2002年8月のお便り  戻る

8月31日 石川の東さんから「食味の点数」
あくまでも、機械で測った点数のことですが
水分、タンパク、アミロース、酸化脂肪酸
計算上の点数なのですが
(ケットで測った)、点数ですが、
なんと45点、その年最低の数値のお米を食べた事があります
同時に85点の最高に近い点数の米を食べましたが、
正直、45点の米のほうが美味しかったのです
85点の米は喉に引っかかるようながさつな感じで
冷めたらパラパラになり、うまい米とはとても言えませんでした
(間違えて食べたわけではありませんよ、全く違う日に違う人から頂いたのです)
最低点のこめは、粒張りがありお米、ひとつぶ、ひとつぶが、ぷりぷりした感じで
甘味もあり、なんでこの米がこんな点数にしかならないの?????
なにせ、たんぱくの高さが飛びぬけて高い、おこめでした
それからなんですよね、たんぱくが高くて美味しい米の
魔力にとりつかれたのは
 
たんぱく質は、人間のからだを維持するために、大切な栄養です
そのタンパクの低い米が良い米とするのは、めちゃくちゃオカシイ
話です 
主食と言われながら、消費が減る原因はこの辺にあるかもしれません
 
口の中の、おかずの味を消すために、ご飯を食べる、水で口の中をすすぐような
ご飯の食べ方がおかしいのです
 
生き物は、自分の体に必要の無い物や、食べてもあまり栄養に
成らない物や、分解しにくい物は、自然に食べなくなるのではないかと思うのですが・・・
 
ちなみに、45点のお米は、ぼかし肥料元肥一発の無農薬有機栽培
85点は、化学肥料元肥1発のLPコート肥料、農薬を規準どうり散布した米でした
 
 
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ひがし農場 東浩一 
石川県小松市矢田町イ24-3番地
TEL0761−44−3790
ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp
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8月30日 福井の冨田さんから「食味値について」
食味について
 
福井県池田町の冨田でございます。
 
果実や野菜でしたら、食味は「糖度」と「鮮度」
など数値で表示されやすいかと思います。
 
お米の場合、生では食べることはあまりないと
思います。炊くという調理が介在するので、
そこにも食味の確定要素の幅が出てくると
思います。
 
お米の場合、
「適度な歯ごたえ」
「適度な甘さ(苦みが無い)」
「香りの良さ」
「艶」・・・・・   
など、ご飯を炊く人の技術や個人の好みが
かなり反映されると思います。
特に「適度な」に大きな幅があると思います。
 
例えば、九州のお米は北陸の人には
甘すぎて美味しくなく、九州の人にとっては
北陸のお米は全然甘くなく美味しくない、
といったことを聞いたことがあります。
 
そう思うと、それぞれの地域によって
おいしさ(食味)は異なってくるのかもしれません。
 
苦みがある、農薬の臭いがする等は
問題なく美味しくないお米です。
衣笠さんのおっしゃるように
苦みがないということに関しては、アミロースや
タンパクが数値としてかなりはっきり出るの
だろうと思います。
 
もしかすると、究極の誰が食べても美味しい
お米というのが存在するのかもしれません。
しかし、焚く人(お母さんに限りませんが)
と生まれながらに食べてきた地域のお米の味、
それが食味の最大要素ではなかろうか、
なんて考えます。
 
地産地消と食味、結構深い関係がありそうだ
と感じました。
 
追伸
もちろん、科学的な分析も充分な実証性が
あると思いますし、栽培技術の向上という観点
からは特に重要だと思います。
 
(近い内に藤本農園の稲刈りを見学に参りたいと
考えております。藤本さんの出穂前後の水管理など、
先日お聞きした事と併せてご報告申し上げたい
と存じます。)
 
失礼いたします。
 
8月30日 兵庫の衣笠さんから「食味値!」
夢前町の衣笠です。
やっと、そば蒔きが終わりました。28haを6日で終わらせ
耕耘爪を4セット使い切りました。今年は、ほこりとの戦いでした。
ところで、土佐さん!すごい稲つくりましたね!
私も、4年前に2尺×2尺の1本植えしたとき、1株を片手で持てず
両手でつかんで、もう一人が鎌で苅ると言う大変な稲刈りを経験しました。
もしかしたら、コンバインの速度を低速、刈り取り部を早めにセットすれば
かれるかも。  <稲は、小米が多かったです。>
小圷様、食味値の事ですが私の場合”サタケ”の食味計を毎年、参考にしています。
何か基準がないとなかなか自分の作ったお米を判断しにくいものです。
100%その値を信じていませんが、参考値、目標値として日々努力しています。
今年の”菜の花米”期待してるんですが!また結果お知らせます。
西村様、ハイブリッドってすごいでしょう!
私も昨年栽培しました。豪快さでは、十分満足させてくれました。
しかし、味が期待はずれでした。食糧危機にそなえて種を確保したいですね。
ことし、やわら小町の自家採種の田にハイブリッドが混じっていたようで
6/18田植えで8/18にハイブリッドらしい稲が穂を出しました。
ハイブリッドは、自家採種不可能と聞いていましたが、一作目より約2週間早く
出穂しました。相変わらず分けつは取れにくく穂は、見事に30p近く有ります。
子供達に食べさせたくないお米です。お米は、安い食べ物ではなく、美味しい
食べ物だと思ってもらえるよう”美味しいお米”を作りたいですね。
 
8月30日 岡山の柴田さんから「ごついイネ」
しばた@おかやま、赤木御大近所、です。
土佐さんのお便り拝見しました。
> 穂が出揃ったお盆前に「そろそろ干さんとコンバイン入らんぞ」
> 素直な私は水口を塞ぎ排水口を全開にして地固めに入り2週間。
> ところが今度は「そんなゴッツイ稲、コンバインよう刈らへんわ」
> たしかに平均茎数37〜8本、根元はぶっとい軸がハリネズミみたい
> なんぼビックリ田でもコンバインで刈れないということは・・・
> 「そなあほな事はない、そんな場合はこうすんじゃ」などあれば・・・
ワハハ、と笑っちゃいけないけど、豪快愉快な土佐さんにぴったり。ウチはようやく出穂期、稲刈りするのは2ヶ月後。そんなハナシが参考になればおなぐさみ、です。

岡山市南部の干拓地は、全国でも珍しい「耕起乾田直播き(ドリル播き・点播)」が未だに残っている地域です。品種もだいぶヒノヒカリに代わったけど「アケボノ」という旧いのが主力で、この二つが組み合わさるとどうなるか。

1:みなさん田植えは種籾が、まぁ反2升まで(1.5合x20枚)でしょな。
  直播きの場合、ウチ控え目で反3升、ヨソは反4〜5升!
2:点播一カ所の播き数は、ウチ控えめ6〜12粒、ヨソ10〜20粒。
  全部生えはしねえけど、調子よい年なんか10数株立ってるよ。
3:アケボノは、柳腰コシヒカリと違って、ススキみたいなガッとした茎。
  一カ所10株も苦にせず分げつする!10本近く!わさわさ!
4:ほっといても10俵、巧くいけば12俵、名人は14俵、とる地帯。
  12俵とれたときは、もーコンバインがグワグワ唸って進まんです。

ということで、この辺のコメは「おそい、おおい、まずい」と三拍子揃い踏み。おまけに代かきしない宿命で、除草剤を使わずにはデキない稲作り(クリンチャー様有難う/当HPへの投稿参加を責められるかも?)。もちろん、田植えのヒトもいるし、赤木御大のような、新しい地平線を目指すお方もいますが、おおかたの親父はグワグワ唸る多収を目指し、実現しているようです。多刈りするときは、遅足、浅こぎ、高回転、とまあ常識的な対策でしょか。かつて1度、2条刈りの1条だけに稲かけて、速足で走ってみたこともあるけど、まぁ涼しくて気分爽快なくらいのもんでした。最近は肥料もふらんし、クスリもせんし、グワグワはとんとご無沙汰。サクサク刈れる、不良農家でした。

8月30日 広島の西村さんから「ごついイネ」
京都の土佐さんの稲はゴッツク育ったそうでうらやましい。水管理と水温、ポット苗
田植え機による粗植の違いなんですね。吉和の田から持ちかえった土で作るバケツ稲
の中には茎数37〜8本にせまるゴッツイのが育ってますから。街路灯の影響で穂が
出んらしいので引越しせねば。
 
8月30日 岡山の玉田さんから「赤米の種籾」
>だいぶ、古い記事も見てくださったのですね。
>赤米の種籾、ご希望の量だけ送ります。
>その分の送料を同封してください。(プレゼントです)

ありがとうございます!
さっそく、90円切手をはった返信用封筒をお送りしますので、
3〜4穂ほど送っていただけると、助かります。
「10月下旬の収穫」とのことですので、楽しみに待っています。

当方は、6月中旬田植えの晩生種栽培地域です。
野性的で倒れにくい、晩生のもち赤米(黒米)を探していたのです。
幸運にも記事をみつけてご連絡したしだいです。
8月30日 奄美大島の畑さんから「台風まっただ中」
8月29日PM5時
今、台風の目に入って急に風が止まりました。さっきまで朝からずっと圃場で40
メートルを越える突風の中で台風対策をしていたところです。普段、やらなきゃと
思っていて出来なかったところを、普段のほぼ3倍のスピードでやってきました。ど
うにか間に合いました。台風がくると、すごく、仕事がはかどります。ものすごい風
に追い立てられ、また、普段なら暑さでやられるのに、それは、まったくないどころ
か強風と雨で寒いぐらい。ということで、ものすごく仕事がはかどるわけです。

 しかし、実をつけはじめていたばななは、倒れたり葉がやられてしまいました。町
の中はそんなに風がないのに、圃場へいくと突風で立って歩けないほどでしたので仕
方がありません。防風樹帯がしっかりした圃場は、被害も少ないのですが、防風ネッ
トだけの新しい圃場は、風にさらされて、改めて防風樹帯の必要性を強く感じまし
た。それに、思わぬ方向から強風が吹いてくることもわかりました。台風が過ぎたら
せっせと、防風樹を植えなきゃ。

しかし、南の植物は、台風にしっかりと適応しています。台風が去ると、また、すぐ
に新芽が伸びてくるのです。その、たくましさ、生命力の強さはさすがです。

見ている私の方まで、その元気が乗り移ってきます。

 なんて、のんきなことを言っていますが、この町は、南に向いていますので、これ
から吹き返しの南風が強烈です。台風様の底力を味わってみたいと思っています。
「さあ、どんと来い」という気分になるしかありません。

天災は忘れた頃にやってきますね。本当に。

8月30日AM10時半
追伸、甲斐さん、NHKの人間ドキュメント、おかげで見ることができました。仕事の
関係で夜はほとんどテレビを見れないんですが、台風のおかげでゆっくりと見れまし
た。それに、台風の目に6時間ほど入っていたときだったので、停電もなく、静かに
最後までみれました。むつおばあさんご夫婦の農業との別れ方はすばらしかったです
ね。閉じた畑に植えられたカエデやアジサイ他、花々がきれいでしたね。あれは、ご
夫婦の心の美しさのように感じました。

「夫婦や親子の絆、生き方、集落の人たちの助け合い」など、もっと、深く味わいた
い番組でした。あっというまに番組はおわりました。

久しぶりに台風の直撃を受けましたよ。家が地震のように揺れて、今日は寝不足で
す。台風は、今、九州のほうにちかづいているようです。まだ、雨風が続いていま
す。

畑 琢三。
8月29日 京都の土佐さんから「稲刈りについて」
我が家にもそろそろ稲刈りの時期が近づいてきているようです。
その中に去年まで管理転作という名の荒し田があります。20aの田で何でも深いと
ころがあるようで誰も作らなかったんだそうな。
私が引き受けるにあたってトラクターを入れたんですが、深いのなんのって腹で掻き
分けるようにして、デフロックバンバン使い格闘の末やっと田植えまでこぎつけまし
た。(0〜2本、18cm成苗)、元肥なし追肥なしでドーンと深水一本やり(肥料
入れたらコケヒカリになると脅されたため)。穂が出揃ったお盆前に「そろそろ干さ
んとコンバイン入らんぞ」の先輩の声に 素直な私は水口を塞ぎ排水口を全開にして
地固めに入り2週間かかってやっとスニーカーで中を歩けるようになったのです。
ところが今度は「そんなゴッツイ稲、コンバインよう刈らへんわ」。たしかに平均茎
数37〜8本、大きな穂を30以上つけとるし根元はぶっとい軸がハリネズミみたい
に立っとる。植えてからせっせと水だけためて草抑えしただけやのに、なんぼビック
リ田でもコンバインで刈れないということは・・・  考えただけでもぞーっとす
る。
「そんなあほな事はない」とか、「もしそんな場合はこうするんじゃ」とかアドバイ
スありましたらお願いします。他の田は20本前後の謙虚な稲ばかりなのですが・・

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土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
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8月29日 HP@元気の小圷さんから「食味こそ総合的判断が必要」
衣笠さん、食味についてのアドバイスありがとうございました。

「お米の食味」について、サイト検索するとたくさんありますが、(財)日本穀物検
定協会の「食味試験」が一般に認められている方法なのでしょうか? 官能テストと
いうと何か科学性を欠いて独善的な匂いがするので、「所詮、一部の審査員が言って
いるだけ」とその結果を認めたがらないことになりそうですが、それなりに評価が定
着していると考えて良いのでしょうか。

次いでは、このHPに参集する皆さんの間でも時々耳にする、機械的な成分分析機に
基づく10点法による評価なのでしょうか。この場合、前段の「官能試験」とほぼ合
致するものと看做せるのでしょうか?

>食味の要因ですが、一番は”N”です。
>アミロース含量が低く、タンパクが低ければ”美味しいお米”になるようです。
>いかに、出穂後の窒素を減らすかです。
>肥効についても、だらだら効く”動物性有機肥料”は、出穂後の窒素がのこるで
しょう。

井原さんの提唱する「への字農法」は、食味についても理に適っている、と理解して
いいのかなぁ?
「動物性有機肥料」は、量と時期のコントロールをすべきで、「田んぼでイネだけ作
ろうとするからトータルとして過剰になると考えたら、別の物も作れるようになった
と前向きには考えられないのかな?」という小長谷さんの意見のように「食味」を規
定する要因についてこそ、総合的な視点・判断こそが不可欠なんだと思う。

【サイト検索で見かけた「食味」の記事】
◆食糧庁 米麦豆知識
http://www.syokuryo.maff.go.jp/museum/mame/report5.htm
「おいしさの決め手は、アミロースとアミロペクチンというでんぷんです。(中略)
 また、今では科学的にもお米のおいしさが解明されていますし、それを近赤外線な
どを利用して計測する「食味計」なども普及しています。お米の主な成分は、水分、
でんぷん、たんぱく質、脂質、ミネラルで、これらがある一定の数値でバランスよく
配合されているお米がおいしいのです。」

◆お米とご飯の雑学
http://www.ne.jp/asahi/kiichiro/hp/information.html
うまみの秘密 … お米にも“霜降り” --日本経済新聞2001年8月18日
「新潟・県央研究所の研究によれば、山地米のぬか層には厚みがあり、米内部の胚乳
部に入り組んでいたことがわかった、という。そして、お米を研いでぬか層内部のぬ
かを洗い流した後、残ったぬか層の枠がうまみや粘りを生むため、お米のおいしさに
つながる、と同研究所は指摘しているとのこと。」

◆お米の成分・特性と品質/(GS−2000技術資料)
http://www7.ocn.ne.jp/~etu/rice/gs-2000.html
1.水 分/2.タンパク質/3.アミロース /4.脂肪酸度(玄米のみ)/5.老化性/
6.スコア<BR>ご飯の食味官能評価は,一般に,「外観」 「香り」 「味」 「硬
さ」 「粘り」という5項目と「総合評価」によって行われています。当社が食味分
析計の研究を始めた当時,1987年産の滋賀日本晴を基準としてスコアを70点と
しました。日本全国のお米を測定すると,作柄によって変化しますが,概ね40−9
5点の範囲に分布します。

     大阪の小圷@GENKI  Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp
 
 
8月29日 広島の西村さんから「ハイブットライス」
京都・木津高校の那波さん『三井東圧のハイブットライス』
ミツヒカリ2005を苗箱1枚分作付けていますがすごい吸肥力で終始ヒノヒカリよ
りも2ランク上くらいの葉色を保っています。分けつは余り進まず上へ上へとその剛
直ぶりに呆れます。ヒノヒカリも直立型なのですがミツヒカリは更にまとまって天を
突いています。草丈の短いヒノヒカリと違い葉のたれる長尺の赤米よりも丈が長そう
に感じるほどです。
(またいで通れない/引っかかります)
超重穂重+晩生。ヒノヒカリに数日遅れて出穂を迎えましたがどんな穂が出てきてど
れくらい採れるんじゃろ。
8月28日 石川の若林さんから「たのしい農業の振興」
 
副題
アメリカの農家に1週間居候して思ったこと
 
僕は20年前アメリカの成功した農家へ現地見学と農業視察とをかねて1週間居候しました。
居候というのはのんきなもので、部屋代も食費もハラはないのですが、泥棒とは違います。
適当に仕事をしたり、みんなを笑わせたり、日本の話をしたり、学校、友達、家族の考え、
日本での村の話、近所の話題など受けそうな話題を提供するのです。
例えば嫁と姑の問題など。??寅さんか。
 
 
その時、大型農家の苦悩というか、寂しさをしりました。
現在もアメリカの農業は世界の勝者ですが、この寂しさは構造的なもので、人間は仲間
(共通の話題が無い)がいないと寂しいのです。
けんかする相手がいることは、ひとりではなく、幸せだというのです。
 
アメリカでの気持ちを総合すると、楽しいの反対は憤りでは無くてむしろ寂しさかもしれません。
人間無視されることが、最大の寂しさです。
アメリカにも家族経営的な農業の時代があったのです。となりの奥さんの焼いたクッキーをもらったり、
今年取れた農産物の価格や品質、競い合った仲間達、雌鳥を追いかけたり、はしゃぎ回る子供達がいたのです。
現在残っているのはその中の勝者。勝ち組です。一人の勝ち組が残るためには沢山の負け組が生まれます。
 
現在の農家は村の中で1軒残ったようなもので、後の人は移住または夜逃げ、(倒産)(農地のFOR SELL)(売地)
太った農家はそれを買って大きくなった。
 
20年たって、日本も同じ事を目指しています。企業的農家の育成。請負耕作。
 
 
 
今まで、私はこの矛盾を背負い20年生きて来ましたが、
この研究会の仲間から、全然別の生き方を、学びました。
そうです。私が一番驚いたのは、京都の綾部の仲間から。
これは、農家の増殖、仲間の増殖、共通の話題をもつ友との生活です。
地域の復活、喜びの創造です。
 
今、私は一人環境保全型農業をやっているのではありません。
(井上さんにも相談にのってもらいました。)東君にも手伝ってもらいました。
今年始めたのは、無農薬の米糠除草の田圃ではなく、その周りに
1回だけ除草剤を使う、一般の農家でも出来る。エコ(石川県では30%農薬を削減し、有機肥料を主体に
生産する形式の農業者をエコ農業者と呼んでいる。(全国的な動きの石川版だと思うが。))
現在、私の住んでいる村では、30軒の中に18軒の農家がありますが、(長島町)
私と共に話しをする5人の仲間が生まれました。
仕事は増え、時間も消費されます。自分の時間はとても少なくなりました。
しかし、地域に私の他に環境を考える農家が5人(正確には5軒)3ha増えたのです。
村の中に一つのグループが出来ました。笑いあえる飲み友達が出来たのです。
引き出しに閉まってあったビール券がみんな成仏して無くなりました。
どこかに他のウチにビール券ないかな。会合は会費ではなく1品持ち込みです。
不思議なことに、いつも、食べきれないほど集まるようになりました。
 
