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9/30 福井の富田さんから「Reカドミウム汚染米の処理について」
池田町の冨田です。
追記です。
新聞記事の転載です。
毎日新聞 2008年9月9日 地方版
〜事故米食用転売:「すべて工業用に加工、販売」沼田製粉、農水省の点検で /富山〜
「三笠フーズ」(大阪市)の事故米転売問題で、農林水産省は、国から事故米を購入した沼田製粉(小矢部市津沢)など全国16社の緊急点検を始めた。同社の砂田幸信副社長は「事故米はすべて工業用に加工、販売した。三笠フーズとの取引もなく、同一視されるのは迷惑だ」と語った。
同社は天保元(1830)年創業。製粉・製めん、飼料製造のほか、工業用接着剤の製造も行っている。約35年前から、国が発注するカドミウム汚染米の加工を請け負ったことがきっかけで、でんぷんを接着・コーティング用の「粘結材」に加工する技術を開発。特許も取得している。
同社によると、販売用接着剤の原料は、従来、ライ麦を使用していた。穀物価格の高騰を受け、農水省が入札を行っていた事故米に着目。昨年1月に初めて入札に参加し、同年夏ごろまでに3回計約500トンを落札した。特許技術を用いて加工し、県外の金属メーカーにすべて販売した。
カドミウム汚染米加工の際は、北陸農政局職員が立ち会い、帳簿もチェックする。事故米加工の際、タンクはカドミウム汚染米とは別だが、加工機械は同一のため、あらかじめ同農政局に相談。カドミウム汚染米と合わせて、事故米の帳簿の点検も受けたという。事故米の入札価格が高騰し、今春以降は入札に参加していない。
砂田副社長は「粘結材も、間接的にでも人が口にする製品に使われないか厳しくチェックして取引している。農水省もすぐ理解してくれるだろう」と話していた。【江田将宏】
以上です。
ただし、この沼田製粉は加工食品等も扱っていますから簡単に信じる訳にもいかないと思います。
加えて、カドミウム汚染米の委託処理工場がイタイイタイ病の富山県だということにどのような意味があるのかも知りたいところです。
9/30 福井の富田さんから「Reカドミウム汚染米の処理について(追記)」
池田町の冨田です。
追記です。 国の会計検査の報告書の転記です。
昭和50年度
第2章 国の会計
第5節 所管別の事項
第5 農林省
特に掲記を要すると認めた事項
(2) カドミウムによる環境汚染に係る米の処理について
食糧庁では、昭和50年度に、カドミウムによる環境汚染の要観察地域として厚生省が指定した地域で生産された米及びその他の地域で生産されたカドミウム濃度0.4ppm以上1.0ppm未満の米19,175t49億6989万余円を買い入れ、これを主食用に配給することを保留しており、前年度までに買い入れた分を含めると、配給保留米の在庫総量は82,793t買入れ価額156億7716万余円に上っていて、51年3月までにその保管に要した経費は10億2722万余円、金利相当分は24億6349万余円となっている。
しかして、同庁では、年々累増する配給保留米の在庫対策として、51年3月までに合板接着剤等の原材料に5,586t(買入れ価額7億7953万余円、売渡価額1億0822万余円、売買損失額6億7130万余円)を売り渡し、51年度以降においては、毎年2万t程度を売り渡す計画を立てて、滞貸に伴う財政負担の軽減を図ることとしているが、毎年の発生量及び売渡し実績等からみて在庫の解消を図るまでには至らない状況である。しかも、その売渡価格は1t当たり19,400円程度であって、買入れ価格1t当たり129,540円から259,186円平均186,208円に比べて著しい開差があり、処分に伴う損失により多額の財政負担を生ずる結果となっている。
このように配給保留米を多量に保有することとなったのは、カドミウム濃度1.0ppm未満の米については食品衛生法(昭和22年法律第233号)に基づく告示(昭和45年厚生省告示第364号)による食品としての米の成分規格に適合するので買入れを行うこととしているが、一方、前記の要観察地域の米及び0.4ppm以上の米については配給を保留する取扱いをしていることによるものである。すなわち、43年5月、厚生省が神通川流域のイタイイタイ病にカドミウムが関連性があるという見解を発表したことから、同地域の米の売渡しを中止せよとの要請が高まり、また、44年9月、同省で「カドミウムによる環境汚染暫定対策要領」により、玄米で0.4ppmを超えている地域について環境汚染の精密調査を進めることとしたことから、0.4ppm以上の米についても配給を忌避する感情が消費者間に強く派生したため、このような消費者感情等を考慮して、要観察地域の米及び0.4ppm以上の米については配給を行わないこととしたことによるものである。その後、食糧庁では消費者の理解を求める努力をするとともに希望者に対する配給等の具体的措置につku桙「討盡‘い鮃圓辰燭・・什澆砲、い討發覆セ暖饉圓稜杁襪魎・鬚垢覺蕎陲鬚未阿さ遒襪忙蠅蕕最杁襪鯤殞韻擦兇襪鯑世覆ぞ・靴砲△襦・・w)w) しかして、要観察地域等に対する農業施策についてみると、農林省では、1.0ppm以上の米が生産される地域又はそのおそれが著しいと認められる地域については農用地の土壌の汚染防止等に関する法律(昭和45年法律第139号)に基づいて、47年度から公害防除特別土地改良事業等で土壌改良を実施することとしているが、配給保留米として扱われる米が生産される地域については、水田総合利用対策により米から他作物への転作指導が進められているにすぎないため、自然条件、生産物の販売面等の制約があって適当な転作物の選定が困難な場合が多いことから配給保留米の生産を抑制するには限界がある状況であり、これらの地域では引き続き配給保留米となる米が生産されることが見込まれる。
以上のような状況の下では、配給保留米に係る財政負担は今後とも継続され、その額は累増の一途をたどることとなる。
9/30 福井の富田さんから「Reカドミウム汚染米の処理について」
池田町の冨田です。
以下は自分で調べた情報では無く、ある所からお聞きした話ですので
改めてきちんと調べなければいけないのですが、以下に書きます。
16年度からカドミウム米は全国米麦改良協会が全量買い上げて保管しており、
カドミウム汚染米が糊の材料となる工程は、
@糊の加工業者が、米麦改良協会に対して、毎月初旬に翌月分のカドミウム汚染米を注文する。
A米麦改良協会は、糊加工業者からの注文に応じた量の米を、委託工場である富山県の沼田製粉
に送る。
B沼田製粉は、米を粉砕、アルファ化し、ベンガラで着色した上で、協会から指示のあった会社に
直接配送する
という流れで工業用糊となるそうです。
具体的な用途は、合板をつくるときに使う糊、人工骨材を固めるときに使う糊の2種類。
毎月、合板用は200トン前後、人工骨材用は90トン前後が販売される。
年間では2000トンを超える量が、糊となっている。
売り先である、糊を扱っているメーカーは、ヤマトや住友3Mといった大手ではなく、中小企業とのこと。
企業名は不明。
農水省は15年度までに購入し、在庫になっているカドミウム米を今でも抱えていて、農水省も全く同じ
流通ルートで、カドミウム汚染米を販売。
沼田製粉が規定通りカドミウム汚染米を処理しているか、については協会には調査義務がないため、
年1回工場を訪れて調査しているだけとのこと。
ただ、沼田製粉はカドミウム汚染米の受託加工以外に、事故米の購入もしていたため、今回、農水省
の調査対象となった17社のうちの1社になり、事故米、カドミウム米ともに、帳簿類をすべて農水省に
提出しているとのこと。
加工された汚染米は誰にも確認されることなく糊加工業者に直接配送されることから、沼田製粉と
糊加工業者が結託すればどのような事でも可能になります。ただ、新聞報道によると農政局の職員が
汚染米を粉砕する際に立ち会うとありましたら、きちんと見ている可能性もありますが、その事については
調べてみる必要があります。
また、カドミウム濃度が1ppm以上のお米については、都道府県が処理しているのですが、都道府県が
きちんと処理しているかどうかについてはどのような法律や規定に基づいて処分しているか、きちんと
検査をしているか等の調査が必要です。
とりあえず、以上です。
9/29 岡山の林さんから「村山さんへ、ニンジンは作らなくなりました」
皆さん、村山さん、今晩は、
汚染米が学校給食に使われていたことには憤慨する。子供達の安全をどう考えている
のだろう?コンビニ弁当やおにぎりにも使われていたようです。そもそも、ミニマム
アクセス米はこのような用途には出さない。そして米価を安定させるという事ではな
かったのか?こんなことばかりやっていると、百姓はもう減反には協力しなくなる。
そもそもミニマムアクセス米は輸出産業が支障なく活動するために、農業という産業
が犠牲になっている構造を具体的に現していると言えます。日本の自給率は40%で
すが、他の国はまともな国であれば、どのような緊急事態となっても自国民を飢えさ
せるようなことはしません。ブッシュ大統領が農業関係者の内輪での話をする時は、
「食料を自給できないような国家はその体をなさず、国として考えられない。」と
語っているようです。
日本の消費者が食料の購入のために支払っているお金のうち、百姓が受け取る分は一
桁小さいのです。今回の汚染米の事件では、関与した会社の子会社やグループ会社に
伝票や書類を回して売ったことにして、利益をグループ内に温存するようなシステム
を作り上げていたようです。この利益は結局消費者が負担しているのですから、消費
者はもっと怒って良いのではないですか?
