2001年8月のお便り

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(8月30日 兵庫県・夢前町の衣笠さんから「初めてのお便り!」)
 
山下様、ご無沙汰しています。
夢前町の夢工房、衣笠です。
いつも皆様のメール楽しく拝見しております。
みなさんの工夫と経験と努力に感動しています。
さて、温湯浸法の事ですが私も昨年まで”バカ苗”
悩まされていました。今年から全くなくなりました!
”湯芽工房”タイガー川島製(価格20万円ぐらい)
一回に30sの籾を温湯殺菌 タイマー付き
酸素たっぷり発芽(籾の芽と根が同時に発芽)できて
いい苗立ちしますよ。発芽は、1回に200sくらい。
私の場合、塩水選−ネット入れ(15s)−洗濯機脱水−
ネットのまま陰干し(2日)−温湯殺菌−冷水−脱水−
ネットのまま陰干し−種まきまでほっておきます。
次に代掻き均平ですが、ご存じかもしれませんが
逆転ロータリもいいのですが、土が動きすぎる事が
あるので私は、ロータリを回さず土引きします。
結構土は動きますよ!
これからもメール楽しく待っています。
有り難うございます。
 
(やまちゃんから)
稲葉さんが企画して、メーカーに作ってもらった、温湯浸法用のタンク、
それが、タイガー川島製の「湯芽工房」でした。
名前が思い出せなかったのですが、衣笠さんの「法人名」と同じですね。
納豆作りにも応用できるなら、まあいいか、などと茶化したのですが、
それなりの規模の人には、よさそうですね。
ドライブハローを購入して、こりゃいいやと思ったのが、土引き機能。
でも、まだ四隅の高い土を、グ一と引っ張る程度にしか、使えていません。
田んぼの高低を、もうちょっと平らにしたい、それが相変わらず、課題です。
「田おこし、代かきを語ろう」と銘打った「飲み会」、
実は、ぼくがあれこれ教えてほしいので、企画しました。
今のところ、1月13、14日あたりどうかなと思っています。
よかったら、是非。
 
 
(8月30日 茨城のの小長谷さんから「RE温湯浸法」)
> (5)塚本さんや、近森さんの実験によると、
> 温湯浸法による、品種間の差異は、ないみたいです。

果たしてそうでしょうか。
糯品種や陸稲を使った試験も同様になされていますか。
当方(職場)の実験では、コシヒカリ-オオチカラ(巨大種)は60度8分で発芽に与える影響はありませんでした。また同様に、初星-ベレパトナ(長粒種)-タカナリでも60度7.5分で発芽に悪影響は与えませんでした。
しかしながら、ツクバハタモチでは、60度7.5分で発芽率は84パーセントにまで低下しました。
くわしくはホームページ(http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/)のくらぶレポート-種子処理の項目をご覧下さい。
(後で見直してみたら詳しいデータについて記述していませんでした。近々アップします。)

それから私ども(玉造合鴨水稲会)では、風選をしております。通常よりも強めにかけることで良質の種を選んでおり、乾燥状態の籾を温湯処理するので事故はありません。

ところで、最近有機栽培農家の種子の乱れが非常に気になっています。自種を毎年利用しておられるせいだと思うのですが、出穂時期や穂の高さがバラバラで、まるで途上国の田んぼを見ているようです。
人によっては、このばらつきが病害虫からの被害回避に役立っているのだと主張されると思います。また、最近ではわざわざ品種を混ぜて播種する方もいらっしゃいます。私もこれらを全般に否定するものではありませんが、ある程度の収量を維持するのには、それぞれの稲の個体の特性がある程度まとまっているほうが都合が良いように思います。

以下に種子の特性が揃っている場合の利点を述べます。
1-生育が揃っている方が、肥培管理が容易になる。
2-同時に収穫することが出来るので作業が楽になる。
3-機械収穫の場合、穂の高さが揃っている方がロスが少ない。
4-機械収穫の場合、出穂期が揃っている方がロスが少ない。
5-品種名を出している場合、顧客の信頼性が高くなる。

種取りの方法は、ここでは割愛させていただきますが、とりあえず問題提起のみさせていただきます。皆様どの様にお考えですか。

また、このことについては今後詳しく全国合鴨水稲会の会誌に、種取りの方法も含めて述べていきたいと考えています。

茨城 兼業農家 小長谷裕宝

--
Mr. KONAGAYA Hirotaka (JICA-PB)
Instructor of Rice Cultivation
Tsukuba International Centre
2nd Training Division, Rice Group

h-konaga(アットマ)jica.go.jp (working office)
kona-ufo(アットマ)mwb.biglobe.ne.jp (private)
Home Page
http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/
Domo Arigato. Bye-bye.
--
 
(やまちゃんから)
民間稲作研究所の近森さんの「温湯処理・品種別 発芽試験」のデータ、
本人の了解を得ていないので、オープンに出来ないのが残念ですが、
といいつつ、勝手に引用してしまうのですが、
近森さんの試験でも、ヒメノモチ、アクネモチ、などのもち米の品種は、
温湯処理後の発芽率は、77%とか、82%というように、発芽率が悪いです。
ただ、温湯処理しない場合(未処理)を見てみると、
それも、80パーセント程度で、あまりよくありません。
「未処理区対比率」を見てみると、95〜102パーセントくらいの値になっています。
だから、あまり、影響なしと判断しました。
( 実は、小長谷さんの指摘を受けて、そういえば、モチの発芽率がかなり悪かったなあと思い出して、
「アバウトすぎたなあ」と、しばし、慌てたのですが、データをよく見ると、そういうことでした )
( もひとつ、実は。
近森さんのコメントでは
「温湯処理することによって、モチ品種に、若干の発芽率の低下見られる」とあります )
ツクバハタモチの場合は、どうなんでしょうか?
詳しいデータのアップを待っています。
 
さて、水につけすぎたモミを、温湯処理すると、なぜ発芽不良を起こすのか?
塚本さんに聞いてみると、
「水につけると、モミと玄米の間の空気を追い出して、水が入るのですが、
そのことによって、直に熱が胚芽に伝わってダメージを与えるのかな?」
「水を吸収することによって、芽が動き出し、そこに熱が伝わってダメージを与えるのか?」
「よくわかりません」
 
「黒米の場合、長時間水につけておいても、
そのあとの温湯処理によって、発芽率がさほど低下しないのです。
熱帯など、過酷な条件の場所が多いから、
少々の変動に対して、影響を受けにくいように出来ているのかなあ。」
 
なお、塚本さんの試験は、2001年4月23日に出ています。
「浸水時間と温湯処理の比較試験」です。

(8月29日 やまちゃんから「温湯浸法について」)
 
温湯浸法とは、稲の苗作りの時、馬鹿苗病などの予防のため、
種籾を、60度のお湯に5分から10分つけて、殺菌するというものですね。
たしか、大正年間に、黒沢さんという方が開発された方法で、
牛乳の「低温殺菌」に通じるものがあるのではないでしょうか。
(あまり詳しくないので、もし間違っていたら、誰か訂正してください)
 
僕は、「60度5分」の方法で、5年ほどやっていますが、失敗したことなく、
確かに、馬鹿苗病には、効果があると思っています。
ところが、研修会などに参加すると、
毎回、「発芽不良を起こしたのですけど」という質問があります。
大規模稲作農家に失敗が多いようです。
 
今年、福井の塚本さんと、民間稲作研究所のスタッフの近森さんが、
「実験」をされました。
それと、稲葉さんが言われていることを元に、
「温湯浸法」について、確信をもって言えそうな事を書いてみます。
 
(1)温湯浸法によって、失敗(発芽不良)をするのは、
塩水選をしたあと、お湯つけるまでの間に、時間があきすぎて、
そのため、種籾の中まで、水気が浸透し、
お湯の熱が直接、胚芽に伝わって、ダメージを与えるためのようです。
ぼくのような、小規模農家で失敗が見られないのは、
塩水選のあと、すぐ(1〜2時間で)温湯浸法に移れるからのようです。
 
(2)その対策として、稲葉さんが言われていましたが、
秋のうちに、塩水選を済ませてしまい、水洗いして、乾燥保存します。
浮いたモミは、もみすりして、食べてしまいましょう。
 
(3)やむなく、春にやるときは、人数を揃えて、段取り良く、
塩水選 ーー> 水洗い ーー> 温湯浸法 ーー> 冷水で冷やす
の作業を流れよくやるしかないだろうな。
そうか、塩水選したモミを、水洗いして(塩分をとって)陰干しして乾かすかですね。
 
(4)お湯は、57〜62度くらいの間、時間は、5〜10分ぐらい、
だいたい、それくらいであれば、問題ないみたいです。
僕は、お風呂の給湯器でやっています。
70度からの熱湯が出ますので、お湯を出しっぱなしにしながら、
10キロくらいに小分けした種籾を、網袋に入れて、じゃぶじゃぶしています。
モミを入れた直後、58度くらいまで下がりますが、またすぐ回復します。
稲葉さんの発案で、何とかという温湯浸法器(タンク)が開発されていますが、
「何で、わざわざそんな機械まで?」と、思っていたら、
納豆を作ったりするのにも、流用できるそうです。
でも、普段は、粗大ゴミやね。
 
(5)塚本さんや、近森さんの実験によると、
温湯浸法による、品種間の差異は、ないみたいです。
むしろ、適切にやれば、温湯浸によって、発芽抑制物質が取れるのか、
逆に、発芽率がよくなる傾向が見られたようでした。
 
                      以上です。
 
(続いて、やまちゃんから「田おこしと代かきについて語ろう」という飲み会について。)
 
今年6月に,京都の綾部の四方さんのドキュメンタリが、朝日テレビで放映されました。
その中で、お師匠さんの井上義男さんが、四方さんに、
「なにやっとんやー、そこの高いところの泥を、こっちの低いところへ持ってきて、、、」
と、怒鳴っているシーンが、ありました。
それを見た、やまちゃんと四方さんの往復メールがあります。
 
(やまちゃんから)
この間、綾部の四方さんらのTVドキュメンタリーを見ていたら井上さんが、
「代かきで、田んぼのあそこの高い土を、ここの低いところへもってきて、、、」
などと、のたまわっていましたが、
(はしごや、代かき棒など使わずに、ロータリーだけで)
代掻きで、意図的に、土を動かすことなんて、僕には、到底できません。
四隅や畦べりがが高くなることはあっても。
綾部の四方さん、「井上さんは、できるのだろうか?」
 
(四方さんから)
こんばんは! 
詳細は兎も角、井上さん出来てます。そして、効率悪いながら四方も、御伝授頂き、真似事ではありますが、やっております。
トラクターに取り付けた土引き機で土を引いて、土の水分含有量を見ながら、平版で更に整える。正にプロの技を見ております。条件にもよりますが、反あたり10分も掛からぬ勢いでその作業は進行致します。
昨年、九州・熊本の後藤さんがおっしゃられていた”均平の大切さ”を曲がりなりににも実践させて頂いて居ります。
ロータリーなら逆転させて、深さを状況に併せて決め、意図するところまで運び、そして整える事をやって居ります。
取り急ぎメールいたしました。
(実は、このメール、事故で届かなかったのです。註、Byやまちゃん)
 
(やまちゃんから)
 やっぱ、メール届いてないよ
どこへ消えたのだろうね
万に一くらいだろうけど、そういうことってあるみたですよ。
プロバイダがとらぶったとかで
代掻き、なかなかおくが深そうで、代掻きのやり方でいろいろできそうで、
冬になったら、「代掻きを考えよう」と言うテーマで、一泊二日の飲み会をやりたいなと思っているところです。
 
(四方さんから)
こんにちは!とても、嬉しいお話です。是非、参加させて頂きたく思います。
4月29日に撮影がらみで田植えをした田んぼ、すっかり稲刈りを待っています。稲刈りが始まると、師匠井上さんのお手伝いも含め、約1ヶ月はてんてこ舞いのてんやわんやの日々が続くと思います。
よっしゃ、 がんばろ〜っ!
 
