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2/28 茨城のすずき産地から「(再)ポット式+プール育苗」
> ●やまちゃんから「すずき産地へ」
>
ていねいにリンクされているので、プール育苗の先へリンクを追ったのですが、
>
育苗関係のリンクが出来ませんでした。
あらら面目ない。
とりあえず修正しておきました。
って、
わざわざご披露するほどのまとめではないのですが。
2/27 茨城のすずき産地から・ポット式+プール育苗」
おはようございます。
> 一つは、ポット式+プール育苗は無理(または超難関)なのではないか
>
ということ。
> 特に、苗箱の下が床土の場合もプールと呼ぶ人もいて、研究不足でした。
私のことかなぁ(^^;
http://go.gob.jp/go/pool07
>
そして二つめはビニールシートを使うプール育苗はJAS有機を通
>
らないらしい事です。
そうなんですか?
ビニールハウスはいいのですか?
あるいは、マルチとか? トンネルとか?
なにより、ポット苗そのものは?
と、ちょっと信じがたいです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●やまちゃんから「すずき産地へ」
ていねいにリンクされているので、プール育苗の先へリンクを追ったのですが、
育苗関係のリンクが出来ませんでした。
2/24 宮城の原ノ後さんから「お味噌の話 コウジを自分で作りました」
こうじの話が出ていたので、自作コウジ箱の話を書きます。
アルコール燃料の実験を毎月やっているのですが、コメは自給していますがコウジが
高いので(150円/100g)なんとかコウジも作りたいと思い、ベニヤの残りでコ
ウジ箱を作りました。
保温は古い電気コタツを再利用。
コウジ菌はネットで調べて送ってもらいました。50gを送料込み650円くらいで
した。これで上手な人はコウジ50kgを作れる量なんだそうですが、「心配な人は
倍使ってください」とかいてありました。
5回くらいつくっていますが、周辺が乾燥しすぎるのとコメの蒸し具合の関係で一部
グチャッとなる以外はきれいなコウジの花が咲きます。白い若コウジは燃料実験用、
黄白色まで保温したひねコウジは味噌用に使いました。
画像はウエブ用に荒くしていますが雰囲気は判ると思います。尚、燃料は人間用で
す。
(麹)
(麹菌)
(麹箱)
(保温)
2/24 富山の予果さんから「岡山,姫路の食材で嬉しい夕餉」
3日間の弁当生活から一転,野菜たっぷりの温かい料理。
只今食べ終わり,相方共々も大満足
写真添付します
メーンは水炊き(丸大根,人参,赤大根,ねぎ,水菜(市販品のしいたけ,くずき
り,,豚肉←相方用 入り)ポンズで
左上 きんぴら(丸大根,赤大根の皮と葉,人参の皮使用 鰹節たっぷり使い)
左中 丸大根おろしのしらすあえ
左下 丸大根と人参の即席漬け(自家のゆず皮,紫蘇の実入り)
只今の我が家と田んぼのまわりの景色です。
暖かい地方がはやくも懐かしい
2/23 富山の予果さんから「このたびの岡山,姫路旅行ではみなさんお世話になりました」
西村さんの「何というスケジュールでしょう」 とおっしゃるのを本日,総て終了
し(実は雪と強風で,列車が琵琶湖の西で70分遅れて,夜11時の帰宅となりまし
た。家の近くになると雪は激しく降っており,日本列島の長さを痛感しました。
犬を散歩させ,食事を与え落ち着かせた後,お風呂を沸かし,相方が入浴しすでに
寝たところです。(その前に,本岡さんからもらったイチゴを2人でいただきなが
ら,旅の終わりを乾杯しました。)
きのう(2/22)赤木さん宅に行ったら,西村さんが200キロも離れた広島から,待ち受け
ておられ,本岡さんは本日(2/23)山ちゃんの家で待っておられました。
つまり,赤木さん,林さん,山ちゃん,と奥さん,西村さん,本岡さんの6人にお
会いすることができました。赤木さんの奥さんはお仕事に行かれていたらしくお会い
できませんでした。
それぞれにすごく味のある方ばかりで,長い電車の中でも(毎日9時間から10時
間電車に乗ったヨ)会って楽しかったことを相方と反すうしながら終始幸せな気分で
戻りました。
私達はネットで色んな話をしていて,色々分かった気になっているけど,人とは実
際に会って話すということはとても大切なことなんだって改めて思いました。
皆さんの日々の生活にできるだけ影響を与えたくないと言いつつも,山ちゃんから
駅から近いからと言われあっさり出迎えの申し出を受けてしまったり,西村や本岡さ
んからまで過分なおみやげまでいただいたりしてしまいました。
「新幹線に乗って直販野菜を買いに行くのだ!」というノリにも,,ありえないような
破格の低額でしたが,のっていただき心から感謝いたします。
林さんの人参ジュースとんでもなく甘かった。明日から毎日楽しみます。ドームや
工事中の様子を見られたのもよかった。今朝は赤木さんの大根(やわらかくて甘い)
とねぎの味噌汁と赤木さんの大根おろしを食べて出発しました。だから力が出まし
た。山ちゃんちの野菜も明日からたくさん楽しみます。
赤木さんちへはレンタカー使いましたが,車にまたまたカーナビがついていて,住
所を入力しただけで,赤木さんの家の50メートル手前まで連れて行ってくれまし
た。携帯で電話したとたんに目の前に赤木さんが飛び出てきたので驚きました。カー
ナビまことに恐るべし…
西村さんへ 調べたら前にもらったのは小麦でなく,大麦とカラシナの種でした
ね。本岡さんからも後から考えたら,レンゲとか菜の花とかの種もらっていたよう
な。私は山ちゃんの仲間からあまりにも多くのものをもらっているのだナと今更なが
ら気づきました。
是非皆さんとも富山の山奥で会いたいです。みんな来てね!
2/24 岡山の林さんから「西村さんへ、仮設倉庫の屋根、壁の構造」
皆さん今晩は、
西村さん、久し振りでした。
時間があまりなく、説明が不足でした。屋根の隙間は垂木を二重にする事で達成され
ます。垂木、屋根板、断熱バブル複合シルバー素材(8mm)、垂木、間隔を開けた屋根
板の横張り、トタン板の順番です。屋根板と熱線反射材との間に通常ならルーフィン
グを使いますが、この建物は1年ほど使用するだけの簡易倉庫ですから省略しまし
た。赤外線反射材は空間を開けずに接するような使い方をすると効果はありません。
壁は屋根板(安いから壁板に使用)を内側に、次に反射シルバーシート(PEにアルミ
蒸着したもの)、胴ぶち(空気層を設ける為)、8寸幅の杉板の順です。屋根の断熱
材とは材料が違います。アスファルトフェルトは使用していません。
屋根のトタン板は夜に気温が下がると水滴が出来ますが、断熱素材が不透水性のアル
ミ箔との複合素材なので短期間使用ではまったく問題ありません。しずくを屋根板に
吸わせるなどというのは、たとえ短期間の使用だからといっても良いことではありま
せん。
外側の壁板を下側だけでとめるのは、そりを逃がして板の割れを防ぐ為です。夜と昼
でそりが大きく違います。昼には太陽光が当るとこの空間が外気温より少し高くな
り、相対湿度は下がり、上向きの気流が発生しますから、湿度が高くなっていたとし
てもすぐに乾燥します。下見板張りは重ねるものですが、仮設倉庫なので板を1枚節
約する為にあのような形になっています。下からの雨水の吹き込みを防ぐ為に下を止
めます。重ねると、そりは見えなくなると同時に上からは雨水が入りません。外壁に
杉板を使うのは、杉板が水に強いからです。木は乾燥させておくとシロアリにも強い
ですね。
モミガラ断熱壁は模型を作っているだけですが、モミガラの中にはネズミは巣を作れ
ないでしょう。この模型構造にするとモミガラの中や下に穴を掘っても、上からモミ
ガラが下がってきてすぐ穴を塞いでしまうからです。ネズミ対策の点検部は上だけで
す。倉庫というものは、建設を人に頼むとメンテが自分でするのが難しくなります。
自分で作ってしまえば、構造が頭の中に入っているのでメンテがし易くなります。家
や倉庫は常に修理や改修を繰り返すものだと思っています。
林 正弘
岡山市
2/23 神戸の稲田さんから・朝日新聞「顔見える農家を詐欺が狙い撃ち HP情報を悪用か」
稲田です。
自身のホームページやBLOGで連絡先を公開している方は、取り込み詐欺にご用心ください。
朝日新聞2008/2/21。
「顔見える農家」を詐欺が狙い撃ち HP情報を悪用か
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802210048.html
--
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稲田 登
http://oryza.perma.jp/sb/
http://www.geocities.jp/yuuki11831
http://moto-foto.oryza.perma.jp/
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2/22 広島の西村さんから「re:姫路,岡山の皆さん大当たり〜」
富山から予果さんが岡山の林さん・赤木さんを訪問するというので林さんにTel。
「え、何時に来るのかわからない。」
次の日、赤木さんにTel。
「昼ごろに来るらしい。」
うちから赤木さんの所までは2.5〜3Hだから9時ごろ出発すれば合流できるのか。
赤木さんにさらに詳しい話を聞いてびっくり。飼い犬の世話があるので日帰りですと。
3日間富山から出てきては帰るとはなんというスケジュールでしょう。
本日(2/22)の研修内容
赤木さんの籾摺り精米機の排気の工夫 塩ビ管で屋外排気
林さんの倉庫の構造 屋根のかわら棒は二重でしたっけ。
隙間を空けて天井板という作りでしたかね。トタンの波板だと結露のしずくが落
ちますが方屋根の勾配で逃がすのか、しずくは天井板に吸わせるのか、シルバーシー
トが張ってあったっけ?
