外国の法律で有機認証と許可になっていても。)

JASは法律です。まだ完全ではない。
総量規制とか、残留が問題になるかも。
すぐころころかわって行く。川の流れです。
5年もすればまたかわるかもしれません。
これまでも、特栽米、ガイドライン、とかわってきました。

しかし、自然を愛し、自然の中でいきる基本的な
考え方はかわらない。
これはJASが改正された基本的な考え方です。
だからJASは考え方なのです。運動なのです。方針なのです。
キャンペーンかも。明るく利用したらいい。
これを利用し、社会のあり方を変える道具なのです。
ちょっと手続きが複雑ですが、
コンピュターに記憶すればたぶん簡単です。
まだやっていませんが。

すでに外国からいろんなものがはいいてきています。
顔のある人はこれ以上の信用はいらないけれど
顔が通用していただけない人でも大体の概要がわかる。
これがJASだと思います。

(2月20日 田中さんがやまちゃんのメールに返事をくれました)
 At 08:33 01/02/20 +0900, you wrote:
 >田中さんと,若林さんのメールでの「対談」,とても刺激的で,わがHPに転載させ
 >ていただきました。
 >おもに,若林さんからのメールによって構成させていただきましたので,田中さん
 >にとって,不本意な部分もあろうかと思われます。目を通してい
 >ただければ,ありがたいです。
 >若林さんは,MLに参加して,この問題,いずれ,もう一度きちんと考えてみたいと
 >言われています。
 >若干の「不本意」であれば,いずれまたと言うことで,お許しいただければ,幸い
 >です。

山下さん

羽曳野田中寛です。

/丁寧なおたより,ありがとうございました。

/天敵カルテのML内容は公開だし(きちんと出典を明らかに
していただいて嬉しく思います),若林さんとの議論でも私の意見を
述べただけですから,HPの内容で不本意なところはありません。
私自身,私の意見が絶対正しい,なんて思っていません。私の
情報収集にも限りがありますから・・・。いろんな意見やいろんな
批判があって,なるほどこんな考えもあるのだなと思って,自分で
モノを考えて,それで未来があるのだと思います。

/山下さんを私のページにリンクしてもいいですか?


(2月18日 静岡の高村さんから)
はじめまして。農業雑誌を見て、メールしています。
除草剤をつかわない歴2年です。草取りに泣かされ、困っています。
良いアドバイスがありましたら教えてください。 

                           静岡の高村   

(2月19日 やまちゃんから高村さんへ)
おもしろい。
稲刈り後の代かきが,どんな成果を出してくれるか楽しみですね。
田植えの一ヶ月前から水を張ることも。
また,結果を教えてください。
2回代かき(6月上旬田植えの場合は10日ほどあけて)は,去年,確かに効果ありました。
 
ところで,「除草剤を使わない稲作りの百姓マップ」に,「静岡の高村」掲載してよろしいでしょうか。メールアドレスも。
それと,メールの末尾の「静岡の高村」のところに,メールアドレス(半角英数字)を書いておかれたらどうでしょう。色がブルーに変われば,クリックするだけで,HPを見た人が,高村さんにメールを送ることができます。(先刻御存知でしたら,余計なおせっかい,お許しのほどを)
思わぬ方から,反応があって,情報交換できると思うのです。
どうぞよろしく。
 
(2月20日 折り返し,高村さんから「百姓マップ」について。)
 
すぐのご返事ありがとうございます。
掲載よろしくお願いします。この資料はあくまでも、除草剤を使わない稲作りが対象でしょうか?無農薬有機質での試みをしている方の集まりなのですか?まだ知らないことばかりで、よろしくご指導ください。
        メール:taka415(アットマ)basil.ocn.ne.jp
                                                                    静岡の高村でした。

(2月21日 高村さんの質問に答える形で,「世話人」やまちゃん,HPについて語る)
このHPを見たり,お便りをくれてる人は,無農薬のイネ作りをしている人もいれば,そうでない人もいます。また,消費者や業界の方もいます。
メインテーマは,除草剤を使わないイネ作りを,何とかわが物にしたいなということです。そのために,情報交換を通じて,お互いに切磋琢磨しようじゃありませんか,というあたりにあります。
 
各地の実践を,もちより,すり合わせ,磨きをかけていけば,全国一律のではないけれど,それぞれ自分の田んぼや自分の経営にあった「抑草法」が,見つけられるはずだ。それくらい,我が国の「無農薬稲作」の実践は,蓄積があり,また煮詰まってきていると思っています。
 
除草剤以外の農薬なんて,使わなくても何とかなるよと,今では,ごく普通のことのようになっていますよね。
これは,健康な稲を育てる技術を,我が国の百姓が,ものにしたことの成果だと思うのです。
そのきっかけは,減農薬運動であったり,ときあたかも同じくして,百姓が直接消費者にお米を売るようになって,自分のお米に責任を持つようになった(経済行為の側面から見れば,ほかならぬ自分のお米と言う商品を作ろうとした)ことが,大いに関係していると思われます。
 
