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8/31 山形の石井さんから「育苗器の件」
山下様
こんばんは。
育苗器の件、ありがとうございます。
当地方でもほとんどが無加温育苗になっていおります。
ただ、保温シートでの被覆期間が、1週間から10日ほどになります。
そのため、育苗器と同じように「カビ」もあるような気がしています。
うちでは、山下さんからご指摘いただいた通り、出だしを揃えたく育苗器に入れ、根が育苗箱の底を出るあたりで並べております。ただ、その後、被覆無しでは不安なため、目が出揃うまで、保温シートで被覆しております。今思うに、結局、育苗器・保温シート両方での過湿のためのカビ発生かもしれません。保温シートのみにすれば、だいぶ軽減されるかもしれませんね。
あと、友人から指摘されたのは、「床土」の問題でした。焼いた土の方が、菌が死滅しているので、カビが発生し難いのではないかとのことでした。それもまた然りなので、対応を考えています。
余談ですが、田植機植付け部の泥の件です。イセキで出している北海道仕様のポット田植機には、植付け部の泥洗い装置がついているようでしたね。「少しでも早く作業を進めたい!」と思う時期だけに、便利な装置だと思いました。
それでは。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
8/31 千葉の高柳さんから「育苗床土の肥料について」
赤木様・皆様へ
しばらくROM状態の高柳@おかげさま農場@千葉です。
20年前くらいから井原流への字に取り組み、ずっとへの字作りですが
専門が野菜作りにありましたので、その動機はともかく倒伏させない、
反当8俵穫れればいい、と考えてやってきましたが、以来倒伏させたことはありません。
で、無農薬稲作に取り組んでいますが、育苗の床土のことは全く頭にありませんでした。
で、友人がへの字稲作に取り組むと言うので種まきに行き、そのできあがった苗を見ると
全く姿が違うのです。青々として元気な苗です。
それで、余った苗をもらってきて植えたのですが、3.5葉の32日苗を植えたところ、その
田んぼはその後ぐんぐん育ち、雑草もそれほど生えず育ちました。
8/27日の赤城さんの山形の石井さんへのアドバイスを見て思ったのですが、1箱あたり
4.5gでいい、と言うことでしたが、私の育苗床土はNが1g、友人の床土は2g相当
の床土でした。昨年1年間の結果があったので今年も友人から苗を分けてもらい試し
たのですが、やはり生育が違う。
赤城さんの言うように、中苗以上の場合肥料が足らないと太くならず、かつ老化苗
風になってしまうことに気がついたのですが、遅きに失した嫌いがあるとも思うのですが、
皆さんの育苗の肥料加減はどうなのでしょうか。
4.5gというNは多すぎるような気がしますが、いかがなものでしょうか。
ちなみに千葉県の北部の当地の場合、いろいろと聞きましたら普通のマット苗で
1箱あたり1.5〜2g位が一般的です。
無農薬稲作は、稲葉さんによれば「苗半作どころか、苗7割でしょう、」と言われます。
皆さんの経験をお聞かせ下さい。
8/31 お米の勉強会の村山さんから「Re菜の花と バイオ燃料 」
皆様、中道様 村山 日南子です
中道さん、
菜の花は志賀の愛東町が先進地ですね。環境生協の藤井順子さんの提案で、菜の花を栽培して、油を絞って、地域の人が使って、廃油を回収して、バイオジーゼルにして、町のバスも走っていますね。
そうそう琵琶湖の遊覧船か観測船だったかも菜の花油を使っていますし、県庁でも使っていませんでしたかしら。
愛東町へは、始まった頃と、もう一度2〜3年ほど前に見学に行きました。
油を絞っている方から聞いたことと、私が感じました問題は、
1.なたね油は何だったか忘れましたが、体に余りよくない成分があるそうで、今では違った種のなたねがいいということになっているとか。(記憶が不確かです)
2.私の思いでは、家庭では廃油を出す必要がありません。特に菜種のように腰の強い油でしたら、差し油して揚げ物ができますし、揚げ物に使った油は炒め物に最適ですので、廃油はでません。差し油でいいといったのはあの油メーカーの味の素ですよ。若い人がしている油吸い取り用の紙に含ませてポイ捨てなんて必要ないです。
そして、わざわざお金を使って廃油を回収する必要もありません。
3.愛東町の廃油から油を作る機械は2〜3年前にもまだ最初と同じで、週1回しか動いていませんでした。確か900万円ほどかかった機械です。ただ、廃油と同じ量の油が取れるのはいいですね。
よって、一度愛東町の役場の方に聞いてみてください。お名前が思い出せませんが、とても熱心な有名な方です。
もし菜の花の主眼がエネルギーでしたら、山の整備によるバイオ燃料の方が早急に必要なことですし、生産的と思います。もしかして、国かの補助があるかもしれません。
山の整備や燃料については大阪の高槻森林組合が熱心です。ストーブ用のペレットも作っています。
無農薬米普及、菜の花からエネルギー、つまり一昔前の農山村はまちに食料と燃料を売って現金収入を得ていく、ということですね。
つまり、地域の自立ですね。経済的に継続的に成り立つということは、地域が自立して生きていこうというのが目的ですね。いいですね。それには先ず地域で作ったものを地域の人が食べること、そして余ったものを町に売っていくこと。山の整備によるエネルギーも先ずは地域で使うこと、そしてあまりをまちに売ること。これを徹底すれば自立は続きます。
今は、売るための食べ物を作っておられ、お百姓ではありませんね。非農家の方々もご自分たちが食べているものがご自分の地域の農家が作られたかは無関心ですね。それでは自立は成り立たないように思います。
中道さんたち農家の方々と流通の方々(スーパー、生協、小売店等)と消費者グループの方々が一緒に地産地消実行委員会でも作られるといいですね。
生意気を言ってごめんなさい。でも羨ましいです。頑張ってくださいね。
8/30 京都の土佐さんから「Re菜の花と バイオ燃料 」
こんばんは、滋賀の中道さんに参考になるかどうかわかりませんが、お伝えします。
私が就農した当初、竹炭を焼こうとインターネットで検索していると、滋賀県の新旭
町だったと思いますが、堀さんという方に行き当たりました。早速伺ってみると、竹
炭の話もそこそこに菜の花で幼稚園バスを走らせているというような事を聞きまし
た。なるほど付近には菜の花転作の田んぼが広がっていたように記憶しています。
恐らく琵琶湖の向こう岸のようなので書き込みました。
現在の事がわかりませんので無責任なようで申し訳ありません。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
丹波の恵み 「長宮農園」
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
Tel
Fax 0773-58-2265
8/30 山形の石井さんから「 赤木様」
赤木様。
御回答ありがとうございます。
ポットは、やる人により様々で、自分で経験しながらつかんでいくしかないのだな〜と思っております。
赤木さんのご指摘を参考にいろいろ考えてみたいと思います。
また、ご教授願います。
井原さんの本、読み直して見ます。
その他、ポットのご経験などございましたら、皆様よりのご回答願えれば幸いです。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
●やまちゃんから「育苗器」
ポット育苗をやっていて、芽が出揃うまでは、加湿とか、酸欠の不安があって、何度やっても不安なものですね。
育苗器を活用することによって、芽を動かすというか、
スタートダッシュをそろえるという使い方がされているんだろうと思っています。
ぼくが聞いた方も、根が育苗箱の底に出るか出ないかというタイミングで、
育苗箱から出すという風に言われていました。
ぼくは稲の育苗には、育苗器を使ったことがありませんし、たぶんこれからも使うことはないように思いますが、
中古の育苗器を譲って貰って、今年の春から、春先の菜っ葉や果菜類の芽出しに使い始めました。
とても気に入っています。
湿度、温度が確保できるので、芽出しが安心して出来ます。
ただ油断すると、もやしになってしまうので、けっこう気を遣いながら出すタイミングをはかっています。
また、2トン車の保冷庫に家庭用クーラーをつけて、お米の保冷庫にしていますが、
この時期になると、お米がカラになるので、秋野菜のトレイ育苗に使っています。
1週間ほど前から秋野菜の種まきをはじめているのですが、
ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、レタスなどなど、
128穴のセルトレイに種を播いては、芽が出始めるまで、保冷庫の中に置くようにしています。
以上、余談でした。
●やまちゃんから「さっそくありがとうございます」
やってみました。
ばっちりでした。
一度「保存ページ」をのぞいて、興味あるテーマで検索してみて下さい。
ぼくと同程度の初心者の方のために、
下記の挿入したHTML文の赤字の部分が、なおした部分でした。
<!-- SiteSearch Google -->
<center>
<form method=get
action="
http://www.google.co.jp/search">
<table
bgcolor="#FFFFFF"><tr valign=top><td>
<a href="
http://www.google.co.jp/">
<img
src="
http://www.google.com/logos/Logo_40wht.gif"
border="0" alt="Google"
align="absmiddle"></a>
</td>
<td>
<input
type=text name=q size=31 maxlength=255 value="">
<input type=hidden
name=ie value=Shift_JIS>
<input type=hidden name=oe
value=Shift_JIS>
<input type=hidden name=hl value="ja">
<input
type=submit name=btnG value="Google 検索">
<font size=-1>
<input
type=hidden name=domains value="
YOURSITE.CO.JP"><br>
<input type=radio
name=sitesearch value=""> WWW を検索
<input type=radio name=sitesearch
value="
YOURSITE.CO.JP" checked>
YOURSITE.CO.JP
を検索
</font>
</td></tr></table>
</form>
</center>
<!--
SiteSearch Google -->
8/29 たつの市の市原さんから
山下さん
たつの市の市原です。
> だけど、どうもサイト内検索が出来てないようなのです。
>
どうしてなのでしょうか?
