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4/26 福井の塚本さんから「交通事故その後、農業共済」
昨年10月21日に交通事故に会いました。
私が乗った停車中のトラクターに、普通乗用車が追突して、私は投げ出され、その上をトラクターが横転して通過するという、死んでいて当然の事故でした。
相手は農家ではありませんが保険がJA共済。農家の私が農協の担当者数人を相手に戦う破目になりました。不当な扱いをたびたび受けたので、証拠を挙げながら言うべきことを言い続けました。終わってみたら、農協の共済は100万円ほど余分に支払っていました。
(カネは取れるときに取る。)
「農業共済」
今年は、農業共済の作付けの届出用紙を出しませんでした。闇耕作だろうがなんだろうが、いよいよ全面積で除草剤を使わないイネつくりをします。といってもたいした面積ではありませんが・・・。
(無駄なカネは出さない。)
塚本でした。
4/23 佐賀の太田さんから「そろそろ茶摘み」
今年の新茶は寒さが続き遅れ気味ですので、毎年製茶機械の掃除に慌てるのですが、今年は楽でです。後2日位でめどが付きますが1年に20日間位しか使わないのに、かなりの投資はもつたいないことです。後何年小規模のお茶農家の製茶工場は存続する物かと思いながら、機械掃除に明け暮れています。百姓志してはや30年ですが、今までどれだけの機械投資しただろうと考えます。まさに器用貧乏どころか機械貧乏であります。同級生の友人に年間いくらもらっている尋ねたら、私の総売れ上げに近い、凄いの一言 まーしょうがない自分が選んだから〜私の生産するもので誰かが喜んで食していると考えよう。友人は給料をもらうのが仕事、私は命のモトを作るのが仕事・・・しかし現代は電話一本でケーブルの中からや画面から欲しい食料がでてくると、偉いお役人さんや、大企業の偉い人は考えられているようです。偉い人ではない
おろかな人と呼びましょう。
もう種蒔きの話や田植えの準備に移行しているようですね、世界では小さい国、日本では広い国、私の田植えと2ヶ月近く違うこれが面白い。
写真は今年から取り組む無肥料無農薬水田です。食する側も美味しく安全な食を求めるならば、農協の代わりに秋には1年分のお米代金を支払って下さいの考えです。これが果たして今の世で通用するかです。もし通用したら大きく農家は変わるでしょう。
佐賀・太田
4/23 兵庫の本岡さんから「和歌山の田中さんへ」
耕運機や、トラクターの使い方と、田んぼからうまく出られる方法を教えてく
ださい。
質問の内容が大雑把で曖昧で答えようがありません。
機械の大きさも分からなければ 田んぼの段差も分からないのです。
その前に作業機の取扱い説明書を読むことをおすすめします。
そして
機械の使い方は聞いて覚えるものでなく 人のやっているのを見て覚えるのが一番!
(子供が大人の仕事をじーっと見るあの感覚で)
あとはあなたのセンスです。
隣百姓という言葉があるように
農業のやり方は、まず第一に人の真似をして体で覚えるもの
1,親を手伝いながら真似をして
2,隣の人のやり方を見て真似をして
3,近所に評判の人がいるとその真似をして
あなたの地域で毎年繰り返されているやり方を理屈じゃなくて体で覚える
これが基本型になる。
基本型は、先人から延々と受け継がれそして磨かれてきた
あなたの地域(気候、風土、地形、災害の回避)にあった合理的な作業方法です。
どんな農業書も及びません
たとえば北海道で農業をしている人に田植えの時1坪あたり何株植えるのがい
いか聞いたとします。
気候もちがう 風土もちがう 地形もちがうので
こんらんするばかりでなんの役にも立たないでしょう。
(基本型が身に付いていればなにか応用の利くヒントが見つかるかもしれません)
基本型を知っていて たとえば北海道の真似をするのと知らずに真似をするのとでは
雲泥の差があると思います。(なにごとも)
まずご近所の農作業をじっくりと観察することから始めましょう。
地域の基本が身に付いていないと新しい試みもうまくいきませんし
とんでもないことをしでかします。
例
私の住んでいるところは台地の上です。水の不便なところです。
冬期は乾燥で田はカラカラに乾いています。
冬期は乾燥、夏期は水稲で田んぼとしての一年のリズムが上手く回っていました。
それを考えず何を思ったか流行の冬期湛水をやると言い出した情熱あふれる新
米がいまして………
以下略
稲美町 もとおか
4/23 和歌山の田中さんから「教えて下さい」
いつもためになることなど拝見させていただいています。
この前は、たいへん参考になりました。ありがとうございます。
今まで、ほとんど、クワで、家庭菜園程度でしたが、昨年から耕運機も、たまに使うようになりました。
田んぼを起こすときに大小のゴムタイヤや鉄のタイヤ、かご車などがあって
どのときにどの物を付ければ良いのか分からないままあれこれ付けて耕しました。
かご車は、右左を変えたら耕運機が深く入り込んだりしました。
今回は、初めてトラクターを借りて耕しましたが、もう少しで田んぼから上がれなくなるところでした。
基本的なことすら分かっていない素人なので、お恥ずかしいのですが、
耕運機や、トラクターの使い方と、田んぼからうまく出られる方法を教えてください。
よろしくお願いいたします。 田中
|
4/23 岡山の林さんから「擁壁建設にかかった費用」
今晩は皆さん、村山様、
里山に桜が咲き始めて上に上がっていきます。あんなところに桜があったのだなぁ、
と気づく頃です。
擁壁の石垣は真直ぐではありません。この場所の昔の姿はかなり高い石垣がありその
前に小川が流れていたということです。今は側溝のようになっていますが、石垣は人
の背丈ほど下にまで埋もれています。どれくらい下に埋もれているのか正確には分り
ません。昔は酔っ払って歩いていた人がよくそこに落ちたそうです。その石垣は10
0年も経つと曲がりが出てきます。石垣が崩れるのは静水圧(土圧)と木の根っこで
す。私はその石垣は触らずに、また柿ノ木を残して(本当は石垣の近くに大きくなる
木を植えるのはよくありません。)、その上に注意深く曲がりを修正しながら石垣を
積みました。石垣の積み方は重箱積みです。石はこの土地から出てきた物を利用しま
した。後ろには沢山のガラをいれました。このガラは排水と石垣の保持を兼ねて後ろ
から支えるために入れています。石は人の体重ほどあるのでユンボが無かったら石垣
を積もうなどという気は起きなかったでしょう。私のような素人でも3段ぐらいは積
めます。最後は化粧ブロックで直線を決めました。ブロック擁壁には鉄筋を入れてい
ます。そして、手前のコンクリート擁壁とは鉄筋で繋いでいます。ブロックは貰い物
で、B格品ですから個々のブロックは曲がりや傷があります。B格品とはいっても強度
に問題はありません。ブロックの強度の持たせ方と、各々のブロックの曲がりとは何
の関係もありません。全体を眺めて真直ぐで統一感があれば良い訳です。型枠は大工
さんからの借り物です。
この擁壁にかかった費用は、
生コン2立方メートル
33,076円
セパ、鉄筋、釘、コンクリート釘、セメント 5,500円
砕石砂
4,500円
燃料費 約 3,000円
芝生代
2,388円
計
48,500円 位です。
後はあさぎ代、焼レンガ代、目地詰め用の紛粉が必要です。(あさぎというのは左官
さんがよく使うもので、セメントに混ぜて伸びを良くするもので他には何の効果もあ
りません。)
自分でやればこれくらいの費用で出来るのです。百姓は収入が少ないのですから、自
分で何でもやるしかありません。これを注文すればかなり高額になるかもしれませ
ん。それどころか、今の日本には石積みの職人も殆どいませんから頼むわけにもいか
ない。伝統は廃れていくのでしょうか?
林 正弘
岡山市
4/21 福井の富田さんから「藤本農園見聞録2006」2月23日
2/23 温湯消毒をされていました。
3月31日
ハウスを新調されたのですが、地盤を道路面と同じ高さにして、
砂を入れてあります。砂はプール育苗時の床面を平らにするのに
役に立ちます。
3月20日頃に播種した苗はもう伸びていました。
昨年、及び今年は気温が低くなったので、育苗器で発芽をさせて
います。
隣のハウスは未だシートがかけてありました。保温の為です。
同じ日の私(冨田)の浸種です。未だ雪に埋もれています。
わずか車で20分くらいですのに、こんなにも違いがあります。
平成18年4月3日
今年最後の種まきでした。
手前から、マドラグアノ、床土、播種、灌水、覆土の順です。
今年は条播をやめて、散播に変更です。
播種量も80g以上に増やしています。理由は、面積が増えたが、
ハウス容量は増やせないので、厚蒔きで対応との事でした。
それから、植え付け本数を2〜3本植えをやめて、5本植えくらい
にしているとの事でした。その方が収量増となったそうです。
播種の次は灌水です。
青いポリバケツには木酢液が入っています。
根張りが違うとの事です。
水圧計です。0.11〜0.12にされています。
最後に覆土です。
苗箱にいっぱいの土です。土の量は多いです。
プール育苗なのでもう少し土の量は少なくても良いのでは?
と思いますが、沢山入れる水を吸収させる為なのかも知れません。
催芽もみです。
播種した苗箱は、こちらの台車に載せます。
発芽をします。
台車の下にスチームを入れて、全体をビニールシートで覆い
暖めます。
最初に播種した苗(3月20日頃)は大きくなってました。
未だ寒く、天幕が張られています。
苗を一本抜いてみました。
発芽器のせいか、ちょっと腰高かも知れません。
平成18年4月10日の育苗の様子です。
4棟目の天幕もとられて外気にさらされています。
水が張られてプール育苗となっています。
あと2棟は未だ天幕が張ってあります。
4/21 お米の勉強会の村山さんから「Re倉庫建設」
皆様、林様 村山です
しばらくです。冨田さんの情熱に圧倒されて、それでもお返事を書こうとぐずぐずしていましたら、山ちゃんが、大雑把がええ、と言ってくださり、ちょっと息を抜いてしまいました。
農業経営者は5月号で予定通り、村山の抗議と謝罪のお願いをそのまま載せ、原稿もそのまま載せ、なぜ書き換えになったかの経過と、農業経営者の謝罪文を載せるとのことで、今日その文が届きました。
さて、林さん、とても明るい日差しですね。やっと暖かくなったのでしょうか。
そして、どうやったらこのようなまっすぐなきちっとした石垣ができるのでしょうか。見違えました。倉庫が建つのが楽しみですね。柿もちゃんと立っていて、また思う存分いただけますね。
|
4/20 林さんから「倉庫建設」
皆さん今晩は、
桜も散り始めています。もうすぐ葉を出すでしょう。
-擁壁がほぼ完成-
倉庫を建設するために、土地の整地をやっているのですが、雨がよく降るのでなかなか捗りません。それでも北側擁壁がほぼ完成しました。石が不足したので石垣の上に化粧ブロックで2段積み上げました。石垣の根があったので継ぎ足しました。それで少し曲がりがあります。百年前の石垣には手を入れたくなかった。手前のコンクリート擁壁は、石垣の上に乗せています。まだ幾つか残っている作業があるのですが、この後法面に芝生を植えて完成させます。柿はちゃんと残していますよ、村山さん、おけいさん。柿は今、葉を出そうとしています。次に南側擁壁にかかります。この面は芝生だけにしますので作業は早いと思います。次に、土を運び入れて寝かせます。これらの作業を6月の梅雨までに完成させ、梅雨の雨に打たせて土地を安定させます。その後本来の倉庫建設です。先ず基礎工事からです。独立基礎ではなく布基礎を予定しています。明日から大工さんが手伝いに来て欲しいというので作業はお休み。
林 正弘
岡山市
4/20 信州の唐沢さんから「芽だしstop」
信州@からさわです
山下さん、赤木さん、ありがとうございました。
軒下で乾燥させたら止まったようです。
しかし、もちモミはちょっと出すぎたみたいです
餅の方が遅く浸種したのにかなり早く芽が出てしまいました
毎年コシと同時に浸種するんですが、のげを取忘れていて
3日程遅れて崔芽器に入れたのに今年は何故か早い?
