2009年3月のお便り   HOMEに戻る

3/30 和歌山の浜田さんから・「さくらまつりに参加します。」
 お近くの方是非どうぞ。自家焙煎無農薬コーヒー,ポン
菓子(自家栽培無農薬米使用),他に缶ビール,お茶販
売します。地図などはこちら。↓ああいそがし…
http://blog.fideli.com/kamumi/

−−−−−−−−−−
浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

3/25 岡山の山崎さんから「おせんべいの加工が始まりました。」
山下様
里山農場の山崎です。
昨年秋に、おせんべいの受託加工のお知らせをさせていただいたものですが、
予定よりかなり遅くなりましたが、準備が出来ました。
以下のメールを流していただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

 昨年秋に、おせんべいの受託加工のお知らせをさせていただいたものです。
当初の予定よりかなり遅くなりましたが、
何とか草加せんべい加工プラントが完成し、
満足のいくおせんべいが焼きあがるようになりました。

当初の予定より、メーカーからの納入時期が大幅に遅れ、
また思った以上におせんべいの製造過程である
製粉、生地作成、乾燥方法、焼き加減、味付け方法などの調整に、難儀しました。
それでも何とか、商品として皆様に満足していただけるが出来上がりました。
そして待っていただいていた生産者の方の受託加工が始まりました。
詳細は、問い合わせていただければ、サンプルも含めて送付いたします。
お米30kg(小米でも可能)程度からの加工もいたしますので、
ご検討よろしくお願いします。

また雑穀(キビ、粟など)、海産物(えび、青海苔)等の、生地への練りこみも可能です。
味付けも、醤油(国産大豆、国産小麦の長期熟成)、海の精の塩、魚しょうなども
試してきました。
生地作成で用いる水も、地下水(検査済み)を使用し、菓子製造業の免許も取りました。

特徴は、油、砂糖、アミノ酸、保存料などを使用しないお菓子。
塩味にしますと、小麦、大豆アレルギーの方にも対応したお菓子になります。
味付けを薄めにしておりますので、お米の味がするお菓子になりました。
消費期限を半年と設定しております。
離乳食にも使っていただいているようです。お湯を注ぐと、食べやすい形になります。

イベント、直売所などで、お米を販売される中で、他のお米と差別化できます。
洋菓子のような、派手さはありませんが、日本の文化食として、広くお客さんに支持されています。
など自分が、販売していったなかでの感想です。

有機栽培(JAS認証は問いません)のお米のみを、加工していきたいと思っておりますので、ご理解よろしくおねがします。
表表示、裏表示などもこちらで、ご用意いたしますので、すぐに直売所などで、販売できる形でお届けできます。

里山農場のホームページ、ブログも開設しました、おせんべいの加工関係の
ものもありますので、ご参考ください。

里山農場  山崎 勝久
 Mail:itayky(アットマ)nifty.com
 URL :http://satoyama-farm.com/
 BLOG:http://blog.satoyama-farm.com/

3/25 やまちゃんから「里芋覚え書き」
隣村に松田さんという篤農家がいる。
ぼくのおじさんと同級というので、もう80を超えている。
ほれぼれする里芋を作っているので、今年種を分けてもらうことにした。
その極意を聞いてみると、への字に通ずるようなところがあるので書いてみます。
 
「松田さんは、元肥なしで定植すると聞いていますが、、、」
 
「そう、元肥なしで植えて、追肥は稲を中干しする7月下旬から8月はじめに一回だけ。
鶏糞一袋(15キロ)を11〜12株くらいに、株と株の間にどさっと入れる。
わしは化成も使うから、化成を蓋するように鶏糞を置いて、土寄せをする。
土寄せは2回もしたら十分やな。
まわりの田んぼが中干ししているので、土も乾いている時期やな。
 
ところが、みんなそれまで待てへん。
里芋の葉っぱが黄色くなってみすぼらしいので、待ちきれずにそれまでに追肥をやってしまう。
そやから葉っぱも大きくなるし、親芋も兄芋も大きくなってしまう。
稲の青田ほめと一緒やな。
親芋は小さくてええんや。子芋が欲しいんやから。
 
