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4/30 やまちゃんから「苗代の試行錯誤」
ここ数年毎年試行錯誤を繰り返してきていた「ポット育苗の苗代」ですが、
今年、「やっとこれでいけそうやな」という感触が得られました。
やれやれ、、、、
手順は下記の通りです。
(1)冬の間に米ぬかを1畝あたり80キロくらい散布しておき、
(2)適度な土壌水分の時に2〜3回耕起して砕土しておく。
(3)3月の大雨の時に代かき。今年は2月に代かきしたが、早すぎて雑草がけっこう出てきました。
(4)春の乾燥(好天)でバリバリにヒビが入った。
(5)天気をみながら、苗箱を据え付ける1〜4日くらい前にトラクターのロータリー(140センチ幅)で砕土。
耕深は1〜2センチ。
均平板をいっぱいに下げて、二山盛り耕で平らに仕上げました。平面耕の方がベターです。
(6)苗箱押さえ板で、鎮圧。平らにしておく。(貼付の写真参照)
(7)根切りネットを敷く。
(7)ズックで(ぼくは定番の地下足袋、奥方がズック)苗箱を据え付けました。
(8)1ミリの防虫ネット(150センチ幅)をかぶせ、ピンで止める。
(9)0,02のシルバー(180センチ幅、練り込みのシルバーシート)で被覆、ピンで仮止め。
(10)風で飛ばないようにシルバーの両裾を土を載せて押さえる。
(11)ポンプで水入れ。肩までしっかり水が入ったことを確認して水を落とす。
(12)5日ほどしたら、出芽してシルバーを持ち上げはじめるので、シルバーの被覆をはずす。
(13)防虫ネットを第1葉が突き抜けるので、ポールなどを使って、シルバーを浮かせる。
(13)本葉が2〜3枚出てスズメの心配がなくなったら、
また、雷雨が襲ってきても叩き出され心配がなくなったら、防虫ネットの被覆をはずす。
以上です。
ぼくが自信を得たポイントは、
3月に代かきして、バリバリに乾かしておくと、
トラクターのロータリー耕で土がきれいに細かくなります。
代かきした後とか、中干し後などに土が乾いた時、
とても泥の状態がいいことを皆さんもきっと経験されたことがあると思います。
それと、わが苗代田んぼは石が多い田んぼなんですが、
代かきをしておくと、石が底の方に沈んで表層は石のないいい土が堆積しています。
また、苗箱を並べる前に、苗箱押さえ板で鎮圧しておくと
苗代が平らになり、苗箱との密着がいいように思いました。
今日苗箱の据え付けをしてきたばかりですが、
たぶん、きっとたぶん、林さんの言うところの「想定外の事態」ないように思われます。
いや、実を申しますと、今日も想定外のことがおきそうになりました。
シルバーで被覆して水を入れはじめた頃に風が猛烈に強くなり始めて、
2重に折り返してピンで止めておいたシルバーが風でちぎれそうになったのです。
あわてて泥を載せ直して、飛ばないように補強してまわりました。
ところがパンパンにふくれあがったシルバーが風でバタバタしているのがおさまりません。
泥で押さえて風の入り口はないはずなのに、なんでこんなにバタバタ風におあられるのだろう?
やばいなあ、、、と思案していてはたと気がつきました。
シルバーの中にいっぱい空気をため込んだまま泥で押さえていたのです。
細い針金でプスプス穴を開けてやったら、しばらくしてシルバーが落ち着きました。
たぶん、台風クラスの突風が吹かない限り大丈夫なはずです、きっとたぶん。
4/26 やまちゃんから「畑の雑草のよもやまばなし(続)」
引き続き石油系マルチの話です。
なまくら人間ですので、夏場にこれなしではこっちがくたばってしまうと、
黒マルチ、黒の防草シートに頼り切っています。
梅雨明けのあっちっちの時の透明マルチによる太陽熱消毒。
土中温度はどれくらいまで上昇するんだろうとネットで調べようとしたら、
おもしろそうなのがあったけど、英語の文献でアウト。
日本語の情報では「農業実践教室」というのがあって、50〜60度くらいまで上昇するらしい。
表層2〜3センチくらいまでの雑草の種はほとんど死滅します。
この温度だったら、たぶん害虫の卵もやっつけてくれそう。
やってみて、ニンジンやタマネギの育苗はもう依存症の領域です。
今年は、神奈川の今井さんが教えてくれた秋野菜の育苗にも取りいれようと思っています。
ただこの方法の弱点は、土中の毛細管が切れるのか、土がすごく乾きやすくなります。
タマネギは畳のゴザをベタがけしますので問題ないのですが、
ニンジンでは発芽を安定させるため、灌水が欠かせません。
アルミを蒸着した反射フィルム(太陽シート)を使ったらどうだろうという誘惑にかられています。
問題は値段だな。
ネギの定植床を黒マルチで予措していると先日書きました。
冬春ニンジンでは、抑草に失敗しもうあかんとギブアップしていますが、
地温が高い春から夏にかけては、使い方によって効果があるのではと、しぶとく望みをつないでいます。
基本的には、黒マルチの下でほどよい温度とほどよい湿りがあって、
発芽した雑草が遮光によって、夭折してしまうと言うことなんでしょうね。
問題は、雑草の種の中で発芽するものと休眠していくものがあって、
どの種類の雑草が発芽し、どの種類が休眠してしまうかということ。
また土中のどの深さまで発芽を促すか?
黒マルチの作用で、他にも何かありそうな気がするんだけど、これだけかなあ?
まあ、あんまり完璧を求めるのはやめときましょう。
雑草たちは、水田でもそうですが、かさにかかってというか、束になってかかってこられると、
お手上げになってしまいますが、個別のゲリラ戦程度なら可愛いもんです(笑い?苦笑?)
