今年も、頑張るぞー!気合いだけは、人一倍!
3月13日 兵庫県明石市の大村さんから・「REやまちゃんからのメール」
>大村さんは、「現代農業」とっていましったけ?
>4月号に、ロータリーで、緑肥を粉砕する方法が出ています。
>この間の、赤木さんが紹介していた記事です。
>ハンマーナイフなしで、いけるかも?
やまちゃん、先日はお世話になりました。
畑、直売所を見せてもらい、そのあとの茶飲み話も楽しかったです。
「現代農業」今年からとっています。ロータリーで緑肥を鋤き込む裏ワザ、夏に試してみます。(ちょっと作業時間がかかりそうですが。)
同じ4月号にのっていた「小判鍬」ちゅうのはどうでしょうかね。鍬でやる草削りを機械化したものだそうですが、画期的な発明か、ただの珍発明か。だれか使っている人がいたら、評価を教えて下さい。
それから、有機認証について皆さんの意見を読んで色々思うことがあるんですが、なかなかまとまりません。
またそのうち書きます。(もう議論が終わってたりして)
でも一つだけ・・・。
食肉偽装事件以上に、農畜産物の生産行程がはらんでいる問題は深刻だと思います。農薬の過剰使用、抗生物質や動薬による家畜の汚染。(ある普及員さんは、「農薬を基準どおり使ったら立派な減農薬ですよ」と言ってました。)
そういう現状に対する問題提起としての意味が「有機」にはあると思います。化学物質の使用量や回数が多いとか少ないとかではなく、「一切使わない」それのみが有機だということです。
もちろん天然物質だからなんでも使っていいというわけではありません。得体の知れない天然資材のほうが危険なこともあるでしょう(アレルゲンになるとか)。ですからJAS基準では、天然物質でも農薬登録のあるものしか使えないことになっています。
僕が一番いいと思うのは、農畜産物は、その生産に使った農薬、動薬等をすべて情報公開して販売すべきだということです。そのうえで消費者に選択をまかせるべきです。
「有機」を名乗るには、あれほど厳密(かつ形式主義的な)基準を守り、面倒な書類つくりをしなければならない半面、他方では「安心ブランド」(兵庫県の認定制度?)とか「減農薬の認証制度」とか、これまでの栽培方法をあまり変えずに「安全」であるかのような印象を与えようする動きがあります。これでは有機認証制度をつくった意味がありません。
煮詰まってなんかようわからんようになった。また書きます。
兵庫・明石
大村 明
3月13日 福井の冨田さんから「やっぱり地元主義にはこだわりたいなぁと思います」
福井の冨田です。
ちょっと的はずれかもしれませんが、
やっぱり地元主義にはこだわりたいなぁと思います。
トレーサビリティーは確かに重要な要素の一つかと
思いますが、それを必要とする現状の大量流通体制
そのものが、「安い農産物を海外市場により調達すればよい」
という発想の縮図を国内でみる思いです。
流通の主流は地元産が中心であって、他地方産のものは
彩りや嗜好によって少し流通するというのが、農産品流通の
本来の姿ではないのかなぁと思います。(想いです。)
その地方に行かなければその土地の本当のおいしさに
出会えない事ってとっても素晴らしいことだと思う。
「食」っていうのはそういうものでは無いかなぁと思います。
「いつでも」、「どこでも」、「手軽」に入手できることにより
その「味わい」と「価値」を失いつつあるような気がします。
食べ物ってただの栄養摂取対象では無いはず。
我々(?)が無洗米に抵抗感を感じるのは、その辺に
あるのではと思います。
日本人にとって、「お米」の「穀物」以上の意味を考えている
今日この頃です。
生意気言いました。ご意見お願い申し上げます。
福井県 冨田善嗣
3月13日 宮城の齋藤さんから、やまちゃんへ「トレーサビリティー」
「トレーサビリティーの意味は、トレース(なぞる?)から
連想すればいいのですか?」
そうです。トレーサビリティーとは栽培履歴や飼養履歴が
遡れる事です。
「和牛肉のような単価だったら、識別番号を付けて、
追跡していっても、いいのかもしれないけれど、」
識別番号(1頭当り4個の耳標を)付けても 追跡できるものでは
ありません。生産者から屠殺場(食肉処理場)まではできますが
肉になったとたん肉の種類は(偽装しようと思えば)自由に表示
できるシステムになっています。高品質の乳牛やF1(乳牛と和牛の
交雑種)の肉が 国産和牛に偽装(産地も)されてしまいます。
「お米に適用して、その経費を、誰が負担することになるのかなあ。
税金?生産者の自己負担?」
平均的な水稲農家が60kg換算で100俵販売したとして 1俵当り
100円くらいでしょう。
「有機認証の場合でも、事務処理の手間を、価格に上乗せできないのが
いちばんつらい所じゃないかしら。」
有機認定料は特裁の認証料と異なり 生産量が多くなればなるほど
ローコストになります。例えばグループで1000俵出荷しても 1俵当り
100円から200円です。特裁の認証料は農産物の種類と出荷数に
比例します。有機農産物の認定料は 何をいくら生産しても 同一です。
いちど認定を受ければ この有機の資格は 原則として一生ものです。
現在 有機の登録認定機関は60団体(国内) 6団体(国外)ありますが
有機の検査と米穀の検査が同時にできるのは 1団体しかありません。
「それよか、農家なり、農業団体が、自己責任で、自分らの農産物の
宣伝(アピール)をしていく方が、まだ、ましじゃないかなあ、と、
ぼくなどは、思うのですが。」
特定の生産者と消費者が 太い信頼関係に結ばれていれば 問題は
ありません。ところが生産者の大親分である全農が全ての(?)農産物で
偽装をしている現状では 良心的な生産者がいくら声高にアピールしても
どこまで 消費者が理解してくれるでしょうか。時間がかかることは
覚悟しないといけないでしょう。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
3月12日 熊本の岡さんから「イグサ・畳博覧会のお誘い」
今日,い草用と米用のぼかしをつくりました。
材料
米ぬか1000k
綿実粕1000k
大豆粕 500k
かに殻 500k
赤土 2000k
菌 土着菌 300k
撹拌に3時間ぐらいかかりました,これで一安心です。
ところで、みなさん熊本八代にきませんか?
5月3,4日 第1回 いぐさ・畳博覧会があります。
い草のことや色々な畳,い草食品などい草のことなら。国産の80%を栽培している
八代に遊びに来ませんか。(い草は、漢方薬でした)
宿泊も8000円から9000円となっております。
日奈久温泉もあります。
い草に関する 本も出ました。
「よみがえれ・イグサ」船瀬俊介 菊地書館より 2000えんです。
私も,少し載ってます。 第2章 すごいぞ!奇跡のスーパー機能 の62ページです。
皆さん来てハイヨ!!
熊本 やつしろ ファミリーファームOKA (代) 岡 初義
3月12日 宮城の齋藤さんから「RE・生産行程の検査」
「生産行程の検査を法律どおりに、と書かれていますが、
何のために必要なのでしょうか?」
お米の出自を特定するためです。消費者にわたるまで そのお米の
栽培された地番・地籍の追跡が可能になってきます。
あらゆる農産物のトレーサビリティーの重要度が増しています。
生産行程の検査がされていたら いわゆる偽装事件は起きません。
南魚沼郡産こしひかりは 流通量が生産量の10倍もありました。
また米の原産地表示の偽装を JAが行っていたこともありました。
「検査や管理には、報告や書類がともなってきますね。
めんどくさいことになりやしませんか?」
当然そうなってきますが する必要があります。
「ぼくは、食糧庁は、いずれ解体されていく運命と、思っているのですが、、、」
いいえ とんでもありません。お役所がいちど握った権益をそう簡単に
手放すことはあり得ません。品位(等級)検査はしなくても その事務的管理と
数量管理はお役所の得意とするところです。
減反の手法が数量管理にシフトされてきたら ますますお役所の存在価値が
高まってきます。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
3月12日 やまちゃんから、齋藤さんへ
うーん、とため息ついているのですが、
この手の話、ぼくがいちばん不得手としている分野でして、
引き算の発想しか出てこないのですが、、、
トレーサビリティーの意味は、トレース(なぞる?)から連想すればいいのですか?
