2009年6月のお便り  HOMEに戻る

6/30 京都の林さんから「Re油粕散布」
京丹波の林です。
赤木先生、お便りありがとうございます。先日まで畦草刈に追われていて
ご返事がおそくなりました。
今年の代掻きは、赤木先生の予想どおり4/28です。この時点では、天候しだいでは
除草材剤を使わざるを得ないか迷っていました。しかし田植えから1週間くらいは
除草剤を使うまで時間に余裕があるのでその間に考えようと田植えが終わったら
直ぐに油粕を散布しようと決めました。その後散布後の田面の様子をみていると
昨年と同じく順調に水が赤茶色になっているのでそのまま観察を続ける事にしました。
こうした条件ですので油粕にとっては、あまり味方の少ない状況ですが、効果の程度
も興味があって行なってみたしだいです。
 ヒエの件ですが、私の場合トラクターの扱いが未熟なせいもあると思うのですが
土の中に大きな石が入っていたりするとロータリーがごとごと揺れて土が押さえられ
なかたっりして高くなっているところがあります。また田植機の転回した後も土がもり
あがっているので後で直したりしています。昨年の経験もあり今年は丁寧に直して
いましたが、トラクターで押さえられなかったところは、何条か直線的に続いており
これは直すのをあきらめました。私の場合、畦板を使ったり、少しですが畦塗りを
てで行なっているところがあります。こうした畦際は高くなっているところも、こうした
場所を中心にヒエは生えています。
 コナギは、昨年沢山生えた場所はやはり今年も生えています。冷たい水が油粕
の発酵も邪魔すると思うので畦板で外側の溝の水が入らないように仕切ったほうが
良さそうです。手取りや機械除草を工夫してみたので何もしなかった昨年より
随分減らすことはできました。
 今年一番の困りものは、イヌホタルイです。これは、ちぎれた根っこからも発芽する
やっかいものでかなりの面積に広がってしまいました。。(来年が怖い。。)
手取りで対処していますが、まだ見つけやすいのが救いです。秋耕をして冬に寒気
にあてれば少なくなったりするでしょうか??
 オモダカも沢山生えました。これは、除草剤を使っていても除草剤の効き目がなく
なる生育後半で目だっていたこともありました。今までは数が少なかったのであまり
気にならなかったのですがこれからは油断できません。
 キカシグサは、局所的ですがあるところはびっしりです。しかし今のところ稲の勢い
が負けているようには見えません。
 アオミドロが今年は大量に発生しました。今中干しを初めているのですが、アオミドロ
が、土や雑草にびっしり張り付いている状況でちょっとしたマルチになっています(笑)
 油粕抑草も田圃の水利や水持ちなどによって効果が変わり、同じ田圃でも局所的に
効果が変わります。何か理由があってのことなのでその理由がわかれば対処の仕方
も合理的(例えば無理に有機酸などで抑えなくてもこの場所だけ鎖除草を選ぶとか、)
になるのではないかと感想を持ちました。次の機会は可能なかぎりいい条件を揃えて
抑草に挑みたいと思います。何年か先には、別の田圃で菜の花抑草にも挑戦でき
そうです。今行なっているところより冬場の日当たりが良く、土もいくらか緑肥作りに
向いています。

6/30 兵庫の藤田さんから「岡山の林さんへアミミドロについて」
みなさんこんにちは。林さんこんにちは。
アミミドロの事をいろいろと教えていただきましてありがとうございました。
確かに、これはアミミドロだと思います。
手に取ってみるときれいな五角形や六角形の形が見えます。
そしてキュッと絞ってみるとまるでスポンジの様な感じです。
昨年この田んぼを借り受けたその年から同じように大量発生して、
キシュウスズメノヒエや一部ホタルイが発生したところにしか除草に入
ることはありませんでした。
そして夏場田んぼの水が少なくなった時でも、アミミドロが敷き草の代
わりのようになってくれました。
ひとつ難点は苗が大きくならないうちに大量に発生してしまうと、稲を
倒してしまう事ですね。
また鳥が田んぼに降り立つと藻を動かすので、それで稲が倒れてしまったりと。。。
昨日田んぼで畦際を歩いて観察していると、畦から伸びて来たキシュウ
スズメノヒエがアミミドロの上に伸びていました。
これはとてもラッキーで根が下に着かないので後で取りやすいです。

アミミドロが発生するところと発生しない所の差は何なのか?
またこれを他の田んぼに移植しても良いのかどうか?
はたまたそれがちゃんと育つのか?
それを実験しても良いのかちょっと悩んでいます。


6/29 岡山の林さんから「藤田さんの藻について」
 皆さん今晩は、藤田さん今晩は、
藤田さんの藻は、アミミドロに見えます。藻を清浄な水に戻して観察すると、6角形
と5角形の網が見えませんか?
これがアミミドロである場合の話ですが、アミミドロが大量に発生すると、雑草を抑
えます。私のところにもアミミドロが大量に発生して、雑草を抑えてくれる田んぼが
あります。アミミドロは何の役にも立たないどころか、アミミドロの発生する田んぼ
は、チェーン除草などの除草の必要がありません。私は、アミミドロが大歓迎です。
これは、幾何学の問題でもあるのですが、昔、オイラーという数学者が、6角形に5
角形が混ざると、平面にならないと言っています。おそらく5角形の沢山あるところ
は水中に戻して観察すると、球状になっているはずです。6角形だけの場合は平面に
なります。
アミミドロが沢山あるところは、植物の光合成に必要な赤と青の波長の光が届きませ
ん。ですから、アミミドロの下からは、コナギなどは生えてこないようです。また、
藤田さんの3枚目の写真のようにたっぷりの水があると、ヒエも生えてきません。

林 正弘
岡山市

6/29 和歌山の浜田さんから「草取りコレすごいです!」
串本の中村さん(「やまちゃんHP」の隠れ農友)が再訪してくれ,熊手の草取りを教えてくれました。これ1本だそうです。

http://blog.fideli.com/kamumi/

昨今,レンゲ教信者になって間もない,油断の私たちの前に現れて(田植え後4日目),「ほら!そこにも草」と指さしてくれました。
熊手をわざわざ持参して見せてくれました。

 彼のような 「やまちゃんHP」 利用の常連さんはほかにもたくさんいると思われます。引き出しをいろいろ持ってる人です。深いです。

 農とヨーガと工事の話だと,えんえんと何時間でも話していられるのですが。それ以外の突然の訪問者だと大体5分と持たない(「はよ帰ってくれ〜」)私です。

 それにしても,緑肥除草こそ本道という彼の意気込みが伝わりました。赤木さんや宇根さんの本もよく読んでおられます。

あれからウチの田んぼは,常に流水を続けているのです。今年は宇根さんの本も虫見板も手にし,自分の田んぼをしっかり見たいと思っている今日この頃です。

浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

6/29 静岡の鈴木さんから「発酵胚芽除草について」
静岡は小山町の鈴木昭です。
みなさんのメールを楽しみに読ましていただいてます。
昨年皆さんに投げかけた畦草刈機を今年購入して使っていますが、
非常に楽で時間の節約になっていますし、体も楽です。
 さて、私は昨年より発酵胚芽のみの肥料でもち米とコシヒカリを4haほど作っています。
発酵胚芽とは「エビオス」だとか「わかもと」なんかの滋養強壮の原料です。(米や小麦が主原料)
そこで、20日ほど前から以前聞いた事のある米ぬか除草に使えるかなと思い実験をしています。
悲しいかな当地方の田植えは5月上旬ですから、今田んぼに生えている水面下のオモダカとクログアイ
にその発酵胚芽を水没状態でかけて生育を観察しています。(3反の田んぼに1坪ほどで実験しています。)
今のところオモダカの成長は止まっていますが枯れてはいません。
葉っぱはヌルッと簡単にちぎれますので生きた状態ではなさそうです。
いままで「米ぬか除草」の経験がないのでよく分かりません。
どなたか実験に参加していただけるとありがたいと思います。

6/28 やまちゃんから「赤木さんへ」
お忙しい所、恐縮です。
年のせい?健忘症ゆえ?赤木さんご指摘の「その話前にも聞かれたこと、あるよ」
そのたぐいのことがしばしばあります。どうぞお許しを。
ただ、指摘されれば「しまった、そう言えばそうだった」と気づくことが多いのですが、
今回は、全く思い出せません。すみません。
 
いくつか疑問が払拭できませんので、再度質問します。
ゆっくりでけっこうです。
お互いにものを考える時に、手紙ののやりとりくらいのスピードの方がいいように思うことが多いです。
といいながら、今回のぼくの反応はリアルタイムになってしまっていますが、、(笑い)
 
赤木さんの実体験からの返事に少しすきまを感じました。
 
深水にできない田んぼで、緑肥によってコナギは生えてこなかったけど、
「田植後しばらくするとほぼ全体に細い細いヒエが生え
てきていました。夏に2度はヒエ取りをしていました。」と書かれています。
 
コナギの発芽のタイミングでは緑肥の有機酸は有効に働いたけど、
ヒエの発芽のタイミングの時には、有機酸は薄まっていた、
というようなことは考えられないでしょうか?
ぼくがはじめて除草剤を止めた年のことです。
トロトロ層とカブトエビと中途半端な深水とに期待して田んぼを見続けていました。
うん、大丈夫だと安心していたら、コンバインに乗って刈り取り作業をしている時にびっくり。
株間に後発の小さな(背の低い)ヒエがけっこうたくさん生えていたのです。
ぼくの堕農ぶりを証明するような話ですけどね。
 
