また、クワやホーは切れ味が決め手で、毎日のように(ダイアモンドカッターで)研いでいるので、山下さんのように1年も2年も研がずに使っているのは「アホー」だそうです。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
11/15 カメラマンの赤松さんから「米の食味と粒の大きさの関係について」
何時もお世話になっております。
今日はお米のことで一寸質問を。
お米って粒が大きいのは食味が悪いのですか?
先日津軽に取材に行って農家の方がいうのです。「味のいい米は粒が小さくな
る」と。
その代わり比重が大きくなるとも言われました。
米粒を大きく作るのは簡単なことだとも。
ご意見をお聞かせ下さい。
皆さんのメールを読むだけでは失礼ですから、もう少ししたら、写真をバンバン
メールしますね。
ではよろしく。
*やまちゃんから
なぬ!?米粒を大きく作ることは簡単なことだと!?
世の中にはまだまだはかりしれぬ人がおるもんだなあ。
たしかに、ここら辺で作っているお米で、米粒の小さいお米(コシヒカリ)は美味しいし、大きいお米(日本晴)はいまいちです。そういう法則が成り立ちそうな気もしますが、さて、皆さんのところではどうかな?
稲つくりのいのじも知らないで今年稲作りに挑戦しました。
兵庫県氷上郡春日町で農家の人の指導を無視して除草剤農薬を使わずに思いのままに
実践しました。
収穫は半分程ですが無農薬米ができました。
来年は除草対策として微生物除草剤(ラツトにより無害確認済)により収穫を増やす
挑戦を考えています。
当然無農薬です。
理論は草の生育より稲の根の成長を早くする事で除草する考えです。
春日
の変人より
はじめまして、富山の原と申します。私も無農薬、有機栽培をやっています。
いろいろとわからない点が数多くありますのでご指導のほどよろしくお願いいたします。
また、みんなとの意見交換も楽しみにしています。
なにぶん、メールが初めてなのでご迷惑をかけるかも知れませんがよろしくお願いいたします。
赤木@菜の花です。
あっという間に冬になってしまいましたが、用水路のジャンボタニシは元気に動いています。一方田んぼのは土の中にもぐっています。もぐるといっても、頭隠して尻隠さずです。えら呼吸から肺呼吸に切り替えて呼吸しています。
カラスがほじくりだして足で押さえ、中身をつついています。
ジャンボタニシの殻は普通のタニシと違い柔らかいので、足で踏んだりするとすぐ割れるし、指ででも簡単に割れます。生まれて間もない小さいのは田面の上に転がっています。トラクターでうまいこと土の中に入れば越冬できるように思います。そのままだとカラスのえさか凍死でしょう。大きいのはトラクターの爪にひっかかれてほとんどがあえなき最期だとおもいます。
多くの百姓たちが目の仇にして殺すのですが、あぜ下の草や雑草を良質蛋白質に変えてくれ、翌年の有機肥料になるし、カラスを養うという役目も持っています。そのカラスは鶏糞ならぬ鳥糞を供給してくれます。やってくるときには田んぼが黒く見えるほど飛来します。麦畑に降りられるとやっとれんです。
人間が浅はかな知恵で悪あがきしなくても、ジャンボタニシもちゃんと自然の一員として組み込まれています。ああ、なんと自然は偉大なことか。
例の小道具の件、そのうち発信いたします。
移植ごての改良、トラクターの土落とし器、トラクター夜間作業用照明、トラクター荷物用ボルト、菜の花押し倒し器、籾殻用じょれん、ホイスト用大フック、ホイスト大物吊り下げ金具、ジュート紐収納缶、4インチエンジンポンプ台車、キャスター付き万能台車、麦と菜の花種子の鎮圧ローラー、楽に早く安全に一人でできるように、いっぱいまだまだあるぞ。長い百姓生活から生まれたくだらん道具だけど、何かの参考になれば祝着至極だ。
今夜は予告編だ。お楽しみに。デジカメの使い方を忘れてたらごめんね。
そん時ゃぁ柴田氏が近所のよしみで助けてくれるだろう。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
11/13 福井の吉村さんから「アイガモ作付け田見てまいりました」
あいがも作付け田を見てまいりました。 福井県名田庄で中島さんと言われる方が
アイガモ農法で5年目から取組んでおられることを聞き昨日見にいってきました。
1・住居の近くで30アール作付けしてコシヒカリで9月上旬の刈り取り。アイガモ
は
7月末引き上げた。以後自宅の池で飼育している。
2・作付けされていた田んぼの稲株や草の状態を観察してきました。
3.アイガモの天敵は小さい時はカラス.キツネ.イタチで電気柵ガ効果的である。
4.小さい時は夜は小屋の中で稲が大きくなり鴨の体力が付いたら放し飼いする。
但し餌づけは毎日行う。
5.田んぼから上げたアイガモはえさばかり食べて、愛着ガ有り食用に出来がたい
屠殺処理に1羽800円かかる。田んぼの飼育では味がよくないそうです。
6.アイガモの雛の注文は2月中に行い遅れると調達でき難い。稲の生育とアイガモ
の
成長のタイミングガ一番大事である。
7.中島さんは動物にやさしい。そしてアイガモと話をするようにえさを与えておら
れ
ました。山間に日が沈み暗くなりましたのでお礼を申し上げかえりました。
福井県三方町
吉村 義彦
Mail : <
yokun(アットマ)k3.dion.ne.jp>
私の今年の反省はこれです。
↓
一人ぼっちの手作業中心の1反は多い!今年は畑も増えたし…。
去年の地獄を何とか改善しようと,時間差で刈れるように,もち米
を1/3植えたのでしたが,もち米って重いし,扱いにくかった!
収穫の7.5俵のうち,3.5俵はお米外交でただで使われている
し…何の為の苦労かとも…←泣けてきて。
晩秋になって,冷たい雨の中での刈り取りもきつい。秋祭りの後ま
で,村でただ一人残り続く作業も辛い。
もともと,私の教科書はフーコさんという人の「女一人で5畝の田
んぼ」というものだったのだけど,手ごろな大きさというのがない
のと,家のそばがいいということにこだわってしまう。
で,来年はこうだ!
@今年21箱だった苗を,12箱まで減らして,間隔をゆったり植
えること。(何故か田の半分を植えないで,5畝分だけを植えるこ
とは駄目とか。山間僻地なんとかで届けてあるらしく何年かは駄目
とか←あまり聞かないようにしている。いろいろ言って貸してもら
えなくなると困る)草取りもしやすそう。
A長手方向でなく短手方向(南北)に植える。(えがきがうまくい
くし,田の草取りも楽←両方の畦にやかんに水を入れて置いておい
たが,片道3時間かかった時は水にたどりつけず,死にそうになっ
た。)
Bその他はこれからもう一度皆さんのをよく読んで,じっくり検
討。
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
使えるものは再使用!
