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(お断り、2020年4月22日記) このHPの世話人のやまちゃんです。このたび4Gのガラケーに買い換えまして、それで十分ネット検索もできるし、料金もカケホプランで2980円。月々NTTに6000円払うのが、年金生活者にはばからしく思いまして、NTTとの契約を解除しようと思っています。このHPは、皆さんからの知恵をいただいて出来上がったもので、共有財産のように思っています。さくらインターネットに年間1000円払えば継続できますので、しばらく、僕の百姓生活が続く間は残しておきたいと思っています。
ぼくあて、連絡くださるときは、yamachan415(アットマーク)ezweb.ne.jpか、080-5634-4790にお願いします。
(追記)「新しいお便りのページ」が、この1年あまり空白の状態で真っ白になっていたようです。転送設定が間違っていたためのようです。ご迷惑をおかけしました。無事復活しました。(2020年4月29日記)
2017年11/28 「やまちゃんから・訂正というか再考」
以前に書いたり、現代農業で紹介してもらったことの、反省というか訂正をどこかで書いておかねばなりません。
2017年8/3 塚本さんから「2017年の除草結果」
@春起こしの田んぼ
春起こしした田んぼの除草結果です。
堆肥散布後に、春起こしをしました。
スズメノカタビラを大量にすき込み、田植え後なかなか稲の色が出ませんでした。
丸山製作所の水田カルチを10日間隔で2回掛けました。スロットルは、全開の2/3〜1/2くらいでした。
5〜6アール/時間というカタログの能率の1/3〜1/4というゆっくりのスピードで
進んだところ、爪付きローターが回転して水と泥が渦を巻き、その渦に株間の水と泥が吸い込まれ、
まだ根を張っていない草が吸い込まれるということが起こりました。
条間に特化した除草機ですが、ゆっくり進むことで株間の草もかなり取れました。
トロトロ層はできていませんでした。
クログワイは少しありますが、極めて少ない田んぼでした。
A冬季湛水水田
冬期湛水後に田植えをして除草機を一回だけ掛けました。
丸山製作所の水田カルチを、スロットルを全開の1/2~2/3くらいで、
5~6アール/時間くらいのゆっくりの速さで進みました。
株間の草が回転するローターに吸い込まれていき除草できました。
ヒエとコナギが多い田です。クログワイはなしです。
冬期湛水をしてトロトロ層が少しできていると除草機の効果が高いです。
品種はコシヒカリです。
B7月3日田植えの田んぼ
冬期湛水後にドライブハローで代かきを3回して、7月3日に田植えをしました。
水田カルチ他の除草機は入れていません。
品種はハツシモ岐阜SL。
代かきは田んぼの草が生えてきてから、PTO1速、車速0.8km/時です。
深水ではなくドライブハローの通った後がわかるくらいの通常の水深です。
浮いた草が風下に寄った場合はレーキですくい上げましたが、水戸の板を外し
浮いた草を流し出すことは一切していません。
草が生え揃うのを待ってから、トロトロ層がある状態で、ゆっくりの代かきしたことで効果があったと思います。
クログワイの多い湿田ですが、クログワイが大きくなってからすき込むことでクログワイの抑草効果があると感じます。
残ったクログワイは、遅くまで水張をしているのでカルガモが毎日来ていて、カルガモの餌になってなくなったのではと思います。
クログワイに関しては、田をできるだけ乾燥させることとこの方法を組み合わせていきたいと思います。
代かきのスピードを落とす方法は、以前から実践していらっしゃる方が何人もおられる様子で、
私の独創ではありませんが、自分でやってみて効果があったので報告しました。
これで皆さんと同じく、私の「除草剤を使わない稲つくり」のお便りを止めようかなと思います。
とても得ることの多かったメール仲間でした。お便りをお寄せいただいた皆様に心から感謝しております。
このHPのお便りを読み返すと、今になって気づくことがたくさんあります。
今後数年間は、このホームページがネット上に残っていることを願っています。
2016年7/18 塚本さんから「冬季湛水後無施肥の田んぼ」
写真の田は、昨年一年休耕してヒエだらけだったのを、苦労して荒起こしして冬季湛水しました。
春に2回代掻きして田植えをしました。慣行栽培です。
無施肥でこの出来で、初めての経験でした。
冬期にカモ類が夜訪れ、糞をしたためでは?
ある夜に車のライトで照らしたら100羽ほどのカモがいました。
私が荒起こしから植代かきまでを請け負った田で、
耕作者は別にいらっしゃいます。
おわりです。
7/17 塚本さんから「平成28年の草抑え」
25aの田んぼで特栽1型を実施。コシヒカリです。
写真のように、コナギが少ないところとびっしり生えたところに分かれました。
春草がびっしり生えて伸びているところを荒起こししました。
三日後にドライブハローで植代かきをしました。
5日後に田植えしました。
植えた苗は2週間たっても黄色いままで、一か月たって黄緑色でした。
ボカシ肥料をやっても気持ち色が出るくらいで、
ボカシ肥400?、発酵鶏糞240sを背負いの動噴で数日かけて追肥したら寝込んでしまいました。
しかし稲の出来はさっぱり良くなりませんでした。
春草をたくさんすき込んで、早く田植えをしたので良くなかったような気がします。
草が少なかったところは、トラクターで他よりも多く代掻きに通ったところで、
田んぼが深くなっており、土が良くこなれていました。
草が多かったところは、代掻きで2回だけ通ったっところで起こし方も浅かったです。
クログワイとイボクサは拾って歩きました。
今年は散々でした。
1/23 塚本さんから「床土のPHについて(2)」
山下様
お送りいただいたHPのうち一つは見ていました。
土壌肥料の分野の方から書くと、土壌のPHによって養分の溶出の仕方が変化して、
作物がある養分を利用できたりできなかったりする影響が出るというものですね?