[YOURSITE.CO.JP] というところが3カ所あると思いますが、
これを [josonet.ojiji.net] に変えてみて下さい。
手元で確認しましたが、これでOKっぽいです。
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http://kamo2.net/ 農園ブログ毎日更新中!
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ただまき農園 〜食卓から世直しを〜
農業従事7年生 市原 忠士
全国合鴨水稲会会員 全国自然養鶏会会員
8/29 やまちゃんから・サイト内検索窓をやってみたのですが、、」
市原さん、稲田さん、ありがとうございます。
表紙のページの頭に「検索ボックス」が出てきました。
だけど、どうもサイト内検索が出来てないようなのです。
どうしてなのでしょうか?
いかのHTML文を、設置するページのHTMLファイルに編集する必要があるということでしたので、
どこに入れたらいいかわからなかったので、先頭に挿入(貼り付け)したら、
エラーが出たので修正しましたと、パソコンが直してくれたようです。
(取り返しがつかないといけないので、コピーをとってからチャレンジしました(笑)
<!-- SiteSearch Google -->
<center>
<form method=get
action="
http://www.google.co.jp/search">
<table
bgcolor="#FFFFFF"><tr valign=top><td>
<a href="
http://www.google.co.jp/">
<img
src="
http://www.google.com/logos/Logo_40wht.gif"
border="0" alt="Google"
align="absmiddle"></a>
</td>
<td>
<input
type=text name=q size=31 maxlength=255 value="">
<input type=hidden
name=ie value=Shift_JIS>
<input type=hidden name=oe
value=Shift_JIS>
<input type=hidden name=hl value="ja">
<input
type=submit name=btnG value="Google 検索">
<font size=-1>
<input type=hidden name=domains value="
YOURSITE.CO.JP"><br>
<input
type=radio name=sitesearch value=""> WWW を検索
<input type=radio name=sitesearch value="
YOURSITE.CO.JP" checked>
YOURSITE.CO.JP を検索
</font>
</td></tr></table>
</form>
</center>
<!--
SiteSearch Google -->
8/29 滋賀の中道さんから「菜の花と バイオ燃料 」
いつも ありがとうございます。
ドメインなんですけど もし
www.○○○○○.yuukimai.net/
たとえば
www.munouyaku.yuukimai.net
のような どめいんならいかがでしょう
費用はいっさいかかりませんし サーバー容量も 全部で1.5Gあるので 僕では使いきれませんしね。
本題です。
恐れ入りますが 赤木さんを はじめ 皆さんに相談があります。
いま野洲市の環境条例策定委員会の 自然部会の一人として動いています。
当然農薬に頼らない農業の推進に意欲を燃やしてします。
そこで 菜の花やてんぷら廃油による バイオ燃料の普及と お米の無農薬栽培の普及 (転作や輪作を含めて) そして 市または県全体で 経済的に持続可能なシステム構築の可能性は あるでしょうか
僕の乏しい知識では 全く解りません なかなかハードルの高いプロジェクトなので 取組んで良いのかも不安です。 皆さんのよきアドバイス 情報を お願いします。
滋賀の 中道 唯幸です。
8/29 お米の勉強会の村山さんから「ポジティブリスト勉強会」
皆様 お米の勉強会の村山 日南子です
早速ですが、下記のようにポジティブリスト制の勉強会を開きます。
有機無農薬でおつくりの方々には無縁かとも思いますが、他からの飛散に対して堂々と文句が言えるのではないでしょうか。よろしかったらお越しくださいませ。
ポジティブリスト制は、「農薬の使用は原則禁止、許可するものをリスト化し、基準値までは残留していい、対象物質は農薬、動物用医薬品、飼料添加物」というものだそうです。農村では、農薬の飛散等のため大問題となっていると聞きますが、消費者には別段スーパーなどでの変化もなく、これによって具体的に農蓄産物の安全が向上したのかどうか、効果が分りません。
そこで、全国の農村を回っておられる川合肥料の川合秀実さんにお越しいただき、ポジティブリストの目的、農村での対応の現状、安全性向上への具体的成果などについて初歩から教えていただきます。また、農家への負担が増えることによる、離農などの恐れや、ポジティブリストの基準の問題点なども勉強し、農家も一緒にメリットを共有できる方向も考えていきましょう。またとない機会です。どうぞ越し下さい。
テーマ 農薬のポジティブリスト制で食の安全は確保されるの?−農家・消費者にとってのメリットと問題点
日 時 06年9月2日(土)13:00〜17:00
講 師 川合肥料(株)社長 川合 秀実 氏
会 場 西宮市夙川公民館実習室
(西宮市羽衣町1-39、TEL0798-33-1928、駐車場無)
参加費 会員1000円 非会員1500円
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
村山 日南子
お米の勉強会
〒663-8187 兵庫県西宮市花園町11-2
http://kansai-ngo-net.org/okome-1.html
TEL/FAX 0798−48−0365
8/28 兵庫の市原さんから「Re過去ログの探し方(1)」
たつの市の市原です。
>
もっとも「除草剤を使わない稲作り」のHPを検索対象にするには、
> HPをダウンロードしておく必要がありますが、、、
>
HP丸ごとをweb上からダウンロードする方法は、どうやったらいいのでしょうか????