*****
てな、やりとりがありました。
 
代かきのこと、もっと極めてみたい、というのがあります。
同時に、冬の夜長を、鍋つついて、一献やりたいというのもあります。
 
場所は、ぼくのうちから車で10分くらいのところに、
山根さんという、兵庫県有機農業研究会の世話人みたいな人で、
その人の農場(別荘)があり、そこが借りられそうです。
 
熊本の後藤清人さんを、ゲストで招待したいなと思っています。
あちらでしこたま美味しいお酒をご馳走になった返礼です。
実は、後藤さんの娘さん夫婦が、
ちょっと行ったところ(加東郡社町)にいらっしゃるのです。
農機具屋の人も、手弁当で来てくれると面白いな、などと思っています。
 
くわしくは、いずれまた
乞う、ご期待

(8月28日 奄美大島の畑さんから「食も自分たちで守る」)
 
村山お母さん。
大変詳しくご説明をいただきありがとうございました。
 
私は、昭和32年生れです。学生時代に、森永ヒ素ミルクや水俣病などの公害病、それに関する生物濃縮のこと、また、最近では、厚生省のエイズウイルス混入血液製剤など、公の機関による非常識きわまりない行為というものを、いやというほど見てきました。
 
私が農業をはじめたのも、自分や家族の安全な食べ物はなるべく自分たちで調達したい、ということからでした。
 
 今学習塾が本業なのですが、このようなことをよく子供たちに話しています。わたしの農園でとれる果実(たんかん、ぱぱいや、パイン、バナナ、じゃがいも、きゅうり、とまと他)をおやつに出すと、塾生たちは、ほんとうにおいしそうに食べてくれます。
 
 入会にお誘いいただきありがとうございます。入会方法をお教え下さい。
 
知人の漁師さんからは、週2回45リットルバケツ一杯の魚のあらをいただいています。
この量は家庭用の生ごみ処理機では、処理しきれないと思い、鶏をはなしがいしているたんかん(ぽんかんとオレンジの交配種らしい、抜群においしい)園でダンボールの中で米ぬかや、かんなくず、などとともに10日間ほど寝かせた後、ダンボールをひっくり返します。
 
発生した○○虫は、鶏が好んで食べてくれますので助かっていますし、肥効が良くたんかんの木も非常に健康に育ってくれています。葉のつやがすばらしいです。
 
 つやつやとしたたんかんの幼果を見て、来年の春に塾生や子供達がうまそうにタンカンを食べている様子を想像しているところです。
 
  鹿児島県奄美大島
 
       畑 琢三
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(8月27日 民間稲作研究所の稲葉さんから「ヒエとコナギの種を送っていただけませんか」)
 
コナギとヒエの種を各地から集め、地域別に発芽特性を調査する予定です。
つきましては山下さんに種子集めの声かけをお願いできないかと考えています。
(メールで何かのついでにお願いできれば)
種子の送付先は〒329−0526栃木県河内郡上三川町鞘堂72 
NPO法人民間稲作研究所
 
種子の地域が知りたいので種子を入れた封筒に住所、氏名の記入をお願いします。
お手数をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
 
NPO法人民間稲作研究所


(8月27日 お米の勉強会の村山さんから「カドミの件、ちょっと舌たらずでした」
 
今晩は。    お米の勉強会 村山日南子より
奄美大島の畑さん、お問合せ有難うございました。偉そうなことをいきなり言って驚かせてしまったようですね。ごめんなさい。私は単なる主婦、山下さんたちによると、お母さん(但し、山下さんと10歳も違わないと思いますが)で、おっせかいなだけでして、大して何も知りません。
ちょっと舌足らずで、畑さんを混乱させたようですので、お米のカドミウム汚染とケイカルの関係をお話します。
 きっと畑さんが生まれられる前、昭和30年代後半から40年代に大変な被害が出て、日本最初の公害病に指定された(?)イタイイタイ病の原因は鉱山や精錬所からの垂れ流しによるカドミウム汚染でした。富山のイタイイタイ病は、岐阜県の神岡鉱山の排水が神通川に流され、神通川に飲み水と田んぼの水を頼っていた富山市の一帯がひどく汚染されました。イタイイタイ病といわれるのは、カドミウムが腎臓の尿細管に蓄積し、尿細管が栄養などの再吸収をするのを妨げ、カルシウムもリンも他の栄養素も健康人に比べかなり多く尿として排出してしまい、結果骨のカルシウムとリンが不足し、骨が極めてもろくなり、ただ布団を掛けただけでも骨折するほど、体中骨折し、痛くて痛くてどうしようもなく苦しまれた状態から病名となったそうです。
 そりから30年以上経って今はそんなにひどい人はいらっしゃらないようですが、カドミウムを含め重金属は一度体内に蓄積して障害を起こすと、以後摂取しなくても障害は不可逆的に進行するそうです。日本の基準が余りにも緩いため、土壌対策がされたところの10倍ほども実際は汚染田があるようで、日本人はお米からかなり多くのカドミウムを今も取り込んでいるようで、もしかして軽度の腎障害に罹っている人がいるのではないかと、専門家のお医者さんなどは心配なさっています。カドミウムの国際基準が日本の基準の1/5に多分なりそうで、農水省も厚生省も実態調査や対策を検討し始めています。
 さて、このイタイイタイ病と、先日私の言いましたケイカルの話は直接関係はありません。事実ケイカルは精錬所の残渣ですので、不純物としてカドミウムが含まれています。ところが、単にミネラル豊富な土壌改良剤として推薦されたばかりではなく、何と、カドミウム汚染田んぼでカドミウムを吸い上げない作り方として、最後まで水を抜かないこととケイカルを撒くという指導が今も続いています。ケイカルにカドミウムが含まれていることは、肥料便覧をご覧になると分かります。殆どの肥料には肥料効果しかかかれていませんが、ケイカルにはカドミウムの含有基準がかかれています。私たちが震災前に分析をしてもらったところ基準値そのもののケイカルが見つかりました。カドミウム対策にカドミウムを含んだものを撒くというのはブラックユーモアのようで、信じられない話です。
 先日言いたかったのは、よって、本来は産業廃棄物として処理しなければいけない、まして有害なものを安い土壌改良剤として全農が売るという事実から、今度は法律まで作って食品残渣を田畑に入れようとするのを、うんと警戒してほしくて申しあげたのです。
 もし、カドミウム汚染についてもっとお知りになりたいようでしたら、できましたら私どもの会へお入りくださいませんか。15年間馬鹿みたいに毎月様々な事をして、勝手な農業応援団を続けており、その毎月の記録を、またご丁寧に毎月会報としてお送りしているのです。字ばかりで面白みのない記録ですが、取っておいていただけば、必要なときに役立つかもしれません。カドミウムについては日本中で10年以上も追跡して、危惧している市民グループは他にありません。農家の方々の健康が心配なのです。
 
生ゴミ処理については、農家の方々は堆肥作りに混ぜられてもいいし、穴を掘って埋められてもいいでしょう。ゴミバケツを逆さにした生ゴミ堆肥機はうじ虫と悪臭のもとです。台所へ置くEMバケツも試しましたが、気持ちが悪い。今してますのは市販の生ゴミ処理機。おがくずを入れるだけで発行促進菌は入れないものです。時々電気エネルギーで攪拌するものです。ゴミを処理するのに処理機を買い、原発の電気を使うのは反対だという人も環境派には多いですが、ゴミ処理に多額の税金を当て、しかもダイオキシン対策と称して、規模の大きすぎる高額の焼却炉に変えさせる国のやり方よりは、自分でお金を出して処理する方がずっと安くつきます。ジュウ―サーかディスポーザーのようなもので生ゴミの水を切り小さくカットすればもっとうまく早く殆どが炭酸ガスと水に戻るはずです。そしてエネルギーを自然のものにするようにメーカーと話し合いたいのです。
 
 
皆様へ
 昨日日帰りで浜坂での兵庫合鴨研究会の設立総会に行ってきました。よって今日はへとへとです。
古野さんの合鴨水稲同時稲作はとても面白く、行ってよかったです。岸田先生の話の途中で帰りましたので、アゾラーの話が聞けませんでしたし、萬田先生からやぎの話もお聞きできなくとても残念でしたが、古野さんのお話だけでも価値がありました。一般に田んぼの多様性といわれているのは米以外生産物のない多様性だが、1950年代までは田んぼでどじょうも飼っていた。田んぼで米と一緒にいろいろなものを同時に育て、食べていた。田んぼの中でいろんなものを育て、1年通していろいろ作って田んぼをフルに使って暮していく。そういう暮らしが農家の暮らしだ、という強烈な主張のようで、全く同感、感激しました。どなたか一度連れて行ってください。
 なお、詳しくは三田の布野さんからお聞きください。
 
もう一つ最新の情報
10月21日(日)豊岡のコウノトリの実験田んぼの生き物調査を宇根豊さんと豊岡の農家の方々と一緒にします。私どもの会の15周年の会です。どうぞ楽しい企画になるように、ご協力ご出席下さい。
 
(8月26日 千葉の川上さんから「こんばんわ」)
 
こんばんは、メールも宅急便いつも楽しみにしてます。
早生の収穫が終わったので今日は籾摺りでした。
やっぱはじめは準備で半日おわってしまいました。
はじまってみたら籾はどんどん吸い込むのに米が出ないそのうちベルトの焦げるにお
いおもいっきりつまりました。
原因はねずみの巣でした。
きょうはほとんど仕事になりませんでした。
収量のほうは8〜9俵くらいだと思います。

台風11号の被害で稲が倒れることはなかったのですが、たんぼがやっぱぐちゃぐ
ちゃです。
帰ってきたらすぐ洗車です。
きょう農機具屋の整備の人が遊びに来ていて、今年はコンバイン結構壊れているそう
です。
足周りはたんぼのなかで壊れるので泥だらけでひどいよと言ってました。
壊れて新車をたのむしとがおおいそうです。
これからが本番がんばります。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.
 
 
(8月26日 岡山の赤木さんから「右も左も一斉防除だ」
 
出穂近くなって一斉防除なるものがおっ始まりやがった。あっしの見る限りほとんどの百姓が嬉々としてやってるようにしか思えん。草刈機が重くてしんどいと言って除草剤を畦にかけるおやじが、散布機は軽いと見える。中には妊娠、出産がこれからの若い娘まで動員してやっとる。もうきちがいざただ。
 小生の家から数百メートルで、川は海に出ます。一斉防除の時は農薬が海に流れ出ないように、先ずは川の水を空にして樋門を閉めます。防除が終わって更に数日間は海に排出しません。
これは漁協との協定らしい。
 有機塩素系の殺虫剤やら殺菌剤が、数日のうちに分解するとでも思ってるのか。それとも田んぼに撒かれた農薬が、河川に流れ出るのは後々のことだから、濃度も薄く魚への影響は考えなくて良いと思っているのか。ほとんどの農薬は脂肪に溶けやすく、ND(ノンディフェクト・測定限界以下のこと)であっても水の中では生物濃縮が行われて、魚の体脂肪や肝臓にどんどん蓄積されていくことを理解しているのか。
 指導機関が旗を振り下ろせば、虫がいようがいまいが待ってましたとばかりに毒振りに走る。
ホリドールに始まって今日まで、農薬教育はもれなく浸透し、次の代へもしっかり引き継がれている。トキの絶滅も、私の近くに多く生息していたカブトガニが姿を消したのも、根はひとつ。
効率を求めて、環境への配慮を怠ってきたツケだ。21世紀になってもそのツケは増える一方と見た。工場からの汚濁は法で規制されたが、田んぼからの汚濁はまったく野放し。百姓始めて20数年になるが、薬振らんでええという指導には一度もお目にかかっとらん。
 世の流れに抵抗しても、大きな川の1本の細杭に過ぎないが、たくさん寄れば流れも少しは変わるだろう。変えなきゃあだめなんだ。  というわけで、今日は田んぼから環境問題を考えてみたのだ。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通  h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
 
(8月26日 兵庫県加西市の中村さんから「暑い夏も」)
 
暑かった夏もどうやら季節の変わり目のようだ。
久方ぶりに、晴耕*雨打です。
早い稲は色づきはじめました。
山田錦はまだゆつくり構えています。もう3から4日ですか。
あまり天候に反応しない稲です。
これから涼しい天候の基に大粒にゆっくりと育ちます。
せっかちの早生に戸惑います。
 
への字の稲作はこれからが見ものです。
先日の稲見で隣の見事な稲とすけすけの色あせた寂しげな稲
秋雨前線の南下と共に1日・1日変化します。
ビワ色の稔りめだしてね。
毎朝楽しみな稲になるか。見に行くのが嫌な田になるかね。
 
やはり暑い夏終わり9月の長雨の季節が来る。
米作りは10年平均だよね。
お米の豊作の予想ですがね。
此方の稲作は今からの天候次第*天候任せです。
案外への字の稲作とかV字型とか知ってないね。
それでも良いけどもね。稲作コヨミで熱心に作る人が多いね。
天候も稲もお構いナシにコヨミ道理にね。
10年に一度はあたるがな
 
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
http://www1.ocn.ne.jp/~hironao/index.htm
 
hnnahiro(アットマ)silver.ocn.ne.jp
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" 
(8月24日 岡山の赤木さんから「旭晴、穂揃いしました」)
 
