草刈り日和なので、畦草刈りに出かけます。
7/13 佐賀の那須さんから「再・ひえとりしています」
やまちゃんへ ご返事ありがとうございます。
赤木様の助言で深水をつづけています。
しろかきは2回
米糠は40KG/反
面積は45@
苗は100G/箱で植えつけ時で4.0cm
6/24に6条の機械植え7/3に6.0cmでした。
その後深水を続行し7/6に3条除草機を押しました。2cm水落ちし,7/9に取り残しを2条手押し機で押して深水にもどしました.7/12現在苗は10cmぐらいで欠株はあります。草はほとんど水面下です。
あと2回除草機を押したほうがいいといわれています。
なお、近くのよその田ではえびが大量に発生し水が濁り浅水でも草は見当たりません。うらやましいかぎりです。
2003.7/13 佐賀県鳥栖市 那須 修一 より
7/13 岡山の赤木さんから「しろかき」
赤木@菜の花です。
やまちゃんから代掻き条件設定のお尋ねに関して。
ロータリーハローはお金が無くて買えません。と言うより置き場が無いので買いません。
爪の位置決めはポジションコントロールです。押さえ板の後尾に専用の代掻き板をつけますが、尾輪は邪魔になるので取り外します。
押さえる強度は、わずかに押さえ板の横から泥が出るぐらいです。
深さは新しい土を起こさない範囲で極力深くします。
走行速度は時速にして5km強。1.7m幅のロータリーでは理論上では1反7分。実際にはUターンしたり周回では方向転換があるので1反10分少々。4反で50分てなところだな。
麦わらが多い田ではもうちょい速度を落とします。
PTOは3です。最速ではありません。理想は2なんだが足が速いので3です。
晩飯食って午後9時からでも一町はかるいかるい。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
*やまちゃんから
ぼくのハローの幅が2メートル。だから、大して変わらんね。
PTOは、ハローの2速は、たしか800回転くらい?
ロータリーの3速と同じくらいかな?
赤木さんは、晩飯食うときには、酒は飲まんのか?
7/13 やまちゃんから「代かきについて、うだうだ」
まいにち雨、雨、雨、、、、
わが田んぼには、さいわいイモチの気はないが、たまにぞっとするような、赤茶けた田んぼを見るようになりました。
赤木さんが、代かきについてまとめてくれたので、ぼくなりに思うところを書いてみたい。
1年半ほど前に、「代かきサミット」と称して、飲み会をやりましたが、
その時の結論は、「とにかく代かきはむずかしい」と言うことでした。
衣笠さんが「従業員がふたりいるけれど、代かきだけは、ひとまかせにできない」と言うくらい。
よって、思いつくまま、馬の小便風になります。
(1)赤木さんの説明により、なぜ枕地部分を、先に代かきしておくか、よくわかりました。
どろどろにしておくことによって、前輪で泥を押すことがないようにと言うことですね。
(2)横方向の代かきについて。
ぼくの田んぼの基本形は、20アール(70メートル×30メートル)。
横方向の代かきは、ターンの回数が多いので、ぼくはやりませんが、北陸地方では、縦横が常識とか、
耕盤を平らにするため、田んぼの大きいところでは、かなりやっているようですね。
(3)ぼくの場合、代かきの目的は、雑草対策もあるけど、水もちをよくしたいと言うのが、あります。
田んぼまで車で20分、水入れはせめて3日に1回くらいにしないと大変。
1回の代かきに時間をかけるより、荒代から日にちをおいてもう一回代かきすることによって、
水もちは、ぐっとよくなります。
(4)赤木さんの田んぼは、岡山の干拓地帯。伝統的な米麦地帯ですね。
というか、乾田直播で有名なところです。
麦のある期間は、水門を開いて水はけをよくし、稲作期間は水門を閉じて地下水位を高くしています。
だから、1回の代かきで、いいあんばいなのでしょう。
菜の花抑草も、干拓地帯(乾田直播地帯)の地の利を、見事に生かしたやり方と思っています。
今年は、さすがに、長雨にだいぶ泣きを見たようですが、、、
しばらく立ち上がれんくらいボディーブローを食らったのではないかと、案じておったが、
おみそれしました。
(5)さて、赤木さんの代かきは、ドライブハローじゃなく、ロータリー使用。
最初に設定をしたら、最後までそれで通すとのこと。
設定は、きっと、2つ。爪の深さと均平板の押さえ圧。
爪の深さは、尾輪に頼るか、ポジションコントロール。
赤木さんの設定を、もう少し教えてもらいたい。
(6)さてさて、わが方は、ドライブハロー。
ドライブハローには、通常尾輪に相当するものがなくて、ポジションコントロールで微調整するしかないが、
わがポンコツトラクターは、それがあまりあてのできない。
それで、尾輪をダブルにつけて、耕盤に沿わせることを試みた。
荒代かきのうちは、まだ耕盤が固いので、それなりに用をなしてくれます。
ところが、水が入って何日もすると、耕盤も水を吸って柔らかくなり、
どうしても、尾輪だよりだと、もぐって、深く深くなってしまいます。
(7)今年は、どの田んぼも、結局3回代かきをしました。
最初の荒代だけでは、減水深があまりにも大きく、植代まで何かきも水入れに通わなくてはならいので、
荒代の翌日(翌々日)に、もう一回。10日ほどあけて植代です。
いずれも、時速約2キロ(主変速ーM、副変速ー2)、PTOは2。
20アールの所要時間は、約1時間程度でした。
(8)水の深さは、最初の2回は、がぶがぶの深水。
雑草の残りが、ペンペン水面に顔を見せているし、それを頼りのコース取りでした。
深水の中で、ドロをかき回して、沈むのを待つ、均平はひたすら水任せとといった感じでした。
それで、最初に沈むのは重い土、次に腐食層や雑草の種が沈む。
そうすれば、植代までの間に雑草も発芽しやすいのでは、
そんな期待がありました。
(9)植代の深さは、去年までがぶがぶ水でやっていましたが、
どこを走っているのか、わからず、風が吹いてさざ波が立とうものなら、船酔い気分。
今年からひたひた水に切り替えました。
これが微妙なのだが、少なすぎてひっついた状態(ドロが露出して乾く)では、こねてしまうので、
コース取りがわかる程度の、浅からず深からずという、ひたひた水。
植代までに芽を切った雑草(ヒエ、コナギ)がかなりあったけれど、
せいぜい1,5葉までの小さな雑草だったので、
それが、田植え後復活するようなことはなかったようです。
(10)ポジションコントロールは、2回目の代かきから、尾輪も少し浮かせ気味、
爪が耕盤にかからぬよう、ひょめんのドロを水と一緒にかき回せばいいや、
そんな気持ちでやりました。
(11)表層の代かき処理で、雑草対策は?
6枚の田んぼのうち、5枚は安心して見ておれる状態です。
「池の下の田んぼ」のコナギ対策はできたか?