省エネ工事,自然住宅工事推進
リユース工務店 神実(カムミ)
田村 予果
〒939-2416 富山県八尾町布谷3158
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今の暮らしぶり紹介homepageは
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11/11 広島の西村さんから「刈払い機・食味値」
菜の花男が「画像に残しておけば冬に時間をかけて整地作業(高低均し)ができるも
のを。」と言っとりますが生かしきれなかった広島・西村です。
イセキの農機具祭りに米の食味を計ってもらいに行き、農機具を見てきました。
岡山の赤木さんからの『刃角度可変の刈払い機』の件・・・今年の6月頃でしたか
ビーバーは倒産したとのresがありましたが出店テナントに『広島ビバーサービ
ス』の名で刈払い機の出展がありました。注文カタログには例の手元の操作で刃角度
を90・95〜127度に変えれると書かれています。
イラストで平面を刈る姿勢と平面に立って土手下を刈る姿勢が描かれています。
私はビーバーの背負い式ですが可変ではないので土手の斜面は下側から刈っていま
す。
−−−−−−−−−−−−
2002.8.31 *石川の東さんから「食味の点数」
45点のお米は、ぼかし肥料元肥一発の無農薬有機栽培
85点は、化学肥料元肥1発のLPコート肥料、農薬を規準どうり散布
2002.9.13 *福井の塚本さんから「食味計の話」。
測定された窒素の量から、たんぱく質の量を逆算しています。
たんぱく質の量が少ないほど食味値は高く出るようになっています。
(1) 化学肥料でV字の肥効で作ったお米は、窒素が多いと食味を悪くする窒
素化合物が増えるので、窒素の量が少ないほど食味がよいといえるかも知れません。
(2) ぼかしでつくると、食味を良くする窒素化合物ができます。
ところが、食味計では、食味を悪くする窒素化合物も、良くする化合物も区別はつ
きません。
したがて、ぼかしで作ったお米は、食味が良いのに食味計で測定すると低く出ま
す。
(3) 化学肥料でつくったお米は、食味値が高くてもおいしい窒素化合物もないの
で、
食味値の低いぼかしで作ったお米より一味落ちることになります。
新米と古米を同時に食味検査に出したらほぼ同じ食味値で検査を受けたグループでは
上位の上位でした。
−−−−西村の検査値−−−−−−−−
(古米)ヒノ減 ヒノ無農 (古米)コシ減 コシ無農
MN2005無農
アミロース 15.2 15.0 16.7 17.1
16.5
タンパク質 6.9 7.3 6.9 8.8
7.4
水分 14.3 15.8 14.7 15.0
15.5
脂肪酸度 17 14 17 25
18
スコア 77 B 81 A 76 B 66 D
76 B
(古米)ヒノ減 H13ヒノヒカリ 減農薬・セラコート 下深川
プレハブ・籾保存
ヒノ無農 ヒノヒカリ 無農薬・セラコート・アイガモ 下深川
(古米)コシ減 H13コシヒカリ 減農薬・ 吉和 廃
アルミ製トラック荷台にエアコン
コシ無農 コシヒカリ 無農薬・米糠110kg・尿素14kg 穂イモ
チなどで60%超の減収
MN2005無農 ハイブリッド米ミツヒカリ2005(多収穫の2003よりは
食味が上)
無農薬・セラコート・アイガモ 下深川
感想:無農薬コシヒカリは出来が悪いので食味計の値が気になっていました。食べて
美味しくないみたいだったからなのですが
検査値も最低。脂肪酸度が高過ぎということか。
11/11 HP元気の小圷さんから「ストップ!遺伝子組み換えイネ全国集会]の紹介」
みなさん、こんにちは。大阪の小圷@GENKIです。
やまちゃんHPでこの間に話題になっている「遺伝子組換え問題」の参考
になりそうな集会の記事を見かけましたので、紹介します。
*詳しくは、下記サイトの本文をお読みください。
【遺伝子組み換え情報室】 GMO Information Service Japan
(GISJ)
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/index.htm
●テーマ : ストップ!遺伝子組み換えイネ全国集会
●と き : 11月17日(日)10:00〜16:00
●ところ : ナディアパーク・デザインホール(名古屋市中区栄三丁目18)
地下鉄東山線「栄」下車300m 地下鉄名城線「矢場町」下車
200m
●連絡先 : 中部よつ葉会 TEL052‐937‐4817 FAX 052‐932‐8234
********************************
大阪の小圷@GENKI
Mail :
yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
********************************
11/10 岡山の赤木さんから「今年の反省など」
赤木@菜の花です
今年を振り返って反省をします。今年の失敗は来年の肥やしだ。
菜の花跡は、挫折倒伏しやすい朝日という品種がしゃんと立って9俵半。これ以上欲を出すとぶっ倒れて5俵になるから申し分なし。
菜の花以外の2町は、麦跡も含めて例の硫安ドカンの作り方だ。
出穂45日前には焼酎を飲んで肥振りをせよとは井原先生の言葉だが、暑いのでビールを飲んで振ったのがまずかった。酔いが足らないからおててがびびってしまったのだ。倒伏の恐怖を忘れるほど飲まにゃぁいかん。
砂地や高い部分の稲のできが悪かったから、菜の花跡に差をつけられてしまった。来年こそは焼酎を飲んで肥を振ろう。
それと代掻き後の写真撮影をしなかったこと。画像に残しておけば冬に時間をかけて整地作業(高低均し)ができるものを。そんときゃぁ覚えているようでも、毎日冷酒飲むから記憶部分の脳みそが破壊されとる。
やまちゃんが発信した「私の小道具」。あれはいい企画です。誰でも1つや2つは自分だけの道具や、改造したオリジナルを持っているもんだ。みんなで見せ合うことですごい盛り上がりが期待できそうだな、と深く考えずにすぐ乗ってしまう私です。
