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7/31 岡山の林さんから「中干しは中止しました」
皆さんこんばんは、
台風10号は例年のコースから逆行してきていますが、皆さんの所は大丈夫ですか?
地域によっては7月13日、18日の新潟、福井災害の雨の2倍の雨量が予想されて
いますから注意して下さい。それにしても岡山と言うところは災害の少ない所です
ね。地元の人が強い風だったという場合でも、私が子供時代から体験した台風と比較
しても、まるで「そよ風」ですね。私が岡山で百姓を始めた理由の一つは、そのよう
な災害の少ない所という考えが潜在的にあったのかも知れない。
土用の中干しは中止することにした。香西さんから「赤木さんのように10俵も収穫
する人は別として、君のように7俵しか穫れない人は中干しをやってもやらなくても
同じではないか」という言葉に勇気付けられ、中干しを中止することにした。
これで私の田圃のメダカは生き延びることになった。メダカにとっては良いことだ。
中干しをやっても増収には繋がらない。逆に減収となるほうが多い。
数日前に赤木さんの田圃を見学させてもらったが生育は満遍なく良好であった。やは
り、生育は一様に良好でなければ増収は望めないと言う事を実感した。
林 正弘
岡山県御津町
7/31 奄美大島の畑さんから「Reやまちゃんのブラックシリカ体験」
山下さん、反省なんてとんでもありませんよ。礼讃されてばかりよりは、現実味が
あってすごく良かったですよ。
汲み置いた水のカルキが抜けるということは正しいと思います。またまた、すみませ
んが、2本準備していただいて、片方にだけシリカを入れてみていただけないでしょ
うか。そうすれば、汲み置いた水との味の違いが出ると思います。
それから、備前焼の(ジョッキ)からは、遠赤外線が出ていてビールの泡が細かくな
り、味がまろやかになるというのを体験で知っています。シリカの場合は、遠赤外線
が強すぎて、かえってビールの味が落ちてしまうのだと思います。
それから、仕事しながら思いついたのですが、こちらとそちら(都会)の場合、水質
がかなり違っていることが、時間の差に出たのではないでしょうか。こちらは、山深
く人もすくないですから、水道水はカルキなども少ないはずですからね。そのことを
すっかり忘れて、同じ感覚で4,5分と言ってしまったのが、失敗でした。
この前書きましたっけ?
私の息子がいわゆる交通事故のムチウチ症状で、頭痛に悩まされていたのですが、数
年前に「低髄液圧症候群」という病名で(脳をぷかぷかと浮かせている髄液がどこか
で漏れている)あることがわかり、その治療法が始まっていることを知りました。九
州では北九州の九州労災病院と、熊本のあらお市民病院の2箇所でしか、治療が行わ
れていません。
そこで、九州労災病院で検査をしたところ、やはり、髄液が漏れていることがわかり
ました。どの病院でも、「悪いところはありません」といわれたので、原因がわかっ
ただけでもほっとしているところです。鞭打ち症状で悩んでいる人は皆さんの周りに
も大勢おられるのではありませんか。ぜひ、検査を受けてみてください。きっと、治
るきっかけが見つかると思います。
畑 琢三
7/28 北海道の平野ファーム(当麻町)の高谷さんから
web編集担当の高谷です宜しくお願いします
HPの宅配便ではお世話になっております
恐縮ですが、平野ファームHPと相互LINKして頂きたくメール
いたしました。LINKしてよければご連絡下さい。
それと “除草剤に頼らない稲作りの百姓マップ” のページにも
当平野ファームを是非UPしていただきたく思います。
不躾ですが宜しくお願いいたします。
高谷
●やまちゃんから「拝復・平野ファームどの」
メールありがとうございます。
うっかりして、百姓マップに載せるのを忘れていました。
先ほど、登録しました。リンクの方、よろしく願いします。
実は隣町の愛別町に、友人がいます。
数年前は、3年ほど続けて1月に1週間ほど家族旅行で愛別に行っていたことがあります。
また、ここ一月ほど板前さんが転職中だと言うことで、わが農園に手伝いに来ているのですが、先週1週間ほど愛別の友人宅を根城にして、北海道の農家の人の所を訪ねたいと、行っていました。当麻町の方の所を数日「出面」に行っていたようです。
友人は、山仕事が主ですが、時々除草作業を頼まれて出面に行くみたいです。
彼らの話を聞くと、北海道ではヒエにけっこう手を焼いているみたいですね。
苗床の床土からも、雑草が発芽するので困っているとも聞きます。
また、抑草の中心は、アイガモか、機械除草か手取り除草になっているとも聞きました。
もちろん気候が違いますので、お聞きしたいのですが、
ヒエに関しては、深水が出来れば、ほとんど抑えられるように思うのですが、
水が冷たく、深水にすると初期の生育が遅れるので、出来ないのでしょうか?
でも平野ファーム(当麻町)のHPを拝見すると、2回代かきをして、ヒエを叩くのに成功したけれど、
その後の好天で水温が上昇して新しいヒエが発芽してきたとありました。
西南暖地の百姓としては、東北や北海道の方が機械除草に頼っていることが多いことを不思議に思っています。
ぶしつけな質問ですが、教えていただければありがたいです。
姫路・山下
7/30 平野ファームから「我が町当麻町」
こんにちは、いつも配信有難うございます。皆さんのご意見大変参考になります。
我が町、当麻をかんたんに報告いたします、上川盆地の中央部
に位置し旭川より車で20〜30分の所です、盆地ですので内陸型の気候で日中暑く朝、夕涼しいといったぐあいで25℃以上の真夏日もあり特産の黒玉すいか「でんすけ」がおいしく出来あがります。
JA当麻カントリエレベイターを核とする水田は約2600haあり良質米生産に力を入れています。高品質生産6年連続全道一で総合評価道内最高ランク、道内支庁別、町村別、稲作付け評価基準があり、上位等級米、JA出荷率等の総合評価で次年度の町村配分面積が決定されます。下位町村から上位町村えと一定の割合で上乗せ配分されるしくみです。当麻町はそんな事で転作は希望者だけとなりました。でも18年度からは作付けは手上げ方式になるみたいですね。まあ・・ホクレンという総合商社あるせいでしょう。
そんなことで道内でも売れる米つくり「敵地、適作」が進んでいます。
御質問ですが、私も深水で抑草を考え、エクシオンという発芽抑制を記憶させると言う粘土鉱物で雑草の発芽を抑えようと試みましたが失敗し雑草で大変でした。私の所は春の川水は冷たく田植え後の水管理には気を使います。活着、初期生育には浅水管理で用水の出し入れはpm6:00〜Am7:00までの止め水の指導が徹底されています。
当町も例外にもれず高齢化、後継者難で一戸、一法人の作付け面積が大変大型化になっており、消費者の求める安全、安心、な米作りへもその中で模索しているところです。どうしても機械除草にたよってしまいます。でも機械除草だけでは対応できず高齢者事業団等から人手による除草も入れているところです。でも「田の草」をする人達も高齢で確保が困難になりつつあります。除草機による株間除草や田植え機を改良したドロオイ虫捕虫機などさかんに考案されています。
有機、無農薬、2年目ですが取り組みを継続していき勉強させていただきたいと思います。
7/30 やまちゃんから「Re畑さんのブラックシリカ」
熱血漢の畑さんを「詐欺師」よばわりするつもりは全くなかったのですが、
あまりにも無遠慮な「体験報告?」を送ってしまい、反省していたところです。
冷や汗流しながらも、明るいメッセージを返してくれてありがとう。
さっそく、5合ビンに水道水とブラックシリカを入れて、一晩おいてみました。
朝、家内に「今度はどうじゃ?」
「こっちの水がまろやかになってるね」と、今度は正解でした。
しばらくして、お昼頃の会話。
「さっきの水のことだけど、汲みおいた水道水は、カルキや塩素がとんでまろやかになると言うことはないかしら、、、」
「陶器のジョッキに入れてビールを飲むと、ビールがマイルドになるけど、あれはどうしてかなあ?」
「木炭を使って、水を美味しくするとか、ご飯を炊くというのを聞いたことがあるわね」
「、、、、、」
いやいや、またまた減らず口をたたいてしまいました。
4〜5分だけつけた時にも微妙に味の変化はあるように思われました。
ブラックシリカが何らかの作用をしていることはたしかだと思われます。
たぶん、「これがあれば!」という「超能力商品」というものが、あまり好きじゃないんでしょうね。
7/29 奄美大島の畑さんから「Reやまちゃんからのブラックシリカの体験報告?」
山下さん、体験報告ありがとうございました。
すっきり気持ちの良い体験報告でした。といいつつ、本当は汗が出ましたよ。
ブラックシリカ製品には、効き目がよく出るものと出にくいものとがあります。おそ
らく、粘土に混ぜたシリカの量によるものと思われます。きっちりとした作り方は
やっていないのかもしれません。
そこらは、いかにも沖縄人らしいと感じてます。
そこで、山下さん、できれば、30分から1時間くらいでもう一度試してみてくださ
いませんか。
牛乳でやってくださるときには、あまりおいしくない低脂肪牛乳かロングライフ牛乳
で。
それと、ペットボトル1本の水に一晩つけておいてくださいませんか。マルマル、つ
やつやの水に変わっていると思います。
また、ワインや、焼酎などはぜひとも、やってみてください。大変わかりやすいです
から。
この町で、一番おいしいお弁当屋さん「喜納惣菜0997−72−0248」では、
本格的に使いはじめています。
また、焼酎メーカー2社(奄美大島開運酒造0997−52−0167、町田酒造0
997−62−5011)では、まろやかになる水に大変興味を持ってくださって、
商談が進んでいるところです。
さらに、沖縄では、サミットが行われた北部の有名な「ブセナホテル の赤錆水対策
にこのシリカ製品を使っています。配管を変える必要がなく、また、配管を変えるの
にかかる経費の半分以下(それでも、500万円かかったそうです)でできたので、
他のホテルでも使いはじめています。
私から、買ってくださった方で、同じように効果があまりない と感じる人や、良
かったと感じた方は、ぜひともメールしてくださいませんか。
このままでは、畑 琢三は、詐欺師ということになってしまいそうです。
畑 琢三
7/29 やまちゃんから「ホタルイでいっぱいの田んぼ」
2回代かきした田んぼのオモダカがどうなるか、その経過報告をしなければと、
今日こそデジカメで写真を撮るぞと出かけました。
コナギよりホタルイの方がヤバいかもと言う予感があったのですが、予感的中でした。
最初の二枚は、大戸井中のヒノヒカリの田んぼです。
一枚目の写真は、なんじゃこの田んぼという写真になってしまいました。
二枚目は、ホタルイが我が物顔でのさばっている様子です。
去年もかなり生えていたのですが、去年は早生のコシヒカリ、今年は晩生のヒノヒカリ、
もしかして、稲の生育が晩生でゆっくりしている分だけ、ホタルイが日光を浴びてすくすく育っているかもしれません。
三枚目は、早生のコシヒカリの田んぼ(大戸井上)のホタルイの様子。
コシヒカリの陰で、比較的ホタルイがおとなしくしてくれています。
(もっとも、去年も大戸井中のホタルイがいちばんのさばっていました)
収穫は、村の機械組合のコンバインで刈ってもらいますので、
4条刈りの大型コンバインは、ホタルイをものともせず、収穫してくれました。
しかし、この時期にホタルイがこれだけのさばってきたのは初めてなので、
少し心配かもしれません。
(余談)
別な用件で、夢前町の衣笠さんに電話した時に、
「ホタルイに何かいい手だてはないかなあ」と聞いてみました。
衣笠さんも、ホタルイで6反ほど収穫を諦めた田んぼがある(あった?)そうです。
「冬の間不耕起にしておいた田んぼが多いので、ホタルイが増えてきました。
一度、除草剤で叩いて、きれいにしてからもう一度再出発という手も考えられます」
とのこと。
ぼくは、まずは、この冬、2〜3回普通に耕起して、田んぼを乾かして、
基本に返ってオモダカやホタルイ対策をやってみようと思っています。
7/28 やまちゃんから・ブラックシリカの体験報告?
ふーっとため息が出る暑さです。
暑い日中は昼寝と決め込んでいるのですが、
古くて、風の通る我が家の部屋にも、日中は暑気がこもるようになってきました。
姫路の我が家の周辺では、7月になって雨量はゼロです。
もうこうなったら、台風だけがたのみやなあと思ってしまいます。
さて、奄美大島の畑さんが「日頃のお礼として」と、ブラックシリカを送ってくれました。
「コップの中に4〜5分つけておけば、、、」と、効能書きにはありました。
さっそくやってみました。
実験者は家内と、農作業の手伝いに来ている板前さん。
「ブラックシリカをつけた水とそうでない水。さて、どちらでしょう?」
「多分、こっちやと思う」
「ブー、では次は牛乳です。どちらでしょうか?」
「???、、、こっちかな?」
「またまた、ふたりともブーでした」
ということで、焼酎は、昼間から実験するわけにいかないので、
夜にバーベキューをしながら、飲んでみましたが、
「1,8リットル980円の安物の焼酎は、やっぱりそれなりの味やなあ」
ということに終わりました。
以上、味音痴の山下さんちでの体験報告でした。
7/28 千葉の杉野さんから「無除草剤水田9週目とアゼナのその後」
千葉沼南の杉野です。
20aの無除草剤水田は6月下旬に1回だけ手除草しました。
まだコナギやホタルイは残っていますが、
表向きは昨年よりりっぱな稲になっているような気がします。
コシヒカリの田植え後9週目ですが、もう穂が出てきました。
わざわざ遅らせて田植えをしたのに、まわりとあまり差がありません。
気温が高いからでしょうか。
6月29日の通信でなんという草でしょうとお尋ねしたアゼナが
ひと月してこんなになりました。
稲に被われて成育が止まったように思います。
このまま稲刈に突入ですが、コンバインは大丈夫でしょうか。
そして、果たして収量は?
