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1/31 やまちゃんから
「百姓ブログマップ」、ささやかに出発しました。
姫路のひだり隣町の「ただまき農園」と、右隣の「コメショップはなふさ」さんが、
ブログをやっているのを思い出しました。
勝手に入れさせてもらっています。
掲載ご希望の方、ご連絡下さい。
1/31 茨城のすずき産地から「うちのブログ」
ROMってばかりで申し訳ありません。
ちょうどブログUPしてたら、山ちゃんメール。
さっそくですが、うちのブログです。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/上記でも紹介してるけど、今、
養護学校の生徒さんが実習に来ていて
朝9時から午後4時まではゆっくりと時間が流れて、
その前後が濃密になっています(^^;
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1/31 岡山の林さんから「村山さんへ、私の暖の取り方」
村山様、
心配かけて申し訳ないです。
私は、暖房機を使っています。おけいさんから去年の11月に使わなくなった反射型
の灯油ストーブを頂きました。夜はこれを使えますので凍えることはありません。朝
方には室内は氷点下にはなっていますが、寒くは感じません。ストーブを使い始める
と今まで無しに過ごしていた事が信じられないくらいです。私の暖の取り方は、ス
トーブを使い始めるとその上にやかんを乗せます。そして熱過ぎないうちに2リット
ルのペットボトルに湯を入れベッドの中に入れておきます。湯が熱すぎるとペットボ
トルが熱湯で曲がってしまいますが、ある程度の熱さで使用すると朝方までぬるめの
お湯になっています。湯たんぽを買わなくてもペットボトルで十分です。冬が終われ
ばペットボトルの回収に出します。すると部屋に物が少なくなって過ごしやすいで
す。
余談ですが、マジックインキが書けなくなってきましたので、幾つかのホームセン
ターで探しました。詰め替え用インクが売られているのですね。284円でした。マ
ジックインキは100円ですので、新品を買うべきか迷いました。物を大事にするな
ら、詰め替えインキです。結局、詰め替えインキにしましたが、買うまで30分もか
かってしまいました。全くバッカみたい。皆さん、貧乏な百姓の消費行動を笑ってく
ださい。マジックインキは商品としては完成品ですね。寿命の短い商品が氾濫する中
で、昔からガラス瓶を使ったこの商品の形が全く変わっていない。こういう商品は大
事に使いたい。
林 正弘
岡山市
1/30 岡山の大月さんから「 除草剤使わない米作り始めます。」
今日は、岡山の大月といいます。
以前、"井原死すともへの字は死せず"を送っていだきました。
それ以来、井原 豊さんに感銘を受けまして、井原先生の本を買いました。
図書館で借りた本も有ります。
それから除草剤を使わない、出来たら農薬も使わず、稲作りに取り組む事にし
ました。
今、糠を発酵させています。これで除草剤の代りをさせる。
糠を分けてもらう、米屋さんにこの事を話したら、田植後に糠を入れると言う
方が居られるとは聞きましたが、どこの誰だか聞きませんでした。
紹介してもらえれば、話が聞けたなと後悔してます。
今度は今年の年末にもらいに行きます、電話をすれば済む事ですが。
肥料屋で無農薬もやりたいと言ったら、種の消毒も出来ないので無理だと言わ
れました。
これは肥料屋の言葉ですから、農薬が売れなくなれば大変との事かも知れませ
んが。
とにかく、走り出しました。
発酵うまく行っているのやら、糠を手配するのも大変です。
何分初めてのこと、手に負えないことが出てきそうです。
その時は、お力添え頂きたいと思いメールしました。
百姓二年目です、去年は従来農法でした。
8反強を作ってます。何卒よろしくお願いします。
1/30 やまちゃんから「ブログのリンクを新設したいと思っています」
昨日、熊本の岡さんから
「ブログはおもしろいよ」というお便りをいただきました。
この「HPの宅配便」の仲間でも、ぼくが知る限り、
北から、
北海道の三田村さん、
信州の関谷さん、唐沢さん、斎藤期英さん、
ブログの形じゃないけど、京都の河北さん、高知の奥田さん、
たしかまだあったなあ、思い出せません。
「除草剤を使わない稲作り」のHPの表紙に「ブログのリンク」を掲載したいと思っています。
「HPの宅配便」の形でも良いし、「私信」のかたちでも、どちらでも、
リンク希望の方、世話人の山下までご連絡下さい。
1/30 静岡の鈴木さんから「今年の目標」
静岡は小山の鈴木です。
毎日皆さんのメールを楽しく拝見しています。
久しぶりの投稿ですみません。
私の今年の稲作の目標は鰹節肥料の1回施肥に挑戦してみます。
昨年6畝の田に1シーズン分の肥料を撒いて試したところ、そこそこの出来だったので
今年は4反の田に昨年の反省を踏まえた作り方にしてみるつもりです。
昨年当初は無謀かなと思いましたが、過繁茂にもならず伸びすぎもせず、ただ、収量が
イマイチだったので今年は窒素量を昨年より3%ほど多くして全層施肥でやってみようかと思います。
特徴ある稲作りの求められる現在こんな方法も面白いかな?と思います。
1/30 兵庫の村山さんから「Reトラの子も全滅」
皆様、林様 村山 日南子です
林さん、大変でしたね。人参の悲惨さにも胸が詰まりますが、林さんのお体の方がもっと心配です。
そんなに寒いのに、あのお家で暮らしていらっしゃるのですね。私にはできないことです。こちらはまだ雪も殆ど降りませんが、そして、今日は暖かいほうでしたら、私の体は心から冷え切っていました。
でも思い出しました。野草料理の若杉友子先生は、やはりとっても寒い京都の綾部の山里で昨年は家の中につららができる寒さでも、暖房なしですごされたそうです。70歳前のおばあちゃんです。
どんな思いかと、先生に詳しい方に尋ねましたら、その寒さをむしろ楽しんでやろう、という感じで生きておられるのだとの事でした。私共が大変と思うこと何でもが先生には楽しくてならない一つのようです。
野草は午前4時前から起きだしているそうで、先生も4時から起きて、すぐに何やかやはじめ、ご飯が美味しい、一日を絶えず動き回り働いて、楽しくて仕方がない、そうです。
林さんもきっと、そんな思いで挑戦されているのでしょうね。でもお体気をつけて、ご飯を沢山食べてくださいね。
1/29 岡山の林さんから「トラの子も全滅」
皆さん今晩は、
今朝(29日)は放射冷却が強く、台所の水道から長いツララが下がっていた。しか
し、汲み置いたポリタンクの水は凍っていないように見えた。何とか水が使えそうだ
とポリタンクを持ち上げ揺すると忽ち凍り付いてしまった。どうやら過冷却になって
いたようだ。こういう現象はよくあって、化学者が目的の物質を合成して母液から析
出させようとしても出来ない時がある。そういう時はガラス棒などでフラスコの底な
どを擦ってやると一気に結晶化して化合物が得られることがある。百姓はそのような
実験はしないが、今朝の過冷却の水のように同じ現象を体験する。
お昼近くになってニンジンの収穫が出来そうだったので作業を始めたが、心配してい
た事が起きてしまっていた。寒さで8割くらいのニンジンが凍傷を起こしていたの
だ。最後のトラの子もほぼ全滅状態になってしまった。夏の炎天下で続けてきた草取
りマラソンも、結果は無残だ。総合収率は、25%というところだろう。イノシシに
15%程を全滅させられ、ヨトウムシに50%、寒さで10%位を全滅させられた。
全ては自分の責任だ。来期こそは、巻き返しを図りたい。
林 正弘
岡山市
1/29 岡山の赤木さんから「堆肥散布」
赤木@菜の花です。
堆肥の散布が峠を越えました。
天気さえ良ければこの後、播種・鎮圧・溝あけと、どんどん進めていきたいと思って
います。
まだ急ぐ必要はないのですが、田んぼが乾いているときが適期。蒔いたが勝ち。
種子は水分と気温を感知して、時が来れば勝手に発芽するでしょう。
その作業の様子をみのる産業が撮影に来られました。
ポットでお馴染みのみのる産業は社の方針に環境問題を取り上げ、農家に減農薬稲作
のススメなるものを推進していく意気込みらしい。
会社のホームページに、私の田んぼの様子などを載せ、無農薬稲作への誘いをしよ
うというわけだ。
おととし「元気の出る農業の道しるべ」に載せた菜の花日記みたいになるんだろ
う。
ありがたいことに来月10日には1時間もらって大話のできるチャンスが与えられま
した。みのる製品の販売店や本社の販売担当者70人ほどの研修会で、菜の花農法や無
農薬稲作についての話をしてきます。とっても楽しみです。
さて、我が家に色彩選別機なるものが設置されました。
プッ・プッ・プッ・プッてスイカの種を吐き出すような音がして、茶米が落ちてゆき
ます。
白米ならきれいに選別するらしいけど、玄米は全体が薄く色づいているため茶米と
の色差が小さく、機械もやりづらいらしい。
でも選別されたいい米とアウトになった米とでは、比べるとかなり差があります。
これからこの機械をどう使いこなしてゆくか課題ができました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
1/29 熊本の岡さんから「私もブログはじめました」
こんばんは、くまもとのおかです。
たまの書き込みですみません
熊本も寒い日が続いています
い草も菜の花も生育が遅れがちです
え〜私もブログはじめました。(よかったら遊びに来てください)
365日「お百姓さん」物語
ほとんど、365日仕事しているみたいなので、いろんな事書こうと思いました。
こんな仕事していたと振り返る事ができそうです
なかなか面白いですよブログ
1/27 北海道の三田村さんから・ソバの種」
専業農家を多く抱える北海道の農協は、農家の自給自足を認めようとしないよ
うに思われます。大規模化や生産性(収益)を高める事に躍起となり、事実農産
で利益を上げ、自分たちの食生活は購買に頼る傾向があります。隣町にイオン系
のスーパーマーケットが午後11時まで営業しています。誰がこんな田舎町で夜
中に買い物に来るのかと思っていたら、9時過ぎてから日中働くだけ働いた農家
の奥さん達が買い物に来るのです。「便利だから」と言う問題でない。農家の心
から何かが奪われていく思いがあります。地元のAコープは午後7時で閉店し、
市街地の人たちが買い物をする。そして大手資本のスーパーに農家が買い物に行
く。このようなことに疑問を抱く方が変な人間として見られるのです。でも変な
ものは変だ!
蕎麦の種はJAでなくても、近くの種屋さんで素性の知れた物が手にはいると
思います。買い物代行いたしますのでお申し付けください。
オフラインで話そうかと思いつつ、蕎麦の話から脱線しメールしました。
-------------------------------------
ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
三田村雅人
TEL/FAX
0123-87-3636日中090-9439-1523
E-mail
eco-farm(アットマ)topaz.ocn.ne.jp http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/ ブログ開設しました
http://hureai.exblog.jp/
--------------------------------------
1/27 宮崎の小川さんから「夏そばいまだ探索中」
宮崎県椎葉村の小川です。
皆さんからたくさんの情報をいただき、本当に喜んでいます。
・・・・が、
キタワセソバ種子は、なかなか入手が困難のようです。
北海道のJAは、競争相手が増えるのを好まないのか、とても冷淡な返事でした。
どなたか個人的に分けてくださる方を探すしかないのでしょうね。
北海道の三田村様、ほかどなたでも結構です。キタワセソバの種子、分けていただけ
るようでしたらお願いできませんでしょうか?
