2012年 11月〜12月のお便り  HOMEに戻る

12/29 島根の堀野さんから「高刈りパーツ(皆さん・清水さんへ)」
やまちゃん、皆さん、今年もたいへんお世話になりました。
多くの記事・写真・データのおかげで、除草剤を使わない稲つくりも進んでいます。
それから清水さんにですが、
私の高刈りは、石ころだらけの堤防の草刈りで難儀したことから始まっています。その
後、農道・畦畔にも広げた結果、高刈りには多くの利点を感じています。
なおこれはあくまで私個人の感想です。
関係者にしかるべくご伝声いただければ光栄です。そしてなるべくたくさんの方々にも
体験・実感していただきながら、製品の市販化に貢献できれば有りがたいことです。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

12/28 島根の清水さんから「Re堀野さんから・雑草高刈り・冬季堪水」
堀野様 有難う御座います。
彼方から頂いたヒントが、彼方から期待されるとは、光栄です。
早速ですが、このお言葉をメーカーに紹介させて頂いても宜しいでしょうか?
彼方からのヒントも、メーカーに話した結果が試作品にも繋がっています。
多くの方のご意見を頂きながら、量産化への判断材料としております。どうか宜しく
お願い致します。
12/28 島根の堀野さんから「雑草高刈り・冬季堪水」
当園で、畦畔雑草の高刈りを始めて3年過ぎました。
斑点米カメムシの餌のイタリアンやメヒシバが順次姿を消し、かわりに春のスミレ、夏
のゲンノショウコ、冬の白クローバー、それから名を知らない低床草花が増えて、クモ
・カエル・ハチ・ハナアブなども訪れるようになりました。
そのおかげでしょうか、農薬ゼロでも、米は1等格付けを得ています。
そこで高刈り用の草刈り機を探し回りましたが、
農業機械店では「わが社の機械は低く刈れるのが自慢だ!」とかわされました。
というわけで、清水さん考案の高刈りパーツの市販に期待を寄せています。
それから冬季堪水も5年継続してみました。当園でもオモダカ・コナギは増えていま
す。また、穂首イモチや枝梗イモチもずいぶん増えました。
私の想像ですが、ほぼ年中水を溜めるので田んぼが乾く暇がありません。
すると夏に田が湧いて出来た還元鉄が、酸化鉄に戻るチャンスを失うことになります。
こうして元々少ない酸化鉄がますます少なくなり、ひどく根を傷めてイモチを誘発する
のではないかと思っています。
今年からは冬季堪水をやめ、様子をみることにしました。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

12/24 姫路市水族館の市川さんから「冬期湛水水田は除草にはX」
山下様
昨日田んぼの生きもの関係の研究会があって琵琶湖博物館に行ってきました。冬
期湛水水田は、オモダカやクログワイには好適な環境であるという話題がありま
した。要旨を添付して送ります。
要旨には書かれていませんが、水田雑草の種数や量を、無農薬水田、冬期湛水水
田、減農薬水田、慣行農法水田で比べたら、無農薬水田が一番雑草が少なかっ
たという結果になったそうです。ここの無農薬水田の持ち主は、よっぽど懸命に
草取りをしたのでしょうね。しかし、ホシクサなどの絶滅危惧種は、無農薬水田
にしか出なかったそうです。(ホシクサは出穂期になってからも発芽します)
市川憲平

12/23 島根の清水さんから「堀野様、皆様、今晩は。」
このサイトにアップされている皆様、仲間に入れていて頂いて有難うございます。

堀野様、早速のコメント有難うございます。
 

 仮称「高刈り安定板」は、この春 某メーカーの展示会で、堀野様から頂いた「畦畔を高刈りしていると、三年後には稲科雑草などの背の高い草が抑えられ、

広葉の背の低い雑草に覆われる」とのお話を聞き、またその後の「島根県水稲有機栽培技術区お流セミナー」での講師の方も、同じ事を言われたのにヒントを得て、現在メーカーの協力を得て試作したものです。

 試作品は、私の周りと、島根県農業技術センターで試用しながら、感想・意見などを求めている段階で、メーカーも商品化へ模索中です。

ご希望の方には、ご意見をいただければ貸し出しも可能ですが、ご要望にお答えしたくても個数が一個ですので、可能の限り対応したく考えております。

※私の使用感

・見た目は重そうですが、地面に乗せて滑らせますので、重量は感じません。

・地面から浮き上がったところを刈るために、石ころ等を弾かず、キックバックもありません。

・岩間式パワーブレード(チップソー)と併用すれば、刈り払い機は20ccで十分ですし、エンジン回転も1/2〜2/3に絞っても十分対応してくれます。

 (騒音・燃料・環境・作業性が良い、チップソーだと、歯当たりの草の噛み込み量が多いため、エンジン出力を要する?)

・高刈りをすることでの、畦畔での生き物の生息場所が確保できる・雨水による畦畔の侵食が防げる。

皆さん、如何でしょうか?