この問題は、同時に緑肥や油かすによって抑草をこころみられている方々の、
後発のコナギをどうするかという悩みにつながるように思われます。
 
あと一点、ジャンタニの話。
これには、ぼくは赤木さんの田んぼに雑草の種が少なくなってきているのではないか、
その可能性もなきにしもあらずと言うことを感じます。
ぼくの田んぼ6枚中、2枚は2回代かきと中途半端な深水だけで、
他に何の手だても施さずに、除草剤を使わずにすむ田んぼがあります。
少しは生えますが、稲にさわるほどのこともないので、何もしてないという幸福な田んぼです。
どうしてそうなるのか、未だによく理由がわかりません。
ただ代かき中に泥をすくってみると、他の田んぼと違って雑草の芽生えがあまりありません。
 
蛇足ですが、静岡大学の佐藤洋一郎先生の「イネのたどってきた道」という本に、
昔は雑草が増えすぎたらその田んぼを放棄して、別な田んぼを作ったそうな。
古文書を調べたら、そういうようなことがわかったそうです。
http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000116_01.html
 

6/28 岡山の赤木さんから「有機酸とヒエ」
赤木@菜の花です。

やまちゃんからの質問です。
>ヒエに対しては、有機酸が無効だというのは、どういうことでしょうか?
>赤木さんの思われる根拠を教えていただけるとありがたいです。

 質問に答えることによって人は成長をするということでお答えします。
この宅配便では今まで多くの質問をいただきました。その都度精一杯の答えを書いてきました。
 今回の質問に納得していただける答えがかければいいのですが・・・
よしんば出なくでもお許しを。
 ただ記憶では、数年以上前にもやまちゃんから同じような質問を受けていると思います。
そのときの状況も思い出しながら書いてみます。
 私のこの意見が正しいか間違っているか、もし疑問に思われるのでしたら、ぜひ
やってみてください。有機酸でヒエが叩けるか否か自分の目で見ながら田んぼで実証
するのが良いと思います。

 実体験から。
 ずいぶん前のことになりますが、隣との畦の低い田んぼがありました。10cmもの深
水にしようとすると、水があぜ道を越してしまうのでした。
 緑肥はやっていましたから、コナギは生えないのです。
深水ができないものですから、田植後しばらくするとほぼ全体に細い細いヒエが生え
てきていました。夏に2度はヒエ取りをしていました。
 畦塗り機を購入して一番にこの田んぼの周囲を直しました。
それ以降、この田んぼはヒエで泣くことはなくなりました。

 また昨年のことですが、1枚が1.1ヘクの大きな田んぼに緑肥をやりました。
カラシナの成長の悪かった部分にはサナエタデが生えてそれなりに生草重量を確保し
てくれました。この田んぼではコナギが生えることはなかったのですが、ヒエは若干
程度ですが生えました。大きな田んぼでは、高低均しがむつかしいのです。
 つまり緑肥でコナギは叩けたけれども、深水のできなかった高い部分にはヒエは
生えたということです。
 以上が有機酸ではヒエは叩けないという実体験による確証です。

 書物から。
自分で水準を設けて実験するのが一番いいのですが、忙しい時になかなかそうもいき
ません。そこで本から知識を得ます。
 農文協発行の「除草剤を使わないイネつくり」という本のここに書いてある・・・
と言いたくて
急遽ざ〜っと読み返してみたのですが、発見できません。

 随所に書いてあるのは、ヒエは深水でないと叩けないということです。
そのために深水管理はいろいろある抑草手段のの共通技術となっています。
緑肥の項目にもヒエが叩けるということはどこにも見当りません。
もし緑肥でヒエを抑えることが出来るのなら、活字になるはずです。
つまり明言はしてありませんが、緑肥でヒエはたたけないと言うことが推察されま
す。
酸素を多く必要とするヒエは、発芽時点には還元状態では満足に成長できないことは
書いてあります。ということは、有機物が腐って酸素を消費してしまうと、強還元状
態になります。そこには有機酸も存在するのでしょうが、むしろ還元による効果とし
てヒエの成長が阻害される、そうも解釈できます。

 田植後の補植も終ってなくて、10品種近いいろんなイネの手植えもまだです。
苗箱も山になっています。やれやれと落ち着けるのは10日先です。
先ほどの本もゆっくり読む間もありません。思いつくあたりを書きました。
納得いたしかねると思われるのでしたら、実験してみてください。
緑肥ではヒエが叩けないことがおわかりになると思います。

 以下は蛇足になりますが、今日田んぼで思ったことをひとつ。
3反の田んぼの補植をしました。
倒れていても起こすわけでなし、1本植えに足すわけでなし。
欠株を見つけたらカゴから取り出して植えるだけです。
この田は誠にお粗末なカラシナでした。代掻き前の菜種粕も止めて、除草剤を使えば
いいやとと諦めていました。念のために深水にだけはしておりました。
今日歩いてみてコナギが見当りません。泥をすくっても何もないし、経験からとろと
ろふわっとした土の感触でなんとなくこの先がわかるものです。
 私の田んぼにはジャンボタニシが侵入してきます。彼らもいくらかは貢献してくれ
るのでしょうが、今現在では彼らをこの田で見ることはできなかったです。まだこの
田んぼには侵入してきていないということです。ここまでは入水は全てポンプで行っ
ていま
す。そのうち入ってきますけどね。
 何が言いたいかというと、ジャンタニによるコナギ除草は今現在では行われていな
いということです。
 貧相だった緑肥やカブトエビ、トロトロふわ〜っとした泥の状態。そんなものが力
を合わせて私に味方をしてくれているのかと思われます。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

6/27 兵庫の藤田さんから「田植え後2週間後の様子です」
 みなさんこんにちは。
先日水の様子を見に行った時のレポートです。
2枚あるうちの先週除草機を押したところの田んぼの様子です。
株周りに多少大きくなったコナギの姿が見えますが、成苗手植えの苗は
元気で
今のところ草に負けそうになっているところはありません。
明日の日曜日に除草機をもう一度押すので、今年はほとんど大丈夫じゃ
ないかと。。。

 

そしてもう一枚の田んぼでは早くも大量の藻が発生して、田んぼの約半
分を覆い尽くしています。
所々押し倒されているところがありますが、ぼちぼち補植していきます。
この藻の下では草は一切生えておらず、小さな生き物達がたくさんうごめいています。
という事で、大きくなった草を時々広い草をする程度でしかこの田んぼ
に入る事はないと思います。

ところでこの藻はサヤミドロかアオミドロかよくわかりません。
どなたか教えてください。
サヤミドロをネットで調べてみると、不耕起の田んぼにしかあらわれないとのことですが、
春起こし浅耕で、土を練らない代かきでは不耕起の田んぼとあんまり変わらないのかな?
  

同じように管理をしても、田んぼによって全く顔が違いますね。
それがまたおもしろいと思います。
ちなみに前者の田んぼと後者の田んぼではレンゲの育ち方が倍以上違っていました。

加古川の藤田でした。

6/26 やまちゃんから「赤木さんに質問です」
 緑肥や油かすについて、
原理はコナギの発芽にあわせて有機酸を出して叩くということです。
>緑肥ではヒエは抑えられません。どんなに茂っても無理です。
 
と書かれています。
ヒエに対しては、有機酸が無効だというのは、どういうことでしょうか?
赤木さんの思われる根拠を教えていただけるとありがたいです。

6/26 岡山の林さんから「田植が終わり、チェーン除草を始めました」
皆さん今晩は、
田植で朝早くから夜遅くまで働いたので汗をかき、血圧を測りに行ったところ、最高
血圧は118mmHg、最低血圧は79mmHgに下がりました。体重も数日で3kg痩せました。
メタボの心配な人は、百姓をやれば一気に改善すると思いますよ。

6月22日から植え始めた田植が、6月25日に終わりました。通常なら2ヘクター
ル余りの田んぼの田植は、一人で植えても2日で終わるのですが、4日かけて終えま
した。田植機もそろそろガタが来初めている事と、チェーン除草をやり易くするため
出来るだけ真直ぐ植えるように、超低速で植えることにしました。超低速だと、1日
に80a から1ha 程度植えられます。これは私一人で植えた場合です。もう一人いれ
ばもっと植えられるでしょう。植え付け間隔は、33cm×33cmの方形、30本/坪です。
6月25日の田植は午前中に終わり、田植機の水洗い、食事、掃除、洗濯、布団干し
を終えた後(主夫業も忙しい!)、午後からは6月22日に植えた田んぼからチェー
ン除草を始めました。
私のチェーン除草機は8条除草機です。1回毎に4条飛ばしで除草し、出口への帰り
道は4条ずらして除草しました。つまり、田んぼの泥面は2回鎖が通ったことになり
ます。このチェーン除草をこれから計3回繰り返します。
チェーン除草の結果を見ると、発芽して3日から5日くらいの、1本の白い根と1枚
の葉を出した、全長15mmくらいのコナギが水面に浮いていました。しかし、2枚の
葉を出したコナギは少ししか浮いてきませんでした。2枚の葉を出したコナギとは、
二回代かきで練りこみを逃れたコナギのことです。教訓として、二回代かきはもう少
し時間をかけて、丁寧にやるべきということになります。チェーン除草にかけた時間
は、田んぼの泥面をこのやり方でチェーンがけすると約20分/反でした。チェーンを
引っ張る速さは、遅い方が良いのか、はたまた速いほうが良いのか、まだよく分りま
せん。頻繁なチェーン除草による濁水効果とガス抜き効果は、かなりあるのではない
かと思います。
私は、赤木さんの菜種粕抑草にも興味があります。抑草、除草技術は異なるものを出
来るだけ試し、選択肢の幅を広げておき、除草技術パレットの中に入れておきたいも
のです。パレットの中に絵の具が沢山あると、より印象的な絵が描けるでしょう。絵
の具が赤だけ、或いは青だけでは絵は描けません。唐沢さんが作られた自転車の車輪
をつけた、手引きの除草機も面白いと思いました。

