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1/31 やまちゃんから「中野さんから聞いたことなど」
 中野さんの「陽だまり農場」は、北巨摩郡(今は北斗市)高根町にあります。
八ヶ岳の南麓、標高600メートルに位置するそうです。
何ともうらやましい話だけど、9俵とっても大きな顔が出来ないそうです。
畝取りが当たり前という地区だそうです。
お陽さんに近くて(?)日射量が多いのと、朝晩の温度差が大きいのでイネが消耗しないのですね。
八ヶ岳が噴火した火山灰が降り積もったクロボク地帯。
代かきをして4日ほどたってからでないと、どろどろで田植えできないそうです。
 
中野さんは「コナギのひどい田んぼも、2年ほど田畑輪換して野菜を作ると、
そのあとは不思議とコナギが出ない」と言われます。
「コナギの種は、少なくとも10年くらいは生き続けているはずでしょう。
畑にしたからコナギが出ないというのは、コナギの種がなくなったからとは考えられません」
畑にすると何故コナギが出にくくなるのか?
その不思議を中野さんは、ずーっと考え続けていたのでしょう。
それが「田んぼの風」に書かれたことにつながっていったのでしょうね。
 
宇都宮では、別な言い方をされていました。
「一般に種子は窒素濃度が薄い方が発芽率はいいでしょう。
逆に窒素濃度が濃いと発芽が悪くなります。
畑にして野菜を作り続けると、土が肥えて窒素濃度が濃いでしょう。
だから、植え代かきの1〜2日前に窒素成分にして2キロほど振ってから田植えするといいように思っています」
 
ここまで書きながら、ぼく(やまちゃん)は三つのことを思い出しています。
そう、ひとつは赤木さんの油かすの話。
それと京大の西村和雄先生の話。
http://josonet.ojiji.net/2002nen/12gatsu.htm
12月12日「やまちゃんから・西村先生への手紙の要旨」参照)
あとひとつは、これもシンポの会場で聞いた話ですが、
現代農業の編集部の方が、青森の事例として、
「冬水田んぼが話題になっていますが、3月4月に田んぼを乾かして、
雑草が抑えられているんですよ。今追跡中なんですが、、、」
「えっ、それはどうして?」
「まだその仕組みはわからないのですが、実際に抑えられているようなんです」
 
中野さんの話が続きます。
「鯖江の藤本さんがシンポの時に、田んぼの泥の溶存酸素が問題なんだと言っていたでしょう
「溶存酸素が多いとヒエが出て、反対に少ないとコナギが発芽する。
ヒエとコナギは対極にあると言うことですね。
藤本さんは、ヒエは問題にするに値せずと思っているようですね」
「そうです、、、、」
 
残念ながら、この話は車の中の話で、中野さんが藤本さんの話に、
どんな風に触発されたのか、聞き漏らしました。
 
「除草機はいかに早く入れるが決め手になりますね」
「中野さんは、尺角で正条に植えて縦横に除草機を押していましたね」
「それは昔の話で(笑い)、ポット苗を坪40株に植えて5条の除草機をかけています。
田植えしてから4日目、苗はぐらぐらしていますが、それでもちゃんと根を張っています。
その時に一回かければ、泥が株間にもかかって、初発の雑草は抑えられます」
「やっぱりそうなんだなあ。
除草機をかけるようなしんどいことは出来ればしたくないと思っているでしょう、
だから、イヌホタルイでも、やっぱり今年も出てきてやがると、自分の目に見えるようになってから、
やっと腰を上げて除草機をかけているんです。
そうなってからでは、遅いんだよね。往生際が悪いんだなあ。」
 
話変わって
「山下さんからイネミズゾウムシの本のコピーを送ってもらったでしょう。
あれを見ると、愛知で発生して3年目でうちに飛び火してるんです。
ずーっとイネミズの被害に悩まされてきましたが、最近は落ち着いてきています。
天敵はまだつきとめられていませんが、たぶんいますよ」
 

1/31 山梨の中野さんとやまちゃんの往復メールから
●山梨の中野さんから
山下様
民間稲作研究所シンポジウムではお世話になりました。
この3年あまり、立ち上げた有機米出荷グループの雑事をこなすのに
頭がいっぱいでしたが、久しぶりに良い刺激を受けました。
まぁ草に関しては、ここのところコナギから開放されていることで
復習の話がほとんどでしたが、生き物関連は面白かった。
わが家の田んぼ周辺に戻っていろいろ面白い事、考えてみようと…。

簡易魚道はコルゲートパイプタイプのものもあったんですね。
中の堰板は無くてもいいのかしらん…?
ここらあたりは、排水路も幅が60cmくらいしかないから
稲葉さんの田んぼで見たタイプではとても収まりません。

とにもかくにも
田んぼツアーに参加させていただき
ありがとうございました。
それから、お願いですが
”宅配便”復活していただけますか?

よろしくお願いいたします。

●やまちゃんから
コナギを「ここのところ」卒業できたのはすごいね。
今回の栃木行きでいちばんの収穫は、中野さんの話をじっくり聞けたことでした。
まだ頭の中だけでしかありませんが、すこしだけ先が見え始めてきました。
思い出しつつ、書き出してみようと思っています。
また気がついたところがあったら、教えてください。

さて、中野さんが「HPの宅配便」の継続を希望されなかったこと、
僕は気持ちがいいなと受け止めていました。
だけど、また復活を希望してくれたことは、嬉しいことです。
だらだら続けるより、メリハリがあるのがいちばんです。

「シンポで話せなかったこと」というテーマで昔話を書いていました。
こんなことを書く気になったなんて、僕も年をとったのかなと思いつつ。
あとで送られてきますのでご笑覧ください。

●山梨の中野さんから
お客さん向けの便りですが
ここ2〜3年の草対策の総括です。(添付の田んぼの風便り)
070131nakano.pdf へのリンク

今フト気がつきましたが
赤木さんのやり方も一種の田畑輪換だよね。
緑肥播きの時にサブソイラーも入れるみたいだし…

1/31 福井の塚本さんから「返事とお願いです。」
 鯖江市の集まりには、私も参加していました。
もう9年前のことになりましたか。あの頃は、
ほぼ、深水と米ぬか、ジャンボタニシの世界だったですね。
 今までの除草剤を使わない稲つくりの歴史を聞かせて頂き、
感慨深いものがありました。
 シンポジウムに参加したくても出来なかった人たちのために、
除草剤を使わない稲つくりの部分に限ってでもいいので、
どのような話が出たのか、続編で話して頂けるとありがたいです。
 前にも書いたように、素材としてはすでに出揃ってきている
と思いますので。
 私の印象では、民間稲研でもそうだしかなりの方が、
表にはあまり出ないけど、除草機で効果を上げているんだなと感じました。
 どうして除草機の効果の話が表に出てこないのでしょう。
 機械屋さんの技術であって、百姓の技術でないと感じるからか?
 私は、民間稲研シンポの前日に予定が立ったので、申し込みが出来ず、
東京で知人と会ってから足を伸ばし、2次会の一部だけの参加でした。
 それでもよかったと思っています。
 皆さんから声をかけていただいてとてもうれしかった。
 そして、皆さんのお役に立てていないことに、寂しさと
後ろめたさを感じました。
 初心に帰ってのバスでの往復はきつかった。
 
                  塚本でした。

1/30 やまちゃんから「シンポで話せなかったことなど」
 シンポジウムが始まる頃には、パネラーを引き受けたことを、
「なんと軽はずみなことを、、、」と、後悔してブルーな気分でいました。
去年の11月でしたか、稲葉さんが声をかけてくれたときは、
「しばらく疎遠になっていたので、それを気遣ってくれてのことなんだろうな」と、
嬉しく、ありがたく受けたのですが、
「おっ、栃木までただで行けるじゃないか」などという、さもしい計算をしていたのも事実です。
 
4〜5人くらいの人数で談笑するのは好きなんですが、
両手両足を超える人数の人を前に話し出すと、いつもしどろもどろになってしまうのです。
それが200人くらいもいるじゃないですか。
僕が話せることは「わがスランプのイネ作り」、
「あかんどうやって壇上で2時間あまりの時間を過ごしたらいいものやら、、、、」
さいわい司会の中島先生が、
「減農薬のイネ作りから無農薬のイネ作りの時代のうねりや活気などについて、
10分という時間厳守で話してください」と言ってくれました。
助け船を出されたようでほっとしました。
だけど、実情は口をぱくぱくさせていただけのようなものでした。
 
ぼやきはそれくらいにして、田んぼツアーの時に、山梨の中野さんが
「鯖江の藤本さんのところで集まりを持ったことは大きかったねえ」と、
しみじみと言ってくれたので、その頃のことを少し書いてみます。
今まで誰にも喋ったりしたことがありませんので。
 
鯖江の藤本さんのところで「おらが田んぼでも除草剤を使わないイネ作りはできそうか」という
シンポジウムを開いたのは、1998年7月のことでした。
井原豊さんがなくなったのは、その前の年のお正月。
4月に追悼集「井原死すともへの字は死せず」が刊行されたのですが、
追悼集の準備中(前年の秋頃)に、一灯園の奥村さんあたりから、
本が出来たら出版記念会をやりましょうと声をかけられていました。
ところが、本が出来たら僕のお役はご免だと思っていましたので、
乗り気になれずその話は断っていました。
その頃追悼集は農文協が発売元になってくれる「約束」が出来ていたので、
僕の役目は本を出版するまでと思っていたのです。
ところが、農文協との「約束」がごわさんになって、どうやって売るかと言うことを算段しなくてはならなくなりました。
 
いや、それもあるけど、藤本さんとの出会いがなかったら、
たぶん「出版記念祝賀会」はやっていなかったような気がするなあ。
出会いはひょんなことでした。
朝日新聞に「大阪釜が崎で、野宿者の炊き出し用のお米がなくて困っている」という記事が出たのです。
「ちゃんとしたお米なら高いけど、小米(くず米)ならキロ30円くらいで買えると思いますよ。
精米すれば美味しく食べられますす。うまくいけば無料でいいという人あるかも」と、
釜が崎の炊き出しセンターに話してみたら、頼みますとのこと。
その頃、お米の勉強会の会報に「PRのページ」があって、
「炊き出し用に、小米を提供してくれませんか」と呼びかけたら、
一番に反応してくれたのが、藤本さんでした。
それまで面識は全くありません。
「無料にはしません。ただで貰うと人の心が腐るから」と、おっしゃる。
これはなかなかおもしろ人だと、いろいろ電話で聞いていると、
30ヘクタール無農薬有機栽培でお米を作っているとのこと。
びっくりたまげました。
当時ぼくも除草剤を使わない稲作りにチャレンジしはじめたばかりでしたので、根掘り葉掘り聞いていきますと、
例の早口で、出し惜しみせずに教えてくれます。
 