これが綾部を見てきた私の一つの結論(理想)です。
 
今は、県職の果樹農業の研究員ですが、普及員の年もありました。
今、私は、給料をもらわないボランテアの
自分の住む村の普及員です。
専門の果樹ではありませんが。
 
勿論、私も、6人の構成員の一人ですので、上に構えたり、お茶くみしたり、脅したり、ボケたり
なんせ、一人芝居や、けんかのまねごとなど話せばきりがありません。
この状態を(嫁、姑のない)アメリカからみるとけんかできる相手のいる(幸せな)状態というのでしょうか。(笑)
 
8月28日 広島の清水さんから「代かき」
唐突ですが。
代掻きのときに新しい機械でも、逆転させると掘りすぎます。
ドライブハローでPTOを回さないで深さ調整(レバーやダイヤル)ですれば微調整が効きます。
先週、金曜日、コシヒカリを刈取り調整出荷しました(他所のですが)少し早いようで青米が多いでした。
あすは、我が家のコシヒカリを刈る予定です。
でも、家の周りにことしは、猪が入り難しいかも、、、、、
 
8月28日 広島の西村さんから「水が美味しい」
こんにちは   広島・西村です

 26日はコイン精米機の設置場所の畑の表土を撤去していました。
小一時間も作業しては家に帰ってアイスコーヒーを作っては休憩です。かなり涼しく
なりましたねえ。
コーヒー飲んでは作業を続けてましたが作っておいたのが無くなってからは氷水にし
ました。
家から遠い場所での長時間作業だと氷を用意するのが面倒なので水で済ませます。
気温で生暖かくなっていても乾いた喉には美味しいです。

 原田アイガモ孵化場(熊本県)にお邪魔した時に仕事を終えて帰宅してきた原田さ
んが飲んだのは水でした。
その後まだ孵化場で働いている中国からの留学生にとしばらく掛け流した冷たい水を
持って行かれました。

働く農民には水が似合うようで、私はまだまだです。
(ここのmlでは熊本まで鴨を仕入れに行ったことにしておこう。)

菜の花男からの助言に27日現在での回答をしておきます。
農機具を操作する手伝いをし始めたのは中学生の時からですから足掛け30年で農作
業のきつさは大体分かっていますが実質一人で作業を始めたのはここ2年ほどで本気
に取り組んだのは今年からです。
イモチ・紋枯れ・秋ウンカetc ・・・ 名前は聞き覚えていても原物が分からずイン
ターネットで調べては照合しています。
ウンカの件
夏ウンカ(セジロウンカ)の可能性大です。2代目から短翅になって坪枯れをおこす
トビイロウンカは大問題ですがセジロだってウンカはウンコ。少し混じるツマグロヨ
コバイ共々いないにこしたことは無いわけで夕方2度目の補殺を敢行しました。

イモチの件
7月に四つ手小屋に行って長野に行ってと束の間の骨やすめをしておったら葉イモチ
が大発生だったのよね。
下葉が黄赤くなって干上がって水切れになったからかとその時点ではイモチとは思い
つかなかったんです。
でもって先の日曜日に1週間の変貌を見て唖然としたわけ。株に1本くらいに籾の色が
白くなったのが立ってんだもんね。穂イモチを見たのは始めてです。枯れ上がった
葉っぱもね。
 イモチは寒冷な気候で雨や露で湿っている時間が長いと起こり易いようで暖地で稲
作をしてきた者にとっては落とし穴でした。カビ菌だそうだからphが変わる『焼酎
・木酢・塩が特効薬』というのはうなずけます。

『窒素過多それも早効きで風通しの悪い証拠です。』この中では風通しに問題有りで
す。イセキの早苗で植えつけています。 ミノルのポット苗が良いのはわかりますが
しばらくは今の田植え機で辛抱しておきます。
スプロケットを変えれれば変え無理なら植え付け時に条間を開けて対応。

『への字』について思うこと
じっと肥料を降らずに辛抱していたら開帳した腰のしっかりした株になるものと待っ
ていたがのさっぱりじゃ。
あれは土の出来ている場合なんじゃろうね。分けつ株数は取れんかった。標高500
mでは生育具合が井原さんの参考書通りにはいかないのかな。

8月27日 京都・木津高校の那波さんから「はじめまして」
農業関連のリンクをたどって偶然見つけました。

京都の木津高校で除草剤および種子消毒以外の農薬を使用せず米を22a栽培しており
ます。

きっかけは、生徒の課題研究と言う授業で、農薬を使用せずに農業はできるのか?と
いう質問をする者がいてそれならやってみようと言うことから始めました。現在4年
目の途中です。

昨年より、合鴨を導入しましたが、今年は、カラス、野犬、ネコにことごとくやれれ
ると言う失態をして志摩しました。肥料は、基本は米ぬかのぼかし堆肥で、耕耘は一
回、代掻き1回、田植えは、三菱農機の協力により紙マルチ田植えを実施しています。

お米は、全量校内で販売していますが、すぐに完売します。(作った生徒が率先して
購入するため)
地元や内部で、当初は色々言われましたが、実績が上がれば静かになってきました。

本年は、三井東圧のハイブットライスと赤米を作付けしております。ハイブリットラ
イスは、若干イモチが発生しており、少し心配しております。

このページを参考にさせていただきます。

 木津高校 システム園芸科 教諭 那波和志
 ☆彡*************************************
     neko-pon(アットマ)m4.kcn.ne.jp
     k-naba (アットマ)kyoto-be.ne.jp(職場)
  木津町木津内田山 府立木津高校等学校
    ************************************☆彡★彡 ---------------------
        那波 和志 
自)neko-pon(アットマ)m4.kcn.ne.jp 
職)k-naba(アットマ)kyoto-be.ne.jp
   --------------------- ☆彡
 
8月27日 岡山の玉田さんから「赤米の種子の質問」
山下正範さま。
はじめまして。

岡山県岡山市の玉田と申します。
自家用に4畝ほどの田んぼを借りて、稲をつくっている素人です。
栽培方法は川口由一さんのご指導による「自然農」で、
もちろん除草剤は使っていません。

ところで、

>(註2) 僕の作っている赤米は,中国の雲南省からのお土産で,ある方から内密
に(?)もらったものですが,ご希望の方があれば,今秋,一穂ずつ差し上げます.
返信用封筒を同封(80円切手添付)でお申し込みください.もち米で,長粒種,正
式には,黒米ということになるのでしょう.おこわにすると,とてもおいしいです.
晩生種で、6月中旬田植えで,9月初旬ころから出穂が始まり,刈取適期は,10月
下旬.

という文章を拝見して、大変興味をもちました。
今年も希望すれば、種もみをいただけるものでしょうか?
もし、そうでしたら、さっそく返信用封筒をお送りしようと思っております。
よろしくお願いいたします。
 
*やまちゃんから
赤米は、10月下旬の収穫です。
どうぞご遠慮なく
8月27日 宮城のトンカチさんから「宮城の除草剤使わない農家、その1」
(許しは得ていませんが、みんな大物だからいいんじゃない?)
2002.8.26
初めての田んぼ作りで、思い通り行かないことが多くて悲しんだり、ため息ついたりです。
 
イネアオムシとイネツトムシなる害虫発生。
 
僕の先生の農家佐々木さんは「これはだいじょうぶ」
と言うけれど、45日前の油粕が効かなくて、追っかけて鶏糞さらにリポビタンDでチッソを追肥(それまでは無肥料)
したので色は吹いたけどなかなかさめません。チッソ持ち越し気味なので、害虫が付いたのでしょうか?出穂もだらだらで、いまだ80%。イモチも少し。水を切るか深水で押し通すか 思案にくれます。
 
宮城県北の合鴨農家を3軒視察しました。独身女性が混じっていたからか、アポ無しだったにもかかわらず、とっても親切なおじさんばかりでした。
 「船形山のブナを守る会」代表の小関としおさんは「一枚一町歩に区画整理してから、除草機を押す気力が無くなったので、しかたなく合鴨にするしかなかった。」あぜを歩くだけで、疲れそう。
 農家レストラン「フミエハラハン」農家民宿「オリザの家」の渋谷まなぶさんは全部で2町歩位とか。
 「無農薬にしたおかげで子供達を学校にやれた」と言う佐々木○○さん(聞き忘れ)はもっと多い。坪42株で、ポット苗。もっとも好ましい茎の太さ。
 
みんな平場だから、半分くらいしかやられないとのこと。ぼくとこみたいに山の中だと、全滅?うちの猫でさえ、引っ越してきたら、イタチみたいなのに毎日やられて無惨な姿。
 でもなんか楽しそうですね合鴨。

*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/
 tonkati(アットマ)mwnet.jp  (1〜2回/月更新)
 原ノ後真一 原ノ後建築
*****tonkati*****
8月27日 兵庫の衣笠さんから「食味の要素!」
夢前町の衣笠です。
なかなか、意見が白熱していますね。
私は、合鴨農法も賛成です。農薬や化学肥料を減らす”農法”
みんなで増やしましょう。”一人の無農薬より、100人の低農薬”です。
私の仲間にも浜坂町で合鴨農法を10haやっている元気な人がいます。
なかなか、研究熱心で独自の合鴨の交配種まで作り出そうとしています。
お米も美味しかったですよ。それぞれの農法で広がっていけばいいですね。
ところで、小圷様 ご無沙汰です。
食味の要因ですが、一番は”N”です。コシヒカリや山田錦が美味しかったり
良い酒ができるのは、品種特性と丈が長いため窒素を過多できないためです。
アミロース含量が低く、タンパクが低ければ”美味しいお米”になるようです。
いかに、出穂後の窒素を減らすかです。また、リン酸やケイ酸も食味に関係が大きい
ようです。また、カリは、100%食味をさげます。
肥効についても、だらだら効く”動物性有機肥料”は、出穂後の窒素がのこるでしょう。
硫安のようにさっと効いてさっとさめる、アミノ酸系の肥料が効果的なようです。
美味しいお米と収穫量は、反比例するようです。なんとか、美味しくて適度に収量も
あげれるよう頑張りたいですね。
みなさん、自分の農法に自信を持ちつつ、他の農法の良いところも取り入れながら
明日の農法を後世に伝えるよう努力しましょう!
8月26日 茨城の小長谷さんから「アイガモ農法への批判に答えて」
山ちゃんへ

これは合鴨農法に対する挑戦状だろうか?
降りかかる火の粉は払わにゃならないので、一言いわせてもらいます。

「アイガモ除草では、大面積が無理だ」
      自分の経営面積に合わせてやったらいいと思います。無理だと思ったら、何でも無理なのでその時点で止めましょう。ところで、自分の水田全部をカモでやっている人の方が、今のところ少数派だと思います。コシヒカリが良いとなったら、コシヒカリ以外は見向きもしないとか、アイガモが良いとなったらアイガモ以外は駄目とかって言うのって、かなり偏っていないかい?そのくせ生物多様性?止めてくれよ・・・いかんいかん、こちらまで喧嘩腰になってしまった。反省反省。

「アイガモのウンコで、窒素過多になり、食味が落ちる」
   これを元々言い出した人は、元肥をやって、追肥をやって、さらにカモを入れて、それでカモは駄目だと発言している人ですが、窒素過多になると思ったら、その分どこかで窒素を減らせばいいと思いますが、そうは思いつかないのでしょうか?また、田んぼでイネだけ作ろうとするからトータルとして過剰になると考えたら、別の物も作れるようになったと前向きには考えられないのかな?

「アイガモのいる田んぼでは、アイガモが一人勝ちになってしまい、生物多様性が損なわれる」
「アイガモが、田んぼの中の虫を全部食べてしまうので、害虫も益虫も、ただの虫もほとんどいなくなってしまって、アイガモを引き上げた後、バランスの崩れた田んぼになってしまうのですよ」
   これはたぶん宇根さんの出番だと思います。田んぼをよく観察したデータがあるはずですので聞かれてみたら解ると思います。カモを飼っている田んぼにトンボやツバメがやって来る理由を考えれば、このような発言が現実味がないことに気づかされると思います。カモがした糞を餌にしてプランクトンやミジンコが増えて、それを餌にする生物が増える。どうしたらカモの一人勝ちになるのでしょうか。圃場のカモはすべての生物を食べ尽くすことは不可能だし、雑草の種にしても小動物の卵や小動物自身にしても常に外から補給されています。カモを引き上げた後、田んぼが蜘蛛の糸に覆われて真っ白になった経験を持っている人もいるはずです。生物多様性が失われた田んぼでこのような現象が起こり得るはずがないと断言できます。

「アイガモの首を絞めて殺すのは、かわいそうである」
   これは、食の文化として議論したらいいと思います。言いたいことがある人は沢山おられるでしょう。村山さんいかがですか?

ゆーほー

--
KONAGAYA Hirotaka (G4)
e-mail: kona-ufo(アットマ)mwb.biglobe.ne.jp
Homepage: http://www5b.biglobe.ne.jp/~Aigamo21/
Arigato-Bye be.
 
*山ちゃんから「小長谷さんへ」
小長谷さんへ
ご明察です。
時々ですが、合鴨農法の人と、そうでない人との間で、不協和音が聞こえてくることがあるのです。もしかしたら、対話が始まるかもという雰囲気も、時にはあって、だけど、待っていると、もやもやしたまんまなのです。
後藤さんの話を聞いたとき、これはどこかできちんと聞いてみたいと思ったのです。
後藤さんは、パソコンがないので、プリントして送ります。
 
 
8月26日 HP元気の小圷さんから「後藤さんの話・他」
合鴨農法の話しで思い出しましたが、去る7月13日に岡山大学のアゾラ実験農場のあ
ぜ道に座って、アヒルの雛鳥達が餌をついばむのを見ながら後藤さんの経験談をお聞
きました。

小:「アヒルは、ちっともアゾラを食べてるように見えず、もっぱら、与えられた餌
をついばんでいるだけのように思うのですが・・・」

後:「アオウキクサとかアカウキクサなどの在来種なら兎も角、日本生まれのアヒル
は外来種のアゾラを食べないのではないか、と思います。」

小:「アヒルを田んぼに放しても除草効果は期待できないのでしょうか?」

後:「日本産の雑草は、喜んでついばむと思いますよ。私は、アヒルや合鴨が直接雑
草をついばむ効果というより、水を濁らせる方の効果の方があると思っています。田
んぼで鯉を飼うのも同じ原理だと思いますので。また、繁殖力が高いからと、外来種
のアゾラを投入するのは、生態系を乱すので疑問です。」

記憶に基づいて会話を再現したつもりですが、細かなニュアンスは違っているかも知
れません。また、後藤さんからは、特異的な生態系を作り出すことに対することの問
題性に気遣う話しもあったように思います。

いずれにせよ、「アヒルの食餌効果」<「濁り効果」という視点は、新鮮に感じまし
た。

因みに、後藤さんとの会話の後、岡山大学の方にお聞きしたら、「アヒルが、直接、
雑草もアゾラもついばむことは確認している。」とのことでした。同じ田んぼでも、雑
草の生え方に違いが出るように、条件により違いはあると思います。

*素人の疑問*
動物性の排せつ物が「食味」に影響を及ぼすことはあるのでしょうか?
あるとしたら、鶏糞の田んぼへの投入も影響するのでしょうか?
(ここでは、一旦有機飼料によって育てた鶏であるということを前提とします。)
そもそも、「食味」というのは何が支配的な要素を構成するのかが、分からない。
ご存知の方がおいででしたら、お教えください。

     大阪の小圷@GENKI   Mail : yama-bin(アットマ)www91.sakura.ne.jp

 
8月26日 岡山の赤木さんから「薬まき他・二通」
(その1)
3日間にわたる出穂前一斉防除なるものが始まった。
老いも若きも先を競って一大イベントが始まります。
 
白煙にわかに地を覆い     夕日たちまち見えざるなり
夢中に遊びし子供達      口を押えて逃げまどう     
虫たち手足震わして      何を思いて息絶える
屍累々地に並び        さながら地獄の様にして
効果あったと笑み浮かべ     ただ撒くことに追われけり    
田に害虫住むと言う      されどほとんど見当たらず
薬は田んぼに撒くと言う    流れて海に出るものを
百年先の青き海        それより今の儲けなり
命育む食糧に         毒のふりかけいらざるや
残留農薬無しという      求めて食らうぞあわれなり     
 
                     菜の花男 
 
(その2)「トビイロウンカ」
 広島の西村さんへ。
鳶色ウンカは飛びまわれません。飛んでいるのはまずヨコバイです。
鳶色ウンカは株元にいるので、網ですくっても捕れないと思います。
下敷きほどの大きさの板を株の根元に当てて、反対側から叩いてやるといろいろ落ちてきます。うす茶色の鳶色ウンカはそんなに動きません。それとヨコバイも成体は緑色ですが、小さいのは薄い若草色や白っぽく見えます。
 鳶色ウンカは、気に入った田んぼに住民登録して定住し、お産を始めると翅が短くなった子供がなぜか生まれます。
 移動できなくてそこでいっぱい増えると、とてつもない密度になり俗に言う「坪枯れ」が生じます。対策は、飛来してくる時に稲の色を出さない、分けつさせない、密植しないことかな。ウンカの目をあざむくわけです。
穂イモチがあるということですが、これこそ焼酎・木酢・塩が特効薬です。
虫には10回かけても全く効きませんよ。
 
もし、うじゃうじゃいるのが秋ウンカで、イモチも出ているということになれば、窒素過多それも早効きで風通しの悪い証拠です。来年の参考になります。
ひょっとしたら、あぜ際には紋枯れもでていませんか。
長年虫見板もって田んぼの中を歩いていると、次第にこんなことが見えてきます。ご存知のことばかりでしたらごめんなさいね。
 
 例によって冷酒片手に書きました。     赤木@菜の花.岡山 でした

8月25日 広島の西村さんから「虫取り網」
こんにちは   無農薬1年生・西村です

 ウンカの中で最も怖いのは『トビイロウンカ』とのご教授を確認すべく虫取り網を
買いました。飛び回っていたのは緑色ではありません、非常にやばそうなやつです。
(捕まえるのが忙しくて種の同定はしていません)
環境保全型稲作の転作カウントを申請しているわけではないので農薬を使っても転作
には関係はないものの今日まで無農薬で来たものを方針転換は無念。こんな豆腐の根
性ではこの先無農薬でやって行けるのか?
そんな思いから噴霧器で水をまいちゃろか、木酢酢・米酢・塩水なんぞでどうかな、
3タイプ試して後年の資料にするかなんて考えちゃいました。

昨年まではアイガモを試した3aの水田が全てでしたが今年からはドーンと25aの
コシヒカリが控えております。
かの地の方はカメムシがと騒いでいるようですが先週の様子では虫が飛び回ってはい
なかったので倒伏の心配だけだろうと楽観しているわけで心に余裕が有ります。打つ
手がなくて冷や酒飲んで寝る、なーんて事はせずに虫取り網を振り回しておきまし
た。
縦方向4条間隔の後、横方向と歩きまして小降りのにぎり飯程の団子虫をこしらえま
した。なに、たかだか3aですから。

効果が有るのか無いのか分からんけどじっとしてられなくて噴霧器を持ちだすよりは
網でとっ捕まえて個体数を減らすのが確実てなところです。明日か明後日、もう一度
虫取りをする予定です。

枝豆を2袋だから100株くらい作りますがカメムシがやってきます。飛んで逃げる
のがいるので2日連続で補殺するとほとんど居なくなります。今年は作業した時期が
良くて(産卵していなかった)その後大発生せず良い出来でした。

アイガモ農法について
1.米を買ってくれるかもしれない消費者へのアピール
2.除草能力
3.虫を食ってくれているらしい

−1.外敵にやられる心配
−2.給餌
−3.コスト(雛代・餌代・ネット・電気柵)

「アイガモ除草では、大面積が無理だ」
−−> データ不足につきノーコメント/来年は25aの田に放鳥予定
「アイガモのウンコで、窒素過多になり、食味が落ちる」
−−> そんなら施肥を減したら。食わず嫌いでケチをつけているみたいな意見だ
ね。
「アイガモのいる田んぼでは、アイガモが一人勝ちになってしまい、生物多様性が損
なわれる」
−−> 期待したほどには虫は食べないみたいです。
「アイガモの首を絞めて殺すのは、かわいそうである」
−−> かみさんもそんなことを言っているが鳥肉は大好きだったりする。菜食主義
者の主張なら一寸は聞いてあげよう。