の稲作師匠と仰いでいる井原先生が、コシヒカリ×朝日から交配育成した「旭晴」が、穂揃いしました。「旭風」も後2日ほどで出穂完了です。走り穂が台風にもまれて少し傷んでいます。
 私の地域では晩生品種が主流で、中生のヒノヒカリでさえ走り穂もまだ見えません。こうなるとすずめ対策が要るでしょう。すずめの食べる権利も認めますけど、学区のすずめが一堂に会したら、これはえらいこっちゃ。居付く前にテグスでも張ってなんとかしよう。
 
 コンバイン作業も近くなったので、長持ちさせるために私がやってる裏技をひとつだけ公開しちゃう。激しく摺動するくせに、すぐ油分が切れてしまうのは刈刃部分です。上刃と下刃の間は朝の注油でも事足りますが、上刃を押さえている部分は、焼きの入った鉄と鉄がまともに擦り合っているうえ、泥付き、水付き、芥付きで、田んぼを2周もすればキーキー泣いているのが普通。他のガチャガチャ音にかき消されているだけのこと。
私は油さしをコンバインに備えておき、籾の排出時には必ず上刃押さえに注油します。ついでに刈刃にくれてやることもあります。650時間程使いましたが、大きな故障もなし。農機具屋は儲からんとぼやく。刈刃を交換したことも研磨したこともなかったです。
集中注油装置もついていますが、油は目で見ながら差すことを基本としています。
 
 
(8月24日 奄美大島の畑さんから「残飯処理」)
 
村山様のメール大変興味深く読ませていただきました。
カドミウム汚染されてしまった米のことや、その他、驚くべき内容でした。。
 
もっともっと、詳しい情報、  農家や、消費者にむかって言いたいことなどをお聞きしたいのですが、覆面とのことで、かなり、お忙しいのだと思います。でも、お忙しい合間をぬってでも教えていただければ幸いです。
また、もし、本などを出版されておられましたら、ぜひ、ご紹介ください。
 
また、残飯処理方法についての、グッドアイデアをお持ちであればぜひ、ご教授願えませんでしょうか。
 
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
畑 琢三
TEL 09977−2−4067
FAX 09977−2−0173
メールアドレス Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(8月24日 福井の塚本さんから「今年の除草対策」・8月22日付)
 2001年(平成13年)の結果報告

          今年の計画と結果
課題1、緑肥鋤込みがクログワイに効果があるか確認
    操作 昨年より荒代から本代の期間を長くしてみる。
(昨年)
緑肥鋤込みーーーーーーーーーー>荒代ーーーーーーーー>本代
     (湛水)            (湛水)
4月28日  (11日間)     5月9日  (3日間)  5月12日
 
(今年)
緑肥鋤きこみ・ーーーーーーーーーーーーーーーーーー>本代
(翌日に)荒代       湛水(15日間)
 
結果   緑肥(イタリアンライダラス)を春に鋤込み港水してみたが、クログワイには
効果無し。黒いいもの殻は昨年の春に発芽したいもの殻のようだ。ロータリーで傷が付い
た芋は腐るみたいだ。レンゲであればサポニンの効果は期待できるかも。
 
課麓2、菜種油粕のコナギに対する効果の確認
    操作 田植え後10日ほどに、菜種の油粕40Kg.(10a当たり)散布
    昨年 水が赤くなり濁った。田植え後30日に、コナギが消えていた。
    今年 同じことをして同じ結果を得るか確認。再現性があるか?
 
結果   効果無し。昨年は、この後硫安10キロ(10アール当たり)追肥したら、ア
オミドロが一面に広がり、遮光されてコナギが消えたらしい。
 
課題3、草を発芽させてから本代をかく
(操作)
 荒代 −−−一一−−一一−−−−−> 本代
           草を発芽させる
 ごく浅い水管理(15日〜20日)
 
目的
ドライブハロウがなくてもロータリーだけで可能か?
土の表面5センチの代かきは難しいのでもう少し深くても効果的な方法は?
結果   ヒエには効果あり。深く代かきするとコナギははえる。浅く代かきすると2週
間ぐらいは大丈夫。
 
課題4、田植え前の土の表面の草取り装置を考案する。ドライブハロウの代わりです(間に合わなかった)
 
今年のまとめ
1、米ぬかを使用しなかったことで、米ぬかの効果を確認できた。
2、深水で浅くロータリーを掛けた水田はよく草を抑えた。一回だけの代かきであったが、
  2回以上は必要と感じた。2回代かき法のとろとろ層作りは、汎用性がありそうだ。
3、クログワい、オモダカは手取りで通した。
 
最後にうだうだ
 去年はどの結果は得られず残念でした。必死さが足りなかったのかも。今年の秋から水
田は湛水の冬越しをします。水鳥が来てクログワイとオモダカの芋をたべてくれないだろうか。
                       以上
 
 
(8月24日 栃木の上野さんからのお手紙・8月19日付)
そちらは、相変わらぬ暑さのようですね。
栃木は、8月に入り一転して、日中は暑いのですが、日陰に入ると涼しいです。
また、夜も過ごしやすくなってきました。
あの蒸し暑い日々と、このところ遠ざかっております。
人間も気持ちよいため、イネも同じようで、今年は、イネが葉姿が、ちょっと落ち着いておるようです。
また、病気とか、下葉の枯れ上りが少ないように思います。
これは、私の田んぼばかりでなく、周りの田んぼもそのようですよ。
 
やまちゃんのHP、除草ネットを見ることができました。
いきなり自分の書いたものが飛び出してきて、
ビックリするやら、間違いでないか、ハラハラしながら読ませていただきました。
知り合いの方やら、「現代農業」でお目にかかる方の名前を見るなり、
読むのと、テレビ画面を動かして見るのでは、ちょっとちがった親近感を頂きました。
 
それと、井原豊さんの残した、大きな足跡を見る気がしました。
あの稲作りと,人柄が、目の前に表れ、
やっぱりすごい人であり、イネだったこと、新たに思われます。
ひきつけたものの大きさ、計り知れないものが、いっぱいありますね。
しかし、井原さんのような稲、なかなか同じような稲を、見ること少ないですね。
「への字」と称して稲作りをしておられる方々、そして自分もそうですが、できないよね。
これも、井原さんの技と人が作り出すものだったのかと、
今もって、感じております。
 
パソコンで送ればよいのですが、
これだけ打ち込むのに、2〜3日もかかってしまいそうで、
手紙で送りました。
それではまた
 
P.S
やまちゃん、稲の旬とは、いつなのだろうね。
私のところでは、昔は10月に入り、稲刈りをしていましたので、それが旬ですよね。
モモ、クリ、梨、ブドウ、野菜も旬のものがいちばんかと思うし、味もちがうと思います。
稲も、同様かもしれませんね。
だったら、九月上旬の稲刈り、よくできてはいても、味はいまいちで、
出来秋のお米はとなげきます。
 
(8月23日 やまちゃんから、おことわり)
お送りしたいものが、いっぱいです。
栃木の上野さんと、福井の塚本さんから、お手紙が来ています。
「温湯浸法」について、きちんとしたことを書いてみたいと思っています。
それと、この間京都・綾部の四方さんが書いていた「田んぼを平らにすることが基本」
それに関連しますが、
「田おこしと代かきについて、夜なべで語ろう」という集まりを企画しています。
年があけて、1月か2月だから、それをえさに「飲む会(新年会)」というとこかな。
それぞれ、詳しくは、いずれまた
 
 
(8月23日 お米の勉強会の村山さんから「赤木さんの意見に賛成です」)
 
メールの皆さんへ     はじめまして。   お米の勉強会 村山日南子より
 台風、たいした被害がなければ恵みの雨と言えるでしょうが、お米は本当に大丈夫でしたか、大事な時期のように思いますが、お見舞い申しあげます。  
 多くの方のメールを楽しく読ませていただいています。皆さんのお話はいつも生き生きしていて刺激的です。嬉しいです。そして何でも瞬時に伝わるものでと、メールの威力を上回る皆さんの反応にただただ感心しています。
 私も覆面をしたい状況ですので、取り急ぎ赤木さんへ応援の一言。
 農家の情報公開ぜひお願いします。主婦も情報公開せよと言われたらタジタジしますが、何せ皆さんは商品を作っておいでですから、しかも命の素を作って下さっているのですから。そしてまた、情報公開は、今産直米農家で話題になっている検査を不要のものとする基礎となるのですから。他人やお役所にどんなお米か検査してもらわないといけないほど、お米つくり農家は信用されていないのですから。自らいつも情報公開の習慣ができれば、消費者はもっともっと農業を身近に感じ、信用すると思います。今の世の最大の悲劇は、食べ物の安全を大抵の人が信用していないことにあります。命の糧を作りながら、食べ手に信用されないなんて、悲しいですよね。公開は信用の第一歩です。もっともメールの皆さんは公開の必要のないほど、無農薬にこだわって下さっていますので、ここでは不必要な話かもしれません。
 
 生ごみについては限りなく言いたいこと、伝えたい情報があります。残念なのは私が20年来夢としてきたことをやっと、農家の皆さんが気づいて下さったこと、そして気づいてくださった今は大変危険な時であること。
 簡単にちょっとだけ。都会の生ゴミを畑に返すのは諦めました。野菜くずや生ゴミの堆肥化は農家各自でして下さい。都会は生ゴミは自分で処理します。炭酸ガスと水に基本的のはなりますので、ちょっとエネルギーで攪拌してやれば、1年でゴミ袋1杯分くらいにしかなりません。そのエネルギーを、鹿児島の畑さんがおっしゃっているように、太陽光パネルのようなものにしたく、製造メーカーと話し合うことを計画中です。家庭から生ゴミが出なくなれば、生ゴミを集めることから始まった自治体のごみ収集の目的がなくなり、プラスチックなどは製造企業の責任で処理しなくてはならなくなるでしょう。
 家庭の生ゴミリサイクルという私の夢は、畑に戻した生ゴミでできた野菜を食べることになれば、まちの人が食品添加物など心配なものを注意するようになり、やがて生活全ての見直しに繋がると思ったからですが、ゴミのために冷蔵して運ぶなどどうかしていると思いませんか。ところが今法律化されたのは、食品関連企業のゴミ処理の話です。田畑はゴミ捨て場ではありません。何が入っているかわからない、肥料比率も分からないものを、平気で田畑へ入れられますか。もしゴミ処理してほしいのなら、安全性と肥料としての有効性を証明する資料を添付して、只でなら引き取ってやる、くらい農家は言わなければいけません。田畑は皆さんのかけがえのない財産ですから。かつて精錬所が残渣の処理に困って、全農に持ちかけ、ミネラル豊富な土壌改良剤「ケイカル」として毎年多量に田んぼへ廃棄した、ひどいことを繰り返してはいけません。ケイカルには当然のことながらカドミウムが不純物として含まれています。
 
(8月23日 もうひとつ、村山さんから「あいがも農法研究会に行きませんか」)
 
皆様      お米の勉強会  村山日南子より
 台風一過さわやかな…とはいきませんね。暑い暑いがまだ続きそうですね。
早速ですが、急に?或いは、今頃?のお知らせです。
8月25日に兵庫県美方郡浜坂町で「ひょうご合鴨農法研究会設立総会」があるそうです。
プログラムを見ますと、お会いしたい方々です。お時間のある方はお誘い合わせてお出かけ下さい。
8月25日(土)12時受付開始 13時より設立総会と学習交流会
 合鴨水稲同時稲作について 全国合鴨水稲会世話人 古野隆雄氏
 今後の合鴨水稲同時作について 鹿児島大学農学部 萬田正治先生 
 アゾラー合鴨水稲同時作について 岡山大学農学部 岸田芳朗先生
 兵庫県における環境保全型農業について 県農林水産部農林水産局普及教育課 奥井宏幸氏
 
会場及び宿泊場所(懇親会含む) 見方郡浜坂町芦屋663 雅松亭 TEL0796-82-1751
 
8月26日(日)8時から 現地技術検討会 浜坂町谷口農園
       10時半から 遊覧船で山陰海岸見学(希望者、約1500円)
 
会費 総会学習交流会資料代 1,000円 懇親会費 6,000円 宿泊費 8,000円(全日程15,000円)
 
申込先 藤田真也さん 090−3729−8091 FAX078−934−6700 
(8月22日 千葉の川上さんから「台風11号」)
 
こんばんは、台風11号ほぼ直撃でした。
うちのたんぼの被害のほうはほとんどありませんでした。
しかしほかの農家のたんぼはコシヒカリが半分ぐらいの方が倒伏してしまいました。
水がたまってしまったので、流さない方は発芽が心配です。