「波乗野郎」という無料ソフトがあります。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/websupt/webpilot/naminoriyaro.html
使い方はそんなに難しくありません。
(1)[接続先]→[新規接続先] で宅配便のホームページアドレスを登録します。
名称とURLだけ入れれば後は初期値のままでいいです。
最後に[作成]ボタンを押します。
「元気が出る農業の道しるべ」もダウンロードしたければ、別に登録
して下さい。
(2)[波乗り]→[波乗りを始める] を選ぶと、ダウンロード開始です。
(3)終われば、接続先一覧から名前の部分をダブルクリックすれば、HDD内に
保存されたトップページが表示されます。
後はgoogleデスクトップ(私は使ったこと無いですが)で検索すれば出てく
ると思います。
検索方法でもう一つ。
googleの検索オプションを使えば、あるドメイン内に対象を絞って検索すること
が出来ますが、山下さんがまとめて下さっている「保存版」ページならこの機能
で検索できます。なぜか宅配便のページはダメでした。
(1)www.google.com
にアクセス
(2)検索語を入れる入力欄の右にある「検索オプション」をクリック
(3)「ドメイン」に「
http://josonet.ojiji.net/」を入力
(4)「いずれかのキーワードを含む」に検索したい単語を入力(「菜の花」など)
(5)ページ右にある「google検索」ボタンをクリック
手順は以上です。
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農業従事7年生 市原 忠士
全国合鴨水稲会会員 全国自然養鶏会会員
8/28 熊本、おかです。
ご無沙汰してます。
熊本の岡です。
菜の花事業がやっと市の許可が下りました
菜の花(菜種用コンバイン)
市からの補助200万円来る事になりました。
7軒で、菜の花栽培から、菜の花米までの1年間がスタートする事になりました。
菜種後の処理では、我が家では、4反間の一部に草が生えましたが、その他の田んぼにはありません
またい草の後の田んぼにも、草が生えていません
参考までに
種まき10月下旬
開花3月下旬〜4月15日頃まで
菜種収穫 5月22日
収穫できなかった田んぼは、ぱりぱり状態で
耕起しました。ロータリーのつめが減らなくて嬉しいです。
耕起 1回目 6月1日(2・3cm)
耕起 2回目 6月6日(2・3cm)
ぼかし80k 6月13日
耕起 3回目6月14日
水張り 6月16日
荒代掻き 6月18日(2・3cm)
代掻き 6月21日(2・3cm)
田植え 6月23日・24日
補植 6月28日
追肥 7月28日硫安7k 過燐酸石灰17.5 20k
追肥 8月10日 過燐酸石灰17.5 20k
7月30日まで10cm水を保つ(深い時は13cm最低でも8cm)
4反間では、畦が低いために、一部6cmから8cmのためか
浅いところで、草が目立つようですが心配しません
い草後(飼料用わら)
い草の後も、い草のカス(600k)をすきこみました
耕起も5cm以下代掻きも2回
植え付けを7月25日
い草後のため肥料なし
追肥なし
除草剤なし
いまだ冠水状態10cmを今でも保っております
分けつ数25〜40本
コブノメイガの被害もちらほら状態
今週から、中干し
近所の飼料用わらは悲惨な状態です
植え付け同じ頃ですが、間断冠水をしています
草は生え放題、コブノメイガも真っ白状態です。
これは水が大いに関係あると思っています。
7月29日に、山口県から30名ほど見学にこられました
草が無いのにびっくりしてました。
8/27 やまちゃんから「過去ログの探し方」
だいぶ前に後藤さんから「過去ログの探し方」はどうやったらいいのと言う質問がありました。
先日新聞広告に「グーグル100%利用術」(朝日文庫)という本が出ていたので、買い求めました。
まだ見出しをぱらぱらと眺めている程度ですが、その中に、
「パソコン内の検索もグーグル並みにせよ」というのがあって、
「自分のパソコンだけが対象の、いわばプチグーグルだ」というので、やってみました。
なるほどという成果で、後藤さんにも参考になるかもしれないので、ご紹介します。
「グーグルデスクトップをインストールしよう。
パソコン内のデータ検索が圧倒的に速くなる。
グーグルのトップページの「more>>」から「もっとGoogle」に入り、
「Googleのツール」にある「デスクトップ検索」をクリックしよう。
ダウンロード用のページが表示される。」
「なお、インストール終了後には、データベースを作成する作業が必要で、
数時間かかるが、一度インデックスが作成されれば、それ以降の更新は一瞬だ」
ということです。
もっとも「除草剤を使わない稲作り」のHPを検索対象にするには、
HPをダウンロードしておく必要がありますが、、、
HP丸ごとをweb上からダウンロードする方法は、どうやったらいいのでしょうか????
8/27 神奈川の千田さんから「菜の花抑草思いつくこと」
神奈川の千田です。PCがやっとつながりました。
菜の花抑草にトライして3回目になります。
去年の稲刈り後に、鶏糞を350kg撒いて耕運して、菜の花を1.5kg播きました。
開花は早生種は3月中旬、中生は4月上旬でした。鋤き込み時の草丈は早稲種が1m、中生が1.3mでした。
おととし、鋤き込み時期が田植えの1ヶ月前でした。
このときの菜の花は茎が白っぽい状態で、倒した後10日後の耕運でうまく土の中に入れ込めませんでした。
トラクターを使っての耕運が初めてなうえ、10馬力で非力なこともあったと思います。
茎が白っぽい状態が、シナットして扱いずらいと感じました。
そんなこともあって今年は田植えの6週間前に、緑の状態で鋤き込みました。
この時期に雨が多く、腐熟が早く進んでしまいました。。
田植えの翌日に、ヌカを100kg撒きました。
結果としてコナギが出ました。除草機を1回かけました。
来年は天候を見ながら田植え2〜3週間前に、菜の花の枯れ上がってきた時に鋤き込もうと思います。
秋に種を播いて冬越しで菜の花を作る場合、元肥1回でやっていましたが、
後半の生育を考えると元肥を減らして追肥を施そうと考えています。
4箇所の田んぼをやってみて、同じやり方をしても草の出方がそれぞれ違います。
概して縦浸透の小さい田んぼほどコナギが出ます。
代かきについて、水が少しでも多いと草の種が地表面に浮き上がってくるような気がします。
最小量の水でサァーッと代がかけるように、秋のうちの高低均しも抑草技術の一つだと感じています。
抑草はトータルの技術と実感しています。この地域にあった方法を見つけていきたいと思います。
8/27 岡山の赤木さんから「山形の石井さんへ」
赤木@菜の花です。
石井さんからの質問に誰も答えないので出てきました。いつも出ているけど。。。
!
かなり高度な質問なので、答えというよりも私がやっていること、あるいは私が思う
ことを書きます。そのなかから、参考になる事項をピックアップしてください。
私の住む岡山と山形では余りにも気温が違うので、そのつもりで読んでください。
石井さんの文章の中に私の考えを入れてゆきます。
3月28日 温湯消毒
@私はこの後、水につけてゆっくり発芽させます。(はと胸状態まで)
播種から遡って、自分の地域ではいつ頃温湯消毒に取り掛かればいいのか見つけて
下さい。消毒後乾かさない方がスムーズに発芽するようです。
4月12日 床土調整 (山土8 ピートモス2 水1 の割合で混合) PH4.5程度
4月19日 苗代への元肥散布 後 耕起 (バイオノ有機 箱当N4.5g程度)
@箱当4.5gは相当な量です。いいと思います。このくらい入れないと、太い苗には育ちません。
4月21日 播種 (約3−4粒) 同時潅水 育苗機へ搬入(32度で36時間程度)
@立ち枯れ病の根源は育苗機にあり。高湿度で高温。一番悪い。だから播種前にハト
胸状態にまでしておき、蒔いたらすぐ苗代に降ろす。土から芽が出るのをひたすら待つ。
4月22日 苗代の鎮圧 (軽トラックで) 整地 (レーキ等)
4月23日 苗代への苗並べ (根きりネットを敷、乾いた状態で並べる)後 鎮圧スプリンクラーで30分程度潅水
保温シート(ミラーマット)で被覆
4月28日 保温シートはがす
5月4日 追肥 (バイオノ有機 上から散布。後、潅水) 箱当N1g程度
@肥え切れを確認してから追肥しているのでしょうか。例年のことだから振る。。。。と
いうのなら来年は待ってみる。この時点では窒素切れはまだわからないと思う。
5月27日 追肥 (バイオノ有機 上から散布。後、潅水) 箱当N1g程度
@これは当然弁当肥のつもりでしょう。田植え後はへの字型生育を目指すのなら、こ
ればっかりは不要と思います。
5月28日 田植
そこでの疑問です。
@苗代への元肥散布後、耕起するため、深く肥料が入り、どの程度効くかわからない。
@自分の苗代ではこのくらい入れると丁度いい具合だ。というのを見つけるしかないで
す。わたしは3アール(1000枚分)に鶏糞を、今年370kg入れています。反当にするとすごい量です。
A床土には、山土(赤土)を使用しているが、田植時に植付け部に泥がたまり欠株が
出やすい。砂等を混ぜた場合、根鉢がうまく出来るか心配。(出来れば3.5葉程度から田植をしたい)
@田植え機はよく洗うこと。4条植えの機械で3〜4反植えたら、ポンプで洗います。植付
