6/19 やまちゃんから「ティラガモの教訓」
ティラガモというマイナーな除草機の話です。
マイナーな話題で、ティラガモを使わない人には、ちんぷんかんぷんでしょうが、、
使い始めて、6年目?毎年上達していきます。
ということは、毎年苦労していると言うことでもありますが、、、
条間をはずさず上手に走らせているなあ、と自己満足していました。
今年はたと気がつきました。
僕のハンドル操作が上手なのではなくて、3輪の田植機が植える時に作った車輪の溝を、
同じタイプの除草機のタイヤが、ひとりでになぞっていってくれているだけでした。(笑い)
今年の教訓。
やっぱりセッティングの大事さにつきます。
同時にセッティングの難しさも痛感しています。
今年は代かき前に大雨が降って、青い草が残っている状態で代かきしました。
そのため株間羽輪に雑草が絡んで、苗をなぎ倒してしまうことが多くて苦労しています。
はと気がついて、株間羽輪の間隔を広くしました。
(株羽輪は、イネの条間をねらって食いつくように回っています、参照添付写真)
雑草が絡んでもイネをなぎ倒さないくらいに広げました。
すると、今まで雑草が絡んだり、小石を噛むとロックして回らなくなると、
泥を押してイネをなぎ倒していましたが、それがなくなりました。
イネをなぎたおす心配がなくなった分、ティラガモを少し深めに入れても大丈夫でした。
(ティラガモを深めに入れることが出来ると、
そりの下の刃、株間羽輪、カゴローターの三者が深めに泥を処理します)
北海道の畑作農家の「いかに株元ぎりぎりをねらうかが勝負所だ」といっていたことばが、
頭の片隅にこびりついていて、ぎりぎりをねらいすぎていました。
発想の転換です。
少しくらい株間に雑草が残っていても、泥の中で、イネの根が雑草との主導権争いに負けなければいいのだ。
話変わりますが、我が家のドライブハローが早々と井原さんちに嫁入りしていきました。
来年の代かきは、新品のかご車タイプのドライブハローでやることになりそうです。たぶん。
乞うご期待です。
6/17 姫路市立水族館の市川さんから「カブトエビ」
山下様
下伊勢の田んぼ見てきました。3枚並んでいる田のうち、一番南側の田だけカブト
エビが少し発生しているものの、その北側の2枚では確認できませんでした。ただ
し、ホウネンエビやカイエビは発生しているようです。
何らかの原因で2枚の田んぼではカブトエビが絶滅し、南側の田だけが、絶滅を免
れたと言うことになります。原因についてはたしかなところは判りませんが、ひ
ょっとしたら春の長雨と4月が涼しかったことが原因かもしれません。
5月の雨で田んぼに水がたまり、カブトエビの卵がふ化してしまったが、その後代
かきまでに田んぼが一度乾き、死滅してしまったということなら何となく理解で
きます。南側の田では、ふ化せずに残った卵があったか、ふ化してしまったが水
たまりで生き延びた、ということかもしれません。
ホウネンエビやカイエビは、おそらくふ化の条件が異なるのでしょう。
真ん中の田んぼにメダカのこどもをこっそり20尾ほど放してきました。中干しま
でに1尾くらい残るでしょうか。
市川憲平
●やまちゃんから
市川さんが見てくれたように、今年のうちの田んぼにカブトエビがほとんどいません。
水温が低いせいなのかと思ったりしていましたが、その後も一向に姿を見せません。
代かきしたあとになじみの住人がいないと、さみしいものですね。
5月23日の夜半から150ミリもの豪雨が降り、田んぼが海のようになりました。
その後26日の午後に水を入れて翌日から代かきを始めていますが、
それまでに田んぼは一度乾いています。
調べてみると、カブトエビの孵化適温は12〜25度くらいとわりと低いのですね。
6/16 茨城のすずき産地から「カルコンの改良つづく」
改良が趣味か!?と言われそうだけど、
カルコンVer10を、こんなふうに使ってみました。
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/6aecc1a5eb011d9a98914ee284f5eac4