 

 雑草対策は、試行年数も少なく手探り状態です、皆様の意見などを頂きながら取り組んでみたいと思います。そして、都度当サイトやブログにアップしたいと思っておりますので、ご意見ご指導をお願い致します。

 s-10000@white.plala.or.jp

http://blog.livedoor.jp/shimizunouen/

0855-75-0776 090-7776-6825

高畑環境ファーム 清水農園 清水 溥万

12/21 島根の堀野さんから「高畑環境ファーム・清水さんへ」
清水さん・皆さんこんにちは。
清水さんのお便り拝見しました。
そちらでは、モミガラ抑草+竹ブラシ除草はとても効果的のようですね。
それから、清水農園さんのブログも開設されていることを知りました。
ブログほうの内容も、今後の参考にさせていただきたいと思っています。
http://blog.livedoor.jp/shimizunouen/
http://shimizunouen.free.makeshop.jp/
また島根県の農業技術センターでも除草剤を使わない米つくりの研究を進めているそう
ですね。新情報など合わせてお伺い出来れば喜びます。
(島根県飯南町 堀野俊郎)


12/17  島根の清水さんから「参加させてください」

 「除草剤を使わないイネ作り」のHPに、参加させてもれて光栄です。駆け出し未熟ですが、宜しくお願い致します。

先ずは。私の自己紹介から。

※名称

l 高畑環境ファーム 清水農園 清水 溥万 (高畑環境ファームは、農地・水・環境保全向上対策事業の地区活動組織の名称で、

活動参加者が個々の活動でも此れを冠して、環境に優しい農業に取り組んでくれればの思いで、付けております)

l 島根県邑智郡美郷町高畑150−1

 ※経営面積  水田 88アール(内14アールは転作・一般野菜)

        畑   3アール

 ※家族    妻(畑専門・私は水稲、野菜などは補助業務のみ)長男夫婦(サービス業勤務)孫2人(保育園児)

 ※現在までの取組(水稲のみ)

l 14・5年前より、化学肥料を減らすべく、緑肥(レンゲ)を元肥として取り組みましたが、倒伏とガス発生の毎年でした。

l 8年前より、減農薬(5割減)・無化学肥料による 特別栽培米の生産。

l 5年前より、県・町の指導により、地元小学校4年生の総合学習の一環として、「田んぼの生き物調査」の学習(年3〜4回)の場を提供中。

l 5年前より、県普及部の実証試験圃場(12アール)として提供、24年度は、無農薬・無化学肥料栽培圃場として、島根県農業技術センターの実証圃として提供

l 5年前より、籾殻薫炭を投入(200〜300kg/10a)、23年秋には、生籾殻を2トンを10アールの圃場へ投入、24年秋には、全圃場へ2トン/10投入。 昨年より微生物菌併用(乳酸菌・納豆菌・酵母菌など)

 ※病害虫対策

l 畦畔・法面へ、アップルミントを植栽して、カメムシの忌避効果。

l 籾殻の、珪酸質肥料による稲体細胞の強・硬化を期待

l 畦畔・法面の草の刈り高さを高く、残すことでの益虫生息場所の確保。

 ※除草剤を使わない取組

l 22年度より、16アールの圃場で手押し田車・手取り除草を始める。

l 23年度は、動力除草機(歩行2条)・手取り除草を、全圃場に拡大。(13a・16aの圃場を、妻と二人で3日・4日も掛かって手取りしたため、大ブーイング、残りの圃場は一人で手取り)ヒエはほとんど無し、コナギのみ。

l 24年度は、練りこみ代掻きと、手作りの「竹ブラシ」による、発芽時除草・抑草並びに、動力除草機により効果抜群

※24年度 最も効果の有った事例(添付写真)

  写真1 浅水によるコナギの練り込み代掻き(1回目荒代4/27 2回目5/26

  写真23 練り込み不足のコナギを、深水代掻き(5/28)で浮遊させ、引き上げ。

  写真4 「竹ブラシ」除草(6/2712174回実施)

  写真56 「竹ブラシ」2回目(6/74回目(6/17)実施時に、手取りしたコナギの量(16 a圃場)

  写真7 手取り除草時(6/30)のコナギの量(16 a圃場)

  写真67 「竹ブラシ」・動力除草機

  写真8 畦畔・法面 高刈り用安定板(メーカーと共同開発中・現在試用効果検証中につき、未市販)

※今後の取組

  「除草剤を使わない稲づくり」で、皆様の情報・ご指導を得ながら、ブラシの改良と実施時期の検討・超浅起し栽培による雑草抑制・

  籾殻効果を期待しています。

    

 

 

 


12/17 島根の堀野さんから「稲を守る鉄(遊離酸化鉄)」
除草剤を使わなかった米は、おやつ代わりに冷飯を頬ばるくらい美味です。ぜひとも除
草剤ゼロを実現・実用化したいと思っています。
さて、稲の鉄(Fe)吸収量は数百グラム/10aにすぎません。
しかし鉄は水田作土に酸素を供給してくれる有用成分です。例えば北海道は鉄2トン/10
a(遊離酸化鉄/作土中)、府県は鉄1.5トン内外を適正基準にしています。
地理的にみると、西日本各県(愛知〜山口)は多くの基準以下の水田を抱え、含鉄資材
の大量施用を推奨しているようです。
いっぽう東日本(長野〜山形)の水田は格段に高い鉄含量を示し、青森・北海道もそれ
に続いています。特に新潟中央や福島は平均約3トンあり、県は「鉄不足は考えなくて
よい」と断言しています。
なるほど鉄の流亡は0.2トン/10年程度らしいので、これだけあれば100年先まで大丈夫
でしょう。
北米プレートに乗っかっている地帯の鉄はもともと高いのかもしれません。
しかしあろうことか、この我が国最優秀の豊穣の大地を原発大災害が襲ったのです。
長き将来にわたり、農林漁業の損害は計り知れませんね。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

12/16 宮城の佐々木さんから「Reモミガラ保温」
全国で色々の暖房機を利用しているようですが、私も、廃油、廃食油の「ステルナ」という暖房機をハウスに使用しています。鉱物質オイルが一番良いようですが私はてんぷら油やBDFの残渣が主です。夜間150坪で2〜4℃位高くなっています。火をつける時湯のみ1杯位の灯油を使いますが電気を使わず、震災の時等停電でも利用可能です。
宮城県大崎市 全国エコファーマーネット 佐々木陽悦

