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6/30 やまちゃんから「ポットの播種」
小生の経験から
(1)田んぼが1反だけの時、ポットの苗箱を購入し、手まきして田植えしたことがあります。
(2)4反に増えて、稲葉さんところから手動の40グラム播種器を購入してばらまき苗を田植えしました。
(3)その後、井原さんからみのるの田植機を譲ってもらって、電動播種器を購入、
土入れは人力で、播種のみ播種器で、覆土は人力でやっていました。
能率は家内と二人で1日200〜300枚くらいでした。
(4)広島の西村さんから「みのる田植機+全自動播種器+苗箱10箱」を格安で譲ってもらって、
今年はじめて全自動播種器なるものを経験しました。
一人で出来るんやという宣伝が効きすぎて、家内は出てこずぼく一人でやりました。
あっという間に終わりました。
1日のノルマ200枚ほどが、一人でゆっくり1,5時間くらいでした。
さて、播種の行程をお話しする前に、
浮き苗が多い時に「水をはたいて植えないと植えられませんよ」とのことですが、
「水をはたいて」とはどういうことでしょうか?
それと、稲葉さんから借りたのは「1粒播き」、高柳さんがやったのは3粒播き、
ということは、3回播種器を動かしたのですか?
さてさて、みのるのポットの種まきの一連の流れですが、人力を基本に話します。
まず土入れです。掻きおとし板で表面の土をはらい落とします。
この状態で播種器にかけるのですが、
回転ブラシで土を掻き落としてから、ボッチが回転して鎮圧、土の高さを半分くらにします。
そこに穴の空いた回転板が回転して播種していきます。
今度はそれを人力で覆土していきます。
全自動の場合は、土入れ、かき出し、鎮圧、播種、鎮圧、覆土の各工程が流れ作業になっています。
と、書いていったのですが、ひとつも要領を得ませんね。
近所でみのるの播種器をもっている人見つけて、借りることをおすすめします。
6/30 千葉の高柳さんから「教えてください」
高柳@おかげさま農場@千葉です。
しばらくROM状態でした。いろいろあって今は麦刈りです。
鴻巣25号と言うことで作っているのですが、コンバインが故障し仕事が滞っています。
それはともかく教えていただきたいのは、ポット育苗の種まきの方法です。
今年初めてポット育苗(3粒蒔き)しましたが種まきが難儀して、連れ合いは
もうやりたくない!と申しております。
土入れから種まきまで手間がかかりすぎて嫌になっちゃた、というのです。
私の方法とは、民間稲作研究所の稲葉さんから電動の一粒蒔きの電動機械を借りて
蒔いたのですが、土入れも面倒だし、機械とはいえ時間がかかりすぎて80枚蒔くのに
半日では終わりませんでした。これでは1町歩分を蒔くのは大変なことだ、となっています。
ポットに半分土入れすることの難しさ、1粒づつポットの蒔く面倒さを何とかしたいと思って
おるのですが、多分やり方がわかっていないせいだと思います。
初めての田植えで、浮きナエができて困って稲葉さんに電話で聞いたところ、水をはたいて
植えないと植えられませんよ!と言われ、そうだったのか。そんな仕事をしたような始末です。
何もわかっていないまま始めてしまったようです。
ですが植えられたポット苗はすばらしいです。
来年の話ですが、ポット育苗の種まき技術をお教え下さい。
まるっきりの素人にわかるように教えていただくとありがたいです。
今年の無農薬田は、一度機械除草をし、直後米ぬかを散布しましたが、3分の1は
草が抑えられました。ですが、例年と同じくコナギが繁茂し、今は手取りの毎日です。
研修生が1日やりましたが腰が痛いと悲鳴を上げています。
6/30 赤木さんから「林さんのは開帳ですね」
赤木@菜の花です。
林さんの画像は開帳を始めたところです。
これを始めると、寝ていた稲があくびをして目が覚めたのと同じです。
疎植・細植えの場合、5日したら倍の茎数になります。更にもう5日したらその倍にな
ります。
つまり、10日で4倍になるわけです。その頃の姿をゴリラのガッツポーズと表現し
て
います。名付け親は 故 井原豊氏です。私なんかとてもとても・・・・・
画像では1株が6〜7本と見えました。7本とすると10日後には 7×4=28 で、およ
そ30本が近くなると思います。
田植えしてから約20日で動き始めていますね。
私の稲ももう1週間すると同じ姿になってくるでしょう。気温に大きな変動さえなけ
れば、やはり田植え後20日で動き出すと読んでいます。
いや〜〜、それにしても田植えの一連作業のしんどいこと。
それでだ、苗が半分ほど動いた頃に硫安をドカンとやるのが標準型への字稲作。こ
ちとらは有機肥料栽培なので、発酵鶏糞ペレットをそろそろ準備しておこう。
ブロードキャスターで基肥を散布しているから、どうしても降りムラが出き、稲の
生育ムラとなって現れる。そのムラ直しに鶏糞ペレットが必要なわけです。
振るのは苗が半分ちょっと動いた頃。出穂から遡って55日頃というわけです。10日
後には答えがかなり出ています。それでもまだ足りなければもう一度振っても間に合
います。
慣れてくれば、緑肥にやる基肥一発で決まるし、せいぜい55日前の一振りで終りま
す。
くだくだしく書いたのはわからなくて迷っている人のためでした。資材だけは遅れ
ないように準備しておこう。
田んぼの泥をすくって見ていたら、まことにちっこいコナギの赤ちゃんが1本だけ
見つかりました。ヤバッ!
今年は懸賞を出そうと思っていたのに。私の除草剤を使わない4町歩の田んぼで、1
時間以内に3本のヒエかコナギを見つけたら1万円。その代り見つけられなかったら反
対に5000円いただく。こんなこと考えていたけど、ひょっとしたらマジィことになる
かもしれない。公示はしばらく控えるとしよう。
前の晩に植えに来るんじゃぁねえぞ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/30 姫路市水族館の市川さんから「Reカブトエビについて」
> 市川さん、アドバイスありがとうございます。
>
私の地方では、冬は雪になりますので、田んぼがカラカラに乾くことはほと
んどないように思います(稲刈りのときも湿っています)。
>
となると、秋以降に一度田んぼから卵を取り出して、乾燥させて、田んぼに戻
す、ということが必要になると思います。
>
その場合、卵がどの位置にあるかが問題ですが、表面にあるのですか、それ
とも深く潜って卵を産んでいるのですか?ご存知でしたら、お願いします。
カブトエビの卵は表面かその近くにあります。落水時に落とし口近くに集まって
きますから、落とし口近くの土の方が卵の密度は高いはずです。しかし、落とし
口近くの土だけでは、除草に効果が出るだけのカブトエビの発生は難しいと思い
ます。市川
6/29 岡山の林さんから「ゴリラのガッツポーズ」
皆さん今晩は、
6月11日に田植えをし、21日に除草機で走り回った田圃で、気の早い稲がゴリラ
のガッツポーズを取り始めました。写真はその稲の様子です。
赤木さん命名のゴリラのガッツポーズです。
後ろの株はまだガッツポーズを取っていません。ここ数日で
次々と開帳してきます。2回目の機械除草が終わっていない田圃があるので早くしな
いと通路を塞いでしまって機械除草が出来なくなります。稲の品種は朝日、稲株間隔
は33×29センチです。私の場合は、この稲株間隔では狭すぎるのです。私は、3
3×33センチ以上の間隔を取って田植えをしたいのですがオプションでもギア−が
ありません。
みのる産業さんがオプションのギアを出してくれたらありがたいのですが・・・。
ゴリラのガッツポーズは分けつによって主かんを中心に茎が一列に並びます。そうな
らない時はポットに種子が2粒または3粒落ちている時です。この時期の田回りの
時、開帳の様子を観察するとポットに何粒の種子が落ちたかすぐ分ります。このこと
は数年前メールに書いたことですが、一列に並んでいない開帳の稲株を抜き取り、泥
を洗って落とし、ひっくり返すと株の真下に籾殻がまだくっ付いているので分りま
す。3個付いていれば3粒の種子が落ちたことになります。この場合は、3つの列の
組み合わせからこの株が出来ていることが分ります。このゴリラのガッツポーズと言
うのは、稲が活着を済ませ、根を深く伸ばし、大きくあくびをして背中と腕を伸ば
し、さあこれから本格的な分けつに入るぞ、というしるしとなるのでしょう。稲の成
長過程の何かを示しているのでしょう。あまり推定を書くとまた山下さんに怒られそ
うですが、これは主かんの直径が太ることによって起こるのではないかと思います。
稲穂の籾数と茎の直径の二乗は比例していますので、ゴリラのガッツポーズが大きく
開くほど総籾数が増えると考えています。朝日のような晩生品種は、ポット苗で植え
つけると3号分けつが退化するだけなので、一本植えでも理想的に進むと茎数が43
本の株となります。しかし、ここまで分けつすると実際の水田では無効茎が出て良く
ないですね。無効茎を少なくするためにも、私は株間を広げたいと考えています。
林 正弘
岡山市
●やまちゃんから
推測はとても大事なことと思っています。
だから、ノープロブレムです。
推測の域を出なければ、推測にすぎないがとことわれば、なおよしです。
化学の専門家の顔と、(推測と断り書きのない)無邪気な断定が同居することがままあるから、
クレームをつけたのでした。
(また言っちゃった、、、、)
6/29 兵庫の本岡さんから「イネミズゾウムシにはもうお手上げ! ヽ( ̄ー ̄
)ノ」
稲美町 本岡です。
数年前までは、「イネミズゾウムシがなんだ!ほっとけばいい!!」
と強気の発言をしていましたが
(ほっといてよいのは レベル3まででした)
その後 年ごとに被害の面積だけでなく被害の内容まで深刻になってきて
昨年は7反、
今年はいきなり3町歩!!の面積で レベル4以上
もうたいへんなんです。
(レベル1〜5 イネミズゾウムシ発生の5段階評価 本岡作成基準 後で解説します。)
疎植 細植で 「はじめちょろちょろなかぱっぱ」のへの字の方法を
やり始めてからは 殺虫剤、殺菌剤の農薬は使う必要がなくなって
コストも安上がり。
なによりも 真夏の炎天下に薬を撒くあの苦しさから解放されて
米作りが楽しくて楽しくて
この勢いで除草剤も何とかならんかと 皆さんのお話を聞きながら
私なりにコソコソやっておりましたところに イネミズゾウムシが
やってきた。
このイネミズゾウムシは困ったことに 疎植、細植にすると
被害がより大きくなる
虫の数が同じなら 植え付ける早苗の数の多い方が被害が分散して有利
つまり早苗の分けつと出根の量が食害の量より多ければ
稲はどんどん生長して最終的にお米の減収はほとんどない
密植、太植 元肥たっぷりが良いのはわかるとして
どこまで密植、太植にするかは、
田植え後何日目で食害が出るかそしてそのときの虫の数によるので
一概にいえない
多くは田んぼの中で越冬するようで、次の年被害は拡大する
秋から冬春先と田んぼの管理を丁寧にしても被害は減らない
新顔の進入害虫なので爆発的に増える 天敵といえるものはまだない
田植え1週間後のイネミズゾウムシ発生5段階評価 (本岡流)
1 田んぼの畦際所々にかすり状の食害がある。
2 場所によっては畦際数列入った株まで集中してかすり状の食害がある
3 田んぼ全体の7割近くの株に食害がある
4 田んぼの7割以上の株に食害がある 昼間ほとんど虫を見ない
5 田んぼの7割以上の株に食害があり昼間でも虫が株に付いている。
↓ レベル5(本岡流評価)の画像 2枚 6月10日コシヒカリ(6月2日植)
田植え後10日経っているのに早苗の色は出てこない
虫も腹を空かしているのか 日中からほとんどの株に数匹ついていて まったくもってなんてこったい!
寄生虫に犯されて病んだ田んぼを見るのは悲しい!