土寄せがすんだら、三日にいっぺん肩まで水を入れる。
水を入れだしたら、焼いたらあかん。
乾かして焼いてしまうと、芽が死んでしまうから取り返しがきかへん」
 
なるほどという話でした。
 
このおっさん、ジャガイモは1月のカラカラ天気の時に定植をすませています。
ジャガイモはいてて腐ることはあらへんからな、
2月に入って、ぬくなり出したらいつ大雨が降るかわからへん。
田んぼが乾いとる時にやっときゃええんじゃと、すまし顔です。
 
近所の大西さんに「うちの方では厄神さん(2月17日)にジャガイモを植えることになっています」
と言ったら、
「お太子さん(3月3日)に植えるところもあるし、また別の日やと言うところもある。
要するに、覚えやすい日に植え付けると言うだけの話や」
 
これもなるほど。
 
3/19 岡山の林さんから「越冬中だったアシナガバチ」
皆さん今晩は、
確定申告も終わりました。
今日は面白いものを見た。2羽のケリがけたたましく鳴きながら、トンビを攻撃して
いた。領空侵犯だな、これは。ケリは気の強い鳥で、田んぼの畔を歩いていると、私
も攻撃されることがある。ケリにしては少し早い気もするが、鳴き声は確かにケリ
だった。スズメも巣の材料を集めていた。近くの小川には、ウとシラサギがいて、驚
いて飛びたつ事がある。ツバメもやってきているのを見かけた。このツバメはさらに
移動していくかもしれない。
梅の木に来ていたメジロはもう来なくなった。代わりにヒヨドリがやかましく鳴きな
がら梅の花の蜜を吸っていた。このヒヨは近くの椿の花の蜜を吸いながら、この椿に
いつも陣取っている個体だ。梅はまだ虫が活動を始める前に咲くので、メジロが梅の
受粉に決定的な役割をはたしているに違いない。

農業マルチを移動しようとしたら、アシナガバチの集団が出てきた。
冬の間、このマルチの隙間で越冬していたようだ。近くに使われなくなった古い蜂の
巣も見つかった。休憩を取り、コーヒーを沸かして飲んでいると、温かい春の陽光を
浴びて蜂たちの体が温まったのだろう。彼女たちは動き始めた。やがて一匹ずつ次々
と飛んで行き、見えなくなったので、落ち着いて作業を再開することが出来た。カメ
ムシも越冬していたので、これは潰した。
まだアオムシなどの害虫は出ていないので、アシナガバチには起こすのが少し早すぎ
たかもしれない。今年もアシナガバチが害虫を退治してくれることに期待している。
写真は、越冬していたアシナガバチの集団です。これが最初の世代。

林 正弘
岡山市
3/19 島根の堀野さんから「コナギ対策・害虫対策 最終回」
島根で冬を過ごした渡り鳥たちがロシア方面へ?ビザなし帰国する頃になりま
した。まっ、それをいうなら海洋を渡る害虫たちも、国境線・国境措置などで
はどうにもなりませぬ。それに、カメ星人の襲来も外来雑草+共棲害虫による
バイオハザードの一種かもです? 平成の米問題には、農政問題うんぬん以前
に、自然がらみの難問があれこれ横たわってるみたいですねえ。

もちろんこれ以外にも特大の自然的驚異が控えています。1つはこのHPの主
テーマの「除草問題」ですね。これは各位のご努力で@菜の花、ツース、テラ
ガモ、アオミドロ・・・等々、有力な対策がみえてきたようです。おかげさま
で元気をいただきました。今年は一段と頑張ります!

2つめは長らく聖域になっているようですが、米消費減・米価下落の元凶とみら
れる「偽装倒伏米」でしょう。いきなり偽装だ、倒伏だ、と言ってもアレですか
ら詳細は他の機会に譲りますが、例の耐震偽装のようなワザを何重にも塗りか
さねた抽象画みたいな感じですかねえ。たぶん正方形(政法経)の方角からは見
えかねるんじゃないでしょうか。かれこれ半世紀は放置されてますから・・・。
まあ、集約増収技術、大型施設、新鋭工場、減反、市場隔離、農済、補助金等の
見栄えは大事です。・・ですが、肝心のご本尊というか化粧袋の中身の不具合を
どうにかしないことには、コメ産業の社会的地位はいつまでたっても、みじめ、
なみだ目が続くのではないでしょうか・・・???

