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5/31 姫路市水族館の市川さんから「アドマイヤーの影響」
市川@水族館です。
無農薬、減農薬でお米を作っている農家の方への聞き取り調査です。
10年ほど前から、アキアカネが日本中で急速に減っています。
初めは原因がわからなかったのですが、育苗箱に投薬されたアドマイヤーなどの
薬の影響だろうという結論になりました。アキアカネだけではなく、ヒメゲンゴ
ロウやコシマゲンゴロウなどの小型のゲンゴロウ類も、最近姿が見えなくなって
います。おそらく原因は同じと思われます。DDTやBHCほどではないですが、
持続性の高い農薬はやはり怖いです。皆さんの中で、育苗箱に薬の入った苗をお
使いの方がいらっしゃれば、使い始める前と、使用開始後の田んぼの変化につい
て、お教えください。よろしくお願いします。
5/31 塚本さんから中出さんへ
私はクン炭を土の増量剤として使っていますので、籾殻だけでもいいくらいに思っています。
しかし生の籾殻では病気が心配なのでクン炭に焼いています。
私は経験がありませんが、昔の苗代のように種籾を蒔いた上にクン炭を撒いて
熱を吸収させる必要がある場合はいいクン炭が必要だったのでしょう。
せっかく大量の籾殻を運んで、焼いて半分以下の量にするなんて疲労感が増すばかり。
そんな気持ちで籾殻入りクン炭を作っています。
野菜の場合はいいのですが、クン炭を焼きすぎて灰を作ってしまい、後で水を大量に流して
洗うのも手間がかかりすぎてばかばかしい、そんな気持ちもあります。
早い話が手抜きです。
籾殻に火をつけていく藁の束は写真のように立てます。
籾殻を大量にかぶせて、藁のてっぺんのみを出します。
てっぺんの藁に新聞紙で火をつけます。
藁の芯を火が伝ってクン炭が焼けます。
ですから藁がクン炭に混じるので機械播きでは振るったほうがいいのです。
撮影のため藁はコンクリートの上ですが、
焼くときは田んぼなどの火事の心配の無いところで、
水の便がいいところで焼きます。
念のため。
塚本
5/30 福井の中出さんから「薫炭」
あわら市の中出です。塚本さんにお尋ねします。
>クン炭を焼くときは籾殻がクン炭になるまで焼いていると量が少なくなるし、
>灰も増えてしまいます。私はクン炭と籾殻が半々くらいのときに混ぜてしまいます。
>放置すると籾殻がクン炭になっていきます。適当なところで水をかけて終わりです。
>籾殻の菌が熱で死ねばそれでいいくらいに思って、焼き過ぎないようにしています。
の件(くだり)ですが、私もそのような薫炭を意識しないまま作って使用しています。
本による炭のような黒光りする薫炭を目指していましたが、塚本さんのは逆説に等しいと捉えました。
でも、私のやり方で現実的に出来るのはそのような物で、使用する時には篩を掛けて土等の不要物を取り除いています。
薫炭という物はそんなもんでいいのでしょうか。
最近、質問小僧「じじぃ」になっている *** nakade ***
5/30 岡山の林さんから「10年物の梅」
皆さん今晩は、
今日、梅の木を点検している時、梅の木の間に積み上げていたストーブ用の薪の山に
ホタルを2匹見つけた。ホタルはこのような所に休んで夜を待っていたのです。
私が庭にしている畑の梅を良く剪定しておいたら今年は沢山の実がなった。4日前大
家さんが奥さんと一緒にやってきてその梅を収穫していった。とても沢山収穫できた
ので喜んでいた。まだ取りきらずに帰ろうとするので私は、「今年は、この木の梅は
なり年なので来年は今年ほど穫れないかもしれない。2年分ぐらい収穫していった方
がよいですよ。」とすすめたので梅の7割ぐらいを収穫して帰られた。おそらく来客
の人に出しても数年分くらいはあるだろう。
私は1998年に漬けた十年前の梅があるので、これを大家さんに食べてもらったら、ひ
どく気に入ったようで、2年分を漬けこむ気になったようだ。梅は豊作の年に数年分
を漬けこんでおくのがよい。梅干も十年以上経過すると味がなじんでとても美味しく
なる。このことをある人に話したら、「その梅を高くてもよいから売ってくれ」と言
われたので、「どんなに高くても売れません。」と丁重にお断りした。私にとっても
十年という歳月は買えないものだからだ。塩もちょっとやそっとでは手に入らないも
のを使った。あの時は、そこまでする必要はないかな?と思ったのだけれど、十年
経って見れば、やはりあの時いい塩を使っておいて良かった、と思う。梅はもちろん
無農薬のものだ。この梅は私が食べるのと、百姓体験に来られたお客さんが食べるも
のなのだ。
林 正弘
岡山市
5/30 福井の塚本さんから「湿田の手入れ」
○「湿田の手入れ」
湿田で機械がはまらないために多くの人は手入れをしています。
深いところは代かきをして土をどろどろにしてから石を入れています。
浅いとトラクターに当たるので深いところだけ入れます。
私が失敗したのは浅いところに大きな石を入れたためで、
本当に深いところが点状にある場合はそこだけ大きな石を入れたら
成功しました。浅いところは小さな石を入れないといけません。
石を入れたその年は機械に石が乗り上げますが、
翌年から機械が沈まなくなり石の上を機械が通るようになりました。
私の隣の方は、湿田を2年間休耕して田を乾かしました。
そしたら水が抜ける田になったそうです。そこの粘土が固まってひび割れたのか?
夏も秋も冬も田を乾かすのがいいと言う人もいました。
私のはまった田は一冬水が溜まりっぱなしだったそうです。
私は湿田で冬水田んぼは止めたほうがいいのではと思います。
春から水をためてもトロトロ層はできるのではと憶測しています。
冬水田んぼの代わりに、別にクリークを額縁上に作ったらどうかと考えています。
水のわく畦裏に排水用の溝を田んぼの中にこしらえて人もいました。
これは、このメール仲間の吉村さんの住む旧三方町の方に教えてもらったのですが、
秋に湿田の低いところに細かい砂を入れておきます。そのまま代かきして田植えをして
田を干すと、土(粘土)と砂がセメントのように固まり、もう絶対大丈夫だと言っておりました。
聞いたときは半信半疑でしたが、機械がはまった後だと真剣に聞いてしまいます。
ヤンマー農機さんの話では、クローラーつきのトラクターならはまらないと言っておりました。
しかも床締めしていくそうです。必要なのは多額の資金とは次をいいませんでしたが。
農地は単なる土地ではなく、年々手入れをして維持j管理してきたものと実感しました。
○「湿田と稲」
苦労をしてどうして湿田で稲を作るかと言うと、稲の収量が確実に多いからでしょうね。
稲の性もいいし、味も確実にいいです。強烈な渇水のときも、表面の土は白く
ひび割れていても、そこのほうに水分を持っていて、いい稲が育ちます。
私は秋に数件の飯米の乾燥もみすりをするので実物を見て話も聞くので分りました。
塚本
5/30 福島の一石さんから「Re湿田についてあれこれ」
会津の一石です。
ちょっとお話しできそうなことだったので
私も、毎年トラクター、田植機の埋まってしまう田んぼを持っていました。
10eに10トンダンプ2台分。効果なし
よく埋まるところを狙って採石(0-50)を表層5-10p厚で敷く後は通常の耕起、代掻き
これで、埋まるのが初年度から止まりました。
トラクターで耕起するたびにジャリジャリ音がします。
代掻き後小石もある程度、沈みますので田植えもそのまましています。
採石は粉を振るった30-50oのものの方が効果が高いかも。
もう一つは水の入ってくる方の処理
用水路の位置が高い場合目地のコーキングの見直し素堀の場合は水のいらない時期
に水を通さないようにする。
湧水、地下水の場合
暗渠、明渠で流す 個人では難しい
5/29 福井の塚本さんから「湿田についてあれこれ」
今井さん、トラクターなどの脱出法を教えていただいてありがとうございました。
強烈に痛い目に会った後なのでありがたさが体の芯までしみこみます。
写真つきはとてもありがたかったです。
それとどなたからか湿田対策を教えていただけたらうれしいなと
