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12/26 やまちゃんから「シャワー方式の米ぬか流し込み」
先日のメッセージは、「休むに似た下手な考え」も寝てるうち(数か月)に発酵するもんだなと気持ちでした。
田植え時に米ぬかを使うことによって、
除草機やチェーン除草の効果が飛躍的に向上するんじゃないかという「複合除草」への期待です。
その屁理屈は、詳しくは7月27日や30日の記事をご覧ください。
塩ビ管はプラモデル感覚で、細工できるのでいろいろ使えます。
給水用の肉厚のVP管と排水用の肉薄のVU管がありますが、
VU管があるものは、軽くて安いのでVU管を使うことにします。
ドリルは手持ちのドリルセットの中で、一番細いのが2ミリなんで、2ミリの穴をできるだけたくさん空けましょう。
米ぬかを水に溶いて長時間おいたら溶け切ってくれないかと期待して、
この夏に、2〜3日おいてみたのですが、結果は期待はずれでした。
砕けたコメ粒や米ぬかのカスのようなものは、残ったままでした。
でも、2ミリの穴なら詰まることなく飛び出てくれるでしょう。
米ぬか汁のシャワーが降り注がれることによって早苗がダメージを受けることはないと思っています。
ただ不安が残るのは、米ぬか汁に被覆されて黄色くなった苗が苦しまないかなということ。
畔から米ぬかを降りかけても大丈夫だから、たぶん大丈夫でしょう。
やってみないとわからないけど、
エンジンポンプで注水しながら米ぬかを溶かして、それを即エンジンポンプで噴射するという方法、
小力でできそうな気がしています。
また、200リットルのドラム缶に米ぬか一袋(約17キロ)と、かなり薄めて噴射するので、
水口からどぼどぼと流し込むより、かなり均一に広がってくれそうな気がしています。
100パーセントは望んでいません。
70〜80パーセントくらいまで拡散してくれれば上等と思っています。
200リットルのドラム缶は、濃縮ジュースの輸入用に使われていて、
たぶん使い捨てなんでしょう、
ぼくは、産業廃棄物処理業者から手に入れています。
10年以上前に1つ100円で譲ってもらいました。
12/23 やまちゃんから「下手な考えは寝てる間に発酵する?」
4〜5日ほど前、ぼーっと寝酒を飲んでいると、ふいに田植え時の米ぬか(抑草)施用のことが思い出されました。
「えーっと、どんな手順やったけな?」と思いだそうとするのですが、思い浮かびません。
年のせいで、物忘れがひどいなと思いつつ寝ました。
次の日になって、やっとその「構想」が思い出されました。
「そやそや、田植えしたすぐ後に水口から溶かした米ぬかを流し込んで、
泥の表層に有機酸の発酵膜を作って、雑草の発芽を抑えようというものやった」
それと同時に、その時の心配も思い出されました。
できれば、あんまり深水にしたくないんです。
ヒエは数年ほとんど生えてこないんで、コナギやホタルイが問題なんで、
深水にすれば、どうしてもイネの生育も抑え気味になってしまいます。
2〜3日水が持つ程度のそこそこの水深でいきたいのですが、
その場合、米ぬかがちゃんと行きわたってくれるかなあという心配がありました。
もう一つの懸念は、ドラム缶にゲートバルブをつけているのですが、
米ぬか汁の出具合の微妙な調整が難しいんです。
ゲートバルブを絞ると、米ぬかのヘドロが詰まって流れなくなってしまったことがよくありました。
反対にゲートバルブを開けすぎると、あっという間に流れ出てしまいます。
砕け米や米ぬかのカスは、なかなか水には溶けてくれません。
そんなこんなを考えていたら、突然という感じで、
エンジンポンプを使って、ホースで水口のずっと先に飛ばしたらどうだろうという考えが出てきました。
いや、ホースでは水の勢いが強すぎるなあ、と最終的にまとまったイメージトレーニングを絵にしてみました。
スキャンがないので、デジカメで撮ってみます。
エンジンポンプで噴射すると、たぶん200リットルのドラム缶で2〜3分たらずのものでしょう。
1日の田植えが、約2反の田んぼ3枚。
田植えが終わったら、水路に水を流しながら(田んぼに水を入れながら)、