*** 赤木さんに報告 ***
2月18日に蒔いたからし菜がやっと双葉の上の本葉が顔を
出しました。(気候的には現在この辺りでは桜が八分咲きです)
5月末の田植えを計画してますがどれだけ伸びてくれるやら。
4/19 会津の一石さんから「塚本さんへ、LP肥料」
> ●福井の塚本さんから「一石さん教えてください」
>
>
小さい百姓の私は、たくさんこなすのにはそのための技術がいるものだと衝撃でした。
>
> そこで、
>
LP肥料を育苗箱に層状に入れるのはどの部分なのか教えていただけるとありがたいです。
>
@ 箱の底、床土の上、覆土の上、どの位置でしょう。
層状に入れる位置はどの位置でも良いことになっています。私の経験では薄く床土を入れてその上に
肥料を入れる 散水して 播種 覆土の順
土に前もって混和しておいて普通に床土で使う方法もあります。LP肥料は傷をつけるとアウトなので
ドラム缶を回すようなタイプの混合機ですと大丈夫ですが左官屋さんが使うようなミキサータイプはダメ
です。フロントローダーも使わない方が。ホッパーを増設しないで行う場合こちらの方が良いです。
>
A LP肥料は10アール分を10アール分(20箱くらい)の苗箱に入れるのでしょうか。
>
LP肥料の一箱あたりの量はどれくらいですか。
普段の栽培でN成分が追肥を含めて 何キロかだします。たとえば6キロの場合
6キロ×0.7 4.2キロ
4.2キロ相当のLP肥料を求めます LP100(苗箱まかせ)ですと N成分が30パーセントなので
1キロ当たり0.3キロ 4.2÷0.3で 14キロ 20枚で割ると0.7キロ
1箱当たり700グラム入れることになります。1300CC位の量になります。
900グラムくらいが限界なのでもっとN成分を使う方や箱の枚数を少ない方はN成分が40パーセント
の物をお使いください。
>
今年か来年やってみたいのでお願いします。
初期生育が悪いのでちょうどへの字栽培のような結果になります。LP100(苗箱まかせ)は
燐酸を含みませんので前もって散布しておいてください。
覆土に粉をふるったヨウリンを使う方もいます。
通常の肥料と組み合わせる場合はその分の計算をしてください。
4/19 福井の塚本さんから「一石さん教えてください」
小さい百姓の私は、たくさんこなすのにはそのための技術がいるものだと衝撃でした。
そこで、
LP肥料を育苗箱に層状に入れるのはどの部分なのか教えていただけるとありがたいです。
@ 箱の底、床土の上、覆土の上、どの位置でしょう。
A LP肥料は10アール分を10アール分(20箱くらい)の苗箱に入れるのでしょうか。
LP肥料の一箱あたりの量はどれくらいですか。
今年か来年やってみたいのでお願いします。
福井の塚本でした。
4/18 会津の一石です「種まきが始まりました」。
フレコン お薦めです。場所は取らないし、土も散らばりません。1枚2000円弱
LP化成 苗箱の中にコーティングした肥料を入れて育苗します。使う土の量を減らし
N成分を3割程度減らせます。容脱も少なくなるので河川への影響も少なくなります。
田植機の測状施肥のオプションも必要なくなります。ここでは層状に箱に入れていま
すが、床土に混和してから入れる方法もあります。大潟村でよく使われている技術だ
そうです。私どもでも14〜5年来使っていますので枯れた技術になっています。
種まき 床土 LP化成 農薬
種籾 掛け土 ホッパーが5つ有ります。お客さんに
合わせて 肥料 箱処理剤を入れます。
時間300枚 1500枚/1日 4人でのんびり処理しています。2万枚への準備は出来ているので
すが、最近注文の数が増えていません。苗を注文する方が、田んぼごと貸すように成ってき
ています。
黒米の種が足りなくなったので、玄米蒔きに挑戦しました。乾籾95グラムから玄米120グラムに変え
た以外は同じ条件で行いました。後ほど結果をご報告出来れば
4/17 福井の富田さんから「山下さんのメールに一言」*
>
それと「命かけて作っているのだから、命をかけて食べて欲しい」という篤農家の言葉。
その方のおっしゃった意味は、
トマトとかに死ぬほど農薬をかけまくって、農家は命の危険にまでさらされて
作り、安く規格通りに提供しているんだから、食べる方もこの農薬漬けのトマトを
死ぬ覚悟で食べろ、という意味でした。
皮肉にも説得力のある言葉に聞こえたのでした。
**
>
肉やエビを食べていたら、ものを言う資格がないような雰囲気、
そんなに強い調子のつもりは無かったのですが、農地はゴミ捨て場
じゃない、との発言がございましたので、それならば、肉食の後始末
は一体誰がするのかを考えないといけない、との意味でございました。
真意は、生産者だけの問題ではない事、同じ自然環境で生活している
以上、消費者も当事者であることをキチン言わないと、生産者さえ
キチンとしていれば食の安全問題は解決するとの誤解を恐れたためです。
たんぼは、本来、下水浄化機能など多様で懐の深い役割をもって
いたと思います。潔癖で隔離されたものではなく、もっと人間の現実と
密接に関わった環境だと思うのです。
我々は皆排泄物を出しますし、下水処理しようが、それは自然浄化
しか方法は無いわけですから、みんなが節度ある生活に変えてゆか
ないと、結局は農地だけが隔離された安全な環境というわけにはいか
ないと思うのです。
輸入エビは外国の自然破壊をしている以上、食べるべきではない
と思います。いえ、食べてはいけないです。商社は売れないものは
輸入しませんから。
***
それから、土佐さま
農協系の日本農業新聞を読んでいますと、JAの温湯消毒への取り組み
はぼちぼち広がっている印象を持ちます。
多分、種子消毒用殺菌剤の中和コストが合わないのではないかと想像
します。ちょっと前までは河川に垂れ流しだったわけですから。
でも、本来的には、お湯で目的が達成するならば、そのような薬剤に頼る
ことは不必要だとの結論に達してもよいものだろうと思います。
温湯消毒済種子の販売は強く望んで欲しいと思います。
いづれ施設が整ったら販売が開始されるのではないかと思います。
環境にも配慮しているというJAのポーズだとは受け取りたくないです。
それから、ある程度キチンと作業しないと致命的な発芽率となりますから
注意が必要だと思います。
それでは失礼いたします。
福井県池田町 冨田善嗣
4/17 福井の塚本さんから「乾かした芽だし籾について」
私は、芽だし籾をカラカラに乾かしてから蒔いたことがあります。
発芽が異常に遅れて不揃い。24万円相当の苗を全部捨ててやり直しました。
芽だし籾を乾かしたらもう一度水につけて、たっぷりしつこくねっちり吸水させてから蒔きましょう。
このことを知ったのは、失敗してから情報元へ問い合わせの電話をしたからです。
それ以来、人の話し、本に書いてあることには、大切なことがいっぱい抜けているものだと思うようになりました。
このメールは高くついてるんだから。受信された方には技術料金50万円振り込んでもらいます(冗談で〜〜す)。
塚本でした。
4/17 兵庫の本岡さんから「催芽籾の保存法」
わたしは籾を洗濯機の脱水機にかけたあと新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室に
入れています。
田んぼが多いと一度に全部蒔く訳にいきませんから
1週間で植えられる量の種を蒔きます。 そのとき余った種籾を
新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室に入れています。
次の週冷蔵庫で保存していた種籾と新たに浸種した種籾を蒔きます。
発芽率も発芽のそろいも変わりません どちらも同じです。
籾を干すと発芽は止まりますが 今度蒔くときよほど注意しないと
発芽のそろいが悪くなるのでは?
(試したことがないので何ともいえませんが…)
稲美町 もとおか
4/17 岡山の赤木さんから「芽だし籾」
赤木@菜の花です。
唐沢さまへ
鳩胸状態なら、乾かせば休眠します。やっと目覚め始めたぐらいですからまた寝
ちゃい
ます。よくやる手段です。ゴザでなるべく薄く広げてください。
表面が乾いたようでも、デンプン層が湿っていると芽は動きます。しっかり乾かし
てください。そのまま蒔いて水をかければ直ぐ目は覚めます。
4/16 信州の唐沢さんから「皆さん教えてください。」
信州の唐沢です。
本日、モミ播きをしようと用意してたら急な義理が出来てしまい
蒔けませんでした。モミは鳩胸状態で蒔き時ですが私以外は
皆勤めに出ていて今度の土曜日でないと休んでくれません。
このモミを芽を出さない状態で土曜日までもたせるコツがあったら
教えてください。
********************************
信州箕輪町 唐沢金実
mailto:tomato-c(アットマ)comet.ocn.ne.jp
********************************
4/16 京都の土佐さんから「Re温湯浸法」
富田様
ということはJAの温湯消毒は全国的な規模なんでしょうかね。
どうして温湯消毒に切り替えたのかは説明がありません。トレーサビリティーの一環
かな。
しかしおっしゃるように温湯消毒済種子の販売はしないようです。
代わりに温湯消毒の方法なるものがついていました。自分でやれという事みたいで
す。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
丹波の恵み 「長宮農園」
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
4/16 やまちゃんから「周回遅れの抵抗派ランナー?」
いろいろ、釈然としないことが多いまま、ぶつぶつと書いてみます。
ただ抵抗勢力というのは、しょせん抵抗勢力。
心せにゃならんのは、抵抗しているつもりで、あしもとが時流に流されていはしないかと言うこと。
もともと、小祝さんとぼくとの接点はないのです。
小祝さんは、土壌分析の専門家で肥料やさん。
ぼくはと言えば、土壌分析のようなこつこつしたことが苦手なただの百姓。
「イネ作りは大雑把がいちばん」は、井原豊さんの中でいちばんの名言と思っています。
縁なき衆生のぼくが、なぜ小祝さんに楯を突くようなことを書く羽目になってしまったのか?
自分の足元を再確認するというような意味合いもあったのかしれませんねえ。
それと、比較的身近なところにある「お米の勉強会」とか、「兵庫県有機農業研究会」などが、
立て続けに小祝さんを講師に呼んで、勉強会を始めたので、
「オイオイちょっと待ってよ」という気分になったのでしょう。
「小祝さんの科学的農法を勉強して増収して、お米の値段を下げて下さい」
「時代に遅れないようにしましょうね」
このふたつは別な人の言葉ですが、こんなことを聞いてよけいに意固地になってしまったのでしょう。
土壌分析の基本中の基とは、
自分の田んぼで毎年データをとり続けて、その変化を読み取ることにあると思っています。
そういう技は、ぼくにはとうてい出来ないとはなから諦めています。
ただ毎年やり続けていることがあります。
それは、米ぬか主体ですがチッソ成分にして、コシヒカリなら約6キロ、ヒノヒカリなら8キロほどを入れて、
イネの育ち具合を見つめ続けています。
カリやリン酸は特に意識して入れてないのですが、
ぼくの目には、イネは特に問題がないように見えるので、まあよしと思っています。
それで8俵取れれば、御の字と思っています。
最近は、下方修正してコシヒカリで7俵と思うようにしています。
冨田さんや皆さんの声を聞いていて、周回遅れながら、心打たれました。
しかし、これはいただけないなと思ったのが、
肉やエビを食べていたら、ものを言う資格がないような雰囲気、
それと「命かけて作っているのだから、命をかけて食べて欲しい」という篤農家の言葉。
そんなたいそうなものやおまへん。
わが直売所で言えば、野菜を買いに来てくれるお客さんはゴマンといますが、
そのなかで、お米を買ってくれるお客さんは数える程しかいません。
野菜が比較的割安なのに比べて、お米は10キロ5600円と割高だからです。
消費者のその感覚を、ぼくは否定することは出来ません。
ぼくも、豚肉は国産を買うけど、牛肉はオーストラリア産を買っています。
いやはや、冨田さんの言うように「輸入の問題じゃない」のだ??
議論のレベルを引きずりおろす意図はないのだけど、
ぼくには「この時勢に、百姓をがばっているだけで、たいしたものや」と、思うような所があります。
隣のおばちゃんが、ヒエに泣いて聞いてきたら、ていねいに除草剤の使い方を教えて差し上げます。
だんだん2周おくれ3周おくれのていたらくになってきたな。
自分がどこを走っているのか、見失わないように気をつけなくっちゃ。
農協が「温湯浸法」に雪崩を打つ気配がでてきたってか?
そいつはすごいことだ。
4/16 福井の富田さんから「松田喜一さんの思想」
杉野様
情報有り難うございました。なるほど、と読ませて頂きました。
松田喜一さんの文章はとてもおもしろいですし、よく存じ上げない
ですが、実際に行動した人の説得力ある言葉に思います。
「徹底的にやりつける」とか「想像もしなかったほどの」とか「心に
火がつく」「論より証拠で」といった言い回しが、松田氏の人柄をあら
わしているようで、惹かれました。
お米をつくって「世の中を動かす」というのも壮大で素敵な発想
ですね。
「農業を好きで楽しむ」というのは、一番大切な気がします。
本当に好きだったら、安易な方法(化学物質に頼る)に簡単には
流れないように思ったからです。
今回の五段階も興味深いですね。1.2.3ときて、4で少し方向が
変わって、5で大きく飛躍、すてきな展開だと思いました。
深い言葉です。
貴重な情報有り難うございました。また、よろしくお願い致します。
4/16 福井の富田さんから「温湯浸法」
土佐様
温湯消毒を勧めるJAですが、
「良く気がついたと褒めるべき」だと思います。
バカ苗病はほぼ抑えられますし。強い比重選
をすれば、温湯消毒も必要ないとは思います。
ただ、温湯消毒をキチンとする施設の投資は
結構かかると思いますので、それこそJAが
温湯消毒した種子を販売しても良さそうなもの
なのですが・・。
当地のJAは今年から農協販売苗は全て
温湯消毒するみたいです。東北では普及して
いますよね。
福井県池田町 冨田善嗣
4/15 福井の富田さんから「山下さんの抵抗勢力に加えて」
小祝さんのお話に釈然としないものがあるとの事でした。
私も最初はあまりにも明快な論法に大変興味を引かれました。
しかし、最近はこう思っています。
小祝さんのお話は、理想とすべき土壌状態に不可欠な微量
元素の投入のお話が中心です。本業でもありますね。
まず、小祝さんが掲げる理想とは何でしょう?
可能な限りの資材を投入して、単位収量を最大限にし、かつ
品質低下を出来る限り抑え、利益を増やし、経営安定化を図る。
勝手な解釈ですが、このように思っています。
その目標を達成するには、熟成された自家製アミノ酸ぼかし肥
か高価なアミノ酸有機肥料に加え、高価な微量元素を含む鉱物
資源を投入する、という風に理解します。
光合成、二酸化炭素、成育に必要な窒素等やその他の元素など。
これが小祝さんの話しの基本ですね。
植物と共生する微生物に関してはメインからは抜け落ちています。
私は、植物の根と共生する微生物こそが基本であり、その共生が
最大限のテーマだと思っています。
農業分野においては科学的解明や実証があまりなされて来ま
せんでした。故に、あまりに複雑な自然の仕組みに対して、一面的
な科学的手法を充分な検証もなく飛びつき、信じようとする傾向に
ある気がします。
一般的にいわれる科学的手法とは単純化へのプロセスだと思い
ますから、自然界を理解するには、その逆の統合化へのプロセス
が不可欠だと思います。
多くの失敗は、その辺の誤解にあるように思います。
地域の土壌や微生物を含めた生物相、気候といった条件の違い
で、地域固有の農産物の味があるはずです。
そこへ、同じような肥料、同じような微量元素を投入し、同じような
味の農産物を作ることに一体どんな目的があるのでしょうか?