和牛肉のような単価だったら、識別番号を付けて、追跡していっても、いいのかもしれないけれど、
お米に適用して、その経費を、誰が負担することになるのかなあ。
税金?生産者の自己負担?
有機認証の場合でも、事務処理の手間を、価格に上乗せできないのが、いちばんつらい所じゃないかしら。
それよか、農家なり、農業団体が、自己責任で、自分らの農産物の宣伝(アピール)をしていく方が、
まだ、ましじゃないかなあ、と、ぼくなどは、思うのですが。
この冬バリ島に行きそこで一番感じたのが自分と自然や
神様との遠さ。
折角農業やってるのに自分の生活や村の農地を守るには
・・とか結局、資金繰りや
効率のことが頭の大半を占めていた。勿論それも大事だ
けど折角お天とさんや土を
相手にしてる仕事なのにこのまま農業してるのがヒドク
もったいなく感じた。
バリは農業に限らず生活の隅々まで神様と感謝があふれ
てた。
で、昨日新規就農仲間と3人で寂しく?村の山の上にあ
る神社に参拝してきた。
酒を切らせていたのでビールとお米と塩をお供えしちっ
ちゃな祈年祭。10分で終った。
先日フレンチレストランで魅力的なゲイの人と偶然お友
達になった。
彼(彼女)とは勿論初対面で別れ際に挨拶程度しかお話
できなかったけど
最後に唐突に彼は「すべてのものを本気で愛しなさい」
と僕に言ってくれた。
どういう意味なんだろう??とその後トラクターに乗り
ながらもずーっと考え中だけど、
そんなこと考えてたら種籾もトラクターから見る土も日
差しも今までになく
なんだかとても美しいものに見え始めてくるではないか
!
なんて僕は単純なんだ!
春が来た。今年も僕も山ちゃんも皆さんも豊作でありま
すように!
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
山田正隆 農事組合法人福地ハイランズ
URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
e-mail
highlands(アットマ)nifty.com
i-mode
highlands09021388051(アットマ)docomo.ne.jp
docomo 090-2138-8051
tel&fax
0574-49-1761
505-0421 岐阜県加茂郡八百津町福地751-11
(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)(アットマ)
3月11日 農と自然の研究所の宇根さんから「シンポジウムの案内」
田んぼのめぐみ 「生きもの目録」シンポジウム
テーマ 百姓仕事と生きもののにぎわい
主催「農と自然の研究所」
何もいない川よりもメダカやフナのいる川の方が、どうしていいのでしょうか。何もいない空よりも、どうして赤トンボや黄アゲハの飛ぶ空の方がいいと感じるのでしょうか。何もいない田んぼよりも、オタマジャクシやタイコウチやクモや糸トンボのいる田んぼの方が、どうしていいのでしょうか。
カエルは、生まれた田んぼにもどって来て、卵を産みます。赤トンボは、今年もはるばる東南アジアから、この国の田んぼに産卵のために、飛んできます。ウンカ糸片虫はじっと田んぼの土の中で、中国からのウンカの飛来を待っています。かつては、これらの生きものにはカミがタマシイが宿っていました。生きものは百姓のそばで、一緒に生きてきました。
やっと「科学」も、こうした カネにならない生きものの大切さを「生物多様性」と位置づけ、価値を見いだそうとしています。しかし、虫見板による「ただの虫」が発見される前までは、近代化農業は生きものを排除・防除・駆除してきました。
ところが、こうした身の回りの「自然の生きもの」は百姓仕事によって育てられ、守られてきたのです。そのことを、やっと胸を張って主張するシンポジウムを福岡と東京で開催します。誰でも参加できます。この国の「農」と「自然」の再建のため
に、あなたの力が必要です。
《福岡会場》
2002年3月23日(土)午前10時〜午後5時
【資料代1000円】
●会場 九州大学農学部4号館1階大教室 地下鉄貝塚駅下車徒歩5分(福岡市東区箱崎)
午前の部:基調講演:中島紀一(茨城大学教授)「この国の農の行方・新しい価値観」
基調報告 :宇根 豊(農と自然の研究所代表理事)
午後の部:生きものと百姓仕事の関係を考えるパネルディスカッション
パネリスト@横川 洋(政策・思想:九州大学)
A日鷹 一雅(生きもの:愛媛大学)
B藤瀬新策(総合:百姓)C廣岡由香利(生きもの:農水省土地改良企画課)
D東 和敬(トンボ:元佐賀大学) ・特別ゲスト:嶺田拓也(植物:愛媛大学)
2:《東京会場》
2002年4月13日(土)午前10時〜午後5時
【資料代1000円】
●会場 東京大学弥生講堂(文京区弥生1-1-1)
午前の部:基調講演:山下惣一(百姓)「農の価値」
基調報告:宇根 豊 (農と自然の研究所代表理事)
午後の部:生きものと百姓仕事の関係を考えるシンポジウム
パネリスト @守山 弘(生きもの:元農業環境技術研究所)
A松沢政満(総合:百姓)
B宮元 均(政策・生きもの:農水省)C堀井 修(総合:農業改良普及員)
D新井 裕(トンボ:むさしの里山研究会)E日鷹一雅(生きもの:愛媛大学)
F池田 啓(動物・コウノトリの郷公園)・特別ゲスト:鷲谷いづみ(植物・思想:東京大学)
コーディネーター:宇根 豊 《敬称略》
このシンポジウムのねらい
カネになるものだけが、農業生産物ではない
百姓仕事が「自然」をつくっているんだ
昨年、農と自然の研究所の呼びかけに応えて、全国で六千人が『生きものガイドブック』を手に、田んぼの生きもの調査に取り組みました。その目的を明らかにするために、このシンポジウムを開きます。
メダカに守ってもらう
たとえば、田んぼを埋め立て、道路をつくる計画がある。田んぼと道路を、天秤にかけ、多くの人が道路の方が重要だ、と考える。なぜなら、田んぼは減反で余っている。さらに、米はその田んぼの米ではなくても、米どころから買えばいい、と言う。
ところが、その田んぼの横の小川に、メダカが見つかると、事態は一転する。メダカは絶滅危惧種で、貴重だ。しかも、そこに、いつも、あたりまえにいる、からこそ価値があるもので、遠くに見に行ったり、買って来ればいいものではない。だから、メダカを守るためには、道路の計画は中止しよう、という住民合意が成り立つ。田んぼはメダカによって、守られた。
そこに、いつもいないといけないワケ
田んぼが生みだす「生産物=食料」であるコメが、どこからでもカネで、買うことができるようになり、地元に田んぼがなくてはならない理由が見えなくなったのだ。ところが、同じ田んぼで生まれ育つメダカの方は、代替できない。だから、メダカを育てる田んぼも代替できない、という理屈になる。これは、百姓にとっては屈辱的な論理のように思える。農業の価値は、カネに換えられる「生産物」だけで、表現し、評価してきたからだ。ところが田んぼでは、カネにならない、私たちが「自然」と呼んでいるものが、いっぱい生産されていたと、考えたらどうかな。
『めぐみ台帳』を自分の田んぼでつくることは、このことを百姓が自覚し、田んぼと百姓が、「いつもそこに存在しなければならない」という国民合意を形成することが目的なのだ。「米」と、「自然」は切り離せない。
2400年めの、新しいまなざし
これから百姓は、百姓仕事の中で、こうした生きものや草花や風景にまなざしを注ぐのです。それを消費者に伝えていき、そうした時間を「労働時間」として認め、そうしたまなざしを「農業技術」として形成していくのです。
農と自然の研究所が作成した「生きものガイドブック」を手に、この国の稲作の歴史の中ではじめて「生産物」としての生きもの(めぐみ)が調べられました。その結果をもとにして、これらの「自然」の生きものが、いつも百姓のそばにいた意味を明らかにし、新しい百姓仕事の役割と、未来の政策を構想するために集まるのです。さあ、あなたも。
【問合先・主催者】
事前申込はいりません。会場の地図はFAXで送りますので連絡してください。
〒819-1631福岡県糸島郡二丈町田地原1168 電話とFAX 092-326-5595 農と自然の研究所
Eメール:n-une(アットマ)mb7.seikyou.ne.jp
3月11日 宮城の齋藤さんから「米穀検査」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
民間による米穀の検査が14年度から開始されますが
いわゆる 旧「食管法」下においては 米穀の品位(等級)検査は
昭和25年施行の米穀検査の法律のよると 等級と生産行程の
二つを同時にしなければならないことになっています。
等級の検査は食糧事務所でしたが 生産行程の検査はJAに
まかせていましたが 「生産行程の検査」の定義は 有機JAS法における
生産行程の検査と同意義語です。
ところが JAの行う生産行程の検査は おもに
@水稲・陸稲別面積 Aうるち・もち別面積 B品種別面積 C家族数
の4項目だけですので どこにも足りません。
BSE・偽装表示問題の影響もあり 本格的に検査が民間に移行することで
等級と生産行程の検査が法律通りにすすめられるようです。
生産行程の検査は 少なくとも特裁の様式に準拠しなければならないようですし
計画内・計画外に関係なく 普通(慣行)栽培米すべてにあてはまることになりま
す。
食糧事務所とJAが 米穀の検査業務をうまく分担(癒着?)してきた関係が
公取委管轄の景品表示法が厳しく運用されるので JAはどうするのでしょうか。
JA等の登録検査機関が米穀の検査業務を 品位検査と生産行程の検査を同時に
行うことになれば 全ての責任は登録検査機関が負うことになります。これまで
食糧事務所は生産行程の検査をJAに任せたことになっていましたので 責任は
JAに転嫁することもできましたが これからは そういうことができなくなります。
もともとJA等による特裁の栽培確認は めくら判同然であり トレーサビリティーは
不可能なのに JAの検査体制は 収穫期だけに行う検査業務の準備でいっぱいです。
減反の推進を数量管理で行おうとしているようですが 米穀の検査を法律どおりに
実施すれば 不可能ではありません。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
3月11日 やまちゃんから、齋藤さんへ
生産行程の検査を法律どおりに、と書かれていますが、
何のために必要なのでしょうか?