たいした事ではないこと?、はさておき、やっぱり分からんのは横に張られた壁板の
固定で四隅を留めると板の反りで割れが入るので片側2ヶ所で留める。
そこは分かりましたが何で下側固定で上側がフリー。
そこんとこ解説が欲しいです。
2/22 やまちゃんから「遅まきながらお味噌の話」
件のお味噌の話ですが、麹屋さんにそれとなく聞いてみるのは、
もう少し麹屋が暇になってから、それとなく聞いてみたいと思っています。
19キロの白米を渡して、18キロの麹になって返ってきました。
麹は出来上がったばかりの(乾燥ものでない)麹でした。
麹の寝かせ賃が5200円。5200÷18=288円。
うちのお米の値段がキロあたり560円。
560+288円=848円。
えらい安い麹になるなあと思ったことでした。
うちの家の近くの味噌屋で麹を買ったら、キロ1200円なんです。
以前そこに麹の仕込みを頼んだことがあって、「有機のお米」というと、
「うちでは他の米と一緒になります。もったいないからやめときなさい」と言われたことがあります。
たぶん、安い安いお米を使って麹にしているんだと思いました。
唐沢さんの味噌玉の話を聞いて、昔を思い出しました。
Uターンで自宅に戻って味噌を造り始めた頃、
近所のおばあちゃんに、もみ殻の中に埋め込んで保温していたという話を聞いて、
野積みしていたもみ殻を持って帰ってきて、その中で麹を寝かせたら、
出来上がったお味噌が、納豆の風味なんです。
きっと納豆菌が繁殖したのでしょうね。
野口さんは、農産加工を本腰入れてやっておられるみたいで、
味噌もそのひとつのようですね。
うちは、切り返しをしていません。
なるほど、たしかに切り返して、
それも餅つき器でぐにゅぐにゅとやれば麹がふわふわ浮くのはなくなりそうだなと思ったことでした。
2/22 富山の予果さんから「香川のうどんはコシが強く確かにうまかったです。」
麺(粉の持つ)自体のうまさはうちの方に軍配があるナと思いましたね。やっぱり
小麦は国産,自家栽培だあ。
今日は4箇所でしか食べられなかった(売り切れとか,時間切れで。 朝9時ごろ
から回り,お昼の1時半くらいに終わるのが理想のようです。)12時半から3時ま
での間に6箇所回った…。富山の山奥から日帰りで戻る件数では最高かも…
それにしても,すごい食文化です。表から全くそれとは見えない店に入ると,地元
の人たちがぎっしり並んでいて,手馴れたようにどんぶりを手にし,打ちたてゆでた
てのうどんを入れてもらい,自分で網に入れて加温し,汁も薬味もトッピングも自分
で行う。食べ終わってから御代は自己申告。全部小で回ったけど,トッピング付きで
だいたい一食分¥230でした。サラリーマンの昼食代は全国一安いのでは。
JR西日本様本当にありがとうございます。あと2日「本命で」使える。ワクワ
ク。
あと,坂出からレンタカー使ったけど,前から使ってみたかったはじめてのカーナ
ビ体験は感動もの。下調べして持って行った地図をあっと言う間に後ろの座席に投げ
捨てました。地図はもう要らないよ。地図ではじめての場所にたどり着ける才能なん
てもう必要ない。でもどこをどう通ったのやら全くわからない。
2/20 岡山の赤木さんから「緑肥播種終りました」
赤木@菜の花です。
雨だの雪だのと、年末からの長いトンネルをやっと抜け出たようで、今の内にと堆
肥散布・混合耕耘・溝あけ・種子播種と一連の作業が一気に終りました。
ヒナゲシの種はあいかわらず小さい。木綿針の穴を通るぐらいです。
胸元の散粒器から飛び出たらもう何も見えない。きっとあのあたりまで飛んでいるは
ず・・・・そんな感でやっています。
本田で次に用があるのは5月下旬の鋤込みのときです。それまでは畑のことやら苗
代のことやら。ぼちぼちと楽しみながらこなしてゆきます。
溝(明渠)あけは4〜5m間隔、播種は4m幅、計算上は20km歩いたことになる。
2回通り蒔いた田んぼもあるし、諸々で実際は25kmより長いと思う。怪我をした右足
が本調子ではないし、もうすぐ62歳の身にはちとしんどかった。
夕暮れ近く脇の道を小学校のかわいいかわいい女の子達が下校して来た。
「おかえり〜! 春にはここに菜の花が咲くよ」 「ありがとう〜〜!」 こんな会
話がありました。嬉しいじゃねぇか、小学生と話ができてよぉ。
ついでに苗代にも鶏糞堆肥を撒いておいた。3aに20袋300kg。このくらい入れて
おかないと30〜40cmの太い苗はできません。それでいて田植えの頃にはちゃんと淡
い色になってくれる。私の田んぼではそれがこの量なんです。
話が元に戻って春の雑草を緑肥とする田んぼにも、溝だけはちゃんと付けておきま
す。
雑草だけに湿害には強いんだが、いざすき込もうとする時に田んぼに水があったので
は作業にならない。溝は雑草のためではなく、すき込む作業のためです。
主に生えるサナエタデは、代掻き後に起き上がってきたら、埋め込まない限り平気
で花を咲かせます。そのくらい水には強いのですね。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
2/17 富山の予果さんから「姫路,岡山の皆さん大当たり〜」
ではでは22日に岡山,23日に姫路にしたいと思います。これも駄目なようなら,
すでに21日だけは購入済みのうどんの日をこれから変更します。
もう楽しみで眠れない(うそ。すぐに爆睡なのです)
2/16 千葉の野口さんから「ベニロマンの種子譲っていただけませんか」
千葉の野口です。
今年の作付をどうしようかと考えていたところ、この時期になって急遽ベニロマンをまとめ
て契約栽培して欲しいという話がもちあがりました。
近所のガス会社が昨年赤米焼酎を作って、たいへん好評だったので今年も作りたい。ついて
はまとめて5俵ほど作ってくれないかという話になりました。
以前、こちらで種子を譲っていただいたのですが、昨年はベニロマンを作付せず種籾も残さ
なかったので、手元にありません。
どなたか4kgほど余裕があれば分けていただけませんでしょうか?