これはすごいと、すぐ稲葉さんに電話して、
「来年夏の成苗二本植え研究会の現地検討会と、出版記念祝賀会をドッキングさせて、
福井県鯖江の藤本農園でやりましょう」と言うことになったのです。
会場の手配などは藤本さんが全部やってくれました。
宿泊定員100人くらいのホテルに150人も集まったので、
寝るのは宴会が終わったあとを片づけて、そこに布団を敷いて貰って雑魚寝です。
あんなこと、ホテルがよく引き受けてくれたなあと、今でも思います。
藤本さんがその簡易保険のホテルにお米を売っていたり、
地元で支配人と深いつきあいがあったのでやってくれたんだろうな。
藤本さんのあの強引な交渉もきいたんだろうな、きっと。
 
遠方で交通費も馬鹿にならないので、参加費は出来るだけ安くしたいと、
たしか一泊2食付きで1万円でした。
宴会の酒代が入っていなかったので、休憩中に
「飲み助の人は酒代をカンパしてください」とカンパの箱を持って、まわって貰いました。
これはクサツパイオニアファームの奥村さんとそこの若い衆が中心になってやってくれました。
 
1日目は藤本農園の見学と藤本さんと稲葉さんの講演。そして祝賀会。
2日目が、現代農業編集長の西森さんの司会でシンポジウム。
熱気むんむんでおもしろい話が続出です。
これは聞きっぱなしではもったいない。
「記録集を出したいですね」と、稲葉さんや奥村さんに言うと賛成してくれました。
そこから費用捻出の算段です。
テープ起こしの費用は、農文協のつきあいのあるところを使えば、
1時間あたり1万5千円くらいと案外安くてすみそうです。
パネラーとして来ていただいた方々には、事情を話してねぎりまくりました。
橋川潮先生には、本が出来たらそれを20冊渡すからと交通費もなし。
宇根さんも似たようなものだったかなあ?
山下惣一さんは、翌日新潟で講演があるらしく、そこから交通費が出るはずだろうからと、涙金。
今考えても、無茶で強引な話です。
会計を担当してくれていた奥村さんが、あきれたような顔をしていたのを覚えています。
 
発行元や販売は「成苗二本植え研究会」にお願いしました。
ところがその頃稲葉さんは、ガッコの先生をしながら、持ち出しで研究会を主宰されていたのでしょうね。
きっと懐具合も心許なかったのでしょう。
僕が千円で1000部を提案したところ、500部にしようと言われます。
「印刷賃なんて1000部も500部もさして変わらない、1000部くらい売れますよ。
完売できたら研究会に20万円くらいの収入が入るのですから」
と、強引に1000部を了解して貰いました。
たしか半年足らずで完売したはずです。
この記録集が好評で、農文協の「除草剤を使わない稲作り」という本につながりました。
そして、そのあとの「環境保全型稲作全国集会」(1〜3回)にもつながっていきました。
そしてそして、その「全国集会」があって、そこでたくさんの仲間に会えたことで、
この「除草剤を使わない稲作り」のHPが誕生しました。
 
以上、昔話でした。
こんな与太話を書くなんて、僕も間違いなく年をとってきてるんですねえ(笑)

1/29 やまちゃんから「宇都宮お会いした皆さん、ありがとう」
 宇都宮でお会いした皆さんへ
いろいろありがとう。
とても楽しかったです。
キーボードパチャパチャとは違う、
やっぱり直接顔を見て話すのはいいもんだなあと思いました。
 
上野さんや稲葉さんがどんなところで田んぼ作ってるんだろう、
いっぺんこの目で見てみたいと、ただそれだけでわがまま言ったら、
上野さんや稲葉さんが、栃木に来たらまかせてくださいと言ってくれて、
総勢30名近くになって、楽しく、すごく刺激を受けた田んぼツアーになりました。
栃木の皆さん、ありがとう。
 
ぼくは、宇都宮大学の水谷先生
(宇根さんの言葉を借りれば「農業土木に生き物を持ち込んだ先駆者」)
の車に同乗させて貰って、
水谷先生や農林事務所の中茎さんは、
姫路市水族館の市川さんの「たがめビオトープ」に来たこともあって、
ということは、僕の田んぼのなわばりに足跡を残されたことがあって、
楽しいお話をいっぱい聞かせて貰いました。
「田んぼの土を掘ってみると、意外にたくさんの生き物が土の中で越冬しているんです」
「稲刈り後の田んぼを掘ると、だいたいが10〜15センチくらいのところにいて、
上野さんの田んぼでは、ドジョウが1反に7000匹くらい越冬している勘定になるのです」
「冬の間に乾いた田んぼで、それらの生き物がどうなるのか、
もっと潜って生き延びることが出来るのか、死ぬのもだいぶ出るのか、
それはこれからまた土を掘って調べるのです。
メダカ里親の会には、いろんな人があつまってきていて、やってるのです」
 
そういう風に冬の田んぼを掘って生き物を調査するのは、今までされたことがないそうです。
そんな話を聞きながら、上野さんの田んぼに着きました。
後藤さんのメールの写真の魚道、実物を見るのは初めてでした。
お後は「メダカ里親の会」のHPがあったので、それに譲ります。
http://nkkk.s202.xrea.com/medaka-satooya/gyodou.htm

1/29 新潟の佐藤さんから「 マツバイ」
マツバイ (ヘアーグラス)名前のとおり髪の毛のように細い葉が沢山出てランナーでどんどん広がり田面を覆いつくします。私の田にも出るところが1枚あります。代掻きで丁寧に掻けばその年は防げるとおもいます。しかし 畦際に残すとあっというまに広がります。スコップなどで丁寧に掻き出してやる必要があります。畦マルチなどで覆っているとトラクターのロータリーと畦の間にどうしても残ります。5aの圃場ですから 隅々まで丁寧な代掻きを行えば防げるとおもいます。細田さんの圃場は基肥が十分入っているようですからマツバイには負けない稲が育つと思いますが?

昨年の今頃は積雪3m超 今年は30cm以下このままだと2月中に積雪0となりそうです。かって経験のなかった事態です。毎年このようだと赤木さん提唱の緑肥抑草ができるのですが来年はわかりません。宇都宮では残念ながらゆっくりお話をする時間がとれませんでした。残念。またの機会を期待します。佐藤繁男

去年の雪景色





1/29 茨城のすずき産地から「シンポおつかれさまでした。
地元で「焼っきり」(土手焼きもしくは野焼き)のため、
27日の第一部のみで帰ってきてしまいました。
こちらから参加なさった方々にはあいさつできませんでしたが、
やまちゃんさんのご尊顔を拝見できて幸いでした。
問題あるでしょうが、ブログに載せちゃいました。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/b2b11b7913529e449556e1f4a4860ff1
あ、会場では、
こんなずうずうしい位置からシャッターを切っている人は見かけなかったので、
いちおう記念写真として、少し圧縮したファイルを添付しますね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1/29 埼玉の後藤さんから「稲作研究所シンポジウム見学会」
埼玉県羽生市の後藤です。


民間稲作研究所のシンポジウムに参加してきました。
山下さんをはじめこの宅配便で知っていた方がたと初めてお会いすることができ
感激でした。
上野さんの田んぼ見学では水路の魚を田んぼに導入する”魚の道”の試みなどを
見せていただきました。添付ファイルは簡易パイプタイプとちょっとつくりこん
だタイプの2つを。
 
明日は引き続き村山さんが企画してくださった見学会に参加させていただきます。
農閑期に北関東のこうした先進事例を先輩たちの話を聞きながらみられることが
とてもありがたいです。お骨折りいただいたかた方がたに心から感謝です。

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 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩

メールアドレスmasa-goto(アットマ)cam.hi-ho.ne.jp
 ホームページhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
  生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 
*********************************************
 
1/29 岡山の赤木さんから「細田さんちのたんぼ 3」
赤木@菜の花です。

前回のマツバイは詰まるところ多年生雑草ととらえればいいのでしょうね。

最後のホタルイを料理してみますか。
 多年生雑草には違いないのだが、芋は作らず越冬芽で生き残るらしい。早い話が土
中の芽が生き残って生えてくると理解すればいいのかな。ところがこの芽、乾燥や埋
没には弱く、通常の耕耘がなされていたら死んでしまい、寿命10年の種子で命をつな
いでいるらしい。つまり1年生雑草と変らない。
 逆を言えば不耕起栽培なんかすると、前年の株が翌年には一気に茂ってめちゃ増え
るってこと。
そう言えば宅配便に不耕起田とかなんとか書いてあったなぁ・・・・・!
 コナギ同様無酸素条件下で喜んで芽を出す。つまり深水管理では叩けない。反対に
空気中では発芽しないそうな。
条件がよければ地下5cmからでも出芽するらしい。稲との光争奪戦には弱く、田植え
後1ヶ月もしてから生えたのでは種を残すまでには到らないとか。
早期栽培では、刈り取り後に茂って大量の種子を残すらしいぞ。マツバイと似てい
る。
水生植物だから、コナギと同じような対処がいるらしい。ただ有機酸が効くかどうか
は書いていない。と言うことは効くかもしれないという望みも捨てきれないわけだ。

さてと、以上のことから対策を考えるとどうなるか。
1. 刈り取り後は速やかに耕して乾燥・埋没の術で殺す。
  不耕起栽培ではホタルイはますます増えるものと覚悟するべし。
  私の話す技術はすべからく耕して代掻きすることが基本になっています。
  もし不耕起田の話だったら私の出番ではありません。

2. 田植え後に米糠振ったのでは泥の表面だけに強還元や有機酸の皮膜ができるよう
に思います。代掻きで有機物を10cmぐらいの深さまで混ぜ込むようにすると、10cm
の層全体が強還元になるし、有機酸も土全体に広がっている。5cmの深さで発芽して
も有機酸が存在するから芽や根が焼けてくれないだろうか。稲の根は発芽直後の草の
根とは強さが大違いだから大丈夫。これは私の稲が毎年証明しています。
3. 去年のホタルイ、田植え後ゆっくりと生えたのなら種子が原因。そうではなく
あっという間に大きな株が出来上がっていたんだったら生き残っていた芽が原因。後
者は打つ手なし。耕耘あるのみ。前者なら緑肥とかデンプンを持った相当量の有機物
で対
処できそう。
4. 光不足に弱いから、小面積なら刈り敷きが有効だと思うけど手間がかかる。アゾ
ラならいいかも。


    以上がホタルイ(主にイヌホタルイ)対策です。

 いろいろ書いてきたけど、私が奨励するのは有機物を代掻き前に振って、泥の中に
混ぜ込んで有機酸を発生さす抑草方法と深水管理です。
 すでに書いてきたのと重複しますが、
私の場合、代掻き3日ほど前に菜種油粕ペレット(ペレットでなくてもかまいませ
ん)を80kgほど振り撒く予定です。(去年苗代跡で実験済み)
その頃がカラカラ天気なら1週間まえでもOKです。米糠、くず米、くず麦、フスマ、
くず大豆、思いきったところでは牛の配合飼料、とまぁなんでもいいわけだ。
 