検査や管理には、報告や書類がともなってきますね。
めんどくさいことになりやしませんか?
ぼくは、食糧庁は、いずれ解体されていく運命と、思っているのですが、、、
3月11日 岡山の柴田さんから「木っ端やくにん」
しばた@おかやま、赤木御大近所500mです。
日頃から税金無駄使いだけはすまい、をモットーとする所ですが、時として
天に唾することがあり、林さんからのご指摘でお役所身内(上司、霞ヶ関)
に読まれたらまずかったかしらん、と反省しきり(おそいって)。
木っ端やくにんが御大先輩に噛みつく、という図式ではないん(と信じる)
ですが、赤木御大の飲み込めん所の、私なりの飲み込み様を。
> 例えば塩酸、可愛い酸だ。小生の胃の中にはたっぷりあると聞いている。
> 塩素と水素を反応させても塩酸は出来る。何処が違うのかなあ。
人間て腹の中で塩酸つくるすごい生き物ですが、塩酸飲んだら喉焼ける。
人間て塩が必須で1日10g摂取しないと死ぬけど、100g摂取したら
即日死ぬ(ほんとうか)。必要なものも条件次第、適量あり。
さらにすごいのは、必要でないモノ(アルコールとか味の素)を体に入れて
しまっても、なんとか解毒してやり過ごしてしまうところ。んで、ここん所
の個人差が過敏症でしょうか。
ヒトは皆、腹に大腸菌を飼ってるけど、東南アジアで大腸菌うようよの水を
飲んだら腹下げる。でも現地人は平気、とか。ここで前言撤回、アルコール
は生存のため必要なモノ。不可欠なモノかもしれない、私とか、御大とか、
一部の人類にとっては。
********************************************
倉敷農業改良普及センター 柴田雅人
〒710-0083 倉敷市羽島1083 (086)434-7048
masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
********************************************
3月10日 岡山の赤木さんから「有機認証に関して」
我が近所の柴田先生へ。感想ありがとうございました。
安心して食べられる食糧を求めるアトピーの方への保証としての有機認証制度の意味は、しかと分かりやした。私がお米を届けている方の中にも、同じ悩みの人がおられます。届ける米はもちろん、お付けする野菜類も生産者としての責任を感じながら配達しています。
日ごろから温厚篤実をモットーとする小生ですが、体制に対しては時として己の力もわきまえず批判し、噛み付く可愛いところを持っています。向こうから見れば匹夫の勇と言うのだろう。
さて、件の認証制度と化学物質のことですが、どうしても飲み込めんところがあります。飲めなきゃそこんとこだけ吐き出しておけばいっかー。化学物質過敏症という厄介な病気があることも承知でのことだが、例えば塩酸HCl。可愛い酸だ。小生の胃の中にはたっぷりあると聞いている。塩素と水素を反応させても塩酸は出来る。何処が違うのかなあ。化学の好きな(得意とちゃうで)小生にはここがわからん。当然法の中で区別することは無理だろう。
だが、しかしだ、有機リンだのピレスロイドだのパラコートとなると話は全く別だ。残念ながら私も時にはこれらのお世話になることもある。否定はせんが、それ撒けやれ振れ今が適期だと旗を振る仕組みや体制、一生摂取しても安心ですよと国民をだます連中には、腹が立つやら憤慨するやら闘志むき出しになってしまう。まっ、そんな思いです。
話変わって、米を食わんのに米とか言う国。自国の利益・発展の為にはなりふりかまわんやつよのう。ハーモニーゼイションとか京都議定書無視とかETBT離脱とか、まさに世界のならず者国家に成り下がった感がする。そのくせ他国をならず者だと決め付けて正義面をしてやがる。
今日田んぼで思ったもんだ。いつの日にかWTOにより世界の農家は自家採種することが法で禁止されるんじゃないのかと。それは種子を扱うアグリビジネスの利益に叶うことになり、大国の世界支配の理想図だからね。理由はいくらでもつけれる。301もあるしミサイルもあるからね。
いかん、今夜の酒はよほどよくないようだ。
3月10日 北海道の三田村さんの「ふれあい農園便りから」
---ふれあい農園 通信---第3号 2002.3.10
●3月に入りやはり暖かい日が続いています。皆様いかがお過ごしで
しょうか。農園では畑の土が見えるところが出来てきて根雪も無くな
りそうです。
オリジナルブレンド米に「なかよしこよし」と名前が付き、今年の混
植栽培米にも力が入ります。
・・・今、農園では・・・
<ふれあい農業小学校>
今年の農園のテーマ「もっともっとふれあい農園」が決まりました。
ネットで見つけた「農業小学校」の取り組みです。一年間の農作業を
中心にした授業を行います。
自然の仕組み、農業の役割、命の大切さを学ぶ体験教室です。子供か
ら大人までの受講生が、自分管理の畑の手入れ。みんなの畑では協力
し合って汗を流します。都度昼食には旬の野菜のごちそう。
種まきから、おなかへ入るまでしっかりと学びます。
詳細はホームページトップから
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
<畑>
ビニールハウス内では春の陽気。モンシロチョウも羽化をはじめ飛び交
いました。びっくりです。
野菜の種まきが始まりまり、最初に種を播くのはトマトです。
ちっちゃなちっちゃな種を一粒づつ播いていきます。無骨な私の手で撒
く作業は大変です。時には箸を使って播く事もあります。
実はトマトを作るようになって初めてトマトの種を見た気がします。子
供の時から食べているのだけど、意識していませんでした。園芸店で買っ
て来たトマトの種の袋を開けたときの事を今でも覚えています。「ちっ
ちゃい」「産毛が生えている」「初めて見た」少なくとも数年農業にた
ずさわって来ている身にとって、恥ずかしさがこみ上げてきました。知
らないってこわいですね。でもその時の恥ずかしさは興味へと変わり、
いまだ野菜の不思議を発見する農業のとりこになっています。
種を播いてから五日目。播き床の土が盛り上がり、小さな芽が顔を出し
ます。首をもたげながら出てきた芽は、その日のうちに双葉を開きます。
太陽の光を浴びてすぐに緑色に染まります。その姿は、私たちが手を開
いて背伸びをする時の様に感じます。よく観察すると朝は東の方を向き、
午後は西の方に双葉が向いていきます。小さな苗の時だけですが、しっ
かりと太陽を意識して光を集めます。もうすでに独立して生きなくては
行けません。自然の中と違い水や温度管理は人の手を借りなくてはいけ
ません。それだけに1本1本の苗に愛情をこめてあげます。篤農家の人の
言葉に「作物と話ができるようになる事」が必要とおそわった事があり
ます。自分が育てているのだから、思うままをしてあげる。そうではな
くて、何をして欲しいのか私たちが感じ取る事が必要なのです。多分私
たちの子育てにも通じる事ではないでしょうか。
北海道と言う環境の中ではトマトの一生は250日足らず。でも最後に
は2メートル以上にも茎を伸ばし、たくさんの真っ赤な恵みを届けてく
れます。日々の生長に感動しながら、また緊張しながらのトマト作りが
始まりました。
<話題>
北海道の航空会社が存続の危機に見舞われています。経済低迷の中、
北海道の元気の象徴が消えてしまうのでしょうか?多分に経営内容を
精査しなければいけませんが、これ以上の税金の投入は理解が得られ
ないでしょう。ドル箱路線、千歳ー羽田に価格競争を促しただけの役
割は大きかった物と考えます。北海道のブランドが揺らいでいます。
いや、私たちは「北海道」のブランドにあぐらをかいてはいけないの
ですね。本当の力を試させられている所です。
<厄年>
今年私は本厄を迎えました。40歳は遠い昔のように思っていました
が、来てしまいました。妻も女性の厄年を迎え、家族みんなでお祓い
に行って来ました。静まり返る社殿の中に身を置き、神聖な気持ちに
なりました。
・・・お知らせ・・・
<北海道B&B協議会>
北海道発の新しい交流観光システムです。
本場英国では、ベッドと朝食のみ提供する、プライベートホームを活
用した民宿の事。
しかし、北海道B&B協議会は、地域の産業や暮らし、自然、歴史、
文化を、登録されたホストとゲストの皆さんが語り合う「訪問交流講
座」がメインテーマです。http://www.bandb.co.jp/
<早稲田商店街>
元気な元気な商店街。地域コミュニティ、エコステーション3号館の
開設で、新たなネットワークの開設中。
こちらのページから元気をもらって!