うちはとりあえず倒伏はないので大丈夫だと思います、水のほうも夕方はたまってま
したがすぐになくなると思います。
たんぼが砂地なので一度かたまってしまうと水がなくなればコンバインがぬかるむこ
とはないです。
また明日から刈り取りです。
では。

KAWAKAMI
(やまちゃんから)
ぼくのコシヒカリは、2枚で33アール。
今度の台風で、一部、おっとっと、というくらいなびいています。
もう1回来たら、アウトです。
手抜きのつけです。
米ぬかふるのに、畦端からポイポイ、ついでに水口からもバサバサ
みんな頑張って拡散してくれよの、期待だけ
おかげで、今年は、葉色が凸凹でした。
 
 
(8月22日 奄美大島の畑さんから「ハモグリバエの害」)
稲作りのみなさんには、あまり関係のないことかと思いますが、こちらの、菊つくりの農家の方が、
ハモグリバエの異常発生で、大変難儀をしています。指導機関のほうも手をこまねい
ているようです。
特に、黄色の花を咲かせる品種に多発しています。

今朝、呼ばれて現地へ行ったのですが、困ったことに、もうすでに、苗(40センチ
位)に入り始めていました。

天敵や、他のほうほうで、ハモグリバエの被害を抑えている事例をご存知の方はぜ
ひ、お教え願えませんでしょうか。こちらでは、菊作りの経験が浅くて技術的なレベ
ルが低いのも、原因のひとつだと思います。緊急ですので、効果的な農薬を使わなけ
ればいけないかもしれませんので、できれば、安全性の高い農薬名も知りたいです。
一人のアイターンの農家の方は、離農寸前です。

〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp

(8月21日 奄美大島の畑さんから「熊本の岡さんへ」)
 
熊本の岡さん。台風はこちらも大丈夫でしたよ。
ずいぶんと珍しいものを作っておられますね。
 
特に いぐさ にはとてもいい思い出があります。岡山で学生をしていたころ夏休みにイグサ刈りのバイトをしました。その頃1日1万円いただける仕事はこのしごとぐらいでしたね。
 10日間でしたが、朝5時頃から、夕方8時くらいまでやったように覚えています。僕は、多少なりとも家で草刈やらをやっていたので大丈夫でしたが、素人の学生さんたちは完全にのびていましたよ。
 
 道路の端で扇形に広げて天日で乾かしましたが、それがうまくできるようになるまでに3日くらいかかりました。なつかしい思い出です。今では、岡山ではいぐさは作っていないそうです。先日こちらへ遊びに来た岡山農業試験場にいる先輩がそのときのイグサ刈りの写真を見て、「ああ、これは、貴重な写真だよ。」と話していました。
 
 学食の朝食が110円、昼と夜が230円(昭和53年頃)、米は、古米で茶色でしたが腹一杯たべました。奨学金とバイトだけで卒業できたのですが、それだけに1日1日を刻みながら生きることができたかもしれません。夢のような思い出です。
 
             乾ききった いぐさの香り 胸にしみる
 
         岡山の赤木さん、この俳句どうでっか?これくらいが僕の限界です。やっぱり、アウト? 
 
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(8月21日 京都府綾部の四方さんから「金沢の報告、送ります」)
お米の勉強会 村山 日南子様    
 
今晩は、 
そして、遅くなり誠に、失礼致しました。
文章の組み立て、トンチンカンの部分もあるかと存じますが、使える部分を割愛して使って頂ければ幸いです。どうぞ、よろしく!  
新米お百姓の金沢・富山、研修会の報告です
 
稲株の見比べ会と、大規模有機大豆の農場見学会(8月3日)
無農薬・有機栽培圃場の現地見学会とシンポジウム(8月4日)
 
昨年2月からお米作り専業のお百姓になりたいと、23年間のサラリーマン生活に終止符を打った46歳の青年?は、安心・おいしいお米作りの勉強をする為、金沢・富山で開催されたお米の研修会に参加致しました。
安心とは、農薬を使わないお米作りと考える、2年目を迎えた新米百姓のしかたは、殺菌剤・殺虫剤は使用していないものの、除草剤は田植え後1回だけ施している為、そんな、私が除草剤を使わず、本当に安心・おいしいお米作りを是非とも行いたく、又先輩お百姓の皆様に会いたく京都・綾部の志賀郷から出かけたのです。
8月3日は、40名以上のお百姓さんが自分の育てている稲株を大事に持参して、NPO法人 民間稲作研究所代表、稲葉さん始め、みなさんで、葉色・分けつ具合・硬さ・成長度合い・根の張り方等をしっかりチェック。その後、確か、70ヘクタールある素晴らしい大規模有機大豆の農場を見学させて頂きました。夕食を兼ねた懇親会の会場に再びみんなの稲株を持ち込んで、ここでも盛んに意見交換会。先輩お百姓の皆さんのお米作りに対する研究心や情熱が一杯で元気な事この上なし。私もしっかり頑張らねば!と勇気を頂きました。
8月4日潟^イワ精機さんの米糠ペレット撒布による抑草の試験田を説明受けながら見学、富山県農業技術センターの圃場見学、富山県立中央農業高校の圃場見学、有機認定申請農家の五艘さんの圃場見学と4箇所の除草剤を使わない田んぼの見学を致しました。午後から、NPO法人 民間稲作研究所代表、稲葉さんによる、ヒエ・こなぎの無い田んぼ作りの実践についての具体的方法を公演頂きました。。参加者は150人を超える盛況ぶりで、ここでも前日同様、元気に輝く先輩お百姓さん達に会う事が出来たのです。
金沢・富山と参加させて頂き、今回強く印象に残った事は、私の考える、安心・おいしいお米作りの為に、雑草=共生の考えを持つ事と、こめぬか、くず大豆を田んぼに戻すと云う、循環に因る除草を行う事が、しいては環境を考える元に成ると云う事でした。それは又、生産コストの減少にも繋がると。
話を聞くうちに、雑草=共生の考え方の究極はヒエ・こなぎ(ウリ類)の無い田んぼ作りであり、それを行う為には、特にこなぎに関して、田んぼの均平を取り(田んぼに水が張られた時、鏡の如く水面と土が均一になる状態にトラクターで作業を行う事。これが、難しい!)、ていねいな2回代かきをして、発芽を確認して再度、植代かきを行う。そして、田植えが済めば、後は、水管理だけでそれは出来る!と目からウロコが落る気がしたのは、私だけで無かったと思います。
昨年、お米作りに関して、全くのど素人であった私が、今年のお米作りするにあたって、田んぼ作りのテーマは、均平で水持ちの良い田んぼ作りでした。とても奥が深い2000年の歴史を持つ、お米作り(育てる事の手伝いなのですが・・・)をやろうと決めて正解でした。
 
既に除草剤を使わず、数々の方法で安心なお米作りを実践されておられる先輩お百姓各位に敬意を表しますと共に、開催にあたって尽力頂きました皆様に御礼申し上げます。お返しは、実践することでお返し致します。ありがとうございました
 
 
(8月21日 「るいネット」から、相互リンクの申し込みです)
 
初めまして。私は“るいネット”の渉外担当の田中道世と申
します。

“るいネット”は、「みんなで作る検索サイト」を中心に、
本当に良いものを自分たちの手で作り上げていくことを目的
とした協働サイトです。
http://www2.rui.ne.jp/ruinet/board/index2.php3


(貴サイトは、「みんなで作る検索サイト」の環境・農業の
ページからリンクさせていただきました。入って左側のイン
デックスの下部に、検索ツールがついておりますので、そこ
からご覧ください。)

このたびは、上述の「みんなで作る検索サイト」にて貴サイ
トが推薦されており、興味深く拝見させていただきました。

農家同士の相互交流の様子がよく伝わり、日本の農業と自然
を愛されている方々の集まりなのだろうと実感しました。現
在の稲作の難関と言える除草対策の方法論を各農家が実践体
験とデータを通じて出し合い議論され、て体系的に確立して
いこうとの指向性が感じられ、貴サイトから拡がる、インタ
ーネットの可能性を大いに感じました。

当サイトでは、社会のあり方について、多様な切り口から考
えております。環境・農業に関する視点にも力を入れており、
そのネットワークを広げるためにも、是非とも相互リンクを
お願いしたく思い、こうしてメールを差し上げた次第です。
 
インターネットは、新たな時代を拓くものとして各方面から
大きな期待を集めていますが、現状はどのサイトとも「情報
の洪水」の中に埋没してしまっています。有り体に云えば、
どんなに良質なサイトでも、来訪者や参加者はごく少数で、
その質に適わしい輝きを放つことができていないのが、実情
ではないでしょうか?

 その状態から脱け出すには、良質サイト群が相互リンク網
を作り上げ、誠実で熱心な参加者を共有することが不可欠だ
と思います。その様な良質サイトのリンク網=ネットワーク
が形成されれば、ネット世界に一つの上昇圧力が生み出され、
それがネット世界全体の質の上昇へもつながってゆくでしょ
う。

 又、共に社会を築いてゆく上で、閉鎖的な単一集団を超え
た信認ネットワークの下で、人材及び情報の交流を図ること
こそが、その実現のカギであると考えております。21世紀の
主役であり人類の財産でもある人のつながりと情報は、使わ
れれば使われるほど、拡がれば拡がるほど、活きてくるので
はないでしょうか。

 このように、優良サイト群がリンク網を形成してゆくこと
によって、インターネットによって拓かれた可能性を現実の
ものにしてゆけるのではないかと考えております。是非とも、
貴サイトと相互リンクを形成し、優良サイトのリンク網構築
に参加して頂きたく、お願い申し上げます。

 相互間のリンクのみに留まらず、例えば、貴サイトのリン
ク先で当サイトが優良(誠実)と判断したサイトは当サイト
でも紹介させて頂き(リンク先に加え)、逆に当サイトのリ
ンク先の中で貴サイトが優良と判断したサイトを貴サイトで
も紹介して頂くといった形で、優良サイトのリンク網が発展
してゆくことを愉しみにしております。

 誠に突然のお願い事ではありますが、貴サイトのリンク先
に入れていただけますよう、良いお返事がいただければ幸い
です。お待ちしております。

“るいネット”渉外担当:田中道世
E-mail network(アットマ)rui.ne.jp

 
(8月20日 熊本の岡さんから「台風、接近」)
こんばんは、熊本のおかです。(い草農家)
台風接近中です。心配です。
我家は、出穂の最中です。3日前から、5m以上の風が吹いています。
 
赤米(5畝)が倒伏しそうな勢いで伸んでいますので。昨日、い草用の倒伏防止網を張りました。これで一安心かな。
後日、画像を送りたいと思います。
い草倒伏防止網は、良いと思ってます。
い草の後(減反)に、飼料作物、畜産用のワラ専用イネを植えました。品種は「もうれつ」といいます。1m50cmくらい伸そうですが、
倒伏しないそうです。ヒエみたいな感じで、ぐんぐん伸んでいます。すごい分けつ力です。
 
近所のイチゴ農家も、ホテルの残飯を堆肥化に成功と、新聞に出ていました。
彼は、10年前から、イチゴの有機栽培(無農薬)栽培やってます。ホテルの食材に使われているみたいです。
 
前、熊本の千丁町の園田さんはい草栽培を止められて、今は、野菜栽培農家になっておられます。
彼もこだわりの農家です。彼の野菜も、今は、足らないくらい評判の野菜栽培しています。
近所にがんばる農家がいるおかげで、張り合いがあります。
皆さんがんばりましょう。
 
 
 
 
熊本 ファミリーファームOKA  岡 初義

(8月19日 やまちゃんから)

聞くところによると(聞かれても、これから忙しく、答えられないので、覆面です)
残飯の件、京都綾部でも、周りの百姓5人くらいとスーパーと契約してほぼ採算
ベースに乗せて実践しているそうです。
作った堆肥は販売もしているそうです。
くわしくは、とれ秋が終わって、余裕ができたらとのこと。
「みなさん、体に気をつけて秋を乗り切ってください。
それではまた!」
(との、メッセージが添えてありました)
        
 
(8月19日 奄美大島の畑さんから「夢は、クリーンエネルギー活用」)
稲葉さん、くわしい情報をありがとうございました。
宇都宮東日本ホテルと、稲葉さんたちの事業はこの分野での日本におけるさきがけ ですね。
本当にすばらしいことだと思います。自分のことのように喜んでいるところです。
見学に行く機会があれば、稲葉さんのお言葉に甘えてご案内をお願いいたしたいと思います。
 
