2011年9月〜10月のお便り HOMEに戻る
10/29 やまちゃんから「東山さんへ」
サツマイモの育苗に、黒マルチをしなくても、
トンネルの中にもみ殻(もしくはもみ殻堆肥)を厚く敷き詰めて置けば大丈夫かもしれませんね。
もみ殻の布団で、夜間の保温効果もありそうですね。
200本程度の苗が穫れればじゅうぶんですので、そんなに手間もかからないでしょう。
ありがとう。
初心者ですので、温湯消毒とやらもやってみます。
(水稲の種籾の温湯消毒は、ここ数年さぼってやっていません。
馬鹿苗病が出ますが、心配する程収量に影響しない、と勝手に思っています)
さて、東山さんの育苗+穴あきマルチ栽培に異議ありです。
僕も近年セルトレイで育苗することが多くなってきましたが、
原則として、1株100円(最低でも50円)にならない野菜は、
苗を作って定植というめんどくさいことなどやっておれません。
それぞれの流儀ですので、文句を言う筋合いのものでもありませんが、
まあ一言いわせてください。
黒マルチは、収穫し終わったあと莫大なゴミとなって残ります。
必要最小限の利用にとどめたいものだと思っています。
と言いつつ、夏野菜には不可欠ですし、
あとこの間書いたニンニク栽培や、
極早生タマネギ、早春どりのダイコンなど、
黒マルチをすれば地温が違い、生育がまるで違うので使っています。
しかし、ホウレンソウに黒マルチは必要でしょうか?
セルで苗を作ってそれを定植すれば、
定植する段階で耕起して雑草を退治しているので、
途中一回くらい穴あきホーなどで中耕すれば、
(乾く畑であれば)雑草に困ることなどないように思うのですが、いかがでしょうか?
僕は、セルトレイでの育苗は、いちばんは雑草対策だと思ってやっています。
最近は、タマネギの栽培でも黒マルチの利用が多くなってきているようですが、
冬場に乾く畑であれば、11月中旬に定植すれば、
ほとんど雑草に悩まされることはありません。
むしろ、マルチの穴の中からちょろちょろ出てくる雑草を抜く作業の方が手間ものだと思って見ています。
(マルチのすきまは、湿りと温もりがあるので、雑草も大好きです)
もっともこれは西南暖地の話、
3年前の正月に、八ヶ岳の麓と横浜でタマネギを見たことがありますが、
霜と冬枯れで、タマネギがいじけていました。
冬の凍てがひどいところでは、黒マルチによる地温確保が有効かもしれません。
以上、失礼しました。
10/29 岡山のよっさんから「種イモを48℃温湯に40分間浸ける」
さつまいもの育苗にて、自家採取の種芋を使うときは、是非、温湯消毒をしてください。
今年、神奈川県平塚市の試験場へ行ったとき、温湯消毒の神奈川県指導要領を聞きました。
その他の県でも、行われているようです。
今、私が勤めている会社では、ウイルスフリー苗を生産しています。徳島の里浦でも使われています。
前の会社に勤めていたころ、試験場に温湯消毒機を貸し出していました。
種籾だけで無く、さつまいもにも使われているとの事で、嬉しい思いをしました。
有機無農薬を提唱する皆さん、是非、温湯にて、消毒をお願いします。
以下、普及指導要領、そのホームページです。
http://www.greenjapan.co.jp/icm1_satumaimo1.htm
岡山のよっさんより
10/29 福島の東山さんから・Reサツマイモの育苗など」
私は百姓をはじめた翌年(23年前)から毎年サツマイモの育苗をやっていますが、今年初めて失敗して(発芽不良)、市販の苗を買いました。はっきりいって自家苗の半分しか穫れません。やっぱり育苗は大事です。ちなみに、失敗の原因は温湯消毒(47〜48℃40分)が高温になりすぎたせいかと考えています。でも、コクハン病の予防というこの消毒、むかし読んだ農文協の本にあったので毎年やっているのですが、果たして意味があるのかいまだに分かりません。誰か知っている方がおりましたら、教えていただけないでしょうか?
さて、私の育苗法ですが、月並みにハウスの中に踏み込み温床を4月のはじめに踏んでいます。イモは催芽をせずに、直接自家製育苗用土でサンドイッチします。最近はネズミに食われるので、金網で囲うようにしています。さらに上にはモミガラ堆肥やクンタンを置けば草はほとんど出ません。ただ、暖かい地方では、この方法は少々面倒でしょうね。先に紹介した芋の保存法では、勝手に春には芽が出てくるので、そのままハウスに伏せこんで堆肥を載せておけば苗ができるのでは?
ホウレンソウの雑草対策では、現代農業の4月号に書いたように、苗で穴あきマルチに植えれば完璧。植え付けまで手間がかかりますが、その後の手間はそれ以上に省けます。でも、あまり実践する人はいないようですが、絶対におすすめです。
じぷしい農園 東山広幸
10/28 やまちゃんから「サツマイモの育苗」
来年は、サツマイモの育苗を(はじめて)やってみようかなと思案しています。
催芽は、イネの育苗器があるので、30度で3〜5日くらいで10ミリ程の芽が出てくるらしい。
伏せ込んで、トンネルをすればいいと言うことらしいのだけど、
問題は、トンネルの中で、わしゃわしゃ雑草が出てくるでしょうから、それをどうするかということです。
時期的に、サツマイモのトンネルの中の雑草にかまっている暇はありません。
でも、放置しておけば悲惨なことになりそう。
黒マルチをして、穴をあけてそこにイモを突っ込んでおけばどうかと思っているのですが、
どんなものでしょうか?
どなたか、経験された方はいませんでしょうか?
何かを作付けしようと計画する時に、雑草処理をどうしようかというのは、
あらかじめ、いつも考えてしまいます。
例えば、今どきの秋冬野菜でいえば、
生育の早い葉ダイコンや山東菜は、条間をけずっ太郎で一度中耕しておけば問題なしです。
小松菜や小カブ なども、1〜2度中耕すれば、OK。
株元の細かい雑草を無視して、けずっ太郎で条間を削っていくくらいのことでしたら、早いものです。
やっかいなのはホウレンソウ、小松菜や小カブに雑草が絡んで困ることはないのですが、
ホウレンソウの場合は、ホトケノザやハコベなどが絡んで、収穫に手間のかかること、、、
これならもっと丁寧に三角鍬なども駆使して除草しておくんだったと悔やむことしきりですが、
この時期、次々と種まきをして行くものだから、なかなかその時間がありません。
さて、今年の新しい試み?
キャベツやハクサイ、ブロッコリーなどをコシヒカリあとに定植しているのですが、
牛の毛のようなとがった葉っぱの雑草がびっしり生えてきていますが、
今年は雨が多く、削る暇がなかったので、無視して条間に鶏糞を施肥してしまいました(昨日)。
きゃつらが大きくなる前に、キャベツが葉っぱを広げてくれたら問題なしだ、
うまくいったら儲けものだ、、、まあそんなに悲惨なことにはなるまいて、、、
誰か、それで大丈夫ですよという方はいませんか?