それは、今年は、ダメといわざるを得ません。
手前部分、7〜8メートル、去年もびっしり生えた部分に、
今年も、多いところは芝生のように生えています。
作り始めて4年。
最初の2年、コナギが生えたのは、ハローの爪がかからなかった畦際のみというのが、
今となっては信じられない光景です。
なんでー?という思いです。
(12)最後に、高低差均しについて。
代かきで、そんなもんできるわけあらへん、という気分でトラクターに乗っていました、はい。
ハローには土引き機能が付いているので、四隅の高くなったところ、畦際の高さが目立つところは、
それを使って、低そうな所へ持って行くようにしましたが。
冬の間にせにゃならんのやろけど、、、、
7/12 岡山の赤木さんから「固定観念と老農夫・婦」
赤木@菜の花です。
皆しゃーん、変わった農法や考えを通そうとすると周囲はうるさいもんだ。
とりわけ昔から頑固に守ってきたやり方と違うと、家族の攻撃は並大抵ではない。
かの井原尊師も、への字の最大の敵は家族にありと達観されている。
小生も昭和の終り頃からへの字稲作と宇根式減農薬稲作を始めた。今でこそ笑って話せるが、家族の抵抗はそれはすごかった。田植え後10日目あたりから硫安のドカン肥を振るまでは、毎年気まずい思いをしていました。
「早よー肥振らんか。薬も撒かんかい。」
「そんなに言うのなら家を捨てて出て行くから、東京の兄貴に帰ってもらって百姓やってもらえばいいだろう!」最後にはこの言葉が出ていた。
百姓にとって、隣の稲より負けていることは耐えられないらしいし、植えたらすぐ肥を効かせてやらんと米は採れないものと信じきっている。 いや元え、信じ込まされている。百姓は何も考えることなどあらへん。指導された通りに肥振って薬撒いておけば米は採れるんやと思い込み、それ以上のことは何も考えん。ちょっときつい表現だったかな。 おかげで考えん百姓になり下がってしもうた。
10年はかかるね。おとなしくなるのに。息子は無農薬で米を作っとんや、と他人に向かって言ってくれるまでにはさらに数年が要りまっせ。
産みの苦しみと言おうか、脱皮の苦しみと言おうか、きっと食卓の向こうでも考え悩んでるんや。
土曜日に岡大のアヒル先生こと岸田先生が菜の花跡の田んぼにおいでになった。
あの先生ですら、「薬撒かずに米が採れるわけが無い」といわっしゃる実家の母親には勝てんそうな。だからアイガモやアヒルで稲を作る研究をしていることは未だに母御はご存知無いそうな。 世の中そんなもんだよべらんめー。
というわけで、明日からはまた元気に行こう。あんたの出番がきっと来るさ。
自然を愛し環境を考える冷酒大好きな百姓 赤木歳通
7/12 *****福井の塚本さんから報告(その1)*****
塚本農園日誌(7番の田んぼ 面積65アール)
###テーマは、菜種油粕の元肥施用の効果は?###
平成15年4月18日 菜種油粕を反当り120キロ散布。
平成15年4月26,27日 耕起
平成15年5月 7日 荒代
平成15年5月15日 植え代
平成15年5月19、20日 田植え、坪50株、マット苗
平成15年6月 2日 動力除草機(2条)をおす。約20アール。
故障したので残りはやめた。
田んぼの真ん中は、草がなし。端の枕地に、コナギ、オモダカがある。
除草剤は使わずに行きます。
田植えのときから時間がたつにつれ、トロトロ層が厚くなったのが、コナギを抑えた
原因かもしれない。
肥料もこのくらいでいいと思う。追肥はなし。
7/12 ****福井の塚本さんから報告です。(その2)*****
塚本農園日誌(6番の田んぼ 面積40アール クログワイがいるので除草剤を使い
ます)
###テーマは、脱脂大豆の元肥施用の効果はいかに?###
平成15年4月15日
脱脂大豆(昭和産業)を反当り120キロ手で散布。20キロ入りの紙袋の口を
開けて、肩または首の後ろに担ぐ。肥料を落としながら歩く。田んぼは耕起していな
いので歩きやすい。手で持ったら重くてたまりません。田植え後に散布する代わ
りに、作業が楽になることと元肥のつもりでやってみました。結果が楽しみです。
平成15年4月16日 ロータリーで耕起。
平成15年4月17日 水を入れる。
平成15年5月 6日 荒代
平成15年5月13日 植え代
平成15年5月21日 田植え 坪50株マット苗
平成15年6月 6日 カルガモの除草を発見
コナギとクログワイがだいぶ生えていますが、除草剤なしで通します。
カルガモがハプニングでした。カルガモがいなかったら草が優先したでしょう。
肥料の量はちょうど良いくらいで、追肥はしません。
7/11 広島の西村さんから「お遊び、海苔マルチ」
耕運は長手方向にします。熊本の後藤さんの記事だったかに「縦横鋤くのは鋤の時代のなごり」みたいなことが書いてあり、旋回が少なくて済む長手方向です。
耕運の漏れた所(鋤残し)を縦横走らせることで無くすはずが横方向の耕運むらにより縦方向で走らせる時にロータリが踊って耕運深度がかえってむらになっていることから鋤残しが出ないように作業しています。
今年の梅雨は良く降りますねえ。手の回らん私の稲作にとってはプラスの天気のように感じておりますがどうなりますやら。さて、おそらくml内でもっとも稲作で遊んでいると思われる西村からこんなことやってみたという画像をお送りします。
品種:サリークイーン
田植え後間もなく1ケ月で草がちらほら(昨年カモが入っているので草は少ないはず)
水入れて除草機を転がせば完璧、という感じですが夢前町から持ち帰った肥やしを貼り付けてみました。1箱では2a分くらいでちょっと足らん。あ、いやいやもうけっこう。昨日の18時から2時間半と今朝の4時過ぎから1時間半と計4時間要した。カモが良く見えるようにと田枠を使って手植えしてあるので苗の並びがきれいじゃろ。
肝心のカモはあっちの田、草取り中の田に援軍を送り込む為に連れていったのでおらん。カモに変わる海苔マルチでどうじゃ。観客は集まらんやろな。
抑草に役立つとは思っていませんが生産調整で焼却処分している海苔の利用法を考えろといわれてもこんな短冊、ボカシにするか水口に積んで溶かして流し込むしかないよね。で、最も均一に散布してみた。
これもねえ深水だと浮いて逃げよるのでヒタヒタの時に貼り付けんといかんわけよ。
7枚ほど食ってみたが生産調整で処分することを前提に作っとるんとちゃうか。あの寒獲りではない赤茶けた原料では売れるような製品は出来んと思うんだが。使い道より生産側の生産調整という機構の改革が必要なのでは。
動力除草機から助走を付けてきた除草作業は折り返し地点に達しています。カンカン照りでは体力の消耗が激しいので曇天が嬉しいのだが今週末も雨かよ。
7/11 兵庫の衣笠さんから「農薬を使わないこと!」
ご無沙汰しています。夢前町(兵庫県)の衣笠です。
今年は、久々の”梅雨”ですな!私の経験上なかった梅雨です。
近所のおじいさんに色々指導を仰ぎつつ、もがいております。
ところで、地域や家庭の”無農薬農業の立場”の話ですが、
私の場合、無農薬のきっかけは、子供が生まれた事と農薬中毒(
