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8/31 福井の中出さんから「Re チップソー U」
毎度毎度ですけど、先の私の説明が分かりづらいかと思いましたので、追加させて下さい。
ツムラのL52のアサリの説明において、私の拙い説明より、パッケージに分かりやすい画像がありましたので表記します。
なお、チップソーの作り方を紹介したビデオがありますので紹介します。
ツムラと同じ兵庫県三木市にある山陽金属鰍ナ「エルバ」ブランドでも知られている会社です。
http://www.sanyo-mt.co.jp/index_img/top-main/TIP.WMV
山下さん、私もそれなりにしつこいでしょうと言いたいのですが、表現力の無さをカバーしているだけです、、、。
*** 中出 ***
チップソーのことだから、つい返信をする気になりました。
月刊現代農業掲載記事では、草刈機にチップソーを取り付けたままの状態でグラインダーでチップを研磨することが掲載されていますが、グラインダーを固定してチップソーを両手でしっかりと持って、少しずつ研磨する方が簡単だし、結構上手く研磨できます。
近々、私の方法を写真入で紹介しますので、請うご期待!
(メールではなくてホームページ掲載になるかもしれません。)
私はもっぱら8枚刃を使っていますが、草刈機の振動に悩まされたことは有りません。
チップソーの場合は、そのアンバランス量は8枚刃に比べると遙かに小さいので、振動で耐えられなくなるということが想像しづらいのです。きっと必要以上に草刈機のエンジン回転数を上げているのではないかと想像しています。
(確かアンバランス力は回転数の2乗に比例するのではなかったかな?)
チップソーの場合石などに当たるとチップが飛びますので危険極まりないことから、私は状況に応じて8枚刃と3枚刃とワイヤー式と「めちゃかる」を使い分けています。
効率を考えると3枚刃がベストで、安全性を優先すると「めちゃかる」ですね。
(「めちゃかる」は三木市のメーカーの製品だったと思います。)
チップソーを使う時は、必ず安全眼鏡で保護をすることが肝要かと思います。近所の方は、チップが飛んで眉間に突き刺さりました。眼に当たらずに実に幸い。ほんの少し痛い思いをするだけで済みました。
企業に勤めていると、労働安全衛生法遵守の観点から、安全が効率を凌ぐという場合が多々あります。農作業に関してはその多くが個人事業主なので、全てが「個人責任」にさせられて事故があっても何処からも保障は有りませんので、私は安全性を優先した農機具選びをしています。
以上 福岡県の田中重文
う-んっ。
相変わらず山下さんのしつこさは健在ですね。
私は政治家ではないので簡単に意見を変えますけど、バラつきと言う表現は適切でなかったと思い訂正します。
ツムラのオールラウンドL52の場合としてお聞きください。
写真は新品のL52です。
台金に付いているチップの出方や、チップ自体の大きさが違うことが分かるでしょうか。
写真では分かりませんが、アサリはチップを上方向から見た場合一つおきに右、左と角度(15度だったと思います)がついています。
更に、これを90度の方向から(横から)見るとチップの上部分も右下がり、左下がりの角度がついていたのをご存知でしょうか。
これをバラつきと表現したのは私のミスです。
なお、ツムラの名誉のために、
「ツムラのチップソーは他社のように埋め込み型チップではありませんがチップが外れにくくなっています。
ロウ付けの技術が違うようで強度が高いそうです。」
という専門店の意見を転記します。
山下さんの使われているバクマのチップソーを改めて見ましたが、そういう意味では均一に製品化されていると思います。
*** 中出 ***
8/28 岡山の林さんから「百姓の太陽光ミニ発電所ができました」
皆さんこんばんは、
毎日暑いので草刈も早朝がいいですね。日が短くなってきて、日の出も遅くなってきました。早朝の空には、オリオンが
上るようになってきました。オリオンは冬の星座です。そのような季節になってきたということですね。
太陽光発電のパネルが農機具駐機場に付きました。パネルはシリコン太陽電池が多いのですが、私が設置したのは
CIS太陽電池です。発電能力は11.52kWです。長方形の一面にパネルを並べるので、昇圧器も必要がなく、パワコンが
2台というシンプルな構成になりました。構造材は鉄では錆びるので、アルミニウム合金製です。これは太陽光発電実績
のあるドイツで設計されたものです。傾斜角は家の屋根の傾斜角に近い8度としました。太陽光発電は電力需要のもっ
とも多い時間帯に発電するので、ピークカットに効果のある発電です。写真は、擁壁工事と駐機場のパネルを下から
見上げたものです。ここに軽四貨物、トラクターなどを入れます。パネルに降った雨水を2トンタンクに受けて、雨水利用
も計画しています。まだ工事途中です。
岡山市
林
正弘
8/27 やまちゃんから「Reチップソー」
中出さんへ
なるほど、ガッテンガッテンです。
ただ、次の点は少々屁理屈を言わせてください。
>よく見るとチップの埋め込みにおいて、角度や厚みにバラつきがあると思っています。
ぼくは、よく見てないし、今書きながらよく見てから書いた方がいいのかなあと思いつつ、止まらずに書いてるのですが、
何年か前に、「現代農業」の編集部に依頼されて、
「チップソーの研ぎ方の研究」という原稿を書いたことがあります。
(タイトルは、編集部が付けたものです)
原稿を依頼された時に、いくつか疑問点をあげて、「誰か専門家に聞いてみてくれないか」と編集氏に依頼しました。
すると、メーカーの社長(日鋼?)を見つけてきてくれて、ぼくの疑問に的確に答えてくれました。
ぼくにとっては、編集氏との共同作業ができた印象深い原稿でした。
その時、ぼくが聞きたかったことのひとつは、
「チップソーの製作工程は、円盤状の型を作成し、そこの超硬チップをロウ付けし、その後研磨して完成のように思われます。
だとすれば、その工程はシステム化されており、
チップの飛びやすい、飛びにくいと、値段とは無関係じゃなかろうか?
