2010年5月のお便り HOMEに戻る
この6月からわが農園に研修生が来ることになりました。
2年間の予定です。
せっかくだから、作業補助でお茶を濁すのはもったいないので、
田んぼ1枚(30アール)を借りて、荒起こしから、代かき、田植えなど
一連の農作業を自己責任でやってもらうことにしました。
出来たお米は、研修生が自分で販売して、研修生(服部君)のぽっぽに入ります。
やまちゃんは、トラクターや田植機を燃料込みで貸して1反あたり2万円の臨時収入です。
今日も服部君は、ドライブハローでの代かきに悪戦苦闘していたようでした。
その時間帯、うちに中学生がトライヤルウィークで来ていましたので、
服部君は孤立無援の代かき作業でした。(笑い)
さて、貼付の写真、
5月27日に水を入れて、28日に荒代かきした田んぼの雑草の種の写真です。
服部君に、日々の雑草の出芽の様子を泥を手ですくって、接写してくださいと頼みました。
写真の真ん中あたりに1センチ程白い根を出したような雑草の種が見えます。
水が入って4日目の雑草はまだこれくらいなんですね。
服部君には、日々の雑草の生長ステージは、百姓がまだ調べていないことだから、
もしかしたら貴重なデータになるかもしれない、
頑張ってやってくれとはっぱをかけています。
また、その出芽した雑草の泥を持ち帰って、トレイの中で育てて、
コナギになるのか、ホタルイになるのか、はたまたヒエになるのか、
調べてみてくれと言っています。
僕の関心事は、同じように酸欠状態の泥から、
あるところではコナギが優占種になり、あるところではホタルイが優占種になります。
これは、いったいどういう事情が働いているのだろうか?
また、同じように2回代かきして、
ある田んぼでは除草機なんていらないよと言うくらい雑草に心配がないのに、
ある田んぼでは雑草の見本市みたいな田んぼになります。
これはいったいどういう事なんだろう。
そこらが興味津々です。
そこらの事情が究明できれば、除草剤を使わない稲作りの技術レベルは飛躍的に向上すると思っています。
服部君に乞うご期待です。
>今日の草の種の写真です。
>草の種らしきものをいくつかすくい上げただけなので、
>密度などは関係有りません。
>帰って見てみたところ、白いものが結構ありました。
>1cmくらい、根が出ているのがあったのかもしれません。
>ただ、泥をがさがさしているうちに切れてしまったのではないかと思います。
by服部
5/31 お米の勉強会の村山さんから「Reどひゃー、田んぼの底が抜けた」
皆様 山下様
ご無沙汰しています。お米の勉強会の村山です。
山下様、田圃の底が抜けるなんてことが起こるんですね!お
聞きしている私でも驚きましたので、さぞかし仰天なさったこ
とでしょうね。大変でしたね。
でも、後の始末を拝見したまたもや私は驚きました。
もと川だったところは、人がどのように変えても、やはり大雨
などがあると川に戻る、というか伏流水は相変わらず流れてい
て、吹き出すのですね。そして、水位が戻る時に、耕盤の下の
土を持ち去るんですって!?
そして、液状化している土にセメントを入れて固めて、土嚢
を積んで、田圃の土を戻して、なんてことが素人でできるんで
すって!?
自然の記憶?にも驚きましたが、人間の知恵にも驚いてしま
いました。
15年前、神戸の大震災の時、私どもが住んでいた地域一帯も
液状化しまして、各家一番柔らかいところに潮が噴出し、各家
バラバラの方向に傾きました。アスファルトの道路も亀裂がず
っと入っていて、後で考えましたら怖い話ですが、亀裂を何と
か埋めようと砂を入れたりしていました。いくら入れてもスッ
と入っていって、みんな諦めました。つまり、道路の下は空洞
だったんですね。
でも、その時、山下さんのようにセメントでつき固めてなん
て誰も思いつきませんでした。まちの人間は駄目ですね。
そんなことをふと思いました。
雑草学会、面白そうですね。出来たら参加したいですが、無理
かもしれません。私どものイベント情報に載せますね。
●やまちゃんから
神戸の大震災の潮の噴出・液状化現象とはスケールが違います。
1メートル四方の穴でした。
田んぼの穴の下が空洞になっていたらお手上げでした。
5/30 やまちゃんから「どひゃー、田んぼの底が抜けた」
夕方に代かきして満々と水を張って帰ったのに、翌朝にはからっけつ。
おかしいなともう一度水を張って代かきをして、帰ろうとすると、
いとこが、
「あの田んぼ、どないしたんや?今朝ナイヤガラの滝のように水が吸い込まれていたぞ」
「?、なんのこと?」
「なんや、わからんかったのか、田んぼの真ん中でクレーターみたいな穴が開いている」
今朝出直して見てみると、写真のように直径1メートルのクレーター。
どうも圃場整備する前は、川があった場所のようで、
先日の大雨の時に、伏流水が吹き上げて出来た穴のようです。
雨が止んで、水位が低くなる時に、一気に耕盤の下の土を持ち去ったのでしょう。
代かきの刺激で、耕盤が一気に崩落したようです。
いやはや、
70センチくらい穴を掘り下げ、
(液状化現象を起こしているので、スコップがズボズボ入りました)
セメントを入れてつき固め、土嚢を2重3重に積み重ね、その上に田んぼの土を戻しました。
1メートル四方に棒を立てて、立ち入り禁止の目印。
トラクターや田植機が通ったら、カメさんになってしまいますので。
5/30 千葉の野口さんから「すずき産地に感謝」
千葉の野口です
>
経験的に、電器ステープルでは抜けやすいので、
> 少し逆V字になった「又釘」のほうがいいです。
> うちでの試作到達は、
>
1フィートの1×4材に、6センチ間隔で1ミリの穴をあけて、
> 先3センチほどを直角に曲げたスプリングを差し込み、
>
向こう側をたたいて曲げ、さらに板には又釘で止めます。
貴重なアドバイスありがとうございます。
私の頭の中にあったのは、貫の木にステップルで止めて、最後にもう一枚の貫でビス留め手
して挟み、サンドイッチにしてみたらどうかというものでしたが、言葉足らずでした。実際
に使ってみると、いろいろと無理な力がかかることとかが見えてきますね。
良き先達がたくさんいらっしゃるこの宅配便、情報交換ができてありがたきことです。
5/30 福井の吉村さんから「Re前輪部のカバー」
やまちゃんありがとうございました。
貴重なノウハウをありがとうございました。
早速泥除けホイールを作成してやってみました。
かき上げる泥が少なくて、上手出来ます。こんなことでも教えていただいたから
こそです。この知恵袋を大切にしたいです。ありがとうございました。
ちなみに私の前輪にはブリキが手元に無かったので肥料のシートパレットをはさ
みとカッターで加工しました。
ブリキよりも弾力性があるるのでどうかと思いましたが、千枚通しで穴を開けタ
イヤを挟み込むようにしました。昭和電工のシートパレット用は、かなり丈夫な
ので、作業適応性は今日の段階では大丈夫だと思います。
回転部分の泥のかき揚げが少なくなりまして、作業性もあがりました、又泥によ
る苗の損傷も少なくなり改善できて満足しています。
貴重なアイデアを頂き有機農業に励みます。
写真を送れると良いのですが、スミマセン、
よしむら農園 吉村義彦・春子
5/29 福井の吉村さんから「Re林さんのチェーン除草機による稲株の踏み倒し」
ありがとうございました。
そうですね。有機農業は除草の工夫をしていくことにより可能になるのですよね。
田植え後の苗立ちがしっかりするのを待っていると草が大きくなりすぎる、それ
で出来るだけ早く除草をしたほうがいいというわけですね。
よしむら農園 吉村義彦・春子
5/29 岡山の林さんから「RE:チェーン除草機による稲株の踏み倒し」
皆さん今晩は、吉村さん今晩は、
>直線部が旨く行くのでそれだけでもいいかと考えますが林さんや皆さんは何か
>工夫されてますでしょうか?
