2012年3月のお便り  HOMEに戻る

3/24 東山さんから「Re何でも育苗するについて」
今井さん、記事を読んでいただいてありがとうございます。記事には書いていませんが、ペーパーポットとセルトレイ(私はイネのポット以外、実際には使ったことがありませんが)のに関してメリット・デメリットを考察してみたいと思います。

経済性:何度も使えるセルトレイが圧倒的に有利。ペーパーポットは材料(紙)の割に高いのが難点。さらにペーパーポットは培土も余計に使う。
作業性:はずすのが簡単なペーパーポットが有利。ペーパーポットは根鉢がしっかりしていなくても植え付けが可能。セルトレイは後ろから押し出さなくてはならないので、根鉢が巻いていないと植え付けが困難では。
種まき・育苗:基本的にあまり変わらなさそうだけど、乾燥にはペーパーポットのほうが強そう。これは土の量が多いことと、水分の水平方向の移動があるため。

 私がペーパーポットを使う最大の理由は作業性で、根鉢がしっかりしなくても植えられるのが最大の魅力です。アブラナ科のような双子葉植物は、種子根から枝分かれするように根が伸びるので、根鉢がしっかりする頃には根が巻いて老化苗になってしまいます。一方イネやサトイモのような単子葉植物では、節から次々と出る冠根のため、根巻き=老化苗とならないといった特徴があります。だから、特に双子葉植物では根鉢がしっかりしなくても植えつけられるペーパーポットは有利で、トウ立ちしやすい春先の植え付けには大きな違いが出るのではないかと考えています。ちなみに、普通の栽培ではチンゲンサイなど1本植えの菜っ葉は、苗箱にバラ蒔きかすじ蒔きで、抜き取って植えても十分です。ただ、植え付けのスピードからいえば、やはりペーパーポットが早いと思いますが。

じぷしい農園 東山広幸

3/23 神奈川の今井さんから「東山さんの何でも育苗するについて」
神奈川県の今井です。
ネルパックのホカロンの事を教えていただきありがとうございました。
現代農業2011年、4月号で東山さんの野菜の育苗の記事を読み、これは良いと思って、
今年から実践しています。でも、失敗もあったので、報告と反省を書かせて下さい。
この記事には何でも育苗するという事で葉野菜や里芋の育苗について書かれています。
葉野菜は小松菜など普通は畑に直播きするものまで、育苗するそうです。育苗にはイネの
苗箱にペーパーポットを使用するそうです。
実はホームセンターに行ってペーパーポットを買おうとしたその瞬間に、ひとつ88円の
セルトレイが目に入ってしまって、ペーパーポットをやめて、こちらを買ってしまいました。
これが失敗の原因だったかもしれないと今、思い返しています。288穴のセルトレイに小松菜を
播きましたが、根がセルトレイの穴を突き抜けて、うまく根鉢を形成してくれませんでした。定植すると
うえ傷みがありました。また、288穴のセルトレイの隣に400穴のセルトレイが売られていたのku梍@☆・実匸こちらも買いました。288穴は3,4粒の小松菜の種、400穴は1粒の種を播きました。400穴
のセルトレイの小松菜を定植(マルチはしませんでした)しようとすると根の土が簡単に崩れてしまい、
うえ傷みはさらにひどかったです。
しかし、うまく活着してくれた苗は良い野菜ができました。私の中でのうまくできたです。
今度はペーパーポットでやってみようと思います。やって見て分かったのはポット一穴に播く種の量が野菜
の種類によって変える事が重要で、記事に書かれている種の量は経済性や作業性、見た目などを考えた
事なのかもしれないと思いました。

3/21 やまちゃんから「ネルパック、そしてカラスよけネット」
東山さんのネルパックについてのお便りで、はたと気がつきました。
ぼくのネルパックの使い方に落とし穴があったみたいなので、書きます。
2月下旬の寒いさなかにネルパックに玄米を詰めていました。
ネルパックの袋が寒さで強ばり、ヒビが入ったというか、スジが付いていました。
当時こんな寒い時に袋詰めするのはやばいかもと思いながら、やっていたことを思い出しました。
ネルパックにピンホールというか、裂け目が出来た可能性大です。
それと、東山さんの指摘で、ためになったのが、ピンクの「酸素検知ボタン」です。
あれって、何度でも再利用出来るんですね。
ネルパックの袋は廃棄せずに、納屋の片隅に積み上げていましたので、
ボタンだけ取り外して、真空パックの袋に入れて「酸素検知ボタン」として再利用してみます。
 
ついでに、少し前に書いたカラスよけにキウリネットを使う方法について、
ロープのたるみ防止に使う「十字キャップ」、
20ミリの塩ビの水道パイプ(VP)を活用する方法に目処が付きました。
古新聞を燃やして塩ビのパイプをあぶります。
しばらくすると、塩ビのパイプが柔らかくなってきますので、
手でつまむか、足で踏みつけると、先端がすぼまります。
それにディスクグラインダーで切れ目を入れるとバッチリでした。
塩ビのパイプを10センチぐらいの長さに切ると、抜ける心配はありません。
塩ビのパイプを古新聞を燃やして柔らかくする方法は、
もう10年ほど前になりますが、親戚の水道屋の飯塚のおじさんに教わりました。
新聞を燃やすくらいの温度が、塩ビのパイプをあぶるのにほどよい温度だそうです。
 
それとキウリネットの幅ですが、1,4メートルのウネ幅のトウモロコシの場合、
4,2メートルの幅のキウリネットを使うことにしました。
(4,2−1,4)÷2=1,4メートル。
両サイドに1,4メートルネットが垂れ下がりますので、これだけで充分カラス対策になるように思います。
2ウネ連続してトウモロコシを作る場合は、5,4メートル幅のネットを使います。
(5,4−2,8)÷2=1,3メートル。これもたぶんバッチリです。
 
などとイメージトレーニングをやっているうちに、
「そうや、トマトのカラスよけにも使えそうや」と思いました。
毎年なり始めのトマトをカラスにつつかれ、口惜しい思いをしていました。
海苔網を張ったり、防獣ネットを張ったり、黒いテグスを張ったり試行錯誤をしていましたが、
決定打はなく、また誘引や収穫の邪魔になったりしていました。
18センチ目合いや24センチ目合いのキウリネットなら、さほど作業の邪魔にならなくてすみそうです。
ちなみに4,2メートル幅、長さ50メートルのキウリネットは、約1000円です。
マイカー線を使えばぴんと張れそうです。
うまく回収できて、翌年も再利用できれば言うことありません。

3/21 長野の唐沢さんから「林さん、ありがとうございました」
林  様
林さんはただの百姓とおっしゃいますが今までのメールでは
理路整然と科学的に解説していらっしゃいますのでお聞きした次第です。
もし、御気を悪くされましたらお詫びいたします。
申しわけありません。
なるほど、空気中に漂っているチリのようなものでも影響するのですね。
ありがとうございました。
長野県箕輪町  
   唐沢 金実
 
3/21 長野の唐沢さんから「高奥さん、ありがとうございます」
いろいろご解説いただきありがとうございます。
素人の私には、難しい用語が出てくるネットのサイトでは理解が出来ません
このように親切に補足戴けるとありがたいです。
  唐沢 金実