==============================================
〒883-0402 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字大河内1220
小 川 弘 志
URL
http://www.ne.jp/asahi/laurisilvae/forest/==============================================
1/25 岡山の林さんから「蕎麦に含まれるルチン」
皆さん今晩は、
今日(25日)のNHKラジオの国会中継で、ツルネン・マルティ氏の質問をきいた。
経済の高度成長時代に日本の多くの自然が破壊されてしまったが、これを回復するこ
とは多くの有機農業者の願いだ。
蕎麦という食べ物は、米の糠に当る部分が内部に入り込んでいるので、米のように精
米することが出来ないから健康食品と言えると思う。蕎麦はルチンという成分が含ま
れていることに特徴がある。ルチンによって毛細血管が強化されるから、脳出血、出
血性諸病に効果がある事が分かりヨーロッパではとても注目されている。去年の夏に
近くの大工さんが危ないところだったので、蕎麦をたべたら?とすすめた事がある。
ケルセチンの配糖体だ。フラボンであって、リボフラビンとは全く違う。
ルチンが多く含まれている蕎麦はだったん蕎麦というらしい。蕎麦湯が黄色くなるく
らいだという。
林 正弘
岡山市
1/25 北海道の三田村さんから「蕎麦のこと」
北海道のみたむらです。北ワセソバつくっています。北海道は各作物の栽培面積
が多く、特産化しているところがたくさんあります。それ故、種としての取り扱
いは厳密なところがあります。私のところのように体験で小面積つくっていると、
自家採取の種を使います。しかしそれはご近所(JA)から嫌われますね。
一昨年だと北海道の気候で、6月6日に種まき、8月28日刈り取りが出来まし
た。参考に写真を2枚添付します。
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ふれあい体験農園みたむら
〒069-1211北海道夕張郡由仁町岩内1614
三田村雅人
TEL/FAX
0123-87-3636日中090-9439-1523
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http://hureai.exblog.jp/--------------------------------------
1/24 やまちゃんから「夏そばについて」
ある方が、「夏そば」について、昔の現代農業の記事に次のようなのがあったよと、教えてくれました。
98年 4月号 「『田んぼ前』にソバの作付け、ひと稼ぎ!」、
98年11月号 「6月収穫・田植え前の夏ソバ栽培、
10a5万円の稼ぎも夢じゃない!」
で「キタワセソバ」の紹介をしています。キタワセソバは栽培期間60〜80日。西
南暖地なら
4月中旬までに播種すれば梅雨前にとれるとのことです。
愛媛大学の杉本秀樹先生が書かれた記事だとのことです。
連絡すれば、詳しく教えていただけるのでないでしょうか。
ぼくら農家は、雑誌の原稿を書いた時に、電話で問い合わせをされると、
「そんなことくらい、もうちょっとていねいに読めばわかるでしょ」
「そんなことくらい自分で考えてよ」
などと、だいたいがわずらわしく思ってしまうのですが、
大学の先生は、農家から電話や手紙をもらうとうれしいものです、きっと。
連絡先は
愛媛県松山市樽味3−5−7 TEL&FAX 089−946−9809
だそうです。
小川さん、杉本先生に聞いて教えてもらったことなど、
ぼくらにも伝えていただけるとありがたいです。
1/21 お米の勉強会の村山さんから「Re山下さんのジレンマ」
皆様、山下様 村山 日南子です
何時も突然、あまり熱心に拝見もしていなくて、しかも門外漢が割って入ってごめんなさい。
今日の山下さんのジレンマ、同感です。私も、新聞もテレビも(テレビは自分でスイッチを入れたことがありません)なくても一向平気で、平和に生きていく部類です。
そして、山下さんが、百姓一般を代表するようなことはいえなくなった、とおっしゃっていることにも共感を覚えます。よって、評論家についての思いもきっと同じと思います。農業を食い物にして生きている人たちがいかに多いことでしょう。
でも、私がお米の勉強会をはじめざるを得なかった時、誰を基準に考えたらいいかと悩んだ時、私個人の思いではなく、隣の奥さんの思いを基準にしました。少なくとも個人で動くのではない時、やはり、私の立場は消費者(あるいは生活者)でした。私自身の思いを会の主張として取り上げてもいいと思うようになったのは、ここ最近です。この2〜3年自然災害が激化してきてからです。グローバル経済を拒否はしませんが、一方で「自立したくらし」が、地球上の誰にも必要と確信できた時からです。
よって、グローバルな世界を、新聞やテレビで努力して見ながらも、流されない思いを、できるだけ周りに広げていきたいと、何時も無理な努力をしています。本当は、私は台所に立っているか、布を触っていればご機嫌で幾日も過ごせます。
山下さんもできましたら、もう少し外に向かって主張してくださるよう、願っています。
1/20 福井の中出さんから「蕎麦と予果さんへ一問」
小川さんのメ−ルに関してアンサーが遅れたみたいですが、蕎麦に関して一言。
私が蕎麦を作ったことは前にも言っていますが、小川さんが言われたように台風は大敵ですね。
衣笠さんが言われた「キタワセソバ」は北海道では盛んのようで6月上旬の播種みたいです。
これより早い播種のものは、東北以南から九州南部で栽培されている「しなの夏そば」が5月中旬の播種です。
こんなことを言うと正に蕎麦通みたいですが、農文協編集の「新特産シリーズ ソバ」の受け売りです。
蕎麦作りには非常に参考になると思い無断で利用しました。(農文協さん、CMしましたのでご勘弁を、、、。)
そこには玄そば流通に関しての記述はありますが、具体的にどの品種の種をどう手に入れるかまでは言及していません。
蕎麦に限らず、今後「種」の問題は色々な意味で大きいと思いますので、農文協さんにもその辺の情報をお願いします。
私は福井県の在来種で作っています。
福井県も蕎麦作りには積極的で、県独自で減反の補助の対象にしています。
県民も食べるそばが非常に好きで、若い人もそれなりこだわりを持っている様に見えます。
そういう面から見ると生産者と、加工販売者(食事が出来るそば店)と、消費者(ソバを食べる人)のいい関係が有ると私は考えているのです。
でも、歩留まりの悪い作物のひとつですね。
作付面積が小さいこともあって昨年は播種から収穫まで手作業で行いました。
兼業農家の私は稲作と、この蕎麦(作る方と食べる方)に面白味を覚えています。
で、小川さんがこの場で知り得た情報があれば公表して頂けないでしょうか。
お願いします。
ところで予果さんが言われた「バックボーン」って、農業面で具体的に言うと「じぇいえい」ですか?。
もしそうなら私と同じ考えみたいです。
、、、あ、具合が悪いならご返答は結構です。
akao1888
1/20 やまちゃんから「予果さんへ」
予果さんの話は、とてもよく考え抜かれていて、
またていねいに書かれた文章だと思いながら拝見しました。
マスメディアに取り上げられる不況脱出法は、東京大田区の技術を持った町工場とか、
まあだいたいがそんなもんや。
農業の分野でも、8時間労働で1000万円の収益など言う講演を自慢たらたらにしている輩がいる。
商才にたけていることは認めるが、おつむの程度はやや疑わしい。
普通の人間が普通にやって時間給1000円をクリアできる、
そんな百姓ができたらうれしいし、したいと思っている。
そんなことを、高校の同級生が集まって飲んでいる時にしゃべっていたら、
「おれは、時間給1000円もいったら幸せいっぱいやなあ」とか、
「私のところは800円よ」
と、茶々を入れられた。
サラリーマンの連中は黙とったけど。
去年ダイコンの甘酢漬けをやってみたら好評で、
今年もと意気込んでいたけど、ダイコンサルハムシにやられて、余剰ダイコンがありません。
タクアンも1本150円(もしくは半切り100円)で売れたら、冬場の直売所のにぎわいになると思っていたのに、
そのダイコンもない。
畑を見てみたら、お化けコマツナ(収穫おくれで巨大コマツナ)がある。
霜に当たって、柔らかくておいしいが、お店に出すのはなにがなんでも恥ずかしい。
虫食いダイコンやら、大蕪、ニンジンなどもある。
ちょっと手間はかかるけど、切り漬けに挑戦することにした。
塩3%、2時間程で15キロの切り漬けが出来上がった。
200CCのコップに入れて、ポリの袋をコップにかぶせ、ひっくり返して袋に開ける、
輪ゴムで止めて出来上がり。
1日15〜20ほどが売れくれている。
時間給1500円くらいになってるかも。
子連れのかあちゃんが、たき火にあたりながら、
「焼き芋せえへんの」という。
「あんた目の付け所がええね、
焼き芋を売ったら、きっとお客さんが集まると思うんや。
野菜を買いに来たお客さんが焼き芋も買って帰る。
焼き芋を買いに来たお客さんが野菜も買って帰る。
ええ話やなあ」
焼き芋は、前からしたいと思っていたことなんやけど、
いよいよ忙しくなるので二の足を踏んでいます。
しかしそれにしてもじゃ、
今日の野菜の売り上げ21000円、200ヶくらいの野菜が売れた勘定になるけど、
お米を買ってくれるお客さんはその1%にもいかない。
95年の冷害をさかいに消費者のお米に対する気持ちは冷える一方です。
浮気な消費者を相手にせにゃならんから百姓もたいへんなことはたいへんです。
予果さん、あんたのメールはとてもよく考え抜かれていると思いました。
そやそやと共感しています。
だけど、小泉の純ちゃんやホリエモンなどのメジャーの勢いに流されている部分、
なきにしもあらずとも思いました。
流されているのは、僕も同じことだけどね。
流されながらも、流されんようにするにはどないしたらええか?
農協の理事やら農業委員会のじいさん連中がやっている床屋政談だけはしたくないと思いました。
百姓一般、個人事業主一般を背負ってしゃべることを、僕の場合はやめてしまいました。
(百姓一般や個人事業主一般を主語にしてしゃべることが、僕の場合はできなくなりました。)
その結果、社会情勢音痴、歴史音痴になってしまいました。
大局的な視点から物を言ったり、考えたりすることが出来なくなってしまったのです。
ごっついジレンマです。
1/20 宮崎の小川さんから「夏そばの種について」
宮崎の小川です。
稲田様、衣笠様、大西様、早速のアドバイス、ありがとうございました。
たった今、メールを開いたところです。こんなに早く、たくさんのアドバイスをいた
だけるなんて、予想外でした。このメーリングリストの威力に敬服し、こんなネット
ワークが存在することに、心から感謝しております。
とりあえずご教示いただいたところに連絡を取ってみたいと考えています。
結果についてはまた改めてご報告します。
とりあえずお礼まで。
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〒883-0402 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字大河内1220
小 川 弘 志
1/20 富山の予果さんから「個人商店としての「農業」,事業としての「農業」
今や個人商店で生き残っていけるのは,小さな利益でも食べていける年金やサラ
リー収入を持っているか,独自の商品を持っている特殊な店。
どんな職業でも経済的に見れば,小資本で回収できる収入は現代生活を支えられない
時代になっています。農業だけでなく。
農業も規模を大きくすれば,それは農業事業ということで,事業家としてのセンスが
必要になります。資本投資は一代では回収しきれないことも多くなり,法人化とか後
継者問題により深刻にさらされるようになります。
広大な土地を持つ農家に資金の借り入れをさせて,大きなアパートを建てさせて,家
賃収入を得させようとして営業にくる建築会社がありました。修繕,家賃滞納者への
対応,その後発生するさまざまな問題は,「農業者」の対応を超え,事業者としての
資質を問われることばかりです
少なくない農家がこうやってバブルの時代に元も子もなくして去って行きました。
「個人農」は「個人商店」以上に過酷な条件にさらされています。これを続けるには
やはりバックボーンというものが必要不可欠な気がします。
そのバックボーンも衰えをきたす時がいつか来ます。個人商店がなくなっていいはず
はなく,小さな農業がなくなっていいはずはないのですが,今のところ無策です。
この宅急便で皆さんの戦いを見るにつけ頭が下がります。
1/20 兵庫の衣笠さんから「夏そばの種」
宮崎の小川様、
夢前町の衣笠です。
夏そばの件ですが、私も昨年から夏そばを作り始めています。
麦後、6〜7月の播種で9〜10月でやってみましたが、やはり
台風の餌食になりました。
九州なら4〜5月巻き7〜8月収穫も可能かもしれません。
品種は、”北わせソバ”が良いようです。
ただ、私は玄そばを持ち合わせていません。
1/19 宮崎の小川さんから「探しています」
宮崎は椎葉村の小川です。
皆さま、ご無沙汰しております(といっても、おぼえていらっしゃる方のほうが少な
いかも。何しろ、3年前に二三度メールさせていただいただけですから…)。
私の素人無農薬米作りも、このメーリングリストのおかげで、なんとか食べるだけは
確保できるようになりました。今後は、どうにかして収入の道を確保したいと、いろ
いろとない知恵を絞っているところです。
さて・・・
椎葉村では、蕎麦の栽培を奨励しており、私もそれに加わっていますが、ここ連年の
台風で被害を受け、ほとんど収穫らしい収穫はありませんでした。何しろ、開花期に
限って台風が連続してやってくるのです。
かといって、高冷地(10月には初霜が降りる)ですから、台風が過ぎて播種していた
のでは間に合いません。
そこで考えたのが、「夏そば」の栽培です。台風が来る前に収穫できれば、多少収量
は落ちたとしても、ここ数年のような「種すら確保できない」状況はまぬかれること
ができるでしょう。
ところが、いろいろと探して手配してみたのですが、夏そばの種が手に入りません。
どなたか、春播き、夏収穫の蕎麦種を手に入れる方法、ご存知ではないでしょうか?