読んでいましたが、書くと長くなるので止めました。
私が考えたのは、植物の細胞の生理の面からでした。
この辺りは、ネットで調べましたがよくわかっていないところもあるそうです。
いろいろ教えて頂いてありがとうございました。
まだまだ知らないことがいっぱいあるんだと思い知らされました。
話変わりまして次の稲の床土作成案です。
1.食酢を100倍に薄めてもpH4.0だったので、食酢の300倍液を水代わりに入れてボカシを作る。
発生したアンモニアが中和されて土のpHはあまり上がらないような気がします。
2.草刈りした後の草を集めて山にして放置してあります。
一年ほどしてぼろぼろの堆肥になったら、土ボカシの材料に使えばpHが低めの土ボカシができるかも。
元ネタは、ピートモスを混ぜて床土のpHを下げている例があるので、参考にしました。
使う土が赤土の人は成功率が高い気がしています。赤土のpHが低いからかもしれません。
結果が出たらお知らせします。終わり。
1/22 やまちゃんから「塚本さんへ」
山下さん同様に文科系人間の私には、化学のことは難解で正解を出すことはできません。
私も、最適PHと植物の関係についてどなたかに教えて頂きたいと思っていました。
わかるだけのことを書いておきます。
PH7が中性ですが、野菜でも最適PHはph6.0〜6.5前後ですので弱酸性の中で育っていることになります。
PH7でも育つ野菜があるので、野菜は中性で育つなんて言われるのかもしれません。
石灰を撒いて土壌を中和してから作付という表現がされるので、PH7で育てていると思いこんでいるのかもしれません。
本田の稲の最適PHは5.5〜6.5、育苗期間はPH4.8〜5.3ということです。
野菜より稲はより酸性側に最適PHがありますということで、
野菜は中性の土で育ち、イネは弱酸性で育つというのは正確な表現ではないと思います。
最適PHの値をしっかり見ないで話をしている場合が多いので混乱が続いているのでしょう。
植物の育に最適PHがあるのはどうしてあるのかという根源的な質問には答えられません。
思うところだけ書いておくと、
人間の皮膚も、強い酸に触れるとやけどをします。強いアルカリに触れると
皮膚(たんぱく質)は溶けてしまいます。
植物の根の表面の細胞や細胞が正常に働くためには、最適な水素イオン濃度があるということなのでしょうか。
理由は分かりませんが、最適なPHを外れると、作物は育たないというのは事実起こっているので、
それに従うしかありません。
プール育苗について、
今年初めてプール育苗をするので、憶測しか書けませんが、
水の中ではカビが生えないので有機質肥料を入れた床土でも稲が生育すると聞いています。
私は、PH5.5位の水の中に浸けられると、最適なphの中にいることになり
生育が安定するのかなと思っていますが、実際にやって確かめたいと思います。
メール仲間が少ないとこのようなときには不便です。
お粗末でした。
1/21 やまちゃんから「床土について」
床土について、初歩的な質問なんですが、
イネの床土の場合は、酸性気味のほうがいいというのは、なぜですか?
たぶん、発芽はPHが7くらいでも、大丈夫のような気がするんです。
ある程度酸性気味でないと、病気が出やすいからでしょうか?
それらの病気は、たとえばプール育苗にすると、解消されるものなんでしょうか?
PHが5.5〜5.0位の育苗床土を作ろうと試みました。
配合割合は今まで通りで、
土6:米糠4:もみがら4です。
今までと違うところは、
水の代わりに300倍〜100倍の糖蜜希釈液を使いました。
糖蜜が酸に変わりPHが下がるかもしれないと考えました。
結果は、水だけならPH6.0くらいになったのが
糖蜜希釈液を使ったらPH7.0の床土ができてしまいました。
EM菌は使いませんでした。
EM農法の方の例では、EMボカシ(酸性)と赤土(酸性)、糖蜜とEM希釈液を
混ぜて、好気的に発酵させて、その後の2〜3回の切り返しの度に糖蜜とEM希釈液を
混ぜて、プール育苗なしで問題はないということでしたので参考にしました。
糖蜜希釈液の中にEM菌が入っていたので酸性になったのかな????
今回は粉末硫黄を使ってPHを下げることにします。残念でした。
1/14 やまちゃんから「綾部の井上さんが電話くれました」
新年会のお礼を兼ねて、わが直売所に置いているパンフレットを、井上さんに郵便で送りました。
3種類。「野菜料理の一口メモ(冬編)」「雑草を目の敵にしないイネつくり」「流し込み施肥(現代農業の記事のコピー)」
最後の米ぬか流し込みを、やってみたいと言われます。
井上さんは、気が進まないけど、消費者に頼まれて、除草剤を使わない田んぼを6反ほどやってるらしい。
米ぬかを畔から飛ばしたり、泥田の中に入って米ぬかを振りまいたり、さんざん苦労している風です。
気が進まないのにやってるから、どうもさんざんらしい。見えるようでした(笑)
ドラム缶で流し込む方式ならやれそうかな、どうだろうというものでした。
僕は、正直に答えました。「思ったほど効果が出ませんでした。」
畑さんが指摘してくれたように、代かき前にやったほうが面白いかもしれないとも。
何やかやと話してるうちに、井上さんはトラクターの後ろにつけて粉状の肥料をまく装置を持っていて、
それを使うなら、代かき前に反当り300キロでも400キロでも、
米ぬかをまいて回るのは朝飯前ということになりました。
「あんまりめちゃくちゃ入れるのはやめといたほうがいいよ思うよ」と僕が言ったら、
「なーんの、1枚くらい米ぬか当たりしても、もう一枚あるから大丈夫」と、井上さんは笑います。
今年の夏か秋、もしうまくいってたら、連絡くれることでしょう。
また、今年の新年会がなかなか悪くなかったから、来年もやろうかという話になってるから、
どんなふうになったか、聞けるはずです。
今年のテーマは、「代かき前に入れた米ぬかによるトロトロ層や如何?」になりそうです。
2018年1/8 やまちゃんから「京都の綾部で百姓の新年会がありました」
最近出不精気味の僕ですが、外の風を吸うようにつとめないと、
小難しい、煙たがれるばっかりの年寄りになってしまうぞ、
そんな心配をひそかにしたりしていて、思い切って行ってきました。
いっぱいいっぱい新鮮な楽しみや情報をもらってきたのですが、その中でふたつ。