け部に土が付いてうまく植えれるわけがない。苗箱は機械に載せる前に、水につけま
す。衣装缶に水を入れておく。田植え機は常に湿った状態で、ずるずるしながら使うの
がよいのです。なんとかと一緒なんだ、乾いてきしむとペケね。。。。あはぁ
B育苗機へはどの程度入れるか。できれば48時間程度入れたいと思うが、箱底から出
た根が、下の箱の床土に貫通してしまい、くっついてしまう。試しに間に紙をはさんでみたが、紙も貫通していた。
@前に書いたとおりです。一度育苗機を使わないテストをして下さい。
C1.5葉期ごろから、場所によりタチガレ状のものがみられ、生育が極端に悪い。
枯れるわけではないが、ぬいてみると、赤や青のカビがある。
@明らかに立ち枯れ秒の症状です。常温出芽するとこれはまず出ません。
Dチラシ等によれば、PH・肥料の関係上、苗の後作に野菜類の作付けをしない方が
良いようだが、ハウスの有効利用の点からも、野菜類の作付けをしたい場合、何か方策は。
@どうしてもそうするのだったら、稲の苗がドサクサするのは覚悟する。石灰は絶対に
入れないこと。アルカリがわるい。酸性に強い野菜を選ぶ。肥料がたくさんいる野菜も
避ける。タチガレンの散布は覚悟する。
稲(苗でも)の跡は野菜には最高―この意味がわからなかったら、井原さんの本を全
部読み返してください。どこかに書いてありますから。
有機栽培のほか、化成肥料を使った育苗でも同じような状況です。皆様よりご教授願えれば、幸いです。
@現代農業を読んでいただけているのなら、への字シリーズの中で育苗について書い
ています。植えるときの苗は濃い色に仕上げないこと。弁当肥、活着肥は不要。
それが植え傷みせず、デンプンが多く、活着が早く、虫が飛来しにくいなどの基本です。
一般に活着肥というのは、初期生育増進肥のことです。稲が肥料分を求めて自力で根
を伸ばし吸肥を始めるまで待てない人たちには、気持のいい肥振りです。
@とりあえず思うところはこんなところです。質問はいっぱい書かない方が答えやすいですよ。頭がまとまらなくなるから。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/26 神奈川の笹村さんから「菜の花の、漉き込み時期」(8/26早朝のメール受信でした)
> 赤木@菜の花です。
>
笹村さんの説明に私も半ギブアップ状態です。
あしがら農の会笹村です。冷酒で気持ちよく酔えなくしてしまい。申し訳ありません。
千田さんにもう少し細かく伺うと、千田さんはどうも菜の花を借り倒して、代掻きまで、1ヶ月は取ったそうです。これがまずかったのでは、言われていました。2,3週間と間違った事をお伝えしてしまいました。申し訳ありません。
8/26 岡山の赤木さんから「ちょっと教えて」(8/26晩のメール受信です)
赤木@菜の花です。
笹村さんの前回のお便りで、気になったと言おうかよくわからない点を一つ。
次の文章なんですが、
>千田さんによると、刈り倒してから、時間を置きすぎたではないかと言われていま
す。この辺が難しい。2・3週間ぐらいで漉き込んだようです。
これは、生えている菜の花を一度刈り倒して田面にそのままにしておき、2・3週間
後に土の中に混ぜ込んだ、と解釈すればいいのでしょうか。
もしそうだとしたら、代掻きしたのはさらに何日ぐらい後だったのでしょうか。
それとも生えている菜の花をすぐ土の中にすき込んで、代掻きが2・3週間後だったと
解釈すればよいのでしょうか?
このばあいは代掻き(荒代掻き)から田植えまでがどのくらいあったのでしょうか。
このあたりが一目できるようにフローシートにしていただけたらわかりやすいので
すが。
何度もお手数をおかけしますが教えて下さい。
核心が近くなっているように思います。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/25 やまちゃんから「うちも今年はコナギがおおにぎわいでした」
佐賀の太田さんのは「百姓の来年」てやつですね(笑)
「来年こそは」というのが、一つ二つのうちは、それに的を絞ってなんとかかんとか対策を考えているのですが、
苗代のミミズ、イネミズゾウムシ、イヌホタルイ、ギャオス、、、と4つも5つも重なってくると、
頭の中がとりちらかって、どれから手をつけていったものやらと、
最近いよいよスランプが極まったかんじで、困っております(笑)
さてと、
今年は、うちの田んぼでコナギが例年になく威勢がいいので、首をかしげていました。
これまでの経験では、2回代かきをした田んぼでは、
コナギは草丈があまり高くなく、株間でおとなしくしてくれていました。
それが、20〜30センチくらいと背も高く、例年より元気がいいのです。
どの田んぼでも、その傾向があります。
6月の低温気味の長雨のせいだろうかと思ったりするのですが、
よく解らないまま、不思議に思っていました。
8/25 岡山の赤木さんから「ハスモンヨトウや草」
赤木@菜の花です。
笹村さんの説明に私も半ギブアップ状態です。時間をかけて考えてみます。
今日は話し変って、
秋口に発生する害虫にハスモンヨトウがあります。
私の場合、主に黒豆と里芋にやってきます。
なんでも今年は黒豆での発生は少ないだろうとか言っていた。
しかし私の里芋にはドッサリ来ています。卵からかえったばかりの幼虫は1枚の葉に
かたまっています。とりわけ孵化したばかりのは見づらいほど小さいのが、卵の近く
から葉を食べて、かすり状にした円の周囲に群がっています。なにげなく見たのでは
気が
付かないぐらいです。1枚の葉を食べ尽くす頃には2cm程にもなっているかな。
いままではこれを手ですり潰していました。大きいのは捕殺。
今年から始めた退治方法はとういうと、
空の20リットルオイル缶を片手にもち、ハスモンのついている葉を缶の中に入れ
て、葉の裏の付け根を持って振るってやります。ほとんどのハスモンは落ちますが、
小さいやつのいくつかは丸くなって葉にしがみついて残ります。軽く手でなでてやる
と全員缶の中に落ちます。でっかい奴ほど簡単に落ちてくれます。
全ての葉にいるわけではないですから、100株程度でしたらわけなく終ります。
旭風の穂が出揃いました。毎年の行事ですが、横の道に朝昼晩とくず米を撒いてい
ます。周囲のヒノヒカリが垂れてくるまでは続きます。それまでに30kgぐらい撒くか
な。
今年のスズメは聞き分けが良くて、稲の穂にはとまりません。私が行くのを待ち構え
ています。こうなるとかわいいもんです。
次は草の話。
今年は例年よりちょっぴり深水期間を短くしたから、ラクができたのいはいいんだ
が、高い田んぼのそれも高い部分にいっぱい生えてきました。
アゼナ・ヒメミソハギ・タマガヤツリの3種類です。
深水期間の短縮によるものか、緑肥の種類によるものなのか。
あるいは発生時期が浅水に早めに切り替えた頃なのか、中干しをした頃からなのか。
そのつもりで観察していないから困った・・・・
こやつらは全員酸素要求量の多い連中だ。
ただ状況から考えて、緑肥の違いによるものなら、その田んぼ全体に生えるはず。
中干しが原因でその直後から生えるのだったら、やっぱりその田んぼ全体に生えるは
ず。
高い部分に集中ということは、浅水にしたことが原因として一番濃厚。生えた時期も
その頃なのだろう。
推測だがこいつらはだらだらと生えてくるのだろうか。田植え後20日しても、浅水
になる時をうかがっているとしか思えない。となると手ごわい相手だ。
草のある部分にはヒエは全然生えていない。不思議だけどこれは種子の寿命に関係し
ているのかもしれない。ヒエの種子は3〜5年で発芽能力がなくなる。この田んぼには
もう何年もヒエが生えていないから。それとも田植え後早々と発芽してお陀仏したの
だろうか。
その他の雑草は15年ぐらい生きているらしい。
アゼナもヒメミソハギもタマガヤツリも強害雑草ではないけど、これから多くの方
が見学においでになるから放置するわけにもいきません。見学コースからまる見え
だ。
久々に炎天下の草取りをやりました。
芋焼酎が効いてきたからそろそろ寝る赤木でした。
8/25 佐賀の太田さんから「来年の計画」
皆さんこんばんわ、まだまだ暑い毎日が続きますが稲の方はうるちの方は穂が出て
きましたが、6月末のウンカの大飛来にそなえてそれより遅く植えたら、7月中旬の
飛来で、一株に50匹以上の夏ウンカです。8月からの天気の良さでなんとか持ち直し
たけれど、ちんちくりんのまま穂が出てきました。実に残念です
やっぱり6月中旬の田植えが適当みたいですね?来年はウンカ対策としてしゃぶりた
いほどしゃぶれと言われるぐらいの茎の太い苗を創りたいですね、どなたかそのよう
な苗を作れるお方は苗作り教えて下さい。
私は小さい田んぼを何十枚と耕作していますので、雑草の埋め込み式は排水の悪い田
んぼで、過去にこなぎだらけの経験した田んぼで特に浅水のところは、今年はお手上
げ状態です。こなぎの大群、とってもとっても出てきます。排水の良い田んぼで深水の
所はなにも無し、やっぱり7月の長雨が影響したかなと考えたり解りません。
菜の花の赤木さんが草を見つけたらなんぼ差し上げますとご冗談を言われたとき、反
対にこちらのどうしょうもない田んぼを生やさないようにできたらなんぼ差し上げた
いと言うほど、今年は生えるところ生えました。こなぎの種は何年ぐらい生存するの
でしょうか?有機酸の量よりこなぎの種が多かったらどうなるのでしょうかね?