エンジンポンプで2つ並べたドラム缶に水を注入して米ぬかを溶かします(たぶん200リットルに米ぬか1袋)。
溶かし終わったら、吸い口をドラム缶に移して、米ぬか汁をブワーッと田んぼの方に噴射(シャワー)します。
1枚の田んぼが終わったら、次の田んぼに移って、、、を繰り返します。
反当り60キロの米ぬかと考えていますので、3回繰り返すことになるのかな。
さて、どうなりますことやら、、、、、
田植え前に、予行演習をせねばネ。
細々したことで、補足的に書きたいこともありますが、それはまた次便で書きます。
会津の一石です。
お久しぶりです。
雪が降って農作業はお休みです。一昨夜からの雪でトラクターで除雪です。これからは雪かきが本業になります。
乾燥機器関係の展示会に行ってきました。メインはフレコン対応機器でした。その中で気になった物は
米袋から脱気してシールしてくれる機械 振動版で押さえて整形していました。それをいただいて家の機械も
改造しようかと
もう一つが30キロの袋を5ますから8ますまでパレットに積んでくれる機械 ロボットアームタイプは見たこと
が有ったのですが 機械式は始めで
どちらも500−600万位、家の規模では償却できません。
12/14 やまちゃんから「登熟不良(続)」
同じ姫路市内の、夢工房の衣笠さんが、若い農業仲間を応援するための「直売所」を新築したという新聞記事を見たので、
今日遊びがてら、訪ねました。
いや、ほんま、あの腹の座り方はたいしたもんだ。
写真をとっておくんだった。
そしたら、いろいろもっと紹介できたのに、、、、、
次から次と客を呼び込む仕掛けを考えています。
農業で、自分だけじゃなく、若い仲間と生き抜いていく方策を考え抜いています。
神戸新聞の記事
それから夢工房のイチゴ担当者のブログ
「季刊地域」(農文協刊)のインタビュー記事。
(目次だけですけど、、、、、)
さて、本題の「登熟不良」のことですが、
第3章は「登熟期の高温でイネに何が起きているか」。
「白未熟粒が白く濁って見えるのは、胚乳細胞に蓄積したデンプン粒とデンプン粒との間にできた空隙で光が乱反射するためである」
という書き出しで始まっています。
きちんと紹介したいと思っていたのですが、アンダーラインだらけになってしまって、ギブアップです。(笑)
でも、それではあまりにも情けないので、部分的に印象に残った所を書きだしますと、
「玄米中のデンプン蓄積には順序があって、@胚乳中心部、Aその周辺部、B腹側、C背側、5最後に基部となる」
「白濁の位置から障害の要因がわかる」
「心白粒、腹白、背白、基部未熟粒などなど」
あとね、ふーんと思ったのが、
「胴割粒の発生条件として、玄米水分の急激な変化に加えて、登熟初期の高温、特に日最高気温の上昇がわかってきた」
「出穂後20日、特に10日間の高温が影響する」らしいです。
以上でだんだん手に余りだしたので、本の紹介はおしまいにすることにします。
出穂後20日間というのはキーワードなんだなと、思った次第です。
ちなみに、当地姫路ではコシヒカリの出穂日は8月初旬(8月4日頃)。
ヒノヒカリは8月下旬(8月27日頃)です。
体感的には、ヒノヒカリが出穂する頃は、朝晩がやっと涼しくなってきてほっとしている頃です。
それから2〜3週間ほどして、コシヒカリの稲刈りですが、
年によって、また日によって「たまらん残暑厳しやなあ」ですが、
今年は、秋雨前線と台風の合わせ技で、出穂後10日ほど雨ばっかりでした。
以上、まとまりないままですが、、
12/9 やまちゃんから「登熟不良の仕組み」
前回紹介したのは、第1章からでしたが、第2章は、
「日照りに不作なしという常識はなぜ通用しなくなったのか?」
という言葉で始まります。
そうなんだよな、同じように暑い暑いと思った夏なのに、8俵を超えたことがあれば、
また籾の量からいえば8俵は固いと思っていたのに、7俵ちょいだったことがあります。
アンダーラインを引いたところを抜き書きしてみます。
@日照と登熟
出穂後20日間は登熟を決める大事な時期で、この時期の日照が不足して光合成が抑制され、
登熟不良に結びつくことがある。