現代農業12月号はまだ手元にありませんが、たのしみです。そのうち私も苦手なデジカメで映せたら発表します。
岡山の林さま、夢前町の衣笠です。
大麦の作り方は、解りませんが私の小麦作りをご報告します。
稲は、土でつくれ!麦は肥でつくれ!と昔から言われています。
@、堆肥散布 3t/10a
A、深土破砕(排水対策)
B、播種(8s/10a) 覆土2p〜3p 鎮圧 (播種は、11月下までに)
条間16.5p(昨年までは30p)除草剤を使わないので、
条間を狭めて抑草対策をしています。
C、明渠排水(しっかり落としにつなぐ)
D、麦踏み(1/中〜2/上の土の乾いた日)
E、2/中追肥(堆肥500s/10a)
F、明渠土さらえ(3/中)
G、6/10ころ刈り取り
※ 大麦でしたら120p畝に2条蒔き(条間を60p)にして中耕培土して
大豆のつもりでつくる方法もあります。
麦の栽培は、排水対策をしっかりして肥料をしっかりやって
刈り取り前に雨が続かなければ500sは、取れます。
でも、雨が続くと”赤かび”が出てかび毒で出荷停止になります。
5年前、無農薬で20t分、赤かびで出荷不能になり 捨てました。
赤木@菜の花です。
先ずは衣笠さん、立派なもんです。誰かの期待に応えて小踊りして喜びました。
どうも私はデジカメなる物が得意でないと見えて、田んぼに持参することがおっくうでなりません。
草を抑える理由なんか百姓にとってはたいしたことではないと思う。
こうすれば自分の田んぼでは草が生えない、という確信の持てる技術がつかめたらそれで十分。これ宇根流。 ただ、みんなに教えてあげるとなると少しは理由も要るだろう。どうしてっ?と聞かれるだろうから。
来年はこの「どうしてっ?」に少し取り組んでみよう。
林さんへ大麦の作り方について。
近くで小麦を長年作っている者として、わかる範囲で。
大麦は早播きしない方がいいです。(小麦は早い者勝ち)幼穂が遅霜にやられるし、草(スズメノテッポウ)も少なくてすむ。
11月20日過ぎて播種すればいいです。無農薬だから12月に入ってからの方がいいかも知れん。ばら播きなら10a15kg、ドリル播なら12kgってところかな。
ばら播きは、砕土・均平にした田んぼに麦を振り撒いて、ロータリーでごく浅く撹拌してやる。深く混ぜたら絶対にダメ!反収1俵になる。
無農薬にこだわるぐらいだから、肥料は有機肥料かいな? これはかなりむつかしい。有機質肥料は冬には肥効が出てこん。春になってどか効きして麦は青たれてしまう可能性大だ。私の場合は小麦なんだが、鶏糞や堆肥を入れると、登熟の頃効いてきて困ったので止めました。稲のへの字と違い、麦は最初からぶっ飛ばしておかないとだめです。せめてぼかしならどうにかなるかもしれん。
欲を言えば10月中頃には有機肥料は鋤き込んで、播種後に直ぐ効いてくるのが ベストでしょう。
化学肥料ならノープロブレムだ。寒い時期に土の下の暖かい所に肥料分が欲しいから、播種後の上振りではなく、土と混ぜておきたい。稲跡か休耕跡かで窒素はすごく違うから、地域のJAに聞くのがベストだと思います。
予定している田んぼに、今年の春にスズメノテッポウが生えていたようだったら止めて、田を変えたほうがいい。春田のてっぽうは可愛いが、麦の中に生えたてっぽうは肥を吸って鬼みたいになる。麦は大きくならんしコンバイン作業もできなくなるほど恐ろしい。
このあたりは柴田さんもよく知っているはずです。
麦の無農薬栽培、難易度の高い課題です。私は転作として付けます。緑肥用を除いて無農薬栽培田には作りません。
収穫量2500kg希望なら無除草剤栽培だから1ヘクは欲しい。
そして排水対策には万全を期してください。春の長雨で根が一発でやられる。
麦跡の稲はこれまた凄まじい光景になりますよ。風呂でへをこいたぐらいガスが出る。炭素率調整に尿素なら10kg少々だが、有機肥料だったら250〜350kg振らねばならん。麦がよく出来たら400kgいる。体が先に燃え尽きなければいいんだが。このあたりはまた今度。
ぶっちゃけた話、無農薬栽培の麦は断れるものなら断ったほうがいいと思います。本岡さん、衣笠さん、柴田さん、ほかに麦やってる人、何かいい知恵ありませんか。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
水が有ればどんな田んぼでも育つお米とくらべて むぎは田んぼを選びます。
排水が良くて 雨が降ってもすぐ乾く田んぼに麦を作ると 収量は多いし
ややこしい病気も出ない。でもこんな条件の田んぼは ほとんどないです。
だいたい水田に麦を作ろうと言うことが 適地適作の考えからはずれてます
でもそれを言っちゃあおしまいなので減反消化にむけていろいろといらぬ苦労をしています。
水田は水を溜めるようにできているが 麦にとって湿害は大敵、さらに大麦は小麦よりも
湿害に弱いのです。湿害で根が弱ったときにわっと病気が出ます
3〜5月の雨をどう乗り切るか これだけに集中してください。きっとうまくいきます。
例 私の場合約2メートルおきに縦横斜めに弾丸暗渠を入れます。
1 天候にもよるが 収量500キロ/反を超えると病気が出やすい 要防除
2 前作との間を1ヶ月以上空けないと 後作の初期成育がたいへん悪い
これは収穫までひびく 米も麦も同じ
稲美町 本岡哲司
衣笠様、赤木様、本岡様、
皆様、有難うございました。
この手作りMLは百姓の情報源だ。実績のある、要点を押さえたポイントは他ではこれだけ
直ぐには集まらないだろう。
重要なポイントは、排水対策、肥料と言うことのようですね。
かなり難しそうですね、麦作りというのは。その後、私に知らされた情報では、有機JASが
必要との事です。私は、有機JAS認定農家なのですが、圃場は最初、今度借りることに
なっているところを考えていました。認定を受けている圃場では、麦作りに当てられるところ
が余り無いのですね。一応、待機ということになっています。取り急ぎ。