なんだか取りとめのない流れになってしまいましたけれども、とりあえず今回で
ひと区切りとさせていただきます。山下様、皆様には、快くかつ懐ふかく受けと
めていただきましたこと、心から御礼申し上げる次第です。

最後に今年の☆天空農園ですが、成功すれば畦畔が花、失敗すれば水田が
コナギの花、どっちに転んでも花だらけになってくれるでしょう。
・・・その経過はまた後日。<笑> 
 島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎

3/19 北海道の三田村さんから「2009年度、由仁ふれあい農業小学校のご案内」
 皆様いかがお過ごしでしょうか。また皆さんの所も雪融けが進んでいますか?
由仁の畑は後2,3日で雪が無くなりそうです。そして白鳥やオオヒシクイの群
れが田んぼに降り立ちにぎやかです。野菜の種まきもはじまり農作業も忙しくな
ってきました。
 
 さて今年で8年目となる農業小学校のお知らせです。「本物は畑にある」を合
い言葉に、農業・農村体験のすばらしさを伝えていきたいと思っています。皆様
方お誘いの上ご参加ください。
 
 今年のカレンダーを見ますと9月に大型連休がありますね。新しい取り組みと
して「農業小学校で見学旅行」ができないかと考えています。管内のグリーン・
ツーリズムの現場を訪ね、スローフード・スイーツでおなかがいっぱいになる旅
です。皆様のリクエストで実現させますので、こちらもよろしくお願いいたしま
す。
 では皆様暖かくなってきましたが寒の戻りもあります。健康に気をつけてお過
ごしください。
 

由仁ふれあい農業小学校 開催要項 

本物はここにある!
さあみんな、畑へ行こう!!

畑と食卓をつないで「由仁ふれあい農業小学校」は8年目の春をむかえました。
「由仁ふれあい農業小学校」は農業体験を通して自然の仕組み、農業の役割、命
の大切さを学ぶ体験教室です。
小さな種を蒔き育て、豊かな実りを迎える感動を、学友みんなで共有しましょう。

農業小学校は隔週で農園に通い、オーナー畑で野菜づくりをする体験教室です。
種まきから収穫まで、園主が責任をもって育て方を伝えます。
リンゴ狩り、ぶどう狩り、しいたけ狩り、サマーキャンプの実施。
育てた野菜の調理教室は、農園カレーライスやピザづくりなど。餅つきやソバ打
ちも行います。楽しくて美味しいプログラムが盛りだくさんです。

開催日  5月中旬〜11月上旬 土曜日コース・日曜日コース
時間   開催日の10:00〜15:00(雨天決行)
参加費  個人参加 12,000円(5坪の畑)
     家族・複数参加 24,000円(10坪の畑)
受入人数 各コース40名 先着順
問い合わせ・お申込み
    ふれあい体験農園みたむら 三田村 雅人
〒069−1211 夕張郡由仁町岩内1614

農業小学校リーフレット(印刷、再配布可)
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/nou_shou.pdf
当園Webサイト内に詳細な内容があります
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/nou_shou.html

上記開催要項およびリンクにあるリーフレット(pdfファイル)は、お知り合いの
方に再配布していただければ嬉しいです。またリーフレットの郵送もできますの
でお申し出ください。よろしくお願いいたします。

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         ふれあい体験農園みたむら
                三田村雅人
  〒069-1211 北海道夕張郡由仁町岩内1614
農園HP http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
   農園ブログ http://hureai.exblog.jp/
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3/16 島根の堀野さんから「畦畔ガーデニングで害虫対策4」
  「畦畔ガーデニングで害虫対策4」
  確定申告で忙しい方も少なくないようですが、私はお暇。島根の堀野です。
暇なうちに畦畔の管理作業をご紹介しましょう。
天敵クモ類は6月ころに繁殖するので6月中は全面一斉の草刈りをしないよう工夫
しています。特に、畦畔の水際はクモやカエルが多く、繁殖の場でもあるので、6月
いっぱいは水際草を刈りません。