4/25 兵庫の大村さんから「ネギの話など」
実は、僕の言った根深ねぎは岩津ネギのことでした。以前下仁田ネギを作っていましたが、岩津のほうが耐寒性があってやわらかく美味なので、今はこれが一番だと思っています。でも土寄せが足らなくて姿は下仁田ネギみたいですけど。産地では白い部分が30センチ以上というのが出荷基準だそうです。
ところで、ネギロケットというのは面白そうですね。
さっそくネットで調べてみたら、ロケット(穴あけ棒)の長さが何種類かあるようですが、山下さんが使っているのは何センチのものですか。セル苗だとあまり深い穴ではだめなのでしょうね。一条タイプでピッチは7センチのものですか。
以前「現代農業」で、鉄の棒であけた深めの穴に、根深ねぎの苗を落とし込むだけで、あとは土寄せ不要という定植方法が紹介されていましたが、あれは地床である程度大きくした苗でしたっけ。
籾殻マルチを米ぬかで固めるという有機物マルチの方法も、ぜひ試してみたいと思います。これだと玉ねぎの除草も楽になるでしょうか。
有機農業でも、いや有機農業でこそ省力化技術はとても重要なので、そういう研修や情報交換の場がもっと必要だと思います。いろんな生産者がいろんな工夫をしているでしょうから。
有機農業研究会でも小祝先生ばかりでなく、そんな勉強の機会を持ってほしいんですけどね。
蛇足ですが、「岩津ネギ」という野菜は、産地である兵庫県朝来市の生産組織が商標登録していて、同じ名前で売ってはいけないそうですね。現地の道の駅では、岩津ネギの種が売られていますが、それを買って育てたネギを「岩津ネギ」として売れないというのはおかしな話です。品種名と野菜の販売名称が同じなのでややこしくなるのでしょうか。下仁田ネギ、加茂なす、万願寺とうがらし等々は、大丈夫なんでしょうね。商標登録というのは名前を独り占めすることですから、あんまり小さく固まらない方がブランドを広めるためにはプラスじゃないかと思うんですけどね。
大村 明@明石市
●やまちゃんから
ぼくが使っているねぎロケットは、1条タイプで、太さ27ミリ、長さ16センチのものです。
どれにしようか、いろいろ迷ったのですが、
(1)セルトレイの穴径にあいそうなもの
(ぼくは、セルの穴径が少し細くて深さが長いタイプのセルトレイを使っています)
(2)大村さんが紹介している現代農業の記事に、太めの穴の方がネギの太りがいいと書いてあった、たしか。
一本一本あける植え穴あけ器は自作していたのですが、穴が崩れることが多かったです。
ところが、13本一緒にあけると、不思議に崩れにくいものなんですね。
適度な湿りの時にロータリーをかければ、その直後がいちばん崩れにくいです。
定植溝を切って定植していた時は、ネギが曲がってしまうことが多かったですが、
ネギロケットを使うようになって曲がらなくなりました。
もみ殻の覆土で作るとね、収穫の時土を掘らなくても手ですぽんと引き抜けるんですよ。
土寄せに比べしまりが少し軟らかいかもしれませんが、気にならない程度です。
セルトレイ(128タイプ)の苗を定植する時は、
3〜4センチくらいの深さに穴を開けて、そこへ苗を突っ込んで(落として)いきます。
その後ジョロで水をじゃーっとやれば、まわりの土が崩れて密着してくれます。
4/25 やまちゃんから「続・畑の雑草のよもやまばなし」
姫路も思わぬ大雨。
お湿りを待ちこがれていたので、うれしかったのですが、おつりを返したくなるくらいの雨でした。
雨を利用してチェーンを切りました。
知り合いの会社に行ったら、小型の30センチ余りの鉄線切りしかなくて、
これで大丈夫か知らんと心配でしたが、大丈夫、問題なく切断できました。
2本のペンチでねじって、、、という情報も助かりました。
さて、石油系の防草シートの話ですが、
最近は夏場はこれなしで過ごせないほど重宝しています。
50センチ幅と150センチ幅の2種類を使っています。
50センチ幅の方は、ナスやキウリなどの夏野菜の黒マルチと黒マルチの間の通路(溝部分)に敷いて使っています。
150センチ幅の方は、カボチャやスイカ、ウリなどの両サイドに使っています。
トラクターのロータリーが140センチなので、
定植する畝の部分は黒マルチをしています。
その両サイドの部分に防草シートを敷いています。
ツルがつかまるものは全くありませんが、大きくなってきたら、それなりに落ち着いています。
ただ、このぼくのやり方、雨が多い年にカボチャやスイカが根腐れをおこしたことがあります。
幅4,2メートルの平畝で作っているみたいなものですので、
雨が限度を超すと滞水してしまうんです。
あかんかったらあかんかった時のことやという意味でも、「放任栽培」ですので、
あまり誉められた作りではありません。
4/25 岡山の林さんから「 RE:「畑の雑草のよもやまばなし」
皆さん今晩は、
今日の雨がもう50mmを超えたので苗床の様子が気になり始めました。鶏糞を撒いて
耕運し、平らにしておいたのが、雨で凸凹ができ始め、表面には水が浮いています。
あと苗箱の設置まで10日しかなく、再耕運して平らにするのは不可能かもしれない
状況になってきたからです。シートをかけておけば良かったと悔やんでいます。
今年は、倉庫を建設するため有機野菜を作っていません。これまでニンジン、タマネ
ギ、カボチャなどを作って赤字を増やしてしまったのです。作らなくなって赤字幅が
大きく減少したのは良いことなのですが、野菜を買おうとスーパーに行っても買う気
になれないのです。並べられている野菜が綺麗過ぎるからです。消費者の立場に立っ
てみると、消費者の気持ちが分るような気になりました。やはり私も野菜作りを再開
しなければいけないと反省しています。今年中に有機ニンジン作りを再開できればよ
いのだけれど。
山下さんの「畑の雑草のよもやま話」の中にありました籾殻の活用に興味がありま
す。マルチに活用して、モミガラが役目を終えても、それを放置しておくだけで、そ
のまま土を肥やしてゆくので一石二鳥です。それに比べると里山から落ち葉を集めて
くるのは大変な労力が必要です。落ち葉の方が有用ミネラルを豊富に含んでいるとは
思いますが。
>石油系のマルチと違って、有機物のマルチは土に貯金をしているようで、
>気分がリッチになります。
全く同じ考えです。石油系のマルチは、使用後圃場から必ず取り除かなければならな
いので、結局労力の削減にはなっていない。手間の先送りにしかなっていない。更に
取り除いたマルチの処分にお金がかかる。石油系マルチは高く付いているのですね。
「始末をする」という本来の意味は、使ったものを最後まで見送ると言う意味だと思
います。始めと終わり(末)をきっちり行うと言う意味ですね。
モミガラの使用は、最初から「末」までを考慮している。こちらの方がエレガント。
昔の百姓は労力を惜しまずに働いたのは事実だけれど、それは始末をして最初の方に
力を入れていたのであって、最後の方は省略して良いことが多かったのではないか?
「始末をする」とケチとは意味が違う。
またまた余談ですが、山下さんの「雑草とのよもやまばなし(1)」にあった野ネズ
ミの食害にあったニンジンの写真は、昨年の1月17日の私のメールで報告したもの
です。この写真は今年3月15日(日)の日本テレビ「所さんの目がテン!モグラの
科学」で使用されたそうです。私はテレビを持っていないので視聴していませんが、
知人が面白いものをみたとやって来ました。私の説明を聞いて、「あれは、あんた
が写した写真だったのか。」と言っていました。なお、私はあの写真を日本テレビが
使用することについては、承諾しています。
林 正弘
岡山市
4/24 やまちゃんから「畑の雑草のよもやまばなし・もみ殻の活用」
九条太ネギの苗作りは、128穴のセルトレイに6〜10粒くらい適当に落とします。
バーミュキュライトで蓋をして、川砂をぱらぱらとかぶせます。
2月半ばから4月半ば頃にかけて4回ほど種まきをします。
まだ寒い頃の種まきは育苗器に入れて、芽出し。
ネギの育苗は根転び(苗転び?)しやすいので、芽を切りかけたら空の苗箱を上に載せて重しにしています。
定植床は肥料(米ぬかか鶏糞)を入れて内盛り耕でロータリーをかけた後、黒マルチで被覆。
少しでも雑草対策になるだろうという期待と、
黒マルチの下はしっとりした湿りがあるので、ネギロケットの穴が崩れません。
根鉢ができたら、ネギロケットで少し深めの穴を開けて、苗を落とし込んでいきます。
1センチ近く深植してるかなあ。
大きくなってきたら、薬味ネギとして販売して、残ったのを本圃に定植しています。
一部は夏の素麺やうどん用のネギ用に、大部分は秋冬向けのネギとして。
さて、苗床にいる期間がけっこう長いので、油断すると雑草に負けます。
けずっ太郎で中耕して、それでも残ったのは手取り。
今日中耕しながら、「そうや、もみ殻で蓋をしてやろう」と思いつきました。
1センチくらいの厚さにもみ殻を播いて、風で飛ばされないように米ぬかをぱらぱら。
その作業をしながら、隣のアスパラの畝を見たら、
肩の部分は去年のシルバーマルチをそのまま残しているのですが、
裸の中央部分に雑草がだいぶ芽を切っています。
「そやそや、こいつももみ殻で蓋をしてやろう」と思いつき、
もみ殻をどさどさとかけて、米ぬかをたっぷり。
念を入れてその上にまたもみ殻をバラバラ、、、
きっと今晩の雨で板になってくれることでしょう。
石油系のマルチと違って、有機物のマルチは土に貯金をしているようで、
気分がリッチになります。
4/23 岡山の林さんから「チェーンの太さ」
皆さん今晩は、
山下さんの買ってきたチェーンの太さが5mmという事だったので、私のチェーンの太
さをノギスで測ってみました。私の鎖の太さも5mmありました。1巻き30mの重さ
からいっても私のチェーンと殆ど同じもののようです。ですからあのような工具で切
れると思います。太いものを買っておいて正解!