林 正弘
岡山県御津町
暖かい秋や冬になれていたのに、思いがけぬ寒さに体がビックリしています。
さて、先日からの「遺伝子組換え」の論議の中で、「ああ、そうなのか」と思ったのが、科学による人工的な遺伝子操作によって作り出された遺伝子が、栽培されることによって、暴走(一人歩き)してしまうかもしれないということなんですね。医療や薬などで遺伝子科学による恩恵も受けているし、どう考えたらいいのかなあ、などと思っていたのですが、種子の遺伝子組換えは、その種子が野に放たれて栽培されるという問題があるのですね。普通の田畑で栽培され、花粉が飛んで、もしかしたら一人歩き(暴走)を始めてしまったら、その時は取り返しがつかんことある。クローン人間やら、クローン牛など気持ち悪いなあと思っていたのですが、こりゃおおごとばい。
さてさて、話はがらりと変わって、今月号の「現代農業」誌で「機械特集」が組まれていますが、それを見て、こんなんもありますよというお話です。
ぼくの「道具」の特長は、人力で、仕組みが簡単ということです。
機械音痴で、溶接などとんとあきまへんということです。
まず、苗運びの運搬車。
一輪車のお皿が壊れて使い物にならなくなったのを利用しました。
コンパネを、31×90センチ、45センチ×90センチ(2枚)に切って、一輪車のフレームに、塩ビパイプ固定金具を使い、ビスで止めています。
ダイコンなどの収穫にも、板の上に山のように積めて、いろいろと便利です。
最初の頃、これに高さ30センチくらいの枠を載せて、堆肥や籾殻を運搬するのにも使っていましたが、あまりにかさ高いので、アイデア倒れでした。
コンパネは、コンクリ打ちに使うペンキが塗装したのを使っています。10年以上、時々雨ざらしにしていますが、まだ大丈夫。
コンパネには、耐水性ベニヤと、そうでないのがあります。ホームセンターで、900円くらいで安売りされているのは、耐水性じゃないので、濡れるとぼろぼろになりやすいです。
お次は、「ホース巻き取り機」
農業資材には、長いものが多い。
散水ホース、誘引ひも、防雀糸などなど。めんどくさがって、ぐるぐるにたくると、あとで、こんがらがって、えらい目にあってしまします。
基本は、上手に巻き取ると、今度、再利用するときに、展開しやすい、ということのようです。
写真の右は、木製のパイプ状の円筒とベニヤで作ったホース巻き取り機。
左は、もっと簡単に出来ないかと最近作った紙製のマイカー線や防雀糸などの巻き取り機です。芯には「スミサンスイ巻き取り紙芯(58円)」を使っています。紙芯と段ボールを直接木工ボンドで接着すると強度がないので、紙芯と厚紙をまず接着し、厚紙と段ボールを接着しています。(厚紙の変わりに、ソーメンやお菓子などの木箱の板を使うと、強度ばっちりのように思います)木工ボンドは、くさびのように素材の組織に入り込んで固まるので、厚盛りして接着するとかなり頑丈です。
マイカー線などは、毛糸を巻き取るようにぐるぐる巻くと、その度に一度ずつねじっていきます。この手動式巻き取り機で巻き取るとねじれが出ません。
11/8 兵庫の衣笠さんから「長い秋作業が終わり!」
夢前町の衣笠です。
やっと、稲刈りが終わりました。長い長い秋でした。
麦を播きながら稲刈りをするとは!おまけに
早霜のお陰で蕎麦と大豆と小豆も収穫を待っています。
ところで、今年の菜の花除草の比較写真をお送りします。
畔際の草にご注目下さい。
どちらも除草剤は使用していません。
左−粉砕竹(500s)+米ぬか(200s)+大豆20s+大豆10s
右−菜の花+大豆20s+大豆10s
6/30
8/26
9/7
*やまちゃんから
論より証拠、見事です。脱帽しました。
衣笠さんとこには、ジャンボタニシなんぞ、おらへん。
赤木さんの小躍りする心の蔵が目に浮かびました。
しかし、なんでや?
そんな理屈は、あとからゆっくりついてくるか。
*岡山の林さんから「大麦の作り方教えてください」
皆さんこんばんわ。
無農薬で麦を作るように依頼されたのですが、私は麦を作ったことがありません。今ならま
だ間に合うだろうし、種を蒔けば生えるだろうと引き受けてしまいました。麦は、味噌に加
工されるそうです。
どなたか麦作りのポイントを教えていただけませんか?
麦あとには朝日を作る予定です。稲は、6月20日頃田植え、10月末刈り取りの予定で
すから、麦とはぴったりと合うと思います。麦あとの稲つくりなどの注意点もご教授頂ければ
ありがたいです。2〜3トンの麦を収穫したいのです。
林 正弘
岡山県御津町
*石川の若林さんから「RE・遺伝子組換え」
理解できる所と理解できないところがあります。
人為的な交配も遺伝子の組換えである、というご意見ですが、馬を水場に連れて行くのと馬の血管に注射器を突っ込んで水溶液を注入する、くらいのレベルの違いがあります。レベルが違うだけで方向の基本は同じだろう、という事であればそうかもしれませんが、農業、栽培はもともとその方向の事でしょう。
分かりました。なるほど。嫌がっているのに無理矢理やると違反しているのかな。
自然はそうやって進化してきた、という事ですが、今注目すべきは、近代化の成果による人間の技術の発展が、まさに今「自然」や「野生」のキャパを超えつつある、という認識ではないでしょうか。しかもみんなに知らされないままに。(或いはその開発者も気付かないうちに)
まあ、キャパを超えた時には、手痛いしっぺ返しが待ってるかとは思いますが…。
キャパをこえる。とありますが、キャパの明確な範囲の表現法も必要です。恐らく現時点では分からないのかもしれません が、
やっぱり私は、中性洗剤の方がウンコより汚いと思いますし、遺伝子の切り貼りはウィルスの役割ですので、必要なのなら彼らがやってくれるのだろうと、思います。
そうです。同感ですが、必要なのなら彼らがやってくれるのだろう、の中に過度の遺伝子工作したものは現実には生き残れないのでは無いかと思いますが。生き残る可能性があるとしたら即刻中止した法が良いと思います。
どなたか、緑米ありませんか?
