2001年4月のお便り   TOP PAGEに戻る


(4月30日 岡山の林さんから)

私の以前の研修先での苗代つくりについてお知らせします。参考になるかどうか
分かりませんが。
研修先では、みのるポット式の苗箱を使用していましたが、苗代には水を全く入
れませんでした。苗箱の培土が乾いてくればスプリンクラーを作動させその時地
面も湿る程度ですからズック靴でも歩けます。(私はいつも長靴を履いています。)
また、苗箱を並べた列の間は軽四輪トラックが通れるだけの間隔を取ります。
これは、田植時には田植機のオペレーターを待たせることなく次々と苗を供給す
る必要から、苗代に軽四輪トラックを直接乗り入れて苗箱を積み込み、供給のイン
ターバルを短くする為の必要な処置です。(二人で1チームを作ります。一人がオ
ペレーター、もう一人が苗代からのポット苗の供給です。)
苗代は、普段はズック靴で歩けるくらいですから、軽四輪トラックもすいすいと走
れます。

苗箱を並べる際は、(水を入れない)苗代をハローで深さ5センチ程度に均平に耕
しローラーで転圧した後、根きりネットを敷いておきます
次の日、ポット苗箱を並べます。(ネットはあまり引っ張らずに少しダブるほどの
余裕を持って敷いておくと、田植時にポット苗箱を剥しやすいです。)
並べ終わったら並べた苗箱をロールで転圧し、スプリンクラーでたっぷり水をか
け(2時間ほど)、下が不織布上がシルバーシートとなるようにロール状に巻いた
不織布とシルバーシートの中にそれぞれバーを通し、バーに紐をくくり付けて両側
から二人で紐を引っ張りながら2枚同時にポット苗箱にかけていきます。
その後、シートが風で飛ばないように周辺に土をかけておきます。苗の成長具合
を見ながら数日後(4-5日)にシルバーシートと不織布を剥がし、巻き取ります。
後は、ポットが乾かないようにスプリンクラーで毎日30分から1時間散水するだけ
です。天候によって朝、夕水を散布しなければならないときもあれば1回で済む場
合もあります。シートをかけている間は全く水をやりません。(シルバーシートは水
を通しません。)
苗が生長してくればポットから根を下ろしますので、あまり水を気にすることもなく
なります。昨年は、苗代に有機肥料が残っていた為か液肥をかけなかった苗代
もありました。
全く異なった苗の育て方ですが、泥田の中で悪戦苦闘している人達を見ると、疲
労感はまさに雲泥の差があると思います。

なお、ポット苗のプール育苗は栃木県の舘野さんがやっているのではないですか?

林 正弘



(4月30日 千葉の川上さんから)
こんばんは、田植えは無事終わり、今は水管理だけなのでちょっとのんびりです。
こどもたちとゴールデンウィークを満喫してます。
といっても何処にでかけるでもなく、家庭菜園の野菜をうえたりバケツ水田を
作ったりしてます。

ポットの種まきは機械でできるんですか?
近所でポットでやってる方がいるんですが、植えてからの状態がいいですね。

今日田んぼで 近所のおじさんと話していたんですが、そのはなしで
そこのおじさんのおたくの息子さんが高校でたんですが、家の農家やってもらっても
小遣いもだせないから、就職してもらったんだよ。
でも、休みでもぜんぜん手伝わないんだよ、なんて話ししてたんですよ。
私が思うに、息子さんは会社の休みなんだから手伝わなくてもいいと思うんですが、
最近うちのほうでは日曜百姓が多く、専業農家は何軒もないですね。
我が息子はどうするのか、現在中3で来年高校なんですが市内に農業高校と
工業高校があるんですが私のでた農業高校は今では農家のせがれが行く高校
ではなくなり、どこにも行けない子供達ばかりが集まっているようです。
とりあえず工業高校にいきたいみたいです。
そのあと、就職するか就農するかは彼にきめてもらいたいです。
できればそのとき、サラリーマンと比べてもいいような農家になっていたいです。
では。

KAWAKAMI
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(4月29日 岡山の赤木さんから)

全国の皆さーん、しばらくのご無沙汰でした.おなじみの自然をこよなく愛し環境を深ーく考える岡山の百姓 赤木歳通でーす.今夜は少し酔っ払い調で、「どぶろくつくりのススメ」の心なのだ.しばしお付き合いの程、お耳をいやおめめを拝借します. ヒック 
 
 小生、2週間ほど前から生まれて初めて、どぶろくつくりに挑戦いたしておりやす.
師匠は静岡の高村さんとおしゃる方で、このホームページにもときおり意見なんぞ載せておられる高名なお方ですぞ.手取り足取りでお教えいただき、今はその可愛いかわいいどぶろくちゃんが、小生のすぐそばでぐつぐつと小さな寝息をたてて瓶の中で成長しておるんであります.薄い着物をそーっと剥がして1日1善・・・ちがった元え 1日1回だいじにだいじにさするように混ぜてあげるのが何よりの楽しみです.その時の匂いのたまらんことといったらありゃーしない。着物を着てたあたりに鼻を近づけてどれどれと嗅ぐ瞬間は、もー至福・極楽・天にも昇る心地なりときたもんだ。・・・・あんた何か別のこと想像してない? やーだ エッチ
ほんでもってお玉の先についたしずくをよー、指ですくってそーっとなめるとさー、これまたふるいつきたくなるようなお味とくらーな。最初は1升ほどだったのが、最終仕込が終わった今じゃ、1斗5升にもなりやがった。1升便で15本だぞ。 ん、便?糞じゃあねえビンだ壜。
1合茶碗で150杯だぞ,うれしいじゃねえか。こりゃあ菜の花の中で、三波春夫をしのんでチャンチキパーティーでもやるか。それとも朝から酔拳鍬の術でもやらんと無くならんわい.
 なんだとー、肝臓を大切にしろだと。うるせーわい、朝から大大吟醸のどぶ飲んでなにが悪りぃ。コンバインもトラクターもまっ赤だべらんめー。ざまーみろってんだ。
 最終仕込みから1ヶ月したら飲めますとは、お師匠さんのお言葉だけどさー、こちとら3日後から頂いておりやす.どーもすいやせん。2ヶ月したら本味になるそーだが、てやんでー、その頃にはとっくに瓶の底がみえてらーよ。だったら今のうちに次を仕込んでおこーっと. 
 
 てなわけで、ただいまどぶろくつくりにはまっております。気温の高い夏は米の保冷庫の中で・・・・それとも夏はビールのもんかいねー 
 公務員投げ出して1ヶ月.忙しいのなんのって。1日の終わる夕方の充実感は以前の比ではないね.緑肥用の菜の花もすくすく大きくなってるし、花が咲いたら新聞社だ.花の中で焼肉つついてどぶ飲んで、小皿たたいてチャンチキパーティーだ。そうこうする内に麦が色ずく麦秋がやってくるぞ。麦秋・・・心がいっきに幼い頃に帰る言葉だぜ。
 時に一首    亡き姉と 落穂拾いし ほうびには
               手かごに盛りし ゆすらとおぼゆ     ゆすら ; ゆすらうめのこと
 
 いけねーこりゃあ酔いがすっかり醒めちまいやがった。 
 もう一杯どぶ飲んで寝よっと。
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 


(4月28日 やまちゃんから「苗代のやり方、迷っています」)

からから天気が続いています.
田植の影響ないですか.
昨日、京都綾部の中津隈さんと電話で話していたら、田んぼの底土が乾ききっているので、水を入れても入れても、田んぼが水をすってしまい、満足な代かきができなくて困っているとのこと.
それと、寒暖の差が激しく、何度も霜にやられて、葉先が茶色くなっているそうです.
 
僕のところでは、6月に入ってからの田植えですので、明日、種播きをします.
苗代のやり方について、いまだに迷っていています.
みのるのポット式ですが、数年前までは、ミノルの言うとおり、置き床を作ってから、水を入れ、鋤簾でぺったんぺったん叩いて、どろどろの状態を作るやり方でやっていました。
すこし面積が増えたころに、農機具屋のおっちゃんが、「細かく砕土して苗床の幅に畝立てしておけば、苗箱を並べてから水を入れ、2〜3時間しっかり水をすってから、苗箱を鎮圧すれば大丈夫よ」と、教えてくれたので、その方式を2年やりました.
密着不良で、生えが悪いところがすこしはありましたが、まあ、満足できるかなというところでした.ただ、年によって、雨が多かったりすると、トラクタが入れられなかったりするので、ひやひやしながら、春先を迎えていました.
去年から、代かきをしている人が多いようなので、思い切って、代かきをしてそこに並べるようにしました.置き床作りがだいぶ楽になりました.今年も、4月26日に代をかきました.
さて、そこからが、僕の悩み(迷い)です.
去年も、苗箱を並べる5日ほど前に代をかいて、すこし乾かしてから、苗箱を並べました.
通路部分は、板を置けば、何とか、ずりこまず歩けるくらいでしたが、ところどころで板が泥にめり込み、苦労もしました。
泥が乾いて、ヒビが入るくらいになっていましたので、苗箱の密着不良が心配されましたが、水をいれて、泥をやわらかくしてからコンパネで抑えて廻れば何とかなるかと思ってやりました.
実際の手順は、そのとき急に空が暗くなってきて、にわか雨の心配が出てきたので、シルバーポリトウという被覆物をかけてから、たっぷり苗箱がかぶるくらい水を入れ、2〜3時間してから落水、翌日コンパネで抑えて廻りました.
酸欠による発芽不良もなく、まあまあの発芽でした.(ヒノヒカリが、めちゃ苗立ちが遅いので、初めてのことですこしヒヤっとしましたが)
 
代をかいたあと、乾かせば乾かすほど、通路部分が歩きやすくなって、苗箱並べの仕事が楽になります.ただ、大きくヒビを入れてしまうと、苗箱の密着不良が心配になってきます.代をかいて、2日ほど、まだどろどろの状態で並べると、密着不良の心配はなく、また、田植するような状態ですので、深耕しなければ、通路もじゃぶじゃぶ、まあ歩きにくいというほどのこともありません.ただ、長靴の泥がピシャっとはねて苗箱の覆土にかかったり、いろいろトラブルもあります。
苗箱を置いて、沈みすぎもせず、ちょうどいいくらいの乾きぐわいの時は、泥が苗箱にまとわりついて、歩きにくい.
どれくらいにしようと迷いつつ、今年は、やっぱり去年と同じ方式になってしまいました.
みなさん、どうしているのかなあ。
もっとも、ばら播き苗の方式の方の場合、こんな悩みは無縁でしょうが。
中津隈さんも、ポットの苗で、プール育苗ができたら、いうことないのになあと言ってました.ポットの苗箱で、プール育苗すると、底から鼻毛のような根がたこの足のように出てきてしまうのです.