チップの飛びにくさは、設計思想によるのではないですか?」
ということでした。
社長は、明確に「値段と飛びにくさは関係ありません」と答えてくれました。
「じゃあ、値段の違いはなんですか?」と聞きたかったのですが、
さすが、その質問は、遠慮しました(笑)
だから、ぼくの屁理屈に従えば、角度や厚みにばらつきがあるとは、考え難いんですけどねえ。
(追伸)
「タングステン入り」と大々的に謳っているチップソーを買って使ったことがあるんですよ。
使い始めたその日に飛びまくりました。
飛んだだけじゃなくて、チップが割れるというか、砕けていました。
調べてみれば、超硬チップというのは、みんなタングステン入りだそうですね(笑)
8/26 中出さんから「Re やまちゃんから・ごちゃごちゃと、、、」
あらっ、名指しされてしまいましたね。
突然で、あたふたです。
えーとっ。
まず、ツムラのオールラウンドL52ですがこれは山林用と考えた方がいいです。
私の場合、田んぼと排水を挟んだ方が山側になる場所が多いので、草だけでなく木や、笹、竹を刈らなくてはならないのでチップソーとしては上記の物をよく使いますが、夏以降のメヒシバのようなひょろっとした草には弱いと感じています。
これには、ツムラでも別のR型と言うチップソーが有効かと思います。しかし、これはセイタカアワダチソウのような茎が硬い草には少々反動が起きます。
オールラウンドL52はアサリがある分、研磨においてはアサリを研磨しないほうが良いでしょう。
私も過去に失敗しています。素人ができる範囲とは思いません。
オールラウンドL52の外周のみの研磨ですと3、4回が限度かと思います。
それ以降は使えない事は無いのですが、山下さんが言われるように振動が出ることがありますし、切れ味も短くなります。
刈払い機の排気量が大きい程、振動がが顕著に感じられるでしょう。
これは、ホームセンター仕様だからという事ではないと考えています。
それと、しびれを感じるのは加齢による事もひとつの要因みたいですよ。
私もツムラ以外のチップソーを使っています。作業場所に応じて使い分けているという事です。
研磨において、専用の機械がメーカから出ていますが、私は使いたいと思いません。
刃物を研ぐ時、砥石のほうが固定されていてそこに刃物に角度をつけて研ぐというのが古来からの方法じゃなかったかと思います。
専用の機械はそうではないです。
よく見るとチップの埋め込みにおいて、角度や厚みにバラつきがあるように思っています。
それに対応した研ぎは機械では出来ないでしょう、、、。
いっぱしの職人気取りの・・・。
*** 中出 *** でした
8/24 やまちゃんから「ごちゃごちゃと、、、」
恵みの雨です。
8月6日以来の雨で、お湿りもうれしいですが、体の方もほっと一息ついています。
姫路も36度近い猛暑続きで、昼寝をしていても居場所がなくなるくらいの暑さで、、、、
今日は25度くらいまで涼しくなってくれて、ほんと一息ついています。
中出さんへ、刈り払い機の振動について。
今年になって、1〜2時間草刈りした程度で、両腕にしびれを感じ、それが数時間抜けないという感じがありました。
やっぱりホームセンター仕様の安物(32t)はあかんのかなと思い始めていたのですが、
たまには新品の刃を使ってみようかと、久しぶりに新品の刃で刈り始めたら、腕のしびれが気にならなくなっているのです。
このひと月、気のせいもあるのかなという思いもあるのですが、腕のしびれが気にならなくなっています。
もしかして、長年チップソーを研磨して使い続けているので、微妙にバランスが狂ってきていたのかなと思ったりしています。
バクマの500円の安物の刃を4枚買ってきました。
この振動の問題、もう少し様子を見てみようと思っています。
ツムラのオールラウンドの刃、使ってみて感動的なくらいよく切れたように思いました。
切れ味も長持ちしました。
ただ、今年になって研磨しなおしたところ、なんじゃこれというレベルに落ちてしまいしました。
たぶんこれはね、ツムラの刃はアサリがついているんです。
用心してアサリの方向を間違えないように研磨していたのですが、
終わってみたら、ごちゃごちゃになってしまってたんですよ(笑)
きっと、このせいです。
ここ数年サニーレタスがよく売れています。
苦労して作った結球(グリーン)レタスが売れ残っても、サニーレタスは売れ残りません。
不思議なことです。
虫も付きにくいし、暑さ寒さに強くて作りやすい野菜です。
ただ8〜9月に種をまくと、発芽率が悪くて、苦労していました。
今年、セルトレイに種まきしてから、お米の冷蔵コンテナに入れました。温度17〜18度。
3〜4日たっても芽が出る気配がないので、しびれを切らして、
というかレタスは好光性なので光を感じないと芽が出ないのかなと思い、
外に出すと、翌日か翌々日くらいにすっと芽を切ってきました。
後の管理で枯れたりするのも出てくるけど、発芽率はほぼ100パーセントでした。
レタスは、浸種して冷蔵庫に入れてから種まきするといいと言われますが、
米の冷蔵コンテナがあれば、このほうが簡単ですね。
さて、小雨の中、軽トラで田んぼの見回りに出かけました。
ヒノヒカリは、さあ今にも穂を出すぞと待ち構えている状態です。
鶏糞を流し込んだ肥効を葉色で見てみたら、
水口周辺だけは、畳3〜4枚分ほど葉色がひときわ濃くなっていますが、
他の部分は見事にまっ平らに色が揃っています。
隣のおっさんが動散で追肥した田んぼのぼこぼこのせいか、ぼくの田んぼがひときわきれいに見えます(笑)
厳密に言えば、2反6畝の田んぼの方は、真ん中どころが一部帯状にやや色が濃い部分があるのと、
水尻の枕部分が若干色が濃いかなという程度です。
鶏糞を溶かして流し込むというやり方は、ええ加減にやっても大丈夫そうやと思いました。
ぼくにとって、うれしいのは、鶏糞でこの程度行けるんやったら、
米ぬかでも、そこそこいけるはずや、という印象が持てたことでした。
代かき後、もしくは田植え直後に米ぬかをふれば、そこそこ効果があるということは実感できていました。
でも、田んぼの面積が大きくなってくると、米ぬかはかさばるし、とてもできた話じゃないとあきらめていました。
米ぬかを水で溶いて流し込むとによってほぼ全面に行きわたらせることができれば、事情が変わってきます。。
米ぬかだけに頼るのではなくて、米ぬかで表面処理しておいて、除草機をかけるという「複合除草」が可能になるのです。
除草機だけでこの程度に草を抑え込めたのですから、米ぬかの援軍を得ることができれば、、、、
と、心は早くも来年に飛んでいます(笑)
田植え前後に米ぬかをということについて、東山さんが何度か書いてくれていました。
またそのうちと、確かめることをしていませんでした。
今日見直してみて、びっくりしました。
はっきりと「複合除草」という言葉を使っておられるのです。
東山さんの場合は、アイガモとの組み合わせですが、チェーン除草との組み合わせも有効だと思うと書かれています。
我が意を得たりの思いで読み直しました。
2010年8月3日
2011年12月31日
8/22 塚本さんから「酷暑の中の育苗、お返事ありがとうございます。」
夏の育苗が難しいなんて全然知りませんでした。
家庭菜園のことではありますが、私の育苗の仕方に何か重要なことが欠落しているのでは、私は農業に向いていないのかなと途方に暮れていました。
カリフラワーの種蒔きをして日陰に置いたら、日向よりは発芽しました。
鉢の大きさや、発芽まで日陰や冷蔵庫に入れることなど、たくさんのことを
教えて戴いてとても助かりました。
思わぬ回答を皆様から頂いて感謝しています。
8/18 やまちゃんから「酷暑の中の育苗」
わー、塚本さんの問いかけに、反応があるなんて思いもしなかったなあ(失礼)
それだけ、この暑さの中でみんな秋冬野菜の育苗に困ってるということなんでしょうね。
かくいう僕も、毎年新しいやり方にチャレンジしています。(つまり、毎年失敗続きで、ということですね)
隣のおばちゃんの情報では「今年はめちゃくちゃシンクイムシ(ハマダラノメイガ)が多いそうです」
殺虫剤を使っている農家の世界で困り果てているそうですので、
無農薬なんて無謀なことをやっている吾輩はいよいよ大変です。
気が向いたら、今年の育苗の様子をまた写真に撮って送ります。
野口さんが触れられていたように、ぼくも播種したトレイを米用の冷蔵コンテナに入れています。
家庭用クーラーですので、17〜18度です。
害虫がつきにくい春菊やサニーレタス、小ネギなどを例年より早播きして、
芽が出そうになってから外に出しています。
今井さんの書かれていることに、共感しています。
キャベツやブロッコリーの苗つくりは、太陽熱処理した播種床で冷床育苗(直播)するのがいちばんだと思っています。
ただし、家庭菜園レベルの量だったらね、という但し書きがつきますけどね。
数年前に直播して防虫ネット[トンネル]をかぶせて育苗しました。
数センチ角に包丁で切って根鉢がついた状態で定植して、うまくいったことがあります。
2年続けましたが、苗とりと定植作業が大変で、音を上げてやめてしまいました。
神奈川県の今井です。
秋冬野菜の苗作りはとても難しいです。毎年の悩みです。
しばらく太陽熱消毒した苗どこにキャベツやブロッコリーの種を播いて、大きくなったら移植する方法
をしておりました。昨年はペーパーポットに苗を作って、キャベツやブロッコリーをやりましたが、
移植適期を逃したり、灌水むらがあり、苗を焼いたりで、また、太陽熱消毒の苗作りに戻そうと思います。
太陽熱消毒して種を播いて、サンサンネットで虫よけします。太陽熱処理しなくても、大丈夫な農家さんもいらっしゃいます。
http://ortolana.exblog.jp/
白菜はなるべく植え傷みを少なくしないと大きくならないので、練り床という方式にしようとおもいます。農家を始めて
一年目に練り床をしていましたが、なぜかやめてしまいました。近くの有機農家の先輩が白菜は練り床が良いという
ので、今年から戻そうと思います。しばらく練り床をしていなかったので、インターネットで検索しました。
練った土をポットに入れて、育苗するそうです。練り床やソイルブロックについて、私も知りたいので、どなたか
教えていただけるとありがたいです。
8/18 野口さんから「夏撒き野菜の播種床」
千葉の野口です。
今年は本当に暑いので、育苗も大変です。
うちは、数があまりないので、80穴の取り外し可能なトレイに蒔いたのち、発芽した分の
みを7.5cmポットに移しています。現在は直射日光にガンガン当てていますが、暑すぎるの
でさすがに追肥はまだしていません。植え付けまでにもう一回9cmポットに移す予定です
が、あまりに暑いのでタイミングを図っています。
うちの場合、夕方に蒔いて、その後は涼しい場所に2日間置いておいて、芽が出始めるタ
イミングで強すぎない程度の日に当てますが、暗いと徒長し、暑すぎると溶けます。当て
る時間と日差しの量をうまく調整すると良いですが、特に土の温度が重要ですね。
あとは、私はやったことないけど、発芽直後に米の冷蔵庫などへ入れて、一時的にですが
土の温度を下げてしまうという人も知り合いにはいます。
8/16 福井の塚本さんから「夏撒き野菜の播種床」
初めて、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーを種蒔きしました。
8月に入って直ぐに、稲育苗箱に128穴のセルトレイを入れて、一穴に
一粒づつ種蒔きして、日陰に置いて発芽を待ちました。
全体に半分未満の発芽率で、カリフラワーは発芽ゼロでした。
白菜は、一番早く発芽しましたが、半分くらいの発芽率です。
発芽後、日向に出しましたが、生育が緩慢です。ぱっとしません。
セルトレイの四角い黒い部分が物凄く熱いです。
セルトレイに撒くのはこの時期、暑すぎるのでしょうか。
いま、大急ぎで木の魚箱に播種し直しています。
床土がたくさんいるのでちょっと大変です。
何か育苗の名案はありますか?