10/26 長野の唐沢さんから「日鷹一雅先生の講演案内」
皆様、ご無沙汰しています、長野の唐沢です。
来る10月29日(土)午後1時半より
信州大学農学部 講義棟11番教室にて
受講料(資料代):500円
愛媛大学農学部准教授 日鷹一雅先生による
「田んぼの生物多様性の危機」
− 減農薬・有機稲作の思わぬ落とし穴 −
と題して水稲の箱施肥剤(ネオニコチノイド、クロロニコチル系)殺虫剤が
ヤゴやゲンゴロウガムシを田んぼから消してしまう。・・・
講演会のパンフレット
またと無い機会ですのでお近くの方で興味のある方は是非ご聴講ください。
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上伊那郡箕輪町中箕輪
唐沢トマト工房
http://www16.ocn.ne.jp/~tomato-c/
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10/18 やまちゃんから「HPの宅配便について」
「除草剤を使わない稲作り」のHPが始まって10年になります。
また、HPの更新内容を「HPの宅配便」とお送りするようになって、10年を迎えます。
始めた当初は、友人の忠告が頭にあって、いつ幕を閉じようかと思い続けていましたが、
最近は、なるようになったらいいと、自ら幕を下ろす気が全くなくなりました。
現在の登録メンバー数は144名。
どれくらいHPを訪ねてきてくれているのか、調べてみたら3日間で345件。
1日に100名余りの方が見てくださっているようです。
とぎれとぎれの更新なのに、ありがたいことです。
さて、投稿してくださったメールについてですが、
メールアドレスが署名で入っている場合、
「HPの宅配便」には、署名入りのまま転送しています。
HPにアップする際には、原則としてアドレスを消去して貼り付けています。
HPアドレスは、そのまま(消去せずに)hpに掲載しています。
また世話人にメールくださった時、「私信」と断り書きがない場合、
「HPの宅配便」として、転送されます。
オープン不可の時は、その旨書いてくださるようお願いします。
以上です。
10/15 茨城のすずき産地から「サツマイモ保存に横レス」
サツマイモ保存と東山さんと赤木さんに横レスです。
うちでは、79歳になる母の仕事ですが、サツマイモは、ハウスの中に穴を掘って、そこにモミガラを入れて保存しています。サツマイモの上には、写真のように編んだワラをかぶせてから土をのせています。
またサトイモやトイモは、露地畑に掘った穴に同じようにワラをかぶせて埋めています。雨よけと空気抜けの両方を兼ねた昔からの知恵のようです。
ただし、ハウスのほうはネズミに、露地のほうは人に掘られて被害を受けています。
余談。
東山さんの詩と赤木さんの見解を勝手に使わせてもらい、
先日、それを東電社員に朗読して聞かせました。
http://www.suzuki31.com/vegeta/2011/20111014.html
事後報告、多謝。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
すずき産地
http://www.suzuki31.com/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
10/14 やまちゃんから「東山さんからのメールの補足」
先ほどの「HPの宅配便」の転送前に、下記のようなやりとりがありました。
捨てがたい部分もあるので、補足としてお送りします。
> 拝復、東山さんへ
> 私信です。
> 取り急ぎ。
>
>
ちょっと残念なことに、文字化けしています。
> 再度送ってもらってもきっと同じように文字化けしそうですので、
>
たぶんたいした字数ではなさそうですので、
> ひらがな、もしくはローマ字で送ってみてもらえませんか。
>
こちらのパソコンで打ち直せば大丈夫じゃないでしょうか?
>
> 赤木さんの体験を読んだ時に、
>
もしかして、風呂桶がネックじゃないかと思ったりしました。
> 僕の体験では、直径2〜3メートルの堆肥枠の中に、
>
里芋をもみ殻でサンドイッチにして貯蔵していたことがあるのですが、
> 春早くに芽を出してしまって困ったことがあります。
>
ビニールシートで雨よけしていたのですが、
> それでも水分が入って、もみ殻の中はほかほか発酵熱が出ていたようでした。
>
>
箱の下に小さな穴をあけるというのは、
>
雨を防ぐというより、サツマイモが呼吸して、それから水気が出ているということは考えられませんか?
>
今年は、僕はその堆肥枠と、衣装箱を使ってチャレンジしてみようと思っています。
>
●東山さんから「やまちゃんへ」
すみません。ときどき文字化けします。ただ、もう少しかきたしたいこともあったので、「改定版」として、前回の文章を書き直して、添付ファイルとして送ります。芽が伸びすぎる際の対応策も書き足しました。あと、水がたまるというのは、箱の半分ほどもたまることがあるので、絶対に雨水です。
なお、この方法ではショウガの貯蔵はうまくいきません。貯蔵中に表面にクモノスカビが生えてしまうのです。一度よく乾かしてから貯蔵すればいいのかとも思いますが、誰かいい方法を知っていたら教えて欲しいと思っています。
サトイモが芽を出したということですが、私は逆に芽出しにモミガラの山を利用しています。サトイモでもショウガでもスタートを早めるためにモミガラの山は便利です。
じぷしい農園 東山広幸
10/14 福島の東山さんから「赤木さんへ」
赤木さんへ。
サツマイモの埋けてあるところは南向きの土手ですが、すぐそばに暴れ川が流れていて、それに沿って冷たい北西の風が南東から吹いてきます(東風は西から吹きます)。ですから、北風が入らないわけではありません。土手の場合、モミガラを高く積む分には便利ですが、平らな土地でも防風ネットでも掛けてモミガラを飛ばないように管理すれば、簡単に保管できるはずです。冬は氷点下10℃以下、日中も氷点下のままになる宮城の山間部に住む知り合いでも保管に成功しているので、岡山でできないはずがありません。私もこの方法を考えつくまでは毎年腐らせてムダにしていました。私の場合は、箱に入れるのは乾燥したモミガラを使っていて、貯蔵後もモミガラは乾いたままです。モミガラの山の中は、しみこんだ雨のせいで発酵して温度が上がります。写真では箱を3段に重ねていますが、上のほうは暑すぎて芽が伸びるので、最近は2段までにしています。たぶん、モミガラの中は酸欠状態で、呼吸も抑制されて汗もかかないのではないかと思います。発酵しなくてもモミガラの断熱性は抜群で、写真の貯蔵場所でも氷点下10℃以下になりますが、箱の上20cmもモミガラがあれば全然腐りません。サツマイモとすれば、地温(12〜13℃)が理想なので、地面に1段に並べるのが理想ですが、邪魔くさいので2段にしています。上の段は芽が伸びやすいので、春になる前に売ってしまいますが。
モミガラはたくさんあるでしょうから。だまされたと思って試してみてください。心配なら、箱の上のもみがらを50cm以上にしてください。たぶん1本も腐らないはずです。むしろ岡山当たりでは、芽が伸びすぎて失敗する可能性のほうが圧倒的に高いと思います。ちなみに発酵で高温になりすぎるときは、箱の周辺だけは1年以上前の古いモミガラを使うようにすると、温度の上がりすぎを抑えることができます。
箱の下に小さな穴をいくつか開けることを忘れないように(大雨の際、水が入ることがある)。
じぷしい農園 東山広幸
10/13 岡山の赤木さんから「しつこくサツマイモ」
赤木@菜の花です。
東山さま
サツマイモの保管方法ありがとうございました。
じつは私のところでは、写真にあるような場所が無いのです。
籾殻をかけて保存した場所は、きっと南向きで冷たい北風は当たらないのでは?
