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5/31 岡山の林さんから「Re:田植え体験と農薬」
冨田さんの意見に賛成です。
> しかし、JA主催(あるのでしょうか?)とか慣行栽培のたんぼで体験をする
>場合、素足で入るには、やはり農薬の心配があります。
>農薬の皮膚からの吸収を侮ってはいけないと思うからです。特に子供の場合や
>殺虫剤につきましては。
同じ事ですが、世の中に衣服やボールペンなど抗菌剤入りのものが溢れかえっていま
す。2歳以下の子供にこれらの抗菌衣類などを使用してはいけないのは、抗菌剤が皮
膚から吸収されるからですね。抗菌剤は系統的には農薬と同じ物ですから・・・。ア
レルギーのある人もこれらは使わないほうがいいようですね。
林 正弘
岡山市
5/31 広島の西村さんから「香西さんへ」
3aの自田で最大収量を得ようとハイブリッド米のミツヒカリ2005の種籾を購入し
て早4年、
母がJAにヒノヒカリを発注済だったのをきっかけに暖地でないと育たないサリーク
イーンなどなど
毎年少量植え付けるのみで冷蔵庫の野菜室を長期占拠してかみさんにぶつくさ言われ
ています。
(モミ代が4倍くらい高額なので冷蔵保存している)
香西さんの多収タイプの2003とは品種が違うんではありますが重穂重タイプなのは同
じですから
やっぱ余り分けつしないんではないですか。
>
所定の茎数が確保されれば、ミツヒカリ2003で、反収700Kが実現できると
信じているのですが?
>
目下の目標は「夢の一株(有効茎数)16本」です
>
ちなみに田植機は、みのると言いながらいっこうに実らない「ポット」です
>
開帳しないで直立するみたいだから植え込み本数を増やすほうが良くない。
ポット1粒では一株16本は実現困難な夢でしょ。3粒はいるよ。
播種機のモミの量を調整する刷毛をゆるくするとか、薄まき用ローラーを使っていて
これ以上落下モミ量を増やせないのなら厚まき用のローラーにするとかさあ。
その場合には厚蒔きローラーの余剰品が出るかも。
5/30 岡山の香西さんから・「40g播種」ってそんなに大事なことなんですか
「40g播種」ってそんなに大事なことなんですか
またまた「横やりおじさん」こと香西です
私どもは、なんとか「60g播種」が出来ないものか、四苦八苦しているのですが?
今年なんかは、5/7の雨(40mm)で流されて、一穴一粒が多くて、はたして米がとれるのかと不安がつのっているのが現状ですが
せめて「60g播種」で並の茎数を確保したいのが実状です
来年からは、タマネギ用のロールを使ってみようかと思っていますが
私どもにとって多収穫の最大の壁は、「分けつしないことです」
所定の茎数が確保されれば、ミツヒカリ2003で、反収700Kが実現できると信じているのですが?
目下の目標は「夢の一株(有効茎数)16本」です
ちなみに田植機は、みのると言いながらいっこうに実らない「ポット」です
メールアドレスが変わりました、しばらくはいままでのアドレスも使えます
給g備路オーガニックワーク
香西達夫 090-8249-0938
新アドレス kouzai(アットマ)mx8.kct.ne.jp
URL http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
5/30 富山の予果さんから「ハトの害 番犬を畑に。」
いつもはただの遊び犬を番犬にと思いつきました。犬が3匹いるので畑の2隅につな
ぎました。効果ありましたよ。最初1頭だけの時は数時間後にはすぐに慣れて反対の
うねの方の籾をたべていましたが、あと2頭をつなぐと効果がありました。その後現
れていません。また報告を。
5/30 福井の富田さんから「田植え体験と農薬」について
福井県池田町の冨田です。
○田植え体験の意味〜今後の発展に期待〜
田植え体験について、いいとこどりだけでは物事の本質が見えない
との意見は全くそうだと思います。
私は田植え体験を主催したことも参加したこともありませんが、
田植え体験を否定しようとは全く思いません。本質を語るならば、
参加者(体験者)だって愚かではありませんから、どのような形であれ
本質を見抜くはずです。その体験が本物であれ偽物であれ。
すべて始まりというものは手探りで試行錯誤の連続だと思います。
私は田植え体験が今は未熟だとしても、これからどんどん価値あるもの
に発展していって欲しいと願っていますし、現在がんばっておられる方に
是非、これからもお願いしたいと思っています。だからこそ農薬についても
問題にしたいのです。
同じ町内の農家の方が言っておられた事です。
近所の小学校の子供達にたんぼをさせたそうです。多分田植えや稲刈りだと
思います。その子供達は農家の子供達ですが、親はたんぼ作業を子供には
させません。
そして、その子供達が大きくなった時に、その農家にあのときの事は今でも
良く覚えていると言ってくれるそうです。そういった一つ一つの経験の積み重ね
が、よりよい社会作りへのコンセンサスとなってゆくはずです。(逆もあり得ますが)
私が田植え体験がおもしろいなと思っていることのもう一つは、たんぼが
市民に(一時期とはいえ)開放される事の意味です。個人所有の里山や
その管理が市民に開放され始めたのと同じ意味で画期的な事だと思っています。
思いますに、たんぼ体験について以下に私が勝手に発展モデルを考えてみましたが、
現在は第二段階や第三段階では無いでしょうか?
「農産物だけ買ってくれればいい・現場に来られては邪魔・見せたくない」
↓
「消費者受けの良い所だけ体験させてあげる」
↓
「作業の一部だけでも体験してもらう」
↓
「全てをありのまま経験してもらう、もしくは開放して参加してもらう」
↓
「農業について一緒に考える」
↓
「農業について一緒に行動を起こす」
○農薬使用を含めて全部見せるべき〜普通の農家は裸足では入らない〜
また、体験のたんぼに農薬がまかれているかどうかは、そのたんぼに
農薬を使用した農家しか知らないことです。先生も農家が農薬をまきましたと
言わない限り知り得ないでしょう。農薬をまいた事を知った上で子供に裸足で
入らせる先生はいないと思います。
情報を公開することが重要であり責任だと思っています。
確かに農薬を使用している現状や様々な危険があることを認識すること
こそが体験だと思います。それ故に私が気にするのは、裸足で入ってもらうと
いうことは、それなりの責任をもって入ってもらっているだろうか?ということです。
農薬については素手や素足で接触しても安全だろう等という判断はあり
得ません。
農薬を使用するのが普通のことだとの意見もありましたが、確かにそれが現状です。
しかし、それはたかだか数十年前からの事であり、ここ数十年間普通だった
ということです。
数年後に農業の環境汚染が問題になって、農薬を使用するのが普通じゃなくなる
かもしれません。何千年の歴史の中で続いてきた稲作にほんのごく最近になって
散布され始めた事で、その悪影響による被害を受けるのは次ぎの世代やもしくは
その次の世代かも知れません。
DDTだって当時は安全だと思い込んでいたわけですし。
それから、ヒルを排除すべしと言っているわけではありません。ヒルに血を吸われると
結構やっかいだから、裸足じゃなくて長靴を履いた方がいいだろうし、都市近郊の
たんぼにはガラス瓶やゴミなどの様々な危険物が投げ込まれていることもあるでしょう、
という意味です。
その可能性を知った上で、それでもなお裸足で入る事の意味を見いだして入るので
あれば、それはきっと良い経験になる思います。
皆様からのいろいろなご意見大変嬉しく思います。
それでは、失礼いたします。
5/30 佐賀の太田さんから「普及率日本一を目指して苗作りスタート」
佐賀県は私が知らない時代に反収日本一を二年連続達成したらしいです。
そのなごりかいまざに収量ばかり目指して、沢山農薬を使用しているみたいです。
しかし一部では無農薬で作りたいと人もおられます。そこで私の所に聴きに来られた
方を集め、苗作りからのスタートです。いくつかの条件を与え、
1. ポット苗に切り替えて下さい
2. 中生以後の品種の作付けの徹底
3. 田植えは6月25日以後の田植え(ウンカの飛来以後)
4. 分げつ期間は7月10日位から8月10日位の間(今年は旧暦で10日遅れの気候ですの
で、10月の末に元に戻るのでこの期間はもの凄い暑さが来ると予想されるので、
深水の徹底で後半に赤木氏のゴリラのガッツポーズを目指す。
5. 原則として除草剤は使用しない、しかし仲間が確認してここはしかたがないと判
断した場合は使用、その代わり冬場に平らに改善すること(草取りに悩まされて
止められたら?
まだまだいろんな条件がありますが、苗作りは共同でスタートです。来年は5000枚以
上の苗作りを目指したいと、皆さんやる気満々ですのでもしかして今度は無農薬普及
率日本一になるかもわかりません?
佐賀 太田
5/28 富山の予果さんから「 執念の再直播き。今度はハトの害に泣く。」
突然二羽現れました。ハトはビニールも糸も風船もききません。この2日ほど対策
に追われています。あちこち検索しましたが、大豆の食害はたくさんでてきますが、
籾は直蒔きが少ないせいかでてきません。
追っかけても近くの高い木に止まってやり過ごしすぐに戻ってきます。音にも驚き
ません。首を振りたててほじくり返してもみを取り出します。すでに糸のような緑色
の茎が出ている種を掘り起こして食い散らしているのを目にするとハトが憎らしくて
たまりません。つかまえたらきっと焼き鳥にして愛犬にやります。1粒で2000粒
になる大事な種籾をあっまた2000粒食べている。という思いです。直蒔きはきっ
と今年限りで、きっともうやめる。
5/28 千葉の野口さんから「田植え体験」
千葉の野口です。
体験の本質を忘れてはいけないと思うのは、私も一緒です。
うちでは、お茶摘みをここ10年ほど体験してもらっています。
丸1日ただひたすら摘む。茶葉を掃除したりもしてもらいます。
見返りはお茶を飲めることだけ。
たまたまお茶の場合には完全な無農薬ですが、米は除草剤も使います。
田んぼの中の危険物があったって、そういう現状を知ってもらうことはとても重要な
話で、これは子供だけではなく先生にも知ってもらわないといけないです。
例えば農薬の皮膚下吸収についても、長靴を使うのかどうなのかを判断するのも、子
供が参加してもいいように思います。それが出来ない先生が、それが出来ない親御さ
んが多いだけですよ。
何事も一緒にやること、これがおもしろいです。
今年からブルーベリー摘み取り園を始めます。
おもしろくなければ体験ではないという観点に立って、進める予定なんですが、摘み
取って10kgあったら半分の5kgを置いていけという方針の方もいます。そうすると草を
取ってくれたり自発的にやってくれると言ってました。
田植えと稲刈りだけの体験、それだけではおもしろくないですよ。いいとこどりだけ
ではいけないと思う。
5/28 福岡の吉住さんから「笹村さんに賛同します」
同感です。
美味しくないと人が寄ってこないので難しいところではありますが、
美味しいところだけ体験させちゃうと間違ってしまうと思います。
憧れと感傷と耳学問では百姓はできないだろうとも思います。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075
FAX:326-5437
HP:www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
5/27 富山の予果さんから「 直播き再挑戦しました。44時間の最速芽だしだあ!」
去る火曜日の夕方に籾を選定、(1.13の塩水選、60度の温熱消毒後)30度程度の温度をキープ。夜は浴槽に浮かべ、昨日の木曜、正午に芽だし終了。
すぐ水にとり、500倍の木酢とニンニク液に浸す。(今後の艱難に耐えてくれるよう、消毒のつもり←これ虫に効きます。とにかくよく逃げます。) 3時間後種まきを終了しました。水は朝夕にたっぷりあげます。あげてます。
5/26 やまちゃんから「除草剤を使わない稲作りの苗作り」予果さんの相方は、直まきの失敗を見越して、すでに友人にあまり苗の手配をすませていたとか。
予果さんは、その相方を「おうよう」と評価されているようですが、
ぼくの見立てでは、おうようなのはむしろ予果さんのほうで、
相方は、なかなかしたたかな方のようにお見受けします。
「直まきが失敗してよかった、よかった、、、
ちゃんと発芽した日には、あとの草取りでえらい目にあわされる所だった、、、、」
ぼくなら、そんな風に思うところです。
冗談はさておき、本題です。
苗の伸び悩みの件に首をつっこんだもので、しばらくそれをめぐっていろいろ考えていました。
思いついて、民間稲作研究所の稲葉さんに電話して聞いてみました。
以下は、稲葉さんからの情報と、ぼくの感想です。
まず根のちぎれを少なくする方法について、
冨田さんの、「マット苗を水に浸して植える方法」を、稲葉さんに伝えましたら、
「苗の結合をゆるめてやる、と言うことですね。いい発想ですね。
わたしは、苗抑え金具をはずして植えようと言うことを提案しています」
と、言われました。