炎天下に裸で3種混合をまきました)でした。環境やお客様の事は
たまに口には出しますが、子供も大きくなり言うことも聞かなくなって
今、無農薬でがんばれるのは、”意地”です。やり始めた時にいじめられ
皮肉を言われ、笑われた事への”意地”です。
でも、言われた人々に感謝しながら”意地”張っています。みんな関心が
有るから言ってくれる訳で、私の場合は、悪口や小言のうわさを聞きつけると
出所に即駆けつけて自分の思いや相談を持ちかけました。
変わり者も15年がすぎますと”地域の宝”と言われるようになっているようです。
「磨いてガラスやったら、笑ってな。」て言っておきました。
5年、10年先を見据えながらこれからも”意地”を張って変わり者を続けようと
思っています。
それから、代掻きは、私も横掻きします。赤木さんに反論です。
効果は、高低差の分散と鍬残しの回避です。ただし、3反クラスの田んぼに
限ります。うちのハローは、3.8mですからロータリーの継ぎ目が3カ所あります。
この鍬残しが結構残るんです。
朝の早起き、どろどろの服、べたべたの汗は、地域の人々に納得を与えます。
最近は、みんなが私の身体を気遣ってくれます。「おまえが、倒れたら みんなが
困る」と。”意地”から”責任”に変わりつつあります。”責任”は、つらい仕事に
なるかもしれません。考えさせられます。
7/10 岡山の赤木さんから「代かきなど」
赤木@菜の花です。
平井さんの冷酒をおいしくする為にも私も考えてみます。
ずっと以前にも代掻きを縦横行うことがこのHPでもでました。私には理解できませんでした。水持ちを特に良くする為ならともかく、普通の田んぼなら縦だけで十分と思いますが。よかったら横も掻くわけを教えてください。以下私のやり方です。
入り口から田んぼに降りると走行速度のままで、あぜの下ギリギリにタイヤを寄せて走ります。あぜの下のケラの穴などがつぶれますし、速く走ればタイヤで飛ばされた泥が畦に乗っかって、気持ち程度ですがあぜの補強が出来ます。対岸の枕地の外側を代掻きします。反対側の長辺のあぜ下を同じように走って帰って来ます。最後に入り口側の枕地を代掻きします。これで準備が終わり、元の位置に立っているはずです。
本番の時にトラクターがUターンする時に前輪が泥を前方に押します。このときに代掻きして泥が軟らかくなっていれば、押された泥は手前に流れて戻ります。やってないと枕地の最外側がとても高くなり、あとで手直しでえらい目にあいます。枕地の代掻きはこのために行います。
本番はあぜからそのトラクターの2.5列分残して始めます。当然縦です。向こうでUターンすると0.7〜0.8列分残して帰ってきます。つまり1列おきに代かきするわけです。ターンした後丁度1列を残すと、今度そこを掻く時につぶれないままの土が逃げて汚い仕上がりになります。
反対側も2.5列分残しておき、さっきの0.7列分の残りを掻きます。もし入り口より反対側で終わったら、代掻きしながら元の位置(入り口側)に帰ってきます。これで中が終わります。残された外を3回回って終わるのですが、最初に周囲を走ったり代かきした逆の方向に必ず作業してください。
周回は必ず内側から回ります。4隅で90度向きを変えた後は、いま掻き終わった上をもう一度ロータリーを走らせます。これにより掻き残しの部分がなくなります。終りの2回の周回は、スタート時点ではあぜギリギリにロータリーを寄せて(バックして)出発します。
最後の辺を掻いたら、入り口が正面に必ず見えるはずです。そのまま田んぼから代掻きしながら出ます。前輪が高くなるとロータリーを手動で持ち上げないと深く耕してしまいます。これでタイヤの跡すら残さないで出れます。ジョレンで4隅をちょいちょいと直せば終わります。
最初に田んぼに降りた時に真っ直ぐ走るのは、最後を美しく田んぼから脱出する為です。
押さえ板の調整が悪いと平らにならなかったり、隣に泥を押しすぎて仕上がりが1列おきに高くなります。調整は走行速度と関連があるので、足の速さを決めたら全田が終わるまで変えません。早い場合は強く押さえ、遅く走ると弱く押さえないと同じに仕上がらないです。
田んぼの高低は冬の間に直しておくのが原則です。代を掻く前なら、ロータリーを回さずに降ろしてゆっくり走れば、高い部分の土が少しは動きます。お試しあれ。
苗は地球苗なんですね。16m×1.4mなら冬の間に米糠を2袋ほど撒いておけば淡い色のいい苗ができそうです。足らなければ来年増やせばいい。
苗といえども窒素が無いと丈夫になれません。地力窒素分がありますが、草が少し生える程度なら丈夫になりますが、苗がびっしりと生えると栄養失調でしょう。飯食わさずに大きくなれと言っているようなもんです。外周付近はその外側の栄養もあるし空間もあるから伸びやすいのは当然でしょう。中心部を必要なだけ伸ばしてやって、周囲のはカットしたらどうですか。
長文になるのでこれで止めます。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/10 福岡の平井さんから「ジャンボタニシさんに遠慮してもらうことにしました」
今日はとうとうジャンボタニシさんに遠慮してもらうことにしました。
植え継ぎをしようと、田んぼにはいると、食害のひどいところに
ジャンボタニシが沢山、10p角に、10匹はいます。
〔少しぐらいは草取り賃たい。〕等と悠長なことは言ってられません。
3時間ぐらい掛けて、パンケース1箱のジャンボタニシさんに遠慮して
もらいました。
その後、植え継ぎをして今日の作業は終了。
明日から水をかけます。
さて、代掻きですが、自分でやり出したのは4年前
中古のタラクター〔15万円のイセキの22馬力 〕を購入してからで、
私の代掻きは、
1,水加減は、初めいっぱいかけて土にいっぱい水を吸わせて
次に思いっきり落として1/2〜2/3の土が表に出てから
代掻きスタートです。
2,まず外周を3回回った後、横かきから始めます。
5列間隔位あけて、それを繰り返します。
3,次に縦にかきます。3列間隔ぐらいあけて
スピードは横;M-1〜2 縦;M-2〜3
4,最後に押さえをつけて縦だけ走ります。
私の欠点は、高いところを何とかしようとそこにばかり気をとられ、
低いところが出来るのに気がつかない。と思っています。
次に苗代です。
鶏舎の前に、16M×1.4Mの苗代を作ります。
種まきは5月3日、田植えは6月20日です。
そこに種を直接まくのですが、途中までは揃っているのですが、
後半になると外周ばかり成長して内部がなかなか大きくなって
くれません。 水は大きくなるようにとかけっぱなしです。
どうもこれがいけなかったみたいです。
ちなみに肥料は何も使ってません。
赤木先輩、こんな所ですが、よろしくお願いします。
来年の方針が決まらないと、冷酒がおいしくありません。
福岡の 元氣村の 平井です。
7/10 京都の土佐さんから「塚本さんへ、言っても仕方がない でも、、、」
やっぱりそうですか。
昨年までやはり私もご指南いただきました。
しかし、自分でいうのも変ですが赤木先輩じゃないけれどあちこちで吹いてまわりそれをプレッシャーに結果を出す!!