>昔の諺に《田んぼは、すま(隅)で採れ》というのがありますがなかなか大きな
>欠株があるのを見過ごし出来ません。
吉村さん、これは気にしないことが解決法だと思いますよ。
私も同じ問題を抱えています。田んぼでチェーン除草機の転回を行う所(即ち枕の部
分)はどうしても稲株を踏み倒してしまいます。田植え機の植えた通りに除草機を通
せば倒さないはずですが、直線部と周辺とは田植え機の通り方が違うからでしょう。
私はこれは当面仕方ないことと考えて、踏み倒しを気にしないことにしています。踏
み倒しはありますが、その分除草の苦労から開放されることで、沢山の見返りがある
と考えています。私も少しずつ田んぼの面積が増えてきていますので、除草機を使わ
ない限り対応出来なくなっています。欠株による減収は恐らく無視できる程だと思い
ます。それは、踏み倒した株数を田んぼ全体の株数で割るととても小さくなるだろう
という事からそう言えると思います。(大きく見積もっても、1%以下といったとこ
ろだろう。) なお、チェーンによる稲の倒れは、すぐ起き上ってきます。田植え機
の前輪のカバーはあると思います。農機具店に相談してみるのがよいと思います。
今年は天候が不順となる気配を感じます。そういう年は、病気や害虫が多く、家畜に
も疫病が流行るかもしれません。いもち病など私なりの対策はとってありますが、そ
れを上回る形で病気がやって来るかも知れません。そういう時でも、私は有機農業を
やっているので農薬などは使えず、指をくわえて見ている以外にありません。
林 正弘
岡山市
●やまちゃんから「吉村さんへ、前輪部のカバー」
>1夜あけどのようなものかと田んぼに入ったところ直線は正確に非常にうまく出
>来ているのに展開部分が大分踏み込み大変です。
>展開部で特に前輪部が土をごっそり掻くしあげる状態なので出来るだけ急ハンド
>ルを切らず、又出来るだけゆっくり回るようにしました。
ティラガモの除草機もみのるの田植機の本体部分を使っているのですが、
同じように前輪の太いフォーク部分が土をごっそり持ち上げて、
その持ち上げあげられた泥をそりが押すもので、困っていました。
そこでエヌエッチ畑作研究所の北山さんに何とかならんもんかと苦情を言ったら、
「ブリキを2枚まるく切って、両側から挟み込むように貼り付ければいい」
と、教えてもらいました。
やってみると、泥の持ち上げがなくなりました。
2年も3年も苦労したあげくに教えてもらったことでしたので、
そんなの初めから取り扱い説明書に書いておけ、とぶつくさ言ったことでした。
今日その写真を撮って帰るつもりでしたが、代かきで忙しく忘れてしまいました。
ボール紙で型どりしてから、ブリキを切って、針金で固定しました。
5/28 千葉の野口さんから「ビニペット除草機」
千葉の野口です。
>
つづら折り方式で垂らしたチェーンの折り返しに藻類を抱き込み、藻と土の
> 団子を引き回したため、大部分の苗が倒れて水没。
>
「やっちまったか?」という感じでしたが、2日目にはほとんど起き上がって
>
きましたので、来週は22日に植えた田にも実施してみたいと思います。
私も昨日と今日にかけて2反5畝の田んぼ一枚をチェーンならぬビニペットスプリングを利
用した人力除草機を動かしてみました。
私も藻がきれいにまとわりついてスプリングとスプリングの間の部分まで泥をかき回してく
れたようです。既に翌日には起き上がることは実験済みでしたが、最初は焦りますねぇ、やっ
ぱり。
うちのヤツは、現代農業の2010年5月号130ページからの記事をまねてみたものです。1本の
竿で手で引くには少し重くて、この記事の写真のようにした方が疲れにくいですわ。あと、
重さの原因でもあるビニペットの金具部分がもしもアルミならばかなり軽くなるように思
います。木製の「ぬき」材に電気屋さんが使うVVFケーブルのステップルで止めたら、もっ
と軽くできそうですが、スプリングはまだ余っているので2号機を作ってみようかと思って
います。
写真はまだ撮っていないので、後ほど送ります。
#人力では、1日この位にしておかないと他の仕事がツライですね。
5/27 福井の吉村さんから「教えてください」
林さんへ教えてください。
何時も楽しく読ませていただいておリます。
ミノルの改造機種でチエーン除草をやっておリます。昨年までは人力で引きまわ
しておりましたが今年は良い機械が入手できたので楽しく又らくちんで1日に1
町ほど出来たので嬉しくなりました。
1夜あけどのようなものかと田んぼに入ったところ直線は正確に非常にうまく出
来ているのに展開部分が大分踏み込み大変です。
展開部で特に前輪部が土をごっそり掻くしあげる状態なので出来るだけ急ハンド
ルを切らず、又出来るだけゆっくり回るようにしました。
直線部が旨く行くのでそれだけでもいいかと考えますが林さんや皆さんは何か工
夫されてますでしょうか?
昔の諺に《田んぼは、すま(隅)で採れ》というのがありますがなかなか大きな
欠株があるのを見過ごし出来ません。
4厘駆動の車輪全部に泥除けホイルがありますがミノル機械の1輪(前輪)のホ
イールカバーなどはあるのでしょうかねー。どなたかくふうされてますか?
工夫として端のほうを全部植えずにおく方法や又減収覚悟でやることも考えれれ
ます。そして田植え後早い機械にすると埋まる確立が高いようですがその点どう
でしょうか?
お忙しいのに恐縮ですが教えてください。
よしむら農園 吉村義彦・春子
5/27 岡山の中務さんから「チェーン除草とスズメ」
岡山県の東部で少しだけ除草剤も使わない稲作りをしている中務です。
近所の余り苗を貰って5月15日に植えた田で、22日にチェーン除草機を
試運転しました。
つづら折り方式で垂らしたチェーンの折り返しに藻類を抱き込み、藻と土の
団子を引き回したため、大部分の苗が倒れて水没。
「やっちまったか?」という感じでしたが、2日目にはほとんど起き上がって
きましたので、来週は22日に植えた田にも実施してみたいと思います。
今年、初めてコシヒカリを作ってみようと、裏の畑を苗代にしていたのですが、
これがスズメに襲われて、ひどい有様でした(涙)
被害が出始めた当初、猪除けネットの残りを張っていたのですが、それでは
止まらず、改めて鳥除けネットを張るまでの間に被害が拡大。
結局、40枚ほど使い物にならなかったので、コシヒカリを植えた田圃の中に
1枚だけヒノヒカリを植えることにしました。
23日には続くヒノヒカリの籾を蒔きましたが、今回は後が無いので、寒冷紗を
剥がすと同時に鳥除けネットを張りたいと思います。
私は平置出芽後、出芽まで寒冷紗ベタ掛けの露地育苗ですが、4月下旬の
低温に祟られて、コシヒカリは出芽まで半月。更に20日ほど待っても10cmに
満たない短躯な苗にしびれを切らして、とうとう22日に植えてしまいました。
連休頃の高温で苗が徒長したという方もいらっしゃいましたが、私の場合は
その頃に出芽〜第1葉期だったせいか、それとも露地育苗だったせいか、
全く伸びませんでしたので、その徒長分を分けて欲しいくらいです(笑)
で、ようやく空いた苗箱と苗代に6月20日頃の田植えを目指してヒノを蒔いた
訳ですが、今週も気温が低く、またまた遅延気味な気配。
いやはや、お天道様には勝てません。
:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*
:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜
http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文
5/25 やまちゃんから「かご車タイプのドライブハロー」
もう数年前のことになりますが、
ドライブハローで表層浅く代かきするにはどうしたらいいかと、
僕が大騒ぎしていたことを覚えておられるでしょうか?