(4月25日 岡山の吉田さんから)

 北海道、「ふれあい体験農園みたむら」 三田村雅人さんより推薦をいただきましたので、早速、ホームページ拝見しました。突然のメールご容赦下さい。農法の普及にご尽力されている様子、感銘いたしました。
 私、岡山市に住む、吉田と申します。農機具メーカーで20年近く、開発員をしています。ですから、日本全国歩きます。そんなわけで、私、個人的に今年から、ハッピーファームという農業にたずさわる方々向けのネットワークを組織しました。とにかく、農家さんに寄っていただいて、環境、状況、嬉しいこと、悲しかったこと、みんな持ち寄って励まし合って、見て、聞いて、教え、教えられて、そんな、場になりたいと思っています。全国の農家さんのホームページをリンクしてハッピーファームで紹介したいと思っていますので、是非リンクさせて欲しいのですが、よろしいでしょうか?リンクをはらせていただきますと特典があります。 
 
  {特典}  特別会員(入会費、年会費、無料)として、お迎えいたします。
 
 この青字の部分は私の勧誘文の定形句になっていますが、山下様に於かれましては、全く、縁遠い事と存じます。が、許して、頂けるものなら、あまんじて、この会員番号受けて下さい。
 下記のホームページを見て頂ければ、どんなページか解ると思います。ご了解いただけましたなら、返信いただけますと幸いです。宜しくお願いします。
なにかしら、協力できることも、あるかと存じます。近いですし、宜しくおつき合い頂けませんか?
 
 
☆☆☆ FROM    吉田 周二 ☆☆☆
<<<<< 
s.y.boss(アットマ)sirius.ocn.ne.jp  >>>>>
「よっさん」がよくわかる 個人的 H.P.
        
http://www5.ocn.ne.jp/~syboss/
 ハッピーファーム H.P.
        
http://www.happy-farm.gr.jp

(4月23日 福井の塚本さんから「温湯処理についてに調査結果」が届きました)

初めての方には、わかりにくいと思いますので、世話人ことやまちゃんが解説しておきます.
@調査の動機 温湯処理に際して、失敗がわりと多い.塩水選したあと時間がたつと、種籾の中に水分が浸透し、それが熱いお湯に触れることによって、発芽能力に障害を受けるのではないかといわれています。
A調査の方法 横軸に浸種の時間をとり、浸種する時間によって、発芽割合の変化を調べています.
B黒米のほうが、発芽障害を受けやすと聞きましたので、黒米とコシヒカリを比較試験してみましたが、
黒米よりも、コシヒカリの方が明らかに障害を受けています.
C温湯処理には、休眠打破の作用があるように思われますが、過ぎたるは及ばざるが如し、長いこと水につけすぎるのは禁物、塩水選から温湯処理までの時間は、1時間くらいにするのが無難なようです.

             温湯処理前の浸種時間と発芽割合

           温湯処理前の浸種時間

平成13年4月6〜7日   浸種 → 温湯処理→ 冷蔵庫保存
  同  4月 7日  全処理同時に浸種開始(16〜25度)
  岡  4月18日   発芽歩合調査

一処理は種もみ数20で2反復の平均値
温湯処理の温度は63〜56度7分間



(4月20日 山形の山口さんから)
 こんばんは、最上町の山口です。
今日、追悼集届きました。
早速、代金送りましたのでご確認下さい。
これから、ゆっくり読ませていただきます。

 こちらは、やっと桜が咲き始めました。
また、1回目の播種作業も始まったばかりです。
今後ともよろしくお願いします。

(4月21日 折り返し、やまちゃんから奥田さんへ)

なるほど,人の体験を聞いていると、「あ、そうか.何で今まで気がつかなかったのだろう」というようなことがあるものですね.
米ぬかを米の袋から直接ふるなら、
「糠袋を地面に打ち付けて糠を圧縮して、袋の口を出来るだけ短く切り、」
これは思いつきませんでした.
袋の底のほうは、手が届きにくいので、苦労していたし、能率が悪くなっていました.
 
ところで、田んぼの中にムラなく撒いたつもりでもその後の風や、水を足したときの流れなんかでムラが出来ているようです、といわれていますが、
去年の僕の経験では、まかれた米ぬかは、ほとんど全部、その場にすぐ沈んでいきます.浮いて、流れていくように見えるのは、ほこりだけでした。
ただボカシは違います.乾燥したボカシは、中に空気の層を持っているのか、また、なかなか水になじもうとせず、いつまでも水に浮いています.
10年程前、田んぼのなかにジャブジャブと入ってボカシを丁寧に散布したところ、まき終わったころに、一転にわかに空掻き曇り、北風がビュービュー吹き始めたのです。
ボカシが見事に風下に吹き寄せられてしまったことがあります.
 
石川県に、地元では「リサイクル氏」という愛称で呼ばれている方(東サン)がいまして、「100メートル飛ばす米ぬか散布機を考案中です」といってましたが、どうなったかなあ。
米ぬか散布、みんなで思案しているうち、あっというようなものが出てくるといいですね.


(4月20日 高知の奥田さんから「サンパー再度改造」)

南国市に住んでいます。ここは高知空港から車で10分足らずのところで、平野部です。 

現代農業は父が購読していて、昭和50年代ぐらいからいつも家にあったと思います。 私が就農後は毎回楽しみに見て、いろいろ役に立つこともありましたが、つい2〜3年前に止めました。その頃いろんな農業誌などを購読していましたが、いろんな情報が入るのはいいけど、かえって迷いが生じるような気になって、一斉に止めてしまいました。でも今でも本屋や知人の家にあれば気になって見てしまいます。
 
「グリーンサンパー」ですが再度改造しました。
これは友人のもので、元の物より改造されたものだと思うけど、ジャバラ手前が75ミリパイプで、ジャバラから先が60ミリのパイプでした。今回すべて75ミリにしようと思い、あちこちジャバラを切り売りしてくれるところを探したけど見つからず。農機具屋の動散のスクラップなども見たけど小さいのしかなく、帰り道なんか落ちてないかなと思いながら運転してたら住宅会社の工場の廃材置き場に長いのが捨ててありました。何とそこは我家の田んぼの西300メートルのいつも通る道沿いでした。直径100ミリと大き目だったけど1メートルほど切ってきました。
さっそく撒きたかったので、元側の75ミリパイプに長いジャバラをそのままつけて、象の鼻のようにブーランブーラン撒きましたが、先が跳ね上がり過ぎていまいちでしたが、かなり出るようになりました。翌日ジャバラを短く切り、先のほうに75ミリのパイプをつけ二反区画の田んぼで試しました。二反6袋撒くのに一時間でした。一度に入る量が8〜9キロぐらいで
撒きながら40メートル往復分ぐらいで、我が家の田んぼにはちょうどでした。
ある程度均一に撒くことと、体の楽さはこちらだと感じます。速く撒くには
糠袋を地面に打ち付けて糠を圧縮して、袋の口を出来るだけ短く切り、脇に抱えててで撒くのがいいと思います。こちらは4月上旬田植えの早期栽培なので、雑草はすぐにはでないので田植え後一週間内ぐらいまでに糠を撒けばいいと思ってるので、2〜3反づつぼちぼちやればいいと思っています。
今日撒いた後の田んぼ見たけど、田んぼの中にムラなく撒いたつもりでもその後の風や、水を足したときの流れなんかでムラが出来ているようです。水持ちが悪く、たびたび水を足さなくてはいけない田んぼ良くないかもです?ヒエなどが出始めてました。今年はジャンボタニシが少なく心配です。(?_?;
 

奥田誠志
ofoku(アットマ)sun.inforyoma.or.jp
TEL/FAX088−864−3242


(4月18日 やまちゃんから川上さんへ)
川上さんからメールいただくたびに、不思議な雰囲気をもった方だなと感心します.
「年寄りが日のいい日に始めろなどというのです」
そうだ、千葉の年よりはえばっているのだ、よそでは、遠慮して言わないようなことまでいうのだ
ところが、かわかみさん、
「そんなこといわれたって困るなあ」
「仕事の都合がいい日に始めたいし、おてんとさん相手なんだから」
と思いつつ、どこかで、年寄りをふわーっと包み込んでいるのですねえ.
ぼくには、できないことです。

さて、それはさておき、「豊コシヒカリの等級検査の件」
僕は、等級検査を受けたことがないもので、皆さんにお尋ねします.
品種登録を受けてないから、豊コシヒカリでは無理?
それとも、品種名は、生産者の申告による?