アイガモ農法の難しいところは外敵防除と放鳥数でしょう。餌が不足すると稲をつっ
つきます。稲をつっつき出すと別の田に移すなど田からの引き上げをしないといけな
いのでしょうね。1年でアイガモ農法の技術を可能な限り取得しようと雛を失っては
補充して3度の放鳥を行いましたが外敵防除は未完成です。田植え後の攪拌によるヒ
エ・イヌホタルイの抑草に期待して来年はやってみますが深水と米糠・初期除草がう
まくいけばアイガモなんて使わなくともokなはずなんですがそれらの失敗時のフェ
イル・セーフとしての導入です。
田植えに合わせて水草も増殖させておかんと餌不足で稲を痛めるし、というのもあっ
て難しいなー。
(翌日の追伸)
 時たま涼しい風の吹く標高500mの借地でヒエ拾いをしながら軟弱地盤箇所の確
認をしました。
倒伏の心配は出来の悪さで遠ざかりましたがなんと穂イモチ発生。2割減くらい行く
んじゃろか。はぁー、元気でんなあ。

*岡山の赤木さんから「ウンカ」
 広島の西村さんへ。
メールが間に合えばいいんだが。アイガモを追いまわしていたら、田んぼの中にウンカがたくさんいたという話しですが、板の上にでも落として秋ウンカだと確認されましたか?
 歩いていると結構なにやら飛ぶものです。案外ツマグロヨコバイのことが多いんです。秋ウンカ(鳶色ウンカ)は、今では短翅型になって翅が極端に短くなっています。ほとんどが飛ぶことは出来ないんです。茎につかまっているだけです。
ヨコバイなら心配ありません。
封印の帯を切る前にこのメールが届けばいいんだが。
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通
 
 
*やまちゃんから「合鴨農法」
西村さんのその前のメールに、ウンカ(ヨコバイ)とあったので、さて、どちらなんだろうと、ぼくも思っていました。田の虫図鑑によると、ツマグロヨコバイは、近年「萎縮病」の保毒虫率が低くなってきており、防除の必要性はないと、書かれていますね。
さて、今日、書いてみたいと思っているのは、合鴨農法のことです。
アイガモをやっていない人たちから、合鴨農法のことについて、批判を聞くことが時々あります。
「アイガモ除草では、大面積が無理だ」
「アイガモのウンコで、窒素過多になり、食味が落ちる」
「アイガモのいる田んぼでは、アイガモが一人勝ちになってしまい、生物多様性が損なわれる」
などなどである。
ご愛敬に「アイガモの首を絞めて殺すのは、かわいそうである」などいうのも、あったりします。
それらを聞くとき、ぼくは、「何か、的違いの批判だなあ」という気持ちがしていました。
自分の経営条件と照らし合わせて、アイガモを取り入れればいいのであり、ぼくのように、アイガモの首を絞めるのを想像するだけで、アイガモの肉が食べられないあかんたれは、やめとけばいいと言う話だろうと思うのです。また、この国の百姓、みんながみんな合鴨農法をやり出すなどと言うのは、あり得ないことですよね。
ぼくは、そんな風に思っていて、この夏のよつで小屋ミーティングの時、そんな話を、熊本の後藤清人さんに話していたところ、後藤さん曰く
「アイガモが、田んぼの中の虫を全部食べてしまうので、害虫も益虫も、ただの虫もほとんどいなくなってしまって、アイガモを引き上げた後、バランスの崩れた田んぼになってしまうのですよ」
というようなことを、のたまわった。
ぼくの記憶に頼ってのことなので、正確ではないが、
アイガモを引き上げた後、害虫の被害を受けやすいと言うことらしい。
さて、そこらあたりのことは、実情はどうなんだろう?
もしそうだとしたら、くわばらくわばらと、合鴨農法から撤退する人がいっぱい出るんだろうけど、アイガモがうまく飼えなくてやめる人の話はよく聞くけど、そんな話は、あまり聞かないしねえ
以上、思いつくまま、書いてみました

*岡山の赤木さんから「薬播き」
 当地では我も我もと先を争って農薬を撒くシーズンになりました。
あぜの草はただの一度も刈らずにほったらかしの野郎も、人に先駆けて毒薬だけは撒きおった。少しでもたくさんの米をとろうと思っているらしい。人間欲だけはあるもんだ。
 ウンカ・ヨコバイ・ツトムシ・イモチその他なんにでも効く薬らしいぞ。
さぞかし高いんだろうな。
 小生の田んぼ、今年はツトムシ・コブノメイガがえらい少ないようだ。
こいつら葉色が濃い稲にやたらと来る。まっ!全ての虫や病気もそうやけどな。
 菜の花跡は肥効が限りなくなだらかで、究極のへの字型になっているから。
硫安のどかん肥方式も、焼酎飲んで肥振りするべきのところ、暑いのでビールにしたら手がびびっちまって肥が残ってしまった。おかげで葉色が薄いからこれも虫が少ない。
 虫見板を出してトビイロウンカだけは確認した方がいいだろう。少しばかりいても農薬撒く気はさらさらないが、周囲が何か言って来たときに胸張って物が言える。それに自分の田んぼにいる天敵の勉強になる。
「あれっ!へー、この田んぼにもこんな虫がいたのか」などと感心することが結構あるもんだ。田の虫図鑑で見た虫とめぐり合える。
 
 薬撒いている連中は田んぼに撒いているという思いだけで、大気・河川・海洋といった環境に撒き散らしているという意識はないだろうな。近代農業を推し進めているご時世に、これを百姓に求めるのは50年いや100年早いようだ。残留農薬の関係で農薬の使用基準を厳守してくれといったおふれがやっと出たぐらいだ。基準を守ればベストなわけだ。 私の言っている言葉の裏、読んでもらえたかな。
 
環境問題を周囲に訴える百姓になるつもりだったが、こんな話し、誰も聞く耳持たんわ。熱心な百姓ほどほんまよー撒いている。こうなるとパンチのあるのは消費者の声やマスコミしかない。
 
 テレビで外務官僚には自浄能力はないと言っていたが、百姓もおんなじだ。
自分で自分の意識を改革することはえらい難しいらしい。たくさん収穫する権利は手放したくないだろう。豊かな暮らしをする為に。
 
 焼酎飲みながらのうだうだ話、よく読んでくださいました。
 村山の母さん、そういうことだから頼んますよ。   ほんじゃおやすみ
 
     赤木@菜の花.岡山 でした ねむーい」
 
*広島の西村さんから「ウンカ」
アイガモを引き上げてきました。追い込む場所を作ってなかったので1時間余り田
んぼの中を追い回して4羽保護しました。
25−>6  (事故死2・ビニール水田2羽は被害無し)

7月末の更新ですが
http://www1.mighty.ne.jp/~246ra/garden/aigamo.htm

追い回しているとウンカがすごいんです。主力のヒノヒカリはこれから出穂を迎える
のでまだ間に合う。
何がっていうと封印するつもりだった農薬。
今年は去年のように辛抱するには余りにも虫が多いです。

8月22日 茨城のすずき産地さんから「うちのたんぼの報告」
宅配便ありがとうございます。

稲作農家なので飯を噴きだすのはがまんしましたが(^^;
あそこでダメだというからには、逆に玄米食は優れている
のかもと思いつつ、私は頑固な銀シャリ派ですが。
http://www.suzuki31.com/nocus/1999/12/19991211.html
http://www.suzuki31.com/vegeta/1999/437.html
また
拙ページ、おほめのコメントまでつけていただいて恐縮です。

うちで耕作している田 3.7haは、分散錯圃で大小41枚、
17カ所に散らばっていて、水口は27あります。そのうち、
アイガモは10カ所 2.5haまで放飼したところで力つきました。
残りのうち、3カ所 0.8haで米ヌカ除草を試しました。
成苗ポットですが、田植え当日に米ヌカを散布したところは、
けっこう効果があったとみています。

すずき産地
http://www.suzuki31.com/
 
 
8月22日 ライターの金丸さんから「『新農業』を育てる女性」
こんにちわ。金丸です。
「婦人公論」(8月22日発売)9月7日号で、
「東京で『新農業』を育てる女性たち」という特集を
執筆しました。

 東京で農業をする女性3人を紹介しています。
今年の春「東京農業講座」で訪ねた、菜の花畑のある
杉並の馬橋リトルファームも紹介しました。

なかでもすごいのが日野市の石坂昌子さん。
 昭和30年代までの、東京の農業を実践している
とても素敵な方です。米はもちろん、なんと、醤油も
お茶も、味噌も作っている。野菜や果物やで100種類も
栽培している。それも東京で。びっくりでした。

8月21日 福井の塚本さんから(1)「ヒエ対策」
私が実行した、今年のヒエ退治を報告します。
深水による、ヒエ抑えの方法です。苗は、4.5葉のマット苗を使用しています。

1.田んぼをできるだけ水平にする。
 
  ○荒起こし前に、一輪車で高いところの土を低いところに持っていく。
   高いところはヒエが特に多いので、そうでなくても大体覚えていると思うので
   そこの土を取ります。これができていると、後々とても楽になります。

  ○代掻きをしたら、水を張っているので当然土の高いところがわかります。
    私は、23年前から使用している16馬力のトラクターのロータリーを土の高
いところに下ろします。
    それからロータリーは回転させずに、ロータリーで土を低いところへ引っ
張っていきます。
    低いところへ来たらロータリーを上げます。
    この繰り返しで、65アールの水田をかなり平らにしました。けっこう広いで
すよ。 
 
  ○逆転ロータリーや、ドライブハローで土を引くことができるようですが、
    私は20年以上のトラクターばかりなので、できません。


2.田植え後の深水の中でも、稲がすーっと伸びるように、元肥を入れておく。

  ○地力のある水田なら必要ないと思います。
    私の水田も、過去5年間の減収と、有機肥料がたまってきたのか、
    元肥なしでも稲がスーッと伸びてあれっと思いました。
    地力なるものを経験した感動の春でした。

  ○私は、田植え後に大豆粕ミールを80キロ(10アール)を散布したので、
    それが元肥の役割をしたようでした。しかし、田植え前に肥料散布したほう
が楽です。

  ○今まで元肥ゼロだった私は、深水の中で稲がまったく伸びてくれなかったの
で、
    失敗の連続でした。
    特に、イネ科の緑肥をすきこんだ場合は、窒素が出るのかと思ったら、反対
に吸われてしまっているような状態で、
    それはそれはひどい目に会いました。
    
  ○田植え後の深水の中で、稲が伸びないとどうなったか?
    いつまでも水深を上げられないので、ヒエが大きくなってしまい水面から出
てしまう。これでヒエの勝ちとなりました。
    アオミドロなど浮遊する藻類に稲が倒された。キャーッ!!
    それを見た家族が半狂乱になり、私を罵倒した。アホたれーッ!!

  
3.田植え後の水管理
  
  ○田植えのときに土が出ていても、田植え後すぐに水を入れればいいみたいで
す。

  ○田面の低いところに合わせて水を張る。そうでないと稲が水没して消えます。

  ○稲が順調に伸びてくれたら、水深を深くします。
    高いところにはすでにヒエが生えていると思いますが、それが水没してしま
うように水を深くしていきます。
    私の場合は、3葉期のヒエでも、深水でほとんどなくなってしまいました。
    そのときのヒエは、ひょろっとした3枚目の葉っぱが水面にゆらゆら浮かん
でいる状態でした。
    だから、少しぐらいヒエが大きくなっていても深水の効果があるように思う
ので、
    最初から極端な深水はしていません。
    ただし、ヒエは水面から上に出さないこと。


  ○いつまで深水を続けたのか覚えていません。
    気がついたらヒエは無くなっていました。


この報告は、今年の報告の内容とかなり重なっていますが、深水のところだけ詳しく
書いて見ました。

他にもこんな深水のやり方、ヒエ退治のやり方があるという人は教えてください。

これで終わります。

どちらかというと親切なほうの塚本でした。
 
8月21日 福井の塚本さんから(2)「除草剤を使わない稲作りの肥効は?」
除草剤を使わない稲つくりの肥効曲線は???

これは数人の人の意見と、私の経験から書きます。

1.元肥主義でいこう。(やまちゃんの作ったコピーを使ってしまいました。)

  *深水の中で稲が伸びないといけない。
  *田植え後もたもたしていると、草が増えて茎数不足になる。
  *草に負けない稲の馬力がほしい。
  *有機質肥料の追肥なんか、体がきつくてやってられん。
  *追肥時は忙しくて間に合わん。

  そんなことで、元肥は入れよう。
  地力はつけよう。

2.田植えのときどれだけ植えるか?

  *今のところコナギで茎数不足になるので、
    坪70株植えです。
    特別栽培の検査官が坪90株植えでやってみたら、
    と助言していただいたので、来年やってみます。
    株間の草が少なくなるのではというのが趣旨です。
    
    まあこれは、その人の草抑えの技術力との関係が深いと思いますが、
    初期の低収量を防ぐために、考えてもいいと思います。

  *一株には、ゼロから3本植え。
     元肥どかんの栽培をするなら、これぐらいのつもりがいいかも?
     倒伏が怖い!
     深水だと、あんまり分げつがでないので気にしなくてもいいのかも?
     考えは揺らぐばかりでよくわかりませんが、
     
     今のところ、一株に一本あればいいつもりで、
     時々欠株を出しながら田植えしています。
   

3.さて肥効(葉色)は?

     ほぼ水平でいいのでは、というのが大方の意見でした。
     
     私も今年、20アールの水田で、元肥(春菊の残滓)のみ、
     ビニールハウスの土を田んぼに入れて、その肥料だけ、
     というのを経験しました。おかげさまで倒伏もなく、
     ちょうどよくできました。
     その肥効も、ほぼ水平でした。

     細かく見ると、田植えしてからと収穫期前からは葉色が薄くなるので、
     緩やかなへの字になるのでしょうか?
     もっと細かく見ると、出穂前にほんの少し色が薄くなるので、
     緩やかなM字になるのでしょうか?

     
-------------------------------------------------------------------------
元肥ゼロ主義から元肥主義に宗旨がえした無節操な塚本でした。

8月21日 鳥取の岩谷さんから「腰をいわせてしまいました」
お盆前に、ある朝とつぜん腰が痛くなりました。この所、朝1.5時間草引きと見まわ
り、夕方1.5時間水遣り、あと昼寝と、電脳遊びのグータラ百姓でしたから、お墓掃
除などするからだ!と冷やかされました。仕方なく、水虫の治療をしてもらっている
医者に、注射を打ってもらいました。初めての経験でしたが、注射というのはよく効
きますねー3日で治ってしまいました。
閑話休題。稲の穂がたれ始めるとともに、どこから湧き出すのかと思うほどモクモク
とヒエの穂が頭をもたげてきました。誰かが、来年1、000倍になって返ってくる
ぞ!と脅してくれるし、盆があけると共に、気温は一気に下がってくれるし、腰は快
調になってくれるし、ルンルン気分で、ヒエ刈に田んぼに入りました。5mもしない
うちに腰に下げた袋が一杯になるほどの収穫?で、エライコッチャ!エライコッチャ
!とつぶやきながらやっと一筋終わり、気がつけば、前にも後ろにも腰が回りませ
ん。ホントにホントにエライコッチャ!!
3日ほど休養している間に、やっと稲といっしょに収穫する勇気が出てきました。近
所の叔父さんをヒエの収量で驚かせてやるから!!
福井の塚本さん、勇気づけられました。有難う。
ツイデに(どなたでも)教えて!草が多いと、コンバインが引っかかるぞと農協の人が
言っていたのですが、どうすれば?またプロはどうなさっていますか?私今年はじめ
て(昭和57年と書かれたキャリヤーマシンを)運転?予定です。・・・・・・・・
新米のイワタニでした。よろしく

8月21日 奄美大島の畑さんから「フィチン酸」
フィチン酸というひとつの成分だけを見て、害がある、ない、 と判断していいものでしょうか。
例をあげると、海水は、あんなに辛いのに、除草しようと草にかけても、草にはほとんど影響がなく、枯れません。ミネラルが補給されてかえって元気にさえなります。 
 
ところが、塩化ナトリウムだけを使って同じ辛さの食塩水を作って草にかけると草は枯れてしまいます。なぜ海水だと枯れないかというと、他の塩類が相互にけん制しあって、無害になる と されています。拮抗作用というらしいですね。食塩注射液なども、同じ考えでつくられているそうです。
 ですから、フィチン酸の性質だけを見て、論議すべきでなく、玄米に含まれている全ての成分が、お互いに影響しあった結果の効果を検証するべきであると思います。
 
玄米を主食としてきた日本人が、今でも立派に種を維持しつづけている(最近の食生活の乱れから、寿命はこれからは縮むという人もいますが。)のをみれば、(無農薬栽培の)玄米は、これからもずっと、安心して食べ続けてよいと思います。それに、なにより、玄米は、本当に味わい深くておいしいです。
畑 琢三。
 
 
8月21日 広島の西村さんから「アイガモ関係・2通」
(その1)
 3a余りのアイガモ水田には試験栽培種を含めて9品種植わってまして穂の垂れて
いる品種もありネットは試験栽培区をよけて変形に張っています。
主作付けのヒノヒカリはアイガモが虫を追いたてますがネット外はウンカ(ツマグロ
ヨコバイ)が飛び交っています。
「くそー」というわけで、このウンコを含めて害虫を減らす方法はないもんですかね


背負い式動力散粉機を綺麗に洗浄して空気(水)を吹き付けるなんてのはどうでしょ
うか。水面に落ちて溺れ死んでくれないかなあ。アゾラとアオウキクサで水面が露出
していないから水に落ちんかもしれんけど。

25aの方では
株際のウンカを深水でやっつけるという作戦は4日たっても水位がさっぱり上がらな
い。用水路の終端から2番目という位置は末端の小さいU字溝では満水の20%くら
い(昨日の水量)の流量では足りましぇーん。
(その2)
こんにちは、アイガモ1年生    広島・西村です

 ネットだけの第1次放鳥 失敗
 ネット強化第2次放鳥 電気柵の完成が間に合わず失敗
 ネット+電気柵の第3次放鳥 何度か漏電による危機を乗り越えて数羽の損失で出
穂を迎えられるかと思っていたのに上田の漏水で中干しに手間取っている間に数羽
減った様子。
今日確認出来た6羽を明日も確認できるかしら?

減っていたら明日田んぼから引き上げることにします。
8月18日 富山の田村さんから二通。
第一通「しまった!発言するんじゃなかった。」
なんかめんどくさくなってきた。質問なんかしないでくれる?こんな歯医者聞いたことないよう。身近にもいるけど。歯は大丈夫です。あ〜あ。
 
>歯医者は玄米食の方を見つけやすいと書いていました
>(原因は玄米だけとは断定できませんが、他の要因は考えにくい。)
このMLの方で玄米食の方、歯は大丈夫ですか?(特に子供)
 
第二通「しまった!の真意と ひえを前に悩む」
食べ物に関する話というのは,誰にでも言いたいことの一つや二つあって,その辺のおばあちゃんであっても(おばあちゃんゴメン)ある一つの食品の栄養的価値についてとうとうと講義をかましてくる。
 
栄養学というのは統計的にみれば確かに有意で戦後の日本人の体位向上に(この際体位の問題は議論しない)貢献したり,立派な学問ではあると思う。
 
が,菜食の高僧が長生きだったり,健康食を唱えてきた著名人が意外にも短命だったりもする。
 
食物というものは食べる側の人間の遺伝的体質や諸条件(精神作用まで含めて)と切っても切り離せないからであって,特にこだわり派(頑固者達)の前で取り上げると,えんえんとこの論議は続くであろうことを忘れていた私の失敗。
今忙しいもんね。
 
ひえ。ああひえ。
去年クズ米に山ほど入っていたひえを2ヶ月かけて全部食べた。これも健康に貢献したと私は固く信じている。そして新米は年が明けてからはじめて食べた。あまりのおいしさに感動した。クズ米のお米はとぐのに一回に30分も時間をかけていた。石も入っていたので。(村の人には,クス米は昔から,にわとりにやったりで食べる人はいなかったと言われた)
 
今年も恐ろしいひえを前に唸っている。このままいくべきか,少しでも穂を刈るべきか…デジカメでとって今度アップして議論をしてもらおうかな。このままいくと,年々増えて米がまともに育たなくなる年が来るのだろうか?
 