地域文化や伝統といった誇りを捨て、画一的な経営安定を目的と
しているだけに思えます。各地域は都会への安定供給のための
食料生産基地なのでしょうか?現代社会ではそれもやむを得ない事
なのでしょうか?
地域によって味が違い、地域によって適した作物がある。
昔はもっと各地の味に個性があったと思います。
我々農家は、自分の与えられた自然環境の中で、せいいっぱい
その環境特性を理解し、その中で固有の作物を作ってゆくべきです。
与えられた環境の中で最大限努力しますが、過度に環境を変化
させたり、無理な負荷を与える事は、何を目的としているか考える
べきだと思います。
私は、似たような万人受けする味の農産物を作るより、地域固有
の味や個性ある味の作物を作る方が楽しいだろうし、やり甲斐が
あると思います。
Mgが何%足りないから添加する・・という農業は楽しいですか?
作物は工業製品とは違う事を本質的に理解したいです。
加えて、限られた時間の中では小祝さんのお話のほんの一部
しか聞けていないように思います。本当はもっと深い話しがある
ような気がしてなりません。
個人的な質問の回答から、そのように感じました。
福井県池田町 冨田善嗣
4/15 京都の土佐さんから「当地の田植え事情」
ご無沙汰しています。
サファリパークの管理人丹波の土佐です。
当地でも田植を5月下旬にするよう、某JAから指導が入っています。
しかし京都府北部と一口に言っても山間もあれば平地もある。河の下流もあれば清水
の湧き出る小川の傍の田んぼもある。
コシヒカリの場合ですが、少なくとも私の家の近所は、平地と同時に植えても刈り取
り時期は2週間ほど遅れます。
積算日照時間と水温の関係でしょうね。
それにもう一つ、この辺では秋には底霧が発生し稲が乾きにくくなります。
刈り取りは出来るだけ9月中に終わらせたいと考えます。
逆算すると日当たりの悪い土地で5月初旬田植、条件がよければ5月下旬の田植にな
るようです。
その土地土地の特色があるわけで某JAさん、十派一からげにまとめないで欲しいもの
です。
それから、その筋からのご指導で今年から変わった事がもう一つ。
「温湯消毒をしましょう」とのことです。
消毒に使っていた赤い液体は環境に悪いからだそうです。
自社の売上を省みずただのお湯で済ますことを推奨するこの姿勢
良く気がついたと褒めるべきなのでしょうか?
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丹波の恵み 「長宮農園」
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
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4/15 千葉の杉野さんから・百姓の 5 段階の出展はわからないのですが」
千葉の杉野です。
福井の富田さんからの「百姓の五段階」の出展について反応がないようですが、 わかる範囲で情報提供します。
たまたま手元に『農業を好きで楽しむ人間になる極意』という 昭和42年に日本農友会が発行した松田喜一さんの書かれた冊子があります。 残念ながら「百姓の五段階」の記述は見当たりませんでした。
手元の冊子のほかに松田さんの書かれた著書には次の3冊があるようです。 『農家繁栄幸福の基本j信条』 『農魂と農法 農魂の巻』 『農家婦人の修養』 ほかに雑誌「農友」にも松田さんが執筆されていたようです。
熊本には松田さんの影響を受けられた農家が多いようですので、 これらの資料をお持ちの方がいるのではないでしょうか。
ところで、『農業を好きで楽しむ人間になる極意』という冊子はB6判50ページほどのものですが、興味深いものでした。
どうすれば農業がすきになるか。松田流の極意は「一角破り」といいます。「小さな事に全力を集中し、徹底的にやりつけて、いまだかつて想像もしなかったほどの実績をあげること」で心に火がつくといいます。それにより 1.自信が得られる 2.希望が生まれる 3.前途が明るくなる 4.人が信用する 5.名も無き貧弱な百姓が論より証拠で人を導き、世の中を動かすことできる とあります。
特に後継者育成には大事なポイントだなあと感じ入った次第です。 ここでも5段階論法ですが、5段階論法が好きな方だったのでしょうかねえ。
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すぎのファーム・すぎの梨園
270-1454 千葉県柏市柳戸732-2
tel04-7191-1671 fax04-7193-5006
http://www.geocities.jp/suginofarm/
http://blog.goo.ne.jp/norayamafarm/ |
4/14 お米の勉強会の村山さんから「22日には食べ比べにお越し下さい」
皆様、山下様、林様、本岡様、中道様、香西様 村山です。
早速ですが、先日ご案内しました、22日(土)1時からの茨城の霜多ファームの霜多増雄さんの会では、霜多さんの40年に及ぶ土作りについての思いのたけを話していただきまして、その後、霜多さんの野菜と山下さんたちの野菜の食べ比べをしようと計画しています。岡田さんからお聞きくださったと思います(山下さんのお野菜も入れてくださり、いつもながら有難うございます)が、岡田さんは承諾くださっています。山下さんたちも是非挑戦してください。路地で作っていてこんなにすごい!というのを皆に分ってもらってください。
と言いますのは、高砂肥料の稗田さんから電話があり、山下さんのお宅を紹介しました。もういかれましたでしょうか、野菜を食べてみてくれ、とお願いしました。小祝さん流にしなくたって硝酸態窒素の少ないおいしいものは作れるんだと証明してあげてくださいね。
そんなわけもあり、百姓流で霜多さんの、土にさへ病原菌が皆無の路地野菜作りの話をお聞きしに来て下さい。
なお、前日21日には西宮で泊まられますので、阪急西宮北口で夕方から懇親会を計画しています。
一緒にお越し下さる照沼さんによりますと、霜多さんはお酒が入ったほうがずっと話が弾み分りやすく、共感できるとのことですので、私たちより、皆さんに起こしいただきたいと願っています。
また、今回は照沼勝浩さん(茨城県東海村のさつま芋、干し芋の大きな農家)のお仲間が数人来られるともおっしゃっていましたので、どうぞお越し下さいませ。今回は土門さんの時のように、仕組まれたことではありません。
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村山 日南子
お米の勉強会
〒663-8187 兵庫県西宮市花園町11-2
E-mail
:
hina2mura(アットマ)ybb.ne.jp
http://kansai-ngo-net.org/okome-1.html
TEL/FAX 0798−48−0365
4/14 福井の塚本さんから「平成18年塚本の報告A」
「発芽までの温度」 4月14日(金)雨
6日に販売用の苗の種まきをしました。機械のメモリで崔芽もみで100グラム、(乾いたもみで80グラムのつもり?)。実測はしていません。
ハウス内で平置きの無加温発芽です。発芽がそろうまでは、苗箱の上に置いた温度計で昼間35度くらいで管理しています。
きれいにそろって発芽しました。
出来るだけ葉令の進んだ大きな苗を提供したいと思っていますが、苗箱数を少なく、5月の連休には田植えを済ませたいという要望にどう
こたえるのか悩んでいます。5月中下旬の土曜日曜日に田植えはしていただけないものかと思案中です。
(苗サエ売レレバソレデイイトワリキラナイカラオマエハイツマデタッテモビンボウナンダ。)
うちの種まきは5月4日です。機械のメモリで崔芽もみで80グラム、(乾いたもみで60グラムのつもり?)。
今年も6月の田植えです。
播種量は、実際にどれだけ撒けているのかは不明ですが、苗が目標の大きさになる範囲で、たくさん撒くように年々調整しています。
天気予報は京都府北部にぴったり合うところに住む福井の塚本でした。
4/14 福井の富田さんから「農薬に関して」
農薬に関しましては、環境や経営だけでなく、農業者自身の
生命の危険があります。
命をかけてまで、安い農産物を安定供給する責任は我々には
ありません。誰もが健康な生活を望んでいるはずです。
最も残留農薬同様、国の決める安全基準を守るならば急性中
毒は起きないでしょうが、誰も将来の健康は保証してくれません。
安全な農薬などありません。安全な兵器と同じかも知れません。
以前も書きましたが、ある篤農家が言った言葉です。
ハウストマトとお米の生産農家。
「生産者は命をかけて作ってるんだから、消費者も命をかけて食え。」
生産者は危険な農薬を吸ってまで、規格品を作りたいと願って
いるわけでは無いと思います。
消費者や流通の見えない需要に応えざるを得ないのだと思います。
私は、消費者の方に、非農薬の声を強く上げて欲しいですし、
残留農薬ゼロを望んで欲しいですし、その安全コストを支払って
欲しいと強く願っています。
福井県池田町 冨田善嗣
4/13 福井の富田さんから「Re村山さんの 農業経営者の掲載原稿についてなど」
村山様、皆様
お返事有り難うございます。
以下、簡潔に書きたかったのですが、大変長くなりました。
申し訳ございません。
>>ただ、冨田さんへの感想としては、「自転車サイズのまちづくり」
>>の趣旨をご理解くださっていないのかと残念で、悲しくなりました。
失礼いたしました。私の理解からはどうしてもあのような記事の
表現になるとは思えませんでしたから、とても驚きました。まさか
校正なしとは思いませんでした。
>>農薬や化学肥料を使う、使わないは、エゴの塊のようにただ安全
>>だけを求める消費者が決めることではなく、・・・農業経営の継続や
>>安定から「安全」は自ずとついてくるもの
食べ物の安全を求める消費者は、日々の生活においても安全な
食べ物への貢献をする生活をしなければエゴになると思います。
肉食を好みながら、牛糞堆肥は危険であるとか、切り身の魚を
購入しておきながら、アラの処理の事までは考えていないなど。
また、カドミ製品を使わない・適正に処理する、合成洗剤を垂れ
流して下流域の自然環境や水田環境を悪化させない等々・・・。
もちろん、私自身への戒めでもありますが。
しかし、自己の生活を見つめ直した上で、安全を求めるのは
消費者の権利でもあり、本来、最低限保証されるべき事です。
供給側は常に消費側のニーズに応えるものです。現在の農業
においては、環境負荷のコストは生産者も消費者も直接的には
支払っていません。このような中で、農産物の品質のみ(商品と
しての農産物、生産過程を考慮しない・・。)を問うならば、
環境負荷コストを無視すればするほど、数十年単位での安定的
経営は成り立ち、消費者の品質ニーズに応えやすくなります。
(農薬や化学肥料はコントロールしやすいからです。)
また、多くの生産者や消費者が環境負荷コストを支払うだけの
意識には未だ到達していないと思っています。
消費者ニーズが、コストを伴った環境保全に及んだとき、現在の
農業は本来の農業へと変化できると思います。
消費と供給は常に共に歩んでいます。
自然環境という中で行われるのが農業なのですから、農家だけ
の経営や、消費者だけのニーズで成立すべきものではありません。
自然環境の中では世界全てが繋がっています。
>> このことが、「決して無農薬・無化学肥料を求めているのでは
>>ない」、という短絡的な表現になってしまっているところは誤解
>>の元でした。
農水省も有機農業は大切だが、現在の需給バランスを考えると、
有機農業だけでは成り立たないので農薬や化学肥料を使った
農業を求めてはいないが、推進せざるを得ないという立場と理解
しています。
繰り返しますが、需要が望まない事を供給側が自発的にする
ほど、現在の農業には余裕がありません。望まなければ、農業
の変革はどんどん先送りになってします。誰かが(あるいは皆が)
コストを支払わない限り、農家が長期的な安定経営の為に農薬
や化学肥料から脱却するのは容易な事では無いと思います。
>> 世界に飛び出しては、という分については、中道さんのご意見
>>がそのまま私の思いでもあります。胸が熱くなりました。
>>
そうあってほしいです。そして、このMLの皆さんがそうであること
>>を嬉しく思います。
ならばこそ、そのようなわかりやすい表現にして頂きたかったと思います。
皆様が書かれておられますように、我々は本質を見逃していると
思っています。
>> しかし、それでも尚、いわゆる日本的部落社会の中でもがいて
>>おられる姿を見ますと、そんなところで気力、能力を使い果たさ
>>ないで、海外で農業を思い切りなさるのも否定されることではない
>>と思います。
何故もがくのでしょうか?農薬や化学肥料の農業を暗に強要
されるからです。また、効率化・能率化を最優先させた農業への
圧力から、夢や希望、充実感が失われつつあるからです。
場を変えて解決するほど簡単な問題とも思えませんし、中道さん
もおっしゃっておられましたが、それならば何故農業をするのか、
別の職業を選ぶはずです。日本で気力を使い果たすからこそ、
意味があると思っています。単なるビジネスではないからだとも
理解しています。自己の能力を発揮したいだけではないはずです。
日本という自然環境に生まれ、そこが好きで、その四季折々の
中で育まれる食べ物に関わり、その食べ物を食べてもらい、
幸せな生活を送ってもらいたい、その事に関わっていられる事の
喜びがあるからだと思います。
貸し剥がしにも触れておられましたが、日本で駄目なら海外の
自然を開墾(不必要に破壊)して、農業をすればよい、とは考えたく
ありません。海外には既にその場で農業を営む農家がおられる