「薬撒いても草で出来ん田んぼは出来ん」
頼れるのは自分の信念のみ。撒きたけりゃ撒けばいい、それをとやかく言える立場には無い。
トレーサビリティとか何とかあるけれど、認可された安全な?薬さえ使えばどんな作りかたしても値段を問わなきゃ買ってくれるとこはある。ずーとそうだと楽チンなんだが・・・?
最近草刈しながら考えています。「薬撒きゃこの草できないのにな・・・ もっと収量上るかも・・・」
きっとそうなんでしょうね。しかし何のためにこんな苦労するのか。収入の為?環境保護のため?
どこかのHPで見たような気がします。「採算を考えている有機農業製品は良くないものが多い」
私は「将来の自分の為」という荒っぽい言葉で包括しようとしています。
きっと近い将来そんな時代が来る様な気がするからです。
「次代の常識は現代の非常識」しかしもっと前の時代では当たり前のことだった。
ラウンドアップに耐える草を作らないためにも・・・
うーん酒がまわってきた。まとまらんけれど、近所のおっさんにいえない言葉を吐いてしまいました。
失礼しました。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
7/10 神奈川の笹村さんから「Re・除草ポリシー」
赤木さんの暖かいお答えに感動しました。
「誰でも共通して成功するやり方を模索すると苦しくな
りそうです。」「百姓の技術は個人個人のものであって
他人がまねをしても成功するとは限りません。」
肝に銘じておきます。
多分米ぬか抑草は。「効果」か、せいぜい「有効」ぐらいか
と思います。何とか「技あり」までもっていって、合わせ
技で「一本」を取りたいものです。来年に向けて、成功
した田んぼと、失敗した田んぼのデーターをできる限り
集めるつもりです。
ますます、このホームページが好きになりました。よろ
しくお願いします。
7/9 岡山の香西さんから「除草ポリシー」
「アイガモ」「コメヌカ」「ナノハナ」「。。タニシ」「。。マルチ」「。ゾラ」「ソノタモロモロ」大嫌いの香西です
赤木さんの提案
1、永続性のある、循環技術になっているか。
2、誰にでもできる簡単な技術に整理できているか。
3、経済的合理性があるか。
4、裏作ができる技術か。
「4」を除いて大賛成です
「永続性のある、循環技術になっているか」の永続性とは何の永続性なのでしょうか、という疑問は残りますが、「経済的合理性があるか」で、総論納得です。
私どもも将来的には「4」もクリアーしていきたいと思っておりますが目下はそこまで考えていません。
私どもは水田の除草に関しては「水管理」と「ティラガモ」以外は全く考えていません。これでだめなら「無農薬稲作」を、たぶん放棄してしまうことになると思います
田植えから約3〜4週間目、今日始めて、手取除草に入りました。結果は。3人×5時間=15時間で80aをクリアーしました。(当農場の40%)[tenuki]こそ美徳と考えている者からみても納得のいく結果と思っております。私は「ガソリンを飲むカモ」と「ビールを飲むカモ」だけを信じています。
7/9 岡山の赤木さんから「おじゃまむし」
赤木@菜の花です。
たびたび顔出してすまんこってす。
福岡の平井さんの話を聞くとじっとできない性分なんだな。
代掻きがどううまく出来ないのかな?トラクターに照明をつけて見やすいとは言うものの、深夜の代掻きが私は多いです。翌朝見てもまーまーの仕上がりです。
速度、爪の回転、ロータリーの押さえ板の具合とかは、最初に調整したら終わるまで変えません。だから暗闇で作業しても同じように仕上がります。
油圧ポジションの位置は枕地などでは調整することがあります。
最も大事なことは田んぼでのコース取りです。そして枕地をあらかじめ代掻きして軟らかくしておくことです。この2つがきちんとできたらいい代が掻けるんだがなぁ。
終わった後もジョレンでそんなに泥を動かしませんよ。4隅でちょんちょんとするぐらいだな。こっから先は平井さんのやり方を公表してもらわないと話が進みません。
苗を大きくするのはいたって簡単。1に水、2に栄養、3に日にちです。
水を潤沢に入れればよく伸びます。窒素も効いていないと伸びづらい。日にちは無くても伸びるが、あった方が太くて硬い苗に仕上がります。
以下私のやり方。
苗代では最初のうちはしっかり水を入れて伸ばしてやる。色が薄すぎたら、水を入れる時に、水口あるいはポンプの出口に硫安を適当にぱらぱら落としてやる。水に溶けながら流れて、旨い具合に全体に行き渡ります。ムラ出来になったことはありません。
最初の時はコワイけど大丈夫だ。生育の前半は早めに大きくして、後半はあまり水は入れません。ここで硬い苗になります。それと土も固く締まって歩きやすくなります。
これが菜の花男のやり方です。ただし、みのるのポット方式です。
余計な話だったかな。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通 冷酒飲みながら
7/8 福岡の平井さんから「こんなはずでは、、、、」
私の稲作は、かなり楽な方だと自負していたのですが、今年は大変な目にあっています。
集団転作の隣の田に、迷惑を掛けないようにと、
周囲の畦〔260m〕を念入りに畦塗りを行い、草が一本も無い状態に
これで畦草刈りが楽になると喜んでいましたら、
結果的に、ジャンボタニシの〔エサ〕が減ってしまったため、今までだったら食べなかった苗にまで集中攻撃を受けています。
対策として、
1,手押しの溝切り機で、縦横に溝を切り、たまり水をなくす。
2,鶏用に切って置いた草をジャンボタニシに喰われたところにまく。
3,順調に育っている苗を分けて植え継ぎをする。
この作業に二日間かかりきりです。まいりました。
代掻きが上手に出来ればいいのですが、毎年失敗ばかりです。
10年やっているのですが少しも上達しません。
来年は、苗代を工夫して、もっと大きな苗を作ろう。
どなたか苗代の作り方のポイントを教えてください。
福岡の 元氣村の 平井です。
7/8 岡山の赤木さんから「除草ポリシー」
あしがら会の笹村様、岡山の赤木@菜の花です。
ものの考え方をビールと冷酒にたとえての表現おみそれいたしました。逆鱗なんてありませ、、、、いや、あったかな。「おまえんちの田んぼから虫が飛んできて害が出たら弁償してもらうぞ!」こんな発言は逆鱗に触れたけどね。
比較的水持ちの悪い田んぼのヒエの件了解しました。
コナギの生え方はわかります。1枚の田んぼでもヒエの生えやすい高い部分にはわりとコナギが少ないもんです。低い所ほど無酸素状態になりやすいからこなぎも発芽しやすいのでしょう。
私の周囲では乾田直播が多いのです。私も長年しました。代掻きを伴わないので、コナギはまず生えません。酸素がいつもあるからです。このあたりの事情と関連しているようです。
抑草技術の前提として
1、永続性のある、循環技術になっているか。
2、誰にでもできる簡単な技術に整理できているか。
3、経済的合理性があるか。
4、裏作ができる技術か。
この4点を私なりに解釈させて下さい。決して3枚におろしたりボロンチョには言いません。ご安心を。
以下、菜の花男の個人の考えです。
1の永続性と循環技術は除草のみならず稲作全体を通して、更には人間の生活も含めて考えるべき基本中の基本だと思います。すばらしい。人間は卵や肉を食べます。畜産からはウンチがでます。これを畑や田んぼでうまく使えば循環が成立します。一番やって欲しいのは人間のウンチ循環です。現在の処理方法では循環になりません。このあたりは以前書いたことがあります。
2は少し異論ありだ。これは除草剤の思想に近い。田んぼは10枚10色。重い粘土質、軽い砂地、水条件、日当たり、平野か棚田か。私の耕している19枚の田んぼでもくせがあり、そんな中で画一的にはできません。極端な話し、百姓の技術は個人個人のものであって他人がまねをしても成功するとは限りません。そこにひとひねりの工夫や味付けが要ると思います。菜の花抑草を真似しても成功しない人もあるでしょう。それは田んぼの条件が違うからです。その田んぼに合った味付が工夫されなければなりません。
と言う事で、誰でも共通して成功するやり方を模索すると苦しくなりそうです。
3の経済的合理性は、販売も含めて考えればいいと思います。除草剤だと反当3000円までです。私の場合は肥料の鶏糞代が2000円。ナタネは種代だけで5000円近くかかります。米糠も使うとさらに200円プラスです。除草の為だけに5200円です。除草剤より高いですが全体の生産費は一般の人の5分の1以下です。菜の花は除草目的が主ですが、地力増進や景観提供、話題提供、遊び場提供などの効果も大きく評価できます。
さらに付加価値が付いていますから、有利に販売すれば一般の人より反当純利益は3倍です。ただし売れればですがね。私も売上の伸びないのが悩みの種です。
ということで、除草剤程度の費用にムリに抑えようとしない方が気が楽ですよ。
4の裏作はまいったな。霞食っては生きてゆけんから、それなりのことをしないと収入にならないわけだ。私の地方は麦作が盛んです。麦には化学肥料や除草剤、殺菌剤など化学合成資材を使います。夏に有機稲作を行い、裏作で麦作ったのでは私のポリシーに合いません。転作対策として小麦作をやっていますが、有機栽培の田んぼとは区別しています。ま、これは私個人の事情です。
稲に除草剤を使わない人は、その他の農薬はもっと以前から使っていないという場合が多いので、当然裏作でも俗に言う有機栽培になるのでしょうね。裏作の野菜でじゃんじゃん薬撒いて稲には除草剤すら使いませんではおかしいですから。
残渣がしっかり残るような作物を作って緑肥として使えば、米糠との相乗効果が期待できそうです。、、、、、これは赤木流考え方です。
米糠除草ならどんな裏作でも可能ですね。うんうん。
今のところ気付いたのはこんなところですね。1つのポリシーをもって技術を探求し組み立ててゆくことは素晴らしいことです。でも例えば米糠にこだわりすぎると他の技術が見えにくくなります。ポリシーに叶うなら何でもありというのも面白いですよ。
あしがら会で米糠を中心とした除草技術を研究し、やまちゃんはトロトロ層の工夫をし、私は緑肥を中心に据えた技術を研究するといったあんばいで、みんなが、大勢が、めいめいの条件に合う技術の探求をして持ち寄り、すり合わせれば百姓による百姓のためのHPとしていよいよ面白くなってゆきます。 なっ、やまちゃん。
生意気なことばかり書きました。失礼します。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/8 福井の中出さんから「言っても仕方がない でも、、、」
福井の塚本様。同県芦原町の中出と申します。
年寄りとの軋轢はありますよね。そういうことに対して私は大体あなたと同じ考えです。
年寄りは今までやってきた経験からすべてを判断しますから、それ以外の状況はとんでもないことになる訳なのでしょう。だから、そこで自分の我を張ると家の中がギクシャクするかもしれません。
私は分っている事や、前に聞いたことでも質問するようにしています。同じ土俵で話をすることで相手も聞く耳を持ってくれる事が多いです。それと田んぼでの主導権を取る事です。その為に私は年寄りが朝起きる前に田んぼに出るようにしました。勤めの有る身ですので最初は辛かったのですが、今では自然に体が動くようになりました。これは大変アピールできたと思います。また、決してあせらないことも必要かと思います。私は、補稙(当地ではウセと言います)を止めるのに3年かかりました。
今年、うちのじいさんが私の知らない間に余分な肥やしを撒いたものだから「現代農業」の文を借りると「葉っぱがベロベロ」。それじゃ「現代農業」の手法を試して、酢でも撒いてみるかという気にさせてくれたことに感謝。
7/8 岡山の柴田さんから「塚本さんに激しく賛同」
しばた@おかやま、です。
> *第二信「言っても仕方がない」
> ばあ様が田んぼ点検に入り、真ん中つるつるだが、
> 端に草があり、除草剤を使わないとだめだという。
うちもです、激賛同。クサと、よりもヒトとの戦いに消耗著し。近所の
おやじ、ではなく飯を食う食卓の向こう側に座るヒト、ですな。
> もう長く生きてるわけでもないので何も言いません。
> 黙ってやらせてもらえる範囲で工夫をするのみです。
この点だけ意見が違う。悪いムコは罰があたって早よ死ぬかも、と思ふ。
このシーズンは家の中がクラーい、締め付けられるような雰囲気。毎年。
でも冷静に見れば、ばさまには災難だったねえ、O型のこんなヤツきて。
7/7 福井の塚本さんから「コナギは干してしまおう」
田植え後30日もして、コナギに覆われた田んぼは、干してしまいましょう。コナギ
はおとなしくなります。深水を維持すれば、稲とコナギが同じ草丈になり、稲刈りが
大変です。こうなる前に除草剤まいて、農協出荷するのが一番と今の私は思います。
私の経験でした。福井の塚本でした。
*第二信「言っても仕方がない」
うちのばあ様が除草剤を使わない田んぼの点検に入りました。田んぼの真ん中はつる
つるだったが、端っこのあそこにもここにも草があった。除草剤を使わないとだめだ
ということでした。あれなら大成功と思うのですが、少しでも欠点があると全部除草
剤を振れといいいます。もう長く生きているわけでもないので私は何も言いません。
黙ってやらせてもらえる範囲で工夫をするのみです。福井の塚本。
7/7 福岡の吉住さんから・ちょっと反論にちょっと賛同」
伝統的抑草技術は、確かに伝承されています。
しかも学術的、体系的に確立しようという試みが、既になされています。
せなぁいかん、と思います。
近代技術の発達は、伝承技術をほっといて安易にやれる方法を提供しました。
でもそれは、膨大なエネルギーロスの上にのみ成り立つ技術でした。(過去形!)
そして今、持続的で循環的な、伝承されてきた技術が見直される、いえ、
伝承されてきた技術に頼らざるを得ない時代に入っていると思います。
その時代認識こそが、百姓の生き残る途ではないかと、私も思います。
余計なお世話でした。
*第二信「ついでに」
米糠除草について、思うのです。
米糠は、昔からありました。
反収と精米技術は違うにしろ、2〜30キロは出ていたと思われます。
ではなぜ、抑草に利用しなかったか。
試さなかったとは思われません。
どうにかして草を抑えたかった筈ですから。
結局、うまくいかなかったのではないかと、思います。
新しい要素はあるのでしょうか?