イヌホタルイとイネミズゾウムシに振り回される もとおかくんでした。
次回につづく
6/29 長野の大井さんから「助言ありがとうございました」
長野の大井です。
赤木様、助言いただきありがとうございました。
菜種粕散布から代かき長すぎなんですね。大事な作業を無造作にやってしまったのは
痛い失敗でした。コナギは見当たらなかったような気がします。いや、もう一度観察
しなおします。
ケイフンを入れたのは、緑肥を失敗したとき、元肥の残効は半減してしまうのでは
ないかと思ってしまったからです。昨年の秋、時間がなかったのでズルして尿素20
kg、過石20kgを入れました。田植えして1ヶ月、まだ分けつは少なくてかなり
さびしく、気がかりです。ガスわきやアオミドロのせいでしょうか。急に効きだした
らイモチも心配。前途多難です。
6/29 熊本の岡さんから「菜の花近況」
くまもとのおかです。
ご無沙汰です。
いつも楽しく読んでます。
熊本の大雨の小康状態です。
23、24日田植えも無事終わりました。
長雨のため今日ようやく補植も終わり一安心です
来月からい草の刈り取り作業です。
今年の菜の花(菜種)の収穫も機械メーカーの協力で
収穫できました。
ヤンマー・クボタの汎用コンバインを実演しました
昨日、菜種油とハチ蜜が出来上がりました。
1升ビンで、25本 5合ビンで50本できました。
(欲しい方販売しますよ。メールください・・早い者勝ち)
今年から、八代の元気の出る事業に申請してます。
最大200万円の補助がありますので(申請が通れば・・)
6名で、菜の花部会を立ち上げました。
コンバインを購入し菜の花を作って
理想の菜の花プロゼェクトやるぞ・・・
我が家も、菜の花の残債をすきこみました
いつもどおりスポンジみたいでふわふわしてます草は生えないと思ってます。
菜の花米への事業計画
菜種収穫 5月22日
耕起 1回目 6月1日(2・3cm)
耕起 2回目 6月6日(2・3cm)
ぼかし80k 6月13日
耕起 3回目6月14日
水張り 6月16日
荒代掻き 6月18日
代掻き 6月21日
田植え 6月23日・24日
補植 6月28日
なかなか、画像遅れなくてすみません
詳しくは、ブログ見てください。
6/28 神奈川の細田さんから「はじめまして!」
いつもメール読ませていただいてます。お米作り初心者としてはすべてが新鮮で毎日楽しみに拝見しています。今年から不耕起田1.2反、20年放棄田の再生0.5反の耕作を始めました。再生田へは「肥料いらず」との地元農家のアドバイスにより、元肥ゼロで6月10日に田植えしました。荒起こしの際、トラクターが沈み込み難儀したほど「泥田」のため、倒伏が心配です。コシヒカリとキヌヒカリを50株/坪、2本/株で田植えしています。有機肥料の追肥基準と倒伏対策についてアドバイスいただきたくメールしました。再生初年度は「田の草」はあまり出ないとのことですが、耕転前に「葦」や「スズメノヒエ」が群生してたので、これらの出現も気がかりです。
NPO法人を設立し、耕作放棄田を農家から借り受け、「生きものとの共生」をコンセプトに神奈川県でお米作りに挑戦しています。家庭菜園程度の経験しかないので、皆様の情報を参考にさせていただき、「田んぼ再生」を目指します。
NPO法人 「畑と田んぼ環境」再生会 細田 理
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6/28 群馬の中川さんから「カブトエビについて」
群馬の中川です。
市川さん、アドバイスありがとうございます。
私の地方では、冬は雪になりますので、田んぼがカラカラに乾くことはほとんどないように思います(稲刈りのときも湿っています)。
となると、秋以降に一度田んぼから卵を取り出して、乾燥させて、田んぼに戻す、ということが必要になると思います。
その場合、卵がどの位置にあるかが問題ですが、表面にあるのですか、それとも深く潜って卵を産んでいるのですか?ご存知でしたら、お願いします。
6/28 兵庫の本岡さんから「イヌホタルイの発芽環境について」
稲美町 本岡です。
今年の春は雨が多く、田んぼの乾くときがなくて
田植えまでにやっておく作業ができないままに
田植えシーズンに突入してしまいました。
自分流のペースで作業できる環境じゃないので周りの状況を見ながらもうバタバタでした。
梅本さんへの返事も満足にできず 後藤さんから聞かれた菜の花の種の取り方もそのままにして
しまいました。
そんな中で偶然こんな発見?(
といえるかなぁ)をしました。
菜の花の種を取った後 6月3日モアーで刈り取り翌日代かき 次の日に田植え
1週間経たないうちにブクブクとガス沸き始まる。
↑枯れているのは菜の花 緑色の草は勝手に生えた雑草のイヌムギ
これくらいの量の青草ならたいしたことないだろうと翌日代かきやってみたのです。
↑ 6月21日の画像 (6月5日田植え)全体に初期生育が悪い 特に青草鋤込みの処は苗が枯れている
↑ 上の画像右下部分の拡大 苗は枯れているがイヌホタルイは数本だけ
↑ 上の画像左下部分の拡大 苗の成長は止まったまま イヌホタルイがこの密度だと
対策をとらないとやばい
↑ 上の画像右上部分の別画像 ここも苗の生育は悪い
今回の結論
1 緑肥でイヌホタルイを抑さえるのはムリ
正確に言うと 緑肥を生のまま鋤込んで ガスを発生させてイヌホタルイの発芽を
止めようとしても 苗の障害が大きく 実用的でない
さらに別の方法を模索する必要がある。
追加その1
ヒエではおもしろいことに気づきました。
隣の田んぼとの境界から2メートルほどの間、(長さは30メートル)菜の花を撒いていませんでした。
その場所にひょろひょろ〜っと伸びた 発芽して間もないヒエが1メートル四方に約4〜5本出ています。
あらためて田んぼの中を歩いて調べましたが菜の花の跡にはヒエはありませんでした。
枯れた菜の花でもヒエの発芽を抑えているようです。
追加その2
この田んぼはH12年に預かりました。その後 大麦 そば 菜の花などでお米を作付けしていません。
それ以前はH4年に圃場整備をした後 野菜農家が出荷用の路地野菜を作付けしていました。
つまり10年以上経ってもイヌホタルイの種はちゃんと発芽する!!
ことが証明された。
余談 後藤さんへ
わたしの種の取り方は 布でできたバケツがあるでしょう あれの大きいやつ
呼び名は知らないが 中にバネが仕込んであって伸び縮するやつ
高さ1メートルで 口の大きさも1メートルくらい
両手で菜の花の穂先を抱え込んで 下に受けている布バケツにばさばさと落とし込むのです。
適当なところで篩にかけて種だけよこに取って の繰り返しです。
別の日に風選を数回繰り返すときれいな種だけ残ります。
ことしは時間がなくて田植え作業の終わった夜9時頃から何度かこの田んぼに種を取りに来ました。
6/28 岡山の赤木さんから「緑肥して草が生えたって?」
赤木@菜の花です。
信州の大井さんのメールに感ずるところあって出しゃばります。
だらだら書くと長くなるので、思うところを箇条書きにしてみます。
1. 菜種粕散布から代掻きまでが長すぎ。田んぼが湿ったり雨が降るのなら代掻き3
日前か2日前。カラカラの晴天続きなら10日前でもOK。
でもコナギはどうだったのでしょうか?これが見当らなければ先ずは成功している
わけですよ。
2. 鶏糞160kgはどうしてこの時季に。緑肥の肥料として播種前にやっておけば、そ
の分緑肥も茂ったのではと思いますが。鶏糞を稲が直接吸収する場合も、菜の花に一
度化けたのが吸収される場合も基肥量は同じでいいです。
緑肥をすき込んだ後に肥料を振るのは、田植えから出穂までが65日を切るような品
種の場合です。ゆっくりと出る肥効を待っていたのでは間に合わないからです。この
場合は鶏糞で30kg程度です。それ以上入れるとへの字生育にならなかったり、出来す
ぎて秋に泣くならです。
3. ものの本によると、ホタルイ(イヌホタルイ) はコナギと同じで深水は平気。コ
ナギより深いところからでも発芽するらしい。つまり発芽直後を有機酸で叩くのだか
ら、深いところにも緑肥や菜種粕を混ぜ込んでやる必要がある。田植え後の散布では
表層だけ。土から芽が出てきた(出芽)頃は有機酸にもへっちゃらになっているのか
も知れません。このあたりは私の想像で話していますが、まんざら事実からかけ離れ
てはいないと思います。
そうすると田植え後に振ったのではコナギには効いてもホタルイには効かないのか
もしれません。やっぱりえらくても代掻き前に振るほうが得策と見ます。
私も代掻き2〜5日前に一気に振りました。緑肥が見てはおれないほどチョロ出来の
田んぼも、菜種粕ペレットが効いたのでしょう、1本の草もありません。
4. これもものの本からですが、緑肥は反当1トンもあればいいらしい。春草でも2.8
トンあったぐらいだから、1トンの緑肥はそれこそチョロ出来です。ホントかなとも
思いますが、安全を見て1.5トン。このくらいあればそこそこに草を抑えるというこ
とです。
その春草(サナエタデ・ミチヤナギ)の田んぼは菜種粕も振らなかったのですが、
今のところ草は見当りません。雑草緑肥バンザイ。
今夜はこんなところかな。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/27 長野の大井さんから「草が生えました」
長野の大井です。
菜の花、麦の緑肥で抑草を目指していましたが、発芽生育悪く失敗。赤木さん発案の
菜種かす抑草に望みをかけました。ところが手順、間合いが悪かったせいだと思うの
ですが、草が生えてきてしまいました。その手順とは、
5月13日 菜種かす30kg/反散布
5月14日 ケイフン160kg/反散布 スケスケの菜の花なども一緒に耕転。
(緑肥失敗したので早めに見切り、5/20に田植えをしてしまおうとし
ていた。
でも苗が期待通りに伸びなかったので延期。)
25日早朝代掻き
27日田植え
6月2日 ホタルイの発芽発見。
ナタネカス散布から代掻きまで2週間近くあけてしまった上、となりの田んぼは5月
に入ってすぐ水を入れてきた。散布したときには3分の2以上が浸水状態に。有機酸
を利用するというということで考えれば、代掻き2週間後に田植えをしたようなもの
ですよね。
もし今度ナタネカスをつかうときは米ぬかのように田植え後表層散布を試してみよう
かなと思っています。それよりもまず田んぼに花を咲かせるのが夢ですが。うーん残念。
6/27 姫路市水族館の市川さんから「Reかぶとえびについて教えてください」
市川@水族館です。
どこからも答えがないようなのでお答えします。
カブトエビは、5,6月頃田んぼに水が入ると卵がふ化し、1ヶ月ほどで成長し
て休眠卵を産んで死にます。真夏の高水温期を休眠卵という安全な状態で過ごし
ます。少々の高温は問題ありません。この卵は、一度カラカラに乾かないとふ化
しません。冬でも湿っている田んぼでは、春になっても卵はふ化しません。昔少
なかったカブトエビが増えてきているのは、土地改良による乾田化工事のためで
す。乾田化でカエルなど多くの生き物が減少しているときに、カブトエビ、ホウ
ネンエビだけが我が世の春を謳っています。一度カラカラに乾いた卵は、春にな
って温度が上がり田んぼに水が入るとふ化します。
カブトエビが発生する田んぼの土を、中干しで乾いたときにとっておき、よく乾
かした後に秋に水につけてやると、秋でも発生するはずです。
(カブトエビの追伸)
カブトエビは元々砂漠のような乾燥地の生き物です。雨が降って水がたまると発
生し、短期間で成長し卵を産んで死んでいきます。この卵を何故休眠卵というか
というと、次に雨が降るまで、2年でも3年でも待つことができるからです。卵
がふ化するための条件は、一度よく乾くことです。
6/26 群馬の中川さんから「かぶとえびについて教えてください」
いつも、読まさせていただいています。数年前一度メールしたことはあるのですが、それ以来読む専用でした。
まず、ここ4年ほど、カブトエビの成虫を知り合いからいただいて、田んぼに離しているのですが、一向に定着しません。カブトエビが生息できる条件を知っているかたがいらしたら、教えていただきたいのですが。
私は農家ではありませんが、義父の田んぼを借りて(1畝の小さな田んぼですが、農家ではないので借りているというより、親の手伝いをしていることになる)、この周辺ではめずらしい無農薬で、こしひかりを作っています(自家用です)。水は川から直接水路を通ってきますが、かけっぱなしにはしていません。気温が高いときは当然水温も上がっています。水温の問題があるのでしょうか。
素人の私ですが、肥料は収穫後その田んぼでとれた藁の約8割のみです。緑肥をいれたいのですが、寒さでなかなか冬・春季にはそだってくれません。田植えは一寸角で2〜3本手植え。田植え後おからと混ぜたぬか団子散布(20Lくらい)。それだけです。昨年は玄米で63kg収穫しました。
そんな状態ですが、ぜひカブトエビをいれた農法をとりたいとおもっています。ご教授ください。よろしくお願いします。
群馬県利根郡昭和村
中川 勉
6/26 兵庫の梅本さんから「本岡さんへ、情報感謝」
こんにちは 兵庫の梅本です。
予想通り?籾殻の捨て場にしていた田圃は雑草天国と化しております。
ホタルイが全面に蔓延り剣山状態です。もともとホタルイの多い田圃でしたが
ここまで酷いのは初めてです。やっぱり、初期剤はやっておくべきでした。
21日に硫安15`を散布、25日に落としを切って落水しましたが、雨続きで
バサグラン粒剤が撒けない状態です。天気予報によると一週間先まで雨マークが
出ておるので頭を抱えています。天気の良い日に撒くというのは無理かもしれま
せんね。雨でチッソが流亡しないか心配になってきました。
他にも小さな雑草がびっしり生えています。これは何でしょう?
友人の田圃のキヌヒカリ。見事なゴリラのガッツポーズ。
同じ日に植えた他の田圃の稲とは比べ物になりません。凄い出来です。
何故この稲だけ、・・・・苗が良かったんでしょうかね?
幸いこちらではイネミズゾウムシの被害は軽微です。
梅本健次
6/26 宮城の齋藤さんから「無精ひげ?」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
1回目のテラガモ除草はそろそろ終盤ですが 田圃の表面(水中)に太い無精ひげ状の
のものが上を向いてゆらゆらしています。テラガモ除草しても翌日には再生(?)されて
います。なんでしょうかね。小さい生物の糞でしょうか?それともくもの糸のようなものに
水中のごみなどが付着したものでしょうか?親指と人差し指でつまんでも 感触がなく
(感覚マヒ?)すぐに崩れてしまいます。太さ1mm 長さ2〜3cmでしょうか。
6/25 福井の中出さんから「えとせとら」
最近のメールを読ませていただいての思いです。
私も稲が20株もあれば十分かと思っていますが、それすらままならなく過ごして
います。
コシヒカリで8俵/反もあれば私は十分ですが、今の時代の経営的では不十分か
しら、、、。
慣行の稲作をしていていきなり無農薬・無化学肥料では無理があると思い知らさ
れ、試行錯誤の毎年です。
今は出来る限り耕種的対策に心掛けている現実です。
私の場合、注油は色々と使い分けています。
使用が安易なスプレー式のグリス・オイル(CRCは購入しないので使いません)。
オイラーに入れるのは#30のオイル。
グリスは一般の茶色のものをグリスガンで吸い込んで使用しています。
廃油は赤木さん同様寝かしています。それはエンジンオイルでなく#80か#90の
オイルです。
エンジンオイルの廃油はGSが引き取ってくれます。
それぞれは私なりに使用しています。
最近どの機械もグリスニップルの詰まりが目立つのでニップルを外し、お湯で煮
てやろうと思うこの頃です。
イネミズゾウムシじゃないけど2年ほどイネドロオイムシに悩まされた田んぼを
今年は休んだ。
隣の田んぼは今年もあるが、今年はそれほどひどくなさそうだ。
田植え一ヵ月後の施肥時期と彼らの活動が一致すると私は考えたのだが、、、。
その田んぼは代を掻いて水張りをし、コナギとアゼナをしっかり生やして水を落
とし昨日耕起しました。
今年は稲をコシヒカリのみから3品種。早生(ハナエチゼン)、中生(コシヒカ
リ・イクヒカリ)を作っているので作業のタイミングを計りかねています。
そこへ持ってきてセスバニア(緑肥)鋤きこみとソバの播種まで考えると、8月の
暑い時に多忙のスケジュールを組んでしまった。
正に、今年の夏は「あつい」。
akao1888
6/25 高知の浜田さんから「アドバイスありがとうございます」
南国の浜田です。
赤木@菜の花さん、アドバイスありがとうございました。
1.圃場の均平と代かき回数
圃場の均平は来年の課題です。
昨年、ロータリーを逆転しながら土引きに挑戦し、高い所をごっそり引いたところ
そこだけ大穴が明きうねりがひどくなり、やればやるほど泥沼に陥った経験があり、
今年はハローを手に入れましたが、苦い経験が頭をよぎり躊躇してしまいました。
圃場の均平は、抑草の第一条件だと痛感していますので、来年は再度トライしようと
考えています。誰かハローの均平の上手な使い方を教えてください。
今年、3回の代かきは休耕田に行いました。
雑草のすき込みと水持ちを良くするためには、3回以上やったほうが良いと聞きました
ので実施しました。当初の水持ちは他の耕作田と比べ悪かったのですが、一ヵ月ぐらい
経過した頃から差がなくなりました。
雑草のすき込み効果は、圃場の高い所が減水により地表面が出て雑草の発芽を許して
しまい、実感できませんでした。やはり、圃場の均平は大事ですね。
2.抑草法
民間稲作研究所の研修や「除草剤を使わないイネつくり」で、米糠による抑草法が簡単に
出来る方法だと思いましたので、まず実施しました。
昨年、田植え後に水を切らした圃場以外は、米糠散布で抑草できましたので、自信を得、
今年も実施しましたが、米糠散布だけでは抑草出来ない草があることを教えられました。
田植え後の米糠散布は、風の弱い早朝と夕方の時間帯に行っていますが、少しの風でも
直ぐに吹き寄せられ、身体中米糠だらけで結構苦労しています。
今のところ米糠が安価で直ぐに入手できますが、米糠ペレットが身近で安く手に入れば
随分と作業改善できると思っています。
楽して得して喜ばれる米作りを目指していますので、来年は田植え後の米糠散布がいらない、
菜の花すき込み法を全面的に推し進めようと計画しています。
何を播種するか、栽培肥料の量、圃場作りと湿潤対策など課題はたくさんあり、場合によっては
10月頃の秋播きとなりますので、8月中旬の収穫からはそんなに余裕はありません。
今から徐々に情報集めしたいと考えています。
今年、5回手取り除草しながら根負けした、根塊から発芽したシズイは、イネを追い越して
気持ち良さそうにユラユラと風にゆれています。根塊は、冬場の寒さで枯らすのが良さそうなので、
逆襲の時期をジッと待つことにしました。
米作りは今年でまだ3回目、毎年トライ、トライでやって行きたいと思っています。
ご指導いただければ幸いです。
南国の浜田
6/25 兵庫の本岡さんから「梅本さんへ その3」
稲美町 本岡です。
いろんな事情で耕作できなくなった田んぼや 荒れた田んぼもたくさん預かってきました。
イヌホタルイやキシュウスズメノヒエさん クログワイさん くさねむさん とのお付き合いは
深いです。
もちろん除草剤を使います。
そうしないとからだがもちましぇ〜ん
もとおかくんは なにごとももったいない人間なので
どんな除草剤をどの時期に使ったら効果的かいろいろ考えています。
昨年の田んぼの様子を比べてください。
左が6月18日 右が7月2日 同じ田んぼ同じ場所から見た画像です
わずか2週間でものすごく変化しています。
6月18日(左の状況)だと水面までの日当たりが良いのでヒエ ホタルイを始め出てきてほしくない
のがまだまだ発芽してきます。
7月2日(右の状況)になると 以後の ひえ ホタルイ(イヌホタルイ)の発芽はずいぶんと減ってくるし
たとえ発芽しても日陰のためにヒョロッと伸びるだけでぶんけつもあまりしません。
ここで大事なこと
除草剤は太陽の光で効く!