 そこで細田さん、
 マツバイとホタルイ対策はそれぞれに書いてきた中で、できそうな項目を実施して
みてください。読んでいる仲間の中には、同じ草に手を焼いている人もいると思いま
す。その人たちの参考にもなりますから、検討段階から書いていただけたらいいので
すが。方針が決まってしまった結果だけでもかまいませんが、傍目八目といって、本
人の気づかない落とし穴の助言が周囲からあったりするかもしれません。
考え込んではまり込んでしまうと往々にして、原理原則から外れてしまって大失敗を
やらかすものです。
 私からできる助言はこんなところです。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

 

1/29 市川さんとやまちゃんの往復メール「マツバイについて」

●市川さんから(1/25)
池の土手が台風で崩れ、それまで40cmほどあった水深が、10cm以下にな
った池で、土手が崩れる前はほとんど気づかなかったのに。崩れた翌年は池の底
一面にマツバイがぎっしり生えた池を知っています。しかし、池の底にあった芽
が出たものか、岸にわずかにあったものが広がったのかは知りません。
マツバイは水の澄んだ池の岸際によく生えています。水の濁った池ではあまり見
ません。
●やまちゃんから「マツバイ補足」
 市川さんからのメールに、何気なくマツバイの写真が載っている
 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/cyperaceae/matsubai/matsubai.htm
 書き添えたのですが、それには一年草と書いてありました。
 あれおかしいなと思って、別なのを見てみますと
 http://www.japr.or.jp/database/data/007.html
 多年草と出ています。
 一年草と書いてあるページはほかにもあるようですが、
 種子や地下茎で増える多年草と言うことだろうと思います。 

●市川憲平です(1/25)
コナギは1年草ですが、種子は土中で5年、10年と生き続けて、条件が良くな
ると発芽します。だから、1年草だからと言って油断できるわけではありません。
 
●やまちゃんから
 マツバイについて言われているのか、ちょっと意味がつかみかねています。
少し補足して書いていただければありがたいです。
●市川さんから 
1年草には1年草なりの生き残りの戦略があると言うことを言い
たかっただけです。だから、マツバイにだってなしがしかの戦略が
あるに違いないと感じたのです。
多年草と比べると1年草のほうが短期間で大繁殖する力が強いのが
一般的です。赤木さんは、簡単に7,8割はやっつけられると書い
ていますが、1割残っていればすぐに元の量に戻れるのが1年草の
戦略だと思います。
答えになっていないかもしれません。ごめんなさい。
 
●やまちゃんから(1/26) 
一年草の戦略、その通りでおもしろく読みました。
 ただ、赤木さんが五分の四と書いているのは、
 多年草としてのマツバイについてでして、
 多年草の地下茎は、ていねいな代かきで埋め込むことによって、
 セリなども実害がない程度に少なくなります。
 
ぎくしゃくしたまま「HPの宅配便」にのせても、またおもしろいのですが、
 民間稲作研究所のシンポジウムに参加するので、
10時半頃の新幹線で3日ほど東京方面に向かいますので、留守します。
 
●市川さんから(1/26)
 一年草か多年草かと言う話になったためにややこしくなったようです。
ほんの少しでも地表近くに地下茎が残っていると、あっという間に大繁殖するマ
ツバイの繁殖力は侮れないという話にすればすっきりするかも知れません。
ところでひとつ気になっていることがあります。山の中の非常に澄んだ水の池で、
20〜30cmの水底にぎっしりマツバイが茂っているのを見たことがあります。
それだけを考えると深水は効果がないように見えます。
ここで疑問です。深水にするというのは、水圧を問題にしているのか、それとも
水を深くすることによって太陽光が届きにくくしているのでしょうか。上のマツ
バイの池のことを考えると、どうも後者のように思えます。肥料分の多い田んぼ
では、水を張ればすぐにプランクトンが発生して透明度は下がるはずですから。
と、勝手に納得してみました。市川憲平

1/25 宮城の齋藤さんから「有機JAS法と有機農業推進法」
 こんにちは 宮城県栗原市一迫の齋藤です。
 
民間稲作研究所のシンポジウムに「こども雪祭り」とかち合い
参加できず大変残念です。「HPの宅配便」のミニオフ会はたまた
全国の除草剤を使わない生産者大会みたいなのに・・・・・。
 
おそらく両日とも 有機農業の技術と有機表示の問題で喧々諤々
丁々発止の議論がされるんでしょうね。
 
有機農業の定義は 有機JAS法ではコーデックス有機基準に準拠していますが
有機農業推進法では禁止された農薬・化学肥料と遺伝子組み換え技術を使用しない
こととなっています。
 
厳密に言いますと 厩堆肥の場合 遺伝子組み換えされた飼料で飼育された
厩肥を使用しますと 有機農業または有機農産物とみなされなくなります。
 
有機農業推進法の施行により 除草剤を使用しない米つくりや化学合成農薬・
化学肥料を極力施用しない農業がひろまることを願っています。
 
齋藤 政憲 
 
1/25 姫路市水族館の市川さんから「マツバイ」
市川憲平@水族館です。
池の土手が台風で崩れ、それまで40cmほどあった水深が、10cm以下にな
った池で、土手が崩れる前はほとんど気づかなかったのに。崩れた翌年は池の底
一面にマツバイがぎっしり生えた池を知っています。しかし、池の底にあった芽
が出たものか、岸にわずかにあったものが広がったのかは知りません。
マツバイは水の澄んだ池の岸際によく生えています。水の濁った池ではあまり見
ません。
マツバイ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/cyperaceae/matsubai/matsubai.htm

●やまちゃんから「マツバイ補足」
 市川さんからのメールに、何気なくマツバイの写真が載っている
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/cyperaceae/matsubai/matsubai.htm
書き添えたのですが、それには一年草と書いてありました。
あれおかしいなと思って、別なのを見てみますと
http://www.japr.or.jp/database/data/007.html
多年草と出ています。
一年草と書いてあるページはほかにもあるようですが、
種子や地下茎で増える多年草と言うことだろうと思います。
1/23 岡山の赤木さんから「細田さんの田んぼ その2」
赤木@菜の花です。

 マツバイとホタルイ。どちらも私の田んぼには生えていないので、本を参考に引っ
張り出します。前回のヒエもコナギも一年生雑草にであるのに比べて、どちらも多年
生雑草
のようです。この差は天と地の差ほどある。

マツバイ  主に越冬芽で繁殖し、地下茎からもいくらかは翌春芽を出す。5℃以上
なら芽を伸ばすことができる。ということは温暖な地方では厳冬期をのぞいて年中伸
びることが可能だということだ。
 水を張った状態では3cm以下の茎からは発芽できない。つまり深水管理下では土中
深くある芽は殺したも同然。翌年に発芽できなかったらそれでお陀仏らしい。つまり
芽の寿命は短いらしい。
 一年ばっちり抑えることが出来たら翌年はぐんと減るということかな。
 越冬芽は低温には強いが、乾燥には弱いらしい。冬、田んぼが乾くところでは繁殖
しにくいってことだ。もしカラカラ天気が続くと天気予報が言ったら、すぐにでも耕
して土を乾かしてやればその年はラクになるってこと。
 机上の空言かも知れませんが、もし15cm耕しておくと深水管理によって12/15つま
り5分の4は殺せるということです。
 光の要求度は大きい方で、稲が茂ると生育が落ちて越冬芽が少なくなるそうです。
逆を言えば早生稲を刈った跡は、まだ気温が高いからいくらでも茂るってことにな
る。コンバインでワラを落とせばまだよいけど、手刈りしてハザかけなんかしたら光
をしっかり受けて彼らの天下になる。

 以上が本に書いてあることから、私見など入れながら考えてみたものです。
対策として考えられることは
1. 可能なら田んぼを秋耕して土を乾かす。
2. 耕耘は深くして表面の密度を下げておく。
3. ヒエの深水対策に便乗して発芽を少なくする。
4. 刈り取り後は早く耕して土の中に埋め込み、越冬芽の発生を少なくする。もしく
はコン 
  バインでワラを落として被覆する。
5. 晩生稲を付けてみる。
6. 刈敷きをしてみる。(稲ワラや草を条間に敷いて光を遮断する)
7. 種子からの発芽でないからよくわからないのですが、越冬芽といえども発芽の瞬
間は 
  弱弱しいと思うから、コナギ対策として振る有機物から出る有機酸に期待する。

 ヒエとコナギの対策の中で、いくらかは叩けるでしょう。むしろ耕種的対策によっ
てかなり抑えることが出来そうです。1は無理として、どれどれやってみるかはお任
せします。
 他にもあれば考えてみてください。

 疲れたからホタルイはまた今度ね。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

1/20 岡山の赤木さんから「細田さんの田んぼを考える」
赤木@菜の花です。

 緑肥が困難な細田さんの田んぼを考えてみましょう。
何か良い対策が見えるかもしれません。 でも見えないかもしれない・・・・・
去年生えて困った草はヒエ、コナギ、マツバイ、ホタルイでしたね。

 ヒエは深水ができるなら完全に抑えられます。後半になって生えたということでし
たが、
出穂30日前にもなって生えたのでしたら全然問題無しです。1本ヒエでたいして種子
も残らないと思います。(発見が30日前ではありませんよ。)
思っているよりちょっとだけ深水期間を長くしてやれば大丈夫なようです。
 中干しで乾かして、もしその後に生えるのでしたら、中干し終了後も深水としてく
ださい。生えかけたヒエがあってもまだ小さいから枯れます。しかも稲はかなり大き
いですから、しっかり水が入れれます。

 コナギは今回一番対象とする草です。おっしゃっていたように、田植え直前にデン
プンを含む有機物を投入して対処としましょう。米糠でも良いし、私は扱い易いく入
手も簡単な菜種油粕ペレットを使います。価格も手ごろですから。反当にして70kgか
80kg予定しています。価格にして4000円以下です。高い除草剤よりもう少し高くつき
ます。2回振る人よりは安いですけどね。水を入れる3日ほど前ですね。6月中旬の田
植えの私の場合、入水したら翌日代掻きです。更に一日置いて田植えをします。 
 5月連休頃の田植えだとか、高冷地だともう2・3日早めに振って土と混ぜ、腐熟を促
進しておかないと、有機酸発生とコナギの発根発芽のタイミングがずれるように思い
ます。
 この場合有機物と言っても牛糞や鶏糞ではだめだと思います。デンプンや糖分が分
解されて有機酸を出しますから。有機物と言っても中身が違うものをごちゃ混ぜにし
ないように。
 鶏糞が150kgすでに振ってあるということですから、肥欲でないコシヒカリなんか
ですと、投入する有機物以外には、もうほとんど肥料は要りません。菜種粕80kgでは
多すぎるぐらいだと思います。(田んぼがカラカラなら窒素分がいくらか飛んでゆく
でしょうけど、べちょべちょではそのまま居座るでしょうから)
 作る稲の肥料要求具合と相談してください。
 長くなりましたが以上がコナギ対策です。