僕がおもしろく思うのは,減農薬が実現した背景に,その頃,疎植稲作の実践や、井原さんの「への字稲作」であったり,橋川潮さんの元肥減肥の稲作理論、また
九州農試の和田さんの「中間ラグ期をなくす稲作」などなど、V字稲作に対抗する稲作理論が出揃ってきていたのですね。
日当たり風通しを良くして,稲を健康に育てれば,そんなに神経使わなくても,稲の増収は可能だ,ということが,百姓の間で実感され始めていたのですね。
だから,減農薬稲作は,あっという間に,全国の心ある百姓の間に広がり,後を追っかけた僕のような新参者の,ものぐさ百姓でも簡単に実践,それも減収することなく,実現するすることができたんでしょうね。
 
「除草剤に頼らない稲作り」をめぐる状況にも,似たようなものがあるぞと,感じられてならないのです。
除草剤さまさまの世の中で,侍のような信念を持った数少ない百姓達は,はいつくばって「無農薬稲作」を貫き通していました。
九州の古野さんも,きっとその一人だったのでしょう。臥薪嘗胆の末,アイガモ農法にたどりつかれたのでしょう。
いわば,アイガモが火をつけ(その発想にぶったまげました)、EMが風を送り込んだ(自分らにもできそうに錯覚されました)「除草剤を使わない稲作」は,今,さまざまな方法が試行錯誤され,百姓の間に農法(知恵)として蓄積されてきています。
 
大風呂敷の好きなやまちゃんは,その各地の実践を「もちより,すり合わせ,磨きをかければ」これはすごいことになりそうだぞ,って思っているのです。
でも,なんといっても,相手も自然の雑草,なかなかそうは問屋が卸してくれません。
ヒエが何とかなったと思ったら,コナギと言う難敵が現れてきました。
除草剤が,農薬の最後の砦になっていて,これがなかなか手ごわいのですよね。
 
メインテーマは,今書いたようなことですが、それに付随する形で,このホームページは、ごった煮のお雑煮のような中味になっています。
それがなかなかおもしろく,それでいいのじゃないかなと、ぼくは思っています。
僕の住んでいる兵庫県姫路地方では,ああだこうだと、たわいない話をすることを,「うだうだ」と話をすると言いますが,今,農業が突き当たっている切実な課題を,うだうだと「井戸端会議」できればいいなと思っています。
 
「掲示板」ともいえるし,「メーリングリスト」ともいえるような,このホームページの性格ですが,誰か「編集人」みたいな存在があった方が,まわりやすいのじゃないかと思い,そんな気持ちで「世話人」をさせてもらっています。
まあ,元来,僕はこういうことが好きなので,僕の道楽みたいなものです。
 
高村さんの質問に答える形で,このホームページの性格を話させていただきました。

(2月18日 和歌山のお米屋さん「ライスピアイグチ」さんから)
北海道雨竜郡北竜町は一週間 雪が降りつづけているという 何時もの年なら 除雪をしてハウスを建てメロン栽培の準備をする頃だという。
秋田県八郎潟町の渡部さんは水道管が凍って水が出なくて困っているという。
 日本に季節があって そこに人が住んでいるから豊な人間性が育つという人がいます。そう思えば雨も雪も「人作り」になくてはならないものでしょう。しかしハウスに害を与えると 行き過ぎです。
 2月18日は暦の上では「雨水」・・雪が雨に変わる頃ですから もうすぐ春が・・

2月11日(お米の勉強会)は農家の皆さんの創意工夫の披露に感激しました。これからも全国農家のリーダーとしてご活躍を御願いいたします。
さて、米つくりはプロですが 精米や販売は米穀店レベルに到達していないようなので心配です。
今年も米事情はさらに悪化します。当面、借金生活は禁物です。

 トラクターなどの農機具による事故死は400人/年間。
除草剤を含む農薬中毒死は1200人/年間という報告がありますから 
まず安全に農業される方法を確立することが 農業後継者作りの一歩でしょう。
 消費者として 情報は「提供」していきたいと思いますので今後とも宜しく御指導くださいますよう御願い致します。
                          敬白

(2月18日 折り返し,やまちゃんから井口さんへ質問)
もしよろしければ,「精米が米穀店レベルに到達して内容なので心配です」と言うことに付いて,さわりだけでも,教えていただけませんか。
最近は,色選も導入したりして,ここまで設備投資すれば,御の字だろうと思っているふしがあります。
虫対策でしょうか?
ちなみに,僕は,コイン精米機を設置していますので,それでやっていますが,けっこう砕けが多くて,精米歩合は90パーセントきっています。
とても興味があるお話ですので,業務秘密にかんすることかもしれませんが,教えていただければ,我々農家はとてもありがたいです。