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/cf7bb3633d1e7dc06ed64320a3fd9e20
ただし効果の面から、
添付写真のようにVer9にくっつけてVer11とし、
さらに昨日は、一昨年だかに作ってお蔵入りしていた
Ver5とくっつけて、Ver12としてみました。(写真後送)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
6/13 やまちゃんから「日本雑草学会のレジュメ」
6月25日に京都である日本雑草学会の公開シンポジウム、
「稲作における除草剤代替雑草防除技術の現状と展望」、
A4二枚におさまる程度でレジュメを出しなさいという要請があり、書きました。
添付ファイルをご覧いただけるとありがたいです。
今まで何度も書いてきたような事ばっかりで、目新しくもありませんが、
僕にとっては、神戸大学に赴任された伊藤一幸先生の話を聞けるのが楽しみです。
日本雑草学会(レジュメ・農家の実践より) by山下正範
@HP「除草剤を使わない稲作り」の成り立ちとその趣旨。
僕は姫路市で水稲1,3ヘクタール、露地野菜60アールの百姓をやっています。
への字農法の提唱者の井原豊さんには 、隣町と言うこともあり、生前可愛がってもらっていました。亡くなる前に「への字の後継者にならないか」など、いくつか遺言を託されたのですが、「へのへのもへじ農法なら出来ますが、への字農法の継承は力に余ります」とお断りしました。「その代わり、井原さんが亡くなったら追悼集を出しましょう。昔農文協に勤務していて、職種はセールスでしたが、本作りは好きですから」。
ということで、民間稲作研究所の稲葉光圀さん、滋賀県立大学の橋川潮さん、現代農業編集長(当時)の西森信博さんらに編集委員になってもらって、僕が事務局をつとめて「井原死すともへの字は死せず」を出版しました。(1998年3月、3000部)
その当時、僕は田んぼの除草剤を減らしたり、無くしたりとチャレンジし始めていた頃でしたので、追悼集の原稿依頼をしたり、追悼集の注文が電話で入るたびに「除草剤はどうしていますか?」ということを聞きました。すると出てくるわ、出てくるわで、アイガモ、コイ、フナ、ドジョウ、カブトエビ、ジャンボタニシなど生き物を活用した方々、2回代かき、深水、濁り水の遮光効果、浮き草、田畑輪換などなど。紙マルチやEM菌もありました。
追悼集を出版し終えたらお役ご免だと、出版記念祝賀会の勧めはお断りしていたのですが、福井県鯖江市で30ヘクタール無農薬でイネ作りをしているという藤本さんに出会う機会があり、「この人の田んぼを舞台にシンポジウムをやったらおもしろそうだな、そうだ鯖江で出版記念祝賀会をやろう」
上記の編集委員の方々プラス宇根豊さんをパネラーに、現代農業編集長の西森さんに司会をしてもらって、シンポジウム、題して「除草剤を使わないイネ作りは、おらが田んぼでも出来そうか」をやりました。(1998年8月)。どこで聞かれたのか、松中昭一先生も来てくださいました。
そのシンポジウムをテープ起こしした「記録集」(民間稲作研究所刊、1000部)は、あっという間に完売。その後の農文協の「除草剤を使わない稲作り」という単行本につながっていったり、民間稲作研究所の稲葉さんを中心メンバーとした全国大会(合計3回)につながっていきました。「現代農業」誌で米ぬか除草が特集されはじめたのも、その頃でした。
当時の空気は、言うならば、特別栽培米が全盛期を迎えはじめた頃で、「除草剤を使わない稲作り」の気分は「アイガモが火をつけ(その発想にぶったまげました)、EMが風を送り込んだ(自分らにもできそうに錯覚されました)」とでも言えましょうか。
全国大会の2回目(2000年1月)の時だったでしょうか、こうやって東京に泊まりがけでやってきて、額をつきあわせケンケンがくがくやるのもいいけれど、どうも世の中にはインターネットと言うのがあるらしい、それを活用して「全国各地の実践を、持ち寄り、すりあわせ、磨きをかければ、もっと集約的に技術研鑽が出来るのではないか」「その技術は、今までの、例えば除草剤のような全国一律の技術ではなく、その土地その土地の事情にあった技術、いや田んぼ一枚1枚と相談しながらの技術になるに違いない」