一つは、胴元の綾部の井上さんのお米を朝ごはんに食べていて、
(ぼく)「うん、井上さん、今年のお米はうまいなあ。粒粒感があって、ぷりぷりしてる」
(井上さん)「去年の9月から、砕米取り器を入れたんです。自分もそれからコメがうまくなったような気がする」
(中井さん)「私、給食の仕事をしてたんですが、ご飯を炊くときの対流はとても大きいのよね。
砕け米が多いと、それが水に溶けだして、ねばねばは多くなるんだけど、炊かれているコメの対流が少なくなってしまいます。
大釜で炊き込みご飯を炊くときは、具材をドーナツ状に並べて、真ん中はあけるようにしています。
それは、具材でふたをしてしまうと、対流が妨げられるからなんです。」
ちなみに、井上さんが使っている「砕米取り器」は,細川製作所の「白米選別機」
二つ目、三木市の畑さんとの会話。
ぼくが、田植え翌日に米ぬか汁を流し込んだけど、思ったほどの効果がなかったなあというと、
「代かき前に入れたほうが効果があると思いますよ」と言います。
そのほうが、トロトロ層を作ると思う。機械的にハローで撹拌するよりも、
生物的に作られたトロトロ層のほうが、、、、と言われます。
言われてみれば、なるほどです。
まっすぐ植えることを心がけるあまり、落水して田植えするもんだから、
田植えを終わった時には、土は居ついた状態になっていて、締まってるんです。
除草機を入れるころには、あれー?というくらい表面が固くなっています。
今年は、代かき前に米ぬか汁を反当り80キロくらい流し込んでみようと思っています。
千田様
ボカシを積み込むときの水分の感覚で混ぜています。
水を加えて材料を握って手を開いたとき、材料の塊を揺すって砕けるか、
少しさわってぱらっとほどける感じです。
今まで何度か硫黄を使ってきましたが、硫黄で水分が取られる感じはしませんでした。
水を加えると表現すると水分過剰になりがちです。
湿気を加えると表現した方がいいのではと思います。
ボカシの中に水が多いとその分、空気が少なくなるということになります。
腐敗のきっかけになります。
硫黄を混合するときに加える水(湿気)で、播種時の床土の取り扱いが楽になります。
その点も考慮しています。水分過剰より少なめに水を加えています。
ボカシの中で水分がむらでも、土ボカシを篩ってフレコンに入れておくと、
その過程でまた混ざるのであまり神経質に混合していません。
また、その体力もありません。
塚本
12/30 千田さんから「RE切り返し」
塚本さんへ
ありがとうございます。
そうですよネエ。切り返しはキツイです…。
自分は、かなり以前からスコップは使いたくない道具になってしまいました。
(腕と腰がつらくて…。)
今は、ジョレンを使って、何とかやっています。
ところで、お尋ねしたいのですが、稲用の育苗床土作成において、
後半で硫黄粉末を混合するときの水分調整ですが、
どの程度にしたらいいのでしょうか…。例えば
・ボカシを作るときのように、いわゆる60%くらい
or ・それより多く (○○のくらい)
or ・それより少なく(□□のくらい)
について教えていただきたいと思います。
硫黄粉末が水と反応して硫酸に変わるときに、土の水分を横取りしそうなイメージが個人的にあるもので…。
お忙しいところ、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
12/29 やまちゃんから「訂正と補足」
先日の横やりは、バタバタと書いたので、間違いがあります。
ちょっと丁寧に書き直してみます。
もみ殻は3〜4年くらい野積みしていて、半ば腐熟しているものを使っています。
量的には、その腐熟もみ殻を2〜3に対して、土が1、それで2〜3立米くらいの野菜の床土を作っています。
その時、米ぬかは二袋くらい使っています。
(土、もみ殻、米ぬかが同量というのは大間違いです)
この野菜の床土は、9センチ、10,5センチとか12センチのポットで使う土です。
3月初め頃になってあわてて仕込んで、4月にはもう使い始めています。
128穴とか72穴に使う土は、上記のポット用の土で、残ったのを再利用して、
そこへ、また同量程度の腐熟もみ殻を足して、ピートモスも例の圧縮してある90リットルくらいの大袋も足して、
やっぱり米ぬかを2袋くらい、ピートモスが入ったので、ちょっと中和した気分が働いて、
牡蠣殻石灰を一袋くらいふりかけて、撹拌しています。
最後にモーター式の土ふるい器でふるっています。
量的には一度に1立米くらい作って、3〜4年以上使っています。
以上、最初に書いた内容と全く違っていました。
これも、おぼろげな記憶を呼び起こして書いているので、
だいたいです。
いつも、かくのごとく、だいたいアバウトにやっていて、野菜の場合は問題ないようです。
切り返しは、僕の場合は鋤簾でやっています。
角スコや剣スコですくって持ち上げるより、
鋤簾で引っ張りながら混ぜていくほうが体力的に楽だと、ぼくは思っています。
山下様
1立米を越える材料の撹拌は大変です。
私は、材料を薄く広げて重ねていきます。一度撹拌して水を加えて再度撹拌します。
それから山にしています。材料はむら混ざりのままです。
何度か切り返すうちに混ざるだろうということでやっています。
土ばかりでは重いですが、籾殻などを混ぜて軽くしているので何とかなっています。
籾殻堆肥は8立米以上になります。一度で切り返す体力はないので二日がかりです。
フォークリフトやトラクターのバケットで切り返せる人は問題ないと思いますが、
私はちんたら手でやっています。大量の籾殻堆肥の切り返しはスコップは先の尖った剣
スコップ?を使います。角のスコップより体が楽です。
水分調整を適正にして発酵させきることが大切で、材料の混ざり具合はだいたいでということにしています。
山下さんの材料の割合だと、出来上がりの土ボカシのPHは6くらいかなと思います。
野菜にはいいです。稲の育苗には、肥料の量はちょうどいいくらいでしょうが、PHは少し高めだと思います。
いまPH5.5位の育苗培土を試作中です。来月の半ばには結果が出ると思うのでお知らせします。
塚本
12/23 やまちゃんから「横やりです」
修正点は、水を100〜150リットル、季節によって微妙に変えるということかな?