(2月19日 井口さんからの返事「お米を作る人の気持ちがわかる米屋を目指しています」)
前略 日ましに春に向かっているようですが お変わり御座いませんか。
かつて消費者の60%は米屋から米を購入していました。
そのときは食官法におんぶに 抱っこの流通ですから 消費者の米はなれは当然の結果です。
1985年に経済企画庁は2000年時の消費量を試算しました。
今 そのとおりの消費量になっていますから 旧態以前とした米屋を真似してはいけないと思います。

こめ販売の実態は銘柄よりも食味と価格に求められています。
米そのものを十分吟味してこそ適正な価格が決定され、生産量をも誘導していく事になります。
質、味に応じた精米が唯一の近道と考えます。

当店は「穀険一等米」のみ仕入れ 低温精米 色彩選別機 金属探知機 電動計量機 無洗米機等で加工流通させています。食味計も設置していますが米販売に直接関係するものではありません。

私が農家なら 高温精米で水分を飛ばし 砕米の発生するコイン精米機で加工するような事はしません。米がかわいそうですよ・・。敬白

(2月20日 折り返し,やまちゃんから井口さんに質問)
さっそく,お返事,有難うございます。
井口さんのおっしゃること,耳が痛いです。

> 私が農家なら 高温精米で水分を飛ばし 砕米の発生するコイン精米機で加工するような事はしません。米がかわいそうですよ・・。敬白

我が家では,コイン精米機を買う前に,サタケのハイワンパス(3相200V、 2,2Kwの縦型,1回どうし式の精米機,処理能力160〜190キロ毎時)を持っています。
これで精米するようにするとどうなんでしょう。
ところで,コイン精米機にセットされている精米機は,5,5馬力の業務用精米機と聞いているのですが,それは,どんな欠陥を持っているのでしょうか。
「高温精米で水分を飛ばし,砕け米が発生する」と言うことなんでしょうが,それは,高馬力(高能率)精米機一般の持っている欠陥と言うことではないのですか。
お忙しいところ,お手数をおかけして,心苦しく思っています。
僕にとってもですが,他の農家にとっても,とても関心のあるところだと思います。
どうぞよろしくおねがいします。

(2月20日 さっそく,井口さんからのやまちゃんに返事)

士農工商という身分制度ガあったときから 商売は人道から外れた卑しいものと言われてきました。その上に「一休さん」物語に出てくる越後屋の米商は悪徳商人として 世間から見られてきました。
だから 一攫千金を狙う人々は 米屋をすればお金持ちになれると 思うのも無理からぬもの。

だから精米機にJIS規格を作らず 流通に罪と罰がありません。
大ざっぱな言い方ですが 袋の表示と中身が同じでないのは 今の日本で流通しているものの中では 米だけではないか?
 精米機を定価で購入した人もあれば 半額で購入した人もいます。
製造部に責任を取らない日本の農産物の象徴のひとつと言えます。

 精米機は糠が何とか取れれば それで良いという 装置ですから山下様のように 真面目に生産して流通させたいという人たちが 困るのも当たり前でしょう。コイン精米機よりサタケの方が まだましですが 良いとは言えません。大型機だから良いとか 悪いとかありません。
 人を当てにしないで農業するように 自分でおいしい精米方法を研究されることをお薦めします。

それとも「やまちゃん」の作ったお米は田んぼの中でも砕米でしたのでしょうか?糠切れが悪い精米でも原料米が良ければ 美味い米はやはり
おいしい米になります。こごめでも美味い>>

話が飛びますが 東洋精米機製作所のBG無洗米は環境に優しいお米として評判ですが 水を使い 灯油を使ってCO2を出して製造します。
表向きには 水も灯油も使わないといつていますが 工場内では使っている事を認めています。生協などが取り扱い始めて人気が出てきています
が 生協の誰もが環境に優しい製造方法を確認した人はいません。生協の精神に反する行為ですが 誰もとがめる人はいません。(無洗米にJIS規格はありません)

これが日本の主食の実態です。このような状態が続く限り日本の米は世界に通用しません。世界で最も米を食べる日本が 世界の米相場をリードできないのはおかしいと思いませんか?
今年の 米事情はさらに悪化しますが 美味しいものを作って 楽しく食べることが 優先します。             敬白

(2月22日 井口さんから)
さすが 雨水が過ぎると季節の変わり目ですね 日ましに暖かくなってくる気がするのは 私だけでしょうか?

 小さな米屋の分際で 農家のことが何も知らないのに 随分と言いたい事を言ったものと 忸怩たる思いがいたします。
 
 米屋のうわ言・たわごとよりも アキヒカリを有機栽培で15表/反収あげて 3万円/60kgで販売している農家の話の方がもっと楽しくなりますよネ  
それとも、魚沼コシヒカリを一粒たりとも仕入れないで,2000表/年間販売する米屋の話の方がためになるのかな ?
 
