2010年3月のお便り  HOMEに戻る

3/20 岡山の林さんから「今年は初期除草を徹底するつもりです」
皆さん今晩は、堀野様今晩は、

やっとコンピューターが復旧しました。ハードディスクが死んでしまい、沢山のデー
タが失われてしまった。決算も済んでいたし、確定申告も終わっていたので何とか助
かった面もあります。しかし、経理データや住所録もかなり失われてしまったので、
去年の11月からのデータをもう一度打ち込まなければならないのが億劫です。いつ
かこの日が来ると思っていたけれど、突然やってきたようです。
中国旅行から帰ってきたら、沢山のメールの整理が大変だった。上海ではある中国人
のマンションに泊めてもらった。大歓待だった。食べ過ぎて、3キロほど太ってし
まった。上海から南京に新幹線で向かい、1泊後、新幹線で除州に行き、2泊して、
バスである農家を訪ねた。
私の家が6月に完成したら外国人にも泊まってもらえるようにしたい。今年はドイツ
人もやってくると言っていた。

今年の田んぼの除草は、田植え後3日で行うつもりでいます。最初の除草を代かきか
ら5日以内に行い、その後4日程度の間隔で除草を2、3回繰り返せば、チェーン除
草だけで済んでしまうのではないかと期待しています。

林 正弘
岡山市

3/18 島根の堀野さんから「稲のご先祖さまが野生稲だった頃」
稲のご先祖さまが野生稲だった頃

前回に続き、あいかわらずの脳内妄想話で恐縮です。
この地球上にイネ科植物が出現したのは約2千万年前だそうです。

その後しばらくして,、今の稲のご先祖さまが誕生したわけですが、
それはいつ頃だったのでしょうか?
仮に半分の期間と見れば1千万年前、1割とすれば2百万年前になります。

いっぽう水田稲作が始まったのは約1万年前ですから、その間、
長ければ999万年〜短くても199万年くらいは、
野生の稲は自分の力で雑草と闘って生き延び、繁栄してきたことになります。

その能力にはいろいろあったと思いますが、ワラや根株の力は当然として、
もみ殻にもその役目の一部があったのかもしれませんね。

もみ殻に発芽抑制物質があることは知られています。しかしそのほかにも、
腐りにくくて、数年分が地面(田面)に降り積る性質もあります。
それが土壌表層の異常還元を防ぎ、
たとえばコナギの発芽抑制に貢献していたかもしれません。

それは一方でヒエの発芽を助けたのかもしれませんが、ともあれ・・・
「もみ殻も積もれば山となる」のでは、と思うようになった今日この頃です。
 島根県飯南町 堀之内農園  堀野俊郎

3/11 島根の堀野さんから「赤木神社の不思議な田んぼ編」
数年前のことになりますが、ご縁を得て岡山の林農園と赤木農園を
訪問させていただき、各種の除草技術を勉強させていただきました。
そのとき拝見した林様の除草ノウハウはさっそく当園水田で試み、
早い時期の機械除草がとても効果的であることを実感しています。

赤木農園の見学では、田んぼに雑草が無いことは一目瞭然でしたが、
赤木マジックでも見たような気分におそわれ、ズーと気になっていました。

またもう一つは、一望千里の大干拓集落ですから、山林原野もなく、
牛馬も見あたらないので、もみ殻の処分にさぞお困りなんだろな・・・、
と、これまた気になっていました。

ところで最近、菜の花@ブログのほうに写真がUPされているようです。

播いたタネも、播かぬタネも、すんなり発芽するのがこれまた不思議です。
しかし写真で見る限りですが、特に、双子葉植物の発芽が超順調な
ところから、土壌の水はけ・通気性がとても良いのではと思われました。

近年、ここ出雲神話の里では、もみ殻をかつぐ精農なぞ見かけません。
しかし赤木神社さまにおかれましては、毎年晩秋になると、
もみ殻をトレーラー御輿にのせ、御神田へ還元奉納されるとか・・。

なるほど、安芸の宮島の大祭のように
ん百年?も管弦祭が続けば、累積では相当な量になり、
田の土にも大きな変化が出るかもしれません。

菜の花・虞美人草・緑肥・雑草等々、鋤き込めば、なんでもかんでも
御利益があるのは、もしかして、もみ殻が内助の功を成しているから・・?
という想いが湧いているところです。
  島根県飯南町 堀之内農園  堀野俊郎

3/6 やまちゃんから「小規模稲作農家の米保管術」
今の在庫量が、約2,8トン。
そのうち1,3トンは、100キロタイプのドラム缶に「携帯用カイロ」を使って「脱酸素貯蔵」しています。
残りの玄米を、トラックの保冷庫を転用したコンテナに入れています。
寒い時期は常温保存で、3月下旬になったらクーラーの電源を入れるつもりですが、
もらってきた中古の家庭用クーラーですので、22〜23度くらいまでしか下がりません。
また、それは6月下旬になると野菜の保冷庫に変身します。
 
頭を悩ましていたのが、5月から出来秋までの玄米の貯蔵方法。
米専用冷蔵庫を買うことも考えたのですが、イマイチ納得いきません。
僕の勝手な思いこみかもしれませんが、
冷蔵庫貯蔵よりも、脱酸素貯蔵の方がお米の鮮度が保持されると「信じているのです」
経費も安いはずだと、、、
 