ところで私は鎖の輪を1ヶ所で切った後、2本のペンチで鎖をねじって回して開け、
鎖を外しました。その後、その切った輪をペンチで元通りに回転させて締めると、こ
の切った鎖も使えます。このようにするとロスがなくて済みます。チェーンにはほと
んど力がかからないのだから、外れることもありません。この工具は、支点が2ヶ所
あってレバレッジを2段回かける構造になっているのですね。
また余談ですが、金融工学では、レバレッジを2回以上かけることがあったのかな?
総額6京ドルとか7京ドルとかに膨らんだ金額が問題になったようです。印刷された
お金のことではなくて、コンピューター上の数字に怯えているのが現代。
林 正弘
岡山市
4/22 やまちゃんから「雑草とのよもやまばなし(1)」
大村さんや他の方の雑草とのつきあい方を教えて頂くと、刺激になります。
雑草とのつきあいをからめて、ぼくの栽培をよもやまばなし風に書いてみたいと思います。
まず根深ネギ。
この根深ネギというのは、きっと関西風の言い方なんでしょうね?
関西では九条ネギが代表的なネギで、これを葉ネギと言っています。
葉ネギに対して、土寄せした白ネギ(長ネギ)を根深と言うんですよね。
ぼくは、兵庫県北部の特産の「岩津ネギ」というのを作っています。
江戸時代に生野銀山に働きに来た常陸(茨城)の抗夫たちが、
長ネギがないのをさみしく思って、九条ネギを改良して作ったとか言われています。
根っこの白い部分だけでなく、青い葉っぱも柔らくて美味しい独特の長ネギです。
たしかにこれの草対策は頭が痛いです。
7月の梅雨明け頃に定植するのですが、削って削っても、株元からわんさと生えてきます。
最初の頃はネギの伸びがゆっくりなので、土寄せも思い切ってできません。
もしかしてぼくが大村さんより楽ができているとすれば、
ぼくの場合、9月の中旬にコシヒカリの籾すりをしたら、
そのもみ殻をどさどさっと株元に、土寄せ代わりにかけています。
これで一気に雑草を埋め込んでしまっています。
籾すり機のダクトから、軽トラの荷台(コンパネで枠)に直接受けて、
満杯になったらそのまま畑に直行。
岩津ネギは一畝あけて作っていますので、箕でネギの株元にかぶせていきます。
10月の中旬にも、ヒノヒカリの籾すりの時、もう一度覆土します。
もみ殻で覆土したら、米ぬかを振りかけて飛散防止。
これが追肥にもなりますね。
65メートル2畝(ウネ)、約2畝(せ)のネギに約1町分のもみ殻が入ります。
毎年ネギを作る場所を変えていますので、畑が年々ほかほかになっていきます。
作業体系のリズムに合ってていいなあと悦に入っていたのですが、
冬ニンジンが野ネズミに喰われ出したのです。
前に林さんが野ネズミの食害にあったニンジンの写真を送ってくれたことがありますが、
去年はめちゃくちゃ喰われました。
もみ殻が野ネズミの巣になっているのかなあ?
ネギは食われません。
喰われるのは、ニンジンとダイコン。
さて、根深ネギの雑草対策ですが、今年ひとつためしてみようと思っていることがあります。
6月のうちに元肥の米ぬかを入れて、トラクターの内盛耕で植え付けの畝を作ってしまい、
透明マルチで被覆、定植までの間太陽熱消毒をしておいたらどうだろうと言うものです。
実は、透明マルチにするか黒マルチにするか迷っています。
ネギロケットを使って植え穴を開け、そこにネギ苗を突っ込んでいく方式です。
黒マルチの下はしっとり湿っていますので、即ネギロケットがOKです。
問題は、黒マルチの被覆で滅草効果がどれくらいあるだろうかと言うことです。
春ニンジンの予措では失敗したのですが、
夏場の暑い時の黒マルチの予措は、なんかかなり効果がありそうな気がしているのです。
大村さん、ネギロケットはおもしろいですよ。
ぼくが使っている128穴のセルトレイの太さとぴったり合うので、
適当な深さに穴を開けて、そこに野菜苗をポトンポトン落とし込んでいくだけです。
7センチおきくらいに13本のロケット(棒)。
シュンギクならひとつ飛ばし、レタスは二つ飛ばし、と言う風にね。
定植の能率がよくなり気に入っています。
(続きます)
4/22 岡山の林さんから「山下さんのチェーン除草具」
皆さん今晩は、
4月19日のHPの宅配便で、山下さんがチェーン除草具に使用するチェーンを切断す
る工具はどんなものがよいか、とありましたのでメールしました。
私は、番線などを切る工具を使いました。写真のものです。
アームの(支点までの)長さは50cmあります。私はチェーンを133個に切り分け
なければなりませんでしたので、この工具を使いました。鎖を切断する力のモーメン
トは大きいので、アームの長いものでないとなかなか切れないだろうと思います。私
はこの工具を生コンなどの型枠を外す際に針金を切るために使っています。
余談ですが、東京の工事現場で、クレーンが倒れましたが、これも力のモーメントの
問題ですね。ニュースでは、「想定外」の過重がかかったからと報道されていました
が、これは「想定外」ではなくて、想定通りの力のモーメントがかかったから倒れ
た、と報道するのが正確ではないでしょうか。
林 正弘
岡山市
●やまちゃんから
林さん、ありがとう。
親戚の会社にその工具があるようなので、一度借りてやってみます。
ぼくが取り寄せたチェーンは、なんと5ミリも太さがあるようなんです。
欲張ったかなあという不安があります。
ぼくの場合には、やってしまってから(買ってしまってから)
「想定外」の問題がよく出てくることがあります(笑い)
4/21 佐賀の那須さんから「引き売り」
わたし、勤めをやめて百姓見習いになり、これまでどの師にもつくことなく、自分なりにいろいろと試行錯誤しながら6年間やってきました。その間いろんな本を読みいろんなひとからいろいろと言われてきました。そしてたびたび、その目指す目標を変更してきました。これまで、余りにも大上段に環境の保全・農地の継承・農業経営の自立などを浅はかなりに考えてきました。しかし、よーく考えたあげくの現在に思うことは何なのかと言えば、自分のつくったものを自分で売りにいく「引き売り」こそ自分のめざすところなのではないかと思うようになりました。朝採った作物を軽ワゴンに積んで、近辺の住宅地に売りにいく。そこでいろんな人と出会いいろんな会話をしながら、自分の思いをこめた作物を購入していただく、そこに作り手と食するひとの信頼関係を築けたらいいなあーと思うのです。60歳になったら、そんな日常を過ごせる百姓でありたいとこのごろ強く思うようになりました。
