7/31 神奈川の笹村さんから・「Re有機農業の分析的調査」
☆あしがら農の会の笹村です。冨田さん、市川さんご意
見ありがとうございます。
冨田さんへ
しかし、100キロで多すぎるという、感覚の百姓が居
るとい言うのは、少し驚きです。新鮮です。
その方は肥料はやらないのでしょうか。緑肥の漉き込み
だとしても、その量はそんな単位でなく、トンのレベル
でしょう。肥料のボカシ・牛糞・鶏糞ですか。100キ
ロ程度は使うでしょう。
抑草の米ぬかも肥料の一部と考えると分かり易いのでは
ないですか。
確かに自然農を提唱される福岡さん・川口さんは、持ち
こまない、持ち出さないを、言われています。しかし、
この考えを一般の百姓の生産の有り方にまで、言及して
考えるのは無理があるでしょう。私も実験としては直播
も今年もやってはいますが。草がすごくて、どうにも広
げられません。不耕起は4箇所ありますが、田植えの人
手があればのことです。反20人1日かかります。これ
は確かに草はかなり出ません。
市川さんへ
前回の文章では、「燃やすのも、土に返すのも一緒。」
と読めたのですが。
今回の文章では、CO2の発生は「焼畑」→「生漉き込
み」→「堆肥化」での差は、時間を無視すればない。しか
し、温暖化が問題になる中、100年という単位なら差
はある。こう読んで良いのでしょうか。理解力不足で、
暑さでぼーとした頭では、もう一つ解りません。
今日、田の草取りをしました。今年はこれで草との戦い
は終わりです。暑かったです。ぐったりしながら書いて
おります。私の場合、米ぬか抑草でやっています。今年
は拾い草までやらざる得ませんでした。1反1日ぐらい
でした。去年と同じ位かな。おととしは転がしだけ。転
がしも入らないでいい年もありました。
なかなか難しい。やればやるほど、理屈は見えなくなり
ますが、草を押さえるコツは少しづつ身につくものです
ね。平らにしろ平らに代。これは身にしみてきました。
水は動いていた方が良い。水管理は朝晩行きたくなりま
す。深水で稗は出ないけど、コナギは水が止まった所に
固まるような。
今年初めて、冬季湛水を実験的に始めました。これには
驚きました。全く草が出ていません。ナンですか。理屈
がわかりません。流れ込んだ、稗が反10本ぐらいはあ
る。周辺から広がろうとする。セリのようなものは3箇
所ぐらいありますが。草取りがいるというような様子で
はありません。
田植えは普通の田植え機で行いましたが、問題ありませ
んでした。収量は今の所、並のようです。ブンケツが取
れないでと考えて多めに6本平均ぐらい植えたのが、過
繁茂になってまずかったかな。
ボカシの追肥を100キロ入れました。赤木さんの記事
を読んでて、動かされて、ついやってしまった。
こんな楽なはずはない。何か変な事が起きると思いなが
ら、やっています。3年ぐらいやってみないと。
疲れでだらだら書いてしまいましたが。お日様のせいで
すので、お許し下さい。
7/31 岡山の林さんから「私もコナギが増えてきました」
皆さんこんばんは、
今日イノシシ対策の電気柵を張りました。今年からは遂にと言うか、やはりと言うべ
きか出穂までまだ期間がかなりあるのにもうイノシシが出てきました。田圃に入り稲
を踏み荒らしています。イネには穂がないのに、つまり餌がないのに荒らしまわって
います。近所の人は田植えの前に育てていた苗を踏み荒らされてしまってひどい目に
会っています。百姓は条件の良い田圃からは都市化で追い出され、山からは獣害で生
存域を狭められています。挟み撃ちに遭っているようなものですね。
環境共生の農業の議論が進んでいます。有機農業の科学的裏づけは研究者が手をつけ
ない分野でしょうか?抑草技術にしても、技術と言える段階に達していないと思いま
す。ある技術をその通り試みても誰でも成功すると言う訳ではないからです。各自の
技能と言える段階にあるのではないですか。有機酸による抑草と言って分かったつも
りでいるけれど、その有機酸は何という酸なのか?どのようなメカニズムで発生し、
機能するのか?体系的な解明が必要です。環境との共生と言う視点も重要ですね。こ
のような解明は百姓がやることは出来ません。研究者による解明が待たれます。畑で
の有機農業の科学的な解明は西欧を中心に進んでいます。水田の場合は日本の研究者
がやるべきではないでしょうか。
私は、機械を利用できなければ、そして機械を動かす燃料が使えなければ生産量がひ
どく落ち込みます。これに付いては市川さんご理解有難うございます。野菜や米をい
くら売ったところで収入は微々たるものです。今でも現実は食べていけないのに、こ
れ以上生産量が落ちればもうやっていけないのは明らかです。
絶対的に環境負荷を与えない農業は理想に見えます。しかし、これは農業を体験した
人の議論ではないでしょう。クーラーを効かせながら涼しい所で、自分は意識せずに
環境負荷を与えながら、百姓が使用するトラクターの化石燃料だけに目を向けた理想
を語ることは出来ないでしょう。二酸化炭素排出量の面からはトラクターが出す割合
は数量的には微々たるものです。二酸化炭素をもっとも大量に排出している産業界、
消費社会を免罪する議論です。
イノシシに踏み荒らされた田圃は一面のコナギ田になってしまいました。堺屋太一の
油断ではありませんがちょっと油断したようです。ヒエは全くといっていいほどに生
えていません。しかし、コナギにしても深水では成長が遅い。コナギは葉の一部でも
水面に出ると急速に成長を加速し、ホテイアオイのような形に姿を変えます。コナギ
といえども有酸素呼吸をする高等植物です。酸素がないとさまざまな物質を合成する
エネルギーを大量に生み出せないからでしょう。
赤木さんの菜の花抑草はコナギに効果ありですか?
林 正弘
岡山市
7/31 福井の富田さんから「Re有機農業の分析的調査」
福井県池田町の冨田でございます。
神奈川県の笹村さまのご意見、全くその通りだと思います。
農学者の分析が必要という点でございます。
反当100`の米ぬか(333g/u)がどのような影響をもたらしている
のかを分析的にきちんと調べる必要があると思います。
私も2年間田植え直後の米ぬか大量散布を行いましたが、
農家の直感では複雑な思いです。おっしゃいますように、
有機農業を目指す若者の疑念でございます。
たんぼや里山という人為的環境においては、意図とは必ずしも関係なく
我々の行為によって生き物を選択的に選んでいる要素があります。
例えば、米ぬかを一度に蒔くときにはどのような生物にどのような影響を
与えているのか?、また収穫量の二倍の量(反当100`)を一度に投入
する時にどのようなメカニズムで何が起きるのか?
農家の立場として、きちんと把握した上でそれが環境破壊なのか、
そうでないのか、と言いたいと思います。そのためにも是非学者の研究が必要です。
不安であるのは、現在、有機農業は全面的に優れた農業で、環境にも
負担が少ないし、農産物も素晴らしいという暗黙の了解がありますが、
それが幻想に終わらないためにも、きちんと調べて欲しいのです。
できれば、環境の許容能力範囲の中で農業をやってゆきたいと願っているからです。
不確定要因や変動要因の多いたんぼという対象での研究は大変難しいと思いますが、
是非若き農学部の学生や研究生の方に期待したいと思います。
有機農業の思想性はとても大切だと思いますが、冷静な分析的思考とは独立して
考えなければ、と思っております。(もしかすると究極のところ、思想性と分析的思考
は一致するのかも知れません。)
7/31 市川さんから・Re有機農業の分析的調査」
市川@水族館です。
> > 植物の体や果実は、元々CO2と水と光とで造られ
>
たものですから、冷凍保存でもしないかぎり、田んぼに
> すきこもうが燃やそうが動物の体に蓄えられようが、い
>
ずれは元のCO2に戻ります。差し引きゼロで大気中の
> CO2濃度が増えることはありません。
>
あしがら農の会の笹村です。
> 少し質問させてください。
> 石炭や石油は植物が固定されて、大気中に出てこない形
>
でしょう。
> 同様に地中に返されて行く形と、腐敗してメタンガス化
>
するとかして、直接気体として戻る場合とがあるのでは
> ないでしょうか。燃やすは正にその最たるものです。焼
>
畑、生漉き込み、堆肥化。
> 結局は大気中に戻るにしても、その速度が今問題なので
> しょう。
>
>
時間をかけ、微生物の餌になりながら、植物が土に戻る。
> そうしてCO2が地中に固定化されて行く。こんな形は
>
有るはずです。私のイメージでは、有機農業が自然循環
>
の輪に加わるというのは、そんなイメージでしたが。
温暖化を問題にするとき、そこで考えている時間は10年〜せいぜい50年、1
00年のことです。1万年前に最終氷期が終わった後、7,8千年前は非常に暖
かい時期で、海水面は今より数メートル上でした。現在平野である部分はかなり
の部分が海面下でした。つまり、数千年かけて気候が変化する場合は、動植物は
その変化に適応することができるが、現在のような急速な変化にはついていけま
せん。この急速な変化をどう抑えるのかが問題になっているのです。
植物が土に戻ると言うとき、それは命のない有機物や無機物に戻ることを意味し
ますが、それらは栄養塩として翌年以降に生えてくる植物に使われてしまいます
から、土の中に留まるわけではありません。例外は冷涼地の沼に堆積する植物の
遺骸で、それらは腐らずにそのまま堆積し、泥炭になります(現在、ツンドラ地
帯では泥炭になる前の堆積物が温暖化のために融解し、大量のメタンガスを大気
中にはき出しています)が、温帯ではそのようなことは普通はおきません。土に
なった植物は、すぐに自然循環の中に戻ります。
>
こうしたイメージを、科学的な分析的調査で、明確に数
> 値化し、安心させてほしいという希望です。
>
農業は最初の自然破壊だ。有機農業だって自然破壊だ。
> とか決めつけて、比較調査がない。
>
そこで、繰り返し不安にさせるような、意見が出てく
>
る。
荒野や森を切り開いて田畑を造ったのですから、農業は自然破壊といえます。し
かし、それを声高く言う人は、地球上から人類が絶滅した方がよいと考えている
のでしょう。循環型社会の構築が叫ばれているのは、あくまで人類が絶滅しなく
てすむためにです。
>
農学が産学共同ということで、農薬会社や、科学肥料会
> 社に協力しているという形は、実に多いいと思います。
>
最近では遺伝子組換えですか。農学者で学士院賞を取る
> ような人は、そんな人も多いい。
>
本来学問は何の為に行うのか。生活の為だけではないは
> ずです。ガリレオではないですが。少しは、骨の有る学
>
者が出てこなければ、駄目でしょう。企業のお先棒担ぎ
> や、自分の生活や名誉の為だけに、学問している様では
>
情けない。
農業の効率化と生産性の増大が、長い間農学の主要な課題でした。環境との共
生を考える研究者はいましたが、冷や飯を食べ続けざるを得ない状況でした。し
かし、最近になって風向きが変わりつつあります。桐谷先生の『ただの虫を無視
しない農業』など、お読みになるとその変化がおわかりになると思います。
7/30 神奈川の笹村さんから「Re有機農業の分析的調査」
>
植物の体や果実は、元々CO2と水と光とで造られ
たものですから、冷凍保存でもしないかぎり、田んぼに
すきこもうが燃やそうが動物の体に蓄えられようが、い
ずれは元のCO2に戻ります。差し引きゼロで大気中の
CO2濃度が増えることはありません。
あしがら農の会の笹村です。
少し質問させてください。
石炭や石油は植物が固定されて、大気中に出てこない形
でしょう。
同様に地中に返されて行く形と、腐敗してメタンガス化
するとかして、直接気体として戻る場合とがあるのでは
ないでしょうか。燃やすは正にその最たるものです。焼
畑、生漉き込み、堆肥化。
結局は大気中に戻るにしても、その速度が今問題なので
しょう。
時間をかけ、微生物の餌になりながら、植物が土に戻
る。
そうしてCO2が地中に固定化されて行く。こんな形は
有るはずです。私のイメージでは、有機農業が自然循環
の輪に加わるというのは、そんなイメージでしたが。
こうしたイメージを、科学的な分析的調査で、明確に数
値化し、安心させてほしいという希望です。
農業は最初の自然破壊だ。有機農業だって自然破壊だ。
とか決めつけて、比較調査がない。
そこで、繰り返し不安にさせるような、意見が出てく
る。
裏には、有機農業などときれいごとを並べて、足をす
くってやれ、こんな人が待ち構えています。
農学が産学共同ということで、農薬会社や、科学肥料会
社に協力しているという形は、実に多いいと思います。
最近では遺伝子組換えですか。農学者で学士院賞を取る
ような人は、そんな人も多いい。
本来学問は何の為に行うのか。生活の為だけではないは
ずです。ガリレオではないですが。少しは、骨の有る学
者が出てこなければ、駄目でしょう。企業のお先棒担ぎ
や、自分の生活や名誉の為だけに、学問している様では
情けない。
7/29 姫路の市川さんから「Re有機農業の分析的調査」
市川@水族館です。
< あしがら農の会の笹村さんへ>
> ○米ぬか除草は環境共生農業とは相反する。
> ○冬季湛水は夏の生き物の多様性を無くす。
>
○春草の生漉き込みはCO2の大量発生に繋がる。
>
○機械利用は化石燃料の消費になる。
植物の体や果実は、元々CO2と水と光とで造られたものですから、冷凍保存
でもしないかぎり、田んぼにすきこもうが燃やそうが動物の体に蓄えられようが、
いずれは元のCO2に戻ります。差し引きゼロで大気中のCO2濃度が増えるこ
とはありません。ぬかも同じです。冬季湛水で夏の生物多様性が低くなると言う
のは良く分からない。もし、東北でそういう事実があったとしても、日本中何処
でも同じとは限りません。それに、夏の多様性が下がったのは、湛水したためで
はなく、原因は別の所にあるのではないでしょうか。
有機農業をやっている人が機械利用をやめれば、生産量はがた落ちでしょう。そ
れで米が不足すれば、その不足分は、おそらく機械をふんだんに使っている農家
が埋めるでしょう。堺屋太一の油断という小説を昔読みました。数字は良く覚え
ていないのですが、石油が1年(?)止まると、日本の農業生産量は1、2割に
下がり、日本人の半数以上が餓死すると言うような内容でした。石油を使わない
農業など今更考えるのは無理です。
目の前の細かいことに気を使いすぎると、ろくなことになりません。
農学を志す若者の中にも、有機農業に関心のある学生はたくさんいます。しかし、
彼らの大半は農家の後継者ではありません。有機農業の研究をしても、就職先が
ないのです。長野県に農大を出て有機農業をやられているご夫婦がいらっしゃい
ますが、特例中の特例でしょう。
素人が出しゃばりました。
7/29 千葉の野口さんから「Re今日はお酒の力を借りながら、うだうだの続きです」
千葉の野口です。
たまには、うだうだもいいわいな。やりなはれ。
ただ、毎日はイカンぞな。
で、何事も緻密に計画して、大胆に自然に任せるしかないのが百姓なのではないかな
と思っています。他の職業に負けないくらいに細かい作業が多いし、1つ1つはたいし
たことではないけど、積み重ねで始めて商品になっていく。売らなければタダの作物。
売って商品。
ブルーベリーも理屈ではうまく育たないのと一緒。稲も思った通りには育ってくれな
い。天気次第。当人に聞くしかない。そのためには、うだうだしててもダメでサぁ。
聞く耳持たないと、ささやきは小さいからね。
導入した太陽光発電システムはまだ稼働に至らないし、私もうだうだしたいことはた
くさんあるだよ。ま、たまにはサ、やりなはれナ。
#明日はまた収穫が待っている。早く寝なきゃ。
--
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp 野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
7/29 お米の勉強会の村山さんから「Re藤本農園見聞録20050726」
冨田様 村山 日南子です
とても参考になりました。有難うございます。
昨日藤本さんからもお電話をいただきました。
要するに、また見ぬ子供たちのために、環境共生農業が必要。
個人としては、自分の農業経営からどんな農業をしていくのか、どのくらいのお米の収量を目的にし、どんな売り方、どんな他のものを作っていくのか、そこから考えること。人間も含め田圃に生える全ても自然の一員、そんな自然の一員を人間が無駄として排除しないで、頂いていくのか、これは農家の皆さんのみのことではなく、私たちにも食べ方の提案ですね。こなぎのてんぷらも美味しい?クロくわいは、今食べている高級料亭向きのくわいの元だから、食べられる?