http://renet.vcom.or.jp/(早稲田いのちのまちづくり実行委員会〉
http://www.eco-station.gr.jp/(早稲田エコステーション〉
--------------------------------------
ふれあい体験農園みたむら
〒069−1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
三田村雅人
TEL/FAX 01238-7-3636
E-mail eco-farm(アットマ)topaz.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
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3月9日 岡山の林さんから「RE・有機認証に思うこと」
赤木さん、柴田さん、皆様
柴田さんもお役人でありながら、歯に衣を着せずに書くものですねー。
現在、有機認証の書類作りに追われていながら、こんなメールを
書いている余裕は本来ないのですが、議論のほうがどんどん進む
ので私もアップします。
私は、専門が化学でしたが、この際出来る限り化学物質を農業
の現場から排除しなければいけないのではないかと思います。
とはいっても私も、価格が安く安直なポリエチレン製マルチなどを
使っているのですが・・・。少なくとも、農薬、肥料、土壌改良材
などからは極力排除すべきです。
クエン酸にしても何にしても合成品はだめ!と、しないと前に進め
ないのではないでしょうか?
柴田さんのように、合成アミノ酸に過敏に反応する体質の方がお
られるなら、やはり有機食品からも排除しなければなりませんね。
「味の○」のようにアミノ酸の合成行程では、光学異性体を分割
する行程がありますが、本当に100%自然のアミノ酸と同じでし
ょうかね。ビタミンEなどは、ラセミ体のまま販売されていたこともあり
ますし・・・。
ある種の除草剤の合成行程でも副生する化学物質があります
が、この含有量を知ったとき私は唖然とし、また無力感におそわ
れたものです。それは、現在は殆どの方が名前を知っているダイオ
キシンです。合成時に少し温度が高いと、かなり多く生成しま
す。50年代に、あるドイツの化学会社で事故が起き、そのとき分
りましたね。
検出するのも困難なほど微量の副生物が、人間の健康に重大
な害を与えるとは。
木酢液が葉面撒布禁止になっているのは理解できます。
木酢液の主成分は酢酸ですが、その他、ケトン類、アルデヒド
類、フェノール類などが含まれます。また、タール分が含まれベンツ
ピレンまで含有となっては、虫が逃げ出すのは当然といえるでしょ
う。私は使いたくありません。私は昔、フェノールで手をヤケドした
ことがあります。職業病として、ベンゼンを扱っている人に障害が
出ましたが、これはベンゼンを吸い込むと体の中でフェノールが出
来るためです。
本来、長期間静置しておき分液しなければならないものですが、
市販されているものは、そのように作られたものか分らない。
シックハウス症候群を気にされている有機農業者が、木酢液を
撒布する様を想像すると、どうも理解できないことです。
林 正弘
岡山県御津町
3月8日 アメリカの阿部さんから「メール配信に関して」
アメリカの阿部です。
ここカリフォルニアも晴れの日が続き、田んぼのほうも乾きつつあります。
今月末からは、トラクターが田んぼで見れそうです。
カリフォルニアのコメつくりを見るのは最初で最後と思っていますので、
今年1年は楽しみです。
一昨年度はHP宅配便ということでメールをいただいてましたが、
また私にも配信していただけないでしょうか。よろしくお願いします。
阿部金一郎
*やまちゃんから「アメリカについて、つれづれなるままに」
アチャラ語どっぷりの世界に、せっかく行ったのに、わざわざ日本語を送りつけるのも野暮かなと重い、遠慮してました。
阿部さんのお便りやら、小圷さんのレポートを拝見しながら思ったことなど。
アメリカのスケールの農業に、わが列島の農業はとてもかないっこないと、思っていました。
抵抗するとしたら、ベトナムに習ったゲリラ戦か、徴兵拒否しかないなどと思いこんでいました。
あれ、ちょっと違うかもと思いはじめたのが、石川の若林さんの話を聞いたとき。
若林さんが、農業研修でアメリカ留学に行ったときの話を聞いたとき。
現地の親父さんが、おおよそ、次のような話をしたそうだ。
「君ら日本人の方がリッチだよ。
だって、自分らは、君らのように、研修と称して外国に行くこともないし、
規模拡大して、成功しているように見えるかもしれないけれど、
見回してご覧、まわりの農業者が、次から次に脱落していった結果なんだよ」
次にあれっと思ったのが、
この正月に、家内の実家で、丹波新聞という、タブロイド版の小さな新聞(週刊)の記事を読んだとき。在アメリカの日本大使館の一等書記官(丹波出身)のレポートを見たとき。
アメリカの稲作農家も、中国との競争であっぷあっぷしているそうだ。
輸出補助金があるから、かろうじて営農を続けているようなところがあるみたい。
米に限らず、中国との競争は、アメリカの農業にとって危機ではありませんかという筆者の問いに、「種苗や販売など、総合的戦略を的確にやれば、アメリカが負けることはない」みたいなことを、サンキストだったか、アグリビジネスの経営者の言葉が紹介されて、
筆者は「このアメリカの柔軟な姿勢が、アメリカの活力なんだろう」と結んでいました。
ぼくは、
「なんじゃ?これでは、アグリビジネス栄えて、アメリカの農民滅ぶ」
じゃないかと、思ってしまったものでした。
ぼくの、おぼろげな記憶からの引用なので、微妙なニュアンスは違っているかもしれないけれど。
若林さん、フォローしてもらえると、感謝です。
このところWTOだのガットだのコーデックス委員会だのと、食糧を取り巻く世界情勢がポンポン出てきて、大変ためになりました。読みながら興奮したり、愕然としたり、憤りも感じました。
あぜ道から遠くの山を眺めていたのでは知り得ない、世界情勢を勉強させていただきました。続きがあればまたお願いします。
さて、小生は専らあぜ道発信だから、ぐっと身近な話題になります。
田んぼや畑に来て種を拾うカラスの撃退法に確信が持てました。去年12月に同じような内容の記事を載せていますが、再度やってみて効果満点でした。
菜の花と小麦の混播をした田んぼに、表現できないほど大軍団のカラスの野郎がやってきた。
ほぜくり返すもんだから、排水用の溝が埋まってしまうほど激しかった。そこで取り出したる透明テグスを、地上20cm程の高さにジグザグに張ってやったら、あら不思議! こわいかに!