7/28 長野の四方さんから「田んぼの生き物の展覧会」
山下さま、皆さま
長野県飯田市の四方(名前の示すとおり綾部市出身)です。
いつもメイルの宅急便をありがとうございます。楽しく拝見しております。
ずーと読ませて頂くだけでしたが、このたび田んぼの生き物を扱った企画展「ひと
・むし・たんぼ」を立ち上げまして、現在開催中ですので、紹介させてください。
期間中、宇根さんや日鷹さんを招いたシンポジウム「田んぼの虫を見ることと米づ
くりをつなぐ視点」も開催いたします。
また、田んぼの生き物をカラーで紹介した「伊那谷の田んぼの生き物図鑑」も合わ
せて発行いたしました。
もし、長野県方面へお出かけのことがありましたら、お立ち寄り頂ければ幸いで
す。
<<<以下紹介>>>
このたび、2004年度夏の企画展として「ひと・むし・たんぼ」展を無事スタートさ
せることができました。
仲間たちと一緒に行った2年間の調査結果をまとめた展覧会です。
多くの人の協力を得て、なんとか開催にこぎ着けることができました。
お世話になった方には、厚く御礼申し上げます。
以下のHPに展覧会の内容を載せてあります。
ごらんになっていただいて、足をお運びいただければ幸いです。
http://www.iida-museum.org/~nature/exhibition/tanbo.htm
また、展覧会に合わせまして、図鑑「伊那谷の田んぼの生き物」を発行いたしまし
た。
それについては、以下に載せてあります。
http://www.iida-museum.org/~nature/pub/tanbo-zukan.htm
***********************************
四方 圭一郎 (SHIKATA
Keiichiro)
飯田市美術博物館(Iida City
Museum)
〒395-0034 長野県飯田市追手町2-655
電話0265-22-8118 FAX0265-22-5252
e-mail
shikata(アットマ)iida-museum.org
***********************************
7/27 赤木さんから・菜の花日記(真っ黒への字)」
7/24 福岡の平井さんから「田植え後34日の稲です。」
ピンク色は ジャンボタニシの卵 白い色は 私の名刺です。
元氣村 平井
7/22 愛媛の仙波さんから「私の藻類の案内」
私は、松山市の仙波です。
農場2年生ですが、今年は、ピオール農法藍藻の『シアノバクテリヤ』を増殖して丈夫な稲と、Ca、Mgを多く含む米
づくりをしています。 又、光合成により酸素を多く発生するので田んぼの作業が楽になります・・・興味があれ
ばINで、『ピオール農法』福井県の『黒田商事』で見てください。
7/22 兵庫の本岡さんから「兵庫県 第11回中古農機フェアの案内です。」
平成16年7月23日(金) 午前10時より午後6時まで
平成16年7月24日(土) 午前10時より午後2時まで
A 会 場
県立播磨中央公園臨時駐車場
(加東郡滝野町下滝野下ノ山1275-8(滝野町役場隣り))
B 主催者
兵庫県中古農業機械フェア実行委員会
(構成団体)
兵庫県、兵庫県農業機械化協会、
全国農業協同組合連合会兵庫県本部、兵庫県農業機械商業協同組合
C 出展機
県内中古農業機械360台以上
(トラクター、耕うん機、管理機、田植機、コンバイン、その他)
D
その他 入場無料、雨天決行
E
問い合わせ先 兵庫県農業機械化協会又は県農産園芸課機械肥料係
TEL 0790-47-1536
TEL 078-362-3450
詳しくはここ ↓
http://web2.pref.hyogo.jp/press.nsf/42fed222e9b38157492568fd002b273a/25da89dd46564abc49256ec200081d01?OpenDocument
日頃からもっといい機械が欲しいと思っている方も そうでない方も近くなら一
度覗いてみてください。
大きなものから小さなものまでいろんな機械がそろっているので 目の肥やしに
なります。
草に負けるな夏ばて農家!
稲美町 本岡哲司
7/22 高知の奥田さんから「鶏糞分析データの訂正」
ごめんなさい記入ミスでした。
上段が乾物中のデータ、下段が現物中のデータでした。
分析方法の明細については問い合わせてはなく不明です。
7/21 高知の奥田さんから「鶏糞分析データ」
私のところの鶏糞分析データです。
飼料はどちらも発酵飼料を配合した自家配合です。@のゲージ飼育のほうは緑餌な
し。攪拌機で日陰乾燥Aの平飼いは緑餌を与えていますので、食べ残しが混入してい
ます。梅雨時など自然発酵してます、現在敷き材としては入れてないです。
どちらも飼料のCPは18%前後の計算のもの与えています。意外と窒素成分高く飼料
効率悪いのかな?平飼いも思ったより成分高いです、2割多く食べ採卵量も少ないか
ら?
私はこれまでどうりアバウトに3%計算で使っております、販売のための分析です。
@ゲージ飼育乾燥鶏糞(現物水分17.3%)
全窒素3.94% 有効態リンサン0.68% カリウム 2.53%
乾物中 全窒素3.26% 有効態リンサン0.56% カリウム 2.09%
A平飼い自然堆積(現物水分36.1%)
全窒素3.76% 有効態リンサン0.74% カリウム 3.97%
乾物中
全窒素2.40% 有効態リンサン0.47% カリウム 2.54%
週末あたりから稲刈り予定、こちらは去年より7日以上早いです。
奥田@高知
●やまちゃんから
奥田さんへ、ありがとう。
こうやって、実地に即して勉強していくのがいちばんです。
ただ、すぐ忘れてしまうのが悩みの種ですが、、、、
さて、全窒素というのは検索で調べて意味がわかりました。
全窒素(T-N) |
水中の窒素分には有機態窒素と無機態窒素があり、その合計が全窒素(T-N)です。有機態窒素はタンパク質、アミノ酸、尿素などに含まれており、生体内や環境中で無機態窒素に分解します。無機態窒素には有機態窒素の分解に由来するものと、化学肥料などに由来するものがあり、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素に区分されます。 |
乾物中というのは、水分ゼロ%にした時のデータですか?
とすれば、濃縮されて、数値が上がるように思われるのですが、、、、
水の蒸発とともに、逃げていく分があるのか?
いや、僕が何かを取り違えているようです。教えていただけませんか。
7/21 福井の中出さんから「 田んぼの付加価値」
福井の大雨の時、よく言われる田んぼの保水能力を実感させられました。
私の地域は丘陵地帯ですぐ傍に北潟湖という湖があります。
土質は砂質土です。ですから雨水には強くありません。
その証拠に私の家の周りの土はは雨によって侵食され、犬走りのコンクリートの
底部が洗われています。
今回のような想像を絶するような雨の場合、土砂崩れが起きても不思議ではない
のですがそれがありません。
18日の4時半頃、雨も一段落した時に外を見て回りました。
地区の畑の区域は洪水のようになっていました。当然土砂が流されていました。
田んぼの区域はどの田んぼも水尻からとうとうと水が落ちているだけでした。
田んぼには水がいっぱいです。
一度に落とすことが出来ないこともありますが、3反ほどの田の水を落とすのに2
日ほどかかりました。
しかし、これも排水路がしっかりしていなければ何にもならないのですが、湖と
いう排水路の端末が傍にあることも見逃せません。
町が全滅したといわれる美山町(みやまちょう)に災害復旧の仕事として行って
きました。
悲惨なものです。
テレビや新聞で見る断片的な画像より、360度自分の目で見るとそれが実感でき
ます。
でも心配しないでください。
被災地にそれこそアリが群がるように多くの人たちが集まっていろんなところを
修復しています。
そこに人のエネルギーを感じます。そのエネルギーのひとつに成れた今日の疲れ
は心地いいです。
明日も行きます。
7/21 福井県今立郡池田町の冨田でございます。
ご心配頂き有り難うございました。
たんぼもわたくしもお陰様で無事でございます。
18日の未明から降り始めた雨が、早朝より激しくなり、ビー玉程の
大粒の雨が数時間断続的に降り始めました。
はじめは池田町や美山町といった山間部での被害が伝えられ、
次第に下流の福井市や平野部の鯖江市等の被害が伝えられはじめた頃には
池田町は停電になり、状況がわかったのは夜になってからでした。
また、早々に藤本さんからご心配の電話を頂きました。藤本さんの所も
私の所も家屋は無事でした。またたんぼも一部斜面が崩落したところも
ありましたが、町内の他集落ほどの大きな被害はありませんでした。
藤本さんのたんぼも当初は大丈夫とお聞きしていますが、その後は
確認しておりません。冠水していないことを祈っています。
以下、集落内の様子を撮影したものです。
(他集落でも被害はもっとひどいもようです。)
(ファイルが重たいようでしたら、適当に削除して下さいませ。)
家の前のアスファルト道路ですが、土砂で埋まっています。
土砂はダンプ10台くらいありました。用水も埋まってしまいました。
武生市へ抜ける峠の様子。
土砂崩れで道路に流された木の株。
かたまりは、軽トラよりは大きいです。
休耕田の畦が崩落した現場。
手前の土はもと畦土だったもので、辺り一面に流されています。
強い流れだったことがわかります。
近所の方のたんぼです。
畦のコンクリート壁が下の田(写真左)へと倒れています。
ともに水田の畦が崩落した様子。
下の写真の現場はかなりの規模で崩落しています。
たんぼの水を見に行ってなくなられたお年寄りの方がおられます。
また、たんぼの様子を見に行って引き返した直後、背後で山から鉄砲水が
でて、たんぼが埋まってしまった人も近所にいました。命拾いです。
危険な気象状態を感じたときは、出歩かないことが大事だと思いました。
そして、安全な所に避難し、落ち着くまではそこから動かないことが、
無事に生き延びる唯一の方法だと思います。
取り急ぎ、御礼とご連絡まで
7/21 市川憲平@姫路市立水族館です。「衣笠水田(続)」山ちゃんのご要望に応えて、衣笠さんの田んぼの写真を撮ってきました。
今日は50センチの方形枠を16カ所置いて、ギンヤンマのヤゴを数えました。
枠内で数えた数の平均から、ギンヤンマの数は1アールあたり375匹いること
がわかりました。17.8アールの田ですから、1枚の田に6675匹のギンヤ
ンマ幼虫がいることになります。6枚の田を調べてみましたが、ギンヤンマが多
かったのはこの田と隣の田だけで、他の田ではほとんど網に入りませんでした。
同じ菜の花緑肥の田でなぜこんなに違うのか理由は不明ですが、ギンヤンマの多
い田とそうでない田ではっきり違う点は、ユスリカ幼虫(アカムシ)の量でした。
ギンヤンマの多い田では、網で底の泥を掬うとユスリカがたくさん入ります(写
真)が、少ない田ではアカムシは僅かしか入りません。ギンヤンマの量はエサ
(アカムシ)の量で決まったようです。しかし、田んぼによって何故こんなにア
カムシの量が異なるのでしょうか。アカムシの量は何を意味するのでしょうか。
これからの課題です。
(衣笠水田)
(ギンヤンマ幼虫)
(ユスリカ幼虫)
7/21 滋賀の伊佐さんから冬期湛水2年目の田んぼは藻だらけです
ネットワーク『未来シンフォニー』 伊佐恒範 <
manoisa(アットマ)rondo.plala.or.jp>
〒520-0232
大津市真野1丁目31-34 TEL:077-573-5113
FAX:077-574-4267
7/21 岡山の林さんから「水田にメダカが戻ってきました」皆さんこんばんは、
関東以西太平洋側では記録的な猛暑が続いています。熱中症に注意しましょう。
今日は25アールの田圃の最初で最後の手取り除草を行った。5時間もかかってし
まったが見落としを考えても95%以上は除草できただろう。これから生えてくる雑
草は稲との生育差で大きくなれない。稲が雑草を抑えることになる。深水が十分達成
できた所は全く雑草は生えていなかった。深水の効果を実感した所だ。そのような所
はヒエだけでなく、コナギも少ない。
この水田は、去年メダカが大発生した所だ。今年はどうかなと思っていたところだが
やはりメダカが戻ってきてくれた。しかし、今年はその数が極端に少ない。田圃全面
で数千尾というところだ。去年より一桁少ないようだ。その理由は、アオサギとシロ
サギがメダカの存在を学習したからだろう。毎朝サギが列をなしてやってくる。コサ
ギは見かけない。去年なら畦を歩くとメダカが逃げる時にさざ波が立った。今年はそ
のようなことはない。メダカがいるかどうか確認する為に、水口から水を入れてやっ
た所、数百匹が集まった。彼らは溶存酸素の多い水口に集まるが、去年のように水面
の色が変わるほどではない。それに、今年は一度田圃を干すつもりだ。水を入れてお
くことも出来るが、そうすればコンバインがはまり込んで去年は大変だった事を記憶
しているからだ。その時にメダカが土に張り付いてアオサギやシロサギの餌になるだ
ろう。
林 正弘
岡山県御津町
7/20 滋賀の中道さんから「藻類の発生条件」
いつも 楽しく読ましていただいています。
情報提供のお願いです。
今年僕の田んぼでも うまく 藻類が大量に発生して助かってますが
特に 光の遮断と 水温上昇の遅れがコナギ発生を遅らし抑草に 働いたと 思って
います。
これを 安定的に発生コントロールできれば 良いのにと思っています。
ポイントとして 水の 温度 PH 窒素や 燐酸の濃度などでしょうか?