一度送っていただき、私たちの蘇食料理教室でも試してみましょうか。ひえやこなぎや黒くワイが売れたら、それも含めてトータルでお米の値段も決まりますね。これは私共にも有難いことです。
7/29 滋賀の中道さんから「どじょうの動画」
先日ご紹介した 元気な どじょうの 動画をアップしたので
一度ご覧ください 無農薬にして 二年目とのことです
ほとんどのビオトープが アメリカザリガニ または サギ類の餌場になっているのに
ここは理想的!
岩淵先生のお話では アメリカザリガニの天敵は人間だけとのことで
ほとんどのビオトープは 意図的にザリガニを捕獲する必要があるとか?
http://www.medakakun.com/ikimono/dojyou.avi
ps このビオトープの持ち主の 杉山さんも 農薬による体の異常から
無農薬栽培に 取り組むようになったと 云っておられました
滋賀 中道 唯幸
7/28 やまちゃんから「「今日はお酒の力を借りながら、うだうだの続きです」
外は思わぬにわか雨、
頑張れ頑張れとお酒を飲みながら応援していたら、雨がしぼんでしまった、、、、、、、
「除草剤を使わない稲作り」について、何事かメッセージを発信したくてうずうずしているんだけど、
いかんせん、スランプ状態、
前にも書いたけど、スランプというのは、厳密な体育理論で言うと、
ある段階まで向上したあとに迎える一時的な停滞状態を指すそうな。
そのスランプがどれくらい続くのかは書いてなかったけど、
スランプの停滞曲線のあとには、また上昇曲線がしっかりと書かれていた。
こうご期待というほかありません。
ティラガモについても、いろいろ書きたいという気持ちはあるんだけど、
モニター価格というか、役得というか、格安で譲って貰うと、書きにくいもんですねえ。
こういう気持ちは始めて味わいました。
まあ、まだしっかりしたことを書くレベルに至ってないと言うことでもあるのでしょう。
わが村の田んぼ、そして本岡さんの周辺も、今のところ豊作モードのようです。
去年行けるところまで行ってみよう、あわよくば未だ未体験ゾーンの9〜10俵を一度は味わってみたいものだ、
そんな攻めの稲作をやって、台風でぺっしゃんこ。
すっかり自信をなくしてしまいました。
つらつら思うに、コシヒカリで8俵半から9俵を獲得するには、
よほどのお天道さんの味方があるか、いずれにしてもかなりの必死のパッチが必要です。
だけど、7俵半くらいなら、よほどのことがないかぎり、
当地では、そんなに無理なく実現できそうです。
だって去年の台風のぺっしゃんこでも6俵行ったのです。
7俵半と、8俵半、たった1俵、60キロだけなんですが、
この60キロが、すごい距離のように思えてきています。
だから、今年はただただ稲を見守っています。
いずれの日にか、8俵半が普通になることを夢見つつ、、、、、
最後の1行はちょっとよけいだったかも、、、、
7/28 福井の中出さんから「ご返答ありがとうございます。」
後藤さん、野口さんブラックベリージャムに関してのアドバイスありがとうございました。来年の参考とさせていただきます。
私の場合は趣向の範囲内ですので、加工して商品化などは程遠いことなのですが、活力のある人の話は励みになります。
身近に蕎麦を育てて収穫し出荷もしますが、食べるそば作りも大好きな百姓がいます。
その人の道具は私からすると道楽のように見えますが、蕎麦について熱く語る彼を見ると私も元気をもらえそうな気がします。
だからと言うことではないのですが、遊ばしている畑1反分に蕎麦を作ることにしました。
これで今年の年越しそばは決まりだ。、、、
そんな訳ないだろう。
AKAO1888
7/28 宮城の原ノ後さんから「マムシが捕れました」
6月に田んぼのマムシに悩んでいたのですが、今度は自家用畑に出ました。
今度ばかりはキュウリ取りやら危ないので、知り合いの寅年の人に頼んだところ見事探し当てて、退治してくれました。
カミさんに証拠を見せるので、胴体だけ現場に残してあります。本人は食うつもりだったらしいけど、あまりに精が強いので、いっしょに来た奥様に「よしなさい」と言われていました。
別の農家に聞いたら、一匹いたら、たいていペアだから…。と脅しをかけられてしましました。
田んぼの方はそろそろマグホスをふりたいので、出てこないことを祈るのみです。木酢を結構ふっていますが、?効いているのかどうか?ネズミアナ用に、ヒガンバナをもらって植えましたが、いつ咲くのでしょう?
追伸
農文協のOB会は何とか無事に終了しましたが、ご年輩が多くよく顔が判らないのと、酒準備係や送迎係でてんやわんやでした。
次は四国らしいです。僕は四国と北陸方面には行ったことがないので、行けたら行ってみたいです。観光も良いけど、田んぼ見学も面白と思うこのごろです。
*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/ tonkati(アットマ)mwnet.jp (1〜2回/月更新)
0224-85-1411
090-8925-6555
原ノ後真一 原ノ後建築
*****tonkati*****
7/28 神奈川の笹村さんから「有機農業の分析的調査」
あしがら農の会の笹村です。
○米ぬか除草は環境共生農業とは相反する。
○冬季湛水は夏の生き物の多様性を無くす。
○春草の生漉き込みはCO2の大量発生に繋がる。
○機械利用は化石燃料の消費になる。
こうした有機農業技術に対する、疑念をときどき聞きま
す。
有機農業を志す若者は、生き方として選択する者が多い
いと思います。これらの疑念はなおざりには出来ないと
思います。疑念が結論となり、生き方の選択になる事ま
であります。
結果、極端な自然農法を選択したり、有機農業を行いな
がらも、忸怩たる思い抱えていたりします。
例えば、普通行われている、米ぬか抑草は反100キロ
だとして、これは1u100グラムの米ぬか。これを環
境破壊とは言いがたい。と私は考えます。しかし、著名
人の疑念となると、影響力はあるでしょう。
問題点の指摘は、多いに行うべきでしょう。理論的には
各自が自分の農法に責任を持ち、分析的調査もしなけれ
ばならないでしょう。
しかし、そのような分析的調査は実践する農家の責任で
はとても無理な事です。
後追いで分析するのは、学問を行う者の責任でしょう。
一体農学を志す者は何をしているのだ。と言いたいで
す。
若者が希望の持てるような、未来に展望を持った指摘で
ないと、有機農業の目を潰す事になると、心配しまし
た。
7/28 滋賀の中道さんから「勉強会報告と 今年の取り組み」
みなさん ごぶさたしてます。
民間稲作研究所の関東地区研修会 それと 今年の僕の取り組みについて 報告します。
栃木の杉山さんの 無農薬水田の ビオトープです。 とても多い種類の水中生物と とくに皆さん驚いたのが みごとに太った大きなどじょうがいっぱい これはすごかった
みのるの機械にあめんぼ号がセットされているのが 杉山さんの除草機です。
センタ−の角パイプが弱くて補強が必要とのことでした。
ぼくの取り組み
酒かすを田んぼに流し込んでいるところと
もう一枚の写真は かご型除草機にペレット撒き機を取り付けぺレット散布しながら除草しているところです。
この方法だと 新たにまいたペレットで抑草効果を持続できるので 除草機を掛けるタイミングをのがすことなく出来るので安心で 又 かなり効果が高いです ぜひみなさんも除草ご もう一度 余ったペレットがあれば 試してください。
僕の 抑草除草は ことしにかぎっては まずまずでした。
田植機に ペレット撒機を付けて同時散布 楽させてもらった分だけ また気温が田植後低かったので 相対的に除草作業が遅れず 理想的にできたかな? と 思ってます。 (オモダカはいっぱいあるけど)
最近は 天気がよければ 酢 にがり コンブエキス はちみつ 糖蜜などを 撒きまくっています。 食味がすこしでも 上がるようにとね! 秋が楽しみです。
以上 田舎はラジヘリ ぶんぶんで いやでも被爆 頭が痛い 下手に田んぼの見回りもできない 滋賀の 中道です。
7/27 広島の堀野さんから「正方形植えの機械除草では?」
はじめまして、広島の堀野と申します。
除草剤を使わない稲つくりには、小面積ですが、20年くらい取り組んできました。
<植物被覆を使う方法>レンゲ、からし菜、クローバー類
<植物資材を使う方法>米ぬか、もみ殻、アルファルファ・雑草・レンゲの乾草
<その他資材等>紙マルチ、除草田打車
植物資材には一定の効果はありますが、水の溜まりにくい水田や2年目以降とかにな
ると効果が安定しません。紙マルチは田植え後の水管理や突風対策がたいへんです。
そうかといって昔ながらの除草田打車や最近登場のテラガモ号ですが、ご承知のとおり
条間は良くても、株間がうまくいきません。
1.しかしそれは、全国一律の業界基準の条間30cmを前提に考えるからであって、地域
にあった株間で正方形植えにしておき、動力除草機でタテヨコ掛けすれば、結局、それ
がいちばん確実に除草できる方法では、と考えるようになりました。疎植田植え機が出
回っている昨今、条間だって変えられないことはないでしょうから。
2.そうはいっても株周辺は草が残りがちですので、その対策も必要でしょう。そこで
苗を植える部分は幅8cmで深さ1cmくらいの幅広スジをつけて周辺より低くしておき、そ
こに成苗を田植えして米ぬかや菜種カスをふります。経験上、米ぬかなどは水と共に低
い部分に集まり、そこで一段と除草効果を発揮しますので、完全ではありませんが、こ
れで株周りの除草はずいぶん楽になるのではないでしょうか。
以上、1と2の方法を組み合わせれば、全国の多様な水田で利用でき、しかも年数を
重ねても大丈夫ではないかなあ、と思っています。これまでいろいろ試みてこられたか
たがたのご意見をお伺いできればよろこびます。
7/27 福井の冨田さんから「藤本農園見聞録20050726」
福井県池田町の冨田でございます。
今日、藤本農園に行って参りました。
以前からお聞きしていたことですが、改めて以下のお話をお聞きしました。
○水田雑草と共生する場合、コナギとヒエとどちらかを選択するならば、ヒエを選択する。
○米ぬかや屑大豆等の大量の有機資材投入による除草は環境共生農業とは相反する。
○有機資材投入による様々な現象を分析的に明らかにする必要があり、その段階にきている。
○分析的な確認をしないまま現在の有機農業を進めて行けば、化成肥料による栽培に比べ、
環境負荷という点で劣ることが出てきて、これが有機農業の衰退につながる可能性がある
という懸念を持っている。
○米ぬか等の生の有機物を大量に入れ続けると、イネミズゾウムシなどの害虫の発生を
促し、収量・経営に影響が出てくる。
○米ぬか等によって出てくるとされている有機酸とは一体何か?