僕も、豊コシヒカリを始めて作った時、まず苗作りの時にビックリしました.
ずんぐりむっくり、コシと苗の背丈がまるで違い、葉色も濃いのですよね
肥培管理は、コシと同じように考えてやるのが無難じゃないかな
草丈の方は、コシより10〜20センチ短いけど、腰のなよなよは似たようなもの
すこしだけ、草質がコシよりこわくて、肥え食いかな?
と、僕は感じています.
豊コシヒカリ、西南暖地では、晩植えするほど(6月始めより6月後半)
コシヒカリより出穂が遅くなり、中生の日本晴に近くなるというという傾向をもっているようですが、
千葉の早植え地帯では、どんなふうになるのでしょうか
また、教えてください.


(4月17日 千葉の川上さんから、田植第一報)
こんばんは今日から田植えはじめました。
この辺では大安とか友引に種まきしたり田植えはじめたりします。
年寄りが日のいい日に始めろなどと言うんです。
わたしなどは仕事の都合のほうがいいのですが、おてんとさんを相手にしてるんだか
らいうんですが。

山下さん一つ聞きたいことがあるんですが、一燈園さんから豊コシヒカリの種
わけていただいて作ったんですが。
わたし収穫してから等級検査だすんですが、品種名は豊コシヒカリでいいんですか?
あと、苗作ってみての感想なんですが、普通のコシヒカリと管理は一緒なんですが
あきらかにちがいますね。
苗のうちから短いんですね。
ガッチリ育ちました。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.


(4月17日 農文協の西森さんから、やまちゃんの「銀婚式?」に返事に)
コワイコワイ・・・・こんなに早く北海道と姫路がつながるとは・・・

銀婚式でありました。
せっかく久方ぶりの北海道だからと、いろんな人にこの際逢って見ようと、欲張って
しまいましたねえ。

銀婚式の旅行に、仕事がぶら下がった・・・というのがホントのところ。

>ところで、井戸掘りが面白い.
>赤沢君に、機会があったら、本にしないかと話してみてください.
>ともかく、そのたぐいの本がない.
>農家が機械をどんどんリースで使えるようになっているので、水道(みずみち)さえあれば、
>簡単に井戸がほれる?
>僕はロマンを感じる領域です.

これは同感!
ハンマーポンプなども同じで、ロマンのアイデアなど、街角工場のおやじさんの工夫
など、農業の現場に生かせるものならどんどん取り上げて行けたら・・・・
夢を読者と共有したいものです。
****************************
松田 信博
(自宅)g3matuda(アットマ)kd5.so-net.ne.jp
(仕事)nisimori(アットマ)mail.ruralnet.or.jp
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(4月16日 北海道の高橋さんから「ご無沙汰です」)

昨夜(4/15)農文協の西森さんとあいました。正確には、西森ご夫妻。
山下さんのホームページのことを聞き早速見ました。いいですね〜
「あなたの失敗は僕の肥やし」とてもピッタリ来る言葉です。
今「失敗学」を読んでいますが、失敗を生かすことは大切なことですね!
取り急ぎメールアドレスのお知らせまで!
**********************************************
〒069-1395 夕張郡長沼町東6線北15番地
道立中央農業試験場 技術普及部  高橋義雄
TEL 01238-9-2001(内線400~406) Fax01238-9-2090
E-mail ytakahashi(アットマ)agri.pref.hokkaido.jp
**********************************************          

(やまちゃんから)
友あり、遠方よりお便りあり、てなかんじのメールでした.
高橋さんは、農文協の同期入社で、いっしょに現代農業の販売をやりました.
彼は、その後、北海道の普及員になりました.
農文協から出た「こうして減らす畑の除草剤(耕耘からカルチまで)」という本で、彼の名前を見つけたときは、「あんれまあ」と思ってしまいました.
すこし長いけど、その本の前書きが面白いので、紹介させてください.

   はじめに − 日高山脈を背に300間(540メートルの畦)もある菜豆畑で

 雨は多いし、お日様は照らないし、この天気じゃ、草取りが大変だ!
0さん そうだ! ハコベの奴は、今年のような雨がしぶったときに、得意づらで生えてくる。
 半日でどれぐらい進むんだい?
0さん ウーン、二往復できたらいいナア。まあ、腕次第だどもナア。
 ハコベ多いようだが、昔から多かったのかい。
0さん そういえば、金肥(=化学肥料)の時代にはなかった、推肥を使うようになってから増えた。
でもヨ、昔からハコベが畑に入ると「蔵が建つ」といわれる。そのわりには金は残らんけどな。
 じゃ、草取り大変でも喜ばねばなんないね。
0さん でもよ、俺らの場合これだけ多いと「腹が立つ」。
 除草剤、使わんの?
0さん 使うときもある、でもなるべく使いたくネエ。
  どうして?
0さん 確かにヨオ、除草剤は便利だ、一日に15〜20町もかけられるからな、それによ、一カ月も佃に入らなくてもいいときもある。でもナア、除草剤が効きすぎて、草が一本も生えなくてヨ、青い苔が生えたときは気持ち
悪かったナア。 そんとき思ったヨ、「草を育てるのも作物を育てるうちの一つ」だとナ。
 草に負けない工夫ないかい?
0さん ウーン、とにかくハコベは一年に7〜8回実(種)がつくから、実をつけさせないことでないかい。一度生や一度はやしたら、黙って一〇年は草で苦労するからナ。
それに、作物に草を取らせることでないかい(作物が生長すれば草は日陰になり大きくなれないという意味)。
  ホー鎌でハコベの根は切らないのかい。
 0さん そうだ! 雨の多い年や、土の湿りけがあるときは根っこ
     は切らないで、土を被せて埋め殺しがいい。
  なるほど、そうかい!


 減農薬栽培を目指すとき、最も頑の痛いのが除草対策である。
 何しろ、北海道農業は雑草との闘いの歴史といってもいいくらいな
のである。しかも、その労働は多くの場合、女性に負うところが大き
かった。現在でもその構図は変わらない。最近では、農家やデメンさ
ん(パート労働者)の高齢化による労働力不足、そして新政策でも提
唱している時間短縮の流れのなかで規模拡大が進行している。
 だから、除草剤の使用は、農家の労働軽減に多いに役立ってきた
し、とくに、女性労働を解放したともいえるだろう。
 しかし、それと同時に、人や作物そして、環境にやさしい農業の在
り方も問われている。
 殺菌、殺虫剤の滅農薬については、これまで農家の工夫によって進
められてきた。しかし、最後に残されたのが除草剤である。
 それは、消費者ニーズに応えるためというだけではなく、むしろ、
農家自身や家族、そして地域、また、それを支えてきた土との”いのち”にかかわる
関係を保つためにも考えなければならないことである。
 その結果として無農薬栽培を実現する農家も現われてきた。
本書は、そうした農家の努力と研究機関の成果を基にまとめたものである。
  平成六年(一九九四)十月


(4月15日 高知県の奥田さんから「はじめまして」)

高知県の奥田といいます。7〜8年前から除草剤を使わないコシヒカリを栽培しています。最近まで中耕除草機や、あいがもを利用した方法でしたが、今はジャンボタニシと米ぬかを利用してます。田植え後の米ぬかは畦から流したり、袋や肥料桶を抱えて撒いたりしてましたが、結構きつくいい方法はないかと思ってましたら、去年このページの「うだうだ話」から「番線でラセンを作る」方法を偶然見つけました。昨日友人から「グリーンサンパー」を借りてきて番線でラセンを作り完成し、今日撒いてみました。あらかじめ米糠の固りさえつぶしていたら、最後まで振りまけました。ただし出る量が少なすぎ、振る方の腕結構疲れました。また反当45キロ撒くのにかなり歩かなければなりませんでした。今後は出口のパイプの径を大きいのにすれば完璧ではないかと思っています。 

米九反と養鶏をやってます。
今後ともよろしくお願いします。

奥田誠志

(折り返し、やまちゃんから奥田さんへ)

こちらこそ、どうぞよろしく
高知は、どちらの方ですか?僕は長いこと「現代農業」のセールスで四国をぐるぐる廻っていましたので、なつかしいです.
「おまん、なんしちゅう」という、土佐言葉の響きがだいすきです.
 
さて、米ぬか、とても面白い資材ですが、難点は、かさがはってふるのがえらいことですね.グリンサンパーにラセンをつけるやり方、とてもおもしろいやり方と思い、僕もやってみました.
欲張りなもので、グリンサンパーじゃ入る量がしれてると、大豆用の60キロの麻袋を使ってみました.出る量が、物足りない.麻袋ですべりが悪いからだろうと、なかにポリのシートをあてたりしましたが、あまり変わりません.
考案者の、新潟の燕さんに聞いたら、袋の底に、あて板をつけること、パイプを太くしたらどうだろうといわれました.
それで、だいぶ出がよくなり、田んぼで使ってみました.
「うん、まあまあかな」「いや、もうちょっと出てほしいな」と思いながら、やっぱりじれったくなって、紙袋を小脇に抱えて、手の甲で払うようにふりはじめたら、手の方がよっぽど早い!!人間の体が、やっぱりいちばんよくできてるなあ、ただ、機械と違って、くたびれるなあ、と妙な感心をしたものでした.
結局、畦際3メートルほどは、米ぬかの袋を小脇に抱えて直接散布(米ぬかは、軽いので浮いて流れるように思うのは、とんでもない誤解、浮いて流れるのはほこりだけで、落ちたその場で、すぐ沈んでいきます)、中ほどは、現代農業5月号に写真が出ていましたように、団子にして、花さかじいさんよろしく、ちぎっては投げちぎっては投げしたのでした.
それでかなり満遍なく散布できたように思いました.
ただ、4〜5反くらいまでは、何とか頑張れたのですが、1ヘクタールを超えたあたりから、体は疲れるし、ひじが痛くなってきて、「来年はもうこんなことせえへんぞ」と、なかば叫びながらやっていました.
 