内心期待しておりました。
私の近所の方は、2枚下の田んぼで何度も機械がはまり、
そのときに使った角材がまだ何本も埋まったままだそうです。
丸太では滑って上がってこないそうです。アルミの足場という発想は
すごいなと思いました。
人のひざを越えるような深い田んぼでは田植え機に補助車輪が必要だと言うことでした。
私は田んぼの深いところを直そうとかなり大きな石を筋上に入れたので、
そこに田植え機の片輪が上がり、反対側が沈み込みはまりました。
良かれと思ってやった石入れの重労働が正に裏目に出ました。
来年田植えをする人がはまらないように、夏か秋に田がしっかり乾いてから
スコップで掘り起こして石を持ち帰る予定です。ホントがっかり。
石の入れ方も難しい。
はまった田の2枚上の湿田をこの春急に耕作することになりました。
昨秋、地主さんが荒起しはしてあったので4月に水を張って放置しました。
湿田ではいとも簡単にトロトロ層らしきものができるので驚きました。
除草剤を使うこともあり、代掻きに一度入って逃げるようにして
田んぼから上がりました。
田んぼで田植え機がはまった後なのでびびりながら田植えをしました。
そしたらなんと田んぼの下は石だらけでした。地主が何年も何年もかけて
作土をはいで、その下に石を敷き詰めて機械がはまらないようにしてあったのでした。
カッタンカッタンと田植え機は音を立てて揺れるのですが、これを全て手作業で
やったのかと思うとこみ上げるものがありました。地主さんは自分がまだ若くて元気なうちに
やっておこうと何年もかけて田を直してきたと語っておりました。
続きはまた次回。
クン炭を焼くときは籾殻がクン炭になるまで焼いていると量が少なくなるし、
灰も増えてしまいます。私はクン炭と籾殻が半々くらいのときに混ぜてしまいます。
放置すると籾殻がクン炭になっていきます。適当なところで水をかけて終わりです。
籾殻の菌が熱で死ねばそれでいいくらいに思って、焼き過ぎないようにしています。
塚本
5/29 岡山の赤木さんから「すき込み開始」
赤木@菜の花です。
緑肥の鋤込みが始まったと思えばまた雨です。
2500rpm最高出力の時に時速5km走るギアに入れて、爪は最低回転の1。
早いがご馳走で2800ぐらい回しているから5.5km/hぐらいに表示している。
計算では1時間で6反以上耕すんだが、枕地で安全にターンする手間がかかるから5
反ってところか。
鋤込みが始まってやっと2分咲きになったのがヒナゲシ。満開は紫色のアンジェリ
ア。
長崎の夜は紫らしいけど、私の田んぼも紫だ。。。。
もったいないからこれらは鋤込みが遅れそうです。
菜の花を凌駕するほど生えているのがサナエタデ。来年はこの草だけに任せれそう
な田んぼが全部で4ヘクはありそうです。でもきれいな花を期待してやって来るファ
ンも多いし、米の売り込みには雑草よりも菜の花やヒナゲシ緑肥のほうがインパクト
が強いから、やっぱり花とは手が切れそうにありません。
問題はレンゲ畑。12月に蒔いたレンゲはスズメノテッポウという雑草に完全に負け
てしまいました。青々としていれば問題ないのですが、ほとんど枯れてきている。つ
まり緑肥としての窒素効果は期待できそうにないという事ね。枯れてもデンプンや多
糖類は持っているから、抑草効果はあるのでは・・・・・?やってみなきゃわかりま
せん。
これで抑草に成功したら、枯れたスズメノテッポウも使えるということで、またまた
メニューが増えてくる。
窒素補給に鋤込んだら鶏糞を反当100kgほど振ってやるつもりです。
4月4日に蒔いたエンバクは幼稚園児の背丈ぐらいになってきた。もうしめたもの。
もともと軟弱緑肥で腐りやすい麦類だから、ゆっくり耕した方がよい。過去に早すぎ
て失敗した苦い経験がある。私の地域(西南暖地)、私の田植(6月20日頃)では入
水2週間前に鋤込んでもきっと大丈夫だろう。何かの都合で冬に緑肥が蒔けなかった
ら、4月になってからでも麦類なら大丈夫だということになる。これは新しい発見と
言えるだろう。
かくして緑肥稲作もまだまだ進化の段階のようだ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
5/28 岡山の林さんから「今年もホタルが飛び交い始めました」
皆さん今晩は、
1昨日からホタルが飛び交い始めました。昨日も温泉から帰ってきて外に出ると目の
前をホタルが光を点滅させながら横切っていきました。田舎に住んでいるとホタルを
見に行く必要もありません。ホタルの方から私の家にやって来てくれるからです。ホ
タルの発光効率はとても高く、化学エネルギーの9割以上が光に変換されます。現在
までに人類が到達したエネルギー効率の高い人工的な発光器には発光ダイオードがあ
りますが、これでもホタルの変換効率には遠く及びません。市販されている白色光を
出すダイオードは3原色から作っているのではなく、青色の発光ダイオードとその補
色を蛍光灯のように出して白色を作っているので更に効率が悪くなっています。有機
ELは蛍光灯より効率は高いので将来は照明器具は有機ELになっていくでしょう。
有機ELテレビが発売されたら私も買ってみようかな?
ホタルの蛍光の点滅をよく観察すると、数秒間隔の長周期のものと非常に周期の短い
ものがあります。1秒間に数十回のちらちらと見える点滅です。これは翅の羽ばたき
に同期しているようです。翅が光を遮る事でちらちらが見えるのでしょう。
「中央公論」6月号の特集に
穀物急騰は序章−日本が食料を買えなくなる日 柴田明夫 丸紅経済研究所所長
生物にとって「食べる」とはどういうことなのか? 福岡信一 青山学院大学教授
が載っていた。読んでみる価値ありと思いますね。
林 正弘
岡山市
5/28 埼玉県羽生市の後藤です。
今年も6月中旬田植えを目指して5月中頃に種蒔きしました。
田圃のレンゲがいい具合に種をつけはじめてきました。
もう少し種が成熟してきたらハンマーナイフで砕いて水をいれようかと
考えています。今年は試しにハンマーナイフで砕かないところも一部
つくろうかと思っています。
仲間から使わなくなったポット苗の機械を一式託されたので今年はポッ
ト苗にも初挑戦です。”誰でもたいした道具を使わずに容易にできる稲
作技術”を目標にしているので少し寄り道なのですが・・・
http://udokuseikousonnsya.seesaa.net/article/98192980.html
5/28 福井の塚本さんから「クン炭について」
「クン炭について」
私はクン炭を田んぼで作っています。火は藁を伝って燃えていきます。
出来上がったクン炭の中に藁や土が混入しますので機械で播種や土入れをする方は
クン炭を振るって異物を取り除かないとトラブルになります。
灰は火を消すときに何回も水をかけ、雨に打たせておけば問題ありませんでした。
念のためpHを測定すればなお安心です。
ホント軽くて安くて野菜にも稲にもいいですよ。
湿田についてはまた次回です。 塚本
5/25 神奈川の今井さんから「トラクターなどの脱出法」
神奈川県の今井です。
塚本さんのような湿田では役に立ちませんが、昔トラクターや田植機が田んぼではまった時に脱出方法を農家の方に教わりました。
写真を添付しましたが、トラクターがはまった時に両方の後輪にアルミブリッジを鎖で取り付けて、ゆっくりと前進するそうです。アルミブリッジがぬかるんだ土を押さえてトラクターが浮き上がります。ぬかるみからトラクターが脱出できたらすぐにアルミブリッジをはずさないと三点リンクにアルミブリッジがぶつかって壊れてしまうそうです。同じような方法で田植機でもアルミブリッジで脱出できるそうです。
5/25 京都の林さんから「油粕抑草の続き」
油粕抑草の報告の続きです。
本日補植作業も終わり田植作業は一段落着きました。5/20(田植後1週間)の写真を
添付いたします。
写真では、解りにくいのですが水の色は赤茶色で随分濁っています。
今のところコナギなどの発芽は確認できていません。水の濁りと藻類の増殖のため
小さいな発芽は確認しにくいです。水位は本日から深水管理に入ります。