日当たりが良いと雑草も活発に光合成をして成長をします。
この時が撒き時 さらに言うと
天気の良い午前中に撒くこと
バサグラン液剤を使ってイヌホタルイをねらうとき
7月2日の様になると日陰ができて効果半減します。
バサグラン粒剤だともうほとんど枯れないです。
以前にも書きましたが わたしは初期剤だけでイヌホタルイを押さえています。
梅本さんへの返事遅くなりました
イネミズゾウムシが猛烈に発生して振り回されています。
6/25 広島の土肥さんから「私もイネミスゾウムシの被害」
今年は50アールへ菜の花、カラシナを緑肥とするため種をまき育てました。現代農業で赤木さんが両手を高くカラシナと菜の花を上げた写真がありましたが、私の育てた菜の花は寸足らずでした。
菜の花が要因なのか・・・苗か天候に要因があるのか特定出来ませんがともかくイネミズゾウムシが多い、身を切られる思いです
減農薬栽培、我慢我慢 私の地方では6月に入り田植えをするとイネミズゾウムシの被害に会わないが定説でしたが・・最近では近所のイネ栽培農家は苗に高い薬を撒くので我が田んぼへ集中するのかとヒネた
考えもします。長年苗床に肥料をせず硫安水を撒いていましたが、
今年は苗床に窒素分の少ない肥料を入れました。芽が出るまで水分を切らさないようにの赤木さんの指導を元に実行した所、何年ぶりかの苗が出来ました。 近所の人が良い苗ですねと誉めてくれました・がしかし
イネミズゾウムシの食いやすい苗が出来たのかとも思いす。
ヤレヤレ新たなる悩みが又増えました。
6/25 橋本から「やまちゃんへ」
やまちゃんへ
ありがとう。尋ねてよかった。
「農薬や肥料は、イネにやるもんと違うて、人の心にやるもんや。
やった日の晩は、お通じがあったみたいにすっきりよう寝れる。」その通り、自己満足だけなんですね。 井原さんの握りきれないような、一株30本以上もある豪快な稲株は、今も私の目の前に浮かんできます。 でも長年培われた地力の差ですね。熱意・努力の差として、私の夢の目標とします。 楽しく・無理せず・金かけず(金肥少なく)、8俵御の字、これが一番ですね。楽しみます。 3方がコンクリートの田ばかしなので、イネミズゾウムシあまり気にならないのですが、でも折角もらった草焼きバーナーを持っていますので、来年は春先畦の草焼きをします。
6/24 やまちゃんから
橋本さんへ。
井原さんの握りきれないような、一株30本以上もある豪快な分けつは、
ありゃ別格だと、ぼくは思うことにしています。
きっと、地力のなせるワザです。
ただ、井原さんにしても、やっぱりそれなりに悩みがあって、
たしか、登熟歩合がなかなか上がらないという悩みを抱えていたように記憶しています。
キヌヒカリで坪当たり何本植かわからんけど、一株20本も分けつがあれば、ぼくのイメージでは十分です。
8俵もあれば御の字だと思っていますから、、、
橋本さんは欲が深い(失礼言い間違えた)、業が深い(ありゃ?こちらの方がもっと失礼な言い方か?)のでしょう、、、
田植え後10日目に肥をやって、もちろん穂肥もやらずにはおれないでしょう?
井原さんが言うとりました。
「農薬や肥料は、イネにやるもんと違うて、人の心にやるもんや。
やった日の晩は、お通じがあったみたいにすっきりよう寝れる」と。
ところで、今年はイネミズゾウムシが多いですねえ。
だんだん増えてきているような気がします。
6/24 岡山の赤木さんから「浜田さんへ悪臭対策」
赤木@菜の花です。
南国市の浜田さんへ。
私の思いを書く前に先ずはお断わりをしておきます。
私はタダの百姓で学者でもなければ研究者でもありません。突っ込みを入れられると
困るのことよ・・・・なのです。ひたすら経験の中でしかものは言わないつもりで
す。時として独断と偏見と想像も駆使しますけどね。
>下記の課題に解決法をアドバイスいただければ幸いです。
1.休耕田の抑草法
休耕田の田作りの要領は、年末までに乾田状態の時トラクターで浅耕2回、年明けの
3月に入水
してからヒタヒタ水で代かき3回(1回目ロータリー、2&3回目はハローを使
用)。
まずこれね。
稲作の原則は田んぼが均平であること。これができているのでしょうか。除草剤を
使う場合でもそうだし、使わないのならなおさら均平が求められます。
3回の代掻きはきっと理由があるからだと思いますが、2回に減らせたらその分ラク
ですよ。私の地域では地下水位が高いので1回で終らせます。
>米糠散布は田植え後に60キロ/反を2回、合計120キロです。
ちなみに今年の田植えは4月21、22日でした。
2.米糠散布後の発酵臭
深水状態で米糠散布しましたが、近くの民家から発酵臭にクレームがあり、来年から
は民家が近い圃場は米糠以外の抑草法が必要です。
米糠は年々発酵臭が減少すると聞いていますが、説明しても米糠散布したら臭いの強
弱に関係なく、クレームされそうです。
米糠散布は私も何年もしましたが、うまいこと抑草してくれた覚えもないことはな
いけど、どうも効果が不安定なように感じています。
田植え後に合計120kgも振るなんて、とんでもない体力がいるでしょう。たしかによ
く臭います。もっときついのがクズ大豆。人糞を振り撒いた感じだったように記憶し
ています。
このクズ大豆も代掻き前に振っておくとほとんど臭いません。ハローだと浅く撹拌
しますから、深いところまで大豆が入りこまないので、表面の抑草力は問題ないと思
います。草をよく押さえてくれました。この話で、大豆を米糠に置き換えれないで
しょうか?
8割を混ぜ込んで、2割を上から振るとか。。。そんなことも考えられます。
3月の入水は早いので、私の得意とする緑肥が間に合うかどうか。
しかし田植えは4月の下旬ですから4月15日に入水しても間に合うはずです。となると
4月の声を聞いてから緑肥をすき込めばいいはず。南国市ならそれまでに大きくなる
緑肥があるはずです。あくまで私の経験ですが、米糠の抑草力より緑肥のそれは大き
いと信じています。
緑肥は菜の花にこだわらないで下さい。私はたまたま菜の花を利用して成功しただ
けで、今ではエンバク、レンゲ、雑草、大麦、小麦、はたまたヒナゲシに赤クロー
バーやら。
早い話が何でも良いのです。問題はすき込む時の生草重量です。これさえ確保できれ
ば成功です。
もし緑肥が十分に育たなかった場合でも、何か有機物を入れてやればパワーアップ
します。私は求め易くて案外安いので菜種油粕ペレットを20〜30kg振ります。
べつに菜種油粕ペレットにこだわらなくても、クズ大豆でもいいし、クズ麦、くず米
(白米)、飼料としのフスマなんかも使ってみる価値があると思います。米糠なんか
もいいと思いますけどね。
何でもいいから身近にある物を探してみてください。また使い方は自分流を見つけ
てラクで効果の大きい方法があるはずです。
すべてがプロゼクトXです。
どこかに自分だけの道があるはず。それを成し遂げるには何ができたらいいのか。そ
のためには自分が持っているどんな知恵とどんな技術を出せばいいのか。
考えて悩んで、その結果行き着いたのが私の場合緑肥稲作であり、菜種油粕ペレッ
トであり、ヒナゲシでもあるのです。
今夜は具体的な話より、方針みたいな話になりました。くわしくは一昨年の現代農
業の11月号、去年の11・12月号を見てくださればよくわかると思います。細部までこ
こで話すと膨大な量になります。もっとくわしくは11月に栂池までおいで下さい。手
作り資料に基づいてとことん話します。
その資料だけでもいいから見せてくれって? そうはイカのキンタマよ。
ま、こんな私です。これからもよろしく。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/24 岡山の赤木さんから「雑草」
赤木@菜の花です。
田植えも終盤は夜の作業でした。たった一つのライトを頼りに暗がりでまっすぐに
走ることのむつかしさ。たしか夢前の誰かも夜植えるとか植えないとか言ってたよう
な気がする。左右や手元にもライトを取り付けて夜間作業機に改造してもいいんだけ
ど、いったい誰が苗を運んでくれるだろうか。
さて有機稲作の一番の障害はなんと言っても雑草。
早い田んぼで代掻きから1週間経ちました。補植をしながら泥をすくって見ていま
す。
ありがたいことに今のところ草らしきものは一切見当りません。
田植えを間近にしてボウボウに伸びたアゼ草を刈って、これも緑肥だとばかりに全部
田んぼに入れましたが、それが害をしています。苗の下葉の先っぽが茶色くなって根
がちっとも伸びていない株の真下には、必ず大量の草があります。思うに腐熟から出
る有機酸の影響を、まともに根が受けているのでしょう。
菜の花も大量をすき込んでいますが、切り込んでからいくらか日にちが経っている
からなのか、植付け姿勢が乱れてこけることはあっても、根が伸びないとか、葉が茶
色くなるようなことはありません。
ま、先は長いから草の逆襲がいつあるかわかりませんけど。。。。。
今のところティラガモも用無しのようです。
オイルのことが出ていました。私はトラクターの使用済みギアーオイルを1年ほど
寝かせて、上澄みだけを使います。きれいな透き通ったオイルです。これをなににで
も使っています。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/24 姫路の橋本さんから「注油について」
橋本です
田植え終わりましたか。私は、キヌヒカリですので初旬に終わりました。
林田は鹿に食べられたので、のり網を張りました。
隣の人が、キヌヒカリはぶんけつが悪いので田植え後10日目に肥をやっていると言っていました。 井原さんの握れないような株と比較して、3,4本の薄蒔きでは毎年1株20本位なので来年はやってみようかなと思案中です。どうでしょうか
油の件ですが、グリスだと密閉された部分でないとゴミや、泥を噛んでしまいます。
回転、擦れ合う部分ではCRCよりも粘度の高い(油膜の厚い)エンジンオイルやギャーオイルが良いのでは。
基本は取り扱い説明書に従うのが良いと思います。
6/23 宮城の齋藤さんから・ティラガモ運転術」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
私のテラガモは6条用で 4輪で隣接耕をしています。
最初に外周を回ってからはじめますが 隣接耕は畦畔で
切り返しをしながら行っています。
変形田圃については 田植のときに半端な部分は植えないようにしています。
後の除草を考えると 精神的にもコース取りに負担がかかるので
なるべく楽をしようと思っています。
枕地も植えない田圃もあり すべて転作カウントしています。
テラガモの操作は山ちゃんとまったく同じです。
「ソリ」と「株羽輪」と「かごローター」の三者のバランスの絶妙さですね。
これは経験を重ねるしかないと思います。
6/23 茨城のすずき産地から「Re注油について」
> たとえば、播種器や乾燥機にも毎日(あるいはシーズンごと)注油箇所がありますね。
>
>
ああ言うところは、基本的にどういう油を使えばいいのでしょうか?