塚本
8/16 やまちゃんから「鶏糞の流し込みとECメーター」
8日に流し込んで、昨日(15日)に葉色を見た感じでは、
ちょっと色が出てき始めてきたかなあ、という感じでした。
ただ水口付近はぐっと色が濃くなっています。
どうしても粉や粒が沈殿して、水の色も茶色いので、いかにも鶏糞が効いてるなあという感じです。
長靴でぐっと踏み込んで、できた穴に集まってきた水をECメーターで測ってみると、
50とか70などとんでもない数字が出てきます。
他の地点も、ECメーターで測って回ってみたのですが、
測りながら、こういう作業はどうも僕の性分にあってないなあ、と途中で飽きてやめてしまいました。
こんなもん測らなくても、そのうち葉色を見ればわかることや、、、、
と、口について出てきたのが「とけて流れりゃみな同じ、、、♪♪♪」
この歌、なんやったけと調べてみたら、
歌詞が面白い。だけど「みな同じ、、、」という言葉がない。
もう一度調べなおしてみたら、お座敷小唄でした。
8/9 やまちゃんから「流し込みをやってみて」
昨日夕立があって、小雨がパラパラする中でやりました。
涼しかったらよかったけど、今日のような酷暑の陽射しの中でやっていたら、、、、
もともとドタバタ騒ぎが多い性分ですが、昨日もまさにドタバタ劇でした。
夕立の後で、ギャラリーが誰もいなくてよかった(笑)
24アールと6アールの田んぼが隣り合っていて、26アールの田んぼがその400メートルほど下にあって、
一本の水路でつながっています。
ポンプ小屋の電源を入れると、河川からポンプアップされた水が水路に流れる仕組みになっています。
2日前に、24アールの田んぼと、26アールの田んぼには、それぞれ、
鶏糞をゲート弁のついた200リットルのドラム缶に85キロくらい、
添付の写真のような90リットルのポリタンクに55キロくらい、あらかじめ水で溶いておきました。
それと、6アールの田んぼには、100リットルのドラム缶と90リットルのポリタンクに、
米ぬかを合わせて30キロ溶いておきました。
(先日米ぬかを60キロと書いたのは間違い、30キロです)
水路に水を流し始めてから、バルブを開いて鶏糞を水口にたらしこみ始めました。
ドロドロしてるもんだから、ゲート弁のバルブをいっぱいに開くと勢いよく出るんだけど、
もうちょっと少なくという調整が難しい。バルブを絞ると出なくなってしまう。
同じ田んぼにかかりきりになっているわけにいかないので、
次に米ぬかの流し込みを始めました。
こちらは、濃度も薄いし、粒子も小さいので、調子よくほどほどの勢いで出てくれました。
下の田んぼに移って流し込みを始めて、上の田んぼに戻ってみると、
鶏糞の濃いのが底の方にたまって、流れなくなっています。
そこでバケツで水を補給しながら、添付の写真の撹拌棒でかき回しながら、ポリタンクの鶏糞を補給。
休む間もなく、米ぬかのところに移ると、ドラム缶が空になっています。
大慌てで、バケツでポリタンクからドラム缶に移しました。
もうこの頃にはシャツやズボンが、小雨と鶏糞や米ぬかでべちゃべちゃになっています。
下の田んぼに移ると、また鶏糞が流れなくなっています。
ポリタンクの鶏糞は、90リットルのタンクに55キロくらい無理やり水で溶いたものだから、
液肥というより、なんと言えばいいんだろう、おかゆじゃなくて、おじやみたいなねばねば状態です。
あっという間の、どたばたの1時間半ほどでした。
さあ問題は、どれくらい均一に拡散してくれてるかどうかです。
ECメーターを持って少し測って回ったのですが、もう一つわけがわからん、、、
鶏糞の茶色い色になっている水のところでも、数字が上がってこない。
たぶん鶏糞も米ぬかも溶けて、硝酸体チッソとか、なんとかとか、
ともかくイオン化しないと数字になって出てこないんだろうと思って、
明日の直売所のスイカや網干メロンを収穫して帰る時間が迫ってきていたので、
また今度だと思いながら帰ってきました。
(追記)
ドラム缶にゲート弁を取り付けるのに使った接着剤、水中ボンドという粘土状の接着剤ですが、
昔に書いたことがありました。
2003年2月8日の「私の小道具」の記事です。
あーざす、若者言葉を使いました。
ほんとうは、ありがとうございます。
正式名称はイチョウウキゴケで、別名イチョウウキグサなんですね。
除草剤より乾燥状態云々はなるほどと思いました。
私の田んぼ、部分的に水はけの悪い所があり、そこに多発しているのです(葭もおまけに生えます)。
話を膨らませますが、田んぼの乾田化に対して私の考えが変わり始めています。
以前は、緑肥栽培をする為に水田に明渠をして乾田化していました。
一時、緑肥によって確かに雑草が生えない事がありました。
しかし、続きません。
この北陸の地では、越冬した緑肥栽培を安定して出来ないからと思っています。
レンゲやクリムゾンクローバーを栽培して、それをコメ販売の売りにしている所が私の近隣の地域でもありますが、私にすれば「売らんかな」に見えます。
ともあれ、冬には雪が積もり、その雪解け水が春の田んぼに残る中でも田作りを始める・・・。
自然にあまり逆らわ無いようにしようと思い始めました。
*** 中出 ***
8/7 福井の塚本さんから「イチョウウキゴケだよん〜」
イチョウウキゴケは水に浮く唯一のコケで、近年は除草剤の影響で希少種になってきているとは図鑑の解説ですが、除草剤を使っていても、湿田ではわんさか繁殖しているのを見かけたことがあります。除草剤よりも冬季に乾燥状態にすると急激に少なくなる気がしています。私は、希少種化したのは除草剤より乾田化したためではないかと思っています。
私事いろいろあってお便りできないでいる塚本でした。
8/6 福井の中出さんから「田んぼの浮き草だけど、、、」
私の田んぼの一枚に見たことがない浮き草が出たなぁと思っていても、気に留めなくて2年。
この前知らない雑草の名前を探していてた時、この浮き草が出てきてびっくり。
環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧とされた「イチョウウキグサ」でないかと思うものだった。
もしこれがそうだったら、私は困ったことになってしまう。
この田んぼは私の手を離れ、委託しようと決めていたからだ。
そうなれば、除草剤で間違いなくなくなってしまうと思われる。
でも、私自身も稲作では手一杯になってきているから、昨年から面積を減らしてきている。
福井県では、これを絶滅危惧種種とは指定していない様だ、、、。
さてさて・・・。(山下流表現)
*** 中出 ***
8/5 やまちゃんから「米ぬか流し込みについて(続々)」
米ぬかを溶いてから流し込むという方法、
こんなアイデアはだれかすでにきっとやっているはずだと思って、探していたらやっぱり見つかりました。
「別冊現代農業(2004年12月) 米ぬかとことん活用読本」にあちこちの話として紹介されていました。
1反に60キロ、水口のパイプの下にたらいを置いて、15キロずつ1リットルの水でドロドロに溶いて、
溶き終わったら、パイプの口を開いて、たらいからあふれさせるようにして流し込む。
それを3回4回繰り返すというやり方でした。
水口から生の米ぬかを流し込んだら、風に吹かれて流されて、均一に広がらなかったから、、、、という理由だそうです。
笑ってしまったのが、同じ号でぼくが米ぬかを団子にして投げ入れている記事が、写真とともに出ていました。
肘を痛めてやめたのですが、今になって思えば、よくあんなあほなことやったよなと思います。
思いついてやってみたけどということは、たしかに多い。
今回の「米ぬか液肥流し込み」という思いつきも、
後になってみれば、またバカなことをやったものだという風になる可能性大です。
だけど、だけどです。