もうひとつの田圃は、春耕が3月初旬、4月中旬から入水し5/3荒代、5/11油粕140kg/
17aを前面散布しました。直後に植代のつもりで代掻きをしていますが苗の都合で5/20
まで放置した後の田植となってしましました。その間は浅水状態です。田植数日前に
予定ではもう一度代掻きをするつもりっだたのですが困った事になりそうです(笑)
こちらも本日から深水管理開始しています。もうコナギ、ヒエ等が芽吹いています。。
こちらの水は田面が現われるほど浅い水管理であったことが影響しているようで
水の濁りは淡いです。ただこちらも藻類の増殖が激しいのでこれがいい影響になって
くれかどうかもう少し観察してみます。
5/25 福井の塚本さんから「平成20年の育苗培土工夫」
○平成20年の育苗培土の工夫
今年は自家製クン炭が2、市販の育苗培土が1の割合で育苗培土を作りました。
クン炭が多いので水もち、肥料切れを心配しましたが、意外に両方ともオッケーでした。
苗購入のお客様には、苗が軽い、水もちがいい、土で箱が汚れないと大変好評でした。
私も、土が軽いし経費が安く済むし大変助かりました。
肥料は窒素で2グラム/土5リットルでしたが、肥切れしたので窒素2.5グラム/土5リットルが
適切と思います。肥切れしたら、硫安300倍の液肥をジョウロで潅水したら回復が早かったです。
500倍ではちょっと薄い。肥切れさすと追肥が大変です。
播種密度は、販売用は乾もみで100グラムまきで3.5葉苗、うちのは64グラムまきの4.5葉苗です。
以上、有機栽培の方には関係ありませんが、私の良かったと思う経験を紹介しました。
これくらいしかいいことはなく、あとはかちゃかちゃで悲惨な平成20年を迎えています。
塚本
5/25 岐阜の大坪さんから「赤木さんへ」
下呂市の大坪です。
「除草剤を使わないイネつくり」持っていました。
本棚のコヤシになりかけていました。
米ぬか除草ひとすじの頃でしたのでかなり前に購入していました。失敗と経験はある
程度は必要なのですね。当時は読んでいても具体的に頭にはいっていなかったような
・・・。改めてじっくりと読み返したいと思います。
菜種粕を散布して入水した頃は飛騨地方は本当に寒い日が続いておりました。朝晩は
ヒーターと炬燵が必要でした。それとコナギの出芽可能深度が0.5〜1cmとありま
すが、主人がトラクターをしましたので、私にははっきりわかりませんが、ひょっと
したらかなり深くに菜種粕をうないこんだのかもしれません。ただし他の雑草は見当
たりません。
林さんの今後にも興味津々です。
田植え直後の菜種粕の散布はどうしようかと思っています。親戚の法事で田植えが遅
れましたので
代かきから田植えまでの期間が少し長すぎる様な気がします。それこそタイミングが
ずれてコナギの餌にでもなるとしたら
これもチョッと恐いです。
5/24 岡山の赤木さんから「大坪さんへ」
赤木@菜の花です。
大坪さんへの返事が遅れてしまいました。
荒掻き後しばらく見えなかったのは、抑草効果があったからなのか、あるいは温度
が低かったから発芽せず、2週間後になってやっと必要な温度を得て出てきたのか。
当然2週間もすれば抑草能力は落ちていると思います。
水持ちの関係で2回代掻きが必要なようで、どの時点で菜種粕を入れるかというの
が問題のようです。
「除草剤を使わないイネつくり」によると、荒代時に投入する技術が書いてありま
す。
植え代は深水にして浮き上がらせ濁り水とともに捨てるとなっているのですが、捨て
るというあたりが、私はちょっといただけない。
京都の林さんは植え代でぶっ込んでおられますが、さてどうしたものか。
荒代で入れて最初に発生する草を抑え、その後生えたものは浅水植え代で練りこん
でやる方法。この方法では植え代後に生えたコナギにはなす術なし。
もうひとつは荒代では生やしておき、浅水植え代で生えているのを練り込むと同時
に、その後に生えてくるやつは菜種粕で抑える。うまいこと練り込めなかったのは手
取りとなる。
コナギはだらだらと発生するタイプであることを念頭にいれて。
さて、どうしたものか。
わからなかったら私ならどちらもやってみます。結果によって来年の方向を決めま
す。
なんとなく考えたら、後者のほうがラクができるみたい。でもやってみないとわかり
ません。
大坪さんへの答えになったかどうか。農家の前に道はなし。
私はどちらにしようかと迷ったら、長所短所を書き出して検討し、それでも迷ったら
両方にチャレンジします。だからいろやるし、水準も増えてくるのです。
「除草剤を使わないイネつくり」農文協 はぜひ読んでください。
「招かざる客」
世の中いろんな人がいるもんだが、人の言葉を遮って自分で話し出す人はやだ
ねぇ〜
田んぼを見にやって来るのはいいんだが、私にいろいろ尋ねるから私も考えや、やっ
ていることを話します。半分話せたかどうかというあたりで、もう話題を変えて自分
でしゃべり出す。ずっとこれの連続だった。もの言わぬは腹膨るるとはよく言ったも
のだ。ストレスとなって腹は立ってくるし、「早く帰ってくれこのやろう」と胸の内
では考えだす。
最後まで話せた話題はとうとう無かった。
顔を覚えたから、今度やって来たら必ず言ってやろうと思う。
「人の話は終るまで聞いてくれ」 聞けないのならお帰り願うしかない。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
5/24 福井の塚本さんから「湿田の田植え挫折」
今年、36アールの湿田の田植えを請け負いました。
田んぼがでこぼこなので何回もトラクターで土を引っ張りかなり平らな田んぼにしました。
田植え機で田植えを始めて一往復の帰りに田植え機が傾いたので停止しました。
手遅れにならないうちにヤンマー農機さんに来てもらい、デフロックを使い私も参加して上げてもらいました。
はまったところよりもっと深いところが何箇所もあるので、私では無理と判断し、さっさと田植えをあきらめました。
その日に地主にお詫びしてお米は秋に私から買っていただくことにしましたが、
他人の田んぼで田植えを万歳して、さすがにショックで寝付けず一夜で体重が2キロ減りました。
湿田の体験は初めてで、得られたものは多かったのですが、いまだにいい気はしません。
周りの田んぼの人にいろいろ聞いてみると、今まで苦労してきたようです。
まず、湿田で何回もトラクターを走らせていると機械が沈みだすのでやってはいけない。
荒起しは水を張って行うのがいい。
荒代掻きのときは深い所は通らない。通らなくても凹んで水がたまり土はやわらかくなっているので代掻きの必要なし。
植え代掻きは板を引っ張って高いところの泥を低いところへ持っていって終わり。
なるべく田んぼの底を固くした状態で田植え機を入れる。
大型の機械は入れず小型のトラクターを使う。
まあ人によっていろいろ違っているようですが、大体こんなところでした。
中には何回もトラクターを入れて田を深くして、田植え機の前に人間を重石で乗せて田植えをしているつわものもおりました。
何回も田植え機がはまるのは当たり前で、そのたびにトラクターで引っ張って上げていた人もいます。
それから、慣れてくるとどこで機械がはまるか分ってくるので、はまらないところから先に田植えをして、
深いところは後で田植え機を入れるか手植えをする。
機械を通して今年はここではまらなっかったとほっとすることもあるそうです。
私は機械には弱い。田んぼを熟知していない。手間取っていると私の仕事ができなくなる。
などと考え、そんなことまでして田植えをする気にはなれず、人に何を言われてもいいから
止めたほうが正解と判断して、さっさと止めてしまいました。
5/23 福井の中出さんから「すずきさん、ありがとうございます。」
ご返答いただき、大変参考になりました。
特に、「片輪を畦の上に乗り上げて走行・作業をしました。」という箇所では、ある部分共感します。
私の場合、機械塗りので内カーブの走行作業時、前輪は畦に乗り上げるくらいのラインを取らないと畦が太くなります。(トラクターでのライン取りは前輪でなく後輪にポイントがあると考えています。)