12/15 兵庫の伊藤さんから「モミガラと鉄」
堀野さん・みなさん 今晩は
堀野さん種々の情報を有難うございました。
来年に向けて、モミガラは100kg/10aを、ウド床に用いた半熟のモミと今年の生モミを

1:1で年内に投入し、例年のヌカ抑草と合わせて効果をみてみます。

鉄の効果については、いただいた情報を手掛かりに調べてみました。
私の田では、秋落ちは見られないのですが、土壌は砂質土で、水持ちの悪い田圃だと隣


の農家に言われます、私の水位計でみると3cm/週程度でそれほど悪くはありません。

水持ちが悪ければ3-2酸化鉄の流亡を考えねばとも思っていますが。
抑草のために、生糠を100kg/10を投入したこともありますがひどい湧きが起こっ
たことはありません。しかし、草取りで田車を押すころに硫化水素が臭うことはありま


た。遊離酸化鉄が十分にあれば硫化水素は硫化鉄として固着されて湧きを抑えるという


もあります。
また分けつ茎数が少ない21−23本/株、色が薄いなど、初期生育を、気にしてい

すが、鉄不足のせいか、への字故か分かりません。老朽化しているのか?と考えたり
もしていますが、・・土壌の分析をしなければ老朽化の判断できません。
さしづめ、含鉄資材(転炉サイ)を面積を限って投入し収量の比較をやって見ます。

参考:
1)日本の地表地殻の土質組成データ (添付)
本来、地殻には大量の鉄分が存在するものなので老朽化は田んぼ作土面の
特有の象なのかもしれませんね。あるいは長年月使用の結果?
2)私の田んぼで見られた写真を添付します。
石ころがたくさん出ます、元は氾濫原?

12/14 岡山の林さんから「モミガラ保温」
皆さん今晩は、
こちらでは寒い日が続いています。最低気温が今日も-4℃となりました。太陽熱暖房も天気が悪ければ効果が発揮でき
ません。そこで、私の家では補助暖房として薪ストーブを設置しました。日本製は品質が良くないので、ノルウェーのヨツール
社製のストーブを設置しました。ここ数日は慣らし運転です。円安時代が来たとしても、少しは燃料費が緩和できそうです。
低温でニンジンの畝が凍りそうなのでモミガラを畝に投入しました。モミガラで防霜するためにはかなり分厚く散布しなければ
ならないと思いますが、用意しておいた量が多くないので全ての畝に撒くことは出来ません。効果があれば来年から全面に
やってみたいと思います。モミガラ資材はプラスチック資材のように後で取り除く必要もなく、片付けの手間が省けるのが
良い点だろうと思います。
林 正弘
岡山市

12/13  和歌山の浜田さんから「農水省が 選挙で皆が目をそらしているすきに」
除草剤耐性の遺伝子組換えトウモ ロコシを承認
http://merx.me/archives/29391
昨今は政治ネタが多いので遠慮してます。
農をとりまく環境は悪くなるばかり…
★★★★★★★★★★★★★★★★
浜田/和歌山
HP http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/
日記 http://kamumi.blog24.fc2.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★

12/9 堀野さんから「モミガラ抑草のつづき(伊藤さん・皆さんへ)」
稲ワラに含まれる鉄は約0.03%にすぎません(10aで約150g)。
また玄米の鉄は0.01%、モミガラはそれ以下、その他の動植物・木質も同レベルです。
にもかかわらず、稲作にとって鉄は最も重要な成分です。
<以下、要旨>
・鉄は稲の根を酸欠腐敗から守っている
・中山間水田に有機質を鋤き込むと、ひどく湧き、稲の根を傷め、鉄は溶脱流亡する
・実態は土壌検査で確認する(要熟練、全農・広域土壌分析センター等を推奨)
・検査データのmg/100gは→ kg/10a(作土中)、%は→ トン/10a(同)と読み替える
・北海道は鉄2トン/10a、府県は鉄1.5トン/10a内外を適正基準
・中山間はコンバイン生ワラ鋤き込みで、鉄0.5〜1トン不足と推定(例外多々あり)
・長期安定に、未熟有機質は表面散布にとどめるのが好ましいと思う
・モミガラは、鋤き込んでも急に腐ったり、湧いたりせず、溶脱少なく、雑草も抑制
・当町は実験の結果、有機適合の高鉄資材(塩基性スラグ200kg/10a)を計画散布中
・高鉄資材は、鉄25%を含有するも石灰35%あり、先々石灰過多に厳重注意
(島根県飯南町 堀野俊郎 :詳細続報)

12/7 兵庫の伊藤さんから「Re・「モミガラで抑草、鉄で稲を育む」
やまちゃん、堀野さん こんばんわ
 堀野さん、「モミガラで抑草、鉄で稲を育む」、私も来年に向けてやってみようと思
っています。
「田んぼからは米粒のみをいただき、他はすべて田んぼに返しなさい」という先人の教
えを聞いていながらモミガラは腐りにくいからと思い込んで返していませんでしたが、
やはり意味があったのですね。
 もみがらでもわらでも田から持ち出せば、それらに含まれる成分が土から奪われるこ
とになるのは当然のことです。鉄もまた、土から由来するのですから鉄分を保つために
も米粒以外は持ち出さないことは稲作の原則だということになりますね。