石川の鹿西町にあると思います。
11/7 広島の西村さんから「re・11/6宅配便」
二丈赤米産直センター 吉住様
多量に必要なら一燈園 200g/1,000 1kg/3,500
2kg/3,000/1kg
みどりもち
出穂 成熟 草型 草丈 穂長 籾色 ノゲ 玄米色 脱粒性
9.2 10.16 偏重 93cm 23.3cm 黒褐 中 緑白 難
7gから増やした稲束2〜3ならありますがそちらの必要量次第です。
http://www1.mighty.ne.jp/~246ra/garden/rice-etc2.htm
数年前の一燈園の冊子の表紙を飾った緑米はノゲ無しで雰囲気は普通の稲だが籾色が
紫という感じでしたが当方のはノゲは長い、草丈も長いです。
吉住さんは未来系の赤米を作られているんですね。カンニホより上かもしれん。(当
方のHP画像は時期・画質が悪い)
−−−−−−−−−−
京都の那波様
MN2005はヒノヒカリの苗が注文済みだったので苗箱1枚作りましたがごつい茎で
すよね。少々の事ではコケそうには見えません。
雀に取りつかれ穂茎の折れたのは散見されました。ぐうたら農法の講演に浜名の辺り
から来たじいさんが4月に田植えをしたら9月半ばに収穫だったといってました。
−−−−−−−−−
福井の吉村様
牛・豚・ニワトリと同様の家畜として扱えれば1.自家消費 2.アイガモ肉販売業
者から雛を仕入れ引き上げ後に買い戻してもらう 3.(解体業者が必要ですが)
パック冷凍での販売
2.の買戻しは引き上げて直ぐとか11月まで肥育して体重で買取とか肉業者によっ
て条件が違うようです。カモを連れていかんと行けませんから近場にないと利用は難
しくなります。
8月以降の肥育
白木町ではビニールハウスの厩舎を空き地に用意していました。
湯来町ではペット以外は引き上げ後福岡辺りの業者に買い戻してもらいペットは稲刈
りの終わった田んぼに放しています。常設のネットで囲ってあり、夜間は獣害を避け
る為に小屋に入れています。
西村は防護作不出来のため引き上げ後全滅しています。
念願のHPがやっとできました
見ていただければ、ありがたいです
香西 達夫
11/7 大阪外大の藤本さんから「メールマガジンの紹介」
お世話になっています。
藤本@大阪外大・環境文化ラボネットです。
以下、もし興味のある方がいらしたらと思い、
メールしました。今後ともよろしくお願いします。
----------------------------------------------------------------------
■無料版『環境文化MM』(メールマガジン)のご案内(読者募集)■
環境文化ラボネット/Eco Culture Lab[
http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya]では、
環境保全を軸とする文化継承や文化創出に関する情報をメールマガジン形式で発信し
ています。10月24日現在、読者は各種スタンド配信数合計131名です。メールマガジ
ンは、1ヶ月〜数ヶ月に1回の発行です。読んでいただける方は、
http://www.mag2.com/m/0000094777.htm から登録の手続きをしていただけますよう
お願い申し上げます。なお、画面上で最近のバックナンバーは全て見られるように設
定しておりますが、参考までに11月号の目次のみ、掲載させていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料版『環境文化MM』Vol.2 No.11 月刊 2002年11月5日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
HEAD LINE(目次)
[1]はじめに「買い物袋持参の動き、高まる」
[2]新刊のご紹介
・左巻健男著『理科の基礎・基本おもしろ授業入門』
[3]豆乳を自分で作って、飲んでみませんか?-その1-
[4]イベント案内
・シンポジウム「総合的学習における「環境教育」の展開
[5]役立つ環境就職サイト
[6]全国学校ビオトープ所在地調査への協力依頼と先月のお礼
[7]神戸市内小学校におけるビオトープの整備・利用および教員意識に関する調査結
果
[8]編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
なお、その他、環境文化MMに関しての問い合わせなどございましたら、
藤本妙子<
fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp >までお願いいたします。なお、
2003年3月以降、メールアドレスが変更予定になります。
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藤本妙子(FUJIMOTO Taeko)E-mail:
fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp
大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士前期課程2年
http://stserve.osaka-gaidai.ac.jp/~m0168013/index.html
環境文化ラボネット 事務局
http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya/
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*やまちゃんから「田んぼの草と畑の草・きれぎれの雑想(4)」
久しぶりに、「きれぎれの雑想」です。
ここ2〜3回は、ぼくが除草に使っている道具を、紹介しましょう。
田んぼと畑の草対策を比べると、ぼくの場合、田んぼは一町2反、畑は5反ですが、田んぼはほとんど一気に代かきして田植えするのに比べて、畑の野菜は、一畝ごとに種播きします。菜っぱ類など、1品種10メートルずつ種播きをするということも多い。
畑の草の場合も、基本的は先手必勝でしょうね。
上の写真の中耕除草機は、向井工業の「たがやすくん」、10センチ幅と、15センチ幅です。
雑草が、芽を切って双葉くらいまでの頃に、手押しでころころ転がします。
後部に小さな培土板がついていますので、ダイコンなどは、中耕除草しながら、それで軽く土寄せします。
9月中旬種播きのダイコンの場合は、雑草の生長が少し緩やかになってきて、ダイコンの方は大きくなるのが早いので、後は、間引きだけで、何もしません。
三角鍬は、一番使うことが多いかなあ。
穴あきホーは、雑草がまだ小さいとき、威力を発揮します。表面の土を削るんだけど、土があまり移動しないというのが、いいと思います。
田んぼでも、土が肥えていると(表面の泥がトロトロの時)雑草もつるつる抜けますが、畑でも、同じこと。土が肥えて、ほかほかした土壌の時は、雑草もやさしいですね。軽くホーを滑らすだけで、雑草の根が切れていきます。
さて、この穴あきホーが、畦際の雑草処理に役立つというのは、前にも書きましたが、