わけですから、それ以外の場に進出するという意味になります。
世界の食糧事情を変えるには、生産レベルでの増産や効率化を
進めるのではなく、流通や食べ方、生産に必要なエネルギーの比較(肉を
生産するのに必要なエネルギーと穀物生産に要するエネルギー)
など、必要かつ重要な問題がたくさんあります。
食料問題の本質は、農地を増やしたり農地の高度利用化では
無いと思っています。
村山さんの苦しんでおられる農家への愛情は理解しております。
>> 海外で作ったものを日本に売りつけて日本の農業をもっといじめる、
>>とかいう段階のことを言っているのではありません。作ること食べる
>>ことは人間の基本的自由です。
自然環境の中で生かされている我々は、自然環境との調和を
真剣に考えた農業をしなければならない、という事を主張してい
ます。
それには、自国の自然環境や気候、自然と人間との関わりの
文化や伝統といった事を充分に理解している、自国の農民が
自国の国民の為にすべき生業なのだと思っています。農村や
農地は地域や国民の財産なのですから。
私は、海外で、その国の為に農業をすることを否定したつもり
は全くありません。日本人の為に海外で農業をするのは、
ビジネスの為なのですか?と問うのです。その国の貴重な有機
資源を持ち去って、土地を痩せさせる代償は何だろう?と思う
のです。
現地の人々の生活権を脅かし、自然環境を搾取する権利は
我々には与えられていないはずだと思うのです。
>> 食糧安保については、地域の自立が何よりの保証になります。
>>輸入に目くじらを立てるより、皆さんとご一緒に自立できる地域
>>を作っていきたいと願っています。
輸入に目くじらを立てるのは、日本の生産者や消費者の為では
ありません。現地の生活や環境を富を背景に搾取してはいけない
と強く望むのです。当然目くじらを立てなければならないと考えて
います。
輸入を安易に考えるのは、他国民の生活権を侵害する事と等しく、
もちろん、環境保全や平和を望んでいないのと等しい考えである
ことに気づくべきだと思います。
商工業抜きで、農業だけでは解決できない問題ですが、
地域の自立は必要だと思っています。日本の地域の自立も必要
ですし、海外の地域の自立も必要です。我々の食料安保も大切
ですが、相手国の食料安保も大切ですよね。
まず隗よりはじめよですね。いろいろと考えるきっかけを頂きまして
有り難うございます。私は非生産的とは思っておりませし、感謝申し
上げます。
****
今回の村山さんのメールを拝見して、村山さんや会の理解と
私の理解がそんなに違っていない事に安心致しました。
有り難うございます。
しかしながら、一点、
農業はより分析的に高度化し、また、有機にしろ慣行にしろ常に
発展し効率的にならなければならない、といった感じにも受け取ります。
私は、自然環境の中で営まれる農業には、人間の関与という事に
関して、あるいは意図としての技術的限界があると思っています。
時間をかける事が必要ですし、自然に合わせるという事の大切さ
と難しさを理解するならば、農業への過剰な(無理な)期待や
技術革新はできないという意味でございます。
村山さんのお考えでもあると思いますが、細部も大切ですが、
全体の中でじっくり考えてゆかなければ、と思っております。
どのような意見も自由に言える場という会の趣旨を嬉しく思います。
福井県池田町 冨田善嗣
4/13 お米の勉強会の村山さんから「来月号に謝罪と訂正掲載」
皆様、冨田様 村山 日南子です
早速ですが、今朝農業経営者から電話があり、申し訳ないことだった。謝罪と、訂正分を来月号に載せ、併せてホームページにも掲載する、とのことでした。
中道さん、有難うございました。中道さんが農業経営者に電話され、村山がそんなことを言うはずがない、とおっしゃってくださったそうですね。昆さんからお聞きしました。嬉しかったです。
4/12 岡山の林さんから「百姓は日本人の食を支えていない」
皆さん今晩は、
中道さん、冨田さん、市川さんのメールを読んで、考えました。
日本人の食を支えているのは百姓ではなく、商社マンであることを消費者も百姓も認
識すべきです。日本の百姓は高々40%の食を提供しているに過ぎません。これは、
どう考えても商社マンが日本人の食を支えています。彼らは世界中に買い付けに飛び
まわります。アフリカから南アメリカ、東南アジア、北欧の海どこにでも行きます。
そこから成田空港にA級品を送り届けてくれます。彼らはそれどころか現地に日本人
向けの作物を作らせることが出来ます。消費者は商社マンにこそ感謝すべきです。彼
らがいなかったら多くの日本人が飢餓の状態に落ちてしまいます。低所得者層は餓死
者が出てもおかしくありません。そうならないのは優秀な商社マンや企業の食料調達
部門が頑張ってくれているからです。感謝しましょう。明日、百姓が作物を作らなく
なっても誰も飢えません。輸入量は「今なら」一気に増やすことが可能です。商社マ
ンが何時でもどこからでも食料を輸入できるのは日本の経済力を背景にしています。
いつまでこのようなことが可能となるのだろう。中国に追いぬかれ、インドに追いぬ
かれ、そして・・・。日本人もブラジルや中国に出稼ぎに行く事になるのかな?
市川さんのメールにありましたベトナムでのエビの養殖池の話は、その地域の人々に
とっては残酷ですね。マングローブ林があれば水害や高波、津波から人々を守ってく
れると言うのに。東南アジアのマングローブ林はその内陸部にある肥沃な大地と農業
を支えてくれているのかも知れませんね。マングローブでの漁業は行われているので
しょうか?資本の論理から見れば、そのような細々とした漁業は取るに足りないこと
なのでしょうか?日本人の胃袋が次々とマングローブ林を食い漁って沿岸の不毛化を
広げているのでしょうか?終戦直後日本は、広葉樹は邪魔な木々であり、それらを切
り倒して針葉樹の杉や檜を植えることを奨励されました。どこかよく似た発想です
ね。持続的発展とは無縁な発想なのでしょう。
私は10年近く肉や魚を食べませんでしたが、最近始めてエビを2−3回食べまし
た。私には、このようなことを書ける資格はないのかも知れませんね。
4/13 和歌山の田中さんから「種を回す事について」
籾を洗濯機で、回すのとは別なのですが、朝顔の種をぐるぐる振り回して種まきをすると、
右巻きになったりひだりまきになったりあっちこっちになるそうです。
赤木さんが心配したように、朝顔は、目を回すのかな?
元々右周りか左なのか自分は、知りませんし、話で、聞いただけなので、実際に見た訳でない
ので、事実なのか分かりません。
たまたま聞いたことをお知らせいたしました。 田中
|
4/12 岡山の林さんから「黄金角で葉を出す植物」
皆さん今晩は、
桜が満開になりました。遠くの山々の色調に変化が現れ始めました。もうすぐ芽吹きです。漂ってくる匂いも芽吹きの匂いです。畔の雑草も少しづつ大きくなり始めました。その中に、アザミがあります。どうやらアザミは黄金角に近い数比で葉を出すようです。スミレが紫の小さな花を咲かせています。スミレの花は、フィボナッチ数の5枚の花びらを付けます。
フィボナッチ数列では隣り合う2数の比は黄金比に近く、大きな数になるに連れて黄金角に非常に近づく。黄金比とその2乗、逆数を小数点以下5位まで表すと、
α2 = 2.61803…
α1 =
1.61803…
α-1 =
0.61803…
となり黄金比を2乗したものは黄金比に1足したもの、黄金比の逆数は黄金比から1引いた数になる。逆数も黄金比といえる。これは、数直線上に棲むフィボナッチ・ウサギが負の方向に飛び跳ねたと考えればよい。(この3数は、小数点以下は全く同じです。黄金分割の式、1月22日のメール、から確認できます。)
それでは2つとなりの比はどうなるかというと、当然ながら黄金比の2乗に近い。それを小数点以下5位まで表すと、
フィボナッチ数 二つ隣の数の比
1
1
2 2/1 = 2.00000…
3 3/1 = 3.00000…
5 5/2 =
2.50000…
8
8/3 = 2.66666…
13 13/5 =
2.60000…
21 21/8 = 2.62500…
34
34/13 = 2.61538…
55
55/21 = 2.61904…
となり、α2
に近づいていく。この収束は速い。
多角形の外角の和は360度であるので(円は多角形の極限)、黄金角は360度をこの α2
で割った数(≒137.5)になる。植物の葉序は回転数を葉の数で割った数で表す。多くの植物の葉序は 1/2, 1/3, 2/5, 3/8,
5/13,…となることが多いので上の比の逆数となる。黄金角というのはこの葉序列の極限値となる数だ。5/13 までの比では 3/8
の分母にだけ合成数が現れるだけで後は全て素数の逆数か、或いは素数の比となる。植物が如何に頻繁に素数を取るかが分る。 3/8
に現れる3は(2”)式の変数と関数の素数どうしの組み合わせの内、唯一の例外となって関数だけに素数が現れる。(2月23日のメール) アザミはどうやらこの黄金角に近い葉を出す植物のようだ。葉序が
3/8
ぐらいになってくると見分け難くなる。黄金角の特徴は、沢山の葉を出しても1枚も重ならない事だ。受光体制としては理想的といえるのではないだろうか。(私は葉序について書かれた本や数学書、図鑑、植物学の本を一冊も持っていないので、本を持っている皆さんに間違いを指摘して頂ければあり難いです。)
林 正弘
岡山市
4/12 姫路市水族館の市川さんから「Re:冨田さんと市川さんにお願い」
市川憲平@水族館です。
富田さんどうぞお使いください。
昨日の続きのおまけの話です
おまけその一、1か所のエビの養殖池は5年ほどでダメになります。
従って、多くの養殖家はその間にお金を貯めて、ホーチミン市などにマンション
を建てて、次はそのあがりで生活することを考えているそうです。
おまけその2、10年ほど前、友人がボルネオの熱帯雨林伐採地を見てきました。
そこでは延々とはげ山が続いていたそうです。そこできられた木の大半は日本に
輸出されています。ヨーロッパでは、熱帯雨林で伐採された木材以外の木材を使
用するためのグリーン購入が進んでいますが、この国ではまだまだ熱帯雨林の木
材が幅をきかしています。その結果、自分の国の森林が見るも無惨なくらいに荒
れ果てています。
こう考えると、水産業や林業に比べると農業はまだまだ庇護されてきたなと感じ
てしまいます。ただ、水産業や林業で起きたことが、この先農業分野でも起きそ
うな気配は感じます。ここが正念場かもしれません。
4/12 福井の富田さんから「Re:冨田さんと市川さんにお願い」
転載よろしくお願い申し上げます。
一歩ずつでも前に進む為にも、議論や意見は広く、また、
少しでも多くから頂きたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。
4/12 福井の富田さんから「百姓の五段階」
某機関誌やインターネット等でよく見るのですが、出典を
きちんと知らず、ご存じの方がおられましたらお教え頂きたい
文章があります。
熊本県の方で、昭和の農聖と呼ばれる松田喜一さんの残した
言葉です。昭和43年80歳で亡くなられ、松田農場と呼ばれる
実習農場からは多くの人材が育ったとあります。
<百姓の五段階>
一段…金もうけ、生活高め目標の百姓。
二段…百姓の芸術は相手が生き物であり、限りなく深遠である。
三段…山は聳え、水は清く、葉澄める農村には、月を仰いで
生活するだけで、心も溶けるほど幸福を感じる。
四段…大地の声なき声を聴ける百姓になれ。農作物の心が判る者は、
大地の御心が判る者。
五段…相手が天と地のお力で営む職業である農業こそ、
神仏に近づく途である。農村こそ信仰を得る場所である。
この五根を併せ得た者が真の百姓である。生活だけなら二十姓、
四十姓に進め、六十姓に届け、八十姓に昇れ、そして百姓に座せ。
福井県池田町 冨田善嗣
4/12 お米の勉強会の村山さんから「農業経営者の掲載原稿についてなど」
皆様、村山です。今日やっと農業経営者へ次のような謝罪と訂正を求める文を送りました。
冨田さんや皆様への直接のお答えにはなっていないところもありますが、取りあえず皆様にもお送りします。
ただ、冨田さんへの感想としては、「自転車サイズのまちづくり」の趣旨をご理解くださっていないのかと残念で、悲しくなりました。あの冊子は震災記念の名を借りた私共の会の集大成のつもりです。つまり、農山漁村と都市部が手を携えた地域自立を目的にしています。そして、さんざん農薬や化学肥料に頼らない農業を皆さんと模索してきましたね。
稲葉先生も紹介しましたし、小祝さんも、次回の霜多さんもそうです。カドミについても然りです。
はっきりいえますことは、農薬化学肥料を使う必要を私は言ったことはありません。
同時に、私共の会が始まって1年ほどの頃から言い続けてきましたことは、農薬や化学肥料を使う、使わないは、エゴの塊のようにただ安全だけを求める消費者が決めることではなく、農家の皆さんが、ご自分の継続的農業をお考えになり、財産である土と作物を見て決められることだと考えてきました。「安全」のみからの「不使用」ではなく農業経営の継続や安定から「安全」は自ずとついてくるものと考えてきました。そんな思いから、農薬・化学肥料を使っていけないとは消費者である私共からは一度も言ったことはありません。
このことが、「決して無農薬・無化学肥料を求めているのではない」、という短絡的な表現になってしまっているところは誤解の元でした。農業を続けてほしいとの切なる願いが、余計な心配という「おせっかい」を何時もしてしまうようです。
世界に飛び出しては、という分については、中道さんのご意見がそのまま私の思いでもあります。胸が熱くなりました。