私のところはだだっ広い平地で、坂も山も無く、冷たい北風が吹き渡るのです。
未使用のプラスチック風呂桶に籾殻と一緒に保管していましたが、芋から出る水分で全体が
びしょ濡れになり、結果多くが腐敗していました。
発泡スチロールでも、夜冷えるので春を待たずして腐ります。
電気毛布で保温したこともありましたが、結果はどうもね。。。。
現在は籾殻を使わないで、芋だけ風呂桶に入れ、それを台所の隅に置いています。
全体を毛布で囲い蓋の上にも毛布を乗せています。
芋の下からは温風が吹き込めるようにして、水分を含んだあたたかい風が上に抜けるように細工をしています。
これは思いついたときにだけ使う装置です。
春までうまく残ってくれたら種芋としています。
山の南斜面に家のある人は、穴を掘っただけで腐らずに保管しています。うらやましい・・・
私の地域では、みなさん、サツマイモの保管に苦労しています。
やまちゃんへ
種芋がでっかく太る現象は、いずれ私も経験するかもしれません。
ただ今年は、太ってはいないけど、腐ってないきれいな種芋がひとつありました。
もしかしたら食べれるのでは?と思ったのですが、やっぱり捨てました。
頭みたいなでっかい奴は、掘り上げた時は嬉しいものですが、切るにも調理するにも一苦労。喜ばれませんね。
10/12 やまちゃんから「子ども頭のように大きくなったサツマイモ」
奥方が、苗がとれんかと、普通のサツマイモと離して別な場所に植えたんですよ、浅めに。
掘り取り風景を再現してみます。
その日保育園の子どもが芋掘りにやってきていました。
普通のイモを掘り終えたあとに、あそこにもイモがあるぞ、あれを掘ってみようと声をかけたんです。
あかんやろなあと、たいして期待もしていませんでした。
子どもが5〜6人集まって、ショベルを持って掘り始めました。
掘っても掘っても底が見えてきません。
子供らも、どこまで大きいイモやねんと、まだやまだやとわいわい言いながら掘っていました。
底まで掘り進んで、子ども頭のようなサツマイモが姿を現した時、
みんなから、わーっという大歓声があがりました。それくらい感動ものでした。
大きな種芋だったのですが、それが尻こぶたを大きくふくらませるように肥大していました。
なんでやねん?
10/12 福島の東山さんから「赤木さんへ サツマイモの貯蔵法」
モミガラの使い方で「ご一緒」した赤木さんがサツマイモの貯蔵が課題というのは
予想外でした。我が家で行なっている簡単で確実な貯蔵法を紹介しましょう。
まず衣類などを入れるクリアケースを用意します。このとき、そこに小さな穴を
2〜3個あけておくと、大雨の際、中に水がたまるのを防ぐことができます(フタを
していてもなぜか水が入ることが‥‥‥)。イモは掘ったらすぐにクリアケースにモ
ミガラとサンドイッチにする形にして入れます。これを風があまり当らず、日の当た
りのいい場所に並べ、それにモミガラを掛けて山にする。あとはモミガラが飛ばない
ように対策をたてる。これでおしまい。寒い地域は雨が入るようにしたほうが発酵熱
が出ていいかも。逆に暖かいところは雨よけをしたほうがいいかもしれません。
我が家はこの方法で毎年冬中サツマを売り、種イモも自給しています。
詳しくは、うちのホームページの「百姓だより」742号
http://www42.tok2.com/home/emjipusii/link100/H742/H742A.htmを参照ください
じぷしい農園 東山広幸
10/11 岡山の赤木さんから「ピンポ〜ン」
赤木@菜の花です。
よっさんするどい。その通りです。
やまちゃんも奥さんが芋を植えていたら芽が出たと書いてありました。
近いところを言っているなと感心していたのです。
そのまま置けば大豊作なのに、芽をむしって叱られてしまったか。この違いは大きい!
5月の中旬に苗を購入して植えれば、お盆頃に楽しめます。
50本ほど私も購入します。それ以外の苗は種芋から自分で育てます。
4月になったら作付け予定地に畝を作り、そこに種芋を浅く埋めます。
ビニールでトンネルをすればベストです。ベタがけなら発芽と同時に取り除かないと芽が焼けます。
種芋から伸びたツルを切って植えれるのは7月に入ったころ。
この頃植えてもゆっくり掘ればちゃんと芋になります。
しかも生育期間が短いから、ばかでかいのがなくていいのです。
ほんでだ、苗を切り取った種芋はそのまま畝に置いておきます。
切り取ったといっても葉茎はいっぱい着いています。
植えるときに種芋と種芋は80pぐらい離しておけば、写真みたいなことになるのです。
この場合も子供の頭ほどもあるような芋は入りません。
やまちゃんが書いているような、種芋自身が太った経験はないですね。
食べ切れなかった芋は春にどんどん埋めるべきかなと考えている次第です。
冬に腐らせないでいかに春まで貯蔵できるか。私の場合はこれが大きな課題です。
一株から取れる芋の量は広がった葉茎の面積で決まるようですから、屋上みたいに広い面積が確保できるのなら
大きなプランターとか、土を入れた肥料袋なんかでも多収獲できるのでは、と思います。
やまちゃんにお願いなんですが、「かご車タイプのドライブハロー」の画像があったら見せてください。
それと、かご車の後ろには均平板が付いているのでしょうか?
つまり、かごで有機物を埋め込んだ後、平らに均す押さえ板があるのか知りたいのです。
以上よろしくお願いします。
赤木歳通
●やまちゃんから「赤木さんへ」
車軸部分を携帯で写真に撮ったことがあるのですが、いまいち不鮮明で、
調べてみたらすでに削除済みでした。
イメージとしては、板状の突起が付いたかご車輪ですかね。
均平板もスプリングレーキも付いています。
軸部分が、爪式かカゴ車式か違うだけで、他は全部一緒です。
ぼくのは、HR2020Sというタイプです。
10/10 やまちゃんから「追伸、たびたびお騒がせします」
書き忘れたことがあったので。
赤木さんによると、
「掘った時はそら驚きましたわ。
株の下は芋がぎっしりと縦に並んでいます。その芋の下にもまた芋が。
四方八方、遠くにも根を伸ばしてそこにも芋が。
周囲の土をそっとよけると、まるでアニメのラピュタの城のような感じです。
芋で株が盛り上がっている・・・そんな表現がピッタリです。」
うちの巨大イモの体験では、その下にたしか芋は付いていなかったなあ。
切って植えたらどうなるんだろう。
1ヶ100円のイモをそのまま植えるなんてもったいなし。
切っても腐らないんだろうか?
10/10 岡山のよっさんから・ コロンブスの卵 ?」
解った!
種芋をそのまま、植えるっつーのどうですか?
島田で、ベランダ栽培でもしてみようか?
真面目に、根菜の空中栽培が出来ないものか考えています。
明日、早朝、関東に出張しますから、回答はゆっくりでいいですよ。
岡山のよっさんより
●やまちゃんから
後日書こうと思っていたのですが、ぼくもよっさんと同じことを考えていました。
実はねと、また奥方が登場するのですが、
里芋の葉っぱとか、サツマイモの蔓とか、自然の観葉植物が好きでね、
一昨年のこと、やっぱりサツマイモを大きなグラスに入れて楽しんでいたのです。
暖かくなってきて、ツルが伸びてきたので、その大きなサツマイモをそのまま畑に植えたんです。
どうなったと思います?