さて、今年はどうするか?
妙案はなく、まだ今になっても、決めかねているのです.
6月に入ってからの2回代かきでかなり雑草が叩けるみたいだ、と少し安心しているためかもしれません.
岡山の赤木さん伝授の「木酢液+クエン酸」をやってみるつもりでいます.
福井の塚本さんに教えてもらって、油粕(粉)が動散で散布できるので、米ぬかオンリーに頼らなくてもいいと思っています。
薄上秀雄さんの言われるように、田植え後4〜5日してから米ぬか(または油粕)を散布すればいいと思うので、去年のように、なにがなんでも田植えの翌日にと慌てなくてもいいと思っています。
だけど、体力勝負は、避けられそうにありません.
1、2ヘクタールの水稲の規模では、機械に頼ると何してることかわからなくなってしまう.辛いところです.
 
アルコールが入って、馬のしょんべんのようなお便りになってしまいました.
あしからず

(4月13日 鯖江の藤本さんから電話もらいました)
今年は、苗箱2万枚、種播きしたそうです.というのも、7000枚が、発芽不良.
慌てて、まきなおしたそうです.350枚で、フーフーいってるやまちゃんからは気の遠くなりそうな話です.
時ならぬ雪のため、ハウスがつぶれ、おかげで、木酢による種子消毒が遅れて、そのためだそうです.
種籾を浸水して、5か遅くても一週間くらいしてから、50倍の木酢液、30度にして2分間つけるのですが、その作業が遅れて、木酢が、発芽抑制的に働いてしまったのだろうということです.

藤本さんの育苗のやり方、「シンポジウムの記録集」からコピーして、「資料室」に掲載しましょう.
そちらをご覧ください.
「資料室」を見る方は、ここをクリック

(4月13日 千葉の川上さんから『代かきはじめました』)
こんばんは、わたしたちの所では雨が降らず困ってます。
代掻きはじめたんですが、パイプラインのはいっている田んぼはいいのですが
水を引いてくる田んぼは水の争奪戦です。

昨年から一台のトラクターを妻が乗るようになったのですが、2.6メートルのドラ
イブハローはすれちがいが怖かったみたいで、ことしは3.1メートルのウィングハ
ローにしたんです、でもちょっと値段が高いですね。
いつも思うんですが、まえるで農機具屋のために働いてるのでは、いい機械がでると
実演機と称して貸してくれるんです。
あとから開発された機械なのだからいいのはあたりまえで気が付くとおいてある
まるでテレビショッピングみたいに買ってしまう困ったもんだ。

とにかく来週から田植えです。
がんばります。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne

(4月13日 千葉の斎藤さんから『レンゲ播種について』)

>>僕も、この秋こそ、レンゲを播こうと思っていました。
>>親戚のおじさんが、稲刈り前に播くとばっちりよ、というのです。それ
>>ならできるなと思いました。その人の田んぼは、砂質で水はけがいいのですが、、、
>>斎藤さんは、稲刈り前にレンゲまいたことありますか?(以上やまちゃんの質問)


こんちは、千葉の齋藤です。またまたレスポンスが悪くご免。
レンゲの播種の件、稲刈り前OKですね。どちらかと言うと稲刈り前の方が
千葉の場合は良いようです。地温、気温の高い時期が良いと言われてお
ります。千葉県の場合出来れば9月末までに播種をした方が良い。
一昨年、コシヒカリの田んぼにアクネモチを一部植えたのですが、アクネは
コシヒカリより約一ヶ月位刈り取りが遅いので、アクネの刈り取り前にレンゲ
を播種しましたが、結果は何ら変わりなく発芽をし、春には立派に花が咲き
ました。

稲刈り前に、ミストなどで播種すると良いかも?、ただ、カッターで切った藁
が悪さをするかも、私はその経験はない。
それと、レンゲの種をそのまま蒔くのでなく、少し種にむ傷をつけて播種した
方が発芽が良いと、稲葉さん(民間稲作研究所)が言っていました。
昨年は、各1kにしましたがレンゲの芽立ちが悪い、もっとも手が廻らず10月
中旬だから、でも「花見早生」は強い、レンゲを押しのけて我が者顔、7日
に、ボカシを振ったけどもう崩つけている、その中でレンゲの小さなピンク
の花が遠慮しながら咲いている。
花見早生は、既に40〜50cmで穂が出来始めている。

でも、こんどの土曜日はし水を入れた、すき込む予定です。今年どうなるや
ら不安と期待で楽しみしています。

それと、今年は「くず大豆」が大量に手に入ったので、田植え後ヌカと混ぜ
て撒く予定。くず大豆はボカシを仕込む時八割方粉砕した物がまだあるので、
それをヌカと半々くらいに混ぜて撒いてみようと考えている。


(4月12日 滋賀県立大学の芝原さんから『はじめまして』)
初めまして、泉先生よりこちらのホームページを紹介してもらい、毎日楽しく拝見させています。
 また、先日よりホームページの宅配便までしていただきありがとうございます。
 自己紹介を兼ねてアンケートを送ります。

□お名前 芝原 務           
□住所1(都道府県名) 滋賀             
□住所2(市町村以下) 彦根市八坂町2500                             
□勤務先など 滋賀県立大学環境科学部圃場実験施設             
□Eメール hojou(アットマ)ses.usp.ac.jp                  

@ 経営内容(仕事の内容など)教えてください。
  大学内の圃場にて、教員及び学生の教育研究活動の補助。
  具体的には、自分の担当(水田)での作物管理、学生実験の準備と補助
  泉先生の記事に記載されている「技師さん」とは私のことです。ハイ

A 除草剤を使わずに稲を作っている田んぼはありますか。あれば、その面積を     教えてください。
  4筆あります。8.8eが1筆(4号)。5.4eが2筆(8号と10号) と9.5eが1筆(12号)です。

B いつ頃から取り組み始めましたか。また、その動機(きっかけ、思い)などを教えてください
  福井でのシンポと職場の関係上自然にです。
  2年前からです。1筆(9.5e)は、大学圃場が開設された翌年(平成9年)から無肥料・無農薬栽培を続けています。

C どんなやりかたをしていますか。                    
  4号は、田植え後の米糠散布(手撒き)
  8号は、前作にヘアリーベッチを播種した。不耕起栽培(半不耕起栽培)田植え後に米糠散布
  10号は、田植え後の菜種油粕の散布 

D あなたの工夫しているところは、どんなところですか。
  私が行っているのは、10号の菜種油粕栽培です。昨年は水田を2分割し代かき区と無代かき区とし、さらに苗を稚苗と乳苗の2種類を使用しました。

E また、あなたが苦労していること、相談したいことなどがあれば教えてください。
  塚本さんの記事に、「菜種油粕を田植え後10日に40s散布したところ、水が赤く濁り田植え後30日にコナギが消えた」
  という報告がありましたが、同じく菜種油粕(粒状油粕)を田植え後2日に74s(10eあたり)と6日後に111s(10eあたり)動力散布 機で散布しました。
  田植え8日後には、赤く濁りユスリカやミジンコといった生き物が現れました。またコナギも現れました。
  12日後には、アオミドロが大発生しましたが、2日後には黒くなり沈みました。
  米糠を散布したような強烈な乳酸菌の臭いは感じられませんでした。またpHも極端には下がりませんでしたし、その期間も短かったです。
  コナギは、各区域の条間が広くなっているところでは日当たりがよく生育も旺盛でした。
  代かき区に比べ無代かき区の方がコナギは少なかったです。(ヒエは同程度発生しました)
  以上が昨年の概要です。
  なお、イネの生育では、乳苗の無代かき区がベストでした。

  そこで、塚本さんの記事のように10e40sの菜種油粕の散布でコナギの発生が抑えられるには 、他にどのような技術が組み合わされているのでしょうか?例えば、2回代かき
   使用した油粕が動力散布機での使用を考えて粒状油粕を使用しましたが、普通の油粕を使用した方がよいのではないか?

F やりたいこと、訴えたいこと、聞いてほしいことなど、どんなことでも結構です。メッセージをどうぞ
  職場が職場だけに出来る限り環境(特に琵琶湖)への負荷を小さくして、低コストで安全な農業を 持続していくにはどのような技術(テクニック)が     必要なのかを手探りながら考えています。動物はどうも苦手ですので、植     物には植物でなんとか対応していきたいです。それと化石エネルギーも大量には使用したくないので、菜種油の燃料使用もやってみたいと微力ながらえらいことを考えています。
      では、皆さんこれからも宜しくお願いいたします。
 

(4月12日 やまちゃんから「現代農業5月を読んで」)
外は久しぶりの雨です.
井戸を掘ったとはいえ、パイプ先の「井戸さらえ」が不十分なため、また砂で詰まってしまいました.
いやいや、それ以上に、天からの雨にはかないません.恵みの雨です.