地域により土質とか、気候とかの違いがありますが、機械を使うノウハウに地域差はさほど無いと思います。
すずきさんの情報を共有させていただき感謝します。
*** nakade ***
5/22 茨城のすずき産地から「訂正」
「エヘン」につっこまれた
すずき産地@とまどい中です。
一カ所訂正させていただきます。
>
土が軟らかかったので、畦塗りは耕起前にやりました。
まるで逆でした。
土が軟らかで車輪が取られてしまうのを避けるため、
畦塗り機の作業は、耕起後でした。失礼しました。
5/22 茨城のすずき産地から「お目こぼしを(^^;」
つっこまれると困るなぁ(^^;
>
そこで以下の質問をします。
> @なぜほぼ直線に仕上げられたのですか。水がある(田面が柔らかい)と畦塗り機の方向輪が効か無い事と、トラクターがタイヤのスリップ等で一定に走行してくれない事で畦の面が乱れないでしょうか。耕起されているように見えますが、その深さは浅いのでしょうか。
デフロックのペダル踏みっぱなしは当然として、
じつは、
片輪を畦の上に乗り上げて走行・作業をしました。
土が軟らかかったので、畦塗りは耕起前にやりました。
> A水分が多い土で塗った畦は、後ほど乾いてからひび割れが発生しないですか。もしくは雨水による崩れが起きないでしょうか。
しっかりヒビが入りました。それでも、畦シートを入れるよりは楽かなという見立てです。
深水にすると、元々の畦の高さを超えて水がこぼれる部分があって、隣の田んぼから文句が出るのです。
走行スピードを速めて作業したので、土がトロトロにならず、崩れはなくて済んでいます。
このくらいで、お答えになっているでしょうか。
「エヘン」のはずが「トホホ」になりかねないのでご容赦を(^^;
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
5/20 福井の中出さんから・Re:「トホホとエヘンと」
・・・の中で畦塗りについて教えてください。
写真を見た範囲での考えですけど、塗ったというよりは載せたという風に見えるのが私の感想です。
そこで以下の質問をします。
@なぜほぼ直線に仕上げられたのですか。水がある(田面が柔らかい)と畦塗り機の方向輪が効か無い事と、トラクターがタイヤのスリップ等で一定に走行してくれない事で畦の面が乱れないでしょうか。耕起されているように見えますが、その深さは浅いのでしょうか。
A水分が多い土で塗った畦は、後ほど乾いてからひび割れが発生しないですか。もしくは雨水による崩れが起きないでしょうか。
私も春先の水気が抜けきらない田んぼで畦塗り機を掛けますが、いつも手作業による手直しを余儀なくされています。
乾くまで待てばいいのでしょうが、隣の田んぼに水を張られると条件はいっそう悪くなってしまいます。
*** nakade ***
5/20 京都の林さんから・「油粕抑草について」
大坪様、赤木様
京都府の林です。
油粕抑草は、私も今年試みていますので少し報告させていただきます。
丹波地方のやや冷涼な土地柄で山間谷津田、圃場整備の済んだ水もちのよい粘土質土壌であることを前提にお読みください。
冬の間水をためたままの田圃です。5/3荒代、5/11仕上げ代5/13田植。
5/3の荒代を行なった日と翌日は最高気温28度くらいまであった高温でした。
その後は平年並みで続き、5/11できるかぎり水をひたひたにおとした状態で菜種油
粕を80Kg/9.35aに全面散布。直後に仕上げ代を行なっています。その2日後に田植
えを行なった訳ですが、田植当日はこんな田圃に田植えをしてほんとに大丈夫だろうか?と疑いたくなるほど真茶色の田圃になっていました。構わず田植を行なったの
ですが、苗の品質がばらばらで細くて弱そうな苗もかなりあるのでさすがに直ぐに
深水管理に入る勇気がでませんでした。5/17までは浅い水の管理。今でも5cm程
度です。田植え後苗は葉の先端の葉色が黄色くなり始め耐えられるだろうかと心配
していましたが、ここにきてようやく根が活着しはじめたのかたらんとたれていた葉が
ピンと直立し始めているものもみられます。
さて雑草の様子ですが荒代前にはちらほらコナギと思われるものや、ホタルイが目立ち始めていました。これをロータリーで深い目に練りんでいます。
その後仕上げ代時にはわずかにコナギらしきもの(葉齢がすすんでいないので私に
はまだ見分けられません。。)確認しましたが芽吹いていないといってもいい状態だ
ったと思います。油粕を散布した後1週間たちましたが何も散布しなくても1週間は、
雑草は目立ちませんのでこれから観察をしていきます。今のところ雑草は皆無です。
ただ埋め込みきれなかったホタルイの根塊からあらたに葉がではじめていたのを補
植中に見つけました。このホタルイが増えるととんでもないことになりそうなので菜種
油粕の追加散布を6/10くらいに行なう予定です。
水管理について当初田植えが終わったら直ぐに深水管理しようと考えていたのです
が、真茶色な田面をみると瞬く間に苗が溶けてしまわないかと。。不安で入水できま
せんでした。冬の間水をためたおかげでもしヒエの発芽が少なくなれば、今はコナギ
さえ抑えられればいいのでは??と思ったりしています。
2回代掻きを行なった理由は私の場合、水をためている間にできるだけ雑草を芽吹かせたかった事があげられます。1回目は深く、2回目は極浅くを心がけて行ないまし
た。
もう一枚の田圃も菜種油粕抑草で行いますがまだ途中なので報告は後日行いま
す。温度と水の条件がそろえば油粕の分解は一気に始まるように感じました。
5/19 茨城のすずき産地から「トホホとエヘンと」
最近の農作業から、
「トホホ」と「エヘン」と話題を2つ。
燃料コックを閉じてたのを
キャブの詰まりと勘違いのトホホ。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/b6ddea8d803baebc875b1e65786a49e1
水の浸みた田んぼでも、
走行速度をあげれば畦塗りバッチリでした。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/3fad3bd79de289cfe767d17893208fc8
今年も、雑草対策としては、
アイガモは少羽数しか準備しておらず、
運を天にまかせてカルガモの飛来に期待です。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/5825005574222544730b6e4125e8553d
あ、それと後ほど報告しますが、
昨年失敗した「カルコン」、再度挑戦してみます。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/c4f751a58af7424b72db5ac023fc71b5
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
5/19 岐阜の大坪さんから「赤木さんへ、Reお尋ねします」
赤木さんへ
大坪です
大変お忙しいときに恐縮です。
>
(1) 5月1日の耕耘とは荒代掻きのことですか?
> (2) 5月14日にコナギ発見。その10日前には見えなかったのでしょうか?
>
(3) 深水でコナギを浮かそうという次の代掻きとは植え代なのでしょうか?
>
(4) 代掻きを一度で終らすことは出来ないのでしょうか?水持ちの関係でしょ
うか?
はい。荒掻きのことです。
棚田ですので、水もちが悪く耕地整理した田んぼ以外はあぜ塗りが必要です。
あら起し(秋にするときもあります)をして入水し、荒かきをしてあぜ塗りをしま
す。1〜2週間位たってから代かきです。
毎日田んぼを覗いていましたが5月14日以前はコナギは見当たりませんでした。。
1週間前ドロも一応すくって調べたのですが、田んぼの中までは入っていませんので
気がつきませんでした。
水尻や中央部分にもかなり発生しています。
深水でかき混ぜてコナギを浮かしてすくい取ったあとに、浅水にして最後の代かきを
するつもりなのですが・・・?