3/19 宮城の高奥さんから「Re唐沢さんに、質問のこと」
唐沢さんへ、横から失礼

宮城から高奥です。

2月頃、ガイガーカウンターを借りてきて何軒か薪ストーブの灰の放射線を計ってました。
やっぱりビニールに入れて計りましたが、
私の場合、借り物の高価なガイガーカウンター(ロシア製)を汚さないための措置でした。

福島の避難区域であれば、高放射線区域の塵を人体に付着させないための措置として、
ビニールを被せているのではないでしょうか?
(よくわかりませんが、防護服を着る延長で)

それと、確かに空気中の微粒子にも放射性物質はあるのでしょうが、
ガイガーカウンターの計測値に影響を与えるには、
ほんの微々たる量(無視できる)でしょう。

私も、薪の灰を計測してましたが、例えば、数千ベクレルの灰を計っても、
数十センチまで近づけて、ようやくガイガーカウンターが反応する程度です。

これは当たり前と言えば、当たり前で、いくら数千ベクレルでも、
これはあくまでkg当たりの濃度であり、その総量(灰の量)が多くなければ、
そうそうガイガーカウンターには反応しないものです。

薪ストーブの中の灰はガイガーカウンターで計測するには、
量があまり多くなく1mも離せば、あまり反応してきません。

ちなみに放射線量は距離の二乗に反比例しますが、
ガイガーカウンターで計測した薪の灰の値(シーベルト)を
測定距離で補正し、ベクレル換算してみました。

この結果と、別途試験機関で計測しておいた
薪の灰のベクレル値を比較しところ、各々の結果が合いません。

なぜだろうと、いろいろエクセルで試算しているうちに気がつきました。
と言うのは、灰には放射性セシウム以外にも放射性カリウム(自然由来)がたくさん含まれています。

ガイガーカウンターが計測するのはセシウムもカリウムも、
その他空間中にある全ての放射線量を計測しますが、
試験機関での計測値はセシウムの放射線しか示してくれません。
これで数値が合わなくなるわけです。

このように、ガイガーカウタンーの計測値は、
いろいろとその解釈に注意が必要なようです。

3/18 岡山の林さんから「唐沢さんに、質問のこと」
皆さん今晩は、唐沢さん今晩は、
私への質問ということで、
> ところで、林さんに素朴な質問します。
> テレビの映像にも出てきますが、放射能を測るガイガーカウンターは
> 何故ビニール袋に入れたりカバーを掛けて測定しているのですか?
> 教えてください。
 
私はただの百姓ですのでよく分かりませんが、想像するに、
測定器自体を放射性物質の付着から保護するためではないでしょうか?
この世にある物体はすべて大なり小なり帯電していますから、人が動き回るだけで衣服も帯電する。だから、空気中に
浮かんでいる微粒子を引き付け、付着しますね。またビニール袋などは、ガンマ線に対して透明だからでしょう。
アルファ線は、空気中では遠くへ飛びませんし、ベータ線も前処理など測定はなかなか難しい。
本当は、放射性ストロンチウムも測定されなければならないのでしょうが、測定が難しいからという理由で、公表される事は
殆どないのではないでしょうか。ガイガーカウンターはα線、β線、γ線の何れでも測れるものです。
私の知人に聞いてみたところ、除染をやっても2週間、3週間・・・、と時間が経つにつれ数値が高くなってくる事がある、
と言っていました。広大な野山をそのままにして、点と線だけをやっても無理があるという事かも知れないですね。
 
林 正弘
岡山市

3/18 福島の東山さんから「Reネルパック」
 福島県いわき市の東山です。ネルパックに関しては私も使っているので、私からもコメントさせてください。私の場合、使用1年目で密封が悪かったことは一度もありません。私は横着して春になってから封入することが多いので、気温が少々上がっており、フィルムが柔らかくなっているので、傷みにくいせいかもしれません。2年目の使用に関しては、1年目のようには完全密封できない場合が多いのですが、そういう状態でも夏越しで味が落ちることはほとんどないようです(2年目以降は、30kg用で使い捨てカイロを2袋入れています)。今シーズンは3年前(2008年産のもち米を食べていますが、白米がやや黒ずんでいるものの、全く問題なく食べられました。1回使った袋は酸素センサー(無酸素でピンク、有酸素状態で紫になる錠剤状のもの)を入れたまま、使い捨てカイロを1袋だけ入れておいて、少しでもピンクっぽくなったものだけ使えば、ほぼ大丈夫だと思います。ただ、クラフト紙が弱すぎるのが難点です。そのときは、センサーを上部に貼り付け、普通のコメ袋に入れればOKです。私は古いのは5年以上使っています。でも、でも、完璧を目指すなら自分で熱圧着するのがいいんでしょうね。ただ、10kgずつ入れるのは手間的にたいへんそうですが‥‥‥。
 
3/17 広島の菅野さんから「Re残念です」
広島の菅野です。
被災地のガレキ処理のことに関してわからないことがあります。以下2点。
1、2400万トンといわれるガレキのうち400万トン程度(率にして16%)をわざわざ燃料を使って移動処理することに意味があるのか。
2、被災地の雇用とインフラ整備の一環として考え、全量を現地または近隣地域で時間をかけて処理したほうがよいのでは。
皆さんはどう理解されていますか。

3/17 神奈川の今井さんから「ネルパック」
神奈川県の今井です。
神奈川でも放射能の風評被害?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり売れ行きは
良くない状態が続いています。
夏のお米の保存を考えなければならなくなりました。ネルパックを利用しようと考えています。
ネルパックの脱酸素剤の代わりにホカロンでも大丈夫なのでしょうか?ネルパックの脱酸素剤も
ひとつ数百円するので、ホカロンで代用できるとありがたいです。どなたか教えていただけるとありがたい
です。
稲作は規模拡大すれば儲かるという学者の意見について。
ラーメン屋でも喫茶店でも良いですが、儲かっていない店に「規模拡大すれば絶対もうかるよ」
という意見をするのはおかしいなぁと思います。ラーメン屋もチェーン店はいっぱいありますが、
頑固おやじが味を守り続けている小さな店もたくさんあります。チェーン展開して倒産した店もたくさんあります。
ラーメン屋に限らず、頑固おやじの創意工夫で成り立っている小さな商店はいっぱいあるはずです。
「規模拡大すれば絶対もうかるよ」なんku椏「い・・鮓世・佑浪・靴い任垢茵・舛磴鵑箸靴織灰鵐汽襯織鵐箸覆蕕修鵑蕗・実匸事は言わないはずだと思います。接客を直しなさいとか、メニューを変えなさいとか、そういう工夫をまず
するように言うと思うんです。最初っから、席を増やして店舗を拡大しなさいなんて言わないと思うんです。
 でも、農業の世界では学者は規模拡大すればもうかるような事を言うですね。おかしいなぁ。農業もそこいらへん
の商店と同じだと思います。
 
今年はミニエースという中耕除草機の抵抗棒の所を改造してビニペットを付けてビニペット除草もやってみます。
クリムソンクローバーの緑肥の除草もやってみます。
 
●やまちゃんから「Reネルパック」
お米の脱酸素貯蔵については、いくつか試行錯誤をやってきていますので、
その経験を書いてみます。
 
京大の萬田先生の「ドラム缶で二酸化炭素貯蔵」にヒントをもらって、
ドラム缶や密閉ポリタンクで「携帯用カイロによる脱酸素貯蔵」を始めました。
携帯用カイロが「酸素を吸収しながら発熱する」という原理を利用したものでした。
この方法は九州のなんとかさんが書いてくれた記事によって知りました。
エージレスと原理は一緒だと理解しています。
今からもう15年ほど前のことになります。
 