白米5キロを詰める米袋を検索していて、真空対応の10キロのナイロンポリの袋に出会いました。
一袋あたり42円と安い。「携帯用カイロ」が17円ですので、10キロあたり59円です。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/atto-surprise/a5caa5a4a5.html
貼付の写真は、早速袋詰めしているところです。
10キロサイズの袋ですが、めいっぱい入れて11,5キロくらい入れています。

 
1年前に30キロサイズの「ネルパック」を買ったのは、もったいないことをしたなあ。
3〜4年使うつもりでしたが、パックの部分が甘くて、時間がたつと空気が入っているのがありました。
それと2年目の使用では、ピンホールがあるかもしれず、不安でした。

3/5 やまちゃんから「市川さんの出版記念の集いのお知らせ」 
一月あまり前のことになりますが、悪友が酔っぱらった勢いで、
「姫路市立水族館の市川さんのタガメとゲンゴロウの本の出版記念講演会をやろう。
ついては、お前が世話人をやれ」と、言ってきました。
せっかくだから「現代農業」誌の「読者の部屋」にもお知らせを出してもらおうと、
大あわてで、「田んぼにすむ虫をともに語りませんか」と趣旨説明を書いたら、
採用されて、4月号に掲載されています。是非ご覧ください。
 
「田んぼの生き物たちタガメ」「田んぼの生き物たち ゲンゴロウ」
市川憲平出版記念講演会「田んぼのイネと虫たちの切っても切れない関係」
日時 3月21日(日)午後2時から 
場所 姫路市林田町大堤 姫路市伊勢自然の里(タガメビオトープ) 参加費無料
午後5時から 懇親会 参加費2000円
 
懇親会でお酒を飲みたい方は、姫新線太市駅まで電車でおいでください。
太市駅まで車で迎えに行きます。帰りは姫路駅まで車が出ます。
詳しくは、山下まで私信でお問い合わせください。
yamachan@vanilla.ocn.ne.jp
          
3/4 和歌山の浜田さんから「農閑期旅行行ってきました!農友とは」
出会えませんでした。残念。何時連絡あってもいいようにパソコン
ONにしたまま発ち,メールをhotmailに転送させていましたが…

春仕事目白押しの雨間に あほブログ3連発 お暇な人どうぞ 

http://blog.fideli.com/kamumi/

@「自然農」の一つの側面と「自然農」を支えてきた,ある「運動家」のこと
A暖地での作物づくり 
B農閑期旅行

浜田/(和歌山)

http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

3/1 やまちゃんから「2回代かきについて」
岡山で、畑さんと話していた時、
ぼくが、
「2回代かきといってもね、実際には3回4回の代かきになっています。
水が入ってすぐに1回荒代をかいて、でもそれでは水もちがよくないので、
翌日もう1回ドライブハローで走っています。(たぶん時速3〜4キロで、PTOは1)
コシヒカリの場合は、5日おいて植代かき、1日おいて田植えですが、
ヒノヒカリの場合は、荒代かきから田植えまで2週間近くあくので、
途中でもう一回代かきを挟んでいます。
荒代をかいて、10日くらいもあくとコナギなどの雑草が本葉2枚くらいの大きさになっていて、
けっこう体力を付けているので、植代で叩いても、枯れずに復活してしてしまうことがあるように思います。
悩みは、植代かきの時に、泥がいついて粘ってしまうことです。
そうなると、1回だけの植代かきではきれいに仕上がってくれず、
もう一度ハローを走らせる羽目になります。
代のかきすぎという兆候ももあり、田植機をゆっくり走らせないと、
フロートが泥を押して、苗を倒してしまうことがあります。
こんなに油を炊いて、どこが環境に優しい農業じゃという自嘲めいた気分です」
てな話をすると、畑さんが共感して(?)
「私も3回代かきをしています」と、言っていました。
畑さんの具体的な代かきの様子は聞きそびれたように思います。
話は、その後4月の耕起のタイミングに移っていったように記憶しています。
 
荒代から5日おいて代かきする時には、
泥をすくってい見ると、コナギやイヌホタルイが芽を切っているのがわかります。
植代から3日目に(つまり田植え翌日に)泥をすくってみると、
雑草の芽生えの気配は見あたりません。
たぶん、5日目くらいに芽や根を出してくるのでしょうね。
(これは6月はじめの瀬戸内での田植えの話ですが、、、)

3/1 お米の勉強会の村山さんから「現代農業記事お礼」
皆様 山下様    村山です
 一昨日現代農業07年3月号の記事をお願いしましたところ
、昨日すぐにFAXで送っていただきました。
 どなたのご親切か分からなく、FAX用紙の端を懸命に見まし
たところ、「UI光栄教会」と書かれているように見えます。
 このML以外、現代農業の記事をお願いしたところはありませ
んので、きっとこのMLのどなたかと思います。
 本当にご親切に、早速お送り下さり、とても助かりました。
有難うございました。
 「カドミウム米、無登録農薬・・・、不安をバネに進めた農
協の販売改革」というタイトルにありますように、常日頃から
不安になるところを点検しておけば、風評被害を広げないで済
みますね。

 さて、この記事をお送り下さった方にお願いです。
 もし差支えなければ、お名前をお教えいただけたらと願って
います。できましたら、村山のアドレスにお知らせ下されば幸いです。
 有難うございました。

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