品種は問いません。もし少しでも手に入るようであれば、それを殖やして利用させて
いただきたいと思っています。
全国にネットワークのあるこのメーリングリストを利用するしか、もはや手がない現
状をお察しいただき、情報をご提供くだされば幸いです。
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〒883-0402 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字大河内1220
小 川 弘 志
自宅電話・FAX 0983-41-8433
URL
http://www.ne.jp/asahi/laurisilvae/forest/
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1/18 大風呂敷やまちゃんから、あほ香西さんへ
以下は私信で香西さんに送るつもりで書いたのですが、
アルコールの勢いで、HPの宅配便に変身しました。
どうかんの会長やら本岡さんに聞くところによると、
総社の香西さんの田んぼは耕土の深い砂質だそうだ。
本岡さんはついこの間まで近所に出張で連泊してたらしい。
夜なべ夜なべで訪ねる暇がなかったとのこと。
ゴボウはおもろいで。
とくに大浦ゴボウ。
手か足の親指くらいの太さで(若ゴボウで)出す。
ローム層のゴボウと香りや柔らかさが違う。
うちでは完全に直売所の客の定評をつかみ、3000円程度ですが毎回売り切れです。
ゴボウには健康食のイメージがある。
ゴボウを食うと、お尻がラッパになる。
香西さんの畑やったら50〜60センチくらいのべっぴんさんが穫れるはず。
大浦ゴボウやったら1リットル8000円くらいで種も安い。
2〜3センチ間隔ですじ撒きして間引きなし。
葉が茂ってきたら、雑草が生える隙間があらへん。
初期の1〜2回の草削りですみます。
畝の高さもロータリーかけた時は20〜30センチあるけど、
雨風に打たれて収穫時には10センチ程度のほとんどベタ畝です。
生協とか有機の仲買に渡りをつけておいたら、きっといける、たぶん、、、、
もひとつ、ついでにおまけ。
トウモロコシ(スイートコーン)もおもろいで。
トウモロコシを露地の無農薬で作ろうと思ったら、6月下旬から7月中旬の収穫しかない。
6月下旬にはトウモロコシはまだほとんどスーパーにも並んでない。
これも生協とか有機の仲買に渡りをつけておいたら、きっといける、たぶん、、、、
「外品目から5品目へ、さらに2品目へそして「ニンジン」へと移行していく過程で、
やっと「農業」が見えかけてきたように思います。
これからの課題は、2品目から5品目へさらに30品目といった道をたどることかもしてません。」
こんなことを香西さんが先日のメールで書いていたので、
大風呂敷のエールを送りました。
P.S
先日写真で紹介した「FARM SHOE」
会社の名前は、クミアイケミカルやなくて、全農クミックスでした。
ええかげんなこっちゃ。
1/18 栃木のよっさんから「香西さんへ、エール!!」
ROMになろうと、閉じ損なって、香西さんのストリップ見てしまいましたので、エールを送ります。
香西さんへ
私の叔父さんは、山手の伊丹と言います。もう、亡くなりましたが。ご存知かもね。
教員を定年して、農協の仕事をしました。いつも、ブロッコリーを宣伝していました。
いつだったか、「しゅうじ」(私の名前)、儲かったんじゃ。ブロッコリーが高値で、「みんな儲かったんじゃーっ」、と。
オートバイ(実は、免許が、自動二輪しかなかったのです)で、うちに来て、喜びを満面に表し、土産のブロッコリーを置いていったのを覚えています。
それはもう、シンコツサイシン、がんばっていました。今も、山手のブロッコリーは、特産ですか?
人の努力によって、培われていくものと、報われていくものと、承知しています。
成功しようと、失敗しようと、なさなければ、何も得ることは出来ないと、承知しています。
よって、私は、迷い続けます。あがき続けます。
もう、しゃべるの当分辞めます。よっさんより。
1/17 「あほ香西」の2005の決算です
ベンツの田植え機で田植えをして、R&Rのコンバインでの稲刈りを目指している香西です
農家としての「収入」の最低値は、いくらなのか?
最低いくらの収入があれば、生産の継続が出来るのか?
「収入」とは何なのか、保険料、年金、税金、その他を含めたものか、引いたものか
によって、大きく変化すると思います
年によっても大きく変化するのが「農業」という職業の特性でもあります
これは、各農家によって大きく違います
私(個人)の場合は、保険料、年金、税金、その他を含めたものを引いたものが、年間200万円は必要だと思っています。
私どもの「給g備路オーガニックワーク」の場合、「保険料、年金、税金、その他を含めたもの」の売上に占める割合は、残念ながら28%です。
これを45%にすることは簡単です。しかしそうすれば、規模拡大はおろか、はやりの「異常気象」のまえには、即刻「夜逃げ」しかありません。
ということなので
昨年(2005)の総売上が 3100万円しかありませんでしたから、「収入」にまわせる金額は、1000万円しかありません。860万円の内、私が200万円をとってしまいますから、4名の従業員、研修生の「収入」の合計は660万円しかありません。一人当たりの「収入」は平均すれば160万円ですが、「保険料、年金、税金、その他を含めたもの」を加えると、会社としての負担(人件費)は、1200万円(売上に占める割合は39%)となります。
ちなみに2004年は総売上が 2800万円しかありませんでしたから、会社としての負担(人件費)の割合は43%にものぼり、まさに「夜逃げ寸前」であったことが解ります
皆さんのおっしゃっている「所得」「収入」うんぬんかんかん等、内容がまちまちのもで、比較のしようがありません。
私どもの昨年度の「日当」は上記のとおりです
「あほか!」の嵐(喝采)をお待ちしています
メールアドレスが変わりました
給g備路オーガニックワーク
香西達夫 090-8249-0938
新アドレス
kouzai(アットマ)mx8.kct.ne.jp
URL
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
1/17 栃木のよっさんから「せつのーなるで!」
ほんまに、最近、せつのーなりょーるよ。
赤木先輩、益っさんは、かつての同僚でした。
私の描いたものを現物にしてくれた人です。みなさんにわからんから、ここまでです。
とにかく、私は、物づくりの夢を捨てきれず、単身、栃木に来て仕事をしています。
みなさん、考えて下さい。日本の美しき、森、湿原、砂浜、棚田、水田、田畑。荒れ果てています。
どう、子孫に言い訳するか?
私の一族は、農民です。爺さんは、不在地主だったので、農地改革で、ほとんどの土地を買い上げられました。
先祖様は、お寺さんも建てました。小学校に敷地も寄付しました。蔵々は、農協の倉庫になりました。
金子(かなこ)さんも、たくさん居て、ひいばあさんの葬式には、ほとんど来てくれました。
「金子」って知っていますか?
私費で、養育、身元保証、奨学金等、を、援助する「養子にする」、みたいなものです。
かつての農村では、こんな事も行われていました。とさ。
私の、じいさん、ばあさんは、まだ、生きています。100才が二人、夫婦で生きています。
不在地主で、戦後、財産はありません。でも、孫頭の私は、彼らが、生きていることを、誇りにしています。
私は、資本論の信奉者では、ありません。どちらかといえば、フランス実存主義に共感を得ているものです。
が、農に関する限り、経済至上主義には、異論を持ちます。
今、また、農業改革に突入しました。しかも、この改革は、戦後の改革とは違い、夢を伴いません。
痛み、挫折、を伴う、弱肉強食の世界であります。もう、軟着陸はありません。
安全な食を維持するための社会構築は、誰がしますか。私は、決して、経済優先ではないと思いますが、、。
昨日のテレビで、みました。環境のECOと、経済のECOは、両立するものだと、、。
わしゃー、先祖さんから、山しかもろうてねえけぇ、定年したら、炭焼きでもしょうかのぉー。「本音」
てな、訳で、正月早々、毒ついてしもうた。
みなさん、悪しからず、また、当分ROMです。お話を除草にもどしてください。
勝手なおねがい。定年したら、いつか、皆さんの会合に参加させてください。
山ちゃん様、添付文、ありがとうございました。
「農=環境」と、理解したい。今は、栃木のよっさんでした。
1/16 岡山の林さんから「今年の稲作」
皆さんこんばんは、
トンネル内の2回目の草取りマラソンを始めたところ、カブラヤガの被害が大きくて
トンネルによっては6割ぐらいのニンジンが消滅していた。1回目の草取りマラソン
の時は、発芽率が良くて今度こそと期待していたのだが残念だ。もうこうなると、間
引きの必要もなさそうだ。カブラヤガ対策を本気で取り組まないといつまでも低空飛
行から脱却出来ない。
実はここで皆さんにごめんなさいを言わなければならないことになりました。
去年12月23日に「ニンジンが本葉3枚になりました」という題のメールで、「3
枚目の葉が成長するに従って、各々の葉の角度が120度に近づく。」などと書いて
しまいました。今日の草取りでよく観察したところ、これは真っ赤な「間違い」であ
ることが分りました。3枚目の葉の成長によって1枚目と2枚目の葉が押されていく
のですが、120度までは達しないようです。現在のところ6枚目の葉が出てきてい
るのですが、2回転した後、6枚目の葉が1枚目の葉に重なるようです。ですから、
葉序は2/5となりそうです。皆さんにお詫びします。私は本が買えなくて、観察だ
けから書いているので間違いもあるようです。山下さん、HPの正確さを保つために私
の以前のメールを削除していただけませんか。
今年の稲作りを考え始めている。今年は耕作面積が少し増えて1ヘクタール余りとなりそう
だ。2−3年無農薬で稲作りを続け、その後畑に転換、有機JAS申請となるだろう。
雑草対策がポイントとなるが私のやり方では、3ヘクタールぐらいまでなら労力的に不可
能ではないようだ。
私のやり方は、
@ 二回代かき、
A 田植え10日での機械除草、
B 深水、
の三点だ。
去年の経験から機械除草は草を見ないうちに出来るだけ早く入れると、除草は1回で
済みそうだ。そして、深水で7月の土用まで保てば後は雑草は生えても管理可能な状
態になるだろう。
林 正弘
岡山市
1/16 岡山の赤木さんから「営農集落」
赤木@菜の花です。
久々によっさんのご意見を拝聴しました。たしか栃木のよっさんになったと思〜
とったんじゃが群馬じゃったかのう?