エンジンオイルを交換したときの廃油をためておき、
エアコンプッサーを使って、しょっちゅう吹き付けています。
(いいのかなぁ)
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すずき産地
http://www.suzuki31.com/
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6/22 埼玉の後藤さんから「補植え・ハンマーナイフ代掻きと浮島現象」
後藤@埼玉 羽生です。
例年より10日遅れでやっと田植えにかかりました。
ハンマーナイフによる簡易代掻きは心配された水もちも悪くなくいまのところ
大きな問題はおこっていません。
いい点・あまりガソリンを使わない
・地形はほとんどかえない
・表層1〜2cmくらいだけ柔らかくなるので半不耕起状態
悪い点・事前に草を砕いたり水を入れるタイミングなど技術的なものがまだぜんぜん整理
されていない
・すごく堅い部分は根がさすがに入りにくい(補植をやる部分がおおい感じ)
・すごく柔らかい部分はハンマーナイフがスタックするため代掻きできない
昨年の通常の代掻きでもおこった”浮島現象”はやはり起こった。
砕いて腐食しはじめた草の島。今回は泥がほとんどまとわりついていない。
PS.林さんの「補植より水もち管理」という記述を見て勉強。
でもちいさな田んぼなのでついつい空いたところを補植してしまいます。
6/22 やまちゃんから「初心者のティラガモ運転術」
斎藤さんご指摘の「株羽輪への注油」は、まったく念頭にありませんでした。
使いっぱなしで倉庫に格納していました。
3日前に使ったあと野ざらしでおいていたティラガモ、
ちょっと気になったので、株羽輪をまわしてみたら、錆がまわって少しだけ固まっていました。
おっとっと、、と言う気分にさせられました。
ティラガモを使い始めて2年目、延べ面積1haちょっとの初心者です。
よちよち歩きのレベルですが、初心者の運転術を書いてみます。
4条植の田植機ですので、4条型の除草機ですが、いざ田んぼに入って除草作業をはじめると、
コースどりがまったくわからなくなってします。
そこで、前もってセイタカアワダチソウを折ってきて、コースの中央に当たる部分に突き刺しておきます。
隣接耕でいこうとするとターンがきびしいので、一畦おきで作業していきます。
(ティラガモの実物を知らない人にはなんのことかさっぱりでしょうが、、、)
ぼくのティラガモは、設置圧の調節のスプリングが付いていないので、
油圧レバーを上げ下げしながら自分で加減を調節していきます。
手順としては、油圧レバーを植え付け入りにして除草機部分を泥の上に落とします。
降りきったところが適度の高さとみなして、油圧レバーを「止め」の位置に移します。
(植え付け入りのまま除草をはじめると、除草部分がだんだん深くなって潜っていきます。
去年は、それが解らず最初往生しました)
除草をしていきながら、少し深いなと思ったらちょんちょんとレバーを上げ(止めで油圧を固定)、
浅いなと思ったら、ちょんちょんとレバーを下げて(その都度止めで固定)、
田んぼの状態を見ながらやって行っています。
やっと、70〜80点?くらいの状態で出来るようになりました。
たぶん、「ソリ」と「株羽輪」と「かごローター」の三者をバランスよく調節してやるのが、
上手に使う秘訣なんでしょうが、3者の調節がまだぼくには見えてこないので、現状のまま使っています。
とくに、カゴローターについて、設置圧を強めた方が除草効果は高くなるのでしょうが、
そうすると、カゴローターに泥が食い込んで詰まってしまうことが多く、
少し浮かせ気味で使っているのですが、ここらも課題ですね。
ホタルイの多い田んぼで、ティラガモが通ったあとを調べると、条間はかなりきれいになっていました。
株間は、しっかり、しぶとく残っておりました。
(それがホタルイの幼芽なのか、コナギの幼芽なのか、ぼくには区別が付きません。
赤木さんのように調べて見なくっちゃと泥をもち帰りました)
今日の田んぼは、もっぱらヒエが目当ての田んぼです。
あらかじめ見て回ると、2葉期くらいのひょろひょろしたヒエが水の中にあります。
水深7〜8センチくらいなので、一部ちょっとだけ葉先がでています。
つまんで引っ張ると、つるっと抜けます。抵抗はまったくありません。
根っこもほとんど出ていません。この段階を離乳期というのかな?
今なら株間も条間もほとんどやっつけられそうだなと思い、深水のままティラガモを入れました。
(一気に落水すれば、ヒエはぺたんと寝てしまうので、その状態で除草機をかければ、
おそらくヒエ対策には一番じゃなかろうか、などと思いました。)
以上、ティラガモを見たことないひとには、全然縁のない話でした。
●やまちゃんから「追伸株羽輪の注油」
ぼくの失敗談など少々。
みのるの田植機に、苗箱をひっかけて送る縦送り爪というのがあって、
そこは「毎日注油」箇所になっているのですが、
スプレーグリスを注油していたところ、爪が動かなくなるトラブルが出たことがあります。
機械屋に来てもらってみてもらったところ、
「グリスが固まってしまったのが原因です。
グリスは泥をかむと固まってしまうので止めたほうがいいですよ」
と指摘されたことがありました。
「どんな油がいいですか?」
「CRC556のような油の方がいいと思います」
しばらくCRC556を使い続けていたのですが、どうもさらさらしすぎているようで、
今年から30番のエンジンオイルを使っています。
と言うようなことがあったのですが、齋藤さんや皆さん見解を聞かせて下さい。
たとえば、播種器や乾燥機にも毎日(あるいはシーズンごと)注油箇所がありますね。
ああ言うところは、基本的にどういう油を使えばいいのでしょうか?
6/22 宮城の齋藤さんから「テラガモ」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
苗代の代掻きを終え 明朝に田植えを予定しています。
代掻き後に6月8日に田植えをした田圃からテラガモ除草をしました。
1回目の除草としてはちょっと遅れましたが しっかり草の芽は出ておりました。
最初はシングルで除草し 2回目をダブルでと考えております。
テラガモの整備はどうやっておりますか?
冬眠中はすべて羽輪を取り外し CRCやスプレーグリスを軸に注入しています。
それでも 回転が渋くなるのがあり どうしたものかと思案しております。
明日中にライブカメラの視界にテラガモが登場するでしょうか。
テラガモにライムソワーを取り付けていますが これがなかなかの
優れものです。
米ぬかペレットの散布には少量過ぎですが 反当20kgくらいの
追肥には楽チンです。
6/22 茨城のすずき産地から「Reクログワイとオモダカ」
かつて除草剤を使っていたころ、
クログワイ(うちのほうではトウシングサと呼ぶ)が年々増えて困った田んぼがあります。
後期にバサグランという薬をまいておけば翌年は減ると教わったりしました。
その後、アイガモを利用するになったら、
根のイモを好んで食べるのか、クログワイは劇的に減りました。
現在までに10ヶ所(30枚)290aほどの田植えが終わり、
残りは
5ヶ所(12枚)80aほどになりました。
並行して、
植えた田のうち4ヶ所(16枚)120aでアイガモを放飼し、
うち最初の1ヶ所(8a)はすでに除草を終えたと判断して網もカモも撤収済みです。
また、少なくとも1ヶ所(2枚)30aで野ガモが常在していて、そこは昨年もエサをまいておくだけで除草はOKでした。
有機酸による抑草は、いまのところ効果を確認することはできないでいます。
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すずき産地
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6/21 石川の東さんから「クログワイとオモダカ」
お久しぶりです、
石川の東です
クログワイ、オモダカの少ない赤木さんうらやましいです。
当方湿田地帯のため、球根系の雑草でトーンでもないことに
なっております、オモダカは、増えても減収はそんなにひどくありませんが、
クログワイの減収は凄いです反収は3俵ほどになってしまいます
分けつは少なく、一穂40,50粒しかつかなくなります
それよりなにより、クロクワイが稲を押し倒して自脱コンバインで刈れなくなるのです、
昨年はそんな水田が一町二反ほど有り、コンバインを三度壊して、修理代金が三〇万円
程掛かり、刈り遅れのため形質が悪くなり遅刈りのコシヒカリは、二等格付けと
とんでもない状況でした、コンバインの修理に合計一二日間ほどかかってしまい
その間に、ほとんどの田んぼは、稲刈り終了後、すぐに田起こししましたが
今のところ、昨年よりひどい状況です、今年は除草機を二度ほど入れる予定でいますが
コンバインを壊さずに刈り取れるまで押さえられるのか今勝負しているところです
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ひがし農場
東 浩一
住 所 石川県小松市矢田町イ24−3
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6/21 京都の土佐さんから「蛍がいっぱい」
こんばんは、田植も終わり草刈りも一段落の土佐です。
今、我が家の周りは蛍の乱舞状態になっています。
手を伸ばせば届きそうなところを飛び交っています。
田舎に帰って6年、今年が最高かもしれません。
蛍の一筋の光に自然の豊かさを実感させられます。
谷あいの一番奥にある我が家から生活廃水と薬剤を出さないと決めてから、「蛍よ戻って来い」と願い続けていました。
あろう事か一昨年の台風災害で小川の泥が一掃され、今年はこの乱舞になったように思われます。
この景色が来年も続くように願っています。
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丹波の恵み 「長宮農園」
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
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6/20 宮城の齋藤さんから「ライブカメラと田植え」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
ライブカメラを設置してみました。
本日午後より 宮城県最後の田植え(?)の予定です。
左側の田圃です。正面は6月10日に田植えをしました。
右側は苗代です。 苗代は明日になるかもしれません。
尚 先着20名様しか ライブカメラは見ることはできませんので
ご了承願います。
齋藤 政憲
6/19 岡山の赤木さんから「草の種は健在でした」
赤木@菜の花です。
少し前にやまちゃんから言われていたことなんだけど、もしかしたら私の田んぼに
は草の種子がないんじゃないかと。
緑肥を取り除いた土を容器の中で水と一緒に練って代掻きをしました。もう1週間
ほどになりますが、出てきた出てきた草の芽が。はっきりとコナギの野郎だとわかる
ようになってきました。アゼナと思われる丸い双葉もいっぱいでています。
つまり、油断したら草の逆襲をすぐにでも受けるということです。ひたすら緑肥明
神と深水稲荷のご加護を乞うのみです。
田植えも余すところもう2町歩ほどになったぞ。疲労のかたまりです。苗が30cmほ
どに伸びてます。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/18 岡山の赤木さんから「くたくたです」
赤木@菜の花です。
高知の浜田さん。ようこそ我らの世界へ。
この宅配便では失敗談を大歓迎。それを肥やしにみんなが成長します。日頃の作業の
中でふと気が付いたことなんかでもいいですからどしどし発信してください。
田植えの最中です。水入れから植え終わってからの水入れまで、工程の多いこと。
大量の緑肥の中に田植えですから、もうコケコケの姿です。なぁ〜に、そのうち立っ
てくるさ。植え終わったらすぐ水を入れます。高い部分で7・8cm以上。
緑肥が多いと代掻き後なかなか土が硬くなりません。いつまで経ってもドロドロし
ておかゆみたいな状態です。だから稲がコケコケなわけ。でもそのドロドロのおかゆ
を見ていると、草を押さえてくれそうで頼もしく思えます。
抑草のことがいろいろ出ているようですが、ゆっくり書いている元気も時間もあり
ません。やっと1町3反ほどが終了。残りがこの3倍ほどあります。元気な従業員でも
いるのならいいのですが、還暦のオヤジと嫁さんがあえぎながらこなしています。
浜田さんの雑草の種いっぱいの田んぼ。
芋の類と根っこで増えるやつが多いとこれは大変だ。対策として夏の代掻きと冬の湛
水が出ていましたが、冬には乾燥させて何度も耕して芋の類を寒さで殺してしまう・
・・という選択肢もあります。
普通の種子で増えるやつなら、そんなに恐れるには足りないように思います。経験
ではアゼガヤ・ヒエ・チョウジタデ・ヒメミソハギなんかならいくら茂っていても、
翌年に深水にしてやれば全滅です。つまり種子はいくら落ちていても大丈夫、怖くあ
りません。
コナギなら緑肥をしっかり茂らしてやればこれも大丈夫。問題は芋を持つものと茎
で増えるもの。芋―クログワイ、オモダカ、ミズガヤツリの3羽カラスらしいけど私
の田んぼにはないから発言はよします。茎の筆頭はキシュウスズメノヒエ。こいつに
は宅配便の仲間も泣いている。うっかりトラクターで木っ端にすると、翌年はそこら
じゅうから出てくる。代掻きで深く埋め込んだやつはお陀仏だが、浅いのはみんなで
てくる。結局手で取るのが一番。
田植えが終ればまたゆっくり発信します。あかん、眠い!
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/19 福井の塚本さんから「平成18年の報告2回目についてうだうだ」
1.つるつるふわふわ層がなぜ厚くなったかの推理
数年前の報告で、秋に無肥料で代かき後冬期湛水したら、春にそのまま田植えが出来そうなほどのつるつる層ができたと報告しました。
そのときは5月中ごろ田植えで、田植え後コナギがびっしり生えました。
今回は、
@秋に発酵鶏糞が入っていた。
A秋から水戸を止めて湿潤状態が保たれるようにした。
ことで、
つるつるふわふわ層が出来やすかったのではないだろうか。
山ちゃんの話では、冬に畑状態の場合にはトロトロ層が出来なかった例があるそうな。
微生物やミミズはトロトロ層つくりにかかわっているのではと想像しています。
そして、冬春期の湿潤状態が微生物やミミズの生息に適しているのかもしれない?