今回ばかりは、妙に自信があるのです。成算の可能性大だと思い込んでいるのです。
まず第一に、前のように米ぬかだけに抑草を頼るつもりはありません。
いわば、土壌表層処理です。機械除草の前の露払いみたいなもんです。
肥効を期待してないから、隅々にまで均一に広がってくれなくてもいんです。
反当り60キロくらいな量ですので、早苗の活着を阻害するようなことは、
水口の一部を除いて、出てこないはずです。
肥料濃度を調べるECメーター、通販で見てみたら3600円ほどであったので、「えっ、そんな値段であるの」と買ってしまいました。
早速水路の水を測ったら0,10。田んぼの中は微妙に幅があるけど、だいたい0.17〜0.19。
水口に米ぬかのカスがたまっていたので、そこを長靴で踏み込んで水をためて測ったら0.50。
にわか雨が降ったので、そのたまり水を測ったら0.02。
水道水がなんと0.22。けっこう塩素の濃度が高いもんですね。
流し込みで調べていたら、多木肥料の次ような資料がありました。
流し込まれた肥料養分は、2〜3日のうちにけっこう拡散して均一になるもんですねえ。
明日(火曜日)田んぼの畔に200リットルのドラム缶を持って行って、
あらかじめ鶏糞を水で溶いておく予定です。木曜日に入水するときにたらしこみます。
窒素成分で1.5キロくらいにとどめるか、2キロにするか迷っています。
6アールの小さな田んぼがありますので、そこには米ぬかの溶いたのを60キロ流し込むつもりです。
相も変わらず、乞うご期待です。
8/5 宮城の斉藤さんから「いろいろ」
こんにちは 宮城県栗原市一迫の斎藤です。
梅雨が明けたら地震。そして夜はもう秋です。地震は気圧の微妙な変化で
起きるとも言われてますが 偶然かな。
今年の除草は限界適期からキュウホーのエンジン不調で そしてスペア用のテラガモも
同様にエンジン不調で10日も遅れてしまいました。当然のごとく 今年の田んぼは雑草の見本田。
それから 無謀にも有機の乾直やってみました。案の定 近年稀にみる大失敗。境界杭の左側と
手前がポット苗での田植え。右側が乾直。出穂が楽しみです。
あと これは冬虫夏草でしょうか?それとも毒キノコ。裏山にいっぱいです。
斎藤 政憲
8/1 山口の江浪さんから「緑肥で除草ができるかも?」
山下様、皆様
楽しく読ませていただいております。
除草機、除草具の話題がありましたので、割り込ませていただきます。
山口県で緑肥稲作6年目の兼業農家の江浪です。
標高300mの山間部で6枚の田んぼ75aを耕作しています。
チェーン除草3年、アイガモン除草は1日で諦めました。
偶然かもしれませんが、緑肥の有機酸とガス湧きでコナギの除草ができる
かもという話です。
読んだ資料には、緑肥の鋤込み後3日以内に入水せよと書いてあったので、
ガス湧き覚悟で、緑肥の鋤込み直後に入水したら、コナギが生えなかったが、
苗も多少枯れたというオチが付いています。
今まで、緑肥でレンゲ、ヘアリーベッチ、カラシナ、エンバク等を試しま
したが、緑肥種子の値段が高騰し、他の種類を探していたところ、イタリ
アンライグラス(ハナミワセ)を使った稲作の記事を見つけ、
1.ベッチ+イタリアン(45a=15a+10a+15a+5a)4枚
2.ベッチのみ(15a)1枚
3.イタリアンのみ(15a)1枚
の実験を始めました。
イタリアンライグラスは牧草です。普通種は1Kg当たり350円台から。
品種:ハナミワセは、値段が高かったので不採用。
イタリアンは、休耕田や畦畔に生えるとカメムシの温床になる・・・
とか言われています。
途中ですが、イタリアンだけの田んぼは、昨年までコナギでコンバインを
詰まらせた田んぼですが、コナギが見あたりません。
キシュウスズメノヒエには効果はありません。
その他の田んぼ(ベッチのみ、ベッチ+イタリアン)では、雑草が少なく
なった程度で、驚くほどの効果はありません。コナギやヒエが生えました。
(クリンチャーEWとバサグラン液剤を散布)
有機酸と肥料(ベッチ)の有無ではないかと推測します。
ただし、ガス湧きによる苗枯れで、補植は2回、15a(イタリアンのみ)で
マット苗を4箱使いました。
栽培履歴は以下のとおりです。
2012年
9/15 ベッチは4Kg/10a。イタリアンは2Kg/10a。管理機で明渠。
2013年
3/10 浸種(井戸水、エアーポンプ)、消毒済みの購入種子
3/20 播種(マット苗100g/箱)、育苗機
3/23 ビニールハウス、プール育苗(4年目)
4/13 緑肥をロータリーで鋤込み(長辺方向)
4/14 田んぼ入水
4/20 荒代かき(短辺方向)
4/27 代かき(長辺方向、除草剤:サキドリEW)
5/3 田植え(24cm間隔)15箱/10a
5/18 補植
5/26 補植
6/10 硫安10Kg/10a(ベッチ)、20Kg/10a(イタリアンのみ)
6/16 硫安6.6Kg/10a(イタリアンのみ)
6/23 溝切り
6/29 ベッチの田んぼ、除草剤:バサグラン液剤、クリンチャーEW
7/21 出穂(ベッチ)
7/29 出穂(イタリアンのみ)葉色がさめません。
緑肥で除草効果があれば、除草剤の代金が8000円/10a浮くかも・・・
と皮算用。
オモダカ、ヒエ、ホタルイ、ガス湧き対策、への字追肥の量は、
収量を見てから、来年の課題です。
赤木さんの菜の花をイタリアンに変えただけ?の緑肥稲作の実験途中
ですが、9月の中旬には結果が出ると思います
ヘアリーベッチの生草での窒素成分量をご存知の方がありましたら、
ご教授下さい。
山口県周南市
江浪
7/30 やまちゃんから「米ぬかの液肥流し込みについて」
米ぬかを溶かして、田植え直後に流し込むというプラン、
もしかしていい線いくかもと、という泡のような期待がふくらんできています。
40リットルほどの水に米ぬか15キロほど溶いてみました。
その一部を数倍の水で希釈してかき回したら、きれいに溶けて粒子はなくなったように思いましたが、
翌朝になるとバケツの底に粒子が沈殿していました。
やっぱりね、そう簡単にとけるものではないわな、、、
一晩おいて、それらの米ぬか液肥を2畝たらずの小さな田んぼに流し込んでみました。(3日前の話)。
エンジンポンプで取水している田圃ですが、約20分で3〜4センチの水位になります。
水を入れ終って、田んぼをぐるりと一回りしてみら、田んぼの端まで米ぬかの黄色い水がまわっていました。
水口3〜4メートルくらいには、砕けたコメなどが沈殿しているのが見えました。
日にちを置いたら米ぬかの粒子がどれくらい水に溶解してくれるのか、
それも見てみたいなと、今日バケツの中にどろどろの米ぬか液肥を作ってみました。
臭くなって、我慢できなくなるまでおいてみる予定です。
ついでに、お遊びでコンバインの袋に米ぬかを入れて、タンクの水の中に入れてみました。
水に溶けない固形部分がコンバイン袋の中に残るはずです。
米ぬかを水に溶いて流し込むという方法は、もうすでに誰かがやっているはずだと思い、ネットで検索してみました。
残念ながら見つかりませんでした。
代わりに次のような参考になるページに出会いました。
福岡県農業大学校の福島祐助さんの「米ぬかを使った除草法」
10アール当たり50キロの米ぬかで雑草乾物量が4分の一になっています。
ふむふむ、、、雑草が完璧に無くならなくてもいいんだ、ダメージを受けて、
そのあとのチェーン除草などで相乗効果が出ればいいんだから、、、
そう思ってみていたら、次のような研究データもありました。
ていねいに全部を読んでませんが、その中で、
「米ぬかによる土壌表面処理と機械除草の組み合わせが効果が高い」
と書いています。
固形物を含まない米ぬかの液だけで、雑草に対する発芽阻害効果が出てくれるもんかどうか???