そんな構想を全国大会に参加していた友人たちに話したところ、
「山下さん、HPという試みはおもしろいと思うけど、HPは毎日更新しないと見に来てくれません。維持が大変だよ」「ふーん、なるほどねえ、そういうものなのか」
わけもよくわからないまま、東京から帰ってすぐパソコンというものを購入して、無料のHP作成講座を受講しました。
全国大会に参加した仲間(約200名)にアンケートを郵送し、その回答を入力するところからHPを始めました。すると、回答をメールで下さる方が多いのです。もらった名刺からもメールアドレスが蓄積されていきました。
HPを始めて1月くらいたった頃でしょうか、HPを見に来てくれるのを待つより、「今日の更新内容」をコピーして貼り付け、BCCのメールで送付すれば間違いなく見てくれるし、また反応もリアルタイムで返ってくるのではないか。題して「HPの宅配便」の誕生でした。結果的に「手作りメーリングリスト」になってくれました。
A「除草剤を使わない稲作り」の技術の現段階
耕種的技術が行き詰まり、除草機全盛の時代を迎えているように見えます。
(スライドショー)
B除草機が効果を発揮するためには
雑草が生えにくい田んぼ。雑草に負けないイネ作り。
C西南暖地遅植地帯の有利性
D田んぼの不思議
・僕の田んぼ6枚ある中で2枚の田んぼは、2回代かきとまあまあの深水にするだけで、雑草がほとんど生えません。この田んぼと他の田んぼはどこが違うの?
・ヒエが優占種の田んぼには、コナギやホタルイは生えない。ヒエが減ってくると、コナギやホタルイがのさばり始めてきた。
・同じ田んぼで、ホタルイがわが世を謳歌していたのに、ある年突然コナギが優占種になったりすることがあるのは、なぜ?
・ 普通の年は2回代かきでコナギがきれいになくなるのに、芝生のようにコナギが生えてしまうこともあります。これはなぜ?
・ 2回代かきで、コナギは叩きやすいことが多いのに、ホタルイは難敵です。これはどうして?
・ オモダカは、出芽すると葉っぱが浮力になって水に浮きます。風下に吹き寄せらたのをガンジキですくい上げて田植えしたら、見事に消えました。だけど抜群の効果はその年だけでした。再現性が難しいのは仕方ないことなのか?
・ 同じ田んぼで、ある年はトロトロ層が発達するのに、また別な年には出来ないことがあります。これもどうして??
E発想の転換
・除草剤のように雑草がきれいに無くならなくてもいい。ほどほどにあっても、米作りに支障が無ければいい。
・泥の中でイネの根と雑草の根との間で、主導権争いがあるのでは。早苗がすくすくと活着してくれて、雑草より先に根を張ってしまえば、株間のコナギやホタルイは比較的おとなしくしてくれています。反対にイネミズゾウムシに根をかじられ、なかなか分けつできない時は悲惨です。
・雑草は、一人ひとりがゲリラ戦でかかってくる時にはさほど怖くありません。怖いのはきゃつらが束になって襲いかかってくる時です。
Fかご車輪型ドライブハローの可能性
1回目の淺代かきで表層に雑草の種を集め、発芽させ、
2回目の淺代かきで、発芽した雑草を叩き、その下の寝た子を起こさない。
トロトロ層作り。
深く代かき出来ないと言うことで、かご車タイプのドライブハローから、爪タイプのドライブハローに変わっていきましたが、板状の爪がついたかご車浮力板タイプに改良されて、九州のイグサ地帯向けに残っていました。
6/12 お米の勉強会の村山さんから「槌田敦先生の温暖化再考勉強会」
皆様
ご無沙汰したおります、お米の勉強会の村山です。
またもや間際のご案内になってしまいましたが、明日下記の
ように温暖化問題を再考する勉強会を致します。お忙しい時と
は思いますが、お時間がありましたらどうぞお越し下さいませ。
原発推進の温暖化対策を問う第1回
この頃マスコミでも、かつてのように気温上昇を言わなくな
り、寒冷期に向かっているとの報道もあります。また、温暖化
対策の中身が原子力発電の推進とお金で削減量を買うことがで
きるということばかりが声高に聞こえます。一体、温暖化騒ぎ
は何だったのでしょう?