また ふしぎに思うのが除草機や あいがもなどを入れると藻類が激減するのはなぜ
なのか分りません
アオミドロ アミミドロ サヤミドロ などの発生条件について 情報をいただきた
いです。
びわこの辺の 中道唯幸です。
7/20 お米の勉強会の村山さんから
皆様、山下様、村山です。とっても心配していましたが、藤本さんや齋藤さん、冨田
さんの田圃は大丈夫だったのですね。確かめてくださったのですね。私も冨田さんに
メールしましたが、お返事がなく、心配していました。
中野様、いつも美しい写真を有難うございます。どんなにばたばたしていましても、
思わず覗いてしばらく美しい写真と景色にのめり込み、幸せを感じます。どうしてあ
んなに美しく取れるのでしょう。カメラがとってもいいのですか?空気がいいので
しょうか?
ひとむしたんぼ、も拝見しました。いいですね。いい企画ですね。
7/20 姫路市水族館の市川さんから「衣笠さんの田んぼ」
昨日、夢前町の衣笠さんの田んぼを見てきました。昨年タガメがいたという情報
があり、どんな田んぼなのか気になったからです。菜の花緑肥の田んぼでした。
私は衣笠さんらしくて豪快で良いと思いますが、赤木さんに合格点をもらえるか
どうかは不明です。ヒエが数十本とホタルイの仲間が放置されていました。トロ
トロ層が良くできていて、株間の小さな雑草は気がつきませんでした。
ところで、ここの水田の1枚に網を入れてびっくりしました。ギンヤンマのヤ
ゴがごっそりいました。おそらく1アールあたり1000匹できかないでしょ
う。宇根さんが聞いたらやはり驚くでしょう。ギンヤンマのヤゴは、アカトン
ボなどとは問題にならないくらい強い捕食者です。これだけのヤゴが育つため
に、この田んぼにはどのくらいすごい量の生き物がいたのだろうかと、ため息
が出そうなくらいでした。アカトンボなどの他のヤゴは網に入りませんでした。
メダカも僅かにいただけです。他のヤゴも、増えたメダカも皆ギンヤンマに食
われたのでしょう。豊年エビもカブトエビも食われたかもしれません。ギンヤ
ンマは、成虫になれば害虫を食べてくれるかもしれませんが、ヤゴはカブトエ
ビとは違って何もしてくれません。しかし、これだけの大量のヤゴは、この田
んぼが非常に生き物の豊かな田んぼである(あった)ことを証明してくれてい
ます。ヤンマ米として付加価値をつけて売ることも可能かもしれません。
私は今まで、除草剤を使わない水田の生き物調査というのをあまりやったこと
がありませんでした。しかし、昨日やってみて、なかなかおもしろい調査だと
感じました。他にもこんな田んぼがありましたらお教えください。
7/20 やまちゃんから
市川さん、デジカメは持っていかなかったのですか。
衣笠さんの「野性的な(?)」田んぼも見てみたかったなあ。
見事に抑草された田んぼもあこがれるけど、
草まみれ、だけど7〜8俵とれたという田んぼが、どちらかというと僕の好みです。
先日田んぼでヒエ拾い(兼オモダカつぶし)をしていたら、
百姓仲間のじいさんが、車の窓から
「何しとんじゃあ」
「篤農しとんのや、この姿を見たら消費者も高いお米を買ってくれると思ってな」
その夕方
「アリバイつくりは、これでもうおしまいや。きっとあの田んぼ、秋にはヒエ盛りになると思うけど、もうええ」
「昔は籾すりの段階でヒエが混じると困ったけど、今はそれがないから気にすることはない。
まわりの田んぼも、似たようなものや。
わしらの世代は、『だっちょもない』とバカにしたけど、
息子らは、『ヒエがなんぼもんじゃ』という気でおる。もうそれでええと思う」
7/20 長野の関谷さんから「鶏糞成分」
推察ですけど
鶏糞の成分の違いは、
@飼料の違い
A敷き材の違い
B処理方法の違い
なのでは?
Aはケージ飼いのホームセンターの鶏糞だと
関係ないと思いますが、平飼いだと床発酵させるため
籾殻とか切り藁とか沢山入りますから、結構、窒素成分は低くなりますよね。(多
分…
ホームセンターに並ぶような鶏糞は大規模のケージ飼いの物でしょうから、
そういうものは@の飼料の違いなんてのも、各養鶏家の個性が光る平飼いほどの違い
は
どこの養鶏企業間でもなさそうですし、
多分、Bの処理方法の違いが大きいのではないでしょうか?
発酵鶏糞にもただ乾燥させただけのようなものもあるし、二次発酵まで持っていくも
のもあるし、
混ぜものや、計量時の水分なんかでも結構変わるでしょうね。
あさひや農場 関谷航太 千晴
〒384-0703
長野県南佐久郡八千穂村
大字千代里5084-54
/fax0267-88-2869
あさひや農場ホームページ
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/
●やまちゃんから
暑い!!東京では39,5℃を記録したとか。
さて、僕も多分処理法の違いが大きいと思います。
僕がホームセンターで購入するのは、「発酵鶏糞」です。
チッソ成分は、2,3%(?)です、たしか。
その養鶏場に直接買いに行ったことがあり、その時の印象では、一次処理はハウスでの天日乾燥、それを山積みしてユンボで切り返しながら発酵熱を利用しながら乾燥させているんだな、と思いました。1袋(15キロ)100円足らずだから、ぜいたく言っちゃ申し訳ないと思ったことでした。
ところで、石田さんの1,8%や、赤木さんの3%以上の鶏糞はどのように表記されていますか?
7/19 奄美大島の畑さんから「 代金の訂正」
ブラックシリカに興味を持って下さったみなさん、すみませんが、小物を800円と
書いてありましたが、消費税込みで840円でした。申し訳ありませんが、訂正させ
てください。
きょう、ブラックシリカの新しい効果を発見しました。大したことでは、ないかもし
れませんが、冷蔵庫にタッパーで冷茶を作っていて、その中にシリカボールやス
ティックを入れておくと、味がよくなるだけでなく、(タッパーをあらうときに、)
タッパーの内側のヌメリがまったくありません。とても気持ち良く洗うことができま
すよ。
使用して下さっている皆さんへ。物事はなんでも、良いところと悪いところがあると
思っているのですが、このブラックシリカの欠点も見つけていただけないでしょう
か。ぼくは、まだ、見つけることができないのです。何か、欠点も見つけないと落ち
着きません。宜しくお願いいたします。
山ちゃん便をこんな風に商売につながることに使うのはよくないと思うのですが、こ
れは、絶対に農業の分野でも活用できる物質だと思います。・・・とうことで、お許
し願えましたら、幸いです。でも、これからは、控えるようにいたします。ご協力あ
りがとうございました。
畑 琢三
Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp
7/19 「おらが田んぼの写真館」更新案内◆==========−−−−−−−−−−
農がつくる景色83 6月14日〜7月01日
今年はいつにない執念で
田んぼの草取りに時間を割きました。
気が付いたら明日はもう”土用”…
草を取り切れた訳ではありませんが、田んぼから出ることにしている日です。
農休みをしなかった今年…
今日はこれから
飯田市美術博物館の企画展「ひと・むし・たんぼ」
http://www.iida-museum.org/
を楽しんできます。
山梨県北巨摩郡高根町五町田474−2
ひだまり農場 中野陽一・伸子
TEL(FAX):0551−47−3238
MAIL:nakano.youichi(アットマ)nifty.com
nobuko.n(アットマ)mbf.nifty.com
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/yamanasi-nakano09.htm#農がつくる景色83
−−−−−−−−−−===============−−−−−−−−−−
7/19 岡山の赤木さんから「気が付いたこと」
赤木@菜の花です。
前回の菜の花日記で気が付いたことを。
7月13日撮影のゴリラのガッツポーズの10日前に撮影したのが、7月4日の開帳開始の画像です。撮影した株こそ違いますが同じ田んぼです。来る時が来れば、10日あれば大変身するという証拠写真です。
硫安ドカン方式でも同じで、振ってから10日後には結果がでます。
初めて挑戦する人は早めの出穂50日前に振って、10日後に結果を見てから、足りないようだともう一度振ってもいいよと書いたのが、このあたりのレスの速さのことを言ったのです。
こうしてみると、春に基肥を入れ、田植え直後に活着肥、茎数を取る為にしのぎを削るのなんざぁ、無駄なことだねぇ。ゆっくり構えて茎を太らせて、時が来たらドカンと一発振ったらしまいだ。井原先生はえらいこと見つけたもんだよ。
やまちゃんの鶏糞の窒素表示の件。誰に投げかけたのか知らないけれど、おこがましく私の経験を。
現在ではあの表示を私は信用しています。というのが、含有量が0.5%ほどの違いの鶏糞を、同じ量入れたら、見事に生育に差がでたことがあります。その時うそは書いてないなと感心した事でした。表示値もきっとJISで定められたサンプリングや測定をしていると思いますけどねぇ。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/19 やまちゃんから「鶏糞の成分表示の件」
赤木さん、レスありがとう。
僕のアバウトな使い方を後半にごちゃごちゃと書いてしまい(そのため質問が混乱してしまいましたが)、
同じ鶏糞で、チッソ成分が1,8%から3%あまりまで開きがあるのはどうしてなんだろうと、どちらかと言えば、そちらのほうに力点がある質問でした。どなたか、わかる方があれば、、、
7/18 岡山の林さんから「畦草刈り」
皆さんこんばんは、
今日畦草刈りをしている時に気が付いた事ですが、畦に生えている稲科の雑草にイモ
チが来ていました。メヒシバにも来ているがこのイモチは稲のイモチとは別種らし
い。雑草の中には茎がなく葉が密生した形になった、稲で言う所のいわゆるずり込み
になってしまったものもあった。イモチのせいだろうが、その辺一帯の雑草の背の高
さが低くなっていた。病はんは典型的な葉イモチだ。西南暖地では気温が高く推移し
ているが、イモチ発生の好適条件になる日もあるから、例年より1回だけ畦草刈りを
増やしたほうが良い。百姓は自分の稲の出穂日を知っているから、出穂4日前までに
一度畦草刈りをして稲株の根元に風が吹き込むようにしたほうが良いと思う。イモチ
対策の一つは、とにかく分生子(胞子のこと。これで増える。)の密度を下げること
だ。
林 正弘
岡山県御津町
7/18 佐賀の石田さんから「赤木御大、アドバイス有り難うございます」
やはり鶏糞が少なかったのですね!。
鶏糞によって成分も違うでしょうから、
窒素8kgを目安に今度は施肥します。
この鶏糞はホームセンターで購入したものですが
隣町の養鶏場でも発酵鶏糞を作ってJAに卸してますので
その成分表と比べてみます。
コシヒカリには45日前の硫安やりました。
水は山中の溜め池の水と山からの出水です。
その上には民家もありませんので、きれいな水です。
昨年は菜種が確保できずやむなく小麦を播種しましたが
今年は菜種を確実にJAに10kg予約します。
これからも宜しくご指導下さい。
石田伊佐男 佐賀県伊万里市木須町3277
TEL&FAX
0955−23−6170
携帯 090−3192−0469
7/18 やまちゃんから「鶏糞の成分について教えて下さい」
石田さんの使った鶏糞は、チッソ成分1,8%。
赤木さんのは、3%あまり。
僕がホームセンターで買うのは、、、、たしか2%あまり?
袋によって表示が違うなあと思いつつ、鶏糞なら2%としておこうなどと思いつつ使っていました。
ものによって表示が違う(成分が違う)のはどうしてですか?
袋の成分表示は信用してよろしいのでしょうか?
あんなものは、販売に先立ち調べてもらったデータを、アリバイみたいに使っているすぎないと、はなから信用せずに使っている僕の態度は、あまりよろしくないと思うのですが、、、
7/18 奄美大島の畑さんから「松原さんへ。」
シリカの作用について、松原さんでしたら、誰も知らない、誰も気づかないことを見
つけてくださりそうな気がします。見つけたら、そっと教えてくださいね。(笑)。
ところで、
<波動が、生体の成育を促すといわれる4−14ミクロンの波長帯に、極く自然に
なっ
ている人が、このメーリングリストには、何人もいらっしゃるので、大変心強く思っ
ている次第です。この宅急便ありがたい!>
と書いておられましたが、どんなところで、わかるのですか?また、どんなところ
で、このことを感じるのですか?
または、ただ、抽象的に表現しただけなんですか?
動ブラックくシリカさんへ。
7/18 岡山の赤木さんから「菜の花日記(ゴリラのガッツポーズ)」
7/17 お米の勉強会の村山さんから「 Re ハタ種苗店情報」
お米の勉強会の村山 日南子です。
新潟では大雨、山形は1週間でも雨とのこと。こちら関西は
ひたすら暑いですね。不思議なことに梅雨明け宣言が出た日か
ら、せみがいっせいに鳴きだしました。せみの声で目を覚ます
ほど、街中でも大変な勢いです。
さて、畑さん、私もブラックシリカもニームオイルもほしい
です。「ニームオイル」を沖縄で探してほしいというメールか
ら畑さんとお近づきになりましたね。栴檀の木が奄美で育つと
いいですね。栴檀を1本植えると庭中虫がつかないと嬉しいで
すが、厚かましいかしら?あまりに虫が多くて、庭に出るのも
怖い、という状態です。
7/17 群馬の松原さんから「 Re ハタ種苗店情報」
奄美大島の畑さんへ
早速、お返事下さってありがとうございます。読んでいて楽しく、
「自分の体は動くブラッシリカ?しかも自分が気にいった時だけ、遠赤やら、マイナ
スイオンやらを放射する、かなり勝手な存在」などと一人(^_^)してしまいました。
後で、畑さんにはメールで、注文します。宜しくお願いします。(送料が只で良かっ
た、それにこのHPの宅配便の仲間から買った方が安心)
自然界の営みが、黒鉛珪石を創りだしたということは、、、「自然界で起こることは、
すべてこの人体内でも起こりますから、我々の体には、ブラックシリカのように生体
活性を促す結構なものを創りだす仕組みがある」フフフツ (^_^)
ps:山下さんへ
波動が、生体の成育を促すといわれる4−14ミクロンの波長帯に、極く自然になっ
ている人が、このメーリングリストには、何人もいらっしゃるので、大変心強く思っ
ている次第です。この宅急便ありがたい!