ぼくは、苗の根をぬらすことにより滑りをよくする効果を思っていました。
ただ、ここで原点に立ち返って考えてみると、
播種密度と掻き取り回数についても、大事だと思います。
栃木の塩山さんが、以前スズテックのすじ撒き播種器を紹介してくれたのも、
きっと同じ事を考えておられたのだと思います。
立地条件や投資額、経営面積だとか、それぞれ抱えている条件は色々ありますが、
それを無視して、話をすすめます。
除草剤を使わない稲作りをやる時、今のところ水の問題がいちばん肝要です。
でもそれと同じくらいの比重で、苗作りは大事だと思っています。
今回のやりとりをしながら、
「こんなはずではなかったと言う想定外のことがらは、どうしようもなく出てきてしまいますが、
それ以前に、もうちょっと苗作りについて、大事にと言うか厳密に考えた方がいいのじゃないかな」
と、思ったことでした。
まずは、やっぱり播種量の問題です。
ぼくは、稲葉さん考案の「40グラム播種器」を3年使った時に、
たまたま井原さんから中古のみのるの田植え機を譲ってもらえる話があって、
今はポット苗ですが、もしマット苗を作るとすれば、
播種量は、40〜80グラムの範囲にするようにしていると思います。
がっちりした成苗を移植したい。その線は、除草剤を使わない稲作りに欠かせないと思っています。
前もって冬の間に、除草剤を使わない稲作りをしますが、
やっぱりがっちりした成苗が必要十分条件になってきます。
稲葉さんに聞いたことをご紹介します。
「3葉期(不完全葉を含んでいません)までは、葉がでないと根も出ないという関係にあります。
4葉になると、葉が出なくても根が出るという生育段階になってきます。
それだけ、苗に養分が蓄積されてきているんでしょうね。
わたしは、それをデジタル発根からアナログ発根になったと言ってるのですがね。」
「稚苗は、2,5葉期、20日〜25日が移植適期ですが、
初期に徒長させないとあとは伸びないという宿命を持っています。
稚苗苗をまだ小さいからと、30日までおいても、次の新しい葉っぱは展開してきません。
空間的に次の新しい葉っぱを展開することが出来ないのです。」
そうだそうだ、苗の草丈は次の新しい葉っぱが出れば自然と伸びてくるのだ
播種量を少なくして、40〜80グラムにすれば、無理なく4葉目、5葉目が出てきて、
自然と苗の草丈は伸びてくれるのだ(byやまちゃん)
「今年は育苗時期の天候が不順で、温度が低かったでしょう。
自然育苗をした人は苗の伸びが悪かった人が多かったようですね。
わたし(稲葉)は、育苗箱を外に出すタイミングが大事だと思っています。
2〜3日陽気がいいという頃を見計らって並べるようにしようと言っています。
第1葉が伸びるまでの温度管理が大事なんです。
発芽が揃い根が伸びる時期の温度管理です。
その頃に外気の変化が激しいと、苗の素質に問題が出てきます。
発芽段階までを電熱育苗に戻したという人がありますが、
地方によっては、電熱育苗を再検討することも大事かなと思い始めています」
「播種量について、最低限60グラムまでということをきちんとやって欲しいです。
100〜120グラム前後という中途半端な播種量の方が多いようですね」
ええかげんなところと厳密なところが微妙に混在している(と自覚している)ぼくですが、
苗作りのイメージトレーニングについては、厳密なようです。
以上です。
5/26 福井の富田さんから「Re除草剤を使わない稲作りの苗作り」
山下様
除草剤を使わない稲作りの基本・苗作りの話、ありがとうございました。
また、「根の結合をゆるめる」というのは、
稲葉先生のおっしゃいますとおりで、マット苗をプールから出してすぐに植えますと
苗はまさに、「ボタボタでゆるゆる」の状態です。稲葉先生はいつも適切かつ論理的な
表現をしてくださいますのでさすがです。
それから、播種機・播種量について。
稲葉先生考案の「40グラム播種機」を私も1年使いました。
あまりにも素晴らしい苗とその後の生育で、収量もとても良かったです。
きれいな成苗2本植えで欠株も少なく、まさにポット苗に近いマット苗の田植えでした。
よし、40g播種でいこう!と決心しました。
ただし、先生考案の播種機は手作業でしたので、一人で作業するには
200枚〜400枚が限界だったと思います。
(ちなみに先生考案の播種機は、苗箱大の板に穴が開いていて、そこに
2粒の種もみを入れるというものです。確か1,600粒入ったと思います。)
そこで、育苗は40g播種でやる!と決心した私は、スズテック製の40g播種が可能な
「薄撒き条播種機」を購入しました。
早速40g播種をしました。やはり非常に素晴らしい苗が出来ました。
しかし、次のような問題が発生しました。
・田植機のかき取り量を最大にしても納得ゆく2本植えが出来ない。
0〜1本植えがあまりに多過ぎました。(実際は収量への影響はそれほど無い
のかも、と思われるのですが・・。)
・1反に使用する苗の枚数が25枚を軽く越えました。(経営規模によっては
かなり負担になります。)
・非常に精密な播種機なので(一粒づつ穴に入れて押し出す)、種もみの
催芽を正確にコントロールする必要がでてきました。かなりシビアです。
はと胸→○
伸びすぎ→播種できない、又は欠株だらけになる。
催芽不足→播種はきれいに行えるが、自然発芽&プール育苗させる場合には、
発芽不揃いが管理手間を増やす。
少なくとも、種もみの8割以上はきれいな「はと胸」になってないと、まともな
播種は出来ない感じです。
上記のような問題を抱えてしまったので、メーカーに聞いてみました。
その時の担当の方のアドバイスは次のようなものだったと記憶しています。
・間違いなく40gの播種はできる。
・しかし、40gだと田植機のかき取り量を最大にしても、なかなか2本植えは出来ない。
・0〜2本植えで、1本植えがかなりの割合で多くなる。(私の実感としては1本植え。)
・これらの事から、60g播種をお勧めする。
これらの経験を踏まえて、現在では次のようにしています。
・催芽に最大限の神経を使って、催芽状態をそろえる。
・最適な催芽が出来無かった場合→播種機のギアを変えて最大播種量の106g播種にする。
(それでも実際の播種量70〜80g位だと思います。)
(また、箱毎に播種量はまちまちになり、失敗です。)
(藤本さんは条播と散播を組み合わせてました。)
・最適な催芽が出来た場合→60g〜106gの間で好みの播種が可能。
・特に早めに田植えを行いたい分を106gで播種。(マット状になるのが早いため)
3〜3.5葉で植えられる。
1反あたり18〜20枚くらいを予定。
・最も枚数の多いのは80g播種。
苗質の良さ、箱の使用枚数、欠株の量、のバランスを考えた選択です。
(藤本さんからも、理想は40gだけど、実際の発芽率等を考えると60〜80gが一番良い
とのアドバイスを頂きました。)
1反あたり20〜22枚を予定。
・田植え後半分の面積に加えて、労力や場所などの余力に応じて可能な限りの枚数を
60gで播種。
田植え後半までの長期間の育苗が可能であることや、イネミズゾウムシ等の被害
軽減も含めて、理想的な播種量だと思います。
1反あたり25枚かそれ以上を見積もる必要があります。
長々と書きましたが、私の意見としましては、
40g播種をするなら、稲葉先生考案の手動播種機で。(個人的にはかなりお勧めです。)
自動播種機で播種するのなら60g以上が無難。
ということであります。
P.S.
稲葉先生考案の40g手動播種機で播種する場合に、欠株を減らす方法として、
播種機を使用して播種した後に、手で苗箱の端(左右の短辺)に種を少し蒔いておくと
欠株がかなり減ります。
田植機に苗を載せた時に、苗と苗の継ぎ目での欠株を大幅に防げます。
それでは、失礼いたします。
福井県池田町 冨田善嗣
5/26 神奈川の笹村さんから「田植え体験」
あしがら農の会の笹村です。
私達の会は市民が自給の為に、田んぼを耕作すること
を、一つの目的にしております。1993年一つの田ん
ぼから始まり様々なことがありました。7家族程度が、
2反の田んぼを耕作します。こうしたグループが10程
度あります。
苗床だけは共通で行います。その経験から「田植え体
験」について少し言いたい事があります。
総てが用意された形での、田植え体験と言う、今広がっ
ているやり方には懐疑的です。今回農薬やヒルのことで
意見が出ております。
一体何の為に、「田植え体験」を準備し、何を学ぶ為で
しょうか。
ヒルやら虫が居るのは自然の事です。
農薬が使われているのも普通の農業です。
それを理由もなしに、気付く前に取り除くことは、事の
本質が見えなくなります。何の為の学習でしょう。
総てを自らの手でやりきることで、始めて農業がわかる
と思います。そこにはリスクもあり、総てが自己責任で
あるのは当然の事。農業の体験で学んで欲しいのは、予
測力や、周到な下準備、失敗体験。こうしたもののはず
です。今主流になっている、田植え体験は何かタレント
の1日消防署長みたいで、何を学んでいるのか疑問で
す。農業に対する誤解が、自然は素晴らしいという、感
傷から産まれているような気がしてなりません。
先日子供の時に「芋掘り体験」をした為に、サツマイモは
土の中に埋まっているもので、葉っぱなどないものだと
思っていた。と言う話を聞きました。
やるなら自己責任で、出来る限りを自らの手でやるべき
です。周辺に居る者は、いい距離を持って、できる限り
手を出さないで居る事でしょう。専業農家の方には失礼
な言い方かもしれませんが、農業ではなく、「田んぼ」
は誰にでも出来ます。実に簡単です。私自身、山の斜面
を開墾して、田んぼを始めましたが、誰に教わることな
く収穫まで出来ました。簡単だから、主食として定着し
たのでしょう。(農業を出来るのは、スーパーマンだけ
だとつくづく思います)
農水省は農業の役割を、暮らしの見なおしの場と言う、
新しい言い方を始めました。後退なのか前進なのか分か
りませんが、このままじゃ駄目だと言う事なのでしょう
が。今はやっているような、田植え体験では、半可通が
増えてしまい、暮らしの見直しとは行かないでしょう。
5/26 福井の富田さんから「Re田植え体験と農薬」
「田植え体験と農薬」について
皆様、ありがとうございました。
ヒルのいないたんぼで(orを選んで)、裸足での田植え体験をしているという事で
納得致しました。
農薬につきましては、たんぼ体験をしてもらおう!という意識の方が主催
されておられるのですから、実際のところ、全く心配は無いのだと思います。
しかし、JA主催(あるのでしょうか?)とか慣行栽培のたんぼで体験をする
場合、素足で入るには、やはり農薬の心配があります。
農薬の皮膚からの吸収を侮ってはいけないと思うからです。特に子供の場合や
殺虫剤につきましては。
ですので、<素足で>体験する場合、最低でも次の事は確認もしくは認識を
共有しておかなければ、と思います。
・植え付け前の除草剤を使用していないこと(もちろんラウンドアップ等も含めて)
・事前に殺虫剤を使用していないこと
・苗箱に箱処理剤として、殺虫・殺菌剤を使用していないこと
・小さな子供が田植えをする場合には、土壌殺菌や育苗期間中に殺菌剤をしていない
苗を使用すること
(農薬のラベルのような表現になってしまいました・・。)
それから、素足でのたんぼ体験は本当に素晴らしいと思います。
自然の様々なことは、じかに触ってみないとわからないことですよね。手袋や長靴では
伝わらないと思います。
そして、北海道のみたむらさんのメールで「免疫力が低下してきた」との一節を拝見
致しまして思い出した話があります。
民間稲作研究所の稲葉先生のお話です。
先生の子供の頃は、今のようなワクチンや予防接種など無かった時代です。そして、
先生にはたくさんの兄弟がおられたそうですが、そのたくさんの兄弟がお風呂に入った
後の残り湯を、お母様が幼かった先生に飲ませていたそうです。
お陰で、風邪など全くひかなかったそうです。
少しづつ(これが大切)様々な菌やバクテリアを飲むことによって、抵抗力や免疫力を
つけると共に、多種の細菌によってバランスを保つ。素晴らしいお母様の生活の知恵
だと思います。
とても感激した話でした。
このお話をお聞きして以来、私は素手でたんぼの土を触るのが、いろいろな意味で
とても楽しみになりました。
また、山形県の佐藤秀男さんのたんぼを見せて頂いた時に、佐藤さんに「土をなめる勇気
はあるかな?」と聞かれて、なめた事があります。(村山さんもなめましたよね。)
とろとろの土には甘みがあって驚いたのでしたが、稲葉先生のお話をお聞きしていたからこそ
出来たのでした。(もちろん、佐藤さんは農薬を使用しない、という信頼があったからでもあります。)
鯖江市の藤本さんは、たんぼを訪れた時には、靴と靴下を脱いで素足でたんぼの
中にどんどん入ってゆかれます。そして稲の根をみておられますが、きっと素足で
土の状態などをも認識されておられるのだろうな、と思っています。
それでは、失礼いたします。
福井県池田町 冨田善嗣
5/26 福井の吉村さんから「アイガモの放鳥に小学生に体験してもらいました。」
田植え体験で盛り上がってますね。
確かに最近の子供は弱い、貧弱だけどかわいい。
そんな子供たちに今年はアイガモの雛の放鳥体験をやってもらいました。