2009,4・20 佐賀県鳥栖市 那須 修一
4/21 やまちゃんから「畑の雑草対策」
ニンニクひとつ取ってみても、みんなそれぞれおもしろいなあ。
野口さんにも、後藤さんにも「なるほど」を感じます。
ぼくの黒マルチ栽培の欠点は、ニンニクの割れ(裂果)が多いことです。
冬の間にしっかり覆土するのが、その対策のようですが、黒マルチをしていると、勝手が悪くてねえ。
4メートルの角材に5寸釘を15センチおきに打ち付けて、
それで一気に穴あけをしているのですが、
マルチの穴から、鼻毛のようにホトケノザなどが芽吹いてきた時を狙って、
土入れをしてやると、その覆土効果で雑草が抑えられるのでは思ったりして、試行錯誤中です。
去年は、土の代わりにもみ殻をバサバサッとかけていったのですが、
もみ殻では効果はいまいちでした。
また野口さんには、稲架で天日干ししている稲作のワラを、うまく畑に活用されているなあと、
感心しました。
畑の雑草対策は、毎日のように頭を悩ましているので、
(稲は2〜3ヶ月ですが、畑は1年ですものね)
もっと書いてみたいこともあります。
また、後日。
4/21 明石の大村さんから「Re畑の雑草対策」
「有機農業で一番大変なのは除草作業だ」とは、生産者がみな口をそろえて言いますね。
ある篤農家は、「草種を落とさない」と言っていましたが、僕の場合埋土種子ごっそりのうえ、手間が足りずに毎年草種を落とすので、「雑草はごっそり生えてくるもの」という前提で作業するしかありません。
農業を始めた頃、近所のお百姓さんが、「しゃがんで草取りするようではだめだ」と言っていました。除草は、雑草が芽を出した直後に、鍬などでけずる「立ち作業」でするもんだということだと思います。
山下さんに教えてもらった「けずっ太郎」を使うようになってから、除草がだいぶん楽になりました。
雑草が発芽したらなるべく早めに、条間を作物ぎりぎりにけずっ太郎で削り、そのあと三角鍬で条間に溝を付ける感じで、作物の地際が隠れる位に土寄せしていきます。条間にズーッと溝を付けていくと左右両側の条の株もとまで土がかぶっていく感じです。けずっ太郎だけだと土が反転しないから、草が枯れずに復活してくることがあるので、こうしています。
人参や菜っ葉など作物が小さい場合は、土が作物にかぶってしまわないよう注意が必要ですが、草が小さいうちなら上から土をかぶせるとだいたい消えてしまうようです。これは2〜3日雨が降らない時を見計らってやります。(ただ、これからの夏草はつぎつぎ発芽して、さらに何回か削らないとだめみたいです)
また、ハウス内は水をコントロールできるので、このやりかたでばっちりです。
あと、かなり荒っぽいやり方ですが、草が伸びてしまったときは、刈払い機にちびたチップソーを付けて、谷から畝の肩の雑草を表面の土ごと削ってしまいます。鍬でやる草削りと同じことをチップソーでやっているつもりなんですが、草の地上部を残して上だけ刈るよりもあとから草が再生してくることがほとんどありません。だた、土や小石が飛び散るのと、機械への負担が大きいので、草が大きくなる前に鍬や管理機で処理しておく方が良いのは言うまでもありませんが。
特に雑草で困るのは、人参、根深ねぎ、里いも、玉ねぎなどでしょうか。根深と里いもはこまめに土寄せすると良いんでしょうが、すぐ後手にまわってしまいます。人参と玉ねぎはやはり何度か手取りもします。
「現代農業」誌で話題になったジャガイモの超高畝栽培。
僕もあの記事を読んで自己流にまねしています。うちでは芽が出てから1回追肥・土寄せするだけで、同時にマルチがけしてしまいます。芽や葉が土に埋まっても、伸びてきてマルチを突き上げてくるので、穴を開けてやります。マルチをするのは何より収穫が楽なためです。マルチで土が硬くならないのと、朝まで雨が降っていても、マルチを剥げば泥だらけじゃないきれいな芋が掘れるので。
カボチャの栽培はいまだに毎年試行錯誤です。
定植後に風に振り回されるのがいやで、今年は紙製の三角帽子をかぶせてみました。活着がよくなるかな。
蔓をのばす畝には最近は再生紙マルチをした上に少量の敷きわらを敷いていますが、防草シートなら毎年使えて良いかもしれませんね。山下さんの使っているのはどんな材質のものですか。また防草シートの場合、カボチャ蔓のひげは何につかまるんでしょうか。
カボチャ、スイカ、うり類の露地栽培で作業が楽で元気に育ついい方法をお知りの方はぜひ教えて下さい。不耕起・草生栽培も興味がありますが、まだ実行する勇気がありません。
大村 明@明石市
4/21 埼玉の後藤さんから「にんにく」
埼玉県羽生市の後藤です。
うちのあたりでもにんにくの花芽がでてきました。
昨年は4月29日あたりから収穫だったので1週間以上季節が
早まっているようです。
>
美味しいんだけど、知名度が低くて、ちょっと苦戦。
>
肉と炒めるのが定番だけど、ピラフや餃子に入れても美味しいよと、
うちでは毎年、花芽は醤油漬けにしています。ちょうどにんにく醤油と同じように
使います。そのままでも使えるしドレッシングの材料にもなります。
今年は山下さんにならい油でも炒めて食べてみました。
>
ニンニクは、元肥を入れて、黒マルチをします。
> 140センチ幅の畝に、4条で15センチおきに穴を開けて、
>
そこにニンニクの種を突っ込んでいきます。
> それで収穫まで用事なしと言いたいところですが、
>
マルチの穴から、ホトケノザなどが鼻毛のように出てくるので、1〜2回はその掃除をしてやります。
>
雑草対策のためだけでなく、今頃のニンニク肥大期に乾燥防止になるので、
>
この方式は気に入っています。
うちは未熟堆肥しかないので肥料なしで耕したあとニンニクを播いて表面に米糠のマルチを。
早春に米糠の割れ目からでてきたホトケノザなどがいい具合にしげってきたら未熟堆肥を播いて
からホトケノザなどを根もとから刈ってマルチしてゆきます。雑草をどのくらいまで茂らせるか
のバランスでにんにくの大きさが決まります。米糠の間からでてくる雑草はみごとに
アブラムシだらけです。(にんにくは大丈夫)
ps.先般、ヤーコンの種芋を欲しがっておられたかたはみつかりましたか?