-----------------------------------------
松原気功塾(松原慈光)
〒371-0034
前橋市昭和町3-33-1
電話:027-234-5324 FAX:027-234-5064
松原気功塾 ホームページ
http://members.jcom.home.ne.jp/kanro/index.htm (フィンドホーン)
http://members.jcom.home.ne.jp/kanro/fi.htm
7/17 福井の塚本さんから「書き忘れ」
「迷惑メール」
4月にメールアドレスを変えてから4ヶ月ほど経ちますが、迷惑メールはゼロです。や
まちゃんのパソコンはますます白です。
「コナギが伸びにくい田んぼ」
同じ田んぼであるときからコナギよりイネが大きくなりやすい田んぼができてきまし
た。長年の有機質肥料投入で地力がついてきた田んぼです。田植え後の田んぼの表層のド
ロがふわふわです。元肥ゼロで田植えしたのに今までと違って初期生育が良くなったの
で、「おっ!これは地力がついたんだ。」と、判断しています。詳しい観察は来年です
ね。
塚本
7/16 奄美大島の畑さんから「松原さんへ」
ブラックシリカの製品の様子は、添付の画像のようなものです。なんと運の良いこと
に、ぼくの知人がこの特許を持っている人と知り合いだったので、代理店にしてもら
えました。それで、私の店舗においていますので、この山下さんの宅配便の関係者の
方には、送料は、こちらもちでお送りできます。私の店舗では、来店者の8割以上の
方が買ってくださっています。
でも、このような製品を疑問視する人がまだまだ、結構います。はじめは、わたし
も、そのひとりでした。
しかし、考えてみると、磁石などは、目に見えない力でお互いに引き合ったり反発し
たり、鉄をひきつけたりすることは、周知の事実です。
このブラックシリカ(黒鉛ケイセキ)製品は、おなじく、見えない赤外線とマイナス
イオンを強く出していて、人の生活を助けるいろんな作用をするのです。それは、
使った人でないとわかりません。家内も私も、、2,3日保温しても黄色くならない
甘いご飯、 生花の水が腐っているはずなのに悪臭がまったくないこと 1晩で
母の足首の関節の痛みがとれ、腫れがひいたこと、 数分で低カロリー牛乳や、焼酎
や、ワインがとてもおいしくなること などなど、本当にびっくりする現象が起きて
いるのです。
余談ですが、この町にもおいしいお弁当屋さんとおいしくないお弁当屋さんがあるの
ですが、この製品に敏感に反応したのは、おいしいお弁当屋さんでした。これは、と
ても興味深いことでした。この製品によって、おいしいお弁当屋さんはもっとおいし
くなり、差がひろがってしまうように感じました。
困ったことは、天ぷら油が3倍長持ちするので、いつも豆腐屋さんから買っている
BDF燃料(廃食油が原料)が手に入りにくくなりそうなことです。
ジフニーム製品も、定価よりも安い値段でメーカーから直接送ってもらえますので、
もし、希望者がおられましたら、メールください。
畑 琢三
Takumi.Hata(アットマ)mb3.seikyou.ne.jp
(追伸)
画像のブラックシリカ製品のうち、手前の小さいものは、ご飯を炊くときや、ミネラ
ル水を作るときに使い、後ろのカップ、カメ類は、お酒を古酒風味にするときに、手
前の平たい布のようなものは肘や、ひざの痛みとりに使います。いずれも、半永久的
に使えるというところがいいですよ。
価格は、順番に小物800円、カップ2500円、2升カメ2万3千円、5合ビン5
250円、となっています。
なんだか、商売人風になってしまったようです。私の販売にノルマはありませんか
ら、私としては、いくら売れたというよりも、「これ、良かったわ〜」という、主婦
の声が多いほどうれしいです。
7/16 群馬の前原さんから「Reハタ種苗店情報」奄美大島の畑さんへ
職業柄というか生来というか、下記の情報に強く反応している自分です。
まず、教えて下さってありがとうございます。ブラックシリカを入手して試してみた
のですが、入手法を教えて下さい。
ついでにジフニームオイルについても。宜しくお願いします。
-----------------------------------------
松原気功塾(松原慈光)
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7/16 やまちゃんから「米ぬか散布のアイデア?」
昼寝から覚めたけど、まだまだ外は暑い。昨日思いついたことを、忘れないうちに書いておこうと思いました。
このままだと、今年は水不足が心配されます。
新潟、福島の水害が心配されますが、こちらにも、少しはわけてほしい。
さて、昨日、一枚の田んぼに油かすのペレットを20キロ追肥しました。
その時、中途半端に残っている米ぬかの袋があったので、最後に、油かすの上に足して、動散で飛ばしてみました。
よく飛びます。「おっ、これは!」とひらめいた事がありました。
4年ほど前まで、米ぬかをメインに据えた抑草法に取り組んでいました。
その頃、米ぬかをいかに効率よく散布するか、あれこれ工夫をしていました。
動散で飛ばすのも、その一つでした。
所が、タンクの中で米ぬかのブリッジがで来てしまい、途中で米ぬかが出なくなってしまうことが再々あり、これは
いかんとその方法は諦めたことがあります。(ついには、米ぬかを水で練って、米ぬかダンゴを作り、畦端から放り
投げる方法に行き着きましたが、ひじを痛めて、米ぬか散布に頼る方法は労力が集中しすぎると、今は、米ぬか除草
をやめています)
動散は、タンクの中に空気を環流させ、その空気の勢いで肥料を吐出口に送り込み、飛ばすという方法をとっていま
す。ところが、米ぬかは軽いため、ブリッジが出来てしまうと、その状態で固まってしまい、吐出口に送り込まれま
せん。よって、動散を背負ったまま、ジャンプしながら、散布作業を続けるという方法をやったりもしましたが、だ
めでした。
昨日思いついたのは、油かすのペレットやくず大豆などの固形状のものと米ぬかをサンドイッチ状にタンクの中に入
れれば、環流する空気によって米ぬかのブリッジが崩され、よどみなく米ぬか散布が出来そうだと言うことでした。
環流する空気の勢いはかなり強く、タンクの蓋をはずして動散を作動させれば、それは実感できます。(花咲じいさ
んみたいになりますので、実演はやめた方がよろしい)
次に、その連想で思いついたのは、油かすのペレットのかわりに、ピンポン状の軽いボールを数個米ぬかと一緒にタ
ンクの中に入れておけば、それがブリッジを崩す働きをしてくれるのでないかということ。
思いついたのは以上ですが、残念ながら労力の関係で田植え後の米ぬか散布を僕はやめています。関心のある方がい
れば、この続きを実験していただければありがたいです。
7/16 岡山の赤木さんから「石田さんへ」
赤木@菜の花です。
石田さんの菜の花について思うこと。
岡山と佐賀、私の田んぼと石田さんの田んぼ。気候も土質も水質も違うから一概には言えませんが、教えてもらった中で私の考え付くことを。
播種量はいいと思います。
基肥の量が少ないように思います。菜の花の生育にも足りないし、稲の生育途中で追肥が要ると思います。もし追肥が不要ならば、水がかなり富栄養化していると思います。
私は窒素成分で12kgほど入れます。イネには原則として追肥しません。菜の花なしでもこの程度の鶏糞量でちょうどいいのです。
コシヒカリだと少なめに見積もっても、8kgは窒素が欲しいです。1.8%窒素の鶏糞だと反当400kg、、、、という計算になります。これと同じ窒素量を化学肥料でやるととんでもない結果になるでしょう。化学肥料と有機肥料の違いだと思っています。
春の雨量が菜の花に影響したとも思えません。ただ、排水が極度に悪いと表面水が溜まって根腐れを起こすでしょう。この場合は、カラシナは黄葉、菜種は紅葉します。どちらもコウヨウね。しかし画像からはそれもないようです。ということは肥料不足だと思われます。
ひとつ気になることが。
カリ成分が5.4%もあります。400kgだと21kgのカリ。カリ過剰害がでなければいいのですがね。リン酸はいくら多くても、必要以上には吸収しないし、マイナスイオンだからそのうち流れて出てゆきます。カリはちょっとねぇ。。。。。
それと、人参の香西さんから聞いたことですが、鶏糞には石灰分(カルシウム)がたくさん含まれており、アルカリになり過ぎることも考えておかねばなりません。ただ、硫黄分も含まれているから中和して硫酸カルシウムになって、カルシウム補給に役立つかなとも思います。
話がそれましたが、赤木@菜の花的結論は、
イネへの中間追肥が要らないところまで、基肥を増やしてみましょう。
イネは最も自然な形でへの字生育をしますから、かなり多くても大丈夫です。
コムギ緑肥は、菜の花とは別のタイムテーブルが必要と見ました。
反当12kgでは、収穫するのならちょうどいいですが、春播き緑肥としては少ない感じです。私は同じ頃20kg播きました。5月下旬で草丈1m弱。生草重量は3650kgありました。
でも、菜の花と同じタイムテーブルで進めましたから草が生えました。
このあたりは、現代農業11月号で詳しく総括してみたいと思っています。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/16 佐賀の石田さんから「Re赤木さんの教えて」
佐賀の石田です。
赤木御大の質問へのレスです。
5反に、鶏糞1000kg(20kgX50袋)を2/8散布
成分は窒素1・8% リン酸8・6% 加里5・4%
1・1反の田んぼに西村氏から譲って貰ったカラシナ2kg
8畝の田んぼにJAから購入した菜種1・5kg
残り3枚(3・1反)に小麦36kgを2/20日に播種
3月の気象は以下のようです。
|
降水量 |
最大 日降水量 |
最大 1時間降水量 |
平均気温 |
最高気温 |
最低気温 |
平均風速 |
最大風速 |
最大風速の風向 |
日照時間 |
最深積雪 |
単位 |
mm |
mm |
mm |
℃ |
℃ |
℃ |
m/s |
m/s |
|
時間 |
cm |
|
121.0 |
33.0 |
9.0 |
9.6 |
23.9 |
-2.8 |
2.6 |
11.0 |
南西 |
169.7 |
4月はこのようになっています。
|
降水量 |
最大 日降水量 |
最大 1時間降水量 |
平均気温 |
最高気温 |
最低気温 |
平均風速 |
最大風速 |
最大風速の風向 |
日照時間 |
最深積雪 |
単位 |
mm |
mm |
mm |
℃ |
℃ |
℃ |
m/s |
m/s |
|
時間 |
cm |
|
148.0 |
49.0 |
20.0 |
14.7 |
28.4 |
1.7 |
2.4 |
10.0 |
西 |
208.9 |
カラシナはちょぼ出来で菜種はほとんどダメで小麦は50センチ位のが田んぼの半分くらいだったでしょうか。
カラシナの写真をお見せします。
HPの今年のコシヒカリにもアップしていますのでご覧下さい。
7/15 佐賀の石田さんから「手取り除草奮闘中です」
手取り除草奮闘中の佐賀の石田です。
皆さんと一緒で雑草に悩まされています。(ほとんどコナギですが)
コシヒカリを植えた山田なのですが、
菜の花、&米糠での抑草を期待していたのですが、
瀬戸内の温暖な気候と違って九州と言えど玄界灘を渡って来る北風は
相当冷たく2月播種の菜種&カラシナは、ちょぼ出来で、
あの程度の量での抑草は無理と言うことがわかりました。
今年の稲刈りが終わったら秋のうちに蒔こうと思います。
それにしても手取り除草は身体に堪えます!。
月曜日から昨日までやりましたが、今朝起きたら
腰に違和感がありましたので今日は一休みです。
ちょうど今日は雨も降ってますので、いいタイミングです。
4月末にギックリ腰をやっていますので、
あまり無理すると本当に動けなくなる恐れがあります。
それに比べて、ジャンタニ君の居る平地の田んぼは、
草一本見当たりません。
昨年も8反の田んぼにヒエがたったの2本しかありませんでした。
先日部落の営農座談会でもそのことを言ったのですが
みんな、苗を食べられることの方が怖いみたいで
私に同調する人は誰も居ませんでした。
ちなみに、4月から部落の生産組合長をやっています。
これからも皆さん方の経験を参考にしながら
やって行きますので宜しくお願いします。
7/15 岡山の林さんから「除草機の入れる時期」
塚本さんのメールとやまちゃんのコメントについて、
塚本さんの反省点にあった、7.除草機は草がなくてもいいからできるだけ早く入れ
よう。
という点を実行しています。私は田植後二週間で入れます。まだ稲の活着が十分では
ないので押し倒したり、稲を除草してしまったりという欠点がありますが、早いほど
良い。少しぐらい押し倒しても、収量にはあまり関係無い。私は補植はしませんし、
4隅も手植えしません。現在私が作っている水田は、私が借りるまではヒエだらけの
水田でした。田植後はまだ良いのですが、そのうちヒエやオニビエが大きくなってき
て最後のほうになると何を植えているのか分からないくらいでした。その田を借りて
除草剤を使わずに米作りをするというので近所の人も驚いていました。でも私には勝
算がありました。ヒエが優勢の田圃だったからです。クサネムもあまり見当たりませ
んでした。ヒエは深水と機械除草で抑制できます。(深水のほうが大事、8センチは
必要!)