 それとも、他用途利用米を丸自で販売して多額の儲けを農協の懐に入れた話や 輸入米の有機米を仕入れて有機米として販売する農協の経営に興味があるのかな・・・
 
 消費者としは有機リン・カーバメイト剤やパラコートによる農薬中毒死が年間1200人に及ぶことや コンバイン・トラクター等による労災死が年間400人に及ぶ事に関心があります。

 どうか安全に農業して下さい。御願いします。農薬中毒死で20万円の見舞金がもらえる東南アジアの農家と 日本の農業は同じでではありません。
 
 何を思い、どのように行動するか 自我の追求は 困難きわまりなく 豊かさとは まったく逆の世界がありますが その人のポリシーが豊であれば その人の作ったものを食べてみたいと思うのが 日本人ですよ。

(2月22日 折り返し,やまちゃんから井口さんへ)

わあ,奇奇怪怪のお話,なんかおもしろそう。
でも,そういうたぐいのお話って,あまりしたり顔で,とくとくと聞かされると,反吐が出てきてしまうのですよね。
井口さんの語り口のように,さわりだけ,さりげなくってのが,いいみたいですね。
 
精米法のことで,「おいしいお米は,どんな精米の仕方をしても,おいしいものですよ」とのお言葉,ほっとしました。いい機械,いい機械と求めていくと,キリがありませんものね。
おかげさまで,山下さんちのお米はおいしい,って言われています。
 
コイン精米機を使いながら,自分ちの機械ですので,ロータリーフィーダーと言う流量調節装置を動かして,できるだけ高能率の精米にならないようにしたり,
新米の時は7分づき,また,コシヒカリは7分づき,ヒノヒカリは穀粒が厚いそうなので白米にセット,など,それなりに,ない知恵をしぼってやっています。
これも,井口さんの哲学「各人の工夫でできるだけいい精米の仕方でやってください」と言うのに,通じそうな気がしました。
有難うございました。
また,教えてください。

(2月23日 井口さんからやまちゃんへ) 
さすがと言えば失礼ですが・・ ヒノヒカリが姫路で栽培されると厚みのある米粒になるのは、リンやマグネシウムが北陸等の日本海側の土質より少ないからと伝え聞いています。
私もヒノヒカリは適地栽培と思っていましたから 山ちゃんのメール便でホッとしています。
精米時に胚芽が残りやすい品質ですから 精米方法の工夫するよう 心がけています・・
 3月3日は室山時代から盛んになった ひな祭りですよね 
人形を川に流して女の人の幸せを願って厄払いをしたというから 
白酒、雛アラレをお供えしてから お下がりをいただき 祈願することにします。 合掌

(2月17日 ペンネーム「カモ」さんより)

私はカモで失敗しました。愛情不足でした。高温でグロッキーになった。
しかし、グロッキーになったのはカモだけでなかった。
自分がグロッキーになっていた。
この原因はカモではなくて、実はカラスだった。
3年前には取られなかった。カラスに取られてしまうのです。
テグスをもっと張ればよいのだけれど、田んぼ全部に糸を張り巡らせるのは難しい。
私がグロッキーになったのはこの部分でした。
それで水田に出せなかった。テグスの柱の上でカラスがまっているのです。

出したら全部とられます。40羽ぐらい集まってきているのです。そこらじゅうに
カモの足とかetcとても見ていられませんでした。
出さなかったらストレスで死んじゃう。囲ったら高温でフラフラしていた。
私にはカモを助ける力も智恵もなかった。

動物虐待の衣を着て生死について考え。
そして自分の命を考えた
私を苦しめていたのは実は私だったのです。

それで、カモをあきらめることにしたんです。
カモ達のために。

囲いをとった。カラスに喰われても良い。私にカモの自由を拘束する権利は無い。
すべてのカモがカラスに食べられた時。 なんだか晴れ晴れとした気持ちになった。
これでいいんだ。カラスを憎まなくなった。
自然と友達になった。自由になった。

そうしたらこの世界が見えてきた。
藤本さんを訪ねたのはその後のことです。
それはカモをあきらめた。限界を知った
およそ2週間後でした。
後はみなさんの知っているheiji君です。