うちは全部植えてしまっているのですがまだ芽がでていないので必要なら掘って
土つきでお送りしますよ。
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羽生
雨読晴耕村舎 後藤雅浩
メールアドレス
masa-goto@cam.hi-ho.ne.jp
ホームページ
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/masa-goto
ブログ
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mixi日記
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生産物情報
http://udokuseikoufan.seesaa.net/
*********************************************
4/20 千葉の野口さんから「Re畑の雑草対策」
千葉の野口です。畑除草のうちの場合です。
>
先日たまたま喫茶店でダイコン農家と隣り合わせになって、
>
ダイコンやニンジンなどは、播種後除草剤なるものを使うと言うことをはじめて知った。
私も数年前に知りました。うちは畑は1反5畝程度なので、基本的に畑に除草剤を使うこ
とはないです。防除のためにビニール等の資材を使うこともまれで、必要なときには藁をう
まく使っています。規模が大きくなると無理だとは思いますが、昔はどこでもそうしていた
ハズなのにと思うことがあります。
>
ぼくの場合、カボチャはあまりもうかる作目ではないので、
>
真ん中は黒マルチ、両サイドは1,5メートル幅の防草シートを敷くことにしています。
>
それで1,5メートル幅に定植して、後はまったくの放任栽培。
うちの場合、カボチャもウリも敷き藁で栽培し、次の作物(冬場は作物がないので春先ま
でそのままのことが多い)を植える前にボロボロになった敷き藁とともに耕い込んでいきま
す。結果は腐植だらけの土に返るだけ。マルチを剥いだり、防草シートを丸めたりしなくて
済むし、冬場に土が飛ばないのでエコなやり方かなと思っています。
>
トウモロコシが数センチに伸びたら、溝の山部分の土を崩すようにして、
> 土地寄せをして、まわりの雑草を埋め込みます。
>
20センチ近くに成長してきたら、一輪管理機の逆転ロータリーで、
> どさどさっと土寄せして、再び雑草を埋め込んでしまいます。
>
成長が早い作物の場合、土寄せで雑草を埋め込んでしまうのがいちばんですね。
>
これくらい土寄せすると、突風が吹いても倒れません。
さすがですねぇ。うちは基本的に手作業なのですが、やっていることは一緒です。ただ、
どうしても草が生えてしまったときには、根は切らずに軽く刈ってマルチということもやっ
ています。このあたりでハグサと呼んでいますがメヒシバなどはたまにズルをしています。
背が高くなるトウモロコシと共存させても生育には大して影響しないし、ハグサを全部刈っ
てしまうとトンボ草(スベリヒユ)が優勢になるので、痛し痒しです。特に雨が降らない状
態では草の吸い上げる朝露もバカには出来なかったりします。トンボ草はちょっとの雨で復
活するので、ハグサの適当刈りマルチは少しだけ便利だったりします。
>
去年「現代農業」誌で話題になったジャガイモの超高畝栽培。
>
出てきた芽の上にどさっと土をかけるとなぜジャガイモの実入りがいいのか?
このやり方でやっている方が近く(といっても車で30分ほどのことろですが)にいて、
話を聞くことができました。サブソイラ+プラウで深耕反転し、バーチカルハローで均整砕
土し、適切な芽数にした芋を植え付け、5センチほどに伸長がそろったところでふんわりと
土をかぶせているそうです。今年の我が家のジャガイモは朝市など用に7品種ほど植えまし
たが、芽数がちょうど良かったのか現在10センチぐらいに揃っています。さすがにまだ土
をかぶせる勇気はないかも...。ただ除草は中耕覆土方式なので、大いに参考になりました。
バーチカルハローはちょっと手が出ませんけどね。
ジャガイモの土寄せは、うちは最近では3回ほどですが、量を少なく回数を多くした方が
草は生えにくいですね。特に雨上がりで数日晴れが続くような日に乾土させると効果抜群で
す。
>
泣くのは、初期生育が遅くて、畑で長い作物。
> ニンニクは、元肥を入れて、黒マルチをします。
>
140センチ幅の畝に、4条で15センチおきに穴を開けて、
> そこにニンニクの種を突っ込んでいきます。
>
それで収穫まで用事なしと言いたいところですが、
>
マルチの穴から、ホトケノザなどが鼻毛のように出てくるので、1〜2回はその掃除をして
> やります。
>
雑草対策のためだけでなく、今頃のニンニク肥大期に乾燥防止になるので、
>
この方式は気に入っています。
うちの場合のニンニクは、ポリマルチ等はせず、植え付け後芽が出る直前にさーっと表土
を削って籾殻薫炭を3センチぐらいにまいてから、表面に米糠を軽くかぶせます。風のない
夕方で夜雨というような日にこの作業をしておくとまず草取りがほとんど要りません。同じ
ことを間をおいて2回繰り返しますが、その間で1回手取り除草をするだけです。ちなみに、
植え付け前には米糠と油かすを土の上から敷き詰めて水をかけ、発酵が始まってから3回ほ
ど徐々に深く耕耘していきます。ナスなども敷き藁栽培なので、この跡地にやってあげると
腐植毎発酵していきます。この方式ではニンニクは大丈夫ですが、ハクサイなどの種ではま
ず芽が出ないです。あとは土壌水分量が極端に多いか少ないと失敗しますので、土の状態を
見ての作業になります。
>
重い方が泥への食い込みもよかろうと、欲をかきました。
>
さて、このチェーン、20センチずつに切断するのに、道具はどんなのを使えばいいの?
>
と思案しています。何を使えば楽?
4mmぐらいあったりします?アセチレンバーナーで切るとかかなぁ。
除草用に乗用水田管理機が手頃な値段であればいいなあと思っています。
このチェーン除草は面白そうなので試してみたいですが人力では辛そうでしょうし、軽いと
効果が怪しいですよね。ソリ式で3畝とかなら手で引いても重さが大丈夫だろうか。本来の
水田除草のシーズンとブルーベリーの管理が時期的に重なるので、省力省コストでできるな
らやってみたいです。
4/19 やまちゃんから「畑の雑草対策」
先日たまたま喫茶店でダイコン農家と隣り合わせになって、
ダイコンやニンジンなどは、播種後除草剤なるものを使うと言うことをはじめて知った。
「必要」がなかったので今まで耳にも入らなかったのだけど、うかつなことでした(笑い)
ちゃんと作業体系なるものに入っているらしい。
考えてみれば、除草剤を使わないわが方も、
種を播く段階から、除草をどうしようという段取りは、それなりに頭に入っています。
二番目か三番目のの関心事と言っていいくらいです。
例えば、五島さんが聞いてきたカボチャの場合。
ぼくの場合、カボチャはあまりもうかる作目ではないので、
真ん中は黒マルチ、両サイドは1,5メートル幅の防草シートを敷くことにしています。
それで1,5メートル幅に定植して、後はまったくの放任栽培。
除草体系で、我ながらいちばん完成していると自画自賛しているのは、トウモロコシ。
前にも書いたので、簡単に記すと、
2月下旬に溝底播種して、透明マルチ。
トウモロコシが数センチに伸びたら、溝の山部分の土を崩すようにして、
土地寄せをして、まわりの雑草を埋め込みます。
20センチ近くに成長してきたら、一輪管理機の逆転ロータリーで、
どさどさっと土寄せして、再び雑草を埋め込んでしまいます。
成長が早い作物の場合、土寄せで雑草を埋め込んでしまうのがいちばんですね。
これくらい土寄せすると、突風が吹いても倒れません。
なんちゅう合理的じゃと、我ながら悦に入っています。
去年「現代農業」誌で話題になったジャガイモの超高畝栽培。
出てきた芽の上にどさっと土をかけるとなぜジャガイモの実入りがいいのか?
