2007年12月のお便り   HOMEに戻る

12/29 岡山の赤木さんから「良いお年を」
岡山の赤木@菜の花です。

 いよいよ年の瀬が押し迫ってきました。
皆様にはこの一年間さまざまな情報を発信していただき、私もたくさんの勉強が出来
ました。本当に有難うございました。
 今年の結果を踏まえて来年も新しいことにチャレンジしたいと思っています。
特に1枚110アール(3300坪)の田んぼに始めて咲かす菜の花を、ムラなく生育させる
ことができるか。またこの田んぼで夏の草を押さえ込むことができるか、初心に帰っ
て頑張ってみたいと思っています。
 緑肥なし抑草技術の確立に向けても前進したい。
 また、おいしい米に更に旨みを上乗せする技術にも挑戦してみたい。ただ私自身が
味おんちなので、効果があるのかないのか判定できないことが悩みの種です。
 収穫したお米のさらなる高度処理によって、高品質の玄米に仕上げる計画も進行
中。
外観検査の1等米なんかもう目じゃない。もっともっと上のクラスを目指しているつ
もり。
そのこころは、自分自身の納得のいく品質、お客がほんとうに喜んでくれる品質で
す。
書けば大げさな内容だが、な〜〜に、簡単なことばかりだよ。

 このところの雨で田んぼはジルジルですが、基肥となる鶏糞堆肥の第一便300袋が
届きました。雨に濡らさないほうがいいだろうと、新品トラクターが外におっぽり出
されました。なして鶏のクソが屋根の下で、片手に近いトラクターが雨に濡れとるん
じゃ?こんな質問を受けそうです。
 遅ればせながら蒔いたレンゲはこの雨で発芽するでしょう。

 来年の稲作りが始まったようで、稲作暦と肥料農薬の注文書が配布されました。
安心安全の米つくりと書いてはあるんだが、どこが〜〜?っと問いただしてみたい。
使用基準を守れば安全なお米なんだろうけど、環境を踏みにじって米の収奪だね。

 私が作っている朝日米を、標準的な作業をした場合農薬代12500円、肥料代等19000
円。合計31500円となっている。人みなそれぞれ考えがあるからそうされればいいだ
ろう。
1俵1万円時代が来て8俵とれて8万円。肥料農薬で3万円が出てゆき、光熱費や減価償
却費、修理費諸々を差っぴいたらなんぼ残るんじゃ?私の脳みそではわかりましぇ〜
ん。

 春の雑草緑肥で作る130アールの私の田んぼはこの1割のコストね。土手のカラシナ
の種子をタダでいただいてきて蒔く田んぼも同じコストだ。世の中いろいろある
ねぇ〜〜
 これぞ痛快稲作りだよ。
原油高に伴ってか農機具、とりあえず乾燥機とトラクターのアタッチメント類が一気
に値上がりするらしい。乾燥機が古くなっているし金利は安いしで、40石を買うこと
にした。定価では190万もするという。おっそろしや〜〜。春に前述のトラクターを
買ったばかりだ。しばらくは水だけで活きてゆかんと払えんでぇ〜〜!稲作百姓辞め
たほうが豊かな暮らしができるのと違うか?

 では平成20年が皆様に良い年であることを願い、今年最後のお便りといたします。
自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

12/27 岡山の林さんから「夏の畑の雑草対策、太陽熱処理」
皆さん今晩は、
私の有機ニンジンを施設に寄付した。数年前から施設で使われていたが、美味しいと
評判になっていたようだ。この有機ニンジンは、虫に食われて穴が開いたり、大きす
ぎて消費者には買ってもらえないものだった。ニンジンが大きすぎると消費者はラッ
プに包んでまた冷蔵庫に戻さなければならないので、それが手間の省略を求める最近
のライフスタイルに合わないらしい。最近の有機野菜は使い切りの大きさでないと
買ってもらえない。しかし、障害者施設では加工に使うのでそんな事を問題にしない
ようだ。畑に放置するのも残念なので使ってもらえるのが嬉しい。自立支援法が出来
てから施設も苦しくなったようだ。

山下さんの「畑の雑草とのつきあい(2)」で紹介されていた太陽熱処理を、私も2
年前からとり入れています。山下さんのメールにあるように、夏の雑草対策はこれで
決まりというほどの効果があります。今年の夏は私も殆ど草取りマラソンをやりませ
んでした。夏にはもう体に鞭打って草取りをするのは止めにしたいです。効果も良好
ですが、一つの問題点があります。使用済みシートの処理です。小面積に使用するな
ら再利用が可能ですが、栽培面積が大きくなるとワンウェイで使用するしか方法がな
くなる。廃シートは産業廃棄物になるので、何か良い方法がないか思案中です。

林 正弘
岡山市

12/25 京都の林さんから「来年の稲作の計画」
皆様
京都府の林です。
いつもメールで貴重な体験等を教えていただきありがとうございます。
平成20年度の稲作の計画ですがおおまかにまとまったので皆様に公開いたします。
 
(除草剤を使用しない圃場)
耕作地の27aの内10aは、除草剤を使用せず油粕散布による抑草に挑戦します。
できれば中期追肥は行わずにと考えています。
この水田は11月末からひたひた水状態にしています。水もちが良い圃場なので自
然の降雨や降雪による水で冬の間はひたひた状態を維持できると思います。すでに
水鳥が少し入っている様子でところどころ水がにごっています。何やら水生生物の活
動があるようで地面にいろいろな模様があらわれています。。米ぬか散布等は行って
いませんが、次に揚げます圃場と代掻き後雑草の生え方に変化があるか観察するた
めに行っています。
 
(除草剤を使用する圃場)
残りの17aが対象です。1月に冬耕し、春鶏糞散布後代掻き、田植え、除草剤散布(
メーカー推奨量の1/1.7使用)その後硫安の中期追肥といった手順です。
隣接した2つの圃場で日照条件や土質も似ておりいい比較ができるのでと思っていま
す。代掻きはいずれも2回行う予定です。肥料散布の都合もあり今年のようながぶが
ぶ水ではなくひたひた水で行います。
 
苗作りを今年は親戚と一緒にすることになった関係でもしかすると田植えが除草剤を
使用する方が5月中旬(中苗)、除草剤を使用しない方が下旬(成苗)になってしまうか
もしれないので代掻き後の雑草の生え方の比較ができなくなる可能性もありますが。
皆様の来年の計画などお聞かせ願えたら嬉しいです。
12/25 やまちゃんから「畑の雑草とのつきあい(3)」
 田んぼの抑草の基本は、代かきをして雑草を叩いておいた上で、
健苗を植えて、もたもたしないで活着させ、雑草に負けないイネを作ること、
イネの葉っぱが茂って、雑草を覆うようになるとこっちのものです。
それが基本になると思います。
 
畑の場合も、苗を作って定植することの意味は色々ありますが、
雑草に負けないようにというのも、おきな役割だと思います。
(というより、除草の手間を軽減したいという気持ちが大きいかな)
夏野菜の果菜類をはじめ、最近では葉菜類も積極的にセルトレイで育苗して定植するようになっています。
キャベツ、白菜、ブロッコリー、レタス、サニーレタスなどはもちろん、
春菊、チンゲンサイ、ミブナ、水菜、菜の花、ネギ、など。
直接種を播くのはホウレンソウ、小松菜、シロナ、それとダイコン、カブラ、ゴボウ、ニンジンなどの根菜類ですね。
 
128穴のセルトレイで育苗することが多いのですが、
今まで植え穴棒で穴を開けて、そこにぽとんぽとんと苗を入れていくやり方でやっていました。
添付の画像で、緑色の棒が見えるでしょう。
それが手作りの「植え穴棒」です。
ジョロの筒先を切って作りました。プラスチックが土の付着が少ないと思って。
ものによっては、三角鍬でずんを切って植えていく方式をとることもあり、併用しています。
 
最近、カタログ上で「ネギロケット」という「ネギ植え穴機」に出会いました。
写真のアルミ製の道具がそうです。
長ネギを収穫しているのですが、白い根っこが曲がっています。
管理機で植溝を作って、底に植えていっているのですが、活着を良くする為足で踏んでいきます。
そのため根ぎわの部分で曲がってしまうのでしょう。
このネギロケットを使えば、その問題は解消されそうだ、
しかしたかだか240メートルほどのネギに23000円の投資、だいぶ迷いました。
植え穴が崩れてしまうことはないか、それも問題でした。
ネギロケットにもいろいろなタイプがあります。植棒の太さが、19ミリ、22ミリ、27ミリ。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/oasisu/501328.html
最近の「現代農業」誌の記事で、手作りのネギ定植棒を作った人の話が出ていて、
「30ミリくらいがちょうどいい。太すぎると土が硬くなり、細いとネギの太りが悪い」とのこと。
27ミリタイプを選んで注文しました。
あわよくばという思いがありました。
このネギロケットで開けた穴にセルトレイの苗がちょうど入らないかという期待でした。
一昨日届いたので、今日春菊の定植に使ってみました。
結果はばっちりでした。
穴の間隔が7センチなので、ひとつ飛ばしに植えていったのですが、
予想以上にスピードアップできて、整然と植えることが出来ました。
23000円の出番が、ネギ以外にいろいろ出来そうで、ご機嫌です。
 
穴が崩れない為には、土の適度な水分が大切です。
乾いていると崩れるし、湿りすぎていると棒に土がひっついてしまいます。
前もって、古い黒マルチを張っておくと、ちょうどいいくらいの水分状態になってくれます。
長ネギは、梅雨明けに定植して、収穫まで長期勝負です。
黒マルチを予めしておくことによって、雑草が減ってくれないか、
いろいろ思案中です。
 
12/24 やまちゃんから「畑の雑草とのつきあい(2)」
昔、故井原豊さんが、近所の家庭菜園の密植の野菜作りを指さしながら、
「減反で田んぼがなんぼでも余っとるのやから、株間を広うして大胆に作ればええんや。
陽当たり風通しが良くなって、野菜も健康に育つ」
と、話しておられました。
「上手いこと言うなあ、ほんまその通りや」と感心し、
ナス、キウリ、スイカ、カボチャ、エンドウ、空豆、ジャガイモなどなど、
ほとんどの野菜は井原さんの教えを基本に作るようにしています。
ところが、ニンジン、ダイコン、ゴボウ小カブ などはちょっと事情が違うように思っています。
ものの本によれば、ダイコンは株間30センチ、ニンジンは10〜12センチ、ゴボウもかなり広くとるように書かれています。
ところが、僕はダイコンは株間を15〜20センチくらいを目安にしています。
ニンジンは隣と3センチほどあいていたら間引きません。
この違いは、ものの本(指導書)は一斉収穫を前提にした作り方を書いているのじゃなかろうかと、思っています。
ぼくらのように、直売所向けで、少しずつ長期間にわたって収穫する場合、
ダイコンなど間引くように収穫すると、余裕が出来た隣の株がすぐ太り始めます。
同じ井原さんの教えを受けた市川町の牛尾さんなどは、
ホウレンソウや小松菜などの葉もの類でも密植気味に種を播くのがいいと言われます。
間引きながら収穫していくと、最後にちょうど良くなると言われるのです。
 
さて、今日のテーマはニンジンの雑草対策ですが、
前にも書きましたが、夏播き(冬に収穫)のニンジンは、太陽熱処理に限ると思います。
梅雨明けに2〜3週間透明マルチで太陽熱処理をすれば、ほとんど雑草は生えません。
雑草だけではなく、土の中の害虫類にもかなり有効じゃなかろうかと、ひそかに思っています。
余談になりますが、タマネギの播種床もこれに限りますね。
透明マルチで覆っていると、土が乾き気味になるので、9月に入ったら黒マルチに切り替えます。
すると土全体がしっとりしてきて、播種に適度な水分状態になってくれます。
タマネギの種を播いたら、廃品の畳のゴザでぺったりマルチングします。
待つこと5〜6日、タマネギの芽が「の」の字のように首をもたげてきます。
そしたら、早朝か夕方にゴザをめくります。
この方式でやるようになってから、発芽はばっちり、失敗したことがありません。
友人の大西さんが教えてくれたのですが、
「ゴザの下で、水分状態が安定している」のが、きっといいのでしょうね。
 
ニンジンに戻りますが、冬蒔きのトンネル栽培のニンジンは、
ぬくぬくとしていて、水分も結構あるので、雑草にとっても天下のようです。
トンネルの中に不織布のべたがけをしているので、よけい草も生えてくるのでしょうね。
びっしり生えてきます。
1,35メートル幅、長さ40メートルくらいの畝のトンネルで、除草作業が1日ではすみません。
 
今年11月蒔きのニンジンに初めてチャレンジしたのですが、
値段が高いけどペレット種子を使って、4〜5センチ間隔、6条植にしてみました。
整然とニンジンの双葉が並んでいるので、除草作業もかなり機械的に進めることが出来、
1回目、2回目をあわせて8時間くらいですみました。だいぶ短縮されました。
 