 わたしの望んでいる処理機械はもっと安価でしかも、太陽電池か、風力などのクリーンエネルギーを利用した設備です。それこそ、この仕事にぴったりのスタイルだと思いませんか。もしかしたら、それを実現しているところがあるのではないでしょうか。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
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(岡山の赤木さんから「百姓も情報公開したらいいね」)
最近野菜農家の人から聞いた怪談小噺などを。
 殺虫剤は、通常1000倍〜2000倍に希釈して使用するものと思っていたが、そうではないらしい。250倍ぐらいを散布するらしい。それも毎週するとのこと。そのくらいしないと商品にならんらしい。本人も曰く、「恐ろしくて食う気にならん」。コワー、背筋がゾーッとしたよ。
日本全国の野菜農家がそうだと言ってるわけじゃあないんだよ。
 その野菜は、なんでもお好み焼きにたいそう使うらしい。
聞いた話だが、水で洗うと水気が出てべちゃべちゃして困るらしいよ。だったらどうするかって?洗わずにすぐ切りゃあいい。あくまで聞いた話だよ。見て言ってるわけじゃあないからね。でも遠からずだろうよ。
 もうひとつは苺の話し。酸っぱいのが敬遠されて、甘みのつよい「とよのか」が主流になっている。生きる力は弱くて、薬漬けらしい。すぐカビにやられるので、殺菌剤が離せないらしい。美人薄命だ。その薬袋の裏書に、散布は収穫の前日までとなっていると聞いた。前日だよ前日。
夕方散布して翌朝にはちぎっているわけか。なら、ゴシゴシしっかり洗って食べなきゃあ。みんな知ってると思うが、洗うとすごく傷みやすいよ。ショートケーキの上に乗っかってるのは、ありゃあなんだろうね。
 ま、知らないほうがおいしい生活ができて、快適でいいだろうね。
 情報公開が官公庁をはじめ、会社でも農協でも行われているが、百姓もした方がいいと思うがどうだろう。米なんか生産地だけで、なんにも書いとらん。法によって表示が禁止されていると聞いている。禁止という手段で生産者を保護してんやなあ。
 ばかな話だと思う。どこそこの誰がこんな作り方をした米ですと、はっきり表示すればいいのに。 と思うのは私一人かな?そんなことしたら百姓をはじめ、困る関係者がわんさといるだろう。困らないように努力すればいい。
 今夜の話題は、多くの関係者からお叱りを受けそうだ。消費者の立場で考えると、間違ってはいないように思うんだが。叱られたら援護射撃してくださいよ、西宮の村山さん。
 
 奄美の畑さんから、生ごみのリサイクルの話が出ていましたが、我が家ではEM菌を使って台所の生ごみを全量畑に還元しています。畑からでるものは籾殻にくるんで堆肥にします。
まずは足元からというわけです。地区とか行政単位となると、ハード・ソフト両面にわたり大変だろうけど、やりがいありそうだな。人々の意識改革が一番の難所でしょうね。
 
チョー大型の台風11号が近づいています。被害が出ないことをお祈りして終わります。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
  
(8月19日 和歌山のお米屋さん・らいすぴあいぐちから「古米の在庫について」)
謹啓 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、今年の米つくりが順調なことから 全国の需給調整田で青刈りを決め 各地で主体的に刈り取りが始まりました。
 青刈りは8月末までに行う事になっているが 農家の心情は どんなにつらいことなのでしょう・・・お察しします。自主米価格の維持に重
要とはいえ 正義はどこにいったのか・・・バチがあたりませんように・・。

最近、古米の在庫処理のお問い合わせが多くあります。何表でも買取させていただきますが 10トン単位(約160表)でお申込みください
。価格はご相談させていただきますが「残り物に 買いは無し」の諺のように 低価格相場になります。
 買取申込み方法は 最初に「サンプル」を送付ください。その時に、品種。マル自か、計画外か。等級。穀検の有無、荷姿(30kg袋、6
0kg袋、フレコン)。希望価格、希望引取り日時もお知らせください。
 代金は振り込み決済となります。サイプルと同等米が送付されない場合の返品送料は 農家負担で返品いたします。(煙突、三色おにぎり等
禁止)
農協倉庫内残品 一括買取についての 買取方法等委細は ご相談下さい。
   http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi
          
          メール ricepia.iguchi(アットマ)nifty.com

         有限会社 らいすぴあ・いぐち
                            敬白
(8月18日 民間稲作研究所の稲葉さんから「残飯リサイクルは、宇都宮です」)
残飯の堆肥化を実行しているホテルは宇都宮東日本ホテルです。
残飯はホテルの地下室で製作し契約農家にキロ10円で販売しています。
もちろん我々の仲間(成苗2本植研究会、民間稲作研究所会員)が中心で上野長一氏はポット育苗ですからこれだけで苗代の肥料をまかなっています。
現在生産が足りず、契約農家は少し待たされる状態です。
 成功している理由は
残飯を処理するまえに腐敗させないための残飯専用冷蔵庫を地下室に設置し、
水切りした残飯を保存していること。(これはホテル内に悪臭を出さないという意味もあります)
第2には80度に加温しながら高温に強い納豆菌を添加し併せてコメヌカを3割入れて水分調整をしていることです。
装置経費は1500万円、
専任の作業員がおり、毎日処理して仕上がり品はワリフ袋に入れて地下室のワゴン車に積んでいます。
ある程度貯まったら契約農家に連絡し引き取ってもらっています。
設備設置経費は計算すると業務用生ゴミ引き取り費(キロ35円)を10年間貯めれば賄える金額なので、
宇都宮市に導入資金を貸し付けて利子補給程度の助成をすれば事業所系の生ゴミは0になるではないかと要求していますがまだ実現しておりません。
なお東京のホテルはプリンスホテルで全く同じ方式です。
なにかのついでがありましたら一度見学に来て下さい。御案内致します。              
npo法人 民間稲作研究所 稲葉
 
(8月18日 奄美大島の畑さんから「皆さん、ありがとう」)
市川さん、やまちゃん、いろいろと御提言ありがとうございます。
今は、一軒の漁師さんの民宿とレストランから残飯をいただいてきて自分の畑で使うていどの残飯リサイクルはやっています。この肥料の効果が抜群にいいので、とても気に行っています。
 この2けんとも残飯が腐らないように冷蔵庫に入れておいてくださるので、良質の堆肥ができるのだと思います。多数の家庭やレストランから生ごみを回収するとなると、この、腐れないようにして回収する ということが大きなポイントになると思っています。
 
 山ちゃんが言ってくださるように、小さな島だからこそ、やりやすくていいと、私も思っていますので、がんばってやります。
 
さて、来ないな と思っていた台風がまっすぐにこちらへ向かっています。雲が早く動いています。
せっかく今年は島ばななが豊作だと思っていたのですが、なかなかそうはいかない模様です。
しかし、ばななも、パパイァも倒れてもすぐに次の世代が産まれてくるんですよ。そこが、すばらしいですよ。
 
さて、クイズを出してもよろしいですか?
ここ奄美大島では、台風による塩害で多くの作物の葉が枯れてしまいますが、ただひ
とつだけ、ほとんど塩害を受けない作物があるのですよ。何という作物でしょうか。
とても甘くておいしい作物ですよ。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp


(8月18日 栃木の上野さんから「やまちゃんへ」)

ホームページが開けました。
見ましたよ。
 
上野より
 

(8月17日 姫路市水族館の市川さんから)
残飯から肥料をつくるという試みは、関東の方のどこかの都市で既にはじめられています。
東京のホテルの中には、自分の所から出た残飯を全て千葉簿どこかへ持っていき、そこで
肥料にした後、その肥料で作った野菜を、有機野菜として自分の所のホテルで使っている
と読んだことがあります。
特別に難しいことでも何でもありません。用はやる気さえあればできると言うことだけの
ようです。
資料を探してみましたが、山の中に埋まっているようで見つかりません。
今、忙しいので探し出す気になれません。どうしてもと言うことなら、今月末まで待って
ください。

市川 憲平
 

(8月17日 やまちゃんから、市川さんへ)
うーん
水をさすようだけど、「やる気」は、「必要条件」だけど、
それだけで、「十分条件」になるとは、思わないなあ。
こんな言い方したって、なに言ったことにもならないか。
市川さんも、そうした事情を、先刻ご承知の上で、要はやる気の問題だと言われているのでしょうし。
 
「千葉のどこか」と言うのは、我孫子市のことじゃないでしょうか。
たしか、EM菌を使ってやっていたように思います。
比較的、新興都市で、まだ都市と農村のバランスが取れているところじゃないかな。
そして、新住民が多く、「環境施策」が受け入れられやすい。
そういう事情が、働いているのではないでしょうか。
 
言っちゃ悪いけど、農村は、「環境」は、天からの授かりものみたいなところがあって、
まだまだ自然の浄化能力が大きいから、
けっこう平気でごみをポイポイ捨てるところがあります。
ごみ収集が有料になったら、川に放り投げる人が出るとかね。
 
でも、環境問題に、あまり感度いいとはいえないこのぼくでも、
「このままじゃ、地球丸、やばいぞ」という危機感はある。
その程度には、みんなの意識下に、この問題は、せりあがってきているように思います。
 
自分のすんでるとこのことを棚に上げての話だけど、
たとえば、奄美大島のようなところで、
「地域内で、残飯リサイクル」、
ひょっとしたら、できるかもね、
できるといいな、
もしぼくがそこに住んでるんだったら、一枚かみたいな、
と、思ってしまうね。


(8月16日 奄美大島の畑さんから)

 
山下さん、資料が昨日届きました。
ご多忙にもかかわらず送ってくださって本当にありがとうございました。
  
資料を拾い読みして感じたのですが、このような事業はまだ国内では、少ないのでしょうね。
資本や、経費があまりかからずに、残飯や魚のあらなどから飼料や肥料を作るということは、発展途上にあるのでしょうね。
 
ひとまず、お礼を申し上げます。
 
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
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(8月16日 栃木の上野さんから「八月の便り」)
いつもいつも、ありがとうございます。
異常な暑さで通り過ぎた7月から、一転して、涼しいくらいで迎えた8月ですが、
各地で、さまざまな天候のようですね。
連日異常な暑さで過ごしておる西日本。
例年になく雨が多く、タマネギ、ジャガイモが生育不良とかの北日本。
水不足が心配な関東など、
それぞれの地において、大変な様子ですね。
私のところは、このところ、涼しいのです。
朝のカナカナ、夕暮れのアブラセミ、日中のジーンジーンとなくセミも、このところ、お預けです。
早朝の草刈りも、半そででは何か寒さを感じるほどなんですが、
どうなることか、これからの空。
 
今年は、豊作の予定のために、イネの青刈りを行うと、JAの全国組織が発表しました。
米の需給のバランスをとり、価格の安定を守るためだそうです。
が、約4割の水田にお米を作らせない減反政策をとり、その分、外国の大地で育った米を輸入しています。
お米と同様、いろいろな野菜、穀物が、「お金」の器によって、動く。
悲しいです。
日本の国内でも、外国からの輸入を進める人がいることも、たしかなのです。
金と名誉のため、マグドナルドの製品は、すべてが外国産の食材です。
JRの駅弁の話も、しかり。
この我が国の食事情、いろいろなことで考えさせられます。
農と食、心配ですね。
 
8月に入り、10日ともなると、イネも穂を作るために、草丈を伸ばしまじめました。
今までは、草(オモダカ、クログワイ、ウリカワなど)に埋もれてしまわないかと、
ハラハラドキドキの田んぼも、
見て安心する状態に変わりました。
株元には、草がビッチリ生えておるのですが、
もう草も実をつけるため、花を咲かせるために、
イネを越える草にはならなくなりました。安心。
いまや、品種によって、植え付け時期によって、それぞれの田んぼが見られます。
今150の品種のイネが手元で育っていますが、さまざまでみているだけで時間が過ぎていきまして、
私の楽しみのひとつです。
 
(中略)
 
その中で、主力品種のコシヒカリと、農林48号。
その2つを比べると、コシヒカリは、今花ざかり、農林48号は、10日〜15日先。
私は、この農林48合と言う品種が好きです。
コシヒカリの母方と、父方のおじいちゃん、おばあちゃんを掛け合わせた品種なんですが、
お米は小粒で割れやすいのですが、
人間の手助けが少なくても、ちゃんとした生育をしてくれて、美味しいと思うイネです。
そして、草の一生とよく合いまして、
イネと草が共生してくれる品種なのです。
その点、コシヒカリなどは、草の生育よりも早い育ちをするため、
草と生育テンポが合わず、いろいろなところで困ったことが起きます。
草にコシヒカリが負けてしまうのです。
そして収穫期が早いために、(今年は、9月中旬ころ)
まだ草が青々としていて、草が機械に詰まるのです。
農林48号は、草も枯れ、イネも枯れる時期が重なることで、
多くの問題は解かれるのです。
そうすると、結構イネを育てるのは、楽です。
そんな育ちをする農林48号です。
そのために、自然農法には向くと思います。
 