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野口 忠司(花囲夢)
http://www.kaimu.jp/
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2/16 富山の予果さんから「こんばんは。来週金曜と土曜に姫路と岡山に行こうと思うのですが。」
農産物の直売所に出向き,焼き芋とか,丸い大根とかを購入したり,工事を見に行
きたいと思うのです。
何だ何だ何故だ !と言われそうなのですが,実は2/21(木)〜2/23
(土)の3日間 JR西日本のグリーン車に乗り放題企画に申し込んだのです。熟年
の特典でどこまで行っても何回乗っても一人2万円です。勿論相方と一緒です。
何しろ家には犬が3匹いるので,毎朝6時半に家を出て,夜9時には家に帰る予定
です。二人とも素晴らしく体力があるので何とかなると考えているのです。
21日は四国のうどんを5箇所ほど食べに行く予定です。私の手打ちうどんとどち
らがうまいのか勝負しないといけないからです。
22日は姫路の直売所に行こうと思うのです。
23日は岡山に大根を買いにと断熱工事を見に行こうと思うのです。
何となく自分のところではないかと思う人で,困る人は言っていただければありが
たいのですが。私の方からは名指しはできません。断られると困るので。
私は行きたいのですから。私には住所だけで初めての地に間違いなくたどりつく才能
があるのです。
相方との生活も6年目ともなり,大概のことは反対されなく,なりました。やりた
い放題にならないように常に戒めてはおります…
ではではなにとぞよろしゅうよろしゅうお願い申し上げます。不在でないことを祈っ
ております…(せいぜい1時間の滞在です)
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無農薬自家栽培
菜食喫茶 神実(カムミ)
〒939-2333
富山県八尾町桐谷1673
T&F 076-454-5536
浜田 重人,予果
HPアドレス
http://www.cty8.com/kamu/
日記
http://blog.fideli.com/kamumi/
(掲示板2種 入室パスワード要 メールで請求を)
e
ヨーガ掲示板(道友会員専用BBS)
http://kamumi.webspace.ne.jp/bbs/
もぐりアグリ研究会掲示板
http://mogua.webspace.ne.jp/bbs/
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●岡山の赤木さんから「23日の大根購入のこと」
赤木@菜の花です。
予果さんのずっと以前のお便りに、姫路や岡山に行きたいというのがあった記憶があ
ります。
指名こそないが23日に岡山で大根買いたいとは、
♪ もしかして〜 ♪もしかして〜 菜の花大根直売所のことかいな。
この日まる一日ダメなんです。朝から夜近くまで留守にします。
ということで、前日22日に姫路の直売所に大根抱えて行こうかな・・・なんて考えて
います。
それとも日程を入れ替えて23日にうどん食い放題に行くとか、姫路の直売所にする
とか。
菜の花大根直売所ではないのなら話は別ですが。
お急ぎお急ぎでご検討ください。
強風の中堆肥散布が終りました。明日こそ風が凪ぐかと言う期待は見事裏切られ
て、5日間全部強風だった。隣の成育が良くなるほど飛んで行ってたこともある。
民家の隣は洗濯物もない夕暮れ近くなって田んぼに入り、家に帰った時には7時が近
く月明かりでの仕事でした。
帰らんとすれば寒月既に天空に高く 闇に鳴く鳥の声冴えて夜沈々と更けてゆく
耳の中も目も顔も堆肥でいっぱい。もっとわかりやすく言えば顔じゅうクソだらけ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
●岡山の林さんから「予果さんへ」
予果さん今晩は、
岡山の断熱工事を見に行くというと、私のところでしょうね。
倉庫の建設はまだ始まっていませんので、断熱工事はまだです。しかし、断熱試験棟
(3坪の大きさ)は出来ていますので、見に来て下さい。この断熱試験は赤外線の反
射と二重壁での空気層で、モミガラ断熱は行っていません。無農薬、無化学肥料で育
てたニンジンだけのジュースを作りますから味わってみてください。このジュースは
砂糖を入れなくてもニンジンだけでとても甘いので皆さん驚かれます。帰りに規格外
品ですが、ニンジンを持って返って下さい。
前もって連絡下さい。
林 正弘
●やまちゃんから
予果さんへ
「八百屋から仕入れたサツマイモで焼きいもするのはどうかな?」というまわりの声で、
うちのサツマイモが終わった時点で、焼き芋は終了しました。
秋のほんの一時期だけでした(笑い)
焼き芋はありませんが、直売所を見がてらにどうぞ遊びに来てください。
ついでに見て貰いたいものがあります。
僕が生まれた(昭和23年)頃は、米+麦+野菜のばりばりの百姓だったのですが、
親父が働きすぎて体をこわし、このままでは身をこわすと、
昭和30年頃、縄の加工を始めました。
昭和40年頃ビニール紐が開発されて、縄は斜陽となり廃業、
その後自動車部品の孫請け業に転業しました。
縄用の藁の倉庫を建てていたのですが、不要となり、
20メートル×6メートルくらいのばかでかい倉庫で、
中を区切って、5軒のアパートにして貸していました。
それも古びてきて、今は全部ぼくが農業倉庫にしています。
その一部を改造して、友人の調理師に貸して「旬の野菜料理を食わせる店」にできないか?とか、
かまどや流しをつけて、味噌などの農産加工をするスペースにできないか?
いつまで持つものか、いっそ取りつぶしてしまうか?
などといろいろ思案しています。
が、先立つものやら、どの案もいろいろ問題があって、
煮え切らないまま、ずるずる今に至っています。
そうや、予果さんが来るなら見て貰おうと思っています。
よろしく。
2/14 神奈川の今井さんから「Re麹について教えてください」
神奈川県の今井です。
私も先日、味噌を作りました。地元のコウジ屋さんから麹は買いました。コウジ屋さんにいろいろお話を聞きましたが、仕込んだ米の量よりも多く麹は出来上がるそうです。
家に「わが家でつくるこだわり麹」(農文協)という本があり見てみましたが、米の元重量は3キロだが、浸漬、蒸米の段階で40パーセントの水を吸水するので4.2キロになると書いてあります。やはり、仕込んだ米よりも多くの麹が出来上がるそうです。でも、乾燥麹にした場合は、仕込んだ米3キロよりも乾燥で水分は減り、少なくなるそうです。
味噌つくりをしていて麹と煮て潰した大豆を混ぜる時に大豆の煮汁を入れました。私は生の麹を使ったので、大豆5キロ、麹5キロと塩に対して2リットルくらいの煮汁を入れました。乾燥麹で味噌を作る時にはより多くの煮汁を入れるそうです。
大豆の煮汁は、液肥として使えるそうです。昨年、稲をプール育苗していて2.5葉を過ぎてから生育が葉色が落ちてきました。そこで、煮汁をプールに流し込みました。しばらくすると色の回復が見られ、そこから米ぬかボカシや油粕を追肥して何とか4.5葉苗を作る事が出来ました。今年は葉色が悪くなる前に煮汁をプールに流すつもりです。
2/14 島根の堀野さんから「今年の米づくり計画」
今年の米づくり計画を発表します。
当地はいわゆる中山間地で、耕地面積の約25%が急傾斜の畦畔です。毎年3〜4回の
草刈りが必要です。近い将来、畦畔の草刈り労力が米づくりの生死を分けるでしょう。
当園の今年の実験田は約60aです。目標収量を従来比1割減の8俵に下げ、その代わ
り、省力・省資源で近隣農家より1俵2000円くらい安く作ることを目標にしています。
<具体的な内容>
1.実験田の約5%を減反ビオトープにして、そこで天敵のカエル・トンボを養成しま
す。小動物・微生物に必須の食塩を時々まいてやれば、それで手間いらずでしょう。
2.で、タネモミの塩水選はとりやめて、温湯消毒後の冷水選で代用。
3.浸種は流水3日、1夜干し後に種まき、1箱145gの25日育苗。目標草丈は20cm
以内の線香苗、10a当たり正味11箱を予定。これで育苗経費が半減と期待。
4.本田には元肥NPK少々のほか、マル秘?の苦土・微量要素土改材を15kg等々。
5.田植は近隣より25日遅れの5月末。つまりご近所の田植えがすむころ種まきにと
りかかります。30cm×30cm、坪37株のエコ疎植。これで田植諸経費を3割減?