残りはマツバイとホタルイ。こいつは手ごわい。こいつらこそ生態をしっかり理解し
ておかないとひどい目に遭いそう。
 この2つは次のメールで。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

1/18 茨城のすずき産地から「民間稲作研究シンポ」
こんばんわ。

さる1月7日の強風で、育苗ハウスが倒壊
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/83a999bdf273d65c73d790913453dfe5
したほか、さまざまな被害をこうむりました。
とか、
さる1月13日午後3時前、フジテレビで10分くらい、
「すずき産地」で収録された番組が放映されたりしました。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/71d69dd0070c2a9409b7008064a29d7e
といった近況報告はおいといて、

宇都宮での民間稲作研究シンポジウムに
ようやく今日、参加申し込みをしました。

ただ
1月28日は、地区行事の焼っきり(土手焼き)が予定されていて
地区の用水組合の役員をしている関係で抜けるわけにもいかず、
初日の第一部のみの参加としました。
皆様にあいさつする時間もないかもしれませんが、
よろしくおねがいいたします。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1/18 神奈川の細田さんから「Re赤木さんから・謹賀新年」
NPO(アットマ)細田です。
 
「緑肥なき抑草技術の確立」は私の課題でもありました。昨年はじめて
挑戦した復活田は草の種類も少なく、除草に苦労はありませんでした。
しかし、泥田でレンゲや菜の花など緑肥栽培の難しい現状では継続
した抑草効果を期待することもままならず、悩んでいたところです。
漠然と「代掻き前に米ぬか200キロ」程度の感覚しか持ち合わせて
無かったので、赤木大明神と一緒に取り組むことになれれば、勉強
させていただきたいと思ってます。
圃場の広さは5aで、12月末に鶏糞150キロ撒布したまま放置して
います。雨の多い今年は田んぼも乾かず、長靴で歩くのも困難な
ほどで「田冬水」のようすです。冬から春に掛けて必要な作業ノウハウ
をご提供いただければありがたいです。

1/18 お米の勉強会の村山さんから「欲張りな計画実現」
皆様    村山です
 昨日茨城行きの欲張りな1日にお誘いしましたところ、
早速本岡さんが参加してくださることになりました。
そこで、これは何とか実現しなくちゃと心を込めて高松さん、霜多さんに連絡してOKをいただきました。
 
 両方を紹介してくださった照沼さんからは、じゃあ東海村から高松さん、霜多さんへはワゴン車でも案内してあげるとおっしゃっていただきました。
 
 28日に稲葉先生の圃場見学の後、宇都宮を6時ごろ出発すると、東海村に8時半ごろ着くようですので、近くのビジネスホテルにでも泊まろうかと思っています。
 
 参加者は今のところ岡田さん、本岡さん、村山の3人ですが、折角車を出してくださいますので、よろしかったらもう幾人かどうぞ。
 
 高松求さんは、ハナミワセという牧草の一種を刈り入れ後の田圃で育て、3月に刈り倒して、EM菌で作ったぼかしと一緒に田圃にすきこんで緑肥とし、コシヒカリを10俵もとっていらっしゃいます。
 とても研究熱心な方で、井原さんと同じように合理的にものを考えられる方です。
 
 霜多さんは腐植がすべてとおっしゃり、どんな品質のものも自由に作れるとおっしゃっています。初めてのさつま芋も照沼さんのものより美味しかった、とは照沼さんの談です。
 
 照沼さんは、60Haの畑を霜多さんのように作りたいと頑張っておられます。その有機に脱帽します。

1/18 お米の勉強会の村山さんから「Re赤木さんから・ 田んぼ作業も本格化」
皆様、赤木様     村山です
 またまた余計なおせっかいでごめんなさい。
 
 赤木さんのおっしゃる「土改剤ケ〇カ〇なるもの」は本当に怪しげなものです。精錬所の廃棄物を、農協が安くてミネラル豊富な土壌改良剤として、買わされたのです。よって、他の肥料にない規制があります。カドミウム0.2ppm以下(だったかな?)。
 
 以前私共の会員さんからの指摘で、分析してもらった時に、ある会社のが規制ぎりぎり含まれていました。
 
 井原豊さんに言いましたら、あんな重いもの腰をいわして、土を硬くするものを入れてどうするんだ、と一蹴されました。
赤木さんのご判断は正解だと思います。
 
 紙マルチ、布マルチについても同感です。
昔、橋川潮先生は低投入の稲づくりを推奨されていましたね。


1/17 福井の塚本さんから・「昨年の大失敗」
 昨年は、元肥の肥料が多すぎた。

○鶏糞360キロの田んぼ
 ==>イモチ病、米が鶏糞くさい
 売るわけにはいかないので、40袋を蔵に積んだまま。
 田んぼごとに米を保管する習性があったので、他と
混じらずに済んだ事だけは良かった。しかし、がっかり。
お客様にもごめんなさいと謝罪して回りました。
 自家消費米にします。痛い!

○菜種の油粕80キロ(4袋)
 ==>いもち病、12年ぶりに殺菌剤使用

 いずれもいもち病で登熟歩合が低下し、
なんと倒伏を免れました(奇跡的、信じられない)。
 特別栽培の認証は取れますが、私はこんな品質、
栽培過程では不合格と思うので、認証を取り消してもらいました。
いま、普通のお米で売っています。

 他人の田んぼどころか自分の田んぼでも肥料の量を
決められません。経験と、肥料成分の計算で、これで
いいだろうと思ったのですが、大失敗でした。
 この失敗は、皆さんの肥やしにはならないでしょう。
 田んぼはそれぞれ違いが大きい。

 1月12日から雪を踏みながら、田んぼに元肥散布して、
トラクターで田を起しています。
 鶏糞と油粕をブレンドして50から60キロ撒きました。
 今度は少なすぎてトロトロ層ができないのではと、
昨年のことは忘れて、今年の心配をしています。
 草抑えには、病気みたいに執拗に取り組んでいる私ですが、
あれが出来ればこれで失敗と、いつまでたってもうまいこといきません。
 死ぬまでにもっと上手くなりたい。これ本音。

1/17 岡山の赤木さんから「田んぼ作業も本格化」
赤木@菜の花です。

トロトロ層やらEM活性液の話しで盛り上がっている時に、横道にそれて悪いんだ
が。。。

田んぼの高低均しに続いて荒起し。
終ってサブソイラーをかけて地下排水対策。
今は耕耘も2回目に入り、砕土しながらできるだけ深く耕しています。
鶏糞堆肥も届いてパレットが高く積まれています。
緑肥の種子も準備完了。
播種・溝あけが終るまでしばらくの間農繁期並みのはずなのに、雨で小休止。
春に蒔く籾種も脱芒・枝梗除去・脱毛処理を終えました。
冬来たりなば春遠からじ。鼻水垂らしながら春に向かって頑張っています。

 話を元に戻してと、 
それぞれの企業が研究開発して世に出した製品は、それなりに自信があるんだろう
と思う。
 テレビなら誰が使っても観ることができるけど、こと微生物資材に関しては使い方
のわずかな違いや温度などで、宝にもなれば無用の長物たりうることもある。カタログ
や広告は最高の場面だけ切り取ってある・・・・とも思えるんだが。
 そんな資材を使わなくてもたいして差がないことも、凡人にはよくある。 

 微生物資材とは違うが、田んぼに入れる土改剤ケ〇カ〇なるもの、アルカリ分で土
を中和し、カルシウムやケイ酸分の働きで稲は丈夫になって病害虫に強くなる・・・
・私も長年入れてみたがそんな効用はついに見当らなかった。もう止めて久しくなる
けどやっぱり何も変らない。
 反当5000円の毎年の投入はいったい何だったんだろう。もう少し継続すれば良かった
のかも知れない。。。。。 と思うのがよい子なんだけど・・・
 ウララ ウララ ウラウラよ、♪噂を信じちゃいけないよ・・・ ああなんにも変
らない♪

 EM活性液は、草の発芽を促進させておいて、糖蜜から出る有機酸で叩く。メカニズ
ムはおよそこんなところだろう。
草を抑える原理はそんなに特殊なものはない。
 空気遮断、有機酸、光遮断、強還元、鳥や魚や手で取る。ざっとこんなところかな。
トロトロ層にしても、泥の中に埋め込むことで、強還元状態に置き空気も光も遮断し
ている。そんな田んぼは必ず水が濁っている。つまり濁り水による光遮断もある。
  
 話がそれるが、紙マルチの紙代は反当2万円より高いと聞いている。布マルチでは
もっと高く30000円かかる。60kgあたり4000円高く売ってもともと。

 冷静の上にも冷静に原理やコストを考えて選択して下さい。選択しようとしている
方法は、どの原理を応用しているのか。その原理は自分が困っている草に効果がある
のか。草の特徴は 「除草剤を使わない稲つくり」(農文協) に書いてあります。
そして原理は2つ以上必ず組み合わせてください。このあたりが地域ごとの、農家ご
との、最後は田んぼごとの技術となります。

 悟りきったようなことを言っていますが、お許しあれ。
草との戦いは私も同じです。考えて考えて、今年はどんな新しい手を使ってやろう
か、もっと斬新な奥の手はないものか。 
 ひとつのやり方でもし失敗しそうになった場合、どんな対策があるのだろうか。毎
年悩む問題です。でもこれを考えることで脳は活性化するし新しい発見があります。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通
 
1/17 お米の勉強会の村山さんから「欲張りな計画」
皆様、民間稲作に参加される皆様    お米の勉強会の村山です
 だんだんお会いできる方が増えてきて、嬉しいです。
 
 その上、私共はもっと欲張りな計画を検討中です。
どなたか上野さんと稲葉先生の田んぼ見学の次の日、29日(月)に茨城県を回りたい方はいらっしゃいませんか。
小山から常磐線で、東海村へ行き、日本一のさつま芋の干し芋農家照沼勝浩さんの干し芋工場、次に牛久の高松求さんの圃場、取手の霜多増雄さんのハーブ農場を見学したいと思っています。
本当に欲張りで、しかもその日中に岡田さんは姫路に帰らないといけません。
28日のお泊りは宇都宮にしようか、東海村にしようか迷っています。
 
 こんな計画に興味がおありでしたら、どうぞご参加下さい。但し、まだ確定ではありません。ちょっと全部は無理かな、と思っています。

1/17 福島の石田さんから
こんばんわ。福島の石田です。連絡有難うございます。
28日の午後の見学の件ですが、よろしければ車を提供いたします。3名まで受け入れ可能です
 