 私は毎年山の落ち葉を、30Lのごみ袋で30袋ほどを落葉後、入れてきました。
落ち葉に鉄分がどれほど含まれているものか知りません。モミガラと比べどうでしょ
う? 遊離鉄分は?
 堀野さんの地域では、鉄分の補給を特におこなわれているのでか。
何かあれば、教えてください。
                           伊藤雅夫

12/6 神奈川の今井さんから「山下さんへ」
山下様
 いつも楽しいおたよりありがとうございます。
 宅急便のお便りは2通届いております。その前の堀野さんのものなどは届いておりませんでした。
 除草機に付けるソリの数を間違えておりました。6個ではなくて5個でした。すみません。
今井

(追伸)
 たびたびすみません。ソリの数は真ん中のものを合わせると7個でした。
 それにしてもよくこんなたくさんソリを付けて田んぼを走りまわったものです。

12/6 やまちゃんから「困った事態です」
下記の***以下は昨日今井さん宛に送ったメールです。
今井さんの他にも「HPの宅配便」が届いてない方があるように思われます。
このメールは、古いパソコンから送っています。
なぜか古いパソコンからは、届いているような気がします。
どなたか解決策やヒントになるようなことがあれば教えてください。
******
今井さんへ
お便りありがとう。
困った事態です。
最近「HPの宅配便」が届いていないのではないですか?
実は、最近パソコンを買い換えてwindows7というソフトになったら、
以前のアウトルックエクスプレスと言うのがなくなって、liveメールというソフトになりました。
そしたら、時々一人以上の方にメールが送られませんでしたというメッセージが出るようになりました。
その中にhotmail。comというのが出てきます。
切り替え途上で、古いパソコンもつないだままでいるのですが、
古いパソコンには今井さんからのメールが届いているのですが、
新しいパソコンには届いておらず、まったく痕跡もないのです。
(迷惑メールフォルダにも入っていません)
プロバイダの途中で拒否されて、消滅してしまっているようです。
OCNとhotmailの仲が悪いみたいです。(笑)
OCNと仲が悪いプロバイダは他にもいくつかあるみたいです。
OCNにどうしたことかと聞いてみたら、なかなか事情を教えてくれなかったのですが、
「お前じゃ話にならん、上司を出せ」って、ごねたら(笑)
上司が電話に出てきて、
「OCNが大量にフィッシング詐欺メールをばらまいてしまって、
それから拒否されるプロバイダが出てきてたのです。」
てなことを教えてくれました。
(これは1年ほど前の話で、アウトルックエクスプレスの時のことです)
liveメールになってから、それが多くなってきているような気がします。
山下

12/6  島根の堀野さんから「モミガラ抑草(伊藤さんへ)」
近年、産業廃棄物化しているモミガラですが、本来は貴重な農村資源ではないでしょうか。
年数をかけて見守れば、水田抑草にも生物多様性にもつながると思います。
なお水稲は雑草より根が酸欠に弱く、根ぐされしやすい弱点を持っています。
故に水田は、酸素供給材として10a当たり1〜2トンの遊離酸化鉄(以下、鉄)を必要とするのだそうです。
豊富な鉄あってこそ、稲は豊かに実ってくれるのですね。
「モミガラで抑草し、鉄で稲を育む」
この2つの下支えで、除草剤を使わない稲つくりはさらにうまく行くと考えています。
以下、皆さんご参考まで:
(モチ米・酒米・古代米等のモミガラを水田に入れると、翌年未熟モミから発芽して稲が実り、
ウルチ米に混じるケースが少なくありません。その逆も同様です。混じると販
売困難になりますので、モミガラの入手先・保管等にご留意ください。)
(島根県飯南町 堀野俊郎)

12/5 神奈川の今井さんから「今年の除草機】
神奈川県の今井です。
今年は田んぼの除草機を大竹のシンプルなものにしました。群馬の浦部農園さんに除草機は大竹
のがコストパフォーマンスで優れていると伺ったからです。以前も大竹の除草機を使っていましたが、
除草機の回転部分の後ろに付けるソリのようなものを付けていませんでした。ソリがあるとなしでは
その後の株間の雑草の残り具合が違います。また、ソリで株元に土を寄せると田んぼがトロトロになりました。
トロトロになりましたが、雑草は残りました。この雑草は田んぼに四つん這いになり、なでるようにするとすぐに
田んぼの土に消えました。しばらくこのトロトロは残りましたが、中干しをすると無くなりした。

 除草機のソリは通常3個ですが、6個にしました。3個でもトロトロ層が発達していると草がしばらく生えてこない
場合もありました。トロトロ層が発達していない所は2回目の除草で6個にしてなるべく株元まできれいに草を取ろうと
思いました。
 また、五月の連休の時に大雨が降り、その雨を利用して代かきをし・u栫ケ・陲鮴犬笋掘△修慮紕況遒瞭・紊汎瓜・砲泙紳紊・・・実匸をして雑草を練りこみ、その後田植えをした所が全部で4枚ありました。そのうち1枚だけは草が生えませんでした。
残りの3枚は中干し後に雑草が生えてきてとんでもない目に会いました。中ほし後の雑草は晩生のほうが生えませんでした。
私の地域は6月に田に水が入り、9月15日に水が切れてしまいます。ヒノヒカリなどの晩生は栽培ができないと思っていましたが、
ほとんど無肥料でヒノヒカリが6俵(反)くらいとれたので、来年も晩生を作ろうと思います。