こね〜だ、JAの農機フェア−が高松稲荷の駐車場であったんじゃ。
ヤンマーのコーナーで話しょったら、相手は岡山農栄社の人じゃがな。
「あんた、栃木のよっさんを知っとんか?」と聞いたら向こうはわしの顔をジ〜〜ッ
と見て言うことにゃ、「あんたは赤木さんかいな」 わしゃびっくりしたぞな。なん
でわしゅー知っとんならと言うたら、インターネットや雑誌でよ〜知っとると言うた
ぞ。
すぐ名刺をくれたから見たら 益田治行 とゆうもんじゃった。よっさんなら知っ
とろ〜のう。
・・・・・・・・・あぁ、疲れた。吉田さんなら通訳なしでもすぐ理解できると思
うんだが。
からくりギエモン。。。。三重県の伊勢だったか、たしかギエモンという、うまい
酒があったと記憶している。
さて、集落営農のアンケートがJAから来ました。とりあえず各自が将来田んぼをど
のようにしたいかという調査です。
20軒ほどの集落ですが、もう10年以内にほとんどの親父たちは百姓ができなくなっ
てしまいます。稲つくりの全作業をこなしているなかで、今年還暦を迎えた私が一番
若い。
農繁期だけ手伝う中年はいくらかいるが、親父さんがくたばった後ひとりでできる
者が何人いるか疑問です。ましてや他人の田んぼを請け負ってまで百姓やる者はいな
いように思う。その時になって蓋を開けて見なければわからないけどね。とりこし苦
労ならいいんだが。
戦後から高度経済成長を経てバブルを経験し、なんとか景気の回復に明かりが見え
始めた現在も、子どもにはより高い教育を受けさせ、より良い企業や官庁に就職する
ことこそが、親として最良の務めであると、ほとんどの親たちは思っている。
田舎を離れ都会に出て働くことで豊かな暮らしができると、田舎の親たちはみんな
思っている。農業後継者がいないことは、その家の子ども達が優秀である証拠なので
す。
家を継いで百姓しながら務めに出ている者は、少々できの悪かった子。親の自慢話に
はまず出てこない息子なのです。
町の人は「そんなぁ〜」と思われるかもしれませんが、これが現実です。
正月とお盆に帰省する人たち。全員とは言いませんが、故郷を捨てて豊かな暮らしに
浸っている人が多いと思うのは、ひねくれた私だけかもしれません。
今年の豪雪で雪かきに困っている年寄りの子ども達は、都会でぬくぬくと暮らして
いるのと違いますか?耕作放棄田で荒れ放題になっている家の後継ぎは、これまた都
会にいるのだと思うんですが・・・・
ええぃこの際だ言ってしまおう。 たまに土産持参で帰って来て「無理するでねぇ
ぞ。身体を大事にな」なんて優しい言葉を掛けておけば、孝行息子だ。田舎の空気は
うまいなぁ、なんて表で話している時、裏の台所でごちそう作っているのは後継ぎの
嫁っ子だ。
どこが孝行息子だ、ばかやろう。田舎の崩壊の原因はてめ〜達だろうが。
今夜の芋焼酎は悪い効きかたをしたようだ。
発言に関して、子どもが女の子ばかりで嫁に行ってしまったとか、子宝に恵まれな
かったお家の方には深くお詫び致します。
話を戻そう。
どうせ営農集落という発想も、霞ヶ関から出てるんだろう。東大や早稲田や一ツ橋を
出て、鍬のひとつも持ったことのないインテリがいくら考えても、農家を、農村を救
う道が見えてくるとは思えない。農政を救う筋書きは見えているのだろう。
集落単位で法人を立ち上げれば、後継者がいるとでも思っているんだろうか。会社
組織にすれば雇用・保険・就業規則と、メリットはあるんだろうけど、百姓をやる気
のないものばかり集めて声をかけても、法人の社員になりますと手を上げる若者がい
るだろうか?今勤めている会社を辞めてまで誰が百姓やると思う?
ましてや損失が出たりしたら誰が責任取るんだ?村には住めなくなるよ。JAや農林
中金から借りればいいか・・・・・しまいには誰か首吊りして一件落着だろうよ。
百姓は暑くて寒くて、苦しくて、汚くて、金にならなくて、休みもない。手は荒れ
てあかぎれはできるし、節くれだつし、嫁さんもこないダサイ職業だと多くの国民は
思っている。
だからこそ、田舎を捨てて町に出て就職するわけだ。そりゃぁそうだろう、農学部を
出ても指導者や研究者にはなっても、農家になるやつなんぞ滅多にいねぇ。
ここのところが変らない限り、日本の農業の将来は明るくない。
営農集落組織を立ち上げてもやがて行き詰まる。そん時ゃアメリカや中国から安い農
産物を買えばいいだろう。自給率20%以下になる日も遠くない。
というわけで、営農集落には疑問をいだいている私でした。
国破れて山河あり、城春にして草木深し・・・・ではなくて
国栄えて故郷荒れ、田畑春にして草木深し・・・・とならなければいいんだが
自然を愛し環境を考える憂国の百姓 赤木 歳通
●やまちゃんから
ほんまや、栃木のよっさんやった。
久しぶりにHPを見せてもらったら、プロフィールやらなんやらあって、よっさんはえらいダンディやないか。
それにヨーロッパ旅行に同行された奥さんもべっぴんさんや。
そら何年も単身赴任は難儀なこっちゃと、つい同情してしもた。
早よ、岡山へ帰りなはれ。
喰うぐらいどうやったって食えまっせ。
>少量生産では、一人(または、夫婦、家族)が一番能率が良いのですよ。
>単一機械として、処理量が大の集荷場向けの物は、作りません。道具的な個人農家さん向けの農具を作ります。
むむっと思いつつ読みました。
わが隣々町の三木市の刃物メーカー「どうかん」の穴あきホー(けずったろう)が売れてるそうです。
今まで2万5千丁売れたそうです。
姉妹品の試作品が出来たので試して欲しいと来られました。
よっさんがこれまで手がけた農機具のなかで、思い入れがあるのをいくつか紹介してもらえるとうれしいなあ。
よっさんのHPでいいから。
単純に興味があるのです。
余談になりますが、
もう半年以上前のことになりますが、すずき産地が北海道旅行中の「
日刊「NOCUSる」 を読んでいたら、
除草機のティラガモや美善号に採用されている株間除草機の原型と思われる農具が、
農具博物館に飾られている写真に出会いました。
「へーっ、こういうのってある時突然変異的に出てくるのじゃなく、
受け継がれ受け継がれしているもんやなあ」
と、妙に感動しました。
現代農業2005年2月号(700号記念)の「農業用語集」が
増補改訂で「農家の技術・早わかり辞典」として、単行本で出版されました。
それを読んでいると、みのるのポット田植機は、
「田植機の普及によって稚苗のポット苗を移植する方法が一般的になっていたが、
北海道など寒冷地では、成苗の方が冷害に強いことが当初から知られていた。
80年に北海道の農業試験場によって成苗ポット苗が開発され、
みのる式(共立式)ポット苗田植機で、成苗を欠株なく移植する方式が実用化された。」
と書いてありました。
みのるの独創とばかり思いこんでいたので、これもへーっという話でした。
けっこうみんなつながりつながりしているもんなんやね。
1/15 岡山ならぬ群馬のよっさんから・ 生かさず、殺さずは?昔話。」
明けまして、おめでとうございます。
久しぶりに、ROMを閉じまして、発言させてください。ずーっと、拝聴いたしておりました。
先週、我が社の会長の運転手を申し付けられ、群馬県の農機具販売店さんを、年始まわりしてまいりました。
なんせ、この会長、私より、二周り上の79才の寅年生まれ、50年以上、機械を売り続けています。とにかく元気なのです。
よって、私の勤めている会社の名は「タイガー」なのです。久しぶりなので、私の素性を書いてしまいました。お許しを。
さて、1/9の郷里、岡山の赤木先輩の投稿です。
麦の多い、群馬でも、同じ事が話題と、なりました。60kg
当たり\2,300.-で、作付けが変わってしまったとの事。
今年、はっきり、軟着陸の農政は、終了しました。もう、古来の日本の農政、「生かさず、殺さず」は、無くなったのです。
集団化するか、死ねと、行政は、予定通り、発令をしました。
よって、歯車の一環として生きれない、お百姓さんとしては、生産性を追及した、農業から、安全性、食味を追及した、
差別化農業を強いられるわけです。しかも、自前の営業を展開しなければ、差別化は、ありえません。
その中で、食い扶持は、自前の作物、公共料金、光熱費は、年金からの捻出。と、言うパターンになってしまうと、思います。
私は、からくりギエモンです。つい、近年まで、能率の上がらない機械は、売れない、よって、作らない。と、していました。
が、能率の上がる機械が、運良く出来上がり、ヒットすると、結果は、作物(商品)の価格を下げただけで終わってしまいました。
最初は良い機械を作ってくれたと、感謝されましたが、3年もすると、農家さんの恨みを買いました。
だって、皆さん、能率の上がる分だけ、作を増やそうとします。同時期に大量に同一市場に作物は出回ります。よって、値崩れ。
作を増やさない方は、他の作物に手を出すかというと、なかなか出しません。パチンコやが繁盛します。はははのはです。
せめて、家族サービスでもすればよいのですか、、、。
機械化して、効率を上げても、手取りが増えない(むしろ、同一の作付け面積では、減る)わけです。自分で、自分の首を絞めるわけです。
定年まで、後、5年。私は、基本的な機械を、丈夫で、使いやすく、おまけに安い物を設計して、世の中に出し続けるつもりです。
笑われても、良いのです。少々、便利でも、ハイテクの機械は、作れても、作りません。
単一機械として、処理量が大の集荷場向けの物は、作りません。道具的な個人農家さん向けの農具を作ります。
「老兵は死なず」の心境です。
なんなら、多品種、少量生産では、一人(または、夫婦、家族)が一番能率が良いのですよ。
趣味の農業をしながら、生きて(食べて)いくか?大規模化の一員、歯車として、生かされていくか?今年は、分かれ道です。
どちらが、良いかは、みなさんが、判断されるわけです。でもね、選択は強いられるのでは、と思います。
個人的な意見ですが、生きることを愛する農家さんへ、
一人で、循環農業をすることは、むずかしいので、最小単位での、地域循環農業を、地産地消でお願いします。
太古より、文明の発展は、労働、(食べ物)の余裕から、派生したものと、理解しています。少々の余力で良いのでは、ありませんか?