7/27 やまちゃんから「流し込み施肥(続)」
米ぬか抑草のブームは終わりました。
米ぬか抑草の効果がなかったせいではなく、散布する労力が大変だったから、続きませんでした。
また水口からの流し込みという方法もありましたが、こちらは、過大広告のように思いました。
米ぬかは、水に浮いて流れなくて、水口から10数メートル付近で大半が沈殿していました。
家の裏の二畝たらずの小さな田んぼ、紫黒米を作っていますが、
田植え後すぐに畔から投げ入れるだけでほぼ全面に米ぬかがいきわたります。
奥方が、八反どりでひとこすり、ふたこすりするだけで、ほぼきれいな田んぼになっています。
雑草の根がおとなしく,やさしいんです。
ドラム缶で流し込み装置を作ってから、来年に思いをはせています。
「ひたひた水で田植えした後、足し水の時に米ぬか液肥を均等に流し込むことができたら、
抑草に一役かってくれないだろう か?」
米ぬか抑草がブームだったころは、どちらかというと米ぬか頼みでした。
最近の抑草の考え方は、複合抑草です。
二回代かきとか、トロトロ層とか、深水とか、チェーン除草とか、、、
その田んぼの条件に合わせて、有効と思われる抑草法を組み合わせて、抑草しようという考え方が主流です。
あらかじめドラム缶の中で溶いておいた米ぬかを流し込むという方法で、
田んぼ全体にほぼ均等に行きわたらせるとことができたら、
これは大きな力になってくれるかもしれません。
そう思って、夕方50リットルほどの水に、米ぬか15キロを溶かしてみました。
1日たってどれくらい溶解してくれるか?2日たてばどうなるか?
直後に一部をすくってバケツの水の中に入れてみたら、コメの砕けたのを除いてきれいに水に溶けました。
田んぼ全体に米ぬか液肥がまわってくれたどうか、
なんとかいう濃度計(水質検査器?)があればわかるはずです。
残念ながらぼくは持っていません。
どなたか、このプロジェクトに興味持ってくれる方、いませんか?
今日旧知の百姓の稲坂さんに思いがけず会うことができました。
稲坂さんの言葉、二つ。
「米ぬかは60キロで十分、」
「山下さんも、暑い夏にとんがり帽子をかぶっているやろ、
あれ、てっぺんに穴をあけておくと、暑い空気が抜けていくので涼しいで、やってみなはれ」
7/25 中出さんから「除草機」
田んぼの除草機の性能についてお聞きしたところ早速貴重なお話を
中出さん、田中さんから戴きありがとうございます。
昨日JA農機具センターから中古のアメンボとMJがあるとのこと
早速見の行きましたが修理しないと動かないのでデモスト出来ず
残念でした 。
アメンボもMJも持ち上げた時の重さはさほど違わないようですね
JAの職員の話では株間の除草はどれも変わらずしっかり除草は
出来ないといっていました。
そうすると何条のもにするかですが、自分が機械について行く体力と
気力に合わせた物になるのかな?と考えています。
皆様ありがとうございました。
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上伊那郡箕輪町中箕輪
唐沢金実
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7/24 やまちゃんから「昨日の補足」
除草機という作業が苦痛でしたので(ものぐさがいちばんの理由ですが)、
4〜5年前までは、雑草に目をつぶることができなくなってから、除草機を入れていました。
2年前から、「草を見ずして、、、」の心がけで、ものぐさ心に鞭打ちはじめました。
今年は、もう一鞭加えて、3回除草機を入れました。
ティラガモというマイナーな機械ですので、あまり参考にならないかもしれませんが、
抑草抑草という前に、イネが田植え後すくすくと育つことをいちばんに考えました。
その基本路線は、今年に限って言えば、間違いなかったように思います。
イネミズゾウムシも、天敵が出てきたのか、気にならない程度におとなしくなってきてくれています。
初回の除草機は、田植え後7〜8日(代かき後9〜10日)、
2回目は、その7〜10日後、3回目はまたその7〜10日後。
今年もターンする枕地でけっこう早苗を踏み潰しました。
踏み潰した大半は、1回目の除草機の時のように思われました。
2回目、3回目になると、イネがしっかり根を張っているので、除草機のダメージは少ないように思われました。
1回目を「より優しく、より慎重に、、、、」というのが、来年の課題になりそうです。
ティラガモの除草部分は、(1)ソリ、ソリの底面にギザギザの刃がついていてそれが条間の泥を削っていきます。
(2)株羽輪、くるくると回転しながら、株元の泥をえぐっていきます。
(3)転車、これは条間の雑草を埋め込む役目を持っています。
去年までは、ソリがやや上向きになる様に設定していたのですが、今年は3者をほとんど水平になる様に設定を変更しました。
そして、2回目3回目の時には、油圧をいっぱいに降ろして、つまり除草機部分が深く深く入るように作業しました。
これがよかったんじゃないかなと、思っています。
ソリの底面のギザギザが、条間のコナギやホタルイ、オモダカを削って、かなりのダメージを与えているように思いました。
作業の途中で、ソリのギザギザがどれくらい深く入っているのか、手を突っ込んでみてみると、
4〜5センチ以上はもぐりこんでいるようでした。
気をよくして、厚手のブリキを加工して、ギザギザをもう1枚増設しました。
ミニエースにも、ソリがついていますが、あのソリの部分に泥をえぐっていく装置、
たとえば釘とか、スプリングとか、そういうものを脱着できるようにして、
田んぼの泥や雑草の状態によっては使ってみたら面白いかもと思ったりしました。
それと、田中さんが言われていましたが、
枕地を田植機で植えないで、植え継して、畔までミニエースで直進して、畔際でUターンするようにした方が楽かも?
田中さんは、畔に乗り上げてターンするという離れ業をされているようですが、
(ちょっとその姿がイメージできないので)、
畔際でターンするだけでも、だいぶ楽になるかもと思いました。
以前ミニエースを使っていた時に、泥田の中でミニエースを持ち上げて隣の条に降ろすのが、大変でした。
降ろす時に、うまく真ん中に降ろせなくて、イネの葉先を踏んでしまったりしてね。
7/23 やまちゃんから「田んぼの写真」
今日とった田んぼの写真を送ります。
平均的な場面を選ぶのが難しくて、えいやっと選んだのが、この3枚です。
ですので、もっと雑草まみれのところもいっぱいあります。
また、もっときれいなところも少なからずあります。
1枚目、コシヒカリの株元でコナギが見えますね。
これがこの後、イネの日陰になってどれくらいおとなしくしていてくれるのか?
2枚目は、株元はさておき条間はきれいでしょ、という気持ちで選びました。
3枚目は、枕地はコナギやホタルイの天下です。稲刈り前に刈り払い機でバッサリ掃除しようと思っています。
ついでに、お遊びのもう1枚。
ドラム缶で流し込み施肥装置を作ったもので、
ヒノヒカリの穂肥まで待ちきれなくて、今日米ぬかを溶かして、コシヒカリに流し込み施肥しました。
2反の田んぼに50キロくらいの米ぬかですので、肥効を期待してというより、お遊びです。
米ぬかをドラム缶(200リットル)の中でドロドロに溶かして、バルブを絞って水口に注ぎ込んだのですが、
おっ、これ悪くないやないの、
来年の田植え直後の米ぬか流し込みに試してみる値打ちありかも?