ヒナを事前に消毒しておいて。消毒といっても食器やまな板を消毒するоー15
7抗菌スプレーと消毒用エタノールですが子供たちに石鹸で手を洗い抗菌スプレー
で消毒の上雛鳥を手で持っていただき放鳥の後でも石鹸で手を洗っていただき抗
菌スプレーするという手順です。
子供たちは雛の暖かい感触に大変感激したようです。色々と質問されて大変でし
たが子供たちの輝く目を見ていると子供たちに放鳥体験をしていただいて良かっ
た。そのように感じています。
子供たちに赤米の田植え体験(21日萱田)に参加していただきそれもおそるお
そる田んぼに足を入れていた子供たちも田んぼのあったかい素晴らしい感触にな
れてくれたみたいです。
体験を出来る子供たちは幸せですよねー。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
5/26 広島の西村さんから「Re田植え体験と農薬」
二毛作の可能な冬場は土の乾く田ではヒルを見かけたことが有りません。
用水も川から取っているから水と共に流入する可能性も低いんじゃあないかな。
ヒルに血を吸われる確率はきわめて低いです。(今残っている田ではないです)
山裾の田ではヒルはいました。現在は大規模な団地開発により埋め立てられて谷だっ
たところは無くなりましたが
開発当時(ざっと30年前)に盛り土をして宅地にしていたところのほとんど水の流れ
ない雨水排水用のコンクリート側溝には生存しつづけています。
家の前の畑でも持ち帰ってきたコンクリートブロックの下に隠れ住んでいるのを見つ
けてびっくりしました。
『やなものを見てしまった。』「それにしてもブロック下の水分だけで生きていれる
とは!」
石の下とかにはミミズが寄ってきますよね。ミミズに喰らいついているのを目撃しま
した。
マムシについて
まずは長靴か田靴で足を守り、手はゴム手袋+綿の内手袋、万一でくわしたら殺すよ
うにつとめる。
手荒れが嫌でゴム手袋を使いますが蒸れるので内手袋を4組くらいは用意します。
休憩の度に内手袋を替えれば快適です。天気がよければ湿った手袋は次の使用までに
は乾きますが手を伸ばしすぎてゴム手袋に水を入れたときには2組では心もとなく内
手袋は4組くらいは用意しましょう。10組束で売ってますから。
週に1度は20mm位の雨が欲しいところですがなかなか降りそうにないので畑の移植
苗に水をやりました。
吉和のポット苗は水路の流水量が減っていたら枯れあがっている可能性大で土曜には
あっちの作業です。
こちら、暖地の自田はしょぼいソラマメとそこそこいけそうなジャガイモが生育中な
ので帰宅したら水を入れようと思います。
種籾は昨日蒔いて散水したので田植えは6月の終わりになりそれまでの2週間くらいま
ではジャガイモに太っていただこうという考えでいます。
2週間勘定が足りんね。荒起こしと代掻き2回の予定です。昨年は草ボーボーだったの
で2回代掻きで草を減らしたいと考えています。
5/26 北海道のみたむらさんから「Re田植え体験と農薬」
北海道のみたむらです
子供達を田んぼに入れるのもたいへんな時代になりました。
昨年はあるところで小学生が田植え体験をした後「ノロウイルス」による集団食
中毒になり問題視されました。
田植え後の手洗いの仕方と、その水に問題があったようです。
免疫力が低下してきただけでは済まされない世の中。
でもいま、土と肌が直に触れ合うことの大切さが必要です。
不測の事態にも対応しつつ、農業体験はどろんこになれるようにしたいと思いま
す。
5/26 お米の勉強会の村山さんから「Re田植え体験と農薬」
皆様、村山です。
冨田様、ヒルの話、そうですね。思ってもみませんでした。
震災後、余りのことにどう生きたらいいのか分からないでいた時に、能勢の会員さんから誘われて、山間の田んぼをお借りしてお米作りをしました。
生まれてはじめての田植え、雨の中裸足で田んぼに入り手植えしました。この時の気持ちよさ、雨→体→田んぼの水、と一続き、自然とのこんな一体感を感じたことは初めてでした。ああ、生かされているんだ、一人ではないんだ、と理屈なしに思いました。
ところがところが、ヒルにかまれていました。全く気づかず家に帰って、余りに足がはれて痛くて、ヒルとは知らなくて、次の日病院の皮膚科へ行きました。
ところが、先生もなんに刺されたのかわかりませんでした。
お医者さんだって今ではヒルを知らないんです。
そんな訳で何とか裸足で子どもたちに田んぼへ入らせてあげたいな、と思います。
皆様、名案はないでしょうか。
5/26 京都の土佐さんから「Re田植え体験と農薬」
丹波の土佐です。
今年も小学生に古代米の田植をしてもらいました。
もちろんはだしです。
最初はガラス片とか金属片が入っていないか心配でしたが、自分で入ってみて大丈夫
と思いみんな裸足にしました。
山間の棚田なのですがヒルはいません。
昔はいたようですが今では全く見かけなくなりました。
ミミズやタニシ、ドジョウ、イモリ、沢蟹はウヨウヨいるのに考えてみれば不思議で
す。
ここ3年ほど農薬、化学肥料も一切使っていません。
最近変わった事といえば、下水設備が完成し生活廃水が流れ込まなくなった事くらい
です。
水は冷たいのですが、泥の中は以外に暖かく気持ちが良いものです。
子供や都会の人たちがキャッキャ言いながら思い思いに苗を植える姿は、とっても幸
せそうにみえます。
毎日苗の生長と競争しながら田ごしらえをしている私にとっては一服の清涼剤といっ
たところです。
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丹波の恵み「長宮農園」
京都府天田郡三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
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5/26 信州の唐沢さんから「Re菜の花報告」
大井さんに
唐沢です。
一昨年カラシ菜を秋に蒔いて失敗しましたが菜の花はよかったので
今年(昨年の秋)菜の花を蒔きました。
生え方が非常に悪く4月の下旬ころは10cm程度でこれでものになるのか
と思ってましたが連休過ぎにガゼン勢いが出て15日頃には花も咲きました。
ただ、ことしの菜の花はちょっと貧弱でした。
蒔いた後鎮圧もしましたので陽気のせいかと思っています。
カラシ菜は雪や凍結に弱いので3月に鶏糞を振ってから蒔きます
カラシ菜の場合赤木さんも言われていますが伸び始めると早いです
ただ肥料をよく入れておかないと田植えにまにあいませんね。
うちの菜の花も写真添付します。
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上伊那郡箕輪町中箕輪1989
唐沢 金実
Tel/Fax:0265-79-5668
mailto:tomato-c(アットマ)comet.ocn.ne.jp http://www16.ocn.ne.jp/~tomato-c/********************************
5/25 長野の大井さんから「菜の花報告」
長野の大井です。
赤木さんはじめ皆様のアドバイスをいただきながら菜の花稲作に挑戦しています。
菜の花の出来映えはおもわしくありませんでした。
3反の面積に菜の花、カラシナ、ライ麦を蒔きました。
カラシナは長野の唐沢さんが言われたとおり20cm程度の伸びでしたが、
菜の花は以外にも10cm程度しか伸びませんでした。
発芽がカラシナより遅かったのですが、鎮圧を手抜きしたせいではないかと反省して
います。
5月始めにたまらず硫安を振ってしまいました。蒔きムラも作ってしまい田んぼのど
真ん中に大きなハゲを作ってしまいました。(写真添付)
米ぬかを蒔くつもりですが草取りの準備もしておかなくちゃ。
うまくいかなかったけど、それにしても発芽してきた時のうれしさは何ともたまりま
せん。
次回は秋まきにするので、1年に2度も体験できてしまうという幸せな男のお話でし
た。
長野県佐久市
大井英典
5/25 福井の富田さんから「田植え体験と農薬」
福井県池田町の冨田です。
最近、田植え体験のテレビを見ていて思うことがありました。
小中学生や大学生など、裸足で田植えを体験する行事が増えてきました。
とっても楽しそうですし良いことだと思います。
しかし、たんぼに「ヒル」はいないのでしょうか?
うちのたんぼには山間地だからかヒルがウヨウヨいます。
別に害はないでしょうが、私はかなり苦手です。
ぴったり引っ付いて、血を吸ってパンパンに膨れるとポロっと落ちる・・・。
私はとても素足ではいる勇気はありません。ヒルが泳ぐ姿はとても優雅なのですが・・。
そこで、ふと思いました。
子供達が入っているたんぼにはヒルなんかはいないのだろうか?
それとも殺虫や殺菌剤を散布しているのだろうか?
もし殺虫剤や殺菌剤を散布してあるのなら、素足で入るのはマズイのでは
なかろうか? 私なら絶対に素足では入りたくないです。
もし田植え体験等をされる方がおられましたら、農薬を散布していないか
一度確認してみるのも良いかも知れません。
万が一農薬を散布してあるのなら、絶対に長靴を履くべきだと思います。
ちなみに、ヒルに血を吸われても問題ないのだろうと思います。
昔の人は治療目的に血を吸わせたって聞きますし。
イギリスでは糖尿病の治療に、ウジ虫を使う安全で画期的な治療があると何かで読んだ
記憶もあります。
蚊に血を吸われるより良いのかもしれませんね。
それでは、失礼いたします。
5/25 広島の清水さんから「まむしの件」
広島の清水です
マムシの件ですが、現代農業に記事になっていた竿の上に針金の先を尖らせて立てて、マムシ避けもかねていると言われていました。年寄りたちは、マムシが近くにいると、スイカのニオイがすると言っていました。確かに、草刈などしていた時でも少しですがニオイがしたと思ったら草刈の刃でマムシを切ってしまいました、もったいなかったです運がよければ、捕まえてマムシ焼酎にするのですが、年間捕まえるのは、3〜5匹ぐらいです。
去年聞いた話ですが、マムシを捕まえて入れるものが無いのでナイロン袋に入れて車で帰っていた所、ナイロン袋を破って出て噛まれて入院したたそうです。とにかく気をつけましょう。
5/24 富山の予果さんから 「育苗、直蒔き共に失敗しました。駄目もとで急ぎ今からもう一度選別に入る。」
本日を見越して、相方はすでに友人に苗を手配していました。反省にうなだれる私。
毎日打つ手もなく、畑をウロウロしていましたが、本日只今決断。
速攻で芽だしをして苗を作った人いますか?
去年、おととしと、雪解けの流れに2ヶ月近く浸けて発芽させ、これこそ丈夫な苗と
まわりには威張っておりましたが、本年は即苗をつくることに…(トホホ)まっこれ
もいい実験にしたいと。
それにしても、
<失敗の理由>
今年の田んぼの一部を直蒔きでやろうときめた後、車で40分程の場所で、直蒔きを
したというニュースがあり、すぐ見に行く。畝もつくらず、筋蒔きの機械でつくる、
わずか数センチのわだちに落とした籾。水浸もせず、芽だしもしない籾なんだって。
なのに、10日目。細い葉があちこちに出ているのを確認する。
水はしっかり生えそろってから、畝間に入れるという話を聞き、
「そんなんでいいの〜!!究極の稲づくりだあ。すごいすごい〜」と、とっても甘く考
えてしまった。(ここで本来の私の甘い性格がモロダシに出てしまう)
そして、
今年は低温が続く日々。保温もせず、ここの山間の吹きまくりの風で土の表面は乾
き、水もなく、可愛そうに、全員が死んでしまったようなのです。地域性なんて関係
ありませんね。その土地、その土地にあったやり方。それをまず考えるべきでした。
クン炭を蒔き、寒冷紗をかけ、朝夕に励ましの声をかけていたかつての私は偽者で、
楽なことを知ると、とことん走ってしまう人のようで、すこし落ち込んでいます。そ
れにしても相方はおおようなもので…あはは。
5/24 広島の清水さんから「田植え後」
広島の清水です
我が家の苗は、8〜13cmで植えました、除草剤無しの田んぼで水を葉先が出るか出無いか位の水にしています。今年は、苗の販売もあったので、少しあつ撒きでしたが約120グラムでしたが種まき前に乾かしすぎたかも知れないのでもう少し撒いているかもしれません。去年など一箱当たり60グラムにして、ロータリー爪をひとつはずして70株で植えたのですが(35株)苗がたらなくなりそうなので植え付け本数を減らしました。田植が遅すぎて?いろいろですが、収量が悪かったので今年は、40株〜45株で植えたのですが苗が伸びなかったのと種まきから50日からなるので根ガラミガひどく欠株がよく出ました根もかなり痛めつけられるのか、根だけが所々に落ちていました。
マット苗は、根張りがある程度ないと田植え機に乗せる時ちぎれたり植え付け姿勢が悪くなるのである程度は、根張りが良くないといけないと思うのですが、張りすぎも問題ありです、少しでもポット苗に近ずけたいと思うのですが、難しいです、、、
話が違うのですが、今年初めて作る田んぼに、代掻き前に鶏糞を撒いて、2日後に田植をしたのですが、水が茶色で、鶏糞の色が出ているようでしたが、植えた苗がひどく弱っていました、鶏糞でもすぐの田植はまずいのかな〜と思いましたが誰か経験者おってですか?