除草機を押すほどでもないが、拾い草に入った方が良さそうなくらいにヒエが生えてる田んぼに、このホーを持って入りました。行動範囲が、2メートル四方に広がりました。去年まで、ヒエを見つけたら、そこまで歩いていって、抜いていましたが、ホーをのばせばOKです。面倒だから、水に浮かせるだけで、持って出ることをしませんでしたが、かなり大丈夫のようです。
同じ様な役目をするのに、下の「田づり棒」があります。一般的には、「八反づり」といわれているのかな?赤木さんのいう「おかめ」も、これかな?これは、家内が愛用していますが、ぼくは、穴あきホーのほうが、小回りが利くので、気に入っています。ただ、欲を言えば、取っ手(2メートル)が木製で、力を入れるとしなってしまいます(力が逃げます)。アルミパイプ製だといいのだけど。
以上、とりとめないまま、次回に続きます。
11/6 京都の那波さんから「収穫の秋、やっと終了」
京都の木津高に勤める那波です。
本校の水田での稲刈りがやっと終了。先週が適期だったのですが、京都で全国農業ク
ラブの大会を運営し生徒も参加したため延期、近所の農家の方々より、「どなえすん
ねん、この田圃」という心配の声を受けつつ、泣く泣く放置、やっと、刈り取りまし
た。品種は、MH2005 若干イモチも出ましたが、草丈がひじょうに高く、1m
以上。これも近所の方々は、「あれはこけよるで、どなえすんねん 学校は」との声
援多数。ものの見事期待を裏切りしっかり最後まで色青くたっておりました。
収量は、籾重で1.2t(面積 約20a)です。現在乾燥中で今週末には、校内で
販売します。
無農薬、無除草剤、無化学肥料で4年目の取り組み、来年は、この取り組みをまとめ
て、生徒の農業クラブの京都大会で発表する予定です。いつも思うことですが、夏の
除草作業は、一人ではやってられませんね。除草剤の一振りでもしたくなりますが、
稲が大きくなると(草が見えなくなると)これはこれでよいものと感じてしまいます。
来年度は、岡山、赤井さんに見習って、菜の花を蒔きます。農業高校を卒業しても農
業に従事する生徒は激減していますが(ここんと少し増えています)教科書通りでな
い栽培方法も彼らにはよい刺激なのかもしれません。
しかし、稲を専攻してくれる生徒は、男子の少し変人(現在では、個性が強いと言う
)ものばかり。来年はどうなることやら・・・・。
では、いつも論争を楽しみにしています。
那波
11/6 福井の吉村さんから「アイガモのこと少しわかりました?」
いつも宅配便ありがとうございます。アイガモのことですが少し分かりました。
1:水鳥で有り食欲旺盛菜動物で有り砂袋や胃袋が下のほうにあり満腹感が出にくく
て水田雑草やア ゾラと言う水生植物の栽培を導入すること。(肥料と食糧供給
j)
2:アイガモの外敵は野犬やいたち・からすで電気柵やアゼシートを設置する。
3:水稲とアイガモの同時作付けで植物ホルモンの増大効果とアイガモの攪拌による
泥水化と根への
刺激作用が根の活性化をうながしている。
4:5月中旬に3・5葉位の中苗の田植えでを行い反当たり15から30導入する。
稲穂(出穂)までに引
き上げないとアイガモが稲を食べてしまう。
8月以降のアイガモ養殖方法をど
うするか分からない。
食欲旺盛なアイガモを秋以降のかも料理が適する時期まで持ちこたえられる
か。
5:古野隆雄様の"アイガモ水稲同時作"を拝読させて頂き大変勉強になりました。お
おきくなつたアイ
ガもをどのようにしてお金に変えていくかが問題と思いました。
6:かも料理で独特の臭みが有り中国や東南アジアでの料理方法の勉強も必要でない
か。売れるか?
7:アイガモの飼育している方のご教示願いたいとおもいます。
取り留めない報告で有りますが宜しくおねがいいたします。
福井県三方町 吉村 義彦
Mail : <
yokun(アットマ)k3.dion.ne.jp>
*やまちゃんから
アイガモ農法のつらいところは、苗の小さいときに、孵化してまもなくの小さな雛を放し、稲の生長とともに、アイガモも大きくなるけど、でもまだ小さいから、稲を食べることがない。大きくなった成長は、稲を食害してしまうから、田んぼから引き上げて、翌年は、また、小さな雛を入れることですよね。家族同然にかわいがってきたアイガモに引導を渡すのは辛いことだろうね。翌年も続いて活躍してくれるようだといいのにね。
というようなことを、栃木の舘野広幸さんに話したところ
「ぼくは、大きくなったアイガモ(も?)使っていますよ。大丈夫ですよ」
と、言ってました。
お酒の席の立ち話で、そこまでしか聞いていません。
11/6 福岡の吉住さんから「若林さんに、異議あり」
忙しさにかまけてROM ONLYしてましたが、遺伝子組換えの話で少々。
石川の若林さんの書き込みは、少し「異議あり」と思います。
どのレベルでの表現かが分かりませんが、…。
人為的な交配も遺伝子の組換えである、というご意見ですが、馬を水場に連れて行くのと馬の血管に注射器を突っ込んで水溶液を注入する、くらいのレベルの違いがあります。レベルが違うだけで方向の基本は同じだろう、という事であればそうかもしれませんが、農業、栽培はもともとその方向の事でしょう。
自然はそうやって進化してきた、という事ですが、今注目すべきは、近代化の成果による人間の技術の発展が、まさに今「自然」や「野生」のキャパを超えつつある、という認識ではないでしょうか。しかもみんなに知らされないままに。(或いはその開発者も気付かないうちに)
まあ、キャパを超えた時には、手痛いしっぺ返しが待ってるかとは思いますが…。
やっぱり私は、中性洗剤の方がウンコより汚いと思いますし、遺伝子の切り貼りはウィルスの役割ですので、必要なのなら彼らがやってくれるのだろうと、思います。
どなたか、緑米ありませんか?
11/5 大阪外大の藤本さんから「RE・遺伝子組換え」
わたしが十分に授業での内容を聞いていなかったのやもしれません。誤解を生んでし
まったかのような議論になっている感じもあり、神前先生にメールしたところ、「私
のゼミの卒業生で姫路で有機農業をやっている夫婦からもメールが届き,どうやら結
構あっちこっちに情報が回っているようです。もっとGMについて先生の意見を聞き
たいとのメールです。少し誤解もありますので,昨日のメールを転送していただいて
結構です。人体について安全だと断言したつもりはないのですが,現在のGM作物の
生態系への取り返しのつかない影響の明白さが明らかであることに比べると,灰色と
言ったつもりです。人体への影響については全く素人ですのでコメントは控えさせて
もらいます。」ということで、以下のようなメールが届いていますので、転送させて
いただきます。宅急便でもまた流してもらえればと思います。藤本妙子
▼以下神前先生からです。了承ズミです。
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食料安全保障とGMに関しては,昨年のUNDPの人間開発報告でGM技術を飢餓を救う
可能性を持つと評価したことに対し,猛烈な議論が巻き起こったことは周知の通
りです。農業サイド,特に途上国への食料支援や農業開発に関わる国際機関では
このような立場が優勢のような気がします。
つい先日,飢餓が深刻化している南部アフリカのザンビアに,米国からのGMトウ