冬場は、少し少なめにとか、、、
さて、土と米ぬかともみ殻、水を混ぜるときですが、
これだけの量になると、かなり大きな山になりますね。
僕は、イネの床土はみのるの出来合いの床土を買ってごまかしているのですが、
野菜のポットの土は、自作しています。
一気にひとつの山で混ぜようとして汗だくだくになったことがあります。
最近は、六つくらいの小山に、おおよそ同量ずつの土、米ぬか、もみ殻を小分けして、
小山ごとに撹拌してから、大山にするようにしています。
それで、ずいぶん楽になりました。
横やりでした
12/23 塚本さんから「土ぼかしの作り方、修正します」
千田様
この前お送りした土ボカシの作り方通りにしてみたら、水分が多くて61度まで温度が上がるまでに数日を要しましたので修正します。
育苗用の土ボカシは、
土600?、米糠400?、籾殻400?。
水は100〜150?で季節によって量は調整してください。
今回やってみたら、スタートに湯たんぽが必要で、覆いをしないと温度が上がりませんでした。
その様なことで、訂正します。
おそらく3回切り返せば出来上がると思いますが、
3回目に硫黄を混ぜれば時間の短縮になると思いますが、したことはありません。
今、稲育苗用の土ボカシを試作中ですので結果が出たらお知らせします。
塚本。
12/18 塚本さんから「千田さんへ」
千田様
育苗の床土作成の件、メールでお届けします。
今後、このメールも含めて千田さんと私のメールを山下さんのHPに掲載したいと思うのですがいかがでしょうか?
お返事の方をお願い致します。
私の床土作成
1.
土600?、米糠400?、籾殻400?、水150リットルを一度混ぜて山にする。
覆いができればする。
翌日か翌々日には60〜64度くらいにはなるはずです。
2.
一週間ごとに切り返し。乾燥するので、水は100〜150?追加。
切り返しても40度以上に温度が上がらなくなるまで繰り返す。
3,4回切り返せば温度は上がらなくなるはずです。
3.
PHを測って有機JAS適合の硫黄を混ぜる。
乾燥していたら水100〜150?を混ぜる。
山にして積んでおく。覆いをできればして保温。
4.
二週間、一か月くらいでphを測ってみる。
よくあるトラブルの例、または私の失敗の経験
○有機質肥料を嫌気性発酵ボカシ、好気性発酵ボカシにした後、土に混ぜたら土が固まる。
考えられる原因
土とボカシが混ぜられたことでカビや細菌が活動した。
対策
土とボカシを混ぜて水分も加えて山にして保温する。
一週間くらいで土を切り返して再び水分調整をして山にして保温する。
山にしても土が固まらなくなるまで繰り返す。
土が固まらなくなったらPHを測ってPH調整。
これで播種して生育がおもわしくない場合はプール育苗にしてみる。
プール育苗の準備はしておいた方が安心と思います。
○わたしは、今年考えたことやったことと、来年は別のことをやっているのが現状です。
今回はここまでです。
12/15 神奈川の千田さんから「福井の塚本さんに連絡を取りたいのですが」
神奈川で、いわゆる有機でお米、野菜、お茶を作っている小規模百姓です。
早速ですが、塚本さんに連絡をとりたいと思っています。
要件は、稲の育苗に使用する硫黄華についてです。
春に試みましたが、失敗をしました。何とか、原因を探りたいと考えています。
お手数をおかけしますが、塚本さんの連絡先(メールアドレス or 電話番号)を教えていただけませんでしょうか…。 あるいは、塚本さんから千田宛に連絡をいただくようにできませんでしょうか…。
何とかよろしくお願いしたいと思っています。お手数をおかけして、大変申し訳ありません。
神奈川県南足柄市 千田(ちだ)正弘
10/5 塚本さんから「平成27年秋の報告2 やはり追肥は必要」
山下様
下は、2つの田んぼの比較です。
除草剤の使用有無 |
元肥 |
土質 |
反当りの収量 |
なし |
堆肥500? |
粘土 |
6.5俵 |
初期除草剤一回 |
堆肥500? |
砂が多い |
6.0俵 |
初期除草剤を使用し田の一株当たりの茎数は、17本。坪50株植えでした。
茎数はこれくらいでいいのですが、茎が細く、穂が小さい感じでした。
コンバインで切り落とした藁を見ると直播の田んぼの藁と似ていて、
藁はあるが収量はそれ程でもなく、秋落ちの稲という感じです。
粘土質の田は肥効が長くなるので中間追肥した効果があったのではと思います。穂が大きかった。
堆肥なら元肥一発でいけるかなと思いましたが表以外の別の田んぼですが、一部いもち病にかかりました。
元肥を少なくして、中間の追肥が必要と思いました。
有機質肥料の追肥はどうすればいいのか思案することになりました。
初期除草剤を使った稲より除草剤なしの稲の方が収量が多いので、草抑えはできていたと思っています。
おわり
9/29 やまちゃんから
塚本さんが、秋の報告を送ってくれていたのですが、パソコンがダウンしていて、アップが遅れました。
スミマセン。
どうも、ハードディスクが壊れたみたいで、オペレーティングシステムノットファウンドのメッセージが出て、パソコンが動かなくなりました。
さいわい、近所の人に見てもらって、裏蓋を開けて、これと同じハードディスクを買ってきなさいと言われ、6000円ほどで購入。
リカバリーをかけたら、無事動くようになりました。
HPの接続設定も消えていたので、今まで手間取りました。
データのバックアップは、だいたいとってありましたので、助かりました。
9/19 塚本さんから「平成27年秋の報告」
山下様
いつものように公開のお便りです。
無農薬の田んぼの収量は、一枚が4俵、もう一枚が6.5俵(いずれも一反あたり)でした。
いずれも穂数は多く見えましたが、見かけより収量は少なかったです。
一株の植え込み本数を増やしたら茎数は増えたのですが、出穂前から肥料切れの感じでした。
世話人の流し込みの追肥作業には関心がなかったのですが、今は、追肥が必要だったかと思っています。
一株の植え付け本数を増やしたら草に負けにくくなったと思いますが、
肥料が多いと倒伏するのではと心配してしまいます。
植え付け本数と肥料の量をどうしたらいいか悩みます。
草抑えの方法について
世話人と同じく、株間の草取りは捨てて、条間の草抑えだけに専念しています。
丸山の水田カルチ(大竹さんのも同じか?)を田植え後約一週間おきに2回かけました。
刈り取りしながら草の生え方を見ていたら、
株間に草は生えているが、同じくらいに条間にも草が生えているのが見えました。
3回目の水田カルチかけが必要かもしれないと思っています。
株間はカルチが通っていないのに草が少ないのは、イネの根が先に張ったのと、
光の環境が悪い(日陰)からではと想像しています。
欠株のところはコナギ、イヌホタルイがたくさん生えていました。
草抑えのために補植は必要と思いましたが、できるかどうか。
補植がいらないというポット田植え機は有利かもしれないです。
出費を考えると買う気はしませんが。
まとまらない話でした。終わりです。
8/29 やまちゃんから「よもやま話」
かなり前のことになりますが、島根の島根俊郎さんが、
「同じコシヒカリといっても、各県の育種担当者が、これぞコシヒカリの原種に近いものだろうという株を選抜しながら、
各県のコシヒカリの種もみを選抜してきました。
長年立ってきて、県ごとに違いが出てきているはずだと、
各県から種もみを取り寄せてつくてみたら、案の定草姿も食味も各県ごとにばらつきがあった」
というようなことを書かれていたことを覚えておられますか?