かてて加えて、余計なお世話でした。
7/6 岡山の林さんから「水中を潜水するバッタ」
赤木さんのメールに刺激されて私も発信します。
子供の頃よく見かけた水田の昆虫は、アメンボ、ミズスマシ、ゲンゴロウといった虫たちだが
どうも見かける事が少なくなったようだ。今日始めて見かけた虫は、水中を泳ぐバッタだ。
水田の見まわり、雑草の生え具合を点検していたのだが、どうも変わった虫が水中を泳い
でいるな、と気がついた。その虫が浮き草に辿り着くと短く白っぽい2本のアンテナを水面に
出したのだ。体長は約8ミリ、手で捕まえてよく見るとそれがバッタなのだ。色は枯葉の色で
あまり目立たない。手のひらの上で見ているとそれこそバッタのように私の手から飛び出し、
水中に飛びこむと後ろ足で上手に水を蹴って水中を潜って進んでいくではないか。もう一
度捕まえて何度見てもバッタにしか見えない。水田に戻してやったが、今日は面白いもの
を見た。水中を潜水するバッタなんて始めてだ。また、いつか遭えるだろう。
いつかこのメール宅配便で水田の濁りが話題になったが、この濁りは小さな虫たちだけが原
因ではないというのが私の観察だ。私は6月23日に田植をしたが、その直前に水を落とし
た。(エキスを流し去ったのは残念だ。)田植が終わるとすぐに水を入れた。その後3−4日
は水が澄んでいたが、やがて濁ってきて水中が見え難くなった。この濁りは泥の中から発生
する泡が原因の一つだ。あちらでボコボコ、こちらでボコボコとやっている。泡はまだ匂わな
い。二酸化炭素が主体の泡だからだ。この、ボコボコと発生する泡が下層から泥をまき上
げ濁りの原因の一つになると同時に、非常に細かい泥が表層に積み重なりトロトロ層が発
達していくというのがメカニズムだ。微生物の活動によって泡が発生する訳だから、微生物
がトロトロ層を作ると言っても間違いはないといえるが、直接的にそういう言い方をせずに
微生物の活動によって発生する泡が泥を攪拌し、トロトロ層が発達していくという言い方
をするほうがよいと思う。
また、赤木さんの田圃のように泡の発生が盛んなところは泡によって常に水田が機械的に
攪拌されている状態が続くので雑草の発芽が障害をうける。言葉を変えれば、常時水田
除草機が走り回っているのと同じ状態が続くと考えていいのではないかと思う。
有機酸による発根障害が抑草のメカニズムとして注目されている。また、水田土壌が還元
状態になる事による発芽抑制(酸素不足)などが注目されているが、私は泡による物理
的、機械的抑草の可能性に注目していいのではないかと思う。間違っているかもしれない
が、・・・。
皆さんも面白い発想を出してください。
林 正弘
岡山県御津町
7/6 佐賀の那須さんから「狸が背伸びしました」
おひさしぶりです。懲りる事もなく、今年も「除草剤を使わない稲つくり」をはじめました。
昨年、地獄を見た「ヒエ」がぽつぽつとぼつぼつと生えてきました。「地獄の目次録」です。
三瀬村に住む普及所の方がガソリン駆動の手押し除草機を貸してくれたので、朝6時半に
ラジオ体操をしてから押し始めました。田んぼのなかで、草がらみの泥がへばりついて、
方向転換の時に抱えるのが重くてヘルニア腰痛の身には堪えます。
跳ね返りの泥でドロドロになって畦に座り込んでしまいました。
トラックで通りかかった隣人が、「薬ば撒かんね、環境にやさしい安全なのがあるけん、まきんしゃい。」
「しかし、..............せっかく」、「あんた、勤めばやめたとやろ、趣味や道楽でするならよかけど、そげんなふうなら、
きつかばつかしで、やっていかれんよ。まきんしやいて、そいがよか、そげんせんね。」
隣人が去った後に、梅雨時の激しい風雨がまわりの竹林を激しく揺さぶります。
勤めやめて、もうすぐ1年になります。親しかったと思っていた友人も1人去り、二人去り...........してさびしくなりました。
やつと覚えたEメールも一方通行が多くなり「こんなものかなあ」といいつつも寂しいものがありました。
「除草剤を使わない稲つくり」を始めて3年目になりました。
「無駄な事しているのかなあ」、「金にはならないよなあ」、「60
まで体がもつかなあ」なとどと思いつつ座り込んで
いました。
雨がやみ、暗雲がきれて陽が差し込んできました。稲の葉に浮かぶ水玉が光に弾けました。
照り返しの熱い空気を押し流すように南風が強く吹きぬけました。
妄想竹がぎしぎしと泣き叫ぶようにきしみました。「寂しいな、つらいなあ」と思いつつ振り返りました。
ひときわ大きな孟宗竹の前に狸が立っていました。そして、目が会うと背伸びをしました。
昨夏、「ひえとり」に苦しんでいたときに出会った真っ黒なスリムな狸でした。
「また、ひえとりしてるんか」そんな風に言ったような気がしました。
懐かしくなって近づいて行ったら、竹やぶのなかへすうっと消えてしまいました。
「みててやるからな」と言い残したように聞こえました。
「体力の続く限り、やつてみるかあ」と思いつつ、泥田のなかにはいりました。
2003.7/6 七夕前夜 メール便り最終便です。 那須修一
7/6 佐賀の那須さんから「赤木さんへ」
>佐賀県の那須さんだが、、稲を元気付ける為に落水したら、稲以上に全ての草が元気を出すだろうな。 >落水はやっちゃぁいかんと思います。(by赤木)
ありがとうございました。深水を続けます。今後も御指導よろしくお願いします。
2003.7/6 佐賀県鳥栖市 那須修一
7/6 京都の土佐さんから「サファリパークから、現況報告」
悔しいけれど赤木先輩のご推察どおり、相変わらずコナギとイグサを育てている土佐です。
イネのほうは6月15日植付けの最終便がやっと分株を始めたようです。
5月植えの方は昨年と同じように扇形に茎を増やしています。
今年も近所の人に「水入れっぱなしやけど、干さんでええんか?」と心配していただき「何なら水切っといたろか、草が増えとるようやけど大丈夫か?」と親切な電話まで頂く始末です。
そんな時は、
「ここらへんは坪60株(株間18cm)が普通だけれど、坪40株で植えてあり株間が28cm開けてあるため、ドンドン分株してもらわにゃ困るんです。昔は角尺植えが普通、角尺やったら坪33株くらいでしょう。中干しもなしにドンドンで水入れてたと聞いてます。それをやってみたいんです。それに今、水切ったらイネが草に負けてしまいそうで・・・」
「そやなーおまえ薬使わへんしなー。稗は無い見たいやし、イモジ草(コナギのことだと思う)だけやったらそんなに影響無いやろ」
こんなやり取りが続いています。去年は「今やったらあの薬で一発やで!」というアドバイスも頂きましたが今年はありません。見捨てられたのか。はたまた「あの作り方で出来るんなら」と思われているのか定かではありません。
しかしコナギには困りました。水面がキラキラ光りきれいなのは救いですが、だんだん葉先が膨らんできよる。米糠撒いてもいつのまにか上に出てきている。
私の場合、圃場の周囲に多く生えている。真ん中辺にはあまり出現していない。
代掻きのときガブガブ水で掻き回すと、黒い3oくらいの種が浮かんでくる。これがキャツの正体なのだと思うが、風で吹き寄せられるのを待ってごみと一緒に掬い取りにかかるも、すべて除去するのは不可能、後は全開入水にして洗い流す(下流の人御免なさい)。
トロトロ層は確かに出来ているが、それだけではコナギは押さえられない。これが今年の結論です。
種が水より軽く、漂っているうちに発芽のため水分を取り込み、トロトロ層の上に鎮座し、すばらしい床土の上ですくすくと成長するのではないだろうか。10cmくらいの水なら苦も無く顔を出すようです。
また水口には余り生えていません。ひょっとすると冷水の掛け流しが効果あるのか、種が流されてしまったのか、浅水でもきれいなものです。かえって深水で水温の高いところの方が出ているようです。
コナギを押さえるには
T)種の段階で出来るだけ除去する。
U)種が着地しても発芽、成長させない
A)水を濁らせ光を遮断する。
B)浮草などで水面を覆ってしまう。
Aについてはアイガモ、鯉、カブトエビなどが有効なんだろうと思う。しかし当地はなにせサファリパークなもので天敵が多すぎます。最近ではゴイサギ(?)の空爆まで始まり泥鰌などが犠牲になっています。
Bに関しては黄緑色の浮草が一面に出来た圃場にはコナギが少ないような気がします。(目立たないだけかも・・・) 来年はアゾラも視野に入れておこう。
只、稗だけは完璧に押さえられたと思っています(後日訂正を入れるかもしれませんが・・・)生えかけた形跡は残っていますが、途中で真っ黒くなりとろけています。
一言救いは「深水で水面まで顔を出したコナギは手取り除草が楽チンだ。しかも除草後の景色が一変する」
負け惜しみかな・・・。
*******************************
土佐祐司(とさゆうじ)
y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp Tel 0773−58−2265
京都府 天田(あまだ)郡 三和(みわ)町 岼(ゆり)595
*******************************
7/6 神奈川の笹村さんから「RE・赤木さんのちょっと質問と反論」
赤木さんのちょっとはどんなものでしょうか、逆鱗に触
れてしまうと怖いのですが、私はどうしても生ビールな
んです。冷酒の好いんですけど、米由来と麦由来で、違
いと言うのもあるということで。
以下の観点をあしがら農の会の田んぼ抑草技術の前提に
しています。
1、永続性のある、循環技術になっているか。
2、誰にでもできる簡単な技術に整理できているか。
3、経済的合理性があるか。
4、裏作ができる技術か。
折角確立された抑草技術が、地球的に見て環境破壊的
(例えばCO2の事などで)であり、永続性のないもので
あれば、除草剤と何ら変わらないと思います。私達も、
米ぬか抑草でおたまじゃくしが死んでしまう為、一時止
めたグループが出ました。しかし、それは使い方が間
違っていただけだったことが今は解りました。又、大変
すばらしい技術だが。熟練者だけにできる技術、特別の
体力の持ち主だけに可能な技術、時間的に余裕のあるも
のだけにできる技術。これも私達には選べません。経済
的に除草剤程度の費用でできるものでなければ、手が出
ません。これからの時代裏作は重要と考えています。
以上から、あしがら農の会では基本技術として、米ぬか
抑草を選んでおります。玄米で食べる方は別ですが、米
ぬかは1反50キロは出ます。これを田んぼに返すだけ
で、抑草ができればいいなぁーと。夢見るわけです。
外の方法もそれぞれの方にとって、当然の合理性がある
のかと思います。3町歩一人で耕作されるというような
場合には、計り知れないことがあろうかと思います。
スーパーマンのような方に違いありませんから、ちょっ
とでも反論していただけただけでも、ありがたいところ
です。私達はその3町歩を100人でやっております。そ
うした訳で、草が少々生えてしまっても、なんとでもな
ると言う体制でいますから。実験的にやってみるには、
都合の付く集団です。先日、このホームページでも「米
ぬかはもう効かないから止めた。」という福井の方から
宣言がありました。その後も何人かの方から、効果がな
い、というようなお便りがありました。私達も失敗を繰
り返しておりますので、その感じはよくよくわかりま
す。10年目にして11例中3件が、まだ失敗する状態で
す。今も1町歩近くが草だらけですから、一つの農家な
ら止めて当然でしょう。今日も散々草取りをして来まし
た。腰が痛いです。
民間稲作研究所発行の「除草剤を使わないイネつくり」
は良くよく読んでおります。このホームページもくまな
く読ませていただきました。しかし米ぬかについてはま
だ書いてあるようにやれば上手く行く、とまでは行きま
せん。米ぬかはだめだと理由つきの結論が出たわけでも
ありません。赤木さんのあわせ技一本も、みんなに配り
検討させてもらいました。
しかし、あしがら農の会でも出来ている所が4件あっ
て、草一本ないところもあります。これを何故上手く
いったかを考える以外、来年のやり方は見つかりませ
ん。正直な所私の推論も、会で検討中というところで、
異論がたくさんあります。だからこそ、いつかは再現で
きる技術になるのではないかと考えています。そうした
意味でぜひともおかしな点を指摘していただけるとあり
がたいのですが。
ヒエは成功した4ヵ所では全く出ていません。いくらか
出ていたのはセリです。水管理は苦労したと言っても、
地面を出してしまうようなことはありません。水は十分
あるので、日に4回は見に行かなければと言う意味で
す。
コナギの出たところは水回りが悪い所が目立ちました。
どちらかと言えばですが、水の深いところが多かったで
す。80ミリから90ミリぐらいの水深。といって浅い
ところでも出るところは出ています。これは撒き方に大
きな原因があったと考えています。成功した所の撒き方
は、実に丁寧な巻き方をしていたので、私のBランクの
田んぼは昨日の減水深24ミリです。転がしを木曜日にし
ました。
赤木@菜の花です。
57歳の半分よたよた百姓に期待なんぞしてもらうと困るなぁ。期待せんといて。
酸化還元電位測定は、道具だけ普及センターから貸してもらって、わてが勝手にやってるさかい、どんな結果にまとまるかわかりまへん。
毎日の測定値から推測しながらお話をさせてもらっとります、はい。
あしがら会の笹村さんにおたずねと少し反論させて。
初期の水管理に苦労した田んぼが米糠効果が高いということですが、ヒエは生えませんでしたか?それと拾い草で済む程度のコナギは、高い部分に生えましたか?それとも低い部分に生えましたか?