モロコシの食糧援助を拒否したニュースは,予防原則に基づく勇気ある決断だと
思います。GMが人体にも生態系にも安全であることを保証する確かな証拠が得ら
れない状況での政府が取る政策と評価できます。隣接する南部アフリカのジンバ
ブエ,モザンビーク,マラウィも飢餓の深刻化は同様で,これらの国は,国内で
のGM種が栽培されることを防ぐため,製粉されたGMトウモロコシに限り,米国か
らの食糧援助受け入れを表明しました。ザンビアは製粉トウモロコシからのロー
カルな伝統作物への遺伝子汚染のリスクがあるとして拒否を決めました。(10月
31日付ロイター電)
餓死寸前の人を前にして,予防原則をたてにGM食料の配給を拒否できるかは疑問
です。GMでない食料を別の国から調達して配給するにこしたことはありませんが…。
世界規模で,将来こうした決断が迫られる事態が起きないように,すべきことは
たくさんあります。生産された食料の配分,貧困農民の食糧安全保障を実現する
ための土地所有制度改革や生態農業技術の普及,地域自給の達成などなど数え上
げればきりがありません。
地球規模での飢餓を回避できるような社会・経済システムの大転換や技術革新が
間に合えばいいのですが,最後の切り札として塩類土で育つイネや光合成能力や
栄養価の高いトウモロコシなど,限界地域での食糧増産に寄与する可能性をもつ
GM技術に向けた研究をすべて否定するだけの確信が小生には持てないのが正直な
ところです。まあ,こうした立場にも必ず猛反撃があることは承知していますが。
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11/5 石川の若林さんから「RE・東さんの疑問」
>私は、遺伝子組替え技術自体よーわからんちんなのですが
>こんな私でも、簡単にわかるような説明ができる方居ませんかねー
>除草剤でなぜ草が枯れるのかよー解らん私でも
>簡単に解りやすく説明してくださる方は居ませんかねー
私もよく分からない。心配しなくてもいい。除草剤でなぜ枯れるかがわかれば、何がいけないのかも分かる。
遺伝子組み換えも、交配することも遺伝子組み換えで、これまで品種改良といってどんどん推し進めていた。
何がいけないかが分かれば、どうすれば良いのかがわかる。
自然に交配すれば、自然に戻れるならば、遺伝子組み換えしても、最終的には優良な形質が残る。
自然はそうして進化した。
野生の品種が生命力が高いのなら、人工交配自体が悪くなる。そうなると改良した品種自体が悪くなる。
石川 若林 平慈
11/3 ラオスの近森さんから「メーリングリスト参加希望」
ごぶさたしています。
元・民間稲作研究所の近森章です。
現在、私は海外青年協力隊の14年度1次隊の隊員として
ラオスで活動しています。(職種「食用作物」)
早いもので、ラオスに来て3ヶ月、赴任地の農林局に来て2ヶ月が過ぎました。
現在、セコン県(南ラオス)の農林局作物栽培課に勤めてます。
この事務所では、県全体の作物栽培の状況の把握や農民への指導を仕事としています。
仕事は月曜日〜金曜日。
朝8:30〜11:30、午後2:00〜4:00(残業なし)。
きわめて、のんびりとした職場です。
主食はもち米で多くの農家が稲作を営んでいます。
ただ、山が多く栽培面積の半分以上が焼畑の陸稲です。
機械化も進んでおらず、水田の80%が水牛による耕起、代かきで
残りの20%が耕運機といったところでしょうか?
栽培する農作物のほとんどが自給用で、
無農薬・無肥料栽培が大半をしめています。
農民に聞くと「自然が一番よい」と言ってます。
(農薬・化学肥料を買うお金もありませんが・・・・・)
たまに、畜フンを施用している農家を見かける程度です。
こちらでは、ほとんどの農家がウシ、トリ、ブタ等を飼っていますが、
放し飼いが基本で糞尿を集めるのが難しいようです。
コメヌカは、貴重な家畜のエサで作物栽培に使用する分はありません。
そんな訳で、まだ多くの農家を訪問したわけではありませんが、
稲の持つ能力じょうずに引き出して栽培している農家に出会えていません。
現在は、雨季稲作の刈り取り時期ですが、
平均的なところでも、一株あたりの本数が5〜6本といったところでしょうか。
植え付け本数が4〜5本と言ってますから、分げつをしていないのか?無効分げつが多いのか?
まぁ〜、これから本格的に調査に入ろうと考えています。
まずは、状況がつかめないことには始まりませんから・・・・・・。
本田での打開策の1つとしてアイガモ農法を考えています。
アイガモ農法はアジアに広がっていて
ラオスでも行われているという報告があります。
そんなわけで、インターネットで検索しているうちにこのホームページにたどり着きました。
ぜひ、訪ねてみたいのですが場所がわかりません。
古野さんはE−メールをお持ちですか?
ご存知でしたら教えてください。
メーリングリストにも参加したいので手続きのほどお願いします。
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。
追伸
添付したファイルは、週末に刈り取りの手伝いに行っいてる農家の田んぼの写真です。
これは、特に被害が大きい場所でしたが
病気、虫、雑草、鳥の被害が大きい稲の様子です。
メール、ありがとう
これから、家内の里に、やんごとなき用事ででかけねばならないので、取り急ぎ。
MLに登録させていただきました。
これからよろしく。
そちらの様子を、是非発信していただけると、ありがたいと思います。
アイガモの件、HPの全国版ははまだあまり充実していないみたいですね。
個別には、たくさんあるようですが、、
HPの代表者と、国際版の代表者は、僕らのHPの仲間であるのですが、、、
茨城の小長谷さんをご存じでしょう?
彼は、青年協力隊の仕事をやったことがあって、今その関連の仕事についているはずです。
アイガモもやっています。
そのほか、すずき産地や、鹿児島福永大悟さんなど、アイガモの方もMLに多いです。
このHP(ML)をとうして、意見交換していただけると、ありがたいな。
11/4 近森さんから「続・ラオスの話」
ラオスの近森です。
早速、登録の方ありがとうございます。
小長谷さんにも昨日メールを出しました。
さて、ラオスの話ですが、
週末は大家さんの家の手伝いで稲刈りに出かけてますが、
今日の稲は、圧巻でした。
無肥料栽培で、穂長29cm、
米粒は1粒1粒が大きく、粒数は1穂あたり272粒。
穂数が少ないので(1株あたり5〜6本)収量はそれほどではないと思いますが・・・・
それでは、今後もよろしくお願いします。
近森章
11/3 岡山の赤木さんから「遺伝仕組みj変えはいらない」
赤木@菜の花です。
遺伝子組換え作物は、やがて来るであろう食糧危機を救う。
そのためにもいまから研究開発しておこう。 と、御用学者やアグリビジネスはいわっしゃる。 みなさん本気でそう思われますか?
わしゃぁ絶対に思わんぞ。わしの知る限りの経済学では、人類始まって以来、世の中そんなに甘くおまへんのや。クレオパトラの時代も、この瑞穂の国の神代の昔も、食いもんは金と権力のあるところへ集まるんや。今もそうや。
全世界で食いもんがなくて、今日一日で何千人死によったと思います?きれいな水が飲めなくて1日に何千人が死んでいると考えます?
