12/27 和歌山の浜田さんから「Re レンゲ田んぼのお米編2」
高校の農業の教科書を一気に飛び越えて大学の教科書を読ませてもらっているよう
ですね。コシヒカリにしてはうちとしては大苗過ぎたいう部分はドッキリです。状況
からして十分腑に落ちます。
「隣の葉先が触れ合うようになると分蕨が止まり,苗数がまるきり足りないと、稲
株と稲株の間は隙間だらけになり、そこにコナギなんかが顔をだしてきます。…」
むむ。確かにそのようでした。
「レンゲは連作3年目くらいから冬枯れが出ることがあります。菌核病だそうです。
また害虫が増えることもあります。」
う〜ん。そういうことですか。
昔は多かった,「緑肥」の人が減ってしまったのはそういう事情があったのか…。
栽培というより,自然農に近くなるわけですから。
自分なりにある程度納得できる味,収量を確保したければ,施肥量や肥料の成分,
土壌環境を整えなければいけない。うちは栽培農なのだから…
本物百姓の道は甘くはない。
来年のことは,よくよく考えてみたいと思います。
浜田/(和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/
12/26 千葉の野口さんから「Re教育ファーム推進全国大会」
千葉の野口です。
> 「HPの宅配便」メーリングリストに参加の人たちと、下記のようなイベントで集えませんか?
>
1月16日東京で「教育ファーム推進全国大会」です。
一応、ここの事務局(農文協提携局の方)とは知り合いなので、今回も参加の予定でいます。
教育の現場もなかなか大変のようですが、頑張っている方も大勢いて、そういう先生ほど他
人を良い意味で巻き込んできます。いろいろな立場の人が来ているので、ある意味面白いです。
三田村さん、今年の北海道大会では壇上に立たれていたのですね。こういう手合いのもの、
タダでなくても良いから、映像にて記録を残すなりして、後々誰でも見られるようにしてほ
しいです。そういう予算なら意味があると思うんだけどねぇ。
ついでなので、紹介させてください。
1月30日に同じ東京国際フォーラムで開催される「食と農の応援団
実践セミナー」とい
う催しがあります。
「食と農の応援団 実践セミナー」について、詳しくはこちら
http://www.ruralnet.or.jp/ouen/seminar2009/
農産加工に携わっている人の「加工ねっと」という全国組織の集まりがあります。
この「加工ねっと」というのは、農文協の現代農業「読者の集い」の加工講座の卒業生たち
が、講師である長野の小池芳子さん(小池手作り農産物加工所)を中心に、全国の農産加工
の担い手が自発的に集まった会員組織です。全国に120名ぐらいの会員がいます。
毎年長野の栂池で開催される農文協主催の加工講座以外にも、「加工ねっと」が主催して、
毎年春先に全国各地を回って研修を行っています。現在の事務局は農文協に移りましたが、
運営は会員有志が集まって進めています。私自身は発足から運営に関わっている関係で、こ
のセミナーの中でも壇上に上がる予定になっています。
今回は、いつも行っている「加工品の持ち寄り品評会」を壇上で再現してみようということ
で考えています。加工講座などの研修の場では、持ち寄る参加者のレベルによっては、ある
意味辛口の批評がでるのが常でして、非常に為になる場なのですが、「加工ねっと」のメン
バーのレベルが段々上がってきているので、叩き甲斐のある加工品を並べないとつまらない
ものになってしまうのが悩み。意図的に失敗作を作るわけにもいかず、そういう品物をうま
く集めて品評会の雰囲気が伝えられないか、摸索しているところです。
それよりも、現実的な問題として、暮れの餅つきの準備が先といった今日この頃です。
疎植・細植えした稲本来の姿がここにあります。
(旭風・建部一株)
自然を愛し環境を考える百姓 赤木 歳通
12/25 島根の堀野さんから「 レンゲ田んぼのお米編2」
皆様、続いてお邪魔いたします。島根の堀野です。
神実農園さまからのお便り拝見しましたので、追伸いたします。
レンゲすき込み: お便りのとおり、レンゲの葉や花が散り、サヤもはじけて実が散り、
黒くなった茎を手で揉むとポロポロ砕ける頃が適期です。
苗の植え付け本数について、HPでは3本植えくらいがよかったかも、と書いてありました。
そのとおり最適植え付け本数は品種で変わります。
分けつの仕組み:
苗箱の中で出かかった分けつ芽は田植えのショックで死ぬそうです。
ですから本当の分けつの始まりは田植→活着後からです。そこでコシヒカリなど中生稲の
場合ですが、小さな苗を植えると多分3〜4節目くらいから分けつが出始めます。大きな苗
を植えると5〜6節目くらいから出始めます。しかしどちらも9節くらいで終わりになります。
つまり大きな苗を植えるほど分けつ可能な茎数は減るのです。
分けつ可能茎数の品種差: コシヒカリは中稲で主幹の総節数(総葉数)が15節(箱苗で
は14節が多い)で、分けつ終了は9節くらいです。しかしヒノヒカリなど中晩稲は同16節で分
けつ終了は10節?です。また不正確ですが、朝日など晩稲は17節?で分けつ終了は11節?