具体的(科学的)な生成過程を明らかにする必要がある
雑草の生育・発芽障害がどれくらいあり、どのくらい持続するのか?また、環境や稲への
影響はどのようなものなのか、分析的に調べる必要があるのではないか。
○実際に有機農業を進めて行けば、機械除草の導入は避けて通れないのが現実であり、
こちらの方法のさらなる発展にも力を入れるべき
以上の事柄につきましてお話を伺いました。
***************
確かにそろそろ除草剤を使わない栽培についても、模索的な段階を経て、分析的な
検証を行い、一度整理して、次への展開を考える段階にきていると思います。
まず第一に、今まではヒエの発生を抑えることを念頭にしてきました。故に深水管理や
トロトロ層という概念が出てきたのですが、実際に怖いのはヒエよりもコナギでは無いでしょうか?
これまでの抑草技術の多くはコナギの発芽・生育条件を整えるためのようなものでした。
一方、コナギを抑える為には、代かきをしすぎない、適度な減水深、酸素を多く含んだ新鮮な水、
定期的に田面を露出させ酸欠状態を作らない、不熟有機物を少なくする等が必要です。
これは明らかに考え方を変える必要があると思います。
第二に、循環型農業、環境共生型農業を考え方の中心においた抑草を考える段階にきている
という点です。
まず意識を変えるのは、多収量を頭から除き、雑草と共生しつつも経営が成り立つ目標収量を
各自の地域環境を考慮して各経営体が設定するという事です。
その上で、(自分の水田環境に無理のない)どの雑草と共生するかを見極める事が必要です。
乾田ならコナギと共生出来そうですし、湿田ならヒエと共生出来そうといった感じです。
そして、現在入手が困難になりつつある米ぬか等、大量の資材投入による除草は、現実的
ではなくなりつつありますし、環境の面からも決して推進されるものではありません。
(この有機資材の大量投入による環境破壊に関しても科学的分析が必要)
循環できる常識的な範囲での資材投入に心がけるべきと思います。
もし仮に有機酸を利用するのであれば、春先の草(緑肥を含め)だと思います。
現在、最も確実に除草が出来、直接的な環境破壊をしない除草法は、大竹等のメーカーが
出している水田用の強制カルチだと思います。
(ガソリンを使用するという最大の問題がありますが。)
除草に加え、土壌中への酸素供給という稲への効果も期待できます。
***************
少しまとめまして、次のような体系を考えてみました。
・自らの水田環境を考慮した非栽培期間の管理方法をとる
(湿田雑草に困っているのなら少し乾かす、畑雑草に困っているなら少し湿らす、
根が残るなら耕耘・寒風にさらす、状況に応じて深耕や浅耕、湛水)
↓
・健全な稲を育て、稲の能力を最大限に発揮させる事によって抑草する
(人為的生理障害を与えない:徒長苗や肥料のやりすぎ、深植え、密植・・・)
↓
・共生できる雑草を考えた栽培管理
(水管理により可能な限り雑草を選択する)
↓
・機械除草(カルチ)を行う
(除草と稲の生育促進をねらって。)
↓
・稲と雑草と共生した状態で収穫期を迎える
(無雑草という環境ではないことが重要)
↓
・稲と雑草による多様・多層な水田環境を作ることにより、より豊かな土(微生物環境)へと転換
してゆく
(稲を含めた多様な植物種によって生まれる根圏微生物や、植物体とそれに依存する生物
が圃場内で循環することによって、多様な微生物層を育んでゆくことが出来る。
水田の森林化といえるかも知れません。)
***************
以上、まとまらないまま書いてしまいましたが、除草と環境そして稲の生育について、きちんと
整理しておかねばならない段階にきていると思いますので、皆様からのご意見を是非お聞き
したいと思います。
藤本さんがいつもおっしゃっておられる事ですが、未来の子供達の為への農業のあり方、
夢のもてる農業を模索するためにも、農薬を使わない農業を発展させる必要があります。
次のステップへの知恵と議論が必要だと思います。よろしくお願い致します。
長くて失礼致しました。
7/27 佐賀の那須さんから「久しぶりでした。」
ひさしぶりです。昨年はヒエとりで地獄を見たので、今年は田植え後に米ぬか100kgふり、ただひたすら深水にしました。10日後に動力除草機を押しました。おかげで、今年はヒエ地獄にならずにいます。ところが、1枚の25@にコナギがびっしりともう1枚の23@のほうはイグサがぞろぞろとはえています。2回目の除草機押しをしていますが、どちらも深水では増殖しそうで水を落とすべきか落とせばヒエが出てきそうで、どうしたものか思案しています。良き案がありましたら、ご教示ください。
佐賀県鳥栖市 那須 修一 2005、7・26
7/27 お米の勉強会の村山さんから「冬季湛水水田のことなど」
山下様、 村山 日南子です
岩淵さん、田尻町、日本雁の9割近くがやってくる、蕪栗沼、民間稲作の東北の会は田尻町で8〜9日かにありますね。田尻町はいいところです。とても有機が盛んなところです。会員さんも2人いらっしゃいます。行きたいです。
岩淵さんのアドレスに佐藤秀雄さんの冬水田圃がありましたね。今は佐藤さんは冬期湛水はなさっていません。夏の動植物が減るのだそうです。無声無農薬の田圃を昨年、岡田さんと冨田さんと一緒に藤本さんに連れて行ってもらいました。
ウイルスも迷惑メールも本当に多いですね。迷惑メールをどんどん削除を指定したのですが、削除し切れなくなって、相変わらずやってきます。
7/27 千葉の野口さんから「ブラックベリージャムの件」
中出さんへ、ブラックベリージャムの件
千葉の野口です。
こちらでは田んぼの方は追肥も終わりました。
1圃場だけ試験的に「への字」栽培になっています。結果はどうなるやら…。
今年から始めたブルーベリーの収穫と選果、そして農産物の直売にこのところ大忙し
です。梨はやっていないの?とかいろいろな電話がかかってきます。さらにそういう時
に限って、インターネットからの注文もやってくるし、嬉しい悲鳴です。盆休みはな
いな、今年は。
ジャムの話が出ているので、のこのこと出てきました。
うちはジャム作りを始めて結構経ちます。種類もいろいろとやっています。
現在12種類のジャムがありますが、ブラックベリージャムは中でも人気の高い商品で
す。
で、ブラックベリーの種の件ですが、まったく取り除かないのが本筋なんですが、私
の場合には、途中まで煮上げてから、ざる漉しして種を取り、その種の1/2〜1/3ほど
を煮汁に戻しています。これ以上種を取り除くと固まりにくくなります。理由は、ペ
クチンは未熟果とか種のそばに多いからです。この一手間が原価を上げていますが、
他のブラックベリージャムを食べたことのある人は、歯ごたえ等が一応にちょうどい
いと言います。
一度試してみてください。
--
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp 野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
7/27 埼玉の後藤さんから「ブラックベリィージャムについて」
後藤@埼玉です。
かたすかし台風でしたが早朝の田の草とりは勇壮な風が吹きなんだか
高層湿原にでも来たような気分でした。
>
** 後藤さんへ **
>
> ブラックベリージャムについてお聞きしたいのでお願いします。
>
>
私のところも今年やっとブラックベリーの実が収穫できました。
>
女房は早速ジャム作りを試みましたが、ブルーベリーと違い種が障害となりうまくいきませんでした。
>
プルーン作りの時は「うらこし」をして種を除いていたようです。
>
家庭の場合はジューサーミキサーで種をカスとして取り除いたほうがいいのでしょうか。
>
>
私個人は、実のままで種を噛み砕く歯ごたえとあの酸っぱさを同時に味わう方が、子供の頃を思い出して好きなんですけどねぇ。
うちではめんどうな裏ごしとかはしていません。香りが少しでも残るように煮詰めるのも最小限にしています。
ブラックベリーも品種がいろいろあるようでいちがいにいえないと思いますが・・
今のところはそれでも好評のようです。
ブラックベリー畑の管理はどのようにされていますか?
枝がわんさと茂ってくるのと芯の中に入り込む虫がでてきているのが最近ではちょっと気になっています。
7/26 福井の中出さんから「防除の時期とプラス」
ラジコンヘリによる空中散布。今年は雨天で中止になってよかったと思っていた。
当時クロカメムシなんかいなかったから防除の意味なんか無いので、無益な殺虫はしないで済んだと思っていたが、ここにきてやると言い始めた。
もう早生は出穂している。コシヒカリも所によっては始まっている、、、。
羽化したニカメイガが今年は多く見られるが、蜘蛛がいる、てんとう虫やトンボや蜂がいる。そして、まだツバメもいる。
カメムシの成虫は春先は見たが今はまだ見ていない。だけど、カメムシ注意報なるものが出ている。
この天候で、イモチの心配は今のところ無い。
タバコを吸わない私はタバコの臭いに敏感になっているのと同じく、これからの農薬散布での農薬(粉剤)の臭いは私に一時のストレスを与えてくれる。
「安全・安心」なセット防除と言う農薬散布と、消費者が求めると言うカメムシによる斑点米の無い品質で食味のよい米の生産は果たして正比例するのか。
私もそうだったのですが、この時期の農薬散布で動噴は私が担ぐとしてホースの先を持つ手が無いのです。
共働きの女房に朝晩の食事の支度の上に田んぼに出ろなんて言えません。
まして年寄りを引っ張り出して、効いたかどうか分からない農薬を反当り一万円位もばら撒こうなんてこれっぽっちも思いませんでした。
地域の若い者の為に、この時期の農薬散布をしなくてもいい米は取れると言う実績を残さねば、、、。
昨年、同じようなことで赤木さんが怒っていらしたと思いますが、、、。
今メールが入ったので プラス
** 後藤さんへ **
ブラックベリージャムについてお聞きしたいのでお願いします。
私のところも今年やっとブラックベリーの実が収穫できました。
女房は早速ジャム作りを試みましたが、ブルーベリーと違い種が障害となりうまくいきませんでした。
プルーン作りの時は「うらこし」をして種を除いていたようです。
家庭の場合はジューサーミキサーで種をカスとして取り除いたほうがいいのでしょうか。
私個人は、実のままで種を噛み砕く歯ごたえとあの酸っぱさを同時に味わう方が、子供の頃を思い出して好きなんですけどねぇ。
AKAO1888
7/25 埼玉の後藤さんから「糧工房」
後藤@埼玉 羽生です。
赤木さんの稲の写真をしげしげ見ながら自分の田んぼの稲と較べています。
さーこれから田んぼの草取りです。
その後は加工用のものの収穫
つくっていた小さな加工所の保健所の営業許可がおりました。
こちらは今はバジルソースやブラックベリージャム、赤しそジュースの製造が
最盛期です。
ささやかな会をやります。お近くの方でもし関心がおありでしたら
一度お立ち寄りください。(下記の文、ちょっと偉そうですいません。)
***********************
羽生で田畑をつくりながら未来の生活や社会のありかたを考える日々がつづいています。
7回目の米づくりをしながら思うのは「田園型の社会」というものが社会を100年のスパン
で考え持続させてゆくためのひとつの条件になるであろう、ということです。
そこへは越えなければならないたくさんのハードルがあります。とりあえず私のところでは
今の消費型の社会から田園型の持続型社会へ移行してゆく途中にあるようなライフスタイルの
構築をしばらくはテーマにしております。
農産物の小規模加工所である糧工房はそのテーマのひとつの具体化であります。
5月より建設作業経験のまったくない2人の若者と田畑作業の合間を縫いセルフビルトした
日々は私にいろいろなことを教えてくれました。
そんなこんなを話ししたりしながらささやかな時をすごそうと思います。
場所 糧工房 加須市中樋遣川北瀬田和1910
(羽生 雨読晴耕村舎から車で8分くらい)