1月末にはもう1回ニンジンの種を播きます。
2年前にあらかじめ黒マルチで長期間被覆しておけば、
かなりの雑草が発芽して光不足で消えてくれるのではなかろうかと、
やってみたところ、あにはからんや、普段の年よりもびっしり雑草が生えてきて往生しました。
ホトケノザが、とくにびっしり出てきました。
何でこんなことになってしまったのだろうと、不思議でならなかったのですが、
もしかして雑草にも好光性、嫌光性というのがあって、
黒マルチの下では、雑草の種は休眠していたのはなかろうかと思ったりしています。
そこで今年は、12月に入ったら透明マルチで覆いをして、
ひととおり雑草が生えそろってきたところで、黒マルチに切り替えています。
このままの状態で1月の末になったら、播種床をこわさないように播種器で種まきする予定です。
さて、僕のたくらみや如何?雑草はだまされてくれるかしらん?
うまくいったらおなぐさみです。
ひとつ心配なのは、マルチの下のモグラの穴です。
播いた種の下がモグラのトンネルに当たっていれば、アウトです。
 
以上ニンジン編でした。
似たような試行錯誤をされた方があれば、ご教示頂ければさいわいです。
 
12/22 やまちゃんから「畑の雑草とのつきあい(その1)」
田んぼの雑草対策は、いっこうにらちがあかない状態が続いていますが、
畑の雑草対策は、あれこれ思考錯誤が続き、それなりに成果が上がりそうなのもあります。
10月20日頃にまいた大浦ゴボウ。今の状態は本葉2枚くらいです。
本葉1枚目が出始めた頃に、けずっ太郎と三角鍬でひととおり処理をしておいたのだけど、
それでもけっこう残っていて、それがしぶとく根を張り始めている時期になります。
秋から冬に芽生え、春にかけて成長するホトケノザやハコベなどです。
こいつがなかなかやっかいです。
 
何がやっかいかというと、初期は根も貧弱で、削ればつるっと引き抜けるのだけど、
冬の寒さに耐えて、じっくりじっくり根を張って気がついたときには大きな株になっています。
在圃期間が長い雑草特有のやっかいさと言うことも出来ます。
このことは、田んぼの雑草にも言えそうですね。
岐阜のやまちゃんの話では、バリ島では1年に3回もイネを収穫したりするそうです。
こうなると、雑草も生える暇がなくて、除草剤もいらないのでは思ってしまうそうです。
また、雑草がちらほらだとそんなに怖くないけど、
集団で束になってかかってこられると怖い、それも田んぼの雑草と似ているように思われます。
 
話を戻して、在圃期間が長い作物、秋に植えて、春に収穫する作物といえば、
タマネギ、ニンニク、春取りの時無しダイコン、エンドウなどの豆類、
11月に種を播く春取りのホウレンソウなどもそうですね。
タマネギなどは、冬のまだ根っこが貧弱なものだから油断していて、
春先になって、雑草が大きくなり始めてからあわてて草を削り初めて、ほぞをかんだことが何度もあります。
ホウレンソウの場合には、不織布をかけておくと、その下で雑草もぬくぬくと育ち、
収穫する頃になると、ホトケノザを育てていたのか、ホウレンソウを育てていたのか、
わからないような始末になってしまうことが何度もありました。
稲作農家が、こたつに当たってのんびり農閑期を満喫しているときに、
小生などは、くるくるコマネズミのように走り回っているのであります。
いや、最近はそうでもないのかな?
赤木さんなどは、膝を何針も縫いながら田んぼ仕事をしているようだし、
他の人も餅つきで忙しそうだ???
 
さて、話を最初の大浦ゴボウに戻して、
兵庫県有機農業研究会の集まりの時に、僕が1月下旬蒔きのゴボウの話をしていたら、
当時会長の小前さんが、
「10月の中下旬に種を播いたら、冬の間に雑草は枯れてしまうので、なんの世話なしにゴボウが作れますよ」
と、涼しげな顔をして言われます。
そんなうまい話があるものかと、僕もマネをしてその頃種を播いてみました。
すると2月頃のいちばん凍てがきついときに、ゴボウの葉っぱは枯れたようになって、
代わりにハコベやホトケノザがわがもの顔にのさばり始めました。
はいつくばって、ゴボウをかき分け、ハコベなどをつまんで引き抜いていたのですが、
はかが行かないし、堪能して(あきて)、ゴボウの葉っぱごとホトケノザなどをけずっ太郎で削ってしまいました。
その上を不織布(パスライト)で被覆しておくと、春先の暖かさでゴボウの葉っぱがぐんぐん伸びてきて、
そのうちゴボウの葉っぱだけになりました。
今年も今、本葉2枚のゴボウの葉陰で、ホトケノザやハコベが機をうかがっています。
さて、このハコベなどを丹念に除草したものかどうか、
小前さんに電話で聞いてみました。
「小前さん所は、兵庫県の県北(篠山市)で標高200メートルの高冷地でしょう。
冬の寒さでホトケノザなどは枯れてしまうのですか?」
「ハハハハッ、、枯れるのは夏から秋の草だけで、冬から春の草はなんぼなんでも枯れません。
ナイロンコードの刈払機で、土をなめるように刈ってやるといいですよ。
ゴボウは土の中に潜り込んでいるので
(これをニンジンと同じように吸い込み性というのかな?byやまちゃん)
葉っぱを刈られても、そのうち新しい葉っぱが出てきます。
初期生育はゆっくりしているけど、本葉2枚の時点で刈れば、3枚目4枚目の展開は早いですよ。
大きな葉っぱが出てくるし、すぐ地上部を覆ってそのあとは他の草を抑えてしまいます。
ナイロンコードの刈払機は夏の畑の雑草対策にも使っています。
根際で刈るので、そのあとの雑草の伸びが緩やかです」
ということで、この冬のゴボウの畝は、2月までこのままほっとくことにしました。
 
以上、ゴボウ編でした。
田んぼの雑草の抑草の方はまだまだスランプで、先が見えない状態が続いていますが、
畑の雑草との格闘やそこでつかんだノウハウが、そのうち田んぼにも生きてきてくれないかな、
そんなことを思いつつ、書いています。
次回はニンジン編です。
 
12/22 野口さんから「土佐さんへ」
千葉の野口です。

> また先日、紅染めもち(赤米)も同じ方法で搗いてみましたがみごと失敗でした。
> 粟おこしのようになり、いくら搗いても餅の体をなしませんでした。
> 原因を振り返ってみると、どうも玄米の糠部分の厚さと硬さが関係しているように思えます。
> みどり糯は糠部分が大変柔らかくできています。
> それに比べ赤米や、普通のもち米は糠部分が硬くできているようです。

 これは、うちでも失敗しまして、ブツブツの餅になってしまいました。
ウルチの赤米(ベニロマン)の時に、炊飯したものを更に蒸かして糯米と混ぜて搗いたこと
があります。このときはきれいに混ざりました。

12/22 宮城の高奥さんから「Re玄米もちの搗き方を教えてください」
こんにちは今井さん、高奥です。
玄米餅については、下記の浦山さんのところで、
作ったことがあるそうで
曰く、水に浸すのは3日くらい必要とのことです。

http://www17.plala.or.jp/tosisada/

12/22 富山・小原営農センターの三浦さんから「Re玄米もちの搗き方を教えてください」
玄米もちの搗き方です。
玄米の吸水は2日前から、今ごろの季節では48時間です。
うちは業務用ボイラーで蒸し時間は1時間、白米は20分なので3倍の時間をかけます。
搗きは自動杵つき餅搗き機で3分10秒、白米は2分なので1.5倍の時間をかけます。
手つきの場合は臼、杵をあらかじめ暖めておくなどの工夫をして、とにかく搗き終わるまで餅を冷まさないように手早く搗くことが肝心です。
搗き続けると白米に比べられないほどの粘りが出てきますので、臼からはがすための手水もお湯にして下さい。
熱々のまま搗き終わると少し粒の残ったプチプチ感のあるおいしい玄米餅が仕上がります。
 
三浦
************************
(有)小原営農センター
HP   http://homepage3.nifty.com/ohara/
ブログ  http://ameblo.jp/ohara0034/

12/22 京都の土佐さんから「Re玄米もちの搗き方を教えてください」
ご無沙汰しております。
米づくり7年を経過して、ようやく収量が安定してきたように感じます。
といっても反当り7俵足らず程度です。
化成肥料と防除農薬で作った圃場でも8俵で上出来といわれる当地ですからこんなものだと納得しています。
今はわが田んぼにだけ残った畔草や土手の草を刈り火をつけて回っています。
ずいぶん荒っぽいやり方に見えますが、草刈はこの時期がベストのように思います。
雑草はこの時期来春の芽を枯草の中に隠しています。
それを枯葉とともに根こそぎ刈り取り燃やしてしまう・・・ 
ひょっとしたら卵で越冬する害虫もいなくなるかもしれません。
どちらにしても雪が降るまでの勝負です。

ところで今年も餅つきのシーズンが始まりました。
今年も顧客からの注文100キロの餅を2回に分けて搗きます。
私が附くのは、新羽二重という品種の白餅と、みどり糯の玄米餅です。

玄米餅は籾摺りしたままの玄米を15〜6時間(通常より少し長め)水に浸し、蒸にかけます。
蒸す時間はやはり通常より長くなります。米に芯がなくなったら餅つき機に移します。

餅搗き時間も多少長めになります。これで玄米の皮(?)が餅の中に残り香ばしい香りの餅が出来上がります。

また先日、紅染めもち(赤米)も同じ方法で搗いてみましたがみごと失敗でした。
粟おこしのようになり、いくら搗いても餅の体をなしませんでした。
原因を振り返ってみると、どうも玄米の糠部分の厚さと硬さが関係しているように思えます。
みどり糯は糠部分が大変柔らかくできています。
それに比べ赤米や、普通のもち米は糠部分が硬くできているようです。
やったことがありませんので何とも言えませんが、玄米に傷をつける程度精米をしてみてはいかがですか
そうすれば浸水したときコメの中まで水分が入り込み芯まで蒸しあがると思います。
上記の粟おこしのようになった原因は胴割れした米が餅になり、整粒が蒸しあがらずつぶれなかったものと考えています。

時間があれば、再度赤米、紫黒米、みどり糯の3色餅を食べ比べて見たいと思っています。

12/22 千葉の野口さんから「Re玄米もちの搗き方を教えてください」
千葉の野口です。

>   神奈川県の今井です。玄米モチに挑戦しましたが、見事に失敗しました。吸水時間を1
> 0時間くらいとり、それから臼で餅つきしました。長い時間こねてから、何度も杵で搗きま
> したが、お米に芯が残ってしまいます。
 今の時期だと浸漬時間が短すぎますね。

 最低でも丸2日は漬けたいところです。但し、長い間水に入れると、温度によっては雑菌
が繁殖するので、できれば1日経ったら水を換えるか、可能なら冷蔵庫で浸漬するのが良い
と思います。この時期なら気温が低いので心配は要らないと思います。

 どうしても1日で済ませる場合には、1〜3分搗きにした糯米を使ってください。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
   野口 忠司(花囲夢)
        http://www.kaimu.jp/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

12/22 茨城のすずき産地から「Re玄米もちの搗き方を教えてください」
ROMばかりで恐縮しつつ、久しぶりにしゃしゃり出てみます。
茨城県のすずき産地です。

玄米モチ、身近なところから、2つのやり方を紹介させていただきます。

>   神奈川県の今井です。玄米モチに挑戦しましたが、見事に失敗しました。吸水時間を10時間くらいとり、それから臼で餅つきしました。長い時間こねてから、何度も杵で搗きましたが、お米に芯が残ってしまいます。

吸水時間が足りないのだと思います。もしくは、
蒸かし時間。おこわのところで食べてみましたか?
うちでは前日に水に漬けているので、白米でも12時間以上吸水させています。
玄米ならもっと時間が必要でしょう。

(1) 知人は、玄米を2日くらい前に水に漬けているようです。
(2) うちでは、極弱く精米器を通して(2分搗き?)、白米と同じように前日に浸水しています。
ちょっと古い写真だけど → http://go.gob.jp/go/moti

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

12/21 神奈川の今井さんから「玄米もちの搗き方を教えてください」
  神奈川県の今井です。玄米モチに挑戦しましたが、見事に失敗しました。吸水時間を10時間くらいとり、それから臼で餅つきしました。長い時間こねてから、何度も杵で搗きましたが、お米に芯が残ってしまいます。
 インターネットで調べると、餅米を精米してから吸水して、餅を搗く時にヌカを足すと書いてあります。そのやり方だと玄米の食感がなくなってしまうような気がします。
 いつも、教えていただくばかりですみません。