写真1枚目は、チェーン除草の様子。チェーンの長さは35cmです。


2枚目、浮いてきたコナギ。数本(8本ぐらい)のコナギが浮いています。


3枚目、2枚の葉を出したコナギも浮いてきます。


4枚目、浮いてきたヒエ。写真では2本確認できます。

* チェーン除草で取れるヒエの大きさはこの程度まで、稲科の雑草はチェーン除草
で取れ難いようだ。稲苗も抜け難いように。ヒエは、深水で抑えるのがよい。

林 正弘
岡山市
6/25 福井の東出さんから「和歌山の浜田さま・岡山の赤木さま」
田植えで お忙しい中、若輩者の私に お声かけ下さいまして ありがとうございます。

こちらのHPで みなさんの「肥やし」を 糧に 立派な(?)実をつけたいと 
思っております。 今後とも 新人ならではの失敗をしていきますので、ご指導・ご指摘下さい。   

さて、現在 ヒエだらけの田は 5枚あります。 すべて緑肥の育ちが悪かった田で
す。 失敗の原因は判っています。 2枚は 雨の降った跡に種を蒔いたので 板の
ような田面を突き破れず(田起しの失敗)。 後の3枚は 蒔く時期が遅かった(同
じ地域でも山間部だと早めに蒔かないとダメ)。

前記の2枚は 最初から手取りを覚悟で、チェーン除草が どの時期まで通用するか
?とか、手押し除草がどの時期まで通用するか?とかを 実験。 最終的には ツト
君とか ヤゴ君などを観察しながら 楽しく手取り中。

後記の3枚は赤木さん ご指摘の通り! 田植え後、深水で 対応するも 近所のオ
バちゃんが 「(新米さんだから判らないだろうと) あんちゃ〜ん!水が どんぶ
らこ だったので 止めておいて あげたよ〜」と笑顔。 善意の行為なので あり
がたく 実験田を3枚 追加しました。

このあたりでは 「米糠や油粕は イノシシを呼ぶ」と 言う事で 嫌われていま
す。 実際 数年前に米糠を蒔いた田の近くまで いつもなら来ないイノシシが来て
 畑をあらされた被害が出ています。 ただ 因果関係は定かでは ありませんが…。

東出@毎晩 ホタルが乱舞中

6/25 岡山の赤木さんから「油粕散布」
岡山の赤木@菜の花です。

 昨夜の京都丹波の林さんのお便りから、私が感じたことを厚かましくも書いてみま
す。
私の田植時期とは温度がそうとう違うので、そのつもりで取捨選択してください。
参考になれば幸いです。


>代掻きは一回のみ、
田植は4月30日、
油粕は5月1日と2日、一部は5/20に表面散布(反あたり80kg目安です。)、
GWあたりから好天、気温の高い日もあり発酵も進んだようです。
水管理は、8cm〜15cmの水位を維持してきました。

 菜種油粕散布の目的はひたすらコナギにあります。
お便りには代掻きの日にちがかいてないのですが、田植二日目ぐらいに想像いたしま
す。
 コナギの発芽スイッチは代掻きによる無酸素状態によってONになります。
代掻きをしない乾田直播では、コナギを見ることはありません。
 林さんの田んぼのコナギも、代掻きによって目が覚め、田植の頃には種子から根が
出始めていると思います。遅い田では田植2日後に油粕が振ってありますが、これで
は幼根を有機酸で焼くには余りに遅すぎるように思われます。
 GWの頃になっていくら醗酵しても、コナギにダメージを与えることのできる時期を
過ぎています。

 私は今頃が田植のシーズンです。このくらい気温が高い時期ですと、代掻き直前に
振っておけば、田植の頃に上手い具合に醗酵してコナギが叩けます。
 4月末の田植では温度が違いますから、こうしてはと具体的に言うのがむつかしい
のですが、もし私だったら代掻き4・5日前に菜種粕を振ります。コナギの発芽と有機
酸発生を合わすためです。
 それに、田植後に振ると水中の小動物は全滅すると思います。代掻きで土の層全体
に混ざりますと、臭いも無いし小動物たちへのダメージもありません。この方が環境
により配慮した方法だと思います。

 田植後の水深は十分確保してあったようなので、ヒエはなかったのでしょうか?
雑草と言ってもいろいろあるのもですから。

 緑肥の栽培が困難な地域用に考えた菜種粕除草なのですが、有機酸発生とコナギの
出根(発芽)を合わせることは一番のポイントです。
 来年は代掻き前に振ることを、選択肢の中に入れておいて下さい。

 早く植えた田んぼは1週間が経ちました。ちょろでき雑草緑肥と菜種粕ペレット
30kgは、現時点ではコナギを制圧している模様です。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

6/24 京都の林さんから「菜種油粕抑草の報告」
久しぶりに投稿させていただきます。京都丹波の林です。
今年も菜種油粕抑草で有機栽培に挑戦してみました。
今年は、昨年と異なりトラクターの故障がありj計画通りにできなかったのですが
思い切って次の様な手順で行なってみました。
 
冬季湛水は行なっていません。
代掻きは一回のみ、
田植は4月30日、
油粕は5月1日と2日、一部は5/20に表面散布(反あたり80kg目安です。)、
GWあたりから好天、気温の高い日もあり発酵も進んだようです。
水管理は、8cm〜15cmの水位を維持してきました。
 
結果を先に申し上げますと雑草は昨年より随分生えてしまいました。
ただ、油粕は、表面散布だけでも効果がないわけではなく雑草を少なくしているの
は実感できます。
今回のように雑草との競合期間が長くなると後から発芽してくる雑草が問題になる
ようです。また早い時期に植えて雑草の成長が比較的おとなしい5月初旬の2週間
程度で稲の生長を期待しましたが、稲もおとなしい生長です(笑)
 
手取りや草刈機の替え刃を自作したもの、デッキブラシなどいろいろ試してみました。
初期の段階の除草は、練りこめなかった親株から成長したセリとイヌホタルイでした。
その後、種子から発芽したものが成長し目立ちはじめました。
雑草は、昨年とは植生が随分変わっています。コナギよりもオモダカ、イヌホタ
ルイ、キカシグサが目立ちます。昨年コナギの多かった場所に今年もコナギが生えて
いたのですが手取りしてみると他の場所とことなり土が冷たいことがわかりました。
溝をきって水路を畦際に作っているのですが、もぐらの穴などがあり少しずつ冷たい
水が入ってきているのが温度の低い原因だと思います。
 
もう一つ驚いたのは鹿の食害です。今年は田植え直後からかなり激しく食べらてしま
い一時はどうなるかと思いました。手取り除草しながら引き抜かれた株を元にもどした
り、補植をしました。今は8葉〜9葉なんとか持ち直しています。
 
冬季湛水、2回代掻き、油粕の土への練りこみ、なるべく遅い目の田植え、これらが
いずれも少しでも雑草を少なくするポイントになりそうです。

6/24 岡山の赤木さんから「福井の東出さま」
岡山の赤木歳通と申します。
この宅配便では専ら 赤木@菜の花 と表示しています。

 次のは最初のメールの一部です。

>田植えからほぼ1ヶ月、除草剤を蒔くより草を押さえてくれています。緑肥の出来
が悪かった田は ヒエだらけですが…。

 緑肥が草をよく抑えたということなのでしょうね。
私も緑肥専門にやっていますが、同じように効果があったと聞くと嬉しいですね。

 同じ岡山県内でのことですが、緑肥は間に合わなかったので、代掻き前に菜種粕を
反当70〜80kg振ったところ、何も生えてこないと言って喜んでいる農家がいます。
 原理はコナギの発芽にあわせて有機酸を出して叩くということです。

 本題です。問題はヒエが生えたという部分です。
緑肥ではヒエは抑えられません。どんなに茂っても無理です。
ヒエにはひたすら深水管理です。
余裕を見て7・8cmの水深が2週間保てたら一本も生えることはありません。
田んぼの高い部分を7cmにしようと思ったら、低い部分は10cm以上になります。
 今年の水管理を振り返ってみてください。きっと浅水になったまま2・3日放置した
ことがありませんか?
 深水のできる田んぼなら、ヒエの実はどんなに落ちていても怖いことはありませ
ん。
あんなもの、雑草とは認識していません。

 私は今田植の真っ最中です。植え終わった田んぼはひたすら深水になるように務め
ています。たとえ田植えの予定が遅れてもです。
 そのくらい田植後の深水は、有機稲作にとっては大事なことです。
 周囲の田植は完全に終っています。誰も田んぼに中にはいません。
周囲より遅れて植えることが、実は害虫飛来防止のポイントです。
無農薬・減農薬の第一歩は、害虫を田んぼに降りさせない事です。
 
 存知のことだったら失礼。

 自然を愛し環境を考える百姓    赤木歳通

6/23 福井の東出さんから「虫除けオイルの作り方」
兼業農家なので どうしても 朝早くと夕方遅くに田に入ることが 多くなります。

そこで問題になるのが ブト(ブヨ?)と蚊。 ひえ取りなんかしていると ドロだ
らけの手で 払いのけているにも かかわらず 被害甚大。 体質なのか ブトだと
 ひどく張れあがります。先日も 顔をやられ マスク姿で仕事に行くはめに…。

市販の虫除けスプレーも効かず…。 家内に そのことを 言うと 出てきたのが 
手作り虫除けオイル! 家内の作ったものは レモングラスの製油とシトロネラの製
油をオリーブ゛オイル(50ml)に数滴ずつ入れただけの簡単なものです。 「こ
んなもの 効くのか?」と 思いつつも 試してみることにしました。

さて 効果は! 全く 被害なし!! 快適に 朝晩のひえ取りを こなしております。

正式(?)な作り方を聞くと…「虫除けアロマ で検索して。」 だ そうです(笑)
 
ただ、家内の作ったものは 簡易版のためかどうかは判りませんが 日中に使用する
と ミツバチや足長蜂に ストーカーされます。 ムシもそれぞれのお好みがあるようです。