今日は草取りに田んぼに入ったので疲れました、まだ大丈夫と思っていた所の田んぼの泥が高いところが草だらけ〜早めにしとけば機械で行けたのに、手取り除草しか手がなくなりました。 とほほ 変な文章ですいません 明日も入ります のでそれでは。
5/23 宮城の原ノ後さんから「マムシ対策を教えてください」
お遊び田んぼ4畝から合計4反に田んぼ面積が増えた大工さんの悩みです。まるっきり一人でやるわけではありませんが、お遊びと言うにはちょっと広くなりました。肥料と除草を担当していますので、責任重大。除草機押しは二人でやります。米糠も蒔く予定なので、何とかなるでしょう。5/16機械並木植3.6反。5/22尺角手植え4畝。でも実測は判りません。45日前硫安、様子見てマグホス予定。
どちらの田んぼにもマムシがいます。酉年の僕はとっても無理。木酢が忌避剤になると言う記事を見ていますが、どなたかご指導よろしくお願いします。
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5/23 長野の関谷さんから「酸欠とスズメと黄化」
長野の標高850mくらいで育苗している関谷です。
私は稲の育苗失敗しました。理由は播種が
@二日にわたった事
Aプールに5mmほどのレベル差があったこと。
この二つは通常ならそれほど失敗につながる要因ではないんだけど、
@のせいで発芽がずれ、発芽し葉が延びてきたところに合わせシルバーシートと
保温材をはずした。(当時は暑い日が続いた)
で、もう少し我慢すりゃ良い所を発芽が遅れてるほうも既につんつんと出始めて
いたので、
軽く水を入れた。
で気がついたら水を入れすぎてた。とくに未発芽の遅れた播種したところは
5mmほどプールが深く水没。
それでも少しつんつん葉が出ていたので「まあ大丈夫だろう」と放置。
結局酸欠とかで発芽不良。
しかも、のっけからハウスサイドを全開したので(だから暑かったの)
スズメが未発芽の種籾を急襲。
3分の一が見るも無残なキリングフィールド状態です。
対策としては
先に上げた理由@Aはしょうがないとして。
・あせらない。軽んじない。という人間的要素改善
・どうせ育苗が終わったら果菜類がハウスに入るのだから、ハウスに防虫ネット
をこの時点から張る。
こうすれば稲へのスズメ攻撃もその後の果菜類へのオオタバコガなどの攻撃も防
げる。
のっけからハウスサイドフルオープンで放置するプール育苗には有効かもしれな
いですね。
また、育苗後期に入り、今度は苗が黄化してきました。
民間稲作研究所の育苗土なのですが、長野でこれを使っている人のほとんどが
毎年こんな感じになると言っています。
近所の有機農家の萩原さんが苦土を追肥してから窒素を追肥すると回復すると言っていたので、
それを中途半端に真似して苦土とフィッシュソリューブルと木酢液の混合希釈水を苗の植えから
散布したところ木酢液が展着剤の役目をしてしまったのか一部苗が焼けてしまいました。
特に黄化がひどかったところは苗も弱っていてこちらも多めにかけたのでトドメをさしてしまいました。
まったくの人的ミスで5反の栽培面積が3反5畝くらいになってしまいました。
そのうち2反歩は合鴨導入するので今年は草取りが楽になりそうです。)
5/22 福井の富田さんから「根のちぎれを少なくする方法」
福井県池田町の冨田でございます。
「厚蒔きのデメリットとして、苗の根をちぎってしまうこと」とありましたが、
その事に関連する話題を。多分皆様いろいろと実践されておられると思います。
稲葉先生の40グラム播種成苗2本植え(マット苗)は、普通の田植機でも
「みのる式」のポット苗と同じような苗をというのが、私の心を捉えました。
4年前の事でした。
しかし、ポット苗との大きな違いは根の切断が多いということだと思います。
そこで、根を可能な限りちぎらない方法を思案していました。
中出さんがおっしゃいますように厚蒔きですとちぎり方は激しいです。
まず、薄蒔きは絶対条件でした。
次ぎに、苗(土や根)にたっぷり水分を含ませた状態で田植えをすると、
根のちぎられる量が減ることを発見しました。
そこで、私はプールから出して直ぐに田植えするようにしています。
水が滴る状態で。
軽トラに24枚積んで、地面等に下ろさずに直接田植機に苗継ぎします。
移動回数を減らすこととプールから田植えまでの時間を減らすことで、
水が滴る状態で植えれます。
これは一人でぼちぼち田植えをする中規模面積の方に限られる方法かも知れません。
マット苗で水分を多く含ませる方法以外に、田植機による根切りを減らす方法を
実践されておられる方がおられましたら、是非ともお教え下さいませ。
よろしくお願い致します。
5/22 兵庫の市原さんから「ありがとうございます」
山下さん、ありがとうございます。
普及所とJAの営農指導の人に来てみてもらいました。
http://kamo2.net/blog/index.php?blogid=1&archive=2005-5-20
普及所は生理障害、JA営農指導はややいもちのけが出てるとの診断でした。
でも双方ともこの苗を使っても問題なしとのことなので
水管理に注意して、なんとか田植えまで元気に育てようと思います。
去年、一昨年と苗がひょろひょろでその原因が水をあてすぎと言われました。
なので今年は少々乾燥してもいいやと思っていたのですが、
こんな生理障害が出てはいけませんよね。
その年の気候に合わせなければいけないのに・・・。
何年稲作やってんだか・・・。気を抜かずにこまめに苗を見ていかなければ。
山下さんからいただいたご意見も普及所とまったく同じでしたので、
おそらく生理障害ですね。病気じゃなくて安心しました。
ありがとうございました。
>
P.S 種に問題があって一作棒に振っても、保証は種代しかしてくれません。
>
残念ながら、種の袋などに必ず書いてあります。
そうなんですか?ガーン。
初めて知りました。種籾はビニール袋に入って品種名が書いてあるだけなので
知らなかった・・・。そうか、やっぱりそこまでしか保障されないんだ・・・。
農繁期の日々を毎日更新してますのでまたご覧ください。
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それではまた〜。
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専業農家めざして7年目 市原 真貴子
〜〜〜〜〜 ただまき農園 〜食卓から世直しを〜
●やまちゃんから
冨田さんの発見はスゴい。
コロンブスの卵みたいなものですね。
みのるのポット苗は、滑りをよくするために苗箱をぬらしてセットしなければなりません。
マット苗も、ジャボンと水につけてからセットすればいいんですね。
昨日不完全葉について書きながら、だんだん自信が無くなってきたので、
今日苗床をしげしげと見てみたら、ぼくが不完全葉と思っていた葉っぱから分けつが出ているではないか!
不完全葉とは、それに対応する根っこや茎を持っていないから不完全葉と言うんだろうと思っていたのに、
どうもおかしい。
帰って、ネットや本を開いてみました。
いやはや、お粗末な話でした。
ぼくが鞘葉と思っていたのが不完全葉で、
ほんとの鞘葉はもっと小さく、茎にへばりついているやつでした。
だから、ぼくの苗の葉齢は不完全葉を第1葉とすると4,5葉
(もしくは不完全葉を勘定に入れないで数えると3,5葉)と言うことになります。
なんでこんなややこしい表現が両立しているのか?
これからは見た目にしたがって、(研究者風の言い方は無視して)
ぼくの苗の葉齢は3,5葉で約5センチと言うようにします。
5/22 福井の齋藤さんから「育苗その後」
育苗その後。福井の斎藤です。
五月七日時点で、コシヒカリなど7cm,赤米12cm以上でした。液肥深水を保ちまし
た。色々考えて見ると今年はカエルの鳴くのが遅い。もしかすると気温が関係するの
ではないか?と、思い黒マルチと、廃ビニールシートを敷きました13日には13cm
までになって14日15日で田植えしました。
ずいた今までと、同じように育苗したつもりですが。低温が、影響したのかなと思っ
ています。
5/22 福井の中出さんから「残った一枚の苗箱」
昨日、ハウスのビニールを外す作業を行いました。
使わなかった苗はほとんど処分していたのですが、残していた数枚の中の一枚だ
けシャキッとしていました。
乾燥注意報が出ている中、5日ほど水をやっていませんので床土は乾いています。
それだけにその姿を見たときは感動すら覚えました。
早速水をやり、その日の夕方葉先に露玉が着いたのを見てホッとしました。
考えてみたら全く自分の都合勝手で事を行っていたようで、苗にすればえらい迷
惑だったでしょう。
この一枚の苗箱を見届けて、今年の育苗を締めくくりたいと思います。
こんな私に助言を頂き感謝します。
NAK1888
5/21 やまちゃんから「当てずっぽうの感想です」
当てずっぽうの感想です。
当たるも八卦的にお聞き下さい。
まず、中出さんへ。
ばらまきの経験は40グラム播種の経験しかありませんが、
中出さんは、どちらかと言えば薄まき気味の播種をされているように思われます。
芽や根も少し伸びた種籾を播種されたので、一箱100グラム前後かも、
3,5葉で12センチと書かれていますが、
ぼくのポット苗は、4月29日播種で、今3,5葉(不完全葉を含んでいます)で5センチくらいです。
それが新しい葉っぱを展開するごとに、背丈を伸ばし、
植え時の6,5葉では20センチ近くなります。
中出さんの3,5葉は、たぶん不完全葉を含まない数え方だと思われます。
(不完全葉を含んだり、含まなかったり、なんでこうなったかややこしくてしょうがない
6,5葉と書いたけど、あれ5,5葉かしらと自信が無くなってきています。)
中出さんの播種量から推測すると、まだまだ空間的にもう一枚葉っぱを出す余裕がありそうに思われます。
もう一枚葉っぱが出るのを待ってから植えるようにしてもいいのじゃないかと、思ったりしますがいかがでしょうか?
その推測線上からものを言うのですが、
他の方の場合は、100グラムの播種量と言っても、やっぱり密植には違いなく、
やや徒長気味草丈を伸ばすのでしょうが、水温が低いので、伸びなかったように思います。
梅雨明けの、かんかん照りの田んぼにはいると、田んぼの水はお風呂の温度になっています。
イネは一気に元気が出て、分けつを加速していきます。
たしか4〜5日に1枚程度のスピードで、新しい葉を出していくんじゃなかったかな。
それから考えると、きっと稲は温泉が好きだと思いますよ。
話が飛びますが、2月の下旬にトウモロコシを播種して透明マルチを張っておくと、90パーセント以上発芽します。
ところが、4月10日すぎて種まいて不織布をかぶせておいたのが、50%以下なんです。
あまり関係なかったかな。
いずれにしても、以上がぼくの推測ですが、いかがでしょうか。
次に市原さんへ。
写真だけでは、わかりにくいのですが、どうもイモチじゃなさそうに思われます。
当てずっぽうの判断の根拠は、イモチの場合は、それだけ被害が出ていれば、
中にはきっとイモチ典型の紡錘形のイモチの病班もありそうに思うのですが、見あたりません。
それと、イモチは垂れ葉に被害が集中するように思うのですが、
立った葉っぱに病班が出ていますね。
気候的にも、乾燥注意報が出ています。
じゃあ、なんだ?