現代農業5月号の中で、薄上さんの「米ぬかは、晴れた日の午後に散布すべし」が、特に面白かった.
「同じように米ぬか除草をやっても、うまくいく田んぼとそうでない田んぼがあるのはどうしてなのかなあ」
「米ぬか除草の効きやすい田んぼとは、どんな田んぼですか?」
「米ぬかをうまく効かすにはどうしたらいいですか」
そんな編集者の注文に答える形で書かれた原稿じゃないかしら.
その感想を交えながら、今年の僕の「抑草作戦」をお話してみたいと思います。
しばしお付き合いのほどを

@『ほとんどの植物は、PH4、5以下になると根の先端が丸く膨らみ、発育は停止する.さらにPH3以下に
なると枯死する』
『生の米ぬかを散布することで酢酸菌や乳酸菌を繁殖させ、有機酸を分泌させ、一時的に土壌の表面に強い酸性の膜状のものを張って、雑草の発芽を抑えるというのが、根本的な仕組みである』

そうなんだあ、ある種の有機酸が、独特の作用をして、発芽しようとする雑草に悪さをするのかなあと思っ
ていたのだけど、つまるところは、PHによるんだ.
米ぬかが、土壌の表面に処理膜を作るのだろうと思っていたけど、それは「一時的な強酸性の処理膜」とい
うことなんだ。

A『米ぬか散布の目安は、「田植後○日」ではなく、「代かき後○日」と考える.植え代かきから7〜10
日後、雑草の発芽直前の米ぬか散布が最も効果的である』
『殺草力のある期間は非常に短いので、暖かい日が続いた時は早めに、寒い日が続いた時は遅め
に散布する』

なるほど、雑草が代かき後何日で芽を切るかというのは、地域によっても、田植時期によっても違うだろう
なあ.
去年、僕は米ぬかふるなら早いほうがいいだろうと、田植の翌日(代かき2日後)にふって廻った.おかげ
で、めちゃ忙しい思いをさせられた.米ぬかをふるタイミングは、『自然』と相談してということだなあ.

B『木酢や米酢をあらかじめ散布すると効果がアップするのは、そこに含まれる有機酸が直接作用するから
ではなく、これらが田んぼを酸性に傾けて、乳酸菌や酢酸菌を飛び込みやすくするからである.
私はこれを「導入効果」と呼んでいる』

目からうろこみたいなお話だなあ.
福井県鯖江市の藤本さんが、木酢液を代かき後2、5リットル、田植後2、5リットル(最近は食酢も使われているようだ)散布するというのを聞いても、田んぼの莫大な水の量に木酢5リットルなんて、
すずめの涙みたいなものだろうと、聞き流していました.
同じく福井県武生市の、藤井さんというおばあちゃんたちMOAの方が、
米ぬか団子プラス木酢の団子を使っている.
また、岡山の赤木さんが、クエン酸を木酢液のパワーアップ剤として使うといわれるのも、共通するところがあるのだろうな。
赤木さんが前に書いていた「ひたひた水の代掻きなら水深1〜3cm。深いところで5cm。反当2.5リット
ルの木酢液は100ppmほどの添加率となり、発芽直後の幼根には十分なダメージを与えられるようです」、
100ppmというのは、PHにすると、どれくらいの変化になるのかな?

C『田んぼの除草を米ぬかのみに頼ることは危険である.荒代かきを行った後、雑草が大量に発生したとこ
ろを見計らって植代を書き、一網打尽に処理することだ』
『このときの荒代も、植代も極力浅く、枯死した雑草が地表面に残るようにする.雑草が分解する際のアレ
ロパシー(他感作用)により、その後の雑草の発生が抑えられるからである』

前半部分、同感です.去年の僕の経験でも、2回代かきが最も効果があったように思います.昔からの代かき
技術が、ドライブハローという機械の味方を得て、今に生きてきたんだなあと思いました.
後半は、「ふーん、アレロパシーねえ」という感じで、よくわかりません.
アレロパシーは、発芽能力にダメージを与えるのでしょうか、それとも、一時的に発芽を抑制するのでしょうか?.

D『晴れた日の、それも午後にやるのが最も効果的である』『以上の効果の出やすい条件下で米ぬかをまく
と、数分後に乳白色の混濁液がもくもくと発生、地面を這うように広がっていくのが見られる.
これは、乳酸発酵が急激に行われている姿である』

暑い日が続くと、一気に米ぬかが発酵、田んぼが真っ白になるとは思っていたが、
条件が揃うと、乳酸発酵はそんなに早いのだ.今年は、よく見てみよう.
薄上さんは、菌の力がある田んぼなら、米ぬかは多少ムラに散布しても大丈夫、微生物が運搬して散布ムラを
直してくれるから、と言ってるなあ.そのほか、ミネラルが不足すると、微生物の活力も低下するとも言って
ます.『日本に生息する善玉微生物は特に塩分がなければ活力が出ない微生物である』。昔は、下肥を通し
て、田畑にミネラルが補給されていたとも.
『薄上ワールド』のロマンの世界だなあ.「薄上教」の信徒になってしまいそう.
僕の田んぼと相談して、田んぼが、薄上さんの話しほんとだよといってくれたら、「薄上さんの教え」を信
じることにしよう.今年は、薄上さんに「だまされたと思って」、やってみることにしよう.
ミネラルは、「天日塩」にするか、「にがり」にしようかと思ってたけど、財布と相談して、「有機石灰
(かきがら粉末)」を反当40キロ散布することにしました.

疲れてもうろうとしてきたので、以上にしまーす.
後、5月号で面白かったのは、「菅野式サツマイモ(摘芯若苗の萎れ定植)」の記事.井原豊さんの、再育苗
方式にも通じるところあり.いままで、サツマイモはへたっぴいです.これも「だまされてみよう」
稲葉さんの「クズ大豆除草」の記事、6月にはいって、暑くなってからの田植でないと駄目だと思う.
水温が低いと、大豆がなかなか分解しないのです。
梅雨明けころの水温だと、一日二日くらいで白くふやけて腐り始めます.
田植え時期が書いてないのは、不親切だと思いました.


(4月10日 やまちゃんから)
野菜の小屋(直売所)が、やっと完成しました.竹引き、丸太(古材)作り、なかなか風格があります.(と自画自賛)
ぜひ、デジカメで見てもらわなくっちゃ、と思っています.
「資料室」に、井戸掘り奮闘記を掲載しました.ぜひ、見てちょうだい.

資料室を見たいときは、ここをクリック

くわしく書き出したら、一冊の本になるくらい(?)なので、今めちゃ忙しいので、だいぶはしょりました.
井戸掘りの資料、まったくというほどないのです.
耳学問で、がむしゃらにやりました.
汲めど尽きぬ面白さが、井戸掘りにはあるし、地下水が活用できたらという畑、いっぱいあるはず.
「農家ができる井戸掘り」というテーマで、農文協あたりが本にしてくれるとうれしいな.
きっと、そこそこ売れると思うのだけどなあ.

(4月10日 和歌山のお米やさん「らいすぴあ・いぐち」から)
第12回 清水町米作り体験ツアー開催のお知らせ
応募要綱・先着85人で締め切りさせていただきます。
     清水町で米作り体験を希望する人に限ります。
     子供だけの参加はご遠慮願います。
開催場所・和歌山県有田郡清水町
     沼地区の日本一の傾斜1/3の棚田
田植え日・平成13年5月20日
参加費用・大人1500円
     子供1000円
     以上の費用は年間の会費です。田植え稲刈りそれぞれのバス
     代と昼食代 米作り費用、一日傷害保険代が含まれます。
     収穫したお米は参加者で均等配分いたします。
     (農家の手作り昼食がある 大変お得なツアーです)

主催者・JAありた清水支所
   ・和歌山県農協連米穀畜産部
   ・らいすぴあ・いぐち

開催主旨・日本一傾斜度の沼地区の棚田は、わずかの農地を広げる為
      に、わずかでも米を余計に収穫するために費やされた昔の日
     本人の思いや苦労を体験しく下さい。棚田米は平地より収穫
     が15日ほどおそくなるが美味しいお米をお届けいたします

    ・傾斜度1/20以上といわれる棚田の持つ多面的機能(保
      水、洪水調整機能、土壌浸食防止機能、棚田景観の文化的 
     価)を評価した環境を視野に入れた農政が始まった。消費者
     が農村の空間を共有する、交流するという機会を支援してい
     きます。

    ・楽しく、美味しく、ありがたく ごはんを食べるには 米作
     りを保全しながら、健全な経済を図っていく必要が有りま 
     す。米作り体験ツアーが仲立ちとなって 生産者が消費者が
     理解しあえたら素晴らしいと思います。

委細はホームページを開いてください。
  http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi              敬白


(4月9日 栃木の上野長一さんからお便りいただきました)

いよいよ春田の稲作り始めました.
4月3日、塩水選、そして浸種をはじめました.
温湯処理、低温エアロベーションも止めたりして、水道の流し水で20日くらい冷やすと、結構よく芽だしができます.
それだけで、さほど馬鹿苗もなく、立枯れ、くもの巣もなく、ほとんど手抜きで行っています.
それも種にほとんど温度変化を与えず、水苗代のためかと思っています.
後、苗箱の床土に肥料は入れず(山土を自家採取)そこに、木の葉が土状態になったものを、一割くらい混ぜてるだけです.
苗箱を並べる田には、肥料をかなり入れます.(肥料を入れるというより、箱を並べるところの土に、地力を持たせるため)
秋〜三月いっぱいで、10アールあたり700キロの米ぬかを入れます.3〜4回に分けて入れ、12月に1回の代かき、干しあげて2月と3月に1回ずつ代かきをして、米ぬかを発酵分解させ、地力をつけます.
箱を並べる田には、結構気を使います.
10アールで約40袋くらいの米ぬかで、多いと思いますが、本田の肥料分だけの土では、苗が肥料切れを起こしてしまうのです.
苗(ポット苗)は、箱の中の肥料はゼロでも、箱の下(田の土)には、かなりの地力を必要とします.
苗作りの重要ポイントかと思います.