A気温と登熟
白未熟粒の発生は、出穂後20日間の日平均気温22〜23度付近で最も少なく、
26度を超えると急激に増加することが知られている。
B気象の長期変化のおかしな現象。
ここ10年、高温のわりに日照が少ないという年が増えている。
高温に日照不足が重なると登熟不良が甚大化することは古くから知られている。
C中でも夜温が特に高くなってきている。
イネの登熟期には、昼よりも夜の高温で玄米成長が一層阻害されることがわかっている。
D出穂前の気象条件
穂揃い期の茎の中の蓄積栄養(非構造性炭水化物)は、登熟期に穂へ移行して玄米成長に使われ、
いわば炭水化物の貯金のような役割を果たすことが知られている。
特に登熟期に日照不足などの不良条件になると、この貯金の貢献が大きくなる。
久しくご無沙汰しています。投稿はしてませんがいつも読者でいます。
私の無農薬稲作りは大きく変わって、今は紙マルチの除草体型になっています。
それというのは、福島双葉町から避難してきた自然農の鶴見さんという方がかみマルチ
の田植機を持ってきたからですが、便乗して今年は全田約4町歩弱、紙マルチを使いました。
結果は、連れ合いが一番喜んでいます。合鴨も除草機も使わず(使えない)」です。
水回りが気を遣う程度です。
話は変わりますが、三宅一生のミュージアムで来年「コメ展」を計画しています。
21−21 DESIGN SIGHT 企画展「コメ展」
佐藤卓・竹村真一デイレクション
コメ展・まったくのいきもの、まったくの精巧な機械−宮沢賢治
と題して日本文化として取り上げようという計画です。
期間は、2014年2月28日から6月15日までのロングラン展示です。
私の田んぼで体験しつつフォトと映像などで日本文化としてのコメを取りあげる
試みです。
もう少ししましたら詳細が届くと思いますのでそのときはまたお伝えしたいと思っています。
おかげさま農場・高柳功
12/5 やまちゃんから「イネの高温障害と対策という本を読んでいます」
「イネの高温障害と対策(登熟不良の仕組みと対策)」(農文協)という本を読み始めています。
面白いです。稲作の技術書をじっくり読むのは、久しぶりです。
だけど、晩飯の時に酒を飲んで、布団に入る前に寝酒を飲んで、それから読み始めるので、遅々として進みません。
今まで読んだところ、またこれから読む予定のところで、「ふーん、なるほどねえ」と思ったところを、
メモ代わりに、数回にわたって抜き書きしてみたいと思っています。
(引用に当たって、表現は簡略化していることがあります)
今日が始まり始まりです。
「米の収量は、おおまかに、穂数→一穂籾数→登熟歩合→千粒重の順番で決まります。
この四つを収量構成要素と読んでいます。
そしてこれらの要素間には、補償関係が存在します。
たとえば、穂数の減少は一穂籾数の増加で補われる、、、、などなど(中略)
しかし、最後に決まる千粒重が減少しても、その補償作用がない」
「登熟は、コメの生産過程であるとともに、種子(胚とその栄養分である胚乳)の生産過程である。
登熟期の高温で発生した腹白米などは、発芽能においては完全米と差がなかったが、
発芽後一週間における草丈と乾物重については、明らかに低下している」
「高い籾数レベルにおける登熟歩合向上を図るうえで、登熟期の気象条件が大きいと筆者は思う。
しかし、品種、移植時期、土壌条件、施肥方法、水管理など、栽培方法は人為的にコントロールできるが、
気象条件はコントロールできない(特に高温の場合)」
「(登熟を左右する要因の多さ)
登熟歩合と千粒重は、登熟期の天候や栽培管理だけではなく、
登熟期以前に決まるもみ殻の大きさや花粉の質と量、
茎内の蓄積炭水化物によっても大きく影響を受ける。
(中略)
これらの要因が複雑に絡み合って、登熟の良否が決まることになる」
今日は、ここまでとします。
塚本さんだから、つい反応してしまう、、、ってかぁ。
私にも紋枯れのひどい田んぼが一枚あります。
決して多肥ではないのですが、毎年出るのは菌が繰越し残っているからと私も思っています。
コシヒカリの作付時は顕著に現れましたが、晩生に変えてから少し治ったかなぁ・・・?