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
使えるものは再使用!
省エネ工事,自然住宅工事推進
リユース工務店   神実(カムミ)
                  田村 予果
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今の暮らしぶり紹介homepageは
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8月18日 福井の塚本さんから「草でいっぱいになったらどうしよう!」
田んぼに草が、手取りするしかないほど大きくなり、いっぱい出てしまったらどうす
るか。
私は何にもしません(お手上げです)。
手取りに入ったこがありますが、とても体が持たない。
ほかのことがなにもできない。
そんなことで草取りはやめてしまいました。

畦沿いの草は、コンバインのじゃまになるので、田んぼをぐるっと一周して取りま
す。

ヒエは、そのうち種が落ちるのでそのまま。

コナギは、田んぼをカリカリに一度乾かして(効果のほどは確かめていませんが)、
コンバインで高めに稲刈りします。

クログワイはそのまま。

オモダカやアメリカセンダン草、クサネムなど、背の高いクサは、
刈り取りの時に、ほかの人にコンバインが刈り取るまでに抜いてもらっています。

いずれにしても名案というのではなく仕方なしにやっています。
こんな状態になると時間はかかるし収量は少ないし、
がっかりの稲刈りになります。
田植え後30日に草が抑えられないとこういうことになります。


種をどんなにたくさん落としても、草を抑える対策や、
有効な除草剤があればいいと私は思い、そのようにやってきました。

終わりのほうになぐさめを書いておくと、
私は過去5年間、田んぼをほぼ毎年のようにコナギだらけにしたのですが、
なんとその間に、田んぼに地力がモリッとわかるほどについてきました。
無農薬栽培、有機栽培の人が、はじめて5年程から収量が回復に向かっていったとよ
く書いていますが、
私もそのままをいま経験しています。コナギが地力に化けたか?


--------------------------------------------------------------
田んぼがコナギで覆われたら、必ずしつこく田んぼを乾かしましょう。

田面を覆ったコナギで、田んぼがものすごく乾きにくくなっています。
そのままにしておくと、秋にはコンバインが沈んでしまうということになりかねませ
ん。
私の場合は、3年前にそうなったのです。
悲惨でした。
コナギの恐ろしさが身に沁みました。
-------------------------------------------------------------------

 いまひとつの農家 塚本でした。


追伸  山下様
     メールの受信ができなかった件について

     プロバイダーのDION に問い合わせたら、
     新しいアカウントを作成してくれて、
     アイドリングの時間を短くしていただきました。
     それでオッケーでした。
     時々あることのようでした。
     それでは  KUWAHERINA TUTAONANA
           さようなら

8月17日 茨城のすずき産地さんから「Re間違いだらけの健康常識」
はじめまして。茨城県の すずき産地 と申します。

少しずつ無農薬栽培の田を増やしきて、いよいよ今年、
3.5haの田んぼ全部で無農薬栽培に踏み切っています。
そんな私からすると、下記ページ、チラッと見ただけ
ですが眉に唾をつけたくなりました。
http://www.global-clean.com/

 > ベトナム戦争で使用した枯葉剤によって
 > 何万人もの人がガン、難病、奇形で苦し
 > んだのは事実です。

不純物として含まれていたダイオキシンによる害と
除草剤そのものによる害とを区別していないのは、
意図的なものなのでしょうか。

 > 試しに雑草に防腐剤や着色料、殺虫剤を
 > かけ続けてみてください。雑草が枯れる
 > かどうか、びくともしません。

たとえば、
頭が痛いときに、添加物や防腐剤を飲み続けてみて
ください。もちろん治りません。
…そんな主張に、何ほどの意味があるのでしょうか。

繰り返しますが、私自身は除草剤も使わない稲作り
に取り組んでいます。しかし、応援歌になる理論と
とはとても思えません。


すずき産地
http://www.suzuki31.com/
(写真のアングルがいい。カメラ音痴のぼくが言うのも何だけど。
                         註byやまちゃん)
 
8月17日 岡山の林さんから「フィチン酸の無害化」
若林様、
>フィチン酸についても少し分かる様になりました。
玄米を食べるのに古代の人たち何かの工夫があったのかも知
れないです。
重要な指摘です。
古代の人は、現代人が考えるよりも沢山の知恵を持っていたと
思われます。しかし、現代の米とは違いがあります。江戸時代前
期などは別として、古代と言うぐらい昔になると黒米や紫米です。
お祝いの時に食べる赤飯はこの名残でしょう。ただ、あまりにも古
代ですと、米よりも栗や椎など木の実などをよく食べていたと思わ
れます。どんぐりはアクがありますので、アク抜きの技術も持ってい
たでしょう。これは骨のストロンチウムなどの同位体組成分析で
分ることです。岡山県の遺跡でも5,000年前の米の炭化物が
見つかってはいるのですが・・・。
多分、古代集落の周りには沢山の栗が植えられていたことでしょ
う。ただ、野生種の栗と違って改良が加えられていたようです。こ
れは遺伝子分析によって確かめられているそうです。
栗はそれだけでなく建築材料としてよく使われていました。
古代集落の周りに植えられている栗の更新のときは、無駄にせ
ず建築材料などにしたはずです。
私は、大工さんの手伝いを時々するのですが、神社の建物など
で腐りやすいところには必ず栗が使われています。このようなところ
に伝統が知らずに継承されているのでしょう。
 
さて、フィチン酸ですが、玄米だけではなく稲科であれば全ての種
子に含まれています。このような議論ではパンも全粒粉のパンは
食べられなくなる。
フィチン酸は、イノシットの6リン酸エステルのことですから、「これ以
上食われてたまるか酸」というよりも、リン酸の貯蔵物質と考える
ほうが合理的でしょう。イノシットはビタミンB群の一つで動物の発
育に欠かせないものです。
ヌカは、ですからリン酸たっぷりの肥料と考えられますね。稲に良い
はずだ。
フィチン酸は金属元素とキレートを形成しますので、ヨーロッパでは
昔からぶどう酒からの鉄や胴の除去に使われていました。
フィチン酸は腸管からのカルシューム吸収を抑制します。さて古代
の人はどうしたでしょう?
その前に、フィチン酸の無害化(私は、フィチン酸に害があるとはと
ても思えないのですが)。
 
発芽玄米にして食べることです。
 
私も、発芽玄米をやりたいのですが面倒で、その上、私自身は
玄米にフィチン酸が含まれていても一向に構わないという考えで
すから。
詳しくは、「現代農業」2002年1月号を読んで下さい。
古代の人は、発芽玄米にして食べる方法を行っていたでしょうか?
これに付いては、資料がない。私は、知恵のある古代人なら知っ
ていたと考えています。
 
ところで、安っぽいテレビドラマで戦国武士が戦場でコンビニお握り
のような三角形の「白い」おにぎりを食べているのを見たことがあり
ますか?(私は、テレビを観ないのにどうして知っているんだ?)
今度、NHKで大河ドラマとして「武蔵」が放映されるらしいが、武
蔵が白いご飯を食べていたら、それこそ噴飯ものですぞ。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
 
8月17日 高知のA-sukeさんから「Re:「玄米食」
 当時、僕が玄米食を食べていた頃近所のおんちゃんが、
「えーすけ、玄米食はいかんぞと、みのもんたが言いよったぞ。」と
TVの影響で一時玄米食は減ったみたいです。
 
 歯医者は玄米食の方を見つけやすいと書いていました。
フィチン酸の影響でミネラル(カルシウム)を奪われ歯がボロボロだそうです。
近所に住んでる、長年ベジタリアン、玄米食の方が同じ状態だったので、即止めました。
(原因は玄米だけとは断定できませんが、他の要因は考えにくい。)
このMLの方で玄米食の方、歯は大丈夫ですか?(特に子供)
 
 
 村山日南子様
浅井俊雄は「環境ホルモンの元凶は除草剤だった」という本を出しています。
そこに略歴を書いてます。関東付近では「地球を守る会」で公演会もやっていました。
(最近、やってる情報は入ってこないですが・・・)
 
 
8月17日 兵庫の本岡さんから「ぴっかぴかのお米」
 今から20年以上も前のことですが テレビのニュースで
献上米を放映していました 多くの村人が集まって
大きな布の上にお米を載せて 米粒を磨いているシーンを
覚えています。おそらくぴっかぴかの米つぶにになったのでは

ちょっと的はずれの返事になったような気が・・・
はずれついでにもう一つ 
 以前天皇がお田植えなさるお米の品種はなんだろうと言うのがありましたが
日本晴れ と マンゲツモチ でした。これもテレビのニュースで見ました。
昭和天皇の頃なので今はお米の品種も変わっているかもしれません。

 衣笠さんへ
動物性有機肥料には期待していたのですが コストと手間の2点で
まだ使っていません 今のやり方で栽培の限界を感じたら骨粉も含めて
採算度外視の意気込みで検討をしていました。
田んぼの地力にあわせてなにを何キロと具体的な肥料設計もすでに考えているのです。
ところがこのたびのBSE騒ぎ 以前 村山さんの動物性有機に関するメールもありました。
食味向上を期待していた次の一手のとりでが土台からぐらぐらになってきました。

 お盆休みで夏ばて回復中農家 本岡哲司

8月17日 やまちゃんから「小長谷さんに、ネット巻き取り機について」
小長谷さんへ、「HP元気」で拝見したのですが、「かものはなし・その3」にでてくるネット巻き取り機、あれ、自作ですね。紙芯を使っているのですか?だとすれば、紙芯と巻き取り機の脱着部分は、どうされているのでしょうか?図解で、教えていただけるとありがたいです。
不織布、虫ネット、根切りネット、ポリマルチ等々、最近、長い物が多くて、
長い物に巻かれるのが苦手なぼくは、苦労しています。
8月15日 お米の勉強会の村山さんから「玄米食」
村山日南子です。今晩は。
 今日はお盆であり、終戦記念日。農家の嫁は、兄弟家族が帰ってきて、本当に大変と聞きますが、御主人方はこうして高尚な熱き(若林さんは暑さをわすれるとのことですが)議論の余裕がおありなのですね。
 
 さてさて玄米、本とのところを知りたくて、私も浅いさんの「間違いだらけ・・・」ざっと見ました。私この方、気に入りません。もっと自分の経歴など名乗るべきです。いきなり断定的なことが多すぎます。「まちがいだらけ」はその通りでしょう。でもこの方の趣旨がはっきりしていません。
 
 フィチン酸(?)の役目はそうかもしれません。消化しないのも確かでしょう。
 でも、玄米のすべてが消化できないわけではないと思います。表面の部分がなかなか消化できないので、工夫がいると思います。
 
 その第1は、林さんがおっしゃっているように、よく噛むこと、これが現代人にはなかなかの苦痛、たいていの人ができません。
 
 そこで、例えば三分搗きにする、そうするととても食べやすくなります。家の主人もこれなら「甘い」といって食べてくれていました。
 
 そして流行の発芽玄米かな。
 
 そして、後藤清人さんの、保温によって熱を加え続けて、消化しやすく変える、のかなと思います。確かに軟らかくなり、私の全く噛めない歯(ここ3年歯の治療がうまくいっていませんので)でも食べられます。
 この方法の最もいいところは、「いつでも温かいご飯がある」という満足感です。
 
 本岡さんのおっしゃる「何のために美味しいお米作りに励んでいるのか」というお気持ちもよく分かります。いきなりソースをかけられるのは本当に悲しいことですものね。
 
 井原豊さんが、確か、最初の手術をなさってからずっと玄米を食べておられ、お元気になられたあと白米に戻っていらっしゃいましたね。
 
 玄米は、浅井さんのおっしゃるように治療食かもしれません。気持ちで効くかもしれません。
 
 どんな食べ方が「ぴっかぴか」の白米との妥協点なのか、もう少し話し合ってほしいです。20年程前、私どもが近所の方たちと食の勉強をして、玄米菜食とヨーガをしていたころ、お米は全部私が家庭要請米機で玄米を精米して配っていました。いろいろ分搗きを試してたどり着いたのが、先ほどお話した三分搗きでした。
 
 ところが産直が自由にできるようになって、農家の皆さんは当然のことのように「白米」を売られていました。どうしてもと言えば「玄米」で送ってくださいました。三分搗き、七分搗きという発想はないようでした。それが今にいたっているように思います。
 
 三分搗きの「ぴっかぴか」で送ってくださるといいな。
 
 ぴっかぴかで思い出しました。姫路の岡田さんのお米は誰よりもぴっかぴかでしたので、どんな精米機かと思っていましたら、何と3回も精米機を通していらっしゃったそうです。黒米などほんとに見事です。
 
 無洗米の井村さんに、農家の方々は高い無洗米機を置くより、3回精米した方が糠分は十分取れていいのではないかと、質問しましたら、それでも十分糠は取れていないとのことでした。
 
 お訊ねです。三分搗きを岡田さんのようにぴっかぴかに精米しても、矢張り三分搗きのままでお米はいてくれるのでしょうか。
 
畑琢三様
 御無沙汰しています。2〜3日前の新聞に、奄美大島の笠利湾内に月2回出現する三日月形の砂丘の写真が載っていました。本当に美しい海ですね。きっといつかお邪魔してみたいです。
 いつか元ちとせさんが育った浜辺へ海がめが卵を海に来ていましたね。あの卵はもう生まれて、小亀は海に帰ったのでしょうか。
 
 
8月16日 兵庫の衣笠さんから「おいしいお米」
夢前町の衣笠です。
玄米食のお話、白熱していますね。
昨年の終わりころ、7分づきのお米をごちそうになりました。
これが、今まで食べたことのない旨さでした。
サタケの食味計で92点、すごいお米でした。
私の最高は、86点。まったく、かないませんでした。
今年は、その栽培法を参考に育てております。
いつかは、玄米でも美味しいお米を作りたいものです。
美味しいお米を作る栽培方法を必死で研究しています。
もちろん、無農薬で食味値、100をめざして。
動物性有機肥料では、美味しいお米はできないようです。
菜の花米は、その点もクリヤーしそうですね。
近畿中国農業試験場(広島県福山市)に詳しい先生がおられ
大変、参考になりました。本当に米作りは、おもしろいです
*佐賀の那須さんから「ありがとうございます」
伊藤さんありがとうこざいました。昨年ひえの穂を切らずにほったらかしにしたのがこんなにはびこってしまったのでしょうか?
 
8月15日 やまちゃんから「ヒエの穂刈について」
> 種を落とさないことが大事なので、出穂をしてしまったら早めに稗の穂を鎌
> で切ることでしょう。

田んぼの中で、大きくしてしまったヒエ。
持ち出そうにも、数株で両手いっぱい。
こんなことやっとれんと、株元で切って、田んぼの中に捨て置いたところ、節か
ら根を出して再生させてしまったことがあります。
数年前のことです。
その翌年、持ち出す量を出来るだけ少なくと、先っぽだけ刈って、とやったとこ
ろ、また再生させて、元の木阿弥になってしまった思い出があります。
農機具屋に来ていた人に、「こうすればいいんだよ」と、いいこと聞いた記憶が
あるのですが、中味を忘れて困っていました。
それ以来、スズメの餌にいい、とうそぶいて、ほったらかしです。
伊藤さんのメールを拝見すると、
穂先だけ刈り取れば、再生することはないでしょうか。
 
8月15日 東北農業研究センターの伊藤さんから「RE・ヒエの穂刈について」
職場からではないので長くは書けません。
ノビエを放置するくらいなら穂先を刈った方がいいと言いました。
手元に資料がないのではっきりしたことは言えませんが、それぞれの雑草は
出穂したり開花してから2,3週間で実をつけます。そのあと再生するから
刈る必要はないと思われる方は稗刈りをやめたらいいですが、遅くに穂が出
れば実らないうちにコンバインで刈られてしまうでしょう。
稗は一株残せば、翌年1000株立つと考えられます。ほんの少しの気の緩
みが翌年の悔いとなります。伊藤一幸

8月15日 奄美大島の畑さんから「玄米」
テレビの  あるある大辞典 とかいう番組で、玄米の栄養価のすばらしさを放映していました。見ていた全国の多くの人が、次の日には玄米を買いに出かけたのではないかと想像していました。玄米は、日本人にとっては古来から主食であったわけで、なくてはならないものであるはずです。ただ、岡山の林さんが言われるとおり、農薬を使用して栽培された玄米のぬかの部分には、かなりの農薬が残留しているということは、相当、昔から問題にされていますし、そのとおりだと思っています。
 
あのテレビ番組ではそこまで突っ込むことができなかったとは思いますが、農薬の体内での高濃度の蓄積を考えると、非常に危険な内容の報道であるように感じました。番組のスタッフは 「断然、無農薬米がいいですよ」 と言いたかったのでしょうが、影響が大きいのでいえなかったんだと思います。何も知らない人たちのことを思うと恐ろしくさえなりますね。
 
 ですから、これから先、赤木さんの菜の花米(お米三昧)などの、無農薬米がいかに健康にとって大切であるか ということが、大きくクローズアップされてくると思います。無農薬米を作っておられるみなさん、大手をふってたくさん作ってほしいものです。
ところで、日南子母さん、玄米のおいしい食べ方ですが、炊飯してそのまま、3日〜1週間保温しておけばいいんですか?
子供たちはなかなか、玄米ご飯を食べてくれないんですよ。番組でやっていた、玄米のチャーハンなどは作っているのですが。
 
鹿児島県奄美大島   畑 琢三
Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp
 
 
8月15日 石川の若林さんから「玄米食、間違いだらけの健康常識」
>フェチン酸は植物が、「これ以上食われてたまるか酸」とでもいいましょうか。
>種を残すための手段です。摂取し過ぎるとまずいのでは…
>以下がメルマガ「間違いだらけの健康常識」のURLです。
>2001年12月1日 16:30の Vol.45を参考に。(by Aーsuke)
 
A-sukeさんを通じて、まぐまぐのメールマガジンを読むことが出来、
そこから、浅井俊雄さんのホームページを読むことが出来ました。
視野を広げて頂き有り難うございます。
 
これだけ多くのページがあると、すぐ反論できませんね。
一度ゆっくり読ませて頂き、自分の直感とも相談したいと思います。
 
また、浅井さんも新しい手法を用いて、研究している。
どっちがどっちとは今いえませんが、除草剤の害を逆にこれほど強調された人も知らないので、
びっくりしました。
 
私も除草剤を使わないで稲を栽培していますが、力強い応援団を得た心境です。
 
今後ともよろしく。
 
P.S
間違いだらけの健康常識
ホームページほとんどをダウンロードし、何とか目を通しました。
[若林 平慈] 
 
 
おもしろいですね。除草剤のことも詳しく載っているので
みなさんも一読を。
 
さて、感想ですが、前にも書きましたがこの状態ではすぐには反論はさけます。
人それぞれで、良いと思います。なんでもやりすぎ行き過ぎが危ないということ、
私の家でもいち早く自然塩に切り替えましたので、ちょっとショックですが、本当なら恐ろしいことですね。
岩塩を探さなくっちゃ。
 