夏場に食べてもみずみずしいお米の香りが感じられたので、それなりに満足していました。
ただ、不満が残ったのは、開封した時に、携帯用カイロがかちんこちんになってしまっていることでした。
完全密封状態を保持出来ていなくて、少しずつ外気が入り込んできているようでした。
それと、必要量ずつ精米して、出来るだけ新鮮なお米を食べてもらいたいと思っていたので、
100キロサイズや200キロサイズのドラム缶は大きすぎるように思いました。
 
そこで、30キロのネルパックも併用することを考え、20枚ほど購入しました。
1枚900円ほどでしたので、3〜4年使えれば元が取れると考えていました。
ところが実際にやってみると、ネルパックも密封状態が全部完璧ではなくて、
中には空気が入ってふくれあがってしまうのが2〜3割出てきました。
独特の形状のシール装置が不完全だったためなのか、
それともピンホールが開いたためなのか、見極めることが出来ません。
こうなると、翌年の再利用がためらわれて、結局全部廃棄処分せざるを得ませんでした。
 
その時見つけたのが、真空パック対応のナイロン袋(10キロサイズ)でした。
5キロサイズの真空パック対応のラミネート袋は、
その10年ほど前に、つきあいのある米袋業者から教えてもらって購入して使っていました。
完璧な効果がありました。
開封した後、携帯用カイロがまだ柔らかく、発熱してきました。
夏場の白米の発送用に使っています。
 
10キロサイズの袋が、ネット上でたしか1枚40〜50円(500枚が一梱包)でしたので、
よしこれに玄米を詰めて、夏場は野菜の保冷庫に変身する冷蔵コンテナに保管しようと考えました。
結果はまあまあ正解でした。
1割程度外気が入ってしまい、ふくれあがってしまった袋がありましたが、
たぶん、玄米はほこりが混じっているので、シール部分が完璧にいかなかったせいだと思っています。
今後の課題です。
 
ネット上で販売されていたのは、下記のページです。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/atto-surprise/cac6c2de.html
ただ、今回アクセスしてみると、売り切れたせいか具体的なページへのリンクが消えてしまっていました。
あったさぷらいずという業者は、たぶん「販売業者」ですので、
また和歌山の小さな会社のようですので、電話で聞けば教えてもらえるかもしれません。
また、たんねんに捜せば、別な業者で出てきそうな気がします。
http://www.fukusuke-kogyo.co.jp/products/pdf2009/80-81.pdf
ぼくが使っている真空対応袋は、36センチ×56センチで、重さは35グラムです。
ドラム缶とポリの密封タンクと併用しながら米の貯蔵に使っています。
以前は、秋の遅くに携帯用カイロ貯蔵をしていましたが、
最近は、春先気温が上がりはじめる頃にやるようにしています。
 
以上、ご参考までに。

3/17 長野の唐沢さんから「林さんに質問」
長野の唐沢です。
皆様のメールを”フムフムこれは使えそうだぞ”等と今年の畑作を計画しながら
また、暖かい地方の皆さんが田畑仕事を始めていらっしゃる話を羨ましく
拝読させて戴いています。我が長野県では昨日も最低気温が-6度で
ハウスの中でのほうれん草や水菜の収穫が関の山状態です。
ところで、林さんに素朴な質問します。
テレビの映像にも出てきますが、放射能を測るガイガーカウンターは
何故ビニール袋に入れたりカバーを掛けて測定しているのですか?
教えてください。
  長野県 上伊那郡箕輪町
     唐沢金実

3/16 佐賀の太田さんから「残念です」

今日のお昼の食事時に電話が鳴る。非通知電話だけれども最近は非通知電話が多くなったので気にならないで家内が電話に出ました。なにか変な電話のようなので私に電話が渡されました。内容は私の無農薬のお茶を飲んでいる消費者だと言い、自分の名前も言わないで、午前中の隣の市議会で東北のがれき処理引き受けが可決されましたから、あなたの住んでいる特産のお茶が汚染されますから、反対運動を行ってくれとの電話のようだ。

今朝の新聞で協議に入るとの見出しだったので、もう可決されたのかと思いながら話を聞く。私は原発再稼働は物凄く反対で反対訴訟の原告団にも名前をだしています。しかしガレキ処理反対運動には疑問があるので、日本各地この問題に協力もやもなしかと考えていますと述べると、若い声の女性が怒る怒る一歩的にである。こちらも一生懸命再稼働には反対しているに、外部からいろいろ言われたくないと反論すると、またここで女性は逆上する。もう話にならないので電話を切りました。

大げさに言えば、長崎・広島は被爆県だから行かないで下さいと言う様な要請と同じことの用に思えました。大げさに言えばですよ?

毎日テレビで放映されるガレキの山、これを見て心痛めていました。これが逆の立場ならこの女性はどんな行動するかと考えました。

多分東北だけで一気に処理すると、煙が海外に到達して保障問題に発展して日本の孤立は免れなように思います。私にはさっぱり解りません、人類はとんでもないないエネルギーを開発して、足の引っ張り合い合戦が始まったような気がします、残念です。

3/16 やまちゃんから「やまちゃんから・RE中務さん、など」
中務さんのお話は、前回も含めて、じっくり考えぬかれたもので、
政治オンチ、歴史オンチのぼくですが、そうだよなあと思い、共感します。
少し前の、中務さんとの「田植え前の代かき処理」のやりとりでは、
「おのおのがたの勝手という言うことにして、結果を楽しみに待ちましょうや」
と、ぼくからさじを投げてしまったのですけどね(笑)
 
イネ作りをする百姓に二通りのタイプがあってね、
大面積のイネを作っていて、夏場はめいっぱいバリバリ働いて、
その代わり、冬場はのんびり、そういうスタイルの人。典型的な稲作百姓です。
中務さんの言われるように、これから大変だろうな。
 
かたや、ぼくのように、野菜にも手を出して、米プラスアルファで経営を考えているタイプ。
ちょこまかちょこまか、年中暇なしになってしまい、コマネズミのように働いています。
かつては、米で250万円、野菜で250万円と、ほどよくバランスが取れていたのですが、
米の方が徐々に販売不振になってきて、単価も下がるし、苦しいところです。
古くからのおなじみさんを優先して販売していた戦略が裏目に出て、
不作の年に、新しいお客さんを断ったりしていたら、
おなじみさんがだんだん高齢化していって、子どもも自立して、家を出て行って、
前には月に20キロくらい買ってくれていたのが、
今では月に5キロもあれば充分というようになったり、、、
こちらのタイプも大変です。
 
つまらん話はさておき、
井原豊さんの息子の一郎さん、親父が死んだ時に、借りていた田んぼは一度は返したのですが、
また少しずつ借り戻して、稲作面積が増えてきています。
優秀な自動車整備工場を経営していて、忙しいにもかかわらずです。
車を買うのも、その後のメンテナンスも安心してまかせられるので、時々行くのですが、
稲作の話をし出すと、目をキラキラさせて、話されます。
好きなんですね。
 