そうあってほしいです。そして、このMLの皆さんがそうであることを嬉しく思います。
しかし、それでも尚、いわゆる日本的部落社会の中でもがいておられる姿を見ますと、そんなところで気力、能力を使い果たさないで、海外で農業を思い切りなさるのも否定されることではないと思います。
海外で作ったものを日本に売りつけて日本の農業をもっといじめる、とかいう段階のことを言っているのではありません。作ること食べることは人間の基本的自由です。自立した個人が責任を伴う自由を思い切り行使なさって、農業で能力を発揮されることは、どこから考えても最も必要なことです。住み慣れた故郷でそれができれば最高です。故郷を離れても、日本でできればベターでしょう。でも、外国へ行って発揮されるのもまたベターと思います。そして、いつか日本へ帰り、再び以前以上に日本で力を発揮されればなおベターと思います。また、ついでに申せば、農家でない方が農業を職業として選択され、能力を発揮されることもまたとても望んでいます。そんな、こんなして、日本の負の部分の門戸をこじ開け、自由に能力が発揮でき、生きていて良かったと思われる社会を作っていけるようにも思います。嘆きや怒りを少なくできたらと思います。
えびの話、食糧安保の話等、以前に随分考えました。えびも肉も積極的には買っていませんし、食べていません。
蘇食料理教室の目的は、消費者が食材を選択して買うときに、その農産物が育った土の状態、作った方の思いまで分って選択できるようにしたい、土を大事に作られた健康なものを食べて、人も土も農家も農村も元気になろう、というものです。おこがましいかもしれませんが、そのような思いを込めて毎回の教室を開いているつもりです。決してエゴな消費者の利益のための食べ方ではありません。
食糧安保については、地域の自立が何よりの保証になります。輸入に目くじらを立てるより、皆さんとご一緒に自立できる地域を作っていきたいと願っています。
>
農業経営者
> 昆 吉則 様
> 高橋 瑞穂 様
>
お米の勉強会の村山 日南子です
>
ご無沙汰しています。農業経営者4月号をお送りくださり有難うございます。
>
>
早速ですが、4月号の私の記事について添付のように無断での書き換えがありましたので、次号で謝罪と訂正をお願いしたく存じます。
>
>
できましたら、添付の文をそのまま次号に掲載し、併せて貴編集部のお返事を載せてくださるようお願いします。
>
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
> 村山 日南子
> お米の勉強会
>
〒663-8187 兵庫県西宮市花園町11-2
>>
http://kansai-ngo-net.org/okome-1.html
>
(株)農業技術通信社
「農業経営者」編集部 御中
お米の勉強会 村山 日南子
農業経営者4月号の記事の謝罪と訂正のお願い
今年も天候不順が続くのでしょうか。桜も可愛そうです。
さて早速ですが、貴誌4月号に私の拙い一文「自転車サイズのまちづくりと地球的視野は矛盾しない」を載せていただき有難うございました。
ところが、事前の校正もご相談もなく大事なところが訂正されていることに気づき大変驚いています。
私が記事を読んで驚くと同時に、私共の会員さんよりも質問状やら電話での抗議が相次ぎ、改めて貴誌の影響力の大きさと普及の広さが分りました。大規模に専業でなさっている積極的な方々が多数読まれているのですね。そんな先進的な農業誌へ書かせていただいて感謝をしていますが、だからこそ、思いをそのまま伝えてほしかったと残念に思います。
そこで、下記の点につき、貴編集部が誤っていたとの謝罪文と私の原稿通りの訂正文を次号に貴社名で載せていただくようお願い致します。
1.最後の一文節の、「農薬や化学肥料は、継続的安定的農業経営のために必要なことです。」の部分は、私の趣旨とは違っています。文もそのようには書いていません。
私の原稿には、「農薬や化学肥料は、継続的安定的農業経営のために当然農業者が考慮されることです。」と書いています。
これは、最終段の最初の「私共は決して・・・、『残留農薬ゼロ』を求めて・・・」と関連していて、常日頃、農薬や化学肥料の使用を決めるのは消費者ではなく、農業者ご自身が、そのときの諸々の自然状態やご自分の農業経営に合わせて決められることだと言っていることに繋がります。
よって、私共は決して、農薬化学肥料が必然的に必要だと言ったことはありません。
むしろ逆で、できうる限りやめてほしく、それは消費者として安全を求めるより先に、農業者が継続的に農業を続けられるための最大の財産である農地の疲弊を心配するからです。
2.1.の段落の前の文、「なぜ日本の優秀な農家の方々が、日本の規制に縛られず、海外で思い切り腕を・・・」の「日本の規制に縛られず」は私の思いと違います。原稿には、「日本の規制に縛られていないで」と書いています。私は、いきなり全く自由に羽ばたいたらと書いた訳ではありません。20年前に田牧さんがカリフォルニアへ行かれたとき、農協はじめこぞって、「あいつは売国奴だ」的な批判が渦巻きました。あの折、日本社会の閉鎖性、非革新性にうんざりしていました私は、この巨大な日本社会と闘って折角の能力と希望をすり減らされるより、海外に出てご自分の思う農業にトライされ、研修され、世界的に農業が元気になるように貢献されるのも大いに評価できることと思いました。今回も同じで、例えば、地域で集落営農推進による農地の貸し剥がしや、力が発揮できない「認定農業者」に困られているのならば、よそで力を発揮されるのも、大きくは将来の世界の食料確保のためにもいいことかもしれない、そういう選択があっていいと考えて書きました。
貴編集部では、たった「縛られていないで」という表現の違いとお考えかもしれませんが、そのような思いを込めた文と、何も考えない、或いは農村の実情を考えない、「縛られない」では中身が大いに違うと思います。おこがましいですが、ここには農家応援の意味も込めたつもりですので、訂正を是非ともお願いしたいです。
3.できましたら震災冊子の申込先を書いてください。
もともとこの文は、昆様に、震災よりの提言集について紹介してほしいとお願いしたのがきっかけで、自分で書いてくださいとおっしゃっていただき、書かせていただきました。
ところが、文中に「ご関心をお持ち下さった方は末尾の連絡先にお知らせ下さい」とありますのに、連絡先がありませんでした。
また、抗議があったのは会員さんからとはいえ、震災冊子とは違ったことばかりでした。
よって、震災冊子のお申し込みも受けたいですし、この文へのご批判も受けたいですので、できましたら次号の謝罪と訂正文に連絡先を載せて下さいますようお願いします。
以上、細かい点ですが、私共の思いと違うところで猛烈な抗議を受けるのは勘弁願いたいですし、非生産的ですので、よろしくお取り計らいくださいますようお願いします。
お返事をお待ちします。
4/12 岡山の赤木さんから「ありがとうございました」
赤木@菜の花です。
四方さんに齋藤さんにやまちゃん。
早速に芽だし籾の目の回らない経験談ありがとうございました。
荒川静香(字が違ったかな?)選手みたいにいくら回っても平気なわけだ。
去年よりひとつラクが出来そうです。
やまちゃんが年のせいで忘れたそこんところ、せっかくだからなんとか想い出せな
いものだろうかね。そんなことこそ宝石の玉手箱なんだ。奥さんに頭を引っぱたいて
もらうとか、酒断ちしてみるとか、手段は問わないからよろしく。
よく降る雨だこと。こうも降っては菜の花に湿害が出なければいいがと心配です。
そばは打って伸ばして湯がいて食べるものと思っていたけど、呑むそばもあった。
最近はもっぱらサツマイモを呑んでいたんだが、今日は初めてそばなるものを呑んで
います。サツマイモも独特の香りがあるけど、そばを口に含んだときの香りはこりゃ
すごい。慣れたら癖になりそうです。米なんか久しく呑んでないなぁ。米は専ら食っ
ている。
機械オンチの百姓が使わなくなった籾摺り機をただいま分解整備中。(中間に業者
が入ったから有償です)
籾ホッパーからロールに落ちてゆくところに、詰まったりブリッジになるのを防ぐ為
の鬼の金棒みたいなロールが回っています。回転を伝えているベルトが切れている
し、やっと手で回せるほど重い。この軸を受けているベアリングがいかれて、どう
あっても交換しなければならない。いやはや奥の奥で、昇降機に始まって籾すり部を
全部ばらさないと手が付けれない。いい勉強をさせてくれます。
前使っていたオヤジは、シーズンが終ったらカラ回しだけして終えていたのかと勘
ぐるほどすごいゴミ。横送りのラセンもどこもかしこも、去年のものとは違う古いゴ
ミがぶったまげるほど出てきた。ラセン下の排出シャッターなんか開けた様子が無
い。
ベルトが切れて、籾がうまいこと落ちてゆかないから、きっと買い替えたのだろう。
農機具屋にとってはいいお客だろうな。
他山の石はもって玉を磨くべしだ
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
4/12 すずき産地から「私も脱水機を利用」
> ●京都の四方さんから「芽だしモミが目を回さないか?」
>
1袋4〜5`入った種籾を脱水機で1分間も回してやればあとは、半日〜1日くらいムシロで広げて置くと程良い湿気になり、取り回しもよろしゅうございます。
>
●やまちゃんから
> ぼくは3〜4分まわしています。
> みのるのポットに播種するのに、それくらいまわしたのが、
>
湿りすぎず、乾きすぎずでちょうど良いような気がしています。
>
(湿りが多すぎるのはモミ同士がひっついてダメだけど、
ということですが、私のばあいは、
半日も陰干しするゆとりなどない段取りなもので、
脱水タイマーを一杯にまわして、それを2回かけています。
(だから低収なのかなぁ(^^;)
湿り気が残っていると、ひっついて欠株が出やすくなります。
全自動の洗濯機なら、槽が大きいので、
モミ袋は2つ入れたほうが回転バランスがいいようです。
温湯消毒であれば、農薬の心配がありません。
4/12 信州の唐沢さんから「赤木さんにモミの脱水について」
浸漬籾の脱水ですが、以前、野暮用で昼に確認出来なくて夕方になり
ハト胸どころか0.5mmほど芽を出してしまったモミを脱水機に入れた
ことがありますが問題なく育苗できました。
ただ、播種機のローラーに詰まりムラになった記憶があります。
脱水方法は、4kgのモミのネット袋を古シーツに一袋づつ包み
脱水層に3袋平らに並べ7分ほど脱水します。
モミが傷まないコツは脱水機の中でモミが動かないようにすることです
もし平らに置いて少し回してみて動くようなら物袋の上にバスタオルのような
厚手のものを乗せて置くといいと思います。
信州の唐沢
4/12 高知の岡内さんから「4月11日付赤木さんの「脱水機での籾の脱水の件」
初めてお便りします。
5年前にUターン帰農した高知の岡内というものです。
ホームページ「除草剤を使わない稲づくり」を、いつも感心しながら閲覧していますが、はじめて出番が来た思いでお便りします。
4月11日付で岡山の赤木先輩から「芽だし後の種籾を脱水機で水切りしてもOKか?」とのご質問がありました。
3月18日に芽出し後の水切りを脱水機で行いました。方法と結果は次のとおりです。
・
2〜5万倍の10℃のニガリ希釈水で20日間浸漬した種籾を30℃で10H催芽し、白い芽が1〜2mm出た籾を10℃の水に2H浸け、脱水機で10分水切りした後、深夜(0200)なので網袋に入れたまま梁に吊るして寝ました。
・
翌午前中みのる式ポット育苗機で種蒔きし畑育苗床に並べラブシートをかけ、たっぷり水をかけました。
・
結果は従来どうりの発芽。
・
現在、第3葉が出始めています。
結論として、(1〜2mm芽が出た籾を10℃の水に2時間浸けた後、脱水機で10分間脱水しても発芽には影響がない)といえると思います。
以上/岡内
4/12 北海道の平野さんから「脱水機でぶんぶん回しています」
みなさん、いつも貴重な意見を拝読させていただいています。
北海道の私のところも昨日より播種作業を始めました、ビニールハウス内はポカポカ
でも外はまだ残雪がありあと一週間ほどで水田の土も出てくると思います。
水田の融雪水には白鳥が30〜50羽ほどが舞い降りています。
赤木先生が問いかえられた籾の脱水機がけですが、私のところではもう数十年やって
います。
北海道では夜間は氷点下ですので、よく、脱水して陰干しておかなければシバレてし
まいます。
播種しても陽射しがなければ4日〜5日、,時によっては1週間ほども出芽にかかり
ますので芽吹きはハトムネから少し長めにしますが、脱水、播種機で芽が切れますが
今の所問題はないようです。
みなさん 、この事でご意見をお聞かせ下さい、
北海道は融雪と同時にヨーイドンで一斉に農作業が始まります。私達人間も目を回さ
ないように体調には気配りして作業を進めたいものです。
大雪山の伏流水でお米を作る 平野一彦
北海道上川郡当麻町宇園別3区
info(アットマ)hiranofarm.com
4/12 千葉の野口さんから「ご質問の件」
千葉の野口です。
最近「食品の裏側」という本を読みました。久々に考えさせられる本でした。
加害者と被害者、実はどっちも被害者なのかも知れない。
何よりもいろいろな情報が公開されていないことの方が問題なのだなと。
さて、ご質問の件、
>
浸漬した籾を脱水機にかければすぐにでも蒔けるほど水気が切れるらしい。
>
はと胸状態になったのや、ぷちっと芽がのぞき始めたようなのでも脱水機でぶん回し
>
ても大丈夫なんだろうか。目の覚めた籾がそれこそ目を回してしまわないのかと不安
> です。
>
誰かやったことのある人はいませんか?