また天敵コバチ類を増やすため、花蜜源になる「春の七草・秋の七草」などの在来
植物を大事にしています。ですから@菜の花は、当園では畦畔で活躍して頂くこと
になります。当町自慢の草花で環境省認定・絶滅危惧種のヒゴタイも育苗中です。
他方、害虫カメムシ対策として、カメムシの第二世代、第三世代の繁殖期にあたる
7月頃に出穂・開花・結実する牧草類は、徹底除草しています。

私がこの畦畔ガーデニング法を始めて、かれこれ20年余になりました。現代農業
2009年3月号・別冊「むらを楽しくする生きもの田んぼづくり」にも、一部収録されて
います。まあ、今年もなんとかなってくれるでしょう。<続・次回で最終回です>
 島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎

3/13 島根の堀野さんから「畦畔ガーデニングで害虫対策3」
   毎日が日曜日なので、そこそこに頑張っています。島根の堀野です。
さて、全国的な問題になっている斑点米カメムシですが、一番やっかいなアカスジ
カスミカメの大好物は、どうやらイタリアンライグラスの乳熟期の子実のようです。
悪いことにイタリアンは、刈っても刈っても1週間後くらいには再出穂してきます。
その頃をみはからいつつ、イタリアンライグラスに向かって捕虫網を振り回すと、
アカスジその他、ごたまぜカメムシが「佃煮」にするほど捕れることもあります。

ご承知のとおり、もともとイタリアンは牧草ですが、最近では広域雑草化して畦畔や
農道を侵略しつつあります。どういうわけかトラクターが水田へ出入りする進入路
付近に多いようです。それと用水路を伝いながら下流へ向かって広がる傾向も覗え
ます。当地方の稲作は、たいへん困った事態になっています。同じような理由から、
国土交通省ご用達の「舶来イネ科法面工法」も@+*?〜×で、困っています。

ほかにシラホシカメムシ類やミナミなんとかカメムシ類なども、繁殖期の6月〜7月
にかけて開花・結実する赤クローバーとか、名前は分かりませんが牧草地などでよく
見かける巨大スイバ?や、巨大ヒエ?などの子実にわんさか集まっています。
いっぽう斑点米カメムシがお呼びでない草種も少なくないようですね。たとえば在来
野草のチガヤや野菊の如き!などには、なぜかあまり興味がないようです。<続> 
島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎

3/10 ●島根の堀野さんから「畦畔ガーデニングで害虫対策2」
 山下様、皆様、いかがお過ごしでしょうか。島根の堀野です。
今までは、アオミドロのところで田力車を押すと植えた苗が倒れやすいという印象
しかありませんでした。去年は美的女医先生の下へ通院するのが忙しかったので、
たぶん一昨年のことだったと思いますが、アオミドロが湧いていた田の一角だけは、
言われてみればコナギが生えてきませんでした。グレイトなニュースです。

今年もコナギの人力除草を7aほど試すつもりですので、アオミドロとコナギの生え
ぐあいをしっかり観察してみます。アオミドロが増える条件なんかも見当がつけば、
今後大いに役立つでしょう。なお併せて棚田合計60aを使い、あぜ草刈りの工夫で
害虫を抑える実験も予定しています。 ・・・この2年間で準備も整いました。

天敵クモ類を保護増殖して、成虫が少ない7月段階までに退治すれば、ヒメトビや
トビイロなどのウンカ類、コブノメイガなどのメイガ類はわりあい簡単に防げます。
クモ類の保護増殖にはある程度の畦畔面積が必要ですが、当地は農地の約25%が
畦畔と農道なのです。それは良いことなのですが、あぜ草がよく育つので年3〜4回