生産者から消費者までの流通ルートが複雑で長いと言われますが、消費者に渡るまで
の流通ルートに何人もの人がぶら下がっているので、ぶら下がっている人が多ければ
多いだけ消費者は余計に高く買わされているのです。流通ルートといっても運送業の
ことではありません。物は動かさないわけですから。
汚染米ロンダリングによって輸入農産物が国産に化け、消費者は、健康と安全だけで
なく、財布の中のお金まで脅かされているようです。
村山さんへ、
カラスがトンビと空中戦をやるときはすごいものです。また、トンビは普通は集団生
活をせず、個体で生活しているのに対し、カラスはトンビとの空中戦が始まると、他
のカラスが仲間に加勢するので、たちまちトンビの方が不利になります。ハヤブサの
ように羽の先端が尖っているような猛禽類は小回りが効いて空中戦に有利です。
最近の飛行機の主翼の先端に垂直の翼を付けているのは、こうすることによって先端
で発生する空気の渦を小さくしてエネルギーロスを減らしているのですが、これはト
ンビのような鳥の翼の観察から生まれた技術者の知恵です。トンビの飛行を観察する
と翼の先端の羽が上に上がっているのが見えます。皆さんも観察して下さい。
私はニンジンをもう作らなくなりました。ですからニンジンだけを取りに来ていただ
いてもありません。しかし、西条柿がそろそろ甘く、熟れる時期になりました。今年
は甘くなる時期が早くなっているようです。10月初旬から取れるようです。柿でし
たらいつでも幾らでも取りに来て下さい。
私のやり方では有機ニンジンは採算があわなくなったことと、倉庫がまだ取りかかっ
ていないのでそちらを優先しなければならなくなったので、作るのをやめました。
私は慣行ニンジンに負けてしまったということになります。有機ニンジンを作りつづ
けて欲しいという方々の希望があるので、倉庫が完成したらまた考えます。仕切り直
しですね。
赤木さんや那須さんのメールにもありましたように、農薬や化学肥料を使わずに作物
を作ることがどれだけ大変か、という事が理解されにくい上に、そのようにして作ら
れた農産物に対する評価(正当な対価と言い換えても良いのだが、)もそれ程高いと
は言えません。有機が減農薬の延長線上にあると考えられているようです。
那須さんの苛立ちはこのようなところにもあるのかもしれません。私も慣行農家か
ら、「わしらより高く売りやがって・・・。」と言われる事があります。そういう時
は、「それ程利益が上がると思うのなら、あなたも是非無農薬で作るべきですよ。」
と助言するのですが、実行する人はいません。
林 正弘
岡山市
9/29 福岡の平井さんから「稲刈り、無事に終了しました。」
今年の稲作も9/28の稲刈りが無事に終わり、後は乾燥と籾摺り
を残すだけとなりました。日課でした田んぼの見回りも終わり
です。
今年は「稲は水で作る」を改めて教えられました。
水はほんとに不思議です。毎日田んぼに行く意味がわかりまし
た。
来年からの楽しみが出来ました。
昨年から、色彩選別機が安い値段で使用できるようになったの
で、玄米食用で販売してる私には、とても有り難いです。
ちなみに、私は750円/sで販売しています。
除草剤無し、無農薬、無肥料、苗代の苗を手植え、溝切り機の
2回使用と、私なりに拘っていますので、そう決めてます。
沢山売れるわけではありませんが、10年間変えていません。
元氣村 村長
9/29 千葉の野口さんから「Re言うべきことは言おう」
千葉の野口です。
今年は雨が続き、天日干しの米を作る私にとっては大変な年でした。
コシヒカリが残り2反弱というところまで来ましたが、ここにきてまた少々遅れ気味。胴割
れが出ないか少々不安です。
今日明日と雨模様で、1日から3日まで農文協栂池にて加工のお勉強という、さてどうした
ものだろうかという状態です。9月で終わらなかったのは記憶にないような…。いくら初期
生育抑制&登熟期を遅らす追肥の組み合わせでも例年で彼岸23日まで。今年のように1週間
から10日遅れていても伸びるのには無理がありそうな予感。多少の品質低下はあきらめるし
かないのか…。まあ、畳状態であきらめた市内某所の田んぼよりはましか。
さて、お米の値段についてですが、現代農業からコメの原価について原稿を頼まれて、この
クソ忙しい9月に書き終えました。雨だったので幸いか…。
うちのあたりの場合、昨年の例だと、小売で1キロが400円〜450円ぐらい、30キロ単位で16
,000円ぐらいが相場でしたが、今年はそれぞれ、475円、17,500円ぐらいとしている農家も
多いです。私はもっともらっても良いとは思うが、互いに安売りに走るのはいかがなものか
と常々思います。
近所の7から8軒が出る朝市で、他が安売りに走る中、うちだけは結構強気の高めで売って
います。当然お客さんは安い方にも流れますが、うちにお客が全く来ないわけではないです。
本来は朝の7:00〜7:30の販売ですが、だいたい6:50から始まって早いときは7:10で人がいな
くなります。商品自体がなくなってしまう実質20分程度の販売ですが、単価100〜200円の野
菜やら、うちの場合には500円ぐらいまでの加工品等含めて、多いときは1万円を超えるこ
ともあったりします。
葉物等集中するときには、小売150円前後のものを増量した上で50円で売る人もいますが、
うちは少なめでも100円のまま。手間は安くはできないし、お釣りの両替ですら手数料のい
る時代。まして移動のためのガソリン代やら包装材料も値上がり。価格に上乗せすることは、
これまで常々企業努力をしつくしているハズの農家にはやむを得ないし、新鮮なものを前日
から当日早朝に手間暇かけて作ったものを理解できるお客なら、安売りである必要はないし、
売り手と買い手の信頼関係も長続きするというもの。
お米の場合、小分けて販売するということは、販売にかかる諸経費やら精米代、送料(運搬
するならガソリン代、車の維持費、その貴重な時間の人件費)などを上乗せしていいという
ことです。もちろん限度はあるけど、価格設定は農家自身ができる時代ですから、欲を出し
すぎてもいけないけど、損はしない、毎晩うまいビールを安心して飲める程度の価格の上乗
せはあってよいし、無料奉仕であってはダメです。
うちのお米は、精米で450円なので5キロだと本当は2,250円なのですが、私がどのぐらい手
間をかけているか知っている方の中には、お釣りはいらないという方が結構います。一方で
やたらに値切る人もいるけど、そういう人には私は売らないだけです。たとえば、今年はニ
ンニクが豊作でしたが、スーパー等で青森産1球298円で売っていた時、同サイズ以上のも
のを280円で値札をつけていたら、値切る輩がいたので、「これは普通なら350円で売るつも
りだが、今回は目玉にするために少しお買い得感を考えて300円を切るように値段をつけた
んだが」というと、高いなぁというので、ならあそこのスーパーで買いなさいと突き返す。
まあ、朝市の場でこんな強気な農家もあまりいないようですが、変わり者もいないと普通の
人ばかりでは世の中埋もれてしまうので、良いのかなぁと。
話はだいぶそれたけど、自分の決めた値段について、はっきりと答えられるだけの理論武装
は絶対に必要です。周囲に流されてはダメです。あなたの作った農産物なのですから、あな
たが値段を決めて良い。これが産直の醍醐味です。
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野口 忠司(た〜ぼ@花囲夢/我孫子/千葉)
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9/29 宮城の齋藤さんから「カドミ米」
村山 さん
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
>
私も自分の怠惰をとても反省させられました。カドミ米はず
> っと以前から「工業用糊に回す」との農水省の言っていること
>
を鵜呑みにしていました。ご飯粒が乗り替わりになるというこ
> とで納得していたのかもしれません。確かめるべきでしたね。
>
以前カドミ米が川崎商店を通じて市場に出た時に、富田さんが
> 追及された時、確か、「汚染米は工業用のりにするが、売れ残
>
っている」と農水省が言っていましたね。
カドミ米は農水が責任もって隔離することになっていますが いつの間にか
行方不明になっていた事も過去にありましたね。隔離されているはずの
カドミ米でさえそうですから 隔離すべきなのに隔離されていない野放しの
カドミ米も問題にしなければいけません。
これはもっと巧妙で 人知れず市中に出回っています。隔離すべきカドミ米が
すべて隔離されたかどうか 検証すべき術がありません。事故米の検査を
100回近く検査しても不正が見つからなかったのは 出来レースであった(?)のと
検査手順(マニュアル)がなかったことに原因があります。
これと同様のことがカドミ米でも起きているのです。中国の人工乳問題の
二の舞にならないことを祈るばかりです。
齋藤 政憲
9/28 お米の勉強会の村山さんから「Re林さんの汚染米事件のご意見」
皆様 林様 村山日南子です
またまたご無沙汰しました。急に寒くなりましたね。付き合
いにくい気候です。
お米の収穫はそろそろ終わりでしょうか?今年は美味しいお
米でしょうか、楽しみです。
林さんの汚染米事件のご意見、まったくもってその通り、吟
味するとはまず生産地に出かけ作ってくださっている方にお会
いし、お付き合いを続けることと思います。どこまでが、本当
の被害者かは分かりませんが、きっと最終のところまで、「安
さ」がキーワードだったことでしょう。
偽装を分かっていながら、又は可能性のある制度そのものが
原因なのでしょう。
私も自分の怠惰をとても反省させられました。カドミ米はず
っと以前から「工業用糊に回す」との農水省の言っていること
を鵜呑みにしていました。ご飯粒が乗り替わりになるというこ
とで納得していたのかもしれません。確かめるべきでしたね。
以前カドミ米が川崎商店を通じて市場に出た時に、富田さんが
追及された時、確か、「汚染米は工業用のりにするが、売れ残
っている」と農水省が言っていましたね。
トンビとカラスの話、カラスはそんなに強いのですか。以前
、カラスの天敵はカモメだと聞きましたが、京都の鴨川ではユ
リカゴメ(?)がいてもカラスは平気で増え続けているようで
す。どうしたらいいのでしょうね。
ところで林さん、人参を今年もお作りになっているでしょう
ね。倉庫は出来上がりましたか?