最近、現代農業誌で、トラクターの回転数は2000回転くらいの低めの回転数で作業する方が、
燃費もいいし、効率的だという話がよく出てきます。
昔、井原豊さんは、
「トラクターはな、アクセルをめいっぱい踏み込んで、2600回転ぎりぎりいっぱいまでふかして使う方が、
トラクターに負荷がかからなくていいんだ。」
というようなことを書かれていました。
その教えにしたがって、ぼくはずっとアクセルいっぱい踏み込んで作業していました。
半年ほど前、一郎さんに「どう思われます?」と聞いてみました。
すると、「現代農業に書いてあるとおりだと思いますよ」とのこと。
「めいいぱいふかしても、燃料を食う割に馬力はあがりません」との答え。
「それで、一郎さんはどうしています?」と聞いたら、
「ぼくは、めいいぱいふかしてトラクターを使っていますよ(笑)」
「???」
「朝会社が始まる前とか、本業のすきまに農作業しているでしょう。
燃費とか、そういう以前に、がんがんふかして早く作業を済ませてしまいたいからです」
だってさ(笑)
 
井原さんの死後ゆずり受けた日の本の23馬力のトラクター(E23)、
負荷がかかって、回転数が落ちた時など、黒い煙を吐いて苦しそうにしてたけど、
そいつがいよいよポンコツになって、半年ほど前使用時間150時間くらいの中古のトラクターに変わりました。
クボタの20馬力(GT-3)。
2000回転で、音も静かに余裕で仕事してくれています。
年式は新しくないけど、性能がよくなってるのかなあ。
 
吉本隆明が死んだ。
学生時代からいかれていて(影響を受けていて)、いまでもまだいかれている人でした。
「死んだら死にっきり」というようなことも言っていて、そのことばが好きでした。
ただ、最後まで
「農産物の輸出入は、贈与の関係だ」という「国際分業論」と、
原発に対する見解は、わからずじまいで残ってしまいました。

 

3/16 岡山の中務さんから「大公開(?)確定申告結果」
メーリングリストの会員でもないのに、山下さんのWebページを参考書代わりにしている中務です(笑)

過日、緑肥抑草について、多くの方から貴重な情報をいただきました。有り難うございます。
後日改めて企ての概要を、そして秋にはその結果を報告させていただきたいと思います。

今回は、折角名前を出していただいたので、季節の話題(?)として確定申告の結果を報告したいと思います。
まず結果から言うと、昨年は私の給料の手取り1ヶ月分くらいの黒字となりました。

改めて自己紹介させていただきますと、私は岡山県の東部に住み、平日に勤務して土日に稲作を営む兼業農家…というよりは兼業サラリーマンで、昨年の作付規模は2地区で140aほどですが、うち1地区は15枚ほどの未整備田ばかり賃借しているため、作業効率は大変悪いです。

コンバインのクローラ交換、トラクタのウォーターポンプ交換など、四十万円ほどの修繕費、新たに導入した2台目のトラクタや作業機を含む五十万円近い減価償却費、ベントナイトなどの例年にない資材費、自家消費分以外の乾燥調整を全てJAのライスセンターに委託して系統出荷していることなどなど、赤字要因満載でありながら、所得補償制度と原発事故の影響(東日本における風評被害の反動)がそれを上回った形です。

私は給与所得者であり、農業所得で生計を立てている訳ではありませんが、黒字決算であれば、もちろん生活の足しになり、給料のカットが続く昨今、いくらかでも黒字が計上できるのは有り難いことです。

農水省の統計によると、5haあたりまでは規模拡大によるコストの低減効果が顕著とのことですが、実際に50aから賃借に賃借を重ねて1haを超えてみると、それが実感できます。

そういう訳で、「今のところ」私のような形態でも、稲作は儲かる(こともある)のです。

今年は更に拡大して170aほどの作付けになりますが、私が土日でこなせる範囲の規模拡大の限界は2haくらいまででしょうか。

圃場整備済みの圃場ばかりなら、4haを超えることも可能でしょうが、いかんせん中山間の未整備田ばかりが集まってくるため、植えても刈っても方向転換の回数ばかりが多く、夏はダイエット効果抜群の畦草刈り三昧です。

で、先に「今のところ」としたのには訳があります。
そのうち、コメにも国際競争の時代が訪れるのでしょうが、誰かが言っている「規模拡大による国際競争力」は、何だか嘘くさいと感じています。
何故嘘くさく感じるかというと、稲作は農繁期と農閑期の労働力需要の差が大きく、農閑期を遊んででいれば済む私のような副業的農家は別として、主業的農家や農業経営体では農閑期の労働力を投入できる「何か」とセットでないと、稲作の規模拡大は難しいという点が、何だか軽んじられているように思えるからです。

国際競争の時代に入れば、国内の価格カルテルを支えている減反は意味を為さなくなり、コメの価格は生産過剰と国際競争で大幅に下がるでしょう。
その先何年か、あるいは十何年かの淘汰の時代を経て、生き残ることが出来た者が主食生産を担うことになるのでしょうが、以前にも発言したように、瑞穂の国の風土を守るには農家の「数」が必要です。

バラまき農政から規模拡大する農業経営体への支援集中に転換することは良策と思いますが、「農地を守らなければならないという義務感」とか、「主食を生産する者としての誇り」とか、「水稲栽培そのものの面白さ」とか、何でも良いので、ある程度の数の中小農家が稲作を続けるよう、インセンティブを仕掛けていくことが必要になるでしょう。

もちろん、所得補償制度の対象者を足切りしたり、地域や規模によって補償内容を傾斜させて経済的に誘因することも可能と思いますが、「水稲栽培そのものが面白い」という私のような輩にとっては、「除草剤を使わない稲つくり」などというテーマ設定だけでも、大きなインセンティブになるのです。

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http://homepage2.nifty.com/wakesui/private/agriculture.html
中務 博文

3/14 茨城の小長谷さんから「赤木御大へ」

ちょっと言わせて下さい。


>種子更新をすると慣行農法の種子を使うことになります。

 

種子の定義が、一般的に種子と呼ばれているものと有機農業で言われている種子とは異なっています。そのことに国自身も気が付かないで法律を作っているのではないか、という疑いを持っています。

どういうことかと言いますと、一般的に種子と言われているものは、@親の形質を正確に伝えるもの、A高い発芽率を有するもの、B病虫害に犯されていないもの、と言うことになっています。F1はどうなのかと言われると、これはちょっと違ってくるのでこの議論からは外れてもらいます。

 

@   親の形質を正確に伝えるもの

正確とは言いながら、遺伝的にある程度の振れ幅がないと種として自滅してしまうので、どの程度の振れ幅があればよいのかという話も重要ですが、少なくとも公の機関が販売する種子は、凸凹がほとんど出ない程度には異株抜きをやります。ただ県によって抜取りの基準が違うので、同じ品種の異なる県産のやつを並べて植えてみると、県の原原種または原種担当者の考え方や、採種担当者の考え方が比較できて面白いかもしれません。(技術の話しは別)

 自家採種の場合は、異株抜きには多くの時間が割けませんので、必然的に遺伝的振れ幅は大きくなる傾向があります。そして、本人はその品種のつもりで種取をしていても、端から見るとそれは違うだろうという場合もあります。けれども公的機関での種取のようにマンパワーを割くことはできないので、どの時期に種子更新をするのかが適当かということを考えてみましょう。

 地域の品種で、公の機関では種子生産をしていないものについて、個人またはグループで種子を維持している場合があります。この場合、話がややこしくなるので、ちょっと端に寄っててもらいます。