12/21 お米の勉強会の村山さんから「 Re 文字化けの件」
皆様、稲田様、山下様、林様   村山です
 お騒がせ致しました。何とか「テキスト」にできたように思
います。
 また文字化けしましたらお知らせくださいませ。

12/20 岡山の林さんから「迷惑メールの選別」
皆さん今晩は、
皆さん迷惑メールにはうんざりしているようですね。Outlook Expressを使っている
私もその一人です。毎日100通ほどのメールが来て、その内必要なメールは2−5
通ぐらいです。
私は全てのメールを先ず「削除済みアイテム」に受信します。「削除済みアイテム」
から必要なメールを「受信トレイ」に拾い上げ、「削除済みアイテム」に残るメール
には触れずに一斉に削除します。
やり方は、ローカルフォルダに移動して、「ツール(T)」、「メッセージルール
(R)」、「メール(M)」、「新規のメールルール」、「仕分けルールの説明」のところ
で全てのメールを「削除済みアイテム」に受けるように設定します。
色々試しましたが、私にはこの方法がメール選別としては一番早く、適しているよう
です。

林 正弘
岡山市

12/20 神戸の稲田さんから「Re文字化けの件」
稲田です。

>インターネット・エクスプローラでヤフーを開き、ヤフーメールの形で利用います(村山さん)
 
ヤフーメールは日常的に使ってないので、詳細は不明ですが。

ヤフーメール→メールオプション→詳細設定→メール作成で、
「テキストとしてメールを作成する」にチェック入れて保存すれば、テキスト形式で送
信されると思われます。

あと、メール表示→セキュリティーで、
「メール閲覧時にHTMLメールの画像を表示させない」もチェック入れて保存しておいた
方がいいかもしれません。

●やまちゃんから「ウィルスについての世話人の考えなど」
稲田さんの指摘のあとに、こんなことを書くのも無神経かも知れませんが、
昨日書くつもりで忘れていましたので、、、、、
パソコンについてや、インターネット事情にあまり詳しくない人間の方が、
ウィルスについて「寛容」ですよね。
厳密に言えば「無頓着」問うことになるかな?
その怖さを知らないからだと思います。
かくいう小生も「無頓着」と「寛容」の間あたりにいます。
多数の方に(現在132名)「HPの宅配便」としてMLを転送しているのだから、
「安全を考えてテキスト形式で送信した方がいい」と、何度か忠告を貰ったのですが、
メンバーの人からHTML形式の、画像付きのメールを貰ったとき、
このイメージで、このまま転送した方がいいと思って、
(小生のパソコンというフィルターを経由しているのでまず大丈夫だろうと高をくくって)
HTML形式で転送しています。
 
それとあとひとつ。
いろんな受信環境の人がいるので、
原則として60kbくらいのメールサイズにおさめるようにしていましたが、
画像付きのメールを転送するとき、時に500kbくらいになっても目をつぶり始めました。
メールサイズが大きすぎてパソコンがアップアップしていますという苦情もこないので、
まあいいかと最近では思っています。
 
12/19 埼玉の後藤さんから「来年の田圃の課題;乾燥レンゲなど」
埼玉の後藤@雨読晴耕村舎です。

来年からの課題のおぼえがきです。

田圃で自前で生えてきたレンゲ(+スズメノテッポウ)を前にこの田圃の地力(肥料の貯金)と
補助的に足してやる肥料の種類とそのタイミングをどうするか?
「生育を観察しながらすこしづつ対応してゆくしかないか」と思案中です。

稲藁は毎年、大部分とってしまうのでその分の返し方をどうするか?も大きな課題です。

うちのようにレンゲが種をつけカラカラに枯れてから使いさらに土に鋤きこまない場合
レンゲの窒素分はどこに行くんだろうか

花の蜜となって蜂に収穫される分
種になって保存される分
なんかはそんなにたいしたことないか・・・・・・

 
赤木さんの分類の軟弱緑肥と菜の花などとの違いは水分量なのでないか?
もっと本質的な違いがあるのだろうか?

一度乾燥させたレンゲを水でもどして腐らせたときの感じは生のレンゲに直接
水を入れたときの感じとは田圃の雰囲気がだいぶ違った。
(パンの酵母をおこすときも生の葡萄を使うときと干し葡萄をもどして
 使うときと様子がだいぶ違うのを連想しているのですが・・・)
この辺ももうすこし観察してみることも課題としよう。

ばらばらとまとまりなく書いてしまいました。すいません。

**********************************************
 羽生   雨読晴耕村舎       後藤雅浩
 ホームページhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
 ブログhttp://udokuseikousonnsya.seesaa.net/
 mixi日記 http://mixi.jp/list_diary.pl
  生産物情報http://udokuseikoufan.seesaa.net/
 応援ページhttp://www.saikazokuteki.com/saikazoku_pages/goto.html

*********************************************
 
12/19 やまちゃんから「Re文字化けの件」
 村山さんからのメールは、時々文字化けすることがあったのですが、
稲田さん、寺町さんのご指摘で、少し事情がわかってきたように思います。
村山さんは、迷惑メールにたまりかねて、
インターネット・エクスプローラでヤフーを開き、ヤフーメールの形で利用されているようです。
メール本文に、コピー貼り付け操作をするときに、
それぞれの文字ソフトが少しずつ違うので、その時に文字化けを起こしたりしているようですね。
 
>通常、コピーしたときにもとのデータにある「改行」とか「太字」といった情報も
>htmlだとそのままコピーしてしまいます。でも機械的な変換なので、大抵は綺麗な
>文面にはならず、文字化けの原因になったりします。
>(英語を機械に翻訳させると変な日本語になるのと同じです)
 
迷惑メールに関して、ここ2〜3日の体験を書いてみます。
ウィルスバスター2008の案内が来て、3年まとめて購入すればかなり安そうなので、
購入して、2007から2008にバージョンアップしました。
ところが、それまで迷惑メールは自動的に(迷惑メールフォルダに)削除されていたのに、
2008にしたら削除されずにばかすか受信トレイに入ってきて、残ったままです。
手動で削除していく作業にうんざりして、
ウィルスバスタークラブに「なんで前の機能がなくなったのか?」と問い合わせたら、
「2008の製品仕様です、申し訳ありません」と、つれない返事。
だったら、2007の方がいいやと元に戻したら、2007も迷惑メールフィルターの機能がなくなってしまっています。
すったもんだの末、自力で発見したのですが、
ウィルスバスターのメイン画面の「迷惑メール対策」をクリックすると、
「迷惑/詐欺メールの判定」という項目があって、そこが「無効」になっていたのでした。
それを「有効」に切り替えたら、迷惑メールのフィルター機能が働き始めました。
ウィルスバスターの担当者の馬鹿たれめが!
 

12/18 塚本さんから「除草剤抵抗性の雑草」
 堀野さんのお便りを読んで、除草剤抵抗性のコナギの話がありました。
 私はホンマかいなと調べてみました。抵抗性がつく雑草の種類を書きます。
 SU(スルホニルウレア系)剤抵抗性雑草が発見された種

  アゼトウガラシ、アゼナ、アメリカアゼナ、キカシグサ、イヌホタルイ、タイワンヤマイ、ミゾハコベ、コナギ、
  
除草剤の抵抗性が出やすい雑草

  ボウムギ、カラスムギ、アオゲイトウ、シロザ、エノコログサ、イヌビエ、オヒシバ、ホウキギ、ヒメムカシヨモギ、オオホナガアオゲイトウ、
  ノボロギク、ホナガアオゲイトウ、スズメノカタビラ、オオスズメノテッポウ、イヌホオズキ、ネズミムギ

「雑草の逆襲」伊藤一幸著全国農村教育協会から書き出しました。

 そういえば吉村さんの住む旧三方町の除草剤散布の畦には、ノボロギクがやたら目に付きますが、もしかして除草剤抵抗性のノボロギクでは・・・。
 あな恐ろしや!三方五湖をラムサール条約に登録しただけで澄ました顔をしている間に、三方湖とその周辺の希少種の生きものが次第に姿を消しているようです。すでに姿を見せなくなった生き物は、・・・・長くなるので止めます。

 それから、除草剤が効かなかったのは、土の表面がアルカリ性だったためではないかと考えて「農薬便覧」(農文協)を見ましたが、
有機リン系の農薬のように、アルカリ性で効果が減少するとは書いてありませんので、私の考えは当たっていないなと思いました。

  おわり

12/18 京都の寺町さんから「Reメール文字化けの件」
こんにちは。寺町@京都亀岡です。

htmlメールに勝手になると言うことは悪評高きoutlookでしょうか。

(無料なのでつい使ってしまいますが、いろいろとバグがあったり、
ウイルスの標的にされたりしてます。なにより、次に述べる「初期設定が
初心者向けになってない件」が今回の主因のように思います)

なぜか初期設定が「htmlで送る」になっているので、普通の文章でも
自動でhtmlになってしまいます。
(htmlだと太文字や文字の大きさを変えられるので便利と言うこと
なのかもしれませんが、タダのお節介変換だと僕は思ってます。)

設定を変える方法ですが、

http://www.gihyo.co.jp/dennou/article.php/v96/05/

に詳しい設定が書いてあります。

抜き出しますと、
−−
メニューから[ツール]−[オプション]と選択,ダイアログが表示
されるので[送信]タブをクリックしてください.

送信するメールを[テキスト形式]に変更[メールの送信形式]という
項目は[HTML形式]になっていますか?それとも[テキスト形式]ですか?

[HTML形式]なら[テキスト形式]に変更して,[適用]ボタンを押しましょう

これで,相手に送るメールもテキスト形式になります.あともう一箇所,
[受信したメッセージと同じ形式で返信する]のチェックもはずしましょう.
これで,自分がHTMLメールを送ることはなくなります.
−−

会報をコピーされたと言うことはwordか何かで作られたものでしょうか。

通常、コピーしたときにもとのデータにある「改行」とか「太字」といった情報も
htmlだとそのままコピーしてしまいます。でも機械的な変換なので、大抵は綺麗な
文面にはならず、文字化けの原因になったりします。

(英語を機械に翻訳させると変な日本語になるのと同じです)

htmlを外しておくことである程度回避できると思います。

万全を期すなら、まずワードからコピーした文章を一度メモ帳(スタート→プログラム→
アクセサリの中)などにコピーして(ワードパットはダメ)体裁を確認してから、
メールソフトの送信画面にメモ帳の文字をコピーするといいと思います。(もちろん、
この場合もメールソフトの設定が「テキスト形式」になってるのが大大前提です。

(今回の村山さんの場合もメールを送る段でテキストがhtmlにお節介にも自動変換
されてしまったのでしょう)

丸文字(@やB)とか機種依存文字(sやuなど)もMacや他のパソコンだと意味不明の
文字になりますので、メールでは使わない方が無難です。ふつうの数字(1や3)とか
字数食いますが、(キログラム、kg、平方m)のように普通の文字で書くのが一番です。

変換で出てくるのでつい使いたくなりますけどね。

12/17 神戸の稲田さんから「Reメール文字化けの件」
稲田です。

>私としては、メモ帳はテキスト形式で書いているのだと思っていましたが、違うので
>
>しょうか。HTMLになぜなったしまうのか、よく分りません。
>また、HTMLをテキスト形式に変換するにはどこを、どのようにしたらいいのでしょう
>
確かにメモ帳はテキスト形式ですが、メールソフト(メーラー)の本文に貼り付けて以降

は、メールソフト側の設定に依存します。
自分でメーソフト導入されていない場合は、MSのoutlookやoutlook express(OE)お使

いだと思います。ぞれぞれのメールソフトで設定しなおしてください。
MS製のメールソフトは、規定値で「htmlメールで送信する」になっていたと思います。

評判の悪い理由の一つです。

> ●受信したメールで文字化けが発生する場合の対処法
http://support.microsoft.com/kb/881816/ja
上記サイトに対処法が書いてありますが。
--

●やまちゃんから「補足です」
テキスト形式の設定は、
受信トレイの画面で、ツールをクリック、オプションをクリック、送信をクリック、
その画面の中ほどにメール送信の形式のうち、テキスト形式の設定を選んでください。

写真や図表などを送る必要があるときは、
その都度html形式にしてから送信するようにすればいかがでしょうか。

12/17 岡山の赤木さんから「レンゲとイモチ」
赤木@菜の花です。

 丸石さんのイモチは葉イモチでしたか。
5月のお便りを読み返すと、地上部だけで反当3.5トンのレンゲが繁っていたと書いて
あります。地下部を含めるともっと多くなります。
3500kg×0.004=14kgの正味窒素量。
21%の硫安に換算して現物67kg、15%の化成肥料では現物93kgに相当します。
これはおったまげる程の肥料量です。
 カラシナや菜の花と違いレンゲは茎が軟らかい軟弱緑肥。梅雨明が近くなった頃に
は一気に効いてくる。原因はこれだな。
 梅雨が完全に明けきってから効くのであれば、温度が高すぎてイモチは昼寝モード
ですが、雨のあるときに肥効が一気にきたのではこれはたまらん。