その心は、表層浅く荒代かきをして、2回目の植代かきで発芽した雑草を叩いてしまおう。
また深いところの雑草の種は、掘り起こさず(つまり寝た子は起こさない)ようにしようと言うもくろみでした。
その昔かご車タイプのドライブハローがあって、それなら深く代かきしないですむと言うことを聞いて、
当時探し回ったのですが、見つかりませんでした。
昨日のこと、代かきが間近に迫ってきたので、ドライブハローのギヤオイルの交換をしなくっちゃと、
久しぶりにニプロの「取扱説明書」を引っ張り出して眺めていたところ、
「浮力板について」とか、「かご浮力板」とか、「かご車」などと書いてあるページがあるのです。
なんじゃこれ?
そこで、今朝ニプロに電話して聞いてみました。
「ドライブハローは、最初開発された時はかご車輪タイプだったのです。
その後爪タイプが出来て、今ではそれが主流になっています。
ところがイグサを収穫した後に田植えする場合には爪タイプでは不都合が多いので、
今でもイグサ農家用にかご車タイプが残っているのです。」
「それって、爪軸タイプのハローと交換(取り替え)出来るのですか?」
「できますよ。だけど爪軸ごと取り替えないとならないので20万円程かかります」
「代かきの目的に、ドロドロにねって水もちをよくしたというのがあるのですが、
その機能に問題はありませんか?」
「大丈夫です。問題ありません」
「雑草の埋め込みはどうでしょう?」
「いいですよ。
いや、雑草を埋め込むためには、土が深い方が埋め込みやすいですね。
それを考えると、爪タイプの方が深くはいるので、雑草を埋め込む能力は高いでしょうね」
「くどいですが、浅く浅く代かき代かきしたいと思っているのですが、
かご車の方が代かきは浅くできるのでしょうか?」
「深く代かきするために爪タイプが開発されたのですから、
かご車の方が代かきは浅くなります」
「新品で買うとかご車タイプはいくら位しますか?」
「200センチのハローで約48万円ですね」
ふーむ、、、
後何年イネ作りをするだろうかという年齢に来ている僕にとって20万円というのは、大きいなあ。
しかし、2回代かきを技術のメインにすえてやってきて、どこまでいけるか、
心が騒ぐなあ。
そうだ、2回代かき、淺代かきの元祖「熊本の後藤清人さん」に聞いてみよう。
と思いつき、何年ぶりでしょう、後藤さんと話をしました。
「私も興味があって、何度も八代のイグサ農家の代かき、田植えの様子を見にいきました。
仕上がりはきれいですよ。爪タイプよりペターっときれいに仕上がります。
雑草も爪タイプより埋め込みますので、ヒエやコナギも埋め込まれると思います。
私は今の爪タイプで十分と思って、わざわざ買い換えることはしませんが、、、」
「いやね、僕が爪タイプでやっていると、やればやる程だんだん深くなってしまうんですよ」
「山下さんは、何回代かきしています?」
「水が入って荒代で1回でしょう。
でもそれだけではすぐ水がひっついてしまうので、翌日にもう一回走ります。
そうしないと水が持ちません。
植代まで、途中にもう一回代をかいて、大きくなり始めた雑草を叩くこともありますね。
植代の時も、土が粘っていると、1回ですまなくて、2回走ることもあります。」
「それでは、代をかけばかくほど深くなっていくでしょうな。
2回でびしっと決めるようにしないと」
「いや後藤さん、言うは安しでね、難しいんですよ。
単刀直入に聞きますが、今後藤さんのハローがお釈迦になってしまったとして、
爪軸タイプとかご車タイプを選ぶとしたら、どちらを選択されますか?」
「はははっは、、、かご車を選ぶでしょうね。」
記憶に頼っての再現ですので、正確ではありませんが、おおよそ以上のような会話でした。
後藤さんお元気でした。
中国から何度もお誘いがあるので、仕方がないこの7月に行くしかないかなともおっしゃっていました。
少し血が騒ぎ始めています。
熊本・八代の岡さん、読んでくれているかな?
かご車タイプのドライブハローについての現地の情報があれば教えてください。
またイグサ農家以外にかご車ハローを使っている人がいたら、ぜひご一報を。
5/24 千葉の野口さんから「今年の田んぼ仕事」
今年は、13枚ある田んぼのうち3枚ほどは除草剤も使用せずに完全な無農薬状態で進めてい
ます。残り10枚はこれまでどおりの除草剤使用ですが、来年は転向したいと考えています。
残りの3枚はどうにもならないぐらいの草の量で毎年除草に苦労していて、除草剤+機械的
な防除の組み合わせになっています。今年はこれらは無肥料出発で発芽を確認してからの機
械的防除後の除草剤散布という策に出ています。何れも5畝程度なのでなんとかできるけど、
乗用作業機なしでは広い田んぼは体力が続きません。
で、こういうことを考えたからには、もともとの作業スケジュールを見直して5/25前後
の田植え(当地の標準は5/5前後)にずらしての作業を予定していました。ところが、5
/10頃の異常な高温(かつ無風)に3葉目が徒長してしまい貧弱な苗になるものが…。33
3枚の苗のうち、ハウスにあった半分の120枚前後が徒長するという始末でした。もともとブ
ドウの植えてあるハウスに置いていたのですが、葉の茂る感じも普段の年とは違うようで、
余計に水やりの加減も難しかった。この分の苗が健全ならもう少し除草剤なしの田んぼが増
やせた気がしています。
種籾の浸漬は3/30に行いました。購入種子以外は餅つき機で脱芒後に塩水選。脱芒時に玄米
になってしまったものもこれで大部分は選別できます。これを良く水洗いしてから水を切り、
昨年作ったドブロクの残り(を薄めた水に)にジャボーン。消毒はこれだけです。特に馬鹿
苗も出なかったし毎年のことなのであまり心配はしていませんが、人に言わせると「あぁ〜?