と、ちょっと気がそそられるくらいでした。
神奈川県の今井です。
今年はアイガモンを使っています。
田植をして10日後に中耕除草(共立)と同時に醗酵肥料を1反40キロ散布、その後1週間後に2回目の中耕除草
、雑草の発生状況によっては中耕は1回のみ。トロトロ層が発達した所は1回目の除草のあと、田の表面をなでるように
手除草(1反4時間くらい)。
手取り除草のあとにもイネが元気なく、雑草が元気な田はアイガモンで条間を除草です。アイガモンはあとから
発生してくるオモダカに有効です。あと、畦際から出てくるツル性雑草にも有効です。ビニールハウスの際やマルチの際
の畑雑草にもいけそうです。
写真はオモダカが条間にいっぱい生えてきた所をアイガモンで刈ったあとです。
難点は重いという事です。また、この時期は田んぼがかなりしまってくるので、歩くのが大変です。
7/21 福岡の田中さんから「Reミニエースかアメンボ号かハタマタ共立のPC3000か?」
福岡の田中より、ミニエースによる除草作業の続報です。
今度の週末で、漸く株間除草が完了しました。
累計の作業時間を省みると、初期除草のほぼ倍の時間を要しています。
もう少し早めに作業をしておけば良かったのですが、作業着手が遅れた分だけホタルイやコナギが生育してしまうので、時間を要す事になってしまいました。
ミニエースの性能という観点からは、「非常に良い」ですよ!
長い時間田圃の中をウォーキングする体力と根性さえあれば、除草性能は優れています。
折り返し作業は、前輪を畦に乗せ掛けてやると自力で畦の上に登りますので、条間除草の時の要領の悪さを克服しました。
二箇所の圃場のうちの10aのほうは、ホタルイが伸びていたので、畦にミニエースを乗り上げる度に車輪に
巻き付いたホタルイを取り除きながらの作業でした。
(車輪に草の巻き付きが多いと、エンジンが過負荷になってしまうみたいです。)
草刈機と同じエンジンなのですから、仕方の無い事かと思って、小さなマイナスドライバーをポケットに忍ばせての除草作業でした。
7/21 福井の中出さんから「長野の唐沢さんへ 除草機」
私の除草機は大竹製作所の「MJ?3条」という製品で、製品の詳細は大竹製作所のHPをご覧下さい。
HPの中のカタログにロータ幅が180ミリがありますが、農機店で説明を受けた時は北海道、東北仕様という事でした。
取扱説明書を添付しましたので参考にしていただければと思います。(PDF 2.2MB)
http://www.otake-ss.co.jp/pro_02.html取説のはじめやカタログに良い点が記載してあります。
私の場合は12万円ジャストで農機店から購入しました。
結論から言いますと、これだけを使用してコナギ(雑草)に対処する事は無理です。
その一番大きな理由は株間除草が出来ない事と、条間においても稲の株との間が残る事です。
他に、ご存知の通りダラダラと雑草が生えてくる事や、たとえ一旦浮き上がっても枯死せずに復活する奴がいる事です。
だからどのへんで妥協するかですが、その時は良かれと思っても彼奴らも成長するわけで、後日には炎天下で田んぼに這いつくばる自分の姿を映し出しているかもしれません。
現に今の私がそうです。残る2反弱の田んぼ一枚は、手が回らないので今年は諦めました。
そんなもんだろうと強がっていますが、内心来年の反動を恐れています。
使用するにあたって。
重さはそれほど気にしません。溝切り機と大差無いと思います。
エンジンは大きいのですが(43cc)振動は気になりません(防振は良い)。
泥はねはありません。それより、歩きまわることによる自分の足の泥はねがひどいでしょう。
3条用ですので2反ほどの面積は約2時間弱で終わりますが、田んぼの状況により変わります。
コナギの上を舐めるかどうかは水加減と速度(ロータ回転数は変えず、尾ソリで加減する)によって変わりますが、稲の根の張り方によってはもうひとつ制限されるかと思います(時期によっては根を切る)。
稲株のひとつやふたつを犠牲にできる気持ちが必要。
結構歩きまわるので、機械についていける脚力が必要。
もうひとつ、気力が必要、、、。
*** 中出 ***
7/20 長野の唐沢さんから「ミニエースかアメンボ号かハタマタ共立のPC3000か?」
長野の唐沢です
皆様の投稿を拝見しているばかりですが、色々参考しなるお話があり、「フムフム」と
納得しながら読ませていただいています。
今年から田んぼが増えて、6反から8反になり、田植え後の初期除草はチェーン除草機で
対応し、後期は手押しの除草機を押してコナギを減らしていますが、この後ダラダラと生えてくる
(取っても々生えてくる)クログアイを手取りしないといけないのですが寄る年波には勝てず毎日早朝
2時間の除草作業がきつくなりました。
(コナギの生育状態は「福岡の田中さんから「ミニエースによる株間除草レポート」に添付されている
写真とほぼ同じくらい密生しています)
以前から動力の除草機の購入をしたいと考えていましたが、「ミニエース」とか共立の「PC3000/2,3」
とか「アメンボ号」とかをネットで動画見ながら思案しています。
ミニエースは前後の羽が動力なのでしぶとく大きくなったコナギも結構除草出来そうかな?と思いますが
15kg程あるようなので畦際で廻すのに持ち上げないといけなさそうで重そうだし、共立のPC3000は
大きい羽ですがコナギの上をなめていくような感じにも見えますし後ろにドロが結構飛ぶのでは?とか
アメンボは除草羽が動力で無いので硬くなった土に生えたところのコナギを泥の中に埋め込んで
くれないのでは?などと思案しています。
そこで使っている皆様にそれぞれの長所短所使い勝手等、株間の除草状態の良し悪しなどを教えて
戴きたく投稿させていただきました。
使っている皆様宜しくお願いします。
7/16 やまちゃんから「流し込み施肥」
義父は木こりで、百姓を始めたぼくに「カエル蹴飛ばしのミミズ切り」とからかった人でしたが、
草刈り機の振動について、
「お前らは、冬に草刈り機を使わないから白蝋病にならずにすんでる」と言っていました。
ホームセンターの安物の刈り払い機愛好家ですので、ほんとそう思います。
さて、添付の写真、携帯で撮ったものですが、
泥だらけのポケットに突っ込んでるから、レンズの表面が傷だらけになってるのでしょう、写りが悪いなあ。
イネの株元の写真も撮ったのですが、とても送る気になれないピンボケです。
またデジカメで撮りなおして送ります。
現代農業8月号に、「流し込み施肥」の小特集がでてました。
それを読みながら、
「そうや、鶏糞の流し込み施肥という手があったんや」と思い、
手持ちの100リットルと200リットルのドラム缶を使って、作ってみました。
100リットルには30ミリのバルブ、200には40ミリのバルブをつけました。
鶏糞を水で溶いて、水口まで塩ビのパイプをつないでたらしこむ算段です。
ヒノヒカリはコシヒカリと違って肥くいです。
動散を背負って畔から穂肥なんて、そんなしんどい仕事はもう無理と思い込んでいましたが、
流し込み施肥ならできそうです。
苗代の追肥に「鶏糞の流し込み」方式は経験済みで、案外肥料ムラはできないものだなと思っています。
ドラム缶への水の注入はエンジンポンプを使うつもりです。
「7俵取れたら御の字だ」だと、ほら吹いていましたが、今年はその気になってきました。
つくづく「とらぬ狸の皮算用」が大好きです(笑)
7/11 岡山の林さんから「昼寝と畦草刈三昧です」
皆さん今晩は、お元気ですか?