1/17 千葉の高柳さんから
高柳功@おかげさま農場です。
こちらからは、多分8人乗りのワゴンで5名参加の予定です。
残りのシート3名分くらいは空くと思います。
 
杉野様
 お久しぶりです。田んぼの始まらないうちに千葉の以前の仲間達と
無農薬稲作の交流会をしましょう。どうですか。現地でお会いしましょう。
 
●やまちゃんから
ありがとさんです。
密度の濃い二次会(交流会)になるのを楽しみにしています。
民間稲作研究所のシンポジウムの会場で、おおっぴらに呼びかけるのはやめにします。
口コミで伝わったメンバーでやりましょう。
正月にあった高校の時の同窓会でつくづく思ったのですが、
あまり人数が多すぎると、わいわいがやがやとうるさいばっかりでおもしろくないものですね。

1/16 埼玉の後藤さんから・参考資料ほか」
(その1)
野菜に関してですが
近畿中国四国農業研究センターの公開しているマニュアル類が
なかなか面白いです。ご紹介しておきます。

http://www.cgk.affrc.go.jp/tech-i/tech_index.html#yasai

・コマツナ無農薬ハウス栽培マニュアル
・コマツナ無農薬露地栽培マニュアル
・太陽熱利用土壌消毒とネットトンネルによる・・・・
・美山町で見られるアブラナ科野菜の害虫
・アブラムシ対策としての「バンカー法」
 などがとりあえず参考になりました。

(その2)
「シンポジウム」の一日目も二日目も糧工房の店番を代わりにやってくれる方
が見つかったため朝、パンを焼いたあとは動けるようになりました。
予定通り一日目は第一部のみ申込みました。二日目はもし可能でしたら田んぼ見学
にぜひ参加してみたい、と考えています。
先方の御都合もあると思うので可能かどうかお教えいただけますと幸いです。
 
●やまちゃんから
杉野さんのメールでも書きましたが、
大人数のシンポジウムではなかなか話せなかったことを、
番外編の田んぼツアーで、「うだうだ」とやるのもおもしろかろうと思っています。
どうぞご参加ください。
(なんちゃって、主導権は勝手にこちらが握っているのです。ハハハハ、、、、)

1/16 千葉の杉野さんから「車の件」
山下様
 
千葉の杉野です。
 
民間稲作研究所のシンポジウムへは車で宇都宮へ出かけますので、
二日目、車を提供できます。
運転手以外に3名乗れます。
 
よろしくお願いします。
 
●やまちゃんから
ありがとうございます。
車に乗せてください。
当日田んぼを見せて貰うこと、ほかの方々にも伝えたいと思っています。
田んぼを見ながらわいわいがやがや二次会もおもしろかろうと思っています。
ですので、今のところ7〜8人くらいですが、増える可能性もありです。
 
1/15 福島の石田さんから「はじめまして、民間稲作研究会の出席について」
山下様
 
始めまして。福島県の太平洋側で除草剤を使わない稲作を続けて12年になりますが、なかなか技術が確立せず試行錯誤の毎年です。
このメーリングリストの皆さんのノウハウを生かして少しでも投稿できればいいのですが、皆さんの参考になるような報告ができません。
話題の液体マルチも使用しましたがあまりというかぜんぜん効果が認められませんでした。多分、水温が低かったためだったのでしょうが、商品が到着したときにタンクが発酵で膨張しており保存も難しいようでした。
 現在は、1町分ほど冬水を張って地温低下を防いでおります。
 
さて、山下さんは宇都宮の研究会に出席されるとのことですので、よろしければ情報交換をさせていただけないでしょうか。
 小生も2日間出席いたしますので、メーリングリストの皆さんとお会いできますれば幸いです。
 
 
石田 仁
 
●やまちゃんから
どうぞよろしく。
2日目の午後、前半は上野長一さんが田んぼを案内してくれて、
稲葉さんが、総会が3時過ぎに終わってから、民間稲作研究所の田んぼや施設を案内してくれます。
田舎モノは、田んぼをこの目で見てみないとおもしろくないという困ったところがありまして、、、
ありがたいことです。
さて、当日上野さんの軽の乗用車と今井さんの軽トラに乗せて貰いますが、
ほかに車を使わせていただける方、ご連絡いただけるとありがたいです。
1/14 宮城の祓川さんから「会津歌農書の稲作論」
今度は歌の方です。

『会津歌農書』にはお馴染みの「田冬水」の他に「冬田作」を
詠んだ歌もあります。たとえば、以下のようなものです。

●春の田作らで冬の空行 なすこそ冬田作りとはいふ

また、水争いを戒める歌として次のような歌があります。

●日の照りて田水ほそらバいひ合 ろんずる隙にせきをあげたし

この辺りに、与次右衛門さんの稲作論のエッセンスというか、
生き方の基本姿勢を伺い知ることができるように思います。

卑泥田と、とろとろ層との関係はいまだに霧中ではありますが、
その抑草方法については以下のような歌が残されています。

●ひとろ田の草の生えたる土くれハ あらくれ前に小切して置ケ

的確でわかりやすい指摘だと思います。また、

●ひとろ田や早く剖ひて日を通せ 遅きハ草の生え茂るべし

気温・地温が高まる前にうなって発根・発芽を遅らせ(広葉)、
イネ科は水管理で防ぐことができるとの教えでしょうか。

イネ科といえば、与次右衛門さんの頃には救荒のために水田で
ヒエを栽培しています。この他、い草も貴重な収入源となって
いたようです。そのうえ手取りしながら見ていたわけですから
よく知ってるはずです、草のことは...。

●雪の内ほして春水かけぬれハ 藺草そきをひ秀よき也

とゆーことは、逆の場合(雪の内ぬらして春先うなう)には
「きをひ」は劣るんでしょうかね。

1/14 お米の勉強会の村山さんから「布マルチのこと」
皆様     村山 日南子です
 余計な口出しですが、布マルチについては、四方英喜さんがなさっています。除草剤なしの田圃を今以上(4haだったかな)するには、必要かとのことでやって見られていました。布の間にこちらから持ち込んだ種籾を入れてもらうことも可能のようです。ただ、かなり経費としては高くなるようです。

 
1/13 静岡の鈴木昭さんから「Re農地・水・環境保全向上対策について」
静岡の鈴木昭です。
京都の土佐さんお返事ありがとう御座いました。
当方も農道脇の(距離はおよそ6km)草刈機と草刈に対する人件費、農道整備費
また、今年富士スピードウエイでF
1が開催されるので
法面を利用して米をアピールするための花文字の植栽なんかを計画しています。

 また、水門の管理及びパイプライン用タンク掃除の費用なんかも組み込もうと思っています。
面積はおよそ20aですから金額は880,000円程になります。
地域に住んでいる人が対象ですから農業に関係の無い人をどの様に取り込んでいくかがポイントになりますね。
今それを考えているところです。

1/13 福井の塚本さんから・「農地・水・・・の返事」
 私は、当事業の地区(村)の代表をしています。
 平成18年度全国600地区の事業内容を町からいただいて、
書類つくりをしています。事業内容は数十項目あり、それをどう
こなすか考えました。平成19年度の内容はもうすぐ出てくるようです。
 それを見て実施するかどうか決めます。現状より地区の作業が
かなり増えるようなら降ります。
 私の地域で、今田んぼをしているのは、小金のある人たち。
必要なのは、金より新たな人手。そのための金。草刈や、農道直し、
水利の管理に人件費を当てられないようなら、地域の人手をただ取
りされることになるので降ります。みんなもういっぱいいっぱいの
努力をして田んぼをしています。畦に除草剤を使うのが大嫌いだっ
た人が、使わざるを得なくなっていく。その無念さ、苦しさを理解しな
いといけないと思う。もうすでに限界に来ている。
 詳しい内容が出てきたらまた書きます。

1/13 埼玉の後藤さんから「水田マルチについて;有機認証制度の利用法」
埼玉 羽生市の後藤です。

私は試したことがないのですが
「布マルチ」のことでしょうか?
http://www.marusan-sangyo.co.jp/topics/maruchi.htm
マルチ布の中に種も入っているようで直播になりうまくいけば
確かにかなりの省力ができそうです。
ネットで調べた範囲では水管理が大きなポイントになるようで水管理の
容易でないうちの田んぼでは採用しにくいな、と思っていました。

私もそうなので日頃感じているのですが初心者の田畑を熟達者に見ていただくと
意外にあっさり問題点がわかってしまうことがあるように思います。
先日、半農半Xでお会いした浦部さんによると有機認証で民間稲作研究所の
検査も受けることが可能だとか。”有機認証”は小さな農業には経済的な
メリットはまったくないのですがもし稲葉先生のような方がたが実際に
自分の田んぼややりかたをみてくださりいろいろアドバイスをいただけると
したらものすごくいいな、などと思ったものです。

今回の稲作研究所のシンポジウムには私的には下記のテーマで臨みます。
・この宅急便参加の方がたと実際にお会いしその話をお聞きすること
・実際の田んぼをみせていただくこと
・上記の有機認証について確認すること

さー、これから糧工房へパン焼きに出陣!

1/12 長野の唐沢さんから「トロトロ層談義の一言」
長野の唐沢です。

姫路市の市川さんの言われる状態が自然なのかも知れません。
私のところでもトロトロ層が発生し長靴でもすいすい歩けるくらいになりますが
イトミミズを見かけません。
トロトロ層は有機物資材の中でも炭水化物を多く含むものを投入すると(何年か
投入していると)出来てきますね。

私の子供の頃の田は秋に馬の厩堆肥や春に山の刈敷などを入れていて馬に引かせる
ドレツで代掻きし、植え代かきが終わる頃は土がクリーミーでいつまでも濁っていた
記憶があります。(あれが現在のトロトロ層かは今に至っては分らないが)
あの頃でも冬越しの田は乾燥していたと思います。

『会津農書』の中に書かれていないのは、そちらも当時山からの刈敷が主な肥料源で
トロトロ層は当たり前の事だからあえて書いてなかったのでは・・・・
と考えますがいかがでしょうか?