この点が分からなかった時は手取りもやりましたが、以前と違って手取りもあまりし
なくなりました。防護メガネが曇って見えなくなる前に終わってしまうようになりま
した。
>コナギがかさにかかって増殖する田んぼと、いつの間にか消えてしまう田んぼがあ
るという話・・・
この点については、塚本さんに是非とも観察を続けてもらって原因を追求していただ
けたら、と思います。
コナギが多い田圃は私の場合機械除草で対応しています。米ぬか除草はやっていませ
ん。それだけの時間と労力が取れないからです。
私は今、最もコナギに効果のある抑草法は赤木さんの「菜の花」ではないかと考えて
います。私は、農文協の「現代農業」は購読していないので何が書かれているのかわ
かりませんが・・・。
>日鷹さんの「西南暖地の雑草に比較すると、東北の雑草はやさしい(かわいい)。
西の草の方が生命力が旺盛ですね」と言われた点
これはその通りだと思います。ヨーロッパで数年過ごすとその差は歴然としているの
が分かります。有機JAS法はヨーロッパの規準ですが、梅雨のない北海道では遵守し
やすいと思います。日本の西南暖地も大昔はそうだったかもしれない。雑草も春の七
草のようなものだった。強勢雑草は多くは外来種ですね。ススキでさえ外来種ですか
ら・・・。遣唐使の時代や、弥生、その前の縄文時代にも大陸と交流があったと考え
る方が自然ですね。
林 正弘
岡山県御津町
7/14 福井の塚本さんから「私の反省」
私は井原さんの本を片手に稲つくりをはじめました。V字稲作はしたことがありませ
ん。きわめて低コスト、省力でした。数年続けていたら地力がなくなっていったのか、次
第に硫安の量が増えていったのを記憶しています。
無除草剤へのステップアップも、同じ調子で考えていました。
元肥ゼロ、坪40株の疎植で、無除草剤でスタート。最初の2年は草だねがないため
に、深水で成功。しかし3年目から、コナギがわっと増えて惨憺たる状況でした。収量が
3俵前後という年を数回経験しています。それからというもの、除草機を買ったり、米ぬ
かを振ったりと人に聞いた手は殆ど試してきました。そのうちにこのメール仲間もスター
トしました。
今思っていることは、
1.元肥ゼロは止めよう。
2.坪50から60株植え。
3、分けつが取れにくいので一株当り少し太植え。
4、肥料ではなく稲の生育がへの字。
5、有機質肥料は元肥でやっても生育がへの字に近づく。
6、有機質肥料を入れだしたら5年くらいで地力がついてきた。
7、私は実行できていませんが、除草機は草がなくてもいいからできるだけ早く入れよ
う。
8、田んぼにより地域によりかなり違う。
9、コシヒカリよりもっと晩生の品種が有望。
10、だめだと思ったら早めに除草剤。確かに、均一に散布すれば規定の半分の量で効きま
した。
11、やっぱり地力をつけるのは有効な手段。
12、コナギが大きくなる田んぼと、なかなか大きくならない田んぼがある。
13、コナギがたくさんあったのに、出穂までに消えちゃった年が数回ありました。ふし
ぎ!?
14、無除草剤稲作 減収するけど 地力は増えている。
今までいろんな話を聞いてきましたが、私より草を繁茂させた方はいない感じです
ね。それとも話さなかっただけなのかな・・・・。
塚本でした。
●やまちゃんから
前に塚本さんと話していて、
「北陸や東北、北海道より、西南暖地の方が除草剤をつかわない田んぼで雑草が少ないような気がする」という話になったことがあります。
ただね、とそのときぼくがつけ加えた話が、愛媛大学の日鷹さんが大潟村の雑草調査をした時の印象、(数年前の環境保全型稲作全国大会の時の講演)
「西南暖地の雑草に比較すると、東北の雑草はやさしい(かわいい)。西の草の方が生命力が旺盛ですね」と言うお話でした。その話がすごく印象に残っていたので、熊本の後藤清人さんの田んぼで「自然農法の研修会」があったときに、宮城の百姓の方に、日鷹さんの話を引用しながら、「東北の百姓は怠慢でねえの」と言ってしまい、「酔った勢いとはいえ、なんと無礼なやつだ」という顔をされた記憶があります。西日本の百姓の方が口が軽いので、うまくいってる話が多く伝わっているだけなのか?西南暖地の6月田植え地帯では、田植えしてからの活着の良さと言うことが、有利に働いているようには思います。
塚本さんの「反省」の中で、コナギがかさにかかって増殖する田んぼと、いつの間にか消えてしまう田んぼがあるという話は、とても興味をそそられます。いったいそれは何なんだろう。
7/13 福井の中出さんから「支え」
塚本さん、直接の助言ありがとうございます。
淡々と述べていらっしゃいますが、私には重みを感じます。
「水を溜めない」ということには納得させられました。
前に除草剤を撒いた田んぼに今はコナギが芽吹いています。
恐るべき生命力というより、自然の力というものを改めて感じます。
それに対してささやかな抵抗かもしれませんが試してみます。
林さん、同じような事をしている人が居ると分かると励みになります。
ありがとうございます。
私は、普段からメガネをかけているのでそれが防護になるのですが、汗が落ちて
見えにくくなります。
だからメガネは外して手取り除草をしています。
もちろん、葉は目に入りますが不思議と痛みを感じません。
百姓は辛抱も大事ですね。塚本さんの言われるように収量減に甘んじるつもりです。
でも、肥しを振る気持ちを抑えるのは辛抱堪らん。
敵は家族でも隣の田んぼでもなく自分自身でした。
毎晩、井原さんの本の同じページを読んでは自分の気持ちを抑えていました。
こうなると井原さんの本は経典みたいなものです。
●やまちゃんから
うちの近所の山根さんという方が、イネの雑草取りの援農に出かけた時、
稲の葉っぱが芽に入り、お医者さんに行ったら、
「イネの葉っぱにはリョクノウ菌というのがあり、下手をすると失明するおそれがある」
と、強く言われたことがあります。彼は、ことあるごとにそれに注意するように言います。
中出さんもご用心。
さて、おらが田んぼのうちヒエを生やしてしまった「稲葉田んぼ」
除草機を押したあと、穴あきホーを持ち出し手取り除草を一回やりましたが、
あつかましくやった為、昨日ねんの為と田んぼに入ってみたところ、
相変わらず、ヒエがいっぱい残っていて、日を改めてヒエ拾いに入らなければと思っています。
深水が中途半端になって、3回か4回田面を露出させてしまったので、
例年に比べ、ヒエがしっかり根付いてしまっています。
残り5枚の田んぼは、この程度なら許容範囲内じゃとうそぶいて、
田んぼには入らないことに決めています。
雑草と格闘している皆さん、
許容範囲を超える雑草とはどれくらいか、
デジカメで写真を撮って送っていただけませんか。
許容範囲が、人によって様々だったりして、おもしろいかもしれませんよ。
7/13 福井の塚本さんから「コナギ刈り」
大きなコナギをコンバインで刈ると、コンバインの搬送部に詰まって搬送部がストップ
しました。コンバインをバックさせて止めて、コナギを引っ張り出すのですが、詰まって
いてなかなか引き出せません。収量はどうでもいいから作業を早く終わらせたいと泣きた
い気持ちでした。
コナギ対策として田んぼを干す方法は金沢で有機栽培をしている方から教えていただき
ました。あの頃は真っ暗闇を手探りで進むようなものでした。今はまだ夜だけど終わりか
けのほうかな。
塚本
7/13 徳島の高松さんから「今年の抑草」
はじめまして。徳島からの日曜百姓の感想です。
皆さん雑草対策に追われておられるようですね。
当方昨年まであいがも農法をしていました。しかし今年はあいがも利用は辞めまし
た。
今年はじゃんぼたにしの活躍に期待することにしました。
おかげでほとんど雑草は見えません。
注意すべきは田面を均一の高さにしておかないと食害が起こり、そのため補植に追わ
れるはめになります。
そしてそれさえ注意すれば初期に水面を浅くして柔らかい雑草をうんと生やすことで
す。
その後稲が(3週間程度)大きくなったところで深水にすることで雑草には対応でき
ます。
ただ生命力旺盛なので他の田まで広がっていきます。
そのためきちんと飼い慣らす方法(初期の深水を避け、田を均一にならすこと)を周
囲の人に知らせておかないと白い目で見られます。
ただ寒さには弱いようです。暖地では放任していても越冬はします。
あと一つじゃんぼたにしがいると灌水直播きは出来ないでしょう。
中期には大きな鳥がタニシなどの小動物を捕りに田に舞い降りてきます。
するとその辺一帯を踏み荒らします。水面に倒された稲はじゃんぼたにしの攻撃に遭
いきれいに消えて無くなります。
でもそれ以上に雑草対策に効果があって満足しています。
以上徳島の田舎からのレポートでした。
7/12 熊本の岡さんから「菜の花のあとのイネほか」
こんばんは、おかです。
い草の収穫も半分となりました。
毎日3時起きです。後10日くらいかかります。
明日から、中間の田植えとなりまして、休憩中
菜の花の後の稲も順調です。
気づいた点
菜の花開花後45日から50日に鋤きこみ
2回ないし3回耕起
代掻き2回
植え付け後大体2週間で菜種の茎が完全になくなるみたいです。
特に、芯の(コルク)みたいものは10日もすれば溶けるみたいです。
また、菜種も2週間もすると手でつまむと、イクラみたいにつぶれます。
中から油みたいにどろっとした感触があります。
種も分解しなくなってるのかも・・・・・
ほとんどの田んぼで手で拾えるくらいしか草は生えてないみたいです。
田んぼに昨年は、元肥にふすまを100k散布しましたが
今年は自家製のぼかしが大量に余ったので(い草の追肥用でしたが雨のため半分しか振れませんでした)
ぼかしも100k振りました。
ぼかしの材料
米ぬか 900k かに柄500k 大豆粕300k 昨年のぼかし300k わたみ粕900k
赤土2t 黒砂糖液(セリの天恵緑汁5リットル 水900リットル 1日寝かす)
約5トン 20kで580円で出来ました。
発酵から乾燥まで40日かかりました。
ブロードキャスターで振れました。
画像は、い草刈が終わってから編集して送ります。
熊本は梅雨明けしました。稲にはいいのですが、イグサには最悪の梅雨明けとなりました
イグサの収量に影響大です。
7/12 岡山の赤木さんから「参ります」
赤木@菜の花です。
参りますって、お伊勢さんにお参りとちゃうで。
「もしも〜し、現代農業読みました。硫安振ろうかと思いますが、いくら振ったらいいでしょうか?」
「はぁ〜〜?」
これにすぐ答えられたら、わたしゃ神様だ。
「あんた何の品種作ってんの?植付け密度はどのくらい?今何本くらいに増えてんの?今まではどのくらいの窒素量を入れてたの?」
一通り聞かないことには私も答えられへんがな。
肥の量は自分で考えろっつ〜〜の。7月号には初めてやってみる人用にも書いているだろうが。50日前に一度振って、足りなければ10日後にもう一回振ってもかまわないと。すべては茎数と相談してからやれと。ちゃんと読んでくれよなぁ。朝いちをやられるとまいっちまうよ。こちとら夜型で朝はめっぽう弱いんだかだからさぁ。
去年のイネ以降何も作っていない純粋への字の田んぼ4反。過石も入れてない。天候のせいか窒素の発現が早いようで、結構いい色してきて本数も取れていると見た。もう10日もすると出穂45日前だ。肥桶抱えて酔拳肥振りの術も要るかどうか。振ったら気持がいいけどね。百姓なんてみんな振りたくてうずうずしてる。開帳への字生育には農薬も不要だ。これぞタダ取り稲作。あっ、除草剤代だけはひとの半分要るけどね。
この場合の技術は、隣との差に耐えること、45日前までひたすら待つこと、そして振らないという苦しみに耐えること、それと家族からの迫害に耐えることだ。我が家はもうすっかり慣れっこで、迫害はなくなった。
静岡の藤田さん、もう肥振りは終わっちまったかな。
菜の花跡もいい色してる。いつもより早い感じね。
先日岡山で、夢前町の衣笠さんとゆっくり話が出来た。農機具メーカーの展示会場だったんだが、見るのはそっちのけで話ばかりした。いろいろ苦労しているみたい。25ヘクの田植え。。。あな恐ろしや。そのとき勧められたのが、米袋を腰の高さまで持ち上げてくれるリフト。口を縛った袋を台の上に倒すと、自動で持ち上げてくれる。床から離す瞬間が一番危ない。ギクッときたらしめ〜〜だ。大した規模ではないけど、ひと秋には800袋近く扱う。体のためにこれはいい道具みたいだ。農文協も本いっぺ〜持ってきて出店してた。けっこう繁盛してたな。井原さんのへの字の本がよく売れるって言っていた。根強い人気があるみたい。
そんなこんなのうだうだ話でした。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/12 岡山の林さんから「除草が本番のようですね」
皆さんこんばんは、除草が本番のようですね。
中出さん
>時には、鼻の穴に葉っぱを入れるという間の抜けたことをしております。
思わず笑ってしまいました。ゴメンなさい。私も同じ事をしています。手取り除草の
時は何故か稲の葉が鼻に入ってしまうのですね。
私は、稲の葉で目を突かないように草刈りの防護めがねをかけます。これは良いです
よ。
近藤さん
>歩行モードで坪60株植え(だいたい30×40cm)、
株間がかなり広く、私が計算すると坪28株となりますが如何ですか?