 以前は、稲の場合、親の形質を守りながら収量も落とさないようにするのに、3年毎に種子更新すれば充分だと指導されました。今日では100%種子更新をすることが良いと言われています。それは、現代の農家が栽培のプロフェッショナルになったことで、種取の技術を捨ててしまった事となにがしかの関係があると考えています。

 有機栽培農家が自家採種にこだわる理由として、有機農業で使う種子は有機栽培された種子でなければならないという項目があるからです。が、一つ解らないのは、親の代で農薬を使った場合にその影響がどのように子の代に出るのか?「複合汚染」には書かれていませんでした。

 公の採種圃場では、目視して異株だと思われるのは抜取りをします。一方で、農薬を使わないけれども抜取りも十分なされない状態で育てられた集団と、どちらにより遺伝的ばらつきが大きいでしょうか。

 赤木御大の圃場を見学させて頂いたときに、全ての株の中から「僕を選んで」と呼んでいる声を聴きわけて、「最善の穂」を選び出し、それを元にして増殖すると言われました。その穂が最善かどうかは、増殖した後でしかわからないので、もし最善でない穂を選んでしまった場合にどうするのかと質問したのを覚えておいでですか?

 御大の採種の方法は、時間の制限を受けた中にあって、非常に考え抜かれた、かつリーズナブルなやり方だと思います。ただ、年によって天候が異なり、その年に特異的に出現する形質というものもあるので、その形質をどう取り扱うかが悩みどころだと思います。そうした場合に備えて、公の採種圃場ではある程度のばらつきの幅を持たせながら原原種や原種を取るようにしています。

 結論は、自家採種の技術を有機栽培農家は大切にするべきだし、それを忘れ去る必要はないと思います。自家採種農家は、自分が育てている品種を育種しながら育てているのだと考えれば、そのまま採種を続ければいいと思いますし、同じ品種を作付している他の人の圃場と自分の圃場と草姿が異なるなと思ったら、その原因を追究し、その原因が栽培法にではなく、種にあるという結論が導かれた場合には、種子更新は有効な手段だと思います。

ここまで書いてきて疲れたので、AとBは割愛させて頂きます。久しぶりの戯言でした。いつも読むばかりですみません。

 茨城県 小長谷裕宝


3/13 岡山の赤木さんから「トレーサビリティー」
赤木@菜の花です。
 
 畑の除草、田んぼの除草といろいろ出ている中に、突如変った話題が混じるのもいいでしょう。
JAにお米を出荷すると後日、栽培日誌?を提出することになります。
いつ、何をしたか、どんな資材を使ったか・・・なんてことを報告します。
その人の作った米が、どんな栽培履歴を背負っているかがわかるようにするためです。
横文字で言えばトレーサビリティー。
今、店先で手に取っている農産物が、どんな栽培だったのか、どんな流通でここにあるのか。
問われればそれを明らかにできるための制度だと思っています。
集荷・販売する側とすれば、みんながめいめいにするより統一した肥料や農薬を、決められた期日に
振ってくれたほうが、都合がいいと思います。
「右向け、右っ!」と号令をかけたとき、左を向くのがいたのでは統率は取れない。
若かりし頃消防団で鍛えられ、操法訓練大会の常連選手だった身としては痛いほど理解できます。
 
 今のわが身を振り返ったとき、実はここのところを忘れていたことに気が付きました。
たくさんのお客さんに私の米を食べてもらっています。最初にお米を渡す時には、こんなポリシーで、
こんな農法でできたお米ですよと説明したチラシをお渡ししています。
二回目からは納品書と郵便振込用紙を付けているだけ。
最近は、残留放射性セシウムの測定結果報告書を添付しています。
でも、いま手渡したお米の栽培履歴がわかるものは何もありませんでした。
 
 確定申告が出来上がっていないのに、善は急げと作成しました。
前年の秋のレンゲ播種や荒起こしに始まり、収穫乾燥調製して検査を受けるまでが、目の前のお米の履歴として
理解していただけるようにしました。
 毎月のお便りでも発行していれば要らないのでしょうけど、横着者の私には到底無理、ムリ・・・
せめて一年に一度ぐらいはと、全てをあからさまにして見ていただくことにいたしました。
産直をされている方、皆さんはどのようにされていますか?
 
 黙っていればわからないことですが、苗箱に使っている培土には化学肥料が含まれています。
このこともはっきりと申し上げ、知っていただくことにしました。
今年の使用分から有機培土が入手できるようになったことで、胸を撫で下ろしているところです。
また1月に播く緑肥の種子も、ものによっては種子消毒の為に殺菌剤が紛衣されています。
その場合自家採種するのか、その緑肥を止めるのか、そんな課題も見えてきました。
また稲の種子も、種子更新すると慣行農法の種子を使うことになります。
厳しく煮詰めてゆけばこんな課題も出てきます。
有機JASを取得していない農家としては、どこまでこだわる必要があるのか。
私の前には乗り越えなければならない、たくさんの山が待ち受けています。
 
  産直を始めてから25年、いまだに課題の多い菜の花兄ちゃんでした。

3/13 千葉の高柳さんから「近況など」
高柳@おかげさま農場@千葉です。
 いつもロムですが、大体は読ませていただいています。ありがとうございます。
2月に民間稲作研究所の研修会に、3月は広島県で行われた有機農研全国大会に参加してきました。
たぶん、発言の多いやまちゃんや堀野さんなどは、この近辺で頑張っているんだろうな、と思いながらの参加でした。
 広島大会は400人以上の参加で盛会でした。当農場の若手を連れて4名で参加したのですが、稲作は少ないのです。
千葉県大会があったときに、有機農業もいいけれど何故田んぼのことをやらないのか、と言ったら「では高柳さんに担当を!」
などといわれ付き合ってしまったことがあるのですが、田んぼの取り組みがほしい、といつも思っています。
 
 東日本大震災の後の福島原発の事故の後遺症か、昨年はうつに近い意欲喪失感に襲われ、当農場25名の販売先に
福島、茨城はもとより千葉産も危ないから、と敬遠され売り上げが半減しました。北総地域の有機農家の皆どこも多かれ少
なかれ風評被害とやらにあって戸惑ってきた一年でもありました。関西の皆さんにはあまり影響はなかったと思われますが、当
地はまだその影響は続いています。そう言っては皆さんの議論に水を差すようですが、技術処ではない、といった心境になって
いる感じです。
 
 そこで、心機一転、元気をもらうために出かけています。もうそろそろ春の準備をしなければならないのですが、萎えた意欲を
奮い立たせるために出かけることにしたのです。稲葉さんは福島に近いと言うこともあって原発対策、有機農業のために社団
法人を設立しようとしています。近々できるでしょう。
 神石高原町では、福島原発3kmの大熊町の有機農家の方から、事故からこれまでの話を聞きましたが、千葉どころでは
ない話を聞きました。これまでの生活すべてを失ってしまったことは、地震、津波にまして将来の全く見えない現状に涙しました。
かける言葉が見つかりませんでした。
 それでも交流会では、数年前に成田にきたことのある、島根県のやさか村で新規就農した青年達と出会えました。
彼らのこれからを語る話や意欲には圧倒されました。やまちゃんの言う研修では、まだ一歩歩き出せていないのだと思います。
私のところにも、新規就農希望の青年が多くいます。何とか道筋を手助けできれば、と考えています。
 