ニンジンをお分けいただけるようでしたら、10月18日の
西宮NPO祭りの折のお昼のお寿司に使わせていただきたいと思
っていますので、人参をお分けいただきに一度お宅にお邪魔し
たいのですが。いかがでしょうか?
●やまちゃんから「富田さんへ、カドミウム汚染米の処理について」
9/10に富田さんが
「輸入米の事故米だけではなく、国産のカドミウム汚染米等も米卸
加工会社等に売られていると思われます。」
と書かれていました。
おそらくそのウミも出てくるに違いないと思っていたら、
今朝の朝日新聞の「汚染米 なぜ口に?」という特集記事によれば、
「農薬に汚染されていても見た目ではわかりにくい。
かつてイタイイタイ病などの原因物質とされるカドミウムにコメが汚染された際、
農水省は不正流通しないよう、粉状に粉砕し、
さらに赤く着色して明確に区分した。」
と出ていました。
新聞に出ているように厳密に処理されているのでしょうか?
富田さん、わかるようでしたら教えてください。
なお農水省の公式ページは下記です。
9/28 佐賀の那須さんから「農業への道について 誤り」
すいません。一部に表現・数値等に不正確なものがありました。
「除草剤をつかわない米作り」への取り組みを理解していただきたく、過度過大の表現になりました。以降、気をつけます。
9/28 岡山の赤木さんから「言うべきことは言おう」
ご無沙汰の赤木@菜の花です。
先ずは佐賀の那須さんに。
「あんたの米は値段が高い」と言われたそうですが、周囲の農家の方からでしょう
か。
それともお米を買ってくださるお客さんからなのでしょうか。
私も産直をやってる関係で、同業者(農家)からはよく言われます。
別に言い争いをするわけではないのですが、自分の意見だけはきちっと言います。
1 うらやましいのなら無農薬で有機肥料だけで作って自分で売って下さい。
2 あなたは一度に出荷して終わりでしょうけど、私は配達するのです。大半は10kg
単位です。6回運んで、それには季節の野菜を相当量お付けして、時間を指定される
と田植の最中でも足を洗って届けます。片道10kmなら近いほうですよ。
3 米屋やスーパーで訳ありの米以外の、ちゃんとしたお米の価格を見てください。
それは薬を振ってある米ですよ。私は除草剤も使わずに頑張っています。価格に差が
あって当然です。
4 除草剤を使わないで一度でいいから稲を作ってみて下さい。どんなことになるか
想像できるでしょう。
農家に対してはざっとこんなところです。あとはお米という商品に求められる品質
のことや冷蔵保管のことなどですね。
言われるがままにしておくと、なにか悪いことでもしているように思われてしまう
のが悲しいですね。
消費者の方からは「高いですね」と言われたことはありません。消費者の方こそも
のの価格を知っているようです。
ただね、特に初めてのお客さんには私のポリシーや栽培方法、お米の特徴や菜の花
畑へのお誘いなどを印刷したものをお渡ししています。田んぼ一面に咲いた菜の花や
ヒナゲシの写真をお見せして、こんなところで取れたお米ですよ、私の思いを込めた
お米ですよと説明します。
ほとんどの方は感激して下さいます。当然、環境への配慮のことなどをお話しま
す。
産直が本来あるべき理想の姿を自分なりに次のように表現して、人にも話していま
す。
「私はあなたのお米が買えて嬉しいです」とお客さんをして言わしめる関係です。
ありがたいことにたくさんの方からお聞きします。そんな人はまた別の人を紹介し
てくれたりもします。
むつかしい表現をするなら、産直をする生産者は誰に対してでも意見が言えるよう
に理論武装が必要なわけですね。
以上が私の意見でした。那須さん、頑張りましょう。引っ込んではだめです。
話し変って最近の状況報告など。
この夏はどこも記録更新の暑さでした。そのせいかどうなのか、いつもより地力窒
素の発現が多いです。傾穂期の今も稲が黒い色なんです。背丈ものびた君です。ど
しゃ降りに遭うと一発でコケ朝日になるでしょう。しかも田面は軟らかいときていま
す。。。最悪!
イモチこそ出ていませんが、籾枯れ細菌病がちらほら見えています。葉の窒素濃度が
多い証拠です。
今年の除草剤を使わない田んぼは5ヘク。
今までに鎌持って草取りに要した時間はせいぜい30分程度。中干しのときに生えてく
るチョウジタデというのがちょろっと生えました、ヒエが10株もあったかどうか。
緑肥のできの悪い部分へはそれなりの手当てをしてやり、苗代跡もどさっと菜種粕
を入れて抑草しました。
出穂前に入れた天然塩とニガリ。さてさてどんなお味に仕上がりますか。
乾燥後のお米の調製に関して。
新しい籾摺り機と古くて引き上げたグレーダーが来ました。
籾摺り機2台。グレーダー3台。石抜き機1台。
これらを組み合わせて籾はゼロ、未熟米は発見困難な米に仕上げようと思っていま
す。
こちらもうまくいけばいいのですが・・・・
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
9/27 佐賀の那須さんから・農業への道について」
私のメール「農業への道」について、高柳さん、塚本さん、林さんより、貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。
私は米を直販していますが、「あんたの米は値段が高い。」と言われたので、私よりも半値以下で販売している業者の方に尋ねたことがありました。
「どうして、そんなに安く売れるのですか?」返ってきた答えは「政府が安く払い下げてくれるから、どうにでもなる。」とのことでした。
価格調整のために減反を強制しその補償として反当り10万前後を支払うという政府の農業政策は、まともに米作りにとりくんでいる者を蔑視しています。
最近の汚染米の問題は、これまでの杜撰な政府による米の払い下げが露呈したものにほかなりません。
しかし、負けてはなりません。くじけてはなりません。
「除草剤を使わない米作り」で生産したものを正当な価格で販売することが、私は使命だと思い、今年も米を直販します。
9/25 岡山の林さんから「マムシ」
皆さん今晩は、
農薬汚染米の事件を見ていると、和菓子などにも使われていたようだ。和菓子の入っ
た立派な箱を空けると、様々な能書きが入っている。それには、「・・・食材を厳選
し、手間暇を惜しまず丹念に作り上げました。」などと書かれている。ニュースで和
菓子屋の主人が、「卸を信用していたのに・・・、私達のほうが被害者だ。」と言っ
ていた。しかし、そんなことで良い素材が集まるはずもないだろう。本当の良い食材
は、足で歩いて生産者を知り、集めてくる以外にないのではないか。その程度の労が
取れないようでは、「食材を厳選」し、「手間暇をかけて丹念に」作ったとは書けな
い。和菓子店の組合などが、卸業者などに生産地や安全性に関する証明書を書かせた
ところで解決にはならないだろう。何故なら今回の事件では、そのような証明書が、
事件に関与した会社から発行されていたからだ。
マムシを1頭殺した。この地方では、ハミと呼ばれているヘビだ。
草刈をした後、枯草を集めている時、積み上げた草の下に潜んでいた。フォークで枯
草を持ち上げたのが良かった。知らずに手を突っ込んでいたら危ないところだった。
私は、百姓の生まれで小さい時から経験してきたので、何が毒蛇かは瞬時に判別出来
る。そのマムシはゆっくり動きながら、尻尾をガラガラヘビのように振るわせ始め、
頭部の顎の部分を三角形にしたので、攻撃の体制を取っているのが分かった。私はカ
マで狙いを定めて頭をはねた。マムシは頭部と胴体が切れ、3つに分断した。場所は
公民館の近くなので退治しておかないと子供たちに危害が及ぶ危険があったので仕方
なく殺した。マムシは無闇に田んぼの水尻に手を突っ込んだりすると危険なことがあ
る。田んぼの畦を歩くのも夜は危ない。普通のシマヘビや青大将とマムシとの区別の
出来ない人が危ない。
トンビはこの毒蛇が好物なので殺したマムシを空から見えるところに置いておくと急
降下してきて、さらって行くので放置しておいたが、2日経ってもまだそのままだ。
最近、トンビの姿が見えなくなってきた。カラスに制空権を奪われどこかに移動して
いったのかもしれない。トンビはカラスに巣を発見され、幼鳥を食べられてしまった
のかも知れない。カラスはギャングだ。非常に残忍なところがある鳥だ。カラスだけ
が異常に増え、トンビが少なくなってきたことが気がかりだ。
林 正弘
岡山市
9/25 石川の東さんから「Re大麦作っているんですか」
石川の東です
品種はファイバースノーで
20年産の有機大麦は、自作地分の種子しか残しておりませんが
18年産の有機大麦が残っております
9月始めに18年産大麦の発芽試験をしましたが発芽率は70%ぐらいでした。
それでも良ければお譲りします
ただそのまま播種しても発芽率70%は確保できません
チョット古めの麦の種子は、冷水温湯浸法のあと水に浸種し、芽が動きだすのを確認してから
播種しないといけないようです、その場合、グレンドリルによる、すじ蒔きは
難しくなりますので、ばらまき播種のほうが良いように思います
>
>
もし栽培しても買っていただけないと困るのですが、有機栽培の麦って売れます
>
でしょうか?