よくわかりません。
ぼくの苗では、毎年1〜2葉目が茶色くなることがよくあります。
とくに1葉目は、ほとんど毎年そうなっています。
どこかでポットの土が乾燥して、それで葉っぱが痛んだのかな、いずれにしても生理障害なんだろう、
上位葉が大丈夫だから、まあいいかとやりすごしていたのですが、、、
普及所に持ち込んでみて貰ったらいかがでしょうか。
またまた話が飛びますが、4月初め頃にホウレンソウが一気に黄色くなってしまったことがあります。
なんじゃこれとスコップでごそっと掘って普及所に持ち込んで見て貰ったら、
(普及所を訪ねたのは数年ぶりです)
「土は団粒構造が発達しているし、根も真っ白できれいなものです。
ただECの値(窒素の目安かな)がゼロですよ。
暖かくなって、ホウレンソウが成長しようとした所に、栄養ゼロで黄色くなったのでしょう」
そんなことがこの春にありました。
P.S 種に問題があって一作棒に振っても、保証は種代しかしてくれません。
残念ながら、種の袋などに必ず書いてあります。
5/21 千葉の野口さんから「2通」
●Re「中出さんから・ 育苗の失敗」
中出さんのところも苗がダメでしたか。
うちは、JAで買った苗と自家採取と半々だったのですが、買った苗がやはり伸びが悪
くて難儀しました。何とか植えましたが深水には出来ずひたひた状態が続いています。
このところの天候不純で藻類が出かかっているので、水管理がやっかいです。本殿の
方も昨年よりも伸びが悪いかもしれませんね。
ちなみに、苗ですが、
150g/箱(設定値なので実際は使用量から140g程度と思います)で、無加温ハウスベタが
けです。昨年は4日で発芽しましたが今年は7日程度かかりました。
●千葉の野口です。
>
ぼくが浸種を水温18〜20度、5日で鳩胸程度で切り上げているというと、
>
「それでは短すぎる、わたしは2週間くらいやっている、芽が折れても大丈夫」
> なんて言ってました。
>
そんな大胆な提言には、怖くて挑戦する気になりませんでしたが、、、
芽が伸びすぎて1寸程度になった播いたのを実際に見ましたけど、問題はなかったよ
うですね。
浸種については、15度程度で2週間ぐらいやったことがありますが、問題はありませ
んでした。積算100度といいますが、倍以上浸していました。
籾を露出させず、水が籾の上10センチぐらいあれば平気だと思います。朝だけ日が
あたるところにフタをしておいていて、3日〜5日ごとに半量程度の水を交換していま
す。その時だけ籾の袋を一旦取り出しています。
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mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp 野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
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5/20 村山さんから・Re冨田さんから・ カドミ種子に関して」
皆様、冨田様 村山 日南子です
カドミ汚染種子について、
そうですね。汚染種子でお米を作ってもできたお米は安全であることが証明されれば、種子として売ってもいいですね。
そうですが、やはりカドミを入れることは何であれやめたいですね。
質問です。某有機質肥料は、中国から輸入と新聞にありましたが、どんな肥料でしょうか、教えてください。そして中国のどこで、つまりカドミ汚染の原因は何でしょう、ご存知でしたら教えてください。
実は17日に冨田さんが質問状を出されました農水省の浜谷直史さんにお会いしてきました。
一言で言いますと、地方の実情をやはり詳しくは分っていらっしゃいませんでした。冨田さんから教えていただきました、富山での大豆の生産が増えているというHPは農水省のものだったんですね。驚いておられました。
カドミの基準はお米のついてはこの6月には決まらないとのことでした。
カドミの基準が決まっても、種子をいちいち検査することはない、とのことでした。
コーデックスでカドミの基準が0.4ppmになっても、また大豆の基準がなくても、各国がその基準以上に厳しい基準を決めてはいけない、ということではないので、大豆についても国内で決められる可能性はある、とのことでした。
コーデックスの基準は、対策実現可能な範囲でできるだけ低く、そして人の健康に影響がないことが条件で決められる(資料をもらいましたが、私の判断がちょっと間違っているかもしれません)。つまり、最大厳しい基準を決めるための機関ではない、とのことでした。
やはり、基準は最低を保証するものですね。
私共としては、農家ご自身が一番特定のお米を食べられるのですから、自分たちは例えば0.1ppmのお米しか食べたくない、つまり作りたくない、と声を上げられるのが一番と思います。
そうしたら、私たちも対策をしてくれるよう、一緒になって声を上げましょう。
5/19 兵庫の市原さんから「育苗中に病気になりました」
こんにちは。ただまき農園の市原真貴子です。
今育苗している苗が病気ですが、今までこんなことになったことがなく
いもちなのか、立ち枯れなのかまったくわかりません。
調べたところいもちに汚染された種籾では種子消毒されていても出るようなので
JAから購入している種籾の責任を追及できないかと思案したりしております。
特にキヌヒカリの苗に出ています。播種は4月23日。みのるのポット苗で1ポット
3〜5粒蒔きです。他はヒノヒカリと中生新千本にも少し出ています。
諸先輩方へ病気の診断と今後の対策を教えていただきたくメールしました。
メールに写真を添付します。どうぞよろしくお願いします。
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専業農家めざして7年目 市原 真貴子
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5/19 京都の土佐さんから「苗の姿」
やっと半分田植が終わったところです。
あちこちの圃場に砂が入り(昨年の台風災害)、ハローの土引きを使い1枚当り半日をかけて引っ張っています。
3メートルのハローは便利だわ・・・
10センチの高低差を面白いほど簡単に直してしまう。
後は簡単に草刈できる方法は無いものかな・・・
今話題になっている「苗が伸びない」という話は私にとってはうらやましいとまで思っています。
現在、播種後20日間で3葉までいってしまいます。
田んぼの用意が追いつきません。
私の作り方は箱苗で、塩水選の後、今年から500倍の木酢駅で24時間浸種消毒、その後種籾が透明に近く透きとおって見えるまで水につける。時には白い根を出してしまうが気にしない。難点は播種に時間がかかることくらい。
播種後は育苗器で約4日、芽を揃えたらハウスに移し朝1回の水かけだけです。
夕方葉が丸まっていたら少し水をやります。
注意している事は徒長苗にしない事。
3枚目の葉が揃った時根元が平べったくなっていたら満足です。
地の年寄りが訪ねてきた時「昔から太くて平べったい苗が良いといわれてきたが、最近は丸い根っこの苗しか見ない」と言われたことが頭から離れていないようです。
確かに徒長苗は根っこが円形のように見えます。
また水を控えめにすると大きな葉を出すような気がします。
その葉がピンと立ったり、だらっと広がったり一生懸命生き延びようとしているように見えます。
しかしあまりいじめすぎるといじけてしまいそうな気がします。
百姓5年目で自分なりに思った事は、野菜でも稲にしても人間でも、過保護はダメ。
生命力を信じるという事です。
小さくてもしっかりした苗は田んぼに放してやれば沈んでいない限り大きく育つように思いますよ。
18センチあろうが20センチになろうがひょろひょろ苗では、田んぼの中での競争に耐えられるかなと心配になります。
そろそろ疲れが溜まってきて、ここから先は酒の力を借りないと乗り切れないようなサファリパークの管理人でした。
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丹波の恵み「長宮農園」
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ほとんど通じない携帯 090-2195-5079
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5/19 福井の中出さんから「再返答」
>●やまちゃんから
>聞き出したら、しつこくなってしまうのがぼくの性癖です。
>時に相手をとっちめてしまうまで、しつこくやってしまう場合があります。
>今回は、ばらまき育苗についてよく解っていませんので、ただ聞いているだけですが、、、
>育苗に失敗して、気分的にめげているところにすみません。
>
その方が私自身のあやふやな部分がはっきりするので、私は歓迎です。
めげていません。
失敗したから真剣に考えるのでそうでなければ考えもしません。
今だ原因がわからないほうが気になっています。
>(質問1)正確な量やグラム数が知りたいのではなく、どの程度の播種量なのか、
>イメージ的に知りたいだけなんですが、、、、、
>たとえば40グラム播種ならどんな苗、1合になると、、、それが2合近くになるとどうなるかという
>苗のイメージがぼくの中にあるのですが、、、
>正確な知識がないので、仮にの数字ですが、1合半まきにした厚播きの苗箱の中では、
>空間が少ないため、3葉以上には葉っぱが展開する余裕がない、
>だから、4葉目を出して伸びることが出来ず、伸びるとすれば徒長するほかないように思います。
>だから、農協などが配っている苗は、最初から徒長させた苗を売っているのではないでしょうか?
>
私の少ない経験からこの返答は出来ません。
分かっていることだけ言います。
前に言った計量カップでの基準は1.5合で線引きしています。これは「我が家」
の基準です。
私はこれでも厚蒔きだと思い実際はもっと減らしていますので、今は一定を作っ
ていません。
植える時は12センチぐらいで3.5葉だと思います。
>(質問2)プールが小さいと、温泉になる?そういうことってある?
>苗箱のまわりの露出した水の温度は、たいして変わらんと思うけどなあ。
>まあそれはさておき、苗箱のまわりの水温が温泉になったとしても、
>苗にとっていちばん問題の、苗の間や苗箱の下の水温はきっと日陰になっていてたいして上がっていないように思うけど、、、
>
当時、私は水の深さを苗箱の高さまでにしていました。プールはブルーシートで
作っています。
3センチぐらいの水の量で、直射日光が当たればたとえ苗箱の下といえどその温
度差はないと考えます。
正確に温度を測っていないので何とも言えませんが、お湯のような水が苗にいい
のか悪いのかも分かりません。
昼は直射日光にお湯。朝には10度ぐらいの水(外気温と同じ。この時だけは測っ
ていました。)という状態です。
>日中の水のかけ流しのほうが、なんかやばそう。
>肥料分の流失の心配はないのでしょうか?
>葉色がライムグリーンというのは、そんな懸念はないと言うことでしょうか?
>
あるかもしれませんが、今年の床土は無肥料です。はなから途中(3葉期ごろ)で
液肥を散布するつもりでいました。
また、水自身が肥料分を持っていると考えていますし、苗にはこれで十分と思っ
てもいます。
それにハウス内の苗も同じ状態でしたし、予定通り液肥を散布しても葉色の変化
はありませんでした。
ただ、気になっていたのがどの葉も葉先だけが人の爪のような感じで白くなって
いたことです。
どなたかこのような経験のある方は教えてください。
>栃木の上野長一さんによると、
>ぼくが浸種を水温18〜20度、5日で鳩胸程度で切り上げているというと、
>「それでは短すぎる、わたしは2週間くらいやっている、芽が折れても大丈夫」
>なんて言ってました。
>そんな大胆な提言には、怖くて挑戦する気になりませんでしたが、、、
>
芽が折れても大丈夫なら、私が想像している芽が傷ついたというのは全く問題無
しと考えてもいいのでしょうか。
*
富田さんへ
貴重なご意見ありがとうございます。
苗が8センチでも植えようかと真剣に考えたこともありましたが、植える技術的
な自信が無く諦めた次第です。
実践されていると聞くと植えればよかったと思ってしまいます。
厚蒔きのデメリットをひとつ追加させてください。それは、苗の根をちぎってし
まうと言うことです。
マット苗の場合、厚蒔きで根張りを強くすると根同士が絡み合います。これを上
に引き抜く形でとると比較的根を切ることなく取れますが、田植機のように下方
向に取ると根がちぎれます。ちぎれない場合は一度に10株以上を道ずれに植え
てしまいます。
今年、植え痛みが激しいなと思い調べてみました。
当然、苗の活着が悪くこの前のような強風が吹いた後は欠株の多いこと、、、。
それからすると田植機は「みのる」ですかねぇ。
失敗を一人で考えているといき詰まってしまうし、かと言って身近な地域の人に
話するには一線を引いてしまっている。
こういう場合、面識はないけど同じ仲間という意識だけで自由な意見を素直に聞
ける自分がうれしい。
NAK1888
5/19 広島の西村さんから「露地育苗進行中」
ハウスはないもんで露地で育苗しています。
出作りの吉和に苗を輸送するのは往復が必要になるので今回は現地に置いてみまし
た。
かの地の標準はは4月になったら播種してハウスで育苗、寒い日にはストーブをたい
てGW連休後くらいからの植付けです。
今年は3月下旬でも林底に雪が残るという状況から『春が遅い、夏が短いかも』と判
断して手持ちの種子の中では出穂の早いコシヒカリを4月の下旬に浸水しました。
山下さんの書かれた
>
栃木の上野長一さんによると、
> ぼくが浸種を水温18〜20度、5日で鳩胸程度で切り上げているというと、
>
「それでは短すぎる、わたしは2週間くらいやっている、芽が折れても大丈夫」
> なんて言ってました。
>
そんな大胆な提言には、怖くて挑戦する気になりませんでしたが、、、
>
4月の時点ですが漬物桶の井戸水を朝晩入れ替えますが浸水4日目までは水は褐色を
帯びるが透き通ってます。
その後は腐った臭いと濁りが出てきて今回は4日目だったか根がのぞき始めたので播
種しています。
頻繁に水を替えて水温を低く保てば2週間も浸種できるのかは知りませんが朝晩では
無理です。
5/4 そのまま積み置き4日目の休日に吉和に搬送して、何もしていない田を角ス
コップで草を除ける程度に掘り下げ
防鳥ネットを敷いて箱を並べ上にも防鳥ネットをかけてから乾いた土に染み込む程度
に入水して帰る。
5/15 本気に作っている皆様では我慢できない発芽率ですが半分以上は発芽した
ようで、枯れたかもしれない黄変した芽もあるものの
まずは良し。ここから先は水切れは枯れ死あるのみなので水没せずに水分が保てれる
のはこれくらすかなあという程度に水が入るようにし、
防鳥ネットをはずして帰る。2羽のスズメが気になる。
昨日の雨で万一水の流入が止まっていても今週末には元気な姿で再開できると予測し
ています。
大百姓に余り苗を予約しておいたが苗にはがんばってもらいたいです。
角スコップでさらったから平滑かと思いきや香西さんのおおちゃく苗床よりは平滑な
程度で入水直後に上から踏んづけたが底が硬くてちっとも密着しなかったので乾いて
枯れる心配は多分にあります。GW後に霜が降りたと聞くが15日の時点ではまあまあ
順調ってとこです。
ps:トウ立ちタマネギも食える
抜き捨てたトウ立ちタマネギでも芯を除けば食べれるとわかり食ってます。そうそう
トウ立ちさせる方はいないでしょうから余り役立たない情報ですが私が作る料理では
購入タマネギを使わないのでお得です。かみさんに『カレーを作るんなら炒めかけて
フランパンに入っているタマネギを使っていいぞ。』と電話したら却下されました。
手間ではありますが芯をを除けば、その芯さえも上半分の皮を除けばいっしょなんや
けどなあ。
5/18 福井の中出さんから「育苗の失敗」
今年は苗が育ちません。
全滅です。
私はマット苗です。
播種より30日以上経つのですが、8センチから伸びません。
葉の色はライムグリーンで、根ぐされは起こしていません。
しかし、液肥をやろうが水をやろうが一向に変化がありません。
朝晩水をたっぷりやって、ハウス内の温度を最高35度まで上げることを3日間続
ける荒治療を行っても変化がありませんでしたので諦めました。
当初は温度管理の失敗と思っていましたが、催芽時の伸ばしすぎと播種時で芽を
傷めたことが原因ではないかと今は思っています。
知っている人より苗を分けてもらうことにしました。
これが厚蒔きで根張りがすごい。
スクレーパーが体重をかけないと通らないから、久しぶりにロール巻にして田植
機のエプロンに乗せました。
私の思っている必要数を確保できないので、田植機の掻き取り量を最小、株間を
最大(60株/坪)にして、田んぼの畔回り(額縁)を5条植えの真ん中を抜いて並
木植え(田植機のマーカーを10cm延ばしてある)などを行って反当り13枚弱で植
えることが出来た。私は反当り20枚を見ていた。
厚蒔きに関してJAの指導でも、ものの本でもどれひとつ薦めていない。
苗箱の枚数が25%も減るということは、床土も減る。ハウスも一棟作らなくてい
いかもしれない。苗箱の運搬や、洗うなどの後始末も軽減できる等、正に省エネだ。
育て方の問題ではないだろうか。来年からの取り組み課題が一つ出来ました。
今年取り組んだ露地での育苗は、気温変化の激しい地域と時期では無理と判断し
ました。
自分でやってみないと理解できない私は、損な性分でしょうか、、、。
NAK1888
●やまちゃんから「中出さんへ」
今年は苗が伸びへんという話が多いなあ。
なんで苗の伸びが悪いのか、どうもいまいちイメージがわいてきません。
少し教えて下さい。
種籾は一箱何グラムまきで、播種後30日あまりで何葉になっていますか。
(不完全葉を含めての計算で行きましょう)
播種日はいつだったのですか?