内々に「兵庫県はどうでしょうか?」と、人づてに尋ねてみたら、あまりいいほうではないようでした。
そこで、一念発起、福島の会津の方にお願いして、福島のコシヒカリの種もみを送ってもらい、
今年のわが田んぼでは、福島のコシヒカリを作っています。
草丈、草姿、出穂日など、今のところ、兵庫のコシヒカリとほとんど変わりありません。
8月6日ころが出穂日で、たぶん9月中旬に稲刈り、
あと2週間余りとなりました。
今のところ、去年のように涙がちょちょぎれるようなことは無かろうと思っています。
あとは、食べてみて、さあどうかが楽しみです。
もう一つ、別な話題です。
携帯用カイロを使って、ドラム缶などで「脱酸素貯蔵」をしていると話を何度か書いたことがありますが、
ドラム缶や穀物タンクは、微妙な隙間があるのか、4〜5か月くらいで、カイロが固くなって寿命が終わってしまいます。
ただ、無酸素状態になるので、米につく虫は死滅してしまいます。
そんな話などを、隣町の若き百姓の友人に話していたら、
その友人が、ネットで調べて、「圧縮布団袋」でも脱酸素貯蔵できるようだと教えてくれました。
80センチ×60センチの、210円ほどの袋を教えてもらって、試しにやってみたら、ばっちりです。
30キロの米袋ごと圧縮布団袋に入れることが出来て、携帯用カイロは1ケだけで十分です。
ネルパックという商品を試しに使ってみたこともありますが、
紙の米袋から、ネルパックの袋に入れ替えるのが大ごとで、こんなことやっとられんと1年であきらめたのですが、
圧縮布団袋なら、米袋のままいけるので、今年の米からは(作業は来年の春)この方式で確定です。
丁寧に扱えば、再利用もききそうです。
8/17 大西さんから「竹箒除草機」
ご無沙汰しております、大西@愛媛です。
昨年ヒエを大発生させまして、今年は手取り除草やむなしとの判断をしていましたが、
竹箒除草機の記事を見つけまして、方針変更しました
田植え後6日目に縦と横に引っ張りました。(1時間/反)
その後、週1回ペースで計5回引っ張りました。
現在の評価としては、
ヒエ・コナギの本数は、昨年の半分以下になっています。
稲の分げつは、久しぶりに20本超です。
2年目以降の変化を楽しみにしています。
8/15 塚本さんから「代かきの方法について」
ドライブハローを使った除草について
ドライブハローをPTO1速で車速1キロ/時台(2キロ/時まで)の
スピードで走らせ作業をしたところかなり水田の草を浮かせることができ、
その後の再生も遅らせることができました。
2回代掻き法という言葉がありますが、2回代掻きすればいいというもんではないでしょう。ポイントは車速を落として代掻きすることではと思います。早く走らせていると土がこなれているように見えても、作業機の爪は飛ばし飛ばしで土にかかっていて土は細かく撹拌されていないのではと思います。
土の上や中の草の発芽を確認してからゆっくりとドライブハローを掛けると、一回だけでも除草機を掛けたくらいの効果があるのではと思います。
除草機を一回かけて効果があるのに、ドライブハローを一回かけてもさして効果がないというのは不思議で仕方なかったので考え続けていたらこのような仮説に至りました。
ちょこちょこ「除草剤を使わない・・・」のHPをのぞいている方がいらっしゃるようですね。訪問者のカウントが増えています。
8/10 塚本さんから「平成27年除草結果写真」
今年の除草剤なしの田んぼの写真です。
今まで除草剤を使用していた田んぼなのでそのつもりでご覧ください。
私としては満足。来年以降もこれくらいならいいなと思います。
自分なりのポイントとしては、一箱90〜100グラム撒きで、
一反に30枚ほどの苗箱を使いました。
一株当たりの植え付け本数を増やして、初期の根の張りを良くして
地中で草の根に負けないように初期に根圏確保というつもりでやりました。
うまくいったという気はしていますが、理屈の付け方は別にあるかもしれません。
8/9 やまちゃんから「鶏糞流し込みの迷案???」
今日、ヒノヒカリの田んぼ3枚に鶏糞を流し込み施肥しました。
たぶん出穂18日前くらいの穂肥で、5反6畝に対して 30袋の鶏糞でした。
田植え直後の米ぬか、田植え後30日過ぎの鶏糞に続き3回目の流し込みです。
水口周辺に米ぬかや鶏糞が堆積しがちで、葉色がひときわ濃くて、ちょっと心配な状態でした。
この水口周辺に米ぬかや鶏糞が堆積してしまうのは、何とかならんものかなあと、ずっと頭を悩ましていました。
そうじゃと思いだしたのが、昔々もう20年近く前に同じ姫路市内の夢前町の衣笠さんのアイデア。
「米ぬか除草するため、これから水路に米ぬかを流すから、みなさん田んぼに水を入れないでね」
というもの。
同じ水路沿いの田んぼを一括して米ぬか流し込みやったそうです。
「すごいことするなあ、びっくりするような発想やなあ」と、その時聞いてました。
今日のヒノヒカリの田んぼは、同じ水路沿いで、200メートルほどの間にあります。
水路に直接鶏糞を投入しようかと思ったのですが、溶けきらないで塊のまま流れて行って、田んぼに入ってしまう可能性もあります。