一度やってみましたが、袋は2キロ詰めぐらいにしておかないと偏って大変ですし、水
切れが悪いです。稲の種なんぞはどうやったって出てきますから、伸びすぎでない限
り大丈夫ではないでしょうか。
>
ゴザの上で干すとネコが走ったりネズミが食ったり、風でゴミが飛んできたりで苦
>
労してます。
最近は、軽トラの上にゴザを敷いて干しています。しょっちゅうかき回さないといけ
ないけど、割合とこれがいいですね。
--
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
mailto:turbo(アットマ)kaimu.jp 野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
●やまちゃんから
脱水機でモミが目を回さないだろうかという赤木さんの心配も、
これだけ体験談が集まると、それぞれ個性があっておもしろいですね。
あと3日で58才になります。
むかし、若かりしころ50,60といえばえらいじいさんだと思っていたのに、
自分がその年になると、まだあまり年をとった実感がありません。
ただ、最近は、その話は聞いたことがあるよと、話のテーマは覚えているのに、
さてその話の中身はと言うと、「????」と思い出せないことが多いのです。
乾きすぎたモミより、ひっつかない程度の湿ったモミの方が播種の具合が良さそうだというぼくの実感、
はて?と思い出そうとしているのですが、
たぶん、少し湿ったモミの方がパンパラ飛び散らないで、軟着陸(ソフトランディング)して、
1ポットあたりのモミ数が安定しているような気がしたのだと思います。
ただこの経験は、1年か2年の経験で、ぼくの気のせいかもしれません。
最近の全自動の洗濯機で乾燥する時は、ぼくも5分くらいまわしているような気がします。
脱水機の中でモミが偏っているため、ごとんごとんとまわらないことが多いのですが、
唐沢さんの「バスタオルを置く」という方法はおもしろそうですね。
4/11 すずき産地から「冨田さんと市川さんにお願い」
先日は、こちらのメールをつうじて、
緑糯の種をわけていただきました。
お世話になりました。ありがとうございました。
またしても、お願いです。
この夏、フラガールという映画が公開になります。
近くにある、あの常磐ハワイアンセンターが舞台です。
ちなみに、
お願いというのは、この映画とは関係ありません(^^;
スパリゾート・ハワイアンズと今は名前もハイカラになりましたが、
話は40年近く前、常磐ハワイだった時代のこと。
東京から来た叔父が連れてってくれて、館内のレストランで
「好きなものを注文したらいいよ」と言われて、注文したのが、
メニューのなかで一番高価だった「エビフライ」でした。
定食だったかライス別だったか忘れましたが、350円でした。
ナイフとフォークが使えず、お箸を頼んだことも覚えています。
それ以来、しばらくはエビは高嶺の花だと感じていました。
いま回転寿司などでも安価な素材として回っているみたいで、
そんなことに慣れ?てきたのはこのごろのことです。
という思い出話とともに、
富田さんの話と、市川さんの「ベトナムのはなし」、
うちの「野菜だより」(たまご新聞)に転載させてください。
http://www.suzuki31.net/vegeta/index.html
あさって発行の予定ですが、
形式・内容は未定です(^^;
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
4/11 福井の塚本さんから「集落営農だけではありませんよ。」
当地の農家に配布されている「営農のしおり」なるものがあります。
その中に、集落営農のほかにも、「19年度からの農地・水・環境保全対策」という政策があります。
その中身は、
@共同活動への支援
地域で水路の管理、農道の整備などを共同活動で行っていることを支援するものです。
10アールあたり国から2,200円地方で2,200円(試算の段階)支援するそうです。
A営農活動への支援
これは@を実施している地域で、化学肥料農薬を5割減らすなど、環境保全に取り組む地域への支援です。
私の集落では、私と農政推進委員長の2人だけが乗り気です。他の人たちは、そんなことが書いてあることにも気づかず、読んでもぴんとこないといった状態です。ですが、飲み会のたびに2人で集落の幹部、古老たちに宣伝しています。
この政策のありがたいところは、私たちはすでに社会奉仕という形で年に何度もみんなで手をそろえて共同活動をすでに行っているので、それをそのまま書類にすればいいという点です。組織も昔々から出来ているのでそのまま組み込めばいい。栽培というリスクがゼロ。新たなコストは書類作りだけです。農業の根本的な解決にはならないでしょうが、とりあえず持ち出しばかりの集落の収入を確保ということです。
国会の質問では、今までとは違う画期的な政策といっておりました。福井県の行政の窓口は、農村整備課というところです。普及員のいる部署とは違います。この政策について質問したら、普及員は嫌そうな顔をしていました。やってほしくないということでしょうか・・・・・?8月ごろには詳しい内容が出るそうです。
私の地域ではすでに集落営農を始めたところがいくつかありますが、すげ〜赤字、機械の更新が出来ない、とても困っている、という話が伝わっています。金儲けが目的なら、農業以外の仕事をしたほうがいいと思うけど。私の集落は、集落営農には手を出しません!
富田さんのお便りに、心の芯を動かされるような感じになりました。
塚本でした。
4/11 おけいさんから「Reこんな事を考えてみました」
消費者のおけいです。
富田さんの宅配便を読んで、すぐに思い浮かんだのが「エビ」のことでした。
するとすぐあとに市川さんからエビの話が入ってきたので
びっくりしました。
繁華街へ行くと、外食産業が客取り合戦にしのぎをけずっています。
素材を選び、こだわっているお店は、残念ながら
いつのまにかつぶれてしまってることが多い。
どうしても料金が高くなるからです。
大抵の人たちは、日本が本当は食糧難だってこと
ご存知じゃないでしょうね。。。。
ホームセンターで、もうはやスイカやキュウリやナスの苗が
破格で売り出されたんだけど、これも客取り合戦のようです。
何も知らない私が「買おうかな。」と手に取っていると
「まだまだ早いで!むちゃや!」と横にいた年配の方が
教えてくれました。
ホンマに「おっとっと!」です。
何も知らないということはいけませんね。
よほどアンテナをはりめぐらせておかないと
知るチャンスにもめぐり合わないですが。。。
おけいんちの畑では、今年はハクサイが結球しなかったので、
今は菜の花をせっせと食べています。
(ハクサイの菜の花は苦くないから大好き!)
4/11 岡山の赤木さんから「牛肉もそうだ」
赤木@菜の花です。
アメリカ産牛肉に背骨がくっ付いていたので、再度輸入禁止になったことはご存知
のところ。向こうの業者は「日本のイエロー達はうるさいやつだな。小さなことを
突っつきやがって」と、きっと思っているでしょう。
日本が買ってくれる肉はたかだかしれた量です。自国民が消費する量は桁が違うほ
ど多い。その肉が安く入手できたら儲けも桁外れになる。
少し前の話になるんだが、 当時アメリカも牛肉の輸入は禁止していた。自国の酪
農家を守るためだ。ところが精肉業者達は安いラテンアメリカの牛肉が欲しくてたま
らん。
そこで回り道になるけど、先ずは日本への輸出をロビー活動によって成功させた。
よその国に売りつけておきながら、自国が輸入禁止では筋が通らない。次はわが国も
牛肉の輸入自由化をせよと迫った。案の定南米の安い肉が入るようになり、もくろみ
通りに大きな利潤を得ることが出来るようになった。
ここから先が富田さんの話と一致します。
アメリカがいい値段で買ってくれるので、熱帯雨林を切り拓いては牧場を作り、荒れ
てきたら放棄してまた次のジャングルを切り倒してゆく。エビの養殖とストーリーは
同じです。
大資本による地球の破壊は政治の力では止められないと思います。利益が上がるこ
とは国益にかなうことですから。
消費者や生産者などの市民パワーでなんとか止めさせたいけど、、、、、
でもそんなことやっている間に一国の環境など瞬く間に踏みにじられるでしょうね。
わが国の米も、水田も、小川も、いまや似たような運命をたどろうとしているのか。
コーヒーを作れば金になる・・・・というので、食い物を作っていた畑をコーヒー
園にしてしまった。買ってくれる間は良かったのだが、地球の反対側の国でも作り始
めて値段は下がるし、輸出国としての座を譲ってしまった後に何が残った。腹の足し
になる作物が作れない。コーヒー豆を食っては生きてゆけない。大地がありながら慢
性食糧不足になってしまった。こんな国がたくさんあるのだ。
あなおそろしやの話でした。
話がどっと変るんだが、誰か教えて。
浸漬した籾を脱水機にかければすぐにでも蒔けるほど水気が切れるらしい。
はと胸状態になったのや、ぷちっと芽がのぞき始めたようなのでも脱水機でぶん回し
ても大丈夫なんだろうか。目の覚めた籾がそれこそ目を回してしまわないのかと不安
です。
誰かやったことのある人はいませんか?
ゴザの上で干すとネコが走ったりネズミが食ったり、風でゴミが飛んできたりで苦
労してます。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
4/10 姫路市水族館の市川さんから「ベトナムのはなし」
市川@水族館です。久しぶりに書き込みします。
ベトナムに行ってきました。
海岸沿いに延々と大きな田んぼのような池が続いていました。
ベトナム全土ではおそらく100キロを超えるのでしょう。
マングローブの林を切ってつくられたエビの養殖池です。
5年ほど使うと、ウイルスが蔓延するようになるので放棄して、別の場所に池を
造るそうです。その結果廃棄されたエビの養殖池が延々と続く景色ができあがり
ます。ここでつくられたエビの大半、A級品は全て日本に輸出されています。
つまり日本人のエビ好きを満足させるために、マングローブの森が切られている
のです。飛行機の窓から見えた、延々と続く養殖池は、やはり異様でした。
このエビ池、日本人が直接出かけていってつくっているわけではありません。
しかし、最初は日本の商社や研究者が行って、指導して始められたものです。
富田さんのおっしゃること、水産の世界では、とっくに起こっていることです。
4/10 福井の富田さんから「こんな事を考えてみました」
こんな事を考えてみました。
ある裕福な工業先進国A国を想定します。
ここからは、想定のお話です。
* * * * * * * * *
日本で生産したソバ(蕎麦)をA国に輸出すると1俵20万円で
買い取ってくれます。
日本の農民はこぞってたんぼを乾かし、採算の合わない稲作
をやめ、ソバを生産し始めました。ソバを作ればとても儲かる
ので、お米の供給は極端に減り、国内では慢性的な食料不足が
起きています。
また日本政府も膨大な借金返済の為、ソバの輸出を奨励し、
森林伐採を認めました。
日本の農民達は、日本アルプスや東北一帯の多くの貴重な森
を次々と焼き払い、その斜面で大量の農薬をまきながらソバを
栽培しています。
そして、A国から、日本では見たことも無い高度乾田重機が
持ち込まれ、A国の農民達がやってきて、日本の平地の水田を
次々と買い占め、見たこともない農薬を使用し、そば畑にして
ゆきました。
A国から来た農民は数年間で最大限取れるソバを収穫し、土地が
荒廃すると別のたんぼを買い上げてゆきました。
異常に神経質なA国には細かな規格があり、ソバの実が
一定の重さ以上でも以下でも規格外となり、その場で廃棄処分
されます。その量は全生産量の3割にも及んでいます。
自国文化が優れていると思いこんでいる彼らは、日本の
稲作文化や伝統等生活スタイルなどにはなんの敬意も興味も
示さず、経済効率に合わない習慣や方法を次々と破壊して
ゆきました。
このようにして日本の自然環境を犠牲にした生産されたソバは
A国のレストランで、A国民が気軽に食べられるよう低価格で提供
されています。
またソバ全体の5割近くが食べずに廃棄処分されています。
十数年が経ち、A国へのソバの主要輸出国は日本から別の国
へと移り変わりました。
その結果、日本の森林は破壊され、水田は農薬汚染され、
荒廃し、稲作をするには何年もの歳月と膨大なコストを必要とする
状況だけが残されました。
* * * * * * * * *
我々日本人が外国から農産物を輸入している、というのは
本質的にはこういう事だと思います。
それでは失礼いたします。
福井県池田町 冨田善嗣
4/10 福井の塚本さんから「まちがえました。」
平成17年の私の草抑え対策を整理していて、その作業の過程で間違えて山ちゃん宛てに送信してしまいました。ごめんなさい。
ところで、昨年の私の稲作をまとめたメールを見ながら、今年の作業のポイントを確認するということをしていたのですが、
写真もついていて、とても便利でした。
「現代農業の5月号」は、久し振りに面白かったです。田んぼの耕し方は役に立ちました。今度こそは購読やめようと思って、農文協にキャンセルの電話を入れる直前に家に届きました。出版に素人のわたしは、「現代農業」を毎月、中身を充実して作るのは難しいのではと思ってしまいます。年に4回季刊で、内容の濃いものを作成してもらったほうがありがたいと私は感じます。それから、基本的なことは繰り返しになってもいいから何回も盛り込んでほしい。基本なしに変わったこと目新しいことを追いかけても失敗の元で、その後の成長もなかったです。基本は使用頻度が極めて高く、それなしには応用もないものと思うので、繰り返しになっても無駄にならないと思います。
ジブンガヤラズニ、イヤ、ジブンガデキナイノニヒト二チュウモンダケツケルノハラクデイイヨナ、、、、 塚本でした。
●やまちゃんからそうすね、昔雑誌のセールスをやってた人間にとっては、
今月号はセールスに使いやすそうと思いながら読んでいました。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200605/200605_f.htmなるほどと思ったり、ちょっと待てよと言うtころがあったりしますが、
編集者のこだわり(こころみ)が感じられる特集でした。
なかでも中道さんの記事は、スランプ中の我が輩にとってもいろいろ考えさせられることがあって、