あぜ道隔てた隣の田んぼにどっと舞い降りたが、件の田んぼには全く寄り付かなくなった。
あッ・さて、さて、さてさてさてさて、さては不思議なテグス張りー。・・・・・なんの真似かわかったかな? よく効いたよ。これはお奨めだ。
またまた以前の話だが、トラクターに絡まない緑肥の鋤き込み方を書いたんだが、現代農業4月号に発信もとの宮崎県の下脇さんの記事がのってるから是非読んでね。購読してない人は購読始めよう。たくさんの百姓の知恵が得られると思うよ。また5月号には私がトラクター同時施肥機のチョッと改造を載せてるからこれも読んでください。メーカーも思い付かないようなことを書いています。
メーカーの野郎め、きっと何かの形で取り入れると思う。そういう意味では書きたくなかったんだが、多くの百姓のためにと思ってペン取りました。内容は買って読んでね。
今日は誰かが喜ぶような内容になってしまったな。
**やまちゃんから「カラス対策・補充」
ぼくのカラスやスズメ対策は、2,5メートルくらいの長いポールを田んぼの四隅に立てて、平行線にテグス(あるいは防雀糸)を張ることです。
これは、井原さんから「誰にも言うなよ。みんながやり始めたら、効果がなくなってしまうから」と、教えて貰ったことでした。
それなりに効果がありました。スイカやトウモロコシの被害にあったことはありません。ところが、去年、トマトがカラスにやられました。
テグスの下から、カラスが潜り込んで、くちばしに届くあたりのトマトをつついてくれたのです。被害額うん千円。
困ったことだと、今年はどうすべえと思案していたところ、
同じ兵庫県加西市の北本さん(このHPの仲間です)が、いいこと教えてくれました。
「2段にテグスを張って、下のテグスの高さは、20センチくらいの低いところに張る」のだそうです。すると、カラスは、足が引っかかって、それから来なくなったとのことです。
うむ、赤木さんと、目の付け所が一緒だな。
3月8日 岡山の柴田さんから・RE2/24赤木御大の「有機認証に思うこと」
岡山県の赤木御大近所500m、でしの柴田です。
2月24日の御大の「有機認証に思うこと」について(もう遅いって・・・)、
普及センターの立場からチョイと申し述べてみたいと思います。
> JAS有機認証取得の第1ステップの講習会に行ってきました。
> 1番大事なことは、化学物質による汚染防止と、生産されたものがそれ以外のもの
> と混ざることの防止で、その化学物質に私はたいそう引っかかってしまったんです。
> 私は化学はかなり好きなほうです。人類にとってかけがえの無い有益な物質も作り
> 出しています。化学合成された物無しでは、今の暮らしは100%成り立たないでしょう。
> しかし、有機認証取得には、化学合成品を排除せねばなりません。化学肥料、化学農薬
> 等、化学合成された全ての資材が使えません。さて、閉会後に単独聞きました。
>
> 木酢はどうなんですか?答え; 土壌改良に使うのならいいが、作物にかけてはダメ、
> とはなっているんだが・・・んんん・・・・。
> じゃあクエン酸はどうですか?答え; レモンを搾ったのならいいですが、
> 市販品は合成されたものだからだめです。
> だってあれは食品添加物としていっぱい摂取しているし、体にとてもいいもんですがね。
> 答え; 化学合成された物はだめと一応決まっているもので・・・んんんん・・・・。
>
> つまりこの制度はまだまだ過渡期であって、直したり成長させればということか。
> そうでないと、この制度は化学を毛嫌いするヒステリックな消費者のわがままを
> 法制化したものに過ぎんことになってしまう。下手したら悪法になってしまうぞ。
> コーラやサイダーの酸っぱい元は全部クエン酸だ。佃煮にもお菓子にも入ってる。
おっしゃるとおり、このJAS法は極めてヒステリックです。既に相当悪法だと思います。
私の担当管内の生産者、生産集団も、このいやったらしく膨大な申請書類の前でおののき
あきらめ、通ってしまえばまたこれ泣けるほどキッチリとした記帳を求められ、ですわ。
わたしは化学物質排除の根本姿勢に、というよりは、それのウラを取るために事務員を
一人雇わにゃならんほど(特に野菜、品目が多くなると悲惨)帳簿の厳密性を求めるお役所の
論理(あ、わしもお役所じゃった)に憤りを感じる、現場サイドであります。
その真意は御大ご明察のように、化学ダメも、帳簿キッチリも、ひとえに消費者保護、です。
んで、ここからが御大とチョット違ってくるんですが、消費者にもいろいろあって
お金持ちの、なんとなく有機を買ってくれてるヒト達、雰囲気で選んでくださってる方々、
にとって、ここまでガッチリ保護=生産者なかせの悪法の意味は、あまりないと思います。
JAS法に、ほんのチョッピリ利があるとすれば、もう一方の消費者の保護、すなわち
アトピー等で化学物質を摂取できないお子さん、その子を抱える母親に対し、食られる
食物、食べて死ぬほど苦しむことのない食物を提供する、という場面かと思います。
仕事柄、いろんなヒトの話を聞きますが、有機食材を学校給食に導入する運動に熱心な
小児科の先生のお話を聞くと、アトピーっ子というのはまことに優秀なセンサーであって、
その野菜に、何らかのものがかかっているとたちどころにブツが出る、反応物質は人に
よりけりだけど、とのこと。私自身、化学調味料過敏症で、大量に摂取すると死ぬほど
苦しむことになるので、日頃から慎重にさけています。しかし、この現代の日本でそれは
ホントに至難の業。アトピーっ子ほどではないけど、気持ちはよくわかる、というところ。
この先JAS法が、これはダメだけど、これは(たとえばクエン酸)はマルよ、てなことに
成長する可能性は、ないと思います。なぜなら全拒否が世界の流れだから(チョット不安)。
日本が世界の流れに竿さして、これが日本の独自路線じゃ、文句あっか、とやる場面は
ほとんど想像できません。
だから、歩行者天国はバイクダメ、自転車ダメ、インラインスケートも、キックボードも
コロがついたものぜーんぶだめ、なぜならそこは歩行者天国だから、ぐらいに思って、昨日
まではよかったじゃん、と未練残さず笑顔で泣くしかない、と思います。んでその時、
指導機関なんておこがましい所も、一緒に泣く、くらいしかでけんのです。
御大の弟子ですから、密かにメールしても近所だから会いに行っても良かったんですが
ま随分ひさしぶりに書き込んでみようかと、長々と失礼しました。
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倉敷農業改良普及センター 柴田雅人
〒710-0083 倉敷市羽島1083 (086)434-7048
masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
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3月6日 石川の東さんから「メールアドレス変わりました」
メールアドレス変わりました
メールリングリスト配信お願いします
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ひがし農場 東浩一
石川県小松市矢田町イ24-3番地
TEL0761−44−3790
ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp
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長い間ご無沙汰してましたが、
代掻きサミット、私も参加したかったのですが残念がら行けませんでした
来年はぜひ参加したいのでよろしくお願いします
田んぼの均平作業のやり方色々ありましたが、大量の土を移動する場合、荒代掻き後
ロータリーのあおりが丈夫な前ビリン限定ですが、ロータリーのあおりのスプリングを
一番下げた状態にします、その時足であおりを押してみて、ロータリーの爪があおり
に当るように調節します、そのまま田んぼに入り、ロータリーの回転を止めた状態で
バックで土を、あおりで押していきます、こうすると進行方向が後ろで、作業機も後ろ側
のため微調整もきき均平がうまくとれます
我が家のロータリーはこの作業がしたいために、あおりに補強が入っています
転作大豆や野菜作跡の、土の移動が激しい時に使ってます
ドライブハロー編は後ほど・・・・・
3月6日 大阪の小圷さんから「WTOのける農業問題・お米の勉強会レポート」
2月10日(日)に『お米の勉強会』主催の勉強会があり、「安全な食と健康を考える
ネットワーク」事務局長 伊庭みか子さんの『WTOの進捗状況報告』をお聞きしまし
た。それを契機に調べた事や考えた事をレポートします。
◆経緯(GATT→WTO)
注記:GATT(General Agreement on Tariffs
& Trade )関税及び貿易に関する一般協定
WTO(World Trade Organization)世界貿易機関
ガット・WTO略年表
1947年 10月 第1回関税交渉妥結、ガット採択
1948年 1月 ガット発足
1955年 9月 日本、ガットに加入
1964年 5月 ケネディ・ラウンド開始
1967年 6月 ケネディ・ラウンド妥結
1973年 9月 東京ラウンド開始
1979年 4月 東京ラウンド妥結、諸協定採択
1986年 9月 ウルグアイ・ラウンド開始
1994年 4月 ウルグアイ・ラウンド妥結、WTO協定採択
1995年 1月 WTO設立
1996年 12月 第1回閣僚会議
1998年 5月 第2回閣僚会議・ガット/WTO体制50周年記念行事
◆GATTとWTOの違い
GATTは国際条約ではなく一般協定であるので法的拘束力を持たない。且つ、例外規定
として、「祖父条項(Grandfather Rights)」(=加盟各国が既存の自国における法律
を、 GATTの規則より優先できる権利)を認めていたので、GATTの決定が加盟国に
よって遵守される保証がなかった。
国家にとっては、当然、「自由貿易主義」が最善の政策とはかぎらないので、競争力
のない国は最小限の譲歩で出来るだけ多くの利益をえるため自国の市場を守るための
努力をした。結果、非関税措置・貿易関連分野の拡大する事となった。
一方、WTOは全加盟国の批准による国際条約に根拠づけられた機関である。そして、
国内法と矛盾した場合にも、WTO諸協定に合わせる方向で各国に法改正の義務が生じる。
自由貿易の原則の下にあっても、人の健康や安全の保護など、一定の目的のために例
外が認められる場合があるが、貿易の障害になるのでWTO協定の例外事項に関しては
詳細な規定を協定として定めた。
例えば、「衛生植物検疫措置に関する協定」や「貿易の技術的障害に関する協定」で
は、衛生や安全のための国内規制を国際基準に合わせることが求められていし、「貿
易関連投資措置協定」では、投資受け入れ国が自国の産業や経済を保護するために貿
易を制限するような措置をとることを禁止している。そのほか、「関税評価協定」
「船積み前検査協定」「輸入許可手続協定」「原産地規則協定」等の国際ルールを定
めている。
◆WTOの目指すこととは
1.関税を順次低減し、撤廃すること。
2.数量制限、輸出・入制限を撤廃すること。
3.コーデックス委員会が国際基準を決めること。
◆WTOにおける農業関連の対応
1999年 シアトル閣僚会議 交渉開始宣言
*日本は直前に「米(コメ)完全自由化=関税化」決定
2001年 ドーハ閣僚会議 ”ドーハラウンドは2005年迄”のスケジュールは確認
*日本は直前に「ミニマムアクセス米/輸入米の国内自由流通」決定
2003年 メキシコ閣僚会議? 交渉開始
上記3項目を既に(他の分野の折衝を優位に進めるために折衝前に手土産の如く提示
したとしか思えない方法で)受け入れてしまっているので、今後、加盟各国から圧力
を受けて折衝しなければならない事項はない、と云ってもよい程。よって、農業に関
する限りWTOの今後の経緯に『注目』すべき内容などない。
◆【衛生植物検疫措置の適用に関する協定=ハーモニゼーション協定】における問題点
1.全ての国が採用できる国際基準であるゆえに、自ずと甘い基準となる。
*コーデックス・アリメンタリウス委員会での勧告基準は最低限の共通基準。
日本では1993〜94年に同上国際基準に合わせた。
日本では認めていなかった食品添加物は97項目あったが撤廃された。
放射線照射食品:日本ではジャガイモの芽止め以外原則禁止 → 許容 等々
2.政府の責任所在が曖昧になる。
SPS協定(衛生・植物衛生措置の適用に関する協定)は食品関連のあらゆる基準
を対象にしているので、それらが国際組織にゆだねられてしまうことで、民意を反映
した自国の基準が出来にくくなる。
3.国際基準より厳しい基準を出来るが「不必要な」貿易障害となってはならない。
コーデックス基準より厳しい基準の設定は、「有用な科学的根拠」を示すことが
できれば可能であるが、非常に難しい。且つ、その基準が貿易障害として提訴された
場合、その基準が必要最低限であり貿易に対する悪影響が最低であることを示さなく
てはならない。食品基準の正当性を貿易障害の有無で決定するという馬鹿げたものと
なる。
→例:日本国内では使っていない「着色料」を米国メーカーのために容認している。
4.動植物・人間の健康・安全保護措置は、自国内限定であらねばならない。
生産加工手段や原産国による差別は認められにくく、生産方法による輸入制限な
どの国内規定は認められない。
→例:外国の熱帯林を守るための木材輸入規制はWTO違反となり得る。
5.地方自治体の条例や基準、民間組織の自主基準も貿易障害になり得る。
各国政府は、「国内の地方行政期間、民間組織が国際基準の整合化に確実に従うよう
に適切な措置をとること」としているため。
●上記協定からは、「政府、地方自治体、民間組織等が、WTOの定める『国際基準』
を逸脱する(≒上回る)基準を設けることで「貿易障害」となる事は罷りならない
。」ということが読み取れる。組織的な対応が出来ないなら、
『(情報を収集し、判断した上で)自ら思うことを実践できる【個人】であること』
が重要、ということになる。しからば、
「100%麦モルツ使用していないビールはビールにあらず」、とすることは『不
当』であるとして開かずの扉をこじ開けたWTOの思惑に反して、頑なに自国産ビール
にこだわり輸入物のビール消費は伸びなかったドイツ。リターナブル瓶使用の是非を
めぐって「国民投票」して「是」とし、輸入飲料もその方針を貫いたデンマーク。
WTOを認めず自給の農業を目指したバングラディシュ。
という事例があるが、WTO優等生的な日本が取るべき道とは何か?