6.田植後、一部は人力田車でタテヨコ除草、残りは薬剤除草。ただし下流住民の声
が大きくなりつつあるようですので、機械除草や緑肥方式の可能性も考えています。
7.経験上、目標8俵のエコ疎植にすると、イモチ病や害虫類はさほど発生しません。
ここらにも省力・省資源効果が出るでしょう。あとは水管理と畦畔の草刈りです。
畦畔にイタリアンが生えるとカメムシが大繁殖します。カメムシはイタリアン類が大
好物らしいので、イタリアンとその他イネ科雑草をねらって草刈りします。しかし広
葉雑草は天敵類の棲み家としてなるべく残します。これで広葉が漸増し、草刈り労力
の軽減につながります。そしてお盆頃には田んぼいちめんがクモの巣で被われます。
あとは秋を待つだけです。たぶんご近所の稲刈りがすんだ頃、刈り時をむかえるでしょ
う。今年ただちに1俵2000円安はむりでも、とりあえず1500円くらいは安くならないか
な
あと、雪中狸算の日々です。
島根県飯南町 堀之内8俵農園
堀野俊郎
2/14 岡山の赤木さんから「死ぬところだった」
赤木@菜の花です。
言い忘れていたことがあるので。
前のメールでインプラントにしたとお話しましたが、その手術が私には大変だっ
た。
顔には諸々が見えないように目隠しの紙を掛けます。
口には開けた状態を保持するのにワッカを入れます。
手術が始まると口の中は血で凄まじい状態だろうから息は出来ない。
ところが顔に被せた紙が私の鼻の穴を塞ぐではないか。
いくら椅子を倒しているとはいえ、私の鼻の穴が真上を向くとは思われない。
ものは言えないし、次第に息苦しくなってきた。吐くことは出来ても吸えない。
紙が鼻の穴にくっ付いてヒクヒクしていれば判りそうなものを。口の中を注視してい
たら、誰も気がつかないのか。
たまに吸えるんだがすぐに吸えなくなる。
とうとう我慢し切れなくて手を挙げて、鼻を指差して言った。
「ハヒャヒャ、ヒャヒヒャ、ヒャヒュイへ、イヒヒャヒェヒン」
「鼻に、紙が、ひっついて、息ができん」と言ったつもり。麻酔は効いているしワッ
パがはめてあるから発音もままならん。自分で聞いておかしくなった。
全身麻酔だったら死ぬところだったわい。
で、その晩のこと。
例によってPCの前では冷酒片手が習慣なんだが、この日ばっかりは慎しもうと思った
んだが、化膿止めに抗生剤を飲んでるぐらいだから、口内消毒も悪くはないと考えま
した。
いつもより口の中でゆっくりと転がしてから飲み込むようにしたところ、効果あって
か傷痛みもないので鎮痛剤はいらないし、化膿の兆候もなく術後は順調です。
ということで、明日も張り切って堆肥散布に精出せそう。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
2/13 岡山の赤木さんから「今年のイネつくりほか」
赤木@菜の花です。
前回のモミガラで書き方がまずかったので誤解があったようです。ゴメンゴメン
生モミガラは畑にも田んぼにもじゃんじゃん使います。モミガラクン炭は作る量が限
られているから調味料程度かな。でも確かに土が変ってきますね。
堀野先生にまでご心配おかけして申し訳ありません。今では歩いたり作業する分に
は支障は無いのですが、カカトがお尻に付きません。つまり正座できなくて困ってい
ます。
あのドデカ大根が収穫できる私の畑は、以前は運動場なんかに入れるマサ土でし
た。
養鶏のためにマサ土を山からダンプで運んで田んぼを埋め立てた場所です。かれこれ
20年以上もモミガラを入れ続けています。いくら見ても元がマサ土とは思えないよう
になってきています。土は植物の根が作るということを本で読みましたが、今になっ
てその通りだと実感しています。
さて田んぼがそこそこ乾いてきたので堆肥散布が始まりました。溝あけ、播種と全
工程が終るまで雨よ待ってておくれ。
今年のイネつくりの大筋をご紹介いたします。
鶏糞堆肥散布は反当350kgが目標。
昨年少なめに振ったのもだから、55日前の散布で補ったのがたいそうしんどかった。
緑肥 ヒナゲシ 2反
レンゲ 3.4反
アンゼリア
1.5反
エンバク
1.5反
ナバナ 3反
西洋カラシナ 2町6反
春の雑草 1町3反
緑肥なし
0.8反
井原豊氏育種の「旭風」を6月19日に植えて出穂が8月20日頃。わずか63日で出穂を
迎えることになる。この稲だけ特別に早く植えるとなると播種や苗代も別となる。そ
んなの面倒くさくてやっとれん。緑肥を倒してから鶏糞を30kg/反を入れて成長を早
めている。
面積は少ないけど、いちばん気になるのが緑肥なし抑草。
代掻き前に(1)米糠(2)菜種粕をそれぞれ60kg振っておき泥の中に混ぜ込みます。
田植えが終ったらどちらの水準にも菜種粕を去年の半分、10kgを振るつもりです。
前のメールではある施肥理論をけなしておきながら、実は私も今年は苦土を振るこ
とにしています。お米の味を求めると、どうあっても苦土を無視できないし、天然か
らの補給は無い。ニガリから作った苦土資材があるというので試してみることにしま
した。すぐ目に見える結果が出ることは無いだろうけど、良い方向に進むことは想像
できます。
また米に味を乗せるという目的で、この夏は身近なアミノ酸を使ってみようとも考
えています。稲の体内で窒素からアミノ酸を合成する手間を省いてやって、米を太ら
せている時期にアミノ酸を直接吸わせてやろうというもくろみです。はたして米が美
味くなるかどうか。
今年の課題はこんなところです。
みなさんもどしどし発表してください。
これを読んでも脳はちっとも活性化しないよ。あなたの計画を発表する時にこそ脳は
活性状態になります。これほんとの話。
ここ3年ほどはワケあって生産調整に協力していなかったんだが、行政から講演を
依頼されるようになっては、そうもいかんことになってきた。加工米で対処したいと
申し出ています。これには作りにくい朝日米は植えませんが、農薬不使用で有機肥料
栽培の正真正銘の菜の花米です。加工米にはもったいない気もしますが、環境にも良
いしコスト的にも格安で作れるので頑張ってみます。
私事で恐縮ですが、奥歯がダメになったので本日インプラントの土台を作りまし
た。
土台だけで13万。これに台座をつけて人造歯をつけると更に10万ほどいる。
私はこれで2本目。
この費用があればいい農機具が買えるのに・・・・・
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
PS. 堀野先生へ
藤原部長の案内で我が家においでになってからというもの、あの企業と切っても切れ
ないご縁が出来てしまいました。この先どんなことになりますことやら。流れに身を
任せてみようと思います。
2/12 岡山の林さんから「農薬のルーツ」
皆さん今晩は、
岡崎さん、教えていただき有難うございます。
>杜氏の親方の話によると当時はこの方法が主流だったそうです。
モミガラ断熱は昔からの実証済みの技術だったのですね。これは知りませんでした。
モミガラは水をはじきやすいと共に、調湿性の素材で、結露しないというグラスウー
ル、発泡ポリスチロールでは不可能な性能を発揮できる長所があるのですね。
最近、中国からの輸入冷凍食品に農薬が入っていたとニュースになっている。日本が
自給率を下げ、食ベ物の供給を外国に委ねるという政策を取ってきた以上は、その安
全の対価をこれから支払う事になるのは間違いない。
メタミドホス、ジクロルボスといった農薬のルーツは、第一次世界大戦、第二次世界
大戦で使用、或いは開発された毒ガスに辿り着く。
そこで百姓の一般教養として読んでおきたい本を読んだ。
「毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者」
宮田親平 著、朝日新聞社、1,200円+税
ハーバーと言えば、ボッシュと共に工業的にアンモニア合成を成功させた科学者とし
て知られている。アンモニアが豊富に手に入るようになったことによって、人類は飛
躍的な食料増産が可能になった。
化学物質の戦争への使用は、1914年にシャンパーニュの戦いでフランス軍が「ブロモ
酢酸エステル」を、ドイツ軍が「ジアニシジン」という染料中間体を使用したのが最
初とされる。この作戦にはネルンストが関与した。これは単なるくしゃみ剤と言える
ほどの化学薬品だが、第二次イープル戦において毒ガスとしてハーバーが関与した
「塩素ガス」が最初に使われた。やがて使われる毒ガスは次第にエスカレートしてい
き、「フォスゲン」、「ジフォスゲン」、「イペリット」が使われるようになってい
く。そしてハーバーが開発した農薬「チクロン」の延長線上にある有機リン化合物、
「タブン」、「サリン」、「ソマン」の開発へと続いていく事になる。
ハーバーに呼び出されたオットー・ハーンが、毒ガスの使用はハーグ条約違反ではな
いかと問うた時、彼は「戦争をこれによって早く終結させることができれば、無数の
人命を救うことが出来る。」と答えたそうだ。どこかで聞いた覚えのある言葉だ。
私はこの本に何度か名前が出てくる化学会社で働いていた。
林 正弘
岡山市
2/12 島根の堀野さんから「赤木さん、回復状況いかがでしょうか」
山下様、赤木様、ごぶさたしております。
先月の記事で知りましたが、赤木様はお怪我とのこと、その後の回復状況はいか
がでしょうか。お見舞いもうしあげます。田んぼの本格作業までにはまだ間があり
ますが、1日も早い回復をお祈りいたします。
まあかく言う私も、山間水田にはつきものの急な畦畔斜面の草刈りで膝をひねり、
この冬は根雪の中でおとなしくしているところです。
さて今回のお写真を拝見しますと、ずいぶん立派な収穫物で驚き入ります。いつぞ
やお訪ねしたときに真っ先に感じたのは、とても温暖で、しかも肥沃な土地柄なん
だなあ、ということでした。農作物も庭木も農道の雑草も用水路の魚も、太り方が