何を書いているのか、自分でもまとまりませんが、近況です。

3/12 やまちゃんから「ごちゃごちゃと」
堀野さん、ありがとう。
「しかしビニペットなら、もともとクニャクニャ曲げてあるので、
打ち付ける間隔を調節すれば掻き残しゼロにでき、除草効果も安定します。」

ということは、ビニペットを水平方向に取り付けて、泥をスライスするということでしょうね。
 
書きついでに、今日は好き勝手なことを書き散らします。
昨日、40×20の塩ビのチーズと書いたのは、思い返すにオーバーでした。
25×20のチーズで、強度はじゅうぶんだと思っています。
 
去年の春に、ビニペットでスライスするという方向が有効ではなかろうか、
でも、雑草をスライスするためには、ビニペットの接地圧が必要だろう、
ビニペットを取り付ける部材に、何らかの重しを載せる必要がありそうだ、、、
どの程度の重しが有効なんだろう?
そういう構想をわが研修生に伝えて、材料を買いそろえて、作ってみてくれと課題を与えました。
わが研修生は、それが我がことのように思うことが出来なかったのでしょう。
材料をカットするところまでやって、おしまいになってしまいました。
そして、7月になって、自分の田んぼの雑草対策に迫られて、
古い道具(チェーン除草機やビニペット除草機)を貸してくださいと言ってきました。
もちろん、何も言わず、貸してあげました。
 
ただ、この際書きついでに、全国の研修生や農園の従業者の諸君、
つまりあさっての我が列島の農業をになってくれるであろう諸君に、我が思いを伝えておきたい。
(ちょっとオーバーだけどね)
研修生はしょせん研修生だな、従業員はしょせん従業員どまりになりかねないなと危惧しています。
というのも、「除草剤を使わない稲作り」のHPは、
「HPの宅配便」というMLの形で、メンバーを募っています。
ところが、専業兼業を問わず、「HPの宅配便」の会員になってくれているのは、
そして発信してくれるのは、99パーセント自営の人たちなんです。
ぼくの直感に間違いなければ、研修生や従業員の立場の人からの申し込みや発信がないんです。
やっぱり、生活がかかっているというか、自分の問題として受け止めているかそうでないか、
ということの違いなんかなと思わざるを得ないんです。
 
もっとも、HPの宅配便のメンバーでなくても、
たんねんに「除草剤を使わない稲作り」のHPを見て下さっている方はたくさんいます。
堀野さんもそうだし、中務さんもそうです。
だから、研修生諸君の中で見てくれてる人がいたら、ゴメン。

3/12 島根の堀野さんから「掻き残し対策」
長年私は、除草剤を使わない稲つくりは雑草を生やさないのが一番と考えて、
米ぬか・ナタネ粕・稲わら・モミがら・酸性の乳酸・アルカリの水酸化苦土等々・・・ 、
手あたりしだいに資材を試してきました。しかし先日お便りしたように、
やまちゃんや皆さん方のトンネル除草(シート除草)は、
「雑草を生やせるだけ生やして、そのあと手早く削る(枯らす)・・」、
というお考えであることを知ってアッと思った次第です。
「一本たりとも生やさない」ではなく、「できるだけ生やして除草する方式」ですね。

なるほど、その方が気楽で、仕事のスケジュールも立てやすくなります。

先日、広島県北部の友人に私の竹ペットを説明した際も、
「生やして削るのは正解です」とのことでした。・・・が、続けて、
「この竹ペットは、ほぼ真っすぐな小竹枝を2.5cmおきに横板に打ち付けてあるので、

必ず掻き残しが出来ます。それが欠点です。」
「しかしビニペットなら、もともとクニャクニャ曲げてあるので、
打ち付ける間隔を調節すれば掻き残しゼロにでき、除草効果も安定します。」
と教えてくれました。

なおビニペットでも抑えきれないときは、乗用三輪除草機を入れるのだそうです。
さすが親子2代の有機農家、数多くの作物を扱ってきた経験と知識ですね。
我が家からそう遠くない高冷地の山里でも、
除草剤を使わない稲つくりが行われていることを知った次第でした。
 島根県飯南町 堀野俊郎

3/11 やまちゃんから「ネギロケットの記事についてこそっと訂正」
現代農業4月号に「ネギロケット」について原稿を書きました。
ミエもあって、ちびっとだけ、ウソを書いています。
「購入する前に、塩ビの水道パイプを使って自作しようかと迷ったけど」
という部分です。
当時、買うか買うまいかと迷っただけで、VPの塩ビを使って自作しようという発想はまったくありませんでした。
わが研修生の服部くんが、鋼管を使って四苦八苦しながら自作しているのを横で見ていて、
「なんや、塩ビのパイプ品を使えば、簡単にもっと安く作れるやないか」
と思ったのが、真相です。
ミエが働いたのと、記事をヒントに自分で作ってくれる人が出てくれたらいいなと思って、
ねつ造しました。
 
水道の塩ビのVP(肉厚パイプ)は、13ミリ、16ミリ、20ミリ、25ミリ、30ミリ、40ミリと色々あります。
部品も、ソケット、チーズ、エルボなどなど色々あります。
接着剤を使えば、がっちり固定できます。
今なら、きっと市販のネギロケットを買わずに、自分で作っています。
1500円も出せば、作れるはずです。
塩ビは、土が付着しにくいので、材質としては、ベストだと思います。
 
市販の「ネギロケット」に注文を付けるとすれば、
2万円余りもするのだから、ロケット部分をテーパ状にして欲しかったなあ。
(テーパとは、先端と根元部分の太さを変えて、先細形状にすることです)
テーパ状にすることで、植え付け穴の崩れは少なくなると思います。
でも、テーパ状になっていなくても大丈夫、
是非自分で作ってください。

●やまちゃんから「蛇足の補足」
塩ビの部品はけっこう多彩です。
チーズ(T字型の接続部品)でも、40ミリ×20ミリなどいうのもあります。
足で踏みつけて押さえ込む横部分を40ミリにすれば、頑丈になります。
30ミリでも大丈夫かな。
ちなみに、20ミリというのは内径で、外径は26ミリ以上あるように思います。
ホームセンターに行けば、だいたい揃うはずです。
なければ、すぐ取り寄せてくれます。

3/11 お米の勉強会の村山さんから「3月研修会のご案内」
皆 様  
 いつまでも寒く、そのうえ雨で春の準備など農作業が進まなくて困っておいでのことと存じます。
 そんな中ですが、私どもお米の勉強会では下記のような研修、交流旅行を企画しました。ご案内が遅くなりまして、もうすぐですが、興味をお持ち下さいましたら、ご参加くださいませ。見学先はどこもきっと皆様のご参考になるところだと思います。
 お申し込みは、村山TEL/FAX0798-48-0365 E-mail:hina2mura@ybb.ne.jp へ、できるだけ早くにお願いします。