 米糠360kgの窒素は7.6kg。硫安換算で現物36kg。米糠は粉体だけに肥効が来たらそ
れこそ一気だ。原因はこのあたりか。

 昔からレンゲはイモチを呼ぶと言われる所以でしょう。だから私もできればレンゲ
はしたくない。でも原風景としてのレンゲに人気があります。そこで12月になってか
ら蒔いておけば、生育期間が短いからそんなに繁らない。むしろ生育促進のために堆
肥を振ってやるぐらいだから、コントロールがし易い。それに繁るのが遅いから、5
月下旬にすき込む頃青々としていいのです。
 同じ豆科の緑肥としてクリムソンクローバーを蒔きますが、これもレンゲ同様やり
にくい。稲が出来すぎて困るんです。
 こんなことどこにも書いてない、誰に尋ねることも出来ない。自分の前に道があり
ません。丸石さんも頑張って下さい。
 私の地域とではあまりにも気候が違うようですから、私の話は参考としてのみ捉え
てください。

 黄色になったカラシナのほうが細根が多いときたか。さて困ったね。
以下は私の想像ですが、寒傷みというやつではないでしょうか。キャベツやブロッコ
リーの葉っぱが寒くなると紫色になる現象です。麦類も寒には葉が紫になって傷みま
す。
道端に生えているカラシナも小さいやつはもう傷んでいるのがあります。
細い根があれば大丈夫でしょうから、そのままにしておくしか手が無いですね。

今月10日にレンゲを蒔いたのですが、乾燥気味で発芽しそうにありません。
久々に鎮圧ローラーを引っ張り出しました。土と密着させてやります。

もう少しさかのぼって今月4日のこと。
電動丸鋸で右膝を切ってしまいました。
古材を切っていたらついでに剥き出しの刃で右膝のお皿の上を切ってしまいました。
ザクロみたいに大きく口を開けて、中の筋肉が3層に分かれているのが見えました。
 即外科行きで、手術台の人になってしまいました。ま、そのときの局部麻酔注射の
痛かったこと。おまけに最後の端の1針は麻酔が効いてなくて、生肉を縫われた。
翌日だけはおとなしく寝ていましたが、二日目からは畑仕事。
エンドウ植えてソラマメ植えて、タマネギにどっさりモミガラ掛けて米糠振って、す
ることはいくらでもあります。
10日には田んぼを耕して溝をあけて交差部を鍬できれいにさらえて、レンゲの種子
を蒔いた次第です。
縫合した糸の付いたまま、片足を引きずりながら・・・・ 
膝が90度以内に曲がらないのが辛いです。
化膿の心配はありません。翌日から体内消毒していますから。
こういうときには酒よりも焼酎に限ります。

 自然を愛し環境を考える百姓     赤木 歳通

12/16 岡山の林さんから「カブラヤガの蛹と食害」
皆さん今晩は、
様々な作物を食害するカブラヤガの蛹がニンジン収穫の際に出てきました。ネキリム
シと言われる害虫には、カブラヤガとタマナヤガがありますが、写真は越冬中のカブ
ラヤガの蛹です。夜行性の蛾と言われますが、私の観察では幼虫は昼間も活動しま
す。蛾も昼間に見たことがあります。蛾を食べて密度を一定に保ってくれるのはコウ
モリかもしれません。夏などコウモリは夕方からかなり飛んでいるのですが、人は気
が付かないだけです。カブラヤガの食性は広く、タマネギやニンジンはもちろん、雑
草のスベリヒユまで食べているのを見たことがあります。カブラヤガの方がつるっと
した感じがしますが、皮膚を実体顕微鏡で毛が生えているところを見るとその秘密が
分かります。皮膚は強靭で引っ張り強度があり、なかなか切れません。畑の土の上で
は、踏んづけてもなかなかつぶれません。一気に引っ張って引き裂くのが一番簡単で
すが、幼虫を引き裂く時に内容物が飛び出て目に入らないようにして下さい。ニンジ
ンを食べたカブラヤガの幼虫の腸管内はニンジンの色をしており、葉を食べた時は緑
色をしています。二つに裂くにはコツがあります。手も汚さずに出来たら上級者で
す。カブラヤガは、ツチガエルの餌になります。幼虫を捕らえ、近くのツチガエルの
目の前に放り出してやると、カブラヤガが少し動いただけで捕食します。これは面白
いので、やってみると良いでしょう。モグラがミミズを食べるように、土の中にいる
カブラヤガを食べるかどうかは私にはまだ分かりません。
カブラヤガは蛹になって越冬します。蛹をニンジンの上に乗せて写真を撮っています
が、このニンジンの肩のところがカブラヤガの幼虫に食害されています。このような
ニンジンは当然出荷できません。以前このような被害の大きい圃場で、ニンジンが出
荷不能になってしまったことがあり、今でも思い出すほどです。有機農業では農薬を
使用できないので、捕殺するのが一つの方法です。そうでなくては指をくわえて見て
いる他はありません。蛹を一つ潰しておくと、春先の多数の幼虫を捕殺するのと同じ
効果がありますので、見かけたら潰しておいて下さい。春先、1頭の小さなカブラヤ
ガの幼虫だけで、芽が出たばかりのニンジンを将棋倒ししていく数はかなりのもので
す。ヨトウムシを見たことがないという人もいると思いますので、写真を撮りまし
た。

林 正弘
岡山市

12/16 広島の丸石さんから「イモチの出た田んぼ」
赤木さん、早速のメールありがとうございました
 
広島の山間部もついに雪が降り始めました。
 
イモチの出た田んぼは、一つはポット苗が足らずにマット苗を植えた(坪当たり50株
、一株2〜4本、かなり老化した苗)れんげの田んぼです。もう一つは糠を反当たり
200kg入れるつもりが、間違えて360kgいれた田んぼでした。この田んぼに過石
20kgを6月末に入れていますが、他には肥料を入れていません。
 
マット苗を植えた田んぼは葉イモチがひどくなって、イネ株が縮んだようになったところもあり
農薬を振まいました。前回(12月14日)の写真のポット苗のれんげの田んぼは、
元気に育ちました。
 
糠を入れすぎた田んぼは、7月中旬から分げつがガンガン出て一株50本を越え「もう止
めてくれ」と思いつつも、「これも実験」と開き直り、すがままにした田んでした。葉イモ
チが出てつい怖くなり農薬を振りましたが、あの程度なら振らなくてよかったような気がし
ます。田んぼの半分だけ振ればよかったと後悔しています。
 
下の葉の黄色になったカラシナと元気なカラシナをていねいに数本づつ抜いて根を比
べてみましたが、根の色は同じで私には違いが分かりませんでした。ただ、黄色になっ
たものは、ひげ根が多いような気がしました。
下の写真の左が元気なもの、右が黄色になったもの(黄色の葉はとれてしまいました)
で特徴的なものです。
 
 
カラシナの種は、まだ1kgくらい残っています。寒くなって種まきの時期を逸してしまい
ました。来年用の種を採るために蒔くつもりで残しています。これをイネを植えない田
んぼに3月に蒔いてみます。
 
広島県廿日市市栗栖
丸石博文

12/15 岡山の中務さんから・「V字理論稲作」のココロ
2度目のお便りを差し上げます。岡山の中務です。

唐突ですが、今夜は「V字理論稲作」について語らせてください。

素人なりの理解ですから、曲解や誤解もあると思いますので、ご指導いただきたいと思います。

以下、山下さんのページをはじめとしたインターネット上の文献を私なりに解釈した、今の時点での私の理解です。
____________________

V字の谷は「窒素過多が登熟を悪くする時期」(=出穂33日くらい前の幼穂分化期)を示していて、この時期に「窒素過多」にすると登熟が悪くなるので、窒素を中断してこれを防ぐというのが「V字理論稲作」の骨子。

この時期に窒素を中断すると、止め葉までの上位3枚の葉が直立し、効率よく光合成が行われるので、籾数が多くても登熟歩合が向上できる。

なぜ上位3枚の葉が直立すると光合成が効率よく行われるかというと、稲の葉は葉面と並行に光を受けた時でも、直角に光を受けたときの90%近い能力で光合成を行えるから。

上位の葉がダラリと垂れ、稲の姿が乱れると、葉陰が出来て下葉の光合成を妨げるが、直立していれば下葉まで光が届く。

つまり、「出穂33日前頃を窒素過多にしさえしなければ、籾数の確保と登熟歩合の向上が両立させられる。」というのが「V字理論稲作」のココロであって、外形的にこの点を守りさえすれば非常に再現性の高い技術だったため、全国に普及した。
____________________

という理解なのですが、いかがでしょうか?

当時は食糧増産が求められていましたし、機械化も進んでいませんから、農家の所得を上げるために、限られた農地で反収を増やす技術が求められ、現在と違って「食味重視」とか「環境負荷」という発想は乏しかったでしょうから、勢いV字の左右の山が高くなってしまったのはやむを得ないところでしょう。

しかし、欲と二人連れで元肥入れて弁当肥まで持たせて生育初期を目一杯窒素過多にしたり、窒素中断のためというよりは倒伏回避のために過度に中干ししたり、谷を過ぎてからは思いっきり追肥して実肥して千粒重を極限まで増やしたりする慣行農法は、食管制度下で曲解された「似非V字稲作」だったのではないでしょうか。

外観品質の良い米を作りさえすれば、食味も残留農薬も関係無しに良い値段で国が買ってくれたのですから、そりゃぁ化成振って農薬使って「似非V字稲作」の限界に挑みたくもなるというものです。

ところで、「V字」と「への字」を対極のように捉えていると思われる記述が、インターネット上に散見されますが、への字はV字の裏返しではないですよね。

私が思うに、「への字」の山は出穂の45日前あたりで、その後は肥効を下降させる訳ですから、出穂33日前頃に「窒素過多」にはなってはいない筈です。

また、生育初期の肥効を押さえることで、無駄に徒長させず過剰な分げつもさせず、丈夫な根と茎を育てているので、への字の山のところで窒素を効かせてやることで、健全で大柄な稲(=光合成能力の高い稲)に育つのだと思います。

への字の稲は茎が太く、開帳して大柄な稲に育ちますが、開帳する分を見込んで疎植もしますし、出穂の頃にはビシッとした姿になって、下葉まで光が届いている筈です。

井原さんのへの字もそうですが、深水で初期の生育を抑え、ケイ素を効かせて丈夫で太い茎を育てるという薄井さんの疎植水中栽培も、成苗2本植で太茎大穂を目指す稲葉さんのイネつくりも、古くは「株かき」によって株を開帳させ、追肥で追い込んでいくという片倉さんの稲作も、目指すところは同じなのだと思います。

アプローチは異なっていますが、「籾数を確保しつつ登熟歩合が向上するような姿の稲を育てる」ための技術と考えると、「V字」も「への字」も「疎植水中栽培」も「太茎大穂」も、実はみな同じココロなのではないかと。

「V字」を足がかりに「への字」を理解しようとしながら、なかなか思うような稲作にたどり着けず夜更かししている第2種兼業農家の駄文でした。

:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*
:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜
http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
qwh02165(アットマ)nifty.com
中務 博文

12/15 岡山の赤木さんから「丸石さんへ」
赤木@菜の花です。
丸石さんは豊かな経験をしたひと夏でしたね。

 イモチの出た田んぼの施肥はどのようになっていたのか知りたいですね。
疎植をしていればまず出ることは無いと思うのですが、我慢できなくて梅雨も明けき
らぬうちに金肥を振ったとか、ついつい穂肥をやったとか、思い付くことはないで
しょうか。

思ったほどの収量はありませんでした。。。。とのことですが、もう1俵欲を出して
べったり倒伏して、イモチと紋枯れに泣くか、低コストで病気もなく倒れもせずニコ
ニコと収穫をするか。諸悪の根源はもう1俵の欲かもしれませんよ。ご注意!ご
注意!