しかし、私にはいまだに
 
にがりとMgの 違いが分かりません。Mgは植物には必要な元素ですし、植物が食べられなくなっちゃう。
これも、。。。。
 
一つ分かったことは、食べ過ぎがもっとも悪い。反省しています。
 
フィチン酸についても少し分かる様になりました。有り難うございます。
 
玄米を食べるのに古代の人たち何かの工夫があったのかも知れないです。
 
 
お陰様で、しばらく暑さが感じられなくなりました。
 
興味のある話題というのは、気温も低下させる。くらいのエネルギーがある。

 
8月15日 岡山の林さんから「玄米食・再論」
ヨーロッパでは、百年来の洪水で大変らしい。とうとう、地球温暖
化の影響で異常気象が常態化してきたなと言う感じだ。次は、
日本の番だろう。これは、ごく当たり前のことだ。簡単な話、正規
分布の平均値のところを例えば1℃だけ高温側にずらせば分布
の周辺部が入ってくるのが分る。こうなると100年に一回の出来
事の頻度が大きくなると言うことになる。それどころか、1000年に
一回の出来事も人生のうちで一回ぐらいは体験できるかもしれな
い。その時は、何とか生き残ってこのようなことがあったと語り伝え
たいものだ。温暖化と言っても毎年一本調子で温度が高くなるの
ではない。これは、蛙の温水浴の話のように、気が付かない内に
茹で上がると言うような話ではない。環境が徐々に悪化していくのだ。
残念なことに、人は生活が徐々に良くなるときは快適と感じるの
に対し、少しずつ悪くなることにはガマン出来ない様に出来てい
る。人類は、イースター島の悲劇を繰り返すことになるだろう。
原子力だの、遺伝子組み替えなどと幼稚な技術で火遊びしや
がって、自業自得だ。
 
村山様、
私も玄米は三日分くらい一度に炊きます。そうですか、3日から
1週間で美味しくなるのですか。私ももう少し多めに炊いて食べ
てみよう。でも、炊きたても随分と美味しいですよ。炊きあがった
ら、待ち切れずについおかず無しで玄米だけ食べたりします。
宮沢賢治の玄米食では、一度にかなり大量の玄米を食べたよう
だけど、よく噛まなかったのかな。やはり、良く噛むことが大事。嫌
になるほど良く噛むことが大事ですね。すると、少量でも腹持ち
も、長い。
 
田村様、
>農業者が玄米菜食に適応できれば、その人は大変ラッキーです。
同感です。玄米菜食を始めれば、スーパーやお店で買い物をす
る回数が随分と減りますね。ゴミも持ち帰らなくなるし。
伝統的な日本食の良さを取り戻したいですね。
農業が採算的には合わないと言うのは本当ですね。私もいつま
で続くか分らない。(始めたばっかりでもうこんなこと言って、良いの
かな?)でも、その時は現在住んでいる所よりもう少し山奥に引っ
込んで、玄米菜食で自給という奥の手があるし・・・。
 
玄米菜食をやると旅行のときに困る。ベジタリアンのレストランがあ
りませんからね。アメリカでは、普通のレストランに(ファーストフード
店ではない)入ると先ず喫煙者か非喫煙者か聞いてくれるし、席
に座れば、ベジタリアンかどうか聞いてくれるのに、日本ではそのよ
うなレストランは皆無と言って良い。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
 
8月15日 兵庫の本岡さんから「玄米食・2」
今年のような晴天猛暑の年は攻撃型の米つくりが可能です
穂肥え実肥えまた実肥と攻めていっても倒れませんし収量が上がります。
たくさん収穫できるのはうれしいことです 秋祭りにも力が入ろうというもの
そこで「ようけ穫れたそうやな」などと言われたら思わずにっこり
来年もがんばって肥えふっちゃおうとこうなります 全量出荷の頃はこれで良か
ったのです が

直売を始めるとそうはいかない(直売と言っても少量ですが) 「おいしい
ね!」の
一言をもらうために土作りから始まって 肥料控えめ 収量控えめ あっちこっ
ちへ田んぼを見に行く
話を聞きにいく これもまた非常に楽しいことです。 そうしてできたお米が 
おいしいね と言われると
来年の活力になります。
 おいしいね=がんばっちゃおう と単純ともいえる体質ができたころ
宝塚のいとこが 玄米食をするので玄米で欲しいと頼まれショックを受けまし
た。
  “玄米で食ったら良さがでえへん どの米食べても一緒や 
おいしい米を目指していろいろやってきたのはなんやったんや
食うからにはおいしく食べて欲しい ”と言う思いです。

 たとえて言えば ちゃんと味付けされたおかずに 無造作にしょう油なりソー
スをかけて
味付けを台無しにして食べるようなものです。料理する人にとっては歯がゆい思
い しょう油をかける前に
せめて一口食ってくれとこうなるでしょう

白米が一番と信じている私に玄米食は敵です(ここん所はオーバーな表現なので
真に受けないで下さいね)
玄米食は敵と言うよりどうも勝手が違うのです。

 おいしく食べて欲しいとの願いは作る側のこだわりでありそれを食べる人には
もちろん関心ありません。
でも作る側であり食べる人でもある 農家に玄米食は似合いません といったの
はこういった意味です。
皆さんそれぞれこだわりを持って良いお米を作って欲しいと思っています。

 また何かいろいろ言われそうですが どんどんお便りください
ひとつひとつお返事できませんが楽しく読んでいます。

   稲美町 本岡哲司

8月14日 岡山の赤木さんから
夜犬の散歩で初めて見つけたことを。
用水路の水がよどんでいるような所には、ジャンボタニシの結構大きなのが水面にぷかぷか浮いています。昼間に浮いているのを見たことはありません。
普通のタニシが水面に浮いたのも見た記憶無し。
1つだけのもの。♂と♀がくっついていいことの真っ最中のもあります。
泳ぐと言うよりも、♪川の流れに身を任せ〜といった感じだ。
オウム貝が海中を漂うのは聞いているが、ジャンボタニシもなかなかの優れものかもしれん。移動するのは這うより早いだろうな。
 
中干しも終わった田んぼの中に、第2代目のカブトエビやら豊年エビが泳ぎ始めました。中干し前のが生き残っているわけはないから、入水後に孵化したのだろう。これも今年初めて見た。どうも今まで観察が足りないようだ。
 
菜の花跡の稲がえらいゴリラのガッツポーズ姿になってきた。
田植えしてからいつ色が出てきたのか、いつがピークなのかさっぱりわからん。周囲の稲の変化でなんとなく感じているぐらいだ。茎数もいつとはなしに増えている。どこまでもなだらかな肥効カーブだ。これぞ究極か至高の「への字成長」だろう。
 どのくらい収穫できるかはお天道さんが決める。来年は私もやってみようと思われる方、早めに種子を注文をしておいた方がいいかも知れんぞ。
 去年、現代農業で菜の花記事を発表したら、今春、ある種子メーカーはカラシナの種が不足したので、急遽輸入したという聞いた話しだ。今年も11月号で今度こそドーンと発表させてもらう。面白くは書いているが、ウソは書いてない。初めての人は眉唾でしか読めないだろう。
「こんなにも苦労して長年草に困っているのに、菜の花を鋤き込んだだけで草が無くなってルンルンだと?ウソばっかり!」とみなさん思うだろうな。
精一杯、菜の花咲くメルヘンの世界にご案内したつもりだ。
その文は宅配便では発表できないので買って読んで。10月1日発売だ。
どのくらい生えたらいいのか写真も載る。
 なんや、終わりは宣伝になっちまったがよろしくね。
  
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 今宵は酒がないので焼酎だ
8月13日 岡山の林さんから「RE・玄米食」
唐突に、本岡さんから「農家が玄米食をしてはいけません」という
HPの宅配便が入りましたので、私も一言。
日本人が白米を食べるようになったのは江戸時代中期からで
す。それ以前は、玄米食でした。ですから歴史的に見ても日本
人は、玄米を食べていた時代のほうが長いのです。
そのとき江戸で流行した病気があります。それは、江戸患いと言
われるもので、今でいう脚気です。白米にしたためにビタミンBが
摂れなくなったためです。ですから、本岡さんの 
>米糠の栄養素なんてたかがしれています 
と言われるのは、この一点を指摘しただけで根拠が崩れます。
 
>ぬかは消化されないまま体内のミネラルをとっていきます。
これの根拠は何でしょうか?どのようなメカニズムで体内のミネラル
をとっていきますか?
 
>人間はぬかを消化できません。(牛や馬など草食動物は消化
できますが)
ほんとうですか?消化出来ない成分も確かに含まれますが、そう
主張される根拠を示して下さい。ちなみに牛などは胃が四つもあ
って中で微生物を飼っています。微生物にセルロースを分解させ
微生物の菌体を消化しています。微生物が蛋白源と言えます。
人間は、歯の形から肉食動物でもなければ草食動物とも言えな
いのではないでしょうか。雑食ですが、あえて言えば穀物を噛み
砕いたり果物を食べるのに最適の歯を持っていると言えないでしょ
うか。人間に一番近いチンパンジーやボノボの食性はどうでしょう?
 
私は、玄米菜食ですが他人に玄米食を勧めるものではありませ
ん。これは、個人の自由裁量の一つです。
玄米食をする場合注意しなければならないのは、無農薬米を食
べないといけないことです。それは、慣行農法で作られた米です
と、油が多く含まれるぬかの部分に残留農薬が高濃度に集積し
ているからです。これは、測定結果から言えることです。
農薬は、疎水性の物質が多く、水に溶けにくく油に溶け易いから
です。人間の脂肪にも溶け込みます。一度体内に入ると脂肪に
溶け込みなかなか出てきません。体脂肪に農薬が蓄積される典
型例がホッキョクグマやアザラシなどです。彼らの脂肪を測定する
と自然界にある農薬に比べて数万倍にも濃縮されて蓄積してい
ます。(食物連鎖を通じて濃縮されます)
カナダ政府がエスキモーの狩猟の捕獲数を制限しているのはこの
ためです。
 
林 正弘
岡山県御津町
 
 
8月13日 富山の田村さんから「RE・玄米食・追記」

玄米菜食追記。菜食の出発は環境問題だったけど,それが今の農的暮らしに切り離せない程役立っている。そのへんのことを夢とともにもう少し語らせて。

 

玄米菜食は農業者の光明になります。日本人にとって農業とは?にもつながりそう。

 

今の時代,農業が大変困難な職業であることがよくわかりました。都会の人と等しくお金が必要となると農業はまことに厳しいものがあるということ。採算的には全く合わないし,体は大変。他の職を求めて簡単に先祖伝来の土地を捨てることもできない。

 

もし,農業者が玄米菜食に適応できれば,その人は大変ラッキーです。農業者であれば,食費は限りなく少なくて済む。充実した食生活は(食品成分表によると菜食だけで十分に栄養がまかなえます←私はこの点が不安だったので,今も時々チェックを入れています。○○健康法とかは信じない。一品だけの優れた食品はない。まんべんなくとバランスが不可欠。)生きている間の健康をもたらし(寿命とは別と考えるのでお迎えが来るまで),小さな農業に励む生活を心豊かなものに変えてくれます。大型農業は無理。そして子育て中はそうもいかない。

 

だから,日本の農地は子育てを終えて,価値観に変容をきたした中高年にタダでどんどん貸してしまおう。環境保全型農業をやることが多いので,伝来の田畑を傷めることもない。

 

現代の価値観に生きる人や子育て中の方は都会で家を借りて,夢を実現してもらい,しっかりと働く。

 

廃人になった中高年農業者(その時は老年)を収容する安アパート等の保証等(私は這ってでも今の家に住む),国は農業を活性化させるこのシステムを支援する方法を考えて欲しいな。

以上。夢。おつきあいくださってありがとうございました。

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8月13日 石川の若林さんから「RE・玄米食」
 
A-sukeさんへ
            石川 若林
 
 
フェチン酸ってなんですか。
僕は無知なもので、興味があります。
「間違いだらけの健康常識」というメルマガを購読したいな。
転送していただければありがたい。
 
P.S
 玄米食のことでちょっと気になったので一言だけ
 
>人間はぬかを消化できません。
そうですね。
しかし、消化出来ないというのと、消化する力を付けるというのは違います。
 
(牛や馬など草食動物は消化できますが)
残念ながら牛や馬は消化出来ません。サラブレッドがなる病気のなかに穀物を多くとると起きる病気があります。

 
>それだけでなくぬかは消化されないまま体内のミネラルをとっていきます
そのような症状は起きますが、本当は体の掃除が行われているのです。
掃除が終われば養分を吸収出来るようになります。
 
>農業は肉体労働です 農業をしている限り玄米食はマイナス要素大です。
体の掃除が終われば養分を吸収できるようになり、大丈夫です。
 
 
>米糠の栄養素なんてたかがしれてます 
>(消化吸収できればの話しですが)
 
富士山に強力(ごうりき)という登山専用の今のブルトーザーの代わりのような人たち
がいましたが、その食事はビフテキや、今のグルメかと言えば、反対に玄米食と梅干しだったそうです。(日の丸弁当)
貧しいからかと言えばどうかはわかりませんが、普通の人で無かった事は注目に値します。
そんな重労働は普通の人たちは続きません。
 
>普段からごろごろしている人は、玄米食でも流行のやせ薬でもご自由にどうぞ
>なんですが はたらく農家に玄米食は にあいません。
 
体内での掃除がきつくならないように、5ぶぐらいから始めればどうですか。
8月12日 岡山の赤木さんから「菜の花田んぼの有機酸」
 夢前町の衣笠さん、菜の花の除草効果は実感されたみたいですね。でも低い所の稲が消えてなくなるのは何ででしょうね。稲は完全に水没すると溶けちゃいますが、葉っぱが出ていればぐーんと伸びてくる性質なんですがね。ジャンボタニシがいたら終わりですけどね。
 
菜の花が草を抑える原因は、有機酸しかないでしょうね。アレロパシーなんてのもあるかもしれないけど。 最近田んぼの中でじっと見つめて考えるんだが、どうも腐りにくい筒の中にある大量の有機物が関係しているように思いはじめました。
 
 筒の中だから、口の付近から次第に腐熟して、時間をかけて奥のほうから有機酸がしみでているんではないのか。一度に出ないから稲への障害も無いし、長く出るから草をいつまでも抑える。無防備に作業しても、レンゲやスズメノテッポウみたいに稲に障害が出ないのも、くさい臭いが無いのも、このあたりかなと思い始めました。
 
 土の中にぶすぶす刺さっている茎が物語っているようです。データーは無くともシャーロックホームズみたいに状況証拠を積み重ねて推理するのもおもろいですね。
来年こそ1つ2つと調べてみます。これは私の責務だ。報告義務があるらしいから。
 
 なにも科学的なデーターは無くても、百姓にとっては「自分の田んぼでは、こうすれば菜の花で草を完璧なまでに抑えれる」と言う技術さえ身に付ければいいんですけどね。
これこそ百姓の本物の技術だと思います。福岡の宇根先生の思想が身にしみているようです。
 
最近になって近所のおばんが稲を誉め始めた。最初は「なんちゅう稲や」と思っていたが、今ごろになってえらくごっつい稲になってきたな。
 あたりめーだぁ、超疎植、細植え、元肥無し、深水とくりゃぁ、水しか見えんわい。これこそウンカをあざむくやりかただ。先ずはまわりのおやじ・おばんをあざむいてやった。
みなさん! これがへの字稲作なんですよ。どんなに寂しい稲でも、出穂45日前のどかん肥、あるいは菜の花緑肥の究極への字肥効、来る時がくればゴリラのガッツポーズになります。
V字稲作なんか薬が要るだけで倒れやすいだけで、他人より早く色を出して分けつさせて喜んでいるだけだ。青田誉めの馬鹿! 競争心理をうまく煽って薬を売ってやがる。
いかん、1升瓶の酒が無くなった。かなり酔ってる。 もう寝る。
草葉の陰の井原先生、わてはあんたの後を歩むで。守ってや。     
              菜の花の赤木でした  バイバイおやすみ
 
 
8月12日 宮城のトンカチさんから「HPの宅配便、お願いします」
2002.8.12
初めてお便りします。
「青年帰農」でHPを知り、拝見しました。
僕も昔、現代農業の営業をしたことがありますが現在は大工です。
九州出身だけど宮城県で田舎に土地を求め、半年前に定住したばっかりです。
地主さんから田んぼ貸すから、やれ!と言われてはじめたら、どっぷりとは
まってしまいました。

面積は0.6a位の盆栽風稲作です。9年間の減反田を 動力草刈り機で土もろと
も刈り集め、棒で穴を開けて箱苗をもらって植えました。井原豊と片倉権次郎
と福岡正信をミックスしたいです。
 元肥ゼロ 米ぬか7袋で除草(手でも拾い歩いたので、完璧 まあ盆栽イネ
だから出来て当然)
 追肥 油粕50日前散布ー効果無し 45日前木酢入り鶏糞ー色が出ず 
   しょうがないのでリポビタンD(硫安)10kgでどんと色出て地主にほ
められました。
 常時深水の手抜きが好き。
減反の山の田んぼに まねして棒穴田植えをした人も出現。やっぱみんな好き
なんですね。
 
しかし出穂直前の穂は105粒で今一歩!30株/坪 3〜4本植 分けつ20〜25本な
ので、反当たりに直すと?かっこいいゴリラのガッツポーズも結構あったんだ
けど残念です。最後の刈り取りに期待。

僕の先生はこめぬか農法で雑誌に載った佐々木義明さん(石巻の農家 海外を
飛び歩く遊び人で発想が若い おしゃべりだけど草取りで鍛えた腕力はすご
い)

宅配便で勉強したいので、お願いします。
更に genkiHPの資料室に「速効性有機質チッソ」の作り方があると助
かります。

ハラノウシロ シンイチ44才 大工 ファクスネーム(野原のとんかち)

*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/(月1〜2回位更新 田んぼのページ追
加)
 tonkati(アットマ)mwnet.jp
 原ノ後真一 原ノ後建築
*****tonkati*****

8月12日 お米の勉強会の村山さんから「RE・玄米食」
本岡様   村山日南子です。
 
 「それだけでなくぬかは消化されないまま体内のミネラルをとっていきます。」とはどういうことでしょう、教えてください。
 私は今、熊本の後藤清人さん御推薦の食べ方、「玄米を炊いて保温ジャーに入れておき、3日から1週間目ほどが、もっともおいしくげんまいをたべられる」 をしています。
 
 本当に不思議なことに、3日目ころから軟らかく甘くなってくるようです。不思議なことに、臭くなりません。普通のお米は保温すると黄色くなり、においがついて食べられなくなりますのに。
 知人は、雑菌が増えて危険では?と心配しますが、島田彰夫先生にお聞きしましたら、70℃を超えていれば大丈夫、牛乳の低温殺菌を思い出してご覧、といわれました。
 
 
8月12日 富山の田村さんから「RE・玄米食」
玄米食についてです。私の考え。とっても嫌らしい言い方になるので滅多に言わないでいますが,農業者の間ではいいかなと思って。
 
菜食をはじめて5年程経ちます。エコライフを実践したいと願うようになって色々な環境運動に首を突っ込んだこともあったけど,食にもシンプルライフは必要だと考えるようになりました。
玄米菜食は満点ではないかも知れないけど,とても好い線をいっています。玄米はゆっくりかんで食べれば,消化の面で劣るものではありません。繊維質も多く,大腸がんの防止や多くの成人病の予防に役立つことが知られています。
ビタミンB1ですが。一番てっとり早いのは豚肉です。大体100g程で成人一日に必要な1mgがとれます。以下肉類やうなぎなどが続いて,穀物では玄米がダントツに多いのです。
1日にお米で200gとれば十分にまかなえます。白米では得られません。海草やごま,豆類や酢,良質の油もとります。私は中年になってからとても大きな健康感を得るようになりました。中性脂肪値,コレステロール値は3ヶ月で普通になり,夏バテ,病気知らずです。女一人で農業をやるかたわら工事をやり,いろんなイベントを続けていけるのもこの健康感のおかげです。多くの人に味わってもらいたいと思っています。
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8月12日 高知のA-sukeさんから「RE・玄米食」
「間違いだらけの健康常識」というメルマガを購読してから僕は玄米食をやめました。
発芽玄米でも7分づきでもフェチン酸の害があると聞いてからは上白米です。
魚介類も食べていません。食費が浮きます。
除草剤が撤廃され、害の無い魚が食べれる事を夢見ております。
 