私のイネ作りの、もうひとつの大切な品種、山田錦。
酒米として名高い品種なのですが、
この品種は、5月に植えても、6月に植えても、穂を出すのは、8月末から、9月上旬なのです。
よって、早く植えると、病気と倒伏に悩みますが、
これを小麦の後作に作っています(6月末田植え)
これから、茎の中で穂が生まれることと思います。
今は、人間の都合で、作物品種特性を見失いがちですが、
個性ある品種、自分の地、我が家の田として育てる私にあわせて、
品種のもっている特性をつかみ、イネ作りをすると、楽しいものです。
 
(後略)

(8月16日 もうひとつ、上野さんから「私のイネ作り」)
山下様。
晴れ続きの様子ですが、畑の野菜さんたち、田んぼのイネたち、そして、山下さんのご家族は、みんなみんなお元気でしょうか。我が家は、相変わらずです。
 
このような晴れが続くと、作物に病気は少ないのですが、
作物を食べる虫が多いと思いますが、いかがでしょう。
わが田んぼでも、空梅雨の6〜7月だったため、
イネの葉先を食べ、葉を何枚か巻く、イネツトムシが大発生しています。
以前にも発生しました。
何年ぶりでしょうか。
この虫は、麦の後作のイネに集中的に出ます。
特に、成苗や、への字の、葉色の濃いイネを食べます。
上位葉を食べますので、収量に響くようです。
このてだてとしまして、私は、葉を固くすることと、
葉色を薄くするにつとめます。
への字の、出穂45日前のころの追肥で、葉色を上げ分けつをとっていくやり方ですと、その田には、集中してきます。
また、水を多めに管理しますと、増えそうです。
よって、中干しをきつくやり、葉の色を早くさめさせるようにします。
これで、だいぶ少なくなるようです。
いちばん良いのは、雷様で、
強い雨に打たれる良いのですが、天まかせ。
そのようなことで、麦あとのイネ、草対策は、順調に行ったのですが、
イネツトムシに頭の痛いところです。
春田の早植えは、あまりツトムシは出ないのですが、
草の対策で悩みます。
 
山下さん。草はどうですか。
私の田んぼでは、麦跡の草対策は、成功しましたので、その件について書きます。
今年は、例年になく、元肥として、米ぬかを入れました。
田んぼによって、その寮は違うのですが、
180〜360キロと、3〜4割増しに入れたのですが、
今年は、この好天により、今のところ、良かったみたいです。
草が生え揃うころ、(田植え後15〜20日)
田んぼがわきあがり、イネもふらふらとなりまして、
(黄色くなるところも出た)
一気に水を落として、機械除草を、田植え後25日のころ、行ったのです。
そして、その後は、中干し状態を続け、土の状態を固めました。
そして、今まで、5日に1回くらい、サーっと水を入れるだけですが、
これから、出穂前20〜25日となるだろうから、
水を少しずつ多めに入れようと思っています。
この対処が、イネツトムシの発生を少なくしたようです。
 
一枚の田は、
(土質の関係で、この田のくせがあり、初期分けつの出ない田で、追肥をしないと駄目な田です)
分けつが取れなかったので、
この機械除草の時と、その後10日くらいして、
追肥を2回、米ぬかで行いましたら、
葉色を上げ、分けつを出し始めるとともに、
イネツトムシがみられるようになり、その後、どんどん増えたようです。
 
我が家の田んぼで、早植え(5月下旬)の田んぼの草対策は、
田によって、まちまちになっています。
仕事や、対処法は同じなのですが、草の発生は、ずいぶん違うものですね。
でも、冬に水を入れたのが良かったのか、
例年より、一週間ほど田植えを遅らせたのが良かったのか、
草に食われるほど、イネが負けた田はなかったように思います。
 
秋口に代掻きをして、冬に水を入れておく「対草法」
もう少し、やってみるつもりです。
今年行うとハッキリすると思うのです。
 
水を入れる時期も、いろいろ考えられます。
秋口から2月(今年は、この方法でした。もう一月伸ばして、3月末までにすれば、なお良いかも)
3月から田植えまで(これは、結構草が生えますね。ダメ)
今年は、秋口に鶏糞や米ぬかをまき、代掻きをして、できることなら4月ころまで水を入れておいて、それから、一度干して、
田植前に、もう一度元肥をいれて、しろかきをしようかと考えています。
冬中水を入れることと、ポンプの凍結の兼ね合いもあり、どうなることか。
 
最も、早植えの田んぼも、草は生えていますが、
イネを負かすほど出ないから、良いと思っています。
今年も、適当な関係で、イネと草ができたかな、
草を完璧にはやさない技術よりも、
草に合わせた稲の関係を作れば、気も楽ということと思います。
それではまた
合掌
 
8月15日 民間稲作研究所の稲葉さんから
トキの生息地を訪問されてました。四川から、寝台列車で一昼夜かかるそうです。)
 
初めてのメ−ル届きますか。富山でのシンポ本当にお世話になりました。翌々日から中国吉林省図門市、峡西省洋県をめぐり金吉末氏を伴って12日帰国しました。改革開放政策と北京オリンピックの準備で住宅建設がどこでも急ピッチで進み、アンバランスな開発という印象を受けてきました。ファッションは日本と全く同じ、田んぼの草取りは除草剤を2−3回使っているようです。人海戦術で手取り除草など思いもよらないとのこと。そんなかったるいことなどしていられるかというのが百姓の言い分のようです。農薬化学肥料の使用を禁止されている洋県では、ヒエとバラバラ出穂のハイブリッド米、そしてトキの営巣地がなんと町から5キロ程度の結構人々が行き交う都市近郊農村であったのが印象的でした。
 話は変わりますが福島県益子町の高橋さんは栃木県益子町の高橋丈夫さんの間違いです。種類はサクラカブトエビで大変よく繁殖しています。
 
(8月15日 千葉の川上さんから「お盆あけには、稲刈り始まります」)
 
こんばんは、なんとかコンバイン整備終わりました。
お盆明けから刈ります。
草の生えている田んぼの刈り取りは大変です。
網は詰まってしまってみんなこぼしてしまうし、刈り取り部にはつまるし最悪なのは
たんぼが柔らかいとどうにもならんです。
能率もあがらないし、2番にはがっちりつまってベルトだめになるし
とにかく値段の高い機械壊して機械屋さんのお世話にならないようにせねば。
ゆっくり刈るのがいちばんかも。
みなさんもがんばってください。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.

8月15日 岡山の赤木さんから「田んぼは、虫だらけ」
 まっこと厳しい残暑、お見舞い申し上げます。
 みんなのところは早いんやねー。もう話題がコンバインになっとる。私んとこの朝日はせいぜい穂肥の段階だ。人間で言えば妊娠初期か。まだおなかはなんにもふくれとらん。
 ただ、井原先生の育成した旭風と旭晴(コシヒカリ×朝日)は、おなかパンパン。1週間もすれば、おませな穂が出始めるだろう。
 問題は麦跡の田んぼ。むぎわらの腐熟に与えた尿素が菌蛋白となり、カンカン照りの元、アンモニアとなって放出されているのだろうか、周りの稲に比べて、葉がまっ黒けだ。おかげでイネツトムシとコブノメイガがそらもうえらい騒ぎだよ。はるか遠目でも「なんだありゃー」と非農家でも驚くほどだ。かじられて両端の筋だけになった葉っぱ、ちまきになった葉、まっ白になった葉とで、非常事態宣言だよ。殺虫剤を使わなくなって10数年になるが、ここまで食い荒らしてくれたのは初めてだ。くそ暑さのせいだろうね。登熟に一番大事なあたりの葉はまだ隠れているから、まっ、いっか。
 この2つの虫を、私は害虫とは考えていません。止葉を食われる地方では、そうも言ってられんだろう。
 早く薬をかけたほうがいいと、ご親切にも言って来てくれる百姓もある。うるせーわい。小さな親切大きなお世話だ。そっちこそ5回も薬かけて、命をつなぐ主食の米ですと、人様から金とって売るつもりかや。食わされた者はたまったもんじゃあない。
有機栽培のほうは生育が穏やかなカーブを描くから、そんなにもやられていません。
 そんなこんなで、あーだこーだと、うだうだ言ってる間に秋が近くなってきたんやねえ。
 秋来ぬと 目にはさやかに みえねども
     風の音にぞ 驚かれぬる        若いときこんな和歌ならったねえ
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 h.rice(アットマ)themis.ocn.ne.jp
 
 

(8月12日 やまちゃんから)

紅カブトエビの件、聞くところによると、福島県益子町の高橋さんて方のところにも、いるそうです。どんどん増えているらしい。
ピンク色をしていて、やけに目立つそうだ。
働きは、普通のカブトエビとあまり変わらないんじゃないかな、という説もあるけど、
豊年エビと一緒に泳いでいる姿は、かわいいだろうな。            
                
 
(8月12日 さて、やまちゃんからお聞きしたいこと、「コンバインの使い方」)
 
昨日、栃木の上野長一さんから、電話があって、
「HPのアドレス、教えてください」
「え、どうしたの、TVもFAXもいらない人が」
「職場にパソコンがあるので、それでみてみようと思って」
 
その電話の時、上野さんが気になることをのたまわった。
「コシヒカリの刈取の時、9月上旬でしょう。
そのころ、オモダカは、枯れていなくて、青々しているのよね。
晩生の稲のときには、枯れているから問題ないのだけど、
青いから、刈刃のところで、わしゃわしゃと団子になって詰まりやすいし、
こぎ胴の中に入って、選別にロスが出やすいのね。
高刈りするしかないでしょうね」
 
ぼくは、刈取りは、村の機械組合に頼んで刈ってもらっています。
自分の機械で刈るなら、多少時間がかかったり、あぶら汗を流しても、気にならないのですが、人に頼むので、すこし気にしてしまいます。
去年も、気になりながら、何とか、トラブルでなかったので、大丈夫かなと思ったり、
いや今年は?と、気がかりです。
無除草剤の田んぼで、心ならずも草をはやしてしまった。そんな田んぼで、コンバイン操作で気をつけること、どんなことでも、教えてもらえるとありがたいなあ。
 
今までの情報で、これに関することといえば、
 
@クログワイの葉は、つるつるしているので
有る程度の量を越えるとコンバインの刈り取り部分
に詰まり上がって来なくなります、もっと怖いのが
クログワイが稲にもたれかかり稲まで倒してしまいます
こうなるとコンバインでの刈り取りは難しくなります(石川の東さんから)
 
A キシュウスズメノヒエ、これも厄介らしいなあ。
千葉の川上さんや、静岡の杉本さんたちが嘆いていた。
コンバインをこわしてしまうことがあるらしい。
つるが、こぎ胴の中に入っても、しぶとく、切れずに、絡み付いてしまうのだそうだ。
兵庫県の南部では、この草のこと、「夜這い草」と呼んでいるけど、
静岡では、「新幹線草」と言うらしい。
皆さんのところでは、どんな名前ですか。
 
B(前に滋賀の中道さんさんからもらったお便り)
無農薬田の収穫の苦労
 コナギが びっしり生えてしまった田んぼの収穫は
大変だった。 
  ぼくは収量も多く無いしヒエも無いので楽勝かなと思
い 古い五条刈のコンバインで刈始たら しばらくで 
ブー 気にせず詰まったわらや草をとって 再スタート
 またブー あれおかしいなー?? わけも解らずまた
スタート またブー なんどやってもだめ しょうがな
く 新しい五条の五条のコンバインで出直し それでも
またブー いったいどないなってんねんやろー????
どうしょう? いちかばちか スクラップ直前の四条刈
コンバインでやってみよか  意外や意外 すいすいあっ
という間に 収穫おわり どないなってんねんやろ?
  
 結局 奇数刈の場合刈り取り部の一条になってるとこ
ろが 下草が多いと流れきらなくて 詰まると解った 
とりあえず ナギを生やさないのが第一だが 無農薬田
の刈り取りには 偶数刈のコンバインが良いことが判明
した一日でした。  みなさんさんご参考まで!