私の所に3人の方がJASで作りたいと目指している。
また普及部でも何人か始めた人がいるらしい。
カモをやっている人もいる。

すぐに情報を共有出きる仲間になるかは分からない。
私にそんな能力があるのか、何時そんな能力を得るのだろうか

時間とすてきな出会いが必要です。

限界まで行かないと次の手は出てこない。地獄で神様と会える。
最初から神様はいない。いないのではなくて神様と思えない。
自分のサガか。


一気に広げるのも結構、じわっと広がるのも結構
来る人はこばまず
ただありがたし。    
                by カモ

(2月17日 ピュアネットジャパンの関根さんから)
先日は虫の件でいろいろとアドバイスありがとうございました。
今日メールを見ました。読んでいると生産者同志の
素晴らしいネットワークが肌身に感じられます。
私が今まで接してきた生産者の方々も
おっしゃる通り、孤立無援でやっている方が大半です。
とてもいいアイディアだと思います。
「稲作りマップ」制作、ぜひ頑張ってください。
私自身は酒販業と米穀業を中心に小売業に
どっぷり浸かっておりますが、
特にこの2つの業種は、全体に負け癖が
ついているようで非常に悲観的な方が多いようです。
農業も大変な中、山下さんのように頑張っている方が
いると非常に励まされます。
私共、商売人も山下さんのようなネットワークを
見習いたいものです。
私の知る限りでは、生産者の方が1歩先を
行っているような気がします。
とりとめもない話で失礼します。
**********************************
関根弘幸 【ピュアネットジャパン株式会社】
office(アットマ)pnj.co.jp
TEL 0489-79-0020
FAX 0489-76-5010
〒343-0025
埼玉県越谷市大沢3-13-22黒田ビル101
**********************************

(2月17日 岐阜の山ちゃんから「スンマセン名前がダブってしまって」)

>>「ひょっとして、やまちゃんてあのやまちゃん?」
>>てんけいさんのHPを見てて,あれと思い,プロフィールを見ていたら,なんやスリムな美男子が写っているので>>,やっぱり違うのかなと思いつつ,警官時代のやまちゃんに出会いました。
>>まずは、ごあいさつ (FROMやまちゃん)

以前はかっこいいスポーツマンでしたが...ほっといてください!(笑)
岐阜の山ちゃんです。
尊敬する百姓プロバイダーの山下さん、メールをありがとうございました!
お懐かしゅうございます。私のことを覚えてくださっていたのですね。
感激でございます。
いつも山下さんのパワーには感動しています。
HPも本当に賑やかでお祝い申し上げます。
是非私も百姓地図に載せてください。
これを機に書き込みページにも参戦しようかと存じます。

私のところにも西藤さんからのDMが送られてきましたが
天祥米肥料の評判はいかがなものでしょうか?
もう私はとにかく何でもいいから草に効く資材なら
藁にもすがるような気持ちです。
私の田んぼは藁に草がすがりついています(はっはっ・・)
破れかぶれで草に効くなら、もう田んぼに重油でも何でも
流し込んでやりたい気分で正直ほとほと疲れてしまいました。
今年はこの恐怖心と、たんぼ=コナギというパブロフの犬のような
思考回路になってしまった自分との戦いです。
とても草との共生なんて考えれれません。
やるかやられるか・・ああ今年も始まるのね〜
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

岐阜の山ちゃんより本物の山ちゃんへご返礼。

(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
 山田正隆   農事組合法人福地ハイランズ 
 URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
  e-mail       highlands(アットマ)nifty.com
  i-mode      09021388051(アットマ)docomo.ne.jp
  tel&fax      0574-49-1761     
  505-0421  岐阜県加茂郡八百津町福地751-11 
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)

(2月18日 やまちゃんから山ちゃんへ)

「天祥米」,僕はかなりいい線いっていると思います。
僕も1年(2反)やりました。
ペレットが,いったん水に沈んで,泥の上で膜を張るように,広がるのがおもしろいなあと思っています。
2回代かきなどと組み合わせると,なおいっそう効果があるように思います。
ただ,僕は西藤さんとケンカして,みくだりはんを突きつけましたので(もちろんお酒が入ってのことでした)使いません。
(使うわけに行かないので,発想だけ取り入れています)
「百姓地図」には,もちろん,電話番号入りで載せる予定です。
ただ,「椿油の絞り粕」入りの方は,その成分のサポニンが魚毒性が強くて魚がプカプカ浮くらしい,ジャンボタニシ対策にしている人もあります。
それを知りつつ,農薬(除草剤)をやめるために,椿油の絞り粕を使うのは,マナー違反だし,JASの有機認証には,ひっかかりますので,ご用心。
斎藤さんは,「しっかり畦塗りをして,田んぼの水が,まわりに逃げないようにして下さい」などと,たわけたことを書いてますがね。
 
(2月16日 やまちゃんから,皆さんへメール。以下のようなメールがおもしろいと思ってくださる方,アドレス,お知らせください。たまに,グループ送信しています。)

まだまだ寒いです。こちらでは雨が多くて困っていましたが,
北国では,大雪で大変ですね。
特にハウスの雪下ろしが大事で,しんしんつ降る晩など,
ハウスがつぶされないかと心配で寝られなかったという声も聞きました。
さて,このホームページ,約1年になろうとしています。
1年前の,パソコンを買って,プロバイダの契約,URLの取得,アンケートの発送などのどたばたを思い出します。