東出@スプレーで快適にヒエ取り中

6/20 兵庫の藤田さんから「田植えが終わり、一回目の除草をしました。」
みなさんこんにちは。
加古川の藤田です。

先週はいろんな方のお力を頂いて無事に42・間隔、一本植えの田植えを終えました。
今日は、一週間苗達の顔を見られなかったのでドキドキしながら田んぼへむかいました。
水を途中で入れられなかったので心配していたけど、思ったほど水の減
りが少なく安心しました。

今回見よう見まねで作ったスダレ状のチェーン除草機は、均平板など
使っていない我が田んぼには全くと言って通用しませんでした。
あとチェーン自体が軽すぎました。
やっぱり暖簾型の方がいいかもっておもいました。
来年は是非作ってみよう。

で、今年も我が愛機の2条型手押し車。
今日は2枚ある田んぼのうち、とりあえず1枚を完璧に済ませようと思
い、今日は6畝の田んぼを縦横走りました。
思ったよりも草が少なく、これはゴロ土乾土効果のおかげなのか、はた
またレンゲの灰汁のおかげなのかわかりません(笑)
少ない事はいいことだと思いつつ、今年ほど初期除草が鼻歌が出るほど
うまくいった年はないです。
来週もう一回やるので、うまくいけば除草に関しては、2回で切り上げたらなと思ってます。
あと水も張れるだけ一杯に入れてきました。
と言っても深いところで12〜13・、浅いところで7・くらい。
 

6/19 埼玉の後藤さんから「野鴨さんたち、もうすこしお手柔らかに!」
羽生 雨読晴耕村舎の後藤です。

ハンマーナイフとレンゲによる不耕起田

6/6  レンゲが種をつけたのでハンマーナイフで粉砕して導水
6/14 ため続けていた水を落としてハンマーナイフで表面の草を粉砕
     田植え

そして6/19
田植えをしてから水をかけ流していたがちょっと深水になりすぎて
夜中に野鴨たちが集まってきたときに苗を倒して水没させてしまっていた。

「野鴨さんたち、ちょっと勢いよく田んぼに飛び込みすぎですよ!」

そこで水をいったんきってみた。昨日の午前中から今日の朝まで水を止めて水位は減ったが思ったより水もちがいい。
田んぼはこのくらい水を入れ続けるとちょうど植えやすくなっている。1週間では土が固くて
田植えがちょっとしんどかった。
導水しはじめてから2週間。来年は2週間以上水をためてから田植えをしよう。
草はもともと生えていたイボ草がぽつぽつ浮いている程度。

さて田んぼの中にはまた今年もミジンコが大爆発生している。

今日は米糠を田面にふってみようと思う。米糠をふったあと水がなくなるまで水をきりつづけておいて土に米糠をくっつけてからまたすぐ水を入れたら面白いかな。
昨年は田面を覆った浮き草でやってみた手法だが土の表面がカバーされた。さてうまくいくかどうか!?

6/18 長野の唐沢さんから「チェーン除草」
長野の唐沢です
皆さんのチェーン除草機に感化されて私も作ってみました
チェーンの大きさや幅は林さんの考案を元に、以前幅3mをのれん状にしたものを
引っ張って見たものの私には重くてとても1反も引っ張れませんでしたので
今回スダレ状にしたものは2m幅にしました。
チェーンスダレの竿をそのままを引くと結構重い事と、植えたばかりの苗は
チェーンにゴミが絡み植えた苗を根こそぎ抜いてしまう(土が軟らかい所)ので
今回改良した点は
  1.直径40cmの子ども用の自転車のタイヤをつけて、竿が稲に絡まないようにしてみました。
  2.チェーンの長さは20cm、竿からチェーンまでの間を紐にして軽量化してみました。
  3.紐の長さを1つ置きに変えて引きずる時のチェーンの絡まりを少なくするようにしてみました。
除草した様子ではチェーンはもう少し長くしたほうが草をしっかり掻いてくれそうな気がしています。
また、除草した田んぼは手放しで喜べるほど草は取れていませんが3日ほど濁りが続き、草の
成長を押さえてくれそうです。もう2回ほど引っ張れば稲に影響が出ないほどになるのではと
思います。 濁りが消えたら除草前の草の状態と除草後の状態の写真を送ります。



********************************
 上伊那郡箕輪町
    唐沢金実
  ********************************


●やまちゃんから「ワッハハハハハ、、、」
唐沢さん、思わず笑ってしまいました。
ご指摘の濁りで雑草の生育を抑える効果の件、
ぼくもチェーンを引っ張りながら、そこら辺はどうなのだろうと思い続けていました。
写真は昨日チェーンを引っ張った一畝半の小さな紫黒米の田んぼです。
6月9日(火曜日)に水を入れ、10日に代かき、
12日に中学生4人がトライやりウィークで田植えしてくれました。
元肥を入れていなかったので、13日に米ぬか約15キロを畦からふりました。
翌々日あたりから匂っていましたが、昨日チェーンを引っ張る時には匂いはほとんど消えていました。
東出さんが積算温度300度を指摘されていましたが、
米ぬかの場合は分解が早いのか、匂いがでて消えるのも早かったです。
量も1反あたり100キロ程度と少ないせいもあるのでしょうね。
 
三角の一畝半の小さな田んぼです。
これだけ小さいと、チェーンも朝飯前というか、お茶の子さいさいでした。
あまりに簡単でしたので、往復したり横や斜めに引っ張ったり、
あわせて4〜5回チェーンを引っ張りました。
今度こそチェーンの後の泥を写真にと思ったのですが、
明るい所で携帯の画面がよく見えず、10数回シャッターを押したのですが、
これがいちばんましな写真という始末。
1本だけ雑草の芽が見えます。
映らなかった部分に4本雑草の芽がありました。
 
強粘土に近い土質のせいで、チェーンの効果も大きかったのか、
手で泥をすくっても雑草の芽がないことが多く、
目検討で浮いている雑草の方が数倍ありました。
 
もしかして、泥の中の雑草も濁りやとろとろが降り積もることによって、
生育が鈍ってくれるかもしれない、
そこらは果たしてどうなんだろうと、思ったのですが、
写真があまりにひどかったので書くのをやめたのですが、
唐沢さんのメールを見て、思いだし書いて見ました。

6/18 高知の奥田さんから「雑草に完敗」
高知の奥田です。
いつもお世話様です。
拝見してばかりで、久しぶりの発信です。
早くも失敗例ですが、皆様の参考になればと願います。

近年私の抑草方法は以下のとおりでほぼうまくいっておりました。
しかし今年はホタルイとアゼナの勢いがすごくて10年ぶりに除草機を使うも手遅
れ、作付けの半分ほどは完敗です。

@キカラシ鋤込みA深水B田植え後米糠Cジャンボタニシ

この2年ぐらい鋤込むためのキカラシが発芽しなくて全滅状態でしたが、それでも水
田の除草は拾い草程度で、去年の収量は近隣農家と同じぐらいの反10俵もありまし
た。
そんなわけで去年の収穫後、キカラシはいらないだろうと播種はやめて、夏草もその
まま春まで耕さずにほったらかし。
3月、枯れ夏草がロータリーに絡まりそうなので火入れし焼きました。

入水前の畦の漏れ水対策は万全のつもりでしたが、田植え後は二日に一度水を足して
も水が抜けてダメでした。
漏れ水は畦じゃなくて原因は土の練りが足りなかったようです。
ハローは2Mのこれまでと同じ物すが、トラクターを22馬力から27馬力に変えて作
業速度が速すぎた。
これまで付いてなかった自動水平や耕深機能もありで負荷が少ないからついつい。

そんな代掻きでも水持ちの良い3枚の田はほとんど雑草ないから、
やはり一番の原因は「漏水」か。
アゼナはジャンボタニシも食べないようだけど、ホタルイがこの勢いで成長すれば
ジャンボタニシも追いつかない。
ジャンボタニシを働かせる意味でも水持ちは大事だろう。

トロトロ層のきめの細かいプリッとした感触がない。
これまではキカラシがなくても秋から早春までも草が少しは入ってたから、
今年は燃やしたのと鋤込みがなかったせいだろう。

画像ファイルは番号順の時間経過です。
 

 
kusa1の後、画像の除草機を一度かけたのみです。
写真のため少し手取り。その後手取りの気力はなく(>_<)
他にアゼナのところは絨毯状に(^_^;) 
肥切れだろう、今朝早くも出穂始まってました。