私どもは、温暖化の原因が何であっても、はたまた寒冷期に
向かっていても、本当のところかまいません。どんな理由にし
ろ、今のような社会や暮らしのあり方を見直すいいチャンスと
思って、つつましやかな暮らしの取り戻し方を試行錯誤してきました。
しかし、近年の気候の激しい変動はあまりにも心配ですので
、その原因を知り、対処の仕方を真剣に勉強しようと連続勉強
会を企画しました。先生は、エントロピー理論で有名な槌田敦
先生です。理化学研究所研で長年ご研究され、その後名城大学
の先生をなさっていました。ご専門は物理学と環境経済学です。
槌田先生は、CO2温暖化説は間違っている、長期の周期で寒
冷化に向かっているとおっしゃっています。わざわざ横浜から
来て下さいます。しかも3回もお越し下さり、最後には地球生
態系に合った暮らし方の提案もあります。
日 時 2010年6月13日(日)
午後1時〜5時
テーマ CO2温暖化説は誤っている?−原発推進の温暖化対策を問う第1回
講 師 元名城大学教授 槌田 敦 先生
場 所 西宮市中央公民館401号室 (〒663-8204兵庫県西
宮市高松町4-8プレラ西宮4F、TEL0798-67-1567、阪急西宮北口
南改札を出てすぐの建物)
問合せ.ご連絡は:村山日南子 TEL/FAX0798-48-0365 E-mail:hina2mura@ybb.ne.jp
6/12 広島の菅野さんから「除草具の新聞記事」
広島県の菅野です。
除草具についてのお話が続いていますが、私のとっている地元紙に次のような記事が掲載されています。
中国新聞(6月12日)朝刊の島根面より抜粋。
「コートブラシを使って水田草取り」
テニスコートなどをならすコートブラシを使って水田の雑草を除く方法を島根県美郷町の立脇千代子さん(77)と真吾さん(38)が開発実践している。
1週間前に植えた苗を倒すように幅1.2メートルのブラシを引いて往復。田車のような力は要らず、立ての条の苗の間も除草してゆく。1時間あまりで12アールを作業した。昨年真吾さんが思いついた。
この除草方法を知った島根県農業技術センターは今年金属チェーンとブラシを組み合わせた器具を開発し、除草機につけてセンターの圃場で除草作業をした。雑草残存率5%以下を期待している。
以上のような内容です。
ご参考までに。
6/11 やまちゃんから「しつこく、スプリングは面でいくか線でいくか?」
同じ姫路市内の、衣笠さんの「夢工房」の若いスタッフと最近電話で話すことが多いのですが、
「夢工房では、去年スプリング除草をやったのに、今年はチェーン除草に変えたそうだね。
どうして?」
「効果はあったのですよ。新潟の農家が作ったスプリング除草機で、効果はあったのですが、
とことん軽量化をはかって、アルミで作っていたので、故障が多くて、
新潟から3度も4度も足を運んでくださったのですけどね。
歩行型のため、能率が上がらないこともあって、今年は乗用のチェーン除草に切り替えたのです」