違っていました。しかしバスケットボールのような大根が、ほんとに穫れるとは思い
もよりませんでした。
私のいなか一帯は、真砂土地帯とかいうそうで、もともと栄養分に乏しい土地・田畑
です。あまりに栄養分に乏しい土なので、最近は、真砂土をふるい分けて砂の部分
を高速道路のコンクリートにつかうのだそうです。先祖代々手を入れてきた畑ではあ
りますが、ゴボウのような大根とか、トウガラシのような里芋がとれます。ただし味の
ほうはまずまずに違いないと思うようにしています・・・・・。
そんな状況ではありますが、赤木様田畑の秘密の一端が鶏糞堆肥とモミガラ燻炭と
のことですので、肥料諸資材値上がりの折、当園でもぜひ試みたいとおもっていると
ころです。
島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎
●やまちゃんから
もみ殻の使い方は、赤木さんとちょっとだけ見解を異にします。
生のまま投入した方がロスが少なくていいと、僕は思っています。
家から一番近い田んぼが粘土質の湿田でした。
自由に作り回せる畑にしたくて、暗渠を入れて海砂を7〜8センチ客土しました。
それから3〜4年、毎年1反あたり2〜3町歩のもみ殻を貰ってきて入れ続けました。
夏にはキノコがいっぱい生えました。
今ではほかほかの畑に変身しています。
砂も気のせいか、丸くなって手にやさしいようです。
2/12 宮城の岡崎さんから「麹について」
こんばんは。
あくまでもお酒造りのための麹と前置きさせていただきます。
麹を作る際に蒸米の吸水率というのがあります。
これは、((蒸米重量-白米重量)/白米重量)x100(%)で表され通常33%位で
す。
更に、出麹歩合(出麹歩合)というのがあり、これは麹が出来上がった時の重量が蒸
米重量に対しどれくらい減少したかを管理する指標として用います。
((出麹重量-白米重量)/白米重量)x100(%)で表され、通常は17%くらいで
す。
実際の例として・・
白米100kgが、蒸されることにより蒸米重量133kgとなると蒸米吸水歩合33%。
これが、麹になって室から出たときの重量が117kgであれば出麹歩合17%とな
ります。
蒸米が麹になるときに重量が減るのは、麹菌が増殖する際に発生する熱量により蒸
米の水分が蒸発することが主です。・・・が、もともとの白米重量より麹の重量が少
なくなるというのは経験がありません。
また、麹が浮いてしまうことについてですが、これもお酒造りの話になってしまう
のですが、水分の多いいわゆる湿気った麹や米全体が菌糸で覆われたような麹は、醪
の中で早く消費され繊維分だけが浮き上がり醪にふたをするような状態になります。
どこまで味噌の麹にあてはまるかわかりませんが、ご参考までに・・・
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森林インストラクター 岡崎 靖
やす坊のフィールドノート
http://blog.goo.ne.jp/fi-satomimura/
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2/12 千葉の野口さんから「Re麹について教えてください」
千葉の野口です。
>
麹が固かったせいだろうか?、みそ汁にすると麹がぷかぷか浮いています。
作ってから、切り返しはしているのでしょうか?
うちの場合だと、2月に仕込んだら夏ごろに一度切り返しのために練りだし式の餅つき機で
味噌を通しています。こうすると、糀が程よくつぶれてくれます。
餅つき機ですが、メーカーは違うけどわかりやすいページがありました
http://store.shopping.yahoo.co.jp/minatodenki/kodama-mochi.html
出てくるときは、色合いから長い長い「う○こ」状態であります。
→食事中だったらごめんなさい
ちなみにうちの場合ですが、味噌と糀は足で踏むだけなので、切り返しが必ず必要になり
ます。粗めに潰して仕込むため、切り返した後も発酵は盛んに進み、良い味噌に仕上がりま
す。
2/12 富山の予果さんから「やまちゃんの麹についてと断熱材」
麹のこと
やまちゃんが購入された機械の拡大画面を見ますと,何だかよく混じっていないよう
ですね。私のは手回しで,ミンチもできるらしい器具なのですが,回転する刃の間を
通り抜け,最後は直径3mm.ほどの穴を通って出てくる簡単な仕組みなのです。
とても滑らかになります。麹の白,大豆の黄色,塩が混然一体になっています。
豆,麹,豆の蒸し汁を交互に投入しながらまわし。総て挽いて桶に移した後,長い
しゃもじで,桶の中を充分にかき混ます。
とどめは50cmくらい上から桶ごと数回落とし,中の空気を抜きます。アルコール
を染ませた布で,桶の内壁,蓋,重しを拭き,表面に塩を多め振って封をして蔵にお
きます。毎年つくっていますが良くできています。
麹と味噌の造り方 My日記御参照ください→http://blog.fideli.com/kamumi/ ま
たつくり方で分からないことはどうぞ聞いて下さい。私の知りえた範囲でお答しま
す。また勉強もさせていただきたく思います。
お米と仕上がり麹の関係ですが,最初のお米の量で1.7倍,重量では1.3倍の
重さの麹に仕上がります。麹屋さんも商売なので,不足分をお金で精算するのでなけ
れば,同量で戻ってくることはあり得ないと思います。栃の実なぞはリュック一杯
持っていっても,仕上がったのは片手で一握りしかくれないということ(夫の情報)
です。私達は今年3度目で,ようやく食べられる栃の実の取得に成功しましたが,と
ても大変でした。
小屋の断熱にわらをちょっと使ったことがあります。間柱の間に入れて,ただ留めて
いくだけなので速く,施工性は悪くないです。わら断熱も今やあちこちで使われてい
るようです。私達の手にある材料は使いつくしたいものですね。
それともみがらを使った里芋,さつまいもの保存。今年はキャンバス地で大きな布
袋をつくりその中にもみがらを入れて保存しています。屋外でないのは,使いたい時
にすぐ使えるという理由だけです。屋内でも0度以下になる場所ですので,いつもな
らもうとっくに駄目になっているのに,まだ食べています。このままいけたら報告し
ようと思っていましたので,合わせて報告します。
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
無農薬自家栽培
菜食喫茶 神実(カムミ)
〒939-2333
富山県八尾町桐谷1673
T&F 076-454-5536
浜田 重人,予果
HPアドレス
http://www.cty8.com/kamu/
日記
http://blog.fideli.com/kamumi/
(掲示板2種 入室パスワード要 メールで請求を)
e
ヨーガ掲示板(道友会員専用BBS)
http://kamumi.webspace.ne.jp/bbs/
もぐりアグリ研究会掲示板
http://mogua.webspace.ne.jp/bbs/
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆
2/12 長野の唐沢さんから「味噌作りに一言」
長野の唐沢です
味噌作りに一言
10年くらい前は、この辺の農家でも味噌を自前で作ってました。
この辺では味噌作りは5月で「つるし味噌」にすることもあり乾燥
する時期がよかったのでしょうね。
「つるし味噌」は豆を茹でて潰し、おにぎり状にしてワラで5段に編み、
蔵の軒下に1ヵ月ほど吊るして置くとカビが回って来るので、そうしたら水に
漬け軟らかくし、臼で搗いてそこそこに砕き、麹と塩を混ぜて樽に仕込みました。
自家製の味噌作り最盛期の頃は、おにぎり状にした味噌玉を
ムシロの上に置いて表面が少し固まるまで置いていました。
並べて冷ましたのはワラに居る麹菌を取り込む為?か分りませんが
1カ月も吊るして置くと、空気中から入った菌もあり、味噌玉の表面はカビで
(良いカビだけではないと思うが) いっぱいでした。
時には水にふやかして置く時タワシで表面のカビを落とした記憶もありますね。
麹菌には、お酒用・甘酒用:アスペルギルス・オリゼー(黄麹菌)や
味噌醤油用:アスペルギルス・ソーエがあります。
因みに泡盛には黒麹菌が有名ですね。
味噌には味噌醤油用を使うわけですが、味噌・醤油用麹は
たんぱく質分解酵素のプロテアーゼが各種アミノ酸を生成してくれ
美味しい味噌にしてくれるようです。
味噌作りには余り参考になりませんが一言参加させていただきました。
2/11 やまちゃんから「麹について教えてください」
赤木さんが言うように、丸ダイコンは何故かスーパーなどお店には売ってませんね。
うちの直売所では、1日4〜5ヶくらい出していますが、けっこう人気野菜で売れ残ることはありません。
煮物にすると、何とも言えない柔らかさで美味しいですね。
岡崎さんが、酒蔵の蔵人とはびっくり。
さて、岡崎さんや皆さんにお聞きします。
昨日味噌の仕込みをやりました。
ここ2〜3年自分で麹を寝かせていたのですが、
去年購入した味噌作り道具「みそいち」が、もう一つ調子が良くありませんでした。
麹が固かったせいだろうか?、みそ汁にすると麹がぷかぷか浮いています。
などと思案して、もちこめのお米で麹にしてくれる麹屋さんが見つかったので、
今年は麹をプロに作ってもらいました。
さすがプロですね、ほれぼれするような麹になって返ってきました。
19キロのお米を渡したので、20〜21キロくらいの麹になって返ってくるだろうと思っていたところ、
18キロしかありませんでした。
蒸し米にして麹にするから、水分の分だけ目方が増えるものと思っていたのですが、逆に減りました。
こういうことって、あるものですか?