チェーン除草の報告楽しみにしています。
来期は作りたいです。

6/17 岡山の林さんから「チェーン除草をやるために藁、雑草を練り込みました」
皆さん今晩は、
私の家の裏に生えている桑の実が紫に色付きましたので、指を赤紫に染めて毎日のよ
うにつまんで食べています。この色はアントシアニンの色で、含有量はブルーベリー
より多いようです。桑の下に、グミが色付き始めています。グミにもアントシアニン
が含まれているでしょう。どこかの新聞広告のように、ブル−ベリーを食べたからと
いって、目が良くなるとは考えられませんね。近視や遠視が治るわけではありませ
ん。これは網膜の視神経が受け取る色の問題ですからね。
近所の人が今年から無農薬で稲を育てると言い出したので、私が協力することになり
ました。この人の田んぼ二枚、計6反をチェーン除草しました。私はこの地域に無農
薬が広がって欲しいのです。夏でも田んぼを渡ってくる涼しい風が窓から入ってき
て、有害な飛散農薬を運んでこないように。赤ちゃんや疲れた人、病人が家で寝てい
ても窓を開けていられるように。川には魚達が帰ってきますように。岡山市民の飲み
水の旭川には農薬が流れ出さないように。百姓には、下流の人達のために水を涵養す
るという、使命もあるのではないでしょうか。
第1回目のチェーン除草は田植から4日目に行い、更に第二回目のチェーン除草を
2、3日後に行う予定です。チェーン除草に必要な時間は15分/反でした。
 田植日  1回目除草日
6月12日   6月15日
6月13日   6月16日
発芽したばかりの雑草が白い根を見せて浮いていました。チェーン除草での除草率を
0.5とすると、残る雑草は、二回目で25%、3回目で12%となるでしょう。3回
やれば雑草の密度は(私の)許容範囲以下に下がると勝手に考えています。時間はか
からないし、乗用型になり疲れることはなくなったのだから、暇さえあれば除草機に
乗るつもりです。初期除草の出来る期間はとても短い。この期間を大切にしなければ
なりません。2.8ヘクタールを3回チェーン除草するためには、7時間の労働時間が
あれば良いのです。私の畔草刈に要する時間は、120時間なので、これに比べても
チェーン除草による田んぼの中の除草にこの程度の時間を割くことは厭いません。
チェーン除草で除草機の転回のために、枕の苗を踏み倒しますが、見た目はそれ程で
もないようです。気になる人は、最後のチェーン除草が終われば補植すればよいで
しょう。私は補植しません。
自作したチェーン除草機は、転回時に除草部を畔に突き衝ててしまったのですが、
バーが逃げてくれ、大事には至りませんでした。遊びは必要なようです。しかし、
使ってみるとまだ改良点が見えてきます。これは今回は改良する時間がありません
が、来期はもっと気に入った機械を作るつもりです。
チェーン除草を快適にやるために必要な条件として、藁、雑草屑が泥面に浮いていな
いことが大事なようです。そこで今回は、荒代かきから1週間後に二回代かきを行
い、芽を出した雑草と藁屑などを一緒に練り込みました。写真の右側が練りこんだと
ころ、左側の田んぼが荒しろ前の様子です。練りこんだところは藁屑、雑草屑は浮い
ていません。田植直前にもう一度練り、植えた直後に水を入れます。藁を練りこむと
ガスわきを心配されますが、荒しろをかいて1週間、水温も高く、有機肥料から窒素
成分が発現して、田んぼ表面でC/N比の高い藁の腐熟がある程度は進んだのではない
かと思います。今年は雨が少なく、池の水が止められてしまったので、もう水が来て
いません。はたして植えられるのやら・・・。水がなければ、除草剤を使わない稲作
りの最も大切な基本技術である、深水が出来ない。今年はどうなるのだろうか?
写真のように、畔は今回は稲科と背の高くなる雑草だけを刈り、背の低いクローバー
などは刈り残しました。クローバ−が生えていると、他の雑草があまり生えてこない
ようです。

林 正弘
岡山市
6/17 岐阜の大坪さんから「追肥」
下呂氏の大坪です
除草のために深くてガボガボの田んぼもぼちぼち追肥のころが近ついてきたので、少しづつ水位を下げています。せっかく菜種粕や鶏糞を使っているのにここで化学肥料を入れるのも残念ですから醗酵鶏糞(粒)を使いたいと思いますがいかがなものでしょうか?有機アグレットは結構な値段でしたので・・・。代掻き前に鶏糞を150k入れた田んぼ、入水直前に菜種粕を入れた田んぼの二通りですが、醗酵鶏糞(N2.3%)を75k/反いれるつもりです。現在茎数は5〜6本くらいです。
 それとチェーン除草の件ですが・・・。一回土をかき混ぜると4日位は濁りがとれなくて草が見えません。それでやはり残っていました。コナギとウリカワだけでほかの草は1本もありません。しかし前年のような密度ではなかったので少し安心しました。チェーンも早めにかけることが肝心と痛感しました。残っていたコナギは大きいために結局除草機で押して浮かせました。除草機の入らないところは手取りになりそうです。

6/16 和歌山の浜田さんから「東出さんありがとうございました!すごいです。」
 新米さんということですが、恐るべしですね。勉強になりました。多くの苗が回復してきており、明日の田植えを前に希望を持ち直しています。

 積算温度は考えてもみなかったです。ちょうど田植え時が300℃です。こちらは気温が高いので、一気に来た感じでしょうか。
 
 富山ではたいしたレンゲ畑にはならなかったけど、田んぼのフチに周辺より幾分高い場所があって、そこがいつまでもブクブクしていてその部分に苗が最後に消えたことがありました。

 近くの農友は「ブクブクしている時はいったん水を抜き、乾かしてまた入れるといい」と言っていましたが、水は一気に抜けるわけではないし、水が少ない状態が続くと苗を痛めるしで、いろいろ今後もクリアしないといけないことがあるようです。

 またよろしくお願いします。

 浜田 (和歌山)
 http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

6/16 長野の大井さんから「緑肥、ナタネ、チェーン」
長野の大井です。

緑肥+ナタネカス抑草を試みましたが田植え2週間目でホタルイが生えてきました。
田植え後10日後くらいまではあまり草が見つからず半ば成功ではないかと思えたのですが・・・。
今期はあまり緑肥が茂ってはくれませんでした。冬になる前に発芽して短いままのエン麦や菜の花は
枯れてしまいました。多いところで反当たりは500kg未満です。
5月9日 緑肥スキ込み(倒すだけ)
5月23日再耕転水入れ
5月28日 ナタネカス40kg強散布して直ちに代掻き。
5月30日 田植え

赤木さんのアドバイスを守れなかったのは、均平に整備出来なかったことと畦から水が漏れること。

来期は緑肥をやめて畦の補修、凸凹直しをしっかりやって、ナタネカスのみで抑草を試みたいと思います。
ナタネカスの効果を一番引き出すタイミングを何か計器を使って探せればと思います。

2週間過ぎていまだに草の生えてこない場所があります。
水口から数メートルの一帯です。ここは水口を止めてもどこからか水が侵入し冬もやや湿って凍り付いています。
勝手に冬期湛水状態になっている場所です。これ何かいけそうな予感。

チェーン除草も試しました。工事現場で使われるタンカン3mで急ごしらえです。
使ってみたら重くて、足がめり込んでなかなか進みません。チェーン取付のため両端につけたジョイントが
たまに苗を引っかけて抜いてしまいます。2mに短くしてみます。
あきらめて2条の除草機を押したらかなり楽に感じました。(^^;
今夜は眠いのでこのへんで・・・。


6/16 千葉の杉野さんから「Reエンジンつきチェーン除草機について」
各地からチェーン除草の結果が報告されていて
エンジン付きチェーン除草機を華々しく?発信した手前、
わが家からもその後を報告しなければと思っていました。
なのに、これまで報告できなかったのは
ご想像の通り、結果は芳しいものではありませんでした。
 
2回目のチェーン除草は田植え機の植え付け部分に
チェーンをぶら下げてやってみたのですが、
残る草が多く、一往復しただけで断念。
すぐにあめんぼ号に切り替え、
3回目には動力除草機(パワーカルチ)にしてしまいました。
 
それはチェーン除草の限界というよりも
その前段での準備不足というものであろうと考えています。
 
十分にトロトロ層が形成されていない上に
代掻きから除草に入るまでの期間をあけてしまったことが原因か。
チェーンを引いても抜ききれないものが残ってしまいました。
 
代掻き翌日に田植えをするなど
代掻きから除草に入るまでの日数を短くすることもポイントのようです。
最新型の枕地均平装置(ロータ)付きの田植え機なら
そんな心配をしなくてもよいのでしょうか。
 
さて、やまちゃんの質問への回答です。
 
あめんぼ号のような水田一輪管理機にチェーンを固定する方法は
左右にバランスをとることや
チェーンを均一に接地させることが難点であろうと思われます。
その点、チェーンをつけた角材を水面に浮かせて引くことは
これらの課題をクリアすることになるでしょう。
 
この場合に気になるのは、
引くチェーンを作業する人の前に持っていくのか、
ロープを伸ばし、後ろに引くのかというチェーンの位置の問題。
 
後ろに引くとロープの長さにより管理機のルート取りが難しそうだし、
足もとの前に浮かすとチェーンを踏んでしまいそうです。
 
踏みつける苗が多くなることが気になりますが、
4輪田植え機の植付部分にチェーン付き角材をぶら下げて
引いてみたらどうでしょうか。
田植えがこれからの方、どなたかやってみませんか。
 
●やまちゃんから
杉野さん、ありがとう。
ぼくがチェーンの固定具としてイメージしているのは、
林さんが除草機に取り付ける時に利用していた金具があったでしょう、
あんなものでした。
チェーンをおろした時に、上下に遊びがあり、また左右にもやじろべえのように可動なもの、
そんな部品はないものでしょうかね。
もしかしたら、中心部をロープの輪でぶら下げる、、、、
それだけではちょっと無理があるかな?

6/15 やまちゃんから「杉野さんへ、エンジンつきチェーン除草機について」
 5月23日に杉野さんが、アメンボ号にチェーンを付けた話を送ってくれました。
http://www2.ocn.ne.jp/~josonet/newpage.htm
それを思い出しながら、つらつら考えていたのですが、
杉野さんは、一輪の場合左右のバランスを取るのが大変といわれていましたが、
チェーンの取り付け棒をアルミから角材(木材)に変えてみたらどうなるでしょうか?
それと、取り付け部分に遊びを作ってやれば、
角材は水に浮くので、ぼちゃんと落としてしまえば、浮力で左右のバランスがとれないかと思うのですが、いかがでしょうか?
 