A−suke@高知

8月11日 兵庫県の衣笠さんから「菜の花の田んぼ」
ご無沙汰しています。夢前町の衣笠です。
暑いですな〜!だれじゃ、今年は冷夏の予測をしたのは??
私です。」それで、今 肥の少ない所に 炎天下 動噴背負っています。
でも、今年は水量が豊富なので おもいっきり”かけ流し”しています。
ところで、菜の花除草ですが 私の田んぼの水の深かった所の写真見て下さい。
5/23田植えで今日の様子です。

水位の深いところは、見事に稲も消えています。     (1月堆肥2t/10a、3月キカラシ3s、くず大豆20s*2回)
6/29にヒエ引きに入りましたが、ヒエは皆無でした。
7/10から中干しをして それからも草一本はえません。
はえているのは、紀州スズメのヒエです。
菜の花が水中で分解されるときに”有機酸”が出て
まず、葉部 枝部 茎部と長く有機酸が出続けるのか。
これだけ何も生えないと 赤木さん同様、何か不安も感じます。
赤木さん、何か悪い物質でていませんよね!心配です。
しかし、草が生えないのは、とても”楽”です。
 
 
8月11日 東北農試の伊藤さんから「RE・ヒエ対策」
佐賀の那須さんの水田は小麦後の水稲でしょうか?
こめぬかの散布時期が遅れたこともさることながら、湛水深が浅かったのが
致命症かと存じます。稗の穂をしらほにする除草剤がありますが、除草剤は
使わないのでしょう。北海道で売っているフローレという稗に特異的に効く
もの(フェノキサプロップエチル剤)です。
種を落とさないことが大事なので、出穂をしてしまったら早めに稗の穂を鎌
で切ることでしょう。春先アゼを高くすることも必要です。
いらぬおせっかいでしたか。伊藤一幸

8月11日 東京の米屋・小澤さんから「RE・無洗米」
藤本さん、どうも。

>実は、環境問題を勉強していると思われる学生や
>新聞記者や府庁のある職員らに、無洗米は環境にやさしいんだ
>と説得されてきたのですが、環境にはよくはないという思いだけが
>あります。私は、いわゆるちょっと頑固者なのかも…

藤本さんが頑固者というより、いかに多くの人が全体が見えなく
なっているかということでしょう。

>私は、宅急便で議論されているような細かな技術的なことは
>ほとんど分からないのですが、環境問題の原因は、
>ものや人のつながり(これを思いやりの気持ちや
>自分で問題解決していくためのパワーとして捉えています)の分断化だと
>考えているので、そのつながりを立ちきるようなものは
>環境にやさしいとは呼べないと感じました。

究極の答えだと感じました。
私が良く使う要素還元主義という言葉は、その筋ではとても
当たり前に使われますが、普通 何それ と言われかねません。
藤本さんの説明は、とても良くわかりますので
これから、無断借用させていただきたいと思います。


>また、生存のための技術として、食べ物の作られ方を
>より根本から学ぶべき時代に、お米の洗い方も分からなくなってしまうことが
>同時に推進されていることにも矛盾を感じます。

学校の総合学習で米の研ぎ方を良く教えればいいんですよね。
研ぐ手間、といいますが、私がやっても2〜3分。
その手間を省くためには あまりにも高額の製造体系です。
逆に、ちんたらやってたら、まずくなってしまいます。
本当に、手際良く砥ぐことができなくなっているのだろうか。
あの、爪じゃ無理だろうなぁ、という方はいらっしゃいますが。


>ところで、私、来春四月より、おかげ様で、東京で働けることになりました。
>東京の環境保全型農業や市民農園…

多摩市で面白い運動が始まりそうです。
展開によって、またお伝えします。

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
 
8月11日 兵庫の本岡さんから「農家が玄米食をしてはいけません」
 玄米食のことでちょっと気になったので一言だけ
人間はぬかを消化できません。(牛や馬など草食動物は消化できますが)
それだけでなくぬかは消化されないまま体内のミネラルをとっていきます。
農業は肉体労働です 農業をしている限り玄米食はマイナス要素大です。
米糠の栄養素なんてたかがしれてます (消化吸収できればの話しですが)

 普段からごろごろしている人は、玄米食でも流行のやせ薬でもご自由にどうぞ
なんですが はたらく農家に玄米食は にあいません。

 夏ばて農家 本岡哲司

P.S  玄米食 問題点 のキーワードで検索してみるといっぱい出てきました。
とくに育ち盛りの子供に良くないようです。

米糠の利用法としてぬか漬けに勝るものはないでしょう
もちろん田んぼに蒔いて 肥料と除草効果を期待するのもよし


8月10日 京都の土佐さんから「RE・ヒエと格闘しています」
那須さん、初めまして、京都丹波で百姓2年目の土佐と言います。
今年は1枚だけを除き、稗だけはすべて押さえ込みました。
方法はこのHPで教わった方法の中でいちばん簡単(私にとって)な方法でした。
まず代掻きはガブガブ水で2回ゆっくりとする。1回目と2回目の間は当地方は暖か
くないので10日ぐらい空けます。1回目が終わったあと風で雑草の種、草の根、芽
を切った種も風下に吹き寄せられました。それを網で掬い取りました。その後土が落
ち着いたころ18cmぐらいの成苗を植え直後よりひたすら10cm以上の深水を保ち
続けました。それだけで稗はほとんど皆無です。コナギ、ホタルイはありますが・・

 前にも書きましたが、失敗した圃場は獣害により田植え10日後に植え直しをした圃
場でした。稲は地中深く根を張っていましたが、稗は地表近くで芽を出しイモチにな
るくらい繁殖していました。すべて引っこ抜きましたが地表に根を張っていただけ
だったため1m近くになっていたにもかかわらず簡単に抜けました。ただ半端な量で
はなかったです。
 以上稗退治は代掻きと深水管理と信じ始めた今年の私です。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
 
8月10日 岡山の赤木さんから「環境保全型稲作のカウント」
赤木@菜の花です
菜の花レポートの中でこの話を持ち出したので、参考までに私の行っている手続きなど書いてみます。
 
3〜4月に転作等の計画書を提出する時点では、自分の計画どおり書いておきます。(該当する田んぼには20%分は生産調整面積として記入しておき、有機無農薬と備考欄に書きます)
 後日市役所の農政担当係に赴き、有機無農薬の申請書類をもらってきます。いっしょに秋の報告書の用紙ももらっておきます。
該当する田んぼの番地や面積を記入し、春から秋までの間にどのような農作業をするかできるだけ具体的に書きます。(米ぬかを振るとか、種子消毒はしないとか、深水管理をするとかを分かる範囲で数字なんかも入れます)
 後はハンコを押して出すだけです。忘れた頃にJA経由でコピーしたものが帰ってきます。これで受理が完了したのが分かります。
 
秋の収穫後は、すみやかに報告書の提出です。春に出した内容と同じ事を書きます。(変更があったらそのように書く
 
有機認証みたいに厳しくもめんどくさい事もありません。
私は40a余分に稲が作れます。ありがたい制度ですよ。
 
 稲をたくさん作りたい人は来年はがんばって下さい。
 宮城県の齋藤さん、いつも貴重なお話しありがとうございます。私なんかなかなか知ることも出来ない情報をお寄せいただき勉強になります。
 
  自然を愛し環境を考える岡山の百姓   赤木歳通

8月10日 大阪外大の藤本さんから「Re: HPの宅配便「無洗米」
藤本@大阪外大M2です
小澤さんの紹介された、無洗米は環境にやさしいかのサイトを
拝見しました。なるほど!と思いました。
実は、環境問題を勉強していると思われる学生や
新聞記者や府庁のある職員らに、無洗米は環境にやさしいんだ
と説得されてきたのですが、環境にはよくはないという思いだけが
あります。私は、いわゆるちょっと頑固者なのかも…

私は、宅急便で議論されているような細かな技術的なことは
ほとんど分からないのですが、環境問題の原因は、
ものや人のつながり(これを思いやりの気持ちや
自分で問題解決していくためのパワーとして捉えています)の分断化だと
考えているので、そのつながりを立ちきるようなものは
環境にやさしいとは呼べないと感じました。

また、生存のための技術として、食べ物の作られ方を
より根本から学ぶべき時代に、お米の洗い方も分からなくなってしまうことが
同時に推進されていることにも矛盾を感じます。
経済に振り回されるのが恐ろしいとさえ思えます。
いずれにしても、これをきっかけにお米の消費があがり、日本の農地が
保全されるのであれば悪いということもないでしょうが、
「環境にいい」という宣伝には首を傾げます。
また無洗米の動向を教えて頂ければと思います。

ところで、私、来春四月より、おかげ様で、東京で働けることになりました。
東京の環境保全型農業や市民農園…
おいしい食材の売り場などなど、色々知りたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

----------------------------------------------------
藤本妙子(FUJIMOTO Taeko)E-mail: fujimiya(アットマ)sweet.ocn.ne.jp
大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士前期課程2年
http://stserve.osaka-gaidai.ac.jp/~m0168013/index.html
環境文化ラボネット 事務局 http://www4.ocn.ne.jp/~fujimiya/
----------------------------------------------------

8月10日 広島の西村さんから「洗米」
数年来、駐車場になりそびれた3a余りで米を作ってます。米は大事に食いつなが
んといけん。
玄米で食べれば最大10%精米ロスというかヌカ分が減らないぶん長く食いつなげる
し栄養価も高い、が、
白くない米は家族に不評。よって却下で7分つき。
籾で9袋程なので保管に苦労はなく米びつが空になる頃小型の家庭用精米機で籾摺り
・精米をする、忙しかったら米を買ってくる。

小型精米機はヌカ切れが悪くてボールに水を張り、金ザルに米を入れて指4本で掻き
混ぜる。これを水を1回換えて2回で炊飯するとぬかやゴミが残ることが有ってかみ
さんに怒られる。
精米ロットの最後頃はボールに米を入れて浮かしたゴミを流しておかないと手抜きと
怒られるんだな。

精米機を通しただけでは籾に付着していたゴミ・泥・
シリカだったか混じっているのを洗い流す為に洗米するわけで家庭で行うか工場で
行っておいて家庭では水を入れて炊くだけのチョー楽賃にするかみたいなもんと思い
ます。家庭から排出される米の磨ぎ汁による水質汚染を気にするなら無洗米は環境に
優しいのは確か。磨ぎ汁は濃縮されて産業廃棄物−> 肥料。
ただ、装置産業と化していて設備に金が要る。

コイン精米機を据えてちっとしか作っていない野菜が田舎で見かける無人市みたいに
売れないかなあと思ってコイン精米機の付加価値に『軽洗米』のカピカ(山本製作
所)を考えてきたのだが精米機に相当する価格に挫折してしまった。先の読めない事
業化なので高速精米機1台だけの投資に押さえとこてなとこです。月末には仮開業す
るよ。


8月9日 佐賀の那須さんから「ヒエと格闘しています」
先日やっと条間の中耕除草が終わったと思ったら、今度は株間のひえが胸の高さまで伸びて臍までの高さの稲に覆い被さって居ました。鎌を持つて手刈りしていますが片道100Mの条長なので2条づつ刈っていって端までたどり着くのに3時間かかります。とほうもなき戦いで、風が吹いて葉がゆれるとめまいがします。何も悪い事などしていないのになんでこうなったのかと、考え込んでしまって居ます。思い当たることは、米糠の撒布が田植えより10日になってしまったことと、水深が浅くなってしまったことです。まわりからは、なんで除草剤を使わなかったのかといわれています。こうなったら、そのままにしておくか、人手を多数雇ってひえを刈り取ってしまうかの二者択一問題をつきつけられているところです。他に解答をお持ちの方がおられれば御教示ください。    2002.7/8  佐賀県鳥栖市 那須 修一
 
 
*宮城の齋藤さんから「雑穀の検査」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

プロバイダーとのトラブルがあってしばらくメールが
不通状態でした。

昨日 国内初の民間検査機関による雑穀の検査がありました。
(世界中で雑穀の検査制度を有している国は日本だけです。)

「報道特集」のクルーも取材にきていましたので 今度の
報道特集は期待しています。ただ単に雑穀の検査だけでなく
農産物の偽装問題の視点からの取材でした。

三点表示もますます監視が厳しくなるようです。食糧事務所による
検査が民間に移行するにあたり 検査事務手続きもトレーサビリティーが
できない方法に簡略化されるようですが 全農や日本ハムが起こしてきた
偽装事件の温床が増える事になります。

心ある食糧事務所の職員は 非公式にエイサックの米穀検査のシステムを
「指導」あるいは「調査」という形で「のぞき」にきています。感想として
「これであれば偽装は出てくるはずがないですね」と現在の食糧事務所の
検査体制の不備を認めています。

雑穀検査の当日 食糧事務所から直接指導監督の立場にある検査指導課と
遠巻きに総務課からもいらしていました。県の雑穀の先生も遠慮がちにして
いました。官公庁の立場もむずかしいものがあるようですね。

「報道特集」がどこまで偽装問題の核心まで迫れるか 期待しています。
 
8月9日 広島の西村さんから「問い合わせ中:『環境保全型農業の転作カウント』」
県の普及所に聞いたら『ここではない。』と言われて市の農業委員会に聞いて、市の
農林課を教えて貰いました。
で、所轄の安佐北区の担当者は本所の担当者が休みなので一寸待ってねとの事でし
た。

3月末に作付け計画を出す前に市に計画書を出すらしく、栽培日誌をつけておく必要
が有る。
ドーモ、利用されてない制度のようで担当者は困惑している。申請・認証(チェッ
ク)と窓口が違うんだろうなあ。ポチポチ電話で問い合わせて事前告知しといた方が
いいよね。
8月9日 お米の勉強会の村山さんから「RE・無洗米」
小澤様、西村様、皆様
村山日南子です。
 無洗米工場見学について、2つの正反対の御意見有り難うございます。実は、私も2つの狭間で揺れています。
 小沢さんのおっしゃるように、うそを見抜きたい。でも見抜けませんでした。
 
 そして、西村さんがおっしゃってくださったように、私も誠実さでいいのではないか、とも思ってしまいました。応対してくださった工場長やお米専門家の方は、御自分たちが、いろいろ見て歩いて、東洋を選ばれたのですから、私たちが見るよりきっと真剣に検討されたと思ってしまいます。そして、最後に書きましたように、無洗米機はまだ未熟な部分が残る技術であるのに、無洗米が売るメリットがあるのか、消費者の関心を追い越して、お米売り場の大きな部分を占めているのが現状のようです。未熟というより、例えば、生ゴミ処理機を使いこなすにはそれなりの工夫が必要なのと同じ、機械が万能ではないということです。
 
 小澤さんの無洗米研究、完璧のように拝見しました。よくあれだけの勉強をなさったものだと寒心いたしています。
 きっと小澤さんが一緒でしたら、見抜けたことも多いと思います。
 
   1)水の使い方
   2)ヌカの排出具合 です。

   無洗米ヌカを加工するのに水と灯油を使うと東洋では説明していますが、
   一方で無洗米工程で水を使うのではという疑惑が持たれています。
   どこで水を使うのか?
 
1)水の使用量を聞きました。工場全体で何故か私どもの家庭とあまり変わらない水道料金でした。稲美町が格別水道料が安いとしても、広い工場全体から考えると、無洗米向上にもあまり多量には使っていないように思いました。また、水を排出できないから、灯油で蒸発させているとも聞いていましたので、灯油の量も聞きましたが、そうべらボーではありませんでした。
 無洗米が出来上がって出てくる方の管には、水道管、灯油管、と書かれていました。わざとらしいですね。
 
   次に、通常ヌカと無洗米ヌカが別々に排出されるということですが、
   これは本当なのか?

 
 本当に変なのは、稼動していなかったことです。毎日午前中なら動いているとのことで、無理して午前中に言ったのですが、「またすぐ次をする」といわれていましたので、中休みだったかもしれません。実際に人が立ち会ってやっているのではありませんので、その辺の人に聞くことができませんでした。
  別々にどれほどの割合で出るのかを知りたかったのですが、見ることができませんでした。

   無洗米ヌカは、「米の精」という名前で市販されてますが、
   これは茶色で肥料にもなるということなんです。
   肌ヌカは白くてデンプン質が多いのでいい肥料とは言えません。

「米の精」は東洋精米があちこちから集めて、売る努力をしているそうです。「米の精」を使っている農協もあるそうです。
 おっしゃる通り、いい肥料ではないですね。
 
 是非和歌山の本社へきてくれ、と雑賀社長からお手紙がきましたので、いつか行くかもしれません。
 
 その時は小澤さんの疑問にお答えできるように見てきますので、どのように質問したらいいのか、お知恵をお貸しくださいませ。
 
 カドミのこともお考えをお聞かせくださいませ。
 
 
8月9日 東京の米屋・小澤さんから「RE・無洗米」
書き忘れたことですが、卸・工場の方をいくらせっついても無理だと思います。
なぜなら、生協に卸している米卸は、BG無洗米指定を受けると
いやおうなくBG無洗米設備を導入しなければならないからで、
そこに価値観の入る余地はなく、
さらに機械を使用する卸・工場の人間でも中を見れないからです。

東洋のBG無洗米設備は建設段階から中が見れないようになっているそうです。
機械を稼動させる時は、「これから米を入れます」と電話で本部に連絡してからス
イッチが入るとも聞きました。そして、勝手に箱を開けると本部に通報がいくと。

情報元は、ある農業ジャーナリストの方です。
この方が参加されている勉強会のようなものにお招きいただき
無洗米の裏側をお話したときに、教えていただきました。
また、生協や団体購入グループと付き合いのある農家のグループから
「無洗米を要望され、困っている」という話が最近何件もあると
おっしゃってました。

それから、生協が無洗米ブームの推進者ですが、
生協自体は調査らしい調査をしないまま採用しています。
ある市民グループ(生協とも密接なつきあいを持つ)が、
無洗米採用の一番手である関西の生協を訪問・詰問したところ
担当者の一存で採用したことがわかっておりますし、
東京の一番手生協は、身内の講演で
「米不足以来落ち込んだ米販売(金額的に非常に大事)の
起爆剤として期待している」と話していることもわかっております。

機械のブラックボックスは、多分ブラックボックスのままでしょう。
もし、言っていたことが本当でないなら、特許申請はおろか
公開することもできないでしょうし。
それより、採用した生協に
「環境に良い」点を徹底的に質問した方が良いと思います。
テレビCMでは、利便性を前面に出しておりますが、
生協や雑誌・新聞・講演では環境が第1の売り口上です。
(多分、JAROがあるので、環境は前面には出せない?)
私は、手抜きを覆ってくれる免罪符、と呼んでおりますが。

以前、こちらの宅配便(2002.4.5お便り紹介)でも載せていただきましたが、
その後の手直しも含めて以下もご参照いただければと思います。

日本下水文化研究会
無洗米は環境にやさしいか
http://www.jca.apc.org/jade/fukuryu/26/26musen.htm

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp

8月8日 東京の米屋の小澤さんから「RE・無洗米工場見学」
色々と聞かれたようですね。
すでに、見学が終わってしまっているので
今から聞けない(見れない)でしょうが、
私が一番知りたいのは、
1)水の使い方
2)ヌカの排出具合 です。

無洗米ヌカを加工するのに水と灯油を使うと東洋では説明していますが、
一方で無洗米工程で水を使うのではという疑惑が持たれています。
どこで水を使うのか?

次に、通常ヌカと無洗米ヌカが別々に排出されるということですが、
これは本当なのか?