私も最初の1年目は大変でしたが、毎年安定して作ると売り先は出てきます
需要者側にしたら、1年限りで後は無い、では扱いにくい事になります
安定した数量を安定的に作ることが一番の近道となります
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ひがし農場
東 浩一
住 所 石川県小松市
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
9/24 福井の吉村さんから「Re大麦作っているんですか」
やまちゃんお久しぶりです。福井のよしむら農園です。何時も読ませていただい
てますがお便りがご無沙汰です。
石川の東さんへお尋ねいたします。
私の所は六条大麦のファイバースノーと言う品種です
七割ほどが農協出荷で 麦ご飯や麦茶の材料となります
有機圃場で作った大麦です。
有機栽培の種子をお譲りいただけませんか?
実は現在の有機栽培圃場でお米を栽培しているのですが、集団転作でお米つくり
が1年間出来ませんので大麦の転換大豆をと考えておリますが、有機栽培の大麦
種子を探しておリます。出来ましたら50アール分お願いいただけないでしょう
か?
もし栽培しても買っていただけないと困るのですが、有機栽培の麦って売れます
でしょうか?
住所などお知らせ申し上げたいのですがこのHP宅配便に諾否をおしらせ下さい。
宜しくお願い致します。
よしむら農園 吉村義彦・春子
9/22 千葉の野口さんから「稲刈りが終わらない」
千葉の野口です。
見た方もいるかもしれませんが、週末20日土曜日の日本経済新聞(NIKKEI
PLUS
1
の13ページ)にうちの田んぼの様子が載っています。全国版なので、あちこちから援農
の申し込みやら天日干しについての問い合わせが来ています。
今年は、稲の出来が良く、うちあたりでも例年8俵のところが9俵以上とれる感じです。
稲刈りの開始は、例年より1週間程度遅れてスタートしました。水利の水が止まったと
思ったら、集中豪雨で田が灌水し、例年の稲刈りの始まり時期まで田が乾きませんで
した。その後も、台風やゲリラ豪雨に祟られ、昨日も雨が溜まるほど降りました。実
際にこの前の台風よりも降っています。
先週はうちの家内の母親が亡くなり、3日ほど作業ができず、晴れている日が続かない
のでコンバインで刈ろうと思えば、乾燥機が空かない状態だったりと、悪条件が続き
ました。台風の前に夜の7時まで刈った稲は、乾燥機で低温乾燥したものの、一昨日に
ようやく籾摺り。昨日残りを刈ろうとしたら途中で雨で断念。昨晩の大雨で田が灌水。
さすがに今日は刈れません。
コシヒカリの刈り取りも、そろそろ彼岸ですのでこのあたりでは適期が終わりに近づ
いています。1週間遅れているとしても今週中には何とかしたい。
今日も雨だとして、明日以降どこまで刈り取り&脱穀ができるやら、非常に気になりま
す。古代米を除いて、残りはコシヒカリが約2反×3枚、5畝×2枚、ヒカリ新世紀が4畝ほ
ど残っています。うち、天日干し分として4反〜可能なら6反、ヒカリ新世紀の分も天
日干しの予定。残りはコンバインでの作業予定ですが、中古をタダで戴いたものです
が、この機械、負荷がかかると今年は実入りが多くて特に濡れたら稲がうまく上がり
ません。
今日は、雨が上がり次第、濡れたままの稲をバインダーで刈り、稲架にかける予定で
す。そうでもしないと終わらない状況になりました。問題は、稲架の量が4反分も残っ
ておらず、運搬・組み立て・解体にかかる時間等もあり、今週中に「かっ干し(地干
し)」と組み合わせて作業が終わるのかどうか、非常に微妙な雰囲気です。
今、昨日刈った5畝分だけが乾燥機にいますが、最低張り込み量以下なので風乾中です。
なんだか電気代も高くつきそうな感じです。
量が穫れても、なんだかなぁという年ですわねぇ。
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野口 忠司(た〜ぼ)
http://www.kaimu.jp/
花囲夢@我孫子/千葉
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9/20 山口の石田さんから「HPの宅配便」の会員に入れてください
はじめまして、山口県防府市在住の石田と申します。
現在は、高齢の為、離農される方が多く、新規に農業を始めようと
する人たちには、とても良い環境が揃っていると考えております。
私自身、現在、37歳で消防に勤務している為、非番日が多く、
体力的にも余裕があり、時間も取りやすいため、昨年から、
新規で稲作を始めてみました。
近所で高齢の為、休耕にされている方達から、1町ほど
田を購入し、隣町の、お師匠さんに指導してもらいながら、
昨年・今年と、V字農法でコシヒカリを作付け致しました。
実は、私の家の近所の方で、冬の間に菜の花orからし菜と
ヘアリーベッチの混植をし、春先に、それをハンマーモアで
チップにしてから、稲作の緑肥として育てている方がいらっしゃる
事を聞き、先日、その方と、お話をさせていたく機会があり、
それ以降、有機栽培&への字農法に非常に興味を持ち、
山下様のHPに、たどり着いた次第でございます。
ただ、その近所の方も、除草剤は使用されているようです。
すでに、来年、近所の方と同じように、菜の花・からし菜・ヘアリーベッチの
種は購入致しました。
私自身、収穫出来たお米は、JAには出荷せず、全て親戚や
知人の人達に購入していただいていますので、より、喜んでいただく
ためにも、是非、有機肥料・無農薬で稲作をしてみたいと
考えております。
本日、メールさせていただきましたのは、是非、山下様の
「HPの宅配便」の会員に入会させていただきたくメールさせて
いただいた次第でございます。
まだ、農業を始めて日も浅い為、判らない事だらけの
私ではございますが、現在、稲作にとても興味を持ち、
色々と勉強している最中でございますので、
もし、ご質問等させていただく機会がございました際には、
是非、ご指導いただけると幸いです。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
9/20 茨城のすずき産地から「1人で積み降ろも可能」
今んとこ重大な欠陥はなさそうだけど、
そのうち何か問題が露呈する・・・
と、
おそれているというか、覚悟してるというか(^^;
自重は、
コンパネ約5枚分と、2*4の角材10数本分、
それと長ボルト分です。
片側だけなら1人で持ち上げられます。
また、空箱の状態なら、
滑り落としたり、立てかけたりしながらだけど、
とにかく1人で積み降ろしもできます。
鈴木孝夫
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すずき産地
http://www.suzuki31.com/
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9/20 千葉の野口さんから「Re軽トラックを手作りのダンプカーに」
千葉の野口です。
見に行ってきました。これいいなぁ。
ところで自重はどのぐらいですか?