農薬を使用しませんから、もっぱら消石灰で対応していますが、暑い時の散布ですから強アルカリ性が汗の水分と化合しての化学火傷を経験しながらも、今年も散布しています。
それなりに散布作業には慎重になりましたが、消石灰が有効なのかどうかも実証出来ないまま来年も行うでしょう。
実証できたものは、ドロオイムシに消石灰をかけると苗には何の害もなく駆除が出来ることでしょうか。
木酢液(原液:酸性)でも駆除は可能ですが、害を受けた苗の葉脈にも障害を与えると見ています。
これだけのことを分かるのに、私は5年以上(稲作りにすれば、たった5回)かかっています。
*** 中出 ***
11/21 塚本さんから「紋枯れ」
かつて早生の黒米(糯)を作りひどく紋枯れにやられました。
その時は籾殻と屑米だらけでした。
2回作って同じことが続いたので作るのをやめました。
11/20 やまちゃんから「休むに似たりの思案のあれこれ」
3〜4人ほどの方と話していて、少し見え始めてきたかな?
いやいやまだまだ謎だらけだなという状態ですが、
塚本さんにならって、結論のないメールを書いてみようという気になっています。
うちのライスグレーダーの網目は1,8ミリです。
収量がさほど多くないのにくず米が多いという僕の話に、
お二人から、「秋落ちではないですか?」
「この2〜3年の夏の暑さで肥料の分解が早いから、追肥は欠かせないと思います」
という指摘をいただきました。
ヒノヒカリは、鶏糞で流し込み施肥をやりました。
だから刈り場になってもけっこう青々していて、こんなに青くて食味が心配だなと思いながら収穫しました。
まあまあおいしいお米で、ほっと胸をなでおろした次第です。
農作業日誌を読み直してみて、鶏糞の追肥が出穂の18日くらい前。
今年は急に思いついてドタバタとやったから仕方がないとしても、鶏糞の分解を考えるとちょっと遅かったかな?
出穂30日くらい前の「茎肥え」的にやることを考えたほうがいいのかな?
だから穂が小さかったかも?
なんで?というくらいかわいい穂だったんです。
だけどだけど、後半の肥効が効いていたにもかかわらず、このくず米の多さは何なんだ?
若き友人が言いました。
「これからは、くず米を少なくするイネつくりを考えないといけないと思っています」
ひとりの方と話していて、
「山下農園では、ウンカの被害はどうでしたか?」
「相撲の土俵の半分くらいだけど、一か所だけ坪枯れが出ていました。
ていねいに見てない(見ることができていない)けど、心配するほどではなかったような気がします。」
と話しているうちに、モンガレに話が及びました。
「ヒノヒカリの方の田んぼは、モンガレの常習田んぼなんですよ。
毎年モンガレの病斑が株元というか、茎にいやというほど出てるから、
まあ、こんなものかな、まあしようがないやとあきらめて、気にして無かったんだけど、
もしかしたら、モンガレが犯人かもしれませんね。
モンガレが、イネの活力を奪って、くず米が多くなっているのかもしれませんね」
「ヒノヒカリのバカったれが、コシヒカリを見習えよ、
高温に強いと言われるニコマルに品種替えしてしまうぞ!」
てなことを考えたりしていたのですが、
「ニコマルは、食べてみてどう?」と聞くと、
「私の舌だけの話しかできませんが、、、どうもね」というような感じ。
ヒノヒカリのお客さんの評判も悪くなく、定着しているので、浮気は止めにしました。(笑)
11/20 塚本さんから「網目1.9ミリ」
15年ほど農協出荷なしなので昔のまんま1.8ミリの網を使っていました。
中古のライスグレーダーを買ったら1.85ミリの網目がついていたということでした。福井県推奨は1.9ミリとは知りませんでした。教えて戴いてありがとうございます。
台風18号の大雨は役場の庁舎で一日で400ミリの降雨を記録したそうです。
川沿いの田んぼは水深2〜3メートルの下に沈みました。軽トラックが浮いて流れたそうです。
私もコシヒカリばかりでは収穫の後半はどう割れしてくる、コシヒカリ以外の遺伝子の米も作りたい、安いお米がいいというお客様用に、晩生の品種を試みています。
今回の水害で稲は水没しましたが、2種類の被害に分けてみました。
1、
水と泥以外にも、流木や家庭ごみが流れ込む田んぼ。
この田んぼは、台風シーズンの前に刈り取りを済ましたほうがいいでしょう。
2、
水と泥だけの被害の田んぼ。
一日の水没くらいでは米の品質は殆ど落ちていないことが分かったので、晩生の品種を作ってもいいと思う。倒伏はさせないように注意。倒伏させると、水位が下がっても田んぼから抜け切らない水の中で、米が数日間水に浸かることになる場合がある。