無洗米ヌカは、「米の精」という名前で市販されてますが、
これは茶色で肥料にもなるということなんです。
肌ヌカは白くてデンプン質が多いのでいい肥料とは言えません。

要は、うそをついていないかということです。

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
TEL 042-361-2511
FAX 042-365-7050
E-Mail rio-ozawa(アットマ)mub.biglobe.ne.jp
 
 
8月8日 広島の西村さんから「RE・無洗米工場見学など」
岡山の赤木さん PH計
HORIBA(堀場製作所) B-212が2点校正でB-211よりはお勧めだそうです。
米糠散布後の変化を調べようかと買ってはみたもののいまだ箱入りのままです。

お米の勉強会の村山さん 無洗米
無洗米製造部が見れなくったってそこで働く人たちの誠意が感じられれば良かったの
ですよ。
ラインを止めては無理だろうし点検時に訪問したとして見るほどの価値はあるかな。
精米した米を洗って乾かし袋詰めして『洗わなくても炊ける米』として売り出されて
いるお米の事にて製法のここん所が当社の特許で『へ- そうなの。見たぞ!』
なんて事よりも工場ラインになってしまった『米研ぎ』を主婦(主夫)の代わりにやっ
てくれる工場の誠実さの方が大切と思います。
 サタケのHPから推察すると無洗米の製法特許係争を繰り広げているようで装置メー
カーにしてみれば今後の需要を押さえる生き残り戦をやってるみたいなんですが。

ヒエ取りを(見えたところは)きっちりしました。1週間で穂を出してくるので今週
いったらどんな様相になっていることやら。イヌホタルイを甘く見ていたら足に絡み
ついて刈り取りの邪魔になるかもというくらいになってます。水深さえ維持出来てい
たらこれ程までには生えなかったはずなので(水の溜まる方は草は少ない)用水路を流
れるゴミ(水路脇の草刈りで発生)をかわして水を取り込む方法を確立するか3日間隔
で点検に行って水口のゴミの取り除くかと難儀なことです。
3日毎に行くくらいなら草取りした方がトータルの所要時間は少なくて済むか。
8月8日 東北農試の伊藤さんから「re・クログワイは増えるぞ、、」
あすはちょっと忙しいので,本日答えられるところだけ簡単に答えておきます。
伊藤一幸

(なつばて農家) 稲を収穫したあと 秋耕も冬耕もせずに 春まで田んぼを観察して(ほったらかして)
いました。そしたらなんと去年の100倍とまではいかないけれど。
もの凄い状況になりました。

(伊)そうです。クログワイは水稲収穫後の管理が大切です。

(夏の結論)
 1)クログワイに不耕起などもってのほか石川の東さんのように稲刈り後すぐ耕起これ一番
 2)早稲の稲を栽培 クログワイは9月になると芋を作り出すのでそれまでに耕起
 3)数が減ったからといって油断すると次の年には元通りの わやくちゃになる
 4)除草剤の効き目なんてこんなもんです 普段の管理がいかに大切かよくわかります
(伊) ここに述べられていることは全部その通りです。水稲収穫直後に耕耘して,地上部を
切り刻み,株を死滅させるだけでかなり減らせます。
減ったと言って手抜きはできない。まだ芽の出ていない塊茎が土の中に待っています。
一発剤が効かないわけではありません。撒かない水田と比べればはるかにクログワイは減りますが,手を抜けば元の木阿弥です。


 (夏) 追加1)芋は10ねん地中で生きているので クログワイの絶滅は不可能ですか?
(伊) 地上に出たものを完全に枯らせば,5年でなくなります。しかし,クログワイはしぶとく,完全に枯らすことは難しい雑草です。


 (夏) 2)ラウンドアップ(皆枯らし系除草剤)でも芋まで枯れなかった
(伊) ラウンドアップを散布する時期が問題です。8月中に軍手に原液を浸して(当然,ゴム手袋の上に軍手をはめます),クログワイの茎にさわって歩けば塊茎は形成されません。液が稲に着けば稲も枯れますのでご注意ください。また,軍手に泥が付くと効果がなくなります。

 (夏) 3)除草剤では中期バサグラン 初期では原体名ベンフレセートが水中の幼芽を2週間抑えました
(伊) バサグランは後期でしょう。移植後3週間から40日頃の散布と思います。粒剤より液剤を散布する方が効果が高い。着きにくいので点着剤をほんの少し加える方がいいでしょう。

 (夏) 4)トラクターを超微速にしてロータリーで土を5ミリ以下に砕けば芋をつぶせるかもと
やってみたけれど思ったほどに効果無し(クログワイの芋は土より硬い?)その後カラスがたくさんきました

(伊) その深さではたいした芋はないと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――
〒020-0198 岩手県盛岡市下厨川字赤平4
独立行政法人 農業技術研究機構 東北農業研究センター
 地域基盤研究部 連携研究第1チーム
        伊藤一幸 Kazuyuki ITOH, E-mail: kitoh(アットマ)affrc.go.jp
http://www.tohoku.affrc.go.jp/reigai/
TEL&FAX 019-643-3408, FAX. +81 19-641-7794
=============================
8月7日 ペンネーム・兵庫のなつばて農家から「クログワイは増えるぞ!!!」
 稲を収穫したあと 秋耕も冬耕もせずに 春まで田んぼを観察して(ほったらかして)
いました。そしたらなんと去年の100倍とまではいかないけれど。
もの凄い状況になりました。



 

8月7日写 ヒノヒカリ
 雑草のうち8割がクログワイ残り2割がホタルイ(イヌホタルイ?)
クサネム少し ヒエ コナギ 無し
稲栽培暦どおりに 除草剤も撒いています(俗に言う一発剤)
バサグランは使っていません

結論 1)クログワイに不耕起などもってのほか石川の東さんのように稲刈り後すぐ耕起これ一番
 2)早稲の稲を栽培 クログワイは9月になると芋を作り出すのでそれまでに耕起
 3)数が減ったからといって油断すると次の年には元通りの わやくちゃになる
 4)除草剤の効き目なんてこんなもんです 普段の管理がいかに大切かよくわかります

 追加1)芋は10ねん地中で生きているので クログワイの絶滅は不可能ですか?
 2)ラウンドアップ(皆枯らし系除草剤)でも芋まで枯れなかった
 3)除草剤では中期バサグラン 初期では原体名ベンフレセートが水中の幼芽を2週間抑えました
 4)トラクターを超微速にしてロータリーで土を5ミリ以下に砕けば芋をつぶせるかもと
やってみたけれど思ったほどに効果無し(クログワイの芋は土より硬い?)その後カラスがたくさんきました

 なつばて農家 匿名

8月7日 岡山の赤木さんから「菜の花跡その後」 
菜の花跡にもヒエがちらほら見えるので、取りました。
代掻き前から生えていたのか、田植え直後に生えたのでしょうか、
でっかい株になっていましたが、なにぶん数が少ない。
ヒエ以外の草は全くなし。こわいような感じです。草との共生という
視点から見ると、なにか異常です。
菜の花の出来の悪かった田んぼでは、そこそこに苦しめてくれる部
分もあります。えらい目をしてぬか振ったのに。
 
 今でも菜の花の茎が土にぶすぶす刺さっています。
手にとって見ると、ボロボロですが表面の皮だけが残っています。
考えるに、もともと茎は中空構造でした。引っ張っても切れない表
皮と、ワタを圧縮したような柔らかいもの(山吹の芯をもっと圧縮
したようなもの)で、できていたように思います。
葉は極端に少ないし、花もたいしたこと無いし、残るは茎だ。
このやわらか芯が抑草に関係しているのではないのかと思います。
根っこ付近は木みたいで、今も固いです。
 
 来年こそは、平方メートル当たりの本数、生草重量、葉や花と茎の重
量比など、素人で分かる範囲のことを調査してみます。
代掻き後の泥のPHの動きも測ってみたいですね。それとぶっとい茎の中
のPHも。PH計も買えばいい。どうせ経費だ。 
柴田さん、ゆっくりでいいから何かいいアドバイスしてちょうだい。
 
 同じ菜の花跡なんだが、カブトエビがはげしく湧いた田んぼ、ジャン
ボタニシが今もごっつううごめいている田んぼ、どちらも草はかなり生
えている。 私の田んぼではこいつらの抑草効果には、あまり期待でけ
へんようだ。
 そのジャンボタニシなんだが、最近になって大量殺戮が始まった。
道のいたるところに潰してある。何もしないことを誰も知らんようだ。
今では畦下の草や田んぼの中では藁の腐ったのなんかおとなしく食っ
ているだけなんだが。田植え後も深水にさえしなければなんにもせん。
田んぼには土と稲と水さえあればいいんだってさ。
生みつける卵が気持ちわりーんだってさ。
てめーのくその方がよっぽど気持ちわりーぞ。
人間ってなんでこうも高慢なんだ?
 
 自然を愛し環境を考える岡山の百姓  赤木歳通
 
8月7日 お米の勉強会の村山さんから「無洗米工場見学とカドミ復元報告」
村山日南子です。御無沙汰しています。
近況報告です。
 
1.8月2日、明石市土山のコープらいすセンターの中の「無洗米工場」へ行ってきました。
東洋製米機の無洗米製造過程を見せてもらえるのかと、期待して行きました。
が、鍵を開けて中に入れてもらいましたが、なお中はガラス越しで、どのように製造しているのかは分かりませんでした。根掘り葉掘り質問しましたが、工場長自身が「ブラックボックスの中は見たことがない」と言われ、「見なくても、出来上がった無洗米を検査して、雑菌数や濁度など無洗米の条件に合っていればいいのではないか」との答えでした。また、東洋製米機の広報担当常務は、和歌山の本社と、東京のどこかで1/10の模型で公開しているので来てほしいとのことでした。
 そして、工場長は、私どもの質問に、公開制はある、精米工業会の基準にも合っているとのことで、分厚な資料と、追加説明を翌日FAXで送ってきました。

 念のため、一緒に行った元理事で、コープの有機栽培責任者をしていて、昔から有機農業に熱心な方によると、工場長は誠実な人と太鼓判を押されていました。また、お米の担当者は、ずっと精米工場の立ち上げの中心だった人で、穀物検定協会の、かつて私どもに好意的であった人のお弟子さんと、自負されている方でした。お米については全国を回っているプロでした。
 参加者6名、皆納得したくて本当に頑張りましたが、納得はできませんでしたが、説明の誠実さは感じました。

 あと、是非ともサタケとクボタを見てほしい。また、よかったら東洋製米機の雑賀
社長に合わせてあげるとのことでした。

 なお、なぜコープが東洋製米機を選択したかについては、東洋精米が単に金銭的な利益(?)のみならず、借りる方には(技術の確立していないものは買うより借りた方安全?)、いろいろメリットがあるようには、私も思いました。つまり、無洗米機はまだ未完成?の技術かな、と思いますので。井口さん(お米屋さん)のところで実際にうまく使いこなすための工夫と努力の大きさを拝見しながらそう思いました。
 
 
2.8月3〜4日、富山と岐阜県の神岡鉱山へ、イタイイタイ病協議会の、31回目の立入調査に一人で行ってきました。
昨年約束しましたので、行きたくありませんでしたが、自分をけしかけ、主人を嫌な思いにさせながらも、無理して行ってきました。
 行きたくない理由の1番は、家を泊まりで空けること。2番目は楽しくないのに、家のお金を使うこと。3番目は、工場が臭くて息ができないことと、暑い暑い炎天下を歩いて回ること。
 しかし、患者さんや家族の方々の長年の苦痛を思うと、これは言い訳にもならない理由ですね。
 イタイイタイ病の原因が神岡鉱山のカドミウムと認定されてからも、イ病と認定された人は僅か、その上医療費が出たとしても、イ病の苦しみがなくなるわけではなく、何と、その後30年以上も、絶え間なく神岡鉱山のカドミ処理に対峙してこなくてはならなかったことを思うと、たった2日の苦痛に音を上げてはいけませんね。

 今年見ましたのは亜鉛の電解工場。やっぱりひどい空気で、思わず、働いている人の健康は大丈夫かと聞いてしまいました。ところが、調査を続けておられる弁護士さんなどは、格段によくなっていて、何も匂わないほどだとの感想でした。
 
 「環境復元は企業経営の根幹」と今年も社長が明言され、各担当者も、住民や研究者さんと一緒に知恵を寄せ合って、自然レベルに排煙も水も戻す努力をされていることは、弁護士さんたちも認めておられる通りでした。
 
 しかし、私たち生活者としては、ニカド電池やバッテリーを使わない生活を心がけ、生産量を減らしていく努力もおおいに必要と思いました。
 また、メーカーは、その製品を作って、廃棄するまでに、どれだけ自然に負荷をかけているかを、私どもに知らせる努力をしてほしいなと思いました。
 
 一度環境を汚染すると、人を苦しめるだけでなく、その復元のために以下に多大な努力が必要かを、もっと広く神岡鉱山や、関わってこられている多くの方々は、世に知らせてほしいです。
8月6日 東北農試の伊藤さんから「クログワイ・その1」
山下さま

本日,[井原死すともへの字は死せず]受け取りました。楽しみに読ませていただきます。ありがとうございました。

さて,クログワイの会話に入りましょうか。
クログワイは動きにくいと言ったのは塊茎の形成位置が深く,田植機,コンバイン,トラクターの中で動かせるのはトラクターだけです。部分休耕田では別ですが,水稲群落中では種子はほとんど作りませんし,できた種子も長年(5年以上)発芽しません。トラクターのロータリーだって次の田んぼに入る前に,一度田んぼから上がって,から回しをして泥くらいは落とすでしょう。泥がなければ移動はできないと言ったまでで,一番移動しやすいのは基盤整備のあとと考えていただいて構いません。ノビエの種やそれ以上小さなタマガヤツリやコナギの種なんて機械を洗ったくらいでは移動を防ぎ切れません。

クログワイとよく見誤るのにイヌホタルイがあります。クログワイの茎の先は丸く,茎をしごくとぶちぶちと隔膜がつぶれる音がしますが,ホタルイの仲間は隔膜がありませんので音がしません。花茎の先はとがっています。クログワイより先にホタルイが移動します。

山下さんの「芋のすくい取り作戦」もオモダカだからできた話で,クログワイの比重は大きく,腐ったり死んだりすると芋が浮いてきます。浮いた芋を手でつぶしてみれば腐っていることが分かります。
大部分のクログワイの塊茎は耕盤に添って形成されます。耕盤が柔らかだと20cmほどの
深さに形成されることがあります。そのため,私たちが試験用にクログワイの塊茎を採集するときは,鍬で起こせる最初の10cmをはいでしまってから,2層目から本格的に芋探しに入ります。芋は山間部と平野では形も大きさも異なります。山間部の水田のものは小型ですが,平野の水田のものは大型で扁平です。中国で食用として八宝菜などの材料とするオオクログワイはさらに大きく,直径が5cmになることもあります(これは栽培しているもので,かわいいものです)。大きな芋ができるものは芋の数が減ります。雑草としては小さい芋がたくさんできる系統の方がいやです。

今頃は多くの地域で水稲の出穂期でしょう。この時期にクログワイが多いかどうかを見るには腰を落として,稲と同じ高さに目線を下げます。濃い緑色が目立つ田んぼが要注意です。

今日はここまでにしておきましょう。
伊藤一幸
 
やまちゃんから
オモダカの塊茎は、そのままでは、やっぱり浮きません。
根や芽を出すと、浮力が付いて、ぷかぷか浮いてきます。
一昨年、深水状態で、このまま浮かしておけば、そのうち腐るだろうとほって置いたところ、
なんの、なんの、鎌首をもたげるようにして、生き返ってしまいました。
 
8月6日 石川の東さんから「クログワイが問題ないくらいに減りました」
    山下さま、塚本さま  ひがしより

    今年、クログワイが稲の刈り取りには問題無いぐらいに減りました
    昨年の3分の1ぐらいみたいですよ

    方法は
    稲刈り直後に、直ちにごく浅く耕起します
    (私は、ドライブハローで刈り取り次ぎの日に、耕起は総てドライブハローで)
    その後3,4週間後にクログワイの球根から芽が伸びてきたところを
    もう一度、耕起します、二回耕起の田んぼは、半分から3分の1に減ったようで
す、
    有機の田んぼは、12月中旬にもう一度、耕起して代掻き状態で冬季水張り状態
でした
    春先は代掻きを二回から三回、10日おきぐらいにやりました
    減農薬水田は初中期一発除草剤で問題なし
    有機の田んぼは、一回手取りで入っておしまいでした
    クログワイでお困りの方、一度お試し下さい。

    品種では八月中に刈り取りが出来る品種は、刈り取り後すぐの耕起でOKです、
    かぐらもちは増え方が遅いですね
    こしひかりは増えやすいようです
    稲の品種により増え方に差があるようです

    ********************************
    ひがし農場 東浩一 
    石川県小松市矢田町イ24-3番地
    TEL0761−44−3790
    ton-ton(アットマ)tvk.ne.jp
    ********************************

8月6日 宮城の齋藤さんから「RE・航空防除対策」
塚本 様

こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

『救いといえば、実施主体が今までと違って、被害を受けた可能性があるという連絡
で、直ちにガスクロマトグラフィーによる検出を決断し、航空防除の最中でもすぐに
現場に急行してサンプリングを始め、被害が確認された場合には損害賠償をすると
いってくれていることです。

ところでどうしてガスクロかというと、落下板(ミラーコート)が設置されていな
かったことと、
阪急航空のパイロットが事実認定で争ってきたので、
私がガスクロで検出して事実を決めようと提案してこうなりました。』

実施主体が生産者からの提案をすんなり受け入れるのは やはり時代の流れ
でしょうか。私の町では航空防除(ラジコンヘリ・スーパースパー含む)実施主体者

対し 事前通告と立会いと落下板の設置 それに当該圃場からの逆風の時に
行う協定を結んでいます。無風状態では実施させません。

個別の慣行栽培の防除についても 全生産者に対して町・共済・JAから有機圃場への
飛散を文書で注意しています。どこまで理解しているかは別問題ですが。 

『ここまでくるのに10年かかっています。
航空防除のことでは、命のやり取りをするような状況にたびたびなったものでした。
確実に時代は変わっていると深い感慨を覚えます。

いつでも死んでやると思っている塚本でした。』

いい加減な登録認定機関が半分に淘汰されますし 現に認定業務の停止を余儀なく
されている団体もいくつかあります。確実に風は環境への負荷を最小限にする農業へ
吹いてきています。 もう少し長生きしましょう。

齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp

8月5日 福井の塚本さんから「クログワイは広がるぞ!」
私は、40アールのクログワイでいっぱいの田んぼがあります。
トラクターにくっついて、あっという間に遠くの田んぼに感染します。
トラクターは洗ってから移動するようにしています。

クログワイには今のところ万歳です。
あれこれ教えていただくのを楽しみにしています。

福井の塚本でした。
 
8月5日 やまちゃんから「東北農試の伊藤さんとの対話・クログワイ」
東北農試の伊藤一幸さんの「クログワイのお話」(続き・文責山下)
 
(山)ところで、僕らのHPの仲間から、クログワイの対策について話題になることが多
いのですが、、、
(伊)クログワイの取り柄は、動かないということなんです。隣の田んぼへ移る
のに、10年かかるといわれています。増殖能力が低いのです。
だけど、出てしまった田んぼは、やっかいですよ。一番、手を焼きます。
 
(山)ぼくが、オモダカの愚痴を言うと、オモダカなんか、ましだ。
クログワイは、つるつる滑るので、コンバインにかからず、つまってしまう。
時には、収穫をあきらめないとだめなこともあるのだ、などと聞くのですが、、、
 
(伊)もともとは、湿地とかに生えていて、ひっそりとした、たいした草でなかったのです。
昔のように、田の草取りに入って、気が付いたら、抜き取る事をしているときには、
ほとんど問題になりませんでした。
休耕するのなら、ヒエでも、何でもいいから草を生やしておいたほうがいいよ、と言っているのです。
イネとか、競合相手があると、オモダカと同じように、まだおとなしいのです。
 
(やまちゃんのひとりごと)クログワイが、これほど難敵になったのは、減反政策以来なのだろうか?
それとも、圃場整備で、田んぼに塊茎を持ちこんのだろうか?
 
(伊)出穂期に、田んぼに行って、かがんでイネを見渡すと、オモダカの生えているところがよく分かります。
イネの穂先の上が、青黒くもわっているので、わかります。
出てしまった田んぼは、もうだめ(笑い)
今のところ、いい防除法がないのです。
 
(山)えっ、除草剤も効かないのですか?
 