「その機械、僕もインターネットで見たことがある。
スプリングがフラットじゃなく、縦方向にセットされているタイプじゃない」
「そうです、そうです。うちもインターネットを見て注文したのです。
ビニペットのスプリングではなく、独自にスプリングを加工したやつです」
「縦方向にスプリングがセットされていると、田んぼを面じゃなく線で処理する事になるけど、
効果はどうなの?」
「問題ないです。3段にスプリングがあって、少しずつズラしてセットされていますので」
昨日の晩、若い衆からそんな話を聞いて、ぼくは「ウーン」と腕組みして、立ちすくんでしまいました。
そして、今朝すずき産地のHPを見て、いよいよ立ち止まっています。
あかん、今年はバタバタするのはやめよう。
来年に向けて、頭を切り換え、縦と横と両方作って、実際に自分の田んぼで試してみることや。
去年のチェーン除草具を取り出して、服部君に枕地部分だけ往復がけしてもらいました。
中央部は、明後日ティラガモを走らせる予定です。
余談になりますが、服部君との会話。
「チェーンをかけた後、泥をすくって調べてみると、けっこう雑草がしぶとく残ってるんや。
あまり効果は期待できないなあ、そう思いながら秋を迎えたら、ビックリするくらい雑草が少なかった。
不思議なんやなあ。よくわからない」
「僕も泥をすくってみたら、3〜4割という感じでした。
でもその上に泥がどれくらい乗っていたかは、よくわかりませんでした」
「あ、そうか、もしかしたら、雑草を浮かせるだけが能じゃなくて、
まだ小さいうちの雑草なら、泥が乗るだけで効果があるかもね。」
ひとつ発見したような気分になりました。
6/9 やまちゃんから「またまたすずき産地へ」
むーっ、すずき産地はもう試行ずみだったのか、
僕が考えた同じように、ロープで引っ張っている、
ムカデの足というか、ひげもじゃのビニペットスプリングは、おそらくフラットにはりつけているんだろうな!!?
うーん、立ちすくんで考え込んでいるやまちゃんでした。
しかし転んでもただでは起きないやまちゃんです。
(というのはウソ、転びっぱなしのことがおおいのですが)
今日は、夕方には「待てよ」が始まりました。
添付写真のようにビニペットをフラットに貼り付けて、ヒモで引っ張ったら、
カルコンは田面の上をすいすい滑っていくだろうな。
滑っちゃ駄目なんよな、とろとろの泥の中にもぐって食い込んで行かなくては、
例えば3連のカルコンの3枚目に、フラットに取り付けたビニペットの板を、
斜めにビニペットが泥に喰いこむように装着してはどうだろう?
いやいや「待てよ?」
5月号で紹介されたビニペット除草機は、25ミリの各パイプを2本使って、
引き手に鉄製のビニペット装着具を使っている。
重量がかかっている上に、引き手を持ち上げて引っ張るから、
ビニペットはその反発力で、泥の中に食い込みながら引っ張られて行くかもね。
そのらがミソかもしれない??