種芋は栄養をとられて消えて、小芋が出来ていくと思うでしょう。
ところが違ったんです。
種芋がそのままぶくぶく太って、2〜3キロもあるような巨大イモになったんですよ。
ビックリたまげました。
そして周辺にいっぱい(たしか?)イモをつけていました。
でも、赤木さんほどはついていなかったなあ。
10/10 やまちゃんから「(続)代かきや太陽熱処理」
赤木さんの「コロンブスの卵」、もしかしてとひらめいたことがあるんだけど、
もうちょっと頭の体操をしてから書くことにします。
今日は、別なこと。まず代かきの悩みについて。
植代かきの時に、泥がいついてしまって、植代かきの時に練ったようになってしまうこと。
(このいつくということば、40過ぎて百姓始めた時にはじめて耳にしたことばで、
その時、姫路特有の表現かと思ったのですが、どうやら全国共通のことばなんですね)
たぶん水が入った日に荒代かいて、それでは水もちが悪いので、
翌日にもう一回代かきするのが原因ではないかと思います。
はじめて水が入って荒代かく時って、気持ちいいくらい土と水が混じっていくじゃないですか。
だけど水と土のかたまりの混合層みたいな感じで、粘っていない。
粘っていないから水もちがよくないんだけど、
その粘っていない状態で植代を迎えれば、居着くことなくて、
さーっと植代かきが出来そうな気がします。たぶん。
だけど、水もちがよくない。
ここが悩みなんだなあ。
田んぼまで、車で20分。
毎日水入れに行きたくない。そんなの出来っこない。
週3回転作の畑の野菜の手入れと収穫に行くから、その時に水入れをしてるんです。
さて???
水が入った日に、2往復代かきするっていうのはどうだろう。
あんまり丁寧にせず、さーっと2回走るのと言うのはどうだろう????
ついでにもうひとつ。太陽熱処理について。
冬1月末に播種するトンネル栽培のニンジンの太陽熱処理について、思いあぐんでいます。
今まで2回黒マルチを(1〜2ヶ月)張った状態にしてトライしたことがあります。
その方法では、春先に温度が上がってきてから生える雑草が出てきてしまいます。
たぶん温度が足りないんだと思います。
そこで、今年は11月頃に透明マルチをして、雑草を生やすだけ生やしておいてから、
透明マルチの上から防草シートで被覆して、マルチ下の雑草をモヤシにしてしまう。
その方式を試してみようと思っていました。
ところが、思わぬ悩みが出てきました。モグラです。
貼付の写真は、黒マルチをしてニンニクを植え付けたところです。
前にも書いたことがありますが、写真右の板状の道具は、植え穴あけ器です。
15センチ間隔に5寸釘を打ち付けています。
そして同じく、写真右に白っぽく見えるのは草抑えのため砂を入れたところです。
ニンニクが芽を出してきて、その穴から雑草も負けじと生えてきた時に、
砂を入れてやると、雑草にふたをしてしまいます。
これでバッチリ雑草処理完了です。
他にも、砂の効用があります。
ものの本によると、ニンニクは土寄せすることによって裂球が少なくなると書いてありました。
また、砂の重みでマルチが落ち着いて風でばたつかないのです。
今年は、新しいチャレンジを考えていました。ニンニクの太陽熱処理です。
9月始め頃黒マルチを張っておけば、1ヶ月程の間に雑草が生えてきて、
光不足でモヤシになって消えてしまっているのではないか?
その後にニンニクを定植すれば、砂がなくても雑草は生えてこないのではないか?
ところが、ひと雨降ったら耕起して黒マルチを張ろうと思っていた時に、200ミリを超える大雨が降りました。
これだけ降ってくれたら、1週間以上トラクターは畑にはいることが出来ません。
やっと乾いたかなと思った頃に、また150ミリの雨が降りました。
だから植え付け直前に耕起して、黒マルチを張りました。
話があっちこっち飛びますが、わが師匠井原豊さんは、
「ニンニクは早く植えるもんじゃない。暑い時に植えるとウィルス病にやられる。」
と、常々言われていました。
その教えを守って、かつては10月中旬から下旬に植えていました。
10月始めに植えるのと、中旬に植えるのと、下旬に植えるのと、
雑草の量がまったく違うんです。下旬に植えたら、世話無しです。
だから、マルチをせずに植えていた時は、10月中下旬に植えていました。
でも、黒マルチをして植えるようになってから、年々植えるのが早くなってきています。
早く植えた方が、ニンニクの太りがいいように思ったからです。
でも迷いがあって、10月1日に植えるのと、5日、8日に植えるのと生育はどうだろうと、
わざとずらして植えるようにしてみたのです。
ここまできて、やっとモグラにたどりつきました。
5日に植えていて、あれーと頭を抱えたのが、モグラ、
黒マルチの下で、モグラが好きなように走り回っていて、
ニンニクの種を植え付けようと指を突っ込むと、時々ごそっと陥没するのです。
もしかして、1日植えたニンニクも陥没して、地下深く落ち込んでいるかもしれない。
冬ニンジンの太陽熱処理をして、マルチの下でモグラ君が走り回ったら、、、、
ニンジンは、又根だらけになるはずです。
これは頭の痛い問題だ。
黒マルチの下だから、モグラ君は安心して走り回ったのか?
透明マルチの下だったら、違うかも??
いやいやまだまだ検討の余地はあるぞ!
考えてみれば、9月10月はモグラ君がごそごそ動き回って、畑をぼこぼこにされる時期なんだ。
寒くなって、12月になってから透明マルチを張れば、モグラの被害はないかも?
メールって、書いてみるもんですね。書きながら気がついた。
やっぱり冬ニンジンの太陽熱処理にチャレンジしてみよう。
乞うご期待。
10/10 岡山の赤木さんから「コロンブスの卵です」
赤木@菜の花です。
やまちゃんちにもこの芋を作っていたか。
草と間違えて二度も引っこ抜いては、そら母ちゃん怒るわ。
私だったらもう離縁もんかも知れないね。
正解はもう少し先にいたします。頭の体操になるだろうから。
聞けば「な〜〜んだ」となるコロンブスの卵です。
よっさんまで答えを寄せて下さったのですが、ちょっと違うんだなぁ・・・
でもすごく深く考えている。私もやってみたいような方法ですね。
掘った時はそら驚きましたわ。
株の下は芋がぎっしりと縦に並んでいます。その芋の下にもまた芋が。
四方八方、遠くにも根を伸ばしてそこにも芋が。
周囲の土をそっとよけると、まるでアニメのラピュタの城のような感じです。
芋で株が盛り上がっている・・・そんな表現がピッタリです。
掘っていておかしいやら驚くやら。
去年の経験でたくさん着くことは知っていましたが、ここまで成るとは驚き桃の木です。
決して肥料をやって茂らすなんてことはしていません。
ただね、単位面積あたりから取れる量は限られているから、周囲の株は競合に負けてなくなっていたりもします。
消えた株の分も成っているわけですね。
40p間隔で植えて全ての株でこんなに取れたら、ノーベル農学賞ものだね。
もう毎日焼き芋を作っています。孫が喜んでくれますねん。
でも味はまだいまいち。お正月の頃になれば熟成して甘みが増すのですがね。
よっさん、島田本町のどこに植えるんじゃ?