」らしいです。病気が出ないのにはその後の管理次第ですが、このドブロク水は翌日捨てて
新しい水に、以降ドブロクの濁りが消えていくまでは毎日の水替えをしますが、雨の日は変
えずに我慢。余計な菌はまずこうして防ぐことから。あ、今年は水替えの際にビール酵母と
かHB-101のもらったものとか入れてもみました。で、こうしていくうちに脱芒時に玄米になっ
てしまったものは完全に溶けます。芽が出ないうちにはよーく籾を揺すって発芽抑制物質を
徐々に減らしておいて。
いよいよ種まきですが、うちの場合は乾燥籾12kgで90枚を播きました。135gぐらいですので、
決して薄蒔きではないです。手植えの田んぼだけは40gのちょー薄蒔き。間違いなく1本植
えができます。茎がえらく太い。来年はポット管理してみようかなとも思っています。その
後シートをかけてハウス内と露地にて放置。4/14の種まきでしたが雪も降るし4/20まで苗が
顔を出さない始末。顔を出すといってもだいたい1mmでたら一安心です。一応このころには
ハウスは既に昼間全開で夜も両脇は解放状態。芽が2〜3mm出たらシートは外して箒で叩く。
最初に外す日は日射量の手頃な日にしたいんだけどなかなかうまくは行かないです。普通の
年は4日目で剥がしていますから、やはり6日は遅い。土の表面に白いものが見えたら要注
意で、日差しに当てるのが病気を出さないポイント。
このころから、苗箱を踏み始めるのですが、今年はその後に和歌山に出かけてしまい。最初
の踏み始めが遅れました。これが徒長をもたらした可能性が高いです。伸び具合が違うから
と帰ってきてから踏むのを1日ずらしたら最初短かった方が徒長するという状態。出かけて
いる間に水やりをされすぎた可能性も高い。今年の反省点です。
このあたりまでの詳しい写真とかはこちらで →
http://blog.kaimu.jp/
ちなみに、苗箱踏みですが、空いた苗箱にサンダルを付けて、これに乗ってカニ歩きすると
仕事が早いです。徒長してしまったら乗れないので、晴れる日を見越して露の切れる前に乗
る。これだけでだいぶ違います。
除草剤なしの田んぼのうち1枚は2反5畝あります。この田んぼは砂地ではありますが、タ
ニシが非常に多く生息していて除草に役立っている感じです。水の便も非常に良く、もとも
と草が見えない田んぼです。もう1枚は1畝の田んぼ。草は出ますがまず心配ない田んぼで
す。最後の1枚がくせ者で、これはオモダカ等が多くて途中挫折するかもしれない田んぼで
す。唯一の救いは土が異様に軟らかいこと。これで水か濁れば言うことないのですが、なぜ
か澄んでいます。いつも作っている黒米等の約物は、今年は初めてこちらの田んぼに移動。
これまでの田んぼは、遅い秋では日照時間が減ってきて、籾が乾きにくくなってきてしまっ
たので、移動しましたが、やはり玄米そのままですので除草剤なしに超したことはないです。
ダラダラと書きましたが、あとは運を天に任せて、日々観察するしかないです。チェーンな
らぬビニペットを利用した除草道具は作成済みで、田んぼにも入ってみました。ちょっと重
いので向きを変えたりするのに大変かもしれません。植え付け部の壊れたりした乗用田植機
の出物があれば欲しいところです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
270-1101 千葉県我孫子市布佐826
農園『花囲夢』 野口 忠司
http://shop.kaimu.jp/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
5/24 長野の唐沢さんから「同じ長野の片岡さんへ」
箕輪町でポット育苗している唐沢です。
出芽状態が悪い原因を同じ長野の気温などの
環境状況でお話させていただきます。
うちは2年前までパイプハウスの中で育苗していましたが田んぼの
栽培面積が増えた関係でハウスに入らなくなり、オーバーした分を
田んぼに伏せこみホットンカバーを掛けた上にトンネルマルチを
かけました。そしたら苗の出来が田んぼに伏せこんだ苗のほうが
徒長せず硬い苗になったのでそれ以後パイプハウスでは育苗せず
全部田んぼに伏せこむことにしました。
パイプハウスは芽出しまで苗箱を積み置きする場所にしました。
ポット苗箱にモミ播種後土の表面が濡れる程度にジョロで散水して
下駄を履かせたコンパネの上に10段積み込みビニールシートをかけて
その回りを麻袋で囲い5日程保温しておきます。
10段積んでもモミの力はすごく一番下の箱の芽が上の苗箱を持ち上げますよ。
モミの白い莢葉が顔を出したところで伏せ込みすればホットカバーを掛けても
水濡れでモミが窒息して出芽不良になることはないからです。
手間は掛かりますが播種後、一度積み置きして出芽させてからプールに
広げたらいかがでしょうか。
因みに、今年の場合、モミ播種:4月17日、出芽確認4月23日
田んぼに伏せ込み:4月25日、現在3.5葉
田植え6月5,6日に予定
********************************
上伊那郡箕輪町中箕輪1989
唐沢金実
Tel/Fax:0265-79-5668
mailto:krsw@miracle.ocn.ne.jp
********************************
5/23 広島の菅野さんから・イネミズゾウムシ対策」
やまちゃん様からのつぶやき。その通りですよね。
「そうなんですね。これといった対策は無いのですね。」は本当に無いですよね(笑)。人まかせな発言を訂正します。
過去の記事など読ましていただきました。
お百姓の技術は深いものがあり、消してこれで決まりというものは無いですよね。
今井さんのやっておられる畦塗りも、彼が編み出した一つの方法でしょう。
僕の基本的な考えはほどほどに効果のあるものでよいと。それの組み合わせかなと。
除草でも完璧に草を抑えるということは期待していません。多少草はあっても反当たり8表程度美味しい米が取れればよいと考えています。
ただイネミズゾウムシの場合、コイツをのさばらせると本当に減収になるので。今のところ使用済みてんぷら油が一番効果があると見ています。
問題は適量とタイミングがつかみきれていないことです。最初は10L/反ぐらいから始めて、去年は2Lぐらいにしました。それでもそこそこの効果はありました。
周囲8条程度の稲は油にやられて黄色くなっていましたが。
●やまちゃんから
反当2リットルくらいの使用済みてんぷら油というのは目安になりますね。
僕もHPを見直していて、2006年7月あたりにイネミズゾウムシについて集中的に書かれていますね。
すっかり書かれた内容を忘れていました。お年ですねえ、
5/22 神奈川の今井さんから「イネミズゾウムシ対策」
神奈川県の今井です。
数か月前の新聞記事に大潟村の自然農法稲作農家の石山さんが出ていました。
記事の中にイネミズゾウムシの事が書いてありました。イネミズゾウムシは水の中では呼吸できる
そうですが、土の中では呼吸できないそうです。その事を利用して石山さんは春に畦塗りをして畦に潜むイネミズゾウムシ
を土の中に埋め込むそうです。
●やまちゃんから
今井さんからの情報で検索してみると、新聞記事が出てきました。
菅野さんが「そうなんですね。これといった対策は無いのですね。」と言われるのは、
そう簡単に言ってしまわれると、身も蓋もないなあ、
せめて我らの過去の悪あがきを読んでからにして欲しいなあ、
また、知らんところで、知らん人が、思いもつかぬような取り組みをしてるかも、
奥は深いぞ、たぶん、
と、やまちゃんは心の中でぶつぶつ言っていました。(失礼)。
5/22 広島の菅野さんから「Reイネミズゾウムシ」
やまちゃん様
お便りありがとうございます。
そうなんですね。これといった対策は無いのですね。
とりあえず、機械油よりてんぷら油のほうが「自然にやさしい」そうなので(笑)、僕は今まで通りにやってみます。
菅野正博 拝
5/21 やまちゃんから「菅野さんへ、Reイネミズゾウムシ」
菅野さん、お便りありがとうございます。
イネミズゾウムシは、とても頭の痛い虫です。
全国的に見ても、九州のウンカに並んで悪さ度ナンバーワンの害虫ではないでしょうか。
僕の田んぼでも、イネミズくんの幼虫が根をかじるためイネが田植えした後株を張れない。
そのためすかすかの田んぼで、雑草がお日さんを浴びてすくすく育つ。
よってイネが雑草に負けてみすぼらしい出来になってしまう。