秋に耕していますが、カヤを広げた状態でした。(切らないで長いまま冬の間放
置)、あぜ塗りもしますので、荒掻きだけでは無理のような気がしす。
積雪の関係で冬に耕す事は出来ない状態です。
ちなみに5月26日に田植えの予定です。
5/18 岡山の赤木さんから「大坪さんへ、お尋ねします」
赤木@菜の花です。
先日の大坪さんのお便りに関しては、私が出るべきかなと考えました。
大坪さんの田んぼと私の田んぼの一番の違いは、代掻き時の温度だと思います。
それを踏まえた上でまずは整理するために教えて下さい。
以下は大坪さんのお便りです。
>今年初めて菜種粕除草に挑戦していますが、どういうことかコナギが生えてきまし
た。29日に80k散布して2日後入水して耕運しました。
1週間過ぎた頃からアオミドロ発生。5月14日(2週間後)コナギ確認しました。
今回は残念ながら良い結果ではありませんでした。代かき前ですので多少チョロチョ
ロと水は当てっぱなしでしたので、水温も低かったのですが、そのことと関係がある
のでしょうか。菜種粕を散布して耕し1週間位たってから入水したほうが良かったの
かとも思ってみたりしています。又菜種粕を振ってから2日後、耕す前に水を入れて
しまったのですが2日たっていたので浮いて流れ出る事もありませんでした。トラク
ターでの回転とか速度、深さなどに問題があるのでしょうか?よく分かりません。代
かき前に深水でかき、コナギを浮かして網で(タモ)ですくいとり もう一度代かき
をして田植えをする予定です。
質問です
(1) 5月1日の耕耘とは荒代掻きのことですか?
(2) 5月14日にコナギ発見。その10日前には見えなかったのでしょうか?
(3) 深水でコナギを浮かそうという次の代掻きとは植え代なのでしょうか?
(4) 代掻きを一度で終らすことは出来ないのでしょうか?水持ちの関係でしょう
か?
上のお便りで思うことだけを
〇 菜種粕を振って一週間おいてから入水したほうが・・・・の件は、全く関係ない
と思います。土の湿りや雨で水分に触れると醗酵を始めるでしょうから、ますます効
きが
悪くなるように思われます。
〇 トラクターの速度、爪の回転等は関係ないと思います。ただ、深く耕すと菜種粕
はその分土の中に薄く分散しますから効きは悪いかも知れません。
土曜日に播種、日曜日に苗代に並べます。めっちゃ忙しい時に公務が諸々重なっ
て、出かけることの多いこと。合間を縫って田んぼしている状態です。
幼稚園児たちがお母さんと一緒に菜の花遊びにやって来ました。賛同してくれた友
人が、材料持ちでやって来て綿菓子の食べ放題をしてくれました。おまけにカブトム
シのでっかい幼虫をいっぱい持って来てくれて子供たちは大喜びでした。
夢前町の衣笠さんも忙しくやっているんだろうな。
お〜〜いっ! ヤンマーの冊子で見たぞ〜〜!
元気そうで何よりだぁー 地域を巻き込んで頑張っている様子読んだぞ〜
元気でなぁ〜〜〜
自然を愛し環境を考える百姓 赤木歳通
5/15 岐阜の大坪さんから「菜種粕除草」
下呂市の大坪です
今年初めて菜種粕除草に挑戦していますが、どういうことかコナギが生えてきました。29日に80k散布して2日後入水して耕運しました。
1週間過ぎた頃からアオミドロ発生。5月14日(2週間後)コナギ確認しました。
今回は残念ながら良い結果ではありませんでした。
代かき前ですので多少チョロチョロと水は当てっぱなしでしたので、水温も低かったのですが、そのことと関係があるのでしょうか。
菜種粕を散布して耕し1週間位たってから入水したほうが良かったのかとも思ってみたりしています。
又菜種粕を振ってから2日後、耕す前に水を入れてしまったのですが2日たっていたので浮いて流れ出る事もありませんでした。
トラクターでの回転とか速度、深さなどに問題があるのでしょうか?
よく分かりません。代かき前に深水でかき、コナギを浮かして網で(タモ)ですくいとり もう一度代かきをして田植えをする予定です。
5/15 福井の富田さんから・農道の除草剤」
道路に散布される除草剤について
福井県池田町の冨田でございます。
池田町では、町内の道路に除草剤を散布しています。
道路に畑や田んぼが隣接していてもお構いなく除草剤がまかれます。
こちらの写真は私のたんぼの昇降路の写真ですが、道路側に除草剤がまかれています。
田んぼまでの距離はそれほどありません。
私は田んぼや畦に除草剤を一切使っておらず、たとえ道路といえども飛散の可能性のある
除草剤を散布される事は全く望みません。
近いうちに池田町役場の道路担当課に相談と質問に行こうと思っています。
ちなみに、この道路は町道となっています。
有機JAS法では、道路に散布される除草剤についての規定等はあるのでしょうか?
また、有機JASに申請していなくとも、田んぼに隣接する道路の除草剤は拒否できる
のでしょうか?
みなさまの所では除草剤は散布されているのでしょうか?
お教えいただきたく思います。
よろしくお願い致します。
福井県池田町 冨田善嗣
5/15 福井県池田町の冨田です「畦の除草剤についてです」。
ここ最近、畦に除草剤が散布されているのを見る機会が急増しています。
何が原因なのでしょうか?
集落営農等大規模化に伴い、省力化としての除草剤を使う傾向にあるのでしょうか?
以下、福井県内(主に池田町や越前市)での除草剤のまかれた様子を写真に納めてきました。
麦転作田の周辺にまかれた除草剤。
明らかに作物にまで飛散しています。除草剤により草丈が短くなっています。
もちろん周辺全てにキチンと除草剤がまかれています。
別の場所のこちらの転作田にも、長年にわたる除草剤使用が伺えます。
こちらも、当然ながら作物に除草剤が飛散しています。
本来なら出荷停止のはずですが・・・。
水田にもきっちり畦に除草剤がまかれます。
辺り一面、茶色い世界が広がっています。
こちらの水田の畦も長年にわたり除草剤を使ってきたのでしょう。
このような畦が、美しくキチンと管理されていて気持ちいい!というのが地域に愛される
真面目な農家の感覚なのでしょうか?
畦はおろか、畑一面にも除草剤をまく農家もいます
自家用の畑でしょうから、自分たちで食べるための農地です。
もちろん、道路にもあちこちで散布されています。
これは福井県だけでしょうか?
潤沢な道路予算を使って、除草剤を積極的に散布しているのでしょうか?
街路樹の根元も草一本無い世界です。
今の日本では、ホームセンターをはじめ、あまりにも簡単に、しかも安く除草剤を入手することができます。
これは大問題だと思います。
除草剤は毒物なのですから、本来簡単に購入できてはいけないはずです。
二酸化炭素排出問題よりもはるかに農薬等の毒物散布の方が大きな問題だと思います。
除草剤が毒物であるという認識があるなら、
除草剤等農薬の購入は免許を持った人しか扱えなくするか、環境汚染に見合うだけの高額な税
を課す必要を感じます。
今後、楽だからという安易な心と、周りの目を気にする異常な潔癖さで、農地や道路にどんどん
除草剤が散布されてゆけば、取り返しのつかない状況が待っていると思います。
食べものには大量の添加物を入れ、生活環境には除草剤、殺虫剤が溢れ、身の回りには常に
殺菌剤がある今、我々の健康と生命を脅かす逃げ場の無い恐ろしい時代になってきたと感じずには
いられません。
めんどうだから、便利だから、キレイになるから、こういった安易な発想が我々をどんどん苦しめてゆき
ます。なんとかしなければ・・・と切実に思います。
なぜ、最近除草剤使用が増えてきたのでしょうか?