そこで、慎重に、例のドラム缶施肥器で溶かして、その液肥を水路に流し込んでみました。
たぶん、水口に流し込むより、かなり改善されたような気がします。
この方法がどの程度効果があるかは、来年もう一度やってみるとはっきりすると思います。
3枚一緒にやったので、時間は大幅に短縮されて、1時間半ほどで済みました。
6/29 やまちゃんから「今年の抑草」
さほどはかばかしい報告にもなりませんが、いちおう今年の抑草について書いてみます。
基本的ペースは、1週間ほど前から田んぼに水を入れて、しっかり湿らせてから代かきをしています。
代かきして、2日目に田植え、その翌日に米ぬかを反あたり約80キロ、ドラム缶流し込み器を使って流し込み。
乗用除草機「ティラガモ」を入れるのは、田植え後約1週間のち。
米ぬかの発酵による有機酸によるコナギやホタルイの抑草効果は、期待していたほどでもないなあ、というのが実感ですね。
たぶん、来年も性懲りもなく米ぬかの流し込みをやると思いますが、
お勧めですよ、というほどのものではないように思います。
ただ、振り返って思うに、塚本さんがトロトロ層について書いていましたが、
うちの場合、ティラガモを快適に運転したいがために、田植えするときに、落水しています。
(マーカーの線をくっきり出すために)
きっと、トロトロ層は、落水して田面を露出させてしまったら、駄目だなんだろうなと思いました。
田面を露出させてしまうと、泥が固くなってしまいます。
条間の雑草は、ティラガモによって、だいたい抑えることが出来ています。
しかし、株間というか、株元の雑草はしぶとく残っています。
ぼくの気持ちとしては、株元や株間に雑草があって、イネさえ元気に育ってくれて、
雑草との根っこ部分での生存競争に負けなければいいと思っています。
さあ、でき秋になってどうか、様子を見守りたいと思っています。
昨日、コシヒカリの出穂30日ほど前に当たりますが、反当り75キロ鶏糞を流し込みました。
米ぬかは、小米とういうか米ぬかのかすの部分が、水口周辺にだいぶ堆積してしまいますが、
鶏糞は、米ぬかほど堆積していません。
ドラム缶による流し込みも、米ぬかはあまりおすすめできるというほどものでないけど、
鶏糞の流し込みなら、まあまあおすすめできるんじゃないかなと思います。
やりかたは、ひたひた水状態で流し込みを始めて、最初の15〜20分くらいで2反分の鶏糞を投入して、
あとはたっぷりがぶがぶ水状態まで水を入れ続けました。
鶏糞は、出穂の10〜15日くらい前にも、もう一度同じくらいの量を流し込むつもりです。
への字というより、水平肥効曲線で、刈り秋には葉色がすっきりさめてくれていてほしいなという、そんな気持ちです。
6/22 千葉の高柳さんから
お久しぶりです。
千葉県おかげさま農場の高柳です。
覚えておられるでしょうか?
除草剤を使わない稲作りの隠れ会員でしたが、毎回読ませて戴きました。
何かとたいへんだったでしょうが、全国の無農薬稲作を試みる人たちにとっては
元気をもらえた企画だったと思います。
当方は、体が持たぬと紙マルチ栽培になってしまいました。
お金がかかりますが、誰より喜んだのが連れ合いでした。
私達も年金受給年齢になり体力の下降を防ぐ努力の毎日です。
また誰か復活してくれると良いなあ、などと思っています。
明日は民間稲作研究所の稲葉さんが来られます。いろいろと
ご指導をお願いしています。
山下さんもお元気で頑張って下さい。
つまらぬことをずらずらと書いてしまいました。では。
おかげさま農場・柳功
●やまちゃんから「稲田さんへ」
いろいろ、とても興味深いアドバイスでした。ありがとうございます。
ウェブサイトから半ば隠居しましたので、もうこれからは、あまり迷惑メールに悩まされることはなかろうと思っています。
ただ、時々パソコンをさわっていて、頭を抱えることがあります。その節はまたよろしくお願いします。
6/22 神戸の稲田さんから「REメールアドレスの変更について」
稲田です。
長い間、「HPの宅配便」ではお世話になりました。
山下さんも御自身の仕事や農作業に集中されるようになりましたでしょか。
> 毎日山のようにくるゴミメールに、とうとう音を上げて、変更することにしました。
迷惑メールでお困りのようですね。
山下さんのように、メールアドレスをかなりオープンにされて、ウェブサイトやML管
理などの活動を積極的にされている方は、どうしても迷惑メールに悩まされますね。
セキュリティソフトの中にも迷惑メール対策が可能なソフトやサービスがあると思い
ますが、メールソフト自体できちんと迷惑メール対策ができるソフトに乗り換えるの
が賢明だと思います。
山下さんは、「windows live mail」をお使いだと思います。MSの「windows live
mail」にも迷惑メール対策機能がありますが、あまり高機能とは思えないですね。
迷惑メール対策機能として優秀と」言われているのは「ベイズ理論」です。