組み立て式でしょうからネジを外せばオフシーズンの収納も楽でしょうね。
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農園『花囲夢』
¶ 野口 忠司(た〜ぼ)
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9/16 宮城の齋藤さんから「チェーン除草」
こんにちは
宮城県栗原市一迫の斎藤です。
昨日 宮城県加美町のチェーン除草考案者の佐々木三清夫妻をお尋ねしました。
要点のみのご報告です。
1 3年前から取り組んでる。(経営面積3.5町 実施面積 2.5町)
2 町内にはすだれ条のチェーン除草を実施している人もいる。
3 初年度 1反(300坪)の田圃の畦畔1箇所にチェーンの端をくくりつけ
反対側の畦畔を引っ張って歩いた。1枚の田んぼに数箇所端をくくりつけ
繰り返した。
4 2年目 長さ4m直径19mmのハウス用パイプに大型トラックのスノーチェーンと
同じくらいのチェーンを50cmくらいの間隔に固定して使用した。
5 3年目(今年) 前年のものを中央から若干曲げて使用したら 牽引抵抗が
かなり減少した。
作業方法の注意点
1 田植え後 1週間以内に浅水で作業し それを3回繰り返す。(稚苗)
ポット苗ではまだ経験がない。
2 チェーンにごみが絡まることがあるが 除草効果は上がる。
3 3回のチェーン除草終了後 動力除草機を3回使用。
4 畦畔周りは手押し除草機を押す。
その他
田圃の青い札は 農地・水・環境向上対策事業の2階部分(特栽)を実施している印。
反当6000円の交付あり。
齋藤 政憲
9/16 福井の塚本さんから「クログワイが増えてしまいました。」
カルガモが泳いだためにコナギとオモダカはきれいに抑えてくれました。
しかし、カルガモが寄り付かなかった畦際5メートルほどはクログワイが
一気に増えて、コンバインでクログワイ刈をしてしまいました。
やはり秋に荒起こしから代掻きまでして水を張り、冬の間にカモ類に
クログワイの芋を食ってもらわないとだめです。不耕起か荒起こしだけで
水を張っていては芋を食いにくいのではと想像します。
冬はカルガモ以外にマガモもいます。コガモもいるという話ですが、
私は見分けられません。冬の夜は、かなりの数のカモが田んぼに
毎晩降りてきます。これはありがたいことです。
9/16 福井の塚本さんから「いもちについて」
その昔私がへの字稲作のときは、元肥ゼロで化学肥料の中間施肥、
田植えは坪40〜45株植えで一株0〜3本植えで、イモチには平気でした。
除草剤を使わない稲作りを始めてから、草に負けて茎数不足になるので、
苦し紛れに有機質肥料の多目の元肥、坪50株植え、一株1〜4本植え、冬季湛水、
にしてからイモチの甚大な被害が出るようになりました。
無施肥でもイモチ病が出るのだから、振り出しに戻されたようで空しくなります。
以前よりは草を抑えられるようになったので、再び坪45株から40株で
一株0〜3本植え(1から2本植え)に戻そうと思います。
有機質肥料で100%の中間施肥が簡単にできればありがたいのですが、作業性の問題、
トロトロ層作りでどうしても元肥に頼ってしまいます。元肥が入っているなら葉齢のできるだけ大きな苗で、
肥料切れ気味の苗で、田植えしてからすぐ馬力を出さないようにしたほうがへの字の生育
にもっていけるのか?葉齢の多い苗だから葉齢の少ない稚苗より10〜15日くらい田植えから出穂までの期間が
短くてもいいのか?それにしても有機質肥料の楽な追肥方法はないものか?
元肥ゼロではないから追肥の量は少なくなるはずなんだが。
昔はコシヒカリがイモチに弱いと言われるのを不思議に思っていたのですが、
最近はイモチ病の恐ろしさを実感するようになりました。
塚本
9/13 岡山の林さんから「Re那須さんの 農業への道」
皆さん今晩は、
昨日の私のメールで、「水道矯」と書いてしまいましたが、正しくは「水道橋」で
す。また「Turm」は「Dom」の間違いでした。ごめんなさい、訂正します。
那須さん、高柳さん、塚本さんのメールを読みました。
>農に対する差別(私は差別と呼んでいます)はひどいものです。
私は差別を感じたことはありません。ただ、馬鹿にされていると感じたことはありま
す。それよりも、農業に入ってこようとする若い人達に本当の事を伝える必要はある
と思います。
介護分野で働いていた若い青年が家庭を持つために仕事を辞め、家族を養える収入の
仕事を探す、というのは巷で知られていることです。介護分野で働く人の収入は世間
一般の平均からは低そうです。百姓から見れば給料はそれ程悪くないと思いますが、
やはり足りなくなるのでしょう。すると、介護分野に人手が足りなくなる事が予想さ
れるので、「外国人」を受け入れる事が検討されているようです。もう、受け入れる
ことが決まったのかな?
日本人が嫌う3K労働に「外国人」を受け入れる事は、かなり一般的になりつつあり
ます。いま、日本の産業の底辺を支えているのは、実は、来日する中国やインドネシ
ア、フィリピンなどの青年たちでしょう。農業の分野でも「外国人」が入っているよ
うです。
低賃金、重労働を厭わない外国からの働き手は、とても重宝されます。時給は日本の
農業者の平均時給
256
円の何倍かはするので、普通の農家で働いてもらうと、自分
の時給より高い額を払わなければなりませんが、人手はどうしてもいるので、期間を
限れば働いてもらうと助かるという事になります。
岡山大学名誉教授の景山詳弘氏が退官後に、ある雑誌にインタビューに答えているの
を読みましたが、その中で「・・・農業という言い方は職業を指すので、メシを食っ
ていかなければなりません。でも現在の市場経済の中では、農業では生活できませ
ん。」とはっきり言っています。
百姓の溜飲を少しは下げる本があります。農産物価格が安すぎることを取り上げて正
当な評価をしているからです。現実にはもう再生産できない状態に陥っています。
山本謙治著、日本の「食」は安すぎる、講談社、本体800円
林 正弘
岡山市
9/12 岡山の林さんから「稲の分けつ数列(9)」
皆さん今晩は、
久しぶりの小さな一人旅をやって、錦帯橋を見に行って来ました。真直ぐな材木を組
み合わせて、曲線を出すやり方が面白く、いつまで見ていても見飽きない。橋の上か
らは、橋脚の石組もかしめを入れているのが分かった。イギリスのストーンヘンジに
行った時は、ちょっとした技術資料も売っていたのだが、そのような資料が見当たら
なく残念だった。浮世絵に描かれている江戸の橋などと同じものだと思われるが、何
故あのように急峻に見えるのか錦帯橋を見て始めて分かった。ドイツ各地に見られる
Dom
やフランスのポン・ジュ・ガールの水道橋も石だけでアーチに組上げているが、
これは非常に強い構造だ。この水道橋はキリストが生まれる前に既に建っていた。
ちょっと整備すれば今でも使える水道矯だ。9.11に飛行機に突っ込まれたWorld
Trade
Center
ビルにも倒壊以前に登ったことがあるが、現代のバベルの塔は二千年
の時を経ても立っていられるだろうか?普段は畑や田んぼで植物とにらめっこばかり
しているので、旅行で一人で歩いていて見知らぬ若い女性達から「写真を撮って下さ
い。」と言われるのは不思議な感覚だ。畑の作物や田んぼの稲は言葉を喋らないから
だ。お役に立てることは何でもやってあげて、気楽に過ごせた一日だった。
雨が降った時、大阪の日本橋に行ってパソコンのメモリーを買ってきました。私のパ
ソコンは自作のかなり古くなっているものなので、168ピンの私が探しているSDRAMは
なかなか見つかりませんでした。足を棒のようにして歩いて、ある小さな中古品の店
で数個のメモリーが輪ゴムで巻かれてポンと置かれているのを発見しました。512MB
の、当時ならかなり高価だった物です。これを空いているメモリーバンクに増設しま
した。私のパソコンはチューンアップして32秒で立ち上がります。
燃料、肥料、農業資材、農業機械が値上げされる中で農産物価格が低下していくの
で、パソコンのように私のような百姓でも自分で作れる物は何でも自給自足して生き
延びなければなりません。生活費の中で食費が占める割合は低くなってしまったの
で、米や野菜だけを自給自足しても、生活費はあまり変わりません。最近は何を食べ
させられていたのか分からない事件が多く、お酒でも名の通った銘柄さえ危ないので
すね。銘酒と言われるものさえ、いかに安く作られていたか、驚くばかりです。しか
し、自分で食料を作るとそのような心配は全くないですね。人はやはり銘柄、名の
通った会社の食品、テレビなどの広告の影響が大きく、頭で食べていることの証拠で
す。自分の味覚に自信がないのでしょう。小さい時から合成添加物、アミノ酸添加物
に慣らされて本来の自然の味を忘れてしまったようです。ミニマムアクセスとして、
かなりの量の米を輸入しなければならず、このような米は農水省の担当者にもお荷物
だったのでしょう。96回の立ち入り検査でも見付からなかった、という点が問題に
なっていますが、このような業者は担当者にとってもあり難い存在に違いなかったで
しょう。政府は担当者にだけ責任を押し付け、トカゲのシッポ切りを行うかもしれな
い。この事件でも本質に踏み込んでは解明されないのではないかな?