も草刈りをしなければなりません。つまり稲の作付面積とほぼ同面積のあぜ草を刈ら
なければならないわけです、・・・トホホ。 ですから、なにを安直な!と叱られるかも
しれませんが、草刈りの工夫みたいな安楽的方法で「一石二鳥に三害虫」、となって
くれれば最高なのです。<続>
 島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎

3/10 横浜の石田さんから「よこはま里山研究所NORAのページの紹介」
山下様
お世話になっております。

登場させていただき光栄です。
な〜に谷っ戸ん田もご紹介、ありがとうございます。
ついでに、私がほかで書いているページを紹介します。
http://nora-yokohama.org/satoyama/004/
ご照覧ください。

石田周一

社会福祉法人 グリーン
〒227-0035 横浜市青葉区すみよし台30-14
TEL/FAX 045-961-0305
ホームページ http://home.catv.ne.jp/dd/green/
菜園ブログ  http://greenykhm.spaces.live.com

3/9 やまちゃんから「堀野さんへ、去年の経験」
去年は西日本一帯が豊作かと思っていたら、
島根は縞萎縮病があったりで、必ずしも豊作モードではなかったんですね。
ぼくの田んぼに限って言えば、
「何でスランプから脱出できたんやろ?」
と、今でも不思議なんです。
要するに、よくわかっていないんです。
 
コナギやホタルイが、田植え直後には、やばーというくらい芽吹いていたのに、
ティラガモを入れたら、うそーと言うくらいおとなしくなってくれました。
「なんでやねん?」
 
アオミドロが繁茂して、田植え後1週間頃にティラガモを入れようとしたら、
藻で稲をなぎ倒してしまいそうになったので、いったんはティラガモをあきらめた田んぼがあります。
ところが田植え後30日をすぎた頃になって、
「あかん、このままでは悲惨なことになってしまう」
と、やけのぱんぱちで強引にティラガモを入れました。
その田んぼも、
「山下はん、今年はどないしたんや?えらい稲がまじめやないか」
と、村の人が言うくらい稲が元気で雑草がおとなしくなってくれたんです。
「なんでやねん?」
 
イネミズゾウムシも、田植えした翌日に田んぼを見に行くと
「やばー」と言うくらい飛び込んできていたんです。
それが、いつの間にやら数が減って、言うほどの被害がなかったんです。
もしかしてまわりの農家が「農薬の箱施用」をしているので、
イネミズゾウムシの密度が低くなっているのかしらん?
それとも、山梨の中野さんが言うように、イネミズくんにも天敵がいて活躍してくれたのかしらん?
いずれにしても、これも
「なんでやねん?」
 
要するになんにもわかっちゃいないんです。
だから、今年も不安をいっぱい抱えた状態の出発です。
だけど、雑草まみれの田んぼがあんな風に変身することもありなんやという経験ができたことは、
すごい勇気です。元気が出ます。
気分的には、ながーいながーいスランプのトンネルを抜け出ています。
 
正月の年賀状に「上農は草を見ずして草を取り、、、、」と書いたら、
自閉などの障害者相手に「商売」している友人が、
「草を見ずしては、どの業界にも通用する極意だね」と、書いてよこしました。
 
酔っぱらいついでに、その友人のHPを紹介しておこうか。
「辰源の独り言」http://www2.bbweb-arena.com/kakutatu/です。
その仲間の石田さんは、横浜の青葉区で、「グリーン」という作業所をやっていて、
障害者と一緒に本格的に農場を運営していて、「耕して育つ」を実践しています。
その石田さんのページもおもしろい。
http://www2.bbweb-arena.com/tuitachi/myweb117_006.htm
横浜の農業を元気にするんだという心意気でやっている
その石田さんら仲間の「なーに谷っ戸ん田(やっとんだ)」http://www.yattonda.com/
も、おもしろい。
石田さんの文章を読んだり、会って話をすると、
「わが列島の百姓はまだまだあかんなあ、元気ないなあ。
もっともっと、あちこち頭をぶつけて鍛えられる必要ありやな、
もちろんぼくを含めて、、、、」と思ってしまいます。
「みーんな悩んで大きくなったあ」(これはちと古くて、今どきの若者には通用しないか)
 