高温、高湿度の日々が続きます。今日も外気温は37℃。私の家の屋根からも75℃くらいの熱気がファンで常に排出されて
います。最近は畦草刈三昧の日々です。お昼は暑いので3時ごろまで昼寝。昼寝は百姓の特権です。百姓は自由ですね。
そうは言っても、草刈の始める時間は4時30分。今の私の作業の様子は、3時50分起床、すぐに早朝の冷気を家に取り
込むために窓を開け放つ、深夜電力の使える間に洗濯機を回す。(昼間は病院、工場などが電気を使うので、一般の人は
出来るだけ電気使用量の少ない時間帯で使用したいものです。)そして、6時30分に草刈から帰宅して、作業着を2台目の
洗濯機で洗濯、シャワー。新聞を読みながら家族と朝食を取る。妻が会社に出勤し、子供を学校に送り出し、食器の皿洗
い。洗濯物を干し、生ごみの処理、家庭ゴミ出し、緑のカーテンに水をやる等家事を済ませる。作業着はその間に乾いてくる
のでそれを着衣。窓を閉めるなど家を閉め切ってまた草刈に出発。10時頃作業着が汗でびしょ濡れになるので、休憩の
ため帰宅。シャワー、洗濯しながら水と塩分を補給して草刈に再度出発。水は1日3-4リットルは必要。
草刈をやりながら田んぼを見ると、水中にコナギが見えるが、見ない振りをして草刈を続ける。正午に帰宅して汗で
びしょ濡れになった作業着を洗濯しながら、シャワー。昼食を取った後、待望の昼寝。私の家にはエアコンが無い。外気は
37℃あるが、室内は断熱と放射冷却で冷やした蓄冷が効いているので午後2時でも31℃にしかならない。家を閉め切って
も、換気ファンは回り続けるので室温は少しずつ上がってくる。(私の家のベタ基礎全体が断熱基礎となっていて、それが
蓄冷材となっているので熱慣性が大きく取れている。そのため室温が31℃になっても室内の輻射温度がそれより低く、
体感温度が低い。)そのうちに子供が帰宅するので宿題を見てやる。子供はまだ日本に来て1年なので国語など支援が
必要。その後、午後4時ごろから夕方7時30分ごろまで畦草刈。帰宅し、刈刃を研磨、混合油の調合、洗濯、シャワー、生産
行程管理記録に記入し、食事。皿洗い等家事をやった後、10時までには就寝。一日中草刈です(昼寝付き!)。
岡山市
林 正弘
先に送った私のメール「
刈払い機について思う(振動)」は文字化けするんですね。
「防振性能は125?250Hz(ヘルツ)対応とある」での(?)の部分は「防振性能は125
から
250Hz(ヘルツ)対応とある」と読みます。
MSを好きになれない私は、パソコンにおいてOSをはじめソフトもMS製を使用していませんからそうなるのでしょうね。
かごロータ型の除草機を使う時、私は田植初期の頃は水を張ったままかけます。
上野さんが言われる通り、浮き上がったコナギなどは後日復活してしまうので、すくい取る作業をして田んぼから出します。
それでも十分でなく、1か月後ぐらいのこれが最後の除草機という時は落水してかけます。
写真はその時のものです。
落水すると確かに埋め込みます。
・・・今、中干しを始めたので田んぼが硬くなり、残って我がもの顔で大きくなったコナギを「けずっ太郎スリム」で刈り取っています。それこそ「ジョリッ、ジョリッ」と・・・
ああ、疲れる。
*** 中出 ***
7/10 やまちゃんから「ミニエース余談」
我が家では、ミニエースは倉庫の片隅でほこりをかぶっています。
6〜7年近く使っていません。
使わなくなったのは、ミニエースを押して家にたどり着くと、足が痙攣して、夜中にひどい目にあうからでした。
心理的には、おじさんにあたる人に、当時最新型のクラウンに乗せてもらった時、
「この時勢に田んぼの中を歩いて除草機を押しているのか」と、びっくりされた時に、
やっぱり乗用にしようと、決断しました(笑)
栃木県に上野長一さんという、古き百姓の友人がいます。
彼もミニエースの愛好家です。
数町歩の田んぼをミニエースで除草(抑草?)しています。
「よく体が持つねえ。乗用にする気はないの?」と聞くと、
「かご型の車輪が4WDで、前輪後輪とも駆動式になっているから使っています」
「乗用で動力駆動式のものが出たら、それを使います」
「だけどね、最近トラクターから、田植機、コンバインとみんな乗用になってしまったでしょう。
裸足で田んぼに入るのは除草機を押す時だけで、これはこれでなかなかいいものですよ」
と、ここまでは与太話でしたが、上野さんの話で「おれっ」と思ったのが、
「ミニエースを使うときは、落水して使います。
深水で押すと、浮いた草が復活することがあるけど、
落水して押せば、雑草を泥の中に練りこむことができるので、之が効くんですよ」
ぼくは、ティラガモを使うときに深水にして浮かすようにしているし、
田中さんのお便りを拝見しなながら、みんなそれぞれぞれやなあと思ったことでした。
最近ね、しみじみ思うのは、井原豊さんが
「百姓は、みんなそれぞれひとりひとり、自分が先生なんです」
と言った言葉です。
7/10 福岡の田中さんから「ミニエースによる株間除草レポート」
会社から帰って大急ぎで作業着に着替え、コナギ群生箇所の株間除草に励みました。
密生している箇所では、少し左右にミニエースをスィングさせながらゆっくりと進みました。
条間除草の場合に比べて、株が一列にきちんと並んでいないので、コース取りに注意しないといけないのですが、まぁまぁの成果かなと思います。
ホタルイの除草には非常に有効ですね。コナギがごっそりと群生してしまうと、一寸辛いかな?という感じです。
条間の稗はほとんど見受けられませんが株間にはちょこちょこと稗が目に付きます。でも、株間をミニエースで通過すると稗もほとんどカゴ型の車輪が巻き取ってくれます。
全体的には、手押しの除草機に比べれば遙かに効果があります。
一昨年そして昨年の除草作業に比べると、効果は歴然としていますので、田圃の中を数時間ウォーキングする気力&体力のある方にはお奨めの機械かなと思います。
7/7 福岡の田中さんから「ミニエースの効果確認結果」
ミニエースによる除草作業二週間後の状況報告です。
やはり条間除草は出来ても、株間除草は完全ではありません。(添付一枚目の写真参照下さい)
コナギが群生していた箇所は、株間の取り残しが頑張ったのか?再びしっかりと群生していました。(添付二枚目写真参照下さい)
それでも、昨年度の状況に比べれば遙かにマシなので、株間で草が伸びているところを重点的に、直交方向にミニエースを使って除草作業に勤しむつもりです。
除草作業を手伝ってくれる(かもしれない)ジャンボタニシの産卵がピークみたいです。(添付三枚目写真参照下さい)
近所の圃場ではジャンボタニシによる稲株への食害が見受けられますが、除草剤を使わない我が家の圃場では、タニシによる稲の食害はあまり観察できませんでした。
次週は、畑の除草にもミニエース君には活躍してもらわなければ...