私は、今年は株間を30cmで植え(33×30cm)、並木植えにしました。これは、
除草機を横がけできる様に考えたからです。手押し除草機を購入せず、手元にある動
力除草機を使えるように考えました。横がけの時、移植間隔が4条毎に最大で半周期
ずれたところは並木植えの条間を広くとった所で修正できます。やってみた所、除草
機がうまく使えました。この時、外側の除草輪を外します。(3個の除草輪で除草し
ます。)株間を条間と同じ33cmとして植えたいところですが、オプションのギア−
を使っても30cmが最大です。
今年は、例年になく梅雨の日照時間が長かった。西南暖地では成長が早まると予想し
ています。
林 正弘
岡山県御津町
7/12 福井の塚本から福井の中出さんへ
今から7年ほど前、まだこのメール仲間がない頃、ひたすら深水で通した私は、30セ
ンチくらいの高さのコナギをびっしり生やしました。イネの草丈が高ければコンバインで
高刈りもできたでしょうが、草に負けて背丈もそんなに伸びませんでした。ですからコン
バインの刈り刃に乗ったコナギを時々取り除きながら作業しました。収量は2俵半から3
俵でした。こんな田んぼが1ヘクタールあったのです。
対策
1 今から使用できる除草剤があれば使う。こういうときのための薬剤だと私は思ってい
ます。人間も死にそうなところを薬で助かればありがたいのと同じだと思います。反省は
後ですればいいと思います。
2 除草剤を使わない場合は、田んぼをカラカラに乾かす。その後かん水したらすぐ水を
落として水を貯めない。
コナギの背丈が伸びるのを抑えることができる。少なくとも水を張りっぱなしよりは
ずっとましです。
3 干した田んぼは歩きやすいので、刈り取りのときまでにヒエなどの刈り取りの邪魔に
なる草を刈り倒しておく。
草は生えて勢いづくまでが勝負で、生えて勢いづくとどうしようもない。収量減は仕方な
いので、せめて刈り取りの作業がはかどるようにするくらいかなと思っています。
私は小浜市の隣の上中町に住んでいます。自然環境は近いと思うので何か参考になれば
幸いです。
塚本でした。
7/11 福井の中出さんから「雑草をこのまましておくと」
今、手取り除草の真っ最中です。
ヒエを始め、コナギ、ホタルイ、アゼナなどなどを取るため
田んぼに四つん這いになり、稲の葉に頬づりしながら
時には、鼻の穴に葉っぱを入れるという間の抜けたことをしております。
しかし、刈り取りまでにとても間に合うことは無く、
このまま放っておいたらどうなるだろうと考え始めました。
コンバインの刈り取り部(バリカン)に影響を及ぼすのだろうか。
塚本さんによると背の伸びたコナギはコンバインに影響を及ぼすそうですけれど、
ヒエはともかく、他の雑草をここまで生やした事の無い私にはイメージングでき
ません。
どなたか、具体的なことを教えていただければ幸いです。
:-)
私事ですが、
最近ジャンクメールがあまりにもひどくなりましたのでメールアドレスを変更し
ました。
ウェブブラウザとメールアカウントも変えました。
徐々にMSオンリーから離れつつあります。
7/11 兵庫の近藤さんから「朝紫が出穂しかけました」
たいへんご無沙汰の兵庫近藤です。いつも宅配便ありがとうございます。まだ生きていました。梅雨とは思えないよ
うな天気が続いているせいでしょうか、早生糯の朝紫がちらほら出穂してきました。種播きが3月30日、田植え5
月8日歩行モードで坪60株植え(だいたい30×40cm)、除草剤なし、施肥が元肥菜の花緑肥、過石20kg/
反6月5日、硫安20kg/反6月14日、コメリのマグッPてゆうのを同じく20kg/反6月27日てなあんばいでして、
同時に作っているイセヒカリとか、ご近所のコシヒカリは、マーダダヨ状態です。同じ品種を作っておられる方どう
ですか。一ト月も早い出穂に戸惑っております。添付写真2種類の稲が写っているほうの左側です。
7/11 奄美大島の畑さんから「ハタ種苗店情報」
奄美大島の畑 です。種苗店を開いて4ヶ月目に入りました。開店したときには、こ
こ10年ほど経験したことがないような疲れを感じましたが、今はすっかり慣れてし
まいました。園芸店を開くと、農業をしていたころと違って得なことがあります。そ
れは、いろんな新しい商品に触れる機会が多くなることです。多くは、値段が高いの
ですが、店にはCM用に安く入ってくることが多いので、試すことができるのです。
最近、「あ、こりゃいける 」と思ったものがありますので、紹介いたします。沖縄
の薬剤師が特許を取ったもので、「ブラック シリカ(北海道産の赤外線を出す鉱
石)製品」、最初驚かされたのは、円盤型のこの製品の上に氷を乗せると、皿に乗せ
た氷と比べて10倍くらいの速さで溶けていきます。これが遠赤外線なんだ と納得
して、次々とやってみたら 1、米がふっくらととても甘く炊き上がる。2、天ぷ
ら油が約3倍長持ちする、3、コップの焼酎が2,3分で古酒の味わいになる。4、
足、腰、肩の痛みが1,2時間でとれる、など大変優れた効果がありました。他に、
燃費がよくなる、種が早く芽を出す(コーヒー豆が5時間で発芽したと話していまし
た)お風呂に入れておくと低温でも体が芯から温まるなどあるそうですが、これら
は、まだ、試していません。
世の中には不思議なものがあるものです。
他に、試してみたいのは、ジフニームオイルです。インドセンダンの実を絞ったオイ
ルですが、このジフニームオイルは、野菜の葉が黄色く変色することがあるという普
通のニームオイルの欠点をなおした製品のようです。これをかけられた虫(200種
類以上の虫)は食欲をなくしたり、脱皮できなくなったりして死に至り、バラなどの
うどん粉病にも効果があるのですが、、このオイル、現地(インド、東南アジア)で
は5千年も昔から人の病気(皮膚病、胃、虫下し、他、多種の病気)をなおしてくれ
る大事な薬草でもあるのです。それで、奇跡の木 と呼ばれているそうです。この夏
こそ、この薬の実証試験をやってみるつもりです。去年は中途半端になってしまい、
だめでした。オイルはいつでも手に入りますが、苗物は去年の夏に農業試験場の先輩
から送ってもらった1000粒を播種して、100本の苗が無事に冬を越しました。
今20センチくらいに育っています。奄美で大木に育ってくれるのでしょうか。
山下さんが、テントウムシダマシに困っているというメールを読んで、よほど、この
オイルのことを言いたかったのですが、自分でちゃんと実証してから と思っている
ところです。
畑 琢三
7/11 やまちゃんから
おやおや、いつのまにか「ハタ種苗店」なるものが誕生していたのですね。
畑さんが言う「山下さんが、テントウムシダマシに困っているというメール」とは、
天敵カルテメーリングリストに投稿しているものですが、ご参考までに
*********
毎度ニジュウヤホシのことでお騒がせしています。
何か手がかりになるようなことがほしいなと思った時は、わーわーと騒ぎまくるのもひとつの手だなと思っています
もので。
家内のお父さん(77才)は兵庫県の氷上郡で木こりでしたが、3年前に現役を引退しました。
わが農園から嫁入りしたトマトやナスなどの苗を育てて家庭菜園を楽しんでいます。加古川支流の氾濫したがらがら
土の上の自家菜園で、毎年ジャガイモやトマトナスなどを作るので連作です。それが10月初め頃まで立派なトマト
をならせるので驚きです。本家本元の僕が、7月下旬になったらトマトはダウンしてしまうのにです。毎日夕方に
なったら、井戸水を畝間にじゃぶじゃぶと流し込んでいます。暇なものだから、夕立が降っても井戸水を引いていま
す。もしかして、それが秘訣かもと思ったりしています。
さて、そのじいさんが病院帰りに我が家に立ち寄ったものだから、ニジュウヤホシのことを話してみました。こちら
では、ニジュウヤホシのことを「サル」と言います。
「おるおる、毎日、割り箸に木工ボンドをつけて、葉っぱを撫でまくっとるよ。おもしろいように捕れる。今までナ
ス8本の木で、500〜600匹くらいは取ってる。午後3〜4時くらいになったら飛んできよる、、、、、」
「ん?そんなによそから飛んでくるのですか?だったら、初期の段階でつぶして廻って、サルの密度を低くしておい
ても無駄かなあ?」
「(無言の笑顔)」
その晩、我が家で呑み会があって、姫路市水族館の市川さんが来てくれました。
指折りのタガメ博士です。
その市川さんにも、ニジュウヤホシのことを騒ぎまくりました。
市川さん曰く
「奄美大島の畑さんが、激辛のトウガラシを果菜の苗に振りかけたら、アブラムシが寄りつかなかったと言ってたで
しょう。あの手はいけるかもしれませんよ。虫はいやがると思いますよ。タバコのニコチン液を散布する方が、もっ
といやがりそうに思いますね」
(家内)「そういえば、おじいちゃんが山に行く時、地下足袋にニコチン液を振りかけて行ってました。虫除けに
なっていたみたい」
(ぼく)「あいつの畑はくわばらくわばらと、よその畑に逃げていってくれたら、それでいいんだからね」
(家内)「レモンの木を植えた時に、最初の1〜2年虫がいっぱい付いて、消えそうになった時に木酢液にトウガラ
シと楠の木のおがくずをつけ込んで、その希釈液をかけまくったらそのうち虫がいなくなってレモンが助かったわ
よ」
市川さんの昆虫に対する感度は、いっぺんだまされてみようかと思ってしまうものがあります。
ご進物でもらった木酢液がいっぱいあるので、それにトウガラシをいっぱいつけ込みました。ニコチン液を散布する
前に、ニコチンではウィルス病の心配があるので、トウガラシでうまくいけばもうけもの。まずトウガラシでやって
みて、それでダメならニコチンをやってみようと思っています。
最近はずぼらになって、葉面散布なんてここ数年やっていませんが、ダメでもともとです。
7/9 岡山の赤木さんから「菜の花日記(コムギ緑肥の失敗)」
赤木@菜の花です。今回は画像なしです。
コムギ緑肥の1反の田んぼにヒエとコナギが生えているではないか。
全体ではなく 1/4 ほどの面積だから先ずはよかった。
ヒエは手取りの範疇だな。忙しくやってる間に浅水になったんだろう。
コナギのほうも全面にびしっと生えていたら、コムギ緑肥は効果なしと断じるところだが、そうでもないから、これに米糠30kgでも足しておけば、きっといい抑草をしてくれるだろう。今年は久々におかめ押しをやりました。
今ならまだ小さいから浮かせればこちらのもんだ。残ったのはおいおいに手取りだ。
よく言われるんだが、赤木さんの田んぼにはコナギの種なんかないんじゃないの?って。 ご安心を。
種はいっぱいあって油断したらすぐ逆襲を受けます。冬の耕運・播種に始まってすき込み・代掻きまで、どの工程も手抜きは出来ません。草が虎視たんたんと狙っています。
このコムギ緑肥を今の時点で総括してみると。
菜の花ほどの抑草効果は期待できない。これは茎の形状の違いだと思われる。
坪刈りでは反当3650kgの生草量とかなり多いんだが、すき込んでから20日後の田植え時点では、腐熟がかなり進んでいた。つまり抑草効果がピークを過ぎていたのではないだろうか。播種を遅らし、すき込みも代掻き直前にしてやれば十分な抑草が期待できるのではないか。米糠なども併用すればいい効果が期待できるだろう。
気候的に菜の花が困難な地域でも実施できる緑肥抑草となりそう。
コナギこそ生えましたが、それを踏み台にして新しい道ができそうです。
菜の花はやっぱりすごい。反当2000kgあれば十分すぎるくらい草を抑える。
土手に咲く西洋カラシナを播いた田んぼは上出来で反当3070kgだった。怖いほど効いている。
レンゲがだめで春草が茂った田んぼは、雑草緑肥と代掻き前に屑大豆40kg。田植え後8日目にしてやっと米糠60kgを振った。くわしく点検していないが、なんとかセーフみたいだ。
今にして思うには、雑草といえども坪刈り・秤量しておくべきだった。
熊本の岡さんみたいに菜種から油を取って草も抑えられたら言うことなし。秋播きにして種を取って、葉茎は枯れるだろうから窒素分は飛んでしまうだろう。その分は収穫後に何か窒素分を補給してやればいい。
油は使った後はBDFにして。。。。。それよか無農薬菜種油・・・・売れそうだね。
問題は収穫機と春草対策だ。これは手ごわいぞ。
んんんん。。。。。。しばらくはまた遊び心が眠れそうにない。
ついでにもうひとつ。
すき込んだ菜の花(この場合は緑肥用カラシナ)には、実の莢はついているが青く、登熟にはほど遠かった。しかし代掻き時点ではこの種が発芽して、いっぱい生えていた。。。。つーことは、すき込む前に莢だけを取り込んでおけば、来年に利用できるということか、、、、フムフム、なにやら来年の課題が見えてきそうだ。
最近はパソコンの調子がおかしくて、情報発信もままなりません。こうして外界とつながっていることが珍しいほどです。デジカメからの取り込みもできません。林さんみたいに自分でチョチョイノチョイとできればいいだろうな。
自然を愛し環境を考える岡山の百姓 赤木歳通
7/9 岡山の林さんから・2通。
(その1)パソコンに雷が落ちてしまった
皆さんこんばんは、
最近の落雷で私のパソコンに雷が落ちてしまった。といっても、直雷ではなく2次電
流が流れた程度のものだ。電話線から入ってきてモデムがやられてしまった。朝起き
た時にファックスの紙が10センチほど出ていた。温水器のコントローラーが点滅状
態になっていた。パソコンをつけると時計が狂っていた。私はこの3点がそろう時停
電があったと判断している。幸いマザーボードやハードディスクが無事だったので
データは飛ばなかった。私は自分のパソコンが修理できるのですぐ復旧できた。近所
のパソコンもダウンしたので修理した。パソコンが正常に動かないとなると、毎日記
録している生産行程(工程ではない)の記録が出来ない。また、現代ではインター
ネットに繋げないという事はひどく不便に感じるものだ。パソコンが農具として百姓
の必需品になってしまったからだろう。自給自足を目指す百姓は農機具だけでなくパ
ソコンも自分で作り、修理出来れば便利だ!修理屋さんを呼ぶと何万円も必要とな
る。自分で修理してデジタルデバイドとなってしまう事を防ぎましょう。
(その2)RE:菜の花
岡さんの「菜の花」、赤木さんの「菜の花除草」と菜の花には一石何鳥もメリットが
あるんですね。
私も菜種油(廃油)からBDFが作れるか検討した事がありました。技術的な問題は特
には無いことが分かったのですが、コスト的には見合わないということが分かりまし
た。石油危機があれば見合うかも?という感じですね。でも、メタノールは化学工業
で作られているし、いずれにしても完全な自給とまでは行かないようですね。アルカ
リ触媒を使用せずにBDFを作る方法もあります。
ここで、菜の花が地域で効率良く生産される為に品種の改良が必要と思います。それ
は、ナタネにはエルシン酸が多く含まれるという欠点があるからです。エルシン酸は
心臓病を引き起こすと言われています。オレイン酸が多く、エルシン酸が少ない品種
が待ち望まれます。また、ナタネの絞り滓にはタンパク質も多く含まれているのに飼
料として使われないのは、グルコシノレートが多く含まれているからですね。
次に反収が200kgと低く、ドイツの品種のように600kgぐらい取れれば良いと思いま
す。更に、西南暖地でも栽培出来、早生で6月の田植に間に合うように収穫できるも
のがあれば良いですね。
そのような品種が世に出てくればと思います。
林 正弘
岡山県御津町
7/9 京都の土佐さんから「私のボカシ作り」
今年の冬私もEMボカシ800kg作りました。
600sは代掻き前の田んぼに鋤き込む為(反60kg)、残りは畑に入れました。
作り方は、まず米糠、油粕、魚粉を混ぜ合わせその上から籾殻に混ぜたEMに糖蜜を
加えて薄めたものを少しづつ加えていきます。私の場合塊はできません。
出来上がりは、ギュッと握ってやっと固まるくらいです。
それをキムチを輸入するときに使ったらしいプラスチックの樽に詰め込み密封しま
す。
冬場で2ヶ月、夏場なら3週間もあればボカシが出来上がります。
今年は量が多かったため米袋に詰めその上からビニール袋で包み掃除機で空気を抜き
ガムテープで蓋をし、2石缶の蓋を切り、その中に詰めて日光を遮断し発酵させまし
た。
結果は上々、ブロードキャスターで楽々散布できました。
しかし田んぼはイネと草のすざましい戦いになっています。
田んぼへの嫌気性微生物の投入は雑草を助長するという話は聞いた事がありますが・
・・
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
丹波の恵み「長宮農園」
京都府天田郡三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
ほとんど通じない携帯 090-2195-5079
E-mail y.tosa(アットマ)galaxy.ocn.ne.jp
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
7/9 やまちゃんから「ダマにならないボカシ作り・補足」
せっかくの機会ですので、僕のボカシ作りのアイデアを吹聴させて下さい。
HP「除草剤を使わない稲作り」の資料室に、原文が載っていました。
「資料1アンケート」のずっと下の方に「こんな工夫はいかがですか」と言うことで載っています。
http://www2.ocn.ne.jp/~josonet/siryousitu.htm
それを見ると、一回の仕込量が、米ぬか360kg,骨粉80kg、油粕80kg、蠣殻粉末80kg、あわせて600kgになっていまし
た。それだけの量が、鋤簾一丁で2時間半。これはかなりのスピードだと思っています。その日はざっくりと、ごく
簡単に混ぜ合わせ、毛布などをかぶせて2〜3日たって、発酵熱を持ってきてあっちっちになってから、2回目の攪
拌をやってドラム缶に密閉貯蔵するようにしていました。
土佐さんのボカシが塊にならないのは、
米ぬかに対して、油かすや魚粉、籾殻など水を吸ってもダンゴになりにくい性質の材料がかなり多いのではないで
しょうか?