12/4 兵庫の伊藤さんから「モミガラ抑草?」
堀野さん 二年連続の大量モミガラ投入で、今年は春草も夏草も抑えられているとのことでしたが、
とても興味深いです。私も同じような経験をしたことがあります。前秋の田でのモミスリのモミガラを
田全面に分撒:したのですが、もとの場所には厚くモミガラをのこしてしまい、翌年の田植えではそのま
ま害があるかなと思いながら移植してしまいました。ところが、その部分だけはコナギが芽生えてこず、
面白いなーと思いながら、見ていたのですが、結局田植え後30日くらいからコナギが発芽しはじめて来て
手で除草することになりました。 この時には、モミガラが抑草に使えるとは発想できませんでした。
慣行農法の知り合いが「モミガラを入れるとつぎの年は肥料がモミガラにすってしまい収穫が減るが、
その次の年からは、収穫が上がってくる、モミガラは土を良くするんだといっていたのを聞いたことが
あります。本当かな?と思いましたが、・・・・です。
モミガラが腐りにくいのは、植物の種子は発芽条件の悪い場所に落ちても種の保全の
ために埋土種子として長年月生き伸びる必要から硬く腐りにくく順応していると聞いたことがあります、
モミガラもそのようにできているのかもしれません。
堀野さんのモミガラに触発されて、再トライしてみる必要があるかもしれないと興味を抱きました。
ご参考(添付ファイル): コナギ種子の代かき後の沈積調査実験 (伊藤の田んぼの土について)
*コナギ種子は水に沈みます。
*コナギ種子はシルト層の下に埋まる。
(伊藤さんの資料は、HPの下記ページをご覧ください。力作です。説得力があります。byやまちゃん)

●やまちゃんから
どうもアップするのに時間がかかりそうです。
関心がある方はメールで請求してください。WORDファイルですので、添付ファイルで送ります。

12/3 島根の除草剤を使わない稲つくりを振り返る(その4)」
このHPは有益便利ですね。伊藤さんの過去ログ資料拝見しました。
それからgooの航空写真で三田市小柿の伊藤さんのお住まいあたりを閲覧し、三枚目の
写真に写っているハウス棟も確認しました。
御地は、両側の山々から流れ出る豊かな恵みを受けて稲が育つのですね。すばらしいロ
ケーションと思いました。
一方わが町は、特別栽培米推進の一環として年間100〜200点の土壌検査を行い、GIS(
地理情報システム、要は空撮水田マップ)に読み込ませて色分けするなど、手探りを続
けてきました。
その結果、残念ながら全町にわたる深刻な遊離酸化鉄の不足が判明しました。
当県の基準に照らすと、10a当たり約500kg〜1トンにも及ぶ大欠乏です。
以前、塚本さんのお尋ねで粘土のミネラルについて書きました。あの頃は、遊離酸化鉄
のことをまったく失念していました。
実は、遊離酸化鉄と稲には、太古の昔から切っても切れない宿命があったのですが、そ
れは次の機会にさせてください。
(島根県飯南町 堀野俊郎)
●やまちゃんから
ちょっとタイミングがずれてしまいましたが、伊藤さん、
2006年から2007年くらいにかけて、貴重な情報を寄せてくれていました。
たとえば、
http://josonet.ojiji.net/itou,report.html
話変わって、私事になりますが、
機能1月まきのトンネル栽培のニンジンの「太陽熱処理」を始めました。
播種する畝をかまぼこ形に作って、透明マルチで被覆しました。
去年(12月17日)より、意識して早く始めました。
まだ暖かいうちに生やせるだけ雑草を生やして、
1月になったら、防草シート(もしくは黒マルチ)で被覆して、雑草の勢いを弱めます。
(枯れてくれたらいいんですが、枯れずにたぶんもやし状態になります)。
砕土と整地をかねて、熊手でひっかいて、雑草を枯らせます。

今年の春はこの方式で雑草量が激減しました。
雑草量が数分の一になれば、除草の労力はその何倍も楽になります。
この春の再現がうまくできれば、画期的な方法だとうぬぼれています。
ただね、期待を裏切られたり、想定外のことが出てきたりするのが百姓の世界です。
また途中経過書きます。
乞うご期待です。

11/30 島根の堀野さんから「除草剤を使わない稲つくりを振り返る(その3)」
岡山の赤木さんの田んぼを見習い、除草剤ゼロ田の一部(4a)に、この2年間で8年分の
生モミガラを入れてみました。
おかげで今年は春雑草を見ることなく、夏雑草も少し減りました。
それからイトミミズが増えて、トロトロ層は厚さ1〜3cmになりました。
掘り返してみると、トロトロ層の下に古モミガラが並んでいました。
代かき後、イトミミズが下層の泥水を吸っては上に吐き出し、吐き出し・・・、を繰り返してトロトロ層を作るのですね。
これに気を良くして、この秋もモミガラを足し、合計で約11年分の即席モミガラ田になりました。
このモミガラが、新しい除草法の一つの支えになると思います。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

11/30 兵庫の伊藤さんから・一反農伊藤の正体」
山ちゃん、みなさんこんばんわ
堀野さん失礼しました。かってアップしたことがあったのですがあまりに昔のことだっ
たことを忘れていました。ご要望にこたえアップいたします。お目にかかります、よろしく。
三田市 小柿の谷とその片隅の我が田(早期湛水3月末)をもご紹介。






11/29 島根の堀野さんから「稲刈り人(伊藤さんへ)」
やまちゃん、みなさん、こんにちわ
それから伊藤さんこんにちわ、ご指名いただいてる堀野です。
昨日(11月28日)の伊藤さんの画像にある稲刈り人(ご本人?)は、
腰から下だけのようですね。
せっかくですから、イケメン上半身のを探してきました。
こちらのブログ↓(六方たんぼのコウノトリ便り)
NOV20(11月20日)のお写真で良かったでしょうか??
http://pub.ne.jp/kounotori/
なお私の便りのつづきは、明日以降、順次送信させていただきます。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