日時 7/30土曜日 昼から夕方にかけて(ナンとカレーなんかを用意しようと考えています)
連絡 後藤 携帯090−1818−8351
**********************************************
羽生
雨読晴耕村舎 後藤雅浩
メールアドレス
masa-goto(アットマ)cam.hi-ho.ne.jp
ホームページ
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
応援サイト
http://www.saikazokuteki.com/pages/goto.html
生産物情報
http://udokuseikoufan.seesaa.net/
日々の覚書
http://udokuseikousonnsya.seesaa.net/
糧工房づくり
http://blog.drecom.jp/masa-goto/
3坪ハウスに関するもの
http://shop.ruralnet.or.jp/genre.php?mode=detail&id=0404&b_no=04_40S0012538
********************************************
7/23 岡山の赤木さんから「ゴリラのガッツポーズとカルガモ」
赤木@菜の花です。
土用も真っ最中。午後のひと時はビールを飲んでへそ天でお昼寝。南風が気持ちよく吹き込んで、クーラーは不要です。稲の上を渡ってきた風は、田舎ならではの贅沢です。
稲の姿がほとんど出来上がってきました。出穂45日前だからちょっと早いんだけど、全ては稲に任せてあります。
畦際のお気に入りの株をお見せします。2日するともう姿が変ってしまいます。
四方八方にきれいに広がって、両隣の株に比べてなんとなく物足りないように見えますが、これで茎数40本あります。上から見るとほんとスケスケルックです。
あとは台風が来ないのを祈るだけ。
細いあぜ道に巣作りをしたカルガモ夫婦。草刈りで3mぐらい近づくとしゃぁないから逃げてゆきます。今日数えたら卵は8個になっていました。何とか無事に育って欲しい。
まてよ、そのうち出穂して総勢10羽が私の稲の穂を食べたらどないなるねん。今のうちに目玉焼きにして数減らしをして、残りは大きくなるのを待って、ネギがうまくなった頃に。。。。
中干しの為に田んぼの水を落としています。もう3日以内に、赤とんぼのヤゴも、オタマジャクシも、鮒の子供も、5cmのカブトエビも、豊年エビも、貝エビも、、、全部死んでしまいます。
水に乗って流れ出たのは間もなく海に出てハゼのエサになるでしょう。ああ無情かな。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/22 岡山の林さんから「ニンジンの収穫ももうすぐ終わり」
皆さんこんばんは、
今日の新聞によるとディーゼル排ガスの毒性が解明されたようですね。ディーゼル排
ガスのパーティクルに発ガン性があることは分かっていたようですが、今回はPNMCと
いう物質、3−メチル-4-ニトロフェノールが特定されたようですね。これはパラニ
トロフェノールで総称される物質ですが血圧低下、心拍異常を引き起こすらしい。も
う一つ面白いことが書かれていたのは、有機リン系のフェニトロチオンという農薬が
分解されると出来る物質でもあります。以前赤木さんが、農薬が分解されて出来た物
質でも毒性があることを指摘されていた通りですね。ある大学の先生が農薬は安全だ
と言っていたけれどやはり危険だったのですね。ということはこの先生、根拠もなし
に安全を主張していたことになる。パラニトロフェノールはパラニトロアニリンの塩
酸酸性溶液を亜硝酸でジアゾ化し、これを水で分解すると出来る物質でもあります
ね。百姓は、農薬が危険なことを知っておく必要があります。
今年は事情で播種が遅くなったためにニンジンの収穫が遅くなってしまいました。気
温が連日36℃の高温のもとでニンジンの収穫を続けています。人間の皮膚の温度は
30℃程度ですから体温より気温の方が高くなっているのではないでしょうか。通常
ならこのような温度ではニンジンが腐ってしまうのですが、いまだに収穫出来る状態
です。7月の梅雨の大雨を乗り切り、その後の高温でも大丈夫だった。西南暖地では
不可能なことが今年は起こっているようです。今年の朝日の株張りもものすごいこと
になっている。台風がこなければ良いけれど・・・。
林 正弘
岡山市
7/22 兵庫の本岡さんから「夏は草刈りがつらい! その2」
ここ連日の快晴で田んぼの水がよく減る。
気温は連日30度以上、その割に湿度が例年に比べて低いようです。
そんなわけで田んぼの水回りも大変だ。
日差しは強いし こう暑いとままならん
ロシア民謡で 「1週間」という歌がありますが 毎日がそんなペースになってしまいます。
なんてことを思いながら軽トラに草刈り機を積んで出かけます
以下略
そのとき見つけた田んぼ ↓ です。
有機無農薬への思い入れを熱く語るO君の田んぼです。
彼は代かき後田植えをしてあとはほったらかし 草取りなんかしないので
すごいことになっています。
キシュウスズメノヒエが稲より高く盛り上がって周りの田んぼへなだれこみます。
(隣の田んぼの人も大変だ)
ただの怠け者が有機無農薬で理論武装をすると手がつけられません
私は、迷惑この上ない彼のやり方を“天然農法”と呼んでいます。
稲美町 本岡哲司
7/21 兵庫の本岡さんから「夏は草刈りがつらい! その1」
近所の爺さんが言ってました。
昔 エンジン付きの草刈り機を初めて使ったとき(今も一般的な腰に付けて刈るタイプです)
なんと便利になったもんや と
おかげで当時は農作業の中で草刈りが一番楽やったけど
今は草刈りが一番しんどい(疲れる)仕事や
草刈りは機械化が遅れとる!云々
確かにその通り 私など牛、馬で農作業をしていた頃の最後の世代ですから
ここ30〜40年間の農業の変化はものすごい
なんてことを思いながら軽トラに草刈り機を積んで出かけます
草刈りを終えて次の田んぼへ移動する間
軽トラのエアコン全開でちょっと遠回りをして体を冷やしたりします。
そのとき見つけた田んぼ ↓ です。
7月17日 中干し中と見受けられますが よく見ると 不耕起?のような
稲わらを持ち込みその後 手植えのようです。
田んぼの手入れもよく行き届いていて 隣の田んぼと比べると どうやら無肥料
近くにこんな田んぼがあったとは どこの誰かは存じませんが
耕作している人はなかなかの人格者とお見受けしました。
香西さんへ
アゼカヤがトレンディだなんて‥‥
クソッタレ このっ!このっ! とアゼカヤと格闘している最中
トレンディだなんて言葉がよぎると気力が萎えて困っています。
稲美町 本岡哲司
7/21 静岡の藤田さんから「アゾラについて」
静岡の藤田です。
中出さんの教えてくださったHPさっそく拝見しました。そうです。アゾラは
抑草に役に立ちますが、増えるとけっこうやっかいなのです。最新情報で
は、外来種が規制の対象になったみたいです。詳しくは
http://www.asahi-net.or.jp/~it6i-wtnb/azolla.html
私たちの田んぼのアゾラは、5,6年前まだ友人が代掻きしてやっていた
頃、愛知県の農家からわけてもらってきたものです。ところが一向に増え
ず、ちっとも抑草に役にたたないので、存在が忘れられていました。
それが2年前、私たちが不耕起で始めた年、あぜに残っていたのがなぜか増
殖し、先日書いたようなトラブルを引き起こしました。で、上記のHPに問い
合わせ、管理についてアドバイスを受けました。去年と今年は(水がしばし
ば抜けたせいか)おとなしくしています。
私たちの田んぼの近くでやはり無農薬で作っている先輩がいます(こちらは
代掻きしている)。この人も2,3年前アゾラを入れましたがあまり増え
ず、今年になって大増殖しました。6月末だったかの大雨でイネをなぎ倒
し、畦を乗り越えて隣の田んぼへ入って苦情が来たそうです。。
10日前に見たら、ぶ厚くじゅうたんみたいに積もっていて、彼がせっせと
あみですくっては肥料袋に取っていました。彼いわく「草取りの手間はなく
なったかわりにアゾラ取る手間ができた」「今度風か雨でもきたらヤバイか
ら、隣の田んぼとの境に防風ネットでも張ろうかな」「田んぼを干せば枯れ
て肥料になるって言うけど、どうも効いてほしくないときに効いてきそうだ
よ」
アゾラのHPによれば、イネが活着してから投入するとありますが、越冬して
勝手に増えるのがトラブルメーカーになりがちです。まして外来種に規制が
かかるとなるといろいろ面倒なので、使うときはうまく使いこなしている人
によく聞くことが肝心だと思いました。
7/21 福井の中出さんから「アゾラ?」
田んぼの雑草のアゾラって何?
私の地域ではこのような雑草は無く、藤田さんのメールを見て調べてみました。
http://www.ecosys.or.jp/eco-saitama/sokuho20041013.htm
ここが一番分かりやすかったでしょうか。
藤田さんの意見はプロの意見です。
隣の田んぼにまで気をつかうなんて、なかなか出来ないと思います。
畔の草刈ですが、私は穂が出てからはしなくなります。
カメムシ対策ですが、畔に住みかを与えて本田に入らないようにすると言う考えです。
これが有効なのか分かりません。でも、今年もしばらくしたらそれを行うでしょう。
それ以前の現在は、ヒモで畔をハゲ山のようにしている最中です。
AKAO1888
7/20 市川さんから「カルガモ」
市川憲平@水族館です。
カルガモの食性は、アイガモとほとんど同じです。
水中の雑草や昆虫などの小動物を食べています。おそらく畦のバッタなども食べ
ていると思います。餌を与えなくても充分育ちますが、クズ米や籾は大好物だと
思います。
7/20 岡山の赤木さんから「あぢ〜い」
赤木@菜の花です。
梅雨も明けてかんかん照りがしばらくは続くでしょう。間もなく私んちの地域が中干しになります。田んぼに水がある間に、アゼガヤ、ようばいずる(キシュウスズメノヒエ)、畦の直下で水の中に生えているでっかいヒエなどを鎌で刈って持ち出しています。今のうちなら泥が柔かいから楽に取れます。
冬に畦塗りをしたところにはアゼガヤが我が物顔に茂っています。
本岡さんの言っていた通りです。コヤツなんとかできないものかねぇ。
手を攻撃してくるのがチガヤ(違ってたらゴメン)の芽。畦の中腹から外に向いて赤い新芽が顔を出している。この先が鋭利に尖っていて、背抜き手袋のウレタン膜なんか無いのといっしょ。指にぶすっと刺さって悲鳴をあげている。血は出るし、田んぼだから消毒なんかしないし、夜寝るまで痛むしあくる日も痛い。
冬にくん炭を作って袋を畦の上に並べておいたら、下から袋をいっぱい貫通して上に出てくる。みんなこんな覚えないですか。
あぜ道の上になんと、カルガモが巣を作って5個の卵を温めているではないか。ヘビやカラス、野良犬などに見つからないで育って欲しいものだ。時折巣を離れて田んぼで遊んでいる。かわいいからくず米などやりたいが、野生の動物にそんなことはしないほうがいいのだろうかね。
水族館の市川さん、彼らは何を食べてんのかね。くず米より籾のほうがいいのかなぁ。
犬から守る板の囲い、ついでに雨を防ぐ屋根に、え〜〜っと、そうだ、イタチを防ぐのに金網で囲ってやろうか、きっと喜ぶぞ・・・・!
百姓のプロは稲の無い時に気を抜かないでポイントを押さえておく・・・・含蓄ある言葉です。除草剤を使わない場合は特にそうですね。もう一度わが身を振り返ることとします。
さすが遠州のオ〇サン、いいことを言うねぇ。
1枚だけドカン肥の要る田んぼがあります。ちょっと早い(出穂50日前)けど中干しになるので振りました。硫安7kgポッキリ。もしかしたら多いかも知れない。でも肥入れんと米は取れんだろうという人情が働いて振ってしまった。値段にしてえ〜〜っと、たったの200円じゃ。この田んぼ除草剤を半分だけ振っているが、なんにも生えとらん。高い部分には多めに振ったから、低いところは規定の1/3ぐらいだろう。誰かの何かの参考になったかな?