まだ自分で作ろうという気分にはなっていないのですが、
後学のために教えてください。
一輪の溝切り機があるのですが、アメンボ号の代わりにそれを使ってもいけるでしょうか?
アイドリングの調整もよくないのでしょうが、エンジンをかけるととろとろと車輪が回ってしまいます。

6/15 岐阜の大坪さんから「チェーン除草」
下呂市の大坪です
 
私もチェーン除草やってみました。
林さんのを参考にしましたが2mで3cm間隔で6mmのチェーンで25cmのすだれにしました。(当然、人力用です。主人が溶接して作った)
かなりおばさんの体ではきつく感じましたのでその後1.6mに短くしてもらいました3〜8畝くらいの歪んだ田んぼで、列を変えるときが大変でしたし、あまりこまこまと回したりした所は苗が切れたりしましたので隅の小回りのできる1mのも作りました。大小二つ作ってもらいました。肩にかける部分は自動車のシートベルトを使いました。(手で引っ張るよりずい分楽でした。)また移動できるように取っ手もつけてもらいました。やはり皆さんが書かれている通りトロトロ層ができているところは引っ張っていても軽く感じられて、より草も浮きやすかったです。今年冬季湛水(1月に冬季湛水の見学に行って、試しに米ぬかを40k入れて水を入れた)したところは本当にトロトロでした。ただし草が芽を出す前、水の冷たい早い時期の4月に水を落としました。
菜種粕除草も今年は完璧にしたつもりでした。畦を塗らなくてもよい田んぼ2枚で挑戦しました。菜種粕を撒いて耕して4日後に入水。かけ流しはしないでできるだけ水温を保ちました。25日代掻きをしただけで29日田植えでした。6月3日少しだけコナギが確認できました。しかし以前のように多くはありませんでしたが様子を見ていると
だんだん増えていきそうでした。ここで気になったことがひとつ・・・主人が「菜種粕がようく土になじむように3回も丁寧に耕してきたぞ!」と力んでいった言葉が気になりました。耕すのが深すぎてはだめなんじゃないの?と言いたい気持ちをぐっとこらえましたが。多少草が生えたのに関係あるのかも?多分そうだ!なんて思ったりして・・・。田植えから10日目で思い切ってチェーン除草に挑戦しました。農協の苗でしたが、大丈夫でした。いつまでも濁っていて草が確認できませんでしたが、2回チェーンを引きました。
除草剤を使っているよその家の田んぼと比べてもかなり少ないみたいで、目を凝らして見たのですが、草は確認できませんでした。もちろん菜種粕の効果はあったんだと思います。はいつくばって草をとることも必要ないようです。うれしい限りです。来年も挑戦します。今日も近所の人は早朝から田んぼでかき取りをしています。

6/12 やまちゃんから「チェーン除草をやってみて」
昨日チェーン除草器を引っ張ってみました。
田植え後4,5日目(植代かき後6,7日目)の田んぼです。
3メートルのチェーンを引っ張って、こりゃロートルには重たいわと、
(引っ張れないことはなかったのですが、ずっしり重かったので)
思い切って2メートルに切断しました。
三分の二になるだけでずいぶん違うものですね、半分くらいの重さの感じになりました。
初めから全面を引っ張るなんて滅相もない、
枕地と孫の部分、それと条あわせの関係で4条のティラガモが入れない所だけと決めていました。
その代わり、往復しました。
チェーンが通った後はもこもこと泥煙でいい感じ。
 
さてその効能はどうだろうと、引っ張る前に泥をすくって雑草の状態を調べ、
チェーンが通った後にも泥をすくい、2度目のチェーンの後にも泥をすくって見ました。
ウーン、何とも微妙ですね。
雑草の白い根がたくさん浮きあがってきています。
チェーンの通ったあとは、雑草の密度が少ないように思われます。
全くない所もあります。反対にめげずにそのまま雑草の幼芽が残っている所もあります。
あきらかに引っ張らないよりましと言うことはできるようです。
これからもチェーンを使い続けたいと思っています。
その程度の効果はあるようです。
ただ、チェーンを引っ張れば安泰かと言えば、そこまではなあというところかな?
 
気になったのは、株と株の間の泥をすくってみると、幼芽がそのままというところが多かったこと。
最初それを見て、少し悲観的になりました。
今日気がついたのですが、たぶんそれは稲の葉っぱがチェーンから泥を防御しているからではないでしょうか?
縦からと横からと、攪乱作戦で行く方が効果があるかもと思ったりしました。
 
実際の効果はまた後日お知らせすることにしましょう。

 
6/12 福井の東出さんから「はじめまして」
皆様 はじめまして。 新米兼業農家の東出と申します。
山下さんに 後押しされて 初メールです。
 
私は 豆科ですが レンゲではなくて ヘアリーベッチを緑肥にして 今年から栽培してます。
 
四国地方や農○省だと鋤き込みから3日以内に入水、入水から2週間以内に田植えをする。北陸地方だと入水の事には触れず、鋤き込みから3週間以上たってから田植えをする、と研究資料に書いてあったので 「どっちが正しいの??」 と思って。 ふと 「気温が関係しているのかも?」と積算気温を測ることにしました。
 
入水から積算気温で 200℃〜300℃が 一番 田んぼがブクブクしました。
そのときに植えた苗(JAのマット苗)は 水が5cm以上のところは ほぼセーフ。
2cm以下のところは 枯れてしまいました。
 
300℃を越えるか、越えていない場合は かなり育った苗なら(活着が良い・5cm以上の入水が可能などの理由で) 多少の無理は利きそうです。
でも やはり 300℃を越えてからのほうが 安全でした。
 
田んぼの香りとしては ドブに近い臭い→昔のトイレの臭い→無臭と 変わっていきました。
(文献には 「くさいにおい」としかなかったので あえて 書いておきます)
田植えからほぼ1ヶ月、除草剤を蒔くより草を押さえてくれています。緑肥の出来が悪かった田は ヒエだらけですが…。
 
JAのマット苗の場合 苗長がバラバラなので 緑肥の入っていない田に 水を張り、苗丈が揃ってから 田植えした方が あとあと管理しやすいかな? と思いました。 現実的ではないかもしれませんが…。
 
東出@今年の田植えより

 
6/11 やまちゃんから「本の紹介」
宇根さんの「農と自然の研究所」から、「田んぼの草花指標」という本を送ってくれました。
オールカラーで全237ページ、223種の雑草いや違った草花が取り上げられています。
伊藤一幸さんと嶺田拓也が中心になって編集された労作です。
副題が「あなたのまなざしを待っている世界」です。
開いた瞬間、「うわーすごい」という声が出ました。
子どもの頃から。どちらかというと「野球少年」で虫や草花にはあまり関心がなかったぼくですが、
田んぼの周辺の草花に目が向いて、愛着がわいてきそうな、
そんな錯覚をつい覚えてしまいそうになった本です。
宇根さんところに問い合わせて、取り寄せられることをおすすめします。
http://hb7.seikyou.ne.jp/home/N-une/
 
価格は1000円です。
実は、この春に「田んぼの生きもの指標」という本を送ってくれています。
236種の生きものが取り上げられていて、
これまでのどの生きもの図鑑より中身の濃い本です。
「1年間の様子」「他の生きものとの関係」「生活史の特徴」「生態の特徴」
「農業との関係」「人間との関係」「絶滅危惧種」の視点で構成されています。
その時も、皆さんに紹介しようかと思ったのですが、
1000円という値段で、ほいほいと紹介してしまうと迷惑がかかるかもしれないと控えていました。
(ぼくは、「農と自然の研究所」の会員になっているので自動的に送ってくれました)
今回の案内やHPを見ると、一般にも1000円で市販されているようなので、
一般におすすめしていいのだなと思いました。

 
6/10 和歌山の浜田さんから・レンゲ 「覚悟」のはずがオロオロです
 田んぼに 苗箱を移して田植えの日を待つ,のどかな写
真をアップしてから ↓ 
http://blog.fideli.com/kamumi/

大逆転。代かきが不十分なところに,思うように水が
入ってない日が2日続いたと思ったら,(村の人の田を
干す時期と重なり,水門が閉められていた) 

苗箱の淵にまで満たないアク水の中で, 苗が半分死に
かけていました。急ぎ引き上げて,流れの中に漬けかえ
たのですが,(夕方からの大仕事だったこと…)
ダメージを受けてしまったのが多くあります。

田んぼの中は臭いが強く,雑草など全く見当たらず,死
の沼状態です。チェーンなんぞはいまのところ全然必要
ありません。

う〜ん (赤木さんのように),苗をもっと太らせたほ
うが良いようだし,田植え時も難しい。生きている有機
肥やしは本当に難しい。

こやしと言えば,昨年大豆を植えた場所に,元の借主の
みやげのこやしが多く残っていて,大豆の収穫ゼロとい
う,驚くべき記録を出したのでしたが。

 その場所にトウモロコシが今巨大に育っています。籾
殻をまいたり,肥やし食いのトウモロコシを作れなどい
ろいろアドバイスを受けましたが,確かにトウモロコシ
は立派に育っています。いちごも巨大葉が茂り,(実の
方は大したことない)いつになったら…状態です。と
ほ。

−−−−−−−−−−
浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

6/10 東京の北さんから「Reスズメバチのアレルギー反応」
吉村様、林様

ありがとうございました。おかげさまでよくわかりました。

                 東京の友人より

6/9 岡山の林さんから「スズメバチのアレルギー反応」
皆さん今晩は、
山下さんは私のような百姓にこんな難題を出しましたね。

>「すずめ蜂というのは、2度目に刺されると、もうかなり命に関わるのかい? 
>免疫ができて、むしろ耐性ができるというのではなく、その逆で、ますます危険に
>なるのはなぜなのだろう?」
>林さんや吉村さん、代わりに応えてやってください。