きっと、賛同してくれる、市民(消費者)、私もふくめて、居ると、思います。
農業(農のなりわい)に資本主義は、似合わないと思います。
先輩方々様 「老兵、ギエモン」、早く、岡山に帰りたい「よっさん」より。
http://www.happy-farm.gr.jp/
1/14 お米の勉強会の村山さんから「佐藤初女さんのこと」
皆様、吉村様 村山 日南子です
只今初女さんとの打ち合わせを済ませて返ったところです。
本当に自然体で、優しくなんでもそのまま受け入れて、きちぃっと前進で話を聞いてくださる方です。
そばにいるだけでゆったり安心できる方です。きっと、思いつめて初女さんを訪ねた方は、おむすびをいただき、話を聞いていただいただけで、初女さんの前で深い眠りに落ちてしまうのではないかと、思ったほどです。
明日は、朝からご自分で水加減をしてご飯を炊いてくださるところから始まります。
今日も予行演習でお米を洗うところから見せていただきました。初女産は両手でお米をはさみ、拝むように丁寧に洗われます。そして、30〜40分ほど水に漬けて、水加減をお米をじっと無心になって、周りの声が聞こえないほど真剣にお米と対話されて、水加減されます。ほんのスプーン半杯の水もじっと考えながら調整されました。
そして、炊き上がりを本当に心配されて、お味見をされます。
電気の普通の炊飯器で炊かれているそうですが、水加減の目盛りを見られることはないそうです。そのお米の持っている力が最大限発揮されるように願って最上のときに炊き始められるようです。すぐには真似のできないことです。
吉村さんには明日の実施要綱を後程お送りします。
初女さんの短文とおむすび作りの写真入説明が入っています。
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1/14 信州の齋藤さんから「はじめまして「ML登録希望」
はじめまして。信州は伊那の有機農家(8年目)です。
畑がメインで、田んぼは三反弱やっているのですが、毎年苗作りに苦労しています。
貴サイトを拝見し、参考になればと思い、MLに参加させていただきたくお願いします。
ざっと拝見したところ、てんけい農園など知り合いもいらっしゃるようで、心強く思っています。
いまは信州人ですが、うまれは明石市。姫路の阿保に祖母がいるのでこの正月も行ってきたばかりだったりします。
どうぞよろしくお願いします。
*******************
アンナプルナ農場 斎藤期英
HP http://www.geocities.jp/annapurnafarm/
(メアド・URLとも変わりました)
*******************
1/14 やまちゃんから「苗代の地割れ対策など」
からから砂漠だったこちら(瀬戸内地方)は、ほんと久しぶりの雨でほっとしています。
大雪の北国も雨のようですね。
この雨で雪がだいぶ解けてくれるかもしれないけれど、雪崩の心配も、、、
北国の方の心労を思うと脳天気な話題ですが、
雨で気持ちに余裕が出来たので、隣の宍粟市にある山崎の農協まで、靴を買いに行ってきました。
貼付の写真の「FARM SHOE」(クミアイケミカル製)というやつです。
長靴をくるぶしまでにしたような靴です。
すぽんとはけて、すぽんと脱げます。
足にぴたっと沿って疲れません。はきごごちがとてもいい。
姫路の農協には売っていないので、車で1時間程かけて買い求めています。
普段は地下足袋派なんですが、冬とか畑がぬかるんでいる時に、もっぱら愛用しています。
さて、ここから本題。
道中の車の中で思いついたこと。昨日の苗代の話の補随です。
苗代は、2月に代かきして、そのあとグランドシート(防草シート)を敷いておくと書きました。
ところが、あにはからんや地割れが出来て困ったとも。
去年はグランドシートや黒マルチの活用を思いついて、けっこうあれこれ使ってみました。
両方とも同じように草をおさえてくれるのですが、大きな違いがあります。
グランドシートの下の土は乾いてくるのですが、
黒のポリシートの下はしっとりしているのです。いつでもすぐ種を播いたり、定植できるくらい。
そこで、ふっと思いついたのが、グランドシートのかわりに黒マルチをしておけば、
湿りが保持されて、地割れが出来ないかも?
ただ、黒マルチだけだとカラスなどがつつきよるかもなあ。
風で飛ばされる心配もある。
黒マルチの上にグランドシートを敷くというダブルなら?
めんどくさいけどね。
とまあ、あれこれ思案中です。
さて、余談になりますが、
黒マルチもグランドシートも150センチ幅。
トラクターのロータリーの幅が135〜140センチに対し、
今まで135センチ幅の黒マルチを常用していました。
去年の2月に本岡さんらと京都へ行った車の中で、本岡さんが
「トンネルをはった時に、風で飛ばされんええ方法がある。
少し広めのポリシートを貼っておいて、裾は折り返しが出来るようにしておく。
そのうち雨が降ってそこに水がたまり、重しになってトンネルが安定する。
これがいちばん小力です。」
と、のたまわった。
聞きながら、僕は「そんな悠長なことを言ってられない場合が多い」と相手にしなかった。
だから、今でもその本岡案は採用していません。
ところが、そのあとジャガイモのマルチをして何度も風に吹き飛ばされると言う痛い目にあい、
4月に里芋や夏野菜のマルチをする段になって、本岡説が生き返ってきた。
少し広めの150センチ幅の黒マルチ(0,02ミリ厚)を使い、
ピンで留める時に、折り返して2重にして止めることを思いついたのです。
折り返しのところに土を入れることも出来るなあと。
結果的には、2重になった分強度が増して、マルチが風で引きちぎられと言うことがなくなりました。
おかげで、それ以来マルチが風で飛ばされるということがなくなりました。
本岡さんに感謝、感謝です。
1/14 福井の吉村さんから「佐藤初女さんのこと」
村山さんへ。
1月15日の佐藤初女さんのお話伺いたいのですが、出られません。参考になる資料など送ってくださいませんか。お願いいたします。(おけいさんから紹介いただいたHPを拝見して大変感動しました。)
私や妻が食べものについて食育の活動をはじめてから悩みをもって居りましたが、目からのうろこが落ちた感じです。
ちょうどNHKの朝の番組の”風のハルカ”にも食材をテーマにした場面が出てきますが、人間の一番大切な食べ物に携わる仕事(百姓を)でよかったなー。と感じています。
佐藤先生をイメージすると、私の祖祖母(92歳)のイメージが浮かんできます。お年よりは知恵袋だと真剣に思います。その方が存在すること自体が素晴らしいのですし、子供がお医者様の前で病気が治るのと一緒で、話を聞いてもらうだけで悩みが解決する。そんなことが自然に出来るということもわかるような気がします。
きっといいお話がお伺いできると、又いい出会いがあるだろうと思います。
それから私たちも(( 1月17日はおむすびの日 ))として活動をしております。おにぎりの大切さを感じてから!!
1月17日は阪神淡路大震災の日。豊かな、飽食の暮らしが根本から問い直されました。たべものもなく、不安のどん底にいた被災者は、ボランチアによる炊き出し(おむすび)に助けられました。このぢ震災での体験をきっかけに「ご飯を食べよう国民運動」が始まりました。
何時までも食料とりわけ米の重要性、ボランテアの善意を忘れないために、ご飯を食べよう国民運動推進協議会では、「おむすびの日」を1月17日と定めました。(日本記念日協会登録済)
1/13 お米の勉強会の村山さんから「震災よりの提言集「自転車サイズのまちづくり」について」
皆様、藤田様 村山 日南子です
藤田さん、わざわざご連絡を有難うございました。代金は無料です。
私共は震災で全国の皆様、特に農家の皆様にお世話になりました。
お陰様で何とか普段の生活に戻ることができました。
そこで、あの時お世話になった方々へ、お礼の意味でお送りしようと思っています。
皆さんに2冊づつお送りしますので、1冊はお手元へ、そして、できましたらもう1冊をお近くのご存知の図書館などの公共施設やまちづくりグループの方などにお渡しいただきたいのです。
できるだけ、多くの方の眼に留まるといいなと願っていますので。厚かましいですが、そのように思っています。
皆様もどうぞお申し込みくださいますようお願い致します。
1/13 静岡の藤田さんから「佐藤初女さんのこと」
静岡の藤田です。
村山さんやおけいさんが書いてくださったので、私が吉村さんにあまり付け
足すこともないのですが。
初女さんを知ったのは映画「ガイアシンフォニー」を観て、という人が多い
ようですが、実は私はこの映画をまだ観ていません。でも私の周囲の友人は
殆んど観ていて、それで私も初女さんの名前くらいは知っていました。
おととし、図書館で「初女お母さんの愛のおくりもの」という本を見つけ、
借りて読んで感動しました。
初女さんのされているのは、訪れた人と一緒に食事をし、その人の話に耳を
傾ける、書いてしまえばただそれだけのことなのですが、多くの人が心の扉
を開き、元気を取り戻して帰っていくそうです。(それだけ、なんて書いた
けどなかなかできることではない)
講演を聴きにいった友人は、特に心に残ったお話として次のように書いてい
ます。
食材は、「いのち」として調理するのと「物」として調理するのでは、まっ
たく違ってきますよ。いのちだと思うと、かけがえのないいのちを私たちに
差し出してくれる食材に深い感謝の気持ちが生まれ、素材のすばらしさを生
かしてお料理することにつながりますよ。やさしくはぐくむ気持ちで手をか
けたとき、おいしく仕上がります。
彼女はクリスチャンで「信仰」がバックボーンになっているとは思います
が、「食」はいのちとしてとても大切にしていること、それに向き合う姿勢
など、教えられることが多いです。本には調理の仕方も書いてありました
が、テクニックだけまねても同じようにはできないでしょう。
「おにぎり」というありふれた料理がこれほどの力を発揮することができる
__米という食材の持つ力を最大限に引き出し、料理を通して多くの人と心
を通わせているところが、私にはすばらしいと思いました。そして、人はも
のすごい可能性を持っていることも。
1/13 お米の勉強会の村山さんから「佐藤初女さんのこと」
皆様、藤田様、吉村様 村山 日南子です
藤田様、有難うございます。上手に初女さんのことを紹介いただきまして、嬉しいです。
吉村様、今年もよろしくお願い致します。初女さんについては、「森のイスキア」で検索してくだされば、いろいろ出てきます。但し、初女さんはHPを持っていらっしゃいません。
中に本などの紹介も出ていますので、ご覧下さい。一言一言がとても分りやすく書かれていて、すっと読めますが、中身はとても重い、素晴らしい本です。
初女さんには10年前に芦屋に被災者支援でお越しいただきました。あらから10年、お歳を取られたはずですのに、以前に増して、透き通るように美しくなられたように思いました。
おむすび作りは、お米一粒一粒を大事にしながら、ゆったり丁寧に丁寧に結ばれますが、動きはリズミカルで無駄がなく、早く、見ていて感動しました。お茶の作法が一切の無駄を省いた完璧な形であるのと同じように思いました。
藤田さんがおっしゃってくださったように、私共の会へお越しいただけるのは夢みたいに幸せなことなのです。まして、2回に分けておむすびつくりを教えていただけるのは、本当にありえないほどのことなのです。マスコミに一切流しませんでしたが、おむすび作りはあっという間に満員になりました。午後の映画の前にも実演をしていただくことになっています。映画もほぼ満員です。
●おけいさんから
> 藤田さんが感激された佐藤初女さんというお方について詳しく教えていただけま
>
せんか?