畑が大変なことになっていますが、雨続きでトラクターは入れません。
以上 福岡県で無農薬栽培に励む田中より
7/6 福井の中出さんから「刈払い機について思う(振動)」
毎日刈払い機を使い続けると,少なからず体に変調を感じる(年になった、、、)。
指先にしびれを覚えるようになってしまった。
振動障害というとレイノー現象(昔は白ろう病と言った)でチェンソーがやり玉に上がっていたが、チェンソー自体もそういう意味で改善され、作業も法律で制限されたと聞いている。
刈払い機も遅れながらもそういう方向になってきているようだ。
メーカーの刈払い機のカタログに「3軸合成値(振動値)」というものが表示されている場合がある。
これによれば10m/S2(Sの2乘倍)という値より小さい機種は、1回連続作業時間は10分以内とある。
よくわからない事ではあるが、メーカーサイドもそういう方向性を出してきたと理解している。
チェンソーを使った人は分かると思いますが、チェンソーはずっと使い続ける様なことは無いですよね。
合間に、切った木や枝を移動させるためにチェンソーを手から離します。そちらの方が作業時間は長いです。
しかし、刈払い機は連続運転で30分以上はザラじゃないでしょうか。最近の機械は燃費がいいから、ついつい長時間運転になってしまう。
しかし、一連続作業時間は30分ぐらいで、5分以上の休止時間を作ることが指針として決められているみたいです。
2サイクルエンジンと4サイクルエンジンでは当然振動が違う。
個人的な表現をすれば、2サイクルエンジン(機械は26cc)は筋肉に響き、4サイクルエンジン(機械は30cc)は骨に響く感覚を持っている。この辺はエンジン回転数によって変わるので、うまく言い表せない。
先の「3軸合成値」は、ハンドル別にすると両手<ループ・ツーグリップという傾向があるようで、振動対策からすると両手ハンドルの方が優位みたいです。
機械本体の防振対策。この目に見えない部分で、ホームセンターなどで売られている格安の物はキチンとされているのか心配します。
写真は防振手袋。
防振性能は125?250Hz(ヘルツ)対応とある。これが有効なのかはわからないが、無いよりはマシだろうという事で使い始めました。
*** 中出 ***
7/4 福井の中出さんから「刈払い機について思う(ハンドル)」
毎度のごとくこの時期、草刈りに専念しています。
昨年、「草刈り雑感」という事で意見を述べていたのですが、今回は刈払い機にポイントをおいて見ようと思います。
私は畦畔(法面・斜面)での草刈りが結構あるのですが、この場合での刈払い機のハンドル形状が作業性を左右させるのではないかと思います。
刈払い機のハンドルというと一般的に両手・ループ・ツーグリップに大別されると思いますが、斜面時だけを考えた時ループ・ツーグリップ>両手じゃないかと思います。
残念ながら、私はツーグリップの刈払い機を使った事がないのでこれに対しては想像で考えています。
画像は斜面草刈り時の両手とループ(メインパイプがロングタイプ)です。
刈払い機のハーネス(吊りベルト・肩掛けベルト)をワンショルダー(シングル)タイプとして合わせた場合、刈払い機の作業範囲の大きさは、はやはりループ・ツーグリップ>両手となるような気がします。
作業範囲において、もし30cmくらいの刈り残しの差があったとしたら、平坦な場合はそれほどの問題を感じませんが、斜面の場合はそこに立って作業するという事は、安全面からもなるべく避けるべきことになります。しかし、疲労感からすると両手>ループ・ツーグリップじゃないかかと思います。なぜなら、刈払い機本体を支持する体制として両手は左右均等に対して、ループ・ツーグリップは異なります。これは、時間を重ねると結構負担になると私は感じています。
それと、例へば萱など茎の太い草がまとまってあると刈払うには力を必要としますが、これに対しても両手のほうが優位かと思います。
まぁ、それなりに使い分けて行けば良いのでしょうが、機種を揃えるところまでは難しいでしょうね。
ハンドルに関しては、両手でもループハンドルを付け足して使用している方がいます。
どなたかこれに関したご意見がありましたら投稿してください。参考にさせて頂きます。
次は、刈払い機の振動に対して考えをまとめたいと思っています。
*** 中出 ***
7/4 広島の菅野さんから「Reまたコナギにやられそう」
皆さんお久しぶりです。
広島の菅野です。
今年も20aの田んぼで除草剤なしを挑戦中です。
始めてから17,8年ぐらいにはなろうかと思いますが、この間、本などで他の人のやり方を参考に取り組んできましたが、コナギ対策は最後の難関ですね。現在は田植え後すぐにヌカを120〜150kg/反ほど振り込んだ後、八反ズリ&手押し除草機を1回かけておしまいです。気力、体力に余裕があれば、部分的に手取するぐらいです。出来るだけ田んぼに近づかない(笑)ほぼホッタラカシに近い状態です。稗は深水でほぼ殲滅しました。イネミズゾウムシは食用廃油で撃退していますが、コナギには参っています。打つ手は無いのが現状です。今のところ大繁殖にはいたってはいません。ただのラッキーかもしれませんが。
発見はありました。水温が低い場所は発芽しないと言うことです。山よせの冷り水が出るところとその影響がある範囲には全く生えません。発芽に温度が関係していることは全くそのとおりですね。ただ、稲も分けつが悪い。20a全体での収穫量は720〜960kgの範囲で程々には取れています。今年はコナギの発生は少なめですが分けつが悪そうですので収量は期待できないかなと思っているところです。
燃料電池車に関しては私も同意見です。基本的に現代文明は石油文明であることを忘れてはいけないのです。車はもちろん電気製品、果ては原発まで石油がないと出来ません。もちろん農業もですが。
悩ましいことです。
7/3 岡山の林さんから「またコナギにやられそう」
皆さん今晩は、
昨日(7月2日)高低差約10メートルの畦草刈をやった。この畦は、シルバーさんも引き受けてくれなかったところだ。確かに
危険な畦だとは思う。以前、私も草刈中に回転する刈払い機を背負ったまま滑り落ちた事がある。あの時怪我をしていたら
私も今、農業を続けられていたかどうかも分からない。この畦草刈をやっている最中に何かを切った感触があった。見ると
二つに切断されたマムシだった。頭部が逃げようとしたので、三つに切った。往復してきたとき別のマムシがいるような予感
があった。そこで、のり面の上部に回って除草を始めたところ、マムシが刈り払い機の刃に当たり、顔面に飛んできた。
しかし、私の体が高い位置に移動していたので届かなかった。のり面の高い所に移動する、というこの判断は正解だった。
このマムシは大きかった。腹の中には子供のマムシがいたのかも知れない。(マムシは卵胎生)
今年も一部の水田ではコナギにやられそうです。チェーン除草に入るのが遅くなった田んぼがいくつかあり、手押し除草具で
除草をやってみたところ体力が続かないことが分かった。それに畦草刈は苦情が出る前にやっておかなければならない。
その為、田んぼの中の除草より畦草刈の方に時間がかかる。
今日の日経新聞2013年7月3日号を読んで驚いた、ホンダとGMが燃料電池車で提携するとの記事だが、
・・・ハイブリッド車(HV)やEVが化石燃料などで発生させた電気を動力源にしているのに対し、燃料電池の燃料は自然界に
無尽蔵にある水素と酸素で排出するのも水だけ。「究極のエコカー」とも呼ばれ・・・、と書かれていた。
提携そのものについて、ああ、そうなのか、という事実を知るだけだが、燃料電池記事の説明で一流紙がこのような間違った
解説を載せるとは思いもよらなかった。水素が自然界に無尽蔵にあるとはこの記事を書いた記者も学校では習わなかった
はずだ。宇宙空間に星間ガスとして希薄にかつ無尽蔵に漂っているのは本当だろうが、地球上にはない。
水素は2次エネルギーであり、つくり出さなければ手に入れられない。結局、安価に手に入れるためには化石燃料で水素を
つくり出す以外にない。化学産業の一部で副生物として発生するものもあるが、大量にはない。この水素も元をたどれば
化石燃料だ。化石燃料から水素をつくり出すときにはエネルギーロスが生じるし、燃料電池で水素と酸素から電気を発生
させるときにも熱としてエネルギーロスが発生する。これは熱力学の原理だからどうしようもない。このロスが二酸化炭素の
発生量を増やす。燃料電池車が走行するときには発生するのは確かに水だけだが、二酸化炭素は別のところで発生して
いる。記事のようにHVやEVが化石燃料に頼っているとするなら、燃料電池車も実は化石燃料に頼っている。今後は製造
工程が長くなり、インフラも整備されていない水素ではなく、シェールガスの豊富なアメリカで天然ガスを直接燃やせば良い
ではないか、ということになるかも知れない。天然ガスはエンジンのシリンダー内やバルブへのカーボン付着がなくエンジン
オイルも汚さない。排気ガスも煤がなくガソリン車より良好だろう。私は燃料電池車に批判的であるわけではないが、新聞は
正しく伝える義務があると思う。燃料電池車がEVやHV(PHV)に比べてどの程度二酸化炭素の発生を抑制できるか、という
視点で記事を書く事も大事ではないだろうか?
岡山市
林 正弘
7/1 福岡の田中さんから・「枕畝の「植え継ぎ」」
山下様へ
先週末は田圃の様子を見に行く機会を逃してしまいました。
足踏み脱穀機で小麦の脱穀&選別作業と、畑の周囲の草刈作業でタイムオーバー!
今週中には、会社帰りに田圃の様子(除草成果)を確認に行こうと思っています。
先週末に畦から観察した限りでは、株間もそんなにホタルイやコナギは目立ちません。
今度の週末は、ガンゼキを持って株間除草の為に田圃の中のウォーキングに励もうかと...
私は、田植作業を近所の方に作業委託をしています。
10aの田圃は、枕畝を手植えするように植えてもらいました。
17aの田圃も同じようにしてくれるものと思っていたら、気を利かせてか?しっかりと枕畝も植付してくれていました。
従って、ミニエースでの除草作業の際に一株だけ邪魔になって、ミニエースの「犠牲」になります。
細長い圃場の場合は、枕畝を田植え機で植付しない方が除草機の為には好都合のように思えます。
株間を約30cmで植付しているので、10aの田圃の場合枕畝の「植え継ぎ」は高々30分で終ります。
ほんの一寸した「労を厭わない」姿勢が、却って後々の作業で「効率的」になるのではと思っています。
田植えの事だけを考えていると、こんな発想は浮かばないだろうなと思います。
山下さんの言われるように、「後々の作業」のことを視野に置いた作業が全体としては省力(小力)に繋がるのではと思います。