ハウスの施設はあるけど、ビニールは張らずに、露地育苗されたと言うことでしょうか?
5/18 福井の中出さんから「育苗の失敗 返答」
山下さんに返答します。
>今年は苗が伸びへんという話が多いなあ。
>なんで苗の伸びが悪いのか、どうもいまいちイメージがわいてきません。
>少し教えて下さい。
>種籾は一箱何グラムまきで、播種後30日あまりで何葉になっていますか。
>(不完全葉を含めての計算で行きましょう)
>
播種時、計量カップに線が引いてあってそれを基準に多くも少なくもしています
ので、量であって重さではありません。
それに種籾は乾いた状態でないので重さを正確に出せません。
今年は催芽が極端に言うとモヤシ状態にしてしまったので量すら計れませんでした。
箱におちた状態で判断していました。
播種後30日で3葉程度です。当然いつもより遅いです。
>播種日はいつだったのですか?
>ハウスの施設はあるけど、ビニールは張らずに、露地育苗されたと言うことでしょうか?
>
播種日は4月16日です。
ハウス内で芽だしを行い、通常いわれている1.5葉を待たずしてハウスの外で
露地のプール育苗を行ってみました。
当初はハウス内の苗と同じような育ち方をしていたので問題はなかったと思いま
すが、試験的ですのでプールが小さい分直射日光が当たると夏日の日は温泉にな
りました。そこで日中水をかけ流しにすると温度が上がらないという問題が発
生。ハウス内での育苗より手間がかかるようになってしまいました。
昨年のハウス内でのプール育苗では何の問題もなかったのでこの差は大きいです。
ちなみにこの伸びなかった苗を数株田んぼに植えてみました。
どうなりますやら、、、。
NAK1888
●やまちゃんから
聞き出したら、しつこくなってしまうのがぼくの性癖です。
時に相手をとっちめてしまうまで、しつこくやってしまう場合があります。
今回は、ばらまき育苗についてよく解っていませんので、ただ聞いているだけですが、、、
育苗に失敗して、気分的にめげているところにすみません。
(質問1)正確な量やグラム数が知りたいのではなく、どの程度の播種量なのか、
イメージ的に知りたいだけなんですが、、、、、
たとえば40グラム播種ならどんな苗、1合になると、、、それが2合近くになるとどうなるかという
苗のイメージがぼくの中にあるのですが、、、
正確な知識がないので、仮にの数字ですが、1合半まきにした厚播きの苗箱の中では、
空間が少ないため、3葉以上には葉っぱが展開する余裕がない、
だから、4葉目を出して伸びることが出来ず、伸びるとすれば徒長するほかないように思います。
だから、農協などが配っている苗は、最初から徒長させた苗を売っているのではないでしょうか?
(質問2)プールが小さいと、温泉になる?そういうことってある?
苗箱のまわりの露出した水の温度は、たいして変わらんと思うけどなあ。
まあそれはさておき、苗箱のまわりの水温が温泉になったとしても、
苗にとっていちばん問題の、苗の間や苗箱の下の水温はきっと日陰になっていてたいして上がっていないように思うけど、、、
日中の水のかけ流しのほうが、なんかやばそう。
肥料分の流失の心配はないのでしょうか?
葉色がライムグリーンというのは、そんな懸念はないと言うことでしょうか?
栃木の上野長一さんによると、
ぼくが浸種を水温18〜20度、5日で鳩胸程度で切り上げているというと、
「それでは短すぎる、わたしは2週間くらいやっている、芽が折れても大丈夫」
なんて言ってました。
そんな大胆な提言には、怖くて挑戦する気になりませんでしたが、、、
5/18 福井の富田さんから「カドミ種子に関して」
福井県池田町の冨田です。
今日、鯖江市の藤本さんと電話でお話を伺いました。
カドミ種子に関する話題も出ました。
そこで、カドミ種子に関して少し整理してみようと思います。
・カドミ汚染地で水稲用種子の生産が行われている。
・消費者である生産農家(種子購入者)やその種子で生産された農産物を
食べる消費者は、種子がカドミ汚染されていることを知らされていない。
↓
・有機JASでは、有機栽培種子を用いることと規定している事や
床土にも証明が必要である。(生産者感情としては、国内の有機栽培農家を
圧迫しているような印象である。) ならば、一般栽培のお米についても
カドミ値0.4ppm以下という基準がある以上、種子においても有機JAS同様
「汚染地で栽培されていない種子」等のなんらかの基準や表記が必要ではないか?
・カドミ汚染種子が、生産されるお米への影響の無い事や栽培上影響が見られない
ことの検証をした上で、安全であることを表明した方が良いのではないか?
・カドミ汚染種子が安全であるならば、カドミ汚染地での種子生産という生産農家の生活
の活路が見いだされます。大豆等のお米以外のカドミ汚染食料を生産するよりも良いと
思います。
(もし、汚染地ですべての農業生産をしない方が良いと判断されるならば、農業予算
を汚染地の対策予算に優先的に振り替えるべきだと思います。)
・仮に1ppmの汚染種子を10aあたり毎年3kg投入するのと、カドミ値0.7ppmの某有機肥料
を70〜100kg投入するのを比較すると、投入量だけを考えると有機肥料の方が問題あり
と言えます。しかし、可能な限りすべてのカドミを含む有害重金属の投入量を減らす努力が
必要だと思います。
以上、整理してみました。
皆様のご意見を伺いたいと思います。
福井県池田町 冨田善嗣
(追伸)
すずき産地です、蛇足。
弱音を吐いているわけではありません。
という追伸を。
こんなこともあったりしました。
http://blog2.fc2.com/suzuki31/blog-entry-61.html
それと、本題。
うちの田植機(みのる式)に、
ちょっと工夫を加えてみました。
雑草の発生は、田植え後からではなく、代掻き後からスタート
というのは皆さん実感されているとおりです。
で、
田植機の船部でこすった地面は雑草の発生が遅いし少ないですよね。
そこで、船部がこすらない地面も何とかしようと試してみました。
80aほど植えてみましたが、とくに悪影響はなく、
固めの田んぼでも前輪のつけた轍をならしてくれるようだし、
ちょっといいかもしんないと思って紹介するしだい。
□□□□□□□□□□□□□□□□
すずき産地
http://www.suzuki31.com■■■■■■■■■■■■■■■■
5/13 岡山の小山さんから「菜の花米に関して教えてください」
(HP「元気が出る農業への道しるべ」に届いたお便りです)
地域(玉野市山田)と学校で、「環境教育」の一環で、菜の花を取り上げています。
菜の花米を今日の新聞で初めて知りました。何か参考になるようなものがありました
ら御送り御願いします。
また、岡山の赤木さんと交流をもちたいと思いますので、御連絡先も教えてくださ
い。
今学校では、淡水流発電(市街地の用水路の流れを利用しての発電)、風力発電、太
陽光発電のトリプルエネルギーの試作模型を生徒と作っています。また、燃料電池に
関しても研究しています。よろしくお願いします。
〒700−0807
岡山県岡山市南方5−2−45
岡山商科大学附属高等学校
環境システム科
実習教諭 小山実
5/13 岡山の赤木さんから「そら豆」
赤木@菜の花です。
この寒さはいってぇ〜〜なんだ?夜の散歩には冬のジャンバーが手放せない。
そら豆の収穫が近づいてきました。3本に仕立ててとことん脇芽を除き、先端を止めて余分の花芽をちぎって、半分太ってきた時点で落ちこぼれやおくれた莢をちぎり捨てて、なんとまぁ手間の要ることよ。そら豆の盆栽仕立てです。
収穫が近づいてきた株の画像です。この樹で27本ぐらいの莢が収穫できるでしょう。
今日は幼稚園児たちの菜の花遊びの日でした。
雨がないし気温も低いしで堆肥が効いてきません。どの田んぼもチンチクリン。春草までが寸足らずです。画像は春草草原にカラシナをパラッと散らした田んぼです。草の種類はサナエタデ、スズメノテッポウ、タデの一種でミチヤナギ。これらがそれこそびっしりと生えているから、転んでも土が服に付きません。
すき込みもだいぶん遅れそうです。
苗代の稲も芽がのぞいてきません。何か、どこかおかしいぞ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
5/13 福井の富田さんから「カドミ米に関する質問事項」
先日までの好天気がうそのように、寒い日が続いております。
さあ、これから田植え、というのに寒い日続きは痛いです。
さて、
本日、農水省宛にカドミウム米に関する以下の質問を致しました。
質問内容は以下のとおりです。
1)1ppm以上のカドミウム米について
(1)昭和45年以降の生産数量(各年)。
(2)昭和45年以降の実際に処理された数量(各年)。
(3)各年における、実際に処理されたカドミウム米の具体的処理方法とその割合。
(4)可能であれば、その処理に要した費用または予算額。
2)0.4ppm以上1ppm未満のカドミウム米について
(1)食糧庁(15年産以前)及び(社)全国米麦改良協会(16年産)が買い入れた金額
及び数量(昭和45年〜平成16年)。
(2)非食用(合板用のり等)に処理しているとありますが、具体的な販売先(業種等)、
用途及び販売額。
(3)米流通安心確保対策事業の予算額。
(4)「生産者・産地がカドミウム含有米の生産の抑制を自主的に取り組むよう支援する」
とありますが、生産米買い上げ以外の具体的対策について。
(5)買入れ主体が(社)全国米麦改良協会に移行した理由。
(6)仕分けされた16年産カドミウム米は、「米穀出荷業者等の倉庫に保管されて」、
「今後、生産者からの申し込みを受けて(社)全国米麦改良協会等が買上げを行い」
とありますが、生産者から申し込みが無かったカドミウム米(0.4ppm以上1ppm未満)
の数量について。また、16年産以前の同数量について。
(7)平成17年産米について、生産者が自主検査等で0.4ppm以上1ppm未満のカドミウム米を
保有した事が判明した場合、買い入れ申し込みを希望する際の具体的手続きについて。
質問内容は以上です。
回答内容につきましてはまたご報告致したいと思います。
、
「消費者感情を考慮して」買い上げる0.4ppm以上1ppm未満のカドミウム含有米は、平成16年から
食糧庁ではなく、(社)全国米麦改良協会が買い上げているようです。
それから、お米に許容されるカドミウムの国際基準値が当初の0.2ppmから、日本が主張する0.4ppm
(精米)になりそうです。
プレスリリース:
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050502press_3.html
福井県池田町 冨田善嗣
5/12 広島の西村さんから「アブラムシとそら豆」
アブラムシにたかられるくらいに樹が出来んと売れるようなそら豆はなりませんね
え。
二毛作のそら豆は発芽が2月になって遅かったのと草の生長に負けてアブラムシには
な〜んも心配は要りませんでしたが豆が付いてない。
乾燥もあったのか花は咲いたが莢は付かず。わずかに付いた莢の大きさは去年の1/