http://www.ntt-f.co.jp/fusion/no27/tokusyu/tokusyu.htm
http://www5c.biglobe.ne.jp/~izanami/kaminohado/008sathohatusne.html
1/13 岡山の林さんから「彼岸花の球根を植えました」
こちらでは雨が降っています。
低気圧が南から温かい空気を呼び込んだようだ。氷結で割れた水道管を修理して水が
使えるようになったので生活が快適になった。雨の前に、ニンジンの収穫が済んだの
で一安心だ。500キロを収穫して、虫食いや凍結ニンジン200キロを除去して300キロ
を商品として発送することが出来た。納期に間に合わせるために、夜は月明かりを利
用して収穫した。冬の夜は冷えるので体にはきつかったが、北の方では雪に閉じ込め
られていることを思えば、こちらは天国だ。雨の前に暗渠を埋め戻すところまで出来
たので、今は本当に心の安定を取り戻している。暗渠をユンボで掘る時に畔から沢山
の彼岸花の球根が出てきた。彼岸花は分球で増えるようなので球根の塊が一杯出てき
た。これを放置するのはもったいないので、田圃の畔に植えることにした。1.5メー
トル間隔で約200個を植える事が出来た。スコップで土を開き、そこに球根を投げ込
むだけだから簡単だ。時にはモグラのトンネルが現れるが、この穴に球根を投げ込み
葉を地上に出して土をかけた。移植適期が今の季節なのかどうかは私は知らないが、
タマネギの球根と同じと考えればよいだろう。彼岸花は、モグラや野ネズミに対して
だけではなく、イノシシが畔を掘り返すのを防ぐ効果もあるようだ。イノシシが彼岸
花のあるところを掘り返したのを見たことがない。どうやらイノシシは彼岸花を避け
るようだ。結果がどう出るか観察したい。
林 正弘
岡山市
1/12 やまちゃんから・育苗について2題」
昨日、隣町の宍粟市のTさんと久しぶりに旧交を温めました。
その時に出た話題に触発されて、苗作りについて2題。
Tさんの話「みのるのポット苗の育苗で、馬鹿苗がわんさと出て困っている。
私が種籾をわけてあげた人がばらまき育苗をしているけど、全然出ない。
どんな風にすればそれだけ馬鹿苗を出すことが出来るんですかと笑うんや。
温湯消毒がいいというので、60度で数分やってみたけど同じ事」
「栃木の上野長一さんから、7〜8俵ねらいなら、馬鹿苗が出ても気にすることはありませんよ、
というようなこと聞いてから、温湯消毒をさぼって、馬鹿苗は出るけど一箱に数本程度やなあ」
「そんなもんやない、芽が出た時は揃っているけど、そのうちびゅんびゅん伸びてくる
困り果ててるんやが、書けば長くなるし、今更HPの宅配便で聞くのもなあと思ってるんや」
「不思議やなあ、温湯所毒をしたら馬鹿苗は大丈夫やと思っていたのに、、、
田んぼに馬鹿苗菌がいて、土壌伝染するんやろか?」
Tさんの話が気になったので(わが田のことも不安になったので)、
自宅に帰ってインターネットで調べてみました。
ありました、ありました。
畑苗代だと、馬鹿苗病が多発しやすいという岩手県農試の研究が。
床土にふすまなどの有機物がそのままはいっている場合も誘発しやすいらしいです。
Tさんは、水の関係で畑苗代にしているので、そのせいかもしれませんね。
それと、去年の苗代の失敗が、未だ懸案事項になっていて解決してないので、
クサツパイオニアファームの奥村さんに電話して聞いてみました。
「2月に苗代を代かきしておけば、じんわり乾いてひび割れを起こさないだろうと思っていたのですが、
5月連休に苗箱並べする頃になると、日射しが強くて大きな地割れが出来てしまったんですよ。
奥村さんところではどうですか?」
「うちは4月中に苗箱を並べるので、それほどひどい地割れは出来ないけど、
だけど、壁土を練ったようなものだから、乾いてくるとどうしても出来ますね。
排水溝を掘る時に出来た土を砕土して穴埋めというか補修することはあります。」
「砂質の土より粘土質の方が地割れが大きいでしょうね」
「そうか、やっぱりそうなんですね。
僕の場合、グランドシートを敷いておいて、草対策をしています。
グランドシートの下は比較的しっとりしているので、トンボで掻き均せば、
それなりにヒビが埋まるので、さほど心配するような事態にはなっていません。
奥村さんところもそうだと聞いて、安心しました。
それとね、根切りネットを敷いて苗箱を並べ、コンパネの上に載って鎮圧するでしょう。
苗床の泥が根切りネットを通して上がってきて、苗箱のそこにベターっと張り付いてしまったんですよ。
田植機に乗せる前にその泥を剥がさねばならず、汗だくだくになったのです。
そんな経験はありませんか?」
「苗床が柔らかい時に、コンパネの上に載って強く鎮圧すると、そういうこともあるでしょうね。
どろどろの柔らかい時でしたら、苗箱を置くだけで密着するでしょうし、
下が固かったら、上に載るくらいでないと密着不足で、発芽不良がでるおそれがありますね」
「あ、そうか。言われてみればあたりまえのことやけど、
去年は少し柔らかめのところに、上に載って全体重をかけたものやから、
苗箱が沈んで土がポットの底に入り込んでしまったんやな。
手でおさえつける程度にしておけばよかったんや」
「苗作りは失敗すると取り返しがつかないから、神経使いますね。
だから、うちでは最近は、ポット苗も育苗器で芽出しをして、ぴっと白い芽が出たところで、
苗床に並べるようにしているんですよ」
さじ加減が大事なんですよね。
最近、苗作りの時のその塩梅というのに怖さを感じ始めています。
発芽の時に湿りすぎていると酸欠で芽が腐ってしまうし、
かといって乾きすぎていると芽が出ない。
苗代全体では、少しは高低があって、乾いているところと水がたまりやすいところがどうしても出てきます。」
「百姓の来年という言葉がありますが、死ぬまで勉強ですね」
(追記)
奥村さんから、へーという話を聞きました。
観葉植物などのポットの下に敷くシート(牽制シート?)があって、
銅の成分が入っているのか、それに触れると根が出てこないそうです。
JAS有機に触れるので、今は使っていないそうですが、
そのシートを敷いた上にポットの苗箱を並べ、プール育苗をやったことがあるそうですが、
根がポットの外に出ず、見事な根鉢が出来たそうです。
色々あるものですねえ。
1/12 福井の吉村さんから「佐藤初女さんのこと」
藤田さんが感激された佐藤初女さんというお方について詳しく教えていただけま
せんか?
>佐藤初女さんが来るなんてすてきー!しかもいっしょにおむすびを作るなん
>ていいなあ。
どのようにすてなのですか?
>私の田んぼの相棒は、去年初女さんの講演会を聴いて感激し、以後、初女流
>でおむすびを作っています。
彼女流のおむすびはどんなおむすびなのかなー。
>初女さんの本を読むと、食材のいのちを最大限に生かし、食べる人のために
>こころをこめて作る、という当たり前のことをあらためて教えられます。
彼女の本はどんな本ですか?
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
よしむら農園
吉村 義彦
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
1/12 静岡の藤田さんから「自転車サイズのまちづくり」冊子希望」
静岡の藤田です。遅ればせながら今年もよろしくおねがいします。
年末に、「山下さんの常識は世間の非常識(?)」なんて大変失礼なメール
を送って、まことに申しわけありません。この宅配便のあるのも山下さんの
おかげなのに・・・「アンタいつも一言多いんだよ」と夫にも言われてしま
いました。ごめんなさーい!
村山さんのメールにあった「自転車サイズのまちづくり」の冊子、申し込み
ます。山下さん宛に送り先をメールしておきますね。
佐藤初女さんが来るなんてすてきー!しかもいっしょにおむすびを作るなん
ていいなあ。
私の田んぼの相棒は、去年初女さんの講演会を聴いて感激し、以後、初女流
でおむすびを作っています。
初女さんの本を読むと、食材のいのちを最大限に生かし、食べる人のために
こころをこめて作る、という当たり前のことをあらためて教えられます。
1/12 お米の勉強会の村山さんから「15日の案内」
皆様 お米の勉強会の村山 日南子です
遅ればせながら、今年もよろしくお願い致します。
さて早速ですが、私共の会ではやっと、震災よりの提言集「自転車サイズのまちづくり」を発刊できる運びとなりました。提言には、このMLも紹介しています。そして、付録として私共の19年分の会報の入ったCDを付録としてつけました。
そこで、このお披露目を兼ねて、15日10時半から、「佐藤初女さんとおむすびを作り、映画ガイアシンフォニーを観よう」を開催します。
皆様、遠くの方ですので、大変とは思いますが、佐藤初女さんはご存知のように、青森県弘前市の岩木山のふもとで「森のイスキア」という癒しの家を主宰されている、美しい85歳のおばあちゃんです。人生に疲れた方々が、初女さんを訪ね、おむすびをいただき、話を聞いてもらって元気を取り戻す方が多いそうです。
また、この会に出席された方100名様に私共の提言集を差し上げます。
初女さんの会のチラシと、私共の提言集の目次を添付しますので、よろしかったら、ご参加下さい。
そして、参加されない方でも、もしご希望でしたら、冊子をお送りしますので、お申し出下さいませ。
1/11 福井の中出さんから「暇人の言いたい放題その1」
私も昨年の夏、田んぼにソルゴーの種を蒔いてから日照り状態になり、一週間近く経過しても芽が出ないので水を入れたことがあります。
赤木さんとは条件が違いますが、結果だけ言えば失敗しました。
失敗その@ 水を入れた後とたんに雨が続いて水浸し状態が続いた。排水の溝は掘ってあったが雨の量が勝った。
失敗そのA 種は1年置いたものを使用した。当然発芽率が悪く、芽が出ても伸び悩んだ。
その@は不可抗力。そのAは人的ミスと考えています。で、その対策は溝掘りはトレンチャーに限るでしょうか。
そんなこんなで製品の米作りよりも土作りにウエイトを置いているから、こんなことで失敗していると回りの人から何を考えているのか分からないと言われる始末、、、アハッ。
私の帰属するJAもご多分に漏れず組織の集約化というリストラで末端の支店などの統廃合を行い、人が居なくなったそこにはATMという機械があるだけになりそうです。
就農者が高齢化している現状を踏まえれば、いくつかの問題点があると思います。
ここで細かく言うことは地域により異なると思うので控えますが、共通しているのはそれによって個々の組合員の負担が増えることでしょう。
突き詰めていくと上部組織の意向なのでしょうが、本来は末端の組合員の為の組合組織でないのでしょうか。
「集落営農」の問題もしかりです。
行政の方針のひとつですから皆さんも直面されていると思います。
これも地域によって取り組みや考えが異なるでしょう。
国として方針を決めなければならないのは分かりますが、そこに信念が無い限り私のような虚け者には伝わりません。
icchattayoxo!!!