ハチに刺されると抗体が出来ます。これはどんな異物でも人体に入ると抗体が出来
ることによります。抗体というのは、グロブリンというタンパク質で出来た物質で、
五種類あり、4つはY字形をしていて、もう1つはY字形のものが5個集まったような
5角形をしています。これら五種類の抗体は体の中で持ち場が異なります。抗体が放
出されると毒素と結びついて、析出します。このような抗体は毒素だけでなく、ビー
ルスなどの表面にもくっ付くことが出来ます。この反応は、中学校、高校などで習っ
た抗原抗体反応のことですね。それを復習することにします。
抗体が結びつくことが出来る相手は決まっていて、ヒトは最初からこの特異的な抗体
を持っていません。異物が入ってきたとき、自然免疫系が働いて、最終的に情報を
Tリンパ球からBリンパ球に渡されないと、抗体を作って放出する事は出来ないので
す。Bリンパ球はこれを記憶しておき、二度目からはすぐ対応出来るのです。背骨を
持つ脊椎動物にはこのような獲得免疫があります。Bリンパ球が作られるのは骨髄で
す。ニワトリならファブリキウス嚢です。特異性とは、化学反応でいうところの平衡
反応で、結合定数が非常に大きいことからこのようにいわれているのです。
スズメバチやハブなどに刺されたり噛まれたりした時は、二度目からはアナフィラキ
シーという反応が起こります。これは過剰な免疫反応で、場合によっては重大な危機
に陥ります。これはアレルギー反応で、免疫系の情報伝達物質が血液の中に溢れてし
まうことから起こるという事です。ショックが起こるのです。人によって個人差があ
るので、全ての人が重大な状態に陥るわけではありません。
ところで皆さん、田植終わりました?
私はまだ先です。田植までにハウスの骨組にシートをかけておかなければ・・・。

林 正弘
岡山市

6/9 福井の吉村さんから「スズメバチのアレルギー反応」
皆さん今晩は

蜂について仲良く付き合いたいのですが、何度も刺されると今度刺されたら死に
ますよ。気をつけてくださいね。そんな引導を渡されている私にとって農作業は
気にせずとも蜂に目が留まります。

皮膚科の先生教えていただいたのですが、『ヒトにとって異物が体内に侵入した
ときに身体を守ろうとする防御(免疫)反応が不利に作用し、かゆみ、くしゃみ、
炎症、喘息などのさまざまな症状を起こすのがアレルギーです。
アナフィラキシーとはアレルギーの原因物資津(アレルゲンまたは抗原)に接触
したり摂取した後に数分から数秒以内にアレルギーによる症状が身体の複数の臓
器や全身に表れる激しい急性(即時型)のアレルギーです。重症の場合には、呼
吸困難や意識障害を起こし、ショック(アナフィラキシー・ショック)を起こす
事もあります。』

何度も蜂に刺されるとその抗体ができるので尚更ひどくなりその抗体を超える免
疫反応が起こるので同じように考えるといけない。軽視してはいけませんよ。そ
んな話を聞かされました。

私の妹は看護士をしておりまして、兄ちゃん蜂で死んだヒトがいるんやで3遍も
大変な目に合ってるんやから今度刺されたらだめやからきっと病院に来るようにい
われて『エピペン』の処方をしてもらう事になりました。

エピペンはホームページ(www.epipen.jp)にありますのでご覧下さい。

命あってのものだね。そんな気持ちで有機栽培や自然と付き合ってます。

 よしむら農園 吉村義彦・春子

6/8 富山の浜田さんから「チェーン除草のこと。小麦収穫のこと。」
 塚本さんありがとうございます!私はスダレ方式より
も手軽につくれそうで,塚本さんタイプを考えていまし
た。

 チェーンを7m購入し,2m半のさおに,とりつける
段取りをしていたところでした。さらに検討したく思い
ます。

田植えは6月15日に予定です。

 南限(?)の南部小麦の収穫終え安堵と喜びのひと時
を過ごしています。
http://blog.fideli.com/kamumi/
 
 ミナミノカオリが全く発芽しなかったので,全部南部
小麦に蒔き直しハラハラの半年でした。ミナミノカオリ
はノゲのある小麦で,硬質の感じがしました。芽だしが
必要だったのかも知れず,勉強不足でした。

 南部小麦にはもともと満足していたので,この地でも
栽培できたことが嬉しいです。
 雪国よりも背丈が大きく,実も立派です。
−−−−−−−−−−
浜田 (和歌山)
http://www.zb.ztv.ne.jp/kamu/

6/8 やまちゃんから「すずめ蜂」
 東京の友人が聞いてきました。
「すずめ蜂というのは、2度目に刺されると、もうかなり命に関わるのかい? 免疫が
できて、むしろ耐性ができるというのではなく、その逆で、ますます危険になるのは
なぜなのだろう?」
林さんや吉村さん、代わりに応えてやってください。

6/8 岡山の林さんから「ハチとはうまく付き合いたいですね」
皆さん今晩は、後藤さん、吉村さん今晩は、
ハチに刺されると痛いし、場合によっては危険なこともあります。
スズメバチの体の大きさから考えると、蜜を集められる大きさの花は少ないので蜜を
集めるようなことはしないと思いますね。花の周りを飛んでいることがありますが、
これは花に誘われて飛んできた虫を探しているようです。スズメバチは肉食です。
ハチは、花の咲く作物の受粉に大きな寄与をしていますので、百姓には絶対に必要で
す。以前カボチャを作っていた頃、花の咲いたカボチャ畑に入ると、ミツバチとクマ
バチの多数の集団が蜜を集めていました。(クマバチとスズメバチは全く別の種で
す。)あたり一面多くのハチによってブワーン〜という反響したような羽音に包まれ
ていました。これだけの数のカボチャの花を受粉させることなど、人間では出来な
い。カボチャの花が受粉しないと、玉のところが少し大きくなったころ、その下のと
ころでポロリと落ちてしまいます。途中から雨になった日に咲いたカボチャは決して
実らないのは、ハチに受粉してもらえなかったからでしょうね。こんなに重要なハチ
がいるのに、農薬を撒くなんて私には考えられない。特にクマバチは農村の至る所に
いて、とても重要な役割を果たしているのですね。
危険といわれるスズメバチですが、彼女らは何を食べているかというと、害虫のコガ
ネムシなど甲虫を食べています。コガネムシが増えすぎたら、えらい事になります。
下は3年前に報告した写真ですが、捕えたコガネムシの鎧をあの強力な顎で解体し、
胸のところにある筋肉を肉団子にして巣に持ち帰ります。昆虫は翅や脚の筋肉が胸に
集中しているので、そこのところの筋肉を食べるのです。その解体方法が凄い!
まず、頭と腹を切り落とし、胸の鎧を切り裂き、肉を取出します。餌はしっかり捉え
ておく必要がありますから、6本の脚のうち5本を使ってコガネムシを補足しておき
ます。解体の間は1本の脚で枝にぶら下っているのです。5本の脚でコガネムシを回
しながら不要な部分を切り落としていきます。スズメバチも解体に慣れてくると、コ
ガネムシを3つに切り分けずに、必要なところだけ切り、胸の筋肉だけを切り出し、
それを肉団子にして取出すようになります。このようにする方が、解体の時間が早
い。解体をする時は、近くに居た私の耳にも甲冑が食い破られるバリバリという大き
な音が聞こえていました。
私は、アシナガバチがスズメバチに襲われたところを見たことがあります。何匹かの
アシナガバチは巣の下に落ちて死んでいましたが、残ったアシナガバチはもう抵抗を
やめていたようでした。数が少ないと防衛のしようがないようです。スズメバチは、
アシナガバチが増え過ぎないように制限する役目もあるのかな?
私がスズメバチに刺された時は、白い軍手をはめた左手だったのですぐ軍手をとり、
口をつけて毒を吸い出してペッと吐き出しました。これをしつこいほど繰り返しまし
た。頭や首を刺されたら吸い出せませんけれどね。すぐ水で洗えといっても、山の中
で水がないこともあります。最初はとにかく体の中のハチの毒を少なくすることで
す。私は刺されたのが1回目だったので、医者には行きませんでした。それでも時間
が経つと手が張れあがり、数日物を掴めなくなりました。スズメバチに刺されたとこ
ろは手の細胞が壊死したので、かなり長い間その部分が凹んだままでした。
百姓はハチとはうまく付き合うしかないのですが、そのためには相手をよく観察し
て、どういう時期、どのような場所、どのような行動が危険なのか知ることが大事な
のではないかと思います。
ところで、6月5日に報告した、プリンターの空箱の中に巣を作ったスズメバチは近
くで死んでいました。巣を見つけようと飛び続けた結果、衰弱して死んだようです。
巣の位置が数メートル移動されたので見つけられなくなったのでしょう。何度も元の
ところに戻ろうとしたようです。ハチの脳細胞は可塑性がなく、一度覚えたものは変
更が効かないようです。空間の認識もヒトとは違うのでしょう。
写真は、スズメバチが一本脚で梅ノ木にぶら下り、コガネムシを解体する様子です。

(3年前に撮り、報告したもの。2006年6月12日)

林 正弘
岡山市

6/7 塚本さんから・「チェーン除草失敗でした。」 
田植え直前と田植え3日後にチェーン除草しました。 
全部の田でコナギが発芽して、今1葉期です。 
チェーン除草敗れたり!でした。
敗因その1)5.5メートルの鉄パイプに50センチおきにチェーンを留めましたが、
留めた部分のチェーンは少し浮き上がった感じでした。
その2)チェーンにごみが溜まってくると、泥の中に入りにくくなっているのでは?
雑感 みなさんがすだれ状に何本もチェーンをたらすのは、
ごみ除けだったのかと一人合点したのですが、真相はいかに? 
トロトロ層がある田んぼではコナギが少なかったのですが、やはり問題になるくらいはあります。 
不思議とヒエはありません。これから発生か?
対策 除草機と除草剤の両方の対策を取ります。あっさり降伏。                        
おわり 