ということで、何はとりあえず1×4材に又釘でビニペットをフラットに取り付けて、
1×4材の上に数キロの鉄の角棒を載せてみました。
晩飯の時間になり、板材で引き手を作る時間がなかったので、
ロープを付けて引っ張ればいいやと言うことで、
明日紫黒米の1畝半の田んぼで試してみます。
これなら、3連仕様のカルコンの3枚目に斜めに取り付けるのも、
また取り付け角度も、ビス止めで自在に出来ます。
6/8 やまちゃんから「すずき産地へ、ありがとう」
どうもぼくは歩きながらというか、走りだしてから考える人のようで、
カルコンの一本目を作ってから、
「むっ、すずき産地のカルコンは、ビニペットが縦にセットされているけど、
どうもわが薄くなったわが頭髪を櫛でかいているようで、抵抗が少ない、
横向きにセットした方が、泥全面をスライスしてくれるのではなかろうか?」
ということで、急きょ現代農業5月号のビニペット方式に設計変更することになりました。
でも使用する素材は、1×4材と又釘。
1×4材なら1間もので1,5キロ弱。
2本つなぎ合わせて3,6メートルでも総重量で5キロくらいになりそうです。
いいとこ取りです。たぶん。
今日コシヒカリの田植えが終わったので、突貫工事で作りたいなと思っています。
P.S 吉村さんへ、もう一つ忘れていました。
みのるの3輪除草機(ティラガモ)は、北海道から送ってもらったのですが、
前輪の前にけっこう重たいウェイト(重り)がついていました。20キロ以上ありそう。
うかつだったなとこの春しみじみ思ったのが、
数年前にドライブハローを使うようになってから、ハンドルがふらふらしていたのです。
枕地が深くなると、時にはウィリーしたりしてね、
友人の前橋さんが、トラクターのウェイトを注文する現場に出くわして、
「そうや、うちのドライブハローもウェイトを付ければええんや」
ということに、やっと気がつき、30キロのウェイトを取り付けたら、
今年はなんやというくらい、直進走行が安定してきました。
うかつな話でした。
6/7 すずき産地から「Reもう少し教えてください」
追伸。
> だから、ビニペットを3センチ程直角に曲げて差し込んで、
>
突き出た部分を金槌で叩いて、折り曲げればいいんですね。
スプリングの元々の曲がり角を利用して、
そのまま板に対しての角度としました。
それを意識して細断したなりゆきでした。
>
幅が8,9センチもあるんですね。
上記の角度と、丈夫さのため
と言いいつつ、じつは
>
ホームセンターでワンバイフォー材を見たら、1枚178円。
>
値段を見て、ワンバイフォー材を使うことにしてしまいました。
そういうことですが、つけくわえると初めは、
手もとにあった2×4材でした。重すぎました。
>
それと、紐を付けて引っ張っている写真もありますが、
> どうも塩ビのパイプを取っ手にしている方が正式バージョンらしい。
>
これは、田んぼで引っ張る時に、木材部分が田んぼと水平になりやすいように、
>
そのことによってビニペットがより深く泥の中に入るように、
>
そういう制作意図と考えてよろしいのでしょうか?
パイプのほうは、
Ver1のときに作ったものです。
苗の丈夫さを確信するにいたる前、
畝間をすべらせるソリの代わりでした。
この牽引具で、いくつも試作品をつけては、
田んぼの中を引っぱって歩きました。
そして、「カルコン」銘々の由来である
「軽いコンダラ」という語源を糊塗する
「カルチべート・コンポーネント」が閃きました。
って、下記とともに思いっきり余談です(^^;
http://blog.goo.ne.jp/suzuki-31/e/cdf9bcbc04d874c93418e9d61a7039e5
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
6/6 やまちゃんから「カルコンの制作準備に取りかかりました」
来週の火・水と田植えをするので、せっかくのことならその田んぼからカルコンを使ってみたい、
きっとチェーンよりも軽くて、効果も上がるはずだと、勝手に思いこみ、
今日材料を買いそろえました。
材料をそろえながら、おおかたの疑問が氷解しました。
床下の古い杉板があるので、それを二つに割って使おうかな、それのがだいぶ軽そう、
などと思いつつ、ホームセンターに向かう途中で、
しかし、ある程度の重みがなと、ビニペットが上滑りしてしまう心配があるな、などと思い、
ホームセンターでワンバイフォー材を見たら、1枚178円。
値段を見て、ワンバイフォー材を使うことにしてしまいました。
又釘もホームセンターに売っていました。
引き手は、塩ビのパイプを使わずに、手頃な板をビス止めして、取り付けることにしました。
すずき産地のバージョンアップしたチェーン装着は、
またすずき産地から具合がいいという便りが届いたら、
うちも右へならえで行きたいと思っていますので、よろしく。
さて話変わって、吉村さんへ。
この間の前輪タイヤのカバーの件、もう一つ大事なことを忘れていました。
前輪タイヤのえらのような部分を切り取ってしまうことです。
のこぎり鎌できれいに切り取ることが出来ます。
6/5 茨城のすずき産地から「Reカルコン」
さてすずき産地に質問ですが、前々回のお便りで、
>1フィートの1×4材に、6センチ間隔で1ミリの穴をあけて、
>先3センチほどを直角に曲げたスプリングを差し込み、
>向こう側をたたいて曲げ、さらに板には又釘で止めます。
1フィートは10フィートの誤りでしょうか?