また、水を加える前にかなりていねいにそれらの材料が混合(攪拌)されているのではないでしょうか?
そんな風に思われました。
7/9 宮城の齋藤さんから・岩手県知事と農家直売所」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
登録認定機関「エイサック」のお膝元での表示をめぐる
農家直売所と県知事(比較的改革派?)のやりとりです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
岩手県知事 増田寛也殿
前略 私は盛岡市内において農家直売所を経営するものです。
平成7年、合鴨農法で稲作をする玉山・西根の農家、岩手町において
島本微生物農法の野菜栽培農家、電子技法でリンゴを栽培す
る盛岡の果樹農家が集まり17軒で農家直売所をスタートしました。
その後、自然卵の農家や山地酪農牛乳等の県内約30市町村の
農家が参加し、岩手ではこだわりの直売所として高く評価されていると
自負しております。
また当店は、一切の補助金を受けず、税金で作るパンフレット掲載も断り
自立した経営を目指しております。農家にも、食糧を生産する農業こそ
小さくても自立した生き方ができると話しております。
昨今の食品安全性の問題には、早くから取り組み、法律以前から産地表示
そして栽培方法の表示や、農家と市民との交流を企画し、「信頼関係の中での
農産物流通」こそ産直が果たすべき役割だと提唱し、行ってきました。
岩手県は「食の安全安心」と言っておりますが、安全と安心は、相反するものと
考えております。安全性という合理性は、疑えば疑うだけ不安感が強くなり
安心感を得ることはできないと思います。
今までの大手食品メーカーの様々な事件は、まさにそれを証明していると
言っても過言ではありません。今の時代、本当に安全なものは無いと
いうべき状況ではないでしょうか?
それにくらべ安心は、関係性がもたらす信頼感です。それは人と人との
関係の中で生まれてくるものです。今産直は、顔の見える関係とは言いながら
単に「新鮮で安い」という言葉を売り物に、副収入が増え農家・農村が
活性化するように言われておりますが、本来は農産物を媒体にして
信頼関係を構築する役割ではないかと考えております。
それがなされれば産直は、信頼という人間関係を基にした新しい地域形成に
大きな役割を果たすことになるのではないでしょうか。私は、そのような産直が
これからの地域社会を作る大きな源になると信じて、店を運営してきました。
ところが5月に、食の安全安心の担当者が来店され、当店の玄米に
「日付表示がされていない」と指摘されました。白米は精米後、酸化がすすみ品質が
劣化しますが、玄米の日付表示は意味がない、と思いそのままにしておりました。
ところが5月下旬に食の安全安心の担当者から電話にて「6月2日に指導に入りま
す」という連絡を受け、ご指導いただけるものとお待ちしておりましたが、時間の連
絡も
なく、私が留守の間にお見えになったようです。
担当者は、当店のものに、「一ヶ月も前に指摘したのに改善されていない。
指示に従わないと氏名を公表し、10万の罰金だ。」と言って帰られたようです。
その日の午後「6月8日に農政事務所と一緒に伺う」と連絡があり、小生が「本日、
指導にくるから質問を用意していたが」といいますと「文書で提出してください。
そのときに回答を持参する」と繰り返すのみでした。
本来指導というものは、十分な知識と説得力を持ち、見識のある方がされるべきと思
いますが、このように単にパンフレットに書いてあるようにやれというなら、子供の
使いであります。
この経緯に付き、私の問題点を申し上げます。
@
指示をするなら、その法律の趣旨や意義を説明するべきである。
A 訪問をするなら時間を指定するのが、社会通念上当たり前のことである。
B
罰則規定を言う前に、なぜ指示の通りにしないか?問うべきである。
C 写真撮影は、責任者の許可を取るのが当たり前である。
D
憶測でものを言うのは、表現の自由を侵すものである。
(「合鴨農法と言う言葉は使用できないのではないか?」
「無農薬・無化学肥料の表示は適切でない」)
E
訪問をする前に、訪問先の事前調査を十分にするべきである。
増田知事は、「職員に常に民間の意識を持って」というようなことを語っているよう
に
マスコミから伝わってきますが、このようなことは民間企業にとって当たり前の
ことであります。
行政マンに県民を指導・監督すると言う、お上意識・おごりがあるのではないか?
また、たぶんこの法律は一般的な小売業を対象にしていると思われますが
当店のような信頼関係の上に成り立つような店に、当てはまるのか
はなはだ疑問です。これからの社会は多様な価値観と言われておりますが
もっと多元的な、多層の社会ができつつあるというように認識しております。
そこに一元的な法律を当てはめることが良いことなのか?
人間関係が破綻した都会ならいざ知らず、信頼関係の上に成り立つ地域社会をつくる
ことが、これから岩手が目指す方向ではないのか?それなら密告制度のような「食品
ウォチャー制度」は、夢県土岩手にふさわしいのか?
お忙しい中恐縮ですが、是非増田知事の見解を受け賜りたく、文書で返事をいただけ
れば幸いです。 草々
増田知事回答
私宛のお手紙を読ませていただきました。
県では、食品の安全性と県民が安心できる食生活を確保するため
「食の安全安心の推進」を県が重点的に取り組む「誇れるいわて
40の政策」に位置づけ、様々な施策を積極的に展開しております。
この一環として食品表示の相談体制や点検指導の充実、
消費者の協力を得たモニタリングの強化、講習会の開催などを通じて
食品表示制度の普及啓発をはかるとともに 食品表示のいっそうの
適正化の促進に努めているところであります。
なお「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」
(JAS法)により全ての製造業者、産地直売所も含めた販売業者に
農林水産大臣の定めた品質表示基準にしたがった表示が義務づけ
られているところであり、また、消費者の方々に日常の買い物などの中で
食品表示の状況を継続的にモニターしていただく「食品表示ウォッチャー制度」は
食品表示の適正化を図るための取り組みとして重要なものと考えて
おりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。
個別に指摘いただいた事項につきましては、担当部署において
別紙にまとめたとおりです。
今後ともお気づきの点がありましたならば、率直な意見、
ご提言をお寄せくださるようよろしくお願いいたします。
平成16年6月18日 岩手県知事増田寛也
別紙
@
指示をするなら、その法律の趣旨や意義を説明するべきである。
県が実施している食品表示についての店舗点検は、県内各店舗に
おける食品表示の状況を点検するとともにパンフレットなどを用いながら
表示についての普及啓発を行う目的で実施しているとともに、表示の欠落
などがあった場合は、適正な表示をするよう指導を行っているものであります。
A
訪問をするなら時間を指定するのが、社会通念上当たり前のことである。
店舗点検は、一日複数の店舗を訪問して実施しており、事前に時間の
指定までは難しい状況となっておりますのでご理解をお願いいたします。
B
罰則規定を言う前に、なぜ指示の通りにしないか?問うべきである。
今回パンフレットをお渡しし、一括表示欄の記載方法について説明を
行ったものでありますが、罰則については、パンフレットに記載されており
その部分についても一連の説明の中でお話ししたものです。
C
写真撮影は、責任者の許可を取るのが当たり前である。
写真撮影は、米の表示について持ち帰って検討する必要上行ったもので
当日お店の方のご承諾を得て撮影したものでございます。
D
憶測でものを言うのは、表現の自由を侵すものである。
(「合鴨農法と言う言葉は使用できないのではないか?」
「無農薬・無化学肥料の表示は適切でない」)
「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)上
一括表示欄には「合鴨農法」等任意の表示はできないこととなっております。
ただし、一括表示欄以外の場所に表示することは可能です。
また、「無農薬・無化学肥料」との表示は、「特別栽培農産物に係わる表示ガイドラ
イン」(農林水産省総合食糧局長等通知)により適当ではないとされております。
E
訪問をする前に、訪問先の事前調査を十分にするべきである。
各店舗の経営の状況については、食品表示に直接関わることでないことから
事前に調査を行っておりません。
担当部課等名 環境生活部環境生活企画室食の安全安心担当
電話:019 629 5322又は5323
FAX:019 629 5334
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ここまでです。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com
7/9 岐阜の大坪さんから「ボカシつくり」
山下さんへ
大坪です。
「農家としての反応第1号」という事で誉めていただきありがとうございます。
8月号の下書きの時、私の担当の大谷さんから「あの記事は除草剤を使わない稲作りのやまちゃんですよ!」と聞い
てビックリしました。
私の記憶ではおじいさんが書かれていた様な気がしていたものですから・・・・。今のイメージとしては文面から察
するに40代かなあ?50代くらい?