今年の稲の出来を見ると、米価が微妙ですね。農薬や化学肥料を使わずに作ると、収
量は低下するので、経営的には有利とは言えません。私はそれでも消費者と自分の安
全や健康を考えて、これからも農薬や化学肥料を使わずに米を作ります。
JRのKIOSKなどでしか売られていない「WEDGE」9月号を帰路に買ってきました。その
中に、-
伊能忠敬 「元百姓、浪人」が完成させた国家の枠組
- 文・中西 進 と
いう一文が載っていました。著者は伊能忠敬を百姓であったと素性を明らかにしてい
ました。伊能忠敬の地図作りは天体観測を伴ったもので、当時としては世界的にも精
度が高かった。なお、この一文には載っていないが、幕末にペリーが来航した時、幕
府からこの地図を見せられた一行は、停泊地の近くの海岸線を測量してみてその精度
に驚き、日本の科学技術水準を推し量り、軍による侵攻を慎重にさせたとされる。当
時の日本が西洋列強の植民地にならなくて良かった。
前置きの方が長くなってしまいました。頭の体操として稲の分けつ数列の一般項を計
算するシートをExcel
で作ってみました。Excelは複素数を扱えるので、稲の分けつ
計算が可能です。トリボナッチ数列の一般項も計算出来るようにしました。シートの
中ではn
として整数だけではなく、有理数を入れられますので、飛び飛びの値ではな
く、見た目には連続したグラフを作ることも可能です。グラフを作ると面白くなりま
す。この計算シートを添付しますので、興味のある方はゲーム感覚で数値を入れて見
て下さい。EXCELシートをもっとうまく作れる人がいるかもしれません。
Excel
にはアドイン関数を組み込んでおいて下さい。
林 正弘
岡山市
9/12 塚本さんから「Re那須さんの 農業への道」
農業、農業をする者を蔑む差別の感情に触れていい気はしません。
しかし、そのことに反論反発する必要はないと思います。
農家が勝ち進むしかありません。
勝つためには農業者を差別する人たちからも学び取りましょう。
逆に、自分が勝つために必要ないと感じるものはあっさり切り捨ててきました。
このメールの宅配便もそうすると思います。
自分が農業できる時間は限られている。
なりふり構わず執念で小さな勝ちにこだわっています。
自分自身に宛てたメールでもあります。
塚本
9/11 千葉の高柳さんから「Re那須さんの 農業への道」
佐賀の那須さんへ
那須さんの想いに全く同感です。この社会はたまらなく農業に対する理解が無いのが悲しいです。
私も日頃研修生や体験希望者を受け入れていますが、農に対する差別(私は差別と呼んでいます)
はひどいものです。
一方で、農業をやりたい青年が良く来ます。ここ半年で30人以上が来ましたが、農業希望者は
3分の1位います。農業の持つ意味や自分の体験を語りつつも、よく考えて決めた方がいいよ、と言う
のですが決断の早い人もいます。3人の娘さん達がそれまでの勤めを辞めてしまいました。私のところに
2度3度来ているのですが、仕事止めました!と言ってくるのです。後悔しないかい?と言ってもさっぱりした
感覚で「いいのです」となっています。
新規就農のお手伝いもしたいと思っていますが、もっと幅広くこのサイトでも紹介や案内などあったら
いいかな、などと思います。
おかげさま農場・高柳功
9/11 和歌山の予果さんから「赤木さんへ」
赤木さんありがとうございます!
うちの稲刈りはあと2週間もしないでやってきます。今年は倍速で収穫期がやって
きました。もみがらをたっぷりいれてやることができます。
今年のお米は籾摺りして売りまくるつもりなのです。富山から持ってきた以前から
のお米(籾のまま)はタンクが満杯でこれ以上入りきらないのです。
これらはポン菓子で売ることにしているのです。小型のポン菓子機を購入した途端
に和歌山行きが決定したのでまだ使っていません。フリーマーケットなどにも早く出
向けるようになりたい。自分がお米の在庫を抱えてはじめて気づいたけど,売ってい
るせんべいもお菓子も素性は結構あやしいヤツだと思うのです。メーカーが新米でつ
くろうなんてことはほとんど考えないと思う。,だからこそ今回のカビの米騒動にも
なる。
うちのがっしりした稲の成長ぶりを見て,「富山のコシヒカリはうちのコシとは種
類が違うようなので,来年の為の籾が欲しい」といってきてくれた隣人がいます。
富山でも良いときもあれば悪い時もあった。お天気に恵まれてふっくらと太ってい
たり,全く淋しい実入りだったりで。そのように返事をしたら,あっさりと種類が違
うと言われてしまいました。
もし本当にそうであるなら,うちのコシも和歌山バージョンに変貌する可能性もあ
る。富山のコシがこの地で向いているのかどうか考えなくてはと当初から思ってはい
たけどね…
9/10 福井の富田さんから「事故米の食用転用に関連して」
福井県池田町の冨田です。
ご無沙汰致しております。
最近、ようやく天気も安定してきて、稲がたくさんの太陽の恵みを受けれそうですね。
ここのところ、米卸加工会社「三笠フーズ」による事故米の食用転売が報道されています。
輸入米の事故米だけではなく、国産のカドミウム汚染米等も米卸加工会社等に売られていると思われます。
国産のカドミウム汚染米に関するお米の流れは、以下のとおりです。
カドミウム含有量が1ppm以上のお米は県により焼却処分等となっています。
県がどこまで責任をもって焼却処分をしているかの検証も必要と思いますし
焼却処分等の「等」には何が含まれるのかも知りたい所です。
一方、カドミウム含有量が0.4ppm以上〜1ppm未満のお米は、
(社)全国米麦改良協会が国の予算で買い入れ(買入れには特殊な条件が必要)、
非食用に処理するとあります。平成18年産は1,202t(20,033俵)ありました。
非食用とはのり等の工業用原料とのことですが、売り渡し先は非公開です。
当然の疑問として、食用に転用されてはいないだろうか?という疑問が生じます。
0.9ppmのカドミウム米であっても非汚染米と混ぜて低い割合にしてしまえば、
検査しても基準をクリア出来ます。もっとも、通常は流通米の検査などごく僅かです
からカドミウム米をそのまま流通させても発覚はしないでしょう。現に小売りされて
いる流通米から汚染米は幾度となく発見されていますし・・。
非食用に売り渡した後は、責任は業者にあるとして、最後まで確認していないのでは
無いかと思われます。
食肉と同じくらいダークな業界と言われる米業界は問題山積と思われます。
福井県池田町 冨田善嗣
9/10 岡山の赤木さんから「予果さんへ」
赤木@菜の花です。
予果@和歌山さんにアイデアを。
肥料が目いっぱい残っている肥えた土?にお手手を焼いているようで大変ですね。
秋野菜を播くのでしたら播種前に生モミガラをどっさりと入れてください。
それまでに入手できるかどうか。運搬手段があるのかどうか。などとハードルはあり
ますが、窒素飢餓を起こす籾がらの性質を逆手にとるわけですね。
余剰肥料の量がわかりませんが、とりあえず10cmの厚さに振ってやればかなり効果が
あるはずです。おまけに土はフカフカにすぐになります。
大豆は持ち出すに限ります。カラカラになればかまいませんけどね。
どうぞお試しあれ。
赤い穂の出る糯品種が出穂しました。夕日を浴びた画像をお楽しみください。
ついに発生しましたね、台風が。小生の朝日は出穂がやっと終った程度。
困ったもんだ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
9/9 和歌山の予果さんから「たくさんの大豆惨敗 悩めるハムレット」
みなさんこんにちは。和歌山 浜田です。
うちの農地の大部分は十数年来の放置田畑なのですが,
豆を植えたところは3年ほど前,畑を試みながら中途で放棄していった人が使用していた場所
ということを後で聞きました。うかつでした。
深い草や土の下から黒マルチの残骸や周辺から多くの未使用の肥料袋が出てきたりもしていました。
いったいどのくらい肥やしをやっていたのか。肥やしはどの位の期間残るものなのか。
いつものように無肥料で出発した大豆が見たことも無いほどの背丈となり,本日只今まで
ろくな実をつけていません。大豆で失敗するなんて…
秋野菜の為に根こそぎ抜くか,とりあえずこのまま育てて刈り取り,残滓を次の畑のこやしに使うか。
悩めるハムレット
富山の農地では年々見事な土力がついてきており,何を蒔いても,ここ数年は思いがけない結果という
ものはあまり見ないできていたのですが,見事に一撃食らっています。
僅少肥料使用で育てたいとする私には,この畑はゼロからというよりもマイナスからの出発です。
9/8 京都の四方さんから「写真を整理していて、見つけました等。」
いつも情報を頂戴するばかりで、失礼致してます、京、綾部・志賀郷の、8年目の百姓、四方 英喜です。
●この頃は雨が続き、そして今日も雨交じりの天気で、8月31日、9月2日と行った稲刈りも、暫し休憩・足踏み状態でして、そこで今日は気を入れ替えて、書類・写真の整理等をしていまして、代掻き最中の、こんな春の写真を見つけました。
これをご覧頂き、一服の清涼剤、『あなたの失敗は私の肥やしと』感じて頂きましたら、幸いです。
この部分の田んぼが深い事が分かっていましたので、2年間避けて通過していた場所ですが、大丈夫だろうと寄って・・・・そのまま、はまりました。
結論は、ねき上げを来シーズンの稲作迄に行う事が課題であり問題解決です。
●それから、稲田 登さんから頂戴しました9月3日のNHK教育「知るを楽しむ」(毎週水曜日)の情報、ありがとうございました。
見聞きさせていただきました事を、これからも気張って勉強もします。
そこで、いきなりですが、地域事情の考慮は必要でしょうが、稲作の不耕起栽培を実践されておられる方は、いらっしゃいますでしょうか?