私の何十枚の田んぼでも条件が違うから全国まったく違うのがあたりまえですね。
もう来年の計画を考えています。
佐賀・太田
8/24 山形の石井さんから「ポット育苗について」
山下様 皆様。
たいへんご無沙汰しております。(といいますか、初めましてに近い状態ですが
・・・)
山形は新庄で農業やっております石井です。
不躾ながら、ポット栽培の育苗について質問させてください。
ポット栽培を始めて3年目になります。成苗を夢見て始めたのですが、なかなか到達
に至っておりません。毎年いろんな失敗を繰り返し、まだまだよくわからないことだ
らけです。
今年を振り返りますと(ビニールハウスにての育苗)
3月28日 温湯消毒
4月12日 床土調整 (山土8 ピートモス2 水1 の割合で混合) PH4.5程度
4月19日 苗代への元肥散布 後 耕起 (バイオノ有機 箱当N4.5g程度)
4月21日 播種 (約3−4粒) 同時潅水
育苗機へ搬入(32度で36時間程度)
4月22日 苗代の鎮圧 (軽トラックで) 整地 (レーキ等)
4月23日 苗代への苗並べ (根きりネットを敷、乾いた状態で並べる)後 鎮圧
スプリンクラーで30分程度潅水
保温シート(ミラーマット)で被覆
4月28日 保温シートはがす
5月4日 追肥 (バイオノ有機 上から散布。後、潅水) 箱当N1g程度
5月27日 追肥 (バイオノ有機 上から散布。後、潅水) 箱当N1g程度
5月28日 田植
そこでの疑問です。
@苗代への元肥散布後、耕起するため、深く肥料が入り、どの程度効くかわからな
い。
A床土には、山土(赤土)を使用しているが、田植時に植付け部に泥がたまり欠株が
出やすい。砂等を混ぜた場合、根鉢がうまく出来るか心配。(出来れば3.5葉程度から
田植をしたい)
B育苗機へはどの程度入れるか。できれば48時間程度入れたいと思うが、箱底から出
た根が、下の箱の床土に貫通してしまい、くっついてしまう。試しに間に紙をはさん
でみたが、紙も貫通していた。
C1.5葉期ごろから、場所によりタチガレ状のものがみられ、生育が極端に悪い。枯
れるわけではないが、ぬいてみると、赤や青のカビがある。
Dチラシ等によれば、PH・肥料の関係上、苗の後作に野菜類の作付けをしない方が
良いようだが、ハウスの有効利用の点からも、野菜類の作付けをしたい場合、何か方策
は。
有機栽培のほか、化成肥料を使った育苗でも同じような状況です。皆様よりご教授願
えれば、幸いです。
8/24 徳島の高松さんから「Re古い合鴨アミがあればの件について」
かつてあいがも農法をしていた徳島県の高松です。
あまり投稿しないのはこちらも同じですが、数年前まであいがも農法をしていた経験から話しましょう。あいがも農法は鳥インフルエンザの風評被害があったりしてやめました。
合鴨用のアミも新品を買うとなるともったいないですね。我が家では当初から廃品になった漁網を使っていました。
あいがも農法は今はしていませんので網は畑で重宝しています。余分にあるんですが距離も離れているので近くの漁村で分けてもらってはどうでしょうか。こちらでは漁業組合の港の事務所へいくと分けてくれました。交渉次第で、タダでいいと思うのですが薄謝程度の品を置いてきました。すると港の脇に盛り上げてある破れた漁網を持って帰っていいと言ってくれ、全部は軽トラに積み込めない程いただきました。
でもその後長方形に切るのに苦労しました。広い海で効率的に魚を捕るため曲面を作っています。だから網の種類にもよりますが単純にほどいていくと長方形には出来ません。みないびつな形になります。でも丈夫なもんだと感心しております。あいがも用に使わなくなっても畑に張ると所構わず侵入する野犬対策に効果的です。
ちなみにあいがも農法を止めてから雑草対策にはジャンボタニシを使っています。雑草対策にはてきめんの効果があります。油断すると稲までやられてしまいますがそこは頭の使いようです。田面を均平にすることと初期の水面はゼロから始めて徐々にす井面を上げていくという方法を採れば効果的です。ただあいがもみたいに虫は捕ってくれませんし田の撹拌もしてくれません。でも省力化で助かっています。
隣県なのでややこしいと言われる徳島に住む高松でした。
8/23 神奈川の笹村さんから「菜の花失敗の原因」
あしがら農の会の笹村です。
赤木さんにお手数をおかけして申し訳ありませんでした。色々考えてくださり、ありがとうございます。
結論として、「漉き込みが早かった。」との事。
実は千田さんと言う、やはり、このメールで、昨年指導いただいた仲間は、昨年は成功し、今年も菜の花抑草やりました。所が今年は同じく失敗したそうです。その原因が、千田さんによると、刈り倒してから、時間を置きすぎたではないかと言われています。この辺が難しい。2・3週間ぐらいで漉き込んだようです。
私は、今までのレンゲプラス、米ぬかの経験から、急ぐべし、と考えて、やったのですが。どのタイミングかは、地域の条件で、微妙なものかもしれません。
気候的には、温かいところですが、水温は冷たいです。16度ぐらいから始まり、20度どまりです。このことが、米ぬかの場合、いい結果が出るようです。(もちろんそれだけが原因ではないようですが。)成功するところと、失敗するところを比べて、そんな気がしております。
早く漉き込めば大丈夫だったとすると、しばらくすれば、コナギの発芽は止まる事になるが、これは、不思議なほど、止まらず。延々と発芽を続けました。
確かに、最初は出るところが、3分の1でした。米ぬかの経験から、今出ているところをとれば大丈夫だと、転がしで頑張ったのですが。結果的には遅れて、田んぼが全て草だらけになりました。その後は転がしと、手取りで、やることはやりましたが、後から後から出てきました。今も相当残っています。もう入れない状況になり、諦めました。
米ぬか抑草を始めた時も、夫々の田で、同じことをやっているのに、成功失敗が起こる。この原因が知りたいと、色々、実験的に調べてみましたが、結局は解らずじまいでした。それ以来、自然農法では、一枚の田ごとに農法があるのではないかと、思うようになりました。
私の乏しい経験のなかでは、冬季湛水が一番草が出ませんでした。しかし、これでもダメと言う田んぼの話も聞きます。土壌の状態によって、出来る所と、ダメな所があるように感じます。
以上は私のいい訳のようなもので、赤城さんの菜の花抑草の、すばらしさに水を差すものでは、決してありません。どんなにすばらしいやり方でも、だめな者も居ると受け取っていただき、お許しください。
8/21 岡山の林さんから「今年は雑草の多い年のようです」
皆さん今晩は、唯我独尊の林です。
畔草刈をやっているときイノシシが掘った落とし穴に斜面草刈機を落としてしまい、
引き上げるのが大変だった。穴の中で草刈機が横転してしまったからだ。重さは50
キログラム程あるので簡単に引き上げられない。イノシシは、クズの根を掘るために
畔を掘ったようだ。私の畔草刈は、高低差8メートル傾斜角45度という所もあるの
でとても大変。今年は畔草刈を頻繁にやらなければならない年のようだ。畔草刈には
現在まで72時間を要した。この作業時間から予想すると、今年の畔草刈には斜面草
刈機を使っても延べ100時間は超えそうだ。肩掛け式刈り払い機を使っていたならそ
の2-3倍の時間が必要だから、それでは追いつかない。斜面草刈機が故障した時の
ことを考えて、今年は予備機としてもう一台購入した。9月3日頃には朝日の出穂期
を迎えるので、それまでに畔に生えるメヒシバ、オヒシバのような稲科の雑草を刈っ
ておかないと、カメムシ被害が多くなる。農薬を使えない有機農法では畔草刈は必ず
必要な作業だ。
8月はニンジン播種と草取りマラソンがあるので、田植え時期のように忙しい。台風
がもたらした雨の後を見ると、ニンジンの畝には小さな雑草がびっしりと芽を出して
いた。これからの草取りマラソンが思いやられる。草取りマラソンは畔草刈の何倍も
労力が必要なのだ。果たして今年は気力が続くだろうか?もう百姓作業をしたくない
という人が沢山居て、まだ収穫も始まっていないのに「自分は体力がなくなって百姓
が出来なくなったから、来年は頼むよ」という人が3人もいる。これから何人の人が
私のところに言ってくるのだろうか?私の住む地方では農道ばかりではなく、公道や
川の法面まで百姓が無償で草刈をしなければならない。燃料費も高くなったからます
ますコストがかかる。水路の維持、里山の周辺、溜池の堤防の草刈が待っている。こ