 コブノメイガがどっさり来たということは、梅雨明けの頃真っ黒になっていたので
しょうか?7月の下旬に真っ黒になるとめちゃやって来ます。有機肥料によるなだら
かな肥効カーブを描くと飛来そのものが少なくなります。
 薬を振りたいのを我慢して振らなかった結果を見ることが出来たことは、なにより
の進歩です。次回からは、この程度だったら心配ないという確信になります。
 私はコブノメイガとツトムシ(葉巻虫・イネイチモンジセセリ)は害虫の範囲でな
いと思っています。

 カラシナの播種ですが、秋蒔きをする場合は寒くなるまでに成長を確保しておかな
いと失敗し易いです。一握りの種子を残しておいて3月になった頃蒔いてみる実験を
して欲しかったですね。秋蒔きでないとだめなのか、春蒔きでも間に合うのか、自分
の田んぼでの見極めができます。あるいはカラシナにこだわることもありません。ブ
レーンは常に軟らかくいきましょう。

 黄色になったカラシナの画像を見る限りたしかに湿害のようにみえます。
湿害を受けるとカラシナは黄葉、菜種は紅葉します。
 畝立てしてあるようですし、そんなに雨の多い天気でもないし、それに気温が低い
からまず湿害は考えられません。気温が上がって生育が盛んになった頃の雨が影響す
るのであって、今の時期そんなに生育が盛んであるとも思えないし。。。。

 寸麦尺水を恐れず、尺麦寸水を恐れる。
寒い時の麦は水に浸かっても大丈夫だが、茎立ちを始めた春の麦はちょろちょろ雨に
やられる、という意味です。

 葉が痛むということは根が何らかの障害を受けている証です。
1本抜いて根を観察してください。普及センターに持ち込むのが最短コースです。
 来年も頑張って新しい発見をして下さい。

 私事ですが、来年の稲つくり緑肥計画はとっくにできています。菜の花やヒナゲシ
などきれいな花は当然いっぱい咲かす予定ですが、いつも通りでは何か物足りない。
もっと刺激がほしい。この歳になるとありふれた刺激では物足りなくなる・・・・
そろそろもうひとつ上にヴァージョンアップしたい。

あっと驚くようなことを思い付いてはいるんだが、ピッタリの緑肥がまだ見つかっ
ていません。来春には間に合わなくて再来年のことになるでしょう。
 常識では考えられないビックリ緑肥。 どうぞお楽しみに!

 自然を愛し環境を考える百姓     赤木歳通

12/15 岡山の林さんから「農業者は地域在来種は使えないのが通常です」
 皆さん今晩は、
私のメールを読み返すと誤字が多いですね。お詫びします。
最近、消費者サイドから在来種の種子を使うべきだという提案があるようですが、農
業者は在来種は使えないのが現実のようです。次のような実例があります。数年前、
私のグループのKさんは地域で育てられてきたカボチャの種子を使って有機栽培し、
出荷しました。私が見たところとても美味しそうなカボチャでした。ところが数日
経ってから、出荷先から苦情の電話が入り始めました。それは、Kさんのカボチャは
シェフが作ったレシピと合わないというのです。F1品種の種子を使わなかったために
カボチャを煮ても、煮えるまでの時間が違って困る、というのです。キッチンで働い
ている人はシェフの作ったレシピ通り時間を守って作業する必要があります。カボ
チャの種子が在来種の為に、個体差があって煮えるまでの時間が微妙に違うのです。
F1品種を使って注意深く作ればこのような差はあまり出ないでしょう。シェフの作っ
たレシピはカボチャの煮る時間を○分○○秒と決めています。時間は、これ以上でも
これ以下でもないのです。あるカボチャの煮える時間がレシピより○○秒長かったり
短かったりしたら、レシピ通りそこで火を止められたカボチャは適当な煮え方をして
いないので、お客様が食べた時は歯あたりが最適でない訳です。同じように、キュア
リングの期間がバラバラだと同一品種でもカボチャの甘さが異なってしまいます。K
さんはカボチャを適期に収穫すると直ちにラベルを張り、キュアリングの期間を揃え
ていました。それでも地域の在来種の種子を使ったために、品質を揃えることには限
界がありました。Kさんはトラブルの電話が入るたびに苦悩の表情を浮かべていまし
た。それ以来、KさんはF1以外の種子は使わなくなりました。最近の有機農産物は
消費者サイドからの様々な要求に答えなければなりません。私も有機カボチャを作っ
ていますが、同様の状況です。出荷先から私に栽培依頼があった時、品種は作りやす
く、気候変動にかなり耐えうる品種を使いたかったのですが、出荷先からF1品種を
使うように依頼されました。栽培が容易だと考えられているカボチャでさえこの様に
お客様サイドからの品質一定の要望があるのです。他の作物は、推して知るべしで
しょう。色、形、大きさ、厚さ、食味、調理時の作業性・・・と、年々高度化する消
費者の要求に答えていくために、地域在来種を使っていたのでは対応できないのは明
らかです。理念を追い求めるのではなく、現実の問題を考えなければならないことも
多いのではないでしょうか。

林 正弘
岡山市

12/15 神戸の稲田さんから「メール文字化けの件」
稲田です。

>相変わらず最後の2〜3行が文字化けしているようです。
>村山さんからのメールは、時々文字化けするようで、原因がわからないようです。
メールの文字化けの件です。
メールソフト、設定などが不明なので解決方法はよくわかりませんが、一般的な対処。

●受信したメールで文字化けが発生する場合の対処法
http://support.microsoft.com/kb/881816/ja
--------------------------------------
半角カタカナや機種依存文字を使用している場合
メール本文に コントロール コードや HTML タグが入っている場合
--------------------------------------
上記サイト見ると、上記二つが疑わしいですね。
・「半角カタカナ」と「機種依存文字(丸付き数字)」は、文字化けの原因になりやすい
ので避けたほうが懸命です。文字化け文章の少し前に、丸付き数字を使われています
ね。文字化け部分にも使われているかもしれません。
・文字化け部分に「/div>」というタグが見えますので、村山さんからHTMLメールで送
られてきているのではないでしょうか。
特別なことがない限り、メールソフトの設定では、「メール形式」を「テキストで送信
する」に変更してもらってください。

--
****************************************
稲田 登
http://oryza.perma.jp/sb/
http://www.geocities.jp/yuuki11831
http://moto-foto.oryza.perma.jp/
****************************************

12/14 広島の丸石さんから「 れんげの田んぼのその後」
皆さんこんばんわ、久しぶりにメールします。
目新しいことは何もないのですが、プール育苗のポット苗を、れんげすきこみの田んぼ15アールに植えた
結果を報告します。
6月10に田植え、(アキロマン 5.5葉苗 坪あたり33株 一株平均2本植え)
7月中旬まで水深8cmくらいを維持
  田植え後10日くらいのときコナギが見受けられたのですが、その後あまり気にならず、稲刈りのときには
雑草はほとんどありませんでした。天候にめぐまれて倒れることも無く順調に生育しました。
下は、10月6日の写真です。
田の周囲は一株35から40本程度に出穂しましたが、中の方は案外少なく30本を割っているところも多く
思ったほどの収量はありませんでした。
7反の田んぼ全て、除草剤を使うことはしませんでしたが、2反ほどイモチの農薬を使う羽目になりました。
ただ、オモダカが増えた田んぼがいくつかありますので来年が心配です。今年はコブノメイガが大変多い年で
したが、農薬を振りたいの我慢しながら迷っているうちに何の問題も無く収まってしまいました。
今年は、このホームページのおかげで色々と収穫の多い楽しいイネ作りをすることができました。来年のイネ
作りが楽しみです。
 
アンナプルナ農園の斉藤さん、白毛もちの種籾ありがとうございました。ポット苗2枚分に一粒づつ蒔いて
田植えをしたところ、大変大きな(130cmくらい)イネとなり、茎も穂首も太く、大きな穂には300粒くらい
付いて、近所の人に大注目でした。(6月3日 5葉苗植え 出穂8月5日)
粘りのあるきめ細かい美味しいもちでした。
 
ところで、私も菜の花に挑戦して、反あたり発酵鶏糞220kgくらいをすき込んで西洋カラシナを蒔いてみました。
左は11月2日、右は10月21日に反当たり1kgを蒔いたものの今の状態です。左は芽はなんとか出た
のですがほとんど成長していません。たった2週間程度の違いでこれほどの差がついてしまいました。12月
に入ってからは、ほとんど毎日氷点下に最低気温が下がっており、今までの最低気温はー5度です。毎朝
霜で真っ白になっていますが、まだ何とかけなげに持ち応えています。頑張れ頑張れと声援を送っているとこ
ろですが、果たして今後どうなりますやら?(毎日の最低気温と最高気温をずっと記録しています)
 
このあたりは、10月の上旬までに種まきをしなければだめだとつくづく思いました。
 
この写真の状態は、赤木さんの言われた「湿害」なのでしょうか、畝立てはしているのですが一枚の田んぼ
にだけところどころ目立つところがあります。この田んぼだけ特に水はけが悪いとは思えないのですが。
 
ところで、どなたか滋賀羽二重糯の種籾を分けていただける方はいらっしゃらないでしょうか
少しでもいいので、よろしくお願いします。
 
広島県廿日市市栗栖
丸石博文

12/14 お米の勉強会の村山さんから「Re里山便り」
皆様  村山です
 山下さんと同じように井上さんから新米便りとCDをいただきました。
どの日もとても面白いです。井上さんは本当に上手ですね。
皆さんも聞かれるといいですよ。

12/13 お米の勉強会の村山さんから
(その1)15 日はお米の勉強会
 
皆様    お米の勉強会の村山です
お知らせするのが遅くなりましたが、下記のように15日にお米の勉強会を開きます。
お誘いあわせてお越しくださいませ。
 
日 時 07年12月15日(土)午後1時〜5時
テーマ 気候変動による農作物への影響について
−今年のお米を中心に、今後の農業経営安定法
講 師 近畿農政局神戸農政事務所長 萩田 敏 氏
場 所 西宮市消費生活センター第1学習室(TEL0798-69-3157兵庫県
西宮市北口町1-1-501アクタ西宮西館5F、阪急西宮北口駅北出口を出て隣のビル)
 
 今年は9月に高温が続き、高温障害が各地で起こり、高品質のお米が少ないと聞きます。また、新米の値段が昨年より安いとも聞きます。米価下落は、必ずしも今年のお米の品質のせいばかりではなさそうです。ASEAN等との経済協定も進んでいます。気候変動による農作物への影響が顕著となリ、作りにくくなっていく中、今後のお米作りはどうしていったらいいのでしょう。農業は元気でいられるのでしょうか?農家の方々よりむしろ消費者である私どもの方が心配かもしれません。
 
 そこで今回は、消費者がどう応援したら農業が安定的に続いてくのか等々も含め、全体的な情報に最も詳しい神戸農政事務所所長の萩田敏さんからお話をうかがいます。農家の方も流通の方も消費者の方も、年末でお忙しいでしょうが、是非ともお越しくださり、一緒に話し合い、具体的な対策を考えましょう。
 
 なおこの日には会員さんの丹波の黒豆、徳島のレンコン、福井県の河内の焼き畑の赤カブ、福井の里芋、あれば姫路のえび芋、青森の無施肥無農薬リンゴの紹介販売もします。
 
(その2)
皆様     村山です
 先ほどの続き、今度は来年1月の見学会のご案内です。
これほど気候が荒くなりますと、いろんな条件を乗越えてきた在来作物が見直されるはずです。否応なく地産地消中心の時代がやってくるように思います。
丁度農閑期と伺います。どうぞこの会にご参加くださり、皆様の地域で伝統的に作られてきた種を再度栽培してくださり、いろいろな美味しいものを作ってくださるようお願いします。
綾部の井上さんも参加してくださるそうです。篠山の石田さんたちにもお会いできます。
夜は種に限らず、大交流会にしたいと思っています。
どうぞ奮ってご参加くださいませ。
 
日 時 08年1月12日(土)午後1時〜13日(日)正午
テーマ 気候変動に強い地域の種の復活を目指す勉強と見学会
    −伝統野菜の宝庫と言われる山形の現状と、兵庫県三田のうど小屋と
     春日の春日大納言見学
講 師 山形大学農学部生物資源学科准教授 江頭 宏昌 先生
案内人  ひょうごの在来種保存会の 山根茂人氏と小林保氏
 
日程と場所(移動には車が必要です。車での参加大歓迎!)
12日12時10分 JR三田駅集合(村山携帯090-3056-3469)
午後1時〜3時 講演会「山形県の在来作物の現状と、保存・利用の取り組みについて   −気候変動に強い地域の種を復活するために」江頭宏昌先生、
   於:三田市郷の音ホール会議室1(〒669-1595三田市天神1丁目3番1号 TEL  079-559-8100 JT三田駅、神戸電鉄三田駅より徒歩10分、http://sanda-bunka.jp/)
 
3時〜5時 三田のウド小屋見学と農家のお話(案内人:小林保氏)
5時半 宿泊地「山西福祉記念会館三田分館『悦』」へ、(TEL079-565-5500、〒669-    1323兵庫県三田市あかしあ台2-19 http://www.yfk-yorokobi.jp/)
6時半〜懇親・交流会
 