池田町 冨田善嗣
5/15 岡山の赤木さんから「その通り」
毎度の赤木@菜の花です。
>一年のスケジュールのひとつとして予算を消化するのが主な目的と言ったら言い過
ぎかな まぁそんなようなもんです。
きっとそうだと思います。今までにもそんなのいっぱい経験してきました。
本当に話が聞きたくてやって来たのと、営農推進協議会とかなんとかいう名前で、年
度末に帳面消しにやって来たのとでは、話してすぐわかります。
こいつら聞く気があるんかいな?途中だけどもう止めようか・・・・なんて思うこと
もありますほんと。
私の田植は15日に4反。20日から本格的に始まります。よって6月7日ならまっ、い
いかなって思ったわけです。草刈でも何でも仕事はあります。ちょっと辛い。。。。
これも世のため人のため。
大平さんへ
みのる製品の販売店が主催するのだと思うのですが、7月12日に三重県での予定が
入っています。現段階では会場も時間も何もわかりません。上野のあたりかなと思っ
ています。取り急ぎお知らせまでね。
兵庫県丹波市の農家からお手紙頂戴しました。菜の花が成長しなくて四苦八苦して
いるらしいが、高い志が手紙から伝わってきます。こちらにも長文になるけどご返事
を出さなくては。この類いに時間取られます。
熊本の方から朝日の種子を送ってくれと頼まれたから、JAで購入して送りました。
後日電話があって「種子消毒はした方がいいかね?」と尋ねてきた。
答える気力がなくなります。しようがすまいがあんたの勝手だけど、そんな基礎的な
ことを人に尋ねるかいのう・・・・私の地域では、油断するとバカ苗病が多発しま
す。
例えが悪いけど、「歯が痛むけど、歯医者に行ったほうがいいもんだろうか?」と他
人に訊いているようなもの。自分で決めろっつうの。
パソコン立ち上げたのが11時。
時間があればもっともっと書くんだが、夜も遅いので良い子は風呂入って寝ます。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
5/14 兵庫の本岡さんから「赤木さんへ」
岡山の赤木さんへ
稲美町 本岡です。
田植えシーズンと言えばあなた、盆暮れ正月に稲刈りが重なったくらいせわしない時に
たんぼの講演依頼ですか?
農政に関わっている職員が農業のことを何も分かっていないのがみえみえじゃないか!
私の地域の農政に関わっている職員が、お隣の県の農家にまでご迷惑をおかけして申し訳ありません。
彼ら農政に関わっている人たちは、普段から何一つ生産することもなく給料だけいただいて
そのくせ「わしら こんなに働いているのに 農家はちょっとも言うことをきかん」
と陰で愚痴っています。
講演を依頼するなら農作業のひまなときに
なんて人並みな気遣いのできない人たちですから 赤木さんも心してかかってください。
ふつうに田んぼの話をしても彼らには人ごとなんだから‥‥
一年のスケジュールのひとつとして予算を消化するのが主な目的と言ったら言い過ぎかな
まぁそんなようなもんです。
私なら この時期田んぼまできてもらって「ちょっとは役に立てよ」と説教してから
アゼシートを入れてもらいます。(圃場整備で作った畦はどこもかしこもじゃじゃ漏れ)
ここから3Kmも行けば神戸市ですから 来るも帰るもそんなにかからない
ええ もちろん作業が全部終わるまで帰したりしませんよ
稲美町 もとおか
5/14 三重の大平さんから「菜の花について」
赤木さんへ
アドバイスありがとうございました。
トラクターに速度計がついてないですけど、参考にしながら
やってみます。
種については、野暮な聞きかたになったと反省してます。
莢がぶりぶりなんですよね。
まだ黄色くなってませんが、写真のとおりです。
田植えが近くなってきましたので、刈り取って干しておこうと思ってます。
それから赤木さんの神戸の講演会とおくていけないのが、残念です。
また知らせてください。
三重の大平でした。
5/14 福井の中出さんから「今年の苗作り」
田植えが終わりました。
私はマット苗です。ここ何年も育描には失敗続きでしたが、今年はうまくいったと思っています。
無加温(?)・自然発芽でプール育苗は変わりないのですが、マット苗の場合「根張り」を重要ポイントと考え、苗箱の下に敷く床紙を「クラパピー」にして、播種量も以前に戻しました。
紙の床紙を使用していた頃は、苗箱(ダイヤモンドカット)の穴から根がはみ出てスクレーパーを入れると根を切るし、苗箱を洗う時も残った根や床土が着いて結構大変だった。
「クラパピー」を使用してからそんな事は無くなりました。
ただ、「根張り(=根絡み)」が良すぎると田植え機の爪による掻き取り時、根を切ることによる植え痛みが出ます。
それを少しでも少なくしようと、田植え機に乗せた苗からは水が滴っています。
「根張り」が強いと重い苗になる上に水気がたっぷりですから、苗を渡す女房の小言を我慢する忍耐が要りました。
同一ハウスを仕切ることなく早生(ハナエチゼン)の育苗と、中生(コシヒカリ)の発芽を行いました。
それぞれを2週間ほど空け早生はプール育苗、中生は太陽シートを掛けて発芽を促しました。
ハウスの裾は閉じたままですので最高気温は常に30度を超えますし、最高は38度という日も有りました。
それでも早生が徒長する事も無く、撚れる事も無かったのはプール育苗のおかげと思っています。
毎朝、水を入れる時の水温は10度ぐらいでしたが日中の水温は計っていません。
課題もあります。
苗の成長が揃わない点です。が、「苗踏み」で何とか解決できそうな感触を得ました。
今年は2回苗踏みを行いましたが、もう何回か行ってみたいと思います。
あと、ネズミ対策。昨年はこれとスズメにやられました。
スズメは対策出来たのですが、ネズミは今のところ無策です。
*** nakade ***
5/13 岡山の赤木さんから「いろいろ」
毎度の赤木@菜の花です。
ソラマメの話し
ソラマメの樹の先端にアブラムシが黒だかり。
500ml入る噴霧器に「粘着君」を濃い目に溶かしてかけてやりました。ついでに不良
莢を摘果してやりました。もう1週間もすれば初収穫を迎える今、いまだに小さい莢
がたくさんあります。受粉ができなかったのか、樹が育てることを放棄したのか知ら
んが、生育不良の莢がたくさんあります。ムダな栄養が流れるだけだから、全部ちぎ
り捨てました。残った大きな莢をさらに充実させるためです。ただし手間がかかります。
ビンビンに上を向いているのもあれば、熟年よろしく水平か下方を向きかけたのもあります。。。。。。!
タマネギの話し。
初めての田んぼに植えているのですが、苗を育てた畑でベト病菌が付着したらし
く、今になってバタバタと枯れが広がっています。
そこでお出ましが塩水。海に行くのもおっくうだから、海水を2倍に薄めた塩分濃度
の塩水を作って、ジョーロで頭の上からジャンジャンかけています。乾いた葉は塩の
白い筋がついているほど。葉の病班に着いていた煤みたいなものはきれいに落ちてし
まいます。
1日おきにもう数回はかけたでしょうか。私の勝手な判断によれば、広がりが止まる
か、あるいはわずかづつの広がりになっているようです。どうせなら4月中旬あたり
で効かせておけばよかった。
ついでに10リットルのジョーロに籾酢液200ml、ホワイトリカー200mlもぶち込んでおきます。
どちらも50倍液。予防ではなく治療処置だから濃くしています。
塩の話し
ミネラル入りの塩が植物にはいいらしい。実に甘みが出たり、連作が可能になった
りするらしい・・・稲にもいいらしい。
そこで、今年は夏野菜にも田んぼの稲にも使ってみることに決定。
近所のお店に行って、「おばさん塩くで〜」
「ニガリがしっかりあるやつを頼む
で」 「500kgほどな」
「じゃぁこの伯方の塩を」 「ちゃう、500kgや。25kgの袋
が20や」 「80歳になるがそなにぎょうさん売ったことがない。なにするん?」
「田んぼや畑でいたずらするんじゃ」
1反に1袋入れたら2町で終わりだ。まだまだ足りんぞ。
ということで、この夏は面白くなりそうだ。
塩の次は醤油だ。秋にはこれを薄めて頭からぶっ掛ける予定。
何が効くのかだって?成分をよ〜〜っく考えてみよう。
余計な話し
来月のことなんだが小生に神戸市から講演依頼が来たもんだ。おこがましくも受け
てしまった。田植が近づいて猫の手も借りたいほど忙しい頃なのに。
神戸近在の仲間は田植の真っ最中かもしれないけど、とりあえずお知らせしておき
ます。時間もあるしあいつの話を聞いてやろうか、と思ったら来てみてください。
6月7日(土) 14:35〜16:15 が私の持ち時間です。
会場 神戸市中央区 のじぎく会館
神戸市役所で農政に関わっている職員が対象らしい。
よって詳しい具体的な農作業
の話よりも、私はこんな元気な百姓やっています、みたいな感じの話になるでしょう
タイトル 「花で元気な農家に」
サブタイトル 環境に配慮すれば安全はついてくる
飛び入りの聴講は歓迎だそうです。折角のチャンスなのにどうして声かけてくれな
かったの?となってもさみしいからちょっとだけお知らせしておきました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
5/10 やまちゃんから「あなたの失敗は私の肥やしです、、、」
ポット苗の下から雑草が突き出てくるのは、スギナくらいなものだろうと思っていたら、サナエタデも出てくるのか!!