あるいは、湿潤状態は関係なく、入れた発酵鶏糞の量が多かっただけなのかもしれない。
2.代かきの時期について思うこと
同じコナギにやられても、山ちゃんの田んぼのコナギは小さいのに私のコナギはでかい(山ちゃんの写真を見ての感想)。
山ちゃんは、代かきでかなりコナギを抑えているらしい。植え代のときに通れなかった畦際のコナギはでかいなどと、
代かきの効果を伝えていた。
一方、5月田植えの私はでかいコナギに9年間やられっぱなしだった。
昨年、苗代後の田んぼを、無謀にも代かき一回で6月に田植えして除草剤散布、その後、コナギがわんさか出たが、
その大きさが山ちゃんのコナギと同じくらいの小ささだった(ハハ〜ンとおもった)。
昨年は、3回代かきするところをうっかり2回しかせず、6月田植え。
さすがに、ヒエ、コナギがわんさか出た(ここでもう一回すればいいのかと思った)。
6月田植えの稲の生育は、5月田植えよりすばやい。
以上のことから、今年はまず2回の代かきをして、草が生えるのをじっくり待った。
ヒエは1回目の代かきのときから生えているが、コナギは見当たらない。
コナギは2回代かきしたあと、5月20日から25日くらいに生えてきた。
そこで、初期除草剤だ!とばかりに、間を空けて2回代かきした。本当は一回でいいかもしれない。
そして計画通りに6月田植え。
6月19日現在。
山ちゃんのかつての報告どおり、植え代のとき通らなかった畦際のコナギは大きいが田んぼの中のコナギは小さい。
代かきによる草抑えは、草が生えるのを待ってからの代かきが絶対条件。
そうすると、私の地域では自然と6月田植えになると思う。
3.上の1と2をまとめてみると。
草が生えてからの代かきでヒエ、コナギの数はぐっと減少した。その後生える草と稲の大きさの差が大きい。
つるつるふわふわ層ができると、コナギにはかなりの効果。しかし、クログワイ、オモダカ、ヒエは出てくる。
つるつるふわふわ層があると、除草機を押すとものすごく効果的。
連日早起きしないといけないので今日はここまで。また報告します。
山ちゃん後はよろしく。
6/19 福井の塚本さんから「平成18年の報告2回目D」
D
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春に鶏糞、代かき4回の田んぼ 作土が薄く、水は入れっぱなしの田んぼ
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平成17年11月28日 荒田起し
平成18年4月24日 代かき(1回目)
(9日後)
5月3日 代かき(2回目)
(24日後)
27日 代かき(3回目) コナギたくさん
29日 元肥に発酵鶏糞 260キロ10e当たり手で散布
(6日後)
6月2日 植え代(4回目)
4日 田植え
17日 コナギは4株四角に65。びっしり。
作土が薄い、砂や土の小さい塊がごろごろあります。
サヤミドロがびっしりで除草機は押せずそのまま放置。
6/19 京都の寺町さんから「土曜日の日経新聞近畿版より」
MLのみなさん、こんにちは。
寺町@京都です。
以前、通販のサイトを開こうと見積もりを取ったら
月数万円かかるとわかり驚いたという話がありましたが、
それをくずす様な話がのっていました。
https://www.attonouka.com/
和歌山の会社がやってる「あっと農家」というサイトですが、
農家の宣伝用という位置づけで、
利用額が年額9000円とのことでした。
通販の世界も価格破壊ですね。
6/18 広島の西村さんから「最近のレス」
広島の西村です
mlに参加して5年になろうとしています。借地契約を延長してもらわねばならない
年です。
それは置いといて。米ぬかだけで全窒素を供給するには2.xパーセントの成分比に2
倍、いや3倍の係数で投入する必要があるみたいと秋にずいぶんと投入しました。
自作地3aにて最大収量を狙って購入したハイブリッド米「ミツヒカリ2005」は急遽決
まった借地のために試作程度の作付けとなり冷蔵庫で眠り続けて4年経ちました。近
所のおじさんが試作のミツヒカリを見てこの稲を作ってみたいと言い出したので私も
こいつをちゃんと作ってやらねば。
浸水80g手撒きで6箱育苗し2箱水切れでアウト、あまり分ケツしない品種だからと4本
手植えしていたら途中で苗切れになっちゃいました。
品種の保存に全面は割けれないがちっと足りないところにもらい苗でヒノヒカリを植
えときました。
種籾は冷蔵庫の野菜室に紙袋に入れて保管していましたが発芽に問題はありませんで
した。
室温だと3年目では品種により不発芽が激増するようですがさすがに低温保存は持ち
ますね。
F1ミツヒカリには多少窒素が過ぎても良かろうと米ぬか・古米・古麦を入れてあるの
で田の水がちょっと茶色いです。
さらにぬめりがある感じです。
豊年エビと言う普通はきれいな緑色で足を揺り動かしているやつがえらく色黒で別種
みたい、土壌の色に合わせるみたいです。
慣行田の土壌は灰色という感じですかね。
--------
タマネギの件 ---------
山下さんの補足通り2005.8
p-184に掲載されてました。記憶に無かったのは10〜15度
の冷蔵庫を持っていないので役に立たない技術と思っていたからということにしてお
こう。2度・3度と読み直しているはずなのにこの程度の記憶力ではやれませんね。
タマネギがらみということでこんな放送をしていました。再放送を録画して技術を盗
むとします。
再放送は金曜12時 NHK
たべもの新世紀 小タマネギ ペコロス
http://www.nhk.or.jp/t-shinseiki/
梅雨の長雨に打たれるよりはと倒伏し始めで3〜4日干して葉を落としましたがとこと
ん畑に置いておくほうが玉は太りますね。
少し残して様子を見ているのですが日照不足で小玉傾向とはいえ害虫(ヨトウムシ系)
の少なさによる葉のダメージは軽く、いまだに畑に植わっている分、球が伸びて例年
並みになってきています。
--------
浜田さんの休耕田の件 ---------
山下さんのアドバイス同様
>
もし事情が許せば、水を張って夏の間代かき、さらに入水可能ならば冬季湛水
6/17 やまちゃんから「雑草の芽生えに初歩的な疑問が、、、、」
塚本さんがやっていましたが、ぼくも今年は、代かきした田んぼの泥を手ですくって、
雑草の生え具合を調べてみています。
水が入って、すぐその日のうちに1回目の代かき(コシヒカリの場合6/2)。
でもこれでは水もちは悪く、翌日にはひっついています。
そこでもう一度水を足して2回目の代かき。このときに畦マルチをしておきました(6/3)。
これで、かなり水もちが良くなって、2〜3日は水がもつようになりました。
田植えの前々日(6/9)に植代をかきました。
植代の前に泥をすくって雑草の生え具合を見てみると、田んぼによって、かなり違うものですねえ。
慣行田を引き継いで3年目の田んぼ、去年一昨年とほとんど雑草を見なかった田んぼは、今年も大丈夫そうです。
ところが、ホタルイに悩まされた田んぼ、おぞましいくらい雑草の予備軍が芽を切っています。
ぼくの植代かきは、きっと邪道でしょう。
がぶがぶの水で、ハローの後に泥水を作り出すように代かきをしています。
攪拌された泥水の上に雑草がぷかぷか浮いて流れています。
表層浅く代をかいて、芽を切りかけた雑草を処理して、土中深いところにある雑草(寝た子)を起こさなければ、
田植え後生えてくる雑草は少ないのじゃないか、などと考えたことがありますが、
そんなのは頭でっかちの机上の空論ですね。
トラクターの前輪、後輪、そしてカゴ車輪などで、泥のかなり深いところまで反転しています。
6月11日に田植えして、きのう(6/16)に泥をすくってみたところ、
ものすごくトロトロ層が出来ているのですが、とろとろの下から雑草の白い芽がピッピッとでています。
雑草の芽生えについて、初歩的な疑問がいっぱいでてきました。
どなたかヒントになるようなことがあれば、教えて下さい。
また参考文献のようなものがあれば、教えていただけるとありがたいです。
前に畑の黒マルチで、ぼくの勘違いを書いたことがあります。
黒マルチの下では、光線不足で雑草が発芽しないと思っていたところ、
雑草は温度、湿り、そしてかすかな光でいっぱい発芽してたんですね。
ところが、光不足のため発芽はしたものの、もやし状態でそのうち夭折して消えてしまったのですね。
「田んぼの草は水をもって制し、畑の草は火をもって制す」という古いことばがあります。
田んぼに水を張りっぱなしにしておくと、たしかに草は少ないです。
露出すると、一気に芽生えてくる草がいっぱいあります。
でもそれは、ほとんど双葉の草、いわば畑の草の仲間ではないでしょうか。
ヒエは、水があっても芽を切ってくるように思います。
深水にしておくと、ひょろひょろ徒長して、8センチくらいの深水になると、とろけて消えてしまたたり?
また根よりも上部の茎葉の方が大きく浮力で浮かび上がったりするように思われます。
ところが、葉先が少しでも水面から上にでると、一気に丈夫になってしっかり根を張り始めるようです。
ホタルイの場合は、かなり深水でも泥の中で芽を切り始めているようです。
泥の深さ1センチくらいからの発芽がほとんどで、酸素が少ない方が発芽しやすいそうですね。
コナギも酸素が少ない方が発芽に好適と言われています。
すると、水の抑草的な働きとは、発芽抑えると言うよりも発芽したあとの生育を抑えると言うことなのでしょうか?
米ぬかとか緑肥が抑草的に働くのは、まさに発芽しようとする時に、有機酸がでて発芽を阻害するからなんでしょう。
ぼくのように代かきを主体に雑草を抑えようともくろむ時は、
トロトロ層が発達すると、雑草が少ないと言われますが、それはどういう仕組みなんだろう?
塚本さんが、例年ならびっしり生えてきている雑草が、泥をすくっても見あたらないというのは、
それはどういう加減なんだろうかね。
代かきをした時に雑草の種の方が比重が重くて先に沈み、その上にトロトロ層が降り積み、
雑草を埋め込んで生えにくくさせると言う仮説を聞いたことがありますが、はて?
除草機を押す場合、トロトロが発達している方が、雑草の芽は抜けやすく、また埋没しやすいように思います。
また、トロトロ層は田植え直後より、発達していく場合があると聞きます。
それは、ぼくの田んぼをじっくり見つめてみたいと思っています。
ちょっと尻切れ状態で終わるけど、
慣行田を引き継いで、雑草の種が少ない状態ではじめるとやっぱラクチンです、
浜田さんじゃないけど、雑草の種をいっぱい落とし、ため込んでいると、泣かされる。
畑でも同じ事だと思うんだな、赤木さん、やっぱりぼくにはそう思われます。
濱田さんのような「雑草のデパート」の田んぼでは、
もし事情が許せば、1年か2年、水を張って夏の間代かきを繰り返して、
「ゴワサンで願いまして」と言うようにしてからやるしかないんじゃなかろうか。
どうなんでしょう?
6/17 高知の浜田さんから「はじめまして」
はじめまして高知の浜田です。
岡山の赤木さんから紹介されました。
就農3年目、環境にやさしい農業に取り組んで、除草剤、化学肥料は一切使用しない米作りに
挑戦中の55歳です。よろしくお願いします。
現在、水稲(コシヒカリ)の1haは全て無農薬栽培です。
民間稲作研究所の稲葉先生の研修会に参加し、米糠を活用した抑草法を実践しています。
米作りのスタートは、前年度まで慣行栽培していた圃場に米糠散布したら、ほぼ完璧に抑草でき
ましたので、休耕田の耕作依頼を引き受け、米糠を適用しましたが、あえなく撃沈。
特にひどかったのはミズガヤツリに似たシズイ。代かきでしっかりすき込みした根塊から発芽し、
手取りしても、後から後から次々に発芽し、根負けしています。
休耕田は雑草のデパートで、米糠だけでは抑草できないことを痛感させられました。
解決策を調査している時に赤木さんの「菜の花緑肥で雑草根絶」の記事に巡り合い、問合せさせて
いただきました。
来年度も休耕田の耕作依頼がきていますが、このままでは引き受ける自信がありません。
下記の課題に解決法をアドバイスいただければ幸いです。
1.休耕田の抑草法
休耕田の田作りの要領は、年末までに乾田状態の時トラクターで浅耕2回、年明けの3月に入水
してからヒタヒタ水で代かき3回(1回目ロータリー、2&3回目はハローを使用)。
米糠散布は田植え後に60キロ/反を2回、合計120キロです。
ちなみに今年の田植えは4月21、22日でした。
2.米糠散布後の発酵臭
深水状態で米糠散布しましたが、近くの民家から発酵臭にクレームがあり、来年からは民家が近い圃場は
米糠以外の抑草法が必要です。
米糠は年々発酵臭が減少すると聞いていますが、説明しても米糠散布したら臭いの強弱に関係なく、
クレームされそうです。
以上、お知恵をお借りしたく、よろしくお願いします。
高知県南国市在 浜田孝之
6/17 岡山の林さんから「モグラのトンネル」
皆さん今晩は、
田植え後の田圃では、まず第一にすることがあります。それは補植などではなく、水
漏れを徹底的になくすことです。手抜きをしたい私は田植えの後、補植や4隅の手植
えはやりません。4隅の手植えをやると秋にコンバインで刈り取る時、手刈りをしな
ければならなくなるからです。補植をやったところで収量が増えるわけでもありませ
ん。ですから機械除草以外田圃には入りません。水漏れの原因にはザル田を別とし
て、水尻からの水漏れ、モグラのトンネルがあります。そこで田回りの時は、この点
に注意を払いながら行います。
写真は、排水路に落ちる水音で見つけたモグラのトン
ネルです。このようなモグラのトンネルがあると2日と持たずに水が田圃からなく
なってしまいます。トンネルを見つけたら徹底的にあばきます。トンネルを白日の下
に曝すのです。そして、トンネルがあったところを土で埋め戻し完全に塞いでしまい
ます。手間がかかるからと、トンネルを掘り上げず入り口から土をねじ込むようなこ
とをしたら、モグラはすぐにトンネルを修理してしまいます。モグラは水田内側の入
り口を水面より高く作ります。このまま水面を高く保つと、穴を掘ってもかなり高い
位置に掘るため、水漏れは起こらないのです。それでは、何故低いところにモグラが
トンネルを掘ったかというと、まだ水面が低かった時に掘ったものに他なりません。
水位が高くなるまでこの穴は見つけることが出来ないのです。この写真の穴は、まだ
単純な穴です。場合によっては10メートルも続くことがあります。その時も中途半
端なことをせず、完全に開けてしまいます。最初はスコップを担いで田回りをしても
良いくらいです。モグラは清潔好きなのでいつもトンネルのメンテナンスを続けてい
ます。トンネル崩落があった場合もすぐ修理します。モグラの穴は、モグラだけでは
なく野ネズミやヘビなど多くの動物が利用しているようです。畔草刈をする時、ヘビ
がモグラの穴に逃げこむこともありますから、この時にモグラの穴を見つけることも
出来ます。青大将は樹上生と言われますが田圃にもいます。田圃はとても生産性が高
く、餌も多いので青大将も木の上より田んぼの畔で見かけるほうが多いのです。昔は
家の天井裏によく棲んでいましたね。へビはトンネルで暮らすようになったので足が
なくなったのかな。地下ではかなり凄絶な戦いが繰り広げられているようです。ハブ
やマムシは自分の体温が低いため、トンネルの暗闇の中で小型の哺乳類が出す赤外線
を「見る」ことが出来るのです。水尻を点検する時むやみに手を突っ込むと危険で
す。最近の子供達はマムシと青大将の区別が付けられないようです。シマヘビを見て
も怖がります。小さい頃から野山を駆け回ったような人は瞬時に区別できます。頭が
三角形をしているという知識ではすぐに対応できません。青大将もかなり大きなもの
は、追い詰めると人に向かってくることがあり、その時鎌首を持ち上げて頭を三角形
にします。これは単なる威嚇です。青大将は毒を持っていません。ハブ、マムシは体
が短いので分ります。またシマヘビのようには動きません。
何事も最初が肝心、このまま7月の土用まで水を保つ方策をとっておかなければなり
ません。
林 正弘
岡山市
6/17 福井の吉村さんから「冨田さんへ」
富田さんへ
ご無沙汰しております。今日福井の帰りに藤本さんの田んぼのハウスを見せてい
ただきました。敷地の埋め立てをされてプール育苗の作業性を高める工夫をされ
ていて大変感心しました。
費用も大分かかったでしょうけれども、プール育苗での苗箱の搬出性を高めるこ
との重要性の工夫のほかに健苗に効果が期待できるでしょうね。
前の田んぼ水はり田圃が田圃に住む生き物の楽園になっていることも実感しまし
た。
先日NPO法人「田んぼ」の岩淵先生がお見えになって三方の田圃を数箇所見られ
て田圃の生き物調査をしていただきました。
田圃の生きものが健やかに育ち、そして田圃の生きものたちに協力してもらいな
がらお米作りが出来ることに感謝しております。
除草剤を使うことに慣れてしまったフツーの農家になりたくありませんね。鯖江
の藤本さんの田圃を見せてもらいその気持ちが強まりました。
一度お会いしたいです。その節は宜しくお願いいたします。
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
環境にやさしい農業に取り組む”よしむら農園”のホームページ
URL:http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~yokun/
「育てるから食べるまでの食と農の体験を通じて豊かな心と健康な身体を育む」
食育推進ボランテアの、報告をいたします。
よしむら農園のブログ
http://yoshimuranou.blog14.fc2.com/
若狭町の自然を愛する仲間のHPです。”ハスプロジェクト”三方五湖に生き物と人のにぎわいを取りもどそう!.