「先3センチほどを直角に曲げたスプリング」を「1ミリの穴に差し込み」
とのことですが、直角に曲げていても、ビニペットは弾力があるので、差し込むことが出来るのでしょうか?
また、「又釘」とはどんなものですか?市販されているのでしょうか。
細い釘を打って金槌で叩いて折り曲げるより効果があるのでしょうか?
失礼しました。1間(6フィート)でした。
はじめは2×4材を使っていました。
2列3列とすると重いので、1×4にしました。
スプリングは、直角に曲げてやれば、
たたいて打ち込むことができます。
ただし、説明を端折りすぎてましたが、
1ミリ径のドリル刃なんてすぐに折れてしまい、
1.5ミリや2.0ミリも折って、
最終的には2.3ミリとか2.6ミリで、
たたかなくても入る穴になりました。
なので、板を貫通した先で曲げるようにしたのですが、
結果的に、より抜けにくくなりました。
又釘は、たとえば
とりいそぎ、ここまで。
写真などは追って送ります。
--
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●やまちゃんから「すずき産地へ、もう少し教えてください」
だいぶわかりかけてきたのですが、もう少し教えてください。
1×4(ワンバイフォー)材は厚さが約1,8センチなんですね。
だから、ビニペットを3センチ程直角に曲げて差し込んで、
突き出た部分を金槌で叩いて、折り曲げればいいんですね。
幅が8,9センチもあるんですね。
もっと細い方が軽いだろうにと思ってしまったのですが、
木材だから、田んぼの中に入れれば水に浮くので、重さは気にならないのでしょうか?
それと、紐を付けて引っ張っている写真もありますが、
どうも塩ビのパイプを取っ手にしている方が正式バージョンらしい。
これは、田んぼで引っ張る時に、木材部分が田んぼと水平になりやすいように、
そのことによってビニペットがより深く泥の中に入るように、
そういう制作意図と考えてよろしいのでしょうか?
いや、昨日送った写真(カルコンを引っ張っている写真)をよく見直してみると、
木材部分は空中にあって(水面より上にあって)ビニペットが泥の上を走っているのかな?
6/4 やまちゃんから「すずき産地のビニペット
すずき産地のカルコンをまじまじと眺めていたら、
ビニペットが立っていて、泥をほじくるような構造になっているんですねえ。
ふーむ、何やらおもしろそうな雰囲気がただよってきました。
ver10.2では、ビニペットの先にチェーンが付録で付くとか。
さてすずき産地に質問ですが、前々回のお便りで、
>1フィートの1×4材に、6センチ間隔で1ミリの穴をあけて、
>先3センチほどを直角に曲げたスプリングを差し込み、
>向こう側をたたいて曲げ、さらに板には又釘で止めます。
1フィートは10フィートの誤りでしょうか?
「先3センチほどを直角に曲げたスプリング」を「1ミリの穴に差し込み」
とのことですが、直角に曲げていても、ビニペットは弾力があるので、差し込むことが出来るのでしょうか?
また、「又釘」とはどんなものですか?市販されているのでしょうか。
細い釘を打って金槌で叩いて折り曲げるより効果があるのでしょうか?