日 時 2012年3月17日(土)10時〜18日(日)3時
テーマ お米や雑穀や野菜の種、種と経営等々、種を巡ってみよう!
−山梨県小菅村と埼玉県秩父と飯能市での宿泊研修、交流会
見学先 
○山梨県小菅村の植物と人々の博物館(村全体を「植物と人々の博物館」にするまちづくりが始まっているところ)
○埼玉県秩父郡横瀬町の八木原章雄さんの田畑と丸山鉱泉旅館
  在来大豆「借金なし」復活したり、種もみ生産などによって生計を立ててきた山間の自  主精神あふれるまちの暮らしぶりと、借金なしの話を聞きます。
○埼玉県飯能市小瀬戸の野口種苗研究所(野口勲さんのお話と種の購入)
  在来種の種を扱い続けておられる有名な種屋さん。発芽試験しながら売っている。在  来種の普及と、雄性不稔のF1種についての警告をされている。
ご一緒して下さる先生 民俗学者 増田 昭子 先生
  日本の雑穀について、現地を訪れて種取りされている農家さんから詳しく調査され、種  を保存し、栽培委託もされながら、雑穀の意義を説いておられる。
参加費 2日間全行程参加 15,000円 部分参加等詳しくは申込時にご相談ください。
お出かけ方法 夜行バスもあります。例えば、梅田22:30発→八王子6:00着(TEL06-6371-3363高速バス、

今回は、お米農家さんには関係ないとお思いのようですが、近年温暖化対策として様々な新品種が生まれていますが、どのような方法での品種改良でしょうね。お米こそ、遺伝子的には70%がコシヒカリ系という脆弱な状態ですし、野菜と同じように毎年種籾買ってのお米作りになりそうで、心配です。夜なべ談義では、放射性物質を吸わない作り方の情報交換もします。沢山の種籾をお持ちの上野さんもご参加です。

3/10 やまちゃんから「堀野さんにほめられて、うれしくて、、、」
赤木さんの心意気やよし、
節度さえわきまえれば、ご近所の余計なお節介は必要な資源だと思っています。
とくにこれからの時代は、、、
 
堀野さんが、冬まきのトンネル栽培のニンジンの雑草対策に触れてくださったのがうれしくて、
調子に乗って、ちょっとばかし、ごじゃごじゃと、、、
 
今日二本目のトンネルの除草をやりました。
添付の写真が、そのトンネル内の雑草の様子です。
(携帯のカメラのレンズが、きっと傷だらけです。
不鮮明ですが、なんとかニンジンらしきものも見えるでしょう)

この程度の雑草量でしたら、朝飯前てな感じで、
奥方とその姪の二人で、もう終わったんというスピードで終わり、
それなら、お昼一服してから、もう一本の方の株元だけ残っている除草も頼みますと、
一気に片づきました。
去年、一本のトンネル(約40メートル)に、4人がかりで悪戦苦闘したのと別世界です。
悪くないぜよ、このやり方。
12月12日に始めた「透明マルチでの太陽熱処理」を、もっと早く11月下旬に開始すれば、
きっともっと効果があるように思っています。
このような発想が、水田でも応用できれば、言うこと無いんですがねえ、、、
 
堀野さんへ、お尋ねします。
広島県北部の友人は、ビニペットで何も心配ないと言っています」
ビニペットは、ぼくの直感では、チェーンより上を行くような気がしているんですが、
田んぼの泥(雑草)をスライスするんでしょうか?
(つまりビニペットを横配列)
それとも、縦配列で、泥(雑草)を縦に切っていくんでしょうか?
 
さて、一昨日書いた「トウモロコシのカラス対策」です。
パイプの打ち込みについては、昔々書きました。
2,2メートルの長さのパイプを打ち込むには、この道具は我ながらすぐれものです。
http://white.sakura.ne.jp/~genki/nouki-tou.htm(2003年2月11日の記事参照)
 
ロープをたるまないようにするパイプの先端は、20ミリのVPの塩ビパイプを使うことにしました。
タキロンの十字キャップは、まだ実物を見てないのですが、
差し込み部分が短いので、もしかしたら風にあおられて、抜けてしまうかもという心配をしました。
20ミリのパイプは、19ミリの鋼管に対して、少しぐずぐずで緩いのですが、
長めに(10〜15センチ)カットして使えば、抜ける心配はありません。
ただ、パイプの中に木片でもはめ込んで、「止め」を作る必要がありますし、
ロープを通す切れ目を作る作業も必要になってきますが、
まあたいした本数でもないので、自作することにしました。

3/10 岡山の赤木さんから「にこまると近況」
 高温障害を受けやすいヒノヒカリに代わってもてはやされてきたのが「ニコマル(水稲農林411号)」です。
諸般の事情でこれを作ってみることになりました。諸般の事情でね。
むろん私の本妻、メインは「朝日」です。
 
 去年いただいて試食した範囲では、なかなかにいけてる味でした。
「うんうん、これはいけるかも」そんな記憶のあるところへ作ってみないかと声がかかり、ものは試しだから
いっちょうやってみるかと腰を上げました。
栽培条件は当然有機栽培。JAS認証までは問わないにしても、種子消毒から苗箱の倍土に始まり刈り取りまで、
すべてJASに匹敵するぐらいの条件が課せられます。
 
 挫折倒伏なら筆頭の朝日を作っていれば、これ以上に怖いものはない。
試しに5反ほどの田んぼにやってみます。刈り取りはヒノヒカリ並みらしい。
疎植するよりも坪50〜60株植えろと、インターネットには出てくる。
38株以上には植えれない我が機械。疎植で失敗する稲なんか聞いたことがない。
技術センターの話はともかく、私流でやらせてもらおう。
結果次第では、直売の中に取り入れてもいいかも。
 
 それにしても雨・雨・雨で日本全国田んぼはどこも水浸し。
早場米の地域では苗代準備に困っていることだろう。
 
 私の地域(町内)でも、農業後継者は大きな問題です。
一軒、また一軒と稲作から撤退する家がでてきています。
今なら間に合うかと、将来の後継者に話してみることにしました。
ふだんは家で、年寄りたちからどうせろくな話は聞いていないだろう。
稲作りはさっぱり儲からん、きつくてえらい、汚い・・・・そんなところだろう。
いやいやながら親父さんの手伝いをしている若者が、稲作りってこんなに楽しいのか・・・
やりかたではもっと利益を上げることが出来るんだと、わかってくれたら菜の花兄ちゃん祝着至極。
先ずは何が必要なのか。ビールに大吟醸酒に特級クラスの焼酎に、あとはうまいドブロクとつまみだ。
うまい酒で酔った勢いで「ガンバロー」なんて叫べばこっちのもんだ。
 
 あぜ道にラウンドアップを掛けるやつには話すことは何もない・・・そう言っていたのだが、
村が崩壊してはなんにもならん。大規模農家が遠くからやって来て、村を虫食いにされる前に
何とかしなくては。そんな思いから立ち上がることに決意しました。
さぁ〜〜、どんな結果になりますことやら・・・・
 
  自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

3/9 島根の堀野さんから「田畑の表面2〜3cm」
当地は先週まで一面の雪、今週に入りやっと田畑の雪が消えはじめました。
さて1〜2月のお便りでは、野菜類のトンネル除草(シート除草)の創意工夫を
たくさん拝見でき、重要なヒントをいただきました。
多くの場合、生やしておいて表層を削りとるか枯らすのが便利のようですね。
水田のコナギ種子も、(代かきによる)還元化で休眠から目覚めた後、
発芽して大きく成長するのは、
土壌の表面2〜3cmほどの「還元→酸化層」から出てくるものが多いようです。
平地のコナギはトロトロ層で抑えることができると聞きます。
しかし残念ながら、当地のような高冷地ではトロトロ層はなかなかできません。
そんなこともあり、野菜のトンネル除草(シート除草)と同じように、
表面2〜3cmの「還元→酸化層」から一斉に発芽してくるコナギの幼芽(幼根)を
削り取る方法にしました。
合鴨ロボットの登場を待ってもよいのですが、
長年の有機農家である広島県北部の友人は、ビニペットで何も心配ないと言っています。