自然農法は技術が蓄積・伝承されておらず、勘と経験の世界だとのことですが、今の私があるのは蓄積された技術を伝承し、また自分流に展開させたからこそだと思っています。民間稲作研究所発行の「除草剤を使わないイネつくり」には、昔から伝えられてきた抑草技術がたくさんあります。大学の研究室で進められているような最新技術も載っています。抑草技術は図書館ですぐに調べられるところまでは広まっていません。それは技術の需要がかっては無かった為だと思います。でも蓄積・伝承はされていたと思います。 以上ちょっと反論いたしました。
さて、除草剤を使っていない3fを見て終わりました。欠株もあったので補植をしました。ありがたいことにコナギはとうとう見当たりませんでした。歩きながら拾ったヒエが2握りかな。去年はコナギの逆襲を少しは受けていたのですが、今年は静かにおねんねしています。もう大丈夫だと思います。その代わりによばい草(キシュウスズメノヒエ、当地ではよーべーずる)とアゼガヤが畦から侵入を始めています。一難去ってまた一難ってところかな。
数年前の私にとっては、3fを除草剤無しで作るなんて想像だにできません。前述の本と菜の花(緑肥)のおかげです。最近このHPに参加された方はなんのこっちゃと思われるでしょう。「元気の出る・・・・」の緑肥の項目を参考にして下さい。
なんや今夜は偉そうなことを申しました。ごめんなさい。すごくうれしいんです。
京都の土佐さん、この夏もあぜの脇でガハハハと高笑いさせていただきます。
それではせーの、ガハハハハハハ、、、、、。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
*やまちゃんから「ちょっとおわび」
赤木さんご指摘の「笹村発言」の部分は、ぼくが思い出しながら、当てずっぽうで書いたもので、
「やばー」と思い、原文を確かめてみました。
該当する部分は、
「有機農業技術の技術蓄積がないことを兼ねがね残念に考えていました。」
ということでした。
勘と経験うんぬんは、ぼくが勝手にねつ造してしまっていました。
相済みません。
7/5 神奈川の笹村さんから「あしがら農の会からの報告」
先日速報を送りましたが、追伸いたします。
11箇所(1反から3反まで)ヌカを様々な形で撒いて
みましたが。
A、4箇所が草がない状態です。
B、4箇所が拾い草で済むな、位です。
C、3箇所が効果ほとんどなしでした。
8年連続的に成功した所を中心に調査しました。
減水深が168ミリでした。これは水入れから1ヶ月
たっての数値ですから、ヌカ撒き時はもっと大きいはず
です。25ミリがいい数値とあるので、ザル田といって
いい様です。緑肥はなしに等しい状態でした。水口にセ
リがありました。カルガモがきてかき回していました。
おたまじゃくしには影響がないです。土はねばりがあり
ネットリです。不耕起の田んぼと良く似た土でした。
入水温度は16、0度で安定しています。水は入れつづ
けています。入り口に保温の池があり、上水だけが入る
ようになっています。
そのほか成功した田んぼは何処も初期みずもちが悪く
て、水管理で苦労した所でした。
効果の見えなかった田んぼは、二度深い丁寧な代かきを
していて、みずもちが初期からよい田んぼでした。収量
もいい田んぼです。
バラの花卉農家で温室でヌカ抑草の方がおられるのも参
考になりました。
私の所はBランクでした。コナギがムラで一部出ている
のです。場所は水廻りの悪い所です。
来年は仮説に基づいて、挑戦しようと、楽しみです。
*やまちゃんから
なぬ?減水深が168ミリ、一瞬1ヶ月(30日)で割ってしまいました。
やっぱり、これは一日の水の減り方なんだと、思い直しましたが、
ざる田と言うより、底の抜けたバケツですね。
そこが、8年連続で、米ぬかの効果があるとは、
あしがら農の会の観察と仮説は、おもしろい。考えさせられます。
水の縦浸透が大きくて、米ぬか(のエキスが)、田んぼの泥の中に入り込んでいく?
米ぬかの効果は、泥の表面処理ではなく、泥の中にしみこむ込むことによって現れる?
赤木さんの菜の花鋤き込みによって、泥が「過還元状態になる」につながるものがある?
昔々、マルクスというえらいおっさんが、
「問いをたてると言うことは、答えが半分見つかったみたいなものだ」
てなことを言うとった。
赤木さん、岡大の岸田先生が近々赤木さんの田んぼを見に来られるようだし、
岡山の普及センターも首つっこんでくれているのでしょう?
「かつての化学好き少年」どの、期待しておりますぞ。
そして、笹村さんからの、初めてのお便りを思い出しています。
たしか、
「自然農法の世界では、勘と経験がものを言っていて、
技術が、蓄積、伝承されていかないことを残念に思っていました。」
てなことを、書いてくれていて、そうだそうだと思ったことでした。
7/5 岡山の赤木さんから「寄生バチ」
赤木@菜の花です。
稲の補植にせっせせっせと歩いています。止めときゃぁいいようなもんだが、草の生え具合や泥の状態を点検する為にも歩いています。10枚で3f中、2・3の田んぼのそれも特別高い部分にちらほらとヒエが見える程度です。それ以外に今のところ草は一切見当たりません。
まるでコナギの種など私の田んぼには無いかの如くに錯覚してしまいます。
いやいや、油断すればたちどころにコナギやタマガヤツリやチョウジタデの逆襲を受けます。
おととしのコナギとの戦いを忘れてはいません。1.1fの草だらけ。炎天下に体が燃え尽きるかと思いました。ビールのおかげで冷却できたようなものです。
ご近所の皆さんも、毎日の草取り姿を見て最初感心、次第に同情、最後はアホとちゃうか。宅配便でも季節柄田んぼに草が生えたと言う話がよく聞かれます。
みなさんの話から除草剤を使わない稲作りをする田んぼは、なんと言っても高低均しが出来ていることが第1条件のようですね。米糠振ろうが菜の花入れようが高い部分にはヒエがどうしても生えます。冬の間に直しておきましょう。
前のメールでも書いたのですが、複数の抑草技術を組み合わせてみましょう。
大量の麦わらを鋤き込んだ田んぼは、1歩足を入れるとぐわぐわと音を立てて沸騰しています。手で触ると表面の泥はまさにクリームみたいなトロトロです。私の記憶ではトロトロは次第に下に発展してゆき、ガスを含んでカステラみたいになるはずです。
やはり有機物→沸き→トロトロ土の関係は外れてはいないようですよ。
さて、今日の話題はそんなこととちゃうで。
田んぼの中でよく見かけるのだが、稲の葉に1mm×2mmほどの小さい繭が20〜30個ほどきれいに並んでいるのがあります。何の虫か分からないままいたのですが、はっきりと見ました。
白い繭の上で黒い点みたいなものがごそごそ動くのです。他の繭には穴が開いていてすでに飛び去った跡のようです。やがて出てきました。小さな小さな蟻みたいな蜂です。寄生蜂でしょう。神秘だったなぁ。
そういえばこの繭は、葉が食いちぎられたような株で見かけていました。葉を食害する緑色のアオムシみたいな虫に、きっとお母さん蜂が卵を産みつけたのだろう。
てーことは、この寄生蜂を守るにはアオムシみたいなのを潰してはいかんのだな。
葉を食っていてもじっと見ているということだな、んんん・・・・これはむつかしい。
そんなことで今年もいろんな新しいことを発見しています。テントウムシの背中の星が浮き出てくる瞬間も感激したっけ。ヘビの衣替えも見てみたいもんだ。
今年はニカメイチュウがたくさん発生しそうです。葉鞘が赤くなって垂れている株がやたら目に付きます。1株あるとその周囲には10株から10数株ほどあります。今年は当地は激発すると読んでいます。
苗の時にアドマイヤーかプリンスをこっそりと撒いて置けばよかったかな。でもねー、それじゃぁ自分自身を裏切っちまうからね。それやるのなら除草剤も闇にまぎれて振っちまえば楽でいいさ。
1000枚の苗枠にネット掛けるわけにもいかんし。誰か何かいい方法を教えてよ。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/5 福井の塚本さんから「ウスバキトンボ飛来。」
七月三日の夜南風の強風でした。翌日4日の朝、田んぼの上をウスバキトンボが群れ
て飛んでいました。昨年も、強い南風の翌日にウスバキトンボがたくさん飛びまし
た。夜でも風に乗り飛んでくるということでしょうか?福井の塚本でした。
7/4 兵庫の伊藤さんから
HP宅急便を有難うございます。私は仲間数人とともに市民の農業体験棚田を
無農薬で米作りをやってみようとトライヤルしています。糠散布75kg/10aを行い、
その半分にはアイガモを入れています。また、並行して手のみで除草をする3a
ほどを作り除草抑草技術の必要性を知ろうと試みています。草は勢いよく出て
きています。プロの皆さんの情報は大変勉強になります。
とは言え、すでに来年はなどと思ったりしています。奮闘あるのみです。
*やまちゃんから
百姓の来年と言います。
このHPをはじめたとき、
「各地の実践を、持ち寄り、すりあわせ、磨きをかけよう」と言いながらも、
無惨な結果に終わったらどうしようという不安があり、
「来年につながる失敗をしよう」
と言う「合い言葉」を、つぶやいていました。
それが、今は
「あなたの失敗は、私の肥やし」
に変わりました。
ちっとばかし、余裕です。
7/4 兵庫の草谷さんから
こんにちは。
毎日メーリングで情報いただきありがとうございます。
6反の兼業農家です。毎年百姓の仕事が片づけ仕事でいつも田んぼは草だらけ、
山下さんのHPを発見してから、ちょっと百姓も楽しくなりそうです。
さて 井原さんの「井原死すとも-------」を送ってください。
ヨロシクお願いします。(2000円)
679-4314 揖保郡新宮町曽我井285
草谷悦三 0791-75-2065・0233
手延べそうめん揖保乃糸
クサタニ食品工業有限会社
草谷 悦三
www.hm.h555.net/~ibonoito/
mail kusatani-food(アットマ)hm.h555.net
*やまちゃんから
草谷さんの新宮町曾我井は、ぼくの田んぼ(林田町下伊勢)の西の山を越えたところになります。
最近、同じ兵庫県の方がたくさん「HPの宅配便」の仲間になってくれました。
やっぱり、うれしいです。
なお、「HPの宅配便」のメンバーが、現在189名になりました。
追悼集「井原死すともへの字は死せず」は、すでに採算がとれていますので、
1000円(送料込み)でお送りしています。大サービスです。
それでも、運営費が助かっています。
とてもいい本にできています。
まだの方は、ぜひ!!