●ベイズ理論による「フィルター」と採用しているメールソフト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF
・メールソフト(POPS)
上記紹介ソフトの中でも、無料で使えて、ネット上で情報の多い、「thunderbird」
が使いやすいと思います。
私も、メールソフトは、初期から「thunderbird」一本です(その前は、
「thunderbird」の前身の「netscape」のメールソフトですけど)。
・セキュリティソフト
上記サイトに中にありますが、セキュリティソフトの中にも「ベイズ理論」採用して
いるソフトがいくつかあるので、セキュリティソフト自体を変更するのも方法です。
・webメール
webメールの中でも、「gmail」は迷惑メール対応が強いと言われています。
普通は、POPSではなく、webメールで使いますが、設定が必要ですけどお使いのpops
メールで送受信することも可能です。
多少なりとも、PCのことは時間費やしているので、一般的なことはお答えできると思
います。また何か不明な点や質問などあれば稲田までどうぞ。
--
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稲田 登
http://oryza.verse.jp/sb2/
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6/21 福井の塚本さんから
山下様
丸山の水田カルチで除草を2回しました。
田植え後6日で1回目の除草に入ったのが功を奏し、
コナギは少ないです。今は田植え後30日を超えたあたりです。
結局無農薬は2.5反を2枚だけになりました。
同じ除草機押し2回の田んぼでも、
1.粘土質の深田は株間の草が極めて少ない。
2.砂地の底は石が一杯の乾田では、株間にコナギ、イヌホタルイが多い。
そんな結果になりました。
春の作業が遅れて水張は5月に入ってからで、トロトロ層(ふわふわ層)が
できる間がなかったのにいい結果が出たので、トロトロ層を利用できれば
もっと楽になると思います。
塚本
6/20 長野の唐澤さんから
ご無沙汰しています。
如何お過ごしでしょうか?アドレス変更の件了解しました。
当方は6月8日に田植えが終わり(こちらの一般的な農家の田植えは5月23日には
殆ど終わっていますが)田植え後の小糠撒き(小糠を箕に入れて撒きます)も終わり
2回目のチェーン除草を始めたところです。
早い所はアオミドロが出てきてチェーンも掛けられないところが田んぼの半分ほどあり
弱っています。
6/19 やまちゃんから「メールアドレスを変更しました」
メールアドレスの変更について、BCCで案内を差し上げています。
毎日山のようにくるゴミメールに、とうとう音を上げて、変更することにしました。
お手数ですが、アドレス帳に登録してくださっているようでしたら、変更をお願いします。
4/15 中出さんから「HPでの投稿は有りですか」
山下 様
塚本さんはあれ以降もHPではUPしていますね。だからそれは有りなんですか?
●やまちゃんから
塚本さんからのお便りを最後に開店休業のような状態ですが、
メールくだされば、もちろん、HPにアップさせてもらいます。
2/4 塚本さんから「歩行型の除草機を買いました」
丸山の水田除草機4条(水田カルチ)を買いました。歩行用です。
大竹のカルチとほぼ同じだと思います。
今年は久しぶりに一町五反を無農薬有機肥料で栽培し、
来年から転換期の有機認証水田になります。
頭の中ではこうすれば除草剤なしでいけるとシュミレーションができていますが、
実際は何が起こるか分かりませんが、今までみたいに糠喜びに終わるようなことは
ないと思います。
一月半ばから風邪続きでえらくて、もう寝ます。
「クログワイとオモダカ」で検索してみたら、農薬メーカーの技術提供や慣行栽培の技術指導のHPで、
クログワイとオモダカ対策には秋起こしや秋の除草剤処理が有効であることが載せてありました。
やった!大発見と思ったのですが、世間では常識のことでした。失礼しました。
自治会長の件はよかったです。固辞の一点張りという手がありましたか。生活が懸かっていますから。
最近は田んぼの排水をするために大きな畔をつるはしとスコップで切っています。
家に帰りがけに、クログワイやオモダカの球根が出来ているかスコップで土を掘り確かめました。今は11月下旬です。
1.
9月中旬に草刈機で刈り倒したクログワイ群落は枯れたままで青い茎を伸ばさずに終わりました。土の下に塊茎もありませんでした。
2.
クログワイでたまに青い茎(実際は葉っぱか?)を少し伸ばしている株は、土の中の15センチ下に塊茎を作っていました。数は少なかったです。
3.
オモダカは刈り取られた後、少し葉っぱを伸ばしたものがありました。土を掘ってみると土の下10センチほどのところにたくさん塊茎を作っていました。クログワイよりオモダカの塊茎は浅いですが、少し葉っぱを付けているだけでこんなに白い塊茎を付けるのかとびっくりしました。
4.