◆当日配布されたレジュメからの抜粋も加えて
【農業協定の勝ち組みは、家族規模の農業者にはいない】
自由貿易政策を実行に移した’60年代からコメの自由化にいたる現在まで、「日本
農業」が経験した「自給率低下」と「農村疲弊」と同様の状況が、この数年の世界で
加速している、という。
特に、構造調整計画による農産物輸出とWTO農業協定による農産物市場開放の両方が
同時進行している途上国農民は深刻さを増している。
スリランカ:’80年代半ばに食料自給を達成しながら、’80代末に構造調整計画を受
け入れ輸出政策を取り始めて以降、国内自給状況は悪化し’90年代半ばに「栄養不良
国」に転落。
フィリピン:'90年代初めに一旦コメの自給を達成したが、稲作農民が離農し工場労
働者等になったため、今では国内生産量の4割のコメを輸入するに至っている。
アメリカ:’80年代半ばの農業危機を体験し、農業人口は全人口の1%を割りウル
グヮイ・ラウンド合意と歩調を合わせるように未曾有の農村崩壊が始まった。
オランダ:安価な世界市場に太刀打ちできないジャガイモ農家の倒産急増で、干拓農
地を湖沼に戻す計画まで出ている。
88年12月のモントリオール中間合意会議(ウ・ラウンド)の頃は、アメリカの農民こ
そが「勝ち組み」と思われていたが、
’70念代後半から農作物の価格支持政策により農業を拡大
’80年代前半には過剰農産物のダンピング輸出開始
’85年 農業法で輸出補助金政策を取り、ヨーロッパとの農産物輸出競争激化
という過程で米国の農民は疲弊しきっていった。というのも、レーガン政権は輸出補
助金に何十億ドルも支払っていたが農家への価格支持政策が設定していた市場価格は
生産コストぎりぎりであるか下回っていたからに他ならない。
’88年以降、10年で段階的に補助金を撤廃して農産物を完全自由化する政策(デカッ
プリング政策)で国内の農業保護措置を廃止する、というアメリカの提案が明らかに
されるに至り、アメリカの輸出企業・アグリビジネスの利益拡大の提案であり、農家
への恩恵は無いに等しいことの理解が全世界に広まった。
「勉強会」の感想
◆国連の代替機能としてのWTO
1948年に設立されたGATTは、貿易に関する世界的協議の場の役割を担ったのであ
るが、GATTを根拠づけるのは国際条約でなく、一般協定であるため加盟各国に対する
法的拘束力はない。
アメリカは、自国の経済力が強かった1960年代前半まで、GATTを擁護し、GATTにおけ
る各交渉で、常に主導権を握っていたが、アメリカの経済力が相対的に低下し始める
と保護主義の度合いを強め、交渉の場として2国間交渉を選び、要求が通らなければ
国内法301条などによる制裁により、相手国に市場開放をせまる、という手段を取っ
ていた。
冷戦下では、米ソがそれぞれ関係国に直接介入していたが、冷戦終結でアメリカ側の
一人勝ちとなると、アメリカが国際機関に世界運営を任せることにした。
それは、国連に見切りをつけてWTOを成立させた事と符号する、という訳である。
◆農業協定前文の問題
農業協定の前文には、「その国の中で農業が競争力のない産業であれば、そういう国
はその産業をできるだけ早くやめてしまった方がよい。食糧の安全保障は安い、そし
て豊富な国際市場から確保するべきであって、コストのかかる、競争力のない国内の
生産者に頼るべきではない」というようなことが表現されているらしい。
農産物の輸出国・輸入国ともども、農業社会・農民のダメージが決定的といえるもの
となったのも、その根本原因は、上記の価値判断といわざるを得ないのではなかろう
か? 件の文章は、あたかも末端の農業生産者が何らかの恩恵を受けるかの如き響が
あるが、多国籍企業のアグリビジネスがただ一人勝ちする構造を助長するだけ、とみ
るべきであろう。
知的所有権の保護という名目の種子ライセンスの登記が、営々と培ってきた(発展途
上国の)農業における種子にまで及び、伝統的農業にさえ脅威となりつつあるという
ニュースも耳にする。遺伝子組換え作物の本当の脅威とは、その作物の栽培を決意す
る事は、実は、際限なく投入を続けるしかない「適合農薬」の脅威ではなかろうか、
とさえ思われてくる。
◆グローバリズムの問題
環境問題を考える時、「地球規模」という捉えかたをせざるを得ないゆえの限界を感
ずる。それというのも、実証主義的な論者の「因果関係は明確でない」の類が『壁』
となり、対極的な、「出来る事から始めよう」と一気呵成に矮小化されてしまうことによる。
個人にとっては、自分を取り巻く地域社会というスケールでは実感できるが、県>国
>地球規模、となるにつれ観念的な思考を逞しくしないと追従困難をきたすきらいが
ある。
『農』の多機能性、という捉え方も、地域社会を基盤にネットワーク社会へ、という
広がりの中で推進することが順次見極め可能で、着実に「農業生産にまつわる信任関
係」の再構築へと向かう事が可能になると思える。
「地球規模」というからには、その規模の社会統合システムの確立を要すると思う。
システムの確立をみないままに、産業適地の機能分担を是とするには無理があろう、
と思われる。
その矛盾の好例とは、グローバリズムの推進者であり自由貿易を声高に唱えるアメリ
カが、地球規模の視点で合意を見た「京都議定書」を反故にする行為にでていること
に見て取れる、とさえ思えてくる。つまり、アメリカは本来の意味での「地球規模」
の思索など持ち得ていない、といえるのではないだろうか?
◆結びにかえて
伊庭みか子氏も云うように、「こと有るごとに、WTOの定めるところによれば○○で
ある」の類の役人の話は、要注意だと思う。それは、己の無策を弁護するためのフ
レーズとみるべきほどのこと、と捨て置いてよいようである。何故なら、日本は農業
に関する限り何もかにも譲歩してしまったので、どこからも新たな要求など出てこないから。
農業生産者は、WTOの農業協定の先行きなど気にもとめず、淡々と着実に、地域社会
に根をおろして協働の場(Ex.生産者と消費者の運営する【市(いち)】の創造、農
業支援・体験学校の運営など・・・)を経て、信任関係(=安全で安心できる食材の
供給に対する期待とねぎらいの気持ちと、それに応える喜びの関係)へと繋がる活動
をしていくことにこそ意味があるし、そのことが望まれているのではないか、と思いました。
3月5日 高知のAーsukeさんから「直播終了」
今日、みのるの「JIKAMAKI名人」で大麦の間にヒノヒカリを8K/8aを
稲籾を播種機で播きました。不耕起直播の実験田です。
一部水はけの悪いところは上手く播けませんでした。
そこは麦の成長も悪い。また経過を報告します。
女性と環境にやさしい百姓!? 津野 永輔
3月5日 滋賀の惠木さんから「ギャオスにお手上げ」
やまちゃん、皆さん、こんにちは。
別バージョンの「除草剤を使わない稲作り」のHPが実現するかもしれ
ないということですが、楽しみにしております。
でも、農繁期も近づいて来ましたし、お身体に無理のないよう、
ぼちぼちでお願いします。
IE自体にはページ内を検索する機能がないのですが、ホームページを
テキスト形式で保存出来ることがわかったので、過去のおたよりも
ダウンしてテキストにして検索してみました。
いやぁ、"ギャオス"の登場、とっても多いですね。
私の場合、ギャオスにはお手上げ状態です。
でも今年はオモダカに苦しんでいる田圃は減反がまわって来たので、
昨年秋から、何も対策はしていません。
1年、お休みにすることで、塊茎は随分減ってくれるだろうと期待してます。
下に、私なりにオモダカについて皆さんのお便りも参考にさせて頂き、
まとめてみました。疑問の方が多いのですが、可笑しな所がありましたら、
御指摘ください。
オモダカの特徴
正式名称はオモダカ。ギャオス、くちかけ、などとも呼ばれる。
塊茎及び種子から繁殖するが、生育中に株は増えない。
塊茎の生存日数は約1年と短いが、種は10年以上生存する。
休眠が深いので、出芽はだらだらと長引く。
耕起作業で塊茎の芽が障害を受け易い。
コナギと同じように、還元状態が発芽に引きがねになる。
窒素吸収力がコナギとともに大きい。
花は可憐だが、イネより大きくなると、とても憎らしい。笑
オモダカ対策
1)除草機の効果は少ないようだ。しぶとい。だらだら発芽も影響。
2)刈入れ後の早期の耕起。
出来るだけ早い時期が塊茎の形成を妨げるのに良いらしい。
※反転耕か攪拌耕かによる塊茎の形成の違いは?
攪拌耕の方が塊茎が傷つき良い様に思えるが、反転耕起の方が
塊茎が地表面にでる格好になり、冬の寒気で痛み易いのかも?
笑)一昨年、一反半ほど備中で田起こししてみたが、効果なし。
3)緑肥
a)生育中に塊茎の形成を妨げる効果はあるのだろうか?
アレロパシー活性の高い緑肥の効果は?
参)活性の高い緑肥 ヘアリーベッチ、エンバク、ライムギ、オオムギ
活性の低い緑肥 レンゲ、オーチャードグラス、ラジノクローバ、イタリアンライグラス
(四国農試より)
b)鋤き込みのよる効果
レンゲ、サクラワセ、菜の花、イネ科作物などなど、、
※主に有機物が腐るときの有機酸が抑草効果があるらしいが、このときオモダカの
塊茎が傷ついていれば効果があるのかなと思う。種子からの発芽分には有効か?
緑肥鋤き込みの効果は有機酸だけではなく微生物の活性化や緑肥の種類による違いも
あるのだと思う。
涙)一昨年、レンゲ鋤き込みをしたが、コナギもオモダカも暴れ放題
しばらくするとイネが融けてきた。根がやられたらしい。
4)冬季湛水
早い時期に水をいれ、代かきすると、オモダカやコナギが激減するらしい。
※種子などは休眠に入る前で、代かきによって発芽してしまうのかな?
オモダカの塊茎の形成にどう影響するのだろうか?