7/3 長野の唐沢さんから「はじめまして」
「除草剤を使わない稲作り」に参加の皆様
はじめまして、長野@唐沢です。
この度、奄美の畑さんの勧めで「除草剤を使わない稲作り」に
参加させていただく事になりました、宜しくお願いします。
稲作は大した量をやってませんが50aのうち有機肥料での
稲作は20aの自家消費分を始めて5年目になります。
昨年までは除草剤を使ってました。
理由は、3つで
1.除草が困難である事
うちの田んぼは水路の下の方にあり、上で代掻きした稗の
種が混じった水や、土手の稗の種が水路に入り流れ込む事
2.コヌカが手ごろな価格で沢山手に入らない事。
3.トマトハウスが忙しく除草剤をまいた方が手間要らずの為。
今年から無農薬でと取り組みましたが1枚(10a)は何とか除草が
出来ましたがもう1枚(10a)は水深の違いからか出来ているところと
稗ばかりの所とで結局除草剤を打ちました。
反省点:水深の深いところは水温が上がらず醗酵が遅れるのではないか
と考えてます
来年は米糠を乳酸発酵させてから撒いてみたいと考えてます。
**************************************
長野県上伊那郡箕輪町中箕輪1989
唐沢トマト工房
唐澤 金実
TEL:0265-79-5668
FAX:0265-79-5668
mailto:tomato-c(アットマ)smile.ocn.ne.jp
http://www4.ocn.ne.jp/~tomato-c/
**************************************
7/3 佐賀の那須さんから「ひえとりしています」
1年ぶりです。昨年ひえで地獄を見た那須です。
今年は、昨年の過ちを繰り返さないようにと6/23の機械植え田んぼにすぐ米糠をふり、深水管理しています。しかし、低地の部分は苗が水没しています。多少の欠株はやむを得ないものとして、深水にしています。それでも、高地の部分にはひえが生えてきますので、アルミの熊手で掻きとっています。苗の伸びが良くないので、一度水を落としてひたひたにして苗をのばしてから再度深水にするのがいいのかと迷っています。ご意見を聞かせてください。至急にお願いしたく、よろしくおねがいします。
2003.7/3 佐賀県鳥栖市 那須修一
*やまちゃんから
至急と言うことで、困ったなあ。
水を落としてひたひたにしたら、今まで深水にしていたところから、雑草が芽吹くんやないやろか?
いや、芽吹くものなら、すでに芽を出しているかな?
泥を手ですくって、どの程度雑草予備軍がいるか、調べてみてはいかが?
佐賀さん、いやちがった、那須さんは、どれくらい作付けしておられるのですか?
もし20〜30アールくらいなら、ヒエだけに限って言えば、
除草機を押すとか、おかめ(八反づり)を使うなど、能率的なやり方をすれば、そんなに怖くないと思うな。
(つまり手でむしってあるくというような原始的方法に頼らざるを得ない段階になってから、
初めてヒエ対策に田んぼにはいるのでなければ、、、)
代かきは1回?2回?
米ぬかの量は?
苗は、一箱あたり何グラム?
苗の大きさは?
田んぼの大きさは?
7/3 兵庫の松田さんから「お礼と近況報告」
HPの宅急便、ありがとうございます。なかなかコンピューターと仲良くなれずにいます。というわけで毎日みてなくて夢前ミーティングを見逃してしまいました。ごめんなさい、とっても残念。リアルタイムに届けられる情報は、とても参考になります。私たちの近況報告をさせていただきます。除草剤を使わない無農薬の稲作りに挑戦しているたんぼは1haです。利用した緑肥はヘアリーベッチが80a、キカラシナが20aです。田植え10日前に緑肥をフレールモアで刈り取り、米糠10a当たり150キロをEMの液と混ぜて散布しました。その後代掻きを2回して田植えをしました。浅耕で表面は緑肥が土とちょっと混ざったような状態です。今、田植え後1ヶ月たちました。稲は元気です。土はトロトロです。草はヒエが少し、無農薬三年目の30aでコナギが生えています。コナギ、オモダカ、クログワイなど後期雑草に対抗する方法はないですか。
転作に大豆を作ります。雨が多くて思うように作業が進みません。8ha無農薬栽培です。これもほんとにたいへんです。
メールアドレスを新しくしました。変更よろしく御願い致します。
赤穂市 松田光司、靜
7/3 やまちゃんから
、笹村さんから、米ぬか除草の観察記録が届きました。
いくつか、興味深いことが報告されています。
特に、減水深が多い田んぼの方が米ぬか除草がうまくいっているようだとのこと。
米ぬかは、田んぼの土に浸透して、抑草効果を上げているのではないか、などなど。
心当たりのある方、また、自分の田んぼのでの米ぬか除草がうまく行く田んぼ、行かない田んぼなど、
お便りがいただけると、いいな。
ご参考までに、あしがら農の会の田んぼの写真(どうも、去年の写真のようですが)
byやまちゃん
7/3 神奈川の笹村さんから「あしがら農の会ヌカ抑草研究会報告」
11人のヌカ抑草した田んぼ観察記録(省略)
以上の観察に基づき、米ぬかに抑草効果があることは間
違いないと考えられます。但し、その抑草レベルには大
きな開きがあり、その違いを検討してゆくことで、抑草
のメカニズム、方法も見えてくるものと思われます。気
付いた点を上げてみます。
1、 田んぼの生き物が死ぬような状態ではたいした抑
草はできていない。
2、 浸透性のいい田んぼで、上手く抑草できることが
多い。
3、 田んぼが水平に代かきされて、水廻りの良い田ほ
ど上手く抑草できている。
4、 水がよどんだ所では草が生えることが多くある。
5、 土が強いネットリした粘りになった田では抑草で
きている。
6、 土の発酵によって、抑草効果が出ていると推量で
きる。
7、 米ぬか散布後の水管理が重要である。
8、 水入れから、ぬか撒きまでの時間は短いほうが確
実のようだ。
9、 ヌカ抑草が効果をあげている田では、わずか出た
コナギの根は茶色である。
10、 コナギは発芽をしても生育が極めて悪い。腐る
ことも多いい。
以上の観察に基づき、私なりの抑草メカニズムを考えて
見ると。
米ぬかは田の土に浸透して効果を上げているらしい。浸
透性のいい石綿田んぼでは最初の8時間が重要だと言わ
れていたのは、ヌカから溶け出した白い液が田の土に浸
透してしまう時間のように思えます。普通の浸透の田で
は相当長時間がこれに当たると思われます。ヌカから出
た白い液が染み込んだ土が発酵すると考えたい。それ故
に浸透の悪い田では発酵層の厚みが薄くなると考えられ
る。石綿田んぼの成功は浸透を厚くできるところにある
と推察できる。さらに、このヌカ液の染み込んだ土は新
しい水を、多分酸素を必要とした発酵をするように考え
られる。その為に水が一定量、絶え間なく補給されるこ
とで、抑草効果を産む発酵が進んでいるように見える。
これも水のタテ浸透がないと難しいのではなかろうか。
タテ浸透の小さい田でヌカ抑草を行うには、ヌカ液を
タテ浸透をさせる工夫が必要になるだろう。その後どの
ように地中に水の補給をしてゆくかも問題になるであろ
う。
改めて、土の状態を考えると不耕起田んぼ(4年間成功)
での浸透性の良さとヌカ抑草効果が発揮される仕組み
と、関連して考えられるだろう。石綿田んぼの土状態
が、不耕起の田んぼと似ていたことも思い当たる所であ
る。
ヌカ抑草を行う側面だけを考えるならば、田を浸透性を
良くする為に、緑肥にヘヤリーベッチを使い、初期のみ
ずもちを悪くするという考えはあるかもしれない。
以上現在時点での、推察の一つです。
7/2 やまちゃんから・昨日の続きの写真(その1)
まず、浮いたヒエの写真です。
手のひらに載せて撮ってみました。
これは2〜3葉です。1〜2葉の小さなのが、ほとんどです。
田んぼのおなら、ブクブクッと泡を吹くガスは、泥を持ち上げ、トロトロ層を作っているように、ぼくは思っているのですが、
その時に、ヒエを浮かび上がらせたのではないか、どうもそんな気がします。
何らかの理由で、根ばりがあまりよくなく、ガスによって持ち上げられた泥と一緒に浮かび上がったのではないでしょうか?