ボランテアに参加しませんか?
http://www.k2.dion.ne.jp/~hasupro/
よしむら農園のへの連絡は
E-mail:yokun(アットマ)kl.mmnet-ai.ne.jp
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
6/17 佐賀の太田さんから「ミミズに仕業に?御礼」
やまちゃん有り難うございます。私もまったく同じ現象です、来年からミミズ対策
を考えたく思います。江原さんには感謝いたします、中間山地の水張りは大変でくたく
たに疲れますのでとりあえず御礼を
佐賀・太田
6/16 やまちゃんから「(続)ミミズの仕業?」
江原さんから、再考の提案がなかったら、
「まさか〜、ミミズがそんなことを、、、、」と、思ってかえりみなかっただろうな。
江原さんに感謝感謝です。
デジカメで写真を撮っていれば、くだくだしい説明なんぞなくてもすぐ解ってもらえるのですが、
最初にもしかしてと思い始めたのは、
苗箱の両端から泥の盛り上がりがあって、根渡りしているところがあったのです。
(江原さんの「のろ」という語感がピッタリですね、ただ当地では「のろ」という言い方をしません)
多いところでは、1センチ近くも盛り上がっています。
小錦クラスの力で根が引っ張っても、こんな盛り上がり方はしないだろうなと、気が付きました。
今日あらためて苗代を見てみました。
昨日苗取りをしていた時に、あんなにうにょうにょいたミミズが姿を消しています。
その代わり、泥の中にぷつぷつと痕跡の穴を残しています。
多いところでは、10センチ四方に10ヶくらいのミミズの穴がありました。
泥を掘り返してみると、締まった土の中に、細くて赤みがかったミミズがいました。
体長数センチ。(昨日水の中で見かけたのはもっと太くて大きかったのですが、、、)
これがイトミミズかな?よくわかりません。
考えてみれば、黒い厚手の防草シートで覆うようになってから、苗箱の吸い込み現象が出ています。
適度の湿りで、ミミズにとって最適の環境だったのでしょう。
ゴザとかワラを積んだ下にミミズは集まってきますね。
畑にいる普通の?ミミズだったら、水が入るとアゼとかに避難するのだろうか?
とすれば、こやつはいわゆる「水生ミミズ」でしょうかね?
6/16 福井の富田さんから「Re低濃度複合農薬の怖さ」
林さん、情報有り難うございました。
30年を経てやっと複合汚染が証明された訳ですね。
米余り(実際は輸入するからでもあるのですが・・)の時代に
除草剤を散布してまで米を作らなきゃいけないのか?という
思いに駆られる時があります・・・。
福井県鯖江市の藤本さんは40ha以上を無農薬で栽培して
います。何を大切にするのかをしっかりと判断すれば、後は
自ずと道は決まるのではないかと思います。
目の前の雑草にこだわるのか、それとも子供達に残す農薬
の蓄積された環境なのか・・。
福井県池田町 冨田善嗣
6/15 岡山の林さんから「低濃度複合農薬の怖さ」
皆さん今晩は、
那須さんの指摘に対して関連するとおもわれる記事があります。
日経サイエンス(Scientific
American 日本版)2006年7月号 の記事によると、カリ
フォルニア大学バークレー校のTyrone Hayes
らは、単独では低濃度で無害の農薬で
もそれらが複数重なると有害であることを確かめた。その一文を紹介すると「・・
・、米国のトウモロコシ畑でよく使われている除草剤4種類、殺菌剤2種類、殺虫剤
3種類について調べてきた。それぞれを0.1ppb程度の低農度で与えても、オタマジャ
クシの発育にはほとんど影響がない。だが低濃度の薬品9種類(畑で実際に見られる
最低濃度と同程度)全てを同時に与えたところ、オタマジャクシは感染症にかかって
死んだ。生き残ったオタマジャクシも、きれいな水中で育ったものよりも成長に時間
がかかったうえ、小さなカエルにしかならなかった。」
0.1ppb
というのはとても低い濃度で、農薬によってはガスクロや液クロを使用する
ような通常の測定法では検出限界ぎりぎりどころかそれ以下の濃度でしょう。ポジ
ティブリスト制が導入される食品衛生法に定められた残留農薬の基準の内、まだ基準
が定められていなかった農薬の暫定基準が0.01ppmでしかない、という点を考えても
よいと思います。
圃場で実際に見られる最低濃度でもやはり有毒なのですね。通常、慣行農法で使われ
る農薬が1種類ということはありえません。つまり複合農薬汚染の場合は、このよう
な低濃度でも生物に影響があるということが確かめられた訳です。
林 正弘
岡山市
6/15 福井の塚本さんから平成18年の報告2回目
@ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
秋に鶏糞散布、冬春は水戸を止めた田んぼ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成17年11月 発酵鶏糞360キロ/10e 散布
耕起
水戸を止めたままにした。
平成18年
4月18日 代かき(1回目)
(23日間)
5月11日 代かき(2回目) ヒエがたくさん、コナギは少し
(18日間)
29日 代かき(3回目) ヒエが少し、コナギが少し
(4日間)
2日 植え代(4回目) なんにもなし
7日 田植え
14日 5〜10センチのつるつるふわふわ層ができている。
草はなし。糸ミミズの塊があちこちにゆらゆらしている。
(※一回の代かきは縦か横の一方向のみ)
いわゆるトロトロ層が厚いので驚いた。草抑えの成功を予感したが、いままでぬか喜びの10年間だったので、まただめなのではと怖い。
Aーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春に菜種油粕、代かき3回
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成17年10月 荒田起し
平成18年
4月26日 菜種油粕 80キロ/10e 散布
27日 代かき(1回目)
(15日後)
5月12日 代かき(2回目) ヒエがたくさん
(20日後)
6月1日 植え代(3回目) ヒエが少し、コナギ少し、クログワイ少し
5日 田植え
13日 つるつるふわふわ層は少し出来ているが薄い。
(※一回の代かきは縦か横か一方向のみ)
毎年、カルガモにおまかせ。今年も来ている。
Bーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
れんげ、ヘアリ−ベッチすきこみの田んぼ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成17年9月30日 荒田起し、無肥料
10月1日 種まき、れんげ、ヘアリーベッチ
ばら撒きで覆土なし、溝もなし
平成18年
5月10日 すきこみ、 生草量1.3トン10e当たり
12日 代かき(1回目)
(17日後)
29日 代かき(2回目)
( 9日後)
6月7日 植え代(3回目)
Cーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春に鶏糞、代かき4回の田んぼ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成17年11月28日 荒田起し
平成18年4月24日 代かき(1回目)
(9日後)
5月3日 代かき(2回目)
(24日後)
27日 代かき(3回目) コナギたくさん
29日 元肥に発酵鶏糞 260キロ10e当たり手で散布
(6日後)
6月2日 植え代(4回目)
4日 田植え
14日 コナギがちらほら見える
土は表面の薄いところがトロトロ。土の小さい塊がごろごろあります。
コナギはトロトロ層の下から伸びている感じ。種はトロトロ層の下に沈むのでしょうか?
小面積なので手押しの除草機を押しておしまい。
6/15 熊本の江原さんから「山下さんへ」
我が家の苗床管理です。
土壌条件で多少違うかもしれませんが、早く代をして固めると大きなひび割れや雑草が出来ます。
浅く表面を砕土するとひび割れが塞がり雑草の除草も出来ますし表面がフワフワになり苗箱の密着がよくなります。
5000枚くらい播種しますので、苗立ちが良く、苗箱広げが楽な方法としてやっています。
苗床に広げ2週間くらいは十分に水を入れて根がしっかり床に下りたら乾燥気味にします。
以前は、揚床の折衷苗床をしていましたが、枚数が多くなりだんだんと手抜きになりました。
この方法で、我が家は全く問題がありません。
苗箱の底につく土ですが折衷苗床のとき根きりマットの上にノロを上げたとき(密着を良くする為)ついたことがあります。
根きりマットの上にノロを上げれるのはユリミミズの類しか(人為的に上げれば別ですが)考えられません。
山下さんのやられている代掻き後シ−トで覆うのはユリミミズの生息密度はかなり高くなると思われます。
ユリミミズの痕跡はありませんか・・?
話は違いますが、この場を借りて教えてください。
我が家は、滋賀県の西藤さん提唱の天祥米農法で稲作していますが、肥料効果、除草効果では全く問題ありません。一つだけ臭いに悩まされています。田植えと同時に大豆粕や米ぬかなどを撒布します。温度が高くなると撒布した
大豆粕や米ぬか等が分解する過程で臭いが出ます。1週間から10日間くらいにおいます。
温度が高ければ高いほど臭いは強くなります。
どなたか、消臭法を(臭いを少なくするやり方)教えてください。
6/15 やまちゃんから「ミミズの仕業?」
今日は猛烈な雨の嵐の中、田植えをやってました。
必死のパッチで植え終わって、田んぼをまわってみると、どの田んぼも苗がほとんど水没状態、
慌てて水を落としてまわりました。
畑もほとんど海になりかかっていました。
江原さんのご指摘、はて?ミミズは少しはいたような気もするがと思っていたのですが、
大雨の苗代をよくよく見てみると、うじゃうじゃといました。
水がたまったせいなのか、土の表面に出てきて、のたうち回っていました。
こやつがエラミミズなのか?
http://www.cgr.mlit.go.jp/hinogawa/monosiri/creature/02.htm
http://www.fukui-moc.go.jp/kodomo/seibutsu/lv4_eram.html大きさが最大4センチくらいと書いてありますが、
苗代のミミズは、それよりも大きく、10センチ以上のもいます。
写真のようなエラとか鞭毛は見あたらず、普通よく見るミミズっぽい感じでした。
いずれにしても、苗箱の吸い込み(泥の付着)は、
江原さんの言われるようにミミズも犯人の一人のようですね。もしかして主犯?
砕土される理由、よくわかり、とても参考になりました。
話変わって、塚本さんの報告、
「今年は代かき法でやってみる」と言われていたので、興味深い。
もう一つの注目点は、田植えを6月にしていること、
今日はくたびれ果てたので、また今度その点について書いてみたい。
6/15 岡山の赤木さんから「鴨いなくなった」
赤木@菜の花です。
多くの方からいろんなアイデアをいただいたのですが、卵ごといなくなってしまい
ました。
付近に卵の殻が散乱している様子もないから、もしかしたら引越したの鴨。カラスが
くわえてどこかで食っちまったの鴨。
田んぼに居座られては作業の邪魔にはなるけど、それはそれで共存すればいいと
思っていただけに、残念だしさみしい気持です。
田んぼへの入水が始まりました。これから10日間ほどは死に物狂いです。
なんとか今年も草なしの昼寝がしたい・・・・除草剤なしが4町歩。半分だけ振るの
が1町歩。この時期いつも思うのが、
「万一生えたらどないしょ。取りまくっても3反がいいとこ。残りはどないなるん
じゃろ」
真剣に考えたら夜も眠れなくなってしまう。ほんと怖いです。
冷酒もほどほどにして、明日のために早く寝ます。
当分はROMだけです。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/14 岡山の林さんから「田植えが終わりました」
皆さん今晩は、
今年の田植えがほぼ終わりました。例年より少し早いのですが、とうとう終わってし
まったという感じです。僅か1.5ヘクタール程ですから楽チンでした。田植えは機
械化されているので、農作業の中でこれほど楽な作業もありません。自分で苗運びを
して、一人で植えても僅か2日で終わりました。何事も楽な作業はあまり長く続かな
いと言うことでしょうか?10日ほどすると田圃の中を除草機で一気に走り回る予定
です。10日で入れるような苗は、ポット苗か成苗手植えしかありません。ポット苗
だから早めに除草に入れるのです。今年の2回代かきは効果がなかったところがあり
ました。2回代かきは、1回目の代をかいた時、ひたひた水にして高いところが3割
ほど水面に出る程にしておく必要があるのですが、隣の田圃の人がこれではいかにも
水が少ないだろうと気を効かせてたっぷりと水を入れてくれたのです。それでも、そ
の人の機嫌を損ねてはいけないので「ありがとう」と言っておかなければなりませ
ん。水面に出た所では、10日ほどすると元気の良い雑草の種子が芽を出します。芽
を出すというのは土の中の話で土の表面に出るという話ではありません。土をすくっ
て見れば白い根が出ているのが確認出来ます。低いところの泥をすくって調べても意
味がありません。そこは将来もよほどの事がない限り雑草が生えてきません。高いと
ころの泥を調べるのです。白い根が出ていればしめたもので、それを叩くのが2回代
かきだと思います。後は、稲の苗と雑草の種子との競争ですが、この時点では生育差
が決定的です。この生育差を広げるために、田植え後は深水にします。7月の土用ま
で水の管理を怠らなければ、まず成功でしょう。8月になれば水を頻繁に入れなくて
も成長した稲が自分で雑草を抑えるようになります。コナギだけは機械除草が必要だ
というのが今までの私の経験でした。赤木さん発案のナタネ粕によるコナギ抑草実験
が出来なくなり、皆さんにその結果を報告できなくなったのは残念です。
林 正弘
岡山市
6/13 佐賀の太田さんから「苗床」
苗箱の件ですがこちらの地区ではポットは私1人ですので、試行錯誤です。
始めた頃は200枚足らずの箱の数でしたので、代かき後に床を作り翌日に箱を広げ
ていましたが、毎年増えていくので、これでは体がもたないと思い熊本の後藤さんに
電話でお伺いしたところ今の方法をお聞きしましたが、どうも私のやり方に問題があ
りそうです。一昨年ぐらいから箱の後ろに苗がつまりネットと箱の間です、なぜだろ
うと考える位でしたが、やまちゃんの指摘どうりこれは問題です。床の作り方を考え
よう?よくよく考えるとシラス台地の土と赤土の砂地は違うみたい。やっぱりバイブ
のようなもので振動させないといけないかな?赤木氏の発明の機械が安く早くでない
かなと考えます。
佐賀・太田
●やまちゃんから
ぼくも、近所にポットの人がいても、それぞれに条件が違うので、やっぱり試行錯誤です。
近くの農機具店は、販売用のポット苗ですが、
前日に平面耕でざっと(簡単に、荒く)代をかいて、その上に並べるそうです。
目的は、はがしやすくするためだそうです。
「1000枚以上あるので、ピリピリと剥がせないと、たいへんなんです」
ただ、水やりは、お店の人が一日3回ほど、毎日やっているそうです。
とても真似できません。
熊本の江原さんにお聞きしたのですが、
代かきをして、平らに固めたあと、ハローで浅く砕土されるそうですね。
平らな表面を、わざわざ砕土される目的は、どういうところにあるのでしょうか?