このところパソコンのご機嫌がよくないので自信がないのだが、次回はこれぞやけくそ開帳の大股開きの画像をお見せします。そんな株は10分見ていても飽かない。自分と稲とが婚前一体に、、、? 元え、混ぜんと一体になっているのだ。稲とアヘアヘ言ってどうするバーカ。百姓の話題は尽きんから強制終了じゃ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/19 静岡の藤田です「初心者のやりそうな失敗」
赤木さんありがとうございます。
アドバイスを読んで早速次の日田んぼへ行ったら、高いところ(全体の4割
くらいの面積)に水がありません。水をいっぱいに張って3日好天続きだっ
たから、やはり無理もないかーとがっかりしました。おかげで地面が出たと
ころは草がごっそり生えていました。仕方なく水のあるところだけ追肥し
て、高いところは草を取りましたが、まだまだ残っています。明日もう一度
畦草刈とかねて草取りに行きます。
私と友人が稲作りを始めて今年で3年目。田んぼが遠すぎることその他の理
由で、来年同じところで作る可能性はほとんどなくなりました。で、前回も
少し触れましたが、このHPのテーマ「私の失敗はあなたの肥やし」を、初心
者の稲作りにテーマを絞って少しまとめてみました。同じような境遇の方の
参考になれば幸いです。
今のところ、初心者に一番参考になる本は横田不二子さんの「週末手植え稲
作り」だと思います。私たちのような素人でやってみようと思う人にはオス
スメ。特に、モミの選別から苗代作りまでの前半は何度読んでも参考になり
ます。
この本があまり触れていない点で大事だと思ったこと
1・田んぼの条件
水持ちがいいのか悪いのか、水は自由に出し入れできるのか、共同の用水な
のか、周りの状況、作る前は休耕田だったのか慣行栽培だったのか、こんな
こと作る前は考えもしなかったのですが、すごーく重要です。たとえば水持
ちが悪いと、深水で抑草は期待できません。共同の用水だと水が欲しいと
思ってもストップするので、周りと時期が遅れると稲の生育に支障をきたし
ます。
素人が作るのはほとんど借りた田んぼで、貸してくれるところは条件の悪い
ところが多いです。私たちの不耕起田も、湿田で部分的に機械がもぐってし
まうところがあります。持ち主や前に作っていた人によく聞いて、田んぼの
特性を理解し、どういう作り方が向いているのか現実的に考えるのが、継続
への近道と思います。
2・アマは田んぼにイネがある間が稲作りと思っていますが、田んぼにイネ
がない時期に手を抜かないのがプロだと悟りました。田んぼを平らにしてお
くこと、畦をしっかり作ることは横田さんも触れていますが、これを手抜き
すると、今年の私たちのように深水にできず草取りでえらい目にあいます。
絶対重要。
あぜシートは去年はって取る時期が遅れ、もぐって取れなくなりました。最
後に水を落としたときに取ると楽にはずせるよと教わり、納得。
3・手植えで大事なのがまっすぐ植えること。プロには笑われそうですね。
でも、いい加減に植えてあとでヒエと区別がつかず困った、という話を事前
に聞いたので、私たちはそういうドジを踏まずにすみました。特に今年は、
草取りと稲刈り機の作業がしやすいように、紐を張ってまっすぐ、間隔もき
ちっとしたので、イネを抜いてヒエを残すことは皆無になりました。
4・素人は田んぼの中の草取りばかりに目が行きがちですが、畦や田んぼ沿
いの草刈も大事。周りといい関係を作るためにも、草ぼうぼうにしないこと
です。去年まで2年隣で自然農をやっていた人は、草刈が遅れたり、田草を
隅に積み上げて虫の巣にしたり、隣の田んぼの主のひんしゅくを買って除草
剤をまかれました。
周りとの関係で言えば、私たちは近くの公園のトイレを使わせてもらうの
で、時々掃除をしたりペーパーを入れたりして、気を配っています。
5・「生兵法は怪我のもと」とはよく言ったもので、○○が効くというのを
上っ面だけ実行するのは考え物です。おととし初めて作ったとき、田植え後
2,3日して友人が米ぬかを振りました。そのときすでに草が伸び始めてい
て、私は先に草を取った方がいいのではと心配になり、振るのをやめて草取
りに専念しました。結局この年は草取りに20数時間費やしました。あとで
本を読んだら、田植え後即入れるとか深水にするとかちゃんと書いてありま
した。
また、アゾラが(不耕起のせいか)ものすごく増え、軟弱な苗に乗っかって
倒したり風で隣の田んぼへ入ったり、仕事をいっぱい作ってくれました。こ
のアゾラはその後もらった苗にくっついて今年我が家の田んぼで田植え前か
ら大増殖し、おかげで今年の草取りはほとんどぜずにすみました。反面水路
に流さないよう管理には気を使います。
何でも100パーセントいいものはありえない。メリットがあればデメリッ
トもあるので、その辺を頭に入れて使うことですね。
6・似たようなことの失敗が取った草の処理。最初の年は全部持ち出してい
ましたが、姑の話や昔の稲作りの本、はたまた川口由一さんの自然農、どれ
にも取った草は持ち出さないとあるので、今年は私も友人も株元に埋めてい
ました。でも田んぼに入るつど観察するうち、「やっぱりダメだこりゃ!」
不耕起なので代掻きした田んぼみたいに草が深く埋まりません。根のついた
草を浅く埋めると、草はじきに起き上がり、すぐ成長します。
また、川口さんのやり方は「刈って敷く」で「抜く」ではなく、しかも稲刈
りはすべて手です。稲刈り時に草があってもかまいませんが、私たちはじゅ
るい所以外機械刈りなので、極力草はないほうがいいのです。
まあできるだけ自然農に近いやり方でしたい友人と、できるだけ楽にしたい
私との妥協が、よけい手間を生んでいることがあります。素人の陥りやすい
パッチワーク的やり方は、うまくいかないことが多いですね。
7・結局大事なのは、いつも稲と田んぼの様子を観察することに尽きると思
います。
思いつくまま並べていたら昼になってしまいました。読み返したらこのHPの
常連の皆さんには恥ずかしいことばかりですが、素人(アマチュア)の皆さ
んもけっこう読んでいるので書きました。
7/16 岡山の赤木さんから「振ればいいと思います」
赤木@菜の花です。
今日は真面目に話を進めましょう。いつもまじめだけど・・
黄色くなって枯れているのが、ズイ虫として発言します。
10日前にそれらしき株を見つけたときに、すぐ引っこ抜いて茎を割って見ればよかった。
芯の中に小さなうじ虫がたくさんいたはず。この時点で被害茎もしくは株ごと引き抜いて泥の中に埋め込みます。1株は殺してしまいますが、周囲に広がって穴があくよりはましです。うじは大きくなるにつれて周囲の株に分散し、1匹が1本の茎を占めるようになった時には、1坪ほどの大きさに広がっています。
もうすぐ中干しになるのなら、肥料はすぐにでも振ってください。振ってから3日も水があれば、あとはカラカラになっても肥効は止まらないし、分けつもします。メイチュウを恐れて肥料を遠慮すると、こんどは茎数不足になります。虫に食われて茎が減って、肥料を振らないで分けつ不足。これでは泣き面に蜂です。
今被害が出ているのは、苗代で或いは田植え直後の産卵だと思います。これから幼虫が蛾になって産卵しても、被害が出るのは出穂以降のことです。同じ田んぼで産卵するかどうかもわかりません。ツトムシやコブノメイガはたしかに窒素がよく効いた葉色の濃い田んぼに飛来します。メイチュウはどうなんでしょうね。誰かご存知ないですかね。地球苗(苗代苗)やポット苗はどうしても茎が太くなるのでメイチュウにはやられ易い。
年によって発生に差があります。コンバインのエンジン冷却風を取り入れる金網に蛾がべったりと張り付いて、水温が上昇するほど発生したこともありました。
こやつから逃げる手だてがどこかに転がっていないかな。
そうそう、本気で防ぎたいのなら、苗代をサンサンネットみたいなもので囲って飛来を防ぐことが第一歩なんです。目に見えるほど被害が出ることもまれと思っています。
でも田んぼで見つけたらやっぱり埋め込んでいる私です。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/15 静岡の藤田です
そうか!ジョウロでかけてやるという手がありましたね。
それとひとつ質問です。昨日追肥前にもう一度草取りをと思って田んぼに
行ったら、一足早く分けつが進んでいるもち米(苗代苗)に異変が!あちこ
ち茎が黄色くなって枯れている・・・・どうもニカメイチュウみたい。(隣
の田んぼの人が「ずい虫だら」と言ってた)
10日くらい前に2株ほどこんなのがあったのですが、私の田んぼではそん
なに広がったことがなかったので、ここも大丈夫だろうと放っておいたのが
いけなかったようです。被害がすでに数十株になっていました。
集中しているのはもち米のところですが、その西隣の苗代苗のうるちのとこ
ろもぽつぽつありました。ゆっくり成長のポット苗の方はたまーにある、と
いう程度ですが、これでちょっと肥料を振るのがこわくなり、友人も「よけ
い虫がつくんじゃない?」と追肥に反対したので、結局今日も草取りだけで
終わりました。
うーんこういう場合振っていいんでしょうか。明日用水が止まるのでまわり
は中干しになります。
7/13 岡山の林さんから「RE:畔から侵入する雑草」
皆さんこんばんは、
キシュウスズメノヒエという名前を見るたびに皆さんに済まない思いです。北アメリ
カ原産の帰化植物なのに、なぜ私の故郷の名前が付いているのか?いつもその思いで
メールを読んでいます。キシュウスズメノヒエ、アゼガヤ、アシカキは写真ではよく
似ています。全てイネ科で茎が地を這って水田に侵入します。イネ科はランナーのよ
うに地を這う性質があるのでしょうか?私は、朝日が株元からランナーを出している
のを見たことがあります。皆さんはイネがランナーを出しているのを見かけたことが
ありますか?
林 正弘
岡山市
7/13 やまちゃんから
数年前のこと、イネの出穂前にヒエ取りに入って、
あまりに莫大にあったものだから、外に持ち出すのがしんどくて、
鎌で刈り取って、田んぼの中に捨ててきました。
そのヒエが、なんと節々から根を出して復活しよりました。
あれも、ランナーといえばランナーと言えなくもないですね?
7/13 岡山の香西さんから「4〜5年前は「クサネム」 近年は「アゼガヤ」 水田雑草の「トレンド」です」
4〜5年前は「クサネム」で、青刈りならぬ「青鋤込み」の圃場がポツポツあり、当方の圃場でも、何回も「手取り」を余儀なくされましたが、近年は「クサネムもある」といった程度で「クサネム地獄」は過去のものとなりつつありますが、「はやり」に敏感な当方の圃場では、4〜5年前から水田雑草の主役は「アゼガヤ」が務めてくれています。うっとうしさの点では「クサネム」と甲乙つけがたく、勝敗のゆくえは未だ不明です。まあ、「はやりもの」なので、そのうち「かたり草」になるだろうと、たかをくくっているのが実状です。最近あまり話題になりませんが、やはり「主役」はヒエとコナギの系統だと考えています。
「中干し」の始まるまで、あと1週間、とりあえず「草取り」も一回りは出来そうなので、気分的には楽な状態です。まわりの人たちも(除草剤を使わない)割とのんびりしています。「6月無雨、7月多雨」は、私どもにとっては「言うことなしの天候」だったようです。
メールアドレスが変わりました
給g備路オーガニックワーク
香西達夫 090-8249-0938
新アドレス
kouzai(アットマ)mx8.kct.ne.jp
URL
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
7/13 岡山の赤木さんから「来年の参考に」
赤木@菜の花です。
藤田さんからは10以上違うと念を押されてしまった。ううう・・・・同年代ではなかったか。
来年の参考になればと思って、忘れないうちに書きます。
苗の色が落ちて我慢できない時は、肥料を振るのではなく水に溶かしてジョーロでかけてやります。どんな少量でもやれます。粒を振るのはむつかしい。
苗代苗は生命力がけた違いだから、どうしても最初からすっ飛ぼうとします。早く分けつが出る代わりに、終るのも早いです。早い話が若いんだなきっと、、、、なんの話じゃ!
基肥に有機肥料をやっておけば勝手に育ちます。ドカン肥はタイミングがむつかしいだろうな。ドカン方式は機械植えの技術だから。
私の地域独自の道具に「ひぐせ」というのがありました。固い土の中に田植えする時に穴をあける簡単な道具です。
鍬の柄ほどの太さで長さが20cm弱ぐらい。先は鋭くもないけど尖っています。同じ太さの柄が直角に10cmぐらいのが付いています。T
字型だな。
これで穴をあけてそこに苗を差し込んでいました。どうしても耕すことが出来ない部分に植えるときに使っていました。50年前の話です。それ以降は使わなくなりました。
本岡さん。
あれこそアゼガヤですね。私の思うにアヤツは
1 除草剤を撒く畦に多い。
2 他の草が茂っている畦にはまず生えない。
3 湿りの多い田んぼに黒豆や里芋を作ると、他の草がないから大繁盛します。
つまり、他の草との競合にはまっこと弱いようです。発芽時に自分以外の草がなかったら、一気に繁茂する。除草剤を使えば使うほどこの草が優先してくる。
隣のオヤジも除草剤を使わない、そんな畦にはこの草は全然生えません。
新しくあずかった田んぼなんか、それまで除草剤を畦に撒いていたらもう大変。鎌と大きなカゴを持って取り除くしか方法はないですね。中干しまでには勝負を付けておかないと、土が固くなったらもうお手上げ。これに比べたらキシュウスズメノヒエはまだいいね。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/13 本岡さんから「それは アゼガヤです」
日本一 (稲刈りの障害になる)雑草が多いところに住んでいる 本岡です。
もう毎日大変なんだから
先日やまちゃんと話をしたのは アゼガヤです。
7月8日 アゼガヤ手取り中(貼付の写真)
ほんの10日前 雨がほしいなぁと言っていた頃はまだ小さくて目立たなかったのに
雨にあわせて急に伸び出してこんなになっていました。
後1週間遅れると稲の中に入り込んで手がつけられなくなるところでした。
草刈り機で刈ると小さく切れた茎からそれぞれ芽を出してますます増えます
だから草刈り機が使えません
中干しをすると 節々から出た根が土に食い込み 縦横に重なった茎がじゃまをして
おまけに炎天下とくれば草取りするのにかなりつらいものがあります。
ここまではアゼカヤもキシュウスズメノヒエも似たようなものですが
キシュウスズメノヒエ→種で増えることはまずない 茎を全部拾い出せば絶やせる。
(キシュウスズメノヒエに乗っ取られたようなひどい田んぼもいくつか預かりましたが
3年目にはほとんどなくなりました)
アゼガヤ→1穂で数万粒の種をつける。条件がそろうと抜群の発芽率!
畦塗り機を通した後に顕著
そこここにワシャワシャと生えてくるので手がまわりきりません。
アゼガヤの弱点はなんだ、 種が小さいということを逆手にとれないものだろうか
稲美町 本岡哲司
7/12 やまちゃんから「藤田さんの田んぼのキシュウスズメノヒエに関連して」
藤田さんが書いていた「不耕起のポット苗の手植え」、
僕も15年ほど前に一度だけやったことがあります。
その時、キシュウスズメノヒエがわんさと出現、音を上げたことがあります。
ところが、赤木さんが「アゼガヤ」について書いているので、
あれ?あれはキシュウスズメノヒエじゃなく、アゼガヤだったかもと、
ネットで調べてみたら、
アゼガヤは一年生雑草で、アゼカヤツリ(一年生雑草)とはまた別物らしい。
そのうえ、コアゼカヤツリというのもあって、
こちらは多年生雑草で、「茎は地下茎の節々から単生し葉鞘と花身をつける。」らしい。
混乱しています。
本岡さん、神戸の種取りクラブの集まりの時に、
「キシュウスズメノヒエに似てるけど、それより茎が細くて、種からも増える」
といわれていたのは、いったいどれなんでしょうか?