悲)でも、用水は8月いっぱいで止まるので、どうしょうもないなぁ、、、。
02/03/05 滋賀の惠木より
**やまちゃんから
惠木さんの、この粘りすごい。
きっと、この粘りからは、何かが生まれてきそうな予感がしました。
今年、ぼくは、ギャオスが多い田んぼ、この間書いたことの他に、
クズ大豆を散布すること、
どぶろくを作って(これは、ちかぢか味噌仕込みのおまけみたいなものですが、、、)
田植え後、流し込もうと思っているのです。
浮き草が、ビシャーと張ってくれたら、オモダカの生育をかなり押さえてくれるように思うのです。初期に、稲がオモダカにまけなかったら、そこそこいけるんではないかと、、
去年のコシヒカリ、オモダカにあれほどいじめられながら、
7俵近くあったのです。
(あまり自慢できるほどのものでもないかもしれないけれど、
ぼくには、自信になったのです。)
オモダカが、コンバインの収穫作業に、差し障りなさそうだというのも、
勇気がつきました。
3月2日 滋賀の江木さんから「メールの活用、どうしていますか?」
やまちゃん、いつもメールをありがとうございます。
昨年9/30に初めてのメールを頂いてから、なんと、もう128通を
数えました。凄いペースですね。
せっかくの貴重なメールですから、有効に使わないといけませんよね。
私の使わせて頂いているメーラーには検索機能が付いていないので、
どうしたもんかと、常々、考えていました。
例えば、イセヒカリについて調べたいと思った時なんか、
イセヒカリを全メールの中から検索出来たら便利ですよね。
皆さんはどうされてますか?
とりあえず私は、全メール(128通)を一つのテキストファイルに
纏めました。エディッタの検索機能を使おうという考えです。
さすがに、"コナギ"とか"米糠"とか、使われている回数が多いですね。
以外だったのが、オモダカがほんと少ない。
もう、以前に語り尽くされていたのかな?
02/03/02 滋賀の惠木より
*やまちゃんから
なんたるグッドタイミング、と言う思いでメール拝見しました。
実は、ある方から、「除草剤を使わない稲作り」のHPを、項目別に整理できないだろ
うかという提案をいただいて、「私信」の形で、メール交換をやっているところなん
です。
「検索機能」というのがあるんですね。
ホームページビルダーのマニュアルを、今開いてみたら、あった、あった。
メニューバーから「編集」ー>「検索」を選択して、検索したい文字を入力すればい
いらしい。
ホームページを開いて、同じようにやってみたら、できた、できた。
すごい、すごい。
なるほど、なるほど。
そんな風に活用していただけるなんて、嬉しいなあ。
もしかしたら、別バージョンの「除草剤を使わない稲作り」のHPが実現するかもしれ
ません。
いろいろ構想を意見交換し始めているところです。
どうぞ、お楽しみに!
オモダカ、ぼくも頭痛めているのですが、
「ギャオス」で検索してもらえると、もっと出てくると思います。
惠木さんの「ギャオス」対策、また教えてください。
ぼくは、ギャオスがひどい田んぼ、秋に、早く耕起しました。
そして、今年の田植え時に、1回目の代かきと2回目を2週間以上あけようと思って
います。
それくらいあけたら、ギャオスが発芽して(発芽すれば浮力が付いて)浮いてくれな
いかと思って。
耕起したので、芋が乾いていれば、それも浮いてくらないかなあ。
わがつれあいが、「浮いたのを集めて廻るわよ」と、張り切っています。
ぼくは、例によって、「だめもと」の心境です。
3月1日 宮城県一迫町の齋藤さんから「コーデックス委員会と有機農業と認証制度」
コーデックス委員会は 各国の正式代表のほか 多国籍企業の
代表や NPO・NGOなども構成員となってます。また最終議決権が
なくとも発言ができるようになってますので 国連の組織としては
比較的オープンのようです。
コーデックス委員会を米国がリードしている面は否めませんが
強く主張していた遺伝子組換えについては 有機においては
認められませんでした。もちろん受精卵移植は禁止ですし 人工授精は
牛しか認められていません。人工乳や肉骨粉は当然禁止です。
ところが我が日本国においては 有機畜産の発効が遅れているせいか
飼料の遺伝子組換えを認めています。段階的には無くなるのであれば
最初からなくせばいいと思いますが。
日本の有機認証制度は世界一厳しいものです。外国の有機認定機関が
認証しても 日本にはフリーパスでは輸入されることはありません。
外国登録認定機関は オーストラリアの5団体だけですが オーストラリアから
輸入された有機農産物のほとんどから 使用禁止物質が検出されたように
まだまだいい加減な輸入有機農産物が多いのです。
(小圷さん)
「今、中南米等で巨大なスケールで、有機農法プラント化が多国籍企業の肝いりで進
ん
でいると云います。地元の農民が口にしない作物(=世界市場向けの作物)が壮大な
スケールで生産されているというのです。」
いわゆる発展途上国において 結果的に有機農業をせざるを得なかった生産者が
利益(生産量)を上げるため 地域循環システムを逸脱するようなことが起きてしま
い
有機JASマークがつけられなくなってしまったことが起きてるようです。
(小圷さん)
「一方、認証制度とは、作物生産場面はもとより、貯蔵・運搬・流通・販売等のあら
ゆ
る場面に関する『認証』を得ることで始めて効を奏する制度ということ(?)ですか
ら、自ずと、生産から消費に至るルートが整理・統合されていない弱小の組織にとっ
ては取得のし難い(or 取得しても対費用効果のでにくい)制度といえるのではない
でしょうか?」
国内で独自の認証システムを持っているのは 55登録認定機関中一団体しか
ありません。そのために登録認定機関間の検査(認定)レベルにばらつきがあり
ほとんどの登録認定機関に 農水から行政指導がされています。
もし登録認定機関が農水から認定を取消されても その登録認定機関から認定を
うけた生産者の認定は有効ですので その生産者を受け入れてくれる登録認定機関
の斡旋(?)に 農水は頭を痛めています。
有機JAS法が施行されてから いっせいに店頭から有機農産物が消えたのは
JAS法で示された有機の基準をクリアできたのが少なかったことと 生産者と
消費者の間に強固な信頼関係があれば わざわざ有機の表示をしなくても良い
という2つの理由が考えられます。
生産者から有機農産物が出荷され 直接消費者にとどくまでは生産者に責任が
あります。また 有機認定製造業者が原材料として有機農産物を使用する場合
有機認定農産物だからといって 加工農産物に使用禁止物質が検出されるなどの
事故が発生した場合の責任は 加工業者にあります。たとえ加工業者に直接的な
原因が無くてもです。そのために 有機認定加工業者は有機農産物の生産行程の
実体をよく理解している必要があります。
そのため 逆に弱小生産者(組織)こそが 大規模農業者と対等に競争できる素地の
あるのが 有機JAS制度のかくれた一面です。大規模農業者が有機農業を全面的に
できるのは 国内においては 大潟村ぐらいしかありません。
有機農業を行うには 慣行農業との併用ではかなり困難です。有機農業にできるのは
小規模農家の特権だと思えるくらい小規模農家が有利です。
有機農産物のトレーサビリティー(栽培履歴・飼養履歴の確認)を 確実に行える可
能性の
あるのが この有機JAS法です。どこかの段階でトレーサビリティーの鎖が切れてい
たら
それは 有機農産物ではありません。
JAS法の管轄は 直接的には農水省ですが 摘発は公取委です。景品表示法違反に
なるからです。罰金は50万円でしたが あまりにも「偽装」事件が悪質なため 5
年後に
見直す予定が 急に100万円に改定されそうです。
偽装事件の根は深いところにあります。賢い消費者やグリーンコンシューマーが増え
ない
かぎり 生産・製造業者や流通業者に期待しても 道は遠いような気がしています。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
3月1日 奄美大島の畑さんから「にがうり愛好者の皆様」
沖縄などの南の方でしか食べられていなかった苦瓜が、全国で食べられるようになってきました。現代農業2月号の「読者の部屋」に、姫路市の山根成人さんが苦瓜で奥さんが夏ばてをしなくなった とお書きになっていす。
私もここ数年苦瓜をよく食べるようになりました。それも、生で、ばりばりと食べます。みんな、目をまるくして見ていますが、夏にはなくてはならないものになっています。
さて、苦瓜が熟すと黄色くなるのですが、「それを、昔は食べたもんだ」と、お年よりに言われて
食べてみたところ、なんと、アボガドそっくりの味がするのです。わさび醤油で食べるとおいしいです。ぜひ、お試しあれ。また、熟した果実の種は、実に見事な赤色の衣をまといますが、これがまた、甘いです。(でも、ちょっと、血圧があがるような気がします。)魅力的な食べ物です。