1/8 岡山の赤木さんから「レンゲ畑に水入れた」
赤木@菜の花です。
芽の出ないレンゲがかわいそうで、とうとう水を入れちゃいました。
表面排水用に付けた溝にゆっくりゆっくりと3インチポンプで入れてゆきます。3反の
田んぼに10時間でやっと湿りました。
両隣のうち、ひとつは私の田んぼだが片やはひと様んち。あぜの下を水が浸透して
5mほどはぐわぐわしている。当分の間耕しに来なければいいんだが。叱られるぅ・
・・
水の入った田んぼにカエルが鳴き、月明かりが映るのは見慣れた景色なんだが、寒
月の映るのは見たことがない。かわずの声も月の明かりもいとあはれなり・・・とは
ならんね。こんな景色のことを「すさまじきかな」と言うんだろう。
落水はせずに地下浸透したり蒸発してなくなるのを待ちます。
しかしいくら水分が与えられても、気温が低いからはたして発芽モードになってくれ
るのか心配です。夏の抑草は心配ないんだが、春に幼稚園児たちががっかりするだろ
うから。
地元新聞で見た最近の川柳にこんなのあった。
「 改革の 知恵は絞らず 税絞る 」 うまいこと詠んでるねぇ。
定率減税もやがてなくなるし、知恵を絞って生まれた第3のビールも高くなる。
引かれるものは黙っていてもちゃんと引き落としてくれるけど、もらえるものはやや
こしい申告に耐えた者だけに褒美みたいに与えられる。
農業の将来も近々そうなるんだろう。自分勝手に植えた稲は1俵2000円。営農組織
の給料の中で作った稲は8000円で買い上げます、とね。
この秋に蒔く麦はそうなることが決まっている。60kg2000円だよ。グローバルな価
格になってきたもんだ。
蒔く喜びも育てる楽しみもないだろう。ひたすら給料の為にもくもくとトラクターに
乗る。
もう1周でこの田んぼも終わりだけど、時間が来たから止めよう。続きは明日だ。
「バカヤロウ、なんで終らせなかったんだ」
「じゃぁおっちゃんが残業手当出してくれるのか?」
これは工場の中で行われているのと同じことだ。
すべては霞ヶ関が決めること。法治国家である以上従わなきゃなんねえのかねぇ。
個人的な意見なんだが営農集団には入りたくないね。やがて人間性の復活だの富の公
平分配だのと言って、資本論が声高に叫ばれだす。歴史は繰り返されるよ、きっと。
いかん、レンゲの水入れからすっかり横道にそれてしまった。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
1/9 千葉の高柳さんから「日本有機農業研究会全国大会のお知らせ」
千葉の高柳です。
明けましておめでとうございます。
有機農研には、あまり積極的ではなかった私ですが、なんの巡り合わせか声がかかり
第一分科会の司会をすることになってしまいました。そんなもんで実行委員会の端くれとなっています。
以下、その概要です。都合のつく方は是非ご参加ください。
よろしければ、おかげさま農場へもおいでください。歓迎いたします。
詳細は、下記の事務局か私にお問い合わせください。
有機農業研究会「全国大会」の案内です。
大会テーマ・「農の原点から未来を見つめる」
日時 2月11日12:30開会〜12日12:00閉会
場所 千葉県安房郡三芳村三芳小学校体育館(メイン開場)
当日連絡先 0470-36-2111(三芳村役場)
第1分科会 有機稲作 −地域の田んぼを守り育てるー
第2分科会 食農教育 −土はともだち。地域まるごと先生。−
第3分科会 一人ひとりの食べ方が農業を変える
第4分科会 はじめよう有機農業−はじめの一歩―
第5分科会 遺伝子組み換え作物と有機農業
第6分科会 これからの有機農業運動と有機農業政策
第7分科会 グローバリゼーションを問う −平和と地域の自立―
農の語らい〈フリートーク〉 21:00〜
@新規就農を語る A女たちの有機農業 B食べ方と健康
2日目 2月12日(日)
種苗交換会 7:00〜8:00
2日目分科会 9:00〜12:00
@ 旬をまるごと食べよう(料理講習会) 三芳村の女性たち
A
田んぼの環境調査 宇根豊さん(農と自然の研究所)
B 大山千枚田保存への取組み(現地見学) 大山千枚田保存会
C 地域づくりと平和と有機農業(報告と現地見学)
南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム
全国有機農産物市 8:30〜12:00 ホテルロビーにて開催
現地見学会 13:30〜16:30
(参加費)
@全日程参加A(大会・分科会・懇親会・宿泊)一般客室宿泊者 16,000円
A全日程参加B(大会・分科会・懇親会・宿泊)大部屋宿泊者
12,000円
* この区分で参加できる方は、学生・研修生に限ります。一部屋15人程度
の相部屋となります。先着40名まで。事前登録制です。
B大会・分科会・懇親会参加
9,000円
C大会・分科会のみ参加(1日目のみ,2日目のみ、両日)
3,000円
D現地見学会(2日目午後)
1,000円
E2日目昼の弁当代(希望者) 1,000円
2日目午前の分科会では資料代・材料費等実費を当日別途徴収します。
〈申し込み方法〉下記実行委員会事務局にお問い合わせいただければ、振込用紙をお
送りします。振込用紙に上記内訳と必要事項を記入した上、合計金額を締切日までに
ご送金ください。男女別、交通手段、参加を希望する分科会の番号の記入をお忘れなく。
全日程参加
B(大部屋宿泊)と2日目の@分科会「旬をまるごと食べよう」(野菜料理講習
会) には定員がありますので、あらかじめ全国大会実行委員会事務局へお問い合わせの
上、事前登録をした上で振込みをお願いいたします。
(申込締切) 2006年1月18日
(交通手段) JR館山駅より無料送迎バスがでます。詳しくは、振込用紙とともにお送
(問合せ先)日本有機農業研究会事務局
п@03−3818−3078 Fax 03−3818−3417
第34回日本有機農業研究会全国大会三芳実行委員会事務局 八木直樹方
п@0470−36−3059(午後6時以降にお願いします)
1/8 やまちゃんから「念願の土移動」
スランプじゃ、スランプじゃと公言していると、
そのうち、スランプの時はじたばたしてもしょうがないという言葉が出てきて、
なんだかとても気が楽です。
ほんとは、バナナうんちをひるぐらい脂汗を流したほうが、スランプ脱出には早道なんだろうけど、
じたばたしてもしょうがないという開き直りの方が性分にあっているみたいです。
だけど、やるべきことはやっておかねばならないと、
本岡さんから「サンキャリー(トラクターダンプ)」を借りていたのですが、
今日は久しぶりに平年並の気温、
「ぽかぽかと暖かいなあ、田んぼ仕事でもするか」と、
田んぼで土移動(土引き)をやりました。
初めてトラクターダンプを使ったのですが、なかなか具合がよかった。
スコップでえいこらえいこらやっているのとは雲泥の差です。
高速ですいすい走り回り、
「来年もまた借りよう、今年はこれくらいにしといたろ」
実はこの機械、一昨年カタログを取り寄せて買う気になっていました。
ところが、寸前になって、
「未耕起の田んぼの土では使えるけど、耕起してしまったら使えません。
畑の土移動にももちろん使えません」ということが判明。
「この機械が入ったら、またまた納屋がいっぱいになってしまう」と、
買うのをやめて、本岡さんのを借りることにしたのでした。
使ってみての感想を書こうと、昔の記事を振り返ってみたら、全部書いてありました。
熊谷農機のサンキャリーは、ワラが詰まって時々おりて手でかき出してやらねばならない。
コバシのキャリアダンプのほうは、バケットの形をしているので、その心配なし。
もし買うならコバシのほうかな?と思いきや、
熊谷のほうが一回に乗せる土の量がかなり多いようだ。
甲乙つけがたしでした。
1/6 佐賀の太田さんから「今年も宜しく。」
あけましておめでとうございます。
しかし今年は寒いですね?北の方は雪でたいへんだそうで寒いと言えません。小1の
息子から怒られます。
いつまにか今年で50になっちゃいます。高2の息子は将来を決めたようで、中3の息子
もなりたい職業も決まったようで、15年程前地元の農民作家山下氏が跡継ぎが家を出
た時内心ホッとした語れましたが、私はなぜつがせないのだと思いましたが、今私が
同じ年代になりそして中間山地で生きて行くのに難しさを感じています。百姓我が一
代と思えばもの凄く楽になりました。今年はトヨタが生産台数世界一になるそうで、
その代わりに食料輸入はダントツの世界一間違いないとのこと。これからは楽しみな
がら百姓やります。お陰様で欲をかかなければ簡単に無農薬のお米は作れるし(5〜6
俵いいんだ思えば)お茶は取れるだけの自然茶に転換、さあ今年はなにをする決まり
ません、9月取りのトマトに挑戦面白いかも・・・いろいろ考えながら2月になれば忙
しくなりまた一年同じこと。新規就農一代かぎりと思えば楽です。
佐賀・太田
1/6 岡山の赤木さんから「 おめでとうございます」
赤木@菜の花です。
みんなにとってすばらしい年になることを願って、明けましておめでとうございま
す。
寒風ついて田起こしが始まりました。キャビンなんてものは付いていないから、これ
ぞ男の真冬の田起こしだぁ・・・・・・これが海なら鳥羽一郎の演歌だろうけど、田
んぼじゃ歌にもならんねぇ。
最近はトラクターの上から飛ばすシッコは止めました。そんなに急いでなにすんの
よ。降りてゆっくりすればよい。重ね着してるし、寒いから隠れてなかなか出てこな
い。
息子よ、早く出てこんかい。お父さんは急いでんのや。あっ、もれるもれる。。。。
それにしても寒い。暖地仕様の私は皮下脂肪が少なく寒気は嫌い。
ところでこのところ困っているのは寒気じゃなくて、乾季です。12月中旬に蒔いたレ
ンゲがそのままです。雨らしいものがないから土はカラカラで発芽の気配がありませ
ん。
そろそろ動力噴霧機で散水した方がいいのかな。1反に1mmの水を降らすには1000
リットル。せめて5mmは欲しいから3反だと15トン。大きなタンクローリーに1.5
杯。これを鉄砲動噴でかけていたら手はしもやけで真っ赤っかだろう。
なら水口を閉じてポンプで入れる。。。となると、種子は浮いて流れるだろうな。
まっ、 レンゲがダメでも雑草があるし、それもだめなら菜種粕があるさ。そのうち
なんとかなるだろう。と甘い考えに妥協してしまおう。なんと言っても寒いもんね。
百姓仲間からいただいた年賀状に、コナギにはバンザイですという切実な声が聞か
れました。地域によっては菜の花は無理でも、雑草なら田んぼに生えるという所もあ
るはずです。早めに基肥を振って雑草を育てるという手もあります。草の量が不安な
ら菜種粕を散布すればパワーアップできます。去年私の田んぼでは、これも大成功を
納めました。今年は8.3反がこの雑草緑肥の予定です。
菜の花を中心に情報発信していますが、決してそれにとらわれないように。常に臨
機応変、千変万化、変幻自在。自分に最適な方法を探し出そう。それこそがプロゼク
トX.だ。
気ばって絞ればそのうち出るさ、バナナウンチみたいに。何で私がバナナウンチ
や。
ROMの多いあなた、今年はおもろい話を聞かせてよ。じっと読んでるだけではバナナ
は出ぇへん。こうして考えながら書いてると「そや、あれだ!」っとひらめくんや
で。
話し変ってつい先日、今最も注目度の高い1級建築士の方がおいでになりました。
シックハウス症候群のない家作りに情熱を燃やしている方だ。突き詰めてゆくと土壁
と畳の家に行き着くそうです。ところが畳なるものが曲者で、ダニ防止に有機リン系
の殺虫剤が芯となるワラにたっぷり吹き付けてある。特注畳を作ろうにも、無農薬の
ワラが入手しづらいとのこと。ワラのお願いに来られたわけではなかったのですが、
いろいろ勉強になりました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
1/5 広島の堀野さんから「年始めにあたり除草ネタで」
広島県福山市の堀野です。
精農は草を見ずして草をとる、といいますが、その解釈はいろいろのようです。
@精農は、雑草の種類や草丈など気にせず、手当たり次第に取りまくる。
A精農は、雑草を1本も見逃さず、きれいさっぱり取りつくす。
B精農は、雑草の芽吹きが見えないうちから、草をとりはじめる。
ところで、昨秋のETV特集で見た東北の精農家さんですが、TV画面をチラリ拝見したか
ぎりでは、田植え後約20日、雑草丈約2cm、田んぼ一面がうっすらと緑色に染まり始め
た頃に機械除草してましたね。正直、ちと遅かったのではないかと?
雑草が一番弱いのは、土の中で芽を切ってから地上に出るまでのあいだですから。
おもえば昨秋お伺いした岡山の林さんちのたんぼは、機械除草ながら、雑草らしい雑草
は見ることができませんでした。私の勝手な推測ですが、ポット苗を使うことで、田植
え後10日目くらいまでの超早期に第1回の機械除草を始めているところに旧来の精農家
を超えてる所以がある、と感じました。というわけで、私は、上の解釈の中ではBが正
解と思った次第です。
このHPは各地の皆様のご努力が拝見できて、たいへん勉強になってます。私も今年から
、いろいろな技術に挑戦してみたいと考えていますので、よろしくお願いします。
1/5 熊本のおかさんから「明けましておめでとうございます」
熊本から
明けましておめでとうございます。
1月3日からブログはじめました。
365日「お百姓さん」物語です。
365日色々な農作業光景や自然の光景を題材にして日記書いちゃうぞ〜
たまには、遊びに来てください。
我が家の次男も就職が決まり一安心しています。
妻の実家への就職です。
レタス農家(法人化しています)30haを栽培しています。
長男は我が家で、い草と米の菜の花栽培に悪戦苦闘しています。
どこでも後継者問題は大きな話題ですね。
私の地区でも農家70軒ですが20代と30代は6名で
3分の2は60歳以上です。
でも自分達は頑張ってやるつもりです。規模拡大もそんなに望んでませんが、
2haから3haくらいならやれるかなと思っています。
1/4 岡山の林さんから「今年は良い年にしましょう」
皆さん新年おめでとうございます。
何でも公開する癖のありそうな林です。去年は、便所の中まで公開してしまいました
ね。いろいろな情報を公開したところで、それがネガティブな情報であっても、農業
の現場にやってくる人はやってくるでしょう。百姓は定年がないのが良いと思いま
す。
帰省した機会に、那智の神社に曼荼羅の画を、速玉神社に面を製作、奉納された方に
連れられて熊野三山にいきました。本宮の近くの川湯では男女混浴の仙人風呂に入っ
てきました。温泉で自分の足を見るとくるぶしの所など象の足のように膨れていまし
た。診てもらって指で押さえても元に戻りません。どうやら、脚気になったようで
す。足が重くて階段を上るのが大変だった理由が分りました。足が膨れて物理的に重
かったのです。古米を精米して食べていたので、ビタミンB群が不足したようです。
飽食の日本で、しかも食料を作る百姓がそうなってはいけません。早く玄米食に戻さ
なければ・・・。
帰ってみると強風でトンネルが一つ飛んでいました。タヌキがマイカ線を噛み切って
いたのでそこから飛んでしまい、押さえていた土と杭も次々と吹き上がったようで
す。来年も使おうと思っていたシートは破れてしまいました。修理作業は時間がかか
るのですよね。
皆さん今年は良い年にしましょう。
私も、草取りマラソンを走り始めます。
林 正弘
岡山市
1/4 京都の土佐さんから「謹賀新年」
明けましておめでとうございます。
いろいろな事を経験した2005年でしたが、2006年もいきなり市町村合併からスタートです。
大に飲み込まれに行ってしまった町議会の無策さに腹も立ちません。
農協も各JAは京都府1JAに向かい(JAは否定しているが)、体力強化という名のもと小さな支店の切捨てを行い、
集金マシーン化して、本来の農業共同組合としての機能を失いつつあります。
この山間地の中では、主要農産物生産のみではなく、農を通しての都市との交流や林産物の育成など、「小銭」をかき集める手段が鍵となりそうです。
この仕事を始めてから、化学、経済学、法学、数学など色々な勉強をせざるを得なくなり、生き残っている脳細胞に総動員命令を出しているように思います。といっても元が元だけに高々知れていますが・・・
何はともあれ今年も宜しくお願いします。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
丹波の恵み「長宮農園」
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
1/3 長野の唐沢さんから「 農業工賃の話」
長野の唐沢です
山下さんから時給の話が出たので昨年の暮れにあるスーパーの
バイヤーと話しをする機会があり、”今年の暮れの野菜は高い”とか
”ほうれん草を作ってみないか”?とかの話がありその中から考えて
みた呟きを書きます。(野菜って本当に高いの?)