かもしれません。つまり晩稲になるほど分けつ節数が増えて分けつ可能茎数も増えるのです。
しかも大雑把にいえば、分けつ可能節が1節ふえると分けつ茎の総数は約2倍に増え、
同2節増えると約4倍にもなります。これは以前に岡山の林先生が高等数学の式で示された
のを参考にしています。ただし私の数字は大まかな目安です。
例外: 仮に苗箱かきとり→普通田植えでなく、ポット苗で田植えするとどうなるでしょうか?
もちろんポット中で出かかった分けつ芽も生きて成長できますので、この場合はもっと分けつ
が取れることになります。赤木先生のポット稲が、坪33株の1本植えで余るほど分けつが取れ
るのはそういう理由からとみています。
分けつが止まる時: しかし赤木先生の田んぼといえど天文学的な分けつ数にはなりません。
それは稲に超能力があるからです。となり合わせた稲株の葉の先端同士が交叉する頃にな
ると、稲自身がそれを感知し、自然に分けつが止まる仕組みになっているのです。このため
密植稲の分けつは早く止まり、疎植稲の分けつは遅くまで続きます。ただし、苗数がまるきり足
りないと、稲株と稲株の間は隙間だらけになり、そこにコナギなんかが顔をだしてきます。
さてお察しのように、今年の神実農園さまのレンゲ田んぼは、コシヒカリ?にしては大苗で、
しかも苗数が足りなかったからではないかと推測されます。田植えの時にお感じになった3本
植えが正解だったのではないでしょうか!?
なおレンゲは連作3年目くらいから冬枯れが出ることがあります。菌核病だそうです。
また害虫が増えることもあります。
けっこう難しいところがあります。
でも付き合い方を覚えればレンゲも魅力的な草花ですね。
島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎
12/24 和歌山の浜田さんから「堀野さん 皆さんへ レンゲ米の味 長文注意」
過日,某農業試験場に我農園の精白米を持ち込み,どこかで安く食味測定してくれる
ところを教えてもらえないかと言いました。
とても親切な研究員で,遠路はるばる時間をかけて行ったことや,色々今の農にかか
わるようになった状況を聞いてくれた上で,いつも遠方の県の農業試験場に持ち込ん
で測定するその試験場の米の中にうちのお米を紛れ込ませて,一緒に測定してあげる
ということになったのです。何故か私の人生には大体こういう流れになってしまうこ
とがままあって,恐縮やら感謝やらなのですが… 決してこのような展開をもとより
願った者ではないことを誓います…。
以下某試験場からの報告
――――――――――
神実農園 浜田様
お世話になっております。
○○県農業試験場の○○です。
以前、依頼いただいた、食味測定の件につきまして
結果が出ましたので、ご連絡いたします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
タンパク質(%)
食味値(S-HON)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
浜田氏 7.367
69.90
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(参考)
農業試験場 コシヒカリ 6.865
80.60
農業試験場 キヌヒカリ 6.790
80.95
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この結果は、「ニレコ6500」という近赤外線分析装置で測定したものです。
この方法の場合、100点満点で、60〜70が標準あたりです。
分析装置の種類によって、数値は変わりますので、
ほかの機械で測定した数値(たとえば、インターネットで公開されていたりする
もの)と単純には、比べることができません。
また、精米時間の長さによっても多少、変動します。
測定結果から、
ややタンパク質が多く、これにより食味が落ちていると考えられますので、
食味値を高めたいのであれば、チッソの施肥を控えめにした方がよいかもしれませ
ん。
・一発肥を使っているのであれば、はじめの施肥量を、やや減らす。
・基肥−追肥の組み合わせでやっているのであれば、追肥の時期を適期にする