そして、苗も前半と後半の水管理に注意しています.
ポット苗なので、根が下に出てきますので、後半はほとんど水をやらず、入れずで、田植えするころには、苗床にトラックで乗り入れができ、苗の運び出しが楽です.
稲のためにもよさそうです.
苗でも、本圃でも、水のかけひきで稲の力が違ってきます.
本圃の稲も、深水がよいといわれ(水中田植)しますが、確かに茎質、茎の太さなど立派になるのですが、
水を深く入れれば入れただけ、水を落とした後半の、出穂前の管理は、ひとつ間違えると、大変なことになるようです.

稲作りばかりでないと思いますが、本なり指導なり、いつも最高レベルの仕事とか、肥料設計なり、栽培のしかたが述べられますが、この辺がみそだと思います.
最高の終了を目標にして、何もかもベスト準備をするのが常の技術とされますが、
これが、指導機関なり、先生と呼ばれる人の話であり、万人に共通する技術でないことを、早く気づくことでしょう.
井原さんの「への字」を、だれもが同じようにできないと同じように、仕事や生育ステージを真似することはできないと思います.
私も、最高収量といわれる人の真似事を何度行っても、私には最高の収量(自分にとって)にならないのです.
だったら、最高収量の技を盗み、真似をするより、自分が前より少し多く取れる、自分なりの技が必要なのと思います.
一つ一つ技術を磨くよりも、今まで培った自分の技の中から、一つ一つ減らすことで、大きな何かを得る気がします.
手を出さず、稲を見られる技をたくわえたいです.

今年は、久々に減反をします.
というのは、航空散布に反対するために、のむところをのんで、出ることを出るためです.
自分の稲にちょっとでも薬がかかったら、文句を言うつもりで、へりの薬かけを止めようかと思うためです.
年々減反政策はえげつなくなるように思うのですが、山下さんところはどうでしょうか.

今年は、一年の草の営みを見ようと思います.
草を取り除く技術をLより、草を利用する技を得ようと思うのです.
それでは、また

        栃木県河内郡上三川町大字五分一     上野長一

(やまちゃん「上野さんのお便りを読んで」)
昔、昔稲葉光圀せんせにくってかかったことを思い出しました.
「せんせは、あるべき稲の姿を説いて、最終分けつまでとると、などというけれど、僕の田んぼでは、コシヒカリで一株15本くらいしか取れないのです.
せんせは、あるべき(理想の)稲の姿が見えるからいいけど、僕には、現実の自分の稲の姿しか見えないので、15本の分けつをもちょっと増やすにはどうしたらよかんべ、としか考えられないのです.困ったことです.
あるべき理想の姿というのは、きっと、稲の世界だけじゃなく、せんせの社会改革の運動論でも同じようなことがいえそうな気がするなあ.
『山下さん、こんな運動一緒にやりましょう』と誘ってくださった時、僕はいつも、ついて行かれへんのです.
なんでやろと思とったんが、最近やっとわかりました.せんせには、あるべき(理想の)世の中が見えるのですが、僕には見えへんのです.だから、ちょっと待ってくださいということになってしまって、古きよき時代の指導者タイプのせんせについていかれへんのやと思います」
酒飲みながら、ぶつぶつ言うたんやけど、あんまりわかってもらえへんかったみたい。

長一さんから「4月のお便り」という「農園便り」もいただきました.
折があれば、それもまたご紹介したいと思っています.



(4月9日 長野のてんけいさんから)
山さん、お祝いのメールありがとうございます。
無事に春花が生まれて、ずいぶんにぎやかになり
ました。うるさいくらい?(笑)
本当に良かったです。

HPの宅急便楽しく読ませていただいています。

(4月8日 奄美大島の畑さんから)
山下さん。
その、井戸を掘る方法をぜひ、ご伝授いただけませんか。
できれば、子供が落っこちることがないような井戸を掘ってみたいと思っていまし
た。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(4月8日 やまちゃんから「農業資材の安いところ見つけたよ?」)

「農業資材が何でも揃う!5000点の品揃え」「電話・ファックス・インターネットで自宅から調達」と銘打つ日本農業システムの広告。
http://www.nou.co.jp
 
むむっと、HPをのぞいてみると
韓国製トラクタがあったぞ、26馬力138万円。5万円以上買うと3パーセント引きだから、135万円か.
写真には、作業機(ロータリー)がついてないみたいだけど。
そのほか、僕がほしいなと思っていたものをみてみると、
防虫ネット、210センチ×100メートルが、14800円(期間限定広告)、サンサンネットだと、確か26000円。
白マルチ0、03の135×200メートルが2000円。姫路では、100メートルものしか扱っておらず、それが、1800円。200メートルのを取り寄せると、別途立替送料をとられてしまう。
スミサンスイマークUの200メートルが12000円。これも姫路では100メートルものしかなく、確か10000円近くした?スミサンスイは、地域によってかなり値段が違う?
送水ホース(50ミリ)100メートルが、9800円。
エンジンポンプ2インチが28800円。これは、うちの近くのホームセンターで29800円(ホンダ製)とあまりかわらへんなあ。
そのホームセンターでは、インチ半が45000円で、逆に高い。インチ半ので安いのがでえへんかなと待ってるけど、あかん。
そのほか、包装資材など、いろいろ、かなり安そうな気がした。
 
えーっと、これはどうかな?なんてみてるうちにあっという間に1時間ほどすぎてしまって、こりゃあかんと、慌ててカタログを請求することにしました。
 
これって、かなり安いですか?中間業者を排して、価格破壊的なくらい?
それとも、今まで上手な買い物をしてきた人にとっては、「まあええせんがでてるなあ」という程度?
 
http://www.nou.co.jp
を見ての感想、お待ちしてます。
それにとどまらず、「私は、こんな上手な買い物しましたよ」というお便り、お待ちしてます。
あなたの「こんな情報でもいいのかな?」というのが、他の人には、すごーく役に立ちます。
たとえば、米ぬかペレット、現代農業5月号の記事で、20キロ1180円(川合肥料)が出ていて、僕は買ってみようかな、などと思っているのですが、、、
 
P.S 現代農業5月号の「除草剤代を減らそう」という小特集、とても面白かった.
除草剤を使っている人も、そうでない人も、それなりにヒントがいっぱい詰まっているように思った。
そのうち、その感想を話しながら、僕の今年の「作戦」を語ってみたいと思っています.
いま、忙しくなりかけていて、雑誌を読むどころじゃないんだという人が多いだろうな

(4月5日 やまちゃんから)
今日、2本目の井戸掘りに成功したぞ。
自慢たらたらのお話は、また今度、
どうぞお楽しみに

(4月5日 滋賀の泉さんから)
お久しぶりです。「HPの宅配便」ありがとうございます。
 うち(大学)では今年も2枚の水田で米ぬか除草と不耕起移植有機栽培(抑草
をヘアリーベッチ前作&米ぬか散布&アゾラ投入で試みる)の試験を行う予定で
す。前者は学生実験の時間に学生に手植えをさせるのですが、昨年は極端な深植
えによって分げつ不足になったイネが目立ったので、今年は適切な深さで植える
よう指導するつもりです。また去年は米ぬか散布によってダメージを受けた苗も
多く、1本植区では欠株が出てしまいましたので、中苗か成苗を植えられるよ
う、技師さんに少し早めに播種してもらいます。それから、去年は抑草効果が不
十分で、(処理区の境界として条を空けた所は特に)コナギが発生してしまいま
した。そこで山下さんのHPでも紹介されていた2回代かきを検討しています。

 後者の不耕起移植有機栽培は無化学肥料(元肥ゼロ)で農薬も種子消毒時にし
か使用しません。4月1日より発効した新JAS規格では「有機」は名乗れません
が、種子消毒を温湯を用いて行い、この農法を2年続ければ「有機米」として認
証が受けられます。さて、うちでは大西農機さんから不耕起田植機を借りるので
すが、植え溝を切るタイプではなく、植付直前にロータリーで表層を少し掻くタ
イプなので、耕起作業を別に行わないという意味では「不耕起」とは呼べても、
厳密には「半不耕起田植機」でしょう。昨年はこの植付前のロータリー耕にムラ
が見られ、雑草が残ってしまった部分がかなりありました。そのためか、秋には
ヤナギタデ、チョウジタデといった雑草が巨大化していました。(お陰で学生と
行った雑草調査は楽しくなりましたが・・・・・)ヘアリーベッチの効果はもう
一つといった感じですし、当地ではアゾラが完全に田面を覆うのは7月下旬にな
ります。そこで頼りは米ぬかということになりますが、田植え時に残った雑草に
は効果がありませんでしたので、やはり雑草をしっかり鍬き込んでしまうことが
ポイントだと思います。あと、昨年は栽植密度を3通り(坪70株、60株、45株)
設定したのですが、疎植ほど条間と株間に雑草が繁茂する傾向があったので、や
はりある程度の密植が必要ではないかと考えています。
 書き出すといつものごとく長くなってしまいますので、今回はこの辺で終わり
ます。今年もよろしくお願いします。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
泉  泰弘
〒522-8533  滋賀県彦根市八坂町2500  滋賀県立大学環境科学部
    生物資源管理学科
  Tel: 0749-28-8338      Fax: 0749-28-8579
----------------------------------------------------------
IZUMI Yasuhiro
School of Environmental Science, The University of Shiga
Prefecture, Hassaka 2500, Hikone, Shiga 522-8533, Japan
  Tel: 0749-28-8338      Fax: 0749-28-8579
___________________________