化学肥料などを使い除草剤で微生物?(トロトロ層を微生物が作るのかはわからない
けれど)
がいなくなりクリーミーなトロトロ層が無くなって久しいと言う事ではないでしょう
か。

1/12 宮城の原ノ後さんから「水田マルチについてどなたか教えてください」
新年おめでとうございます

昨年 手取り除草が草に負けて、田んぼの地主(仲介者)さんから「今年は絶対に除
草剤をまきなさい」と説教されてしまいました。借りた初年度は前年までの除草剤で
草の種密度が少なかったのでしょう、大して草は生えませんでした。ところが、2年
目はヒエ、コナギ、カヤツリグサ等々なんでもすごいいきおいで、除草機押しを2
回、手取り2回やっても半作以下でした。米糠もふっています。おまけにサルとクマ
(子熊の糞で判明)があぜ際の籾をしごいて食べたので、完璧なノックダウンをきっ
してしまいました。強粘土の除草機押しは非人間的労働です。もう除草機を押したく
ありません。

4反のうち3反作付けしています。卑泥田ちゅうの卑泥田で 強粘土です。米の食味
は 品種が違うのか? と思うほど抜群にうまいので、がんばって作りたいし、仲介
者へのトラクター、コンバイン作業委託料はその機械修理費のために大切なのです。
中山間地農業が生き残っていくために 僕たちみたいな(2軒協働)好き者入植者も
必要とされていると思うのです。

ということで電気柵の合鴨か鯉での除草を考えていましたが、「現代農業」に「水田
マルチ」というEM資材のコマーシャルをみつけました。ネットで調べても具体例があ
まり無いようだったので、どなたか御教授願えればと思います。1反歩3150円x
3反=約1万円。これですむなら天国です。
 ちなみに宮城県では「合鴨農法」がかなり増えていますが、僕の住むところは川崎
町本砂金という 岩魚が用水堀にいるくらいの山あいの地域で 2名の合鴨農法のひ
とが野獣被害でやめました。 

*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/
 tonkati(アットマ)mwnet.jp  (1〜2回/月更新)
0224-85-1411 090-8925-6555
 大工工房 野原のとんかち(原ノ後建築)
 原ノ後真一
*****tonkati*****

1/11 京都の土佐さんから「Re農地・水・環境保全向上対策について」
こんばんは、19年度からの取り組みとして、当地でも取り組もうとしております。
しかし、中山間直接支払制度との絡みで協定事項との重複が出来ない(わが自治体だけかもしれない)とのことで当地でもどのように取り組もうか考え中です。
 
 内容とすれば、ソフト、ハードを問わないということで、農道整備費、草刈費や水路整備のためにユンボの購入、有機肥料散布のためのブロードキャスター、高低さ是正のためのショベル(トラクター取り付け)、畦草を抑えるための芝桜や芝草の種子購入費、などが候補に上っています。また化学肥料や化学農薬を軽減する取り組みに対しても使用できます。
 
10a当り4400円の基礎部分(資源の適切な保全管理)は正直魅力があります。50haに5年間で1100万円程になります。これに誘導部分が上乗せされる
 
やっと「環境支払」の概念が動き始めたようです。
しかし小さな個人での取り組みに対してはまだハードルが高そうです。
 
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     丹波の恵み 「長宮農園」 
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
  Tel  Fax                  0773-58-2265  
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1/11 宮城の祓川さんから・腐敗と発酵」
秡川@仙台です

『塚本さんの「私の思いつき(1)」』に書かれていた腐敗と発酵について一言

有機物が細菌や微生物によって分解される過程を一般に腐敗と呼び、その中で
人間にとって有益な場合を特に「発酵」と呼ぶ、と学校で理科の時間に習った
覚えがあります。もし、それが正しければ、発酵とは自然界の中で特殊な存在
である人間にとっての有益性という観点から絞り込まれたかなり特異的な腐敗
(有機物の分解過程)である、ということになるのではないかと思います。

ボカシ肥はアンモニア臭もなく、いかにも有機物が土に還る途上(一歩手前)
という感触も手伝って、人間の私には良い肥料であるように思えるのですが、
イトミミズには何の意味もない、ただ迷惑な妄想なのかもしれませんね。

そんなことを考えながら塚本説をくり返し唱えてみると、与次右衛門さんが、
『会津農書』の中でトロトロ層にふれていないのがどうにも不自然に思えて
くるわけです。腐食に富んだ有機物を大量に田に入れている、かつ、冬水も
当たり前のように推奨している。それでいて何故、トロトロ層のことが書か
れていないのか? イトミミズがいなかっただけなのでしょうか!?

「『会津農書』にはトロトロ層の記載はない」と書きましたが、ひょっとして、
「卑泥」がトロトロ層だったなんてことはないのでしょうね。農文協版では、
卑泥田が「湿田」と解釈されているのでずーとそれに引きづられてきましたが、
原文の中で「湿田」という言葉を用いている箇所もあるので、どうも卑泥田は
ただの湿田とも違うみたいなのですね。卑泥がトロトロ層を意味するとすれば、
記載が無いどころの話しではなく、『会津農書』上巻は全編トロトロ層の解説
ということになります(イトミミズは出てきませんが、老眼鏡のない時代に
ご老人がお書きになったものですから...)。

    
1/10 姫路市水族館の市川さんから「イトミミズ」
市川憲平@水族館です。

イトミミズがトロトロ層をつくるのかなんて、そんな難しい質問には答えられま
せん。
イトミミズは、どぶ川のヘドロがたまっているところによくいます。
イトミミズがヘドロをつくっているのではなく、へどろにイトミミズが発生して
いるのだと私は考えています。つまり、1年中へどろ状態のところでイトミミズ
が増えるのだと思います。
その理屈で行くと、イトミミズがトロトロ層をつくっているのではなく、トロト
ロ層にイトミミズが発生しているのでしょう。そして、一度発生してしまうと、
トロトロ層の維持には役立っていると思います。
残念ながら、山下さんの田でも、衣笠さんの田でも私はイトミミズを見ていませ
ん。ユスリカ幼虫も同じようなところにわきますが、こちらは土の表面だけが問
題で、冬に水があればトロトロ層が無くても春先に大量に発生するはずです。
私の考えでは、トロトロ層に必要なのは、十分な有機物と、水と酸素ではないか
と思います。どぶ川でも、水が流れてさえいれば、有機物と酸素の供給は田んぼ
より多いはずです。どぶ川状態を田んぼにつくれば、自然にイトミミズがわくと
思います。
 
●やまちゃんから
いくら探してもみつからないのは、僕の目が悪いせいではなかったのですね。
安心しました(笑い)

1/10 福井の塚本さんから・「カブトエビで思うこと」
 その昔、大勢で井原さんの田んぼを見学しました。
 萱のような太い茎の稲で、深水の中をカブトエビがうじゃうじゃ泳ぎ、
水はもうもうと泥を巻き上げ濁っていました。カブトエビのいない私は、
その光景をうらやましく思いました。
○ 冬が温暖でスクミリンゴガイがいるところ
○ 冬はカラカラに乾燥してカブトエビが発生するところ
○ 冬が湿潤ならイトミミズ
 私は、カブトエビに代わる生き物が見つかってとてもうれしいです。

 5年前、このメール仲間が出来たころは、除草剤に取って代わる資材を
私たちは探していたと思います。木酢、米ぬか、ぼかし、紙マルチ、墨、
廃油、菜種油粕、くず大豆、椿の油粕、除草機、合鴨など。発想が除草剤
の続きだったけど、よくもこれだけ考え付き試したものです。
 今は、田んぼの生態系の中に、草抑え技術を見出すようになっている
のは、あまりにも大きな転換でした。そして、田んぼの生きものたちに
草抑えを依存することになれば、その来年の再生を祈らずにはいられま
せん。

 例の覆面座談会を見ました。
 私たちとそっくりといえるほど同じような体験をしているのに驚きました。
 トロトロ層により除草機が息を吹き返し、生き生きと感じられました。
 このメール仲間の進捗状況は、他と比べてけして悪くないと思います。
 そんなことで、山ちゃんは自信をもって民間稲研の10周年の集まりに
お出かけください。
  
1/10 静岡の鈴木昭さんから「農地・水・環境保全向上対策について」

静岡の鈴木昭です。
今年も宜しくお願いいたします。
 さて、私達地域では今年「農地・水・環境保全向上対策」について取り組む事となりました。
そこでこの事業に取り組まれる方でどの様な事をやられるのか具体的に教えていただければ助かります。事務局の私としては頭の痛い事ですので是非どなたかお願いいたします。

1/9 埼玉の後藤さんから「売るのが課題」
後藤@羽生です。

ことしもよろしくお願いします。
農産物加工直売所の糧工房は4日から再開でした。
大雨とか大風とかなかなか勇壮なスタートでした。
寒いのでお客さんは来ないかな、と思い大工道具や
読書の用意をしていったのですが・・・・・・

6日には伊豆からT夫妻もやってきてくれました。
農家1年目で完成度の高い加工品を何種類もつくりだす
かたわら米や野菜の配送もこなしていて順調な滑り出しのよ
うでなによりでした。売り先を共有、重ねてゆくような
商売の形をつくりつくった商品が安定してはけるような
しくみを互いにつくってゆきたいものです。

皆様にすばらしい一年があることを!

ps.民間稲作研究所のシンポジュウムのお知らせありがとうございました。
  糧工房の店番を調整中。なんとか参加してみたく考えています。
  

1/9 岡山の金田さんから「大豆の件ありがとうございました」
富山の三浦さん、千葉の高柳さん、
大豆についてのお願いに、素早い回答いただきありがとうござ
いました。
結局、山下農園メーリングリストの一員である近所の方に声を
掛けていただきました。
というわけで、その方のを頂くことにしました。
ありがとうございました。

自家のメールが先日から受発信不能になり、お返事が遅くなり
臨時メールでさせていただきました。
今後とも、よろしくお願いいたします。

ps富山の予果さん、通年茶葉が無くなり次第、摘んでは頂いて
  いますが、この時期のものは格別美味しいですよ。
 家も、番茶の他に大豆の豆茶(こっくりとした味で癖になり
ま  すね)、ときに笹の葉、レモングラス、ドクダミを頂い
てお  ります。お茶は毎日のものですから、なんたって自家
製が一番 、農家ならではの楽しみだと思います。

岡山市 金田光平・とみ子

1/9 やまちゃんから「市川さんに質問です」
 塚本さんの話を聞いていますと、
トロトロ層を作る一番の立役者は「イトミミズ」のようですね。
カブトエビや、豊年エビや貝エビ、ミジンコその他微生物なども頑張っているのでしょうが、
イトミミズにはかなわないのでしょうね。
そしてイトミミズの生息には冬水が欠かせないと言います。
 
「トロトロになるためには田んぼを乾かさないこと、」
「畑転換をするとトロトロが消える」
などという、みんなの経験とも合致しますね。
 
ところで、言うも恥ずかしいのだが、
僕は自分の田んぼでどいつがイトミミズなのかと目を皿にして探すのですが、
よう見つけきらんのです。
「こいつがそうか?」と奥方に言ったら、
「あほ、ユスリカの幼虫やんか」と笑われる始末。
昆虫や草花に見向きもしなかった「野球少年」は、いまだに田んぼの生き物がよくわかっていません。
 
最近
「はて、わが田んぼにイトミミズはおるんやろか?」
と言う根本的な?疑問が出てきました。
冬場にからからに乾く瀬戸内の田んぼではイトミミズはおらんのやないやろか?
水族館の市川さん、うちの田んぼをごそごそされたこともあるし、
衣笠さんの田んぼでは生き物調査をされていますね。
トロトロ層を形成するくらいのイトミミズの大集団は、僕の田んぼにはおるのでしょうか?