13日10時〜12時 春日大納言小豆黒さや生産者柳田隆雄さん訪問(案内人:山根   成人氏) (大納言小豆のほしい方は早めに注文されれば、もしかして当日お受け   取りになれるかもしれません(FAX0795-75-0354柳田隆雄さん 1kg4千円+送料)
12時 現地解散(解散後少人数で昼食に出かけます)

★江頭先生たちが出されたご本「何処かの畑の片すみで−在来作物はやまがたの文化財」(山形在来作物研究会編 山形大学出版会1429円+税)は、とても興味深い本です。当日できましたら先生にお持ちいただきますが、前もって読んで下さると先生や農家やレストランシェフの思いが伝わります。なお、12月26日の朝日新聞夕刊「ニッポン人・脈・記 食卓のメロディーJ」に「イタリアンに郷土の野菜」として、江頭先生とシェフの奥田政行・気鵑・匆陲気譴泙靴拭・謄譽咾任盧廼瓩・鷽佑両匆霹崛箸・△蠅泙靴拭・瀝莠錣猟敢轟ナ歛犬罰萢僂砲弔い篤蝙「鯊緝修垢觜焼・萓犬砲・曚靴い燭世韻襪覆鵑橡榲・帽・い任后・匹Δ召柑臆辰髻・/div>
 
●やまちゃんから
村山さんから一部文字化けしているようですと、再送してくれましたが、
相変わらず最後の2〜3行が文字化けしているようです。
村山さんからのメールは、時々文字化けするようで、原因がわからないようです。
どなたか心当たりの方があれば、ヒントを差し上げてください。
 
12/13 香川の高橋さんから「共生農業」
あれから色々な本に出会っていますが、現在特に感銘したのは、大田保夫著の「共生農業」(微生物の知恵をいかし自然が蘇る)初版平成18年なので最新です。
 
皆さんはご存知かもしれませんが、この本は、化学肥料、化学農薬を開発していた方が書いているので良くわかります。
私にとっての驚きは農薬使用量(面積投入量)が世界で一番多い事で、一番少ないのはニュージーランドでした。
それから、化学肥料の害が地下水まで及んでいるのに係わらず、今頃やっと厚生省が規制を考えているとのことです。
稲作りにも微生物を利用して健全な根作りをするべきだと書いています。
今読んでいるところなので簡単な紹介ですが参考になります。
 
私はいろいろな情報がある中で、来年からの稲作りの方向性が見えてきたように思います。
  
高橋

12/13 京都の四方さんから「里山便り」
数々の情報を頂戴ばかりで失礼致しております。
8年目の百姓、京都・綾部、志賀郷のしかたです。
 
今日は別件をご案内させて下さい。
人生の苦楽園を突き進む私の、地区イベント参加のお知らせです。
 
猪に走られ、草に負けそうになり、泣きそうな・バタバタだらけであった今年の稲作も、とにかく無事終了し、今は、片付け仕事や薪の確保・はたまた除雪の準備と、季節はすっかり冬に突入してしまいましたが、まだまだバタバタの日々です。
 
そんな中、京都・綾部、志賀郷では、地域活性の為にと、夏は花火大会、冬はサンタパレードを開催しています。
そして今年11回を迎えたサンタパレード(私はこの地に移り住んでからですので、8回目の参加です)の準備も、私のお米作りの師匠、井上吉夫氏を中心として、12月初旬から進行中です。
 
そのサンタパレードも、昨年から前夜祭も行い、地域の人も、勿論自分たちも楽しんでいます。
サンタパレード開催の詳細は、私の下手くそなブログ、にてご覧下さい 
HPアドレスは、 http://blog.livedoor.jp/farming0704/ もしくは、里山じじぃの里山だより で検索頂いたらオーケーです。
 
 
PTA・消防・志賀小学校等の協力を頂戴しながら、地域の有志の手弁当にて今日までやっていますが、知らせることが元気に繋がると思い連絡させて頂きます。
 
唐突なご案内で失礼しました。
※添付のファイルは、出来たばかりのサンタパレードの新聞折り込みです。

京・綾部市 志賀郷町 町ノ下17番地
四方 英喜
пAピー 0773ー49ー9026
 
●やまちゃんから
添付ファイル(サンタパレードの新聞折り込み)は、1,3MBの大きさですので、
パソコンが音を上げそうな人もありそうで、残念ながら割愛しました。
四方さんの百姓の師匠の井上吉男さんが「新米便り」と一緒に、
サンタパレードのポスター、
それと、地元FM局の「井上吉男の田舎元気になーれ!」(15分×12回)の、
収録CDを送ってくれました。
2回目の四方さん夫妻との対談編まで聞いたところです。
なかなかおもろい!井上さんは講談師になれるかも!?
ご希望の方は、送料実費でCD3枚組のコピーを送ります。
やまちゃんまで、メールで御連絡下さい。

12/13 島根の堀野さんから「コナギ情報ありがとうございます」
信州の唐沢さん、管理人の山下さん、メールありがとうございます。

当地の標高450mにくらべれば、信州の標高730mはさらに上のうえ、コメつくり
にとっては、さぞ厳しい環境でしょうねえ。
しかし空も、水も、空気も、景色も、とても素晴らしいことでしょう。最近のNHK
的表現なら、天空の農園、といった感じでしょうか。

ところで、コナギ情報ありがとうございました。
そうすると石灰成分換算で推定20〜30kg内外になるかとおもいますが、さほど
影響が無さそうとのことで、たいへん参考になりました。教科書によると、稲は
pH5.5くらいで良く発芽し、その後の生育も弱酸性がいいとのことですので、そ
のことも考えつつ、当園や近隣水田のpH調査をしてみようかとおもいます。
プロバイダートラブルでお返事がおくれました。取りあえず、御礼申し上げます。

12/12 信州の唐沢から堀野さんへ
 堀野さん、皆さん こんばんわ。
 信州の唐沢です。

 私も春先の3月末に醗酵鶏糞100kgとカキガラ石灰40kgを撒いて
浅起しし、4月中旬と5月中旬の3回ワラを腐熟させる為に起耕します
5月下旬に代掻きして6月頭に田植えですが、5月下旬の代掻きした後と
田植え後10日ほどした時期にPHを測ったことがあります。
詳しく数値を覚えていませんが、どちらの時も7.0以上はなかったと記憶してます
田んぼは水が入り代かきすると有機物の分解が進み、有機酸の類が出て
HPは上がり難いのではないかと考えます。
信州では気温の変化が大きい事と、田植え後の水温が15〜22℃位なので
コナギもダラダラと生えてきます。手押しの除草機を1週間おきに2度押して
対応してます。これでコナギがなくなるわけではありませんが稲の生育には
支障をきたさない程度にはなります。
因みに、うちの所の標高は730mくらいです。
********************************
 上伊那郡箕輪町1989
  唐沢金実
  Tel/Fax:0265-79-5668
  ********************************

12/11 山形の石井さんから「イネミズとコナギ」
中出様
皆様
 
土地柄、個人差はあると思いますので、あらかじめご了承ください。
未熟有機が発酵してくる際に、根っこへの影響が考えられます(ガス等)。
もちろん、そんなことはおかまい無しに、イネミズは苗に襲いかかってきます。
苗が元気であれば、応酬も可能ですが根が弱っていたときではダメージも大きくなります。
そのうち根っこに卵を産まれ、幼虫が根を食いまくります。
当然成長が止まり、その間にコナギが占領してくると言うことです。
苗の根さえ元気であれば(イネミズにやられなければ・・・)、それなりに除草機でのコナギへの対応が可能だと思うのです。
もちろん、それなりに・・・ですが。
 
イネミズの越冬ですが、もちろんいろんな場所で越冬すると思われます。
寒冷地の場合、田植え直後の6月はじめは、気温も寒く、イネミズは歩行で水田に侵入するようです。
もちろん、進入路(畦)に草があれば容易に進入できると思われます。
草がなければ、進入する数も減ると思われます。(畦での越冬がなければその分密度も減る)
数年前、他の栽培でイネミズ対策の殺虫剤を使用していませんでした。その時は、田植え後の田んぼは「青い」のですが、
しばらくすると、畦際から茶色になっていくのでした。それはそれは恐ろしい光景でした。
現状では、「畦でのイネミズ対策」と言うのが僕なりの考えであります。
 
12/11 福井の中出さんから「石井さんのメールで」
今年も僅かですね。
私も今年の大きな反省と、来年の取組みの大まかな部分の考察は済んでいます。
 
石井さんのご意見で、「 未熟有機の投入は、イネミズを呼ぶ。イネミズにやられれば、コナギ多発の魔のスパイラルへの突入」の部分ですが、イネミズとコナギの因果関係が私には良く分かりません。このあたりを掘り下げてお話し願えれば幸いです。
私もイネミズに悩まされ始めたのは除草(抑草)として田植え後米糠を撒いてからです。だから、米糠除草(抑草)に失敗したツケが今も続いていると、ある部分思っています。
一概には言えないと考えていますが、イネミズは小川の傍の田んぼとか隣が山や空き地の田んぼに比較的多く発生すると思っています。越冬する場所はいまだ特定できません(雪が積もると無理な事ですが、、、)。
 
*** nakade ***

12/10 山形の石井さんから「Re思いがけない方々にお会いしました」
山下様、皆様。
 
山形県新庄市の石井です。
先日は、村山様にお会いでき、お話でき、良いひと時を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
出不精なため、なかなか遠方に出かけることがないので、貴重な時間でした。
 
さて、今年の反省です。
今年は、「好気性発酵」をテーマにチャレンジしました。
@好気性菌+カモ
A好気性菌+除草機
B米糠・屑大豆+好気性菌+除草機
 
@は、6俵弱。1.1haほどを1区画にして電撃柵で囲っているため、カモが行くところ行かない所の差が大きい。
行かないところは、草も当然多い。イネミズの害もあるようだ。
Aは、5俵弱。当初、イネミズゾウムシの大繁殖で惨憺たる状況になったが、ちょっと回復した。やはり畦ぎわの害がひどく、
畦のイネミズの越冬をどう防ぐかが課題。
Bは、皆無状態。稲葉先生の「無農薬・有機のイネつくり」の高冷地・東北パターンを参考にチャレンジ。ペレット化したものを140k散布。耕起。
2週間後代かき一回目。10日後代かき2回目。翌々日田植え。2週間後除草機1回目。
除草機をかけるのが遅れたこともあるかもしれないが、米糠等が徐々に発酵し、イネミズを呼んだ印象。明らかに、田植え後より、6月中旬からの生育停滞が大きかった。
イネミズによる萎縮→コナギ、という魔のスパイラルに突入。
 
地域で有機をやっている友人とも話したのは、当地の場合「未熟有機の投入は、イネミズを呼ぶ。イネミズにやられれば、コナギ多発の魔のスパイラルへの突入」ということでした。
友人は、元肥重視、初期生育重視で、イネミズ害からの逃げ切りを狙い、そこそこの成果を上げているようです。
別な友人は、有機ではないのですが、春、畦に除草剤を散布し、イネミズ害から脱却したとのことでした。
 
現代農業を見て、成功している方々の例を参考に出来ればと思いつつも、自分の非力さゆえ、毎年こんな状況です。
タイミング等の問題もあるとは思いますが、何かご教授いただければ幸いです。
 
追伸、現代農業2005年11月号「早めのワラ処理はうまい米づくりのスタートライン」の内容をご存知の方がおられましたら、教えていただけるとありがたいです。
 
**********************
     「いのちのたね」である農業
いのちのたね生産本圃
イシイファーム          石井昭一
TEL/FAX  0233−25−2831
ブログ  http://blog.goo.ne.jp/minorinouta
**********************
 

12/10 塚本さんから・原ノ後さんへ
 早速のお返事ありがとうございました。
 3回読ませていただいて事情が大体理解できました。
 鶏糞で中間追肥した(された田んぼもある)ということが良く理解できました。
 貴重な体験談を聞かせていただいて、本当に本当に感謝しています。
 ありがとうございました。

12/9 塚本さんからの問い合わせ について 宮城 原ノ後
「肥料が流されて別の田んぼへ流入したのは、稲の生育のどこ辺りか教えてくださ
い。 」
と言うご質問にお答えします。

といっても、葉齢調査や幼穂長の調査は昨年やっていない(過去 1回しかやったこ
とがありませんが)のではっきりとした答えになるか心配ですが。田は上流から1
反、4畝、3畝、1.3反と言う感じです。

手取り除草で葉先が目に刺さるくらいの時、コナギよりひえぬきを必死こいてやって
いました。すると株の半分くらいはヒエでした。これはまいった と思って 全体に
(3反分)3要素肥料と高度苦土重焼燐(1袋)をまきました。そのあと4〜5日後 水
口の田んぼ1反だけが最悪の状態(分けつ10本くらいに見えた)だったのでさらに 
鶏糞をまきました。これは僕がまいたわけではないのでおそらく2袋くらいか?と思
います。そのすぐあとにあめがふったので鶏糞がすぐ下の田んぼ2枚に流れてしまっ
たと考えられます。