7/12 静岡の藤田さんから「きわどい話は大好きですが・・・」
赤木さん、当方けっこうトウの立ったおばさんですから、きわどい話はいく
らでもOKですよ!(ただしそちらより10以上は年下ですけど、念のため)
ポット苗は機械植えではありません。オール手植えです。不耕起の手植えな
んて手間なこと本当はしたくないのですが、やむを得ず。
田んぼ7畝のうち北側1畝ほどがじゅるく、代掻きしなくても代掻きに近い
状態なので、ここに苗代苗を植えました。モミをまいて50日ほどの苗で、
田植えのとき大きいのはすでに分けつが始まっていました。田植えの1週間
前にあまりにも黄色くなり、葉先がしおれてきたので、ビビって肥料をすこ
し振りました。そのせいか、最初からがんがん成長し、植えて1ヶ月たつと
かなり分けつしてきました。子どもたちも含め6人でわっと植えたので、ご
指摘の通りやや深植え気味。ずん胴型です。
残りの大部分に植えたポット苗は、モミをまいて40〜45日くらいのも
の。茎ががっちりしてて黄色っぽく、植えてからはゆっくり成長してほれぼ
れする開帳型になっています。不耕起なので、植えるとき竹で土に穴をあ
け、ポットの土に田んぼの土がこころもちかぶさるくらいに植えたのが、深
さとしてちょうどよかったみたいです。
ただし、いろんな人が植えたので、ところどころ浅すぎてぐらぐらしている
のがありました。土の上にかぶさっている腐食した草の中へ植えたのがこう
なっています。
ポット苗が足りなくて、予備に用意した箱苗を1枚半使いました。モミをま
いて30日くらい。100グラムまき(だと思う。友人がまいたのでちょっ
と?)で、1株3〜4本植えました。これも竹で穴をあけながら植えました
が、不耕起はどうしても深植え気味になるので、これはずん胴型です。苗代
苗に比べると成長はゆっくりです。
2年続けて箱苗を使い、活着が悪くて植え直しにかなり時間を取られたの
で、いろいろ考えて今年はポット苗にしました。素人が植えるにはポット苗
は本当に楽です。まくときの手間と土がたくさんいるのが欠点ですが、田ん
ぼに移してからの作業効率を考えれば断然グー。
稲作のいろはもろくに知らない私たちが体験報告なんておこがましい気もし
ますが、このHPはいろんな人が見ていると思うので、素人の試行錯誤として
参考になればと思い書きました。
赤木さんがずっと前にどこかで言ってた「どこでも通用する普遍的なものを
考えるときつくなる。自分の田んぼでしか使えない技術を探すのが大事では
ないか」ということばが私の稲作りの座右の銘です。私の家の敷地内にある
小さな田んぼは条件が全然違うので、友人とやっている不耕起田とは別の作
り方をしています。
7/12 岡山の赤木さんから「はずかしいから開帳しない?」
赤木@菜の花です。
藤田さんのも逆立ち大股開きとな。それは祝着至極。見に行かねばなるまいかのう。
ポット苗の不足分をマット苗で補ったのが恥ずかしくて開かないとか。開かないと風通しが悪いしムレてしまう。やっぱり丸干しよりは開きの方がいいに決まっている・・・・?(^!^)
ポットの方は機械植えで、マットの方は手植えと勝手に想像して考えるに、そりゃ〜きっと深すぎたんじゃ。手で差すとよほど意識していないと深植えになってしまう。気持ち良くぐっと入れたらもう深過ぎるんです。
への字シリーズで田植えの話の時には、疎植・細植え・浅植えといつも書いてきました。
苗が転ばない範囲でなるべく浅く植えないと時が来ても開帳しません。私の隣の田んぼにポット植えがあります。麦の跡で特に転び易いので深く植えてあります。開いていません、寄り添っています。アゼ道隔てた私の稲は大股開きです。
苗代苗(地球苗)を手植えした田んぼもあります。気持ち良くぐぐっと入れたもんだからこれまた開帳なく生育も遅い。稲の傍で話してあげました。
というわけで、股が開かないのは深植えが原因ではないでしょうかね。
かく言う私も手で植えると開きづらい。
田植えしてから20〜25日経過しました。いつもならもう2週間ほど先の中干しまでは深水を保つのですが、発芽に適した位置にあるヒエは、とっくに芽は出たと思うので、例年より早めですが人並みの水深に戻してみようと思います。それにもう10日もすれば株の姿がほとんど出来上がるでしょう。今から芽が出てもひょろひょろした1本ヒエで終るだろうから怖くないと思います。
極めて自分勝手な想像ですが、種が落ちたら来年抑えればいい。
これと関連してついでにもうひとつ。
前述の手植えをした田んぼは、小麦緑肥と深水で抑草しています。
実はこの田んぼ、長年稲を付けていません。去年は黒豆を作りました。湿りが多い田んぼですから、アゼガヤ(畦茅・小さい時はヒエそっくりですが、茎の節から根を下して田んぼの中に進入してくるたちの悪い草)が激しく茂っていました。当然種子はわんさと落ちています。イネ科の草ですから深水には弱いはず。案の定今時点では何も生えていません。種はいくらあっても怖くないものだなぁと実感したしだいです。
今日のはかなりきわどい話になっていたのに気が付いたかな?もうちょっとで品位を落とすところであった。あぶない、あぶない。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/11 静岡の山本さんから
今日、7月11日除草機の欄をインターネットで見ていると、山下様の除草剤を使わない稲作り、を目にしました。
自分も、一昨年より無農薬有機栽培で稲作りに取り組んでいます。
2反歩で5枚の田んぼを会社に勤めながら、日曜百姓で何とかものにしています。
当年47歳で皆さんの悪戦苦闘とその中に自己満足の弁、面白く、読ませてもらっています。
さて、表題の件在庫がありましたらお譲りください。
よろしくお願いします。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
静岡県伊豆市 山本一美
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
7/11 岡山の林さんから「RE:カドミウム」
皆さんこんばんは、
冨田さんの心配が本当のことにならなければ良いのですが。アスベストのようにある
日突然新聞に出たりして・・・。冨田さんのメールにあったHP見ました。塩化第二鉄
を使う方法は安全だからいい方法ですね。酸化鉄はもともと水田に存在しますしね。
可溶化したカドミウムをキレートで落とすという方法のようですね。鉄酸化細菌を使
うと水を循環して連続処理が出来るかも知れないですね。浸透性の高い水田では逆に
処理プールに水田土壌を入れ、処理後田圃に戻せば良いですよね。
赤木さんのメールにあった、
>カドミに電荷を与えて鉛にしてしまうなんてことは出来ないもんかねぇ林さん。
について。
そんなことが出来たらいいんですが、夢のような話ですね。(鉛も有毒ですよ。)そ
のようなことが出来れば、原子炉から出た核廃棄物質を消滅処理できるのですが無理
でしょうね。それよりも、大工さんや私達が使っている日立やマキタの充電式インパ
クトドライバーなどのニッカド電池が駄目になったら決してごみ箱に捨てたりしない
ようにしましょう。各地の銅、亜鉛鉱山の跡地の管理も大事でしょう。人は有用な元
素を使ったら最後まで見届けることが必要です。それが出来るような社会になったら
公害などという言葉は死語になるのですが。
林 正弘
岡山市
7/11 HPの宅配便「静岡の藤田です。」
赤木さんのところと同様私の田んぼの稲も、逆立ち大股開きのすてきな姿に
なってきました。ポット苗にしろー、黄色くていいとしつこく言い張った成
果に、一緒にやっている友人も納得したようです。
1畝ばかりの1本植え苗代苗は、やっぱり成長が早い(早すぎ?)ですね。
かなり分けつしてポット苗と差が出ています。ポット苗の不足分を補った箱
苗(30日くらい)は、ひょろかったので3〜4本で植え、ずん胴型になっ
ています。
今年の反省点は田んぼが平らになっていなかったこと。「雑草で抑草」が中
途半端になりながらも、低い所は深水でほとんど草が生えていませんが、高
い所は地面が出てあっという間に草になり、すでに3回手取りしました。こ
んなことは基本中の基本なのに、ううう・・・。
それと、モグラだかザリガニだかにそこらじゅうに穴をあけられ、せっかく
深水にしても何回も水が抜けて大変でした。(結局あぜシートをはりまし
た)
また、不耕起にしてコナギは激減しましたが、かわりにキシュウスズメノヒ
エがのさばってきました。取っても取っても伸びてきて、いい加減うんざ
り。これをたたくには一度起こした方がいいのでしょうか?
という訳で、成果も課題もはっきりしてきた今年の稲作り。今週の追肥でこ
れからどう展開するかしらん。
7/11 富山の予果さんから「鶏インフルエンザについて」
遅レスですみません。笹村さんの以前からの戦いは私には変わらず重いものとして受
け止めています。
<もしこのように、理由もなく生き物を殺す事が、正義とされる事になれば、すべて
の道徳は地に落ちる事になるでしょう。もし、淘汰する事に必然があるなら、まず
その理由が示されるべきです。声をあげて行きたいです。
全くそのとおりですね。
あらゆる機会をとらえて,
賛同の意思を私も伝えて行きます。命に直にたずさわる多くの人たちが,このような
直感を持ち,大変な危機感を持っていることをもっともっと世の中に知ってもらう必
要があります。あまりにも多くの人たちの考えとは隔たりがあります。
声をあげていきましょう。
7/10 長野の関谷さんから「元気が出る農業の道しるべ 現場編」
長野の関谷です。
下記の行事をやりますので、お忙しいとは思いますがよろしくお願いします。
なお、当行事のサブタイトルにつきましては山ちゃんより許可をいただいております。
文字どおり、「元気が出る農業の道しるべ 現場編」を目指しています。
ちょびっと有機農業技術交換会
〜あなたの失敗は私の肥やし*1〜開催のお知らせ
主催 長野県有機農業研究会穀物野菜部会 共催 日本有機農業研究会青年部
長野有機農研穀物野菜部会長の関谷です。今年は田んぼの除草に米糠ペレットと合
鴨、動力除草機を導入してみました。提携及び流通出荷向けの畑も今年は「狭い畑を
贅沢に使う」というコンセプトを元に色々な試みを今年もやっています。
そんな色々な畑や作物を(ちょうどいい具合に良い失敗例も出てくる時期に)実際に
見ながら、単に作物の生育を見るだけではなく30近くある田畑ごとにテーマを決
め、緑肥・支柱もの・合鴨・管理機・マルチ・ハウス・不耕起・混植・草かき・収穫
…と「もうちょっと除草を楽にしたい」「もうちょっと支柱を要領良く立てたい」
「もうちょっと無駄を無くしたい」そんなちょっとした技術やアイデアを皆さんと交
換しあえればと思います。
お互いとても忙しい時期での開催になりますが、現場を見ながらうんちくを語り合う
ことは冬にはできないことです。ふるってご参加ください。
会場:長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村) あさひや農場(状況により他農場も見学)
日程:7月30日(土)
13:00 集合
13:30〜16:00 第一部 徒歩で田畑を見ながら意見交換会(参加費200
円)
16:00〜17:30 第二部 田んぼの虫観察会−田のムシキング世界王者決定
戦−
18:30〜20:00 自炊夕食懇親会(八千穂高原キャンプ場 以降、宿泊費食
材代割り勘別途徴収)
20:30〜 第三部 飲みながら座学会 写真を見ながら1日を振り返
り更に技術交流を深めます。(飲み物等持参)
*好きなところだけ参加してもらって構いません。
*おもしろい小道具や機械、各自の農場の映像や資料があればご持参下さい。
*実行委員会等が無いので、不手際などあるかと思います、積極的にご協力お願いします。
*朝食の用意はしません。各自かたずけをして帰ってもらって結構です。
*事前変更事項が多いと思いますので必ず前日までに参加予約をしてください。
申し込み先 あさひや農場 関谷航太 /fax0267−88−2869
asahiya(アットマ)d4.dion.ne.jp
*当日連絡先等詳細事項は参加申し込み時に教えます。
*1「あなたの失敗は私の肥やし」
元気が出る農業の道しるべ
http://white.sakura.ne.jp/~genki/top.htm
より引用
あさひや農場 関谷航太 千晴
http://www.d4.dion.ne.jp/~asahiya/
/fax 0267−88−2869
7/10 福井の富田さんから「カドミウム(続)」
福井県池田町の冨田です。
赤木さんの「ばかやろう」、この一言で全てを代弁していただきました。
食の安全性をうたう農水省がデータを出さない。それでいて日本のお米は
安全です、1ppm以上は全て焼却しています、なんて誰が信じるでしょうか?
農水省がよく用いるトレサビリティなる造語は百姓だけに適用されるのでしょうか?
データを出さないのは誰の為でしょうか?責任回避でしょうか?
JAS有機は誰の為でしょうか?商社の為ではないのではないでしょうか?
食品添加物を次々と許可して行くのは誰のためでしょうか?
消費者の食の安全は一体誰が守ってくれるのでしょうか?