今回、皆さんの声を聞きながら、ぼくの苗作りの問題点がひとつ浮かび上がってきました。
ポット苗は苗箱の底から地面に根を下ろすために、
ポットの中の土が乾いていても、苗床に湿りがあれば、苗そのものがしおれることはありません。
だけど、ポットの中の土が真っ白になって乾いているのを見ると、
「こりゃ、苗にはよろしくないぞ」と、つい水を入れて、ポットの中の土を湿らせたくなってしまうのです。
これは取り越し苦労なのかなあ?
考えてみれば、たとえば赤木方式、
これはポット苗のいちばんオーソドックスな折衷苗代方式なんでしょうが、
最後は干して苗床を固めてやらないと、
サロンパスをめくるみたいに、ピリピリと苗箱を剥がすことが出来ないですね。
苗床が柔らかいと、根っこが切れずにズルズルと一緒に抜けてきてしまいますね。
苗代の水管理のポイントが、ぼくにはいまいち会得できてないようだな。
6/13 京都の四方さんから「Re苗箱の底に泥のトラブル、、、」
ご無沙汰でございます。そういう経験を,今年した、しかたです。
私の場合は、原因は2つです。
基本は代かきをして、次の日に並べます。ずっとこれでやってます。
まず、均平が取れていなかった低い所に置いた苗箱は、正に凸凹した底面に泥がベ
ターっともぐり込んでいます。
もひとつは、苗箱を並べて行くのにトラクターの後ろに、パレットに載せた苗箱(180枚〜200枚)を寒冷沙(根切りマット代わりに敷いています)の上に置いていきますが、その通る通路幅が狭くてトラクターのタイヤが出す土が寒冷沙の上にかかって、結果底面に泥がベ
ター状態でした。均平をしっかりとって、トラクターのタイヤが出す土がかからない様に、幅を最初からとって、ゆっくり進む事をお勉強致しました。基本に忠実に気張ります。あと2町で今年の田植えは終了致します。
●やまちゃんから
四方さんも泥がベターを体験したのですね。ご苦労さん。京都綾部方式は前に教えてもらったことがあるので、なんとなくイメージできます。代かきをして、そこにトラクターの後に苗箱を積んだパレットを載せて、とらくたーを走らせながら、苗箱をカンレイシャの上に置いていくという形でしたよね。トラクターの車輪で出来るわだちが、排水溝の役目をすると聞きました。
6/12 岡山の林さんから「スズメバチの捕食行動」
皆さん今晩は、
スズメバチが獲物を捕らえた瞬間を目撃することが出来ました。獲物はコガネムシです。
写真は後ろ脚一本で梅ノ木にぶら下りながら、コガネムシを解体しているところで
す。羽を切り落とし腹を切り落とし、脚を切り落としていきます。近くで見ていても
甲虫が噛み砕かれていくバリバリッという音が聞こえてきます。最後に胸の部分だけ
を肉団子にして一直線に巣の方に持ち運びました。昆虫は胸の所が羽などを動かす筋
肉が多く、タンパク源となるからスズメバチはその部分だけを持ち帰るようです。コ
ガネムシの天敵はスズメバチだったのですね。どうして1本の後ろ脚だけでぶら下る
かというと、多分残りの5本の脚で獲物をしっかり捕捉出来るからではないでしょう
か?不要部の切り落としも5本の脚で回しながら切り落としていきました。
林 正弘
岡山市
6/12 やまちゃんから「苗箱が下に吸い込まれた?」
佐賀の太田さんへ、「苗箱が下に吸い込まれた」という言い方、まさにその通りです。
とうことは、太田さんは以前にも同じ経験があるのでしょうか?
熊本の江原さん、ユリミミズの仕業だとしたら、苗箱の底にへばりついている泥が、
コロイド状というか団粒化されているのではないでしょうか?
そんな生やさしいものではなくて、泥がぎゅーぎゅー詰め込まれた感じなのです。
太田さんが「苗箱が下に吸い込まれる」と書いてくれたので、少し腑に落ちたような気がし始めました。
代かきした柔らかい泥の上に根切りネットを敷いて苗箱を並べた時は、そういう症状が出ていません。
代かきして、その後固くなった土の上に置いたら、2年連続して症状が出たのです。
江原さんのように、ハローで砕土した上に置いても、症状は出てないようですね。
以上のようなことから、次のように考えはじめています。
ポットの苗箱の底から根を出す時、苗と苗代の土が綱引きをするのでしょう。
底の土が軟らかい時は、手応えが少ないので綱引きもソフトです。
底の土が硬いと、手応え十分で、綱引きも強力です。
だから、水が入って底の土が軟らかくなると、「苗箱が下に吸い込まれる」ではないでしょうか?
(あれ?太田さんは水を入れなかったとか言ってたなあ?)
そういう風に思うと、だいぶ納得できるような気がします。
苗箱の上に小錦や曙が乗って上から鎮圧したような症状なのです。
同じように代かきして固めた床の上に並べている滋賀の奥村さんに聞いてみました。
「明日従業員にたしかめてみますが、そういう症状は出てないですねえ」とのこと。
「苗箱を吸い込むとしたら、後半になって根張りがすごくなってきてからでしょうね」
「きっとそうです。多分まわりの田んぼにも水が入って、
苗代全体の土が軟らかくなってきてからのように思います。
根渡り寸前の状態であることからも、後半の出来事だと思います。」
「水はどれくらい入れてますか?」
「苗箱の下までしか入れませんが、毎日入れていました」
「クサツパイオニアファームの方では、根がしっかり張るまでは毎日水をあてますが、
育苗後半は、そんなに入れないですね」
「ポットの中の土が白く乾いてしまうと、下葉枯れとか心配になってつい水を入れているのですが、
親切心が仇になっているのでしょうかね、、、」
うーん、少し見え始めてきたような気もするのですが、まだまだ暗闇の中です。
6/12 熊本の江原さんから「いつも楽しみに拝読しています。」
以前、への字稲作の本を送っていただきました熊本の江原です。
みのる苗箱の下に土がベタ−ッとつくことで関係しているかわかりませんが、もしかすると・・?
で、ユリミミズの仕業かもと、思われます。ユリミミズは生息条件がよければ土をコロイド状にして
隙間のあるところを埋めていきます。稲の株元や10年くらい前まで栽培していました、い草の株元の
土が2〜3cm以上盛り上げられ刈り取りに苦労したことが(土で刈り刃がすぐに切れなくなる)
ありました。もしも、犯人がユリミミズでしたら冬のシ−トを覆わなければ乾燥するので生息できず
問題解決ですが・・? 我が家でも早く代をして固くしておきます。苗箱を並べる直前にハロ−で
浅く砕土します。こうすると大きなひび割れがあっても大丈夫ですし下が固いので楽です。
6/12 佐賀の太田さんから「 いやな予感します。」
さきほどやまちゃんの読んで私もいやな予感がしてきました。私の田植えはまだ先
ですが、私の苗箱も下に吸い込まれたのがかなりあります。去年と違う所は床に広げ
て寒冷者をかけたっぷりとプールのように水を入れてすぐに落としていたのを、茶摘
みが遅れていたので水を入れませんでした。2日後に雨が降ったのでいいだろうと思
いそのままにしていたが、????わかりません。しかしかなり床にくぼんでいるど
うしましょう??
佐賀・太田
6/12 兵庫の梅本さんから「巣の移動は可能?」
親鳥の代わりに赤木さんが温める。
というのは冗談にして、巣を移動してはダメなのでしょうか?
鉄腕DASHでやってましたが、ヘビに襲われた巣を間一髪で脱出した
雛を拾い集めて、別の場所に新しい巣を拵えて移してました。
親鳥はその様子をしっかり見ていて、戸惑い?ながらも雛に近づき
巣立ちまで子育てしてましたけどね。ヤマガラだったかな。
卵だと鳴かない(親を呼ばない)から、巣の在りかを親鳥に教えて
やる必要がありますね(どうやって?)。抱卵するまで見届ける
覚悟が必要かも。あと、外敵に襲われないような工夫も・・・。
そういえば、代かきしてる最中にヒバリの雛がよちよちと1mほど
飛びあがったかと思えば泥の上へポチャン。たぶん田圃の中に巣が
あったんでしょうな。自力で飛び立つだろうとそのままにして、
代かきに没頭してました。
終わってからふと見ると何やらもそもそと泥の中でもがいている。
「何だろう?」とすくってみると、泥まみれになった雛でした。
ハローに巻き込んじまったようです。
洗って泥を落としてやりましたが直ぐに死んでしまいました。
親鳥が何時までも近くを探し回っているのを見て心が痛みました。
梅本健次
6/11 やまちゃんから「教えて下さい・今年も苗箱の底に泥のトラブル、、、」
今日一回目の田植え(コシヒカリ)をやったのですが、
朝苗箱を取りに行って、ぞっとしました。
みのるのポットの苗箱の凸凹した底面に泥がベターっともぐり込んでいるのです。
去年も経験したことで、強く鎮圧しすぎたからだろうと言うことで、
今年は、並べる時に軽くおさえる程度にしたのですが、
どうも根が下に張っていく時に箱を下へ引っ張っていったのじゃないかとしか思われません。
根切りネットを通して、泥が持ち上がり、底にびっしりへばりつくだけじゃなく、
苗箱の端からも泥が持ち上がり、あわや根渡りを起こしかねないくらいになっていたのです。
そのままでは田植機にトラブルを起こしかねないので、
水につけて泥を柔らかくして、割り箸でこそげ落としてから植えざるをえませんでした。
遊びに来てくれていた義姉夫婦を援軍にして、なんとかかんとか今日一日の予定を植え終わりましたが、
性も根も尽き果てたくらいくたびれ果てています。
今までこんなトラブルに見舞われたことはありませんでした。
2年続けてのトラブルで、首をかしげています。
冬の間に代かきをして、グランドシートで覆っていたのがよくなのでしょうか?
苗箱を並べる時には、ズックで歩けるくらい固いのですよ。
苗代は毎日水をあてて湿らせていました。
田んぼに水は入るようになってからは、どうしても水がしみ込んで少し柔らかくなっていましたが、、、
代かきをしてすぐその上に並べる方が、泥が上がりやすいように思われるのに、
以前にはそういうことはありませんでした。
困り果てています。
そういう経験をされた方はいませんか?
6/11 埼玉の後藤さんから「ハンマーナイフで代掻き」
後藤@羽生 埼玉@トラクター盗難
盗難されたトラクターは結局、出てこず今年は
なんとハンマーナイフで代掻きをする、という変則的なことに。
これではたして苗はきちっと植えられるだろうか、ちょっと心配ですが・・・
6/11 千葉の野口さんから「Re鴨のことで教えて」
千葉の野口です。
うちは畦の草刈りをしていたら、カモの卵を見つけました。
カラスに狙われると思い、そっと草を寄せておいたら、翌日には自分で移動していま
した。どうやって運んだんだろうか不思議です。
いっそ、水を入れてやれば、そのうちに自分で移動しないだろうかと思いますが、如
何でしょう。気づかずに耕ってしまえば確かに肥料にはなるけど、どうせなら孵化さ
せて草を取ってもらった方がいいかも。
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野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
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6/11 兵庫の本岡さんから「 田んぼの中のかもの巣」
元 巣のあったところに水面より高くなるように土を盛って
その上へ巣を移す
代かきと田植えは手間ですが巣を避けてします。
人のできるのはここまでかと思いますが
しかし
水を張ると巣が目立ちますのでカラスにやられます。
いったんえものを見つけたカラスはめちゃめちゃしつこい
親鳥は守り切れませんでした。
今ふと思ったんだけど 傘を低くさして巣を隠したらどうだろう?
稲美町 もとおか
6/10 岡山の赤木さんから「鴨のことで教えて」
赤木@菜の花です。
まもなく水を入れる田んぼの真ん中に、カルガモの巣があり6・7個の卵を親が抱え
ています。親が逃げている間に卵を動かして耕しました。元の位置にそのあたりの草
で丸い巣を作ったやったら、何事もなかったかのように抱卵を続けています。
水を入れたら卵は水没する位置です。
さてどうしたものか・・・・
1案 その場所に杭を打って水面より20cmほど上に座を作り、その上に巣を移動さ
す。
巣に登れるように板でスロープを作る。
代掻きも田植えもやりづらくなるが、ここはひとつ我慢してやる。
2案 とりあえず発泡スチロールの箱で浮島を作り、その中に巣を入れて作業の都度
あっちゃこっちゃ動かす。田植えが終ったら動かないように固定してやる。
めんどくさいから踏み潰し蹴散らす。作業性はこれが一番で肥料にもなる・・・・
とも思うがそうもいかんだろう。
さてどうしたものか、何かいいアイデアを思いつく人は教えて下さい。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/10 兵庫の梅本さんから「草が芽を出し始めました」
こんにちは 兵庫の梅本です。
コシヒカリ2反、ヒノヒカリ2反、山田錦4反、一応全て田植終了しました。
まだ補植作業が残っていますが・・・。(気が重い)
今年の代かきは疲れた。土引きには延べ20時間くらい費やしたかも。
すっかり土引きフェチになった心境ですな。(嘘)
今年から導入した整地板ですが慣れてくるとなかなか具合が良いです。
幅が3.2mあるので、家の田圃だと5往復もすれば全て行き渡ります。
四隅や畦際を先にハローで直しといて中央を整地板で引いてやりました。
2〜3cmの高低差なら何もせず何度か引っぱるだけで無くなる感じです。
それ以上だと、高い所ではレバーを下げて、低い所まで来たらレバーを上げて、
ハローと同様な作業が必要になります。下げ過ぎるとごっそりえぐれます。
一回でかなりの土を引くので、まくら地等が全体的に高くなっている場合など
威力を発揮します。もっとも、田圃の端から端まで持ってゆくのは度台無理な
話ですがね。レバーを上げ気味にして旋回すればタイヤの轍も消えて具合が良
いです。下げたまま旋回してはダメです。気をつけるのは、田圃の端から端
まで引っぱってくるとまくらに土が溜まるので、途中で何度か土を逃がして
やる必要があるみたいです。
30日に植えたコシヒカリ田に入ってみたら、ホタルイに混じってかなりヒエ
が芽を出していた。何せそこら中の田圃の草の種ぶちまけたようなもんだ。
出ない方がおかしい。ホタルイばかりに気を取られてヒエを疎かにしていた。
高をくくって初期除草剤振らなかったのがイケなかったか。今からやっても
間に合うだろうか?真夏のヒエ引きだけはしたくない作業です。
梅本健次
6/7 信州の唐沢さんから「カエルが少ない」
信州のからさわです。
3月中旬に蒔いた「カラシナ」のその後・・・・
5月の連休過ぎに荒代かきをしましたが、4葉が出たところで
草丈は10センチ程度でした。
やっぱり信州の春先のカラシナは育たない、、、はァ・・・
急きょ、くず大豆と鶏糞を蒔いて代しました。
来年は(今年の秋)菜の花とエンバクをもう一度蒔こうと思います。
本題ですが、今頃の時期はカエルの鳴き声でうっとうしいほどで
野球のナイター中継を見ていてもテレビの音量をいつもより
2段階上げないと大事な解説が(本当はどうでもいい解説だが)
聞こえないくらいなのに今年は夜中のカエルの声が家の中まで
うるさく聞こえません。
決して家を新築したわけでもない・・・
今年の冬の寒さのせいでカエルが凍死したのかな?