実はもっともっと甘い品種を初めて作ってみました。一株だけ育ちました。
鳴門金時に蜂蜜をかけたような甘さと表現した人がいるぐらいです。
今年はこの芋は我慢して食べないで、来年もっと増やしてからいただくつもり。
じゃ、また。
赤木歳通
10/9 「よっさんが恥をかきます」
赤木先輩がサツマイモの写真と「なぞかけ」をくださったので、謎解きに、挑戦します。
私、昭和63年に「サツマイモひげ取り機」を手がけ、大ヒットしました。
そのころ、全国のサツマイモ産地を実演して、普及を成し遂げました。
(但し、宮崎県の串間大束農協以外ですが、、)
非農家の私なら、恥をかけますので、そのころの知識を元に考えてみました。
ごく普通の考えでは、船底植えをして、さぐり堀りをすると、思うのですが、
写真を見て、土の乾きから、一斉収穫のようですから、さぐり掘りではないと判断。
根は、節から出るのだが、一節から、良く採れても
5個、芋の数を数えると、10節分位
の量があります。
よって、ツルが伸びてきたら、イチゴのランナーを活着させるように、次々に船底植え
を繰り返す、又は、船底部分を成長と共に増やし、横に伸ばす。
これなら、Mクラスの芋が多数採れるはずです。
ハウス栽培で無ければ、7月〜10月の間中収穫期があるので、さぐり堀りを続けると、
もっと、採れるかもネ。株元から、早く大きくなるので、株元から順次探る。
先輩、如何でしょうか ?
正解でしたら、安納芋の苗を数株下さい。
「岡山のよっさん」より
10/8 岡山の赤木さんから「わかった!」
岡山の赤木@菜の花です。
すっかりご無沙汰しています。
神奈川の今井さんって、もしかしたらサトちゃんと一緒に現代農業に出ていた耕作君だったのですね。
8月に山口の田んぼを見た・・・という一節から今、すべてが結びつきました。
その節は遠方をご苦労様でした。
メーカーもトロトロ田んぼではゆっくり植えて下さい。という返事でしたか・・・
私も浮いた緑肥が苗を押すので困っています。水が多かったら地獄と言いたい。
ゆっくり植えればいいことは百も承知。でも作業の都合もあります。
植えるときの理想は、田に水がなくて雨がしとしと降っている状態です。
雨がキナ水となって滑るように機械が進みます。(キナ水 ―
餅をつくときに使う水のこと)
仰っているトロトロの泥というのがどの程度のものかわかりませんが、フロートを押し付けるレバーは
一番 「柔らかい」
にされているでしょうか?「硬い」にすると柔らかい泥を押しますし、私の場合は緑肥の塊を
前方に押してゆきます。
フローとが緑肥の塊を押し始めたら、すぐに柔らかいほうにレバーを調節します。
すると、緑肥を乗り越えるようにしてフロートが進みます。
田植え機が直進するかしないかは、持って生まれた性根に由来するから直しようもありません。
でも緑肥を押してとんでもないことになるかならないかは、オペレーターの腕次第。
あのレバーを使いこなせなかったら田植え機の操作に精通したとは言い難い・・・と思っています。
話があちこちに行きますが、私の場合はハローでの代掻きがどうもおもしろくないみたいです。
ハローは短い爪が高速回転で表面だけを叩くようにどろどろにします。
緑肥を泥と混ぜるという作用が働かないのです。
大量の緑肥はできるだけ深く入れ込んでおいた方が田植えがきれいに出来ます。
と言うよりか、苗が倒れて田植えになり辛いのです。
来年は緑肥の状態に合わせてハローとロータリを使い分けようかと思っています。
前のお便りが一部文字化けしていたのですが、来年は浅く耕す方針でしょうか?
緑肥をする場合は浅耕はしないほうが家族円満です。
緑肥が表面に集中すると、必ず家庭騒動が起きます。
ブログにはあれこれ書いていますが、同じことになるので、宅配便にはご無沙汰しています。
私のブログには立ち寄らない人のためにも、こちらの宅配便にも発信したほうがいいようですね。
では早速一枚の画像を添付します。
サツマイモ(安納芋)のたった一株から取れた芋の写真です。
どうやったらこうなるでしょうか?皆さん考えてください。
自然を愛し環境を考える百姓 赤木歳通
●やまちゃんから「赤木さんへ」
安納芋、すごいなあ。
今どきは直売所では、サツマイモはばかでかいのより、ちょっと小振りな方が喜ばれます。
赤木さんのブログに、その極意が書いてくれているかもと早速のぞいてみました。
「どうやれば一株でこんなに採れるのか・・・・企業秘密にしておこう。」
むむ、残念。
コロンブスの卵みたいな発想なのかな?
もしくは、「除草剤を使わない稲作り」のHPからも入っていけます。
ブログを作っておられる方があれば、ご一報ください。
せっかく書くのだから、見てくれる機会が多い方がいい。
「除草剤を使わない稲作り」のブログ紹介のページに掲載させてもらいます。
さて安納芋、我が家でも作っています。
ところがところが、、
奥方が、スーパーで買ってきた安納芋をコップの水の中に入れて、冬の間台所に置いていました。
芽が出るのですが、ちっちゃなかんざしみたいな芽で、一向に大きくなってくれません。
そこで、3月始めに苗床ハウスの中に移植して、苗を作ろうと試みました。
相変わらず、貧弱なままだったので、僕がトマトの草むしりをしている時に、引き抜いてしまいました。
「何すんの」と怒られ、奥方は枯れそうになったその安納芋を札も芋畑に移植しました。
他のイモと区別するため、奥方はわざと離して植えて、無事復活しました。
ところがところが、僕がさつも芋畑の草むしりをしている時に、またもや引き抜いてしまいました。
「さつまいもの苗と、雑草の苗の見分けがつかへんの!」と、こっぴどく叱られました。
もう一度土に埋められ、かろうじて命永らえているところです。
赤木さん、小生の名誉挽回のため?、その「企業秘密」とやらをこっそり教えていただけませんか(笑)
どう頭をひねっても、どうしてこんなにたくさん芋が付くのかわかりません。
さて、話変わりますが、
菜の花除草の田んぼの代かき、「かご車タイプのドライブハロー」が有効かもしれません。
今では、熊本県のイグサあとの田んぼ代かきに特化されて生産されているドライブハローですが、
爪の代わりに、「浮力板」という板状のものが斜めに30数枚付いています。
今年はじめて使ってみての感想ですが、雑草の埋め込み性能がいいのです。
たぶん「浮力板」という名の板が、雑草を泥の下に押し込むような感じになるのではないでしょうか?
代かきの仕上がりが、きれいで気に入っています。
ドライブハローは、当初かご車輪の形をしていたのが、
爪の形状のハローが開発されて、それが主流になっていったと聞きます。
ただイグサ地帯では、爪状のハローでは、イグサの残渣がうまく処理できないので、
改良された形で、かろうじて生き残ったのだと聞きました。
うちでは、6月13日頃ヒノヒカリの植代かきを終わります。
朝日の代かきがその後間に合うようでしたら、僕のハローをテスト的に使ってみませんか?