11/28 伊藤さんから・除草剤を使わない稲作り」に長い休眠からの目覚め報告*
山下様『除草剤を使わない稲つくり』に長い休眠からの目覚めです。よろしくお願いします。
一反農の伊藤です。なお、除草剤を使わずにコナギとのしのぎ合いを続けています。
堀野さんの草戦への意気軒昂たのもしく、後につづきたいと思います。
巨大ビニペットトブラシの効果でしょうか。その実況を聞かせていただきたいものです。
私も、トライして一反農から二反農になれないかな?と意欲を掻きたてられています。
一反の田で体力勝負的にコナギと戦いながら、コナギ抑草とは如何なるものか知ろう
と考えつづけています。今は、以下のようなところです。
年ごとにコナギの勢力を削いで行っていると自負していますが、まだ一年休めばコナギ
は息吹き替えしてくることは明らかです。さらに種子数密度の低減を続けると、ナタネ
油粕・ヌカ散布程度で、完全コナギ抑圧ができるのではと期待しています。
コナギの強さは多産であること、発芽期間が大変に長いこと、わずかの取り残しでも
翌年にはもとの木阿弥に思えるほどの数量になること、この生存圧に抗するためには常
にコナギ生存に圧力を加え続けることが肝要と考えています。
落ちた種はできるだけ多く発芽させて退治する。発芽漏れと退治漏れは有機酸で焼い
て花を咲かせない、もしくは花が咲いても実を付けさせない、実がついても種を落とさ
せない、即ち、中干し後稲かりまでに、成草の草取りをする。稲刈り後にも、実を付け
た成草をとる。まさに体力勝負を続けています。
この戦いを続けて3年、年々コナギの勢力は衰えているとみています。
今年、尺角3本植えで、収穫は7表/反でした。
刈取り後田面



9月22日 稲刈り後の田面 コナギの果実 (150ケ種子/1実)
*ご参考 「ミズアオイとコナギの種子の休眠、発芽、出芽の差異」抄録
雑草研究 41(3), 247-254, 1996-10-25

ミズアオイとコナギの種子の休眠, 発芽, 出芽特性の差異Environmental Factors Relating to Dormancy Breaking, Germination and Emergence of Seeds in Monochoria korsakowii Regel et Maack and M. vaginalis (Burm. f.) Kunth

光煕Wang Guangxi 京都大学農学部Faculty of Agriculture, Kyoto University:Tohoku National Agricul tural Experiment Station, Ministry of Agricul ture, Forestry and Fisheries

草薙 得一Kusanagi Tokuichi 農林水産省東北農業試験場Faculty of Agriculture, Kyoto University

伊藤 一幸Itoh Kazuyuki 農林水産省東北農業試験場Tohoku National Agricultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries

        参考文献: 13

        被引用文献: 15


抄録

ミズアオイとコナギの種子の休眠, 発芽, 出芽に及ぼす環境要因の影響を検討し, 次のことが明らかになった。1) ミズアオイとコナギの種子の休眠はともに採種後戸外水槽中に貯蔵した種子が最も早く覚醒し, 採種後60日前後で高い発芽率を示した。また, ミズアオイでは戸外畑土表層, 戸外畑土中および5畑土中に貯蔵したものも高い発芽率を示し, コナギよりも低温条件による休眠覚醒効果が大きかった。2) ミズアオイの休眠覚醒種子は15から40までの温度条件下で発芽が認められたが, コナギは15では全く発芽しなかった。ミズアオイは20, 25, 30の温度で100%の発芽率を示し, コナギは3035100%となった。ミズアオイはコナギよりも低温条件下で発芽が可能であり, その発芽適温の幅はコナギよりも広いことが認められた。3) 播種から出芽始めまでの日数を調査した結果, ミズアオイとコナギはともに316日から719日までの間に播種した場合には播種時期が遅くなるにともない, 出芽始めまでの日数が短かったが, 814日の播種からは播種時期が遅くなるにともない, 出芽始めまでの日数が増加し, 播種から出芽始めまでに要する日数は積算温度に強く規制されていた。4) 両草種ともに暗条件下での発芽率は明条件よりも低く, その差異は温度が低いほど大きかった。5) 水深と発芽との関係についてはミズアオイとコナギはともに湛水深が5cm3cmの場合に発芽率が高く, 水深0cmより水位が低くなるにともない, 発芽率も低くなった。とくにコナギは水深0cm以下の水深ではほとんど発芽せず, 地表面から-5cmの水位では発芽率は0%であった。6) 出芽に及ぼす覆土深の影響についてはミズアオイとコナギはともに覆土が厚くなるにつれて, 出芽率が低下したが, 覆土深が1.5cmまではコナギの方が出芽率が高かった。出芽の限界覆土深はミズアオイでは3.0cm, コナギでは2.0cmであったが, この限界覆土深では両草種ともに出芽率は数パーセント程度であった。7) 種子が発芽能力を有するまでの開花後日数はミズアオイの種子では少なくとも23日間を要し, 27日以上経過すれば, 75%以上, 33日以上経過したものは100%の発芽能力があった。コナギはミズアオイよりも少し遅く, 発芽能力を有し始めたのは開花後27日であった。その後, 急速に発芽率の向上が認められた。