(8月11日 北陸のYNMAR FITから)

こんにちは、稲穂も実りいよいよ収穫の季節が当北陸の地区でもそろそろ・・・って感じです。
実は先日ある農家から「紅かぶとえび」を使った無農薬農法の話を聞くことが出来ました。
現在、米ぬか農法や合鴨を利用した農法などありますが、どちらも散布作業・利用後の処理(ちょっと残酷な言葉ですが)を伴うため一般農家にはなかなか取り入れが難しい状況かとおもわれます。
そんな折、突然変異で生まれた紅カブトエビ農法の話をみみにし、何かWEB上に資料がないかと探すのですが、それらしいものが見当たりません。もし・・・ごぞんじでしたらご紹介頂きたくお願い申し上げます。
 
それでは、まだまだ暑い日が続きますがご自愛下さい。
 
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
 YANMAR FIT WEB MASTER
 http://www.yanmar.ne.jp
 fortunepaddy(アットマ)pop12.odn.ne.jp
 FAX:0776(22)6024
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
(8月10日 茨城の小長谷さんから)

愛知県の三宅さんへ
> 温湯消毒で失敗して発芽むらがありました。
とのことですが、温湯処理の方法について差し支えありませんでしたら、
どのように実施したか教えてください。
小長谷裕宝

--
Mr. KONAGAYA Hirotaka (JICA-PB)
Instructor of Rice Cultivation
Tsukuba International Centre
2nd Training Division, Rice Group

h-konaga(アットマ)jica.go.jp (working office)
kona-ufo(アットマ)mwb.biglobe.ne.jp (private)
Home Page
http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/
Domo Arigato. Bye-bye.
--
 
(8月10日 千葉の川上さんから)
こんばんは、何日かは涼しい日だったのですがまた暑いひがもどってきました。
このあいだ変な実りかたしてます、と書いたんですがやっぱ暑さで色づいているみた
いです。
でも、色づいてしまったら、しかたないので刈ってしまわねばとコンバイン
だしてきました。
4秋目なのでいろいろ部品の交換や整備をはじめました。
こんなことは冬の間にやることですよね。
今年はクローラーまわりの整備がメインです。
はじまったら全開なのでゆっくりお盆休みをつかってやろうと思ってます。
でも稲が待ってくれるかな。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.


(8月9日 石川の東さんから「クログワイ」)
 金沢では、大変お世話になり有り難うございました

クログワイの生えた田圃の刈り取りの件ですが
大変です、クログワイの葉は、つるつるしているので
有る程度の量を越えるとコンバインの刈り取り部分
に詰まり上がって来なくなります、もっと怖いのが
クログワイが稲にもたれかかり稲まで倒してしまいます
こうなるとコンバインでの刈り取りは難しくなります
特にクログワイの生える所が湿田で水が溜まった
所だと全く刈り取り不可能となります
手刈りしなくちゃならないので大変です

--------------------------------
  東農場   東 浩一
 石川県 小松市 矢田町 イ24−3番地
 TEL 0761−44−3790
   tonton(アットマ)land.hokuriku.ne.jp
--------------------------------


(8月6日 北海道の伊藤さんから) 
はじめまして、現在僕は北海道の農家で稲作の研修をして2年めになります。
来年から水田を買って米つくりをはじめます。
農業に関してはほとんど何も知りませんが無農薬有機栽培に興味がありるので
宜しくお願いします。
 
北海道上川町   伊藤伸介 37歳
 
(8月8日 愛知県の三宅さんから)
私は、愛知県豊田市に住む三宅です。
農事組合法人中甲という組織の中で、稲作をしています。
 
8月4日の無農薬・有機栽培圃場の現地見学会とシンポジウムにも4名のメンバーと参加させていただきました。
司会、ご苦労様でした。
 
私たちは、コシヒカリを稚苗で黒紙マルチで移植しています。
プール育苗はしていません。
今年は、温湯消毒で失敗して発芽むらがありました。
有機圃場は、クログアイが大発生して毎年収穫に苦労しています。(13ha)
何かいい方法は、ありますか。
良ければ、教えていただけると嬉しいです。
それでは、また。
 
(やまちゃんから)
さいわいぼくの田んぼには、クログワイはありません。
代わりに、ギャオス(オモダカ)が、のさばり始めました。
遠目から見たら、稲に隠れて見えませんが、中に入るとすごいものです。
でも、今年は大きな穂をつけていて、葉色も出穂期に入って、ぐっと濃くなってきたので、
「もしかしたら、もしかしたら、今年は、、、」
と、またもや、「とらぬ狸の皮算用」をひそかに期待している自分がいました。
そうそう、金沢の集まりの時、福井県鯖江の藤本さんに、いいこと教えてもらいました。
「冬のあいだにロータリーをかけて、田んぼを乾かしておくのです。
乾いた芋は、軽くなって、代掻きの時浮きます。
それをすくい取れば、だいぶ少なくなりますよ」
「クログワイはどうですか?」
「あれは、オモダカとちがって、深いところにあるからねえ」
よし、だまされた思って、やってみるべえ。
(ゴメンナサイ、藤本さん、これぼくの口癖なんです。
あかんでもともとや、とかね。)
 
クログワイは、稲の背丈よりもだいぶ大きくなるのもあるそうですが、
コンバインの刈取り作業にも、困るのでしょうか?


(8月6日 奄美大島の畑さんから、第二信)
山下さん、(「家庭菜園型ソーラーシステムに関する研究」)などの資料を送付くださるとのこと、本当にありがとうございます。
 今年は、4家族が入れ替わり立ち代りに遊びに来ていて、とても賑やかです。
 
東北の、つわものの皆さんの顔を勝手に思い浮かべています。広大な水田を見たいものです。
〒894−1505
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(8月6日 ジェイシスの村中さんから)
いつも情報をありがとうございます。
(株)ジェイシスの村中と申します。
環境コンサルティングが主業務であり、食品リサイクルを事業の中心にしています。
奄美大島の畑さんからのメールに共感しております。弊社の主業務でもあり、
情報に値するかどうかわかりませんが、メールを差し上げます。 
直接畑さんにも、メールを送りました。 
今後とも宜しくお願い致します。 
-----以下、自治体に対して提案したメールを掲載します-----

■PFIによる、食品リサイクル推進のご提案。■

日頃は、市民のために環境改善の推進にご活躍され、感謝いたします。

さて、株式会社ジェイシスでは、エコベンチャー・パートナーズのメンバーと
共に、PFIによる食品リサイクルの推進をご提案しております。

皆様の自治体に於けましては、廃棄食品のリサイクルに関しては、どのように
取り組まれていますでしょうか?食品リサイクル法も施行され、5年以内に
食品のリサイクル率を20%以上達成する必要があります。しかし、ただ単に
法律ができたからリサイクルしなければならないという、単純な話ではない
と思います。本来生ゴミは貴重な資源であり、有効に活用ができる原料である
はずです。しかしながら現状では、ほとんどの自治体、企業において、安易な
焼却処理がされているのではないでしょうか。皆だれもが、無駄でもったいな
いと考えながら、市民の税金を使って、焼却する方法を採択しているのが現状
であります。

反面、食品リサイクルの素晴らしい取り組みも、少しずつではありますが、実
現されてきています。札幌市の生ゴミリサイクルセンターは、最も成功してい
る事例の一つかと思います。事業系の食品廃棄物や、公共施設からの廃棄物を
リサイクルセンターで、飼料化し有価物として販売しています。自治体と、企
業、市民がうまく連携し、営利事業として成立している、素晴らしい事例であ
ると言えます。

食品リサイクルは、本来もっと推進されるべきでありますが、現状は様々な問
題により、リサイクルが進んでおりません。その理由として、1番目に、焼却
処分が非常に低コストで可能であるという事あげられます。現状でリサイクル
をしようとすると、焼却より、はるかに多くの処理費用を必要としています。
逆に言えば、市民の税金を焼却場の新設や、焼却灰の処理費などに使わずに、
リサイクルセンター等の運営に活用すべきではないでしょうか。そうすれば、
処理費用に関しても、焼却よりもリサイクルのほうが低コストで実現できる可
能性があるのではないでしょうか。いずれにしても、コストアップに繋がるリ
サイクルは成功するはずもありません。

2番目の問題として、これまで、食品のリサイクル技術が未熟であり、せいぜ
い堆肥にする程度の方法しかありませんでした。堆肥も一つの手段であるとい
えますが、乾燥処理等の新しい技術により、家畜の飼料として、より付加価値
の高い製品として販売する事ができるようになってきました。先の札幌市の事
例などは、具体的にビジネスとして成立しており、素晴らしい取り組みである
と思います。また、飼料化だけがリサイクルの方法ではありません。より付加
価値の高い、製品原料として使用する事を考えるべきです。

現状のリサイクルの方法としては、@製品原料 A家畜飼料・養殖飼料 B堆
肥 C燃料 D炭化による土壌改良材 Eガス化発電 等が考えられます。こ
れらの技術をうまく複合しながら、最適のリサイクルをして行けばよいかと思
います。

3番目の問題として、資金の問題があるでしょう。新たにリサイクル施設を設
立するためには、莫大な資金が必要であり、それを税金で賄うためには、予算
の成立をするまでに大変な苦労があるのは、想像に難くありません。しかし、
この問題も、PFI法の成立により大きく変わろうとしているのは、改めて言う
こともないでしょう。ある自治体の方に聞きますと、PFIの案件を待ち望んで
いるとの事でした。皆様の自治体の実体はいかがなものでしょう。また、この
ような活動に対して、企業側が積極的に営利活動として参入する事が必要では
ないかと思います。私どもは、企業と自治体の橋渡しを積極的に提案していき
たいと考えています。

その他に、分別の問題や、収集の問題などがあげられますが、これらは目的の
実現のためには、必要不可欠でありますが、自治体の主導があれば実現可能だ
と考えます。


弊社の取り組みは、上記のような課題を解決しながら、できうればPFIの手法に
より、市民に新たな税金の負担をかけることなく、食品リサイクルの課題を解
決する事を目的として活動しています。コンサルティング的立場ですので1企
業の利益のためのご提案ではなく、食品を排出する市民・自治体・企業にとっ
て共通の利益に繋がる一番よい方法をご提案するのが弊社の使命であると考え
ています。


もう少し具体的に、対象となる廃棄物や、リサイクルの利点を述べてみます。

対象としては、まず一般家庭からの廃棄物ですが、これは一番難しい対象とな
りますので、一気に解決するのは難しいかもしれません。また、廃棄物の中身
の保証ができませんので、これらは、飼料よりも、堆肥の可能性を追求すべき
でしょうか。初期の段階では実施計画の対象外とする必要もあるかと思います。

次に事業系の食品廃棄物、食堂・食品工場・ホテル・給食センター・飲食店な
どですが、これらは、大いに飼料へとリサイクルしましょう。すでに成功事例
はたくさんあります。排出先の食品別で細かく対処することで、より付加価値
の高い製品に成り得ます。最近は、お茶粕・ウーロン茶粕・焼酎搾り粕・醤油
粕・コーヒー粕等、乾燥処理をする事で、有価物として流通されています。ペ
ットフード等へのリサイクル事例もあります。また、コンビニの廃棄弁当など
も良質の飼料となります。

鶏糞、豚糞、牛糞などは乾燥により、良質の飼料として再生可能です。

次に下水汚泥に関してですが、現状でははほとんんど焼却か埋め立て処理では
ないでしょうか。下水汚泥は堆肥としてリサイクル可能です。堆肥化する事で
焼却灰の問題も無くなります。

これらの技術の基本は、乾燥処理を中心とした技術です。弊社では乾燥処理が
食品リサイクルの基盤技術であると考え、多くの調査をしてまいりました。自
治体の皆様にも、自信を持ってお奨めできるリサイクル方法をご提案致します。
そして、PFIの推進に不可欠であり事業の中心となる運営企業と、自治体・排
出事業者の連携を促し、プロジェクトの実現のために皆様と一緒になって活動
して行くことができればと考えています。

以上の件に関し、より詳しい話をお知りになりたい方は、是非メールでお問い
合わせ下さい。

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環境ベンチャーの任意団体、エコベンチャーパートナーズは自治体の皆様とも
積極的に交流を図って行きたいと考えています。今後とも宜しくお願い致しま
す。できましたら、直接このメールが環境関係部署の方に届きますよう、

◆部署名
◆担当者名
◆TEL
◆FAX
◆e-mail
をご連絡願います。

http://www.eco-v.org/

エコベンチャー・パートナーズは環境ベンチャーが集まった任意団体です。
(有料会員 40社)
誰でも参加できる、エコベンチャー研究会も運営中。(会員500名以上)

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環境ビジネス任意団体【エコベンチャー・パートナーズ】
運営事務局

株式会社ジェイシス
代表取締役 村中和久  
e-mail 
muranaka(アットマ)idea-de.com
東京都港区赤坂3-10-5赤坂クインビル401
TEL 03-3568-8861  FAX 03-3568-8862