2〜1/3と来年の種取にしかなりそうにないです。
近所の農家の余り苗を畑に植えたほうは草丈はまあまあで、莢もまあまあですがもう
ちょい大きければというところです。
サツマイモの残渣マルチやらで生き物いっつぱい、テントウムシだっているのに米ぬ
かが良く効いたのか風通しの悪い樹は黒いアブラムシにたかられて莢が萎縮していま
す。春先の肥効を狙って11月にばさばさ振っておいたのが効きすぎたのかもね。
ファイバースノウ(小麦)の畝は見事な成長ですがアオバコムギその他は肥料不足で
糠を入れすぎた裸麦は4月からぶっ倒れポールで支えて何とか登熟まで持ちこたえて
欲しいところです。
そろそろ手植え予定の稲を蒔いて6月には田植えを済ませれるようにしないと去年み
たいなしょぼい出来ではまずいです。
そら豆を切り捨てれば当地の標準に2週間遅れくらいで行けるでしょうから。
5/10 おけいさんから「田んぼの開放」
おけいです。
今年も 恒例になってしまった菜の花ツァーに行ってまいりました。
残念ながら今年は菜の花の開花が遅く、去年のような
菜の花迷路とむせ返るような香りにはお目にかかれませんでしたが、
レンゲ畑が私たち星くずを出迎えてくれました。
さわやかな風に吹かれ、空にはこいのぼりが泳ぐ、、、
それはそれはのどかな田園風景です。
都会で汚れた空気にまみれている私たちにとって
身体中の細胞が生き返る瞬間でもありました。
私が住んでるところは、まだ田園風景は残されてはいますが、
昔のようにレンゲ畑で首飾りを編んでいる子供たちに
出会うことはありません。
たいていが、立ち入ると叱られてしまうのです。
そんな中で、我々や近隣の保育園児に田んぼを開放
してくださり、交流の場を設けてくださる赤木さんは
貴重な存在です。
もとはといえば、私たちのアイドルの孫娘Aちゃん(3歳)を
菜の花迷路や広大なレンゲの海で泳がせてやりたいという
夢からの出発でした。
案の定、去年は雨の中、ブルーのレインコートを着てAちゃんは
おおはしゃぎ、「帰りたくない」と農道に大の字になったのでした。
今年はオムツも取れ、少しおしゃまになった彼女は
まさしくレンゲの海で泳ぐ人魚のよう。とても似合ってました。
そして、Aちゃん以上にはしゃぎまくった私たち・・・
農繁期にもかかわらず一緒にBBQして
「菜の花に捧げる歌」をハーモニカで伴奏してくださった
赤木さんご夫妻、どうもありがとうございました。
吉住さんの〔「生産者」と「消費者」を分けて考えるのを止めましょうよ。〕という
発言を受けて、先日の様子をお知らせしたくなった次第です。
●やまちゃんから・苗代その後
清水さんの苗の写真を見て、
赤木さんは「苗を伸ばすには、水と肥料の二輪だてで」といわれた。
一方、吉住さんは
「早よぅ田植せんば! 葉先が枯れるよぉー!
過密だと思います。これ以上の箱の中での生育は無理かと‥」とのたまわれた。
この落差は、面白いなと思いながら読みました。
節間を伸ばして背の高い苗を作ろうと思えば水と肥料が大事だよと言うのが、赤木さんの指摘。
それに対して、イネは次の葉っぱを新しく出すことによって、草丈はぐんと伸びる、
だけど、清水さんの苗箱の中の密植状態では、もうこれ以上新しい葉っぱを展開する余裕はなさそう、
だから「早よぅ田植せんば! 葉先が枯れるよぉー!」と言われたのでしょう。
この「HPの宅配便」は、通常のメーリングリスト違い、
世話人を経由した、いわば「手作りML」なるゆえに、迅速でなく、
時々時間差が生じて、ちぐはぐになることがあります。
でも、それが面白いかもと思ったりすることがあります。
また、一人の偉い先生がいるのじゃなく、みんなでよってたかってああだこうだという、
それを、自己責任で受け止める、、、、
当初、一〜二年くらいをめどにと思っていたのが、よくここまで来たもんだと思っています。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
さてと言うことで、代かきした苗床が大きな地割れ起こしてお騒がせしたので、
その結果報告です。
(添付ファイル1)のように、防草シートをめくってトンボで均して、地割れはほとんど気にならなく、
ズックでコシヒカリの苗並べをすることが出来ました。トンボのギザギザの面が初心者にも均しやすく重宝でした。
ここ三〜四年不織布+シルバーシートの被覆で、雨水がたまったところなどで酸欠による発芽不良をおこしていたので、
今年は防虫ネットの上にシルバーを被覆する予定でした。
ところが、防虫ネットはいざ張ってみると、ピンと張れず波打った状態になり、補正がききません。
翌日(5月2日)が雨が降る予報だったので、これではいよいよ水がたまってしまうと、
シルバーをやめて、防虫ネットだけで通しました。
結果的にこれがよくて、近年でいちばん、ほれぼれするくらい発芽が揃いました。
(添付ファイル2)は、2回目の苗並べ(ヒノヒカリ)をしたところです。
お天気が続きそうなので、防虫ネットを張った上に、パスライトのお古を被覆しています。
少しは保湿の役目をしてくれないかと思ってのことです。
パスライト(不織布)だけでも酸欠する心配があると聞いています。
防虫ネットは、苗箱の上に空隙が出来るので、その心配がありません。
スズメ対策、雷雨による床土のたたき出し対策でもあります。
(添付ファイル3)は、防草シートをカボチャの両サイドのしき草がわりに使っているところです。
ツルに絡ませるために縄を張りかけているところです。
そうそう、防虫ネットも150センチ幅100メートルで、11000円くらいもします。
秋野菜の種まき後の、虫除けベタがけに使えそうだと思い、買う決心をしました。
5/7 福井の齋藤さんから「苗伸び悩みの件」
私も短くてやきもきです。コシヒカリ、ハナエチゼンとも、7〜8cmで止まっているようです
が、たっぷり水を張りました。液肥もかけました。ガンバッテ伸びてくれと思ってい
ます。。当地区約300件の中で、みのる式田植えされている方は3〜四軒、失敗すると
後がありません。;;ところで古代米は元気に伸びています。今の世の中を象徴して
いるようです。
5/7 岡山の赤木さんから「水入れよう」
広島の清水さんへ。
私はポットで方式が違うから一概には言えませんが、思いつくところを書いてみます。
苗を伸ばすには1に水、2に窒素です。
いくら窒素が効いても、水が十分になければ苗は伸びません。
反対に水を入れても肥え切れではこれまた伸びませんが、苗が伸びないのは水不足の方が主要因と思っています。
私は育苗前半はたっぷり水をやって伸ばしてやり、後半は節水気味にして苗を太らせて硬くしてやります。苗床も固まって搬出が楽です。
3cmの頃露払いをされているようですが、なぜされたのでしょうか。この時点では窒素が有り余っているか否かの判定も出来ないはずです。10cmぐらい伸びた頃、色が濃すぎるのならほうきで露を払えば効果はあるでしょう。
それとローラーでの2回の鎮圧。徒長苗になりそうにもないのにこれをやるとますます伸びなくなってしまいます。ローラー掛けは徒長防止の技術ですから。
要は伸びないような対策が採られているようです。今からでもいいから、液肥をやって水も十分に掛けてみてください。それ以外には手の施しようが無いです。
以上思いつくままでした。
待望の雨です。こう乾燥しては菜の花も伸びません。有機肥料が効かないでしょうから。畑もからからで、どうにもこうにもお手上げ状態。
7日に籾種播種、8日に家族総出で苗代に並べます。
人間ばかりが飲まないで、苗代の神様にも芋焼酎をあげてから始めてみようかな。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
四方さん、有り難うございます。
誰かが聞いてくれていると分かると、嬉しいものですね。
都村さんという方の基本的な間違いは、資源は無限にあり環境はタダだ、という前提に立ちながらビジネスを論じているところです。今一流のビジネスマンは、そんなバカではありません。
たぶんお金の事に忙しすぎて、見るヒマがないのでしょう。
百姓を自任する人は、気にする事はないかと思えます。
農産物の高い、安いは、価格だけでない見方をしましょう。
500円安い牛肉(特に米国産など)を買って食べて、1000円の医療費がかかったら、どちらが高いのか?
日本の消費者は本当に高い農産物を買わされているのか?
では、あなたの作る農産物は、やっぱり本当に「高い」のですか?
それ以前に「生産者」と「消費者」を分けて考えるのを止めましょうよ。
「生活者」などはいかがですか?
農業の累積赤字は知りません。
でも、農業の累積してきた社会的な黒字が決して数字として評価されないだろう事は分かります。
言っても分からんのであれば、「税金という形を通してでも」
奪い取りましょう。いえ、少し、戻してもらいましょう。
「広島の清水さん」の苗の写真を見て、
早よぅ田植せんば! 葉先が枯れるよぉー!
過密だと思います。これ以上の箱の中での生育は無理かと‥
>それと管理機の事なのですが、正転ロータリーで、爪を反転させて付け前進で溝上げは出来るのでしょうか、それと片方だけに溝上げ出来るんでしょうか、爪とか変えないと出来ないのでしょうか?うまく使えず困っています
⇒溝上げ機の購入をお奨めします。
爪だけ反転させたら大変です。
2輪だと全部の爪を片方に向けてセットすればある程度土は寄りますが、軸が無理します。
もともと軸と爪は決められた方向にセットするように出来ていると思いますが‥。
余計なお世話でした。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
5/6 京都・綾部の四方さんから「
畦草刈り、荒代かき、畦寄せ、畦付けの毎日、京都・綾部の四方英喜ですです
で、私も見ました。
この話の展開は、日本のお金の事だけを考える経済論で、”社会的な意義”は何処にあるのかなぁとも思ってしまいます。しかしながら、これって一般論かな?
私は心豊な生活が出来る様にと、お百姓さんを続ける6年目。
私が無知なのか、それとも世間様が考え過ぎなのか、う〜ん。これは、時間を使いこなす超一流のビジネスマン氏が書いた文面と感じました。
これで、農薬まみれでない、安心・安全・安価な食料が手に入るのか?
ビジネス以外の、国土を守るとか、災害に遭わない様に保全管理をするとの考えは何処にあるのか?
経済原理・ビジネスからの考え方のみで話を進められるほど、農業は浅いものなのか?
私の解釈では、ビジネスマンとは時間をコントロールできる営業マンであり、実業に携わる人。実業家。商売人。会社員。特に、事務系の仕事をする社員。
私は農業従事者という以前に、お百姓さんを目指しています。百の顔(技術)を持つ人です。そこには、農業はビジネスとして存在だけでは決して無い!と考えている自分があります。この文章の中の、農業が政府に保護されているために、みんな高い農産物を食べさされている訳と云うのを、これから私は充分に考えてみます。生産者である以前に、私も消費者なのですから。
それから国民一人当たり600万円以上の借金がある、赤字まみれの日本国ですが、農業に関しての累積赤字は幾らなのか、ご存知の方いらっしゃいますか?