まっくろでイモチが怖かったのですが不思議とイモチは出ませんでした。
田んぼにも少し違いがあって、4畝は水口1反分の田の上流部分付近から水が入りま
す。ココの田は水尻付近がまっくろで少しイモチがつきましたし水上付近はチョロ出
来というアンバランスな生育。3畝は水口1反分の田の下流部分付近から水が入りま
す。ここが最も真っ黒な田になりました。でもカッコイイ生育をしました。
1.3反の田んぼのほうがいもちにやられました。この田んぼは僕自身が草取りし
て、分けつもまあまあ、ここだけで10俵目標でした。もくろみは見事にハズレ。イモ
チ被害もあるけど、草丈が途中から全く伸びないし穂が小さいのです。なんじゃこ
りゃ?と言う感じです。こなぎの吸肥力と根群の力をもっと研究した資料など見せて
欲しいと願うこのごろです。

12/8 岡山の林さんから「有機認証を希望しない人が多くなってきました」
皆さん今晩は、
農林中金も損害額1,000億円出しそうだという最近話題になっている金融工学を駆使
したサブプライム問題について、百姓であっても一般教養として知っておかなければ
・・・と思い、一冊の本を買ってきました。
● 春山昇華著、「サブプライム問題とは何か」、 宝島新書、700円 + 税
私には、金融工学はトリプルAの格付を信じてこのようなファンドなどを買ってし
まった投資家サイドからのトレーサビリティとアクセスを遮断するテクニックに見え
ます。


今年、私達のグループから一人、また、以前から知っている有機農業者一人が有機認
証を受けるのをやめてしまいました。といっても、その後農薬や化学肥料をふんだん
に使うような慣行農法に転換した訳ではありません。以前と変わりなく、誠実に農業
を続けています。彼らが有機認証を希望しなくなった理由は、メリットが特に無いと
判断した事にあるようです。認定手数料や毎年徴収される検査費用、農薬検査費など
が必要でなくなる上、毎日の生産行程管理記録付けや証票管理の事務的煩雑さから開
放されたので、子供達、家族との団欒の時間も増えているようです。有機認証をやめ
てから、収入は以前より減ったことは無く、逆に増えているようです。彼らにはこれ
からも消費者の皆さんに安全な食べ物を提供してくれることを願っています。有機認
証制度は、消費者と直接結びついている農業者には必要としない制度といえるかもし
れません。

林 正弘
岡山市

12/8 塚本さんから・宮城の原ノ後さんへ問い合わせ
  宮城の原ノ後さんへ質問です。

「 強粘土の田のなかでも肥料分が流されたたんぼ(悲惨)とそれが集まって、真っ黒に
 なった田んぼ(なんか取れそう)で違いが歴然とありました。草丈と分けつがまる
っき り違うのです。真っ黒になった田んぼでもコナギはすごい出来でしたが、稲もけっこ

 うな出来で・・・」

 肥料が流されて別の田んぼへ流入したのは、稲の生育のどこ辺りか教えてください。

 田植え前だと元肥になったのだし、生育途中では追肥になったということだと思います。
 流れ込んだ肥料は硫安などの化学肥料だったのでしょうか。
 私も、急場しのぎに硫安やアラジンの追肥は今年もやりました。
 井原さんのへの字の稲つくりはいつまでたっても便利で普遍性があります。

 コナギは元気、だけど稲も負けずに元気という田んぼの姿は、どうやったら再現できるのかに
とても関心がありますので質問しました。
 お返事をよろしくお願いします。

                  塚本

12/7 山形の阿部さんから「井原さんを通じて」
山下さん お元気でいらっしゃいますか?

かれこれ就農して5年が経ちました。
井原さんの本を頂いてからは10年近くでしょうか。
稲作の方も順調に日々勉強しておるところです。

先日、地元庄内町で「あなたが選ぶ お米コンテスト」があり
審査員として村山さんがいらしておりました。
山下さんの除草ネットを通じて僕は知っておりましたが、
お会いするのは初めてでした。
長くはお話できませんでしたが、
是非今度はゆっくりと思っているところです。

除草剤を使わない稲つくり(1.2ha)も4年となりました。
単収6俵程度でしょうか。なかなか収量は上がりませんが
この程度で落ち着くのかなと思っております。
土壌養分に偏りが出てきているようで、何か足りない部分を
補ってやらなければならないのかなと。
草は年々少なくなっているのも事実ですが。
田んぼ4枚の中でも雑草の植生が違うんですね。
2から3回のアメンボ除草で十分草は押さえられるのかなと、
思っております。

いつどこでかこんな話を聞いたことがあります。
ORGANIC(オーガニック)を日本語に訳すときに有機と訳したのは、
ORGANICとは「機」いわゆる時期・機会が「有る」からだそうです。
いわゆるORGANICするには、さまざまなタイミングが有るんだという
除草もタイミングかなと4年で気がつきました。それと水掛も。

井原さんを通じて多くの方と出会えました。
近いうちに姫路にお邪魔したいと思いますので
山下さんどうかよろしくお願いします。

阿部金一郎
 
●やまちゃんから
来ていただけると、うれしいな。
冬の間にいらっしゃるようでしたら、西南暖地の百姓どもに声をかけて、
東の百姓と西の百姓で、うだうだ四方山話というオフ会というのもいいですね。
阿部さんのアメリカでの農業体験に基づいた話も聞いてみたいです。
衣笠さん所の研修施設(寮)を貸してもらえるかも知れません。

12/6 お米の勉強会の村山さんから「思いがけない方々にお会いしました」
皆様、山下様     村山 日南子です
 ご無沙汰しています。いろいろご議論されている中に突然割り込みごめんなさい。
この11月30日から12月3日まで庄内平野を見てきました。
 
 そこで、思わぬ方々にお会いしました。
大場繁寿さんのお宅に泊めていただきましたが、このときわざわざアイガモをなさっている石井昭一さんが来て下さいました。山ちゃんのこのMLをご覧になっているそうです。時々書かれているようです。
お若くお元気で、確か7ha ほど作っておられるそうです。新庄市の方です。静かで、気力あふれる方でした。
 
 そして、12月1日庄内町主催のお米のコンテスト会場で、阿部金一郎さんとおっしゃるお若く、ニコニコ元気はつらつの方にお会いしました。井原さんの本を読んで感激して、山下さんのMLにも以前一度書いたとおっしゃっていました。
この方はお米のほか花を作っておられ、会場にお母様が生けられた見事な花が沢山飾られていました。
 
 思いがけないところで、山ちゃんフアンに出会いとても嬉しかったです。

12/6 やまちゃんから「有機培土のことなど」
ひと月あまり前のことでしょうか、
塚本さんと露地野菜の作り方などをめぐって、個人的にやりとりをしているました。
話がぼかし肥え(セルトレイの培土)の作り方に及んだとき、
「野菜の育苗では障害が出ないのに、イネの育苗で障害が出ることが多いのはどうしたことでしょう」
と、塚本さんが言われました。
これは大きな意味を持つ発見(着眼)だと思いました。
と思いつつ、僕がしばらくぼんやりしているうちに、
彼は電熱育苗マットを持ち出して、イネと小松菜の発芽試験をやっていたようでした。
それが、イネの有機培土における発芽障害とPHの関係の発見に結びついたようです。
培土や培土用のぼかしを作るとき、高濃度のぼかしの為アンモニアが発生してPHが高くなりやすいとか、
ぼかしに使う材料から、アルカリに傾きやすいと言うことがあるのでしょうか。
 
僕はずるして、みのるの会社の出来合の培土を購入して育苗していますので、難から逃れられているのですが、
培土にピートモスを大量に使うというのはどうなんでしょう。
(ピートモスはかなりPHが低そうです)
 
さて、ということで、今日は暇つぶしの話題をひとつ。
去年であった道具の中で、一押しが「溝掘りショベル」。

大浦ゴボウを1月下旬、3月中旬、6月中旬、8月中下旬、9月上旬、10月下旬と播種して、
年間通して収穫できるようにしています。
比較的いいものが取れるのが、1月播きと8月〜10月播きです。
ゴボウが太るときに、土の湿りがほどほどで安定してるのがいいのかなとにらんでいます。
火山灰土壌の産地のゴボウのように立派なゴボウは取れませんが、
香りがいい、柔らかくて美味しいと直売所の人気商品になっています。
よく「地のゴボウはお言いしいものね」といわれますが、
粘土がかった土の方が、ミネラル分が多いので、それでゴボウの味が美味しいのかなと、ひそかに思っています。
 
普通のスコップで掘ると、ゴボウの先がちょん切れたりして、口惜しい思いをすることが多いのですが、
この「溝掘りショベル」、剣の身の部分が細く長いので、深くズボッと入ります。
身も厚く、固い鋼を使っていますので、石に当たっても曲がることはありません。
カラカラ天気が続くので、散水ホースでたっぷり数時間水をくれてやったら、
地山の粘土の層までズボッとスコップが入って、40〜50aのゴボウが出てくることがあります。
 
ホームセンターでは、もうひとつ「配管ショベル」というのが売っています。
こちらは剣の部分が曲がっています。
てこの原理で、土が上がりやすいのかな?
僕は剣の部分がストレートの「溝掘りショベル」を選択しています。
http://www.diy-tool.com/fs/diy/garden09/4960517-004129
http://www.asaka-ind.co.jp/tools/dig/shovel_04.html
 
12/6 島根の堀野さんから「コナギ情報お教えください」
今年のコナギ大群と土壌pH

当園の田んぼは1枚だけです。そこを3つに区切って、肥料や除草の試験をしています
A区:NPK化成の一発肥料だけ
B区:有機化成+苦土微量要素(ハイグリーン)
C区:有機化成+苦土微量要素(ハイグリーン)+水酸化マグネシウムたくさん
以前お知らせしましたように、B区は除草田車のタテヨコ掛け1回、部分的に2回で雑草
を抑えることができました。目標通り8俵穫れました。

しかしC区は指定量の除草剤をくれたのに、最近はびこりだした抵抗性コナギがわんさ
か生えてしまい、そのあと人力除草機を、タテヨコ3回も押すはめになりました。8俵農
園のはずが6俵足らずでした。思うに、C区へ70kgほど入れた水酸化マグネシウムは、p
H9〜10くらいなので、土壌もそうとう高pHになっていたと思います。コナギは還元状
態で良く発芽するそうですが、いっぽう先日来のお便りでは、火山灰土壌では少ないそ
うなので、どうやらpHもあやしい気がしてきました。

そういえば鶏糞も石灰が多くて高pHです。岡山の@先生の場合、鶏糞のあとの硫安追
肥で中和したり、干拓地なので、ときどきは塩水で清めたりとか、また温暖な地の利を
活かした菜の花・美人妻除草という決め手もお持ちのようで、うらやましいかぎりです。

島根県は、宍道湖等の水質問題もあって、除草剤を使わない稲作を、県下に奨励するこ
とにしたようです。当地は標高450mの高冷地ですが、平野部と同じように、コナギに
は手を焼いています。また来年は、当園管理の田んぼが増えそうなので、そのコナギ対
策をどうするか、年内には方針を決めなくてはなりません。どなたかコナギと土壌pH
の関係に、心あたりはありませんでしょうか。いらっしゃいましたら、レポよろしくお
ねがいします。

島根県飯南町堀之内 8俵農園  堀野俊郎

12/6 宮城の齋藤さんから「有機JAS適合資材証明書」
塚本 さん

こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。

>  ところで、どなたか有機JAS適合の資材である証明書を出して、硫黄華、硫黄粉末を販売してくれる会社を教えてください。

有機JAS法に適合した硫黄華、硫黄粉末が「別表1」にあったとして その資材会社が発行した有機JAS適合資材証明書は
なんの役にも立ちませんよ。硫黄華、硫黄粉末が「別表1」にあるかどうか未確認ですが 農水からきついお達しがありました。
「有機JAS認定事業者(生産者)は 使用資材の適合の確認は自分ですること」とです。

昨今の有機農産物の不正表示(故意にかかわらず)が後を絶たないのは 有機JAS認定事業者(生産者)が有機JAS法を
よく理解し 遵守していないからとの判断です。極端にいえば登録認定機関がOKを出しても まちがっていたら生産者の
責任になり 有機農産物の表示はできなくなり 一次的な責任は生産者が負うこととなります。