環境ビジネスの情報発信サイト『環境メッセ21』を運営しています。
http://www.idea-de.com/eco21/
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(コシダテックの高原さんから「生ごみ処理装置」)
お世話になります。
(株)コシダテック 高原です。

杉本様からメールを頂いてからメールを送るまでに
かなりの日数を要してしまったことをお詫び申し上げます。

山下様の開かれているHP、全てではありませんが読ませて頂きました。
有機栽培農家の方々を中心とし、あれだけの意見交換を行っていることに
まず驚かされました。
また、最近いろいろな有機栽培農家の方々とお話する機会があるのですが
皆様かなり勉強なされており、日本の将来(自給率等)を
真剣に心配なさっていることが感じられます。

現在、日本の食糧自給率は40%台までに落ち込んであり、
近い未来には30%台まで落ち込んでいくことが予想されます。
一方で、年間1,940万トンの生ごみが排出され、
その内の91%に当たる1,772万トンが焼却処理なされているのが現状です。(添付
書類 表1)
このような現状の中、「食料・農業・農村基本法」、「食品リサイクル法」等が施行
されております。

弊社としては、生ごみを資源と位置付け、飼料・肥料として使用し
日本の食料自給率向上に貢献できればと考えております。

また、昨年「JAS法」が改正され、農家の方々の負担もさらに増加している中、
食品からできる肥料を使ってもらうことにより、
少しでも負担軽減につながればと考えております。

このリサイクルの輪は農家の方々の協力なしではなしえないと小生強く感じており、
農家の方々の声を少しでも多く聞けるよう現在活動しております。

今回弊社が焼津さかなセンターに導入した装置は
住金インテック(株)のバイオリスタ−です。(写真1)
(弊社はユーザーの希望にあわせた販売を行っているので
扱っている商品は他にもいくつかあります。)
この装置から取出される残渣が(写真2)であり
その成分が(添付資料 表2)です。


今回弊社の姿勢、残渣の概要を報告させて頂きますが、
今後ともいろいろ教えて頂きたく思いますので、
意見、質問等がありましたらご連絡いただければ幸甚です。

(株)コシダテック バイオ事業推進部 高原成明
 弊社HP  http://www.koshida.co.jp/

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Nariaki Takahara  n-takahara(アットマ)koshida.co.jp

(生ごみ処理装置の写真は、7月20日ころのHPをご覧ください)

(8月7日 奄美大島の畑さんから「残飯リサイクル」)
 
山ちゃんの宅配いつも楽しみに拝見しています。元気もいただいています。
感謝にたえません。さて、
私も残飯、産業廃棄物のリサイクルを本格的に、また合理的にやる方法は何かないものかと、考えているひとりです。
 この町は、人口1万人くらいの小さな町です。レストランなどから出る生ごみは、養豚業者が毎日のように回収してえさとして使っていますが、スーパーや、鮮魚店や、一般家庭から出る生ごみ(魚のあら、やさいくず、他)は、ほとんど焼却処分されています。
 
 私は友人のレストランからの残飯は、放し飼いの鶏のえさにしたり、魚のあらなどは、米ぬかや腐葉土と混ぜて肥料にしています。夏場などは、ハエが卵を産みつけるので○○がわいてしまい、今のところはそれを放し飼いのにわとりが食べてくれて助けられています。
 本格的にそのような事業をするには、異臭がしなくて、スムーズに堆肥化して、コストも安くて ということが絶対的な条件になるのだろうと思います。
しかし、なかなか先進地などに視察に行くチャンスがなく、いろんな情報がほしいところです。
 奇抜な方法で堆肥化をやっているところなどがあれば、美しい離島(奄美大島)の環境を守るためにもぜひ いろいろと教えていただければ助かります。
〒894−1505
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋松江17−15
      畑 琢三          рO9977−2−4067
                     fax09977−2−0173
Eメール Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp
 
(やまちゃんから)
環境問題については、
「人間ちゅうのは、莫大なごみを出すものやなあ」
と、ためいきをついているだけの僕ですが、
でも、島と言う、ひとつのまとまりのある(見えやすい)地区の中で、
リサイクルの流れが出来るといいですね。
流れ(システム)と、それを支える人の暮らしぶりの変更が求められているのでしょうが、
まずは、生ごみだけでもね。
心あてに、参考資料を送ってもらえないか、聞いてみたいと思っています。
それと、石川県の若林さんが、ユニークなユートピアモデルをパンフレットにしていて
(「家庭菜園型ソーラーシステムに関する研究」)
この間の「研修会旅行」の時にもらいましたので、それ、郵送しましょう。
(8月7日 やまちゃんの、石川・富山訪問記)
印象に残ったことなどを、きれぎれに。
前日、本岡さんから
「新潟に行って、ビックリしました。田んぼの畦が、除草剤で枯葉作戦です。
富山県は、まだ半々と言うとこです」
と、聞いていたので、電車の窓から、見てきました。
 
富山は、水の都。
立山連邦の雪解け水が、田んぼの水路に、脈々と。
うらやましい限りでした。
 
今回の訪問での、いちばんの印象は、やっぱり,人。
福井、石川、富山の北陸三県は、こだわりの稲作りをやっている、つわものどもが、潜んでいそうな予感がしていましたが、ぼくの予感はあたっていました。
「さむらい」と言っていい人たちにいっぱい出会えました。
石川県人は、自己表現が率直に出てきて、楽しかったなあ。
見学先の金沢農場(井村さん)の、大豆ー麦の70ヘクタール無農薬・輪作。
豪快でした。
 
翌日の富山では、ほれぼれする稲をいっぱい見せてもらいました。
ゴソウさんのが良かったなあ
「皆さん、誉めてくれるけど、中に入ったら、コナギやオモダカがいっぱいあるのです。
不安を抱えながら、やっています」
と、言われていたけど、よくわかるなあ。
そして、タイワ精機の米ぬかペレット製造機の実演と、
その米ぬかペレット100キロを田植え後散布した「実験圃場」
太くて、茎ぞろいの良い稲でした。
ただ、反対側(水口)にまわってみると、株間で、コナギもすくすく。
「去年は、米ぬかでこんなに草が抑えられるのかと、ビックリするくらい、きれいでした。
今年は、社員旅行(中国)やらなんやらがあって、2回代掻きをサボってしまいました」
 
福井県のつわもの、藤本さんも来てくれました。
「自分の生産するお米から出る米ぬかの量は、約50キロ。
50キロの米ぬかで、それも元肥一発方式で、草を抑えるめどがたってきました。」
藤本さんの秘訣は、どうもミネラルにあるようです。
天然塩10キロ、ミネラル40(30?)キロ、マッドグアノ30キロ。
「無農薬・無施肥の稲つくりもいけそうです」と、目をきらきらさせていました。
 
シンポジウムの最後に、冬場に水を張っておくと、
野鳥が飛来してきて楽しいよ、田んぼも変わってくるようです、
そんな話をしていたら、
お隣の、滋賀県にも、つわものがいました。
琵琶湖の湖北地区の、草野さん。
7年程前から、冬場に水をためっぱなしで、不耕起で田植えしている田んぼがあるそうです。
刈株を、水より高く出るようにしておくと、野鳥がついばみに来るし、
また、微生物のすみかにもなるようです。
 
印象に残ったことなどを書いてみました。
2日間の盛りだくさんの出会いを、短文でまとめるのは、なんときついことよ。
では


(8月5日 千葉の川上さんから)
こんばんは、暑い日が続きます。
雨がぜんぜん降らないので稲が変です。
すこしずつ色づいているんですが、日照りで黄色くなってるみたいです。
たぶん実入りは悪いんじゃないかなと思います。

豊コシなんですが7月29日に出穂でした。
普通のコシヒカリが22日あたりだったので一週間ぐらい遅いですね。
驚いたのは樹型がまるで早生系の品種みたいです。
心配されていた出穂の不揃いですが、ほとんど揃った出穂でした。

このへんでひとあめあると実入りがいいのですがと空ばかり見ている
この頃です。
では。
KAWAKAMI
satyan(アットマ)jasmine.ocn.ne.jp.

(やまちゃんから)
豊コシヒカリの樹形について。
金沢で稲株の見比べ会をやったのですが、その時出てきていたイセヒカリを見ながら、石川県の稲作経営者会議の会長の舘さんが、
「牧田コシヒカリに似てるなあ」
コシヒカリからの変異種、そういえば、みんな良く似ていますね。

(8月5日 京都の太田さんから)
初めてお便りします。8月4日に富山県タイワ精機でのシンポジュームに参加していました、京都から来ていました太田豊と申します。只今、当日お配りしていただきましたコピーを見ています。私も米ぬか除草には大変興味があり3年ほど前から行っています。ただ、やり方が悪いのか、田圃が悪いのかヒエが沢山出ています。米ぬか除草(無農薬)は来年以降もしたいと考えていますので、良い事例等がありましたら教えて下さい。
最後に当日の司会ご苦労様でした。
〒629−2303 京都府与謝郡野田川町石川562
           太田 豊 
           E−mail:regohta(アットマ)wonder.ocn.ne.jp
 

(8月3日 熊本の岡さんから)

いつも、メール楽しみに読んでます。
今年、豊コシヒカリを栽培したいます。
除草剤を使わない方法と井原さんのへの字にチャレンジです。
今のところ一枚「2反」が草が生えてますが、1町は、あまり草が生えてません。
前作は、菜種、で、2cm耕起で、田植え10日前に代掻き、田植え3日前に2回目の代掻き、
元肥ぼかし、い草用のぼかし肥料70k(ワタミ油粕、米ぬか、土着菌、黒砂糖、ミネラル水)
田植え後 15日菜種粕40k 過石20k です。
防除 黒砂糖発酵液(セリの天恵緑汁)、酢、木酢、焼酎、ミネラル水など使ってやってます。
黒砂糖、酢農法研究会(八代農家11軒)で7年経ちました。
米以外にメロン、トマト、白菜。キャベツ、ケール、とうもろこし、ブロッコリー、カリフラワーなどに使っています。
 

(8月2日 わが地元の「神戸新聞」のコラム欄に、井原豊さんを偲ぶ記事が掲載されました。現代農業増刊号の「定年帰農」シリーズの企画で、「農業ジャーナリスト賞」(?)をもらった甲斐さんの記事です。Byやまちゃん) 

先日、太子町佐用岡の井原英子さんから職場に黒々と輝くた
くさんのみずみずしい茄子を送っていただいた。
会心の作なのだろう。同封の手紙には「突然で
ビックリされるとは思いましたが、主人が他界して今年で
五回目の米・野菜つくり。すごく美しいのができましたので
皆様でご賞味ください。完全無農薬です。主人の本や日記など
を見ながら頑張っています」とあった。
 亡くなった井原豊さんは全国の農家に親しまれた「現代の篤
農家」だった。この春読演で訪れた愛媛県内子町でも「井原
んは残念だったなあ」と目を赤らめて話しかけてきた初老の農
家がいた。
 篤農家といっても井原さには訥弁でストイックな東北
型の篤農家のイメージはなかった。達筆、饒舌にして軽妙洒脱。
その技術のエッセンスを伝えるために徴底的に表現を砕く。
たとえば「への字型の稲作り」。
人を食った命名だが、細かな施肥技術や水管理が必要な官製技
術の「X字型稲作」をひっくり返し、「惰農のええ加減稲作」
でも稲や田んぼの自然力を引き出せば立派に米が穫れること
を実証した。
 さらに井原さんは「兼業農家の味方」でもあった。自身も兼業で
白バイ警官や自動車学校教官、経営コンサルタントなどを
務め、定年後専業となった「定年帰農」のはしりでもあった。
その職歴からも採算を度外視しがちな篤農技術と一線を画し、
低コスト、減化学肥料、減農薬の稲・野菜栽培から農家のクル
マ選び、農家経営に関するものまで著書八冊とビデオ二巻を残した。
全国のファンによって編まれた追悼集は
その名も『井原死すともへの字は死せず』。
姫路市の農家・山下正範さんが頒布している(0792・45・O576)。
焼茄子でビールを飲みつつその笑顔を偲んだ。
甲斐 良治(かい・りょうじ=社団法人農山漁村文化協会
「増刊現代農業」編集主幹)
(一灯園の松下さんから)
確かに今年は、全国的に一週間から10日ほど生育が進んでいるようです。
 
(姫路市水族館の市川さんから)
山下さんから頂いて、水族館に植えているコシヒカリは、10日ほど前に出穂しています。
添付画像は、一度どこかに保存した後、画像ソフトを使ってサイズを小さくした後に使っ
てください。

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