(4月5日 岡山の林さんから)
岡山県御津町で無農薬ニンジンを作っている林です。
HPの宅配便有難うございます。HPを見に行かなくても向こうからやってくるので便利
です。
HP宅配便、第3号に畑さんが書かれていましたが、天日乾燥したものは栄養があって
美味いとありました。はざかけ米美味しいのでしょうね。

私はスーパーなどで買ってきた乾椎茸は30分ほど日光に当てることにしています。
売られている乾し椎茸は天日で乾燥されていませんから、自分でお日様に当てて栄養
価を高めることにしています。ヴィタミンDは紫外線が当たらないと生成しませんか
ら。食べてから自分で太陽にあたっても同じ事かも・・・。(百姓は毎日お日様にあ
たっていますよね。健康、健康。)
私の知っている人で、カルシウムを摂取するためといって毎日(無理をして)牛乳を
飲んでいる人がいますが、Caイオンが腸管から吸収されるためにはヴィタミンD も
必要なのにバランスが取れているのかな。

植物の根もカルシウムを吸収するのは比較的難しいんでしょうね。カリウムなどは根
の近くに来ればすぐ吸収されるのに・・・。

近代食は、精製食品が多くなっているので微量栄養素が摂り難いですね。

林 正弘


(4月5日 奄美大島の畑さんから)

HP宅配便ありがとうございます。
感謝いたしております。
 この、メールは宅配便に載せていただければ幸いです。
 
奄美大島で、趣味で野菜や果物をつくっている畑 琢三と申します。
よろしくお願い申し上げます。
本日は、はざかけ米のことで、お尋ねいたします。 
先日、長野でトマトを作っておられる方から、自家用のはざかけ米(しかも、7分つ
きで、低農薬有機栽培)を、送っていただいたのですが、
その味の良いことに、驚きました。 
 この方から、天日で乾燥させたものを、はざかけ米と呼ぶことや、味が特別おいし
いということを教えていただきました。
栄養もたっぷりとのことでした。おいしくて1度に4杯も食べてしまいました。

しかし、自家用なので、販売用は置いてないとのことで、来年送っていただくように
お願いしました。(もし、近所の人が持ってたら送ってくださるとのことでしたけれ
ども・・・。)
 
そこで、どなたか、低農薬(または無農薬有機栽培)で、7分つきのお米を販売して
いる方、または、そのような方をご存知でしたら、教えてくださいませんか。よろし
くお願いします。
 
干ししいたけを作った事がありましたが、天日で乾燥させたものは、香りが抜群でし
た。海苔も、天日で乾燥したものは、やはり特別にうまいらしいですね。お天道様は
ありがたいですね。


〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(4月5日 千葉の川上さんから)
こんばんは、天気はいいのですが気温は寒い日が続きます。
やっぱ温度がたらないのか発芽率が悪いみたいです。
そこで疑問です、みなさんはどんな方法の苗代でやってるんだろうか?
うちのほうだと育苗シートのべたがけの方が多いみたいです。
わたしは昔ながらの保温折衷苗代(だとおもうんですが)でやってます。
苗作りも難しいですね、がんばりましょう。
では。

KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.

(4月5日 京都・綾部の四方さんから)
まいど!しかたです。
お百姓を目指して、あっという間に1年が過ぎました。先日も本年第一回目の苗代の
作業(3800枚のポット苗箱)をして、一昨年の事を思いだし、感傷に浸りなが
ら、併せて、あ〜っ、腰痛っと感じながら、苗箱を列べてておりました。
1年経って体重は7s減り、非常に健康的な毎日を送らせて頂いております。ヘルニ
アを抱えた腰も何とか順調です。
「HPの宅配便」歓迎です。
お手数掛けます。
永らくお借りしておりますビデオ、近日中に返送させていただきます。すみません。
どうぞよろしくお願い致します。

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ヘルニアに負けず、フルマラソン・百姓街道を走り続ける   四方 英喜(しかた
 ひでき)
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
zizii(アットマ)wonder.ocn.ne.jp  京都 綾部 志賀郷(しがさと) 野上(のうえ)1番

/FAX  0773(49)9026
携帯   090 1020 6011

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(4月4日 岡山の赤木さんから「本百姓一日目」)

 いいですねー。朝から夕方まで地下足袋はいてやれるってことは。畦に腰を下ろしてつくづく思いました 「そうか、お金にはたいしてならないが、今日からずっとこうしていられるんだな」と思うと、もう嬉しくて嬉しくて思わず笑っていました。
幼いときから見てきた遠くの山に、これからは見守られながら土に生き、やがて土に帰ってゆくんだなーって、しみじみとふけってみました。この土地に生まれ、ここの土に生き、やがて土に帰っていった、名も無い多くの先輩達に思いを寄せ、
いまその仲間に入れてもらったんだなんて、・・・ひょっとして、これはもう宮沢賢治の世界なのかもしれない。おれってメルヘンなところがあるからなー。
 てなところで、今日は里芋400株分とつくね芋の植え床準備、菜の花の咲いた冬ものの片付けでした。乾燥鶏糞15kg98円で買ってきました。からからなので、ブロードキャスターが使えます。毎年4トンほど使っています。
 クエン酸5kg送りました。 送料が1060円。ちょっと高いね。こんどは他をあたります。2550円+1060円で3610円です。体にいいというので、吾愚妻などは
オブラードに包んで飲んでいます。        赤木でした

(4月4日 静岡の高村さんから「メール情報ありがとう」)

 ご無沙汰しています。赤木さんが私のメールアドレスにメッセージを下さったの
で、赤木さんの生き方がよーくわかります。自然を愛し環境を考える主張が全てを
語っているようで、安心します。
 やまちゃんのホームページも覗いてみました。これからの人が多くこの先がとても
楽しみですね。素直に困っている内容のことが語られ、その答えが寄せられすばらし
いことです。赤木さんから色々なことを教えていただきました。籾酢液除草を今年は
してみようとしている所です。私に解らない用語が沢山出てきて、何の事と思う節も
あります。くず大豆に盛り上がっていますが、くず大豆って普通に出ているものなん
だと知りませんでした。私は、ウーロン茶やお茶の出粕を頂いたことと、しょうゆの
粕を頂いて田に入れています。それぞれに自然の物で自然に返す対策がすばらしいで
すね。これこそが自然農法なんですね。今ぶつかっていることが、窒素・燐酸・カリ
の成分をしっかり取得させないと、根・茎・葉っぱ・花・実に至るまでの必要な成分
が何によって取れるかが疑問に思ってきました。お茶に必要な成分を調べたときに自
然のものでは対応仕切れないと思い、いくら無化学肥料や農薬を使わないようにして
も、味がよくなければがっかりしてしまいます。トマトに関しても水に沈む本物の実
の締まったものに近づけたり、米に関しては、本物は、アトピーの人が治る効果が出
る米になります。野菜も老化が進むと言われている成分が改善されて、じゃがいもが
切っても酸化しないとか、野菜が長持ちして腐らない等本物はすばらしいと思いま
す。減農薬の判断が厳しくなってきましたが、無農薬でこの地球と体を守りたいと思
います。偽者は残れない時代になってきたと思います。酸性雨やダイオキシンや環境
問題は有機野菜作りをしてくださる人が増えるだけで改善されると思います。流す水
を綺麗にして、染み出る水を綺麗にすれば綺麗な水が蒸気になって、綺麗な雨となっ
てこの地に恵みを与えていい流れが出来るのではと私は思っています。温暖化に関し
ても悪循環で海の中で流れる道が細くなって、本来の流れである北極の氷は、海水が
凍るときに塩の成分(凍らないので)を吐き出して、その流れが強いので上から下に血
液のように勢いよく流れ今までの安定した気候が保たれていたわけですが、温暖化に
よって北極の氷が凍らなくなったので、この仕組みが狂いだし、急に暑かったり急に
寒かったりで、このまま行くと氷河期になるのではと怖くなります。
なんか取り止めもないことを書き、間違っていましたら失礼しました。
                      静岡の高村


(4月4日 和歌山のお米やさん「らいすぴあ・いぐち」から、低タンパク米ついてなど)
春だと言うのに 北風にあおられ ポケットに手を入れて 小股内股で歩いている小さな米屋です。小さな米屋の分際で「山ちゃん」のホーム
ページでもご紹介の栄誉に預かり深謝いたします。恐縮です。

次に近況報告です。 
只今当店では 農水省・育種場が発明した低タンパク(低グリテリン米)の「北陸183号」「LGC−1」の精米方法を育種場からの依頼が
あって研究中です。すでに これらの品種の臨床試験は45人の患者さんに臨床試験の協力を御願いしてきました。その結果は、腎臓病学会等
で「効果が期待できる」と発表されています。したがって 低タンパク米品種として農林登録の申請中です。
 