発酵などする過程でエネルギーを消耗しているのでしょうか?
頼んだ麹屋さんは、ずるするようなお店ではありません。
2/11 茨城の岡崎さんから「モミガラを使った農業倉庫の断熱壁について」
はじめまして。
茨城県旧里美村の岡崎といいます。
いつもROMばかりで皆さんの情報を頂くばかりですいません。
林さまの話題に失礼させてください。
私は、地元の酒蔵の蔵人をしておりますが、ここは昭和30年代の設備を現役で使って
いる小さな酒蔵です。
ここの麹室がまさに林さまの考えている籾殻断熱をしております。断熱層の厚さは
90cmです。これで冬場の外気を遮断し室温30〜40℃を保っています。
杜氏の親方の話によると当時はこの方法が主流だったそうです。
籾殻は、吸湿性があり湿度が調節できるようで室の中はいつも乾いた状態です。こ
れは聞いた話ですが、グラスウールや発泡スチロールを使った断熱はどこか結露する
個所が出るそうです。自然素材の素晴らしさと先人の知恵にただただ頭が下がりま
す。
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森林インストラクター 岡崎 靖
やす坊のフィールドノート
http://blog.goo.ne.jp/fi-satomimura/
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2/11 岡山の赤木さんから「大根豊作です」
赤木@菜の花です。
植物が育つには窒素とリン酸とカリと硫黄と・・・・・・え〜〜っとそれからミネ
ラルとか言う苦土にカルシウムにマンガンに銅に亜鉛にその他エトセトラ。
土壌分析して不足している成分があれば補ってやる。農家の感ではなく科学的手法
を用いないと収穫量・品質共に低下して、有機農法もやがて行き詰まってしまう・・
・とか言う理論が世の中にはあるらしい。んん・・・・たしかにごもっとも。
でもそんな科学的理論に基づいて百姓やってたら、米代半分は持って行かれるだろ
う。耳への聞こえはいいねぇ「科学的根拠に基づく施肥理論」。
別に誰かに喧嘩を吹っかけているわけでもない。その理論を攻撃する気も無い。
ただ、私の畑ではモミガラでフカフカになった土に鶏糞堆肥をドバッと放り込んでお
けば、画像みたいな7kg以上ある聖護院大根がいくらでも収穫できるし、蕪だって似
たような大きさになる。
脱脂綿を蒸留水で湿して土代わりにすれば、そりゃぁNが足りん、Pが足りん、Kが
足りんと、いろいろデータが出るだろうが、私の畑ではそんなこと知ったことではな
い。思い出せないほど何年も以前から、鶏糞・モミガラ・クン炭以外入れたことがな
い。これで育たない野菜は今のところ見当らない。
田んぼだって、かって10数年硫安以外は何も振らなかったけど、同じように取れた
なぁ。むろん燐酸もカリもミネラルも何も入れなかったけどね。
話し変ってひとつ不思議に思うんだが、スーパーで見る大根は青首の長大根ばかり
で、丸いのを見ることがない。聖護院なんかは流通に乗せられないのか。コロコロし
て扱いにくいだろう。でもおでんだろうがブリ大根だろうが煮てやわらかくおいしい
のは断然丸いやつ。売ってなければ消費者も食べることないから、味の違いを知らず
に終るんだろう。
画像のこのでかいので切干大根を作ればたくさんできるだろう。切ってみて格別皮
が厚いわけでもないし、中にスが入っていることもなかった。先日も大根切りながら
生を食ったんだが、梨ほどは甘くないが、多い水分としゃきしゃきした食感は20世紀
梨そっくりだった。こんなもん食ってりゃ癌とも糖尿とも痛風とも縁が無く健やかな
老後が暮らせるというもんだ。ただし太れないけど・・・・
今夜はちょっぴり反骨精神が出ちゃいました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
2/8 岡山の赤木さんから「移植もの」
えぇ〜〜、毎度の赤木@菜の花です。
田んぼから離れて今日は畑の小話をひとつ。
人参・ゴボウ・大根など根ものは一般には移植をしないものですが、移植して育った
姿をお目にかけます。
去年の秋は気温が高くて、秋物は虫にさんざんやられました。長大根の移植は一昨
年試みて「こりゃぁ〜だめだ」と経験済みでした。長いのがだめなら丸いのではどう
かと、虫に食われて欠株になった所に、丸大根(聖護院)の間引いたやつを植えてみ
ました。
画像は長大根の側ですくすく育った丸大根です。直径が20cmあります。深く植えた
株は丸いところが完全に土中に埋まっています。ものは試しでやってみるものです
ねぇ。
もう一枚の画像は植えた蕪の畝です。間引きした蕪がたくさん出てきたので、新し
い畝を作って全量移植した写真です。よってこの畝には種蒔きはしていません。
移植をしなかった個体はもうすぐトウ立ちをしそうな雰囲気ですが、移植で生育停
滞をした分、トウ立ちの気配はまだありません。それだけ永く収穫できるということ
です。
週末は何やらまたまた降りそうな気配です。堆肥散布も緑肥の種子播種も作業が進
みません。2月中に蒔ければいいのですが、でもやはり早く終らせて安堵したいで
す。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
2/8 岡山の林さんから「モミガラ断熱」
皆さん、村山さん今晩は
村山さん、「毎日の食事作り・・・」が私の一番の苦手とするところです。
ですから、手間を省く為玄米を炊いても五日分ぐらい炊いて保温しておきます。麦味
噌はもうとっくに食べ始めています。自分で作った麦味噌とはいえ、プロがいたから
出来たこと。もう一度自分で作れと言われても、ちょっと無理かも知れないですね。
倉庫が完成したら見に来て下さい。途中経過も興味があれば見てください。近所にア
メリカ西海岸から夫婦が引っ越してきて住んでいます。奥さんのサラさんが私に
週一回天然酵母パンを焼いてくれているので、この時には大量に焼いてもらっておき
ます。
モミガラ断熱が出来れば、百姓にとっては朗報です。モミガラは身近に沢山あるから
です。断熱性能も知りたいところですが、熱流量計も持たない私には測定は不可能で
す。単なる温度計や体感温度で評価する以外ありません。出来れば太陽電池パネルも
倉庫屋根に置きたいものですが、現在主流になっているシリコン結晶型の太陽電池は
まだ高価なので、CIS太陽電池、色素増感型太陽電池など次世代型太陽電池が市場に
出回ってくるまで待つべきかもしれません。このようなものは量産効果がないと安く
はならないでしょう。
林 正弘
岡山市
2/7 お米の勉強会の村山さんから「Reモミガラを使った農業倉庫の断熱壁」
皆様、林様 村山です
ご無沙汰しています。活発なやり取り、なかなか読みきれな
くてごめんなさい。
林さん、モミガラを断熱材代わりに使う、というアイデアいい
ですね。実は私の家を震災後建てるはめになった時、最後まで
決まらなかったのは、断熱材を何にするかでした。
林さんがおっしゃっているように、グラスウールや発泡スチロ
ールは使いたくなくて、かと言って、今のように羊毛などの断
熱材も開発されていなくて、困り果て、ついに、山と出てくる
かんな屑を間に詰めてほしいと頼んだのですが、誰がそんな面
倒なことをするんだと大工さんに一蹴されました。結果、多分
打ちは殆ど断熱材が入っていなくて、夏熱く、冬寒い家になり
ました。
だから、モミガラを詰めるなんてうまいことを考えられた林さ
んに脱帽です。
保温力もあるのですね。パネルは間に詰めやすくなっているの
ですね。
それにしてもお一人で全てを設計して、作っていくという気力