「長野県はなぜ冬野菜を作らないんだ、南信の暖かい方なら雪も
降らずトンネルすればいいほうれん草が出来るのに残念だ。
県外の暖かい地方では殆ど爺さんたちが冬の小遣い稼ぎにやっている」
と言ってました。
「1束135円(スーパーの売値)なら結構儲かるんじゃないか」とも言われて
僕は作ったことないので”そうですか”と相槌を打ちましたが
後で考えてみたらどう見積もっても利益が出ない。
ここからは僕の胸算用ですが・・・・
1束135円ということは約半分の50%(JA:10%、卸:20%、小売:20%)を
持ってかれたら半分の67円/束にしかならない勘定になる。
1束300g位の勘定で約10株程度束ねられていると考えた場合、
製造工場では物を作る時標準加工時間(ST:スタンダードタイム)を用い
積算して加工時間を出し、時給をかけて加工金額を出す方法があるので
それでほうれん草の収穫〜出荷梱包までの時間を算出してみた。
(加工品の場合一般的には20個程度の作業合計時間を計り20個で割って
1個当たりの作業時間を出す)
例えば、簡単に
1束収穫するのに4秒*10株=40秒
1束根元を洗って下葉を取って揃えるのに1株8秒*10株=80秒
1束揃えてテーピングして箱詰め梱包するのに35秒とすると
収穫〜梱包までの時間だけで155秒=2.6分/束掛かる計算になる。
時給1000円の人の分当たりの工賃は16.6円/分だから
収穫梱包工賃は(2.6分*16.6円)=43円になる。
これだって糞寒い中収穫しての話し出し・・・ホッカイロ代もかかる。
農家の手取り67円/束から梱包賃43円を差し引いた24円が
10株分の経費と栽培作業費になるが草取り代と畝作り代、肥料代だけを
差し引いただけでもマイナスになると思うがいかがでしょうか?
じゃあ何故作って出している農家があるのか?、儲からんのなら
作らんぞという声があるけれど、作っている農家は殆ど年金で
暮らしているし、年金で買ったキャビン付きのトラクターに乗っている。
じゃぁ、野菜は年金で作られているのか・・・ 正解!!
くれぐれもこれは私の個人的な見解でツブヤキですから。。
********************************
信州 箕輪町
唐沢
mailto:tomato-c(アットマ)comet.ocn.ne.jp
********************************
1/2 兵庫の衣笠さんから「初夢」
明けましておめでとうございます。大変ご無沙汰しています!
夢前町の衣笠です。初詣も済ませ、やっと時間がとれました。
気になる内容だったので書き込みします。
私は、平成6年に専業農家を志し、平成11年に農業生産法人に、
平成15年に”特定農業法人”になりました。
農業生産法人(有)夢前夢工房(特定農業法人)が正式名称です。
始めた時、田んぼ43a(親父の農地)でした。貯金0,担保物件もなし。
農機具は、コンバイン(3条)、乾燥機(13石)、田植機(4条)が有りました。
おまけに、子供が2才、5才で、本当に無謀なかけでした。
なぜか、嫁さんは「ふ〜ん、やれば!。けど、お金はないよ!。」と言ってくれました。
おまけに結婚の条件提起の時、「田んぼは、手伝わなくてええ!」と言ってしまっていました。
あれから11年、現在農地面積は、水稲28ha、小麦16ha、大豆2ha、そば21ha、
野菜2ha。いろんな事、いろんな出会い、様々な経験がつめました。
”農業を始める”と言うのは、そう簡単ではないとしみじみ感じています。
しかし、後継者を育てていかないと農家の高齢化は、我が町でも深刻です。
昭和一桁の人々が、あと何年田んぼに出て行けるか?今年から夢前町は
「お米を作ってください!」と農家にお願いしているようですが、作る人が少なく
水稲面積が計画数量に達しないそうです。そのうちこの状況が、日本中に現れてくるでしょう。
「新規就農者、特に”お米づくり”の後継者を早く育てないと、お米と田んぼの危機がやってきます。」
昨年から、兵庫県(農林省へつないで頂く)に計画書を添えてうったえていました。
約1年を計画審査に費やし、今年度「元気な農業づくり」(新規就農研修施設)が着工となりました。
事業主体は、(有)夢前夢工房で5人の研修生を2年〜3年で”ほぼ1人前”に育てて県内で
就農して頂く計画です。米だけで食って行こうとしたら、15〜20ha規模の農家を育てることになるで
しょう。厳しい研修になると思います。もちろん、適正試験、面接を行います。でも、実際に独立して
うまくやれる者が何人育ってくれるかは、未知数です。
私が経験したことを伝え、私が生きているうちに50人育てることができれば!と考えています。
人を育てる事は、お米や野菜を育てるより大変ですが、いったん育ってくれれば後は楽なもんです。
今まで、8人の研修生(長期)が家に来ましたが、実際に独立したのは、1人です。ほとんどが違う道に
進んで行きました。たまに遊びに来てくれますが「お陰で、良い経験が出来ました」と笑って話してくれます。
それはそれで、良かったと喜んでいます。
とりあえず、農業という仕事を経験し、生業としてくれる人。農業という仕事を経験し、人々に伝えてくれる人。
農業という仕事を経験し、新しい人生を歩む人。を真剣に育てたいと感じています。
追伸、山下さん、赤木さん、そして農業に熱い思いや、寒い思いを持っている皆さんに”特別講師”をお願いした時は、快くお受け下さるようお願いいたします。
農業者を決して甘い言葉だけで育てたくない!
●やまちゃんから
講師の要請は、いつもおことわりしているわたくしめですが、
「うちの田んぼに来てくれるなら、OKですよ」
という言葉も添えています。
1/1 岡山の香西さんから「またまた「いいかげん人間」の香西です」
「はったりの香西」からの皆様への「新年のご挨拶」です
かつて「ほどほどに暮らしていける有機農業?(正確ではありません)」とかいったタイトルの本が話題になっていたことがありました。「百姓天国」という雑誌が産声をあげたのも同じころだったような気がします。多少誇張気味ですが「飛ぶ鳥を落とす勢い」だったように記憶しています。私自身も、すばらしいことだと思っていました(まねしたいと思っていました)。しかし私どもの経営はどんどん「火の車」状態に突入していきつつありました。ちょうど「小売販売から流通業者への販売」に切り替えを始めた時期だったと思います。「小売用」の農産物を「流通業者」に持ち込んだ時、私どもの「商品」の脆弱さに愕然としたのもそのころでした。それでも「無農薬だからしょうがない」という甘えのなかで原因を「他」に転化することしか出来なかったような気がします。「世紀を超えて続く農業」なんて、いいかげんなことを言っていたのも、そのころだったような気がします。販売量を増やそうとすれば、出荷条件のきびしい所に出していかざるをえません。そんな状況下で、いやおうなしに生産性の向上「ちえ(技術)」が培われていったような気がします。私どもの「商品・u棡C蓮屮蓮璽鼻頁聖妻、修里發痢法廚任后・屮愁侫函淵ぅ瓠璽検法廚任呂△蠅泙擦鵝・・外品目から5品目へ、さらに2品目へそして「ニンジン」へと移行していく過程で、やっと「農業」が見えかけてきたように思います。これからの課題は、2品目から5品目へさらに30品目といった道をたどることかもしてません。あらためて「世紀を超えて続く農業」をめざしていきたいと考えています。
給g備路オーガニックワーク
香西達夫 090-8249-0938
新アドレス
kouzai(アットマ)mx8.kct.ne.jp
URL
http://www7.ocn.ne.jp/~kibijiow/
2006年1月元旦 姫路の橋本さんから「皆さん、今年もよろしく」
明けましておめでとうございます。
「あなたの失敗は、私の肥やしです。」山下さんのこの言葉が大好きで、この情報ネットを大切に、楽しみにしています。
メール見るばかりで、情報提供は殆どありませんが、
皆さん今年もよろしくお願いします。
1/1 富山の予果さんから「あけましておめでとうございます!」
今年もどうかよろしくお願いいたします。
山暮らし6年目となりますが,今年は早い雪で,見たことのないほどの大変な量の
雪が降り積もっています。屋根の上には2m以上の雪。雪おろしや雪かきで明け暮れ
ています。雪国の大変さを思い知らされています。初めて山を降りていった村人の気
持ちが分かった…。トホホ。
さて,お百姓でもサラリーマンでも,それで本気でお金を稼ぐかどうかについてで
すが,要はその人の価値観次第なのだと思います。
昨今の帰農者の動機には環境問題とか,土や自然に還ることで自己実現をしたいと
かということが多いように私には思われます。
耐乏生活は覚悟の上ということで農業をめざし,さほど愚痴は言うつもりもない
けど,同好の士と見るやついつい耐乏度をひらかしてしまう(というか,あんたはど
うよ?)といったこともあるのではないかと思います。
環境派は大体自分の生活を1960年代のレベルまでおとさなければ地球に未来は
ないと考えており,周りから見ると矛盾だらけの暮らしぶりのようでも,その人なり
の精一杯考えた生活をやっている。
私はというと,現代の豊かな生活を味わったことのある人間が生活レベルを落とし
て暮らすということは,すごい体験でした。2年で終了しました。アルバイトだあ。
自分だけが満足のいく暮らしぶりと,社会での責任をそれなりに果たすべく暮らし
ぶりとの折り合いも考えざるを得なかった…。
突き進む人のすごさも人類にとって価値があるし,どっちがいい,悪いではなく,
みんなやりたいようにやっていいのです。自分を懇切丁寧に表現する自由もある。そ
れもとっても有り難く,私は嬉しい。それぞれに頑張れ〜。
今年もやまちゃんの宅急便が楽しみです。
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
自家焙煎珈琲 神実(カムミ)
浜田 重人,予果
(黒の看板犬三匹が目印
マック♂,クロロ♀,ゴー♂)
※農繁期,工事日はお休み 予約telを
〒939-2333
富山県八尾町桐谷1673
T&F 076-454-5536
Email
Kamu(アットマ)cty8.com
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