 今年から試験栽培がはじまりましたから、来年から東北から九州の地区でも栽培が可能になりましょう。
 こうなれば全国20万人の透析患者や 減反に苦しむ農家は元より 全国200万人の糖尿病患者にとって朗報になりましょう。
 食事療法の不味さ 苦痛 つらい から少しでも開放され 腎臓病の困った状況を改善して 社会復帰のお役に立てるよう 毎日精米技術の
研鑚に邁進しています。ご期待ください

さて、当店は「有機認証米の小分け業者」として申請中です。書類審査がパスしていますので 後は精米工場の審査を残すだけになりました。
ついては、JAS法有機認証米栽培の農家の皆さん。有機認証米の購入ご希望の消費者がいらっしゃいましたら 当店までお問い合わせくださ
い。
  http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi

     eメール ricepia.iguchi(アットマ)nifty.com         
                           敬白

(4月4日 赤木さんから「百姓になったよ、私の決意」)

 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通(54歳)です。 本百姓になりました。 私ことで恐縮ですが、我熱き思いを聞いて(読んで)下さい。
 
 先月まで36年間、財務省関係の公務員をしておりました。職務の傍ら家業の農業を継いできましたが、私の農業ポリシーである 1.食糧の安全 2.環境破壊の防止
3.農業生産の場における生命の尊厳 を社会に働きかけ、もって自己実現を成し、己の命を輝かせたきものと切望し、退職を決断いたしました。定年帰農という言葉もありますが、60歳からでは私には時間が足りないと判断いたしました。
 
 職務の関係で、公害防止に携わった期間がありました。企業の立場から、地域的な環境汚染防止(公害防止)を図るのが仕事でした。水質汚濁防止と大気汚染防止が、じつは私の専門です。しだいに私の中で農業と環境汚染防止が合体し、今で言う環境保全型農業が構築していきました。ちょうどその頃(への字農法)の井原先生や、減農薬農法提唱者の宇根 豊先生達の考え方に出会い、最も自分らしく生きるための道が見え始めてきました。以来十数年。ここに来て決断のときが到来したわけです。(かっこいいけど早い話が4月から給料がないってこと)
 
 これからの人生は健康を第一と心得、右手に鍬、左手にインターネットを携えて晴耕雨読。ときに感じては花鳥風月を尋ね、私の生涯のテーマである環境問題を周
囲に訴え、情報発信のできる百姓になりたいものと考えております。54歳の青二才は、行く先見えぬ農業海原を目指して後悔、ちがった航海に今、出港いたしました。
 
 インターネットあるいは研修会交流会等を通じて、皆様方からよりよい知恵や熱
い思いなど頂戴し、好きな百姓三昧に浸り、もって己も地域も輝かすことができたら
と、願っております。なにとぞよろしくお導きの程、お願い申し上げます。
 
   この春に ひとあし先に 舟出せん
        土に生きんと 心に決めて
                           青くとも 夢に向かいて 我ゆかん
                                 己が命を 輝かすため
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
                             岡山市升田131 FAX兼用086(948)2622

(4月2日 岡山の赤木さんから「クエン酸の私の使い方」一挙大公開」)

クエン酸やら木酢液やらの私の使い方一挙に情報公開だよー。秘密にするとよくないんだって。おのおの方の作目や地域性に合わせて、適宜変えることをお勧めしまーす。

  一般野菜  水20リットル+米酢100cc+35度焼酎100cc+木酢液50cc
                  +クエン酸30g    を背負い動噴でかける
         幼苗とソラマメには木酢を30ccに減。反対に野菜が病気になりか
         かった時は100ccに増量。
       
 土壌潅注  水20リットル+木酢液50cc+クエン酸60g   
         これは病気予防で、植付け穴に500ccほど潅注。病気が出たときに      
           は株元にたっぷりかける。きゅうり、じゃがいもには卓効あったね。
         
 苗代散布  水200リットル+米酢500cc+35度焼酎500cc+木酢液700cc
                  +くえんさん300g   を動力噴霧機でたっぷりかける。
         葉が硬くなり苗立枯病とは無縁となる。よってタチガレンだのダコニー    
         ルなどまったく不要。育苗中に2回はかけるね。超お奨めメニユー。
         お好みによりミネラルの入った海水もしくは天然塩を加えればベター
 
 いもち病   水500リットル+米酢、焼酎、木酢液各1升+クエン酸700g
         反当150〜200リットル頭からぶちかけること。
 
 早い話が添加量なんかファジーでいいけど、欲を出して濃くしないこと。もう10年もやってるけど、野菜が喜んでるのがわかるね。葉の艶、てり、立てりかたがいいように思う。
 おもろい話をひとつ。ごぼーがけっこう小さいときだった。夜盗虫がいっぱい来て被害が甚大になりかけたので、木酢液の少々濃いやつをたっぷり土にかけたら、すっぱいのか煙いのか知らんが、土の中からぞろぞろ這い出てきおった。ぶちっぶちっと潰して終わり。そのときの濃度の記録が無いのが残念。後で水をたっぷりかけたからごぼーは枯れなかったよ。
 稲の馬鹿苗病予防に木酢が使えないか、目下研究中。成功したら報告しまーす。60℃殺菌は怖くてやってません。
 ひとつ忘れてた。米酢と焼酎は同量を混ぜておき、2ヶ月程度置いたのがいいね。酢酸とエチルアルコールで、酢酸エチルというベンジンみたいな芳香性のあるエステルができ、これが葉っぱを食べる虫に効くんだ。その時鷹の爪もたっぷりほうりこんでおけばベストだ。
 ついでに庭木には、木酢液400ccとクエン酸150〜200gを20リットルの水に溶かしてかけてみよう。霧を吸うと少しむせるぐらいだ。効果だって? みんなやってみな。1度限りでは分からないけど、虫のつき方やもろもろ観察する価値あり。
 てなところで、クエン酸と木酢液シリーズはひとまず閉じようかなやまちゃん。ずいぶんおおものたれちまったなあ。次はなんの話で大風呂敷広げよーか。

(4月1日 栃木の上野長一さんからお便り。)

ホームページの資料、ありがとうございます。
皆様、それぞれにいろいろと考えておられる様子がわかりますね。
でも、何か違う、何か足りない気がするのです。
米を多収するとか、薬を振る、振らないといった枠から抜け出したところで、稲作りをしたいと思っています。
というわけで、何も手出しをしない稲作りこそ、すばらしい稲作技術と思っております。
そして、今年の私の稲作りは、草に合わせた稲作りをと、考えてます。
とかく、稲から、田なり草なりを見て、稲作技術を見ておられるようですが、
草や田から見た稲を考えてみてはどうでしょうか。
そのことで、ずーっと見る目も違うようになってきます。
何よりも、稲を草として見れる面白さがあります。

今まで、いろんな稲作りをやってきました。
草も、ある時、田の中でがらりと変わることがあるのです。
ひとつの方法を何年も続けると、草にしろ稲にしろ、マイナスが多くなってきます。
ひとつの方法で3回行ったら、次の別の方法に変えることで、稲にとっても、草にとっても、良いのです。

@今年は、先ほどにかきましたが、草に合わせた稲作りをします。
ということは、草が芽を出し、実をつけるペースに、稲も合わせるつもりです。
(問題になっているコナギも、稲刈り時になると、枯れあがっているので、コンバインの足元に団子になって絡みつきません)
A品種を、晩生のものにします。
また、産直がほとんどなので、2〜3品種あわせて、種播きをするつもりです。
例として●コシヒカリとミルキークィーン
●はつしもと(朝日×コシヒカリ)
●キヨニシキとLGC−1
●イセヒカリと豊コシヒカリ
です。
生育ステージの同じようなものどうし、ブレンドしようかと考えております。
栃木では、8月25日出穂、10月15日頃収穫の稲が、自然には良い様なのです。
コシヒカリは、早すぎるのです。

稲作りは、除草剤を使う、使わない、また、米ぬか云々とは違う何かが見えるのですが、どうなるか。
いろいろな品種の種籾を集めています。(今のところ120品種)
古い品種が有りましたら、一穂ずつで良いのですが、ちょうだい。

(上野さんのお便り見て、やまちゃん「ウーン」)
上野さんさんどうしてるかなと、久しぶりに長一さんの様子聞きたくて、
「毎月出しているお便り、僕のとこにも送ってよ」と、手紙出したのですが、
「草にあわせて稲作りしてみようよ」との言葉に、「ウーン」と考え込んでしまいました。
たしかに、そうかもしれない。
去年、6月には言って2回代かきしたら、生える草をはやしてから田植えしたので、ヒエやコナギには、ほとんど困らなかった。
それ以上に、晩生のヒノヒカリは、ゆっくり分けつがとれていくので、じたばたせず、安心して成長に付き合えました。
コシヒカリは、田植えして65日で出穂、めちゃ気があせるのです。
稲刈りも、涼しくなってからなので、気持ちよくできたなあ。


そういえば、長一さん、ここ何年も「温湯浸法」してないらしい。
「馬鹿苗はほとんどでないし、仮に出たところで、8俵9俵取れればいいという気持ちでいれば、ほとんど問題にならないですよ」とのこと。
僕は、昔、長一さんが「現代農業」に書いた「温湯浸法」の記事を見て、やりだしたのだけど、
たいして馬鹿苗病も出てないみたいだし、今年はやめようかな。
浸種(芽だし)だって、水出しっぱなしにしていたら、3〜4日くらい遅れても大丈夫よとのこと、
上野さんの話聞いていたら、だいぶ肩の力が抜けてきました。
やっぱり、今年も「大雑把稲作」になっていきそう。
でも、とりみだけは、去年の二の舞は踏みたくないなあ。

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