と思っています。あれは実にためになる記事だと思いました。手で混ぜる時のだまを無くすのに相当面倒で、肩は凝
るし掌は痛いし(魚粉のほねなど)
ふるいも必要だし・・・と文句ばかり言っていたところでしたので、あの記事を見た時は思わず「あったまいいーじ
いちゃんやなー。」と思わずうなりました。
現代農業の大谷さんに「山下さん」と聞いてから早速CD-RMで確認したら、「じいさんから教えてもらった」だった
んですねー。
わたしの早とちりでやまちゃんはおじいさんになっていました。でもあの記事でボカシを作る人は随分楽になり助
かったと思うんですが―。
7/9 やまちゃんから
昭和23年生まれの団塊の世代です。
EMを使い始めたころ、神戸の「じいさん」の所にEMの作法を教えてもらいに行きました。
その方が、「まず籾殻にEM液をまぶしておいて、そのあとに米ぬかを混ぜ合わせると、混ざりやすいよ」と教えてく
れました。
その後それにヒントをえて、籾殻や油かすや蛎殻粉末など水を加えてもダンゴになりにくい性質の物にまず水を加え
てから、最後に米ぬかを混ぜ合わせると、ダンゴになりにくいなと言うことに気が付きました。
ぼかしの水分について、一言。
大坪さんは、手でにぎって開くと固まりが崩れる程度と書かれていましたね、たしか。
僕もそれくらいで作っていました。材料から、水分パーセントを概算すると、22〜3%くらいになります。
所が、世の中のぼかし作りの本を見ると、水分は60%あまりと書かれています。60%のぼかし材料だと、ぎゅっ
と握ると、指の間から汁がにじみ出てきます。それを密閉タンクで嫌気発酵させると、間違いなく腐敗してしまいま
す。おかしいな、これはどうしたことだと長いこと、不思議でした。
どうやら、60%とは、熱が出る「好気発酵」のぼかし作りの時の水分パーセントのようです。熱が出て水分が飛ん
でいくので最後にはさらさらしたぼかしになります。
世の研究者の方々には、EMの「嫌気発酵ぼかし」は認知されていないので、「好気発酵ぼかしの場合には」という断
り書きが、不必要なようです。
最近は、僕はずぼらになってしまって、ぼかしは作らなくなってしましたが、そんなことも思い出しました。
さて、おまけで、「僕の失敗は、あなたの肥やし」の見本みたいなお話。
お米を直売していて、米に虫がわいたという苦情は一回だけしかありません。
それは、梅雨明け以降の玄米は脱酸素貯蔵してあるので、酸欠で虫も(卵も)死滅してしまうのだろうと自負してい
ました。
また、お米を一月以上食べ超しそうな人には、「脱酸素(ホカロン)パック」のお米を送るようにしていました。
ところが、昨日精米して、お米があっちっちなので、米の袋を開けたままにして通路に放置しておいたところ、お米
の虫がいっぱいわいているのです。一瞬アリかと思ったくらいでした。あわてました、ホント。
今まで虫はお米の中からわいて来るものと思っていましたが、飛んでくるもののようです。
ていねいに虫がわいていそうな所をより分け、袋詰めしましたが、念のため全部脱酸素パックしました。
取りよけた虫混じりの米、さてどうしたものか、そういえば虫がわいたお米を、日向においている風景をよく見たな
と思い、明るいところで広げておいたところ、しばらくするといなくなりました。小さな羽を広げて、飛び廻る虫も
見ました。どうもこやつは光が嫌いなようです。
暑い暑い日中に、汗だくだくで、きょうは余分な汗をかいてしまいました。
7/9 静岡の藤田さんから「一見反応がないようでも、、、」
「反応があってもなくてもいいものはいいと記事にするのがプロの仕事」に
はぐっときました。私も毎月16ページほどの会報を編集しているので、読
む人の反応が気になります。でも、一見反応がないようでもみんなよく読ん
でくれていて、私の知らないところに広がっていたりして、いっそう気合が
入ります。
この宅配便も「現代農業」の赤木さんの連載も、熟読してますよ〜。だって
いつどのくらい肥料をやればいいのか、読まないとわかりませーん。マイ田
んぼは6月13日に田植えをして、しょぼい苗にもかかわらずここまで順調
にきて、ちゃんと開帳してるけど、さーこっからどうするんだろー。それが
問題・・・。
閑話休題、私と友人の不耕起田んぼの隣の自然農の稲がすごい。キシュウス
ズメとホタルイに包囲されてるのにめっちゃ元気。それにひきかえ、草のな
い私たちの田んぼの稲は根付きが悪く、ところどころ歯抜け状態。うーん何
なんだこれは。
7/8 やまちゃんから「おらが田んぼのその後」
その前に、蛇足です。
「現代農業」8月号を見ていたら、岐阜の大坪さんがEMぼかしを作る手順のところで、
「以前の雑誌の記事で、米ぬか以外の材料と水でもってまず攪拌しておいて、最後に米ぬかを混ぜるようにしたらダマにならなくていいと書いていました。やってみるとそのとおりでした」と書かれていました。
実はそのアイデア、僕のモノなんです。
雑誌の編集者が「山下さん、おもしろいから記事にしたい」と言ってきた時に、
「今まで何人にも教えてあげたけど、だれ一人反応した人がいません。
だから、やめときましょう」といったら、
「山下さん、農家というのはね、おもしろいと思っても反応しない人種なんです。
反応を期待していたら、私ら雑誌の編集なんてやっておれません。
反応があってもなくても、いいものはいいと記事のするのがプロの仕事なんです」
と一喝され、「ハハー」とおそれいった記憶があります。
とまれ、大坪さんが「農家としての反応第一号」です。誉めてつかわす、です。
それはさておき、6月10日頃の僕からの発信で、
「植代かきをしていたら、コナギの幼芽がいっぱい見られた。
6月初旬の代かきによってどうなるか、いずれ後ほど報告します」と書きました。
今日その田んぼ(大戸井中、ヒノヒカリ)の写真を撮ってきました。
肉眼では見えるのに、写真では水面がじゃまして見えにくいです。(添付ファイル1)
そこで、泥をすくい上げて、写真に撮りました。(添付ファイル2)
予測していたより小さいなあ。
トロトロ土とか、深水がコナギの生育を少しは抑制しているのだろうか?
そこで、ほかの雑草も集めて、手のひらののせてみました。(添付ファイル3)
左から、オモダカ、ホタルイ、コナギです。
家内が、「この田んぼの雑草は私にまかせて」と手ぐすね引いて(?)やってきたのに、
「昔に比べたら、雑草が少なくなったわねえ」と、何もせずに帰ってしまいました。
ヒノヒカリより4日前(6月8日)に田植えしたコシヒカリが、
出穂30日前頃になりました。(添付ファイル4、大戸井上)
今年は田植え後ずっとお天気がいいので、生育が順調です。
こんなに順調に分けつがとれているは、めずらしい。
冬から春にかけて米ぬかを300キロ/反当入れているのがよかったのでしょうか?
追肥なしでいこうと思っています。
株間にひょんひょん突っ立っているのは、たぶんホタルイです。
最近になって目立ち始めました。
収穫前になると、稲より背丈は低いけど、株間にワシャワシャ生えていて歩くのに邪魔になるくらいの年があります。
今日のお話はこれでおしまいですが、次回の予告です。
手許に、デュポン・ジャパンが発行した「図解・水田多年生雑草の生態」という本があります。「水稲除草剤の発売記念」として発刊(S62)したそうですが、この本のできばえがなかなかいい。久しぶりに引っ張り出して読んでみると、「ふーん、なるほどねえ」とうなずくことが多い。次回は、その「ふーん、なるほどねえ」を書いてみます。たぶん、オモダカ(ぎゃおす)から。
7/6 宮城の齋藤さんから「有機畜産」
こんにちは 宮城県一迫町の齋藤です。
まもなく有機畜産が法制化されますが
問題点がいくつかあります。
有機畜産基準については あまりにも問題点が
あり過ぎますので 法制化後に起きそうな事を
上げてみたいと思います。
1 有機畜産物の需要(評価)が本当にあるのだろうか。
消費者に理解されるのだろうか。
2 輸入有機畜産物の増加。
国内には有機畜産物が無いのだからという理由(外圧)で
どんどん輸入量が増大します。
一粒たりとも外国からお米は輸入しないと3.5回も国会決議
されたが 結果的に反古になってしまった。
(0,5回は 4回目の国会決議が流れてしまったからです)
米国のBSEも済崩し的に輸入が再開されそうな気配です。
反対のポーズはしますが いつもゴールは最初から
見えていますね。
3 自給飼料の生産がゼロに等しいのに
有機畜産物の生産が可能だろうか。
和牛繁殖では親子1頭あたり ワラは50a分必要です。
乳牛は2倍必要になります。
ほとんどの酪農家はワラは自家産では不足しますから
外部から購入となります。認定された有機米生産農家は
限られており 有機畜産に供用されるワラは飼料として
新たに「格付」が必要となってきます。
ワラだけでなく 外部購入飼料はすべて有機でなければ
なりません。
4 有機農業ができなくなる?
有機畜産基準ができると 有機畜産農家からの堆厩肥しか
田圃や畑に入れることはできません。商業的に有機栽培用
肥料を生産販売している肥料会社も原材料の確保が困難に
なります。
ちょっと大袈裟にいっているところもありますが この他にも
こまごました問題が ケースバイケースでいっぱいあります。
番外編ですが
農水内においては 畜産局と表示対策局との綱引きもあって
うまくまとまっていないところもあります。
国内では有機畜産を認定できる人は数人しかおらず 畜産局は
有機畜産の指導や認定をする外郭(天下り)団体を造ろうとする
動きが見え隠れしています。
穀物検定協会や精米認証協会が不正や捏造の温床だったことを
もう忘れてしまっていますし 消費者の方々ももっと監視や
商品のピックアップをして 声を大にしていただけると
生産者も力強く思えるのですが。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com
7/2 福井の塚本さんから
(その1)手取り除草の前に・・・
手取り除草の前に次のことをしました。
@ 2条の動力除草機で条間を走る。
A 株間は八反取りを引く。中野さん?のお便りがと
ても参考になりました。私は片側6条づつ引いて進
みま
し
た。
B それから手取り除草をしたら、大きなコナぎでも
引
き抜けているので大きな力が要らずに助かり
まし
た。
C こんなに大きくなるまでに除草機と八反取りを引
い
たほうが良かったのに、とサルでもできる反
省でし
た。
写真の左は八反取り、右は2条の動力除草機。
(その2)私流の除草剤散布基準
杉野さんの写真のあの水草は「まつも」別名きん
ぎょ もでしょうか?私の4反の無除草剤の田んぼにも
いっ ぱ
いです。あの写真は私の田んぼかと間違えるほ
どそっ く りでした。私のとこのコナギはもっと大きく
てたくさ ん
です。しかしほったらかしです。今までの
コナギだら け
の田んぼと比べたらずっとましです。
「ここで私流の除草剤散布基準」
私の除草剤を散布する基準は田植え後20日してか
ら
です。このころコナギはまだ水中ですが勢いが強い
と き は初期除草剤を使います。本当は30日まで待ち
たいの
ですが、私の使用する初期除草剤は田植え後2
5日ま で に使用することになっているので、農薬取締
法の通り に
従っています。
田植え後30日ではまだまだ油断できません。しか
し、田植え後40日してコナギが割と小さめでイネの勢
いがついてきているなと見たら除草剤は使いません。
こ
うなるとコナギは大きくなりますがイネはその上を
覆 う ようになり、いつの間にかコナギが消えるように
なり ま
す。これが今までの経験でした。
最近は、コナギがあるのに、大きくなる田んぼとな
か なか大きくなれない田んぼがあることが分かってき
ま し
た。
私のまつもらしきもが生えた田んぼは、今年もカル
ガ モが除草をしてくれたのですが、農道の近くは危険
な た
めか寄り付かなかったのでしょう、コナギだらけ
で、 田 んぼの真ん中はみごとにコナギが少ないです。
今年は ヒ
ナが育たなかったのか大人のカルガモだけで
した。
塚本でした。
7/2 杉野さんから・おらが田んぼの写真館版「田の草図鑑」
山下さま
さっそく返答をいただきありがとうございました。
たぶんアゼナでしょう。
「最近は農薬で少なくなっている」という解説には
ちょっと固まりました。
なぜって、初期除草剤を使った田んぼですから。
宇根さんらの「田の草図鑑」には期待していますが、
御指摘のように
紙の情報だと情報量としての限界があるのかもしれません。
でも、やまちゃんの「除草剤を使わない稲づくり」には
「おらが田んぼの写真館」があるではありませんか。
このサイトにアクセスしている方はしっかり田んぼを観察しているうえに
多くの方はデジカメも使えるでしょう。
皆様から雑草の観察記録を寄せていただければ
ネット上に、
おらが田んぼの写真館版「田の草図鑑」ができるではありませんか。
とはいえ、水の中の雑草の姿をカメラに納めるのって難しいですね。
うまくイメージを伝えられる画像が撮れることはめったにありません。
なにかコツはないでしょうかねえ。
千葉沼南・杉野
7/1 やまちゃんから「杉野さんの雑草の写真を見ての雑感」
写真の雑草は、多分アゼナとちゃうやろか?
水草は、「なんとか藻」いうやつやな、きっと。
3年ほど前に滋賀県立大の「なんとかさん」、酔っぱらっているので名前が出てこないが、
教えてくれたやつのような気がします。
思うに、きゃつら(雑草たち)は、集団になってかかってくる時は怖いけど、
個別に、ゲリラ攻撃してくる時は、心理的にはこわいけど、実害はあまりないように思う。
「集団で」という言い方だけでは、くくれない時があるかな?
クログワイなんぞは、集団でなくても怖そうだ。
「かさにかかって攻めてこられる」と怖いと言った方が、いいかな?
杉野さんの言われるように、
「どの雑草がどの程度あればどれくらいの実害になりそう」
と言う認識が、共有化できればありがたいなと思います。
害虫や病気に関しては、宇根さんたちの「減農薬のイネ作りのすすめ」などによって、
かなり大胆な数字が提示されて、
僕はずいぶん勇気をもらい、また助けられました。
愛媛大学から筑波の研究センターに移った「嶺田さん」などが、
そこらあたり、かなり力を注いでいてくれて、その成果が期待されるところですが、
ぼくら自身が、経験とセンスを蓄積していかなあかんと言うことも、言えるのやろね。
「田の虫図鑑」に続く「田の草図鑑」が、嶺田さんや宇根さんらによって準備中ですが、
その試作品(農と自然の研究所・宇根さん主宰)を見させてもらっての感想。
ぼくら百姓にとっては、彼ら雑草が「かさにかかって攻めてくる」前に、
以下に手を尽くせるかが、かなり大きい。
んなもので、泥から芽生えた時はどんな格好をしてるか、少し大きくなってどんな格好、
そこらあたりの観察の手引きになるような、ところもほしいなという気がしました。
これは、害虫についても言えるんやけどね。
葉っぱの裏を見たら、卵がいっぱい産み付けられていて、これは害虫の卵やろか、
それとも天敵?ただの虫?と迷いながらひねりつぶしたり、つぶさなかったり。
ただ、そこまで入れていたら、本がぶ厚くなって仕方がない。