れらの作業時間も計算に入れれば、草刈だけで何時間使っているのだろうか?町の人
達のための水源の涵養、環境保全、・・・これらすべてを百姓は無償でやっているの
だ。百姓はボランティア精神がないと出来ないようだ。来年は草が少なくなって欲し
い。雑草から開放されたい。
林 正弘
岡山市
8/20 埼玉の雨読晴耕村舎より
埼玉の雨読晴耕村舎の後藤です。
いままで田んぼをやっていた老人達が倒れるたびに休耕田が広がる、
⇒宅地化してゆく、という現象がいよいよ身近にせまってきました。
うちの屋敷のすぐ隣の3反も休耕になったためせめてレンゲや菜の花の
花畑にしてやろう、と考えています。(昨年のお寺の参道田を花畑に
したように。)
本岡さんからゆずっていただいた菜の花は今春の種とりで種がバケツ1杯
あるので菜の花はばっちり。今年はタイムスケジュールもできるだけ理想
に近づけ蜜蜂たちにもっと活躍してもらいたいものです。
田んぼの方はトラクターはなかったのですがハンマーナイフだけで
なんとかやっつけました。時期を例年より2週間くらい遅らせたのは
わるくなかったようです。今は早生の黒米と餅米の穂が出てきました。
●過去ログの探し方について
昨年、本岡さんからレンゲや菜の花その他緑肥についていろいろご教示いただきました。
保存していたファイルがパソコンのトラブルで消えてしまい
もう一度復習しようと過去ログを探しているのですがどうも見つかりません。
過去ログの検索や使い方がまだ飲み込めていないのでどなたかご教示いただけ
ると幸いです。
8/20 岡山の赤木さんから「菜の花失敗は残念です」
赤木@菜の花です。
笹村さんの菜の花抑草失敗談を何度も読ませていただきました。ブログもざっとで
すが読みました。菜の花失敗はほんとに残念です。
多くの人に成功して欲しいのでしゃしゃり出てきました。
メールの内容だけからの判断ですが、私の思う点を少々。
結論から申し上げますと、すき込んでから田植えまでの期間が短すぎたということ
です。
草花や麦類ですと葉も茎も軟らかいですから、泥の中での腐熟が速くて有機酸が早
く、それも一気に出て来ます。一方菜の花はやわらかい葉はほんの少しで、重量の内
9割以上は堅い茎で出来ています。本格的に有機酸が出てくるには、すき込んでから
ある程度の期間が要ります。
私も温暖な地域にすんでいますが、神奈川県も南部なら太平洋からの暖かい風が吹
くので、冬でも服が一枚少ないと聞いています。
そんな似たような気候ですから話は進めやすいです。田植えの2週間前には菜の花を
倒しています。土の中に入れ込むと、雨がなくてもそれなりに微生物の作用を受けて
腐熟が始まります。水を入れれば当然猛スピードで腐っていくわけです。しかし軟弱
緑肥と違って、硬い表皮は永くそのままで、茎の切り口から芯の軟らかい綿みたいな
ものがゆっくりと溶け出してきます。3日に1回ほど観察すれば、次第に溶け出すのが
よくわかります。そのうち穴のあいた竹輪みたいになってしまいます。この点が、緑
肥全体が一気に腐ってくるレンゲや麦類と違うわけです。
どうやらすき込んで、その後の作業の進め方が早すぎたわけです。田植えからもっ
と遡ったところですき込めばよかったのだと思います。
実は最近、佐賀県から5名の方が我が家の田んぼ見学においでになりました。
ひとりの方が失敗をされていました。くわしく聞いているうちにわかったことは、鋤
込みから代掻きまでの期間が短すぎて、コナギが生え揃ってから有機酸が出ていたの
です。発芽直後の目には見えないほど小さい時に叩かないと根が殺せません。
すき込みにも苦労されたということです。私のやり方を簡単に話しますと、
1. 1.5mにも伸びたのはモアーで細断してからすき込みます。
2. 1m程度ならロータリで一発鋤込みです。
1でも2でも、耕すのは爪の回転は最低速で、走行は時速で5kmです。走るよりは爪
の回転の方がちょっと速い程度で、小さく切ることは考えないで、土ごとひっくり返
せばよいと思ってください。これで爪軸にはほとんど絡みません。モアー処理してい
ても、タイヤの下になった茎は切れていないからこれが絡むのです。
時速5kmでは安全に方向転換できません。エンジンは1500〜1700rpmに固定してお
き、ロータリを降ろすとアクセル全回で走るようにしています。
一回目が終った後は凄まじい光景です。長いのが土の上にそのまま横たわっていま
す。
10日後にもう一度耕します。緑肥を埋め込むのと、生えてくるヒエを殺すためで
す。これをしておかないと、代掻き後に成長したヒエが起き上がってきます。
このときも爪は最低速で、走行は前回よりも一段落とします(私の場合時速
4km)。その代り目いっぱい深く耕して緑肥を土の中にできるかぎり入れてやりま
す。菜の花播種の前にそれなりに砕土してありますから、ここではそんなに回さなく
ても土はちいさくなります。それに爪はちびないし軽油も少なくて済みます。この時
点では菜の花が絡むことはまずありません。雨の1回でもくらっていたら、想像以上
にやわらかく(もろく)なっています。
更に1週間もしてから代掻きをしますと。ハローの爪には1本も絡まないし、田植
えへの支障はなにもありません。
菜の花などの緑肥が生育不足で抑草が心配な時は、入水前に菜種油粕やクズ大豆、
クズ麦、くず米などの有機物を反当20〜30kgぶっ込んでみてください。すぐに腐って
きますから、効果が期待できます。私も来年は菜種粕を買うのは止めて、くず米を
使ってみようと思っています。極端な話が緑肥なしでも、くず米だけでも草を抑えら
れるはずです。
今年にわかに増やした苗代には緑肥も春の雑草も生えていませんでした。菜種粕ペ
レットを反当にして60kgぶっ込んでやったら、みごと草は生えませんでした。
ひとりでも多くの人に菜の花稲作・緑肥抑草を成功して欲しいですですから長々と
書いてしまいました。わかりづらい点はいつでも聞いてください。
菜の花、小麦、大麦、エンバク、レンゲ、ヒナゲシ、赤クローバー、春雑草、、西
洋カラシナなどの緑肥、そして菜種油粕だけでの抑草。合計4ヘク。ヒエやコナギが
無いと言えばウソでしょうけど、探すのは極めて困難です。
神奈川の田んぼと岡山の田んぼはたしかに違うでしょうけど、神奈川流ひとひねり
を入れて成功させてください。田植えもほとんど同時期のようです。成功を祈りま
す。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/19 神奈川の笹村さんから「菜の花抑草失敗報告」
あしがら農の会の笹村です。しばらく書きませんでしたが、皆さんの書き込み読ませていただいています。
読ませていただくばかりでは申し訳ないので、農の会の状況報告をさせて頂きます。長いし、大したことは書いて無い素人話なので、専門家の方は、ご容赦ください。
あしがら農の会では、4ヘクタールあまりの田んぼで、様々な抑草技術を試してきた。有機農業でやる場合、耕作面積を広げる為には、草対策が、一番の障害になっているからです。今年は、1週間ほど、稲の状態が遅れている。
米糠抑草は随分やってみて、成功する田んぼが、半分ぐらいのところだった。水の冷たい、減水深の大きい田んぼ、では上手く行きました。これでは不充分という事で、更なる研究がいる状態だ。成功率は50%位しかない。
不耕起も大分試みた。草対策にはこれでいいのだが、収量の問題、同じところでやると2割ぐらいの減収になる。さらに、作業性の問題が克服できず、これも、課題を残している。来年度はこれを機械の工夫でやれないかと、冬の間に機械作りを試みることになっている。
冬季湛水法は、雑草対策には完璧だし、田植え機は使えるし、収量もすばらしいので、問題が無いのだが、冬水が来る田んぼのほうが、少ない。広げたくても広げられない。まぁー、裏作が出来ないという不満もある。折角やれる田んぼでも、近所の田んぼからの苦情というのもある。冬乾かさないといけないという信仰が広がっている。教祖は普及所だ。
そんなこんなで、議論はあったのだが、赤木さん提唱の菜の花抑草敢行した。昨年、千田さんが成功したというので、ならば、という事で思い切って、米ぬかで、成功していた田んぼまで、菜の花に切り替えて、挑戦した。それが、大失敗した。草だらけも度が過ぎていた。ゴルフ場の芝生のように、一面の雑草だ。私の田んぼ耕作も20年を越えたが、これほどの草は初めてのことだった。