うちの苗代だけじゃないのかと、小生も安堵しました(笑い)
腹を据えて、田植機にセットする前にスギナが出ている苗を抜いて、差し替えることにします。
さて、関谷さん、
関谷さんはぼくらのHPの中で、「あなたの失敗は私の肥やしです」というキャッチフレーズをことのほか気に入ってくれていて、
長野での研修会のタイトルに使ってくれたりしました。
そんなもので、関谷さんが「酵素での種籾処理の失敗談」を送ってくれた時、
「肥やし」で送ってくれたのだろうと思ったことです。
ただ、佐藤さんのようなツッコミも僕は嫌いじゃないので、笑いながら見ていました。
だけど、あらためて思いました。
この件で一番肥やしを得たのは関谷さんでしたね。
皆さん、HPの世話人たる小生によく感謝のことばをかけてくださるのですが、
世話人をすることによって、一番肥やしを得ているのはきっと「やまちゃん」です。
なぜなら、一番ていねいに読んでいるから、、、たぶん。
次はROMをやめて書いたひとでしょうね。
書くことによって、自分の問題点が整理できるから。
そしてそれへの反応を、誰よりもていねいに読むでしょうから。
だけどだけど、丸石さんや赤木さん、
トラクターの転倒事故には気をつけてくださいよ。
僕のトラクターは二点リンクだから、ロータリーの抑えが弱くて、
固い圃場を耕していると突然走り出してしまうことがあります。
5/10 長野の関谷さんから「酵素種籾処理失敗その後。」
先日酵素で失敗した関谷です。
唐沢さんのローラー作戦に納得して、さっそく何回か子供たちに棒などで稲を折るよ
うになでるよう指示を出しました。
長いものは強く折れ、短いものはあまり折れないためか、何度かやっているうちにか
なり苗は揃いました。
結果として私の中では今までで一番苗ができたような気がします。
唐沢さんの適切なアドバイスで、おかげさまで安心して田植えを迎えることができま
した。ありがとうございました。
本日より田植えになります。(と思ったら、今日から雨だけど。。。
今回私の使用したのはジャパンバイオファーム社製のスーパー酵素です。
結果として馬鹿苗のほうですが、わずかに出ました。一箱に2〜3本あるかないか程
度です。
ただ、気にならない程度ですが土壌病原菌であるピシウム菌による立ち枯れもごく1
部に点々と出ました。
友達と共同購入したので、今回の費用は500円程度でしょうか?
実際にはもっとたくさん種籾を漬けられるので、実際のコストは1反数十円分くらい
になると思います。
「7俵くらいでいいのなら、馬鹿苗がでても気にしない、気にしない」というのもな
るほどと思いますが、
他にも畑仕事が忙しい時期に暑い中に草取りしたり、毎日水管理をしっかりしたりし
て1俵増収しても
冷静にその苦労を考えると「なんだかな〜」とか不謹慎にも思っちゃうのですが、
春先のまだ寒い時期、長野では畑仕事もあまりできないわりかし暇な時期に、
コスト数十円で仮にたった数キロでもお米が増収できれば「ボロ儲け〜〜ww」なん
て考えてしまうのです。
ということで、来年もこの方向で種籾処理して行こうと思います。
あさひや農場 関谷航太 千晴
農場ホームページ
http://asahiyanoujou.jp
農場ブログ
http://blogs.dion.ne.jp/omaegayaraneba/
5/10 岡山の赤木さんから「モア―の必要性」
三重県の大平さんへ
赤木@菜の花です。
去年のことですが、4町歩の緑肥の鋤込みはモア―を使わないで終らせました。
使えばその分時間や手間が要るので、横着をしたわけです。
爪の回転速度は最低の1、走行速度を時速5kmになるギアにしてみてください。まず絡
みません。そのギアにさえなっておけば、エンジン回転を落として耕しても絡みませ
ん。
来年用の種子取りは、莢がプリプリに太ってほんのりでも黄色く見えるようになれ
ば、発芽能力は十分ありますから株元から刈り取って持ち出せば田んぼの準備が進み
ます。
地面でからからになるまで干そうと欲張ったら知らぬ間に落ちてしまいます。シー
トの上で乾燥すればわけないことです。
花が咲いてから何日目で・・・・なんてむつかしいことは抜きでいきましょう。
やまちゃんへ
我が家の臨時の苗代では、サナエタデがポットの下から穴を通ってめっちゃ生えて
きます。多いのは1枚の苗箱に50本以上かな。最初は信じられなかったです。1本づつ
手で抜き取っています。ここにはおよそ300枚あります。
スギナは畑の草だから、苗代が終ったら代掻きしてしばらく水を溜めればお陀仏し
てくれれば理想だけど、代掻きより下の層で地下茎は生きているから無理かな。でも
これを繰り返せばそのうち減ってくると思うけどなあ。
水を入れないで夏に畑として使ったらどんどん増える一方だろうね。
草こそ違え、同じような悩みを持っている人がいて安堵しました。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
5/9 やまちゃんから「苗代田のスギナ」
去年から苗代につかう田んぼを変えています。
数年休耕していた田圃でした。
メインの田んぼに近く、田んぼの形も苗代に使いやすく便利なのですが、
困ったことにスギナがにょきにょき出てきます。
去年もポットの下からスギナが出てきて、スギナと一緒に植えた植えた苗が何本かありました。
秋作にジャガイモを作ったり、常時土を動かしていたので今年は減ってくれるかと期待していたのですが、
逆に増えてきているような気配です。
苗箱を並べる前から、スギナがにょきにょき出てきています。
ざる田のような水はけのよい田んぼですが、水を当てやすい田んぼです。
湛水しておけば、スギナは絶えてくれるでしょうか?