(出穂25日前+15日前)
もしくは、遅い時期の追肥の量を減らす。
といったことが考えられます。
また、今後、継続的に食味を測定したい、とのことですので、↓の日本穀物検定協会
に相談してみれはいかがでしょうか。
http://www.kokken.or.jp/test.html#contact_test
もし、できないようでしたら、またご連絡ください。
―――――――――――――――
以下は上記返事に対しての私の再度の返事です。
肥やしですが,こちらに引っ越してきて,この田んぼは今年で2回目のお米の収穫で
した。一面カヤ野原であった荒れ地をユンボで表皮をはがして,田に復元しました。
肥やしは以前にやっていた富山でも,非常に少ない使用で,去年の肥やしは当初に
鶏糞2袋(反あたり)と自家製のコンポスト肥料1袋程度のみでした。追肥はいつも
しないのです。薬をやらないので,イモチの不安材料を減らす目的でとにかく少肥に
しています。今年は先にも書きました緑肥のみですから,前年のが残っていたとは考
えにくいのです。
山からの水はふんだんにあります。なのでとても不思議ではあります。いつもあま
り味もぶれていなかったのです。緑肥が犯人としかどうしても思えなくて…
悩ましいです。うまければいいのか?という思いも確かにありますが,(最低10回
噛んでもらえれば「うまい!」にはなるのだけど。)今までは一口食べて「うま
い!」と言われてきたので,緑肥の継続に悩ましい部分はどうしても残ります。
また何かありましたら宜しくお願いします。
――――――――――
この後は堀野さんの文を読んでの疑問とわからないことなのですが,
神実農園はレンゲが完全に枯れて,種とりができる状態になってから,田起こししま
した。その種は今,新しいレンゲの葉で田んぼ一面をおおっています。コナギは結構
生えました。早いうちにすきこんだのではないのです。
――――
以下の部分の意味もよくわかりません。
「レンゲは連作が効きません。まあ2年でしょうか。1年目は種まきしたものが育ち、
その
種が落ちて2年目が育つ・・・、そんな感じでしょうか。 以上ご参考まで。」
↑
毎年レンゲでやっている農家もあるようですが… レンゲは続けたいという気持ちは
今でもあります。
本物百姓になってから,私は伝聞に基づくものでコロコロ動くのではなく,もっと確
信を持つことができるような基本的な勉強が必要だと痛感し,農業高校の教科書を数
種入手し読んでいるところです。
結構難しい本多いですね。目からウロコのこともありました。青枯れ病を出した畑は
来年は田にします。これも一つの成果です。
浜田/(和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/
12/23 北海道の三田村さんから「お知らせです」
「HPの宅配便」メーリングリストに参加の人たちと、下記のようなイベントで
集えませんか?
1月16日東京で「教育ファーム推進全国大会」です。農家の暮らしには知恵が
ある。今日本人が忘れたもの、失ったものを教育ファームで取り戻そう! 全国
各地からがんばっている農家が集合します。詳細は下記のURLをクリックして
ください。わたくしみたむらは参加します。
http://edufarm.jp/
------------------------------------------
ふれあい体験農園みたむら
三田村雅人
〒069-1211 北海道夕張郡由仁町岩内1614
農園HP
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
農園ブログ
http://hureai.exblog.jp/
------------------------------------------
12/23 島根の堀野さんから「レンゲ田んぼのお米編」
皆さま、ご無沙汰いたしております。島根の堀野です。
少し前のことになりますが、10/15の和歌山・神実農園さまからレンゲ米のお便りが
ありました。わたしもレンゲを手がけたことがありますので、当時を思い出しました。
ご参考までに私の経験談を少し書きます。
レンゲの花が咲いてから結実するまでの間、つまり葉っぱに色が残っているうちに鋤込む