3/7 島根の堀野さんから「畦畔ガーデニングで害虫対策1」
山下様、皆様、いかがお過ごしでしょうか。島根の堀野です。 
さすが勘の鋭い方がいらっしゃるようです!当初案では、前回でひと区切りと思って
いましたので、雰囲気を読まれてしまったようです、ドキッ・・・・。

ところで当地でも、今井さまや林さまと同じタイプのチェーン除草を試そうとして
いる営農組合があります。どんな結果になるか注目しています。それと昨秋のこと
ですが、島根では縞萎縮病が大発生し、100ha以上がほぼ全滅状態になって騒ぎに
なりました。・・・そんなわけで、もう少し追加<続>させてくださいませ。

縞萎縮病は水田で越冬するヒメトビウンカが広めるそうです。稲は中途半端な育ち
方をしてクシャクシャになります。このほかには、数年に1度くらい大被害を出す
トビイロウンカも怖ろしい害虫です。トビイロは7月頃の南西の風にのり、中国南
部、フィリピン、ベトナム方面の稲作地帯から、西日本の水田へ飛来するそうです。

着地するのはごく少数ですが、そこで千倍・万倍に急増し、稲株から稲株へ波紋が
広がるように拡大移動するので、円形脱毛症のように稲が枯れるらしいです。
ひどいときは強力農薬でも抑えきれず、津波が押し寄せて来るように感じます。
相前後して増殖するコブノメイガも稲葉をかじるので、水田は白波が立つようにさえ
見えます。九州及びその近県は、特にたいへんらしいですね!<続>
 島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎

3/7 岡山の中務さんから「水田フル活用」
岡山県の東部で、ちょびっとだけ除草剤を使わないイネも作っている中務です。
MLのメンバーでは無いのですが、楽しく拝読させていただいています。

最近、「水田のフル活用」という何だか得体の知れない掛け声が聞こえて来る
ことがあります。

お米が余り、耕種農家が厳しい経営を強いられている原因のひとつは、私のような
者との競合であろうと思いますが、私たち2種兼業の農家は、コメを売った収入で
生活している訳ではないので、最も簡便な農地の保全方法として、水田には水稲を
作付けます。

事情が許す限り、それこそ「水田を水田としてフル活用」しようとするのです。

農地の保全という目的が優先できる範囲であれば、給料で赤字補填してでも、
水稲を栽培するのが最も合理的・・・という表向きの理屈だけでなく、私に流れる
血が「とにかくコメを作れ!」と囁くからなんですけどね。(笑)

3/3 島根の堀野さんから「今年のコナギ対策5」
山下様ご紹介の「田力ノート」を読みました。田力は東北地方だったと思います
ので、当園と似たような気温でしょう。コナギは全国区、しかも万葉時代?からの
人気者で、ときには漬け物にして食べたという歴史にはビックリでした。

しかし、にわかに食用にする気にはなれません。とりあえず山間高冷地の水田では
機械的〜物理的な除草ということでしょうか。そこで今年は代かき後の田面に深さ
2cm、巾8cmくらいの浅くて幅広の溝をつけ、そこに30cm×30cmの坪37株で田
植えをする計画です。今、日曜大工で浅溝をつけるための仕掛けを作っています。
まあ、毎日が日曜日ですから何とかなるでしょう。

この浅溝に人手で田植えをしたあと、4〜5日目くらいから人力除草用の「田力車」
で縦横×2回除草を予定しています。アルミと軽木でできていますので高齢者向き
でしょう。田植直後の撹拌土寄せ効果で、株内・株際・株間の雑草を抑える作戦な
のですが、さてこの夏、☆天空農園のオラが水田はどうなるでしょうか? <続>
 島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎
 
●やまちゃんから
堀野さんの遊び心というか、頭の柔らかさに脱帽です。
最後の行の
「さてこの夏、☆天空農園のオラが水田はどうなるでしょうか? <続>」
「さてこの夏、☆天空農園のオラが水田はどうなるでしょうか? <笑>」
と読んでしまいました。
あれっと思って、目をこすったら、
<続>
でした。(笑い)

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