技術論でなくて失礼致しました。
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お百姓さん 四方 英喜(しかた ひでき)
もしもし、ピー 0773−49−9026
メールアドレスが変わりました。ただのじじいから里山のじじいへ
satoyamazizii(アットマ)yahoo.co.jp
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5/6 広島の清水さんから・苗の写真他
広島の清水です
苗ですが、ハウスでの平置き育苗です。芽が出て3センチ位でホウキで露払いをして、ローラー掛けを20日位と、27日に掛けました。奥の方の一部分が葉先が茶色になっています。今日隣の叔父さんも苗が伸びんのじゃが、アンタンとこは、どがな〜と見に来ました。やはり伸びが悪いようです。
それと管理機の事なのですが、正転ロータリーで、爪を反転させて付け前進で溝上げは出来るのでしょうか、それと片方だけに溝上げ出来るんでしょうか、爪とか変えないと出来ないのでしょうか?うまく使えず困っています
●やまちゃんから
管理機の件について。
ロータリーの爪を正転の状態にセットして、爪を逆転させながら前進させることは出来るでしょうが、
おそらく、土の跳ね上げはうまくいかないように思います。
爪の形から想像して、そんなふうに働かないように思います。
振動もスゴいんじゃないかな。
やったことないから、わからんけど。
なんでそう言うことをしたいのかが、もっとわかりません。
片方だけに土寄せしたいというのは僕も思ったことがあるけど、
片方の爪をはずして、作業すれば、、、、バランスが悪いだろうな、
一輪管理機を想定しながら書いていましたが、二輪ならどうなるか、、、
清水さんの質問は、もうちょっとくどいくらいに、詳しく書いた方が、
読む人が状況が解って答えやすいんじゃないかな。
苗の件については、僕にはさっぱり見当がつきません。
5/6 埼玉の後藤さんから「レンゲとミツバチとアルファルファタコゾウムシ」
後藤@羽生です。
うちは6月上田植えのためやっと種まき(6種類)です。
田んぼではレンゲが咲いていて、蜂の箱を置いて蜜を集めています。
(クリムゾンクローバーというのも試してみたのですが湿気は
苦手みたいで田んぼではほとんど生えませんでした。)
(うちのあたりにはまだ出現していないのですが)レンゲの蜜の
大敵のアルファルファタコゾウムシという奴が西の方では
大発生しレンゲの蜂蜜がとりにくくなっている、と養蜂家
の方から聞いています。皆様の地域はどうでしょうか?
http://www.gifu-u.ac.jp/~entomol/h_postica.htm
5/6 福岡の吉住さんから「レンゲ、羨々」
ご無沙汰しております。こちらではこれから苗代です。
今年はレンゲが全滅でした。種を蒔いた田んぼ、去年の種が落ちてる筈の田んぼ、全
くダメでした。
水分だとは思いますが、あ〜、羨ましい!
口惜しいので、昔の写真を付けます。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
二丈赤米産直センター・吉住公洋
TEL:092-326-5075
FAX:326-5437
HP:
www.d1.dion.ne.jp/~akamai/
Mail:
akamai(アットマ)d1.dion.ne.jp
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
(追伸)
半月ほど前の「ビジネス、農業、‥云々」という話しで、香川の都村さんという方の
ページを覗いてみました。
いやー、元気!ですねぇ。 いや、忙しいのか。
ビジネス=business=busy(忙しい)の名詞ですから。
まったく、日本でビジネスとしての農業が成り立つわけはありません。
そんなこたぁ、分かってないのはビジネスマンだけでしょう。
百姓は「体感」していると思います。
成り立っているように見えるのは、仰せの通り税金で賄っているか、隙間狙いのセコ
い商売だけかもしれません。
少し疑問があります。
ここに書いても仕方ないのですが、こんな意見でヘコんでもらっても嫌なので、‥。
・食糧安保については、非常時における資産凍結などの観点が抜けています。
飢死しそうな時に、自分の家族親戚と隣家のどちらを優先するのか、という事で
す。
・量的な安保だけでなく、質的な安全のレベルに言及していません。
・欧米はなぜ自国よりコストの安い東南アジアから食糧を輸入しないのか、説明なし
に肯定しています。
矛盾です。
だんだんアホらしくなりました。時代錯誤です。
ビジネスマンとして成功するとはとても思えません。
この都村さんの仰るように「自己責任」です。ビジネスだけでなく生活も。
ならば自分の生命環境を維持するという「自己責任」を果たしてもらう為に、税金と
いう形でも通して百姓を「保護」して頂きましょう。
百姓の人の良さにどこまで甘えれば気が済むのでしょうか‥。
あぁ〜あ‥。
5/6 広島の清水さんから「苗が伸びず、こまっています」
広島の清水です、
どうした事か、苗が伸びません、種まきを4月4日にして、4日後ぐらいに芽が出て1週間目で保温シートを取り順調に伸びていたのですが10日ぐらい前に
水やりタイマーが止まり水が1日半位やれずにいました。その時ぐらいから葉の先端が枯れたようになり、葉色も薄くなってきました、でも背丈は、小さいので8センチ長いところで11〜13センチ位ですこれでは、10日位から田植を予定していたのですが、植えても消えてなくなりそうです。後10日位で何とか伸びてくれればいいのですが、、、こんなに伸びない事は、初めてです、皆さんは、どうですか?
●やまちゃんから
苗が順調に育ってくれない時の不安は、言うに言われません。
清水さんは、どういう育苗方式をされているんだろう。
今葉っぱは何枚くらいなんだろう。
デジカメで苗の写真を撮って送ってこられていかがでしょうか。
5/5 千葉の川上さんから「探しています!」
こんばんは、田植えも終わりやっと一段落です。
実は今たいへん困っています。
写真の道具なんですが(うちのほうではカルチと言ってるのですが)たいへんな年代
物で金属疲労で補修ができなくなってしまい、新しいものをと探しているのですがぜ
んぜんありません。
もし、購入できるところ制作しているところなど知っておられる方おられましたら教
えていただきたいのですが。
うちではたいへん重宝している道具ですが年月にはかなわないようです。
おねがいいたします。
5/4 福井の中出さんから「レンゲとミツバチ」
赤木さんのレンゲ写真に触発されて、、、。
一昨年失敗した同じ田んぼに撒いたレンゲは、今年見事に咲いてくれました。
この田んぼに今年は稲を作りませんから景観作物になりましたけど、今は人よりミツバチが大勢でお越しになります。
レンゲの傍に立った途端ブーンという音がそこかしこ、ここはミツバチのテリトリーになってしまいました。
蜂は刺すものという意識が人にはありますが、ミツバチは私を警戒している様子はありません。
そういう意味では、ミツバチの方が人よりおおらかに思えます。
連休の間に鋤き込もうと思っていたけど、花が終わるまで待つことにします。
NAK1888
5/3 岡山の林さんから「やっぱりテントウムシはいろんな虫を食べるのですね」
皆さんこんばんは、
今日、ニンジンの間引きをやっていたら糞の中に指を突っ込んでしまった。まだ柔ら
かかった。さては昨夜ニンジン畑からの帰り出会ってしまったタヌキかな?お互いに
予想していなかったので暗闇の中で対峙してしまった。私も相手が何者か確認するの
に時間がかかった。長いにらみ合いのように思えたけど、10秒ぐらいだったのかも
知れない。通常タヌキは糞を自分で決めた一箇所にするようだが、畑の中にすること
もあるのかな?
中嶋さんのメールを読んで、テントウムシはかなり何でも食べる事が分かった。私の
ところのテントウムシはナナホシテントウだ。まずは一安心だ。中嶋さんの就農が順
調にゆく事を願っています。
ニンジンの間引きをやっていると抜いたニンジンの葉に、背中が丸く穴の開いたテン
トウムシの幼虫と、その近くに動き回るテントウムシの幼虫が付いていた。穴の開け
られたテントウムシは共食いで食われてしまったのだろう。西村さんのテントウムシ
は大丈夫かな?アブラムシは植物の汁を吸って必要なアミノ酸を取り込んで余分な糖
分をお尻から出します。だから窒素分の多いスズメノエンドウやカラスノエンドウの
ような豆科の雑草に良く付きますよね。このアブラムシを狙ってテントウムシがやっ
て来ると思いますね。しかし、スズメノテッポウのような稲科の雑草があれば早く刈
り取った方が良いと思います。最初はよいけれどそのうち40センチぐらいに背が伸
びると手強いです。それに、稲科の雑草はカメムシの出撃拠点になってしまって斑点
米の原因になってしまいますよね。
(私も早くデジタルカメラを持ちたい。)
林 正弘
岡山市(御津町はなくなりました)
5/3 宮崎の中嶋さんから「天道虫のお食事事情」
宮崎県で新規就農を目指しています。中嶋です。
女性一人で何とか食べていくには何を作るべきかと試行錯誤中です。
出来るだけ農薬の使用は避けたいですし。
天道虫の餌ですが、種類にもよりますが一般的に天道虫と認識される「ナナホシテント
ウ」と「ナミテントウ」は主に小さな昆虫を摂食します。
彼らは根っからの肉食性です。コナガの幼虫を食べているところも確認されています。
ニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウはナス科の植物を加害します。
キイロテントウはうどん粉病の菌を食べます。ベダリアテントウはカイガラムシを食べて
くれます。カメノコテントウの餌はクルミハムシの幼虫らしいです。
「
http://www6.ocn.ne.jp/~mokkou/jumptable/tentou.html」ここにたくさんのテントウ
ムシが載っていました。
ところで、テントウムシ用の人工飼料が売っていますが、これは原材料に卵黄が使われて
いたと思います。
(ナナホシ&ナミは)自分より小さくて柔らかい生き物ならえり好みせずに食べるのでは
ないでしょうか。
昆虫類で雑食というのは少ないと思います。コオロギやバッタには見られますが。
寧ろ特定の餌しか食べない種類が多いです(寄生蜂など)。
農薬を減らすため、昆虫類とも上手にお付き合いしていきたいです。
●やまちゃんから
当地ではサルというが、ニジュウヤホシテントウが去年は大発生して、ナスが全くものになりませんでした。
それが、今年はすでにあちこちで見かけます。シソにやレモンにたかっていたり、、、、
異常発生のきざしかと、うんざりしています。
こやつを喜んで喰う天敵というのは居らんのか?
だれかが、あんなげてもの喰うようなやつは居らんやろ、とか言ってたが、
年寄りも、こんなに居るようになったのは知らんとか言ってます。
5/2 広島の西村さんから「てんとう虫」
昨年はソラマメを移植栽培して早春からアブラムシにたかられましたが、
潤沢なな種豆を2粒づつ直播した今年は発芽遅れで2月になって出芽し赤木さんのとは
ずっと遅れて生育中です。
豆より先にスズナやスズメノテッポウが育ち、豆の周りだけ草取りしています。
雑草があるからなのか早春からテントウムシが目に付きアブラムシの心配は不要で
す。
赤木さんの倍以上の株間隔がとってあり、ゴッツウ大きく育っても日当たり良好の予
定でしたが草姿が貧相なのですかすかです。
昨日の雨で持ち直してほしいものですが花の付が悪く植栽本数は去年よりも多いが樹
勢の弱さと相まって収量は上がらないかもです。
ソラマメの盆栽栽培技術をエンドウ豆に転用して親茎からの脇芽を2本くらい立ち上
げ、以降は主茎の脇芽ともども取り除いて風通し・日当たりの良い状態にしていま
す。
青虫が蔓延して栽培を打ち切るまでの期間が延長できるかと思ってやってみました。
タマネギの球根植付けの経過
芽の出たタマネギを苗がわりに植え付けてみましたが5本くらいに分球したうえでほ
とんどトウ立ちになっています。
2・3月に植え付けた球はこれから成長するところで種からの苗よりも成長は劣って
います。
トウ立ち区画は倒して別の苗を移植することにします。
種籾が発芽し始め機械播種できるうちにと蒔いて箱積みにしたまま2日が過ぎます。
明日には田んぼに運びたいなあ。
PS:稲の裏作にソラマメとジャガイモを植えてジャガイモにいたテントウムシ系の
幼虫をつぶして歩いていて同じ虫がソラマメにもいるのに気がついて中断した。
にっくきニジュウヤホシテントウムシ(テントウムシダマシ)の幼虫だったのかイン
ターネットで確認してからと思ったからだがやはりニックキ奴は色白なのだった。味
方の幼虫を殺してしまった。
5/1 岡山の赤木さんから「ちょっぴりレンゲだよ」
赤木@菜の花です。
やっと咲きそろってきたレンゲ畑の写真です。
レンゲの海で泳ぐ、、、とまでの表現はできませんが、それなりに赤紫に染まってきました。普及センターの柴田の大将んちのはてんこ盛りだぁ。。
そら豆の3本仕立ての先端止めの姿です。
種子から生えた主茎は冬にちょん切って、側枝を3本だけ伸ばし脇芽はとことん摘み取ります。花は下から6〜7段残し、さら3〜4段上で芯を止めます。7段より上の花芽は摘み取り、葉だけ残します。
そら豆の盆栽みたいなもんです。周囲のに比べて背が低い分倒れにくいし、1枚の葉の大きさが2倍あります。
先端部分にアブラムシが来たので、そろそろ「粘着くん」を見舞ってやります。
1株から最低30本の莢が収穫できる皮算用にはなるんだけど。。。
惜しむらくは、もう少しすると樹勢が急に衰えて落葉し、ぱたぱたと枯れることがよくあります。秋からの努力が全て水の泡です。原因不明。でも毎年懲りもせずに作っています。
この豆、スーパーで買うとめちゃ高い。町の人にあげると食べ方がわからないと言われます。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
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