とどうしてもチッソが効きすぎになります。
対策(直播):レンゲが落葉する頃になったら軽く水を入れ、そのまま上からイネの種を
播きます。レンゲ直播です。そうするとレンゲのチッソ分は空気中に逃げるので、けっこう
おいしいお米になります。レンゲの出来にもよりますが、コナギなどの雑草を良く押さえて
くれます。ただ残念なことに、直播ですから台風などで倒伏しやすくなります。夕立で倒れ
ることもあります。
対策(田植):レンゲの葉や莢が色づいても、しばらくそのままにしておきます。全部の葉が
落ちて茎が黒っぽくなりカサカサ・ポキポキになったら水を入れ、耕耘+代かき、あるいは
いきなり代かきします。そして普通に田植えをします。田植時期は遅くなりますが、レンゲが
完全に枯れているので根の痛みも少なく、チッソもあらかた空中に逃げていますので、それ
なりおいしいお米になります。不思議なことにこの場合もコナギなどはあまり生えません。
ただ、レンゲは連作が効きません。まあ2年でしょうか。1年目は種まきしたものが育ち、その
種が落ちて2年目が育つ・・・、そんな感じでしょうか。 以上ご参考まで。
島根県飯南町 堀之内8俵農園 堀野俊郎
12/19 神奈川の今井さんから・じゃがいもの品種」
神奈川県の今井です。
今年の秋じゃがはトヨシロ、デジマ、アンデスレッドの3種類です。アンデスレッドは先輩農家から分けていただきました。他は農協から買いました。
山下さんの失敗談からヒントを得たかもしれません。どうもありがとうございます。遅堀して芽が出るのが遅れたという事は、反対に早堀すれば芽が早く出るかもしれませんね。そんな単純ではないですかね。品種によって休眠期間が違うらしいので、春に休眠の短いインカのメザメなどを種イモ用として栽培して、早堀してみます。
12/18 やまちゃんから「Re頭のトレーニングをしてみませんか?」
どうやったら、企業が農業参入して儲かるようになるか?
言い出しっぺとしてあれこれ頭をひねりましたが、出てきません(苦笑)
そこで、発想を少しズラして、
身近なところで企業が農業参入している例があれば、教えて頂けませんか?
具体的な例があれば、少し見えてくるものがあるかもしれません。
僕の近くでは、企業と言うほどではありませんが、
隣村の造園業(植木屋さん)の会社が、稲の裏作の田んぼを借りて、
タマネギとホウレンソウを作っています。
袋詰めの牛糞堆肥をいっぱい入れて、2年続けてチャレンジしていましたが、
両方とも収穫までには至りませんでした。湿害でした。
きっと冬場の仕事を作ろうと思って始めたのだろうと思いました。
同じ姫路市内のラーメン屋さんが、野菜ラーメンの具の野菜を作っています。
夫婦と娘の労力で、週5日営業で、2日を農作業に当てていましたが、
タマネギ5000ヶなど、農作業の方が忙しくなってきたと、
最近は週3日を農作業の日にしているようで、筋金入りです。
友人に連れられて食べに行ったのですが、大繁盛の様でした。
5月の中旬におばけのような花の開いたブロッコリーがラーメンに入っていて、
ここまで行けるんやと、勉強になりました。
さて、今井さん、秋じゃがいもの件ですが、品種はなんでしょうか?
僕の経験では、かつて秋ジャガにデジマを作っていたのですが、
芋の数が少なくて、巨大イモになってしまっていました。
ここ数年ニシユタカに変えたら、イモの数が幾分か増えて来た様に思っています。
今年は、キタアカリも春とれた種芋を使って出来るぞと聞いたもので、
作ってみましたら、出来なかったことはなかったけど、種芋の5〜6倍程度、
今年は降霜が遅かったので助かったけど、普通の年ならどうかなあと、
来年は自家消費程度にしようかどうか、迷っているところです。
キタアカリを作るにあたって、井原方式の川砂に入れて催芽すれば、
芽の出るのが早くなれば、それだけ生長期間が長くなってうまくいくのではないかと、
やってみたのですが、催芽しても、芽が出る早さは変わらない様に思いました。
失敗の巻です。
自分ではやったことがありませんが、
大きなイモを砂の中で催芽して、
植え付ける時に2〜3ヶに分割して植えればいいという話を聞いたことがあります。
芽が動き出すと、腐ることが少なくなるのでしょうかね?