その悪循環で、僕の田んぼは数年の間極度のスランプ状態でした。
それが去年、おととしとなぜかイネミズゾウムシが発生するのですが、
(田植えした夕方にはもう飛び込んできています)
それほど大きな広がりを見せずにすんでいます。
天敵が出てきてくれたせいなのか、理由はよくわかりません。
イネミズくんがおとなしくしてくれたので、この2年はまずまず合格点の出来でした。
もし今年イネミズゾウムシがのさばるようでしたら、
僕は天ぷら油の廃油の代わりに、エンジンオイルの廃油を使おうと思っています。
水の上を油膜がフワーッと広がっていきます。
天ぷら油の廃油より少量ですむので、イネに対するダメージが少なくてすむのでは思っています。
このことを試そうと思った年からイネミズくんが少なくなりました。
よってまだ本格的なテストはしていません。
イネミズゾウムシは、「除草剤を使わない稲作り」のHPの仲間たちにとっても、
とても頭の痛い問題でして、ああだこうだとさんざんぱら論議をしてきました。
論議をして、現在少々くたびれています(笑い)
もしよろしかったら、過去のページを見てやってください。
(保存版)「除草剤を使わない稲作り」のHPには、検索機能がついています。
http://josonet.ojiji.net/
5/21 岡山の林さんから「石田さんへ、オーレック使っています」
皆さん今晩は、石田さん今晩は、
石田さん、メールをありがとうございます。
オーレックは3台目を使っています。草刈機は今まで2台を潰しました。草刈機は、
3−4年しか持たないですね。草刈面積が大きく酷使するのでどうしても使用できる
期間が短い。初期のオーレックはアームの付け根に問題があり苦労しました。クボタ
の草刈機は力を入れすぎアームを2本折ってしまいました。
石田さんのようにオーレックを導入して、草刈を2日で回れるとは羨ましい。
今日もオーレックを使いましたが、混合ガソリンを6リットルぐらい使ってしまい、
燃費も馬鹿になりませんね。私の場合は1週間かけて一回りですから単純計算で1回
り40リットルくらい使う計算になります。
林 正弘
岡山市
5/19 岡山の林さんから「畔草刈の季節」
皆さん今晩は、
口てい疫が広がりを見せている。酪農農家は気が気でないだろう。
今年は、イノシシの被害が激減する年かも知れない。今のイノシシには豚の遺伝子が
入っていて、イノブタが多くなっているので、家畜と同じように遺伝子の多様性が少
なく、口てい疫がイノシシに広がると、その数を激減させる可能性があるだろう。い
つ関門海峡を渡るのだろうか?2−3年前にタヌキにヒゼンダニが広がり、タヌキの数
が減った。私にもタヌキによる被害が少なくなった。同様なことが起こるかもしれな
い。
市道の草刈や川の土手の草刈、畔草刈を早く始めなければならない季節になってき
た。
畔の高低差10メートルの田んぼはどんなにがんばっても3-4時間はかかるが、もっと
少ない時間で済む田んぼもある。1枚平均1.5時間で畔草刈をするとすると、30枚の田
んぼを1巡するのに45時間。これをこの夏6巡しなければならない。朝6時から夕方
7時まで食事時間や休憩を差し引いて1日8時間は働ける。チェーン除草で、田んぼの
中の除草時間は少なくなったが、畔草刈はまだこの労苦から開放されていない。苗を
植えた田んぼにはトラクターは入れられないが、道路の草刈や川の土手の草刈にはト
ラクターに付ける、油圧で刈刃を回転させる草刈機がある。これは120万円ほどす
る。トラクターも60馬力程度ないとこの機械を付けられない。このレベルのトラク
ターになると600万円はするだろう。利益を生まない草刈だけのために700万円の投資
は出来ない。しかし、体力も限界に近づいている。
林 正弘
岡山市
5/19 広島の菅野さんから「イネミズゾウムシ」
皆さん始めまして。三次市に住む菅野と申します。
今回から皆さんの仲間に加えさせていただきます。よろしくお願いします。
私は田圃を1hほどやっており、そのうち20aで無農薬栽培を試みています。抑草の方法は米ぬか散布と菜の花すきこみ、そして除草機でなんとかしています。
ところで毎年頭を痛めるのがイネミズゾウムシ対策です。健苗を移植して対応しようと12年前からポット苗にしていますが、思うようにはいかず、ひどいときは半作の年もありました。最近はその姿を確認するとすぐにてんぷら廃油を流し込んでいます。
効果は確かにみられるのですが、稲もやられます。特に風に吹き寄せられたところは苗が消えてなくなるところもあります。
あるいは分けつが止まってしまうところも。
そこで皆さんにお聞きします。皆さんはイネミズゾウムシにどう対応されていますか。
菅野正博
5/18 岡山の林さんから「すずめ被害」
皆さん今晩は、
今日(5月17日)夜8時10分頃、温泉会館を出たところでふと空を見上げると、国際宇
宙ステーションが目に飛び込んできた。西の空から現れ、ひときわ明るく大きく銀色
に輝いて、すばらしいスピードで飛んで来るのが分かった。太陽の光を受け、非対称
に輝きながら天空を横切って来た。眼の良い人はその形もある程度分るかもしれな
い。宇宙ステーションは想像以上に巨艦のようだ。宇宙ステーションは、天空を過
ぎ、東の空にさしかかったところで赤く輝き始め、地球の陰に(夜に)達した所で暗
くなり、消えた。太陽光が地球大気の屈折を受け、宇宙ステーションを赤く染めたよ
うだ。
今日、稲の苗のシルバーシートを剥がした。風が出始め、シートが飛ばされる心配が
出てきた。そちらを早く片付けなければならなくなったので、1時間ほど時間をかけ
て元のところに戻ってみると、苗箱が何か変。何だろうとよく見ると、ポットからか
なり苗が抜けている。苗をよく見ると、籾殻と苗の葉先が散らばっている。「うーん
やられた。」と言って上を見上げると、木の枝にスズメ達が「ピーチク、パーチク」
と鳴き交わしながら、スズメの学校をやっているではないか。早く網掛けをしなけれ
ばとは思っていたが、これほどすばやくやられるとは思っていなかった。全く、油断
も隙もない奴らだ。欠株が出るのも仕方ないことだろう。
林 正弘
5/17 岡山の中務さんから「チェーン除草機なるものを・・・」
横転事故で植付部が壊れたみのる式田植機を入手したので、巷で噂の
チェーン除草なるものを試してみようと、除草部を製作しました。
かなり古いですが、壊れた植付機構は概ね除去済、走行とアームの油圧動作は
問題ないという状態で、諭吉さん5人という価格が適当かどうかは分かりません
が、なかなか出回らない機体なので即決即断で購入しました。
チェーンや金具はホームセンターで調達し、木部は倉庫に眠っていた端材を使用
したので、除草部分の材料は諭吉さんお2人で十分にお釣りがありました。
作業幅およそ2.4m、チェーンは約30cmですが、途中を切るのが勿体ないので、
20環ごとにつづら折りしながら、5cm間隔で留めていき、端の余長を切った以外、
途中は切らずに使用しています。
除草部は折り曲げられない一本モノですが、積載輸送が前提ですので、取付部分を
カラビナで簡単に脱着できる構造にしています。
除草の他、溝切り機として使用したいと思い、溝切り機構の構想を練っているところ
ですが、除草部を取り外して円錐型の重量物を引くのが簡単で良いかと思っています。
工事用の三角コーンの耳(というか、足)を切り落として、中にモルタルを詰めるという
案が現在の最有力候補なのですが・・・。
:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*
:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜
http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文
5/16 新潟の佐藤さんから「Re魚沼の田圃見学」
魚沼市の佐藤です。お返事が遅れて申し訳ありませんでした。
先週も雪が降るのではないかとおもうような寒い日が数日も続きましたがようやく太
陽が顔を出して暖かくなりました。魚沼でも田植えが始まりました。が 私はポットな
ので田植えは6月第一週と決めてあります。現在3葉〜3.5葉。
田植えまでには十分な大きさになってくれるものと思っています。
村山さんからおたずねの出穂は8月10日前後とおもいます。前もって予定を立ててい
ただければ私は合わせます。ぜひ魚沼においでください。お待ちいたしております。