いずれにしても、この田んぼでは、例年ヒエ拾いにあるいているのですが、
今年は、それなしですみそうです。
たまたまで、いつもいつも期待できることではないでしょうが、、、
7/2 やまちゃんから・昨日の写真の続き・その2
田植え後22日目の、コシヒカリの田んぼのコナギの写真です。
すくい上げて、写真に撮ったこのコナギは、平均より少し大きめです。
トロトロ土の中で、もう少しいじけていると思っていたのですが、
案外元気でぴんぴんしていました。
でも、たぶん、コシヒカリの分けつの勢いが出てきているので、
稲が負けることはないだろうと、ぼくは思っています。
枕地部分で、なかほどは、こんなに多くないはずと思っています。
広島の清水さんが言っていましたが、枕地部分は、トラクターが旋回するため、
どうしても土を深く掘り起こしてしまいます。
そのせいか、今年は、コナギの密度が高いようです。
畦から5列目くらいの稲ですので、これから定点観測(追跡調査)していきます。
7/2 広島の西村さんから「草取りしてきます」
倉敷の塩田農園の田んぼ・岡山の赤木さんと柴田さんの田んぼ・兵庫の衣笠さんと山
下さんの田んぼを見た目で自分の田んぼを見てみると良い線行っているような1ヶ月
近く早植えにしては遅れているような中々に心配は続きます。
衣笠さんちに集まった百姓はやっぱり何かと忙しい身につき午前の早い時間に解散と
なり私も自分の田んぼへ向かいました。
本岡さんの「2〜3時間草取りする。」の言葉に元気づけられて5時間ほど株間の手取
り除草を行いました。
吉和A田の25aは遊びの田ではない飯米主力水田でありながら代掻き1回の草が芽
吹いたところへの田植えで草に押されています。
本岡さん的には「あきらめる田」なれど有給を使ってでも2回代掻きをしなかったツ
ケの支払いということで本日は休みを取って除草をしてきます。
ボランティアの除草部隊は8時間労働を2日されたんでしたっけ。名生家3代の米つ
くり?の本に「手を鬼にして」との記述がありますが5時間は頑張れますが連日とな
ると無理ですー。はい、そんな訳で月・火と(会社で)お休みして水曜に入魂の手取
り第2回目、土曜に第3回目、余力があれば日曜に4回目の予定です。
月曜日は転作確認調査の生産区長会議で会社を休みますが草取りはパスやね。
本岡さんにヒエはスーパーの袋に詰めて貯まったら田の中に置いて次の袋を使い後で
回収すると教わりましたが両手を使う草取りゆえにヒエは埋め込みホタルイ・コナギ
は水に浮かせて放置しています。持ち出しなんて出来るような量ではないんですな。
米糠の保管に窮して来たこともあり梅雨明けからの水温の上昇に合わせての養分補給
に米糠の早期投入を目指しているのです。
今居るヤゴ君にはとんだ災難ですが死ぬほど糠が効いたらごめんね。
衣笠さん、ごちそうさまでした。
山下さん、軽トラの左のストップランプは切れてますよ。
赤木さん、自カラシナの茎は預かっていますが捨てても良いですか?
7/1 広島の清水さんから「コンナン作ってみました」
コンナン作ってみました。即席で作ったので改良するところは、ありますがまあ使えますが、除草は、いまいち上手く行きませんでしたが、トロトロの所などには少し効果ありでした。ガス湧きのところもやはり草が生えました、けっきょく、ほとんど女房が頑張って手取り除草をしてくれています。クログワイとコナギがビッシリ生えてきて苗も大きくなりもう手取り除草も限界に近ずきました、今年は、かなりヒンシュクでした、今思えば2番せんじとクズゴメの中に種があったのかも?しかもかなりの量。除草剤を1回入れた所の田で荒代の後あぜが抜けたので重機を入れたのですが、キャタピラー跡にコナギが生えました底にあった種を掘り起こした状態になったのかキャタピラーどうりにはえてしまい田の底には草の種の宝庫なのかと思い、来年試しにプラウなどしてクログワイをどうにかしようかと思ったけどどうしようか悩みます。
それと今日JAにマグホスを買いに行ったのですが1ヶ月くらい入る予定が無いと言われました、めったにでないものなのでしょうか
7/1 市川@姫路市立水族館です。
衣笠さんのところの飲み会をさぼって、九州の宇根さんの所へ行ってきました。
観察会でジャンボタニシ除草の田と、カブトエビ除草の田を見てきました。
カブトエビ除草の先駆者、藤瀬新策の田は、さすがに雑草が全くありませんでした。
ものすごい量のカブトエビがいるようですが、濁っていてほとんど何も見えませんでした。
この田んぼにはジャンボタニシもいるそうですが、深水なのに全く苗が食われていません。
藤瀬さんが言うには、タニシは触覚をのばして移動するのですが、カブトエビにひんぱん
に触覚をさわられてタニシが動けない状態になっているそうです。
とても勉強になりました。
7/1 やまちゃんから「藤瀬さんのカブトエビの田んぼ」
ぼくも、5〜6年前に見せてもらいました。
雑草ひとつない、きれいな田んぼにびっくりしました。
でも、つい、藤瀬さんに言ってしまいました。
「これだけの、すごいトロトロ層の発達した田んぼなら、カブトエビがいなくても、雑草は生えないような気がするなあ。
カブトエビには、ぼくも期待してるけど、それほど力持ってるかなあ」
すると、藤瀬さん、すました顔で、
「うちのカブトエビは、元気が違う。
それは、取材に来たテレビ局の人もたまげていた」
そこまで言われれば、カブトエビも、田んぼの主に似るものなのかなあと、脱帽するほかありません。
ただ、あの田んぼ、キャベツー水稲の輪作で、
毎年、前作のキャベツの外葉が鋤き込まれます。
それは、莫大な量のはずです。
だから、赤木さんの菜の花に通じるところがあるのかもしれません。
土壌そのものが、還元状態になっていて、雑草の発芽を迎え撃っているのかもしれませんね。
もっとも、藤瀬さんにとっては、そんなことは机上のお話で、
「自分の田んぼには、元気のいいカブトエビが住み着いていて、
おかげで、雑草には困っちょりません」
ということなのでしょう。
P.S ところで、土壌が過還元状態になると、どうして雑草は発芽しないのですか?
還元状態と言うことは、土壌中の酸素が吸われてないと言うことですね。
それが、どうして、雑草の発芽を抑制する、と言うことにつながっていくのでしょうか?
「有機酸による発芽障害」という説明には、何となくわかったような気分になっていたのですが、、、
稲の根は、酸欠で障害を受けることはないのでしょうか?
稲の根は、葉っぱから根に酸素が送られる仕組みがあるそうで、それで大丈夫なのでしょうか?
7/1 やまちゃんから
今までは、畦から眺めて、「どうやら雑草は少なそう」と、安心していましたが、
「深水は七難隠す」というので、今日は、雨の中、田んぼをあるいてみました。
雨のため、写真が撮れていませんが、
(1)田植え後、約20日目の田んぼで、小さなコナギが、かなりたくさん見られます。
稲に勢いがついているし、コナギに負けることはないはずと、思いこんでいるのですが、さて、どうなりますか?
写真を撮って、またその後の経過を見守りたいと思っています。
(2)「稲葉田んぼ」でのこと。
ウキクサとアオミドロが、半々くらい、両方あわせて、田んぼ全面を覆い始めています。
毎年、ヒエを生やしてしまうので、今年こそと思っているのですが、
なんと、ウキクサやアオミドロに包まれるように、1〜1,5葉の貧弱なヒエが、水に浮いています。
見た限り、泥に根を下ろしているのはありません。
植代のときに浮かせたヒエなら、黒ずんでいるはずなのに、わりと新鮮なヒエです。
水に浮かびながら、3ミリほど、白い新根を出しています。
台風のときの波風で浮いたのか?それとも、とろとろの泥に根をはりきれずに、浮いたのか?
以前稲葉さんが、「深水にすると、葉の浮力でヒエが浮いた」という報告をされたことがあります。
しかし、ぼくの田んぼでは、そこまでの深水はしていません。
これも、明日写真を撮るようにします。
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