さて、カドミウムの浄化に関するニュースを以下のところで見つけました。
より詳しくは以下で
以上失礼いたします。
7/8 茨城のすずき産地から「Re鶏インフルエンザについて」
笹村さんの文章を転載させていただき
「たまご新聞」(「野菜だより」)を下記のとおりいたしました。
http://www.suzuki31.net/vegeta/index.html
思い出してみれば、
「野菜だより」は、まぐまぐからメルマガとしても配信していたのでした。
久々に発行してみました。
http://blog.mag2.com/m/log/0000004159
それと、余談。
>
すずき産地は農業生産区長6期目に挑戦とか、年寄りなんだー。
話をふってもらって恐縮です(^^;
農業生産区長ではなく、行政委員の農業委員ですが、
33歳のときから、5期15年務めてきて、
20人の委員(3年前までは26人)の中で、
古い方から3番目になってしまっていました。
で、一貫して最年少でした。ただし、
発言回数は断トツの最多だと思います。
いっぽう宴会参加は断トツの最少です。
もし今回、
6期目に当選できても、やはり最年少のようです。
□□□□□□□□□□□□□□□□
すずき産地
http://www.suzuki31.com
■■■■■■■■■■■■■■■■
7/7 広島の西村さんから「ウェルかも」
飼っていた真鴨はとうとう雄1羽になってしまい餌やりの面倒をする気になれませ
ん。
適当に虫を食べているようです。(たまに玄米を給仕)
推定累積400mmの雨の中休みに入り早朝に田植え途中の田の水を見に行ったら野性
のカモが3羽いました。
久しく調整水田になっている田に来ていた一部が来たようで歓迎(ウェルカム)して
おこう。
山下さんと田植え機引渡しの直メをしていて教えてもらったので土日の『たねとりク
ラブ』に参加しますが
山下さん・岡田さん、丹波黒豆の苗はないですか。2年前のを一握り蒔いたら発芽しな
くて畝のこぼれ種1本しか育っていません。
予備の種を分けてあげて手元にはもうないんです。余り苗が有ればよろしく。
まあお二方になくても交換会で種が有るかもしれんし、最初の種みたいに店で食用の
を買うか、
正月に岡山まで出向いてむしってくるかだな。そんなことはせんと思うけど赤木さん
『よろしくね』。
>
7月8〜9日と日本有機農業研究会・種苗部会の集いが神戸であります。
(訂正 9〜10日でしょ)
食用の豆 発芽率がちと落ちます 子葉にひびがはいっている
豆の催芽処理の疑問
水にどぶ漬けすると割れて不発芽になるのは経験済みで、皿に入れて水を浸し、水を
捨てる。数回1日かけて繰り返す。
一気に吸水させないようにして準備したはずなのに発芽ゼロとは床に蒔いてからの水
遣りが頻繁すぎたのかなあ。
気長に待つべきだったかも。
何か手順に間違いがあればご教授ください。
すずき産地は農業生産区長6期目に挑戦とか、年寄りなんだー。いや、若いうちから
やっているのか。
7/7 福井の富田さんから「カドミウム米に関する農水省回答」
福井県池田町の冨田です。
カドミウム米に関しての農水省からの回答がございましたので、ご報告申し上げます。
***********************************************************************
大変、回答が遅れまして申し訳ありません。先日頂きました再質問について回答申し上げます。
(2)1.0ppm以上のカドミウム含有米に関しては、都道府県に責任があり、
農水省としては、生産数量、処理数量、処理金額等についてのデータを
持っていない(把握していない)ということでしょうか?それとも、都道府県に
管理責任があるので農水省からは公表しない、という事でしょうか?
農用地土壌汚染防止法では、1.0
ppm以上のカドミウム含有米が生産されたことが判明した場合、都道府県知事が必要な対策の範囲(農用地土壌汚染対策地域)を決定するための調査を実施し、農用地土壌汚染対策地域の指定(第3条)→農用地土壌汚染対策計画の策定(第5条)→客土等の実施という手順で対策を講ずることとなっています。
農林水産省は、農用地土壌汚染対策計画の策定や実際に対策を実施する際に、技術的なアドバイスや経済的な支援(補助事業)を行うという形で都道府県が行う農用地土壌汚染対策に関わっています。
ただし、1.0
ppm以上のカドミウム含有米が生産されたことが判明した場合には、上で申し上げた技術的なアドバイスの際に参考とするために都道府県から情報提供を頂いているものの、農水省の責任でそちらに対してさしあげることはできません。
公表につきましても都道府県が実施していますので、必要でしたら個別の県に対してお問い合わせいただけますよう宜しくお願いします。
(3)1.0ppm以上のカドミウム含有米の処理方法に関しまして、農水省から
各都道府県に対して具体的な指針なり指導はございますでしょうか?
1.0
ppm以上のカドミウム含有米の処理方法について、特に、農水省から都道府県に対して指導やアドバイスは行っていません。
以上です。よろしくお願いします。
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農林水産省 消費・安全局
農産安全管理課
須 田 佳 樹
TEL:03-3502-8111 内線3128
03-3502-5968(夜間)
FAX:03-3580-8592
e-mail:yoshiki_suda(アットマ)nm.maff.go.jp
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***********************************************************************
以上、引用終わりです。
7/7 佐賀の太田さんから・授業料」
やっと田植えも終わりました、それも昨日です こんなに田植えに手間が
かかつたのは初めてです。佐賀平野にはあちらこちらに早場米の稲が穂を出していま
すのに、私は今田植えが終わりました。5月6月の記録的な少ない雨には参りました。
水が少ないために代かきに十日以上かかりました。例年だと三日で終わりますが、そ
して苗代のスズメよけの網をはずしてびっくりでした。自身過剰はおそろしですね、
ポットの箱の中心部が枯れていました。原因は昨年の藁が箱の下に固まり、箱を広げ
て水を満タンに貯めて落とすので、五センチ位に苗が伸びたらポンプはさよなら後は
底の土の力でたくましく大きくなれと、遠くから眺めるだけが失敗。箱の底で藁が急
に腐れ空洞になりまるで頭の円形脱毛です。約半分以上の箱数です。しかたがないの
で人様にはいい苗から配布したら、もの凄い補植の数と苗がないから三十センチ以上
の間隔植え、代かきから日にちが空いたのは、雑草しき込みは底に空気が入りガスか
現象で土が軟らかくなり、機械植えは不能状態です、水を落としたら大きく土を動か
しながら行くので苗が倒れる、水を入れたら深植えしても苗が浮き上がるので、低速
のエンジンが止まる状態の亀さん田植えしかありません。これからは代かき3日以内
の田植えの徹底で早く根を張らせ、深水状態に持ち込んだら上記の状態を逆手に利用
したら、下から浮く状態と深水の水の圧でコナギを封じ込めることが出来るじやない
かと思いますが、今年の収穫は半分でしょう?しかし百姓は授業料が高いですね。
佐賀 太田
7/6 神奈川の笹村さんから「鶏インフルエンザについて」
あしがら農の会の笹村です。
田んぼとは違うのですが、みんなに知ってもらいたく
て。
高病原性鳥インフルエンザの「H5N2亜」型について、
2005,6,3
0
茨城県水海道市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウ
イルスが検出された問題で、農水省は29日、家禽疾病
小委員会(委員長・喜田宏北海道大教授)を開き、鶏の
抗体検査で過去のウイルス感染が確認された近接する養
鶏場5施設について、鶏計約9万4000羽と鶏卵すべ
てを処分することを決めた。
農水省は近く専門家チームをつくり、ウイルスが検出
された養鶏場と近接5施設にひなを納めている業者を含
む全関連施設を対象に感染経路を調査。鶏の異常を把握
するための全国のサンプル調査も対象を広げる。
以上の様に報道は伝えております。弱毒の鳥インフルエ
ンザは私の予測では、過去繰り返し鶏に感染が起きてい
ると考えており、予測通りの結果です。しかし、それほ
ど危険なものではなく、抗体を作り、終息する。それは
自然のありようそのもので、自然と折り合いをつけた鶏
の飼い方の範囲であったに違いありません。それは鴨や
ガンの抗体の状態から想像される所です。
問題が起きたのはウイルスの強毒化が頻繁に起き始めた
為です。何故ウイルスが強毒化するかのプロセスは、確
定されていませんが、感染の連鎖の中で起きると言う事
は確かです。つまり、薬剤でコントロールされた、密室
的環境の中に、弱毒の鶏インフルエンザウイルスが落と
し込まれた時、何万という感染の連鎖の中で、ウイルス
の変異が起こる可能性が高まった為、起きているので
しょう。近年アジアでの大規模養鶏業の広がりと共に、
頻発するようになった、と推測する事ができるでしょ
う。
今回、水海道市で起きた「H5N2亜」型感染は、発見され
た経緯も、疑いを持って見つけた訳ではなかった。産卵
が、40%まで落ちた事。その後の周辺5養鶏場での、
抗体保持の鶏の発見された経過は正に、この病気のあり
様を現しています。健全な経過の中で、実はこの病気を
克服しようとしていたのです。もちろんこの間にウイル
スが変異しなかった事は幸いでしたが、もし、このまま
過ぎていれば抗体を得て、終息して行くはずでした。
所が、家禽疾病小委員会は、抗体を得た鶏もすべてを淘
汰しろと、命じました。
この事は私達のように、自然と折り合いをつけ、生き物
を飼育して行く事を仕組みにして養鶏業を営むものとし
ては、青天の霹靂です。
もしこのように、理由もなく生き物を殺す事が、正義と
される事になれば、すべての道徳は地に落ちる事になる
でしょう。もし、淘汰する事に必然があるなら、まずそ
の理由が示されるべきです。所が、早速問い合わせた私
に対し、農水省の担当官のO氏は何の理由も語らず、家
禽疾病小委員会の決定だから淘汰する。の一言で電話を
切ってしまいました。
鳥インフルエンザの経過は、何十万、何百万、と生き物
をまとめて飼うことができない事を示しています。畜産
は自然との折り合いの範囲で、できる限り小規模で行う
事が望ましいと言う事を示しています。日本の農水省の
方向では、完全管理できる、密封養鶏だけにしてしまお
うという、明らかに間違った判断をしています。ヨー
ロッパでは、大規模畜産への反省がなされ、ケージ飼育
を禁止する方向です。
現在、県単位で血液検査をする動きが出てきておりま
す。その過程で、抗体を持った鶏が発見されれば、又淘
汰という事が命じられるでしょう。これは間違った選択
です。抗体を得た鶏、あるいは同じ場所にいながら感染
をしなかった鶏、これは価値ある鶏なのです。強毒化し
た鳥インフルエンザウイルスに対しても、相当の対応力
のある鶏のはずです。私のように自然養鶏を営むものに
とって、ありがたい財産となる鶏です。将来そこから素
晴らしい品種の作出もできるかもしれません。それを見
つけしだい淘汰では、自然養鶏の存続はあり得ません。
以上の様に憤慨しておりますが、何処にもやり場があり
ません。この間違った進行を何としても止めなくてはな
りません。が、自分の無力が残念でなりません。
私は鶏血液検査を拒否します。もし強制力を持って行な
われる事になったときが、私の養鶏の終わる時です。
神奈川県小田原市久野3545 рO465−32−6
733 笹村 出
7/6 茨城のすずき産地から「Re鶏インフルエンザについて」
おはようございます。
茨城県の海沿い北のはずれで
平飼い養鶏にも取り組んでいる
すずき産地です。
笹村さんの「鳥インフルエンザについて」を、
同感をもって拝読いたしました。
Webのほうではさっぱり更新していないのですが、
http://www.suzuki31.net/vegeta/index-gif.html「たまご新聞」ってのを毎週発行して、
産直のお得意さんなどに配布しています。
印刷部数は毎週三百数十部です。
ここに、
笹村さんの「鳥インフルエンザについて」を転載させていただきたく
この場を借りてお願い申し上げます。
毎週木曜日のお昼前には印刷しております。
急の急で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
同じ文面を、
「あしがら農の会」のほうにもメールさせていただきました。
余談ですが、
いま農業委員会選挙の真っ最中です。
投票になるのは27年ぶりとのことだそうですが、
6期目をめざして立候補しております。
http://suzuki31.blog2.fc2.com/blog-entry-110.html
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すずき産地
http://www.suzuki31.com■■■■■■■■■■■■■■■■
7/6 お米の勉強会の村山さんから「Re鶏インフルエンザについて」
笹村様 村山 日南子です
何時も鳥インフルエンザについてまともなご意見を有難う御座います。
おっしゃるとおりですね。
以前、兵庫県有機農業研究会主催の北海道大学獣医学部長の喜田宏さんのお話をお聞きしました時、喜田先生もウインドレスが全てではない、ウインドレス設備だけに補助金が支払われるのはやめになるはずだ、とおっしゃいました。
でも、封じ込めのためには危険因子は排除、とはお考えのようでした。
笹村さんのおっしゃるように、生き物を何の罪もないのに、人の都合だけで一網打尽にしてはバチが当たるとテレビを見ながら思っていました。
EUは平飼いにしていくように私も聞いています。インフルエンザ流行の時どう対処するのでしょうね。聞いてみたいものですね。参考になるかもしれません。
一羽づつにワクチンを打つというのも賛否がありますね。
ワクチンだから、その方が流行しないとかからないのでしょうか。そうでしたら、新型が出れば効果がありませんね。
やはり、免疫力を強めるには、できるだけ逞しく、鶏の好む条件で飼うのが正当だと思います。
笹村さんのこのメールを転送してもいいでしょうか。
7/6 京都の平賀さんから「Re鶏インフルエンザについて」
笹村さま
はじめまして(・・・でしたでしょうか?)
京都府・丹波町で半分放し飼いで7羽の鶏と1匹のヒヨコを飼っている者です。
笹村さまの投稿を拝読して、笹村さまを応援します。めげずにがんばってください!
うちは丹波町・・・そう、ここから山向こうにあの浅田養鶏所がありました。
その近所の人のうわさ話によると、夕刻になると臭いにおいがしてきたり、雨
が降るとよろこんでたまった糞尿を川に流していたりしていたそうです。
カラスがたくさんいたそうで。
今でもカラスはやたらとこの辺まで飛んできています。
先日も目を離したすきに、せっかく孵したヒヨコ5羽のうち、4羽をやられて
しまいました。
あのころ私は1時間ほど離れたところにいましたが、そこにも検査に来て移動
禁止命令を受けました。
放し飼いなんてもってのほか、鶏は閉めきって、ウインドレスの鶏舎で「衛生
的に」飼う。
そんな方向に動いていると聞いています。
私は自家用の卵と肉のために数羽飼っているだけなので、当事者にはなってい
ませんが、
自然養鶏を進める貴重な人たちに対する風当たりがキツクなってきていると聞
いて、心配していました。
お役所のいいなりにハイハイと流れないように、めげずにがんばってください!