おかげさまで,にぎわいあるホームページになることが出来ました。
何よりも,多くの方々と出会えたこと,それが一番良かったと思います。
去年一年間の「合言葉」は,「来年につながる失敗ができるといいな」でした。
僕にとっても,ホームページをはじめたはいいけど,田んぼは草まみれだったらどうしようと,内心ひやひやでした。
たとえ失敗の連続でも,でも,その中で来年につながる何かが見つからないと,目もあてられんなあと,苦し紛れに出てきた言葉でした。

さて,今年の「合言葉」は,「情報公開は武器だ」でいこうかなと思っています。
して,その心はと言うと,「あなたの失敗は僕の肥やし。体験が共有できるといいな」
「情報公開は武器だ」と言うのは,あまりにもかっこよすぎて,気恥ずかしいので
「あなたの失敗は僕の肥やし」で行きましょう。
そして,お互いの体験が「共有」できたらうれしいな。

除草剤に頼らない稲作りは,じわじわと広がりを見せています。
各地各地で,自分の田んぼの条件に合わせて取り組まれています。
うまくいって左うちわの人もいれば,「今年もだめだったら,死活問題だぞ」とため息ついている人もいます。
そうした各地の実践をもちより,すり合わせ,磨きをかけていけば,
「あなたにもできる無農薬有機栽培の稲作り」は,
そんなに遠くないところに見えてき始めているように思うのです。

そこで,2つ提案です。
ひとつは,「去年の失敗を振り返って,今年はどうしよう」と言うのを,教えていただけませんか。
僕が言うと,どうしても「失敗」と言う言葉が出てきてしまうなあ。いかん,いかん。
もちろん「成功例」の方が嬉しいし,
「あなたの成功は僕の肥やし」の方が、もちろんかっこいいですよね。
この提案は、千葉の斎藤さんが,だいぶ前に提案してくれたことです。
福島(?)の佐野守平さんや,岡山の赤木さんが,すでにお便りくださっています。
どうぞ,皆さんの体験も教えてください。

もうひとつの提案。
皆さんの知り合いで,「除草剤に頼らない稲作り」を実践している方,また,目指そうとしている方があれば,教えていただけませんか。

「除草剤に頼らない稲作りの百姓地図」というページを作りたいなと思っているのです。
各地の実践者を,集められるだけ集めて,「県別の一覧表」を作ろうと思っています。
僕が知っているだけでもかなりあるし,HPの検索で探したり,雑誌の記事からひろったり,そして,皆さんから教えてもらったりと。
そうすりゃ,こんな身近なところに,こんな人がいたのかと,
訪ねていったり,メール交換とか,情報交換ができたりもするでしょ。
僕もそうだけど,みんな,わりと孤立無援でやっている人が多いのよね。
「各県別の地図」が埋まっていって,点と点が,線になったり,面になっていったりすると,すごいなあ。
それができると,「情報公開は武器だ」と広言しても,気恥ずかしくないよね。
どうぞよろしく。

P.S 「各県別一覧表」についての補足。
プライバシーの問題があるので,次のように考えています。
@HPで公開している人は,オープンを志してHPを作っているとみなして,HPのURLを。
ただし,メールで,了解を取る。
AHPを持ってない,だけどメールをやっている人は,了解が得られれば,
クリックすればメールがつながるようにする
B雑誌に紹介された人は,まあ住所とか町名がわかってもいいと思っているとみなし,掲載しよう。
Cその他は,適当に(スミマセン)迷惑がかからない範囲で紹介して,できる限り,了解をとるようにしよう。

以上です。ながながとお付き合い有難うございました。

(2月15日 岡山の赤木さんから)

 先のお米の勉強会にはお世話になりました。一人だけが突出するのでなく、村人みんなが元気になっていっしょにがんばるという図式を、あの日のいちばんの土産として岡山に帰りました。私も妻も軽いカルチャーショックを受けたみたいです。畑地がなく、米と麦だけの水田の地域の中で、今の気持ちをどう活かしていくかがこれからの課題です。
 具体的な稲作技術に関しても、聞いたり話したりしたかったのですが、時間切れでまことに残念残念です。でも消費者の方も同席でしたから、あれでよかったと思います。
 大浦ごぼー、播きました。50cmの高さの大きな板囲いの中に籾殻をたっぷり入れ、米糠と鶏糞を割り込みました。播種後くん炭をかけてビニールで二重に覆っています。土は一粒も無しです。うまいこといくといいなあ。これだと連作障害も気にならないし、終われば周りに振りまいて土づくりになっておしまい。そらまめ600本の手入れをすこししたものの、寒いしちべたいしもー止め。あたたまる肉体労働に計画変更です。  
 おもしろい情報を待ってます
   自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 