それともう一つ、一昨年の失敗談、
ニシユタカを秋の種用にと、春に作って、忙しさにかまけて収穫が遅れました。
そしたら、8月下旬に植えて、芽が出たのが9月終わり頃、
遅堀すると、休眠期間がずれ込んで、芽が出るのが遅くなってしまうようです。
12/18 神奈川の今井さんから「Re頭のトレーニングをしてみませんか?」
神奈川県の今井です。
「企業の農業への参入」についてジャガイモ堀をしながら考えていました。
神奈川県で大手牛丼屋さんがタマネギ栽培を始めたそうです。農機具屋さんで新品のトラクターとトラクターマルチ、タマネギ移植機を買って始めたそうです。神奈川県でタマネギ移植機なんて見た事がないので、すげえなぁと思っています。でも、そんなことして儲かるのかなぁとも思います。市場に行けばタマネギはキロ80円で売られているそうです。買ったほうが安いんじゃないかと思います。それでも牛丼屋さんがタマネギを作る理由はなぜなんでしょうか?もしかしたら牛丼に向いた品種を独自に開発するためかもしれません。
同じような理由で大手イタリアンレストランが自社農場でレタスを栽培しているそうです。なんでも収穫からずっと4℃を保つそうです。先日、そのレストランでレタスを食べてみましたが、他のレストランのレタスよりおいしかったです。というか他のレストランのレタスが不味すぎますね。
ここからは私のお尋ねですが、秋ジャガイモがうまく作れません。今日もピンポン玉のような芋を掘ってしまいました。どなたか教えて下さい。神奈川県では8月のお盆過ぎから9月20日くらいまでに植え付けるのが一般的だそうです。今年は冷夏だったので8月20日に植え付けました。種イモを切ってしまうと植え付けた後に腐ってしまうので、切らないようにしています。もったいないなぁと思いながら植え付けています。こうすると植え付けた芋はほとんど芽を出します。
井原さんの本には切った種イモを砂を入れたトロ箱に植え付けて軒下の涼しいところで芽を出すと良いと書かれていたので、何年か実践しました。でも、トロ箱の中で種イモが腐って畑に植え付けられない時もありました。秋ジャガは難しいからやめようかと思いますが、お客さんの評判は悪くないのでやめられません。どなたか植え付けの工夫や芽出し方法で良いやり方がありましたら教えて下さい。
おととい、オークションで一輪の田植え機を買いました。一輪の田植え機を改造したチェーン除草機が小回りが利いて良いそうです。今年は4輪の田植え機を改造してチェーン除草をしましたが、運転が下手で欠カブをたくさん出してしまいました。私の耕作している田は5アールくらいのところが何枚もあるので、小回りが利く除草機がありがたいです。
12/16 やまちゃんから「頭のトレーニングをしてみませんか?」
昨日のクローズアップ現代で、「企業が農業に参入」をやっていました。
興味津々で眺めていました。
途中で奥方が「有機にしたらええ」というから、
「あほ言うな、うちなんか姫路では有機の独占企業みたいなもんやぞ、
その独占企業が四苦八苦しとるのに、、、」
などと掛け合い漫才をしていたもので、途中抜けているところありますが、、、
おおよそのストーリーは、市町村や県などの行政が地元活性化を狙って、
企業を農業に(農地に)誘致しようとしいる最近の流行を取り上げたものでした。
その舞台のひとつ、茨城県牛久市では休耕地を整備して、大手スーパー「イオン」が誘致されていました。
使い捨て段ボールを止めて、直にスーパーに納品するなどして流通コストを削減する、
規格外品は、カット野菜にする、お惣菜にするなどして、無駄やロスをなくす。
それに対して、地元の農家の声は、
「地元の活性化というスローガンで、大型店を誘致して、
その結果は、シャッターストリートがいっぱい出来てしまった。
それと同じコトが繰り返されるのじゃないか」
その不安は痛いほどわかるなあ。
誘致する側の行政の不安は、
「高い税金を使って、企業を農地に誘致をして、
採算がとれないとわかったら、企業は見切りを付けて撤退してしまうんじゃないか。」
だから、おそらく優秀な普及員や農政マンを担当者にして、あれこれアドバイスをし、戦略を立てているみたい。
しかしなあ、今どきの行政マンのアドバイスやノウハウでは心許ない話やなあ、
人ごとながら、心配してしまうなあ。(笑い)
さて、僕が興味津々だったのは、
企業が農業に参入して、はたしてほんまに儲かるようになるんやろか?