そこが疑問点で残るところですが、
10センチ以上にまで大きくなったジャガイモに土をかけても応えないというのは、
これは大きな発見。
逆転ロータリーで容赦なく土寄せするようになりました。
きれいに雑草が埋め込まれていきます。
昨日2回目をやりましたが、これでもう掘るまで用事なし。
春ダイコンは、溝底に数センチおきに、1粒づつていねいに手蒔き。
本葉一枚が出るかでないかの頃に、けずっ太郎か三角鍬で、中耕除草しながら土寄せ。
次に、間引きダイコンで売れる大きさになったら、間を一本ずつ間引いて売ります。
(10本100円。美味しいからよく売れます。)
その時にもう一度中耕除草して、不織布を被せなおします。
これでおしまい。まだまだ草は生えて来ますが、
ダイコンの方がぐんぐん大きくなりますので、ほったらかしです。
あげればきりがありませんが、
泣くのは、初期生育が遅くて、畑で長い作物。
今日はじめてニンニクニクの芽を取ってきたニンニク。
明日これも15本100円で売る予定。
美味しいんだけど、知名度が低くて、ちょっと苦戦。
肉と炒めるのが定番だけど、ピラフや餃子に入れても美味しいよと、
ぼくが好きだから、何とか売りたいと一生懸命です。
去年4月25日から新ニンニクと銘打って、少々若かったけど、
軟らかく、マイルドなニンニクを売ってみたら、よく売れました。1ヶ100円。
脱線してしまいました。
ニンニクは、元肥を入れて、黒マルチをします。
140センチ幅の畝に、4条で15センチおきに穴を開けて、
そこにニンニクの種を突っ込んでいきます。
それで収穫まで用事なしと言いたいところですが、
マルチの穴から、ホトケノザなどが鼻毛のように出てくるので、1〜2回はその掃除をしてやります。
雑草対策のためだけでなく、今頃のニンニク肥大期に乾燥防止になるので、
この方式は気に入っています。
ネギはセルトレイで苗を作って、定植するようにしています。
ネギロケットという道具を使うようになってから、楽ちんになりました。
雑草対策のため、セル苗を定植するようになったのは、
レタス、水菜、ミブナ、チンゲンサイ、などなどなどなど最近増えてきています。
さてさて、春ニンジン、雑草に負けてしまったのは、
マルチで予措(雑草対策)をしたのが裏目に出たと言うこともありますが、
ぼくの欲が裏目に出たというのが、真相です。
賞味100センチもない畝に、なんと6条蒔きしてしまったのです。
ペレット種子を5センチおきに播種して、間引きなし。
そのつもりでいたのですが、条間が狭くて、
けずっ太郎スリムで中耕除草しようとしたのですが、
狭すぎて道具がつっかえてしまうことが多く、難儀してしまったのです。
欲をかくとろくなことがありません。
以上長くなりました。
まとまりもありませんが、、、
そうそう、チェーン除草の、注文していたチェーンが届きました。
欲をかいて、少々太めの30メートル(重さ11,4キロ)4000円ほどのを取り寄せました。
重い方が泥への食い込みもよかろうと、欲をかきました。
さて、このチェーン、20センチずつに切断するのに、道具はどんなのを使えばいいの?
と思案しています。何を使えば楽?
4/16 兵庫の五島さんから「初めまして」
山下様
初めまして、明石市の五島と申します。
農業4年目の新規就農者です。
1年目は農協からの購入苗で、2年目は知人の農家で苗作りを、今年は自分でと今コシヒカリの育苗を始めております。
「除草剤を使わない稲作り」hpを見させて頂きましたが、皆さんのやり取りは少し私にはレベルが高そうでまだついて行けません。
米作りもいろいろわからないことばかりですが、今悩んでいることがあります。
実は、井原 豊「家庭菜園 びっくり教室」を農業の道案内と思い愛読しているのですが、
かぼちゃの小麦マルチ栽培について詳しく知りたいのです。
天国に電話して井原さんに聞いてみたいくらいですが、井原番記者をされていた山下様ならとお聞きします。
あの方法は、本当に可能ですか?
試した人からは小麦と草が入り混じって失敗したと聞くのですが。
また、マルチ専用小麦とはどんな品種ですか?
●やまちゃんから「五島さんへ、マルチ麦」
井原さんがカボチャの小麦マルチ栽培をされていた頃、
ぼくは百姓を始めたばっかりのころで、
健康な稲や野菜の姿をしっかりこの目に焼き付けておこうと、
目を皿のようにして、見つめていました。
でも、それは気持ちだけで、一晩寝たら忘れていました。
自分で作ってみて、はじめてインプットされるもののようですね。
今なら、もう少し井原さんと突っ込んだ話ができていただろうにと残念です。
さて、井原さんの圃場では、小麦のマルチ栽培で雑草は問題にならなかったように記憶しています。
それが小麦のアレロパシーによるものなのかどうか、
またどの程度敷きワラ効果があったのか、判断がつきかねます。
井原さんの圃場は、「見せるための圃場」でしたので、
雑草なども見事に管理されていました。
また、観察の鬼のような方でしたので、
どのタイミングで小麦をまいて、どのタイミングで刈り倒すかなど、
きっと綿密に計算されていたように思われます。
お笑いに1枚写真を見て頂きましょうか。
昨日撮った写真ですが、幅1,35メートル、長さ40メートルのニンジンのトンネルをはぐったところです。
2月の下旬に草取りをやっていたのですが、
他の仕事に追われ「あかん、もうやめや」とギブアップしたら、この有様です。
播種する前に透明マルチ(あるいは黒マルチ)をしておいたら、雑草対策にならないかと、
試行錯誤して3年目、どうもほとんど効果がないようです。
今年なんぞは、反対に雑草が多くなったのでは首をかしげています。
雑草の種を落とし放題にしていることも、春ニンジンではたたっていると思います。
だから、小麦のマルチ栽培をぼくの目から見れば、
ぼくの圃場でやれば、雑草に負けてしまいそうやなと、
不安でチャレンジする気になりません(笑い)
小麦の品種は、聞いたけど忘れました。
春まいたら穂が出ない品種だそうです。(矮性?秋まき?)
「間違えたらあかんぞ、麦が雑草になってしまうぞ」と言われたことだけ覚えています。
井原さんにも誤算が二つほどあったみたいです。
ひとつは麦の枯れ葉がカボチャにひっついて、それの掃除が大変だったこと。
あとひとつは、麦の敷きワラの中にコオロギが大発生、
カボチャがあばただらけになったとぼやいていました。
4/15 岡山の赤木さんから「今年のレンゲ」
赤木@菜の花です。
一昨年の12月に播いたレンゲが、去年の春はたいした事なかったのに、
この春は元気に咲いてきました。雨後で活き活きしてきました。
この田んぼは基肥なるのもは一切入れていません。
むろん去年の秋にはレンゲの種子は播いていません。
つまり、去年の秋以降一切の資材もお金もかけていません。
すきこむ時に生草重量を計測すれば、稲に足る窒素量かどうか見当が付きます。
しかし、種子が熟してからすき込めば、この秋の種子播種も横着できます。
どんな状態の時にすき込めばいいのか、また半分枯れ始めてからすき込むことになる
のなら、腐熟を促進するために炭素率調整用鶏糞50kgでもくれてやりましょうか。
レンゲは軟弱緑肥の最右翼。一気に腐って稲へのダメージが大きいことも確か。
課題がいろいろとあります。
しかし究極の安上がり緑肥稲作になることには間違いない。
もし鶏糞50kgだけで終れば・・・・1反に4袋、たったの400円だよ。
400円の鶏糞代だけで、あとは何も足さずにうまくいけば9俵の米が取れるわけだ。
これは稲作の革命だよ・・・わかる?
産直で全量売れたとすれば、あなただったらいくらの売上になります?