●それから、重ねて池田の綾部市イベントの紹介をさせて下さい。
都市農村交流イベント2008(9月・大阪池田)
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綾部市では、都市部のみなさまに綾部の魅力をPRすべく、
4回目のイベントを開催いたします。
テーマは「人生を変える農業・農村〜ステージは綾部」。
とき:9月28日(日)11:00〜15:00
ところ:大阪府池田市(市民文化会館、豊島野公園)
内容:農村の魅力などについてのフォーラムと
安心安全新鮮な綾部産の野菜の販売、京野菜鍋、ぜんざいの無料提供など。
フォーラムでは、綾部に移住し、新規就農された方などが
綾部での田舎暮らしについて、熱く語ります。
コーディネーター:
井上吉夫さん(コ宝ネット代表・米農家で、私のお米作りの師匠です)
パネリスト:
安喰健一さん(そば職人が綾部で米作りに出会う)
小松廣士さん(農業に転職、農業が天職)
櫻井善仁さん(お茶の生産農家を目指して実習中)
水田さかえさん(安心安全な食べ物を作る)
フォーラム参加者に抽選で温泉宿泊券や丹波栗などプレゼント。
田舎暮らしや新規就農などの相談コーナーもあります。
里山ねっと・あやべのスタッフも参加します。
私(髭を生やし、めがねを掛けたたおっさん)も、綾部農業青年クラブ・NPOあやべ農業友の会として外のテントで参加しています。どうぞ、お声をおかけください!
詳細は綾部市役所商工観光課まで 電話:0773−42−3280
です。
丹波の山奥から、安心・おいしいお米を育てる事を通じて、そこから学べる色んな事(地域・農業・田舎くらし・食育等)を50代男性の視点からブログにて発信しています。
里山じじぃの里山だより で検索頂き、どうぞご覧下さい。
里山だより(農家のお米屋さん)四方 英喜
京・綾部市 志賀郷町 町ノ下17番地
9/5 佐賀の那須さんから「 農業への道」
わたしがお世話をしている「のうのう村」へ26歳の青年が新しく加入しました。
「のうのう村」は農ある暮らしを実践したいという人の実習の場を提供する活動をしています。その若者はコンピユター関連の会社をいきなり辞めて農業をしたいといい、いろんなところに相談に行ったらしく、相談された役所や農家やいろんなひとが私に対して薄ら笑いを浮かべながら「こんな、変わりもんがきたでしょう。馬鹿ですね。農業で食えるわけないのに、もったないよね会社やめてほんとに馬鹿ですね。」
私は彼の気持ちも充分にわかるけれども、相談された周囲の気持ちも解ります。
農業をするという若者の気持ちがこういう形でしか捉えられない、現実が私はたまらなく悲しいです。
2008、9・5 s、なす
9/5 岡山の林さんから「RE:赤木さんの(畑での)米ぬか除草」
皆さん今晩は、
私も畑で有機酸(と思われる)による抑草を試した事があります。
有機酸は根を傷めますが、ジャガイモのような植物の陸上に出る成長点を傷めること
は無いと思ったのです。根は土壌の栄養分を吸収するようになっているから有機酸に
よる障害を受けやすいのでしょう。しかし、これはうまく行きませんでした。それ
は、田んぼは嫌気性が急速に達成されるのに対し、畑は土壌内の環境が酸化的だから
でしょう。おそらく酸素が十分の環境では、微生物の有機酸を酸化する回路が働いて
しまうのではないでしょうか。酸素が十分にあるので高等な生物では細胞内のミトコ
ンドリアが働く環境になっています。これを防ぐには畝の表面にべっとりとした米ぬ
かの層を作り、局所的な無酸素状態を作り出すしかありません。
それでもこの方法で抑草が出来るならば私も採用したいと思います。続報を期待して
います。
林 正弘
岡山市
9/5 岡山の赤木さんから「米ぬか除草」
赤木@菜の花です。
毎度毎度になるとちょっと遠慮して・・・・
秋ジャガを植えました。品種はデジマとアンデス赤です。秋ジャガは霜が降りたら
真っ黒になって終りますから、それまでが勝負です。
デジマと言う品種は早くから芽が出て囲うのには余り適しません。しかし秋ジャガ
として作るには最も適しています。。。。。と私は思っています。
さて、米糠除草と言っても稲のことではありません。生の米糠が腐るときには除草
効果を発揮することは皆さん承知の事。
それならばだ、ジャガイモを植えた畝の上に振りかければ土壌表面から生えようと
する草を抑えてくれるのではないのか。芋の芽が出てくるのは相当先のことだから、
そんなに長い期間有機酸が効くはずがない。この時期米糠の処理に困っていますから
丁度よい捨て場となりました。
正解なのか失敗の巻で終るのか。楽しみが増えました。失敗で元々です。
どうでしょうねこんな考えは。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
9/4 岡山の赤木さんから「吉原さんへ」
赤木@菜の花です。
吉原さん、若いだけあって発想力が豊ですねぇ。えーこっちゃ(良いことです)
>の付いている段落は吉原さんのお便りです。
>田んぼにすでに多量の未分解の有機物があれば菜種かすのデンプン質はなくても
(あ
るにこしたことはないが)鶏糞の窒素分だけで抑草効果は十分ということで理解しま
した。が、どうも他になにか条件があるような気がします。だってずいぶんうまい話
ではないですか。
そだよ。ずいんぶんうまい話ですよ。私の大ホラにはうまい話が一杯隠れています
からね。しっかり眉に唾をつけて読んで下さい。つまり、私の田んぼでのことばかり
だから、全員の田んぼに当てはまるとは限りません。一番の違いは気温でしょう。自
分なりの味付け・ひと工夫をして下さい。
>究極の横着緑肥除草法の一つとしては、こんなやり方もよさそうです。稲
刈り後は春までほったらかしで、その後の雑草の生育次第で鋤込み時期および菜種か
す分量を調整する。雑草の生育がよい場合は鶏糞でも可。肥は出穂55および45日前に
調節する。菜種かすのみの抑草を利用すれば楽ができる方法はいろいろありそうで
す。
秋からほったらかしにすると、私の田んぼではスズメノテッポウが絶対的勢力を誇
ります。5月中旬までは青いからそれまでにすき込めば緑肥として窒素が使えます
(秋に基肥をやっておけば)。下旬にはカラカラになりますから炭素率調整が必要で
す。こんな横着農法を考える以上は、出穂55日前の追肥なんか最初からパスする技術
を組み立てましょう。
なお、青いうちにといって5月中旬にすき込んだ場合、もし田植えが6月下旬にもなる
ようでしたら、有機酸が終ってしまいます。あらゆることを視野に入れて進めないと
ね。
私が使用する雑草は3月から生えてくるサナエタデという草です。5月下旬にすき込
めば6月20日頃の田植えには丁度いいのです。
もひとつ一番大事なことを。菜種粕でどんなに抑草に成功しても、誰も喜びませ
ん。田んぼに社会性を持たすことが出来ないのです。きれいな花が咲いて、なおかつ
それを地域の子供たちに開放してこそ、開かれた田んぼとして周囲から感謝され喜ば
れるんです。
田んぼは食糧を生産するところだけに終らせないことも、これからの農家は考えな
いと。
>ところで赤木さん使用の鶏糞(同じの使ってます)は3ヶ月発酵で有機酸なしとい
う
ことですが、生の有機物である未発酵(または発酵中)の鶏糞を田んぼにまいたらそ
れでも発芽抑制効果があるということなのでしょうか。
田んぼでやったことが無いからはっきりとお答えは出来ないのですが、もしも未熟
の醗酵鶏糞や米糠、菜種粕などを入れた畑にすぐ野菜の種を播くと、見事なまでに発
芽障害を受けます。有機酸が効いているのです。ということは田んぼでも雑草を抑え
るかもしれない。
水で薄まることがどのように関係してくるでしょうかね。
>もう一つ考えついたことは、菜種かすのかわりに鶏糞と米ぬかを同時に撒いたらど