(伊)効きます。効くんだけれど、発生がだらだらと長期にわたること、
それと、オモダカは、ひとつの塊茎にひとつだけ付いているのですが、
クログワイは、いくつも芽があるのです。
除草剤などによって、障害を受けると、新しい芽が出てくるのです。
5回も出ることがあるのです。
 
(山)あちゃあ
 
(伊)クログワイの防除については100を越える論文があります。あわてずに
お話ししましょう。
参考文献・水田雑草の発生生態とその防除(by農業研究センター水田雑草研究室)
http://narc.naro.affrc.go.jp/oldss/kouchi/weed/suizaso.html

8月5日 福井の冨田さんから「カブトエビの大統領について」
福井の冨田でごさいます。
当地では、コシヒカリの出穂が始まりました。
(それから、カメムシ等の混合粉剤の散布の季節になりました。
息苦しくて、外仕事が辛いです。私もすっかりカメムシの気分
になってしまいました。
うちのおじいさんも、一斉防除だ、隣りもやったとか、
やれやれとうるさいですが、農薬は嫌いだとか、農協の販促だ、
環境破壊だ、やる必要が無い、とかいっても納得しないだろう
と思い、どうにもお金が無くてやれないョ、と言っておきました。)
 
さて、本題ですが、
カブトエビにつきまして、7月6日の稲作現地研修会(関東集会)
で見てきたことを報告してみたいと思います。
 
写真は栃木の高橋丈夫氏の圃場です。
(7月6日現在、5月上旬田植えだったと思います。)
雑草は皆無でした。
 
高橋氏によると、数年前(はっきりした数字をメモし忘れたので。)、
カブトエビをたんぼに導入されたようです。その後、全然繁殖
しなかったそうですが、去年(確か)から爆発的に増えて来たそうです。
 
今年は、田植え後、一回も草取りに入らないのに、全く雑草が無い状態
になったそうです。(写真のとおり)
 
カブトエビが爆発的に増えた時期と、雑草が消えた時期はリンクしている
とのことでした。
 
その時の論点は、以下のようでした。
 
@カブトエビは乾燥とスコール的な激しい雨、という条件で繁殖するので、
 冬期乾燥と代かき(=スコール)という条件で繁殖するのではないか。
A爆発的に増えれば除草効果は期待できる
Bカブトエビはどうも種によって性格が異なり、比較的おとなしい方が向いている。
 (高橋氏のはヨーロッパカブトエビの突然変異種)
Cアメリカでは直播きなので、カブトエビは深刻な害虫となっている。
 (雑草と同時に稲もやられるそうです。柔らかい新芽が好きらしい。)
Dカブトエビはミジンコの一種であるが、外来種なので、カブトエビが
 増えた分だけ、なんらかの種が減り、生態系のバランスを崩す危惧が
 ある。でも、1ヶ月程度で消えるのがせめてもの救いかもしれない。
Eカブトエビが繁殖できる、ということは、たんぼの乾田化の警鐘であり、
 野鳥や水鳥他、日本独特の様々な水田生物が住んできた湿田の減少を
 意味している。
 
以上です。(その他、漏れているかもしれません。お許し下さい。)
 
 
もう一つの穂の出ている稲の写真は、7月28日現在の藤本さんの
稲の様子です。(5月の連休田植えのたんぼです)
出穂の早さと穂の大きさにビックリしました。
 
近々、出穂前後の水管理について、藤本さんにお聞きしてみたいと
思っております。
(藤本さん、お忙しい事と存じますがよろしくお願いします!)
 
以上、失礼致しました。
 
 
8月5日 岡山の柴田さんから「RE:「環境保全型農業の転作カウント」
しばた@おかやま普及セ、赤木御大近所です。土佐さんおひさしぶりです。先月の四ツ手小屋宴会からはや一ヶ月がすぎようとしております。う〜ん月日のたつのは早いもの。

さて、標記の件ですが、あの四つ手小屋宴会でもどなたかとお話ししたことを思い出します。「ワタシは乾田直播きじゃけー、への字にはなりにくいけど(ならんけど)転作は見てもらえるからチョビット有利ですら」「なんでえそれあ」「へえ、乾田直播の場合だと田植えに比べて減収するじゃろ、ゆうて7%減反に見てくれる。一町つけたら七畝分は減反にしてくれる、てな案配ですら」「ふうーん」「ありゃ、皆さんがやっとる(ワタシはやっとらん)有機栽培なら20%見ちくれるんじゃねかな」「そうかいな、ふうーん」これ土佐さんとのやりとりではなかった、んでしょうね。忘れました。

今、手元にないからウソかもしれませんけど、春先に配られる岡山市の転作計画届け出の紙、には「乾田直播き7%、有機栽培20%」のことが、それはもう見てもワカランくらい、どえれえ小さな文字で書いてあったように思います。数年前に直播き7%転作カウントのおふれが出て以来、毎年「ええっと屋敷町は29.6aじゃけ、0.07かけてっと2.07a転作っと。頭町は15.8aじゃけ・・・」てな具合。お役人のワタシが言うのもなんですが、何筆もちまちまと、ええいっめんどくさいっ!作業なんですが、毎年やってます。

無論、岡山市がそうなってる(と思う)といって、京都はどうなんでっしゃろ。また、有機じゃゆうて書いて出したら20%通るのか、どういう基準で有機とするのか、検見のときどうやって特定するのか、は定かではありません(調べれば判るハズ、普及所なんだから)。乾田直播きは、そりゃ田んぼ見ればスグ判りますけどね。

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   岡山農業改良普及センター  柴田雅人
 〒700-8604 岡山市弓之町6-1 (086)233-9850
    masato_shibata(アットマ)pref.okayama.jp
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8月5日 鳥取の岩谷さんから「赤木さん、有難うございました」
ご教授、有難うございました。
イセキのPL−400とか言う、田植機で、セイ一杯本数を少なくして(所々欠株が
出たり、5本も有ったりと言う始末でしたが)最大限株間を広げ(60/坪?)植えてみま
した。肥料は、昨秋わらの全数すきこみと同時に、米ぬか60/10a。田植5日後、
米ぬか100kg/10aのみでした。
以前報告したとうり、草ぼうぼうでその時には、来年こそは、適期に?上手に?除草
剤を撒いてやるぞ等とけしからぬ根性をおこしたものです。
 田んぼに一部を、お付き合いの調整水田にして、放置していたのですが、ここまで
草取りが出来ないので、落水してから草刈機でなぎ払ってやるつもりにしていた所、
昨年の倒伏で大量の籾でも落ちていたのか、今ごろになって、アレヨ、アレヨと言う
間に、すごい株の稲になってほぼ全面埋め尽くしてしまいました。
また、米ぬかを流し込んだ水口の近くは、葉っぱがきいろで、いつまでも、消えてし
まいそうな気配でしたが、これも今ごろになって、青々と、太い株になっています。
・・・ハジメ、チョロチョロ・・・と言うのを実感しています。来年は、笑われて
も、さげすまれても、好きなように出来そうです。デモ、素人としては、近所の先生
方の、親切を無視できるかなァー?
 虫も、病気も、赤木さんがおっしゃる様に今ごろ反省しています。
なお、草が生えすぎたのは、水深が浅過ぎたのではないかと思っていますが、10c
mもの水深は取れないかもしれません。畦塗り経験も無く、いまから頭の痛いことで
す。有難うございました。

◆大阪の小圷@GENKI 通信◆

「代かき」を整理・更新しました  2002年08月05日 bin(小圷敏文)

滋賀の恵木健文さんから、第3段の整理原稿を7月24日にメールでいただきなが
ら、その編集整理に手間取っておりましたが、やっとまとまりました。稲作・抑草に
おいてポイントとなる内容だけに「代かき」は、山下正範さんが精力的に働きかけ、
それに皆さんが応える形で投稿されており、読み応え十分です。
再度読み直して、追加・補正することがございましたら、投稿してください。
恵木さんの尽力に感謝します。、ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願い致しま
す。

8月4日 埼玉の安井さんから「HPの宅配便を申し込みます」
やまちゃん。はじめまして、埼玉は草加に住む安井と申します。

現代農業増刊『青年帰農』を読んでHPのことを知りました。
私は今は会社員で、将来的に農的暮らしを実践してみたいと考えて
います。参加者の皆様の「うだうだ」話を読みながら農業に対する
考え、知識を学べたらと思います。

よろしくお願いします。
8月2日 京都の土佐さんから「環境保全型農業の転作カウントについて」
ちょっと腹立った出来事ご報告します。
先日の赤木御大の通信の中にあった(と思う)環境保全型農業が転作カウントされる
という話、早速町の総戸数の52%が農業(兼業も含む)というわが三和町の産業振
興課に問い合わせました。以下課長補佐とのやり取りの内容です。
<環境保全型農業が転作カウントされると言うことを聞いたんですが?>
ああそんな話聞いたことありますね。町では今までそんな話された人いませんね。内
容は調べないとわからないです。でもそれを聞いてどうされるんですか?
<米作りたいんや! 田んぼ借りても転作面積増えるだけや自分のやり方で転作にカ
ウントされるならこんなええことないやろ。そんな話聞いたことも無かったわ、わし
も不勉強やったけど、今年の分だけでももっと米作れたわ>
 話してるうちにだんだん腹立ってきました。(自分の無知にも)
<ちゃんと書類出してくれ>
わかりました。でも来年から転作方法変わるかもしれませんよ。
<うるさい、後茶後茶言わずにはよ調べとけ!>
う〜んこれが行政なのか、農業が主幹産業の町なのか?情けなくて腹立って酒飲み過
ぎそうです。

 んー? やったー! 雨が降り始めました。約2週間ぶりの雨だな。
明日は秋野菜の種蒔きができるかも。酒やめて寝よーっと・・・


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土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp     Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
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8月2日 鳥取の岩谷さんから「虫のご返事ありがとうございました」
恥ずかしながら、薬撒いてしまいした。
 同年代と若返らせて頂いて、光栄です。S11(1936)生まれの、66才です。実は、定
年帰農、と言っても父母介護のため、単身赴任?の身です。時間つぶしに家庭菜園を
やっていたのですが、ヨー作らんから田んぼを返すと言われたのが、3年前。畑に比
べリャー、水だけ見ておけば、田んぼなんて楽なもんじゃ!ヤッテミー!と言われた
のが、ケチの付き始め、無収穫でも良いやと、1年目。出穂期に、1回だけでも、防除
しろ!散紛機もガソリン付きで貸してやる。薬も遣るから、防除しろ、と村の先生
方。とうとうこの年、農協の苗に箱施用の薬と、出穂期の、カメ、紋枯れ、イモチ対
策の薬剤を使いました。こちとらゼーンゼン気にしていなかったのですが、村の祭り
の総括では、素晴らしい草だったようですが、8俵/10aで入賞組みだったようで
す。
2年目、老齢のため、耕作を諦めた、近所の先生から、23万円でトラクターを買い
ました。申し訳無いからと、動力散紛機がオマケに付いて来ました。但馬から、菓子
折り1つで、ハーベスタを貰いうけました。いとこが喘息で稲作が出来ないと言うの
で12aを、ツイデニ耕作することにしました。これが昨年全面倒伏、えらい目に
あってしまいました。収穫、籾袋で48、子供その他に配って、まだ半分残っていた
ので、自家消費見込みを残して、家内の関係していた、ボランティアグループへ、給
食用に寄贈してしまいました。おかげで、10月から新米が食えるぞと、子供と孫が
喜んでいます。
本年、隣のオジサンが体調を崩してしまいました。ここの、8aも、ゆきがかり上、
ツイデに耕作することになりました。合計、30a我が村では、上位1/3の農家に
なってしまいました。
5万円のコンバイン(百姓とは、採集なりと心得ている家内から、「せっかく自然乾
燥のおいしいお米を食べているのに!」と叱られました。)ビール1ケースの乗用田
植機が、我が家に輿入れし、母通院用の軽乗用、一番の働き者の軽トラ(これも14
万)が野ざらしの惨状です。
ともかく、本年、草に追われて、追われて、ほっとするまもなく、虫でしょ。家内は
明日帰えるし時期を失っては、とツイツイ弱気になってしまいました。いまなら、
ビールは入っているしなる様になるさ!なんですがねー、ゴメンナサイ
せめて10年、コメを追求したいと思っています。また教えて(気合を入れて)ネ!夜
更かしが過ぎました。明日はまた草刈だ!
 
8月2日 岡山の赤木さんから「虫と病気対策」
鳥取の岩谷さんへ
 虫やら病気やらが出そうで心配なことですね。
JAとしては1番もうけになるやつを進めるわけだな。虫にも病気にも効くとかいう混合剤を。
パダントレバリダビーム  しっかり混ぜたもんだな4種混合ときたか。
散布しなくていいよと言って被害が出たら責任問題になる。多くの百姓は、なぜあの時振らせなかったのか、と詰め寄るだろうな。これが多農薬への道筋だ。
こういったたぐいのお薬には久しくお世話になってないな。
 
 よその田んぼを見もしないで無責任なことは言えないんだが、薬を振ってしまうと何も分からなくなる。振らずにじっと観察すると、「ああ、あのくらいでも大丈夫なんだな」とか、あそこまでくるとだめだな、なんかが見えてくる。 心配なら半分だけ振って、比べてみよう。さいわいに虫のほうは大丈夫みたいなので、イモチと紋枯れですね。窒素がやたらと効いてなければ、そして疎植で風通しが良ければあまり心配は無いと思うけど。
心配なら焼酎をかけておこう。ついでに米酢と海水なんかも少し足してやれば、アルコール漬け、酢漬け、塩漬けだ。たいていのカビも菌も逃げるんとちゃうか?
 
 中国山脈を越えた南の岡山の百姓  赤木歳通でした
 
 
8月2日 福井の塚本さんから「航空防除の返事ありがとう」
宮城の齋藤さん,わかりやすい回答をしかも迅速にお送りいただきましてありがとう
ございます。
航空防除の件は、関係ない人にはうっとうしいだけですが、被害をういけている当事
者には深刻でいやな問題です。

私のほうは、薬剤の飛散を確認するために、稲を、ガスクロマトグラフィーによる薬
剤検出に出して、結果待ちです。
薬剤が検出されたら、特別栽培の認証は取り消しになり、損害賠償の交渉が始まるこ
とになります。

救いといえば、実施主体が今までと違って、被害を受けた可能性があるという連絡
で、直ちにガスクロマトグラフィーによる検出を決断し、航空防除の最中でもすぐに
現場に急行してサンプリングを始め、被害が確認された場合には損害賠償をすると
いってくれていることです。

ところでどうしてガスクロかというと、落下板(ミラーコート)が設置されていな
かったことと、
阪急航空のパイロットが事実認定で争ってきたので、
私がガスクロで検出して事実を決めようと提案してこうなりました。

ここまでくるのに10年かかっています。
航空防除のことでは、命のやり取りをするような状況にたびたびなったものでした。
確実に時代は変わっていると深い感慨を覚えます。

齋藤さん、本当にありがとうございました。

いつでも死んでやると思っている塚本でした。

8月1日 宮城の齋藤さんから「RE・航空防除」
塚本 様
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。

『*福井の塚本さんから「航空防除の薬剤がかかったらどうしましょう」

有機認証や特別栽培のほじょうに、
航空防除の農薬が散布されてしまったらどうしていますか?
野放図な薬剤散布をしても、航空会社が何らかの処分を受けたという
話はまったく聞きません。
さてこの後どうしたものか、どなたかご存知のかたはご一報ください。』

基本的には 有機にも特裁にもなりません。平成12年に有機JAS法が
改正された当初は 有機・特裁圃場に隣接圃場から農薬等の使用禁止
資材の汚染があっても泣き寝入り状態でした。

その後通達があり 山林の害虫防除を含む航空防除は 散布区域以外
には農薬は散布できなくなりました。当然無風状態とか風向に関係なく
です。事業主体が農業共済組合や森林組合あるいは自治体を含む
地方公共団体なのでしょうから 賠償責任を請求できる 法的根拠が
示されたのでした。

常識的には 作付前に隣接圃場の耕作者や 事業主体である農済等に
事前通告して 注意を喚起させることは必要になります。

実際の作業をする航空会社には直接の責任は発生しません。事業主の
指示に従わないで 損害を発生させた場合は この限りではありませんが。

齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)kurikoma.or.jp
 
8月1日 やまちゃんから「RE・どうしましょう。虫がついてしまいました。」
岩谷さんへ。
初々しい悩みをお聞きして、10年ほど前を思い出しました。
(岩谷さんさんは、たしか、ぼくと同世代?、ぼくはS23年生まれ、
初々しいなんてえらそうなことをいうと、失礼かな?)
今まで、2回、稲の農薬散布をやりました。
最初は、稲作り初年度、ミノニシキを作ったところ、ウンカが付きやすいのか、ビッシリ。
2回目は、いとこの田んぼを借りて作り始めた年。
紋枯れが上がってきて、隣のオッさんに、
「こりゃやばいぞ、穂首まで上がってしまうと、コンバインにかからなくなってしまうぞ」
と、警告されました。
何が何でも無農薬というのは、ぼくの趣味ではなかったので、
あっさりかぶとを脱いで、農薬散布しました。
でも、ちょっぴり、くやしい思い。
宇根豊さんらの「減農薬の稲作り」「田の虫図鑑」「虫見板」片手に、何度も何度も田んぼと往復して、それからは、殺虫剤、殺菌剤のお世話にはなっていません。
1995年でしたっけ、例の冷夏の年は、ハラハラしました。
イモチの病斑を、一日何回見に行ったことでしょうか。
「農薬散布なしでも、きっと大丈夫」と決断して、言い訳に、酢を畦端から噴霧しました。
それ以来、怖い思いをしていません。左うちわです。
きっと大胆にもなってきたのでしょう。
虫見板ナシでも、今年も、ウンカはおらへんなあ、です。
ある田んぼ、なぜか、紋枯れが畦端に出ます。
がさがさの稲になってしまいます。
でも、きっと減収率は、1パーセント程度。
 
つい、おとといの、ぼくの余裕ある態度をお聞きください。
隣のおっさんとの会話です。
「やましたはん、粉剤を手回しで散布する機械、知らんか?」
「あんまり、見いへんなあ」
「ばあさん( 奥さんのこと)にホースの先持たせるの、気が引けてなあ」
「今年、虫おるかあ?」
「おらへんなあ」
「自分のうちの喰いりょうの米やろ、薬ふらんでも、べっちょないで」
「農協が置いていきよったんや、せっかくあるのに勿体ないさかい、
ジョギングみたいなもんや」
「今年の米は、無農薬やぞ、いうたほうが、嫁さんにええ顔してもらえると思うで」
 
それは、さておき、岩谷さん、丹念に田んぼを調べて廻ったこと、
初心、忘れまいぞと、思いました。
「みーんな、悩んで大きくなった」(?)のです。 

7月31日 福井の塚本さんから「航空防除の薬剤がかかったらどうしましょう」
有機認証や特別栽培のほじょうに、
航空防除の農薬が散布されてしまったらどうしていますか?
どなたか教えてください。

航空防除の際、ヘリコプターのパイロットは
いい加減な薬剤散布をします。
昨年、空中衝突の事故を起こした中日本航空は有名で、家の上で旋回して農薬をばた
ばた落とすし、白旗で標識された除外区は関係なしに薬剤をまいて通過します。
私が見ていると、数百メートルの休耕田を越えて、わざわざ除外区の水田の上まで飛
んできて旋回して農薬を落としました。完全に嫌がらせです。

今回、阪急航空も似たようなことをやってくれました。

ヘリコプターのパイロットはかなり横着な人種のようですからそのつもりで事に当
たったほうがよいようです。

野放図な薬剤散布をしても、航空会社が何らかの処分を受けたという話はまったく聞
きません。
さてこの後どうしたものか、どなたかご存知のかたはご一報ください。

福井の塚本


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