農水は生産者にその責任を押し付けようとしています。ご用心ご用心。

齋藤 政憲 

12/6 塚本さんから「硫黄華について問い合わせ
 いま稲の有機JAS適合の育苗培土ができないかと試み中です。
 唯一稲の生育が良いのは、培土のpHが5.5でした。他の調子が悪い土は、pHが6.5〜8.0でした。これは大発見と、硫黄でpHを下げればいいのではと考え、ネットで硫黄華を検索していたら、北茨城の鈴木産地の知り合いの方が、有機質肥料で培土を作り、それは野菜に使用して、稲用には硫黄でpHを下げて使用していると紹介されていました。pH以外の要素がありますから、pHを下げればすぐ成功とは行かないと思いますが、成功のためのヒントにしていただければと思い書きました。
 ところで、どなたか有機JAS適合の資材である証明書を出して、硫黄華、硫黄粉末を販売してくれる会社を教えてください。検索してみましたがうまいこと出てくれないので困っています。

 紹介とお願いでした。

12/5 「はじめまして。岡山の中務と申します。」
はじめまして。
岡山県東部の中山間地で70aほど水稲栽培をしている中務と申します。
「除草剤を使わない稲つくり」のページを、時々ですが、楽しく拝見させていただいています。

我が家は平成15年から代替わりしたのですが、小学生の頃から機械作業の多くは私に任されていたこともあり、また元々道楽者で農業機械が結構好きなものですから、趣味のひとつとして水稲栽培を続けています。

以後、山下さんのWebページを通じて、井原さん、松島さん、薄井さん、稲葉さんなど、偉大な先生方の思想にも触れさせていただき、地域慣行農法から次第に乖離しつつあります。

コストを無視した米の過剰生産により、専業農家の収益を圧迫している第2種兼業農家の私がお便りを差し上げるのもどうかという気がしますが、「除草剤を使わない稲つくり」のネタにでもなればと思い、筆を執る・・・ではなくメールソフトを立ち上げた次第です。

私も、1枚(約10a)だけ除草剤を使わない田を設けて4年ほどになりますが、平成18米穀年度までは、雑草に負けたりイノシシに踏み荒らされて、まともな収穫ができませんでした。

平成19年度も反収で言うと4俵程度の収穫でしたが、少し先が見えてきた気がします。

それは、機械除草1回処理で、他の初期除草剤1発処理の田と比べて、コナギやヒエは多いものの、稲の姿そのものは許容できる程度の差にまで近づいてきたように思えるからです。

ある程度の地力がついて、いわゆるトロトロ層も形成されるようになり、初期の機械除草を実施すれば、いずれ除草剤を使わない稲づくりも可能なように思えてきましたので、また来期も頑張ってみたいと思います。

ちなみに、現在では地域慣行農法からの乖離は相当なものになっていますが、その概要は次のとおりです。

1.冬期湛水前の牛糞堆肥大量散布による堆肥一発施肥。
2.冬期湛水による堆肥・稲ワラの地表分解処理。
3.湛水状態のままドライブハローによる浅耕、数次代かき。
4.自家用は機械除草処理、出荷用は初期除草剤一発処理。
5.土用頃までの深水処理(と言っても最大15cmくらい)。
6.中干し無しの浅水管理。
7.出穂後の掛け流し管理。

現在、農薬、あるいは化学肥料と呼ばれるものは、購入する種子に使用されているであろうもの(購入後は温湯処理と平置出芽・プール育苗。)と、購入する育苗用土に使用されているもの、そして4の初期一発除草剤ですが、4のところを機械除草に統一することと、5から6への切り替え時に何らかの追肥を行うかどうかを見極めることが、今後数年の課題です。

平成19米穀年度の反収は多少改善して6俵半ですので、こちらも地域慣行農法との乖離が大きいです(笑)

今後も、「除草剤を使わない稲つくり」のページを時々覗かせていただきながら、趣味の水稲栽培で米を作り、専業農家の皆さんの経営を圧迫し続けたいと思いますので、山下さんも負けずに頑張ってください。

:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*
:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜
http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文

ところで、「元気が出る〜」のページは、更新を停止しているのでしょうか。内容が整理されていて、資料が探しやすいので、可能なら・・・。
 
●やまちゃんから
中務さん、HPを見せて貰うと第2種兼業農家といわれつつ、
コンバイン2台、2トンダンプ、ブロードキャスタ、マニアスプレッダなど、
僕よりはるかに重装備、うらやましい限りです。
さて、、「元気が出る〜」のページは、
世話人をやってくれていた小圷(こあくつ)さんが、体調を崩されたため更新が出来ていません。
残念ながら復活の可能性は限りなくゼロに近いです。

12/4 佐賀の那須さんから「無農薬」
 最近、やたらとTVのCMや新聞の広告や折込のチラシにドキュメント番組などに「無農薬」を強調する言葉がでてきます。そこには、消費者に安全を強調することと、農薬を使わずに農産物を作る行為の労苦を訴える意味があるようです。
「安全のために農薬を使わないので、大変な労働をしているんだ。」ということを言う為に「無農薬」を使うように私には思えます。そこには農薬を使うのは悪で労苦を惜しんでいるという反語の意味を含ませているようです。わたしは、このような風潮がメディアによって助長されるのは危険なのではないかと思います。
 できるだけ薬を使わずに楽に作業できる農法の確立がコスト・安全・環境負荷などの面で必要と考えるから「除草剤を使わない稲つくり」というテーマが生まれたのではないかと私は思います。
 
 2007、12・3
 佐賀県鳥栖市   那須 修一

12/3 島根の堀野さんから「いつも楽しみに拝見しております
日々、するどいツッコミの話題が展開され、関心深く拝見しています。

最近の話題に関連しますが、短縮するなら「不農薬米」「農薬飛来」にしては・・・
「無農薬」は、もともと有機心ある生産者たちの用語であり、「農薬無用で栽培する」
という意味として仲間内ではよくわかる言葉だったようです。しかし生産物を不特定多
数に販売するようになった結果、「農薬無用→無農薬→無農薬米」となって消費者に広
まり、誤解して受け取られるようになったのではないでしょうか。
稲作体験のない人たちにとって、無農薬米は、たぶん「農薬含有量ゼロのコメ」を意味
するのでしょう。農水省にもたくさんのクレームがあったらしく、無農薬米や減農薬米
という用語はやめよう、と決めたようです。

その結果、このHPのタイトルと同じように「農薬を使わない米づくり」とか「農薬不使
用の米」みたいな丁寧な言い方になったようです。いまどき消費者のご理解をいただく
のはたいへんなことですが、これも時代でしょうね。
そんなわけでなにがなんでも短縮したい場合は、「不農薬米」と言い換えれば消費者の
誤解は格段に少なくなり、理解が深まるのではとおもっています。

同様に、「農薬飛散」と言うと、「自分のところが発生源で、あちこちに飛び散らかっ
た」と受け取られがちです。ですから最近、有機農業といいながらこっそり農薬を使っ
ていたとかいないとか、いろいろあったようですが、そういう方の場合は、ぜひ正直に
「農薬飛散」といっていただきたいわけです。

しかし、厳に農薬を使用していない方々の場合、これを「農薬飛来」と言い換えれば、
「発生源は他にあり、それが飛んできて自分は迷惑している」という意味になります。
このような表現にすれば、稲作現場に疎い都会人であればあるほど、かえって事情を正
確にくみ取ってくれるのではないでしょうか。これもまた情報時代ゆえというべきでし
ょうか。

島根県飯南町堀之内 8俵農園  堀野俊郎

12/2 岡山の赤木さんから「基本は田んぼの均平」
赤木@菜の花です。

 荒起こしする前に田んぼの高低差直しをして、 終った田んぼから順次耕していま
す。
代掻きの時例年になく見取り図を書いていたものだから役に立ちました。
除草剤を使わないでもヒエが生えない程度に平たくなっていたらもう十分なんだけ
ど、より平らを目指して土運びをしました。そのほうが代掻きもし易いから。
 トラクターの後ろに付けたリヤーバケットで溝状にすくい取っては、低いところに
全速力で走って行きます。ダンプ機構でどさっとうつすのですが、一度に全部うつさ
ないで、2〜3箇所に分けてやれば手直しが不要でそのまま耕してもかまいません。
一輪バケット車に3杯分ほどの土が数秒ですくい取れます。長年使っているけどこれ
は役に立つ道具です。
 除草剤を使わない稲つくりを始める時に、最初にまずすることは田んぼの高低を均
すことと、低くなっているアゼがあったら塗りなおすこと。
 この二つが出来ていないと、いくら米糠を振ろうが緑肥を蒔こうが理屈をこねよう
がヒエの勝ち。紙マルチや布マルチは別だけどね。
水道や電気の無いところでは文化的で豊かな暮らしができないのと同じね。
来年こそはと思っておられる方は、今なら間に合うからぜひやって下さい。

 菜の花を何年かやっていると次第に増えてくる春の雑草。嫌うことはない、逆に利
用すればよい。ということで、来年は春雑草緑肥抑草が1町3反になります。緑肥の種
子代も蒔く手間もいらない超簡単超低コスト稲作。鶏糞堆肥代と苗箱に入れる土代合
わして3200円だけ。誰かやってみないかい。
 レンゲの播種が近づいてきました。12月に入ったので土が乾いたのを見計らって蒔
きます。数年続けた田んぼには、すでにびっしりと生えていますが、これでは生育が
早すぎるし、連作で次第に生育が劣ってきたようにも感じるので、別の田んぼに蒔く
ことにしました。レンゲ緑肥抑草稲作、暖地なら今からでも間に合うからやってみる
人いないかな。

 先般夜の番組でカンブリア宮殿へようこそ、なんて言いながら日本一うまいお米を
作った山形県の農家が登場していた。なんと言う番組か知りません。お父さん、お米
のことやってるよ、と言うので見ただけです。
 農薬を使わない農法で、先ずはヒエに苦しめられ、夏はコナギがびっしりと生えた
のを手で取り、秋にはヒエの穂が田んぼを覆っていた。刈り取りはバインダーで天日
干しをやっていた。
 天日干しはひとつのこだわりでいんだが、除草剤を使わないからってヒエやコナギ
はひたすら腰を曲げて手で取ってゆく。まことに志(こころざし)高き有機稲作だっ
たねぇ。
 慣行農法やってる農家がインタビューで言ってた 「有機稲作はコストが高くつく
し、手間がかかって出来ない・・・・」 と。
 なに言ってやんでぇ〜〜。どちらも、もちっとは勉強しろってんだ。
日本一のおっちゃんも抑草技術はなにひとつ行ってなかったし、夏中田んぼで這いつ
くばって、しめーにゃぁ腰が曲がっちまうぞ。
 それに慣行農法のおっちゃん、有機稲作こそ究極の低コストだってこと知らねぇの
かよ。誰からか有機農法は高くつくから、これ振っておけと教えられているんだろう
な。
 観ていてあほらしくなったので止めた。汗が目に入って、稲の葉先で顔突いて、腰
曲げて草とって、それでも価値ある有機稲作って時代は昔のことだと思うよ。
みんなのたくさんの知恵を寄せれば、もっともっとラクで楽しい道もあるのにさぁ。

 2日にわたったNHKのライスショックといい、この番組といい、私には何かいまひと
つしっくりこないね。観てていじましくなってしまう。きっと「なに言ってやん
でぇ〜こいつらは」っと半ば腹が立っているんだろうと思う。
この歳になると立つのは腹だけだね。。。。。。

12/1 宮城の原ノ後さんから「Re高奥さんの(続)クロボク土について」
 田んぼのツアー 来年はお願いします。
以前、仲間と県内を廻ったこともありましたが、最近は廻っていません。

収量についてはクロボクが約7俵です。
強粘土の田のなかでも肥料分が流されたたんぼ(悲惨)とそれが集まって、真っ黒に
なった田んぼ(なんか取れそう)で違いが歴然とありました。草丈と分けつがまるき
り違うのです。真っ黒になった田んぼでもコナギはすごい出来でしたが、稲もけっこ
うな出来で食味は別にしても7俵くらいは十分取れそうな勢いでした。鶏糞(30s/
反) 菜種粕(70s/反) が元肥として入っています。チョボできの田は幼穂形成
期くらいからコナギに負けたように感じています。追肥の効果(チッソ成分で4sく
らい)が全く感じられません。  クロボクの田はこの追肥でドンと大きくなりま
す。

への字稲作が好きなので、無農薬ですが、化学肥料は半分くらい使います。マグネシ
ウムとカルシウムと水溶性燐は食味向上のため、硫安系のチッソは追肥です。あとは
 鶏糞 菜種粕 米糠です。速効性のチッソがぼかしで出来ると聞かされましたが、
まだ 実行していません。 大工仕事の合間にやる兼業自給稲作です。

燐酸吸収係数と雑草の種類との関係がはっきりすると面白そうですね。

*****tonkati*****
http://homepage2.nifty.com/tonkati/
 tonkati(アットマ)mwnet.jp  (1〜2回/月更新)
0224-85-1411 090-8925-6555
 大工工房 野原のとんかち(原ノ後建築)
 原ノ後真一(ハラノウシロ)
*****tonkati*****


HOME PAGEへもどる