今のところ、湛水するほか手だてが思い浮かびません。
どなたかアドバイスいただけるとありがたいです。
5/9 三重の大平さんから「菜の花すきこみと種採取について」
広島の丸石さんの写真付きのすき込み方法は、大変よく分かり
ました。
わたしもロータリー@主速B副変速をL(低速)で行ったとこ
ろ
巻きついて何度も手ではずしました。
半分くらいであきらめて1週間おいたところ腐食がすすんだの
か
同じ方法で繰り返してようやく、すきこめた次第です。
爪の深さは、ごく浅くしないと巻き付いて進めませんでした。
やはりハンマーモアなどの切断機が必要だと感じてました。
菜の花の種を採取しようとそのままにしている田んぼがありま
すが、花が終わってどれくらいで採取できるかと考えています
。
昨年11月中旬に種を蒔き、4月初旬から花が咲き、花が散っ
たのが5月6日くらいでした。5月末にも田植えを考えていま
すので、それまでになんとかならないものかと考えています。
三重の大平
5/8 茨城のすずき産地から「レンゲンソウ」
き方が悪かったのですが、畝間とは排水用の溝のことで直線の走行のときそこで跳ねよ
うにな感じになります。とても高速のままでは怖くてターンははできないので、低速に落と
しています。それにしても目からうろこで、全くロータリーにまきつかないのはすごい、この
技は別のところでも使えるなと思いました。
ところで、前回すき込んでから10日目に二回目のすき込みをしましたが、雨が降らな
いので一回目にすき込んだのがそのまま乾いたような感じがしました。5月20日頃の田
植えまでの後2週間でほどほどに腐ればよいのですが。また、逆に6月中旬の田植え予
定の田んぼでは腐りすぎるのかと心配もしています。
廿日市市栗栖
丸石博文
5/7 やまちゃんから「種まきに関してなんやかんやと、、」
ポットの苗箱、先月粗大ゴミに出したばかりです。
もったいないことをしました。
塩水選を硫安でやっていて、一昨年までもみ殻堆肥の上にぶちまけていましたが、
「そうや」と思い直し、去年はタンクに入れて取っておきました。
今年はそれをそのまま使ったので、楽ちんでした。
使う前に比重を計ってみたら、1,14くらい。
もうちょっと、せめて1,15くらいの比重にしたいと、前の晩に塩の固まりを放り込んでおいたら、
ほとんど溶けていました。
いつもその日になって、バタバタと溶かすのに苦労していたのですが、
前もって、余裕を持って準備するに限りますね。
大井さんは、1,17か。
1,15で比重選やったら、20キロの種籾から7キロくらいしか取れなかったので、
1,14くらいに薄めて、浮いた籾をもう一度比重選したら、5〜6キロ取れました。
足りなかった時の予備の種籾として、一緒に浸種しています。
1,14と1,15では、ほんのちょっとの差ですが、ずいぶん違うものです。
うちで1,17の比重選をやったら、ほとんど全部浮いてしまいそうな気がします。
比重選をやった籾を見たら、皮が剥けた籾がだいぶあります。
1,20くらいの濃い液を用意しておいて、それに漬けたら選別できますね。
これは来年の宿題です。
さて、今年は温湯浸法をさぼりました。
なにやかやと忙しかったので、
栃木の上野長一さんが、
「山下さん、9俵も10俵も取るつもりはないのでしょう?
7俵くらいでいいのなら、馬鹿苗がでても気にしない、気にしない」
と言っていたのを思い出して、さぼる口実にしました。
もう一つ、彼から取り入れたこと、
以前は1ポットあたり1〜3粒をねらって播種していましたが、
去年から3〜5粒播種しています。
イネミズゾウムシにかじられることを見越しての多めの播種です。
坪50株植で一株20本の分けつが確保できていません。
特に早生のコシヒカリは、田植えから出穂まで60日ほどしかありません。
一株あたりの植え込み本数を多くして、穂数を確保したいという気持ちもあってのことです。
5/7 長野の大井さんから「菜の花・酵素」
長野の大井です。
丸石さんと同様本日5月6日、菜の花すきこみました。
同じように1段足を速めて行ったところやはり全くと言っていいほど巻きつきませんでした。
以前に畑の緑肥で巻きつき、大変な思いをしたことがあるので私もびっくりです。
それにしても今年は田んぼの緑肥が巻つきを心配するほど茂って良かった。
2〜3割ムラが出来てしまったがもう少し播種を早めれば解消しそうです。(今回は10月21日)
近くの熱気球を見に来た人が菜の花を一緒に写真に収めていきました。
田植えは5月24,25日の予定です。
種もみ消毒に私も現代農業で紹介された酵素を使用しています。
初めて苗作りを自分で始めるとき以来の使用なので、他の方法と比べ発芽揃いが良いの悪いのか良くわかりません。
1.17の比重選で15℃ぐらいの水温のまま加温せず約7日浸種しています。
稲葉光國先生の著書では10日位とありましたが10日経過する前に発芽してきてしまったので
今年は短くしました。その時は別に気にとめなかったのですが、関屋さんと唐沢さんの経験談を知って、これもそのせいなのかなと感じました。
来期は塩水選だけで事足りるのか数箱で試してみたいと思います。
5/7 岡山の赤木さんから「ロデオは危ない」
赤木@菜の花です。
広島の丸石さん、ロデオは危のぅおまっせ。
畝間ではねる・・・・という意味がよくわからないのですが、もしかして方向転換す
る枕地でのことでしょうか?
枕地でターンする時ロデオみたいだ。と勝手に解釈して、以下述べます。
爪の回転を1にして、走行ギアは最高回転の時に5kmがおよその目安です。このギア
にさえなっていれば、エンジンをふかさなくても大丈夫です。つまり、爪の回転と走
行ギアの関係を言っているわけですから。
エンジン回転はハンドル下のレバーで1600rpm程度に固定しておき、耕耘中はアク
セルを踏んで最高出力を出します。枕地でロータリーを上げると同時にアクセルから
足を離せば、固定した回転数の1600rpmでゆっくりと安全に回転できます。トラク
ターの位置を決めてロータリを下すと同時にアクセルを目いっぱい踏み込んでくださ
い。こうすれば安全に回転できます。わかりにくかったら訊いて下さい。
時速5kmではハンドル操作が遅れて振り回されるはずです。いつの日にか急旋回の
ために横倒しになるかもしれませんよ。
すき込みのときに爪で小さく切ろうなんて思っちゃいけない。とたんに絡み付いて
泣く羽目になる。
万一絡んだら、トラクターを田んぼの外に向けた状態で停止し、ロータリを上昇さ
せて爪を最高回転で思いっきり回してやれば、ほとんどの絡みは飛んでしまいます。
ただし、運転手の頭の上にも降って来ます。ロータリの直下はほどけた茎が山になっ
ているから、手で回りに振り撒いてやること。手っ取り早く取り除く方法でした。
私の菜の花は平均して膝ぐらいです。天気がいいのでゆくっりと伸びてきているよ
うです。春の大雨のダメージはため息が出るほど大きい。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
5/6 広島の丸石さんから「菜の花すきこみ」
4月27日にカラシナすき込みました。1平方メートル当たりの量は、それなりのところで
1kgから2kgで平均すると1.5kgくらいです。
ロータリーは一番低速の@で、速度を始めは副変速機を低速として、主変速機をB
としてやるとロータリーに糸巻きのごとく巻きついてしましました。次に副変速機を高速に
して主変速機をだんだんに早くしていくとA段で赤木さんの言われるとおりロータリーに
は全く巻きつかなくなりました。
20馬力のトラクターではパワー不足と思いこの写真では両端のつめは取ってあります
が、今はつけたままでやっています。かなりのスピードになるので、畝間でトラクターごと
跳ねているように見えます。遠くから見ていた人が「ロデオでもしとるんか」と言うしまつ
です。
すき込む前は果たしてどうなるものやらと不安でしたが、やってみるとロータリーに巻
き付くことも無く走行スピードが速いこともあり、以外にもあっさり(カラシナの出来が悪
いのもありますが)と終わってしまいました。 「赤木さんの発想はすごい」と感激しまし
たので、皆さんはご存知とは思いながらも写真までつけてメールしてしまいました。
3月に蒔いたカラシナは、トウが立ちはじめました。
ポットのプールに穴が開いた(草がやぶったか?)ようで、今から直そうと思うのですが
ネットで全てのポットがつながっているのでとうやろうかと気が重いです。その後、6月
の田植え用の籾蒔きです。
広島県廿日市市栗栖
丸石博文
5/5 姫路市水族館の市川さんから「田んぼの行事?」
5月2日に岡山県吉永町の山の中の田んぼ3枚に、写真のようなものが立てられ
ていました。稲作に関する行事でしょうか?
ご存じでしたらお教えください。
市川
憲平
5/4 宮城の齋藤さんから「不良ポット苗箱の再生利用」