よその人らの田んぼとうちの初期除草剤一回使用の田んぼを比べると、よその方がクログワイとオモダカが少なそうです。違いを考えてみました。
○よその人らは9月下旬から遅くても10月中旬には稲刈り後の田起こしを済ませます。私は秋起こしをしません。早期の秋起こしで塊茎ができるまでに草がすき込まれ塊茎が残りにくくなっているのではと思います。
○よその人らは中干をしっかりして土を固めているので塊茎は深いところにできにくくなっているかもしれません。私は中干せずお盆過ぎてから田んぼを干していたので草の根が深く入り、秋起こしもしないので土の中の深いところに塊茎がたくさんできていたのかもしれません。
百姓し始めのころ中干はしなかったのですが、梅雨明けから刈り取りまで田は固く干しました。昔のコンバインは田がゆるいと刈り取りができませんでした。土が固くて塊茎ができにくかったのかなとも思います。
乾田はクログワイが増えないのですが、これも土が固まりやすいためなのでしょうか?原因不明です。
クログワイとオモダカ対策に休耕して排水して田を干そうと思い畔を切っていたのですが、田をしっかり固めて秋を迎え、早めの稲刈りの後、早めの秋起こしでいけるかなと考えるようになりました。
以上思い付きでした。いいなと思ったらHPに載せて下さい。
10/14 茨城の鈴木さんから
翻意を求めます。
メール転送に手がかかるなら、たとえばフェイスブックのグループのような形ででも継続してほしい。とても楽しみにしています。
あ、
昨年から、こんなことをすすめています。
http://www.suzuki31.com/vegeta/2014/20140912.html
10/14 長野の唐沢さんから
長い間ありがとうございました。マンネリになってまだまだお馬鹿な失敗をしています。でも最初にやまちゃんのHPに出会えて勉強できたことは
私の宝です。 本当にありがとう。浜田/和歌山
10/11 福井の塚本さんから
塚本より、長い間ご苦労様でした。
意外に長く続きました。
私もせっかくの機会を作っていただいたのでできるだけ貢献しようと
私にしては力を入れてお便りを書きました。10年過ぎたら力抜けましたが。
いろんな方からお返事を頂いてそれが自分一人では思いつかない答えなので
本当にありがたかったです。今もしっかりと活かせています。
世話人ほどではないでしょうが、私もものすごくありがたみを感じている一人です。
テーマの「除草剤を使わない・・・」ですが、このメール交換が始まったころは
真っ暗闇の真っただ中で、出口を探して必死でした。
今思うと懐かしいし、何年も暗闇の中にいる経験をしたことはとても貴重でした。
暗闇の中から抜け出た自分はそれまでとは別世界にいました。
私も心から感謝の一言です。そして悔いなく終わることができます。
いままで皆さんへというより世話人に向かって便りを書いてきましたが、
もともとそういうことをする人ではないのでこれで元のように引きこもりたいと思います。
これからも、このメール交換を生かしながらのびのびやっていることと思います。
それでは皆様さようなら。あ〜すっきりした。
10/10 千葉の杉野さんから
山下さま
千葉県柏市の杉野光明です。
ほとんど購読会員でしたが、いろいろと勉強させていただきました。
たいへんお世話になりました。
私自身は、除草剤を使わない稲作は現在、休止しておりますが、
また、復活して取り組んでみたいとも考えています。
民間稲作研究所の10周年記念シンポジウムで
ご一緒させていただいたことが思い出されます。
これからも現代農業誌上等で山下さまのお名前を見聞きすることも
できることと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
柏市
杉野光明
10/10 兵庫の大村さんから
山下さま
8/30 塚本さんから「コナギとオモダカ」
隣接の2枚の田んぼでのことです。農薬使用はなし。肥料は堆肥のみです。
除草機を押してコナギがすくない田んぼはオモダカがわんさか生えました。
田んぼの水が落ちていて土が固くなったところを除草機を押したものの
さして効果はなく、コナギに占領された田んぼはオモダカが少なかったです。
以前、世話人がコナギが多いとヒエが少ないと書いていましたが、
似たような体験でした。
コナギの根の締め付けは、イネの他、ヒエ、オモダカにも厳しいのではと思います。
知人の田んぼですが、除草機を何度か掛けてコナギは少ないのですが
オモダカはかなり生えるという場合が多いようです。
コナギが少なくなるだけでも大いに進歩です。
最近は、靴屋さんもいろいろ工夫をしています。
私は、アトム株式会社の「らくらく長靴大地」を使っています。
ぜひ試してみてください。
赤木さんありがとうございます。
田植え靴の脱ぎ方の情報、ありがとうございます。
田植え靴を脱ぐのことでは、四苦八苦苦労していました。
早速、スーパーの袋を両足にかぶせて、2日試しました。
中で靴下がぐっしょり濡れていましたが、
田植え靴がするっと、嘘のように脱げました。
有難いことです。
疲れ切ったときには、ハサミで切って脱ごうかと思ったほどでした。
ナイロン靴下がいいとか、水をホースで入れればいいとか、
色々言われてやりましたが、
単純なビニール袋に、全く思いつきませんでした。
言われてみれば当然のようなことが、発想の盲点に入っていました。
心よりお礼申し上げます。
笹村
あしがら農の会の笹村です。
いつも興味深く、試行錯誤を読ませていただいています。
養鶏を長年やってきたので、鶏糞には一言あります。
鶏糞は様々に使って来ました。
なんで、鶏糞が米ぬかより水に溶けやすいと考えたのでしょうか。
鶏糞は様々な物が混ざっていて、溶かしてノズルから出るとは到底思えません。
鶏糞は当然、餌によって、また飼育法によって、変わります。
砂があると言うのは、土を食べているからではないとおもいます。
放し飼いの鶏であれば別ですが、普通放し飼いの鶏の鶏糞が売られているとは思えません。
餌に砂を混ぜて増量し、餌の量や重さをごまかしているのだと思います。時々聞く話です。
但し、小石を与え砂袋に小砂利がある状態を作りますが、それ程の量ではないです。
私は米ぬかの代わりに、ソバカスでやります。これは1反に配布するのに、5分あればできます。
軽いものですから、力もいらないです。そばのカスが手に入るかどうかは別ですが。
簡単にできるので、少しづつ天候や生育の様子、雑草の様子を見ながら風上に撒きます。
忽ち2反1枚の田んぼ全面に広がる経験をしています。
表面を浮遊するからです。天候によりますが、1週間浮遊しています。
そして田んぼ全面に沈み、トロトロ層を作る効果を上げているようです。(仮説観察中)
抑草効果は米ぬかに勝るとも劣らないと思います。(仮説観察中)
田車で転がしをやります。
http://blog.goo.ne.jp/kakinouetannbo
田んぼの写真が出ています。
殆ど草は無いです。ヒエはまだ一本も見ていません。
こなぎが少しある程度です。
「籾殻堆肥を元肥に散布+田植え後に除草機
(必要な条件は田植え後は速やかに水を張ってその後は土を長時間出さない)」
籾殻堆肥の量が少ないと効果が薄いですが、今年は一反に400?以上の籾殻堆肥を入れたら土が柔らかくなって、除草機の効果が発揮できたなという感じでした。
これからこのパターンで行きたいと思います。
今年の上記のような管理をした田んぼは、田植え後のコナギの生え方がゆっくりで、生えた数も少なかった。田植え後一か月くらいして初めて手押しの除草機を押しましたが、除草効果がありました。さすがに田植え後一か月後の除草機押しでは草がたくさんあることには変わりありません。来年はもっと早く除草機を入れたいです。