、体力はどこから出てくるのでしょう。
近くでしたら、毎日の食事作りはお手伝いできますのにね。
ご飯とイモ類と根菜と野菜と小魚と、いい調味料があれば、い
い食事になりますね。
何か遠くからでもお手伝いできることがありましたら、お知ら
せくださいね。
なお、麦味噌もう食べていいようですよ。
2/6 岡山の林さんから「モミガラを使った農業倉庫の断熱壁」
皆さん今晩は、
今年建てる予定の農業倉庫の壁を断熱する方法を考えました。発泡スチロールやグラ
スウールなどを使いたくない私としては、身近にある素材で断熱効果の高そうなもの
を選びたいと思いました。(発泡スチロールやグラスウールは赤外線に対して透明な
ので、放射による熱の移動に対しては無力です。)土台の上に伸ばす間柱の間にモミ
ガラを充填した断熱壁を考え、この断熱壁の模型を作ってイメージし易くしてみまし
た。間柱を2枚のパネル(パネルは倉庫壁の強度を高めます。)で挟みこみ、この空
気層にモミガラを充填します。外側パネルには育苗用シルバーシート又は純度の高い
アルミシートを張れば良いと考えています。内側パネル上部には開閉できる隙間を設
け、モミガラが経年変化で下がってきた場合、上部から追加すれば断熱材の隙間も埋
められます。モミガラは水をはじく性質もあるので、農業倉庫壁の断熱資材としては
適当な素材と言えるかもしれません。
このモミガラ断熱壁は、倉庫内に作る冷蔵庫にも応用できるかもしれません。モミガ
ラ断熱壁にステンレスパネルを張りつければ、出来上がりです。これに除湿機能のあ
るエアコンを取り付けて、米貯蔵用冷蔵庫ができるでしょう。この作り付け冷蔵庫
は、私の場合2坪の広さがあれば十分だと思います。狭くなってくれば改造すれば良
いだけです。
田舎にふんだんにあり、しかもただのモミガラを使って冷蔵庫が出来れば、素敵なバ
イオマス活用法と思えませんか?皆さん!
林 正弘
岡山市
2/6 宮城の齋藤さんから「第4回田んぼの生きもの調査全国シンポジウム」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
2月2日JAビルで開催された第4回田んぼの生きもの調査全国シンポジウムに
参加してきました。終了後のミニ親睦会には稲葉さん・山下さん・宇根さん・岩淵さん
など多数の出席があり 内容の濃かったシンポジュームに引き続き 公開できなかった
お話などを拝聴でき とても有意義な催事でありました。
下記は宇根さんによる資料の一文です。許可なく転載していますのでご了解ください。(笑)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次のような文章がもうあたりまえに 農水省の「公文」に登場することに 私は深い
感慨を覚える。
「しかしながら 不適切な農薬・肥料の使用 経済性や効率性を優先した農地や水路
の整備 外来種の導入による生態系破壊など 生物多様性保全に配慮しない人間の活
動が生物の生息生育環境を劣化させ 生物多様性に大きな影響を与えてきた。」
しかし この対策として 「化学肥料と化学合成農薬の使用を 地域で通常行われ
ているレベルから原則5割以上低減する等の先進的な取組を推進する。」と言われる
と それは本当の対策ではないのではないか 私は提言したい。大事なことは「生物
多様性に大きな影響を与えてきた」ことをどれだけ自覚しているかだろう。あるいは
「生きものへの“まなざし”」がどれほど衰えたかという認識があるかどうかだろ
う。それは 百姓だけでなく 指導員や行政担当者にも言えることだ。
つまりほんとうの対策は「生きものへの“まなざし”」をどうやって回復するかで
あろう。こういうことは 普及指導員なら実感していることだろうが 施策を立案し
ている場や 試験研究も場では見えにくいのである。百姓のこころの中にもっと深
く 碇をおろさねばならない。
しかし 農水省も手をこまねいているわけではない。次の文章も意外と新鮮な響き
を持っている。「生物多様性保全のために 農林漁業者や地域住民 NPO 民間企業
地方公共団体など 多様な主体による取組を後押しする。」「地域の創意工夫と地
域で培われてきた知識や技術を活かしながら行われている生物多様性保全の活動を再
評価 応援する。」
全国各地で先行して 行われてきた民間の 地域の「生きもの調査」や環境保全の
取組と協働して進もうと言っている。この姿勢が具体的に現れるように 私たちも手
を貸したいものだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
齋藤 政憲
2/6 静岡の鈴木昭さんから「お久しぶりです」
静岡県小山町の鈴木昭です。
久しくお便りをしていませんが、皆さんの投稿を楽しく拝見させていただいております。
昨年の反省
昨年は”有機発酵胚芽”なるものが手に入りましたので1シーズン分の肥料を春に4ha全てに撒き
その後すき込み代掻き田植えという手順でおこないました。
ただ、どのような肥効になるのかおおよその見当が付いてはいましたが田によって個性が有り
少し多すぎた所少なかった所という具合に反省点も多く今年の課題です。
具体的にはコシヒカリの平均窒素量を7.2kgとし田の地力を考慮して増減させたのですが
いまいちでした。収量は7.5俵位/反です
夏場の暑い盛りに穂肥をやらずに済みましたし幼穂のことも気になりませんでしたし精神的にはとても楽でした。
肥効はへの字曲線ですがそれほど極端な葉色は示しません最高の葉色でも4.3くらいでしょうか。
今年の目標
昨年の反省を踏まえ再度肥料の量を加減し散布時期も昨年3月でしたが今年は2月に
しようかと考えています。胚芽ですから分解に魚かすより時間が掛かるようです。
これを昨年使って今まで以上にお客さんからおいしいという言葉を頂き励みにしているところです。
ちなみにコシヒカリの平均食味値は79点(上は84点下は77点)くらいです。ただ、東洋精米機での食味値は89.2点と
乾燥状態で計るより炊いた状態の方が良いようでした。
また皆さんへ報告を致します。今年こそ穏やかな気候でありますように。
2/5 東京の北さんから「冬水たんぼ」
山下様
2月2日、JAホールで、山下惣一、岩淵氏などを招いて開かれたシンポの動画です。
妻が撮影してきたもの。もし興味があれば見てください。
「たんぼのいきもの調査シンポジウム」の一部と「たんぼの生きもの指標」づくりを
すすめる岩渕さんのインタビューの映像が下のURLで見られます
シンポジウムの方は退屈なので、熱心に見なくてもいいです
http://jp.youtube.com/profile_videos?user=TamboTV&p=r
冬にたんぼに水をはって農薬や化学肥料を使わないで米を作る「ふゆみずたんぼ」の
試みです
北
2/4 京都の土佐さんから「免税軽油」
ご無沙汰しています。
免税軽油はぜひとも利用したいものです。
私たちの営農組織でも昨年より申請をしました。
少しややこしい手続きが必要ですが、1年間で1500Lを消費し数万円節約できました。
免税券は100L単位ですが、申請時に農協を利用するという風に書きましたが、裏書きをして印鑑を押せば他のGSでも使用できるそうです。
今年は管理面積もまた増えますので使用量も増大しそうです。
この燃料高のご時世に利用しない手はないと思います。
2/3 岡山の赤木さんから「コナギに関して」
毎度の赤木@菜の花です。
伊藤さんの諸々にわかる範囲で。
言葉のことですが、いちおう辞書を見ました。
私が以前書いたのは夭折(ようせつ)で、伊藤さんが書かれたのは夭逝(ようせい)で