陰ながら応援しています。
平賀緑
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」
http://journeytoforever.org/jp/京都府・丹波町
7/6 神奈川の笹村さんから「Re鶏インフルエンザについて」
>
笹村さんのこのメールを転送してもいいでしょう
か。
笹村です。是非、多くの方にお伝え下さい。
どのように使って頂いてもかまいません。
今回報道も、関心が薄く、既に終わった様な。
7/6 千葉の高柳さんから「Re赤木さんの小麦緑肥の使い方」
高柳@おかげさま農場です。
赤城さん・小麦緑肥の使い方ありがとうございました。
当地の、田植えは4月中でほぼ終わってしまいます。
従って、赤城さんの地方とは1ヶ月以上の季節のずれがあります。
その場合、どうなるのか。実験してみないとわかりませんね。
水利組合との兼ね合いがありますので、そんなに遅らせるわけには
いきません。
遅くとも5月上旬に田植えをしないと、水利がまずいのです。
そうした場合の、麦の生育度合い、また気温の違いなど考慮しな
くてはならないようです。
今年も、3町5反、40枚の田んぼ全部を無農薬田にしましたが、
米ぬかペレット2回散布、深水管理でしましたが、結果は失敗と
言っていいと思います。
5月1日田植えはじめ(それでも他の田んぼは全て田植え終了で
す)今年の反省は、苗質が悪かったこと、除草機を入れることが遅
れたことなど、後手後手で、毎日手作業で除草してます。
それでも間に合わず、惨憺たる有様です。家族の抵抗にあい、
未熟な技術の自分に腹を立てながらの今日この頃です。
それから、杉野さん!除草機の実演会に行けずに済みませんでした。
7/6 宮城の齋藤さんから「 Re発展途上国の農薬」
こんにちは 宮城県栗原市一迫(いちはさま)の齋藤です。
ティラガモの前部に電動ライムソワーを取付け 最後の(2回目ですが)
除草と追肥を一度にやろうとアクセクしています。
ハウス内の根きりネットは 防草シートを敷くことにして
ただいま手配中です。 参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
「発展途上国の農薬」ですが 期限切れや無登録農薬が規制の
少ない発展途上国に輸出され そこでリパックされて逆輸入され
農地以外用の用途として 園芸資材店やホームセンターなどで
販売されていることなどもありました。
北朝鮮への援助米が上陸しないでUターンして 日本国内で
流通されたといわれていることにどこか似ていて
非常に不愉快ですね。
商社がすべて諸悪の根源とはいいませんが 目の付け所が
違うんでしょうね。どうしたらそうなれるのかしらん。
齋藤 政憲
psy-farm(アットマ)ae.wakwak.com
7/6 福井の富田さんから「Re発展途上国の農薬ごみ」
福井県池田町の冨田です。
ゴミの海外輸出は以前から聞いておりましたが、まさか、農薬まで。
驚きました。
本来、製造メーカーが責任を持つべきですよね。
外部不経済で不当な利潤を上げているところが多すぎます。我々農業者にも
当てはまりますが・・・。
とても考えさせられました。
7/6 京都の平賀さんから「Re発展途上国の農薬ごみ」
林さんへ
「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」の平賀緑です。
中には・・・どころか、日本製の農薬も*積極的に*途上国に押しつけられてました。
その辺はこちらの本に詳しいです。
農薬援助のことだけでなく、日本の農村も途上国の農村も同じ扱いを受けてき
たことがよく分かる、お勧めの一冊です。
岩崎美佐子、大野和興 編著
『アジア小農業の再発見』
緑風出版 1998
4-8461-9806-5
私が書き取ったメモのうち、農薬援助の部分を添付します。
72ページ KR援助(食糧援助の別名:1964-67年GATTケネディ・ラウン
ド、援助が貿易に悪影響を及ぼすのを防ごうとの協議、合意を受けて1967年の
世界食糧会議で食糧援助規約が策定、1968年からそれに基づき食糧援助が給与
されるようになった)
73ページ 日本のKR援助は資金供与方式といわれ、受取国が食糧を購入する
のに必要な資金を受取国政府の要請に基づいて日本政府が給与する形をとって
いる。もっとも、この資金はタイドで、食料調達は日本企業しか受注できな
い。
73ページ 食糧増産援助(KR2)が始められたのは1977年である。KR援助
が始まって十年を経たものの、食糧は第三国から調達するためにKR援助は日
本にとって旨味に欠ける援助であるとの認識が広まっていった。高度経済成長
達成以後の産業構造の転換により日本国内での農薬、化学肥料、農業機械とい
った農業関連の工業製品の消費は頭打ちで、そこにオイル・ショックによる石
油価格高騰が追い打ちをかけていた。日本国内で苦境にあった農業関連の工業
製品消費に活路を見い出すため考案されたのが食糧増産援助(KR2)で、K
R援助に準ずるという意味あいからKR2(または第2KR)と名づけられ
た。
76ページ ・・そのために日本でノウハウの蓄積の豊富な稲作をむりやり導入
する。日本国内では、最大の公共事業であった小規模農地を統合し大規模に形
成する構造改善事業も終幕に向かい、農業土木事業関連のゼネコンやコンサル
タントは新たな事業展開を求められる。農業機械、肥料、農薬業界も日本国内
の農業生産の減退に加え、減反政策もあって、国内では需要の先細りが見えて
いる。そのため、日本政府も関連業種の海外進出を積極的なODA供与で後押
しする。こうして年間降雨量700ミリという少雨地帯に大規模水田開発事業が
展開されていく。
ご参考まで。
平賀緑
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」
http://journeytoforever.org/jp/京都府・丹波町
7/6 福井の中出さんから「Re発展途上国の農薬ごみ」
林さんの意見を読んでいて思ったことですが、背景となる時代や世界の状況が分
かりませんので私の想像です。
いくら農薬を援助として送っても、受け取る側に使用する技術と知識が無ければ
何の意味も無い典型的な例でないでしょうか。
たとえば動力噴霧機や動力散布機が無いとか、もともと農薬など一般的でなかっ
たという問題があったかと思います。
もしかすると送る側が不用処分として、援助と言う美名の下に処理したという
穿った見方も出来ます。
前にも言いましたが、私は先代からの不用農薬の廃棄処理を毎年続けています。
農薬の種類によって処理代金は違いますが、3kg/袋の粉剤5〜6袋で1万円ほど
掛かります。
今のペースだと後5年ほど必要ですが、林さんが言われるように誰かが何時かや
らなければならないと考えています。
と言いながらも私は農薬を買いますし、使用しています。
NAK1888
7/5 岡山の林さんから「発展途上国の農薬ごみ」
強い雨が断続的に降り続いています。
7月5日の山陽新聞に、FAO(国連食料農業機関)の専門家が、南米ボリビアで発見さ
れた過去の国際援助で送られた「農薬ごみ」の処理をしている写真が載っていた。中
南米諸国に持ち込まれたこれらの農薬は3万トンから5万トンと推定されるらしい。
中には日本製の農薬も含まれているという。税金がこのように使われていたのです
ね。当地で使われなかっただけまだ環境への影響は少なかっただろうが、処理費用や
技術面で困難を抱えているようだ。国連の機関であるFAOがこのような尻拭いをさせ
られているとは私は知らなかった。でも誰かがやらなければならないし、毒ガスの処
理と同じように忍耐と労力のいる危険な作業だ。
林 正弘
岡山市
7/3 岡山の赤木さんから「ゆっくり育っています」
赤木@菜の花です。
つい先日まで淡い葉色で、深水にアップアップしていた苗が、背がすらっと伸び、色は隣の稲とたいして変らなくなってきた。いつしか茎数も倍増し開帳型に育っている。
この調子だともう2週間もするとゴリラのガッツポーズに近くなってくるだろう。3週間後には完全に出来上がってしまうと思います。アカン、早すぎる。3週間後で出穂45日前だ。
雨が欲しいと嘆いていた頃は気温は真夏並みだったから、地力窒素の発現が去年同様早いようです。梅雨が空けたらまた照るだろうから、地力窒素の供給は例年より多くなると予想できます。
1枚だけドカン肥を振る田んぼがあります。45日前の追肥は控えめにするつもりです。
去年も地力窒素の発現が早かったようだから、例年の3分の2程度にしたけど、それでもまだ多すぎたようでした。今年は例年の半分まで控えるつもりです。硫安で7kg。こんな量で米取ったらバチが当りそうだ。肥料代たったの200円。これぞ正統派への字の真髄だ。
水不足から一転して豪雨になった。最近の神様は程々と言う言葉を知らんのかねぇ。
田んぼも20cmを越す深水になってありがたいんだが、隣との境のアゼを今にも越しそうだ。粘土コロイドで濁った水は液肥みたいなもの。豊年エビやカブトエビ、貝エビ、ミジンコ、牙虫、などがウジャウジャいるのを捨てるのはもったいないしかわいそうだし。田んぼの脇に立ってしばし考えてしまいます。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
7/2 岡山の赤木さんから「小麦緑肥の使い方」
赤木@菜の花です。
最近PCの調子が良くなくて、やっと立ち上がったらセーフモード。外線とつながらない状態が続いていました。時折機嫌が良くて標準モードになります。
高柳さんの小麦緑肥による抑草のご質問と、長野の唐沢さんのライ麦緑肥抑草の失敗例に関して、私の思うところを書いてみます。
小麦も良く茂ればかなりな量の緑肥になります。菜の花より湿害に強いから有望株です。葉も茎も柔かいですから土の中にすき込むと、土がよほどの乾燥状態でない限り、微生物の影響を受けて腐熟が始まります。すき込みから田植えまでの期間が長いと、抑草成分の有機酸が出てしまって、田植え後の肝心な時には効果が半減している。去年の私の失敗例から得られた反省が以上のようなことでした。
唐沢さんは田植え2〜3週間も前に水を入れて、ライ麦をすき込まれています。私はエンバクを使いますがライ麦も似たようなものでしょう。もっと田植えを引き付けてからすき込むことをお奨めします。必要なら播種時期から変えなければならないかも知れません。
或いは乾田状態ですき込んでおいて、水を入れるのは代掻き寸前にするというのも手です。私の緑肥処理は全て後者です。
緑肥はそれ自身が十分な窒素を持っているので、腐熟用の窒素源は不要だと思います。むしろ緑肥の基肥として入れてやり、緑肥の生育を促進させた方がいいと考えます。
私は稲に必要なだけの堆肥を入れてやり、一度緑肥に吸わせそれを再度稲に吸わすと言う考え方です。
高柳さんのお尋ねには、念のために私がやっていることを羅列してみます。
今年は小麦、エンバクは反当10kg2月に播きました。田んぼにはそれまでに基肥として鶏糞堆肥300kgを打ち込んでいます。
田植えが6月中旬に対して、緑肥すき込みは5月下旬です。土に湿りが多いようだと、もっと遅くにすき込んだほうがいいと思っています。理由は前述の通りです。
去年のデータですが、
小麦の播種量20kg、平均草丈90cm、反当生草重量3.5トン。
エンバク播種量13kg、平均草丈1.3m、反当生草重量4.5トン。
あまりにも生草重量が多いので今年は播種量を減らしました。小麦は鳩の野郎に全部食われて、残っていたカラシナをその上にわずかに振りまいてあとは雑草が頼みの綱でした。その雑草が良く茂って抑草効果満点のようです。
現代農業の去年の12月号に、菜の花以外の緑肥抑草のことを書いています。バックナンバーで引けると思いますから、良ければ読んでみてください。
冬からのおよその作業は、「元気が出る農業の道しるべ」の「菜の花日記」というところをのぞいて見て下さい。
私はたまたま菜の花を使った緑肥抑草に行き着いて、更に雑草緑肥へと次第に進化・バージョンアップしています。それぞれの地域に合った方法を探されるといいでしょう。
去年雑草で成功した田んぼにタマネギ、ニンニク、そら豆、ジャガイモなどをこの冬植付けたら、いやはやものすごい草で、草取りで命が縮むところでした。
長くなったついでに書きます。今度発信できるのはいつのことかわかりませんから。
埼玉の後藤さんへ思いつくままを。
浮島現象は小麦ワラを全量打ち込んで田植えするとよく見られる現象です。たくさんの有機物と藻などが塊になってガスを抱え込み、部分的に浮いてくる現象です。苗まで一緒に浮き上がった経験はありません。
現場を見ていないから想像になりますが、土が浮くということもちょっと考えにくいし、土の表面で繁殖した藻が表層剥離して、根を土に下していない苗や表面の泥を少し抱いて浮いているのではないでしょうか。苗が浮くのなら、今より少しだけ深く植えてやったらどうでしょう。苗はもともとかなりの浮力を持っているので浮こうとします。
緑肥を打ち込んだ田んぼではこのような現象は見られません。土の表面に藻が発生しないからだと思います。それとガスわきがおとなしいですから。
藻(アオミドロやアミミドロのことではありません)が発生する理由がきっとあると思います。表面の窒素分が多いとか、水に濁りがなくて土の表面に光が十分当るとか。
これはプロゼクトXですよ。田んぼが隣なら一緒に考えれるのにね。
春に川の泥の上で繁殖した藻類が、自分で出したガスで剥がれて浮き上がる現象があります。根底は共通しているように思います。
無責任な発言ばかりで申し訳ありません。参考にもならなかったかな。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通