代かき用のかご車輪の写真ありがとう。
また10年前のかご車輪での代かきの情報もありがとう。
ニプロの現在のかご車輪は、かごに板状の刃がついていて、
昨日熊本の岡さんに電話で聞いてみたら、
土を粉砕する能力はかご車輪型の方が格段に高くて、トロトロ層を作る能力も高いそうです。
ニプロの営業所の方の話では、
「爪タイプが代かきすると、泥と水が混じり合ったフワーッとした感じになるのに対して、
板状(?記憶が定かでない)のような感じになる」とかで、
代かきした後の感じがどうも違うようです。
岡さんの話でも、
「砂質土壌では、板状に締まって居着いてしまうことがある」とか。
6/5 千葉の野口さんから「Reチェーンとスプリング」
千葉の野口です。
>
先日の野口さんやすずき産地など、ビニペットの利用を見ているうちに、
>
チェーンよりもビニペットの方が軽くて効果が高いかもという気がしてきました。
>
>
皆さん、いかがお考えですか?
今日、米ぬかを振っておいたところの古代米の田んぼで、ビニペット除草機を引いてみま
した。既にだいぶ草が伸び始めていたので、完全には取れていないですね。
写真は、左上から除草機の全貌、延長用の引っ張り部。左下が除草前、右下が除草後です。
顔が見え始めるぐらいがいちばん効果的かなと思います。また、藻が浮き始めたぐらいで引っ
張ると、下をなぞるのと同時に藻が沈みます。この前の田んぼは、ようやくもが浮き始めた
ぐらい。
ちなみに、軽トラに乗せるには少し長いので、2分割して、蝶ネジで留めて使っています。
まだ少し長い気もするので、次回までに要調整です。
角度をもう少し立てて使えれば、効果が大きいように思えてきました。晴天が続いている
ので、2号機の制作はまだ進んでいません。
6/4 すずき産地から「ビニペットスプリング」
先日の野口さんやすずき産地など、ビニペットの利用を見ているうちに、
チェーンよりもビニペットの方が軽くて効果が高いかもという気がしてきました。
出し惜しみの写真で恐縮ですが、今年は、こんなのを実用化。
スプリングの先に、チェーンをくっつけてみたのです。
この後、完成前にさらに改良をくわえ、
さらに使用法も工夫してみました。その写真は後ほど。
それと別件。
納屋の奥に代かき用のカゴ爪がありました。
ふつうのロータリ爪と付け替えて使うもので、交換作業が大変なのと、
幅が1.3メートルしかないのが致命的です。
6/3 神田さんから「除草機をつくりました。」
現代農業でのっていた除草機を作ってみました。
1日がかりで何とかつくり、実演しました、
重さは15キロくらいで8条ずつ除草し、畦にあがりUターンします。
植えた列が曲がっていても、端でもだいじょうぶ早い時期に使えばよさそうです。
作った方は昨年3〜5回縦横かけて秋にはコンバインに草が絡まらず刈り取りができ、
手取りの苦労から開放されたそうです。
草の見えないうちに使い、3〜4回使えば何とか行きそうかと思います。
新潟県五泉市論瀬6085
神田 長四郎
ブログにも画像があります。
http://kandafarm.cocolog-nifty.com/blog/
●やまちゃんから「チェーンとスプリング」
神田さんが参考にされたのは、現代農業5月号の新潟有機稲作研究会の事例ですね。
「ハウスのビニペットスプリングを利用」という記事。
先日の野口さんやすずき産地など、ビニペットの利用を見ているうちに、
チェーンよりもビニペットの方が軽くて効果が高いかもという気がしてきました。
皆さん、いかがお考えですか?
また、実際にはどうなんでしょう?
さて、話変わりますが、
ドライブハローのかご車タイプ、
ニプロの熊本営業所の方に、現地の感覚をお聞きしたと電話して見ました。
お答えは明快。
昔のかご車と違って、かご車タイプの車軸に板状の爪がついているので、
攪拌能力は爪タイプの2倍くらいあるそうです。
後藤清人さんの名前も、2回代かきによる抑草法もご存じなかったけれど、
トロトロ層を作るには向いているでしょうねと言われました。
仕上がりも見違えるように違うそうです。
いよいよ血が騒いできました。