5/16 茨城の小長谷さんから「Re苗床のネズミ」
お久しぶりです。いつも為になる情報を有り難うございます。
さて問題のネズミ対策ですが、まずネズミの種類特定が先決です。が、仮にクマさんだとすると、原因は、発芽時の香りに誘引となります。なので香り米には強く反応します。で対策は、
1.トラップ〜粘着テープ等、IRRI(国際稲研究所)のHPで東南アジアで効果を上げた方法を紹介
2.天敵〜猫等
3.忌避剤〜木酢液等
4.バリアー〜電柵等、全国合鴨水稲会会報で古野氏発表
5.毒餌
6.撹乱〜木酢液等があります。
一つの方法で完璧というのは無いので、組み合わせて対応します。
因みに私の所では、香り米が集中攻撃に合いましたが、木酢液だけでなんとか収まってくれました。
以上簡単ですが。
小長谷
5/14 京都の土佐さんから「苗床のネズミ」
やっと60%田植えが終わりました。
しかし今年少し困ったことが起きてしまいました。
私たちはばらまき箱苗を使っています。
播種後、育苗機に入れて芽をそろえ、その後ハウスに移し育苗します。
従って雀の被害はまず起こりません。
しかしネズミがどこからか侵入し隅のほうを掘り返します。
育苗機の中にも一度侵入しましたが、ペッタンコのネズミ取りで一網打尽にしました。
ところが40メートルのハウスはあまりにも広い。
侵入元を特定するのが難しいのです。
どなたかネズミ対策の妙案をお持ちの方、ご教授願えませんでしょうか。
雀と同じように籾をかためておいて腹一杯食わせ、苗に行かないように・・・
やつらの食欲を考えるとちょっと勇気がわきません。
5/12 高知の谷川さんから「豊岡・生物多様性国際会議のこと」
皆様
お世話になります。
今回の豊岡・生物多様性国際会議は相当たくさんの方が参加されますので、正直な所てんやわんやだろうと思います。
2年前に同様の催し(これよりは小規模でしたが)が新潟であり、お手伝いに行きましたがあまりのヒトの多さに参りました。
一番参ったのは韓国からのお客さんから熱心な質問を受けながら大量の日本酒を注がれたことですが・・・
そして、通訳の方が御苦労されていました。でも農家同士であれば意外となんとなく通じる所があり、とても楽しかったです。
稲葉先生・岩渕先生は来られます。宇根さん(先生と呼ぶなと念を押されておりますので・・)は来られないかもしれません。
その他の方々はすみません分かりません。個人的には市川先生にお会いしたいですが、いかがでしょうか。
私は2日の田んぼの生きもの関係の現場のお手伝いなどに参ります。
おっしゃるようにたくさんの参加者ですので、疲れるかと思いますが日ごろ会えない方々や様々な団体の様々な方々が来られます。
良い悪いは個人の判断ですが、いろいろな意味で学ぶ所は多いと思います。
是非皆様もご参加ください。
参加費も良心的な価格だと思います。
よろしくお願いいたします。
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高知県 梼原町 谷川 徹
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5/12 長野の片岡さんから「やまちゃんへ」
発芽しそうな匂い・・・
頭の中だけで考えがちで策に溺れる傾向にあるので、感性を大事に
しようとは思っています。
ジャストアラフォーなんですがまだまだ若輩者であります。技術も心も。
やまちゃんのような先輩に興味を持って頂き、恐縮です。
苗代やり直して今日で6日め、今回は出芽し始めました!
どうやら上手く行きそうな感じです。
ただ、潅水を少なめにすると確認の為に頻繁にベタがけをはぐのが
大変で、本末転倒気味。
省力化のためのはずが・・・
水分量や資材の使い方は次回の課題です。
育苗箱の直上に防風網などで隙間を作る方法もやってみたいです。
近くにプール式・ポット式どちらもやっている人がいないのは悩みですね。
5/12 お米の勉強会の村山さんから・「Re 稲葉先生の豊岡の集まりの日は?」
皆様 谷川様 村山です
谷川さん、早速有難うございました。
大変な会ですね。
ところで谷川さんはじめ、この山ちゃんメールの方々は参加されますか?
地元兵庫県ですし、コウノトリ野生復帰勝手応援団をしてい
ましたし、稲葉先生もずっと有機農法を教えておられましたし
、岩渕先生、宇根さんやいろんな方々のおかげで今があるので
すから、行った方がいいでしょうね。
でも、何だかあまり大きなイベントにはしり込みしたくなってしまいます。
それにしても、有機農業法成立以来、稲葉先生のご活躍は素
晴らしいですね。
自然農業の姫野さんや先生もいらっしゃるでしょうね。お会いしたいですね。
皆さんが参加されるのでしたら、行くことにしようかと思い
ます。また、詳しく分かりましたら教えて下さいますようお願い致します。
5/11 高知の谷川さんから「Re稲葉先生の豊岡の集まりの日は?」
村山様からお尋ねの件は
「生物多様性を育む農業国際会議ICEBA2010」
と思われます。
7月2日から4日まで兵庫県豊岡市で行われます。
大まかな内容は
2日 田んぼの生きもの調査を中心とした交流会 (県立コウノトリの郷公園近辺)
開始は午後です。
3日 各方面の報告と講演。分科会3つ(豊岡市民会館)
朝から夕方までです。
4日生物多様性締約国会議への提言関係の討論(豊岡市民会館)
本会議はお昼までです。
参加人数は延べ300人前後と思われます。
韓国と中国からの来賓や報告者もこられます。
もちろん稲葉先生は報告と講演を行われます。
現在決定しております内容はまだ調整中のものもあるそうですので、時間等については細かい変更が予想されます。
リンク先でよいものがあればと思いましたが、そのものずばりのページがありません。
探しておきますので、しばらくお待ちください。
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高知県 梼原町 谷川 徹
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5/11 お米の勉強会の村山さんから「魚沼の田圃見学は?」
皆 様
ご無沙汰しています。お米の勉強会の村山です。
もう田植えが始まっているのですね。まともな気象でありま
すように!
さて、まだ先の話ですが、私どもの会の夏の田圃見学先とし
て魚沼の田圃見学の案が進んでいます。
本岡さんによりますと、このMLの佐藤さんも魚沼の辺りだそ
うですね。有機JASの魚沼コシヒカリを作っておいでなのでし
ょうね。もし、魚沼にお邪魔することに決まりましたら、是非
佐藤さんの田圃も見せて下さいますようお願い致します。
そこで、ちょっと佐藤さんに質問です。穂が出る時期はいつ
ごろでしょうか?素人は穂が出ているとことが嬉しくって見た
いのです。皆さんのように葉っぱの状態からはとても想像がで
きませんから。
また、こんな勝手な思いとは別に、そちらの皆さんの手がす
く時はいつでしょうか?余りお邪魔にならない時期に伺った方
が勿論いいですので。
案としては、お盆前の週かお盆の後の週がいいかと思ってい
ますが、いかがでしょうか?
そして、佐藤さんだけではなく、魚沼に行ってみたい方がい
らっしゃいましたら、みなさんのご都合がつく時期はいつごろ
でしょうか?
綾部の井上さんは昨年はお盆前の週までにしてほしいとおっ
しゃっていました。やはり皆さんもそうでしょうか?地域によ
って違うとは思いますが、出来るだけ多くの皆さんが参加しや
すい時にしたくて、早々とお訊ねしました。
●お米の勉強会の村山さんから「稲葉先生の豊岡の集まりの日は?」
皆様 山下様 村山です
確か7月に民間稲作の夏の集まりと日韓中の稲作の集まりと
豊岡のコウノトリの集まりを兼ねた大々的な集まりがありまし
たね。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、何時から何時
までなのか、またその詳しい日程を教えて下さいませんか、民
間稲作にメールでお願いしてもお返事がきませんので、よろし
くお願い致します。
5/9 再びやまちゃんから「しつこく片岡さんへ」
>少し心配なのは、現時点でもう芽が出始めそうなものがある点です。
>しかも、空気を吸わせるために水から出した時のモミの匂いは、
>本来のやり方での積算100℃目前の時のような感じですし。
こんな感性を持つ片岡さんは、いくつくらいの方なんだろう?