11/27 福井の中出さんから「年中無休」
稲作りも終わりと共にここのメールが少なくなるのも止むなしでしょう。

私の生活の理想が宮沢賢治ではないのですが「雨読晴耕」です。
しかし、季節の変わり目で雨の多い北陸ですから、大規模農家に勤める現実の身として今は
蕎麦の選別・出荷をしながら、時期を逸した田んぼの田耕し(ほぼ代かき状態)をしています(自分の田んぼでも昨日の田耕しです)。
トラクターに乗り続ける事は、現時点で3週間近くなります。

これが済めば、山側に生えた雑木の伐採を雪を見ながら行ないます(田んぼに陰を作って生育を悪くしている:雑草や虫も無い時期)。
更に、バックホー(ユンボ)を使って排水の泥揚げ。

私の稲作は年中無休です、だから、「雨読晴耕」は理想で終わってしまうのかなぁ・・・。

*** 中出 ***

11/26 島根の堀野さんから「除草剤を使わない稲つくりを振り返る(その2)」
除草剤を使わない田の隣に、20アールほどの除草剤使用田を設け、
両方合わせて約20か所を坪刈りして、食べ比べをしました。
現在、某所で再確認中であり、ここに詳細は書けませんが、
来年は、除草剤を使わない実験を、さらに強化することにしました。
今話題のTPPに参加してもしなくても、
除草剤の問題を解決しない限り、日本人の主食コメは、
じわじわとパン・麺へ移るのでは・・、と危機感をいだいたからです。
長期にわたり、数多くの方々に支持されているこのHPのメインテーマは、
とても重要な提案と再認識した次第です。
とはいえ、草とり時の腰の痛さは骨身にしみました。
来年からは、新しい方向を模索しようと思っています。
(島根県飯南町 堀野俊郎)

11/24 島根の堀野さんから「2012・除草剤を使わない稲つくりを振り返る(その1)」
やまちゃん哲学の「雑草は発芽させて退治すべし・・」
を学んだおかげで、今年の田んぼは愉快でした。
・そろそろ芽を出してくるかな?
・オッツ、わんさか生えてきたぞー!
・さあ退治してやるからなー
みたいなノリで、除草作業に快感さえ覚える始末。
以前なら持てあましたのに、裸足のまま田に入り、楽しく仕事をしました。
秋のコンバイン作業は、近所の農業法人に委託しました。
「オイ、除草剤を使ったわが法人の田んぼより、ヒエもコナギも全然少ないじゃないか・・」
とオペレーターが申しておりました。
収量はジャスト6俵でしたが、おかげさまで高価買い取られてゆきました。
島根県飯南町 堀野俊郎

11/13 京都の土佐さんから「中出さんへ」

中出さんこちらこそご無沙汰しています。

コンバインの件は当法人にも40歳代のオペレーターが出現しましてほとんど刈り取りを任せました。

斎藤さんの圃場にあるような超湿田もいくつかあり、別のコンバインで脱出に駆けつけたこともあります。

そんな時に彼らに言うことは「入る前に観察しろ」ということです。

危ない圃場はある程度の速度で一発で仕上げないと、行き戻りしているうちに亀さんになってしまいます。

農作業はある意味センスが必要です。マシンのパワーだけでは乗り切れません。

就農12年目の私が言うのも気が引けますが、今我が家に勝手に通ってきている研修生にも「センスを磨け」と言っています。

「サラッとビシッと仕上げる」野菜の種まきから稲刈りに至るまでこのようにやりたいと常々思っています。

 

また高齢化の問題は、当地では1反7表取れれば御の字です。

市の統一基準単収498kgに対し十派一絡げにするな!、採れるものなら採ってみろ!と一時噛みつきましたが、机と電卓の上で農業をする人種と喧嘩をするのがばかばかしくなりやめました。

 

ともあれ当地では収量的にいっても稲作のみで採算ベースに乗せるのは並大抵ではありません。

かといって規模集約できる農地もありません。したがって担い手となればハウス10棟前後を経営する30代の青年が数名といったところです。

そんな事情もあり地域の人にとって頼れるのは我が集落営農型農業法人しかありません。

ちなみに専業農家の平均年齢が75歳くらいだと思いますので一人倒れるごとに50〜70a、枚数すると10枚弱が耕作不能になります。

皆さんからすれば「そんな規模で専業?」と思われるでしょうが、厳密にいえば年金との兼業でしょうね。

この75歳アップの限界年齢がここ数年で一気に来ると予想されます。

 

また補助金もいただけるものはすべて頂く、中山間、農地水、農地プラン、6次産業化助成金、戸別補償など地域の受け皿と共同して申請書を書きまくっています。

なにせもらえるうちが華ですからね・・・

 

しかし耕作不能農地の大半を引き受けつつ、なお且つ企業採算ベースにのせるためにはもうひとつ販売が重要なポイントになります。

ここが寄せ集め的な集落営農型農業法人の泣き所です。またここでもセンスが問われることになります。

 

個人担い手の限界集落とでもいいましょうか、すべてを法人が背負うのも辛いものがあります。

半分愚痴になりましたがこんな農業(?)をしているところもあるんだなくらいに読んでいただけたら幸いです。

 

最後に今年は猪が大変少なくなりました。

我が家ではサツマイモの畑に電気柵をしなくても大丈夫でした。

近所での今年の捕獲頭数は鹿1頭、猪7頭でした。

昨年の半分以下になりました。

有害鳥獣は減りましたが、畑の害虫は健在です。今日も害虫手動虫取り器(母親)の出動です。

 

丹波のサファリパーク管理人

        土佐祐司

 