ニプロの岡山営業所が、津山市にあります。
所長が、今年何度かうちに足を運んでくれました。
頼めば、姫路から赤木さんの田んぼまで運んでくれそうな気がします。
まあ、希望小売価格が200センチ幅で、55万円くらいとやすくはない商品ですが、、、
新しくドライブハローを買おうとする人なら、「かご車タイプ」の方が絶対いいよ、と思っています。
10/7 神奈川の今井さんから・Re今年のイネ作りをふり返って」
神奈川県の今井です。
ポット田植え機はマット田植え機よりもずいぶん、田植えに時間がかかりますというのが今年の
感想です。
私もトロトロ層の発達した田んぼではフロートが苗を押し倒す事があるので、すごく
ゆっくり植えました。ポット田植え機の説明書にフロートの傾きを浮かせるようにすると苗を少し倒さない
方法が書いてあり、やってみました。フロートの傾きを変えると少し改善しました。また、田んぼの水を
完全に切ってしまうとさらにちゃんと植わりました。
田んぼをハローで高低直しして高い所から低い所に土を持っていくと、低い所に柔らかい土が集まります。
その柔らかい土の所はやはりフロートが苗を押し倒してしまいました。田面から耕盤まで柔らかい土が多くあるほど
フロートが効いて、苗を押してしまう気がします。
今年は田んぼを耕す深さを10センチの場合と5センチ場合の二通りやってみました。5センチの方が
田植えはすいすいできました。ポット田植え機も浅い耕運のほうが、良いような気がします。来年ku椈C發辰漠・実匸浅い耕運もやってみたいです。先日、トロトロ田んぼや水を張った田んぼについての田植えについてみのる産業の方にお会いした時に
相談したところ、できるだけゆっくり植えて下さいというお話でした。
8月に赤木さんが指導された山口の田んぼも拝見できました。菜の花除草に見事成功されていました。私も来年は緑肥を使った
除草をやってみようと思います。
10/5 岡山の林さんから「太陽熱処理のことなど」
皆さんこんばんは、
今秋は気温の低下が早く、こちらでは最低気温が8℃まで下がるようになりました。私の家のソーラーモードを集熱・取入に
切り替えました。
今年も夏の暑さを有効利用してニンジンの畝を太陽熱処理したところ、抑草には効果がありました。しかし、今夏はイナゴ、
バッタが非常に多く、芽を出したニンジンの双葉を食べられてしまい、再播種をしてみました。発芽はほぼ完全でしたが、
再び虫の被害が現れ始めましたので、私の以前のメールにあった山下さんのコメントをヒントに、パスライトという不織布を
使ってみたところ、ある程度効果がありました。イナゴやバッタの足には棘があり、もぐりこもうとするとこれが不織布に
引っかかって動き難くなるようで、これを嫌がって、被覆された畝の内部にはあまり入らないようです。来年はこの技術も取り
入れたいと思います。
ニンジンの発芽は、水やりに気を付け土壌の適度な湿度を保つと、一週間ほどでほぼ発芽が始まります。揃った発芽のとき
は発芽率はまず満点となりますが、水をやりすぎて過湿になると、センチュウ被害や根腐れの原因になります。
今年の台風で雨が降り過ぎ、センチュウ被害と根腐れで品質が悪くなってしまったのが残念です。田んぼで畑作物を作る
のはとても難しい。
林 正弘
岡山市
PS;2人の衆議院議員が農業の現状を視察するため、私の圃場に来られました。写真はそのときのものです。
10/5 和歌山の浜田さんから「稲田さんありがとう!で乳白米のこと」
南紀 浜田です。御無沙汰しております!
稲田さん今日の夜は再放送絶対見ます。情報ありがとうございます!
さて,今日は農友のAさんが今年の収穫米を持ってやってきた。2年前は私が持ちかけた。お米の交換で食べ比べだ。薬使わず同じように作っている人とはいつだって交換してみたい。南紀でのコシヒカリは乳白米を出さないのが難しいのではないか。出穂後の高温とか色々言われているが…
同時炊きしました。どちらもコシヒカリで味は似ていて,決して世間で言われるように悪いお味ではない。もちもちしてどちらもおいしい。
が,やはり見栄えは気になってしまうのです。二人ともその点一致。乳白米を出さない工夫ありませんか。
★★★★★★★★
浜田/和歌山
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/
★★★★★★★★
10/5 お米の勉強会の村山さんから「Reクニ子おばばと不思議の森」再放送
皆様 稲田様 村山日南子です
丁度収穫の時期にのろのろ台風が2度も大雨を降らせましたが、皆様のところはいかがでしたでしょうか、遅ればせながらお見舞い申し上げます。
美味しいお米が収穫できましたようにと祈っています。
さて、稲田様、いい情報をありがとうございました。
「クニ子おばばと不思議の森」本当にうつく陸、中身の濃い記録でした。久しぶりに心から感動しながら見ました。
そして、田中淳夫さんのBLOGも面白かったです。
でも、十分見た人たちにはこれからの農林業の可能性として考えながら見られたと思います。
「森聞き」ついに第7芸術劇場でするのですね。とてもまっていましたので、楽しみです。
この活動「森の聞き書き甲子園」をされた方のお話を以前にお聞きしてより、ずいぶん待っていました。高校生に十分先人の思いは伝わるのですね。
10/4 神戸の稲田さんから「クニ子おばばと不思議の森」再放送
稲田です。
■NHK「クニ子おばばと不思議の森」再放送。
9/25NHKで「クニ子おばばと不思議の森」が放送されました。
現在、日本でただ一人焼き畑農業を守り続ける、宮崎県椎葉村の美しい山村の暮らし
を追った映像でした。さすがNHKという美しい映像番組でした。
再放送は、深夜枠なので、録画できる方はぜひ録画してどうぞ。
日時:2011年10月6日(木)午前0時15分〜1時04分※10/5水の深夜枠です
放送局:NHK総合
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110925.html
……………………
今なお秘境と言われる宮崎県椎葉村。その最深部の山奥に、今も夏になると山に火を
放ち焼き畑を作る「おばば」椎葉クニ子さん(87)が暮らしている。焼き畑と言っ
ても南米や東南アジアの大規模開発に使われている略奪的な焼き畑ではない。毎年焼
く場所を変えながら少しずつ畑を作り、4年収穫したら放置して森に返す。そして
30年周期で山全体を一巡する。それは森の豊かさを保つ営みであることを、かつて
は誰もが知っていた。
年老いる前に切られた木々は、すぐに新たな芽を出し新たな循環が始まる。人が焼き
「かく乱」することで、森は若返り、畑の作物だけでなく、山菜やきのこなどさまざ
まな恵みを生み出す。かつては日本中が森を再生するための焼き畑を行っていたが、
今もそれを続けているのは椎葉クニ子さんただ一人だ。この山で暮らすため、代々伝
えられた焼き畑用の「種」を守るため。クニ子おばばは山の神に祈りを捧げて火を放
ち、その恵みを日々の糧とする。草木や、土の中の生き物たちと同じように、人間が
自然の循環の一部となって暮らす最後の風景がここにある。縄文以来続けられてきた
という焼き畑の営みに込められた日本人の知恵を、椎葉の四季の映像と、特殊撮影を
駆使して描く。
……………………
■関連1:
食料環境セミナーの「割り箸問題」講師だった田中淳夫さんのBLOGで、「クニ子おば
ばと不思議の森」が取り上げられていました。
田中淳夫BLOG:焼畑!「クニ子おばばと不思議の森」
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2011/09/post-910b.html
……………………
NHKスペシャルで、「クニ子おばばと不思議の森」を見る。
宮崎県椎葉村の焼畑を守る87歳のおばあさん(椎葉クニ子)の物語である。