メールから受ける感じでは、30代?40代?
僕よりかなり若そう?
イネ作りが好きな兼業農家のような気がします。
イネの匂いをかぐ片岡さんに妙に興味があって、しつこく迫ります(笑い)
やっぱり長野の春は寒いんですねえ。
ハウスの中でトンネルをして育苗するのが一般的とは。
余談はさておき、
不織布が水を吸って膜状になり、それがシルバーを吸い寄せ、
育苗箱にぺったり貼り付いて酸欠を起こしているのだと思いますが、
アイホッカとポットの育苗箱の間に防虫ネットとか防風網とか、
間隙を作る資材を噛ませてやったらいかがでしょうか?
僕が1ミリの防虫網を選択したのは、さほど深い訳はありません。
秋の野菜作りにも活用できそうだ、というケチケチ精神からでした。
5/8 山口の石田さんから『今年の私の育苗法』
大変ご無沙汰しております。
山口県の石田でございます。
育苗のお話が出ていましたので、少しでも、ご参考になればと思い、私の今年の育苗法をご紹介させて戴きます。
今年は、飼料&米粉用米として、ミズホチカラの作付けも行います。
赤木さんの11品種?14品種には負けてますが、全部で8品種を作付けします。
(それにしても、赤木さん、凄いパワーだ!)
一番最初の、ミズホチカラは、4月23日に籾まきを行いました。
冬の間に色々と考え、やまちゃんと同じく、折衷苗代は止めて、平置きにチャレンジしてみようと思っていたのですが、事前テストをしてみた所、上手く行きませんでしたので、籾まきの1週間前に急遽、畝をたてました。
(香西さん、電話で親切に教えていただきましたが、勇気がありませんでした。ごめんなさいm(_
_)m)
去年、スズメ対策で1ミリ目の寒冷紗ベタがけのみで被服しましたが、剥がすときに、苗が数本、抜けてしまいましたので、今年は、上から順に
・ダイオ化成 防風ネット『商品名ダイオネット』<品番130>2ミリ目を
・次にポット苗箱
・根切りネットに ダイオ化成 防虫ネット『ダイオサンシャイン』<品番9010>2ミリ目
を使ってみました。
(ちなみにダイオ化成さんの回し者ではありませんよ。コメリで偶然このメーカーを紹介されたので、メーカーにサンプル帳を依頼し、その中から向きそうなものを選んでみました。)
根切りネットは、去年回収する際、ビリビリに破けてしまったので、今年は2メートル幅の少し丈夫そうなものを使用してみました。
完全に自然任せの育苗ですが、今年の4月は当地も外気温が低い日が多く、苗を並べ終わった数日後に2回ほど朝の最低気温が4℃まで下がり不安でしたが、何とか無事出芽しました。
培土は、無肥料の証明を出して貰えるものを使用しました。培土くらいは、みのる産業さんのを使用したいのですが、無化学肥料の培土の要望を言ってもなかなか聞いてもらえません。ポット稲作の人は、化学肥料や農薬を使用しない人が多いので、きっと需要はあると思うのですが・・・(アカギサンオネガイシマスミノルサンギョウサンニイッテミテモラエマセンカ?ワタシデハパワーブソクミタイデスノデ)
いよいよ明日9日は、『亀の尾』『滋賀羽二重もち』『豊コシヒカリ』の籾まきを、来週15日に今年最後の『朝日』『いのちの壱』『次世代の夢』『ハツシモ』の籾まきを行います。
水は、2葉ぐらいまでの間は、毎朝1回、苗箱が完全に水没するまで入れて、水尻から一気に抜いています。
雨の日は入水せず、大雨でポットの中の土が弾かれそうな時には、苗箱の上端からさらに5センチ上くらいまで水を張り、土が弾かれないようにしています。これは去年上手くいきましたので、今年も同じ方法でやっています。
そろそろ朝の最低気温も上がってきましたので、このままの育苗法で多分大丈夫かなと思っています。
〒747−0062
山口県防府市上右田
石田 卓成 (いしだたくなり)
ブログ
http://www.y-brand.com/organic/
●やまちゃんから
石田さんのブログに、苗代の様子が動画で出ていますね。
たっぷんたっぷんの水の中で並べているんですね。
お疲れ様です(笑い)
5/8 再びやまちゃんから「片岡さんへ」
1ミリ、4ミリの二重の根切りネットの作戦ですか。なるほどねえと思いました。
1畝半の小さな田んぼに紫黒米を作っていて、中学生のトライヤルウィークで手植えしているのですが、
昔その苗を、ポットでプール育苗した経験があります。
根切りネットも敷かずにやったものですから、鼻毛のような根っこがポットの下の穴からもじゃもじゃ(笑い)
さて、瀬戸内の5月上旬に種まきする経験しかありませんが、
片岡さんのやり方を読んでいくつか考えるところがありました。
4月播種の長野とまるで気候条件が違います。
当たらぬも八卦で書いてみます。
僕はポット育苗を始めた頃は、パスライトなどの長繊維不織布のみのベタがけで育苗していました。
それで支障はなかったのですが、面積が増えたので、車で20分の田んぼに苗代を変更しました。
そこで問題になったのが、出芽までに時折水やりをしないとポットが乾くことでした。
知り合いからシルバーを教わり、みのるの純正シルバーで被覆を始めました。
その時シルバーだけのベタがけだと、芽やけの心配があると聞き、
長繊維不織布不織布プラスシルバーのベタがけ方式に変わりました。
その時はところどころ加湿による発芽不良に悩まされました。
その頃近所の農機具屋がポット苗を防虫ネットのベタがけだけで育苗しているという話を聞きました。
その農機具屋では、毎朝水やりをしているということです。
毎朝の水やりは僕には無理ですが、防虫ネットは大きなヒントになりました。
間隙が出来るので、酸欠になる心配がない。
それに、出芽後防虫ネットをそのままにしておけば、スズメ対策になる。
ということで、今の「防虫ネットプラスシルバー」方式になっています。
片岡さんは、たぶんハウスで育苗されているのだと思われます。
岩谷・シルバーポリ(透光率30%)は、光を反射するタイプのシルバーだと想像しています。
この役目は何でしょう?
昼間の温度上昇の防止と、夜間の保温、それと保湿ではないでしょうか?
その下の「岩谷・アイホッカ40(不織布)」の役目は、保温と保湿なんでしょうね。
どうもこれが裏目に出ているようですね。
これだけ頑丈に保温、保湿を長期間やっていて、蒸れ苗やカビなどの心配はないのでしょうか?
わが瀬戸内では、並べて5〜6日でシルバー被覆をとってしまいますので、
病気の心配がないのではと思っています。
長野の夜間の寒さを知らないので、半可通の考えになりますが、
ハウスの中で育苗していたら、保温資材なしで、
時間はかかるでしょうが、発芽は揃いませんか?
プール装置の中に苗箱を並べた時から、水は入れておいたら、水が保温の役目をしてくれないでしょうか?
(その水が凍ってしまったら、やばいかな?)