6/7 福井の吉村さんから「スズメバチについて」
何時も楽しく読ませていただいてます。
実は私も蜂に刺されて大変な目に合ってまして、目の瞳孔が開き便がゆるんだ経
験があります。
救急車で運ばれて1晩入院ですみましたが蜂には懲りてます。それで今度刺され
たら死んでしまうよといわれ農作業や山にはいけないのでお医者さんにそだんし
たところ蜂に救急車で病院に着くまでの時間の数十分のあいだに処方する『エピ
ペン』という薬剤を携行しています。
作業によっては20分くらいで病院に行く事のできないと思いますし、病院で皮膚
科での処方のできる医師のいられる場合は良いのですが確かめておくとよいと思
います。

蜂は我々農業者の受粉がスムースにやってくれる補助者であることから仲良くし
たいですよねー。チョウチョや花粉をはこんでくれる生き物を大切にしたいので
すが、命を守りたいし付き合い方を勉強したいと思ってます。

エピベンについては消費期限があり1年間で1年に1ペン皮膚科に良きお医者さん
とお話できることに感謝してます。(何年もやってます。)

蜂に弱い方が居られましたら参考にしてください。よしむら農園 吉村義彦・春


6/6 埼玉の後藤さんから「田んぼに導水」
羽生 雨読晴耕村舎の後藤です。

林さんのスズメバチの話、おもしろく拝見しました。
よく見かけたりつかまえたりするのですがいまいち
生態を知らないまんまです。

さてうちもいよいよレンゲが種をつけたので田んぼの草をハンマーナイフで
砕いて導水を開始しました。今年はレンゲが茂らなかったのですこし米糠かでも
ふってやろうかと考えています。そのタイミングをいつにするかつらつら考え中。

@ハンマーナイフでレンゲなどを砕いて導水した時点
1〜2週間水を溜めておき
A再度ハンマーナイフで表面の草を砕いて田植えをした時点

レンゲと同じ役割を与えるなら@なのですがより効果的な草抑えという点ではAかな、と。

また昨年、できなかった@の時点でハンマーナイフで砕かない部分も今年は残して
おきました。省ける工程や手間を知るためです。

稲の苗は昨年にひきつづきポット苗のプール育苗にしました。被せたものは鳥除け
ネットのみ。1〜2週間後に田植えにかかります。

6/5 岡山の林さんから「スズメバチの巣作り」
 皆さん今晩は、
田植が近づいています。今年は田植機を改造したチェーン除草機で田植直後から暇さ
えあれば走り回る予定でいます。除草が遅れると効果がないので気を抜かずにやりた
いと思います。田植が始まるまでに、機械収納用の間口8m、奥行き6mのハウスを完
成させておかなければなりません。骨組は出来たのでシートを張るだけになっていま
す。

私の3坪の実験用簡易倉庫でコーヒーを飲んでいると、倉庫の中で一匹のスズメバチ
が飛ぶようになりました。私の倉庫の中には巣がないので、特別なことをしなければ
刺される事はないと、たかをくくっていました。しかし、飛んでいるスズメバチに目
を近づけて良く観察して見ると、巣の材料を抱えて飛んでいることが分りました。こ
れはいけないと、スズメバチの行先を確かめると、どうやら火打の上に置いていたプ
リンターの空箱に入るようです。そこでゆっくりとこの箱を下ろし、中を確かめよう
と蓋を開けた途端、大きな羽音をさせてスズメバチが飛び出しました。私は去年刺さ
れているので、一度刺されると2回目からは非常に危険です。倉庫には入れないよう
に戸を閉めて、スズメバチが作りかけた巣の箱を外に移動させてやると、ハチに巣が
見えても巣を発見できないようです。ハチが飛び去るのを確かめて、もう一度プリン
ターの空箱を確かめました。そこには作りかけの巣がありました。巣はアシナガバチ
のものより大きめで、スズメバチの巣特有の巣全体を球状に覆うカバーまで作りかけ
ていました。第1世代の働きバチを産んで、これから巣を大きくしていくようです。
巣に幼虫が生まれると、今度はスズメバチが私を襲うようになります。早めに気が付
いて良かった。頭の上にスズメバチの巣が出来るところだった。これからは、倉庫の
戸を開けっぱなしにしておくのは良くないと反省しました。
写真は作りかけのスズメバチの巣。箱を開ける時、巣の一部が壊れました。

林 正弘
岡山市

6/5 やまちゃんから「植代前の泥と雑草」
今日は日曜日に田植えする田んぼの植代をかきました。
トラクターを入れる前に泥をすくってみました。

写真の雑草は、たぶんコナギではなく、イヌホタルイだと思われます。
びっしり生えていました。
先週の木曜日に水を入れて、金曜日に荒代をかいた田んぼです。
(水を入れてから8日目ですね)
この大きさだと、代かきで叩いてしまえば、たぶん(たぶんが多いけど)ほとんど再生しないと思っています。
厳密には離乳期前か、離乳期後か、根が自力で水分を吸える状態になってるのか、
などを考慮する必要があるのでしょうが、それを考察する能力も知恵もありません。
どなたか教えていただけるとありがたい。
 
写真には撮っていませんが、日曜日に水を入れてその日荒代、火曜日にもう一度ハローで走った田んぼ、
(水を入れてから5日目ですね)
泥をすくってみたら、白い芽が1〜2センチ、根っこが2〜3ミリでした。
この状態で攪拌すれば、再生不可は間違いなしです。
こちらも写真に撮っておくのだった。
しかし、携帯のカメラの力はたいしたものだ。
デジカメより鮮明です。
 
6/4 新潟の神田さんから「テラガモ、あめんぼ号の中古あります」
6月6日田植え交流を最後に今年の植え付けを終了です。
4月末に植えた田はもう元気を出していますが、
イネミズゾウ虫に食われそのままのところもあります。
高いところはヒエ、ホタルイが青くなって遠くからもはっきり解るように
なってきました。
さて、有機栽培をしていた方がやめられて、機械がいらなくなりました。
 
テラガモ 5条 歩行  1年だけ使い分解してあります。
     ホンダのテラーのエンジンはよくかかります。きれいです。
 
あめんぼう号  6条  歩行
       さびはありますがエンジンのかかりはいいです。
 
欲しい方がありましたら新潟の 神田まで連絡をお願いします。
(貼付の写真が4枚ありました。
この情報に関心があるかたがありましたら、世話人のやまちゃんまで「私信」でメールください。
神田さんの連絡先と貼付の写真を私信で送ります)

6/4 やまちゃんから「苦肉の策」
 今日植代をかきました。
荒代かきから6日目、泥をすくってみると、小さな黒い種から芽がいっぱい出ていました。
二日目に泥をすくってみたら、白い根がいっぱい出ていました。
さて、貼付の写真のわだちの跡、なんだと思います。

ガブガブとはいかないまでも、水を張った状態で植代をかいていると、
だんだんコースがわからなくなってしまいます。
だぶって代かきする部分が増えるのは構わないのだけど、
通らない部分ができてしまうと、田植えした時には雑草が完璧に根付いてしまいます。
そこで、予め田んぼの中をくの字くの字に走って、わだちをつけておきました。
それを目安に代かきのコース取りをやりました。
まあ、運転のセンスの悪い人間の苦肉の策です。

6/3 神奈川の今井さんから「Re人参の芽だし」
 五島さんへ 神奈川県の今井です
 種子は裸種子です。細かいので網目の細かい袋に入れて芽出しすると扱いやすいです。水で浸しても乾燥させれば、ごんべえでの種まきに支障はありません。
 こちらも春先の気温が低く、5月も朝晩がかなり冷えました。気温が低いと人参の色が薄くなるそうですが、今年の人参は色が薄いです。気温のせいだけではないかもしれません。
 
6/2 兵庫の五島さんから「Re人参の芽だし」
兵庫県の五島です。
「ニンジンの芽だしですか?」
初めて聞きました。
おいしい有機のニンジン作りを失敗なく作ろうと思っている私にとって願ってもない情報です。
そこで、今井さんに質問ですが、この種子はコーティングしていないものですか?
裸種子ですとかなり細かいものになると思いますが、扱いにくくないですか?
 
続報をお待ちしております。
 
2月28日播種したニンジンにチラホラ抽台するものがあり、タキイ種苗に問合せたところ5月の気温が比較的低かったため、とのこと。
皆さんのところはどうですか?
例年通りの生育でしょうか?

 
6/1 神奈川の今井さんから「人参の芽だし」
 神奈川県の今井です。
 こちらも冬人参は8月くらいに種まきします。雨が降らない時期ですので種まき後に水遣りがかかせないです。
 
 でも、昨年から人参の芽だしをしてから種を播いたら発芽率がとても良くなりました。このやり方は人参を毎年3反くらい作っている方に聞きました。
 やり方は、種を一晩水に浸して日中は乾かすという作業を3回繰り返すだけです。種は網目の細かい袋に入れて水に浸すと、乾かす作業が楽になります。種が乾かしやすいように少し大きめの袋に入れると、広げる事が出来て良いです。天日で2,3時間乾かしてその後は冷蔵庫に入れると良いそうです。この作業を3回繰り返すと芽が少し出てきます。種まきが天候や作業のトラブルですぐに出来ない時は、冷蔵庫でそのまま種を保存できるそうです。どのくらい保存できるかは分りません。
 3反人参を作っている農家の方は水遣りをしてないという事でしたが、ほぼ完璧に発芽していました。
 
 私の田んぼに水が入りました。農耕民族の血が騒ぎます。田んぼの高低さ直しをしたつもりが、入水口あたりの田と排水口あたりの田が10センチくらい違うようです。

●やまちゃんから
神奈川の今井さんの周辺は、都市近郊(?)で伝統ある野菜農家が多いのか、
すごい引き出しを持った方が多いですね。
今井さんにとって、そう言う方々はすごい財産ですね。
うらやましいなあ、
と言っちゃいけないか。
うちの近所にも里芋名人がいたりしますね。
微妙なすれ違いで、こちとらが「聞く耳を持ってない」だけかも。
今井さんはいい耳を持っておられるのでしょう。
また教えてください。

HOMEに戻る