もう、見る前から「懐かしい〜」であった(笑)。
私は、20年ほど前に、この椎葉の焼畑を見たくて訪ねている。椎葉秀行さんとクニ
子さんとも会っていろいろ話を聞かせてもらった。秀行さんは4年前に亡くなったそ
うだが、クニ子さんは、なんと元気なことか。いや、風貌は20年前と変わらないよ(^o^)。
これが、当時の写真。テレビに登場した今年の焼畑より、面積は狭く、でも、なだら
かな地形だった。
ソバも食べたなあ。ただし、椎葉村の人はソバ打ちは下手で、ボロボロであった(笑)。
私もクニ子さんから焼き畑のソバ粉を買って家でソバ打ちをしたが、前年ながらつな
がらなかった(^^ゞ。焼き畑のソバ粉は10割でもつながると聞いたんだけどね。技
術がないと無理。やっぱりソバガキにして食べるべきだ。
秀行さんは、「米がないからソバを……」と言っていたが、我々の食事が終わった後
に、ソバガキを食べていた姿を見ている。やっぱりソバが好きなんだよ(^^;)。で
も、秀行さんがもう止めようと言った焼畑を、最後までさせたのは、クニ子さんなんだよね。
この番組は、時間をかけて、素晴らしい映像を記録していたが、焼き畑の可能性を改
めて見つめ直すべきではないか。
実は、焼き畑こそ、林業の源なのである。椎葉ではコナラ、クヌギの森に還すようだ
が、これをスギやヒノキにしても何ら問題ない。日本中の林業地の多くは、焼き畑か
ら誕生したのである。
私は、一時期焼き畑に凝っていて、椎葉村だけに飽き足らず、ボルネオのイバン族の
焼き畑まで見に行って、体験もした。
焼き畑は椎葉で4年、ボルネオでは1年で耕作を止めて放棄する。その理由は、「地
力がなくなる」からではなく、「雑草が生えすぎる」のが理由だった。それを確認す
るのが目的だった。
焼き畑とは、今では民俗的な面から語られがちだが、私は農法として注目していた。
アグロフォレストリーの可能性を秘めていて、環境に優しい農法だと考えていたから
だ。しかも林業にとっても、地拵えや下刈りの軽減になる。またモノカルチャー的な
農業・林業ではなく、多種生産の道を開く。
この番組も、自然に優しい世界として描いていたが、もう一歩踏み込んで、未来に向
いた農法として゛焼き畑農法を継承することを伝えてほしい。
……………………
■関連2:
「クニ子おばばと不思議の森」の監督の柴田さんは、NHK職員ではなく独立されて映
像会社「ASIAプロダクション」を作られて、「森聞き」などのドキュメンタリーも製
作されています。
●映画「森聞き」公式サイト
http://www.asia-documentary.com/morikiki/index.html
●上映スケジュール:
http://www.asia-documentary.com/morikiki/joei.html
……………………
大阪十三:第七芸術劇場
・11月12日(土)〜12月2日(金)(1日1回上映)
11月12日(土)〜11月18日(金)12:15〜
11月19日(土)〜11月25日(金)13:25〜
11月26日(土)〜12月2日(金)18:30〜
★11月12日(土)、13日(日)
上映後、柴田昌平監督舞台挨拶&森聞きコーヒーたいむ予定
・前売券発売中
チケットぴあ(Pコード:462-976) ローソン(
Lコード:56883)
・お問合せ:第七藝術劇場
Tel.06-6302-2073 Fax.06-6302-8820
*****
稲田登
http://oryza.verse.jp/sb2/
http://moto-foto.oryza.perma.jp/
求める会予定表:
http://www.google.com/calendar/embed?src=oryza1952%40gmail.com
※「求める会ML」「事務局ML」の管理は稲田まで
*****
10/2 やまちゃんから「今年のイネ作りをふり返って」
9月中旬に早生のコシヒカリの稲刈りが終わって、10日過ぎのヒノヒカリの稲刈りを待っているところです。
コシヒカリは、トータルできっちり計ったように7俵でした。
お天気にも恵まれ、去年の5俵余りから挽回しました。
でもいくつになっても、欲からは逃れられないようで、籾すりしながら
「枕地を植えていたら、、、、」
「除草機であんなに踏みつけなかったら、、、、」
「台風が来ていなかったら、、、倒れていなかったら、、、」
などと、ぶつぶつ思っていました。(笑)
でも結果的に、除草機のために枕地を植えなかったのは、正解でした。
コースどりが見やすくなって、除草機(ティラガモ)を入れる時に、ためらいが少なくなりました。
きちんとコースにさえ入ることができれば、田植えの時のわだちを除草機も通っていくので、大きなはずれはありません。
ティラガモには株羽輪と言うのがあって、株間の除草も出来るといううたい文句なんですが、
株羽輪の間隔を狭くして株間の除草もねらうと、苗も巻き込んでしまうリスクがあるので、
僕の場合、株羽輪の間隔を比較的広く設定しています。
(とくに今年の反省点として、春先の雑草を叩ききれないまま代かきをしたので、
株羽輪が雑草を巻き込んで、それで苗をなぎ倒すことが多かったです)
除草機が通ったあとの泥を調べてみたら、株間の雑草は処理できていませんでした。
2回目のティラガモの時、条間の雑草が復活してきていたので、
めいっぱいまで接地圧を強くして、やや強引に除草機をかけました。
それが効を奏したのか、秋の稲刈り時分には、畦から見る限りでは、
きれいな田んぼになっていました。
株間の雑草も、イネが大きくなるにつれ、おとなしくなってくれているように思われました。
ここ3〜4年の経験で、
「要するに、地上部も地下部もイネと雑草との主導権争いなんだ。
株間に雑草が残っていても、イネがすくすく育てばきゃつらはおとなしくなってくれる」
と思うようになりました。
今年はじめて使った「かご車タイプ」のドライブハロー。
まだじゅうぶん使いこなせているとは思いませんが、いくつか利点が見えました。
砕土性がよく、雑草の埋め込み能力も高い。代かきの仕上がりがきれい。
酸素がある条件で生えやすいヒエがほとんど姿を消し、
嫌気条件で出芽しやすいコナギやホタルイに手を焼いている、
そんな最近の条件を考えると、
もっとあっさりした代かきの仕方を工夫する必要があるのかなと思い始めています。
きっと田植えされた苗も、その方がうれしいよと言いそうな気がします。
今年残されたいちばんの課題は何かと問われれば、代かきと言うことになりそうです。
今年の代かきは、こんな風でした。
水が入ったその日(もしくはその翌日に)荒代かき1回、表層浅く4〜5センチ。
それだけでは水もちがよくないので、その翌日にもう一回代かき、これも表層浅く。
これで水もちはまあまあよくなりました。
湛水した状態で約1週間、雑草が生えそろったところで、植代かきをしました。
表層浅く、さっと植代かきを仕上げるつもりでしたが、
砂壌土のせいで?泥がいついてしまって、タイヤの跡が残ってしまいました。
(タイヤの跡が残ると言うことは、土と水が混じって攪拌されず、練ったような感じ)
だからしようがなく、すぐもう一回走って代かき。
さすが今度は、泥と水がうまく混じって、攪拌されていきました。
ただだんだん代かきに入るたびに、深くなっていきます。
翌々日に田植え。
2回も植代かきで走ったものだから、田んぼの泥はドロドロ、
田植機のフロートがその泥を押すものだから、ゆっくり田植えしないと、苗が押されて流れていきます。
最浅で植えないと、苗が陥没してしまいそうです。(笑)
以上笑い事ではありません。
ここ何年も、ため息をつきながら、同じことを繰り返しているような気がします。
「除草剤を使わない稲作り」の「定番技術」である「2回代かき」の悩みです。
誰か、何か、ヒントになるようなことはありませんか?