す。
意味はどちらも同じで、若死するという意味です。
田んぼでは大きくなる前に枯死してしまうという意味で十分だと思います。
コナギでは第2葉が出た状態ではもう夭折さすことは無理らしいです。すなわち第1葉
が葉緑素を作る前に叩くことが必要で、まさに伊藤さんのおっしゃる夭逝そのものだ
とおもいます。
「コナギは代掻き数時間後には発芽を始める」
の出典は農文協発行
民間稲作研究
所編「除草剤を使わないイネつくり」です。奇しくもこのHPと同じ名前です。
40ページの図1の表の中にその記述があります。。。。やっと探しました。
酸化還元電位のことに関して。
以前のは普及センターで測定器をお借りして測ってみたものです。今つらつらと考
えてみますに、酸化還元電位は土中の状態を知るひとつの手法であって、その数値と
コナギの発芽との関係は強い相関があるのかどうか疑問を持っています。この測定値
は地中の有機物が嫌気性菌からどの程度分解を受けているかを示す指標と思っていま
す。
溶存酸素無しの状態をゼロとして、さらに周囲の奪える酸素をどんどん収奪した状
態が還元状態です。3価の鉄が酸素を取られて2価になるような環境は、かなりの還元
状態といえます。(2価と3価が違ったかな?間違ってたら林さんよろしく)
あの測定した時に不思議に思ったことを、今でもしっかり覚えています。前年の稲
ワラを入れただけの田んぼも、緑肥を入れた田んぼも、電位そのものはたいした差は
無かったのです。持続時間が違っていたように記憶しています。
稲ワラや草諸々が一気に腐って還元状態を作っていたのでしょう。むろんこの田ん
ぼには除草剤を振りました。そうしないとコナギ畑になったでしょうから。
だから酸化還元電位だけでコナギの発芽をうんぬんすると大きな間違いをしでかさ
ないとも限りません。
前述の本によると、コナギは水中に溶けたわずかの酸素で生育するとは言うもの
の、前年のワラが腐った程度の還元状態(水中にも酸素はない状態と思うのだが)で
は、平気で生えてきます。
つまり強還元なんかコナギは目ではなのかもね。むしろ酸っぱい有機酸こそ怖い存在
だろうと、いまの私は考えています。
「以上、生意気にも恐れを知らず、理屈ばかりならべたて、申し訳ありません。
しかし、私の頭の中は、得心がいき、今年はやれそうな気持になって、元気をもらい
ました。
新しく借りれる田んぼはまだ決まっていませんが、元気を出して探します。」
理屈けっこうけっこう。私も嫌いではありません。理屈を並べるには基本・基礎を
知っていないと出来ません。私はいち百姓であって、農学を修めていません。だから
基礎がわからないんです。その為には本を読むしかありません。気に入った本は読ん
で読んでまた読んで、繰り返して読むことでなんとか自分なりの屁理屈を組み立てて
いるんです。
専門的なご質問なんか受けた日には、酒呑んでても顔は真っ青になります。
地下足袋履いてあぜ道に腰を下して話す程度の内容なら、どこででもいくらでもしゃ
べりまくるほうです。
新しい田んぼが見つかりましたら頑張ってください。
雨の次は雪・雪・雪・・・お天道さんよぉ〜、緑肥蒔かせてくれろや。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
コーレアの焼酎呑んでいるんだが、アルコールの臭いだけで、ちっとも旨くない。
でも酔えさえすればいいのだ!
2/3 兵庫の伊藤さんから「Re赤木さんの伊藤さんの報告に思うこと」
赤木 さん
一反稲作へのコメントありがとうございました。
品種はコシヒカリです。
醗酵鶏糞はいずれもただ上振りで撒いただけでした、漉きこみませんでした。
古老の教えとお聞きして、私も思い返すことがありました、生育が悪いのだがと知り合いの農家の主婦に
話した時に鶏糞は置いておくだけでは効かないんやでと言われたことを思い出しました。
抑草対策は空振りの糠まきをやっていたのですね。ボールが通りすぎてからバットを振るような、野球でいえば、
きりきり舞いの三振ってとこ。どうしようもない、かっこ悪さ・・。思い切りのよい空振りと笑ってください。
しかし、考えようによっては、おかげでコナギの生育をしっかり見せてもらえました。
赤木さんの田んぼだったら、こうはうまく見えまい、畦からみても・・などと、減らず口を。
しかし、いただいたコメントは、今回の観察結果を全く矛盾することなく、支持してくださっているも
のと考えます。やはり、腐らせる過程に強い意味があるといえるのではと解釈しています。
かねてより、お聞きしたかったことについて以下に思うところを書いてみます。
また、世間を誤解させるようなことを、証拠もないのに・・と叱られそうですが、あえて、書きつのりますのは
次の段階の調査を進めるにあたって、方向や領域についての考察に役立てたいからですのでご寛容を。
@「夭逝」、まさに夭逝させなければと思います。
今回の観察で考えていたことは、、確認できたわけではありませんが、「夭逝」とは種子の段階から、
第一葉の葉緑素ができるまでの間に死ぬことであると。
確認できていませんので、仮説に過ぎませんが、「栄養生育期間中は、傷つきやすく、腐食されやすい。即ち、
胚乳は特に腐りやすく、発芽後の生長点は阻害されやすく、胚軸毛はその細さから傷つきやすく腐りやすい。
これらの要件で夭逝している。この時期を過ぎて、幼葉内に葉緑素が形成されると、腐食量と光合成による補充量
との、そのバランス点までが夭逝の期間である」と考えます。
この仮説はいかがでしょうか。いかがでしょうかと言われても見てくるわけにもいきませんので答えようの
ない愚問ですね。しかし、私の思いは、かねてより赤木さんが言われてきた「夭逝」の意味を明らかにできたのでは、
というものです。
A発芽のキー要件(酸素濃度)
「無酸素状態になると数時間で発芽してくる」と聞いておられるという点大変興味深い知見です。このお話の
詳細を知りたいのですが、出典をご存じでしたらお教えください。また、2003.7のHP宅配便で酸化還元電位の
測定結果を報告されていますが、その趣旨は赤木さんの田では「還元電位が低くなれば、抑草できた」ということ
だったと思います。 還元状態下では、発芽を抑えられたと単純に考えますが。
私の米糠あり、なし条件での発芽率比較の大差データを糠の腐敗による酸素消費による酸素濃度の差によると
解釈しますと「無酸素状態になると・・・」も支持されます。
Bコナギの抑草の過程
種子は冬季の低温にさらされ、休眠覚睡し、温度が上昇し、過湿低酸素下で発芽し、生育を始める。この過程で
抑草のポイントはa.覚睡させない b.低酸素にしない c.強還元性にする d.発芽後有機酸で腐らせる。a.は不
可 b.,c.は緑肥、糠、油粕などの腐敗の量により、作られる、d.は腐植の中で十分な有機酸量で可能。
発芽阻止と腐食による生育阻害(夭逝)の2ステップの過程と考えるのが妥当ではと思いますが・・・。
以上、生意気にも恐れを知らず、理屈ばかりならべたて、申し訳ありません。
しかし、私の頭の中は、得心がいき、今年はやれそうな気持になって、元気をもらいました。
新しく借りれる田んぼはまだ決まっていませんが、元気を出して探します。
2/2 岡山の赤木さんから「免税軽油」
赤木@菜の花です。
私んところでは、JAで購入を前提にJAが全ての事務手続きをやってくれます。
我々は主に使用報告書を書くだけですね。
30年前のことに、ドラム1本で数千円安くなると聞いておりました。
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