(2月15日 Byやまちゃん)
前から早く手をつけなくっちゃと思っていたリンクのページ,少し増えました。
相変わらず,デザインは,お構いなしですが,,,
お勧めは,「天敵カルテ」と稲田さん(兵庫食と農を考える会?)ページの「各種集いの案内」です。

(2月12日 Byやまちゃん)
やっと,大浦ゴボウとニンジンの種を蒔くことが出来た。やれやれ。
昨日の「お米の勉強会」(まわりも元気が出る百姓ができるといいな)は,おもしろかった。
ゲスト5人のうち,3人が「直売所」の体験発表。
姫路の北にある夢前町の衣笠さん(43),
水稲15ヘクタール,そば麦などの転作15ヘクタールの経営だが,
「うちのとうちゃん,来年定年退職だけど,このままじゃ粗大ゴミになりかねないので,何とかならないかしら」と,相談受け,休耕田に野菜を作れる状態にして提供したのが,そもそもの始まり。
10人ほどのおっちゃん,おばちゃんたちで,週2〜3回の「昼市」
まだ始まったばかりなのに,月120万円とは驚き。
わいわいがやがやと,地域を巻き込んで手作りして言ったやり方(コンセプトちゅうのかな)が生きているんだろうな。
(こんなの書ききれないや,新聞記事を入れるので,ちょっとまってください)

「商店街の活性化に一役買った直売所」
これは,三田市の檜田弘子さんの報告。
スタートまでの経緯,とてもドラマチックでした。
ここは,かあちゃん達が実に楽しそうにやっている。
女性が元気なところは,花があります。

「パスカルさんだ」,農協の担当者の布野隆一さんに会って,若いのにびっくり
わが農協や市役所で,若手が仕事をまかされてバリバリやっているのを,最近,とんと見なかったもので,こちらのセンスが悪くなってしまっていたなあ。
あんな立派な建物(2億7千万円)作ってしまって大丈夫なの,
と言うのは,こちらの取り越し苦労のようでした。
ほんと,見せてもらう値打ちがありました。

一昨年6月に開店した時の生産者会員が280人,それが417人に,
「パスカル三田向けの生産者の組織つくりの励んだが,訪問もしてないところで,生産組織があちこちで立ち上がった」と言うことです。
開店以来の1年間の売上高が,5億1千万円。
田んぼや畑で,精出しているお年寄りが増えた,
また,それを車に積んでパスカルさんだまで持ってくるお嫁さん,
この話,とてもよくわかるし,すごいことだ。
僕が田んぼ作っているところでも,直売所が出来てから,60代以降の熟年層がめちゃ元気になってきている。
農産加工品は,今のところ「女性グループ」の製作品が中心で,あまりバラエティがなかったが,
(土産で買った漬物,甘くて,味も「おいおい」と言いたくなる程度だったが)
ここも,まだ始まったばかり。
消費者に向き合って,ものを作ったり売ったりする経験の乏しかった百姓達も,
「これが評判がいいのだったら,来年はこんなことしよう」と,今頃きっと策を練っていることでしょう。
レシートには,品名じゃなく,生産者名がプリントされてました。
これからが、とても楽しみな直売所でした。
  パスカルさんだのホームページ http://www.pascal.or.jp/
これ見てもらえば,魅力の一端,かなりわかります。
しかし,トップページのおっさんら,ごつくるしい顔ばっかりやなあ。(失礼!)
実際の主力部隊である三田美人のおばちゃんらのほうが,やっぱりええと思うけどなあ。

(2月11日 京都の奥村さんから)
今日は、ありがとうございました。 

慶子とともに有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 
名刺交換も出来て大変(わたしにとって。)楽しいひと時でした。
 
興味深々の私どもに、とって、何もかもが、目新しい事と見えました。
 
これからも、今日のことを参考にして前向きに農業のことを考えていこうと、思っています。
 
いつ何時、お邪魔をしますが、快く迎え入れてください。
 
まずは、御礼申し上げます。
 
       京都 一乗寺に住まいする。  奥村 陽  慶子
 

(2月7日 石川の若林さんから)

生かせて下さい。(行かせて下さい)。
なんか生き甲斐になったようです。

昨日はクズ大豆が藤本さんの所で砕いて良質な有機肥料に生まれ変わりました。
うれしい。

今回みなさんと合うことでクズな自分も、
良質な人を養ってゆける大人(たいじん)に変えることが出きるのではないかと思
っています。
楽しみにしています。

東さんとご一緒します。


大豆の独り言。  僕は元々クズでは無かったんだ。    うんうん。そのとおり。

heiji君の独り言。 僕は元々クズでは無かったんだ。    うんうん。まだチャンスはある。そう今だよ。


(2月7日 綾部の四方さんから)
四方です。師匠井上さんから連絡差し上げていると思いますが、11日、三田駅前で運転手も兼ねて私も参加させて頂きます。道、不案内ですが、どうぞよろしくお願いします。車はポカリスウェットカラーのデリカです。5人は乗れますので、参加の方々、会場まで御利用下さい。