何かが違っていた。菜の花は十二分に繁茂した。これを漉き込むは、大変だったが、何とかすきこんだ。間を空けるのはまずいと考えて、手早く田植えまで進めた。田植え後10センチの深水を続けた。ところが、大量の菜の花をすきこんだ、草交じりの土壌に、いっせいにコナギが来たのだ。菜の花の塊の上に、雑草が来るとは何事か。信じられない思いだった。菜の花の刈り倒すタイミングが、遅れたのだろうか。何か原因があるのだろうが、考える気力もなく、草取りを続けた。まだ残ってはいるが、見えるところだけは、終えた。新規就農の田んぼは少しでも草が見えると、大きな批判を受ける。地主さんに迷惑をかけることになる。
田んぼは夫々で、条件が違う。私たちは誰でも出来る技術として、足柄平野での抑草法を完成したいと考えている。ワザが大きく占める農法は、私たちには無理だと思っている。米糠抑草法で何十年も成功している人が仲間にいるが、その人の指導でも、他の田んぼでは上手く行かない。田んぼの性質、前年の状態、冬の管理、粗起こし、代掻きと、全てが組み合わさっている。当然の事だろう。
そんなこんなで、私はこのホームページに文章を送らなくなった。私の失敗を書いても、余り意味が無いような気がした。条件も気候もさまざまだ。今年の小田原の気候は、日照不足、温度不足、谷戸田では冷害の傾向が見え始めている。暑くてしょうがないという所とでは、対策も、農法も、同じには行かないのではないか。そんな思いから、ブログ
http://blog.goo.ne.jp/sasamuraailand/でやっていることを書くことにした。それの方が誤解は生じないと思ったのだ。足柄の方法に興味がある方がいらしたら、読んでみてください。
8/14 市川憲平@水族館です。
福井県鯖江市で45町歩の田んぼを経営する農業生産法人内田農産の内田秀一さ
んの田を見てきました。内田さんは13年前から低農薬稲作を続けています。認
証基準より少ない薬しか使っていません。内田さんの田んぼにはメダカがすんで
います。たくさんのヘイケボタルも発生するそうです。内田さんは45町歩の中
に、休耕の田を利用して1枚だけビオトープをつくっています。周年水を張り、
一部を掘り下げています。ここの調査をさせてもらったところ、たくさんのメダ
カとともにドジョウの子供がたくさんいました。トンボもたくさん飛んでいまし
た。45町歩もあるからできるのでしょうが、たいへん面白い試みと思いました。
ビオトープの写真を添付します。
8/12 岡山の赤木さんから「毎日あぢぃ〜なぁ」
赤木@菜の花です。
稲にはいいんだろうけど、暑くて暑くてもうたまりません。
当地では38度をオーバー。こうなると昼はシャワーとビールと昼寝以外には考えられ
ません。 死にたくなかったらビール飲んで昼寝をするに限ります。
米の低温保管庫に入れば13℃で、軽井沢なみの涼しさです。(かの地には行ったこ
とない)。
度々出入りするからどうしても紙袋の表面が結露によって湿ってきます。
一日おきぐらいに除湿機を回しています。 一日10時間ぐらい運転して1リットル弱
の水が出てきます。不純物を含んでいないから、バッテリー液の補充に使えます。
一日おきに回すぐらいでいいあんばいみたいです。
あぜ草刈りを除いて、しばらくは田んぼの仕事がありません。野菜畑の草取りや、
1反
ばかしの黒大豆畑の草取りに専念しています。
野菜畑は田んぼより高いのですが、黒豆畑は田んぼそのものですから、湿りが多く
て草が激しい。取って取って取ってまた取って・・・・もう何日取りつづけただろ
う。
一通り大きいのが取れたようなので、ちっさいのを刈らすのに最後の手段を使いま
した。ちっこいのまで取っていたらこちらの命が危なくなっちまう。なんと言っても
38
度だから。
さてと、 来年用に注文した緑肥の種子の内、ヒナゲシだけで2反分が63000円。これ
はもう道楽の範囲。
長年連れ添ってきた菜の花から、きれいどころへ浮気みたいなもの。こんなにも楽
しい世界があったのだと、この歳になって気が付いた。少し遅い感もするんだが・・
・
種子代1反3万円もかかるけど、子供たちが喜んでくれるのだと、自分自身に言い聞
かせる。損得抜きで1ヶ月間花のある生活をみんなで楽しむことができる。
きれいどころでする道楽は、昔から金がかかるものと決まっているんだ。
若いお母さん達が来る以外に、稲にもいいことがある。
レンゲやヒナゲシ、赤クローバーなどは赤木式分類をすると軟弱緑肥になる。
つまりぃ〜、泥の中での腐熟が早いってこと。てぇ〜ことは窒素の発現が早くて稲に
短期間で効いてくるということ。田植えから出穂までの期間を十分とれない品種や地
域では、堅い菜の花よりいいってこと。花に限らず麦類もそうだ。
葉色、草丈、茎数などの調査ではっきりと差が出てきた。
反対に出穂までに十分な日数がある地域では、軟弱緑肥では生育が早すぎて、最高分
けつ期から出穂までの期間が長すぎて、稲が遊んでしまう。ゆっくり肥効の菜の花類
の方がやりやすい。
現代農業11月号の「緑肥稲作最前線レポート」では、こんなおもろい話に仕立てて
あるからまた読んでみて。
猛暑の折、みなさんそれぞれにお体大切に。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/12 福井の塚本さんから「パソコンのメモリー増設」
今までメモリーは、標準の128Mバイトでした。256Mバイト1枚増設して384Mバイトになったら、使用に耐えるくらいパソコンのスピードが速くなりました。4年前に初めて買ったパソコンで、ウイルスも何度か入っているし、壊れているのではとあきらめていたのですが、そうでなくてよかったです。
サービスパック2とノートンのアンチウイルスを入れてから、急にパソコンのスピードが使用に耐えないほど落ちました。
パソコン音痴の私は、これだけ書くのも苦痛です。パソコンの用語がちんぷんかんぷんだからです。田んぼをしていない人がこのメール仲間のやり取りを読んだら、そういう感じなのかもしれません。
塚本
8/11 福井の中出さんから「カメムシのお越し」
毎度の事ながら、出穂が終わると田んぼに新たなお客さんがお越しになる。
カメムシは正に常連さんだが、今まではホソハリ一族の独断場が今年は新顔が登
場してきた。
顔合わせが出来たのはクモヘリとトゲシラホシのご一行。
カメムシはそう遠くに飛べないといわれていたが、最近そうでないものが現れた
とか。クモヘリもそうなのかな。
トゲシラホシは危険を感じると自分から地面に落ちる。ホソハリは1メ−トルぐ
らいしか飛ばないみたいだ。したがって、畦際だけで勝負が出来た。
スズメも頻繁に通うようになって稲穂をただ食いしている。
カメムシも食っていると信じて見逃している私は、お人好し、、、。
隣が休耕田で、草を抑える為に耕起してから目立つようになった。
水回りついでに捕殺で畦回り一周の日々。
スタ○クルという稲に吸わせてカメムシを防除する薬は高いけど効くから、JAの
指導もあって皆一斉に散布している。
・・・もう少しで収穫を迎えることが出来る。
akao1888
8/8 宮城の齋藤さんから「ポット田植機コンベアー部と肥料散布機付テラガモ」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
ポット田植機植え付け部コンベアーとテラガモの羽輪を取り外して
収納した写真です。
ポット田植機植え付け部コンベアーはネジ1個で簡単に外せます。
バネ2個とカラー4個は紛失しやすいので 田植え直前に組み込むときまで
ヒモでくくりつけておきます。
テラガモのグランドソワーは電動で送風機は取り外しています。落下条数は
8本ですが6条植なので2本は止めています。前輪タイヤの泥上げ防止カバーは
たまたま丸いコンパネがあったのでそれをくっ付けただけです。
テラガモの端の羽輪は10cmくらいの台を後付けして折りたたんでいますが
除草作業で端の条あわせをするときに簡単で 大変重宝しています。
社長の北山さんに 代掻きハローの補助ならし板の格納システム(ワイヤーによる)の
流用を進言したのですが まだ採用されていないみたいです。あれがあると
精神的にも便利なのですがね。
齋藤 政憲
8/5 岡山の赤木さんから「参考までに」
赤木@菜の花です。
先日ある人に送ったメールです。
坪60株植えで1株20本の大きな穂、茎は短く太くしたいという目標をお持ちでした。
それに対する私の意見です。原文を少し変えています
60株×20本では坪1200本の穂です。完全に欲張りすぎています。多収穫という呪
縛から抜け出ていないようですね。 失礼!