う
なのか。つまるところ代掻き前の耕耘と同時に田んぼ全体で堆肥作りを始めるような
もんでしょうから。
秋から春の間ににすれば世に言う土ごと醗酵でしょうね。
代掻き直前に振って代掻きで混ぜ込み抑草も一緒に。。。というのなら、私がやって
いる菜種粕80kg一発抑草と同じです。
こうやっていろいろ考えて、水準を設けて来年やってみれば多くのことが学べま
す。
私も覚えがあります。しまいには多すぎて何がなにやらわからなくなってしまうこと
も。
やがてできるだけ簡単な方法で、低コストで、失敗が無くやり易くて、安全なお米が
取れてしまう方法に行き着くでしょう。頑張ってください。
>それから近所のYさんですね、今年は1町から2町くらい小麦植えたいと言っていま
し
た。鶏糞麦わら抑草、話しておきます。来年報告かな。
小麦は多少割高になりますが、うちのパンに使う予定です。
有機小麦ですが肩肘張らない普通のパンに使いたいです。
Yさんもこの宅配仲間になればいいのにね。会った時勧めてみて。
そんなパンならそのうち買いに行きます。食べさせてください。
9/3 茨城のすずき産地から」「驚雀鉄砲」(仮称)
こんな道具をつくってみました。
http://www.suzuki31.com/vegeta/2008/0829.html
ちなみに、近くの安売りの店で、
ロケット花火が12本入り39円で売られています。
鈴木孝夫
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すずき産地
http://www.suzuki31.com/
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9/3 岡山の吉原さんから「赤木さんへ」
赤木さんこんにちは。
遅れましたが返事ありがとうございます。
鶏糞のコストパフォーマンスは確かに図抜けてますね。袋詰めの手間を考えるとただ同然です。
田んぼにすでに多量の未分解の有機物があれば菜種かすのデンプン質はなくても(あるにこしたことはないが)鶏糞の窒素分だけで抑草効果は十分ということで理解しました。が、どうも他になにか条件があるような気がします。だってずいぶんうまい話ではないですか。
としても、究極の横着緑肥除草法の一つとしては、こんなやり方もよさそうです。稲刈り後は春までほったらかしで、その後の雑草の生育次第で鋤込み時期および菜種かす分量を調整する。雑草の生育がよい場合は鶏糞でも可。肥は出穂55および45日前に調節する。
菜種かすのみの抑草を利用すれば楽ができる方法はいろいろありそうです。
ところで赤木さん使用の鶏糞(同じの使ってます)は3ヶ月発酵で有機酸なしということですが、生の有機物である未発酵(または発酵中)の鶏糞を田んぼにまいたらそれでも発芽抑制効果があるということなのでしょうか。
もう一つ考えついたことは、菜種かすのかわりに鶏糞と米ぬかを同時に撒いたらどうなのか。つまるところ代掻き前の耕耘と同時に田んぼ全体で堆肥作りを始めるようなもんでしょうから。
それから近所のYさんですね、今年は1町から2町くらい小麦植えたいと言っていました。鶏糞麦わら抑草、話しておきます。来年報告かな。
小麦は多少割高になりますが、うちのパンに使う予定です。
有機小麦ですが肩肘張らない普通のパンに使いたいです。
吉原修蔵
(百姓パン屋の気晴らしブログ)
9/2 岡山の赤木さんから「スズメは小隊から師団へ」
お馴染みの毎度の赤木@菜の花です。
晩ごはんも済んで午後9時、3匹のワンコと1匹のニャンコを連れて散歩です。普段
車の走ることのない田舎道に軽トラックがはいって来た。夜中のことだから水管理に
でも来たのかな、感心なやっちゃ。と思っていたら、なにやらエンジンをふかし始め
た。
なんのことはない、出穂前後のイモチ、紋枯れ、ウンカ、メイチュウ、ヨコバイそ
の他いっぱいに効果あるとかいう数種混合の粉剤を散布しだした。
「やべぇ〜〜、全員退避!」くるっと向きを変えて来た道を小走りに戻りました。
風が無いから飛散しない分、よく効くだろうとと喜んでいた20数年前の自分を思い出
しました。
それに比べて現在は草取りもなければ一切の薬撒きも無い、大そう楽をさせていた
だいております。どぼじてみんなこんな楽な稲作をしないんだろう。。。。
出穂も終った旭風が次第に下を向いてきています。忙しくなってきたのがスズメへ
のえさやりです。最初のうちは斥候程度だったものが、やがて小隊から中隊、大隊へ
と数を増やして、今はもう元帥率いる師団ぐらいになってきたものだから、1升ぐら
いのクズ米は直ぐなくなってしまう。外人部隊にはカ〜ァと鳴くのや、雉鳩までもが
加わって私を攻め立てる。
軍隊が見えないな・・・と気が付いたときには、本隊はもう田んぼの中だ。
「こりゃぁ〜〜〜〜」 手をパンパンと叩くと一斉にどぉ〜っと羽音を立てて飛び立
つ。
私ももう勝てません。負けそう。。。。くず米も残り少なくなってきた。
頼みはよその田んぼの穂が早くおいしくなって、師団の解散をしてくれることだ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
9/1 岡山の林さんから「RE:チェーン除草」
皆さん今晩は、
最近の雨の降り方を見ると、地球温暖化に意外と弱いのは実は都市であることが分か
る。地球温暖化で日本では雨が2割ほど多くなり、また雨の降り方が極端で、激し
く、局地的になることは以前から予想されていた事だ。このような状況になっても、
炎天下のコンビニの駐車場に止められた車には、エンジンをかけっぱなしにしてクー
ラーを効かせたまま買い物をしているのがある。最近はミネラル水の方がガソリンよ
り高い時代ではなくなったようだが、今でも水のほうがガソリンより高い場合もあ
る。私としては地球環境を守るため、もっと燃料は高くなるべきなのだ、という考え
だ。私も燃料が高くなると実は困るのだが、地球環境には換えられない。
福井の塚本さんの「平成20年の報告1」にあった田植前チェーン除草を私もやるつ
もりです。田植前は何も植わっていないのだから遠慮なくチェーンを引っ張って歩け
る。2回代かきの後、3日ほどおいて雑草が発芽する土壌表面から深さ2〜3cmだ
けを処理するつもりです。それ以下の深さの土壌は極力表面に出さない。一反当り
10分の除草時間が、それ以後の田んぼの管理時間に比較して長いとは思えない。
田植直前にチェーン除草処理をして田植を始める。これをやっておけば「よーい、ド
ン」と成苗稲と雑草の生育競争になれば、これまでよりも3日ほど有利になるのは確
実。田植後のチェーン除草にも余裕が出来る。
チェーン除草具を手で引っ張るか、田植機に苗を積みこむ前に田植機で引っ張って田
んぼを一、二周して来ればよい。走行速度でやれるし、3行程分一度に出来るので時
間は田植えの1/3以下で出来る。正確にチェーン除草をやる必要はない。4隅は残
す、ぐらいの感覚でやれば良い。田植機のフネでも除草に効果があるのだから、
チェーンを引っ張る代わりに、少し重い板を引っ張っても良いだろう。
一番気を付けることは、雑草の発芽層である厚さ2、3pだけを処理すること、に尽
きる。根茎類の雑草以外にはこれでかなりの効果があると思う。3日ではまだ雑草は
見えないが、発芽はしている。この時期を狙って、草を見ずして草を取ればよい。
今年は、一輪田植機を中古市で見つけ購入してきました。これを改造して機械式の除
草機を作ります。これは除草機を持ち上げずに転回できるように考えたものです。
チェーン除草具を使うためではなく、別のアイデアを試すためのものです。
林 正弘
岡山市
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