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ヘルニアに負けず、フルマラソン・百姓街道を走り続ける   四方 英喜(しかた ひでき)
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
zizii(アットマ)wonder.ocn.ne.jp  京都 綾部 志賀郷(しがさと) 野上(のうえ)1番地
/FAX  0773(49)9026
携帯   090 1020 6011
 
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(2月6日 東さんから「石川からも参加します」)
 11日は私も参加しますのでよろしくお願いします
若林さんも、参加するかも知れません、参加が本決まりに成りましたら
連絡します
--------------------------------
  東農場   東 浩一
    tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
--------------------------------

(2月4日 岡山の赤木さんから)

またまたメール送ります。世話人日記を最近よく拝見しています。去年の田植え前後の奮戦記とてもおもしろいです。米糠が話題の中心になっていますが、気づいたことをすこし。上野長一さんとのやりとりで緑肥のことがでていました。
私は小麦の緑肥を良く利用していました。5月の中旬にうないこんでおけば1ヶ月後にはもうボロボロになり、代掻きのじゃまにもならないし、1回代掻きでも田植え後しばらくすると、トロトロ層が自然にできるようです。素足で歩くとヌメヌメとそれわそれわ気持ちよいです。草もとてもよく抑えてくれます。今年は鶏糞を元肥にして、菜の花緑肥を考えています。今月下旬に播く予定です。4反の菜の花畑は想像しただけで嬉しくなってきます。
奮戦記には出てこないのですが木酢利用です。鯖江の藤本さん流に、私は代掻き後と田植え後に籾酢を2.5リットルずつ散布します。効果バッチシです。もちろん緑肥の場合も米糠60kg程はふります。代掻きをしながらトラクターの後ろで、籾酢を定量滴下する簡単な装置をつくる予定です。
もっともっと書きたいことがありますが、またにします。
  自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp

ps  メールアドレスの書き方指導ありがとうございました。
    h.riceは、私のお米ハートライスのことです。エッチなお米という意
    味ではありません。念のため でもそれもいいかもね              
 

(2月4日 京都の奥村さんから)

 2月11日のイベントに参加させていただきます。
車で約1時間半位かな。
山下さんにお逢いできるのを楽しみにしています。 

   京都 一乗寺に住まいする。   奥村 陽


(2月3日 パスカルさんだのご案内)
ホームページのURLを紹介しますので,またのぞいて見て下さい
ホームページからからも,その構想がよく伺えます
http://www.pascal.or.jp/

(2月4日 藤本さんが教えてくれた「ニーム」のこと知りたくて,検索したら,おもしろいメーリングリスト(?)に出会いました。興味のある方,どうぞ Byやまちゃん)

田中寛さんの主宰する「天敵カルテ」です
http://tenteki.cgk2.affrc.go.jp/
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田中 寛 (たなか ひろし)
大阪府立農林技術センター病虫室(主任研究員)
(兼)大阪府立大学連携大学院(客員教授)
〒583-0862 羽曳野市尺度442
Phone: 0729-58-6551(内232)
Fax: 0729-56-9691
E-mail: hiroshi-habikino.tanaka(アットマ)nifty.ne.jp
Business page: http://homepage2.nifty.com/hiroshi-habikino/
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( 岡山の赤木さんから)
雨で田んぼはじるじるです。いやーまいったまいった。
そらまめの手入れができません。
2月11日のお米の勉強会には、夫婦で参加します。ドライブを兼ねて、姫路東から372号線を走って滝野社に出て、中国自動車道で神戸三田に行きます。

朝日米のシールと、白米も念のためにいくらか持参します。
品切れになった後の人がかわいそうですから。
とり急ぎ出席報告まで  岡山 赤木歳通 h.rice (アットマ)themis.ocn.ne.jp

(2月2日 Byやまちゃん)
数日前のことですが,「久しぶりに,マグロ買って,鉄火丼にしよか」
「それもええなあ,ナガイモは冷凍にすると,する時に手が痒くならないらしいし,きめの細かいとろろ芋になるそうやし」
と,スーパーで,トロとナガイモを買ってきました.
そのながいも,国内産ですが,半分に切って,パック包装されています.
ひと口食べて,娘が「変なにおいがする」というのです.
僕も食べてみると,薬くさくて,食べられたものではありません.
そういえば,切り口はすぐ茶色くなるのに,変色してなかったなあ.
ひどいなあ,自殺行為やで.
もっとも,薬品での防腐処理をしたのは,流通加工業者やろけど.
サトイモも,そういうことがよくあるらしい.
「お店で買ったサトイモは,薬くさくて食べられへん」と,わがお店で買っていく人が多い.

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