1/9 宮城の祓川さんから「会津農書の稲作論(続き)」
秡川@仙台です

脈絡も考えずバカの一つ覚えで失礼します。また、会津農書からの引用です。

佐瀬与次右衛門さんは、厩(冬の間、山野草を馬に踏ませ、田植肥にする)、
雪隠(大金を払って下肥を買うことを省みて自家生産の屎尿を大切にする)、
灰(小便槽に入れ、春から雪隠に移し、苗代の養いにする)、小便(雨の日に
汲み取って作毛にかける)、排水路の汚水(台所用の溜堀を深くし、洗濯水と
一緒に貯めおき、ゴミをさらって田に入れる)ことなどを勧めています。

先の説明のように、与次右衛門さんは、水路の底にたまったゴミ(腐植?)を
冬場に、流水と共に田の中に入れることを田冬水と書き、田の特性を考慮しな
がらかけることができる田にはかけるべきだとしていますが、トロトロ層らし
きものについては記載されていません。あるいは、わざわざ書くほどのことで
もないと考えていたのかもしれません。

さて、本題ですが『会津農書』には、山田、里田共、草が多く生える田は陸田
なら卑泥田にすれば2、3年は草が生えにくい。それでまた、生えてくるよう
になったら陸田に戻しなさい、と書いてあります。どうやって陸田をじくじく
水の湧くような卑泥田にするのかは説明がないのでわかりませんが、陸田を畑
と考えれば、これは田畑輪換のことを意味するのでしょうか。ちなみに、与次
右衛門さんのご自宅のあった幕内は大川(阿賀野川)の近く、城下町の菜園場
(近郊野菜地帯)と呼ばれていたそうです。

トロトロ層のことについてはよくわかりませんが、それが活性汚泥の一種だと
すれば、腐食が関係していると考えるのはもっともなお話だと思います。塚本
さんのメールを読んで、ふと森の水研究会のお仕事のことを思い出しました。
http://www.soil-microbes.org/yuuyou.htm

1/8 福井の塚本さんから「私の思いつき(1)」
 昨年の私の稲作と他の見聞から思いついたことを書きます。

「有機物とトロトロ層」

○ 私の近くで何人もの方が10年以上EM農法に取り組んでいらっしゃいます。
 秋にボカシ肥料散布後代かき、そのまま湛水を春まで続けて植え代かき
 無しで5月に田植えです。土はぷるんぷるんの寒天みたいでしたが、とろとろ
 層とは違います。
  こんなに長期間しかもたくさんの方がやってまだトロトロ層が出来ないということは、
 ぼかした肥料ではトロトロ層が出来にくいのではないかと思いつきました。
 私を含め、トロトロ層が出来る人は、生の有機物を秋か早春に入れて、浅く起すか
 代かきして、土は長期間、湛水か湿った状態にあるのではないでしょうか。
   トロトロ層が発達しすぎると、春に植え代かきをせずともコナギが少なくなってしまいます。

  民間稲作研究所では、米ぬかとおからを発酵させたボカシ肥料を春の元肥に
 200キロ入れる方法を提案されていますが、おそらく10年ほど続けているよう
 ですが、これで完全にトロトロ層ができるというわけでもなさそうです。
  発酵させているから、トロトロ層ができやすいと言われる火山灰土壌にもかか
 わらずトロトロ層が出来にくいのではないでしょうか。
  生の有機物ならもっと強烈にトロトロ層が出来るのではないかと思います。

  これは私の想像です。
  細菌が有機物をとろ〜っと分解(人間にとっては腐敗)させて、その分解された
 有機物や細菌を、イトミミズが食べて糞にして、トロトロ層が出来るのでは
 ないでしょうか。発酵した有機物ではイトミミズは利用出来ないのではないか?
  人間にとっては発酵菌が重要ですが、自然界全体でみるなら人間に疎まれる
 腐敗菌はとても重要な役割を担っていると気がつきました。
 
1/8 福井の塚本さんから・「私の思いつき(2)」
「くず米」

 昨年は、「鶏糞とくず米」、「油粕とくず米」を元肥にして、
トロトロ層ができました。今年は、くず米のみの元肥で
トロトロ層ができるかやってみます。くず米は微生物と
イトミミズのいいえさになるのではと思いついています。
 昨年鶏糞が多すぎて、今年は窒素肥料を入れられないな
という事情があるのです。

「米ぬかは効くのか?」

 米ぬかが雑草対策に効果のある田んぼとそうでない田んぼの
両方があるようです。
 米ぬかだけでは効果が出ない田んぼは、他の方法と組み合わ
せないといけないという話があります。
 その組み合わせが、米ぬかとくず大豆のペレットを田植え時に
散布するというものなら、そこから米ぬかを引いて、くず大豆だけ
のほうがもっと効果的ではないだろうか。


 ここで、ペレットの肥料を作るにはどうするのか、どなたか
教えていただけませんか。
 くず大豆なら粉末にしないといけないのでしょうか?
 米ぬかがないとくず大豆のペレットはできないのでしょうか?
 菜種の油粕のペレットはあるようですね。

1/7 福井の塚本さんから・「資料室は宝の山」
 「元気が出る農業の道しるべ」を偶然覗きました。
資料室の雑草対策の項目で、2002年10月に石川の東さんが、
○田植え後のくず米270キロの散布で生き物が増え、
  コナギがほとんど無いような状況だった。
○出穂後まで深水、湛水を続けると、肥効が持続する(肥切れしにくい)。
○ぼかした肥料の田植え後散布ではコナギが抑えられない。
 との報告がありました。
http://www91.sakura.ne.jp/~yama-bin/zassou_taisaku.htmlあたりかな

 私が、昨年の田んぼを通じて思いついたことが4年前すでに語られていることに、
驚きたまげてしまいました。
 資料室は、草抑え技術のヒントがいっぱい入っている宝の山、金銀の鉱脈です。
 このホームページを編集したのはどなたですか?
 私の思いつきは次回にします。

●やまちゃんから
大阪の小圷さん(一級建築士)さんです。
只今更新はひと休み中ですが、
僕も時々ながめてみると、こんな事が書かれていたんやとびっくりします。
塚本さんが言われるように、草抑え技術のヒントやノウハウはかなり出そろっているんですよね。
ただ、それを自分の田んぼや経営にあわせてどう使いこなしていくか、
そこで足踏み状態が続いているのかもね。
田んぼ1枚1枚で違いがあって、何でそうなるのか、それがまだ見えていない。

この間堀野さんが紹介してくれた「覆面座談会」、おもしろかった。
http://park17.wakwak.com/%7Esuhi25/02watch/44maskmeeting/44doc.htm
あそこでも
「あんたの田んぼは何もしないのに雑草が出ないね、どうして?」
「開田した田んぼで、酸性が強烈だからじゃないですか?」
などというトークがあったけど、
神奈川の笹村さんが、以前に
「米ぬか除草が効果を上げているのは、減水深の大きな田んぼです」とか、
「有機農業のベテランがいて、その人の田んぼでは草が押さえられているのに、
そのまねをしても同じ効果が出てこない。秘密にしてるわけじゃなのに」
と言われたりしていたのを思い出しながら読んでいました。

1/7 長野の齋藤さんから「播種板について」
いつも宅配便、じっくり読ませて頂いています。ROMばかりですみません。

ところで、80gまきの播種板を探しているのですがなかなか見つかりません。みな
さんどこで手に入れられているのでしょうか。いつも近所の農家に借りてまいている
けど、簡単に200g近く落ちてしまうのです。入手方法などご存知でしたら教えて
いただけませんか。

とこれだけではあんまりなので、お薦めの品種をひとつ紹介します。ここ信州は上伊
那地方特産の「白毛もち」。とてもコシと粘りがあってうまい餅ができます。晩生で
コシヒカリより50センチ以上高くなり、倒伏しやすく作りにくいのですが、白いの
げが長くのび、稲刈り前の田んぼはなかなか幻想的な光景になります。興味のある方
がいらしたら種をお分けします。

と、前半は山下さんへの個人的質問で、後半は公開されてもかまわない内容になって
しまいました。

*******************
アンナプルナ農場 斎藤期英
tel/fax 0265・76・5820
HP http://www.geocities.jp/annapurnafarm/
(メアド・URLとも変わりました)
*******************

●やまちゃんから
80グラムまきの播種板は、残念ながら僕には心当たりがありません。
民間稲作研究所の「40グラム手動播種器」は以前に使ったことがありますが、、、
スズテックに4〜5万円くらいの播種器があるみたいですが、
あれではうす撒きがきついのかな?
すじまき用やうす撒き用があるみたいですが、、、
問い合わせてみてください。
http://www.suzutec.co.jp/products/products_4/4/4.html

1/7 富山の小原営農センター 三浦さんから「大豆の件」
富山の小原営農センター 三浦です。

あけましておめでとうございます。
今年も皆さんにとってよい年でありますように。

金田さんの大豆の件ですが、H17年産でよろしければお分け出来ます。
(H18年産はまだ入札が終わっていません。)

有機大豆(JAS有機)
富山県産エンレイ
加工用合格
中粒
¥12,000/30kg+送料¥1,200(税込み)

有機ですので、もちろん3年以上禁止物質は使用していません。
ご検討下さい。

************************
(有)小原営農センター
HP   http://homepage3.nifty.com/ohara/
ブログ  http://ameblo.jp/ohara0034/

1/7 千葉の高柳さんから「今年もよろしくお願いします。
高柳@おかげさま農場です。
今年もよろしくお願いいたします。

 昨年は稲作も不作の年でしたが、野菜も少々落ち込みました。
今年は、無理していた分畑を返し、体にあった面積でやろうと思っています。
無農薬田も4町近い田んぼを全部やるのでなく近いところの田んぼ1町5反だけ
やって、畑は3町歩やっていたのですが、1町歩は返し、2町歩くらいでやろうと
思っています。つれあいともう頑張らないことにしようや!と言うことです。

 金田さん、よろしかったら大豆があります。品種は、千葉の小糸大豆、
無農薬栽培です。条件が合えばお譲りします。我が家も味噌や醤油のために
作り続けています。黄粉などもいいですよ。毎年1反から2反位作っていますが
作としては安定しないですが、まあ間に合わせています。

 私の今は、三浦大根の出荷と落花生、タカノツメそしてお米などが販売物です。
人参は、ここに書きましたように、中耕培土をして2月収穫の予定です。ビニール
ハウスではサニーレタスが来月の出荷を待っています。
仲間達は、ほうれん草や小松菜そしてさつまいも、人参、里芋、ゴボウなど旬の野菜
作りに
追われています。春作の準備も同時に始まっていますのでなかなか忙しいです。
 ROMが多いですが今年もよろしくお願いいたします。

1/7 富山の予果さんから「大豆で健康茶!」
まいどさんです。 金田さんの大豆のお茶の件につられて出てきました。本当におい
しいですよ。
ず〜っと飲んでます。おかげかどうか病気知らず。20年以上薬もお医者さんも縁が
ない。
ドクダミの干したのと大豆とハト麦をそれぞれ一握り,大豆とハト麦はテキトーに
炒って煮だします。1Lの水で,沸騰後15分ほど煮る。薬効を期待するならもっと
煮だすといいのかもしれないけど,毎日楽しむのならあっさりが断然おいしいです
よ。
ハト麦は割らないで入れてるし(ハト麦はみんなどうやって割ってるのかなあ。近く
の通所の福祉施設で,1個1個ペンチで割ってる人を見て後ずさりして帰ってきまし
た。)
書いているうちに,あんまり薬効の自信のほうはなくなってきた…。
肝心の大豆ですが,自家消費分が精一杯ですみません。