もう一度読み直してから質問も含めて書いてみたいなと思っていたところでした。
P.S 塚本さんからの情報で思ったことふたつ。
ぼくや塚本さんのように1haそこそこの稲作の場合、種籾の量もしれてるから、
塩水選の前に温湯浸法をやっても、作業量はそれほど変わらないだろうから、
温湯浸法を先にやった方が安全だなと思いました。
また、塩水選をぼくは1,15くらいの比重でやっていて、今年もそれくらいの比重でいこうと思っていますが、
乾いた種籾でも、温湯浸法後の湿った種籾でも、さほど神経を使わなくても良さそうに思い、
今年は温湯浸法、塩水選の順番でやろうと思うようになりました。
もうひとつは、カルガモがクログワイを食べるようになったこと、
カルガモは親子で暮らしていて、学習効果が引き継がれていくかもしれないね、
でも、その効用はその田んぼだけ、
ことほど左様に田んぼや畑の草とのつきあいは、その圃場によってと言うことがよくあります。
中道さんが、植代前に泥をすくって雑草の芽吹き具合を目で確かめて、
その年の予測を立てるという話は、まったくそうだと思ったことでした。
実際は、つい「ええい、ままよ」とつい作業に取りかかってしまうことが多くて、
後でほぞをかむことが多い。
「さとちゃん」に感心したのも、農業機械を使いこなしている職人ほど、
最初のセッティングに心を配っていると言うこと。でした。
中道さんへの感想と質問は、また今度。
4/9 平成17年塚本農園からの報告(その2)
カルガモが草を抑えた例
コシヒカリの田んぼです。面積は40アールほど。水もちはいい。クログワイがたくさんある。
5月24日 荒代かき トラクターの速度は早めでロータリーの回転も早めです。
6月 2日 植え代かき トラクターの速度は早めでロータリーの回転も早めです。
結果 田植え後、土の表面にクログワイの芋がごろごろ転がっていました。そのうちコナギも生えてきました。しかし、その後それらがほとん
ど無くなりました。40アールにカルガモが10数羽泳いでいます。クログワイの芋がカルガモを呼んでいるようです。
こういう幸運が数年来続いています。田んぼは一枚ごとに違うということを実感する田んぼです。
さて、この田んぼで田植え後に、脱脂大豆を反当り80キロ散布しました。数日して水が白く濁りました。これはコナギには有効でしょうがクログワイには通用しそうにありません。クログワイにはカルガモでしょう。
4/9 岡山の林さんから「Re日本でがんばる僕の理由!」
皆さん今晩は、
日本で作物を作り続ける事が本当に必要なのか?自動車を世界中に売って、そのお金
で米も野菜も外国から買えばよいではないか、と考える消費者もいるのではないで
しょうか?私も飢えた経験はありませんが、飢えた経験のない若い世代に属する多数
派の日本人はそう考えてもおかしくないでしょうね。恐らく多くの消費者は、日本で
食料を作る必要はないと考えていると思います。なぜなら外国から買った方が安いか
らです。消費者の多くは食料の値段だけに関心があります。ですから、有機農産物の
9割が輸入品になってしまっても消費者はこれからも安い外国産の有機農産物とその
加工品を選ぶでしょう。それにしても、食料自給率40%、穀物自給率28%の国か
ら青年海外協力隊が農業の指導に行くのですからね。世界にこのような面白い国はな
いでしょうね。食料自給率9割の国はヨーロッパに多いのですが、9割と言うと輸入
が全く途絶えた時、国民はスリムになってよいでしょう。食料自給率7割以下という
と気候の変動によって餓死者が出る水準かも知れませんね。北朝鮮の例がありますか
らね。
林 正弘
岡山市
4/8 福井の塚本さんから「18年4月8日今年の報告@ 温湯浸法と種子の水選別」
今年もいよいよ始まりです。
体力の低下を自覚するこのごろ、作業の能率(手抜き?)も考えざるを得ません。
★☆★☆ まずは温湯浸法から、★☆★☆
1、昨年の秋に乾燥機から出した稲の種籾を、一升枡で量りながらネットにつめます。
乾燥機から出すと、ノゲ取りの必要がないほどです。
品種が混ざる、との批判は覚悟の上。
私は無検査米なので品種名は表示していません。だけど、田んぼで混ざっているのが分かったら、種子用に選抜するか種子を購入するつ
もりです。秋の籾乾燥のときは、同じ品種を何度も乾燥して、最後の乾燥で種籾を取ります。
2、お風呂のバスタブに、ボイラーで沸かしたお湯を張っていきます。
お湯の温度は65度から67度。
3月の寒い日なら67度。暖かい日は65度を目安にしています。
寒い日は、水温がどんどん低下するので、お湯を多めに張ります。
3、種籾の入ったネットを、どぼんどぼんとお湯につけていきます。
3度くらいはあっという間に水温が下がり、63度くらいになってしまいます。
今日の場合は、暖かかったのか、67度のお湯につけたら65度までしか下がらなかった。
書くのは簡単ですが、書いた本人でも書いたとおりになかなか出来ません・・・・・。
4、時計できっちり測って、5分間お湯の中につけます。
この間少しづつ、水温が下がっていきます。
5分間の水温が、63度から60度に収まるようにというつもりでやっています。
寒い日は特に水温の下がり方が早いです。
だから、寒い日はお湯をたくさん張るようにしています。
5、5分たったらネットを全部引き上げて何回も水をかけて冷やします。
私は、恒温器がないのでこんな方法でやっています。63度から59度くらいなら殺菌の効果があるということなので変温の管理でも、この温度帯におさまっていればいいだろうと考えています。以前、57度にまで下がったときは、馬鹿苗病が多発しました。
▲△▲△ 次は、温湯浸法を終わって塩水選をします。▲△▲△
比重1.0・・・ つまり水で選別して終わりです。
捨てる籾が少なくていい。
いままで何度か育苗に失敗して、残り少ない予備の種籾を使うときは、水で選別して終わりでした。
ところがそれでも収量はさほど変わりませんでした。
私は、比重選のありがたみに気づけないのか・・・。
この場合、殺菌は温湯浸法だのみとなります。
私の経験では、比重1.16以上でないと馬鹿苗病は予防できませんでした。このとき、種籾は半分以上浮かせて捨てていました。
1.16の比重水を作るには大量の塩(えん)がいります。
★☆★☆
私のやったことを報告しました。 塚本でした。
4/7 広島の土肥さんから「赤木さんへお礼」
菜の花の稲作りアドバイス有難う御座いました。
現代農業を参考書として読み返し菜の花の代掻きに備えます。
軽トラックに乗る、みのる乗用4条植え田植え機を買う予定にしています
田植え機を新品して、農機機具一式私の遺産として息子に相続させればイヤイヤながらでも農協へ勤務しながら先祖からの田んぼを何とか
守ってくれるのでないかとの考えからです。
親馬鹿もいい所です、田植え機を買うために今年も1.4ヘクタールの
稲作りを予定しています。妻は病気だから稲作りをするなと言いますが
私は農業好きなんです、好きなようにやらせてくれ言い張り、頑張っています。
健康な人は健康を大切にして病気などにならないようにする事が何よりも大事です。
私の場合、何時まで現状維持できるのか、田植えをして収穫まで元気でいられるかどうか心配事は付きまといますがそのときは、成るようになるの心境です。
広島県福山市神辺町790
土肥忠士
4/7 福井の富田さんから「Re日本でがんばる僕の理由!」
福井の冨田でございます。
村山さんのご意見をしっかりお聞きしたいと思っております。
せっかくの機会ですので、本音でお話ししたいです。
一段落つかれましたら、是非お願い申し上げます。
中道さんのお話、とても興味深く読ませて頂きました。
もっとお聞きしたいと思います。
****
なぜ、日本人が食べる食料は、日本で生産しなければ
いけないのか?これは我々生産者・消費者共にきちんと
認識していなければいけない問題だと思います。
そうしなければ、幾ら環境問題を考えても、あるいは
有機農業を考えても意味がありません。
環境問題に取り組みながら外国の有機農産物を購入
するのは、募金をしながら、途上国の資源と労働力を搾取
する企業に投資するのと同じです。あるいは、宗教を
信じ世界平和を願いながら、軍需産業に投資して利益を
得るのと同じです。
もっとも、安い食費で生活をし、環境問題や人権や平和を
望む事なく自分の世代だけの人生を考えているのなら、
外国産有機農産物もその人には意味ある選択となるでしょう。
まして、現地の環境を破壊して供給される効率最優先の
農産物でも便利で意味ある選択肢となるのでしょう。
世界各国には、その土地・気候に応じた伝統的な農業
スタイルがあるはずです。それは永続的な農業をするために
各々の環境制約の中で、歴史を経て見いだしてきた方法
であるはずです。
その素晴らしい知恵で築かれた優れた農業に対して、
日本の事しか知らない”優秀な農家の方々”が一体何を
アドバイス出来る事があるのでしょうか?とても傲慢な
発想です。
我々はアジア諸国(や、いわゆる農業先進国も)の
伝統的農業に触れて、学ぶことばかりだと思います。
青年海外協力隊があります。詳しく知らずに申し上げ
ますが、個人的にはこのような活動には疑問を感じて
います。
一方的な価値観で判断し、その価値観を押しつける
事になるのではないかと危惧するからです。
むしろ、彼らが現地で学んできた事を日本社会に
還元することの方が大きな意味があると思います。
我々農業にたずさわるものは、常に謙虚な姿勢で
いなければ、ヒトが食べる大切な食べ物をつくり・提供
することなど出来ないと思います。もちろん食べる側も
謙虚な気持ちが必要だと思います。
そういう気持ちがあるならば、日本の農家が海外へ
進出するという発想は出てこないはずですし、違和感を
感じるはずです。
膨大なエネルギーとコストをかけて肥料や資材を輸入し、
それをもとに農産物を生産し、しかもその多くを食べずに
廃棄する。
一方で、膨大なエネルギーをかけて海外の自然環境を
犠牲にした農産物を輸入し、こちらも大半を廃棄している。
こんなにも窒素や有機物を溜め込んで、日本は国土全体が
堆肥センターになるのではないかと思ってしまいます。
余談ですが、たんぼに畜産堆肥を入れて欲しくない、
処理場にして欲しくないと思うならば、まず肉食をやめる
べきです。
過剰な肉食をするから膨大な糞尿の処理が必要に
なるのです。私はたんぼに牛糞堆肥は絶対に入れたく
ないですが、ある意味、牛糞堆肥を使って生産されて
おられる方は我々の肉食という我が儘に対して、
環境浄化という多大な貢献をしている立派な方に思えて
なりません。
とても長くなり申し訳ございません。失礼いたします。
福井県池田町 冨田善嗣
4/6 お米の勉強会の村山さんから「冨田さんの質問について」
皆様、冨田様 村山です。
農業経営者の記事、私自身が驚いています。一昨日読みました。まさか、変わっているとは思いませんでしたので、読まないでほってあったのですが。
今日東京から帰ってきまして、明日会報の発送ですので、一段落しましたら、訂正記事を出してもらうよう頼もうと思っています。
冨田さんの質問、今しばらく待ってください。私の書いた文とつき合わせてみます。
4/6 滋賀の中道さんから「日本でがんばる僕の理由!」
富田さん 村山さん みなさん 今晩は
僕は日本国内での農業に こだわっています。
いまから30年近く前になりますが 20歳そこそこのころ 親父に対して
「オーストラリアかニュージーランドでも百姓しようよ 日本の冬に向こうでがんばれるで〜」と何度かもちかけた事があります。
しかし親父は 「NO! 時代の波に乗り 一時の繁栄を望むのであればそれもいいなあ。しかし この環境の日本で頑張るから意味があるんやで〜え」と言われてしまった。
そのころの僕は すぐに理解できず 本当の意味はわかっていなかったのですが。
農業先進国と呼ばれる アメリカ オーストラリア ブラジル イギリス フランス など色々な農業の現場を見学し色々な考え方 発想のパターンの違いなどを見てきました。 しかし どの国も食料は防衛的戦力の大切な要素になっていました。 日本のように アメリカに防衛を委託したような国は 平気で 食料も委託するのでしょうけど 僕の訪問した国にはそのようなところはありませんでした。
忘れられない訪問先でのヒトコマです ブラジルで大成功されている日本人の農場主さんに こんなお願いをしました。
「日本が食糧難になったら 優先的に食料を回してもらえますよね! そのときは頼りにしてますから 絶対お願いしますよ」と願いこんだら かえってきた答えは
「当然だ 私は日本人だ そのときは最善を尽くすよ! しかし ブラジル国として 日本への輸出を制限したら わたしどもはどうしようもできない。 やはり日本国内にいる 農民が頑張るしかないんだよ!」と 教えてもらい またげきれいの言葉をもらった。
「農業経営者」雑誌の提案 「メイド・バイ・ジャパン」は農業のビジネスチャンスとしては とても面白し 未来もあるし 時代の流れを利用しない手はないと思うけれど、 それは世界がひとつになっていることが前提であるように思うのです。
農業者にとって一番大切な 「いざと言う時にどれだけの役目が果たせるか」は 海外ではとても不安です。
僕は 二重人格です。 農民としては 「もっと農業が衰退すればいいなあ」そうすれば数少ないのうみんが 優位になる。貴重な食料を武器に出来る。
しかし その前に 僕は日本人です。こういったかたちで 農民が優位になって 何の意味があるのか、 日ごろ批判している 農政より もっと タチが悪い「ヤクザ」のような存在になってしまう。
ビジネス優先主義なら 僕は百姓をしてません こんなに経済効率の悪い業界にいる必要はないでしょから! まず大切な基礎となる 役わりがあってその上でのビジネス展開だと ぼくは思うのです。
すき放題の発言 失礼します。
しがの 中道です。
4/5 福井の富田さんから「村山さんへ質問でございます。 農業経営者記事」
村山様
いつも大変お世話になっております。
早速ですが、雑誌「農業経営者4月号」の記事を拝見致しました。
その中で、記事中の内容につきまして、お答え下さいますようお願い申し上げます。
記事中の文章に関しての質問でございます。
質問1
引用:「私たちは〜残留農薬ゼロを、求めているのではありません。」とあります。
質問:国が”安全”と認可した農薬については、その残留基準以内であれば食べ物の
残留農薬は問題としない、また、今後の方向性としても残留農薬ゼロは望まない
ということでしょうか?