ここ3〜4年の経験で、酸欠による発芽不良はあっても、加湿による発芽不良は無いと思っています。
今年もシルバー被覆してから苗代にたっぷり水を入れて、十分湿ってから水を抜き、
3日後に念のためもう一回たっぷり水を入れましたが、
今日見たらきれいに発芽が揃っていたので、シルバーを除去しました。
また、以前のプール育苗の時も、めんどくさいので苗箱を置いた時から水をためっぱなしだったのですが、
特に問題はありませんでした。
以上、ご参考になればさいわいです。
5/7 長野の片岡さんから「やまちゃん」へ
>水を吸って膜状になった不織布に、シルバーがピタッとひっつい
ている、、、
そうです!まさにその状態になりやすいですね。
めくってみた時に、ポット苗トレーと不織布の間に水の膜ができな
い程度の
湿り気だと大丈夫な感じですが、考察は今年の結果でしてみたいと
思います。
でも水加減が難しいですね〜!播種時の培土の水分率との兼ね合い
などもありますし。
ベタがけ後は以外と乾かないので、水多過ぎになりやすいみたいです。
今回は、ポットの下穴がわずかに湿る程度に少なめに上から水をやって、
2〜3日単位で状態を見る作戦です。
件のうちの苗代は保温折衷苗代を改造しています。
構造は下記のようになっています。(上から順に、こんな資材を
使っています。)
全面有孔ポリ<トンネル>
岩谷・シルバーポリ(透光率30%)<以下ベタがけ>
岩谷・アイホッカ40(不織布)
☆ポット苗トレー☆
防風網(目合1mm)
防風網(目合4mm)
農ポリ(ハウス用)<プール>
二重の防風網は、以前に現代農業に出ていた記事を参考に、
苗箱の下から出てくる根のからみ防止と、出芽時の通気性確保のた
めです。
これで一昨年は上手くいったんですけど、
ベタがけを頻繁に剥がしてみるのが難しいので要改善かもですね。
5/6 長野の片岡さんから「モミまき直し」
ご無沙汰しております。
長野県の片岡です。
さて、この時期になってモミのまき直しをしております。
一昨日、あまりに出芽状態が悪いので決断した次第です。
うちは3年前からポット苗+プール方式の育苗なのですが、
ポットトレーにモミまきした後プールで出芽させる段階で、
水分が多かったせいで窒息してしまったようです。
思い返せばトレーをプールに並べる時点で、
均平をとる時に入れた水が多い所で5mmくらい残っていたんで
すが、
トレーの土の表面が乾き気味だったのでちょうどいいかと思い
そのまま不織布→反射シートとべたがけしてしまったんですよね。
種モミは探しまわったあげく、
やっと知り合いから必要量を分けてもらう事ができました。
一緒に芽出し済みのモミも少しもらえました。
そして、その方のアドバイスを参考に早速夜まで浸水→
→40℃弱のお湯(風呂)に浸して、現在約1.5日経過です。
ギリギリ間に合いそうです。有り難い・・・!
少し心配なのは、現時点でもう芽が出始めそうなものがある点です。
しかも、空気を吸わせるために水から出した時のモミの匂いは、
本来のやり方での積算100℃目前の時のような感じですし。
こんな状態です↓
●やまちゃんから「片岡さんへ」
僕は、苗床にポットの育苗箱を並べたあと、防虫ネットで被覆して、
練り込みのシルバーシートで被覆(ベタがけ)しています。
4年程前まで、パスライトなどの不織布をベタがけして、その上にシルバーをベタがけしていました。
その時の経験ですが、低くて水に浸かりやすいところが、酸欠気味によくなりました。
長繊維不織布は、水を吸うと水の膜が出来るでしょう。
その水を吸って膜状になった不織布に、シルバーがピタッとひっついているのです。
これで酸欠になるのかなあと、今の防虫ネットに変更しました。
岡山の香西さんが教えてくれたのですが、
ある時メーカー(みのる)の担当者に聞かれたそうです。
「シルバーと、不織布ではどちらが酸欠になりやすいのか」と。
その答えは、不織布だそうです。
シルバーの方が、風にパタパタとあおられるので、酸欠になりにくいそうです。
ところで、ポット苗をプール育苗されているとのことですが、
プール育苗というと、水を通さないシートを張ってそこに水をためて育苗する、
そんな風景を思い浮かべてしまいます。
そうだとすれば、
ポットの苗箱の下から出てくる鼻毛のような根っこはどのように処理されているのでしょうか?
5/5 綾部志賀郷 の四方です「まだ、田植え始まりません」等
大変ご無沙汰しています、綾部志賀郷 の四方 英喜です。
予定通り?「まだ、田植え始まりません」
よろしくない変化が有りました。
就農11年、7年間使い続けた発酵鶏糞のマルイ有機(マルイ農協→鹿児島県出水市平和町に参加される養鶏農家の鶏糞を主原料に、地域の酒造組合から出る焼酎粕を水分の代わりに使用して作られていると聞きました)が、今までと違った様相を呈していまして、それは今年初めてご近所住居からクレームが入った事です。それは発酵鶏糞が匂う、事です。
マルイ有機を7年も前から使用・活用させて頂いていますが、こんな事は初めてです。
『お〜い、臭いぞ〜、何撒いた?昨日寝られへんったぞ〜』と田んぼの近所農家のオッチャンから云われ、『おっちゃん、おばちゃんほんまにゴメン!』と、顔見る度に、平謝り。そして、今までこんな臭いがした事は無いと、自身でも確認。
今からもう4年になりますが、『安心・おいしいを確実に見聞きしたい!』と、とある8月、直接現地である鹿児島県出水市に行って、会社の方に説明も受けその行程も確認させて頂きました。
連休までは天候不順が続いた水溜まりだらけの田んぼの中に、完熟発酵した肥料とは申せ、そこに撒いた事に起因したのか?
真の原因は何でしょう?発酵不良なのか、質の変化なのか・・・。
こんな出だししの今年です。
運営スタッフは30名で、プラス駐車場係、駐車場から会場までのシャトルバス運転手等、総計50余名で1回目の三土市が4月17日に開催され、そして予想をはるかに超える、およそ1000名以上の方にお出で頂きました。
その出店も食品・クラフト・地元野菜等を始めとして、子供のショップ出店もあり、計46店が元気を出してくれました。
そしてこれから1年間、毎月第三土曜に、志賀郷田舎手作り三土市(さんどいち、つまり毎月第3土曜日の市です)を開催致して参ります。
おいしい・面白い・楽しいを志賀郷総力で沢山集めて、進行して参りますので、田植えが済んで手が空かれた方々からどうぞ綾部・志賀郷へお越し下さい。
次回以降は5月15日(土)、6月19日、7月17日、8月21日・・・・・・・
綾部・志賀郷にてお待ち申し上げます。
5/4 京都の土佐さんから「いよいよ田植えが始まりました」
ご無沙汰しています。
いよいよ4月26日より田植えが始まりました。
受託分を含め16ha(約180枚)を5月いっぱいかけて田ごしらえから植え付けまで行います。
育苗もハウス2棟を2回転させ約2800枚(箱苗)製造中です。
ところで今年の天候はどうも気になります。
まずこぶしの花はほとんど咲きませんでした。
タケノコが異常に多く生えています。イノシシも跨いで通る(?)ほどです。
4月には雪も降りました。
これらが何を暗示しているのか不気味です。
数年前の冷夏が思い浮かびます。
西村和雄先生によると今年は6月集中豪雨、7,8,9月は熱波襲来との予報です。
自然の木々や昆虫を日々観察しているとどこやらが出す長期予報より確かなものが得られるとのこと。
きっとそうだろうなと思いつつ無精な自分を責めています。
3月15日に播種をした水稲苗が4月26日にやっと植え付けができました。
それでも12cmくらいの丈にしかなりません。(通常14cmくらい)
やはり途中の寒波が影響したようです。
ただ茎は太くしっかり3葉出ています。
葉色が落ちてきたのでGOサインを出しました。
山奥の田んぼから順に植えていきます。
いよいよ10月まで獣との長い戦いが始まりました。
畑にも新たな敵が現れました。
サルの軍団です。これには参りました。
数年前から数匹のサルは現れていましたが昨年あたりから数十匹の群れで現れます。
今はタマネギや椎茸を片っ端から引っこ抜いてかじります。
里の味を覚えた野生の動物との付き合い方は大きな課題です。
京都・福知山市・土佐祐司
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