以上が今年の私の研究テーマです。
レンゲに限らず豆科植物を使えば、面白いことができそうだ
自然を愛し環境を考える百姓 赤木
歳通
4/14 鳥取の岩谷さんから「ヤーコンの苗ありませんか?」
定年後、田舎へ帰り家庭菜園程度の百姓モドキをやってきました。
毎日、寝る前に山ちゃんサイトを開くのが、缶ビールとともに唯一の楽しみです。
この間、失敗の連続13年! 米も今年で8年目になりますが、ついに、昨年からハズカシナガラ除草剤を使い始めました。米の袋が担げなくなってきて、いよいよ百姓とは遠くなり、百姓ダマシになりそうです。
さて、お願いです。ヤーコンの株を腐らせて仕舞って本年の植え付けが出来ません。以前仕入れた種苗屋がわからなくなってしまって困っています。サラダオトメ(オカメ?)とか言うものだったと思います。
老妻と二人の毎朝のサラダ用ですので数株で結構ですが、割れの少ない品種をお持ちの方譲っていただくわけにはまいりませんか?
4/11 宮城の齋藤さんから「Re苗代のネット」
宮城県栗原市一迫の斎藤です。
>シルバーは保温や保湿効果がありますが、水を通さないので、雨が降るとシルバーの上に水がたまります。
水がたまったままにしておくと、やっぱりよくないので、
ブロワー(動散)を持ち出して、ブワーッと吹き飛ばす必要があります。
シルバーポリ1枚のベタがけの時は 雨天後の水溜りがあり動散を使用しておりました。
そのことがあり初めからラブシート1枚にしたのですが 鳥害の発生となってしまいました。
3葉目あたり(鳥害の心配がなくなる)までラブシートをかけておきたいのですが
防虫ネットと二重にする場合 防虫ネットはラブシートの上にかけたほうが効果があるのでしょうか?
PS
写真は 50年前の最新兵器です。(笑)
作業場を取り壊した際にでてきました。
齋藤 政憲
4/11 やまちゃんから「苗代のネット」
ラブシートとネットのと組み合わせでしたら、ラブシートの上にネットでしょうね。
ネットをかけたまま3葉まで展開させたら、、、
想像するだけで、ぞっとします(笑い)
ネットも色々あるようです。
値段もいろいろ、
去年まではシルバーをピンで止めただけでしたが、
(だから風が吹くとバタバタ風にあおられて、ポットの中に乾くのが出た)
今年は、一手間かけて土を乗せようかと思っています。
その方が安心ですね。
4/10 岡山の林さんから「倉庫建設」
皆さん今晩は、
こちらでは近くの小学校の桜が満開になりそうです。新入学の頃に桜が咲くのはいい
ですね。子供達の一生の思い出になる。急に暖かくなったので散り始めるのも早いか
も知れない。
殆ど中断状態だった農業倉庫建設を再開しました。
大工さん(工務店)から倉庫の設計は自分でやるようにといわれたので、CADを勉強
する羽目になりました。JW_CAD
6
をインストールし、製図を始めたのだけれど、私
の現在のパソコンの14インチ液晶モニターでは精密図を描くのが難しい。今まで使っ
てきたトラックボールも精度が悪くなり、もっと正確なものが必要となりました。そ
こで、大阪の日本橋で2日かけて選んできた高精細液晶モニターや部品で、CAD用パ
ソコンを新たに自作しました。静止画でよいのでビデオカードは高価なものを使う必
要はないでしょう。レーザーマウスはマザーボードより高価でした。
倉庫の大きさは4間×8間として、柱に4寸角、4メートル長のものを使うつもりで
す。設計が出来あがればCADデータを大工さんに送ります。以前の倉庫の合掌を9組
保存してあるのでこれをリユースして使用してもらいます(木は地松)。この合掌は
組み直して使用する予定。大工さんから吊ドアーも自分で製作するようにいわれてい
ます。屋根が出来あがったら、後は自分で作るので、倉庫はかなり自作部分が多くな
リます。97年11月に建てた3坪の倉庫実験棟の体感性能がよかったので、遮熱は
モミガラ断熱と赤外線反射材を使うつもりです。
林 正弘
岡山市
4/10 宮城の齋藤さんから「Re苗代の防虫ネット」
>防虫ネットは1ミリのごく普通のものです。1,5メートル幅100メートルで18000円くらい。
ありがとうございます。普通のでいいのですね。
>シルバーシートの両端に土を載せて、バタバタしないようにすれば、
発芽まで乾きを心配する必要がないように思いました。
ピンで止めただけでは、風でバタバタしてところどころ乾いてしまうようです。
両端は土を載せて止めております。時々適当に雨もありますので乾燥の心配はありません。
乾燥気味のときは用水から一気に水をいれサアーと抜いてOkです。
>それと、ラブシートの上からスズメやカラスがつつくのは、ラブシートが老化したためではなく、
きゃつらは、独特の嗅覚を持っていて、
ラブシートの下に何か美味しそうなものがありそうだと見えるのではないでしょうか?
一度つついて味を占めると、記憶してまたつついてくるように思います。
生きるためには必死なのでしょうか。ORいたずらでしょうかね?
齋藤 政憲
4/10 やまちゃんから「苗代のネット」
書き忘れていたことがありました。
1ミリの防虫ネットの場合、発芽した第1葉が防虫ネットの隙間から突き出てきます。
そのまま放置しておくと、ネットからはずれなくなってしまうかもしれません。
第一葉が出た頃にネットを持ち上げて、苗の葉先をはずすようにしています。
赤木さんがいう4ミリのネットは、防風ネット的なものかもしれませんね。
シルバーシートの下にべたがけする場合、4ミリで十分かもしれません。
たぶんその方が、しわにならずに敷きやすそうにも思われます。
なぜ1ミリの防虫ネットを選んだか、思い出してみると、
苗箱を設置した後に、その頃バケツをひっくり返したような雷雨が降ることがあります。
発芽して苗が根を張る前にこの雨に叩かれると、苗箱のポットの土がたたき出されてしまう、
その不安がありました。
もう一つ書き忘れていたこと、
シルバーは保温や保湿効果がありますが、
水を通さないので、雨が降るとシルバーの上に水がたまります。
水がたまったままにしておくと、やっぱりよくないので、
ブロワー(動散)を持ち出して、ブワーッと吹き飛ばす必要があります。
4/10 岡山の赤木さんから「防虫ネット」
赤木@菜の花です。
先般ある人から聞いたスズメ対策。(ポット育苗)
4mm目の防虫ネットをべたがけすればいいとのこと。
ラブシートの下に張っておき、シートを除去してもしばらくそのままにすればいいわ
けです。
スズメはいつまでもは来ませんから、そのうちこれも除去すれば終わりです。
4mm目では、くちばしを突っ込んでも開くことができないので、
籾がくわえれないそうです。
私は地上1mほどの高さに防鳥ネットを張っていますが、張るのが大変な作業です。
今年からは4mm目でやってみようと思っています。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木歳通
4/9 宮城の齋藤さんから「苗代の防虫ネット」
山ちゃん
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
苗箱は畑状の田圃にベタならべし ラブシート(パオパオ)1枚だけ被覆します。
芽が出て常時潅水状態にしておくと ラブシートの耐久力が悪くなるのか
スズメやカラスの集中攻撃を受けて写真のようになります。
シルバーポリの下に防虫ネットのを張るのはいいアイデアだと思います。
防虫ネットはどんなものでしょうか?