と言うことでした。
どうも、どことも、「近い将来には、採算ベースに載せることが出来る様にしたい」ということらしい。
要するに今のところはどことも赤字らしい。
イオンの様な流通業界大手や、ファーストフード大手などは、
「今のところは赤字でも、それによって企業イメージが上がれば、それで元が取れる、
しかし、将来的には、赤字体質を覆すことが出来なければ、撤退もやむを得ない」
そこらが本音だと思います。
だけど、彼らも今のところは本気です。
さてさて、ここから提案です。
どうしたら、企業が農業に参入して儲けるようになることが出来るか?
頭のトレーニングをしてみませんか。
そんなことをしたら、企業を利するだけやないか、
いえ、そんなことおまへん、それを一生懸命考えることは、
きっとそれは自分に返ってくると思っているのでしょうが、いかがでしょうか。
実は最近ブルーな気分がずーっと続いています。
お米の売れ行きもあまり芳しくない、
野菜の方も、直売所の客足が遅くて、毎日売れ残りが続出、
そこへ不況でモラルハザードが起きているのか、万引が多い。
午後になって無人になって、品物はなくなっているのに、お金がその割に入っていないのです。
「ダミーの防犯カメラを設置しようと思っている」というと、
奥方が「それはちょっと待って、わたし自身がそういう店に行くのはいやだから」と言います。
まあ、家庭菜園の野菜が豊富にある時は、客足が鈍いのは例年のことです。
1月になって、まわりの菜園が凍てつき始めると、賑わってきます。
頭が痛いが、じたばたするまいぞと思っています。
12/14 お米の勉強会の村山さんから「12月20日マクロビのお節料理教室」
皆様、ご無沙汰しています、お米の勉強会の村山です
何時もご熱心な議論が続いていて感心しています。
けれども、ここ何日かMLが届きませんね。山下さんがお出か
けでしょうか?楽しみの空白日でありますように。
さて、早速でが、下記のようにマクロビオティックのお節料
理教室を開きますので、お忙しい時期ですが、奮ってご参加く
ださいませ。
趣旨:新型インフルが猛威を奮っています。タミフル耐性菌、
様々な変異、人から人への感染、乳幼児の脳症も心配です。恐
ろしいことです。マスクや手洗いで防げるものではありません
。日頃からの健康が第一です。中でも食べ方が大事です。免疫
力をつける食べ方を身につけましょう。野菜も人間も同じ、食
べ過ぎると虫や菌がつきます。少食とよく噛むことを心がけ、
動物性蛋白質と脂肪、砂糖を減らすことです。そこで、お正月
くらいはそんな暮らし方を試してみたいと、マクロビオティッ
ク歴30年以上で私どもスタッフの中で最も健康な品川さんと
お豆や野菜を美味しく飽きないで食べるアイデアをお持ちの織
田さんに無理にお願いしました。 もともとおせち料理は乾物
が中心でした。、少食による気持ちのよさを実感しませんか。
お楽しみに。どうぞお早めにお申し込み下さい。
日 時 09年12月20日(日)午後1時〜5時
テーマ 蘇食料理教室、伝統的で健康なお正月料理
−免疫力をつけて新型インフルを乗り切るために
お話と実習 お米の勉強会 品川宮千恵さん、織田聖子さん
場 所 西宮市夙川公民館実習室(阪急電車夙川下車南へ3
分、夙川の堤に出て右側蓮池の上の建物 TEL0798-33-1928
〒662-0051兵庫県西宮市羽衣町1-39)
会費:2000円、申込先:村山迄、申込期限:12月17日
12/3 会津の一石さんから「小型の色選」
会津の一石です。
蒸れ米のお米を色選にかけてみました。
原料
赤くなった物をのぞくのですが色の濃い物から薄い物 混入量が多い
4年前の山本の色選で3回かけても抜けが悪かったので農機具やさんにオプティミニを貸し出してもらいました。
結果
感度を上げて良品も弾くようにすると良い結果が得られました。
歩留まりが600キロで25キロ位 山本は5キロ 良品をかなり弾いてしまいます。
弾いた物は再選するのですが製品レベルにまでは良くなりません。
時間当たりの処理能力は低いですが通常使う分には十分なレベルに仕上がっているようです。
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