11/12 福井の中出さんから「土佐さんへ」

土佐さんご無沙汰しています。
「・・・サファリパーク(の)管理人・・・」の冠を復活された事をなつかしく思います。
ご意見に思うことがあり投稿します。

>
宮城県斎藤さんの桃源郷、夏の風景を思い出しながら拝見しました。

>稲刈時に水が切れるのか不安に思っていましたがやはりすごいことになっていましたね。

>この状態の稲刈りは卓越したテクニックが必要ではと感心していました。

>コンバインのパワーにも脱帽です。

同感でして、高機能のコンバインでないとこういった強湿田での刈り取りは非常に難しいでしょう。
高機能というのは油圧で機体を揚げる機能とクローラ性能を指します。
さらに、一発で刈り上げていくテクニック(主にコース取り)が必要かと思います。

 >高齢化の波が急に大きくなったような気がしています。

言い方を変えれば、その家の子供が農業を継がなくなったということも言えますよね(同居すらしなくなってきている)
でも、若者が一生懸命農業に取り組んでいる事もあります。

今だから言いますが、私は会社を早期退職し、そういう若者(大規模農家の跡取り)を支援する道を選びました。
ここでも、毎年農地は増える一方です。けれど、人手は増えませんから白い雪が見える頃まで農作業は続くでしょう。
この若者一人がいなければ、当地区の稲作は大きく荒廃すると私は思っています。
大規模農家故の問題かもしれませんが、金融機関からの融資、公的な助成金等絡みの問題が、跡を継ぐ若者一人がいるだけで開けてくるのです。それが、地域の稲作を守ることになっていると思っています。

個人で稲作を続けるには限界がきた、そう捉えています。

*** 中出 ***

11/9 京都の土佐さんから「Re無題」 
ご無沙汰しています。
宮城県斎藤さんの桃源郷、夏の風景を思い出しながら拝見しました。
稲刈時に水が切れるのか不安に思っていましたがやはりすごいことになっていましたね。
この状態の稲刈りは卓越したテクニックが必要ではと感心していました。
コンバインのパワーにも脱帽です。
 
当地は稲刈りが終わってすでに1カ月経過しています。
丹波栗の収穫も終わり、小豆の刈り取りが終わればこの秋の収穫作業はほぼ終わります。
 
また現在農家からは来年の耕作不能地の管理申し込みが殺到してきています。
法人の管理田も100枚を優に越え地区の30%に迫ろうとしています。
耕作放棄地を作らないというための法人ですが、経営も含め中期計画を作り直すことになりました。
高齢化の波が急に大きくなったような気がしています。
 
丹波のサファリパーク管理人
        土佐祐司

11/8 宮城の齋藤さんから「無題」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。

外は台風並みの暴風雨。

ならばというわけで ハウス内の稲刈りをした。

たまたま苗が余ったので ハウスの中に田植えをしてはみたものの

水持ちが悪く水管理は難儀しました。もちろん有機でです。

品種はササニシキで もともと高温障害の受けやすい品種ですから

乳白も出ているだろうし 味も期待できません。

 

収量も桃源郷とどっこいどっこいでしょう。

http://youtu.be/Fmmh7aLtikU

くたびれもうけでしょうね。(笑)

 

斎藤 政憲 

 

11/1 福井の中出さんから「私信 問い合わせ」
今更ですが、今まで何も深く考えずこのメールに於いてメーカ名、商品名を具体的に表していました。
山下さんも何も手を加えること無く配信されているのですが、このままでいいでしょうか。
この辺の見解を山下さんから聞いた事はなく、過去にも無かったと思います.
私は出来るなら「◯◯会社の◯◯機」などのような表現はしたくありません。
一言いただければ幸いです。

私信とありますが、配信されても結構です.
 
*** 中出 ***

●やまちゃんから「中出さんへ」
ぼくは、メーカ名、商品名を具体的に出していいんじゃないの、と思っています。
一晩おいてみましたが、考えが変わらないようです。
ぼく自身が、読む立場になった時に、
メーカー名、商品名が書いてあるのと、書いてないのと、
参考になる度数がまったく違う、
書いてくれている方が、はるかに参考になる、言うところでしょうかね。
それと、このHPのようなマイナーな情報スペースでは、まあいいんじゃないのという気楽さもあります。
 
例えばと言いながら、まったく関係ない話ですが、
どうかんのけずっ太郎シリーズのひとつの「けずっ太郎シャープ」、
いよいよ気に入って、最近ではほとんど「シャープ」を愛用しています。
平刃とノコ刃があるのですが、ノコ刃を付けたのは、
類似商品のQホーの意匠登録に抵触しないように言う側面もあったようです。
メーカーのねらいは、ノコ刃で雑草をかき集めることもできるというもののようですが、
時期や場面によって、「あれ、こんな使い方もできるんだね」という新しい発見がよく出てきます。
 
例えば今日、ホウレンソウや小松菜などが本葉1〜2枚状態です。
雑草も小さいながらほとんど出きったのではないかと言う状態です。
ただ3日前にも40ミリほどの大きな雨があったので、土が板状になっています。
中耕除草しようとすると、平刃がさくさく動いてくれる感じではなくて、
土がごろごろめくれ上がってくると言った感じで、あまりやりやすくない状態です。
そこでノコ刃を立てて、力を入れずに、土はまったく削らず、雑草の根際をノコ刃で削っていきました。
ホウレンソウの株際近くに雑草が生えている場合は、作物と雑草の間にノコ刃を入れて、
軽く引いてやるだけで、雑草は削り取ることができます。
(地際で刈り取っていく感じです)
もちろん100パーセントなんてねらいません。
あらかた取れて、作物の成長にさしさわりがなければいいやという程度です。
この時期にこのやり方をすれば楽ちんだなという、スピード感でした。

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