齋藤 政憲
●やまちゃんから
防虫ネットは1ミリのごく普通のものです。
1,5メートル幅100メートルで18000円くらい。
ぼくはけちん坊だから、秋野菜の防虫にも使えるぞと思って購入しました。
使ってみて、防虫ネットをしわにならないように(たるみが出ないように)張るのは難しいですね。
こりゃとても無理だとあきらめました。
齋藤さんからの写真を見て、
シルバーシートの両端に土を載せて、バタバタしないようにすれば、
発芽まで乾きを心配する必要がないように思いました。
ピンで止めただけでは、風でバタバタしてところどころ乾いてしまうようです。
それと、ラブシートの上からスズメやカラスがつつくのは、
ラブシートが老化したためではなく、
きゃつらは、独特の嗅覚を持っていて、
ラブシートの下に何か美味しそうなものがありそうだと見えるのではないでしょうか?
一度つついて味を占めると、記憶してまたつついてくるように思います。
4/8 岡山の赤木さんから「菜の花(ナタネ)」
ご無沙汰の赤木@菜の花です。
ブログでは言いたい放題を言わせてもらっています。
こちらの宅配便やHPは公共性がいささか強くなるので、個人勝手の発言は慎んでおり
ます。
春の田んぼが躍動を始めます。
今の田んぼの様子です。
春先にめっちゃ雨が多かったものだから、土の表面がカチカチに固まっています。
湿害を受けた証に、下葉が紅葉しています。
少しでも高い部分は湿害の痕跡もなく、生育は順調です。
画像の右下に小さい株が見えています。下葉が赤いから、湿害を受けたがために小さ
いのです。
このナタネは5月の連休頃から咲き始めます。
カラシナはその頃には花盛りです。
他のクリムソンクローバー、紫色のアンジェリア、ヒナゲシ、はなびし草、エンバク、
どれも湿害を受けて青息吐息になりましたが、このところの晴天でなんとか持ち直し
てきている・・・・そんな感じです。
やっぱり元気印は雑草緑肥です。
最初はサナエタデが幅をきかすのですが、しだいにミチヤナギという同じタデ科の草
が優勢になってきます。面白いものです。サナエタデにとっては面白くはないか。
最近のこと、東京農大のある研究室からカブトエビに関するアンケートが届きました。
カブトエビで検索したら私の名前が出てきたらしい。
佃煮にするほどいっぱいおるでぇ〜と答えておきました。
この夏は調査がてらにおいでになることになりました。
調査だけではつまらんから、手伝いをしていただくことになっています。
夏だったら草刈しかない。女子大生だけど、せいぜい頑張ってもらいましょう。
未成年でないから昼はビールで乾杯してその後はお昼ね体験か。それもいいだろう。
卒業したらトラクターに乗る農家にならねぇかと奨めてみたい。
指導者ばっかしもういらねぇ。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木歳通
4/8 やまちゃんから「苗代で頭を悩ましています」
添付の写真は苗代予定地の現況です。
2月の土砂降りの雨の後代かきをしました。
3月なかば過ぎからの好天で、バリバリにひび割れています。
当初の予定では、大ヒビが入る前に防草シートを敷き詰めて、
苗箱を並べるまで、そのまま行くつもりでした。
ところがいろいろと考えあぐんでいるうちにおきなヒビが入って入ってしまいました。
苗代を代かきするようになって10年余り、、、
未だに毎年試行錯誤が続いて、毎年頭を悩ましています。
目標は「ズックで苗箱並べをしたい」ですが、、、、
むずかしい、、、
やまちゃんの名誉のために、一言書き添えると、苗箱を並べた後はぶれることが無くなりました。
(1)60センチ×2枚=120センチのポットの苗箱の上に150センチ幅の防虫ネットを被覆します。
(2)その上に180センチ幅の0.02のシルバーを被覆。
(3)ポンプで水入れ、苗箱の肩までたっぷり水が入ったら、ポンプを止めそのままほっときます。
(4)数時間で水が無くなりますので、よほどのことがない限り、発芽までそのまま待ちます。
(5)乾きすぎるようだと、途中でもう一度ポンプで水入れ。
防虫ネットを使うようになって、苗箱とシルバーの間に隙間ができるので、
酸欠による発芽不良が無くなりました。
また、シルバーをめくった後、大きな雷雨が来たらどうしようと不安でしたが、
ネットがあるので、雨でたたき出される不安が無くなりました。
また、発芽後スズメにせせられる心配もなくなりました。
150センチ幅の苗床に、なんで180センチ幅のシルバー?
これは、シルバーの端を二重三重に折り返して、ピンで止めています。
三重に折り返すと、0.06の厚みになるので、風でちぎれる心配が無くなりました。
さて余談が長くなりましたが、元に戻って苗床作りの悩みの話です。
かつては、代かき後数日のまだ軟らかい時に苗箱を並べていました。
どろどろの苗代に足を取られて疲れるので、
乾いてから苗箱を並べたいと思うようになって、何とかその方式を完成させたいと試行錯誤しています。
問題は、写真にあるような大きなヒビです。
ヒビの上のポットは根の落ち着き先がないので、生育不良になります。
通路部分に管理機をかけて砕土、その土をヒビの埋め戻しに使ったことがありますが、
(通路を溝にすることによって、大雨の時の冠水防止になる)
その程度では、やっぱりヒビの上の苗はまだまだ生育不良になりました。
今年考えているのは、
苗箱を置く部分を、管理機をかけて表層を砕土しトンボで均すか、
もしくはトラクター(140センチ幅のロータリー)をかけて、砕土して均すことです。
仕上げはトンボの櫛目のほうで均すつもりです。
トンボで均したふわふわの土の上に苗箱を置くつもりでいます。
それをどのタイミングでやるか?
今やれば、苗並べまで一月ほど日にちがあるので、防草シートで養生する必要がありそうです。
苗並べ直前まで置くとすれば、もしかして雑草が芽生えてくる心配もあります。
それにこの苗代、早生と晩生1週間おいて、2回苗並べをするのです。
いろいろ悩みはつきません。
10年ほどにもなるのに、なかなか定番という方式に行き着きません。
(蛇足)去年スギナが苗箱を突き抜けて困った苗代です。
夏の間、2月ほど水張り状態にしておきました。
林さんによると、スギナの地下茎は1メートルも下にあったとか、
さて、今年はどうなるか、それも戦々恐々です。
4/5 岡山の林さんから「ノートパソコンからデータの救出」
皆さん今晩は、
近所の人からノートパソコン、IBM Thinkpad 240X
のハードディスクからデータを救
い出して欲しいと頼まれました。
最近の百姓はパソコンが必須品ですから、そのやり方を説明します。
このノートパソコンは、OSにWindows
2000 を使っていて、ハードディスクのフォー
マット形式はNTFSなのでWindows Vista やWindows XP
から操作できます。
2.5インチのIDEハードディスクをノートパソコンから次のように取出します。
1.ノートパソコンを裏返し、充電池パックを取り外します。
2.ハードディスクは裏面(向かって)左下部に収納されていますので、ネジ2本を
外し、左側にずらしてHDDを抜き出します。(写真1)
3.ノートパソコンへの収納カバーを外し、HDDをUSB接続できるケーブル(1,680
円)で他のパソコンに接続し、データを救い出します。(写真2)
この状態(写真2)でHDDをフォーマットできます。農作業を記録した行程管理記録
などはバックアップを取っておかないと、後で取り返しがつかなくなることがありま
す。
林 正弘
岡山市
4/2 新潟の神田さんから「アカガエルの孵化」
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