9/23 宮城の齋藤さんから「フィンドホーン」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
原発と台風からのがれ 稲刈りもしないでイギリスの最北地方のフィンドホーンに
きています。埼玉県の小川町が日本の有機農業の聖地とも言われてますが
フィンドホーンは世界の有機農業の聖地といわれているところです。私見ですが。(笑)
フィンドホーンは毎日 晴・雨・風が数回繰り返すところです。
Tシャツとセーターと雨合羽の着替えでたいへんです。(笑)
フィンドホーン唯一の雑貨屋(土産・食材・生活一般など)では
半数以上が有機農産物or加工食品です。その中に有機米使用日本酒があり
なんと秋田清酒でした。もちろん「エイサック」マーク入りです。
有機日本酒でないのが残念でしたが イギリスの最北地方でであえたのは
ちょっと感激ものでした。
また昨夜は日本人のバイオリニストとピア二ストのコンサートがあり数百人の
コンサートホールが満席でした。地元の人から「このコンサートのために日本から
やってきたのか?」と問われるほど 人気のある演奏家なのでしょう。
クラッシック音痴の私にはわかりませんでした。相当ラッキーだったのでしょう。
コンサート前に「この収益金は日本の原発の義捐金になります」とのアナウンスがあり
ちょっとウルルンものでした。
雑貨店では有機米も販売されていましたが 表示も特に無く(オーガニックの単語だけ)
販売側もあまり神経を使っていない状況でした。原産地はイタリアで 玄米は規格外
スレスレで 白米の短粒種は「すしめし」の商品名で販売されていました。
斎藤 政憲
9/21 福島の東山さんから「セシウム吸収の謎が解けてきた」
( このメールはBCCで皆さんに送っています。不要な方はその旨返信ください。)
今回の原発事故にともなう農産物の放射性セシウム吸収に関しては、いろいろな謎があった。まず、茎葉からは大量のセシウムを吸収するのに、根からはあまり吸わない。農水省が発表した移行係数の下限値に近い値だ。チェルノブイリに比べて決して低い汚染程度とはいえないのに、チェルノブイリに比べて農産物のセシウム汚染がかなり低いようにみえる。チェルノブイリではヒマワリで除染効果があるのに、福島ではあまり効果がなさそうだ……etc.
当初、根からの吸収が少ないのは、根毛の細胞にあって、カリウムの吸収を行なうタンパク質であるカリウムポンプが、セシウムを運搬しにくいせいだろうと考えていた。ところが、これだと茎葉からの吸収が多いのを説明できない。茎葉からの吸収は別のメカニズムによるものかとも考えたが、セシウムイオンが細胞膜の脂質二重膜をそのまま通過できるわけがないから、茎葉でもカリウムポンプによって吸収されているとしか考えられない。となると、茎葉からと根からの吸収は別の原因で吸収量の違いが出ているとしか思えない。
ここで考えられるのが、土壌の粘土粒子による吸着だ。プラスイオンであるカリウムイオンやセシウムイオンは、表面がマイナスに帯電している粘土鉱物に吸着される。これが土壌中の自由水に溶け出してきて、根に吸われるわけだが、セシウムの吸着はカリウムよりもかなり強いようで、特に黒雲母に強く結合するという。この結合が想像以上に強く、容易に溶け出してこないと考えると、福島県の農産物、特に事故以降に植えられたもので、ほとんどセシウムが検出されないという事実が理解できる。また、粘土質土壌が広範囲に分布する福島県よりも、有機質土壌の宮城南部(白石市)のコメのほうに多量のセシウムを吸収していること。有機質土壌では多量のセシウムを吸い上げるヒマワリが、福島ではほとんど吸収しないのも、これで説明できる。
ちなみに、有機質土壌でも多くのプラスイオンを吸着するが、この結合が粘土鉱物よりも弱いようで、土壌水分にイオンを放しやすい。これがチェルノブイリ(有機質土壌のチェルノーゼムが分布)の作物がセシウムを比較的多く吸収する原因だろう。一部のきのこで高濃度の放射性セシウムが検出されているが、チチタケやハツタケなどの菌根菌は、もともと植物の根が吸いにくい土壌養分を吸い上げて、樹木などに供給することで共生関係を作っている。だから、強く吸着されているセシウムをも吸収して、高濃度に汚染されていることも、同じ理屈で理解できる。
この認識が正しければ、農産物のセシウム汚染を下げるためには、カリウム多投以外にも、粘土やゼオライトのようにセシウムを強く吸着する資材の投入で効果があげることができるはずだ。
(文字化けしなければいいな)
台風の被害が心配な じぷしい農園 東山広幸
9/4 やまちゃんから「台風12号」
夕方6時に姫路市の市川流域9万9千人に避難勧告が出て、
その頃中学生(47年前)の時の同窓会があって飲んだくれていたのですが、
「家が水に浸かるようなら、避難場所の小学校も浸水するわ」と、
結局テレビの台風情報を見ながら、夜更かししていました。
この程度(時間10〜20ミリ)の雨なら、
仮に堤防を越えたとしてもばあちゃんを逃がす時間の余裕はあるやろと思っていたのですが、
夜中12時頃80ミリのバケツをひっくり返したような雨が降った時は、
自宅横の川(幅2メートルくらいの農業用水路)の水かさがみるみる上がってきて、
あわや道も川もわからんくらいになりそうでした。
岡山も台風の直撃をもろ受けたみたいで、岡山市22万人の避難勧告が出たみたいですね。
しょうがない、こうなったらなるようになるしかないと腹をくくっていたのですが、
畑は水浸し、海のようになっていて、それでも水が引いたらけっこう野菜は元気で、
極早生のタマネギもタイベックの下で順調に出芽していました。
ただ根が弱い秋キウリは駄目かも、それとゴボウは根腐れで心配です。
いちばん気がかりだったイネの方は、晩生のヒノヒカリはしゃんと立っていましたが、
刈り取りまで後10日足らずのコシヒカリは、ご覧のように半分くらいこけてしまいました。
まわりの人のキヌヒカリはだいたい倒伏してなくて、
倒伏しているのはうちだけですが、でもこの程度ですんでやれやれという気持ちも半分です。
このあとお天気がよくて田んぼが乾いてくれたら、
今どきのコンバイン、すいすいと刈り取ってくれるのですが、お天気を願うばかりです。
P.S
先日ニンジンやタマネギの被覆資材でタイベックについて書いたのですが、
僕はそこそこ面積があるので、タイベックを使うようになりましたが、
面積が少なければ、畳のゴザで同じような効果を充分得られるように思います。
わざわざ高い資材を買うこともないので、補足して訂正です。
9/1 岡山のよっさんから
大変、長らくご無沙汰いたしておりました。
「岡山のよっさん」です。
JOSONETの皆々様、おかわりございませんか?
また、HPの宅配便をお願いしたく、メールを差し上げました。
どうぞ、又、参加の程、宜しくおねがいします。
昨年、栃木のT社で、60才、定年を迎え、再雇用となっておりましたが、
なんせ、年収、半分となり、単身赴任が面倒になりました。
女房殿と一緒に暮らしたい一身で、岡山で、どこか、就職先がないものかと、
探しましたところ、M社で、来て見ないかと言う事になり、ごやっかいになることとしました。
今年、一月、早速、退職、再就職と、忙しかったですが、やっと、岡山に帰れました。
M社 研究本部 研究企画部 の平社員で、またまた、同じ、研究開発をやっております。
あと、4〜5年は、頑張りたいと思っていますので、皆さんのお役に立てば、幸いかと思っています。
アイガモロボットも飼っています、お楽しみに!!
「岡山のよっさん」こと
吉田 周二