最近は、屑米も多いですが、稲の収量も上がらないなという気がしています。
11/19 中出さんから「ん、1.85。」
塚本さん。
あの時(京都の桂川が反乱した時)の大雨の被害を受けていたのですか。
嶺南地方(福井県南部)では、土砂崩れで孤立した地域が出たほどでしたからね。
ところで、ライスグレーダーの網目が1.85ですか、、、。
福井県としては、「福井米」としてのブランド化で1.90の網目の使用が条件なので、1.90を使用していると思っていました。
1.85だと一般米扱いになりますよね。もっとも、個人販売する分には問題ないでしょう。
余談ですけど、1.90の網目を通した今年の米は1等でしたが、1.85から1.90までの中米は2等になりました。それも、当初は1.80の網目を通したのですが、見た目から良くなかったので1.85にした次第です。
網目で等級が変わることがあるのですね。
*** 中出 ***
11/17 塚本さんから「くず米について」
私も屑米が多くてびっくりしました。
今年からライスグレーダーの網目が1.8ミリから1.85ミリに変わったので今までと比較しにくいのですが、屑米が多かったです。品種はコシヒカリでした。
にこまるを作りましたが、出穂が9月1日で、10月の終わりに穂を見たら草出来は立派ですが穂は軽かったです。台風18号で水没して刈り取りはしませんでした。
ここは福井県南部ですが、晩稲でもお盆頃の出穂で10月初めの稲刈りでないと実りが悪いのかなと思います。昔は、晩生旭を作っていて11月に稲刈りをしていたそうです。10月は夜が涼しいですが日差しもお彼岸を過ぎて弱くなっていると思います。雨の日も多い。
当地ではお盆過ぎ頃から夜は涼しくなり布団を着ないといけなかったですが、最近はいつまでたっても夜も暑いです。
台風の被害で三分の一ほど収穫をあきらめました。無理して刈り取りをした人たちは稲の中に混じっている流木やごみを刈り取り高額のコンバインを故障させています。春までに田んぼに溜まった泥や流入した流木や家庭ごみを取らないといけません。田んぼの被害の復旧は行政が助けてくれないので自分でやるしかありません。農業共済には被害の申告はしませんでした。利用するつもりありません。
自然災害ということはできますが、私は天からの警告と受け取っています。台風の大雨で水没する田んぼであるのはわかっているので、早く植えて台風が来る前に刈り取りをしないといけないと思いました。早く刈り取ったところは助かっています。
人それぞれの環境がありますね。
結論のないメールですいません。
11/16 中出さんから「Re晩生品種ヒノヒカリの謎」
蕎麦の刈取り、麦の播種、秋耕の作業に追われてしばらく眠っていました。
>コシヒカリは、田植えから出穂まで58日くらいしかなく、
生育が早いですね。私の方はプラス2週間の72日ほどになります。
>また8月の初めに出穂して9月の中旬に刈り取りと、暑くて暑くてたまらん時期に登熟です。
>過酷な条件で育っています。
これは同じなんですよね。
11/13 やまちゃんから「晩生品種ヒノヒカリの謎」
今年最後の実況中継です。
一昨日乾燥機の中でひと月ほど眠っていた最後の田んぼ(ヒノヒカリ)のもみすりが終わりました。
結果はちょど6俵でした。
もう一枚の田んぼの方のヒノヒカリも6俵でした。
期待外れに終わって、とほほ、、、です。
コシヒカリの方は6,8俵でした。
コシヒカリは、田植えから出穂まで58日くらいしかなく、
また8月の初めに出穂して9月の中旬に刈り取りと、暑くて暑くてたまらん時期に登熟です。
過酷な条件で育っています。
対してヒノヒカリの方は、田植えから出穂まで75日近くあり、
8月の下旬に出穂して、10月の中旬に刈り取ります。
登熟時期は、日中はまだまだ暑いけど、朝晩は涼しくなってきています。
コシヒカリより、うんと作りやすいと思いながら作っています。
なのに、この結果です。
コシヒカリとの一番の違いは、くず米の多さです。
この傾向は、どうも僕だけではないようです。
ということは、やっぱり「イネは基本的にお天道様がつくるもの」ということになるんでしょうが、
お天道様のどこがどうしてこうなったのか、まったく見当がつきません。
一昨年にも、乾燥機に入った量を見て、大豊作かと期待したら、
小米がザクザク出て、それほどでもなかったということが、ヒノヒカリでありました。
品種の違いがあるのかなあ?
あらためて、イネつくりって難しいなと思っています。
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