1/6 茨城の小長谷さんから・「お米の勉強会の村山さんへ」
村山さんへ
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
会報有難うございました。昔所属していた会社のほうから転送してまいりました。
私の住所は、以下の通りです。いつでもご連絡ください。またお近くにおいでの際は、是非お立寄り下さい。
(中略)

ところで、2月3日に全国合鴨フォーラム茨城大会を開催します。12月28日が申込締切だったのに、160人しか応募がありません。現代農業1月号の端っこのほうにチョコット掲載されただけだから、ほとんどの人は知らないのかもしれません。私も実行委員の端くれなので、バタバタと準備をしております。有機農業推進法の最新情報について茨城大学の中島先生よりお話いただけるのと、島村奈津子さんからスローフードについてお話いただけるのが目玉かな。後は、合鴨関連のゴチャゴチャした話題を生産者と消費者がバトルを展開するような流れになる予定です。興味がありましたら、是非おいで下さい。
全国合鴨水稲会のHPや
http://carrot.memenet.or.jp/aigamo/
玉造合鴨水稲会のHP
http://www.rock.sannet.ne.jp/aigamo21/new1.html
でも紹介しております。それでは、よろしくお願いします。
小長谷裕宝

1/6 岡山の金田さんから「今年もよろしくお願いします。」
 新年おめでとうございます。
へこむばかりの昨年でしたが、今年は心新たに取り組みます。
よろしくご指導お願いします。
ところで、大豆を探しています。
なるべく減農薬で30kg。
去年は、無農薬で試みましたが、連作も影響してか殆ど収穫で
きませんでした。
寒に入るので味噌を作る予定です。
予果さんに触発され、お茶も楽しんでいます。
どなたか譲ってくださるとありがたいのですが。
(いつも、いただきメールが多くてすみません!)
岡山市 金田光平・とみ子

1/5 岡山の赤木さんから「謹賀新年」
毎度の赤木@菜の花です。
先ずもって謹賀新年。今年は佐賀の太田さんにも、豊作の恵みがもたらされますよう
に。
いつの間にか赤木神社のご祭神になっているようだ。ならそれらしく福を皆さんに届
けねばならんのかいな。その前にお賽銭をいただかなくっちゃぁ。。。。
 堀野先生、ようこそ赤木神社にご参詣でした。津々浦々までご覧遊ばされたよう
で、祝着至極。中にはお恥ずかしい画像もありましていやはやなんとも・・・・・
 一昨年、わが家においでいただいたのをきっかけに、「みのる」とはすっかりご縁
が深くなってしまいました。

 毎年のことながら、苗代専用地にはお飾りが立ててあります。
NHK言葉のおじさんの話しによると、正月とは年神様を迎える行事とのこと。
年神様は五穀豊穣をつかさどる神様らしい。ならば尚のこと苗代に代表される田んぼ
にこそ降臨していただかなくてはならぬ。その目印としてお飾りをおっ立ってておく
というわけです。ついでに酒など振舞ってご機嫌もとっておこう。

 今年の課題は緑肥無き抑草技術の確立。ひたすらこれに邁進するのみ。これなら雪
国でもべちゃべちゃ田んぼでも応用できます。諸般の都合で結果をこの夏には出した
いことになっちゃった。
 手ごろな面積の田んぼは子供達の花畑になってしまう。とりあえず3箇所17アール
で実験しますがちょっと物足りない。
 だれか一緒にやってみませんか。
草が生えたらどうするかって? 申し訳ないけどあなたが手で取って・・・・・・リ
スクは自分持ちね。
 初めてだけに、効果はコナギに絞ってみたい。オモダカへの期待は持たずにやりま
す。
効果があれば言うこと無しですけどね。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木 歳通

1/4 お米の勉強会の村山さんから「 あけましておめでとうございます」
山下様、土佐様、小長谷様、皆様    村山 日南子です
 あけましておめでとうございます。ことしもどうぞよろしくお願い致します。
 
土佐さん、今年も私共関西のおばちゃんたちも獣より扱いにくいかもしれませんが、檻の中に入れてくださいね、お願いします。
 
小長谷さん、今年もよろしくお願いします。もしできましたら住所をお教えくださいませ。会報をお送りしましたが届きましたでしょうか。
 
皆様、種の件、とてもとても興味があります。先日種苗会社の人から、種のいろはを教えていただき、如何に私共が種の実情を知らないのかを痛感しました。
よって、お米の勉強会ではシリーズでいちから種の勉強をしようかと、話し合っています。具体的に決まりましたら、お知らせしますね。
 

1/4 滋賀の伊佐さんから「4年ぶりに円卓会議」明けましておめでとうございます
嘉田知事を交えて公開円卓会議を行います
滋賀県の行政をどれだけ巻き込んでいけるのか楽しみです
どうか時間の取れる方は是非ご参加ください。
よろしくお願いします。
              記
冬・水・田んぼで琵琶湖の水・浄化フォーラム
1部  円卓会議30名 (最大) で周りに傍聴席150席、設置
      テーマ 田んぼが琵琶湖を救えるか?  (水田の多様性)
     1月27日(土)開場 13:30 開始14:00〜20:40
       参加費  2000円 (EMこだわり弁当つき)

生き物の宝庫のビオトープ・豊かな自然環境を取り戻そう
会 場  明日都浜大津 4階ホール
『除草剤を使わない稲作り、元気の出る農法,自然を活かした農法』。
嘉田由紀子知事を囲み、各行政やNPO代表その他30名が討論を繰り広げます「生
き物の宝庫のビオトープ・豊かな自然環境を取り戻そう」をスローガンにして最
大150隻の傍聴席を用意して,参加者を全国から募集します

安心できるお米を食べさせたい!≪主婦代表≫
生き物いっぱいの田んぼが好き!≪子供代表≫
大地と水を大切に農作物を育てたい!≪農家代表≫
お客様が心から喜ぶ顔が見たい!≪店舗代表≫
支え合いながらみんなで共存したい!≪田畑の生き物代表≫

2部  2007年1月28日(日)明日都5階中会議室 参加費1000円(資料代含む)
定員48名 開場9:30 開演 10:00〜12:30
講演会 テーマ 冬期湛水水田(冬・水・田んぼ)のメリット (堅田の落雁は甦るか)

講 師 岩渕成紀 NPO法人田んぼ・日本雁を保護する会・冬期湛水水田プロジェクト

    国際田園研究所・蕪栗ぬまっこくらぶ・民間稲作研究会・メダカのがっこう

講 師 中本信忠 信州大学繊維学部応用生物科学科教授、
                  日本の水道水の緩速ろ過技術の研究者

3部
13:00より 交流親睦会 会費3,500円
会場 あたか飯店(浜大津)


主催 ネットワーク『未来シンフォニ―』 共催 びわこEMラブ
後援 滋賀県・大津市・BBCびわこ放送・朝日新聞滋賀総局・京都新聞滋賀本社

1/1 富山の予果さんから「本年もどうぞよろしゅうお願い申し上げます。」
 雪が少ない年頭です。1月4日からJAでのパン売りをはじまります。おにぎりは冬
は売れないですねえ。4月まで休みにしました。考えてみれば当たり前か。何でも
やってみてはじめてああそうかって。
JA直売でも冬は野菜が並ばないので大変なようです。
稲作研究所など色々行って見たいし,色んな会に行って直接話を聞いてみたい,あれも
やりたいこれもやりたいことだらけの私ですが,温度差が違う相方に,なかなか言い出
せないでいます。
今年もどんな失敗が待っているのか。皆々様どうぞよろしゅうお願いもうしあげま
す。

☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
自家焙煎珈琲  神実(カムミ)
           浜田 重人,予果
HPアドレス
http://www.cty8.com/kamu/
ブログアドレス    
http://kamumi.dreamblog.jp/
〒939-2333 富山県八尾町桐谷1673
T&F  076-454-5536
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
1/1 島根の堀野さんから「新年のご挨拶、島根の堀野です」
「富士の山、夢にみるこそ果報なれ、路銀もいらず、くたびれもせず」
というわけで近年、初詣はもっぱらネット神社にしております。
あちこち参拝させていただきましたので、表敬ご報告です。

まず西日本は、ごぞんじ恒例の赤木神社です。
新年を飾る@菜の花写真集ができたようです。
下記ページから四季おりおりのご尊顔を拝観してきました。
http://www.agri-style.com/feature2/index.html

ついで東日本ですが、
菅原神社の志波姫写真集(トップ画像一覧)&トークショウです。
稲と雑草と白鳥と人間とのいきざまを拝見してきました。
http://park17.wakwak.com/%7Esuhi25/image/piclist.htm
http://park17.wakwak.com/%7Esuhi25/02watch/44maskmeeting/44doc.htm

そして「除草剤を使わない稲つくり」のページは、
稲と格闘する人々の喜怒哀楽をリアルタイムで語る最もすばらしいページです。
ことしも、日々拝見しながら頑張りたいと思います。
よろしくおねがいします。
島根県飯南町 堀之内農園・堀野俊郎

1/1 茨城の小長谷さんから「HPの宅配便 皆様へ」
茨城 小長谷裕宝 です。
山ちゃんはじめ皆様のメールに沢山の勇気をいただいております。
昨年はいろいろあった年ですが、自分なりに新しいこともはじめられた年でした。
中でも赤木御大将に会えたことは、大きな収穫になりました。
昨年末に採択された有機農業に関する法律が、JAS法と違って、有機農業実践者を育てる法律となることを祈っています。
また、今後も種子のことについて考え続けて生きたいと思っています。
皆様にとっても良い年となることを祈っております。

1/1 京都の土佐さんから「謹賀新年」
やまちゃん、みなさん明けましておめでとうございます。
今年は集落営農法人化のためのスタートの年になります。
なんだか農水省の陰謀(?)に乗っかっていくようで少々気が重いです。
現代農業2月号の記事がそのまま壁のように立ちはだかっています。
 
しかし座して死を待つわけにもいかず、もがき悩む1年となりそうです。
 
サファリパークも地区で昨年に16キロ防護柵が完成し、地区を囲むまで後30キロ余りになりました。
我が家の裏山にも遂に熊が出現しました。
これでイノシシ、猿、鹿、狐、狸、アライグマ、テン、ヌートリアなど恐らくこの近辺に生息するすべての動物が揃ったようです。
いよいよ人間が檻の中で生活する事になりそうです。
 
サファリパークの中に癒しのオアシスを作るのもまた良いかな・・・
今年も宜しくお願いします。
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     丹波の恵み 「長宮農園」 
京都府福知山市三和町岼595 土佐祐司
  Tel  Fax                  0773-58-2265  
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