とりあえず私は、地元産の手っ取り早い材料ということで、
昨年の広幅竹ぼうき(竹ペット)を、間伐材の杉板製に作り直して今作に臨む予定です。

今月中に完成させたいと意気込んでいます。
 島根県飯南町 堀野俊郎

3/8 やまちゃんから「今年のトウモロコシ作り」
姫路も雨が多くて、田畑にトラクターが入れるくらいにまで乾いてくれません。
お彼岸くらいになれば、天気も安定してくれるのでしょうが、今しばしの辛抱です。
だけど、トウモロコシの溝底播種は、3月初めから始めたいので、
やむなく、春菊後などに半不耕起で、今日2回目の種まきをしました。
けずっ太郎で表面の雑草処理をして、三角鍬で溝底を作って播種する方式でやっています。
 
今年は、二つほど少し新しい試みをしています。
一つ目は、貼付の写真のような、透明マルチです。

硬質の15センチポットを80センチおきくらいにウネの真ん中に置いてマルチングしています。
ミニトンネルの空間を出来るだけ多く作りたい、というのがいちばんのねらい。
それと、溝底方式のウネに透明マルチをすると、
雨が降った時に溝底部分に雨がたまってしまい、そのたびにブロワーで吹き飛ばさねばなりません。
その作業を軽減できないだろうかという期待です。
 
二つ目は、カラス対策です。
去年は、黒いテグス糸を試してみました。
効果があったような、無かったような、何とも言いきれない結果でした。
一部だけ、キウリネットを上空に張り巡らしたところは、抜群の効果でした。
今年は、もっと上手なネットの張り方と、回収の仕方を見つけ(思いつき)、
それを楽しみにトウモロコシをたっぷり作ろうともくろんでいます。
まだ頭の中のイメージトレーニングの段階ですので、
実際に写真でお見せできなのが残念ですが、ヒントはスズメ除けネットの張り方でした。
http://www.hokuetsu-noji.com/enngei_shiai/tobari/harikata.html
 
手順を、イメージトレーニングを兼ねて、書いてみます。(わかってもらえるかな???)
まず両端に19ミリの鉄パイプ(長さ2,2メートル)を打ち込み、
伸縮の少ない混撚ロープ(もしくはマイカー線)をピンと張ります。
40メートルのあるウネでは途中にたるみが出るでしょうから、3〜4本たるみ防止のパイプを補助的に使います。
その先端には、タキロンの十字キャップ(30円)を取り付け、それでロープのたるみを少なくします。
http://www.takiron.co.jp/product/detail5.php?c0=549
(20ミリのVPの塩ビ管でも代用できるかなと思案中です)
次に180センチ幅(もしくは420センチ幅、長さ50メートル)のキウリネットの両耳にロープを通して、
上記のスズメ除けネットを張る要領でキウリネットを広げ、伸ばしていこうという作戦です。
ぼくのトウモロコシのウネ幅は130センチくらいなので、
最初に張った上空のロープの両側に20〜30センチくらいキウリネットがはみ出す形になります。
キウリネットは軽いので、たるむ心配はしなくてよさそうな気がします。
去年は、上記のスズメ除けネットの張り方と同じように、ネットの耳に通すロープだけで張ろうとしました。
それと別にパイプの上端をロープで結ぶことによって、もっと楽に張れそうな気がしています。
 
この方式でやれば、回収(再利用)もできそうに思っているのですが、、、
(サイドは、1メートル幅の防獣ネット(50メートル)が2000円ほどの安いのがあるので、
それを使うことになります)
 
また、7,2メートル幅(長さ54メートル)のキウリネットが2000円ほどであるので、
スイカの上空に張り巡らそうとも思っています。
黒いテグス糸を張るために、何回も行ったり来たりするより、楽そうです。
 
キウリネット、廃棄処分にしてしまっても金額的には安いものですが、
うまく再利用までこぎ着けることが出来れば、満足度アップです。
乞うご期待といったところです。

3/8 岡山の林さんから「雨がなかなか止まないですね」
皆さん今晩は、
放射線の測定では、ポケットガイガーという非営利ボランティアの人達が発売した空間線量計が安価で良いようですね。
組み立てキットは3,700円(福島県と近隣7県は半額)、スマートフォンに接続して使用するタイプのものは5,250円。
オランダ国立計量局の認証も得ている(ヨーロッパCE規格適合)優れもののようですね。ガイガーという名前が付いている
けれどガイガー計数管を使用しているのではなく、PINフォトダイオードを使用している。http://www.radiation-watch.org/
セシウム137のようなガンマ線を出す核種は計測できるようです。
天然に0.01%ぐらい含まれる放射性カリウムが崩壊するとき、その1割くらいからガンマ線を出すので、カリウム肥料が家に
あれば測ってみたいものです。エネルギーレベルが違うので放射性カリウムは測れないかも知れませんが。

雨が降り続くので、田んぼの準備が出来ません。4月に始めるしかないようです。今は諦観して、埋まっている庭の木など
を取り出しています。

林 正弘
岡山市

3/3 やまちゃんから「冬まきニンジンの太陽熱処理の途中報告」
2月に入って、寒くて冷たい雨が多くて困っています。
友人からブロードキャスタを借りて、米ぬかや鶏糞、卵殻をまこうともくろんでいたのですが、
田んぼがじゅるくて、入ることが出来ません。
この月いっぱいは貸してくれることになっているので、気長に待つしかありません。
 
だいぶ前に、冬まきニンジンのトンネル栽培の「太陽熱処理」の話をしました。
http://www2.ocn.ne.jp/~josonet/newpage.htm(1月23日の記事など参照)
二本のトンネルで、それぞれまったく様相が違っているので、あれ?どういうこと?という思いでいます。
 
1月20日頃にけずっ太郎でスライスした時にも、めちゃくちゃ雑草(ホトケノザ)が生えていたウネと、
それほど生えていなかったウネと、まったく様相が違っていたのですが、
ニンジンの双葉が生えそろった2月末時点でも、そっくりそのままという様相になってしまったのです。
雑草が多かった方は、うんざりと言うほどでもないけど、たっぷり生えています。
雑草が少なかった方は、これなら楽ちんじゃんというほど、少ないです。
ちらほらという感じです。30センチ四方で、だいたいの目分量で20〜30本くらい?かな。
けずっ太郎で、機械的に中耕除草したら、ほとんど気にならなくなるくらいです。
 
これはどういう事なんでしょう?
何が効いて、何が効かなかったのか?見当が付きません。
来年もう一回チャレンジして、様子を見るしかありません。
でも様子を見る値打ちはありそうな気がしています。
 
雑草が多かった方は、2月29日に小春日和に誘われて、トンネルをめくって、中耕除草しました。
ニンジンが双葉状態のような小さい時に除草をしたのは初めてです。
双葉の時の方が風邪をひかない(外気に当たって葉先が枯れたりする症状)ような気がして、
急きょやりました。
延べ3〜4時間ほどで、ごくごく株元をのぞいて、きれいになりました。
夕方寒くなる前にトンネルをし直すことが出来たので、正解です。
この時期にやってしまう方が、風邪もひきにくいし、雑草の中で徒長しないですみそうです。
以上。

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