貧困地域から見ると、今も立派な食糧危機や。危機どころではなく飢餓や。
方や米を食わんのに米とか言う国や、主食を忘れて輸入した麦を喜んで食らい、40%近くも田んぼを遊ばしているどこかの国には、食いもんはあり余っとる。人間はおろか犬までが肥満で医者にかかっとる。
これが食いもんの流通の現実や。食糧は世界に公平に分配されんのです。
遺伝子組換えでどんなにすばらしい品種が生まれても、権利は金のある国に所属する。貧困の国にそんな種買う銭はおまへん。どこかの広大な農地を持つ
国が大量生産して、それを買わされるのことよ。やっぱし銭のない国はいつまでたっても食糧飢餓だな。銭のない国へただで食いもんをめぐんでやるアグリビジネスがどこの世界におります?かって自分達が踏みにじった南の国から、いまだに銭ふんだくろうとしている。
銭が無けりゃぁ、うちの産廃をおまえんちの山奥に捨てさせろ、てなこと言って有害廃棄物が貧困国に移動している。これも世界が抱える環境問題のひとつなんだぞ。
だいたいだ、稲になんで除草剤耐性を付与せにゃぁならんのだ。除草剤無しでも9俵半取れるのに、稲に大丈夫な除草剤がこれだけあるのに、遊ばしている田んぼがいっぱいあるのに、この国でそんな研究がなんで必要なんだ?
責任者は出てこいってんだ。いってぇどのくらいモンサント社からもらったんだ?研究費の名目で甘い蜜が垂れているんだろうな。ざーけるんじゃぁねぇ。
こんなこと大きな声で言ったら、粛清の対象になるかもしれんぞ。
今夜の冷酒はアルコール20%の原酒だ。うまい上によく効いーた。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
11/4 岡山の林さんから「RE:遺伝子組替えのお米」
東様、藤本様、西村様、
GM遺伝子が人の腸内細菌に移行することは確認されています。
特に大阪外大の藤本さんのメールにある先生は、最近の論文を
読んでいないのでしょう。
私も日本有機農業研究会の会報で知りました。
不思議なことに、日本の新聞も全く報道せず、沈黙を守っている
のですが。これもBSE問題と同じように殆どの国民は問題が起っ
てから後で知るということになるのかなぁ。
ザ・ガーディアン 2002年7月17日の記事では、
British scientific researchers have demonstrated
for the
first time that genetically modified DNA material
from crops
is finding its way into human gut bacteria,
raising potentially
serious health questions.
(イギリスの研究者が、組替え作物のDNAが人間の腸内細菌に
入り込んでいるのを始めて示し、健康危害について重大な疑問
を投げかけている。土と健康 2002年10月号)
Michael Antonio, a senior lecturer in molecular
genetics at
King's College Medical School, London, last
night said that
the work was significant. "To my knowledge
they have
demonstrated clearly that you can get GM
plant DNA in
the gut bacteria. Everyone used to deny that
this was
possible."
(ロンドンのキングス医科大学の分子遺伝学マイケル・アントニオ上級講師は、昨夜この研究は、「私の知る限り、彼等はGM植物のDNAが腸内細菌に入り込むことをはっきり示している。これまで、この可能性は全ての人が否定してきたもので」重要だと言う。同誌)
百姓も世界に目を向けていないとアブナイ事になりそうだ。
第七の栄養素といわれるDNAも健全なものを摂取しないと大変
なことになると思います。
林 正弘
岡山県御津町
11/2 大阪外大の藤本さんから「RE・遺伝子組換えのお米」
いつも宅急便ありがとうございます。
今年の農村開発論(神前進一:コウサキシンイチ先生)の授業で、
聞いたことです。授業の教材は、
Andrew ShepherdのSustainable Rural Development
(持続可能な農村開発)の購読なのですが、それとは関係なく
先生から聞いたことです。今日はもう出かけるので簡単に書きます。
・遺伝子組替え食品は、人体にはほぼ害はないというレベルにきていると
思われるが、環境(土地)には間違いなく害はあるだろうということ。
・遺伝子組替え食品は、あと何年後かに予測されている、
食糧危機に対応できるものとして、研究されていくべきことかもしれない。
むやみやたらに絶対に駄目といわれることではないかもしれない。
ということでした。
前者と後者が矛盾しているように感じる部分もありますが…
あと、遺伝子組替え技術の例として、
除草剤をまいても枯れない草があったりするのかな。
おそらくそういうのをイネの遺伝子をまぜて
作ったものを遺伝子組替え食品というのだと思います。
そうすると、そういう「遺伝子」というか、そういうものが
花粉のような形になるのかはわからないのですが、
生態系になんらかの形で広がっていくことは間違いない
ということだと思います。とはいえ、そのあたりわたし、
詳しくないので、間違い等ありましたら、
どなたか訂正や意見など頂ければと思います。
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藤本妙子(FUJIMOTO Taeko)E-mail:
fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp
大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士前期課程2年
http://stserve.osaka-gaidai.ac.jp/~m0168013/index.html
環境文化ラボネット 事務局
http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya/
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11/2 広島の西村さんから「RE・遺伝子組換えのお米」
山下様へ
広島・西村です 「遺伝子組換えのお米」の返信です、がもっと適切そうな返信が
あったらこれは削除してください。直Mailレベルの話ですよね。
石川の東さんから発信された「遺伝子組換えの除草剤に耐性のあるイネの研究」への
反対運動ですが先日の『ぐうたら農法』の講演の時『とんでもないことだ。』と聞き
ました。
バクテリアだったかを他の細胞に融合し易いように活性化したものを使って稲に除草
剤耐性遺伝子と思われるDNAを融合させて作り出すそうですが
『融合しやすい』 −> 「稲に入りこむ」 (−> 『抜け出て草に感染』)
『除草剤耐性の草が出てきたらどうします?』
といった話でした。(除草剤とは縁を切ったから俺には関係ないけど。)
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欲しい機能が発現するDNA配列を比較解析して見つける
該当部分のDNA配列を切り出す
DNAの運び屋に切り出したDNAを埋めこみ目的とする細胞に融合させる
私も山下さん同様によーわからんちんなのですがこういったものと理解しているつも
りです。
>除草剤でなぜ草が枯れるのか <− たとえの話で本題は遺伝子操作ですかね?
気門を開かせて根から吸い上げる水以上に葉から蒸散させて枯れ死させるのが除草剤
(ひとつのタイプ)と理解しています。