もしそうだとしたら、カエルはカマキリが来る冬の積雪の量によって
産卵する高さを変えると言われるように、寒さによって冬眠する
深さを変えないのだろうか?
この頃、スズメが家の周りで巣作りをしない(出来ない)ことも気になるし
スズメの数も減ってきたように感じる今日この頃です。
6/6 兵庫の本岡さんから「代かきの時 土引きの使い方で気がついたこと」
今日も1日猛烈にいそがしかった本岡くんです。
ドライブハローの土引きは、田んぼの高低差が大きいときうまくいきました。
2〜3センチの高低差を直そうとするときには、使わない方がいい
土引きは向いていないようです。
土を引いた後がごっそり凹みますので 今度はその凹んだのを平らにするため
大変な時間を使ってそれでもやっぱり平らにならないと言うにがい経験は
皆さんお持ちじゃないでしょうか?
はじめに書いたように 田んぼの高低差が大きいほどうまくいきますが、
うまくいくと言っても平らになるわけでなく かなりアバウトなところまでです。
最後の仕上げは 冬田んぼが乾いているときの高低直しの作業になります。
今日土引きをしました。いろんな均し方があるけれど高低差が大きい田んぼでは
土引きが一番効率がいいというのを実感しました。
(60×50メートルの田んぼで約40
メートルの移動でした)
私はドライブハローを持っていませんので 標準ロータリーを使ってしました
このあと たてよこに走った(約1.5時間後の)結果↓
余談
代かき作業中 トラクターで代をかきながらカーブしたり Uターンしたり
ぐるぐる回ったりする人を見かけるけれど あれはダメだ!
稲美町 本岡
●やまちゃんから
本岡さん、ごくろうさん。
数メートルの距離に土を移動するのに、土引き板を使うより、
ハローやロータリーの腹で抱え込んで、ググーッと引っ張る方がまわりに影響が少なくて、いい場合がありますね。
ぼくのトラクターでは出来ませんが、爪をロックして動かないように出来るトラクターだと、なお効果があるそうです。
誰かに教えてもらったけど、誰だか忘れました。
6/6 岡山の赤木さんから「広島の西村さんへ」
赤木@菜の花です。
遅いレスでどうも。
春播きで12月収穫のタマネギの話。
せっかく調べていただいたのですが違うみたいです。心当たりを引っ張り出してみま
したが、どうもわかりません。
その時に読み直していますから、何とか記憶をたどりながらやってみます。
お手数かけてありがとうございました。
今月1日に耕した緑肥の田んぼに、カルガモがやってきて卵を産んでいます。産み
立てだから持って帰って食べてもいいようなものだけど、かわいそうで・・・・ か
と言って田植えをしないわけにもいかないし、代掻きをしないわけにもいきません。
さてさて困ったものです。親鳥は近くの田んぼでなにやらついばんでいます。
鴨さんよ、私を苦しめるでないぞ。
私の緑肥稲作の田んぼが、研究のための調査圃になりました。
無農薬稲作田における雑草の発生状況、病害虫の発生状況、そして生育調査。
雑草に関しては、田植え後1週間―0 1ヵ月後―0 中干し後―0 刈り取り時―春草
少々
なんてデータになってくれればいいのですが。
くわしくはまた後日に。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
●やまちゃんから現代農業の2005年の8月号に年内どりのタマネギの記事が出てましたね。
6/6 福井の中出さんから「 50:1」
わたしも推薦します。混合油は50:1が良いみたいです。
2年前までは一般的な2サイクルオイル(バイク用など)で25:1の混合油を
自分で作って使用していました。
しばらく間を置くとエンジンの始動は悪くなるし、負荷をかけると煙は多い、作
り置きは厳禁とあまり良いことは有りませんでした。
昨年、50:1のオイルに変えてからそれまでの問題は殆ど無くなりました。
わたしが使用しているのは葛、立の「純正2サイクルオイル50:1」でグレード
はFCです。
1リットル1575円で私は購入していますが、オイルの比率からすると決して
高価とは思いません。
一昨日、刈払い機のプラグを点検したら電極は白く焼けていました。25:1の
時はカーボンが付いた真っ黒けです。
暑い日の草刈。エンジンだけは快調に始動して欲しいものですね、、、。
6/4 千葉の野口さんから「刈り払い機のお話し」
千葉の野口です。
以前ここで、通常の刈り払い機と斜面用の刈り払い機を分けて使用しているという話
をしましたが、やまちゃんから写真を送れと言われたまま忘れていたのを思い出し、
ようやく昨日撮りました。カメですいません。
【写真上】
ハンドル部分で2台を重ねてみました。下が通常用(コマツゼノア製)上が斜面
用(STIEL製)。斜面用の方がハンドルの角度が直角に近く付けてあります。更にエンジ
ン本体により近い位置でハンドルを付けています。
【写真中】
全体の長さはほぼ一緒なので、必然的に刃までの長さは斜面用の方が長くなります。
付いている刃は25センチですので、ちょうどそのぐらい違いますね。通常用は全体の
重さを軽くして疲れないように穴あきの軽い刃にしています。
【写真下】
2台を並べてみました。上が斜面用、下が通常用。ハンドル部分の角度の違いわかりま
すでしょうか。
最近、2台とも調子は良いです。約半年ぶりに昨日使いましたが、エンジンは一発でし
た。混合のオイルを50:1のものに変えてからはエンジンがトラぶったことはありませ
ん。チェーンソーも同様に使用頻度の割には調子いいので混合用のオイルは50:1のも
のの方が良いみたいですね。
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野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
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6/4 宮城の齋藤さんから「代掻き」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
ようやく代掻きが始まりました。
「ドライブハローの土引き機能を使って高低直し」については 前にも話題になりましたが
実質10m移動が限界のような気がしております。30m・50mと移動する場合は
小刻みに繰り返すしか有効な方法はないと思われます。
代掻きしていて気づいたのですが「代掻き虫」(オケラ)が出てきません。
いつもはカラスやムクドリが争って食べにくるのですが・・・・・。
そういえばムクドリも見えません。 異常低温のせいでしょうか?
追伸
本年度から「有機飼料」の規格ができたので あわてて水稲の追加播種を5月20日に
しました。無加温・シルバーポリべた張り(田圃)でただいま2.5葉です。
さらに 田圃全体が見渡せるようにライブカメラを設置しました。インターネットで見れるように
したのですが PC・ルーター・モデム・カメラの設定が思わしくなく 不通です。
防犯カメラ兼用(?)ですが 栗原市危機管理室からはやく見せろとの要望も来ており
開通(?)ししだい ご報告いたします。
齋藤 政憲
6/4 三重の大平さんから「中干しへに関してのお礼」
岡山の赤木さんの中干しに関して、
貴重なご意見及び体験を教えて頂きありがとうございました。
菜の花の生育がよかったので、赤木さんのように幼稚園児を
迎えたかったのですが、仕事の都合でできなくて残念でした。
(代わりに小学三年生の娘に菜の花と並んで写真に入ってもら
いました。)
しかし、地域の人たちには、大変好評で5月の連休に来る孫に
見せるんだと、せっせと写真をとっていたそうです。
赤木さんのゴリラのガッツポーズ目指して、浅植え・粗植に
した今年です。
追伸:岡山から伊勢まで遠出したのですかぁ、お木曳車を曳け
るなんてうらやましいですね。陸曳は明日までですね。
三重 大平勝美
6/3 岡山の赤木さんから「中干しに関して」
毎度毎度の赤木@菜の花です。
三重の大平さんの中干しに関してでしゃばります。
私はどうあっても中干しをします。どんなに大きな株でも土台となる土が軟らかい
と、台風で根ごと倒れるからです。コンバインもぬかるんで仕事になりません。
それまで働いてくれたカブトエビや豊年エビ、赤トンボのヤゴ、小鮒などは、多くが
死んでしまうので、本当はやりたくない作業です。
干し過ぎは厳禁です。葉がよれるほど干したのでは稲は重病人並みです。
小さいひび割れ低度。その田んぼの一番低いところが歩けるようになったら水を入れ
ましょう。大平さんには余談になりますが、45日前の硫安施肥などと重なるようでし
たら、落水のせめて3日前には肥を振っておいて下さい。土に吸着して流亡はそんな
にしません。肥効がでてきたら、どんなに干してもどんどん分けつします。へっちゃ
らです。
私の地域では丁度45日前あたりから中干しに入るので、硫安振っていた頃は早めに
くれてやりました。
中干し後は間断潅水が理想です。土の固さを保ちながら根に十分な水分を与えてく
ださい。あくまで私の田んぼでの経験しか言えないのですが、中干し後も一切草は生
えません。土の表面近くにある種で、生える条件のものは全て生えて死滅していると
みています。取り入れまで草で苦しむことはありません。冬草のスズメノテッポウが
生えてくるぐらいなものです。ご安心を。
話し変って私事ですが、三重県に住む大平さんだからこそわかると思うんですが、先
日お木曳車を曳いてきました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
6/3 やまちゃんから「機械音痴の、代かきはむずかしい」
田んぼに水が入り、やっと代かきが始まりました。
梅本さんの言われるように、「代かきはむずかしい!」
率直に言いますと、水のレベルを利用して、四隅や枕地付近の、直近の高低直しを少しするだけで、
代かきをはじめた時には、田んぼ全体の高低直しは諦めています。
無駄な抵抗はしないようにしています。
深めの水で代かきして、泥水が高いところから低いところに流れるのを期待して、
(本当はそんなことは期待できない)
あとは、野となれ山となれ、でいつも代かきを終えています。
ぼくにとっての代かきの役目は、
(1)水もちをよくする。
(2)トロトロ層作りの準備
(3)雑草処理と抑草の準備
です。
現代農業誌の5月号で、「ドライブハローの土引き機能を使って高低直し」の実例がでていましたが、
少し前にぼくが、そんなことは出来ないと言ったら、ある人が「出来ますよ」と言ってきた。
よくよく話してみると、その人の出来るは「可能だ」という意味で、
ぼくの出来ないは「実用的でない」と意味であることが判明しました。
よく考えてみて下さい。
水を吸ってふくれ上がった泥は、ハロー土引き板で抱え込もうとしても横に流れてしまいます。
代かき前の土しても、抱え込める量は一輪車に数杯程度のものでしょう。
田んぼの端から端までその土を持っていくために、どれくらい周辺をえぐりながら走ることでしょう。
あとの手直しの方がよっぽどたいへんです。
だから、ぼくは「実用的でない」と言う意味で、できないと思っています。
でも、たいていの人は「出来る」というし、やってる?みたいです。
どうやら、ぼくは少数派のようです。いまだによくわかっていません。
さて、失敗談というか、訂正をひとつ。
以前に表層を浅く安定して代かきするために、ロータリーの尾輪に相当するものを、
ハローにつけたらどうだろうと、実践例を紹介したことがありましたね。
今年、重たいだけだと、とうとうはずしてしまいました。
耕盤が柔らかくなってくると潜っていくし、荒代後の泥がいついて固くなるとその上を走ってしまいます。
はずしてしまおうと決断したのは、この春に今までの日の本の23馬力のトラクターとまったく同じトラクター、
35年選手(中古)が、15万円で手に入ったのです。
430時間、とても程度がいい。
油圧がしっかりしていて、ハローの高低がぴったと決まってくれるのです。
耕盤を削らない程度にハローの高さを設定して代かきしています。
ぼくの真似をする人がいなかったのはさいわいでした。
くたびれもうけでした。
6/2 赤木さんから「jpgにしてみたんだけど、これでどうでしょうか。」
6/2 福井の中出さんから「拡張子を変えてみては、、、。」
拡張子が違っていてファイルが開けない時、拡張子をjpegかjpgとかに変えて
みてはどうでしょうか。
datとあってもファイル自体がjpeg方式であれば変える(リネームする)ことに
よって開くことが出来ます。
そのファイルがどういう方式で作られているか判別するソフトがあります。
私が使用しているのは「極窓」というものです。
フリーソフト(無料)ですので「VECTOR」などで入手してみて下さい。
私は、相手に対して「バカヤロー」とよく言います。文書にすると感情やニュー
アンスが伝わらないので読んだ人にするとこれは過激な表現にもとれるでしょう。
私の記憶が正しければ昔、主婦連という団体がラーメンのCMで「わたしつくる
ひと わたしたべるひと」という部分を女性蔑視ということで突き上げたことが
あったと思います。いまだになぜそうなのと思います。
少なくとも赤木さんがこのようなことで、この宅配便の中でお詫び文を載せるこ
とに違和感を感じます。
● 今年を自分の農業の取り組みの正念場と捉えている中出です。
6/1 岡山の赤木さんから「お詫び」
(添付ファイルで写真が添えられていましたが、拡張子がdatで、開くことが出来ませんでした。
jpegのような一般的な拡張子で再送されてきたら、また送り直します。byやまちゃん)
赤木@菜の花です。
去る5月18日に幼稚園児たちがやってきたときの全員写真です。
保育そのものではなく、降園してから希望者がお母さんと一緒にやって来たもので
す。
だから弟や妹たちも一緒です。撮影の後、子供たちは全員パン菓子をもらって解散し
ました。
それと、前回のメールに「バカチョン」という不適切な言葉を使っていたので、こ
の場をお借りしてお詫び申し上げます。
むかし、しぼり調節もピンと合わせもいらないカメラのことを、バカチョンカメラと
呼んでいた時がありました。
その後、この言葉は使うべきではないということで、使用を自粛したそうです。
そのあたりのことに疎かったので、無意識とはいえ文中に使ってしまいました。
ここにお詫び申し上げ、今後こういったことのないよう注意してまいりたいと思いま
す。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
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