坪1200本だと、互いに競合して上に伸びます。背を低く止めるなんて無理です。背
伸びすることにデンプン(エネルギー)を使いますから、茎は当然細くなります。茎
が細ければ穂は当然小さい。坪1200本にこだわる限り、短稈で太く大きい穂という結
果は望むことは無理です。たとえ途中では茎数が1200本あっても、競争に敗れて消え
てゆくので1000本の穂さえ無理かもしれません。
ここで私が何もかにも話したのでは頭でわかっても身に付きません。1200本にこだ
わるとどこが狂ってくるのか。どのあたりを目指していけばよいのか。茎を短く太
く、穂を大きくするには農家としては何をしておけばよいのか。
ここはひとつ本で勉強していただくのが最良です。専門書でなくてもいいです。井
原さんの本なら親しみ易いですから読み返してみてください。
戦後から増収・増収と尻を叩かれて農家は頑張ってきました。多収穫の為には手段
を選ばなかったことはおわかりでしょうか?3000円の投資で1万円になるのならと、
農家は農薬を当然の如く使ってきました。しかしそれは地球がとてつもなく長い年月
をかけて築いたものを、たちまちの内に破壊するものでした。そのことにいまだに多
くの農家は気付いていません。ここを起点として私は環境保全型農業に入ってゆきま
した。
種まきから収穫までを評価するのに、全てと言っていいほどの農家は収量ではかり
ます。
取れた米の安全は?農家の健康は?環境への負荷は?将来への持続性は?稲を作る
ということの社会性は?収量より反当の収益は?そして何よりも稲を作る楽しさは?
半年間を評価する物差しはたくさんあるのです。なのにどうして収量ばかりに農家
はこだわるのでしょうかね。やっぱりお金で得る豊かさにあこがれるのでしょうね。
以下略
とまぁこんな内容でした。
もしかしたら誰かの参考にならないかと思って公開しました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/3 岡山の赤木さんから「中干し終了」
赤木@菜の花です。
出穂45日前あたりから始まった中干しが終って、今では全田水入れも終りました。
田んぼ横の用水路から入れるのですが、水が欲しいのはみんなで、一斉に取水します
から下流地域では川の水位が上昇しません。過度な中干しは稲の生理を狂わせますか
ら、自然流入を待ってられない。高い燃料代を覚悟で4台のポンプで順次入れてゆき
ました。
手持ちのガソリンが無くなって容器が空になるのを見計らったように大幅値上げと
き
たもんだ。
中干しの効果とはなんぞやと、理屈はいろいろあるんだろうけど、私にとっては田
んぼの真ん中が、ぬからずに歩けるようになればそれで十分。それ以上干すことは毒
で、百害あって一利なし。。。。と思っています。
徹底的に干して稲を堅くしめて、栄養成長から生殖成長へと転換させてやる。そし
てどんと穂肥が打てるようにすれば、豊作間違いなし・・・・・
私に言わせれば、教える方もアホなら、聞いて実行する方もアホだっつぅ〜〜の!
「なんで早く水を入れてやらんの?稲が泣いとるよ」
「いやいや、まだひび割れが小さい」
「だって田んぼは真っ白になってるよ。」
「しっかり干せば稲が堅くなって倒れにくくなるんだ」
「もう勝手にど〜ぞ〜」 言ってあげたのがあほらし!
ということで、この宅配仲間にはひびの中に指3本が入るほど干した者はおらんじゃ
ろうな。
話の時期が前後するんだが、近所のオヤジが言ってた。「もっと分けつが欲しいけ
ど、干したら増えなくなってしまう・・・」 何も言わなかった。
そろそろ分けつが終る頃の株だったが、今年は念のために数えてみた。
大丈夫、窒素さえ効いていれば、カラカラでもちゃんと増えてゆくもんだ。窒素が効
いていればだぞ。
さぁ〜〜て、いよいよゴリラのガッツポーズになってきたぞ。横に向いて分けつし
ていた太い茎が立ってきた。いつまでも横向きでは穂が出たらえらいことになってし
まうもんね。
色も周囲より遅れて真っ黒になっていたけど、ひところにくらべるとさめて来た。
田んぼによったら穂肥がひと振り欲しい感じもせんではない。
欲を出して気持ちよく振って稲をこかして味をまずくして、刈り取りにはかんちゃ
んに叱られて。倒れたんではくず米が増えた分だけ収量も増えるぐらいのもんだ。
西南暖地のわが地方では、穂肥の効用はせいぜいこんなところだ。
いやまだある。籾枯れ細菌病にイモチに紋枯れにと、病気のオンパレードだ。
何も振らずに楽しておいしい米に仕上げて、刈るもの楽チンでニコニコ笑顔。
さぁ、あなたならどっち取る?みんな答えはわかっているはず。
なのにあえてバカをやってしまうのが百姓の業というやつか。
それとも肥桶抱えて握りこぶしを振り回す快楽から逃れるすべはないのか。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
8/4 岡山の林さんから「アシナガバチの給餌」
皆さん今晩は、
唯我独尊居士の林です。
スズメバチが家の近くに毎日のようにやってきてコガネムシを退治してくれるので、
コガネムシが夜に私の家の中に飛び込むことがなくなった。私は、スズメバチがこれ
ほど沢山のコガネムシを退治してくれるとは思わなかった。コガネムシの幼虫は土の
中でニンジンの肩のところを傷付けて商品価値を下げてしまうので、コガネムシの密
度を下げてくれるスズメバチに感謝したい。
ところで、私の家の軒先に巣を作ったアシナガバチの一家は、その巣が大きくなり発
展した。最初は玄関の近くの板の下方に巣を作ったのだが、この巣を放棄して高いと
ころに巣を作り直したのだった。本当にこじんまりとした巣だったのに、見違えるほ
どこの一家は大きくなった。このアシナガバチの巣から8メートル程離れた所にも別
の一家が巣を作っている。しかし、この一家は大きくならない。それは、その巣の前
にジョロウグモが網を張ってしまったからだ。よくクモの巣にアシナガバチが引っか
かって体液を吸われているのを見かける。軒下のアシナガバチの巣に一匹のアシナガ
バチが緑色のアオムシと思われる肉団子を抱えて戻ってきた。どうするかと観察して
いると、戻ってきたアシナガバチに巣で待っていた一匹の蜂が近づいてきて、その肉
団子の大部分を切り取った。そして次にもう一匹の蜂がやってきて、その大きな肉団
子をまた切り離すということを繰り返した。都合、持ち帰られた肉団子は4つに分割
され、4匹の蜂がこの肉団子をクチャクチャとガムを噛むようにして柔らかくした。
そして、それぞれが巣穴の幼虫を回って給餌をしているようだった。これほど大切に
育てられた幼虫達は、すぐ成長して大きくなるだろう。最近は、私が家の外に出ると
1〜2匹のアシナガバチが飛びまわるのを見かけるようになった。そこに時々大きな
羽音を立ててスズメバチがやってくる。彼らにはこれからも働いてもらって害虫を退
治してもらいたいと願っている。しかし、問題が無いわけではない。自転車を取り出
す時にドアをバタンと開閉すると、振動で蜂達が驚いて巣が騒がしくなることだ。巣
はちょうど出入りする私の頭の真上になっている。小学生の頃、私の首筋にアシナガ
バチが落ちてきて襟首から服の中に落ち込み、背中や腹を何箇所も刺された経験を思
い出す。軒下の巣がこれからどれほど大きくなるか興味を持って見ている。
林 正弘
岡山市
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