そして、「私たち」とありますが、この合意は会のいつの時点から形成された
ものなのでしょうか?
質問2
引用:「なぜ、日本の優秀な農家の方々が、日本の規制に縛られず、
海外で〜腕をふるわないのか」とあります。
質問:日本の規制に縛られず、とはどのような規制を想定されておられるのですか?
また、日本の農家は、外国の土地資源を利用して農産物を生産し、
その農産物を日本は輸入すべき、との視点でしょうか?
質問3
引用:「農薬や化学肥料は、継続的安定的農業経営のために必要なこと」
とあります。
質問:継続的安定的農業をするためには、少なくとも生産環境を維持出来る
事が最低条件だと思います。数十年は継続できるが数百年は継続できない
方法は、継続的とは言えないと思います。農薬や化学肥料での生産は
数百年単位での継続的生産に不可欠なものとお考えでしょうか?
また、生産環境も自然環境の一部です。我々は自然環境を破壊してまで
安定的農業経営を強く求めるべきなのでしょうか?農薬や化学肥料が
もたらす自然環境への影響をどのようにお考えでしょうか?
窒素過剰な有機栽培への問題は理解できますが、お米の勉強会では、
農薬と化学肥料を使ったお米の生産や提供を求めているのでしょうか?
よろしくお願い申し上げます。
福井県今立郡池田町 冨田善嗣
4/5 岡山の赤木さんから「土肥さんへ」
赤木@菜の花です。
土肥さんから質問が出たので久々に登場します。お身体のほうは大丈夫ですか。
1-赤木さん新しいポツト田植え機購入されたのですか、購入されたので
あれば値段的なアドバイスなどお願いします。
これは農機具屋さんとのかけひきだけです。私からのアドバイスなんてありませ
ん。
今回購入した乗用型4条植えは定価で140万ですが、もそっと小ぶりの4条で安いのも
あります。去年まで使っていたのは平成元年頃の機械でしたがまだまだルンルンでし
たよ。
自分が買い換えておきながら言うのもおこがましいんですけど、農機具屋の口車に乗
せられないように。私が買ったのは新古品で一度だけ実演した機械でした。でもいち
おう中古品ですから値段は格安になります。こんな情報を持ってきてもらうために、
日頃の付き合いはそれなりに大事にしていますです、はい。
3−菜の花は田植えに障害にならないでしようか
土肥さんは現代農業を購読されていたと思います。菜の花緑肥稲作については,毎
年11月号に載せています。ぜひ読み返してください。一昨年の11・12月号にくわしく
書いているつもりです。
ポイントだけ書くと
田植えの15〜20日前にすき込む。モアーが無ければロータリで一発すき込み。
爪のPTOは1、車速は時速で3〜4km。この2つは必ず守って下さい。エンジン回転は
1600rpmぐらいに設定しておき、ターンはこれでやります。向きを変えてロータリ
を下したらアクセル全開です。全開のままターンしたら転倒するか道に乗り上げる
か、あっちゃの方に行ってしまいます。もう枕地もメチャクチャです。
それと前部にバンバーを着ける。花びらでラジエターが詰まるのを防ぎます。
10日後にもう一度耕運。緑肥と生えかけたヒエを埋め込みます。この時には爪にはも
う絡み付きません。
代掻きは必ずヒタヒタ水で、爪はぶん回さないこと。大量の緑肥が浮いても知りませ
んから。荒代、植え代と2回しなくても大丈夫です。菜の花が植付けの邪魔をした覚
えはありません。ポットなら根鉢が付いていますから、苗が突き刺さらないで倒れて
も大丈夫です。しばらくすると起き上がります。除草剤を撒かないから転び苗の根が
薬害を受けることはありません。
成功をお祈りします。
今日一番大事なことを。
せっかくポット方式を持ちながら、M社のに買い替えを勧める農機具屋とは早く縁
を切ったほうがいいかも知れません・・・・いや、切るべきです。
田植えの時の苗はどうあるべきか、なんてことが何も分かっていない。早い話が機
械のことはわかるけど、イナ作のことは全く知らない農機具屋です。ましてや無農薬
稲作なんてナンセンスぐらいに思っていると思いますよきっと。
播種機から全部を買い換えさせようとしているとしか、私の目には映りません。
くれぐれも口車に乗せられないようにして下さい。ポット方式よりさらに良い方式を
私は知りません。
なお、こういった農機具は安いからといって遠くから引き寄せると、いざと言う時
に直してくれません。修理に自信がある人は別にして、近くの農機具屋でお世話にな
るのがいいと私は思います。
私の場合修理に呼んだ時には、コーヒー、ジュース、お菓子などでもてなします。
また無理が聞いてもらえるし、タダで引き取ったおもしろい機械を教えてくれたりし
ます。そんな機械が我が家にはたくさんあります。今回の田植え機もそんな延長線上
にあります。
2月13日に蒔いた菜の花や麦類がやっと大きくなり始めました。
乾電池が買えたら画像をお見せいたします。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
4/3 広島の土肥さんから「菜の花、心配事」
菜の花50アールの田んぼで順調に育っています・・・が田んぼへ鋤き込み代掻き、田植えのときにゴミとなり田植えに障害にならないかと心配しています。 我が家の田植え機は平成3年にみのるポツト田植え機にして15年、すでに同じ型のものはスクラップになっています。
新型の性能の良いものに買い換えねばならないかと思案に悩んでいます。みのるポツト田植え機は他のメーカー比べ高い
取引の農機具屋はみのるを三菱の田植え機に買い替えてはと進めるが箱、種まき機、箱洗い機など一式、買い替える費用馬鹿になりませんし、田んぼの高低さある中では成苗ポツトしか考えられません
そこで相談ですが
1-赤木さん新しいポツト田植え機購入されたのですか、購入されたので
あれば値段的なアドバイスなどお願いします。
2−宅配便の仲間で、みのる乗用ポツト田植え機4条植えの中古を譲る
と言う人はいないでしょうか
3−菜の花は田植えに障害にならないでしようか
ガラクタ相談ではお世話になりました。
お陰さまで多くの知り合いが出来ると同時に、ほとんどのガラクタが処理できました・・・有難う御座いました。
広島県福山市神辺町790
土肥忠士
4/5 兵庫の本岡さんから「はにゅう市の後藤さんへ」
はにゅう市の後藤さんへ
トラクターを盗まれたってぇ〜!?
菜の花咲かせて社会奉仕する奇特な人の機械を盗るなんて非道いやつだ
これから田んぼが忙しくなるというのに
慰めの言葉もありません。
わたしも田植え時はアゼシート入れて肥料を蒔いて水を呼んできて代かきして
とバタバタです。
トラクターを田んぼの中にほっぽったまま 離れたところで田植えしてるなんて
毎年のこと
田植機とトラクターをほっぽってまだ水のこない田んぼで肥料を蒔いてたり
日が暮れるまでにここまでやっておかないとと夢中ですから 「盗まれるかも」
まで気が回らない
今年は気をつけよう。
参考までに セコム 月945円 トラクター、コンバイン、田植機に設置可
http://www.secom.co.jp/personal/navi/12.html
稲美町 本岡
4/4 埼玉 羽生の後藤です。「本岡さんへ、感謝」
■お花プロジェクト
本岡さんからいただいた種の菜の花がお寺の参道の田んぼで
美しかったです。本岡さんの指導での時期に諸般の事情で蒔けなく
冬に咲かせることはできませんでしたが・・・・
今は蓮を植えるため花ごとすきこんで代掻きの準備です。
添付の写真は種とり用に一部分だけ残してあるものです。
本岡さんへ感謝です。
■トラクターの盗難
このお寺の駐車場に代掻き用にちょっとだけ置いていたトラクターが
ハローだけ置いて、窃盗団に盗まれてしまいました。
ショックです。
4/4 岡山の林さんから「コウカアブは24時間活動します」
皆さん今晩は、
梅の花がもうすぐ散ってしまうと言うのに桜が咲きませんでした。しかし、今日
(4月4日)になってやっと咲き始めました。
コウカアブが活動を始めて一ヶ月になります。冬の間積み上がっていた糞も彼らのお
かげで大きく下がりました。ところで皆さんはコウカアブは何時ごろ活動していると
思いますか?真夜中にも活動していると思いますか?私もよく知りませんでした。数
日前に朝4時に起きる用事があって4時半には既にコウカアブが活動していることに
気が付きました。そこで今度は午前1時に観察するために起きだしてみたところ、こ
の時も活動していました。観察と言ってもザワザワという小さな音がするのを確かめ
るだけです。私は夜遅くにも活動していることは知っていましたが、1日中活動を続
けていたとは驚きでした。堆肥の中でも実は24時間休みなく活動しているのでしょ
うね。彼らは眠らなくてよいのでしょうか?それとも個体によって違った時間に活動
をするのでしょうか?研究者に教えていただきたいですね。
林 正弘
岡山市
4/1 村山さんから「お米の勉強会の案内」
皆様、山下様 お米の勉強会の村山 日南子です
早速ですが、山ちゃんの抵抗勢力説についての一つの新しい説得法を見つけました。
今度は、40年間記録を取り、分析をしながら研究された農家の方から教えていただきます。下記のようにやっと実現しましたので、大層お忙しい時期となってしまいましたが、何とか時間を作ってお越し下さい。また是非ご自分の生で食べられる野菜(なければ火を通す野菜でも結構です)を持ってきてください。食べ比べてみましょう。
ちょっと小祝さんの弁護。小祝さんは小祝式を押し付けているわけではありません。1年間付き合うが後は自分で自分の土地にあった肥料設計をしてやれ、とおっしゃっています。だから何が幾ら必要と誰が決めた、というほど勿論絶対的な基準ではなく、一つの目安としてはじめたらいいという程度に思ってはどうでしょう。
尚、今度の講師である霜多増雄さんは小祝さんを評価されていません。そういう意味では皆さんのお仲間ですね。
安全で健康な野菜の作り方、見分け方のご案内
何時まで雪が降るのでしょう。寒さに縮んでいます間にもう満開の桜。お元気ですか。
さて、2月25日のLOHASの会は、学生さん中心の企画・運営で若い方たちの生き方価値観を勉強させていただきました。3月11日の「子供たちとおむすび作り」は子供たちならぬ大人の行列ができる盛況でしたが、初女さんの心を伝える余裕はありませんでした。
今月の企画は難航しました。予定していました『お米の1日』はいろんな事情で中止せざると得なくなりました。ところが、会員さんの照沼勝浩さんの推奨とご努力のより、思いもかけないすばらしい方にお越しいただけることになりました。照沼さんはお父上の急逝にも拘らず、私共のために橋渡しを懸命になさってくださいました。講師をご承諾下さいました霜多増雄さんは、昨年秋に長年の観察と記録、測定、分析をまとめて、「科学で分った『安全で健康な野菜はおいしい』」を発行なさいました。丸善出版発行(1500円)です。是非、お読み下さい。霜多さんは、「百姓は食べる人に安全な物を提供する義務を負っている。大変だが名誉ある職業です。」「安全で衛生的でおいしい野菜を市場に届けたい思いの一念で、有機堆肥、土壌、野菜の科学的分析データを生産工程を追いながら追求、解析しました。結論は、完全堆肥、良好な土壌微生物環境、適切なミネラルバランスのある健康な土壌でした。」とおっしゃいます。小祝さんの科学に納得できなかった農家の方々、今度はベテラン農家が説かれる科学の必要性です。お忙しい季節ですが是非お越しくださり、ご自分の野菜と食べ比べてください。
今年の年間テーマは、私共が提言集を出す折に最後にたどりつきました結論、「いただきますを忘れないで」をテーマとして、皆様のお知恵を拝借しながらご一緒に進みます。
テーマ 科学でわかった「健康でおいしい野菜は硝酸が少ない」
−記録と分析に基づく作り方・選び方講習会と有機野菜との食べ比べ
日 程 06年4月22(土)13:00〜17:00
講 師 (株)シモタファーム社長 霜多 増雄 氏
場 所 西宮市夙川公民館実習室 (駐車場はありません)
(西宮市羽衣町1-39、TEL0798-33-1928、阪急夙川駅下車南へ、夙川沿い3分)
4/1 福井の塚本さんから「なるほど、了解です。」
なるほど、メールアドレス表示の際は、「あっと」などど表示しましょう。
山ちゃんのおかげで迷惑メールゼロの快適なパソコンライフを過ごしております。
感謝。
塚本でした。
●やまちゃんから
僕の経験では、HP上の表記を「あっと」とか「(アットマーク)」にしていても、効き目なしでした。
アドレスを変えて、2〜3ヶ月で元の木阿弥になってしまいました。
yahooに転職して、企業戦士になっている甥っ子に、
「yahooが、いちばんアドレスを垂れ流しているそうやな」とからかったら、
「ちがいますよ、ランダムにIP?の数字を並べて、送信しているんですよ」と、
まじな顔して反論してきた。
塚本さんが、迷惑メールゼロの快適なパソコンライフを過ごしておられるということは、
HPなどにアドレスが出なければ、まあ大丈夫と言うことなのかな。
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